JPH1152928A - 液晶駆動装置 - Google Patents
液晶駆動装置Info
- Publication number
- JPH1152928A JPH1152928A JP21201497A JP21201497A JPH1152928A JP H1152928 A JPH1152928 A JP H1152928A JP 21201497 A JP21201497 A JP 21201497A JP 21201497 A JP21201497 A JP 21201497A JP H1152928 A JPH1152928 A JP H1152928A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid crystal
- output buffer
- wiring
- bus wiring
- driving device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Abstract
(57)【要約】
【課題】 液晶駆動装置に関するもので、特にバス配線
の断線不良や短絡不良を修復した際に生じる駆動能力不
足を解消し、正常なバス配線に接続された画素とほぼ同
等の表示状態をえることを目的とする。 【解決手段】 走査線および信号線として機能するバス
配線、ゲートバス配線およびソースバス配線を介してマ
トリクス型表示部に信号を供給する複数の出力バッファ
と予備の出力バッファを有する液晶駆動回路が設けられ
ている。また、バス配線の修復のための冗長配線が設け
られている。ゲートバス配線およびソースバス配線駆動
用の出力バッファを予備の出力バッファに切り替えるこ
となどにより、ゲートバス配線もしくはソースバス配線
の断線不良や短絡不良などを修復した際に生じる負荷増
加による時定数の増加が低減され、正常なバス配線に接
続された画素とほぼ同等の表示状態がえられる。
の断線不良や短絡不良を修復した際に生じる駆動能力不
足を解消し、正常なバス配線に接続された画素とほぼ同
等の表示状態をえることを目的とする。 【解決手段】 走査線および信号線として機能するバス
配線、ゲートバス配線およびソースバス配線を介してマ
トリクス型表示部に信号を供給する複数の出力バッファ
と予備の出力バッファを有する液晶駆動回路が設けられ
ている。また、バス配線の修復のための冗長配線が設け
られている。ゲートバス配線およびソースバス配線駆動
用の出力バッファを予備の出力バッファに切り替えるこ
となどにより、ゲートバス配線もしくはソースバス配線
の断線不良や短絡不良などを修復した際に生じる負荷増
加による時定数の増加が低減され、正常なバス配線に接
続された画素とほぼ同等の表示状態がえられる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置を駆
動する液晶駆動回路に関する。
動する液晶駆動回路に関する。
【０００２】
【従来の技術】液晶表示装置（liguid crystal displa
y、以下、ＬＣＤという）は、互いに対向するように配
置された２枚のガラス基板と、２枚のガラス基板の間に
介装される液晶材料と、偏光板と、バックライトと、ド
ライバ回路とを少なくとも含んでいる。電極が形成され
ており、かつ一定の間隔だけ離間された２枚のガラス基
板の間隙には液晶材料が注入され、さらに２枚のガラス
基板はその外周を一定の幅で互いに貼着されている。ま
た、互いに貼着された２枚のガラス基板の外側のそれぞ
れに偏光板が設けられ、さらに一方のガラス基板上の偏
光板のさらに外側にバックライトやドライバ回路が配さ
れている。図６は、従来の液晶表示装置としての電気的
な等価回路図である。図６において、２１はゲートバス
配線であり、２２はソースバス配線であり、２３は薄膜
トランジスタであり、２４は液晶駆動装置であり、２５
は冗長配線である。前述した２枚のガラス基板のうち、
一方のガラス基板上には複数の互いに平行なゲートバス
配線と、このゲートバス配線に交差する複数の互いに平
行なソースバス配線が設けられている。ゲートバス配線
とソースバス配線とによって区画される各領域を画素と
いう。この各画素ごとに薄膜トランジスタ（thin film
transistor、以下、ＴＦＴという）などのスイッチング
素子が設けられている。このスイッチング素子が走査信
号とデータ信号によりオンオフ制御されて各画素領域の
液晶が駆動される。このように液晶が駆動されるＬＣＤ
を、アクティブマトリクス型ＬＣＤという。このアクテ
ィブマトリクス型ＬＣＤは、視野角が広い、コントラス
トが高いなどの特徴を有し、ＡＶ用およびＯＡ用のＬＣ
Ｄに広く用いられている。
y、以下、ＬＣＤという）は、互いに対向するように配
置された２枚のガラス基板と、２枚のガラス基板の間に
介装される液晶材料と、偏光板と、バックライトと、ド
ライバ回路とを少なくとも含んでいる。電極が形成され
ており、かつ一定の間隔だけ離間された２枚のガラス基
板の間隙には液晶材料が注入され、さらに２枚のガラス
基板はその外周を一定の幅で互いに貼着されている。ま
た、互いに貼着された２枚のガラス基板の外側のそれぞ
れに偏光板が設けられ、さらに一方のガラス基板上の偏
光板のさらに外側にバックライトやドライバ回路が配さ
れている。図６は、従来の液晶表示装置としての電気的
な等価回路図である。図６において、２１はゲートバス
配線であり、２２はソースバス配線であり、２３は薄膜
トランジスタであり、２４は液晶駆動装置であり、２５
は冗長配線である。前述した２枚のガラス基板のうち、
一方のガラス基板上には複数の互いに平行なゲートバス
配線と、このゲートバス配線に交差する複数の互いに平
行なソースバス配線が設けられている。ゲートバス配線
とソースバス配線とによって区画される各領域を画素と
いう。この各画素ごとに薄膜トランジスタ（thin film
transistor、以下、ＴＦＴという）などのスイッチング
素子が設けられている。このスイッチング素子が走査信
号とデータ信号によりオンオフ制御されて各画素領域の
液晶が駆動される。このように液晶が駆動されるＬＣＤ
を、アクティブマトリクス型ＬＣＤという。このアクテ
ィブマトリクス型ＬＣＤは、視野角が広い、コントラス
トが高いなどの特徴を有し、ＡＶ用およびＯＡ用のＬＣ
Ｄに広く用いられている。
【０００３】高解像度の液晶表示装置を実現するには画
素を小さくし、多数の画素を用いる必要がある。画素の
数が増大すると、走査線および信号線として機能するバ
ス配線、ゲートバス配線およびソースバス配線の断線不
良や短絡不良などが生じやすくなる。大画面になればな
るほど断線不良や短絡不良などの発生確率はますます増
加する。その解決策として、たとえば特公平３−２３４
２５号公報に開示されているように、断線不良や短絡不
良などが発生して欠陥の生じたバス配線を修復するため
の予備配線である冗長配線に接続することによって修復
する方法が採用されている。このばあいには、図６に示
すように、冗長配線がソースバス配線に絶縁膜を介して
交差するように設けられている。たとえば、ソースバス
配線の断線不良や短絡不良などが発生してソースバス配
線に欠陥が生じた際に、この欠陥が生じたソースバス配
線と冗長配線を接続することにより、欠陥が生じたソー
スバス配線にかわって、接続された冗長配線を用いて液
晶を駆動し、断線部以降も表示させるものである。
素を小さくし、多数の画素を用いる必要がある。画素の
数が増大すると、走査線および信号線として機能するバ
ス配線、ゲートバス配線およびソースバス配線の断線不
良や短絡不良などが生じやすくなる。大画面になればな
るほど断線不良や短絡不良などの発生確率はますます増
加する。その解決策として、たとえば特公平３−２３４
２５号公報に開示されているように、断線不良や短絡不
良などが発生して欠陥の生じたバス配線を修復するため
の予備配線である冗長配線に接続することによって修復
する方法が採用されている。このばあいには、図６に示
すように、冗長配線がソースバス配線に絶縁膜を介して
交差するように設けられている。たとえば、ソースバス
配線の断線不良や短絡不良などが発生してソースバス配
線に欠陥が生じた際に、この欠陥が生じたソースバス配
線と冗長配線を接続することにより、欠陥が生じたソー
スバス配線にかわって、接続された冗長配線を用いて液
晶を駆動し、断線部以降も表示させるものである。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】このように欠陥が生じ
た、たとえばソースバス配線に関して、修復のために冗
長配線を用いるばあい、負荷としては、欠陥のない正常
なバス配線の負荷に加えて冗長配線の負荷が加わる。し
かしながら、バス配線を介して画素に信号を供給するド
ライバ回路の出力バッファの駆動能力は、正常なバス配
線の負荷を想定して設計されている。一方、断線不良や
短絡不良などを修復するため、冗長配線に接続するばあ
いは、冗長配線は、正常なバス配線と比較してインピー
ダンスが高いため、この冗長配線を介して信号を供給し
て液晶を駆動するばあい、制御の時定数が増大する。時
定数の増大は表示の遅延をまねく。この対策としてたと
えば、特開平８−１７１０８１号公報に開示されている
ように、冗長配線に接続するための予備の出力バッファ
を設けることが試みられている。しかし、この予備の出
力バッファは、冗長配線に接続したことによる電圧降下
を補償するのみであるので、表示の濃度不足が改善され
るものの、冗長配線に接続したことによる時定数の増大
による表示の遅延を改善できるものではないので、表示
の遅延などの重大な表示不良を回避できない。このよう
に、冗長配線を接続したことにより時定数が大きくなる
と、通常の出力バッファの駆動能力では時定数の増大し
たバス配線に対して駆動能力が不足し、正常なバス配線
に接続された画素とは異なった表示状態となるという問
題がある。冗長配線を接続したことによる負荷の増大を
見込んで、高駆動能力の出力バッファを備えるという対
策も考えられるが、この対策によれば、消費電力が増加
してしまうという問題がさらに生じてしまう。
た、たとえばソースバス配線に関して、修復のために冗
長配線を用いるばあい、負荷としては、欠陥のない正常
なバス配線の負荷に加えて冗長配線の負荷が加わる。し
かしながら、バス配線を介して画素に信号を供給するド
ライバ回路の出力バッファの駆動能力は、正常なバス配
線の負荷を想定して設計されている。一方、断線不良や
短絡不良などを修復するため、冗長配線に接続するばあ
いは、冗長配線は、正常なバス配線と比較してインピー
ダンスが高いため、この冗長配線を介して信号を供給し
て液晶を駆動するばあい、制御の時定数が増大する。時
定数の増大は表示の遅延をまねく。この対策としてたと
えば、特開平８−１７１０８１号公報に開示されている
ように、冗長配線に接続するための予備の出力バッファ
を設けることが試みられている。しかし、この予備の出
力バッファは、冗長配線に接続したことによる電圧降下
を補償するのみであるので、表示の濃度不足が改善され
るものの、冗長配線に接続したことによる時定数の増大
による表示の遅延を改善できるものではないので、表示
の遅延などの重大な表示不良を回避できない。このよう
に、冗長配線を接続したことにより時定数が大きくなる
と、通常の出力バッファの駆動能力では時定数の増大し
たバス配線に対して駆動能力が不足し、正常なバス配線
に接続された画素とは異なった表示状態となるという問
題がある。冗長配線を接続したことによる負荷の増大を
見込んで、高駆動能力の出力バッファを備えるという対
策も考えられるが、この対策によれば、消費電力が増加
してしまうという問題がさらに生じてしまう。
【０００５】本発明は、前述のような問題を解決するた
めになされたものであり、バス配線駆動用の出力バッフ
ァの駆動能力を調整可能にすることや、通常のバス配線
駆動用の出力バッファ以外に予備の出力バッファを設け
ることにより、消費電力の増加が最小限に押さえられ
て、冗長配線に接続したばあいでも駆動能力が不足する
ことがなく、正常なバス配線に接続された画素と同じ表
示状態がえられる液晶表示装置を提供することを目的と
する。
めになされたものであり、バス配線駆動用の出力バッフ
ァの駆動能力を調整可能にすることや、通常のバス配線
駆動用の出力バッファ以外に予備の出力バッファを設け
ることにより、消費電力の増加が最小限に押さえられ
て、冗長配線に接続したばあいでも駆動能力が不足する
ことがなく、正常なバス配線に接続された画素と同じ表
示状態がえられる液晶表示装置を提供することを目的と
する。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項１にかか
わる液晶駆動装置は、マトリクス型表示部と、走査線お
よび信号線として機能するバス配線と、ゲートバス配線
と、ソースバス配線と、ドライバ回路とからなる液晶表
示装置を駆動する、前記ドライバ回路中に設けられた液
晶駆動装置であって、該ゲートバス配線と該ソースバス
配線とを介してマトリクス型表示部に信号を供給する複
数の出力バッファと、予備の出力バッファとが含まれて
いることにより、ゲートバス配線もしくはソースバス配
線の断線不良や短絡不良などを修復した際に生じる負荷
増加による時定数の増加が低減され、正常なバス配線に
接続された画素とほぼ同等の表示状態がえられる。
わる液晶駆動装置は、マトリクス型表示部と、走査線お
よび信号線として機能するバス配線と、ゲートバス配線
と、ソースバス配線と、ドライバ回路とからなる液晶表
示装置を駆動する、前記ドライバ回路中に設けられた液
晶駆動装置であって、該ゲートバス配線と該ソースバス
配線とを介してマトリクス型表示部に信号を供給する複
数の出力バッファと、予備の出力バッファとが含まれて
いることにより、ゲートバス配線もしくはソースバス配
線の断線不良や短絡不良などを修復した際に生じる負荷
増加による時定数の増加が低減され、正常なバス配線に
接続された画素とほぼ同等の表示状態がえられる。
【０００７】本発明の請求項２にかかわる液晶駆動装置
は、前記予備の出力バッファの駆動能力が、前記複数の
出力バッファの駆動能力よりも大きいので、冗長配線を
接続した際に生じる負荷増加による時定数の増加がさら
に低減され、正常なバス配線に接続された画素とほぼ同
等の表示状態をえられる。
は、前記予備の出力バッファの駆動能力が、前記複数の
出力バッファの駆動能力よりも大きいので、冗長配線を
接続した際に生じる負荷増加による時定数の増加がさら
に低減され、正常なバス配線に接続された画素とほぼ同
等の表示状態をえられる。
【０００８】本発明の請求項３にかかわる液晶駆動装置
は、前記予備の出力バッファの駆動能力が前記予備の出
力バッファの出力回路部のトランジスタサイズが大きく
されることによって前記複数の出力バッファの駆動能力
よりも大きくされうるので、プロセスを大きく変更する
ことなく駆動能力を大きくできる。
は、前記予備の出力バッファの駆動能力が前記予備の出
力バッファの出力回路部のトランジスタサイズが大きく
されることによって前記複数の出力バッファの駆動能力
よりも大きくされうるので、プロセスを大きく変更する
ことなく駆動能力を大きくできる。
【０００９】本発明の請求項４にかかわる液晶駆動装置
は、前記予備の出力バッファが外部回路を介して接続さ
れているので、簡易に冗長配線を接続した際に生じる負
荷増加による時定数の増加が低減され、正常なバス配線
に接続された画素とほぼ同等の表示状態がえられる。
は、前記予備の出力バッファが外部回路を介して接続さ
れているので、簡易に冗長配線を接続した際に生じる負
荷増加による時定数の増加が低減され、正常なバス配線
に接続された画素とほぼ同等の表示状態がえられる。
【００１０】本発明の請求項５にかかわる液晶駆動装置
は、前記予備の出力バッファが外部から制御可能に設け
られているので、より簡易に冗長配線を接続した際に生
じる負荷増加による時定数の増加が低減され、正常なバ
ス配線に接続された画素とほぼ同等の表示状態がえられ
る。
は、前記予備の出力バッファが外部から制御可能に設け
られているので、より簡易に冗長配線を接続した際に生
じる負荷増加による時定数の増加が低減され、正常なバ
ス配線に接続された画素とほぼ同等の表示状態がえられ
る。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下、添付図を参照しつつ、本発
明の実施の形態をさらに詳細に説明する。
明の実施の形態をさらに詳細に説明する。
【００１２】実施の形態１．図１は本発明の一実施の形
態にかかわる液晶駆動装置の回路構成の概略説明図であ
る。制御回路４に接続された複数の出力バッファ１を有
する液晶駆動装置２に予備の出力バッファ３を設けてあ
る。正常なバス配線を駆動するための出力バッファ１と
は形態が異なることを表わすため図１では、予備の出力
バッファ３を太い実線で示している。出力バッファ１と
は、シリコンウエハプロセスで形成されるドライバＩＣ
や液晶パネルと同一プロセスで形成される液晶パネル一
体型ドライバ回路などの液晶駆動装置の最終段出力バッ
ファである。ドライバ回路は、ドライバＩＣまたは液晶
パネル一体型のドライバ回路をいう。
態にかかわる液晶駆動装置の回路構成の概略説明図であ
る。制御回路４に接続された複数の出力バッファ１を有
する液晶駆動装置２に予備の出力バッファ３を設けてあ
る。正常なバス配線を駆動するための出力バッファ１と
は形態が異なることを表わすため図１では、予備の出力
バッファ３を太い実線で示している。出力バッファ１と
は、シリコンウエハプロセスで形成されるドライバＩＣ
や液晶パネルと同一プロセスで形成される液晶パネル一
体型ドライバ回路などの液晶駆動装置の最終段出力バッ
ファである。ドライバ回路は、ドライバＩＣまたは液晶
パネル一体型のドライバ回路をいう。
【００１３】ドライバＩＣは、シフトレジスタとデータ
レジスタとレベルシフタとＤ／Ａコンバータと出力回路
部とからなる。液晶パネル一体型のドライバ回路は、ほ
ぼ同様の構成を基板上に形成したものである。これらの
ドライバ回路の出力回路部に配したものが出力バッファ
である。
レジスタとレベルシフタとＤ／Ａコンバータと出力回路
部とからなる。液晶パネル一体型のドライバ回路は、ほ
ぼ同様の構成を基板上に形成したものである。これらの
ドライバ回路の出力回路部に配したものが出力バッファ
である。
【００１４】図２は本発明の実施の形態１にかかわる液
晶駆動装置の使用例を示す概略説明図である。通常の液
晶表示に際しては、信号源からの制御信号や画像データ
を、タイミング制御部で液晶を駆動するために電圧信号
に変えて垂直／水平ドライバ部に伝送する。ドライバ部
では必要に応じて、レベル変換やディジタル／アナログ
変換などを行い、ゲート／ソースバス配線を介してＴＦ
Ｔに信号を伝送し、液晶を駆動する。不良が生じたばあ
い、ゲートバス配線もしくはソースバス配線の断線不良
や短絡不良などを検出し、不良を修復する。不良の検出
は、たとえばバス配線の外観検査、バス配線抵抗測定や
バス配線に前記電圧信号を入力して電気的な動作を確か
めるなどの電気的な検査、点灯検査などにより行う。不
良の修復は、たとえばレーザーなどを用いて配線の切断
／接続することにより行う。修復したバス配線の一部あ
るいは全部を予備の出力バッファに接続させ、正常なバ
ス配線を接続された画素とほぼ同じ表示状態にする。
晶駆動装置の使用例を示す概略説明図である。通常の液
晶表示に際しては、信号源からの制御信号や画像データ
を、タイミング制御部で液晶を駆動するために電圧信号
に変えて垂直／水平ドライバ部に伝送する。ドライバ部
では必要に応じて、レベル変換やディジタル／アナログ
変換などを行い、ゲート／ソースバス配線を介してＴＦ
Ｔに信号を伝送し、液晶を駆動する。不良が生じたばあ
い、ゲートバス配線もしくはソースバス配線の断線不良
や短絡不良などを検出し、不良を修復する。不良の検出
は、たとえばバス配線の外観検査、バス配線抵抗測定や
バス配線に前記電圧信号を入力して電気的な動作を確か
めるなどの電気的な検査、点灯検査などにより行う。不
良の修復は、たとえばレーザーなどを用いて配線の切断
／接続することにより行う。修復したバス配線の一部あ
るいは全部を予備の出力バッファに接続させ、正常なバ
ス配線を接続された画素とほぼ同じ表示状態にする。
【００１５】実施の形態２．図３は本発明の実施の形態
２にかかわる液晶駆動装置の回路構成の概略説明図であ
る。図において、１１は予備の出力バッファであり、実
施の形態１に示した予備の出力バッファとは駆動能力を
大きくした点で異なるので、図示を大きくして示した。
本実施の形態における予備の出力バッファ１１は、出力
回路部のトランジスタサイズを大きくするなどして、予
備の出力バッファ１１の駆動能力を複数の出力バッファ
１の駆動能力に比べて大きくしてある。ただし、トラン
ジスタサイズを大きくするには、たとえばゲートサイズ
を大きくすることで対応できる。このとき、ゲートサイ
ズを大きくするのは、平面的なサイズの変更のみですむ
ので、プロセスを変更することなく、駆動能力を大きく
することができる。このため、不良の修復を行い負荷が
増加したばあいでも、充分に駆動できるため、正常なバ
ス配線に接続された画素とほぼ同じ表示状態にできる。
２にかかわる液晶駆動装置の回路構成の概略説明図であ
る。図において、１１は予備の出力バッファであり、実
施の形態１に示した予備の出力バッファとは駆動能力を
大きくした点で異なるので、図示を大きくして示した。
本実施の形態における予備の出力バッファ１１は、出力
回路部のトランジスタサイズを大きくするなどして、予
備の出力バッファ１１の駆動能力を複数の出力バッファ
１の駆動能力に比べて大きくしてある。ただし、トラン
ジスタサイズを大きくするには、たとえばゲートサイズ
を大きくすることで対応できる。このとき、ゲートサイ
ズを大きくするのは、平面的なサイズの変更のみですむ
ので、プロセスを変更することなく、駆動能力を大きく
することができる。このため、不良の修復を行い負荷が
増加したばあいでも、充分に駆動できるため、正常なバ
ス配線に接続された画素とほぼ同じ表示状態にできる。
【００１６】実施の形態３．図４は本発明にかかわる液
晶駆動装置の実施の形態３を示す概略回路構成説明図で
ある。図において１２は予備の出力バッファであり、実
施の形態２に示した予備の出力バッファと同じものを用
いうるが、外部回路を介して予備の出力バッファを接続
する点が異なる。本実施の形態における予備の出力バッ
ファ１２は、外部の配線で接続が可能である。外部回路
を介して予備の出力バッファ１２に接続できるようにし
たことにより、簡易に予備の出力バッファ３を接続する
ことができ、冗長配線を接続した際に生じる負荷増加に
よる時定数の増加を低減し、正常なバス配線に接続され
た画素とほぼ同様の表示状態をえることができる。な
お、ここでの外部回路はＴＦＴパネル上のバス配線や冗
長配線、ドライバＩＣなどを備えたＴＣＰなどである。
晶駆動装置の実施の形態３を示す概略回路構成説明図で
ある。図において１２は予備の出力バッファであり、実
施の形態２に示した予備の出力バッファと同じものを用
いうるが、外部回路を介して予備の出力バッファを接続
する点が異なる。本実施の形態における予備の出力バッ
ファ１２は、外部の配線で接続が可能である。外部回路
を介して予備の出力バッファ１２に接続できるようにし
たことにより、簡易に予備の出力バッファ３を接続する
ことができ、冗長配線を接続した際に生じる負荷増加に
よる時定数の増加を低減し、正常なバス配線に接続され
た画素とほぼ同様の表示状態をえることができる。な
お、ここでの外部回路はＴＦＴパネル上のバス配線や冗
長配線、ドライバＩＣなどを備えたＴＣＰなどである。
【００１７】実施の形態４．図５は本発明の実施の形態
４にかかわる液晶駆動装置の回路構成の概略説明図であ
る。液晶駆動装置の外部から予備の出力バッファ１３の
接続を制御できるようにしたものである。本実施の形態
における予備の出力バッファ１３は外部からの制御信号
で接続可能である。このようにして、さらに簡易に予備
の出力バッファ１３を接続することができるので、冗長
配線を接続した際に生じる負荷増加による時定数の増加
が低減され、正常なバス配線に接続された画素とほぼ同
等の表示状態がえられる。
４にかかわる液晶駆動装置の回路構成の概略説明図であ
る。液晶駆動装置の外部から予備の出力バッファ１３の
接続を制御できるようにしたものである。本実施の形態
における予備の出力バッファ１３は外部からの制御信号
で接続可能である。このようにして、さらに簡易に予備
の出力バッファ１３を接続することができるので、冗長
配線を接続した際に生じる負荷増加による時定数の増加
が低減され、正常なバス配線に接続された画素とほぼ同
等の表示状態がえられる。
【００１８】
【発明の効果】本発明の請求項１にかかわる液晶駆動装
置は、マトリクス型表示部と、走査線および信号線とし
て機能するバス配線と、ゲートバス配線と、ソースバス
配線と、ドライバ回路とからなる液晶表示装置を駆動す
る、前記ドライバ回路中に設けられた、液晶駆動装置で
あって、予備の出力バッファがさらに含まれているの
で、ゲートバス配線もしくはソースバス配線の断線不良
や短絡不良などを修復した際に生じる負荷増加による時
定数の増加が低減され、正常なバス配線に接続された画
素とほぼ同等の表示状態がえられるという効果を奏す
る。
置は、マトリクス型表示部と、走査線および信号線とし
て機能するバス配線と、ゲートバス配線と、ソースバス
配線と、ドライバ回路とからなる液晶表示装置を駆動す
る、前記ドライバ回路中に設けられた、液晶駆動装置で
あって、予備の出力バッファがさらに含まれているの
で、ゲートバス配線もしくはソースバス配線の断線不良
や短絡不良などを修復した際に生じる負荷増加による時
定数の増加が低減され、正常なバス配線に接続された画
素とほぼ同等の表示状態がえられるという効果を奏す
る。
【００１９】本発明の請求項２にかかわる液晶駆動装置
は、前記予備の出力バッファの駆動能力が、前記複数の
出力バッファの駆動能力よりも大きくされているので、
冗長配線を接続した際に生じる負荷増加による時定数の
増加がさらに低減され、正常なバス配線に接続された画
素とほぼ同等の表示状態がえられるという効果を奏す
る。
は、前記予備の出力バッファの駆動能力が、前記複数の
出力バッファの駆動能力よりも大きくされているので、
冗長配線を接続した際に生じる負荷増加による時定数の
増加がさらに低減され、正常なバス配線に接続された画
素とほぼ同等の表示状態がえられるという効果を奏す
る。
【００２０】本発明の請求項３にかかわる液晶駆動装置
は、前記予備の出力バッファの駆動能力が、出力回路部
のトランジスタサイズが大きくされることによって、前
記複数の出力バッファの駆動能力よりも大きくされるの
で、平面的なサイズの変更のみですむので、プロセスを
大きく変更することなく駆動能力を大きくすることがで
きるという効果を奏する。
は、前記予備の出力バッファの駆動能力が、出力回路部
のトランジスタサイズが大きくされることによって、前
記複数の出力バッファの駆動能力よりも大きくされるの
で、平面的なサイズの変更のみですむので、プロセスを
大きく変更することなく駆動能力を大きくすることがで
きるという効果を奏する。
【００２１】本発明の請求項４にかかわる液晶駆動装置
は、前記予備の出力バッファが外部回路を介して接続さ
れているので、簡易に冗長配線を接続した際に生じる負
荷増加による時定数の増加が低減され、正常なバス配線
に接続された画素とほぼ同等の表示状態がえられるとい
う効果を奏する。
は、前記予備の出力バッファが外部回路を介して接続さ
れているので、簡易に冗長配線を接続した際に生じる負
荷増加による時定数の増加が低減され、正常なバス配線
に接続された画素とほぼ同等の表示状態がえられるとい
う効果を奏する。
【００２２】本発明の請求項５にかかわる液晶駆動装置
は、前記予備の出力バッファが外部から制御可能である
ように設けられているので、より簡易に冗長配線を接続
した際に生じる負荷増加による時定数の増加が低減さ
れ、正常なバス配線に接続された画素とほぼ同等の表示
状態がえられるという効果を奏する。
は、前記予備の出力バッファが外部から制御可能である
ように設けられているので、より簡易に冗長配線を接続
した際に生じる負荷増加による時定数の増加が低減さ
れ、正常なバス配線に接続された画素とほぼ同等の表示
状態がえられるという効果を奏する。
【図１】 本発明の一実施の形態にかかわる液晶駆動装
置を示す概略回路構成説明図である。
置を示す概略回路構成説明図である。
【図２】 本発明の一実施の形態にかかわる液晶駆動装
置の使用例を示す概略説明図である。
置の使用例を示す概略説明図である。
【図３】 本発明の他の実施の形態にかかわる液晶駆動
装置を示す概略回路構成説明図である。
装置を示す概略回路構成説明図である。
【図４】 本発明の他の実施の形態にかかわる液晶駆動
装置を示す概略回路構成説明図である。
装置を示す概略回路構成説明図である。
【図５】 本発明の他の実施の形態にかかわる液晶駆動
装置を示す概略回路構成説明図である。
装置を示す概略回路構成説明図である。
【図６】 従来の液晶駆動装置を示す回路構成説明図で
ある。
ある。
１ 出力バッファ、２ 液晶駆動装置、３，１１，１２
予備の出力バッファ。
予備の出力バッファ。
Claims (5)
- 【請求項１】 マトリクス型表示部と、走査線および信
号線として機能するバス配線と、ゲートバス配線と、ソ
ースバス配線と、ドライバ回路とからなる液晶表示装置
を駆動する、前記ドライバ回路中に設けられた液晶駆動
装置であって、該ゲートバス配線と該ソースバス配線と
を介してマトリクス型表示部に信号を供給する複数の出
力バッファと予備の出力バッファとが含まれてなる液晶
駆動装置。 - 【請求項２】 前記予備の出力バッファの駆動能力が、
前記複数の出力バッファの駆動能力よりも大きくされて
なる請求項１記載の液晶駆動装置。 - 【請求項３】 前記予備の出力バッファの駆動能力が、
前記予備の出力バッファの出力回路部のトランジスタサ
イズが大きくされることによって前記複数の出力バッフ
ァの駆動能力よりも大きくされてなる請求項２記載の液
晶駆動装置。 - 【請求項４】 前記予備の出力バッファが外部回路を介
して接続されてなる請求項１記載の液晶駆動装置。 - 【請求項５】 前記予備の出力バッファが外部から制御
可能であるように設けられてなる請求項１記載の液晶駆
動装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21201497A JPH1152928A (ja) | 1997-08-06 | 1997-08-06 | 液晶駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21201497A JPH1152928A (ja) | 1997-08-06 | 1997-08-06 | 液晶駆動装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1152928A true JPH1152928A (ja) | 1999-02-26 |
Family
ID=16615462
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21201497A Pending JPH1152928A (ja) | 1997-08-06 | 1997-08-06 | 液晶駆動装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1152928A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006195119A (ja) * | 2005-01-13 | 2006-07-27 | Sharp Corp | 表示装置ならびにその映像信号線駆動回路 |
| JP2008077006A (ja) * | 2006-09-25 | 2008-04-03 | Casio Comput Co Ltd | 表示駆動装置及びそれを備える表示装置 |
| US7612750B2 (en) * | 2001-11-28 | 2009-11-03 | Sharp Kabushiki Kaisha | Liquid crystal display device |
| US7755586B2 (en) | 2005-05-23 | 2010-07-13 | Panasonic Corporation | Circuitry apparatus and method for compensating for defects in a display device |
| WO2010092639A1 (ja) * | 2009-02-13 | 2010-08-19 | シャープ株式会社 | 表示装置及びその製造方法、並びにアクティブマトリクス基板 |
| WO2010122624A1 (ja) * | 2009-04-23 | 2010-10-28 | パナソニック株式会社 | 表示装置のデータ線駆動回路 |
| JP2011008278A (ja) * | 2010-08-09 | 2011-01-13 | Sharp Corp | 表示装置ならびにその映像信号線駆動回路 |
| US8730423B2 (en) | 2005-01-27 | 2014-05-20 | Sharp Kabushiki Kaisha | Display device, liquid crystal display device, and method for producing a display device |
| CN111145675A (zh) * | 2018-11-05 | 2020-05-12 | 三星显示有限公司 | 栅极驱动电路 |
-
1997
- 1997-08-06 JP JP21201497A patent/JPH1152928A/ja active Pending
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7612750B2 (en) * | 2001-11-28 | 2009-11-03 | Sharp Kabushiki Kaisha | Liquid crystal display device |
| US8421724B2 (en) | 2001-11-28 | 2013-04-16 | Sharp Kabushiki Kaisha | Liquid crystal display device |
| JP2006195119A (ja) * | 2005-01-13 | 2006-07-27 | Sharp Corp | 表示装置ならびにその映像信号線駆動回路 |
| US8730423B2 (en) | 2005-01-27 | 2014-05-20 | Sharp Kabushiki Kaisha | Display device, liquid crystal display device, and method for producing a display device |
| US7755586B2 (en) | 2005-05-23 | 2010-07-13 | Panasonic Corporation | Circuitry apparatus and method for compensating for defects in a display device |
| JP2008077006A (ja) * | 2006-09-25 | 2008-04-03 | Casio Comput Co Ltd | 表示駆動装置及びそれを備える表示装置 |
| WO2010092639A1 (ja) * | 2009-02-13 | 2010-08-19 | シャープ株式会社 | 表示装置及びその製造方法、並びにアクティブマトリクス基板 |
| CN102301408A (zh) * | 2009-02-13 | 2011-12-28 | 夏普株式会社 | 显示装置及其制造方法、以及有源矩阵基板 |
| JP5216874B2 (ja) * | 2009-02-13 | 2013-06-19 | シャープ株式会社 | 表示装置及びその製造方法、並びにアクティブマトリクス基板 |
| WO2010122624A1 (ja) * | 2009-04-23 | 2010-10-28 | パナソニック株式会社 | 表示装置のデータ線駆動回路 |
| JP2011008278A (ja) * | 2010-08-09 | 2011-01-13 | Sharp Corp | 表示装置ならびにその映像信号線駆動回路 |
| CN111145675A (zh) * | 2018-11-05 | 2020-05-12 | 三星显示有限公司 | 栅极驱动电路 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US8339349B2 (en) | Gate driving unit for liquid crystal display device and method of repairing the same | |
| JP3827823B2 (ja) | 液晶表示画像の消去装置及びそれを備えた液晶表示装置 | |
| US5784042A (en) | Liquid crystal display device and method for driving the same | |
| US7251009B2 (en) | Liquid crystal display device | |
| US5946068A (en) | Liquid crystal display with dummy data driving to produce edge column compensation | |
| US8169568B2 (en) | Liquid crystal display device | |
| KR101133762B1 (ko) | 표시 장치용 표시판 및 이를 포함하는 표시 장치 | |
| US7038675B2 (en) | Liquid crystal display device and manufacturing method thereof | |
| US6654075B1 (en) | Liquid crystal display device and method for fabricating the same | |
| JP2007140512A (ja) | ゲート駆動回路と、そのリペア方法及びそれを用いる液晶表示装置 | |
| US20210142753A1 (en) | Display apparatus and shutting-down image-sticking elimination method thereof | |
| JPH1152928A (ja) | 液晶駆動装置 | |
| WO2010035548A1 (ja) | 液晶表示装置、アクティブマトリクス基板、電子機器 | |
| KR100703902B1 (ko) | 액정 표시 장치 | |
| JP3664573B2 (ja) | 液晶表示装置 | |
| JP2004117755A (ja) | アクティブマトリクス基板および表示装置 | |
| US6396555B1 (en) | LCD panel in which the scanning line and the line connected to the drain of the TFT are parallel | |
| KR20090090676A (ko) | 액정표시장치 | |
| JP4141696B2 (ja) | 画像表示パネルとその製造方法、画像表示装置 | |
| JP3251391B2 (ja) | 画像表示装置 | |
| JP2001305500A (ja) | 液晶パネルのリペア方法 | |
| JP2000105576A (ja) | 液晶表示装置および信号線駆動用ｌｓｉ素子 | |
| US20060158408A1 (en) | Liquid crystal display device | |
| KR100487433B1 (ko) | 액정 표시 장치의 어레이 기판 | |
| KR100929678B1 (ko) | 액정 표시 장치 및 그 수리 방법 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20050720 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20050726 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20051122 |