JPH1152872A - プラズマディスプレイパネル装置 - Google Patents

プラズマディスプレイパネル装置

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JPH1152872A
JPH1152872A JP20635697A JP20635697A JPH1152872A JP H1152872 A JPH1152872 A JP H1152872A JP 20635697 A JP20635697 A JP 20635697A JP 20635697 A JP20635697 A JP 20635697A JP H1152872 A JPH1152872 A JP H1152872A
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JP
Japan
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display panel
plasma display
support
cooling fin
cooling
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Application number
JP20635697A
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English (en)
Inventor
Yukihiro Iwata
進裕 岩田
Hiroto Inoue
裕人 井ノ上
Yozo Kita
洋三 喜多
Kazunobu Kojima
一信 児嶋
Taro Sato
太朗 佐藤
Yutaka Tani
豊 谷
Shigeo Hirano
重男 平野
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高画質を実現するために、プラズマディスプ
レイパネルの消費電力を大きくしても、プラズマディス
プレイパネルの高温化を抑制でき、プラズマディスプレ
イパネルの温度分布の不均等に起因する破損を回避でき
る効率的な冷却構造を提供する。 【解決手段】 プラズマディスプレイパネル1の背面に
接合部材21を介して中空構造の支持体22を密着す
る。支持体22の内部には放熱用フィン23を設け、底
面と上面に吸気口22f及び排気口22gを設ける。そ
して中空構造の内で空気を移動させてプラズマディスプ
レイパネル1を冷却する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラズマディスプ
レイパネル装置に関し、特に内部に使用されるプラズマ
ディスプレイパネルを効率よく冷却するための冷却構造
に特徴を有するプラズマディスプレイパネル装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のプラズマディスプレイパネルの冷
却構造を図を用いて説明する。図5は従来の空冷式の冷
却構造を有するプラズマディスプレイパネル装置の断面
図を示している。プラズマディスプレイパネル1は所定
の微少間隙を有して対向する2枚のガラス基板を有し、
夫々の対向面上の前面ガラス基板側には透明電極が、又
背面ガラス基板側にはアドレス電極とアドレス電極上に
形成されたカラー蛍光体が塗布され、2枚のガラス基板
の微少間隙には放電ガラスが封入されている。筐体2は
プラズマディスプレイパネル1をその前面に保持してお
り、その底面及び上面には空気の吸排気を行うための吸
気口2a及び排気口2bを有している。前面板3はプラ
ズマディスプレイパネル1の表示面と一定の間隔を保っ
て筐体2に取付けられている。プラズマディスプレイパ
ネル1の背後には駆動回路基板4が設けられる。駆動回
路基板4はプラズマディスプレイパネル1を点灯させる
駆動回路が実装された基板であり、プラズマディスプレ
イパネル1とはフレキシブルリード5により接続されて
いる。又筐体2の上面の排気口2bの内側には冷却ファ
ン6が取付けられている。筐体2の下面のプラズマディ
スプレイパネル1と前面板との隙間の部分にはスポンジ
7が取付けられる。そしてプラズマディスプレイパネル
1を点灯すると温度が上昇するが、このとき同時に冷却
用ファン6を回転させる。こうすれば冷却用ファン6に
より吸気口2aを通して吸入された空気は、プラズマデ
ィスプレイパネル1の前面及び背面を通過する間に前記
プラズマディスプレイパネル1内部で発生する熱を奪い
つつ、冷却用ファン6により排気口2bを通して筐体2
外部へ排出される。このためプラズマディスプレイパネ
ル1の温度上昇は抑制される。プラズマディスプレイパ
ネル1の前面を通過する空気は、このスポンジ7を通過
する間に粉塵が取り除かれるため、画面の汚れを防ぐこ
とができる。
【0003】図6は従来の水冷方式の冷却構造を有する
プラズマディスプレイパネル装置の断面を示している。
この冷却装置ではプラズマディスプレイパネル1の表示
面と同一の大きさの可視光透過特性を有する前面板11
を表示面と一定の間隔を隔てて配置する。そしてプラズ
マディスプレイパネル1の表示面と前面板11との周囲
にシール材12を挟んで、気密にした薄い容器が形成さ
れている。前面板11の上部には金属板13が気密容器
外に突出するよう配置されており、金属板13上にはヒ
ートシンク14が取付けられている。又、前面板11と
プラズマディスプレイパネル1の表面板との間で形成さ
れる気密容器の内部には、可視光透過率の良好な冷却液
15が封入されている。このように構成することによ
り、プラズマディスプレイパネル1を点灯するとプラズ
マディスプレイパネル1の温度が上昇し、プラズマディ
スプレイパネル1と前面板11との間で形成される気密
容器内部で冷却液15の対流が生じる。これによりプラ
ズマディスプレイパネル1の熱が冷却液15を介して金
属板13に移り、ヒートシンク14から外気に熱が放出
されることでプラズマディスプレイパネル1の温度上昇
が抑制される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】薄型大画面を特徴とす
るプラズマディスプレイパネル装置は、近年、大型化傾
向にあると同時に、高画質を実現するためにその消費電
力は益々増加する傾向にある。
【0005】従来の空冷方式によるプラズマディスプレ
イパネル装置は、図5に示すように冷却用ファン5によ
って外部の空気を筐体2中に吸入し、空冷式でプラズマ
ディスプレイパネル1の前面及び背面を通過する際に、
プラズマディスプレイパネル1内部で発生する熱を奪
い、プラズマディスプレイパネル1の温度上昇を抑制す
るものがほとんどであった。しかしながら、この冷却構
造では、プラズマディスプレイパネル1の前面において
は、ゴミによる画面の汚れを防ぐためにスポンジ7が設
けられているため、十分な空気流量が得られないという
欠点があった。又プラズマディスプレイパネル1の背面
においては、駆動回路基板4及びフレキシブルリード5
の抵抗により十分な空気流量が得られない。又場所によ
り空気の流量に差異が生じる。従って高画質を実現する
ためにプラズマディスプレイパネル1の消費電力を高く
すると、プラズマディスプレイパネル1が高温となり、
プラズマディスプレイパネル1の温度分布の不均等に起
因してプラズマディスプレイパネル1が破損する恐れが
あるという問題があった。
【0006】更に図6に示した従来の冷却液方式による
プラズマディスプレイパネル装置は、冷却構造のコスト
が高くなる。又冷却液の経年劣化により冷却性能が低下
し、落下等の衝撃によって冷却液が漏洩する可能がある
という問題があった。
【0007】本発明はこのような従来の問題点に鑑みて
なされたものであって、プラズマディスプレイパネルに
放熱効果を向上させ、大型化,高画質化されたプラズマ
ディスプレイパネルにおいても放熱効果を保持できるよ
うにすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1の発明
は、プラズマディスプレイパネルと、前記プラズマディ
スプレイパネルの背面に設けられて前記プラズマディス
プレイパネルを保持し、少なくとも1ヶ所の吸気及び排
気用の穴を有する中空構造の支持体と、前記プラズマデ
ィスプレイパネルと前記支持体との間に設けられ、前記
プラズマディスプレイパネルと前記支持体とを密着させ
る接合部材と、前記支持体の内部に設けられた冷却用フ
ィンと、を具備することを特徴とするものである。
【0009】本願の請求項2の発明は、請求項1のプラ
ズマディスプレイパネル装置において、前記支持体の内
部は、1本以上の桟により仕切られた一連の空気流通路
を有することを特徴とするものである。
【0010】本願の請求項3の発明は、請求項1又は2
のプラズマディスプレイパネル装置において、前記支持
体の一部又は筐体の前記支持体に対向する面に冷却用フ
ァンが設けられ、前記支持体の中空構造内の空気を強制
的に排気することによりプラズマディスプレイパネルを
冷却することを特徴とするものである。
【0011】本願の請求項4の発明は、請求項1又は2
のプラズマディスプレイパネル装置において前記支持体
の一部又は筐体の前記支持体に対向する面に冷却用ファ
ンが設けられ、前記中空構造内に空気を強制的に送風す
ることによりプラズマディスプレイパネルを冷却するこ
とを特徴とするものである。
【0012】本願の請求項5の発明は、プラズマディス
プレイパネルと、前記プラズマディスプレイパネルの背
面部に設けられ、前記プラズマディスプレイパネルとは
反対面上に複数の冷却用フィンの取付け機構を有する前
記プラズマディスプレイパネルの支持体と、前記プラズ
マディスプレイパネルと前記支持体の間に設けられ、前
記プラズマディスプレイパネルと前記支持体とを密着さ
せる接合部材と、前記支持体の冷却用フィンの任意の取
付け位置に取付けられた冷却用フィンと、を具備するこ
とを特徴とするものである。
【0013】本願の請求項6の発明は、請求項5のプラ
ズマディスプレイパネル装置において、前記冷却用フィ
ンの取付け機構は、格子状に配置されたねじ溝であり、
前記冷却用フィンはこのねじ溝に着脱できるおねじがそ
の一部に形成されたものであることを特徴とするもので
ある。
【0014】本願の請求項7の発明は、請求項5のプラ
ズマディスプレイパネル装置において前記冷却用フィン
の取付け機構は、格子状に配置された穴であり、この穴
に前記冷却用フィンを任意に挿入することで、前記プラ
ズマディスプレイパネルの各位置における放熱量を制御
することを特徴とするものである。
【0015】本願の請求項8の発明は、請求項5又は6
のプラズマディスプレイパネル装置において、前記冷却
用フィンは、その一端が前記冷却用フィンの取付け機構
のピッチ以下の大きさを有する直方体形状に構成されて
いることを特徴とするものである。
【0016】本願の請求項9の発明は、請求項5又は6
のプラズマディスプレイパネル装置において、前記冷却
用フィンは、その一端が平板形状に構成されていること
を特徴とするものである。
【0017】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)図1(a),(b),(c)は本発明
の実施の形態1によるプラズマディスプレイパネル装置
の冷却構造を示す上面図,A−A線断面図及び側面図で
あり、上面図及び側面図は夫々筐体の上板及び側板を取
り除いた状態を示している。他の図についても同様であ
る。この実施の形態によるプラズマディスプレイパネル
装置において、プラズマディスプレイパネル1は従来の
ものと同様であるので説明を省略する。プラズマディス
プレイパネル1の背面には接合部材21を介して支持体
22が密着して取付けられる。支持体22はプラズマデ
ィスプレイパネル1を支持するものであり、プラズマデ
ィスプレイパネル1とほぼ同一形状の2枚の前面板22
a,背面板22bと左右の側板22c,22dによって
構成された枠状の部材であって、その間には側板22
c,22d及び側板と平行に3枚の補強用桟22eが設
けられている。そして支持体22の上面は排気口22
g、下面は吸気口22fとなっている。支持体22は、
熱伝導率の高い金属材料、例えばアルミニウム,マグネ
シウム等によって構成される。プラズマディスプレイパ
ネル1と支持体22の前面板22aを接続する接合部材
21は、プラズマディスプレイパネル1と支持体22を
密着させるものであり、熱伝導率が高く、ヤング率の低
い材料、例えばシリコン等からなる。又支持体22の前
面板22aの内側には図示のように上下方向に形成され
た冷却用フィン23が設けられる。冷却用フィン23は
空気の流通方向に沿って多数の垂直方向のフィンを有す
るように構成する。駆動回路基板24はプラズマディス
プレイパネル1の駆動回路を実装した基板であり、支持
体22に一定間隔を隔てて取付けられ、フレキシブルリ
ード25によりプラズマディスプレイパネル1と接続さ
れている。又基板内の配線用に図示しないリード線が設
けられる。これらの部品は筐体26内に収納されてお
り、筐体26の底面及び上面には空気の吸排気を行うた
めの吸気口26a及び排気口26bが設けられる。
【0018】次にこのプラズマディスプレイ装置の動作
について説明する。プラズマディスプレイパネル1を点
灯するとプラズマディスプレイパネル1内部に発生した
熱によりプラズマディスプレイパネル1の温度が上昇す
る。この熱は接合部材21を介して支持体22に伝達さ
れ、主に冷却用フィン23から支持体22の中空構造内
部の空気に伝達される。この場合、空気は自然対流によ
り、筐体26外部から吸気口26aと吸気口22fを通
して支持体22の内部に吸引され、プラズマディスプレ
イパネル1からの熱を伝達され、排気口22gと排気口
26bを通して筐体26の外部に排出される。このよう
に自然対流により筐体26の外部に排出されるため、プ
ラズマディスプレイパネル1の温度上昇は抑制される。
【0019】この冷却構造によると、空気は駆動回路基
板24、及びフレキシブルリード25等の影響を受けな
いため、確実にプラズマディスプレイパネル1を冷却す
ることができ、プラズマディスプレイパネル1の表面の
高温化を抑制できる。
【0020】尚この実施の形態においては支持体22の
内側に3枚の補強用桟22eを設けたが、補強用桟に代
えて前面板22a,背面板22bを連結する円柱状の連
結部材を用いても同様の効果が得られる。
【0021】(実施の形態2)図2は実施の形態2によ
るプラズマディスプレイパネル装置の冷却構造の上面
図,断面図及び側面図を示している。この実施の形態に
おいて前述した実施の形態1と同一部分は同一符号を付
して詳細な説明を省略する。支持体31は実施の形態1
と同様にプラズマディスプレイパネル1の背面に接合部
材21を介して取付けられ、プラズマディスプレイパネ
ル1を支持するものである。この実施の形態による支持
体31はプラズマディスプレイパネル1と同一形状の前
面板31a,背面板31bと、左右の側板31c,31
d及び上面板31e,底面板31fからなる薄い直方体
状の部材であって、その内部には側壁31cから31d
に達しない補強用桟31gと、側板31dから31cに
達しない位置まで補強用桟31hが形成されている。そ
して背面板31bの右下部には吸気口31i、左上部に
は排気口31jが設けられる。吸気口31iには支持体
31に流入する粉塵を除くためのフィルタ32が設けら
れ、又左上部の排気口には流入した空気を排出するため
の冷却用ファン33が設けられている。更に背面板31
bの内側には補強用桟31g,31hと平行な冷却用フ
ィン34が設けられている。
【0022】次にこの実施の形態の動作について説明す
る。冷却用ファン33を動作させると、空気は吸気口2
6a及び31iを通して支持体31内部に吸引され、補
強桟1g,31hにより形成された一連の空気流通路の
内部を流れ、冷却用ファン33により支持体31の外部
に排出され、排気口26bを通して筐体外部に排出され
る。この状態でプラズマディスプレイパネル1を点灯す
るとプラズマディスプレイパネル1内部に発生した熱に
よりプラズマディスプレイパネル1は温度が上昇する。
この熱は接合部材21を介して支持体31に移動し、主
に冷却用フィン34から支持体31の中空構造内部の空
気に伝達され、強制対流により筐体26の外部に排出さ
れる。
【0023】この冷却構造によると、空気は駆動回路基
板4、フレキシブルリード25等の影響を受けないた
め、プラズマディスプレイパネル1を確実に冷却でき
る。又、冷却用ファン33を用いるため、支持体31の
内部に複雑に補強用桟31g,31hを配置しても確実
にプラズマディスプレイパネルを冷却でき、プラズマデ
ィスプレイパネル1の表面の温度上昇を抑制できる。
【0024】尚、ここでは、冷却ファン33を用いて支
持体13内部の空気を排出する方式について説明した
が、冷却ファン33を用いて支持体31内部に空気を吸
入する方式についても同様の効果が得られる。又この実
施の形態では冷却ファン33を支持体31に取付けるよ
うにしているが、冷却ファンを筐体26の支持体31に
対向する面に取付け、外部の空気を支持体31内に吸入
させ、又は支持体31内の空気を排出するようにしても
同様の効果が得られる。
【0025】(実施の形態3)図3(a)は実施の形態
3によるプラズマディスプレイパネル装置の冷却構造を
示す上面図及び断面図を示している。この実施の形態に
おいても前述した実施の形態1と同一部分は同一符号を
付して詳細な説明を省略する。この実施の形態において
もプラズマディスプレイパネル1は前述したものと同様
であり、接合部材21を介して支持体41を密着して取
付ける。支持体41はプラズマディスプレイパネル1と
同一の形状を有する熱伝導率の高い金属材料、例えばア
ルミニウム,マグネシウム等によって構成された1枚の
平板である。そして支持体41の裏面には一定のピッチ
で格子状に配列された多数の冷却用フィン取付用のねじ
溝41aが設けられる。図3(a)はこのうち任意のね
じ溝41aの位置に冷却用フィン42を設けたものであ
る。冷却用フィン42は図3(b)に示すように先端に
おねじ42aを有し、ねじ溝41aのピッチ以下の大き
さを有する直方体状の冷却用フィンであって、支持体4
1の裏面側に取付けられる。支持体41の裏面には一定
間隔を隔てて前述したように駆動回路基板24が配置さ
れている。駆動回路基板24はLSI等の発熱量の大き
い部品や高さの高い部品等が所定の位置に配列して構成
されている。従ってこれらの部品の配置によって発熱状
態が変わり、又部品の高さが高くて冷却用フィン42が
取付けられない位置がある。そこでこの実施の形態で
は、部品の位置を考慮して任意の位置に冷却用フィン4
2を取付けることができるようにしたものである。尚こ
の図ではフレキシブルリードを省略して示している。
【0026】次にこの実施の形態の動作について説明す
る。この状態でプラズマディスプレイパネル1を点灯す
ると、プラズマディスプレイパネル1内部に発生した熱
によりプラズマディスプレイパネル1は温度が上昇す
る。この熱は接合部材21を介して支持体41に移動
し、主に冷却用フィン42から空気に伝達され、強制対
流により筐体26の外部に排出される。このためプラズ
マディスプレイパネル1の温度上昇は抑制される。
【0027】この冷却構造によると、支持体41の任意
の位置に冷却用フィン42を配置して、プラズマディス
プレイパネル1の各位置における放熱量を制御すること
ができる。従って冷却用フィン42の配置を最適化する
ことでプラズマディスプレイパネル1の温度分布をほぼ
均等化することができ、温度分布の不均等に起因するプ
ラズマディスプレイパネル1の破損を回避できる。又プ
ラズマディスプレイパネル1が同一サイズであれば、種
々のプラズマディスプレイパネル装置の支持体41を共
用することができる。この場合は、機種に応じてプラズ
マディスプレイパネル1の温度分布や駆動回路基板24
の構成が異なるが、冷却用フィン42の配置を機種毎に
変更することにより、温度分布を均一にすることができ
る。又設計変更によってプラズマディスプレイパネル1
の温度分布が不均等となった場合にも同様に対応でき
る。
【0028】尚この実施の形態では支持体41の背面に
格子状に配列されたねじ溝を設けているが、格子状に一
定の径の孔を配置しておき、この孔の中に冷却用フィン
を挿入,固定するようにしてもよい。この場合にも任意
の位置に冷却用フィン42を挿入することによって同様
の効果が得られる。
【0029】(実施の形態4)図4(a)は実施の形態
4によるプラズマディスプレイパネル装置の冷却構造の
上面図及び断面図を示している。この実施の形態におい
ても前述した実施の形態3と同一部分は同一符号を付し
て詳細な説明を省略する。この実施の形態においては支
持体41自体は実施の形態3と同一であり、図4(b)
に示すように冷却用フィン43を先端におねじ43aを
有する平板状のフィンとしたものである。この図では支
持体41のねじ溝41a及びフレキシブルリードを省略
して示している。
【0030】そして冷却用フィン43の配置を任意に選
択しフィンの方向を変化させることによって、プラズマ
ディスプレイパネル1の各位置における放熱量のみなら
ず、空気の流れる方向を制御することが可能となる。従
って、冷却用フィン43の配置及び方向を最適化するこ
とでより少ない空気流量によってプラズマディスプレイ
パネル1上の温度分布を均等化することができるため、
温度分布の不均等に起因するプラズマディスプレイパネ
ル1の破損を回避できる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本願の請求項1〜
4のプラズマディスプレイパネル装置は、支持体の中空
構造内部に空気を通して、プラズマディスプレイパネル
を冷却するため、駆動回路基板、基板の配線用のリード
線等の影響を受けることなく確実にプラズマディスプレ
イパネルを冷却でき、プラズマディスプレイパネル表面
の温度上昇を抑制できる。
【0032】又請求項3及び4の発明では、支持体の一
部や筐体の対向面部にファンを設けているため、支持体
内の空気を強制的に排気又は送風することができ、効果
的にプラズマディスプレイパネルを冷却することができ
るという効果が得られる。
【0033】又本願の請求項5〜9の発明によるプラズ
マディスプレイパネル装置は、冷却用フィンの取付け構
造の任意の位置に冷却用フィンを配置することにより、
プラズマディスプレイパネルの各位置における放熱量及
び空気の流れを制御できる。従って冷却用フィンの配置
を最適化することにより、プラズマディスプレイパネル
上の温度分布をほぼ均等化でき、プラズマディスプレイ
パネル上の温度分布の不均等に起因するプラズマディス
プレイパネルの破損を回避することができるという効果
が得られる。
【0034】更に請求項9の発明によれば、冷却用フィ
ンを平板状に形成することによりプラズマディスプレイ
パネルの支持体の背後の放熱を行うと共に、空気の流れ
を制御することができ、発生した熱を所望の方向に移動
させて効果的にプラズマディスプレイパネルを冷却する
ことができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の上面図,断面図及び側
面図である。
【図2】本発明の実施の形態2の上面図,断面図及び側
面図である。
【図3】(a)は本発明の実施の形態3の上面図及び断
面図、(b)は冷却用フィンの斜視図である。
【図4】(a)は本発明の実施の形態4の上面図及び断
面図、(b)は冷却用フィンの斜視図である。
【図5】従来の空冷式のプラズマディスプレイパネル装
置の側面図である。
【図6】従来の冷却液方式のプラズマディスプレイパネ
ル装置の断面図である。
【符号の説明】
1 プラズマディスプレイパネル 2 筐体 2a 吸気口 2b 排気口 3 前面板 4 駆動回路基板 6 冷却用ファン 7 スポンジ 10 金属板 11 冷却液 12 シール材 13 前面板 14 ヒートシンク 21 接合部材 22,31,41 支持体 22c,22d,31c,31d 側面板 22e,31g,31h 補強用桟 22g,31i 吸気口 22f,31j 排気口 23,34,42,43 冷却用フィン 21a,31a 正面板 31b,31b 裏面板 33 冷却用ファン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 児嶋 一信 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 佐藤 太朗 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 谷 豊 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 平野 重男 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラズマディスプレイパネルと、 前記プラズマディスプレイパネルの背面に設けられて前
    記プラズマディスプレイパネルを保持し、少なくとも1
    ヶ所の吸気及び排気用の穴を有する中空構造の支持体
    と、 前記プラズマディスプレイパネルと前記支持体との間に
    設けられ、前記プラズマディスプレイパネルと前記支持
    体とを密着させる接合部材と、 前記支持体の内部に設けられた冷却用フィンと、を具備
    することを特徴とするプラズマディスプレイパネル装
    置。
  2. 【請求項2】 前記支持体の内部は、1本以上の桟によ
    り仕切られた一連の空気流通路を有することを特徴とす
    る請求項1記載のプラズマディスプレイパネル装置。
  3. 【請求項3】 前記支持体の一部又は筐体の前記支持体
    に対向する面に冷却用ファンが設けられ、前記支持体の
    中空構造内の空気を強制的に排気することによりプラズ
    マディスプレイパネルを冷却することを特徴とする請求
    項1又は2記載のプラズマディスプレイパネル装置。
  4. 【請求項4】 前記支持体の一部又は筐体の前記支持体
    に対向する面に冷却用ファンが設けられ、前記中空構造
    内に空気を強制的に送風することによりプラズマディス
    プレイパネルを冷却することを特徴とする請求項1又は
    2記載のプラズマディスプレイパネル装置。
  5. 【請求項5】 プラズマディスプレイパネルと、 前記プラズマディスプレイパネルの背面部に設けられ、
    前記プラズマディスプレイパネルとは反対面上に複数の
    冷却用フィンの取付け機構を有する前記プラズマディス
    プレイパネルの支持体と、 前記プラズマディスプレイパネルと前記支持体の間に設
    けられ、前記プラズマディスプレイパネルと前記支持体
    とを密着させる接合部材と、 前記支持体の冷却用フィンの任意の取付け位置に取付け
    られた冷却用フィンと、を具備することを特徴とするプ
    ラズマディスプレイパネル装置。
  6. 【請求項6】 前記冷却用フィンの取付け機構は、格子
    状に配置されたねじ溝であり、前記冷却用フィンはこの
    ねじ溝に着脱できるおねじがその一部に形成されたもの
    であることを特徴とする請求項5記載のプラズマディス
    プレイパネル装置。
  7. 【請求項7】 前記冷却用フィンの取付け機構は、格子
    状に配置された穴であり、この穴に前記冷却用フィンを
    任意に挿入することで、前記プラズマディスプレイパネ
    ルの各位置における放熱量を制御することを特徴とする
    請求項5記載のプラズマディスプレイパネル装置。
  8. 【請求項8】 前記冷却用フィンは、その一端が前記冷
    却用フィンの取付け機構のピッチ以下の大きさを有する
    直方体形状に構成されていることを特徴とする請求項5
    又は6記載のプラズマディスプレイパネル装置。
  9. 【請求項9】 前記冷却用フィンは、その一端が平板形
    状に構成されていることを特徴とする請求項5又は6記
    載のプラズマディスプレイパネル装置。
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