JPH115301A - 印字位置調整方法およびこの調整方法を利用した印字装置並びに印字位置調整制御プログラムを格納した記録媒体 - Google Patents

印字位置調整方法およびこの調整方法を利用した印字装置並びに印字位置調整制御プログラムを格納した記録媒体

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JPH115301A
JPH115301A JP7912298A JP7912298A JPH115301A JP H115301 A JPH115301 A JP H115301A JP 7912298 A JP7912298 A JP 7912298A JP 7912298 A JP7912298 A JP 7912298A JP H115301 A JPH115301 A JP H115301A
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龍哉 瀬下
Hitoshi Igarashi
人志 五十嵐
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザーの印字位置調整作業を容易にするこ
とができると同時に、調整し得るズレ量の範囲を大きく
しまた調整精度を高くする。 【解決手段】 モノクロヘッドとカラーヘッドの並び方
向に両ヘッドが移動しつつ印字を行なう印字装置におい
て、先ず両ヘッドによる印字タイミングの相対的ズレ量
を段階的に変化させた複数のパターンを印字してその複
数のパターンのなかから最もズレ量の少ないパターンを
ユーザーに選択させ、次いで、選択されたパターンを中
央値として、さらに両ヘッドによる印字タイミングの相
対的ズレ量を段階的に変化させた複数のパターンを印字
して、その複数のパターンのなかから最もズレ量の少な
いパターンをユーザーに選択させるという工程を必要に
応じて繰り返す。複数のパターンのうち端に位置するパ
ターン以外のパターンがユーザーによって選択された場
合には、変化させる相対的ズレ量を小さくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばモノクロ用
の印字ヘッドとカラー用の印字ヘッドが具備され、これ
ら両ヘッドの並び方向に両ヘッドが移動しつつ印字を行
なう印字装置に適用される印字位置調整方法、およびこ
の調整方法を利用した印字装置、並びにこれを実行する
制御プログラムを格納した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】パーソナルコンピュータの発達によりグ
ラフィック処理が比較的簡単に実行できるようになった
ため、ディスプレイに表示される例えばカラー画像のハ
ードコピーを高品質で出力できる印字装置が求められて
いる。このような要求に応えるためにインクジェット式
印字ヘッドを搭載した印字装置が提供されている。この
インクジェット式印字装置は、印刷時の騒音が比較的小
さく、しかも小さなドットを高い密度で形成できるた
め、カラー印刷を含めた多くの印刷に使用されている。
【0003】このようなインクジェット式印字装置は、
インク貯蔵手段からのインクの供給を受けるインクジェ
ット式印字ヘッドと、記録用紙をヘッドに対して相対的
に移動させる紙送り手段を備え、印字指令信号に応じて
記録用紙にインク滴を吐出させてドットを形成すること
で印字が行われる。
【0004】このような印字装置においては、共通のヘ
ッドホルダー(キャリッジ)にブラックインクの吐出が
可能なモノクロ用の印字ヘッドと、例えばイエロー、シ
アン、マゼンタの各インクの吐出が可能なカラー用の印
字ヘッドが搭載され、ブラックインクによるテキスト印
刷ばかりでなく、各カラーインクの吐出割合を変えるこ
とにより、フルカラー印刷を可能としている。
【0005】そして、モノクロ用の印字ヘッドとカラー
用の印字ヘッドとが搭載された前記キャリッジは、キャ
リッジ駆動モータの動力により駆動されるタイミングベ
ルトに牽引されて印字行方向に往復駆動されるように構
成されている。すなわち、モノクロ用の印字ヘッドとカ
ラー用の印字ヘッドとが両ヘッドの並び方向に移動しつ
つ印字を行なうように構成されている。
【0006】このようなシリアルタイプの印字装置にお
いては、モノクロ用の印字ヘッドとカラー用の印字ヘッ
ドとが離間して配置されるために、当然ながら同一のタ
イミングにおいては用紙の同一箇所に印字を施すことは
できない。したがって両ヘッドに加える印字信号の発生
タイミングをずらしてインクを吐出されるようになさ
れ、結果としてモノクロ用印字ヘッドによるインクの印
字位置(着弾位置)と、カラー用印字ヘッドによる印字
位置とが、ヘッドの移動方向に関して一致するように調
整されている。
【0007】しかしながら実際には、両ヘッドの組立バ
ラツキ、環境温度の変化、振動等の影響により両ヘッド
間の相対位置にズレが発生する。これにより、モノクロ
用印字ヘッドによる印字位置と、カラー用印字ヘッドに
よる印字位置とが、ヘッドの移動方向に関してズレを発
生させることとなり、結果として印字品質を劣化させ
る。
【0008】そこで、このような印字のズレを修正すべ
く、印字位置を調整する機能を備えた印字装置が提供さ
れている。図4は従来の印字位置を調整する機能を備え
た印字装置による印字位置調整方法を示したものであ
る。この印字位置調整方法は、印字装置の制御部が備え
る遅延用のタイミングデータを徐々に変化させることに
より、モノクロ用印字ヘッドとカラー用印字ヘッドとに
よる印字タイミングの相対的ズレ量を段階的に変化させ
た複数のパターン(この場合(A)〜(L)の12パタ
ーン)を、例えばA4サイズの用紙1ページ内に同時に
印字するものである。
【0009】なお、図4に示したパターンにおいて、実
線はモノクロ用印字ヘッドによる印字であり、破線はカ
ラー用印字ヘッドによる印字である。このようなパター
ンは、インクジェット式印字装置の場合には、印字ヘッ
ドのインク吐出面において、ヘッドの移動方向(主走査
方向)と直交する方向に配列された複数個のノズルから
なるノズル列のうち、モノクロ用ヘッドについては上半
分のノズルを用い、カラー用ヘッドについては下半分の
ノズルを用いて印字することによって形成することがで
きる。
【0010】このパターン(A)〜(L)から分かるよ
うに、モノクロ用ヘッドの印字位置(実線)に対するカ
ラー用ヘッドの印字位置(破線)は、パターン(A)か
ら(L)に向かうにしたがって、段階的に右方にズレて
いる。
【0011】そこでユーザーは、これらパターン(A)
〜(L)同士を比較し、ズレ量の最も小さなパターンを
選び、そのパターンに対応する記号を印字装置に入力す
る。この場合、パターン(I)のズレ量が最も小さいか
ら、記号(I)が印字装置に入力されることとなる。
【0012】印字装置にパターンに対応する記号が入力
されると、その記号(この場合I)に応じたデータが印
字装置(以下プリンタともいう)の制御部に書き込ま
れ、これによって印字位置の調整が完了する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の印字装
置における印字位置調整方法は、複数のパターンを1度
だけ印字し、その複数のパターンのなかから最適なパタ
ーンをユーザーに選択させる方法であったので、調整し
得るズレ量の範囲を大きくし、あるいは調整精度を高く
しようとする(すなわちパターン間の段階的な変化量
(ズレ量)を小さく設定しようとする)と、ユーザーに
よる選択作業が大変になるという問題があった。
【0014】これを具体的に説明すると、一般に人間の
目視で判別可能な変化量は、0.01mmが限界であ
る。一方、パターン間の段階的な変化量が大きすぎると
調整の意味がなくなる。そこで、例えば、前記変化量を
0.1mmに設定したとし、またA4サイズに印字し得
るパターンの数の限界が15であるとすると、従来の印
字装置における印字位置調整方法では、調整可能なズレ
量は1.4mmとなる(中央値があるから1.5mmと
はならない)。
【0015】しかしながら、前述した環境温度の変化等
によって生じる両ヘッドによる印字位置のズレは、1.
4mm以上となることも有り得る。そこで、このような
事態に対応すべく、印字位置の調整可能な範囲を例えば
2.9mm程度に大きくしようとすると、従来の印字位
置調整方法では30のパターンを一度に印字しなければ
ならないこととなる。
【0016】このような数のパターンはA4サイズの用
紙1ページには印字し得ず、2ページに亙って印字され
ることとなる。そして、ユーザーは、2ページに亙って
印字された30のパターン同士を比較し、1つの最適な
パターンを選択しなければならないため、その調整作業
が困難になるという問題を抱えることになる。
【0017】一方、近年の印字装置においては、より高
解像度の画像を形成することができる商品が提供されて
いる。このような商品においてはモノクロ用印字ヘッド
とカラー用印字ヘッド間の微小な印字位置のズレも画質
に大きな影響を及ぼすこととなり、より細やかな調整が
要求されるようになってきている。すなわち、調整精度
の向上(パターン間の段階的な変化量(ズレ量)を小さ
く設定すること)が望まれてきている。
【0018】そこで、これに対応すべく、例えば、前記
変化量を0.05mmに設定し、調整可能なズレ量を
1.4mm(2.9mmではない)にしようとすると、
従来の印字位置調整方法では、やはり30のパターンを
一度に印字しなければならないこととなり、その30の
パターンは前記した場合と同様に、A4サイズの用紙2
ページに亙って印字されることとなる。
【0019】そして、やはり、ユーザーは、2ページに
亙って印字された30のパターン同士を比較し、最適な
1つのパターンを選択しなければならなくなるから、同
様にその調整作業は困難になるという問題を抱えること
になる。しかもこの場合においては、微小変化量のパタ
ーンを多数同時に比較しなければならないこととなるの
で、その調整作業は一層難しくなる。
【0020】以上説明したように、従来の印字位置調整
方法においては、複数のパターンを1度だけ印字し、そ
の複数のパターンのなかから最適の1つのパターンをユ
ーザーに選択させる方法であったため、調整し得るズレ
量の範囲を大きくし、あるいは調整精度を高くしようと
すると、ユーザーによる選択作業に戸惑いを発生させる
という問題があった。
【0021】そこで本発明の目的とするところは、以上
のような従来のものの問題点を解決し、ユーザーの印字
位置調整作業を容易にすることができると同時に、調整
し得る印字ズレ量の範囲を大きくし、また調整精度を高
くすることのできる印字位置調整方法およびこの調整方
法を利用した印字装置並びに印字位置調整制御プログラ
ムを格納した記録媒体を提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
になされた本発明にかかる印字位置調整方法は、第1の
印字ヘッドと第2の印字ヘッドとが具備され、これら両
ヘッドの並び方向に両ヘッドが移動しつつ印字を行なう
印字装置における印字位置調整方法であって、先ず、両
ヘッドによる印字タイミングの相対的ズレ量を段階的に
変化させた複数のパターンを印字して、その複数のパタ
ーンのなかから最もズレ量の少ないパターンをユーザー
に選択させ、次いで、選択されたパターンを中央値とし
て、さらに、両ヘッドによる印字タイミングの相対的ズ
レ量を段階的に変化させた複数のパターンを印字して、
その複数のパターンのなかから最もズレ量の少ないパタ
ーンをユーザーに選択させるという工程を必要に応じて
繰り返すことにより両ヘッドによる印字タイミングを調
整すること特徴とする。
【0023】この場合、好ましくは前記複数のパターン
において変化させる相対的ズレ量を、前回印字したパタ
ーンにおいて変化させた相対的ズレ量に比べて小さくす
るような方法が採用される。さらにこの場合、好ましく
は複数のパターンのうち端に位置するパターン以外のパ
ターンがユーザーによって選択された場合には、前記相
対的ズレ量を小さくするような方法が採用される。
【0024】また本発明にかかる印字装置は、第1の印
字ヘッドと第2の印字ヘッドとが具備され、これら両ヘ
ッドの並び方向に両ヘッドが移動しつつ印字を行なう印
字装置であって、前記両ヘッドによる印字タイミングの
相対的ズレ量を段階的に変化させた複数のパターンを印
字させる印字制御手段と、印字された前記複数のパター
ンのなかから両ヘッドによる印字のズレ量が少ないパタ
ーンを入力するパターン入力手段と、前記パターン入力
手段によって入力されたズレ量の少ないパターンを中央
値として、さらに、両ヘッドによる印字タイミングの相
対的ズレ量を段階的に変化させた複数のパターンを印字
する指令を前記印字制御手段に与えると共に、印字され
た複数のパターンのなかから両ヘッドによる印字のズレ
量が少ないパターンを前記パターン入力手段に入力する
ことを少なくとも1回以上繰り返すように管理する調整
パターン制御手段と、前記パターン入力手段によって入
力されたズレ量の少ないパターンに基づく印字タイミン
グのずらし量のデータを記憶する調整タイミングずらし
量記憶手段とが具備される。
【0025】この場合、前記調整パターン制御手段は、
好ましくは前回印字した複数のパターンにおいて変化さ
せた相対的ズレ量に比べて次回に印字するパターンにお
いて変化させる相対的ズレ量が小さくなるように制御す
る構成とされる。さらにこの場合、前記調整パターン制
御手段は、好ましくは前回印字した複数のパターンのう
ち端に位置するパターン以外のパターンを前記パターン
入力手段において入力した場合において、次回に印字す
るパターンにおいて変化させる相対的ズレ量が小さくな
るように制御する構成とされる。
【0026】そして、前記印字装置には印字装置が実行
する印字位置調整のための制御プログラムを取り込むホ
ストコンピュータをさらに具備した構成とされるのが望
ましい。この場合、好ましくは前記ホストコンピュータ
は、通信ネットワークを介して前記制御プログラムを取
り込むように構成される。また、前記ホストコンピュー
タは、読み取り装置を介して読み取り可能な記録媒体よ
り前記制御プログラムを取り込むように構成される場合
もある。
【0027】また、本発明にかかる印字位置調整のため
の制御プログラムを格納した記録媒体は、第1の印字ヘ
ッドと第2の印字ヘッドとが具備され、これら両ヘッド
の並び方向に両ヘッドが移動しつつ印字を行なう印字装
置に適用され、前記両ヘッドによる印字タイミングの相
対的ズレ量を段階的に変化させた複数のパターンを印字
制御手段を介して印字させる手順と、印字された前記複
数のパターンのなかから両ヘッドによる印字のズレ量が
少ないパターンをパターン入力手段において入力する手
順と、前記パターン入力手段によって入力されたズレ量
の少ないパターンを中央値として、さらに、両ヘッドに
よる印字タイミングの相対的ズレ量を段階的に変化させ
た複数のパターンを印字する指令を前記印字制御手段に
与えると共に、印字された複数のパターンのなかから両
ヘッドによる印字のズレ量が少ないパターンを前記パタ
ーン入力手段に入力することを少なくとも1回以上繰り
返すように調整パターン制御手段に管理させる手順と、
前記パターン入力手段によって入力されたズレ量の少な
いパターンに基づく印字タイミングのずらし量のデータ
を調整タイミングずらし量記憶手段に記憶させる手順と
を前記印字装置に実行させるプログラムが読み取り可能
となるように格納される。
【0028】この場合、好ましくは前回印字した複数の
パターンにおいて変化させた相対的ズレ量に比べて次回
に印字するパターンにおいて変化させる相対的ズレ量が
小さくなるように制御する手順を前記調整パターン制御
手段に実行させるプログラムが前記記録媒体に読み取り
可能となるように格納される。
【0029】さらにこの場合、好ましくは前回印字した
複数のパターンのうち端に位置するパターン以外のパタ
ーンを前記パターン入力手段において入力した場合にお
いて、次回に印字するパターンにおいて変化させる相対
的ズレ量が小さくなるように制御する手順を前記調整パ
ターン制御手段に実行させるプログラムが前記記録媒体
に読み取り可能となるように格納される。この場合、前
記読み取り可能な記録媒体はCD−R0Mが適切であ
る。
【0030】そして、前記した印字位置調整方法または
この調整方法を利用した印字装置または記録媒体に格納
した印字位置調整制御プログラムを実行する場合のいず
れにおいても、前記第1の印字ヘッドとしてモノクロ用
印字ヘッドを、また前記第2の印字ヘッドとしてカラー
用印字ヘッドを搭載した印字装置に適用することができ
る。
【0031】以上のようになされた印字位置調整方法ま
たはこの調整方法を利用した印字装置または記録媒体に
格納した印字位置調整制御プログラムを実行する場合の
いずれにおいても、先ず、第1の印字ヘッドとしてのモ
ノクロ用印字ヘッドと第2の印字ヘッドとしてのカラー
用印字ヘッドとによる印字タイミングの相対的ズレ量が
段階的に変化させられた複数のパターンが両ヘッドによ
り印字され、その複数のパターンのなかから最もズレ量
の少ないパターンがユーザーによって選択される。
【0032】次いで、選択されたパターンを中央値とし
て、さらに、両ヘッドによる印字タイミングの相対的ズ
レ量が段階的に変化させられた複数のパターンが印字さ
れ、その複数のパターンのなかから最もズレ量の少ない
パターンがユーザーによって選択される。そして、この
工程、すなわち、選択されたパターンを中央値として、
さらに、両ヘッドによる印字タイミングの相対的ズレ量
が段階的に変化させられた複数のパターンが印字され、
その複数のパターンのなかから最もズレ量の少ないパタ
ーンがユーザーによって選択される、という工程が必要
に応じて繰り返されることにより両ヘッドによる印字タ
イミングが調整される。
【0033】なお、ここで、必要に応じてという表現
は、調整しようとする精度内において最もズレ量の少な
いパターンが得られるまでという意味である。
【0034】このような印字調整機能を採用すると、同
時に印字されるパターンは少なくとも2回に分けられて
印字されることとなり、しかも2回目以降に同時に印字
される複数のパターンは、前回選択されたパターンを中
央値とするものであるから、同時に印字される複数のパ
ターンはそのズレ量が回を追うごとに順次小さなものと
なる。いわば、順次収束状態に向かうこととなる。
【0035】そして、同時に印字されるパターンは少な
くとも2回に分けられて印字されるので、ユーザーが1
回に比較しなければならないパターンの数を少なくとも
従来の印字位置調整方法に比べて半減させることがで
き、結果としてユーザの選択作業を容易にすることがで
きる。
【0036】しかも、同時に印字される複数のパターン
はそのズレ量が回を追うごとに収束状態に向かうから、
効率的に印字位置の調整作業を進めることができる。し
たがって、ユーザーの調整作業を容易にすることができ
ると同時に、調整し得るズレ量の範囲を大きくし、また
調整精度を高くすることもできる。
【0037】さらに、複数のパターンにおいて変化させ
る相対的ズレ量が、前回印字したパターンにおいて変化
させた相対的ズレ量に比べて小さくする印字位置調整機
能を、またこれに加えて、複数のパターンのうち端に位
置するパターン以外のパターンがユーザーによって選択
された場合に、前記相対的ズレ量を小さくする印字位置
調整機能を採用することで、より一層効率的に調整作業
を行なうことができ、しかも高い調整精度をより効率的
に得ることができる。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明にかかる印字
装置の構成と、この印字装置に記録媒体より印字位置調
整機能を実行する制御プログラムを取り込むようにした
構成とを示したものである。
【0039】図1において、1は印字装置の駆動機構を
示し、第1の印字ヘッドとしてのモノクロ用印字ヘッド
2および第2の印字ヘッドとしてのカラー用印字ヘッド
3はキャリッジ4に固定され、このキャリッジ4は水平
方向に配置されたガイド軸5によって印字行方向に往復
移動できるように取り付けられている。また前記キャリ
ッジ4はキャリッジ駆動モータ6の駆動軸に取り付けら
れた駆動プーリ7と、この駆動プーリ7にガイド軸5の
軸方向で対向するように配置された従動プーリ8との間
にかけ渡されたタイミングベルト9によって、ガイド軸
5上を印字行方向、すなわち図中矢印Aで示す主走査方
向に往復駆動されるように構成されている。
【0040】そしてキャリッジ4上に並列状態に搭載さ
れた前記モノクロ用印字ヘッド2およびカラー用印字ヘ
ッド3によって、プラテン(図示せず)上に配置された
印字用紙Pに対して印字がなされるように構成されてい
る。すなわち、前記モノクロ用印字ヘッド2およびカラ
ー用印字ヘッド3は、これら両ヘッドの並び方向に両ヘ
ッドが移動しつつ印字を行なうように構成されている。
【0041】また、前記モノクロ用印字ヘッド2および
カラー用印字ヘッド3に対してそれぞれブラックインク
およびカラーインクがインクカートリッジ10より供給
されるように構成され、またこのインクカートリッジ1
0に収納されたインクの残量を検出するインク残量検出
部11が備えられている。
【0042】なお、図1には詳しく示されていないが、
前記インクカートリッジ10はブラックインクを封入し
たカートリッジおよびカラーインクを封入したカートリ
ッジが独立して備えられ、これらのインクカートリッジ
に対応してインク残量検出部11がそれぞれ独立して備
えられている。そしてカラーインクを封入したカートリ
ッジに対応するインク残量検出部は、各インクパック
(例えばイエロー、シアン、マゼンタ)のそれぞれの残
量を独立して検出できるように構成されている。
【0043】破線で囲まれた21は、前記駆動機構1等
の制御を司るプリンタ制御部であり、このプリンタ制御
部21にはさらに破線で囲まれたモノクロヘッド駆動部
22、カラーヘッド駆動部23、モータ駆動部24から
成る印字制御手段としての印字制御部25が配置されて
いる。前記モノクロヘッド駆動部22は、マイクロプロ
セッサより成る中央制御部26からの指令を受けて前記
モノクロ用印字ヘッド2に対して印字指令信号を供給す
るものであり、またカラーヘッド駆動部23は同様に中
央制御部26からの指令を受けて前記カラー用印字ヘッ
ド3に対して印字指令信号を供給するものである。さら
にモータ駆動部24は中央制御部26からの指令を受け
て前記キャリッジ駆動モータ6に駆動信号を供給するも
のである。
【0044】また、破線で囲まれた調整パターン制御手
段としての調整パターン制御部27が前記中央制御部2
6に対してデータの授受が成されるように配置されてお
り、この調整パターン制御部27には、調整パターン記
憶部28、調整パターン作成部29、調整繰り返し回数
判定部30が配置されている。
【0045】前記調整パターン記憶部28には印字位置
調整機能を実現するための各種の遅延パターンのデータ
が格納されており、調整パターン作成部29は調整パタ
ーン記憶部28にアクセスして前記遅延パターンのデー
タに基づいて後述する印字タイミングの相対的ズレ量を
段階的に変化させた各調整パターンが作成される。また
調整繰り返し回数判定部30は、前記モノクロ用印字ヘ
ッド2およびカラー用印字ヘッド3によって印字された
複数のパターンのなかから後述するパターン入力手段に
よりズレ量の少ないパターンを順次入力する繰り返し回
数を管理するものである。
【0046】そして、調整パターン制御部27には、パ
ターン選択部31より指令が入力できるように構成され
ており、例えばカラー用印字ヘッド3による印字色(使
用インク)がマニュアルで選択できる機能を有してい
る。
【0047】一方、前記インク残量検出部11からのイ
ンク残量情報がインク残量判定部32に供給されるよう
に構成されており、インク残量判定部32において特に
カラーインクの残量(例えばイエロー、シアン、マゼン
タのそれぞれの残量)を監視する。そして、後述する印
字位置調整のためのパターンの印字を行う場合に、イン
ク残量判定部32より使用インク選択部33に指令を送
り、カラーインクのうちの残量の多いインクの使用を優
先させるように制御する。
【0048】また前記中央制御部26は、操作制御部3
4とデータの授受がなされるように構成されており、こ
の操作制御部34はパターン入力手段を構成する操作パ
ネル41との間で操作入力に関するデータの授受が行え
るように構成されている。すなわち、操作パネル41に
は例えばLCD等により構成されたディスプレイ42、
印字位置調整操作を開始するまたは調整操作を終了する
ことを指示する開始/終了ボタン43、印字位置調整モ
ードにおいて後述するズレ量の少ないパターンに対応す
るディスプレイ42に表示された記号(A,B,C,
D,E)のいずれかにカーソルを位置させるカーソルシ
フトボタン44、カーソル位置に対応した記号を選択す
るための選択ボタン45が具備されている。
【0049】さらに前記中央制御部26は、調整タイミ
ングずらし量記憶手段を構成する不揮発性メモリよりな
る調整タイミングずらし量記憶部35とデータの授受が
行えるように構成されている。この調整タイミングずら
し量記憶部35には、前記操作パネル41によって入力
されたズレ量の少ないパターンに基づく印字タイミング
のずらし量のデータが記憶され、通常の印刷時において
ここで記憶された印字タイミングずらし量のデータに基
づいて、前記モノクロ用印字ヘッド2およびカラー用印
字ヘッド3による印字タイミングが調整されるように構
成されている。
【0050】一方、前記中央制御部26にはプリンタ側
入出力部46が接続され、後述するホストコンピュータ
との間でデータの授受がなされるように構成されてい
る。
【0051】鎖線で分断された図1における下半部はホ
ストコンピュータ51の構成を示している。このホスト
コンピュータ51には、マイクロプロセッサにより構成
されたホスト側中央制御部52が配置されており、中央
制御部52はホスト側入出力部53およびプリンタ側の
入出力部46を介して前記した中央制御部26との間で
データの授受がなされるように構成されている。そし
て、ホスト側中央制御部52には周辺装置制御部54が
接続されており、この周辺装置制御部54には、周知の
ディスプレイ55、キーボード56、マウス57が接続
されている。
【0052】一方、前記ホスト側中央制御部52には、
外部機器入出力部55が接続されており、ホストコンピ
ュータ51はこの外部機器入出力部55を介して通信ネ
ットワーク59に接続され、ネットワーク上のサーバ6
0との間でデータの授受がなされるように構成されてい
る。また外部機器入出力部55にはCD−ROM62の
読み取り装置61が接続されている。
【0053】前記CD−ROM62には、本発明にかか
る印字調整方法を印字装置に実行させる制御プログラム
が格納されており、読み取り装置61によって読み取ら
れた前記制御プログラムは、ホストコンピュータ51を
介してプリンタ側の前記中央制御部26における図示し
ないRAM等にロードされ、後述する印字位置調整作用
がなされる。なお印字位置調整を実行するための前記制
御プログラムは、ネットワーク上のサーバ60に格納さ
れていてもよく、この場合には、例えばインターネット
上におけるプロバイダを介して前記制御プログラムを購
入する形式が採用される。
【0054】以上のように構成された印字装置の作用に
ついて、以下に示す印字位置調整方法と共に説明する。
先ず、印字位置の調整を開始するには印字位置調整を実
行するための制御プログラムが格納された前記CD−R
0M62より、読み取り装置61によって制御プログラ
ムを読み取り、ホストコンピュータ51を介してプリン
タ制御部21における中央制御部21に前記制御プログ
ラムをロードさせることで環境整備される。
【0055】この場合、前記したように印字位置調整を
実行するための制御プログラムがインターネット上のサ
ーバ60に格納されている場合においては、プロバイダ
を介して前記制御プログラムを購入することで、ホスト
コンピュータ51に取り込むこともできる。
【0056】そして、前記操作パネル41における印字
位置調整操作を開始するための開始/終了ボタン43を
操作することで、プリンタの工場出荷時において、また
は前回の印字位置調整操作において調整され、前記調整
タイミングずらし量記憶部35に格納されているタイミ
ングずらしデータが中央制御部26に読み出される。中
央制御部26はこのタイミングずらしデータを受ける
と、調整パターン制御部27にアクセスし、調整タイミ
ングずらし量記憶部35からのタイミングずらしデータ
を基準値として調整パターン作成部29において1回目
の調整パターンを作成する。
【0057】この場合、インク残量検出部11から得ら
れた各カラーインク(例えばイエロー、シアン、マゼン
タ)の残量がインク残量判定部32において判定され、
使用インク選択部33においてインクの残量が多いいず
れかのカラーインクがカラー用印字ヘッド3の吐出イン
クとして使用するように優先順位が定められる。この
時、イエローについては視認性の点から、これを優先順
位から外すようにプログラムされていてもよい。また、
パターン選択部31の操作により特定のカラーインクが
選定された場合には、その選定されたカラーインクが用
いられるように設定される。
【0058】以上のようにして1回目の調整パターンが
作成されると、中央制御部26は、印字制御部25に印
字データを送り、モータ駆動部24からのモータ駆動信
号によりキャリッジを移動させつつ、モノクロヘッド駆
動部22、カラーヘッド駆動部23からの印字信号によ
って調整パターンを印字する。
【0059】<印字位置調整方法の第1の実施の形態>
図2(I)〜(IV)は本発明にかかる印字位置調整方
法の第1の実施の形態を示したものである。この印字位
置調整方法は、先ず図2(I)に示すように、モノクロ
用印字ヘッド2とカラー用印字ヘッド3の両ヘッドによ
る印字タイミングの相対的ズレ量を段階的に変化させた
複数(ここでは(A)〜(E)の5個)のパターンが同
時に(一回に)印字される。
【0060】なお、図示のパターンにおいて、実線はモ
ノクロ用のヘッドによる印字であり、破線はカラー用の
ヘッドによる印字である。このようなパターンは、イン
クジェットプリンタの場合、ヘッドのインク吐出面にお
いて、ヘッドの移動方向(主走査方向A)と直交する方
向に配列された複数個のノズルからなるノズル列のう
ち、モノクロ用ヘッドについては上半分のノズルを用
い、カラー用ヘッドについては下半分のノズルを用いて
印字することによって形成することができる。
【0061】図2(I)に示す印字されたパターン
(A)〜(E)から分かるように、モノクロ用ヘッドの
印字位置(実線)に対するカラー用ヘッドの印字位置
(破線)は、パターン(A)から(E)に向かうにした
がって、段階的に右方にズレている。そこでユーザー
は、これらパターン(A)〜(E)同士を比較し、ズレ
量の最も小さなパターンを選び、そのパターンに対応す
る記号(A〜E)を前記操作パネル41において入力す
る。この場合、パターン(E)のズレ量が最も小さいか
ら、記号(E)が入力されることとなる。
【0062】操作パネル41においては、前記したとお
りディスプレイ42にA〜Eの各記号が表示されると共
に、カーソルシフトボタン44を順次プッシュ操作する
ことで、カーソルがA〜Eの各記号の下部を巡回的に移
動するように動作する。したがって記号(E)にカーソ
ルを合わせた状態で選択ボタン45をプッシュ操作する
ことで、1回目のパターンの選択が終了する。
【0063】操作パネル41において以上の入力操作が
なされると、調整繰り返し回数判定部30は、管理回数
に“1”をインクリメントし、2回目のパターン印字を
実行する。すなわち、今度は、図2(II)に示すよう
に、入力された記号のパターン、すなわち選択されたパ
ターン(図2(I)における(E)のパターン)を中央
値(図2(II)における(C)のパターン)として、
両ヘッドによる印字タイミングの相対的ズレ量を段階的
に変化させた(A)〜(E)のパターンを調整パターン
作成部29が調整パターン制御部27にアクセスして作
成する。
【0064】以上のようにして2回目の調整パターンが
作成されると、中央制御部26は、1回目と同様に印字
制御部25に印字データを送り、両印字ヘッド2,3に
よる2回目のパターン印字がなされる。
【0065】そこでユーザーは、図2(II)に示すよ
うに印字されたパターン(A)〜(E)同士を比較し、
ズレ量の最も小さなパターンを選び、そのパターンに対
応する記号を前記と同様の操作により操作パネル41に
おいて入力する。この場合、パターン(E)のズレ量が
最も小さいから、記号(E)が入力されることとなる。
【0066】記号(E)が操作パネル41において入力
されると、今度は、図2(III)に示すように、入力
された記号に対応するパターン、すなわち選択されたパ
ターン(図2(II)における(E)のパターン)を中
央値(図2(III)における(C)のパターン)とし
て、両ヘッドによる印字タイミングの相対的ズレ量を段
階的に変化させた(A)〜(E)のパターンを同様にし
て調整パターン作成部29が作成する。そして、3回目
の調整パターンが作成されると、中央制御部26は、前
回と同様に印字制御部25に印字データを送り、両印字
ヘッド2,3による3回目のパターン印字がなされる。
【0067】そこでさらにユーザーは、図2(III)
に示すように印字されたパターン(A)〜(E)同士を
比較し、ズレ量の最も小さなパターンを選び、そのパタ
ーンに対応する記号を前記と同様の操作により操作パネ
ル41において入力する。この場合、パターン(E)の
ズレ量が最も小さいから、記号(E)が入力されること
となる。
【0068】記号(E)が操作パネル41において入力
されると、今度は、図2(IV)に示すように、入力さ
れた記号に対応するのパターン、すなわち選択されたパ
ターン(図2(III)における(E)のパターン)を
中央値(図2(IV)における(C)のパターン)とし
て、両ヘッドによる印字タイミングの相対的ズレ量を段
階的に変化させた(A)〜(E)のパターンを調整パタ
ーン作成部29が作成する。このようにして4回目の調
整パターンが作成されると、中央制御部26は前回と同
様に印字制御部25に印字データを送り、両印字ヘッド
2,3による4回目のパターン印字がなされる。
【0069】そこでユーザーは、図2(IV)に示すよ
うに印字されたパターン(A)〜(E)同士を比較し、
ズレ量の最も小さなパターンを選び、そのパターンに対
応する記号を前記と同様の操作により操作パネル41に
おいて入力する。この場合、パターン(C)のズレ量が
最も小さいから、記号(C)が入力されることとなる。
ここで選択されたパターン(C)は、ズレがほとんど無
い状態となっているので、ユーザーは操作パネル41に
おける開始/終了ボタン43を操作する。
【0070】すると、最終的に選択されたパターンに対
応する記号(この場合、図2(IV)の(C))に応じ
た印字タイミングずらし量のデータが調整タイミングず
らし量記憶部35に書き込まれ、これによってプリンタ
の印字位置調整の操作が完了する。
【0071】そして、以後の通常の印刷時においては、
調整タイミングずらし量記憶部35に記憶された印字タ
イミングずらし量のデータに基づいて、前記モノクロ用
印字ヘッド2およびカラー用印字ヘッド3による印字タ
イミングが調整されるようになされる。
【0072】なお、以上説明した例では、4回目のパタ
ーン印字(図2(IV))で印字位置の調整が完了した
が、両ヘッドによる印字位置のズレ量が比較的小さい場
合には、例えば2回目のパターン印字(図2(II))
で、ズレのほとんど無い状態のパターンが現れることも
あり、この場合には、2回目のパターン印字で調整作業
が終了することとなる。逆に、両ヘッドによる印字位置
のズレ量が比較的大きい場合には、4回目のパターン印
字(図2(IV))においても、ズレのほとんど無い状
態のパターンが現れないこともあり、この場合には、さ
らに前記作業を繰り返して5回目以降のパターン印字で
調整作業が終了することとなる。
【0073】以上のように、この印字位置調整方法によ
れば、ユーザーにより選択されたパターンを中央値とし
て、さらに、両ヘッドによる印字タイミングの相対的ズ
レ量が段階的に変化させられた複数のパターンが印字さ
れ、その複数のパターンのなかから最もズレ量の少ない
パターンがユーザーによって選択される、という工程が
必要に応じて繰り返されることにより両ヘッドによる印
字タイミングが調整される。
【0074】すなわち、この印字位置調整方法によれ
ば、同時に印字されるパターンは少なくとも2回に分け
られて印字されることとなり、しかも2回目以降に同時
に印字される複数のパターンは、前回選択されたパター
ンを中央値とするものであるから、図2(I)〜(I
V)を見比べれば明らかなように、同時に印字される複
数のパターンはそのズレ量が回を追うごとに順次小さな
ものとなる。いわば、順次収束状態に向かうこととな
る。すなわち、図2(I)のパターンにおけるズレ量よ
りも(II)のパターンにおけるズレ量は小さく、(I
I)のパターンにおけるズレ量よりも(III)のパタ
ーンにおけるズレ量は小さく、(III)のパターンに
おけるズレ量よりも(IV)のパターンにおけるズレ量
は小さくなっている。
【0075】そして、同時に印字されるパターンは少な
くとも2回に分けられて印字されるので、ユーザーが1
回に比較しなければならないパターンの数を少なくとも
従来の方法に比べて半減させることができ、結果として
ユーザの選択作業を単純かつ容易にすることができる。
すなわち以上説明した例においては、ユーザーは1回に
つき5個のパターンを比較すれば足りることになる。
【0076】しかも、同時に印字される複数のパターン
はその段階的ズレ量が回を追うごとに収束状態に向かう
から、効率的に調整作業を行なうことができる。したが
って、ユーザーの調整作業を容易にすることができると
同時に、調整し得るズレ量の範囲を大きくし、また調整
精度を高くすることもできる。
【0077】換言すれば、この調整方法は上述したよう
に数パターンの印字と、ユーザーの選択操作とを調整が
完了するまで(ズレ量のほとんどないパターンが現れる
まで)、単純に繰り返すものであるから、調整し得るズ
レ量の範囲を大きくしても、ユーザの作業はそれほど困
難なものとはならない。
【0078】したがって、例えば調整精度を高くするこ
とによって、結果として最終的に印字されるパターン数
が多くなったとしても、上述したように数パターンの印
字と、ユーザーの選択操作との繰り返しによって調整が
なされるから、やはり、ユーザの作業はそれほど困難な
ものとはならない。
【0079】すなわち、ユーザーは最良パターンを選択
する際に、同時に見比べるパターン数が少なくて済むか
ら、容易に最良パターンを選択することができる。しか
も、1回のパターン印字に要する時間および紙面とが少
なくて済み、かつ2回目のパターン印字で調整が終了す
ることもあるから、この場合には、従来に比べて著しく
調整時間およびこれに要する印字用紙およびインクの消
費量を削減することができる。
【0080】<印字位置調整方法の第2の実施の形態>
図3(I)〜(IV)は本発明にかかる印字位置調整方
法の第2実施の形態を示す説明図であり、前記と同様に
印字されたパターンの状態を示している。
【0081】この実施の形態の特徴は、印字される複数
のパターンにおいて変化させる相対的ズレ量を、前回印
字したパターンにおいて変化させた相対的ズレ量に比べ
て小さくする点にある。この実施の形態では、複数のパ
ターンのうち端に位置するパターン以外のパターンがユ
ーザーによって選択された場合に、その相対的ズレ量を
小さくするようにしてある。その他の点は前記した第1
の実施の形態と同様である。
【0082】なお、以下においては、図1に示す調整繰
り返し回数判定部30が、繰り返し回数を判定して前記
相対的ズレ量を順次調整するように制御し、また複数の
パターンのうち端に位置するパターン以外のパターンが
ユーザーによって選択されたことを、中央制御部26が
操作パネル41の操作状態において判断するようにして
いる。そして、印字位置調整方法の第2の実施の形態を
実行する場合においても、図1に示す各ブロックの作用
はすでに説明した第1の実施の形態で説明した場合と同
様であるので、以後については図3に示す調整用パター
ンを中心にしてその調整方法を説明することにする。
【0083】印字位置調整方法の第2の実施の形態にお
いては、先ず、図3(I)に示すように、モノクロ用ヘ
ッドとカラー用ヘッドの両ヘッドによる印字タイミング
の相対的ズレ量を段階的に変化させた複数(ここでは
(A)〜(E)の5個)のパターンを同時に印字する。
【0084】この場合、段階的に変化させる相対的ズレ
量(変化させるピッチ)は、例えば0.6mmとする。
したがって、モノクロ用ヘッドの印字位置(実線)とカ
ラー用ヘッドの印字位置(破線)との間隔は、図3
(I)に示すように、パターン(A)における間隔LA
に比べてパターン(B)における間隔LBの方が、0.
6mm小さくなっている。
【0085】同様に、パターン(B)における間隔に比
べてパターン(C)における間隔の方が0.6mm小さ
く、パターン(C)における間隔に比べてパターン
(D)における間隔の方が0.6mm小さく、パターン
(D)における間隔に比べてパターン(E)における間
隔の方が0.6mm小さくなっている。
【0086】すなわち、モノクロ用ヘッドの印字位置
(実線)に対するカラー用ヘッドの印字位置(破線)
は、パターン(A)から(E)に向かうにしたがって、
段階的に0.6mmピッチで右方にズレている。
【0087】そこでユーザーは、これらパターン(A)
〜(E)同士を比較し、ズレ量の最も小さなパターンを
選び、そのパターンに対応する記号を操作パネルに入力
する。この場合、パターン(E)のズレ量が最も小さい
から、記号(E)が操作パネルに入力されることとな
る。
【0088】記号(E)が操作パネルに入力されると、
今度は、図3(II)に示すように、入力された記号の
パターン、すなわち選択されたパターン(図2(I)に
おける(E)のパターン)を中央値(図3(II)にお
ける(C)のパターン)として、両ヘッドによる印字タ
イミングの相対的ズレ量を段階的に変化させた(A)〜
(E)のパターンを同時に印字する。この場合も、段階
的に変化させる相対的ズレ量(変化させるピッチ)は、
0.6mmとする。
【0089】したがって、モノクロ用ヘッドの印字位置
(実線)に対するカラー用ヘッドの印字位置(破線)
は、パターン(A)から(E)に向かうにしたがって、
段階的に0.6mmピッチで右方にズレている。
【0090】そこでユーザーは、図3(II)に示すよ
うに印字されたパターン(A)〜(E)同士を比較し、
ズレ量の最も小さなパターンを選び、そのパターンに対
応する記号を操作パネルにおいて入力する。この場合、
パターン(C)におけるズレ量とパターン(D)におけ
るズレ量とが同程度であり、他のパターン(A)(B)
(E)に比べてズレ量が小さいから、記号(C)(D)
のどちらかが操作パネルにおいて入力されることとなる
が、ここでは記号(C)が操作パネルにおいて入力され
たものとして説明する。
【0091】記号(C)が入力されると、今度は、図3
(III)に示すように、入力された記号に対応するパ
ターン、すなわち選択されたパターン(図2(II)に
おける(C)のパターン)を中央値(図3(III)に
おける(C)のパターン)として、両ヘッドによる印字
タイミングの相対的ズレ量を段階的に変化させた(A)
〜(E)のパターンを同時に印字する。
【0092】この際、図3(II)において印字された
複数のパターン(A)〜(E)のうち端に位置するパタ
ーン(A)(E)以外のパターン(C)がユーザーによ
って選択されたので、相対的ズレ量を小さくする。例え
ば、0.3mmとする。したがって、モノクロ用ヘッド
の印字位置(実線)に対するカラー用ヘッドの印字位置
(破線)は、図3(III)においては、パターン
(A)から(E)に向かうにしたがって、段階的に0.
3mmピッチで右方にズレている。
【0093】そこでユーザーは、図3(III)に示す
ように印字されたパターン(A)〜(E)同士を比較
し、ズレ量の最も小さなパターンを選び、それに対応す
る記号を操作パネルに入力する。この場合、パターン
(D)のズレ量が最も小さいから、記号(D)が操作パ
ネルにおいて入力されることとなる。
【0094】記号(D)が入力されると、今度は、図3
(IV)に示すように、入力された記号に対応するパタ
ーン、すなわち選択されたパターン(図3(III)に
おける(D)のパターン)を中央値(図3(IV)にお
ける(C)のパターン)として、両ヘッドによる印字タ
イミングの相対的ズレ量を段階的に変化させた(A)〜
(E)のパターンを同時に印字する。
【0095】この際にも、図3(III)において印字
された複数のパターン(A)〜(E)のうち端に位置す
るパターン(A)(E)以外のパターン(D)がユーザ
ーによって選択されたので、さらに、相対的ズレ量を小
さくする。例えば、0.15mmとする。
【0096】したがって、モノクロ用ヘッドの印字位置
(実線)に対するカラー用ヘッドの印字位置(破線)
は、図3(IV)においては、パターン(A)から
(E)に向かうにしたがって、段階的に0.15mmピ
ッチで右方にズレている。
【0097】そこでユーザーは、図3(IV)に示すよ
うに印字されたパターン(A)〜(E)同士を比較し、
ズレ量の最も小さなパターンを選び、そのパターンに対
応する記号を操作パネルにおいて入力する。この場合、
パターン(C)のズレ量が最も小さいから、記号(C)
が入力されることとなる。
【0098】また、ここで選択されたパターン(C)
は、ズレがほとんど無い状態となっているので、ユーザ
ーは前記と同様に開始/終了ボタン43を操作して調整
作業を終了する。
【0099】すると、最終的に選択された記号(この場
合図3(IV)の(C))に対応した印字タイミングず
らし量のデータが調整タイミングずらし量記憶部35に
書き込まれ、これによってプリンタの印字位置調整の操
作が完了する。
【0100】そして、以後の通常の印刷時においては、
前記と同様に調整タイミングずらし量記憶部35に記憶
された印字タイミングずらし量のデータに基づいて、前
記モノクロ用印字ヘッド2およびカラー用印字ヘッド3
による印字タイミングが調整されるようになされる。
【0101】なお、前記した例においては、4回目のパ
ターン印字(図3(IV))で調整が完了したが、さら
に前記作業を繰り返し、かつ、さらに、相対的ズレ量を
小さくする(例えば0.075mm、さらに、0.04
mmとする)ことによって、より高精度な印字位置調整
を行なうことができる。
【0102】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明は前記した実施の形態に限定されるもので
はなく、本発明の精神を逸脱しない範囲内において適宜
変更することができる。例えば、 (1) 前記した実施の形態においては、一回に印字される
パターンの数を5としたが、この数は任意に設定するこ
とができる。しかしながら、3〜15程度が望ましく、
4〜7程度がさらに望ましい。
【0103】(2) 前記した実施の形態において用いたカ
ラー用のヘッドは、そのノズル間隔が比較的大きいた
め、一回の走査で印字される線分は破線状となったが、
微小量の紙送りによる単一方向印字を繰り返すことによ
って実線とすることもできる。
【0104】(3) 前記した調整方法を実行するにあたっ
ては、インク残量検出部からのインク残量情報に基づい
て、カラーインクの使用優先度を決定するようにしてい
るが、例えば調整を行なう毎に(調整モードに入る毎
に)、あるいは、一回の調整作業において一回の印字を
行なうごとに(例えば前記(A)〜(E)のパターンを
印字する毎に)、使用するカラーインクを変えるように
構成することで、インク残量検出部からの残量情報を用
いる必要がなくなり、構成を簡素化させることもでき
る。
【0105】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように本発明にか
かる印字位置調整方法およびこの調整方法を利用した印
字装置並びに記録媒体に格納された印字位置調整制御プ
ログラムを利用することにより、ユーザは少ない数の印
字パターンを比較しつつ、段階的に最適な1つの印字パ
ターンを選択することができる。したがって、ユーザー
の印字位置調整作業を単純かつ容易にすることができる
と同時に、調整し得るズレ量の範囲を大きくし、また調
整精度を高くすることもできる。
【0106】さらに、複数のパターンにおいて変化させ
る相対的ズレ量が、前回印字したパターンにおいて変化
させた相対的ズレ量に比べて小さくする印字位置調整機
能を、またこれに加えて複数のパターンのうち端に位置
するパターン以外のパターンがユーザーによって選択さ
れた場合に、前記相対的ズレ量を小さくする印字位置調
整機能を採用することで、より一層効率的に調整作業を
行なうことができ、しかも高い調整精度を得ることがで
きる。
【0107】そして、ユーザは以上の印字位置調整作業
を実行することができる制御プログラムを格納した読み
取り可能な記録媒体、例えばCD−ROMを購入するこ
とで、印字位置調整作業を容易になすことができる。ま
た通信ネットワークを介して同様の制御プログラムを取
得することもできるので、ネットワークプリンタにおけ
る機能を最大限に活用した印字位置調整機能を実現させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる印字装置と、この印字装置に記
録媒体より印字位置調整機能を実行する制御プログラム
を取り込むようにした構成とを示した模式図である。
【図2】本発明にかかる印字位置調整方法における第1
の実施の形態によって印字されたパターンを示す図であ
る。
【図3】本発明にかかる印字位置調整方法における第2
の実施の形態によって印字されたパターンを示す図であ
る。
【図4】従来の印字位置調整方法において印字されたパ
ターンを示す図である。
【符号の説明】
1 駆動機構 2 モノクロ用印字ヘッド(第1印字ヘッド) 3 カラー用印字ヘッド(第2印字ヘッド) 4 キャリッジ 5 ガイド軸 6 キャリッジ駆動モータ 9 タイミングベルト 10 インクカートリッジ 11 インク残量検出部 21 プリンタ制御部 25 印字制御部(印字制御手段) 26 中央制御部 27 調整パターン制御部(調整パターン制御手段) 28 調整パターン記憶部 29 調整パターン作成部 30 調整繰り返し回数判定部 31 パターン選択部 32 インク残量判定部 33 使用インク選択部 34 操作制御部 35 調整タイミングずらし量記憶部(調整タイミン
グずらし量記憶手段) 41 操作パネル(パターン入力手段) 46 プリンタ側入出力部 51 ホストコンピュータ 52 ホスト側中央制御部 59 通信ネットワーク 60 サーバ(制御プログラム記録媒体) 61 読み取り装置 62 CD−ROM(制御プログラム記録媒体) P 印字用紙

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の印字ヘッドと第2の印字ヘッドと
    が具備され、これら両ヘッドの並び方向に両ヘッドが移
    動しつつ印字を行なう印字装置における印字位置調整方
    法であって、 先ず、両ヘッドによる印字タイミングの相対的ズレ量を
    段階的に変化させた複数のパターンを印字して、その複
    数のパターンのなかから最もズレ量の少ないパターンを
    ユーザーに選択させ、 次いで、選択されたパターンを中央値として、さらに、
    両ヘッドによる印字タイミングの相対的ズレ量を段階的
    に変化させた複数のパターンを印字して、その複数のパ
    ターンのなかから最もズレ量の少ないパターンをユーザ
    ーに選択させるという工程を必要に応じて繰り返すこと
    により両ヘッドによる印字タイミングを調整すること特
    徴とする印字位置調整方法。
  2. 【請求項2】 前記複数のパターンにおいて変化させる
    相対的ズレ量を、前回印字したパターンにおいて変化さ
    せた相対的ズレ量に比べて小さくすることを特徴とする
    請求項1記載の印字位置調整方法。
  3. 【請求項3】 複数のパターンのうち端に位置するパタ
    ーン以外のパターンがユーザーによって選択された場合
    に、前記相対的ズレ量を小さくすることを特徴とする請
    求項2記載の印字位置調整方法。
  4. 【請求項4】 第1の印字ヘッドと第2の印字ヘッドと
    が具備され、これら両ヘッドの並び方向に両ヘッドが移
    動しつつ印字を行なう印字装置であって、 前記両ヘッドによる印字タイミングの相対的ズレ量を段
    階的に変化させた複数のパターンを印字させる印字制御
    手段と、 印字された前記複数のパターンのなかから両ヘッドによ
    る印字のズレ量が少ないパターンを入力するパターン入
    力手段と、 前記パターン入力手段によって入力されたズレ量の少な
    いパターンを中央値として、さらに、両ヘッドによる印
    字タイミングの相対的ズレ量を段階的に変化させた複数
    のパターンを印字する指令を前記印字制御手段に与える
    と共に、印字された複数のパターンのなかから両ヘッド
    による印字のズレ量が少ないパターンを前記パターン入
    力手段に入力することを少なくとも1回以上繰り返すよ
    うに管理する調整パターン制御手段と、 前記パターン入力手段によって入力されたズレ量の少な
    いパターンに基づく印字タイミングのずらし量のデータ
    を記憶する調整タイミングずらし量記憶手段とを具備し
    たことを特徴とする印字装置。
  5. 【請求項5】 前記調整パターン制御手段は、前回印字
    した複数のパターンにおいて変化させた相対的ズレ量に
    比べて次回に印字するパターンにおいて変化させる相対
    的ズレ量が小さくなるように制御することを特徴とする
    請求項4記載の印字装置。
  6. 【請求項6】 前記調整パターン制御手段は、前回印字
    した複数のパターンのうち端に位置するパターン以外の
    パターンを前記パターン入力手段において入力した場合
    において、次回に印字するパターンにおいて変化させる
    相対的ズレ量が小さくなるように制御することを特徴と
    する請求項5記載の印字装置。
  7. 【請求項7】 前記印字装置が実行する印字位置調整の
    ための制御プログラムを取り込むホストコンピュータが
    さらに具備されていることを特徴とする請求項4乃至請
    求項6のいずれかに記載の印字装置。
  8. 【請求項8】 前記ホストコンピュータは、通信ネット
    ワークを介して前記制御プログラムを取り込むように構
    成されていることを特徴とする請求項7記載の印字装
    置。
  9. 【請求項9】 前記ホストコンピュータは、読み取り装
    置を介して読み取り可能な記録媒体より前記制御プログ
    ラムを取り込むように構成されていることを特徴とする
    請求項7記載の印字装置。
  10. 【請求項10】 第1の印字ヘッドと第2の印字ヘッド
    とが具備され、これら両ヘッドの並び方向に両ヘッドが
    移動しつつ印字を行なう印字装置における印字位置調整
    のための制御プログラムを格納した記録媒体であって、 前記両ヘッドによる印字タイミングの相対的ズレ量を段
    階的に変化させた複数のパターンを印字制御手段を介し
    て印字させる手順と、 印字された前記複数のパターンのなかから両ヘッドによ
    る印字のズレ量が少ないパターンをパターン入力手段に
    おいて入力する手順と、 前記パターン入力手段によって入力されたズレ量の少な
    いパターンを中央値として、さらに、両ヘッドによる印
    字タイミングの相対的ズレ量を段階的に変化させた複数
    のパターンを印字する指令を前記印字制御手段に与える
    と共に、印字された複数のパターンのなかから両ヘッド
    による印字のズレ量が少ないパターンを前記パターン入
    力手段に入力することを少なくとも1回以上繰り返すよ
    うに調整パターン制御手段に管理させる手順と、 前記パターン入力手段によって入力されたズレ量の少な
    いパターンに基づく印字タイミングのずらし量のデータ
    を調整タイミングずらし量記憶手段に記憶させる手順と
    を前記印字装置に実行させるプログラムを格納した読み
    取り可能な記録媒体。
  11. 【請求項11】 前回印字した複数のパターンにおいて
    変化させた相対的ズレ量に比べて次回に印字するパター
    ンにおいて変化させる相対的ズレ量が小さくなるように
    制御する手順を前記調整パターン制御手段に実行させる
    プログラムを格納した請求項10記載の読み取り可能な
    記録媒体。
  12. 【請求項12】 前回印字した複数のパターンのうち端
    に位置するパターン以外のパターンを前記パターン入力
    手段において入力した場合において、次回に印字するパ
    ターンにおいて変化させる相対的ズレ量が小さくなるよ
    うに制御する手順を前記調整パターン制御手段に実行さ
    せるプログラムを格納した請求項11記載の読み取り可
    能な記録媒体。
  13. 【請求項13】 前記読み取り可能な記録媒体がCD−
    R0Mである請求項10乃至請求項12のいずれかに記
    載の記録媒体。
  14. 【請求項14】 前記第1の印字ヘッドと第2の印字ヘ
    ッドは、それぞれモノクロ用の印字ヘッドとカラー用の
    印字ヘッドである請求項1乃至請求項13のいずれかに
    記載の印字位置調整方法またはこの調整方法を利用した
    印字装置または印字位置調整制御プログラムを格納した
    記録媒体。
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