JPH1152925A - マトリクス表示装置 - Google Patents

マトリクス表示装置

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Publication number
JPH1152925A
JPH1152925A JP9209531A JP20953197A JPH1152925A JP H1152925 A JPH1152925 A JP H1152925A JP 9209531 A JP9209531 A JP 9209531A JP 20953197 A JP20953197 A JP 20953197A JP H1152925 A JPH1152925 A JP H1152925A
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JP
Japan
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signal
data
circuit
clock signal
line
Prior art date
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Pending
Application number
JP9209531A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Tomitani
央 富谷
Takeshi Okuno
武志 奥野
Toshiya Otani
俊哉 大谷
Kazuhiro Nakanishi
一浩 中西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Liquid Crystal Display Device Control (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 CRTなど他の表示装置とのインターフェイ
ス信号のタイミングの互換性を保ちつつ、大容量の表示
データの効率的、かつ高速なデータ転送を可能とし、大
容量のマトリクス表示装置を提供する。 【解決手段】 マトリクス型表示素子と、選択された走
査線22上の画素の表示状態に応じて、信号線21に信
号線駆動波形を送る信号線駆動回路23と、走査する走
査線順に前記マトリクス型表示素子の表示状態に応じた
データとタイミングをとるためのクロック信号とを送出
する信号出力回路25と、前記信号出力回路と前記信号
線駆動回路との間にあって、前記信号出力回路からのデ
ータとクロック信号とを入力として、この入力されるク
ロック信号よりもクロック信号の速度を遅くしたうえ
で、データとクロック信号とを信号線駆動回路23へ出
力する速度変換手段を備えたデータ制御回路26と、を
有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は液晶表示装置などの
マトリクス表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下、従来の技術について図6および図
7を用いて説明する。図6は従来のマトリクス表示装置
の構成を示し、図7は図6の従来のマトリクス表示装置
におけるインターフェイス信号のタイミングを示すもの
である。
【0003】図6に示すマトリクス表示装置はマトリク
ス表示素子にて構成され、このマトリクス表示素子おい
ては、信号線21と走査線22とはマトリクス状に配列
され、信号線21と走査線22の交点を画素としてい
る。
【0004】マトリクス表示素子の信号線21には信号
線駆動回路23を接続し、走査線22には走査線駆動回
路24を接続する。信号線駆動回路23は、一般にシリ
アルに送られてくる表示画像データを取り込み、一走査
期間にわたって各信号線の表示画像を保持し、そのデー
タに応じて信号線21を駆動するような構成となってい
る。
【0005】一方、走査線駆動回路24は、走査線22
を順次走査するためにシフトレジスタと駆動回路とを有
した構成であり、信号線駆動回路23と走査線駆動回路
24とは、それぞれ、複数に分割されて、半導体集積回
路を用いて構成されるのが一般的である。
【0006】25は信号出力回路であり、表示状態に応
じたデータと、このデータとタイミングをとるためのク
ロック信号などの必要な同期信号、制御信号とを、信号
線駆動回路23と走査線駆動回路24とに与える構成と
なっている。
【0007】信号線出力回路25より出力される上画面
ブロックのデータ信号28は、上画面ブロックの信号線
駆動回路23に接続される。一方、信号線出力回路25
より出力される下画面ブロックのデータ信号29は、下
画面ブロックの信号線駆動回路23に接続される。ま
た、信号出力回路25より出力されるクロック信号27
は、上画面、下画面の信号線駆動回路23に共通に接続
される。
【0008】図7において、(a)はフレーム信号VS
YNCで、フレームの開始位置を示す。あるフレーム信
号から次のフレーム信号までの期間をフレーム期間31
といい、このフレーム期間31で一画面の描画を終え
る。(b)は水平信号HSYNCで、フレーム期間31
を走査線数またはそれ以上の数で分割した制御信号であ
る。この水平信号HSYNCにおいて、あるパルスから
次のパルスまでの期間は、一走査線あたりの走査期間3
2を示している。
【0009】走査電極駆動回路25は、水平信号HSY
NCによってフレーム信号VSYNCをとりこみ、これ
を順次シフトすることによって、走査線を一本ずつ順に
走査する。このために、走査信号パルスを順に各走査線
に与えている。
【0010】(c)はクロック信号DCKを示し、
(d)は上画面のデータUDおよび下画面のデータLD
を示す。この上画面のデータUDおよび下画面のデータ
LDは、クロック信号DCKごとに表示列ごとのデータ
を順に出力し、水平信号HSYNCごとに表示行ごとの
データを出力して、フレーム信号VSYNCで1画面分
のデータをすべて転送する。
【0011】ここで走査期間32は、水平信号HSYN
Cが入力されてからデータ転送が始まるまでの、クロッ
ク信号とデータとが休止した第1の期間33と、クロッ
ク信号によりデータを転送している期間34と、1行分
のデータ転送が完了してから次の水平信号HSYNCが
入力されるまでの、クロック信号とデータとが休止した
第2の期間35とからなる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】一般的にこうしたマト
リクス表示装置のインターフェイスタイミングはCRT
のものを用いる場合が多く、また、信号出力回路25の
インターフェイスタイミングはCRTと共用してる場合
が多い。CRTのインターフェイスタイミングにおいて
は、CRTの電子ビームの復帰する時間として、水平信
号HSYNCが入力されてからデータ転送が始まるまで
の、クロック信号とデータとが休止した第1の期間33
と、1行分のデータ転送が完了してから次の水平信号H
SYNCが入力されるまでの、クロック信号とデータと
が休止した第2の期間35とを十分に確保する必要があ
る。このため、走査期間32の2〜4割程度をこの休止
期間にあてる必要がある。また、他の表示装置や従来の
表示装置においてもこのインターフェイスタイミングを
用いて設計されている場合が多く、これを変更すること
はきわめて困難である。
【0013】従来のマトリクス表示装置においては、イ
ンターフェイスタイミングとの共用という制約の中で、
休止期間を確保して表示の高精細化を実現するために
は、表示データを転送するクロック信号を高速化する必
要がある。しかし、信号線駆動回路23の入力容量やプ
リント配線板の容量などが数百pFにもなり、負荷が大
きく、数十mA程度の一般的なC−MOS駆動回路を用
いて信号出力回路25のクロック信号やデータ信号の駆
動回路を構成する場合においては、駆動能力が不足し
て、十分な高速化を達成することができない。
【0014】また、データ線の負荷は、上画面用の信号
線駆動回路の入力用容量および上画面のデータ配線容量
と、下画面用の信号線駆動回路の入力容量および下画面
のデータ配線容量とに、上画面、下画面に負荷が分担さ
れている。しかし、これに比べてクロック信号27は、
上画面用の信号線駆動回路の入力容量と下画面用の信号
線駆動回路の入力容量とでクロック配線容量を共通にし
て駆動しているため、負荷が重く、データ線の場合に比
べて遅延時間が大きく、データ線との遅延時間差を発生
し、高速化のさまたげとなっている。
【0015】本発明は、上記の課題を解決するのもの
で、CRTなどの他の表示装置また従来のインターフェ
イスタイミングとの互換性を確保して、高速なデータ転
送を可能にし、より高精細なマトリクス表示装置を実現
することを目的とするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、信号出力回路と信号線駆動回路との間に
あって、前記信号出力回路からのデータとクロック信号
とを入力として、この入力されるクロック信号よりもク
ロック信号の速度を遅くしたうえで、データとクロック
信号とを信号線駆動回路へ出力する速度変換手段を備え
たデータ制御回路を有する構成としたものである。
【0017】これにより、上述の休止期間を利用して、
信号線駆動回路へあたえるクロック信号の速度を遅くす
ることで、従来と互換性のあるより高速なデータ転送を
可能にしたマトリクス表示装置を提供可能となる。
【0018】また本発明は、信号出力回路と信号線駆動
回路との間にあって、前記信号出力回路から入力される
データとクロック信号とに対してその負荷を軽減する処
理を施すとともに、各信号線駆動回路へ出力するデータ
とクロック信号との負荷を同じとする処理を施すデータ
制御回路を有する構成としたものである。
【0019】これにより、信号出力回路のデータ線とク
ロック信号の負荷を軽減し、かつ、各信号線駆動回路へ
出力するデータとクロック信号との負荷を同じとするこ
とで遅延時間差をなくして、より高速なデータ転送を可
能にしたマトリクス表示装置を提供できることになる。
【0020】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明は、複数の
信号線と走査線とをマトリクス状に交差させた交点を画
素とするマトリクス型表示素子と、前記走査線を順次選
択し、前記走査線に走査信号波形を送る走査線駆動回路
と、選択された走査線上の画素の表示状態に応じて、前
記信号線に信号線駆動波形を送る信号線駆動回路と、走
査する走査線順に前記マトリクス型表示素子の表示状態
に応じたデータとタイミングをとるためのクロック信号
とを送出する信号出力回路と、前記信号出力回路と前記
信号線駆動回路との間にあって、前記信号出力回路から
のデータとクロック信号とを入力として、この入力され
るクロック信号よりもクロック信号の速度を遅くしたう
えで、データとクロック信号とを信号線駆動回路へ出力
する速度変換手段を備えたデータ制御回路と、を有する
ようにしたものである。
【0021】これによれば、信号出力回路からのデータ
とクロック信号とにおける休止期間を利用して、信号線
駆動回路へあたえるクロック信号の速度を、入力される
クロック信号の速度よりも遅くすることで、クロック信
号の速度の律束をなくし、より高速な入力クロック速度
においても動作させることができるという作用を有す
る。
【0022】請求項2に記載の発明は、速度変換手段
が、データを保持するための記憶素子を有するようにし
たものである。これによれば、記憶素子を用いてクロッ
ク信号とデータとの速度の変換をおこなうことができる
という作用を有する。
【0023】請求項3に記載の発明は、複数の信号線と
走査線とをマトリクス状に交差させた交点を画素とする
マトリクス型表示素子と、前記走査線を順次選択し、前
記走査線に走査信号波形を送る走査線駆動回路と、選択
された走査線上の画素の表示状態に応じて、前記信号線
に信号線駆動波形を送る信号線駆動回路と、走査する走
査線順に前記マトリクス型表示素子の表示状態に応じた
データとタイミングをとるためのクロック信号とを送出
する信号出力回路と、前記信号出力回路と前記信号線駆
動回路との間にあって、前記信号出力回路から入力され
るデータとクロック信号とに対してその負荷を軽減する
処理を施すとともに、各信号線駆動回路へ出力するデー
タとクロック信号との負荷を同じとする処理を施すデー
タ制御回路と、を備えたものである。
【0024】これによれば、信号出力回路から出力され
るデータ線とクロック信号とをいったんデータ制御回路
に入力し、所定の処理を施したうえで、データ制御回路
から信号線駆動回路へデータとクロック信号とを出力す
ることによって、信号出力回路のデータ線とクロック信
号との負荷を軽減し、かつ、負荷を同じとすることで遅
延時間差をなくして、より高速なデータ転送を可能にす
るという作用を有する。
【0025】請求項4に記載の発明は、データ制御回路
をC−MOSの半導体素子で構成し、かつ信号出力回路
から出力されるデータ線とクロック信号とを、同じ入力
容量の入力回路を経てデータ制御回路へ入力するように
構成したものである。
【0026】これによれば、信号出力回路のデータ線と
クロック信号の負荷を軽減し、かつ、負荷を同じくする
ことで遅延時間差をなくして、より高速なデータ転送を
可能にするという作用を有する。
【0027】請求項5に記載の発明は、信号線駆動回路
へ出力されるデータ線とクロック信号とを同じ駆動能力
の出力回路を用いて構成し、データ線とクロック信号と
を1つのグループとして1つ以上のグループを備えたデ
ータ制御回路を有するようにしたものである。
【0028】これによれば、グループごとにデータ線と
クロック信号との負荷を同じにし、遅延時間差をなくし
て、より高速なデータ転送を可能にするという作用を有
する。
【0029】請求項6に記載の発明は、1つ以上のグル
ープにおいて、データ制御回路と信号線駆動回路との間
のデータとクロック信号との配線パターンの長さを同じ
にしたものである。
【0030】これによれば、データ線とクロック信号と
のプリント基板の負荷容量を同じにし、遅延時間差をな
くして、より高速なデータ転送を可能にするという作用
を有する。
【0031】以下、本発明の実施の形態について、図1
〜図5を用いて説明する。 (実施の形態1)以下、本発明の実施の形態1につい
て、図1、図2、図3を用いて説明する。図1は本発明
の実施の形態のマトリクス表示装置の構成を示し、図2
は図1におけるデータ制御回路26の構成図を示すもの
である。図3は、図1のマトリクス表示装置におけるイ
ンターフェイス信号のタイミングを示すものである。
【0032】なお、図6および図7に示した従来例の構
成と同じものについては同一の番号を付与し、その詳細
な説明は省略する。図1において、信号出力回路25
は、表示状態に応じたデータと、このデータとタイミン
グをとるためのクロック信号などの必要な同期信号、制
御信号とを、データ制御回路26に与える構成となって
いる。信号出力回路25より出力される上画面ブロック
のデータ信号28と下画面ブロックのデータ信号29と
クロック信号27とは、それぞれ、データ制御回路26
に入力される。
【0033】データ制御回路26より出力される上画面
ブロックのデータ信号16は、上画面ブロックの信号線
駆動回路23に入力される。一方、データ制御回路26
より出力される下画面ブロックのデータ信号17は、下
画面ブロックの信号線駆動回路23に接続される。ま
た、データ制御回路26より出力される上画面用のクロ
ック信号15と下画面用のクロック信号18とは、それ
ぞれ別々に上画面、下画面の信号線駆動回路23に入力
される。
【0034】図1におけるデータ制御回路26は、C−
MOSの半導体集積回路からなり、おおむね図2に示す
ような構成となっている。信号出力回路25から出力さ
れたデータUD、LDや、クロック信号DCKは、デー
タ制御回路26の入力回路44を介して回路内部へ入力
される。入力されたデータUD、LDは、クロック信号
DCKによって、第1のラインメモリ41または第2の
ラインメモリ42のいずれか一方へ、走査ラインごとに
書き込まれる。
【0035】データ制御回路26から信号線駆動回路2
3へ出力されるデータRUD、RLDと、クロック信号
UCK、LCKとは、データ制御回路26の出力回路4
5を介して回路外部へ出力される。出力されるデータR
UD、RLDは、入力クロック信号DCKとは独立した
クロック信号φによって、第1のラインメモリ41また
は第2のラインメモリ42のいずれか一方から読み出さ
れる。
【0036】クロック信号φは、分岐されて、各々独立
に出力回路45を用いて回路外部へ出力され、上画面用
の信号線駆動回路23に接続されるクロック信号UCK
および下画面用の信号線駆動回路23に接続されるクロ
ック信号LCKとなる。
【0037】制御回路43は、水平信号HSYNCを用
いて、第1のラインメモリ41と第2のラインメモリ4
2とを交互に切り替える信号を発生する。これにより、
第1のラインメモリ41にクロック信号DCKによって
入力データUD、LDを書き込んでいる間は、第2のラ
インメモリ42によりクロック信号φにもとづき出力デ
ータRUD、RLDを読み出すように制御する。一方、
第2のラインメモリ42にクロック信号DCKによって
入力データUD、LDを書き込んでいる間は、第1のラ
インメモリ41によりクロック信号φにもとづき出力デ
ータRUD、RLDを読み出すように制御する。
【0038】以上の動作説明から明らかなように、デー
タ制御回路26によって、入力されるクロック信号DC
Kと入力データUD、LDとのインターフェイスタイミ
ングを同じとして、入力されるクロックDCKの速度と
異なるクロックに速度変換されたクロック信号UCK、
LCKとデータRUD、RLDとを得ることができる。
【0039】ここでクロックφの速度を入力されるクロ
ックDCKの速度より遅くすることで、入力クロック信
号DCKの速度よりも、出力されるクロック信号UC
K、LCKとデータRUD、RLDとの速度を遅くする
ことができる。
【0040】このことを図3にもとづき説明する。図3
において、(c)に示すクロック信号DCKは、データ
制御回路26に入力される。(e)はクロック信号UC
K、LCKを示し、これらのクロック信号UCK、LC
Kは、上述のように入力クロック信号DCKよりも遅い
ものとされて、データ制御回路26から信号線駆動回路
23へ出力される。(f)はデータ信号RUD、RLD
を示し、このデータ信号RUD、RLDも、同様に入力
クロック信号DCKよりも遅いものとされて、データ制
御回路26から信号線駆動回路23へ出力される。
【0041】信号線駆動回路23に入力される(e)の
クロック信号UCK、LCKと(f)のデータ信号RU
D、RLDとは、データ制御回路26の出力における第
1の出力クロック休止期間51と第2の出力クロック休
止期間53とを数100ns程度に小さく設定し、かつ
所定の走査期間32内におさまるように出力クロック転
送期間52のクロック速度を遅く設定したタイミングに
よって与えられる。
【0042】以上述べたように本発明の実施の形態1で
は、クロック速度変換手段を有するデータ制御回路26
を用いて、入力クロック速度よりも遅いクロック速度で
クロック信号UCK、LCK(e)とデータ信号RU
D、RLD(f)とを信号線駆動回路23に与えること
によって、従来と同じ入力インターフェイスタイミング
にて、見かけ上、より高速な入力クロック速度に対応す
ることが可能となる。
【0043】(実施の形態2)本発明の実施の形態2に
おけるマトリクス表示装置について、図1、図2、図
4、図5を用いて説明する。なお、前述の従来例や実施
の形態1と同じものについては同一の番号を付与する。
【0044】図4はデータ制御回路26の入力等価回路
を示し、図5はデータ制御回路26の出力等価回路を示
すものである。この実施の形態2におけるデータ制御回
路26はC−MOSの半導体集積回路からなり、その構
成はおおむね図2に示す通りとなっている。信号出力回
路25から出力されたデータUD、LD、およびクロッ
ク信号DCKは、データ制御回路26の入力回路44を
介して回路内部へ入力され、所定の処理を施される。こ
のデータ制御回路26からのデータRUD、RLD、お
よびクロック信号UCK、LCKは、出力回路45を介
して回路外部へ出力され、信号線駆動回路23へ接続さ
れる。
【0045】この実施の形態2においては、信号出力回
路25と信号線駆動回路23との間に設けられたデータ
制御回路26の入力回路44に、信号出力回路25から
出力されるデータとクロック信号とをいったん入力し、
データ制御回路26で所定の処理を施した後に、信号線
駆動回路23へ処理後のデータとクロック信号を出力す
る。
【0046】この構成とすることにより、信号出力回路
25が直接に複数の信号線駆動回路23を駆動すること
をやめて、この信号出力回路25からデータ制御回路2
6のみに入力することで、ファンアウトを小さくし、信
号出力回路25のデータ線とクロック信号の負荷を軽減
し、かつ、負荷を同じとすることで遅延時間差をなくし
て、より高速なデータ転送を可能にすることができる。
【0047】次に、図4のデータ制御回路26の入力等
価回路を用いて説明する。信号出力回路25より出力さ
れるデータとクロック信号は、C−MOS回路からなる
出力回路61を用いて駆動されている。データ制御回路
26におけるデータおよびクロック信号入力は、C−M
OS回路からなる入力回路62を用いて回路内部へ入力
される。このとき、データ、クロック信号の速度の律束
は、出力回路61の駆動能力と、入力回路62の入力容
量と、これらを結ぶ配線の容量63とによって決定さ
れ、駆動能力が高く、負荷容量が小さいほど、より高速
な転送が可能となる。
【0048】データとクロック信号をデータ制御回路2
6の入力回路62にいったん入力することで、信号出力
回路25のデータ線とクロック信号の負荷を軽減し、か
つ、同じ入力容量の入力回路62を用いることで、信号
出力回路25から出力されるデータ線とクロック信号の
遅延時間差をなくして、より高速なデータ転送を可能に
することができる。
【0049】この実施の形態2におけるデータ制御回路
26の出力回路は、信号線駆動回路23へ出力されるデ
ータ線とクロック信号を、同じ駆動能力の出力回路を用
いて構成する。また、クロック信号を分岐して、上画面
用のクロック信号と下画面用のクロック信号を用意し、
上画面用のデータとクロック信号、および下画面用のデ
ータとクロック信号にグループに分けして、データ線と
クロック信号の負荷を同じにし、遅延時間差をなくし
て、より高速なデータ転送を可能にする。
【0050】図5は、この実施の形態2におけるデータ
制御回路26の出力等価回路を示す図である。データ制
御回路26より出力されるデータ、クロック信号は、C
−MOS回路からなる出力回路71を用いて駆動され
る。信号線駆動回路23へのデータ、クロック信号は、
C−MOS回路からなる入力回路72を用いて回路内部
へ入力される。このとき、データ、クロック信号の速度
の律束は、出力回路71の駆動能力と、複数個分の信号
線駆動回路23の入力回路72の入力容量と、これらを
結ぶ配線の容量73とによって決定され、駆動能力が高
く、負荷容量が小さいほど、より高速な転送が可能とな
る。
【0051】以上のようにデータ制御回路26の出力回
路についても、上画面用のデータとクロック信号、およ
び下画面用のデータとクロック信号にグループに分けし
て、データ線とクロック信号の負荷を同じにし、遅延時
間差をなくして、より高速なデータ転送を可能にするこ
とができる。
【0052】また、上画面用、下画面用のそれぞれのグ
ループにおいて、データ制御回路26と信号線駆動回路
23との間のデータとクロック信号の配線パターンの長
さを同じにするとともに、グループ間においても配線パ
ターンの長さを同じにすることによって、データ線とク
ロック信号についてのプリント基板の負荷容量を同じに
することができ、このためデータとクロック信号との
間、あるいは上画面と下画面のグループ間の遅延時間差
をなくして、より高速なデータ転送を可能にすることが
できる。
【0053】以上述べたように、この実施の形態2によ
って、より高速なデータ転送を可能にすることができ
る。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のマトリク
ス表示装置によれば、CRTなど他の表示装置とのイン
ターフェイス信号のタイミングの互換性を保ちつつ、大
容量の表示データの効率的、かつ高速なデータ転送を可
能とし、大容量のマトリクス表示装置を可能とするもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のマトリクス表示装置の構
成図である。
【図2】本発明の実施の形態におけるデータ制御回路の
構成図である。
【図3】本発明の実施の形態1のマトリクス表示装置の
制御信号を示したタイミング図である。
【図4】本発明の実施の形態2におけるデータ制御回路
の入力等価回路を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態2におけるデータ制御回路
の出力等価回路を示す図である。
【図6】従来のマトリクス表示装置の構成図である。
【図7】従来のマトリクス表示装置の制御信号を示した
タイミング図である。
【符号の説明】
21 信号線 22 走査線 23 信号線駆動回路 24 走査線駆動回路 25 信号出力回路 26 データ制御回路 32 走査期間 41 第1のラインメモリ 42 第2のラインメモリ 51 第1の出力クロック休止期間 52 出力クロック転送期間 53 第2の出力クロック休止期間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中西 一浩 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の信号線と走査線とをマトリクス状
    に交差させた交点を画素とするマトリクス型表示素子
    と、前記走査線を順次選択し、前記走査線に走査信号波
    形を送る走査線駆動回路と、選択された走査線上の画素
    の表示状態に応じて、前記信号線に信号線駆動波形を送
    る信号線駆動回路と、走査する走査線順に前記マトリク
    ス型表示素子の表示状態に応じたデータとタイミングを
    とるためのクロック信号とを送出する信号出力回路と、
    前記信号出力回路と前記信号線駆動回路との間にあっ
    て、前記信号出力回路からのデータとクロック信号とを
    入力として、この入力されるクロック信号よりもクロッ
    ク信号の速度を遅くしたうえで、データとクロック信号
    とを信号線駆動回路へ出力する速度変換手段を備えたデ
    ータ制御回路と、を有することを特徴とするマトリクス
    表示装置。
  2. 【請求項2】 速度変換手段が、データを保持するため
    の記憶素子を有することを特徴とする請求項1記載のマ
    トリクス表示装置。
  3. 【請求項3】 複数の信号線と走査線とをマトリクス状
    に交差させた交点を画素とするマトリクス型表示素子
    と、前記走査線を順次選択し、前記走査線に走査信号波
    形を送る走査線駆動回路と、選択された走査線上の画素
    の表示状態に応じて、前記信号線に信号線駆動波形を送
    る信号線駆動回路と、走査する走査線順に前記マトリク
    ス型表示素子の表示状態に応じたデータとタイミングを
    とるためのクロック信号とを送出する信号出力回路と、
    前記信号出力回路と前記信号線駆動回路との間にあっ
    て、前記信号出力回路から入力されるデータとクロック
    信号とに対してその負荷を軽減する処理を施すととも
    に、各信号線駆動回路へ出力するデータとクロック信号
    との負荷を同じとする処理を施すデータ制御回路と、を
    備えたことを特徴とするマトリクス表示装置。
  4. 【請求項4】 データ制御回路をC−MOSの半導体素
    子で構成し、かつ信号出力回路から出力されるデータ線
    とクロック信号とを、同じ入力容量の入力回路を経てデ
    ータ制御回路へ入力するように構成したことを特徴とす
    る請求項3記載のマトリクス表示装置。
  5. 【請求項5】 信号線駆動回路へ出力されるデータ線と
    クロック信号とを同じ駆動能力の出力回路を用いて構成
    し、データ線とクロック信号とを1つのグループとして
    1つ以上のグループを備えたデータ制御回路を有するこ
    とを特徴とする請求項3または4記載のマトリクス表示
    装置。
  6. 【請求項6】 1つ以上のグループにおいて、データ制
    御回路と信号線駆動回路との間のデータとクロック信号
    との配線パターンの長さを同じにしたことを特徴とする
    請求項5記載のマトリクス表示装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005189758A (ja) * 2003-12-26 2005-07-14 Sony Corp 表示デバイス及び投射型表示装置

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JP2005189758A (ja) * 2003-12-26 2005-07-14 Sony Corp 表示デバイス及び投射型表示装置

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