JPH1152935A

JPH1152935A - オン・スクリーン表示装置

Info

Publication number: JPH1152935A
Application number: JP9211084A
Authority: JP
Inventors: Takeo Sugawara; 豪雄菅原
Original assignee: NEC Corp
Current assignee: NEC Corp
Priority date: 1997-08-06
Filing date: 1997-08-06
Publication date: 1999-02-26
Anticipated expiration: 2017-08-06
Also published as: JP3031308B2

Abstract

(57)【要約】【課題】キャラクタ色の変更の制御を簡素化し、ＣＰ
Ｕの負担を軽減可能なオン・スクリーン表示装置を提供
する。【解決手段】行キャラクタ色設定レジスタ１８は予め
行単位で設定されたキャラクタの色情報を複数保持して
おり、画面キャラクタ色設定レジスタ１９は予め画面単
位で設定されたキャラクタの色情報を複数保持してい
る。これら行キャラクタ色設定レジスタ１８及び画面キ
ャラクタ色設定レジスタ１９各々に保持された色情報は
外部指示に応じたデータ制御回路１５の制御によって設
定変更される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明はオン・スクリーン表
示装置に関し、特にブラウン管や液晶ディスプレイ等に
表示される映像信号に任意の文字や図形等のキャラクタ
を挿入するオン・スクリーン表示装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、この種のオン・スクリーン表示装
置においては、図７に示すように、同期回路６０と、発
振回路６１と、ＣＰＵＩ／Ｆ（ＣＰＵインタフェース）
６２と、制御レジスタ６３と、表示カウンタ６４と、デ
ータ制御回路６５と、ビデオＲＡＭ（ランダム・アクセ
ス・メモリ）６６と、キャラクタＲＯＭ（リード・オン
リ・メモリ）／ＲＡＭ６７と、出力コントローラ６８と
から構成されている。

【０００３】このオン・スクリーン表示装置６において
は制御回路（以下、ＣＰＵとする）２から転送されてく
るキャラクタＲＯＭ／ＲＡＭ６７のアドレスデータや、
キャラクタの色及びその他属性のデータが、図８に示す
ようなｎ行×ｍ桁のビデオＲＡＭ６６に記憶される。こ
こで、ビデオＲＡＭ６６には各行及び各桁毎に対応して
キャラクタＲＯＭ／ＲＡＭ６７のアドレスデータと、キ
ャラクタの色と、その他属性とが夫々格納されている。

【０００４】表示開始命令がＣＰＵ２から出力コントロ
ーラ６８に転送されると、出力コントローラ６８は、図
９に示すように、データ制御回路６５に設定された表示
アドレスでビデオＲＡＭ６６に記録された文字や図形の
キャラクタデータＫをキャラクタＲＯＭ／ＲＡＭ６７か
ら呼出し、ビデオＲＡＭ６６に記憶されたキャラクタの
色及びその他属性のデータＪの形式にしたがって出力コ
ントローラ６８からキャラクタ信号Ｌ及びブランキング
信号Ｍを出力する。

【０００５】キャラクタ信号Ｌ及びブランキング信号Ｍ
は同期回路６０と発振回路６１と制御レジスタ６３とに
よって映像信号３に対して同期がとられ、出力コントロ
ーラ６８から出力される。出力コントローラ６８から出
力されるキャラクタ信号Ｌ及びブランキング信号Ｍは外
部の混合回路４にて映像信号３に挿入され、表示装置５
に表示される。

【０００６】上記の如く、オン・スクリーン表示装置６
ではビデオＲＡＭ６６が表示する文字や図形等のキャラ
クタＲＯＭ／ＲＡＭアドレスと色情報等のキャラクタの
属性データとを全て記憶している。このため、一度表示
したキャラクタの色を変更する場合には、ＣＰＵ２から
キャラクタ色データをビデオＲＡＭ６６に転送するのと
同時に、再びキャラクタＲＯＭ／ＲＡＭアドレスや色以
外のキャラクタ属性データもビデオＲＡＭ６６に転送す
る必要がある。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】上述した従来の構成の
オン・スクリーン表示装置では、表示している文字や図
形等のキャラクタの色を変更する場合、キャラクタの色
データが、色データの設定と同時に、キャラクタの表示
アドレスや色以外のキャラクタの属性データ及びそのキ
ャラクタＲＯＭ／ＲＡＭアドレスの全てのデータをビデ
オＲＡＭに再設定する手順を必要としている。

【０００８】そのため、表示中のキャラクタの色を変更
しようとすると、キャラクタの色以外の属性等のデータ
も転送する必要があり、その変更するキャラクタの数に
比例して、制御するためのデータが非常に多くなり、Ｃ
ＰＵの負担が増大するという問題がある。

【０００９】そこで、本発明の目的は上記の問題点を解
消し、キャラクタの色の変更制御を簡素化することがで
き、ＣＰＵの負担を軽減することができるオン・スクリ
ーン表示装置を提供することにある。

【００１０】

【課題を解決するための手段】本発明によるオン・スク
リーン表示装置は、映像信号に少なくとも文字や図形を
含むキャラクタをカラーで挿入して表示するオン・スク
リーン表示装置であって、予め設定された前記キャラク
タの色情報を複数保持するキャラクタ色設定レジスタ
と、外部指示に応じて前記キャラクタ色設定レジスタに
保持された色情報を設定変更する手段と、外部指示に応
じて前記キャラクタ色設定レジスタに保持された複数の
色情報のうちの一つを選択して出力するセレクタとを備
えている。

【００１１】本発明による他のオン・スクリーン表示装
置は、映像信号に少なくとも文字や図形を含むキャラク
タをカラーで挿入して表示するオン・スクリーン表示装
置であって、予め設定された前記キャラクタの色情報を
複数保持するキャラクタ色設定レジスタと、予め行単位
で設定されたキャラクタの色情報を複数保持する行キャ
ラクタ色設定レジスタと、予め画面単位で設定された前
記キャラクタの色情報を複数保持する画面キャラクタ色
設定レジスタと、外部指示に応じて前記行キャラクタ色
設定レジスタ及び前記画面キャラクタ色設定レジスタ各
々に保持された複数の色情報を設定変更する手段と、外
部指示に応じて前記行キャラクタ色設定レジスタ及び前
記画面キャラクタ色設定レジスタ各々に保持された複数
の色情報のうちの一つを選択して出力するセレクタとを
備えている。

【００１２】本発明による別のオン・スクリーン表示装
置は、映像信号に少なくとも文字や図形を含む複数のキ
ャラクタをカラーで挿入して表示するオン・スクリーン
表示装置であって、予め設定された前記キャラクタの色
情報を複数保持するキャラクタ色設定レジスタと、外部
指示に応じて前記キャラクタ色設定レジスタに保持され
た色情報を設定変更する手段と、外部指示に応じて前記
キャラクタ色設定レジスタに保持された複数の色情報の
うちの一つを選択して出力するセレクタとを備えてい
る。

【００１３】本発明によるさらに別のオン・スクリーン
表示装置は、映像信号に少なくとも文字や図形を含む複
数のキャラクタをカラーで挿入して表示するオン・スク
リーン表示装置であって、予め設定された前記キャラク
タの色情報を複数保持するキャラクタ色設定レジスタ
と、予め行単位で設定されたキャラクタの色情報を複数
保持する行キャラクタ色設定レジスタと、予め画面単位
で設定された前記キャラクタの色情報を複数保持する画
面キャラクタ色設定レジスタと、外部指示に応じて前記
行キャラクタ色設定レジスタ及び前記画面キャラクタ色
設定レジスタ各々に保持された色情報を設定変更する手
段と、外部指示に応じて前記行キャラクタ色設定レジス
タ及び前記画面キャラクタ色設定レジスタ各々に保持さ
れた複数の色情報のうちの一つを選択して出力するセレ
クタとを備えている。

【００１４】すなわち、本発明のオン・スクリーン表示
装置は、表示している文字や図形等のキャラクタの色を
変更する時に、色の設定のみを変更する手段を備えてい
る。より具体的には、予め行単位で設定されたキャラク
タの色情報を複数保持する行キャラクタ色設定レジスタ
と、予め画面単位で設定されたキャラクタの色情報を複
数保持する画面キャラクタ色設定レジスタとを設け、こ
れらキャラクタ色設定レジスタ及び画面キャラクタ色設
定レジスタ各々にデータ制御回路からの色情報の設定を
可能としている。

【００１５】また、オン・スクリーン表示装置は、各キ
ャラクタ毎に夫々ビデオＲＡＭ領域の設定に応じて、行
キャラクタ色設定レジスタまたは画面キャラクタ色設定
レジスタを選択するセレクタを設けることで、各キャラ
クタのビデオＲＡＭ領域の設定を変えることなく、行キ
ャラクタ色設定レジスタまたは画面キャラクタ色設定レ
ジスタに保持された色情報を選択的に出力させるだけ
で、キャラクタの色を変更する手段を有する。

【００１６】映像信号に文字や図形等のキャラクタを挿
入して表示する場合、ビデオＲＡＭに記憶されたアドレ
スのキャラクタＲＯＭ／ＲＡＭのデータが出力コントロ
ーラに送られる。同時に、行キャラクタ色設定レジスタ
または画面キャラクタ色設定レジスタのどちらかをセレ
クタで選択し、セレクタで選択された色データと色以外
のキャラクタの属性データとがビデオＲＡＭから出力コ
ントローラに夫々送られる。

【００１７】これらのキャラクタのデータは映像信号か
らの同期信号に基づいて制御レジスタからの制御信号に
よって出力コントローラからキャラクタ信号及びブラン
キング信号として出力される。これらのキャラクタ信号
及びブランキング信号が混合回路によって外部からの映
像信号に挿入され、表示装置にオン・スクリーン表示さ
れる。

【００１８】キャラクタの色情報は行キャラクタ色設定
レジスタにのみ含まれる。このため、キャラクタの色を
変更する場合には表示しているキャラクタの色以外のデ
ータを変更する必要はない。つまり、ＣＰＵから制御デ
ータを転送してビデオＲＡＭの内容を書換え直す必要が
ない。

【００１９】また、各行単位と画面単位の２種類のレジ
スタを有するため、複数のキャラクタの色が行単位毎も
しくは画面単位毎に変更することができる。このため、
１行分のキャラクタの色を変更する場合にはその行キャ
ラクタ色設定レジスタの設定のみを変更するだけで良
い。また、画面全体でキャラクタの色を変更する場合に
は画面キャラクタ色設定レジスタの設定のみを変更する
だけで、夫々のキャラクタの色を一度に変更することが
できる。

【００２０】このとき、各キャラクタが行単位色または
画面単位色のいずれかで表示するかの選択はビデオＲＡ
Ｍの行／画面レジスタ選択ビットの設定によってセレク
タで行われ、選択されたレジスタの色データが出力コン
トローラに出力される。

【００２１】また、行キャラクタ色設定レジスタは各行
毎に複数個設けられており、各行毎に表示可能なキャラ
クタの色の数を設定することができ、画面キャラクタ色
設定レジスタも画面毎に複数個設けられており、画面単
位で表示可能なキャラクタの色の数を設定することがで
きる。

【００２２】

【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施例について
図面を参照して説明する。図１は本発明の一実施例によ
るオン・スクリーン表示装置の構成を示すブロック図で
ある。図において、オン・スクリーン表示装置１は同期
回路１０と、発振回路１１と、ＣＰＵＩ／Ｆ（ＣＰＵイ
ンタフェース）１２と、制御レジスタ１３と、表示カウ
ンタ１４と、データ制御回路１５と、ビデオＲＡＭ（ラ
ンダム・アクセス・メモリ）１６と、キャラクタＲＯＭ
（リード・オンリ・メモリ）／ＲＡＭ１７と、行キャラ
クタ色設定レジスタ１８と、画面キャラクタ色設定レジ
スタ１９と、セレクタ２０と、出力コントローラ２１と
から構成されている。

【００２３】このオン・スクリーン表示装置１の入力側
には同期回路１０を介して映像信号３が、ＣＰＵＩ／Ｆ
１２を介してＣＰＵ２が夫々結合されている。また、オ
ン・スクリーン表示装置１の出力側には出力コントロー
ラ２１を介して混合回路４が結合されている。

【００２４】同期回路１０には制御レジスタ１３を介し
て出力コントローラ２１が結合され、表示カウンタ１４
とデータ制御回路１５とを介してビデオＲＡＭ１６が結
合され、さらに発振回路１１に結合されている。発振回
路１１は同期回路１０と出力コントローラ２１とに結合
されている。

【００２５】ＣＰＵＩ／Ｆ１２は制御レジスタ１３と、
表示カウンタ１４と、データ制御回路１５と、ビデオＲ
ＡＭ１６と、キャラクタＲＡＭ／ＲＯＭ１７と、出力コ
ントローラ２１とに夫々結合されている。

【００２６】データ制御回路１５は行キャラクタ色設定
レジスタ１８または画面キャラクタ色設定レジスタ１９
とセレクタ２０とを介して出力コントローラ２１に結合
されている。ビデオＲＡＭ１６は出力コントローラ２１
と、セレクタ２０と、キャラクタＲＡＭ／ＲＯＭ１７と
に夫々結合されている。

【００２７】図２は図１のビデオＲＡＭ１６の構成を示
す図であり、図３は図１のビデオＲＡＭ１６と出力コン
トローラ２１との関係を示す図である。これらの図にお
いて、ビデオＲＡＭ１６は各行及び各桁毎に対応してキ
ャラクタＲＯＭ／ＲＡＭ１７のアドレスデータと、行／
画面レジスタ選択情報と、その他属性とが夫々格納され
ている。

【００２８】ビデオＲＡＭ１６の領域はキャラクタＲＡ
Ｍ／ＲＯＭ（ＣＲＡＭ／ＲＯＭ）アドレス領域１６ａ
と、行／画面レジスタ選択領域１６ｂと、その他属性
（点滅や縁取などのキャラクタ色以外の属性）領域１６
ｃとから構成されている（図３参照）。

【００２９】また、ビデオＲＡＭ１６の領域のｎ行目の
行キャラクタ色設定レジスタ１８はｎ行キャラクタ色設
定レジスタ１８−１〜１８−ｊ（ｊは２以上の自然数）
で構成され、画面キャラクタ色設定レジスタ１９は画面
キャラクタ色設定レジスタ１９−１〜１９−ｋ（ｋは２
以上の自然数）で構成されている。

【００３０】ビデオＲＡＭ１６のキャラクタＲＡＭ／Ｒ
ＯＭアドレス領域１６ａはキャラクタＲＯＭ／ＲＡＭ１
７を介して出力コントローラ２１に結合され、行／画面
レジスタ選択領域１６ｂはセレクタ２０に結合され、そ
の他属性領域１６ｃは出力コントローラ２０に結合され
ている。

【００３１】また、ｎ行キャラクタ色設定レジスタ１８
−１〜１８−ｊと、表示画面全体で設定可能な画面キャ
ラクタ色設定レジスタ１９−１〜１９−ｋはセレクタ２
０を介して出力コントローラ２１に結合されている。

【００３２】これら図１〜図３を参照して本発明の一実
施例によるオン・スクリーン表示装置１の動作について
説明する。

【００３３】ＣＰＵ２から与えられたオン・スクリーン
表示のためのデータ及び制御データはＣＰＵＩ／Ｆ１２
を介して入力され、座標データは制御レジスタ１３に、
キャラクタのサイズ等のデータは表示カウンタ１４に、
色やビデオＲＡＭ１６に書込むアドレスデータはデータ
制御回路１５に、キャラクタ属性データはビデオＲＡＭ
１６に、キャラクタＲＡＭデータはキャラクタＲＯＭ／
ＲＡＭ１７に夫々供給される。また、表示信号の出力を
制御する制御データＩは出力コントローラ２１に供給さ
れる。

【００３４】同期回路１０は映像信号３の同期信号を信
号Ａとして制御レジスタ１３に供給し、制御レジスタ１
３はその信号Ａを基に設定した信号Ｂを出力コントロー
ラ２１に供給する。出力コントローラ２１にはＣＰＵＩ
／Ｆ１２からの制御データＩ及び制御レジスタ１３から
の信号Ｂのほかに、発振回路１１で発生したクロックＨ
と、ビデオＲＡＭ１６から供給されるキャラクタの属性
データＣと、セレクタ２０で選択された色データＥと、
ビデオＲＡＭ１６がキャラクタＲＯＭ／ＲＡＭ１７から
読出した文字や図形等のキャラクタデータＤとが入力さ
れる。

【００３５】出力コントローラ２１はＣＰＵ２からの制
御データＩに応じて、キャラクタＲＯＭ／ＲＡＭ１７か
ら読出されたキャラクタデータＤを、ビデオＲＡＭ１６
から供給されるキャラクタの属性データＣ及びセレクタ
２０で選択された色データＥの形式にしたがってキャラ
クタ信号Ｆ及びブランキング信号Ｇとして混合回路４に
出力し、キャラクタ信号Ｆ及びブランキング信号Ｇは混
合回路４にて映像信号３に挿入され、表示装置５に表示
される。

【００３６】上述したように、ｎ行×ｍ桁のビデオＲＡ
Ｍ１６の領域に設定されたデータで表示されたキャラク
タは書換えない限り、同じ表示を行い、最初にキャラク
タＲＯＭ／ＲＡＭアドレス領域１６ａと、行／画面レジ
スタ選択領域１６ｂと、その他属性領域１６ｃとによっ
て選択されたキャラクタのデータが出力コントロール２
１から出力される。

【００３７】ｎ行目のいくつかのキャラクタの色だけを
変更する場合には、後で変更するｎ行目のいくつかのキ
ャラクタの行／画面レジスタ選択領域１６ｂの内容を、
ｎ行キャラクタ色設定レジスタ１８−ｈ（１＜ｈ＜ｊ）
に設定すると、セレクタ２０でｎ行キャラクタ色設定レ
ジスタ１８−ｈの色データが選択されて出力コントロー
ル２１に出力される。

【００３８】これによって、全キャラクタ表示が終了し
た後に、ｎ行キャラクタ色設定レジスタ１８−ｈに保持
された色情報の設定を変更するだけで、ビデオＲＡＭ１
６の領域の行／画面レジスタ選択領域１６ｂの内容によ
ってｎ行キャラクタ色設定レジスタ１８−ｈの色情報で
選択されたキャラクタの色を簡単に変更することができ
る。

【００３９】また同様に、画面全体でキャラクタの色だ
けを変更する場合に、後で変更するいくつかのキャラク
タはそのビデオＲＡＭ１６の領域の行／画面レジスタ選
択領域１６ｂの内容に、夫々同じ画面キャラクタ色設定
レジスタ１９−ｉ（０＜ｉ＜ｋ）を設定することで、全
キャラクタ表示が終了した後に、画面キャラクタ色設定
レジスタ１９−ｉの色の設定を変更するような少ないデ
ータで色を簡単に変更することができる。

【００４０】図４は図２のビデオＲＡＭ１６への具体的
な設定例を示す図であり、図５は図１の行キャラクタ色
設定レジスタ１８への色の設定例を示す図であり、図６
は本発明の一実施例による表示例を示す図である。これ
ら図１と図４〜図６とを参照して本発明の一実施例の具
体的な動作について説明する。

【００４１】キャラクタ色の変更前、ｎ行のｍ〜ｍ＋７
桁のビデオＲＡＭ１６のうちのｍ，ｍ＋１桁には夫々
“Ｏ”及び“Ｎ”各々のキャラクタＲＯＭアドレスと、
ｎ行キャラクタ色設定レジスタ１８−１（図中、ｎ行キ
ャラクタ色設定レジスタ１と記載）とが設定されてい
る。また、ビデオＲＡＭ１６のｍ＋２〜ｍ＋７桁には夫
々“Ｓ”，“Ｃ”，“Ｒ”，“Ｅ”，“Ｅ”，“Ｎ”各
々のキャラクタＲＯＭアドレスと、ｎ行キャラクタ色設
定レジスタ１８−２（図中、ｎ行キャラクタ色設定レジ
スタ２と記載）とが設定されている。

【００４２】さらに、ｎ行キャラクタ色設定レジスタ１
８−１，１８−２各々には両方とも黒色が設定され、ビ
デオＲＡＭ１６に記憶したキャラクタデータはｎ行キャ
ラクタ色設定レジスタ１８−１またはｎ行キャラクタ色
設定レジスタ１８−２をセレクタ２０で夫々切替え、設
定したｎ行キャラクタ色設定レジスタ１８−１またはｎ
行キャラクタ色設定レジスタ１８−２の色（この場合、
黒色）で出力コントローラ２１から出力される。

【００４３】次に、ｎ行キャラクタ色設定レジスタ１８
−２を黒色から灰色に設定を変更する場合、ビデオＲＡ
Ｍ１６に記憶したキャラクタデータのうちのｍ＋２〜ｍ
＋７桁のキャラクタは灰色に設定変更されたｎ行キャラ
クタ色設定レジスタ１８−２をセレクタ２０で切替える
ことで、ｎ行キャラクタ色設定レジスタ１８−２の色
（この場合、灰色）で出力コントローラ２１から出力さ
れる（図５及び図６参照）。

【００４４】尚、上記の説明では表示装置５の画面上で
キャラクタが行方向（画面の横方向）に表示される場合
の例について述べたが、キャラクタが桁方向（画面の縦
方向）に表示される場合には行キャラクタ色設定レジス
タ１８の代わりに複数のキャラクタの色を桁単位毎に設
定するための桁キャラクタ色設定レジスタを設けること
で、上記と同様の効果が得られる。

【００４５】このように、オン・スクリーン表示装置１
に色設定レジスタ（行キャラクタ色設定レジスタ１８ま
たは画面キャラクタ色設定レジスタ１９）を装備するこ
とによって、表示するキャラクタの色情報が行キャラク
タ色設定レジスタ１８または画面キャラクタ色設定レジ
スタ１９のみに設定されることとなり、ビデオＲＡＭ１
６のデータを大量に書換えるのを回避することができ
る。

【００４６】よって、色設定レジスタ（行キャラクタ色
設定レジスタ１８または画面キャラクタ色設定レジスタ
１９）を用いることで、ビデオＲＡＭ１６では色設定レ
ジスタの切替えを指示するだけであり、色設定レジスタ
ではキャラクタ色を設定するだけである。これによっ
て、表示中のキャラクタの色を変更する場合には、従来
のように、キャラクタの表示アドレスや色以外のキャラ
クタの属性データ及びそのキャラクタＲＯＭ／ＲＡＭア
ドレスの全てのデータをビデオＲＡＭに再設定する手順
を必要とするということがなくなる。

【００４７】したがって、ビデオＲＡＭ１６の設定を変
えずに、色設定レジスタの内容を変更する色データをＣ
ＰＵ２からデータ制御回路１５を介して行キャラクタ色
設定レジスタ１８または画面キャラクタ色設定レジスタ
１９に転送するだけで済むので、キャラクタ色の変更の
制御を簡素化することができ、ＣＰＵ２の負担を軽減す
ることができる。

【００４８】

【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、映
像信号に少なくとも文字や図形を含むキャラクタをカラ
ーで挿入して表示するオン・スクリーン表示装置におい
て、予め設定されたキャラクタの色情報を複数保持する
キャラクタ色設定レジスタと、外部指示に応じてキャラ
クタ色設定レジスタに色情報を設定する手段とを備える
ことによって、キャラクタの色の変更制御を簡素化する
ことができ、ＣＰＵの負担を軽減することができるとい
う効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例によるオン・スクリーン表示
装置の構成を示すブロック図である。

【図２】図１のビデオＲＡＭの構成を示す図である。

【図３】図１のビデオＲＡＭと出力コントローラとの関
係を示す図である。

【図４】図２のビデオＲＡＭへの具体的な設定例を示す
図である。

【図５】図１の行キャラクタ色設定レジスタへの色の設
定例を示す図である。

【図６】本発明の一実施例による表示例を示す図であ
る。

【図７】従来例によるオン・スクリーン表示装置の構成
を示すブロック図である。

【図８】図７のビデオＲＡＭの構成を示す図である。

【図９】図７のビデオＲＡＭと出力コントローラとの関
係を示す図である。

【符号の説明】

１オン・スクリーン表示装置２ＣＰＵ３映像信号４混合回路５表示装置１５データ制御回路１６ビデオＲＡＭ１６ａキャラクタＲＡＭ／ＲＯＭアドレス領域１６ｂ行／画面レジスタ選択領域１６ｃその他属性領域１６１７キャラクタＲＯＭ／ＲＡＭ１８，１８−１〜１８−ｊ行キャラクタ色設定レジス
タ１９，１９−１〜１９−ｋ画面キャラクタ色設定レジ
スタ２０セレクタ２１出力コントローラ

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】映像信号に少なくとも文字や図形を含む
キャラクタをカラーで挿入して表示するオン・スクリー
ン表示装置であって、予め設定された前記キャラクタの
色情報を複数保持するキャラクタ色設定レジスタと、外
部指示に応じて前記キャラクタ色設定レジスタに保持さ
れた色情報を設定変更する手段と、外部指示に応じて前
記キャラクタ色設定レジスタに保持された複数の色情報
のうちの一つを選択して出力するセレクタとを有するこ
とを特徴とするオン・スクリーン表示装置。
【請求項２】前記セレクタは、前記キャラクタ毎に外
部指示に応じた色情報を出力するよう構成したことを特
徴とする請求項１記載のオン・スクリーン表示装置。
【請求項３】前記セレクタは、外部から入力される前
記キャラクタの属性データに付加されかつ前記キャラク
タ色設定レジスタに保持された複数の色情報のうちの一
つを指示する選択情報に応じた色情報を出力するよう構
成したことを特徴とする請求項１または請求項２記載の
オン・スクリーン表示装置。
【請求項４】映像信号に少なくとも文字や図形を含む
キャラクタをカラーで挿入して表示するオン・スクリー
ン表示装置であって、予め設定された前記キャラクタの
色情報を複数保持するキャラクタ色設定レジスタと、予
め行単位で設定されたキャラクタの色情報を複数保持す
る行キャラクタ色設定レジスタと、予め画面単位で設定
された前記キャラクタの色情報を複数保持する画面キャ
ラクタ色設定レジスタと、外部指示に応じて前記行キャ
ラクタ色設定レジスタ及び前記画面キャラクタ色設定レ
ジスタ各々に保持された複数の色情報を設定変更する手
段と、外部指示に応じて前記行キャラクタ色設定レジス
タ及び前記画面キャラクタ色設定レジスタ各々に保持さ
れた複数の色情報のうちの一つを選択して出力するセレ
クタとを有することを特徴とするオン・スクリーン表示
装置。
【請求項５】前記セレクタは、前記キャラクタ毎に外
部指示に応じた色情報を出力するよう構成したことを特
徴とする請求項４記載のオン・スクリーン表示装置。
【請求項６】前記セレクタは、外部から入力される前
記キャラクタの属性データに付加されかつ前記行キャラ
クタ色設定レジスタ及び前記画面キャラクタ色設定レジ
スタ各々に保持された複数の色情報のうちの一つを指示
する選択情報に応じた色情報を出力するよう構成したこ
とを特徴とする請求項４または請求項５記載のオン・ス
クリーン表示装置。
【請求項７】映像信号に少なくとも文字や図形を含む
複数のキャラクタをカラーで挿入して表示するオン・ス
クリーン表示装置であって、予め設定された前記キャラ
クタの色情報を複数保持するキャラクタ色設定レジスタ
と、外部指示に応じて前記キャラクタ色設定レジスタに
保持された色情報を設定変更する手段と、外部指示に応
じて前記キャラクタ色設定レジスタに保持された複数の
色情報のうちの一つを選択して出力するセレクタとを有
することを特徴とするオン・スクリーン表示装置。
【請求項８】前記セレクタは、前記複数のキャラクタ
各々に対応する外部指示に応じた色情報を出力するよう
構成したことを特徴とする請求項７記載のオン・スクリ
ーン表示装置。
【請求項９】前記セレクタは、外部から入力される前
記複数のキャラクタ各々の属性データに付加されかつ前
記キャラクタ色設定レジスタに保持された複数の色情報
のうちの一つを指示する選択情報に応じた色情報を出力
するよう構成したことを特徴とする請求項１または請求
項２記載のオン・スクリーン表示装置。
【請求項１０】映像信号に少なくとも文字や図形を含
む複数のキャラクタをカラーで挿入して表示するオン・
スクリーン表示装置であって、予め設定された前記キャ
ラクタの色情報を複数保持するキャラクタ色設定レジス
タと、予め行単位で設定されたキャラクタの色情報を複
数保持する行キャラクタ色設定レジスタと、予め画面単
位で設定された前記キャラクタの色情報を複数保持する
画面キャラクタ色設定レジスタと、外部指示に応じて前
記行キャラクタ色設定レジスタ及び前記画面キャラクタ
色設定レジスタ各々に保持された色情報を設定変更する
手段と、外部指示に応じて前記行キャラクタ色設定レジ
スタ及び前記画面キャラクタ色設定レジスタ各々に保持
された複数の色情報のうちの一つを選択して出力するセ
レクタとを有することを特徴とするオン・スクリーン表
示装置。
【請求項１１】前記セレクタは、前記複数のキャラク
タ各々に対応する外部指示に応じた色情報を出力するよ
う構成したことを特徴とする請求項１０記載のオン・ス
クリーン表示装置。
【請求項１２】前記セレクタは、外部から入力される
前記複数のキャラクタ各々の属性データに付加されかつ
前記行キャラクタ色設定レジスタ及び前記画面キャラク
タ色設定レジスタ各々に保持された複数の色情報のうち
の一つを指示する選択情報に応じた色情報を出力するよ
う構成したことを特徴とする請求項１０または請求項１
１記載のオン・スクリーン表示装置。