JPH1152777A - 画像形成装置におけるウェブ装置 - Google Patents

画像形成装置におけるウェブ装置

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JPH1152777A
JPH1152777A JP11480698A JP11480698A JPH1152777A JP H1152777 A JPH1152777 A JP H1152777A JP 11480698 A JP11480698 A JP 11480698A JP 11480698 A JP11480698 A JP 11480698A JP H1152777 A JPH1152777 A JP H1152777A
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JP
Japan
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web
image forming
forming apparatus
fixing roller
mode
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JP11480698A
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English (en)
Inventor
Takayuki Seki
貴之 関
Masahiko Sato
雅彦 佐藤
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 待機時間が長くなっても、定着ローラとウェ
ブとで挾持された異物が、定着ローラの表面に固着する
ことによって、オフセット画像を発生させる等により画
像の品質を低下させることがないウェブ装置を提供す
る。 【解決手段】 ウェブ装置は該加熱回転体のクリーニン
グまたはオイル塗布用のウェブと、このウェブを移動さ
せる駆動手段とを備え、ウェブと加熱回転体はニップを
形成して接触し、画像形成装置は前記記録媒体への画像
形成工程を実行する画像形成モードと、画像形成工程中
に前記加熱手段に供給する電力量よりも少ない電力を供
給、またはこの加熱手段に電力を供給しない省電力モー
ドを有し、ウェブの駆動は省電力モード時に行われるよ
うになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、画像形成装置に
おける定着装置の定着ローラのクリーニング又はオイル
塗布用のウェブを備えたウェブ装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来この種のウェブ装置は、この発明と
同様の構成をもつものであるため、図面(図1)に示す
この発明の実態を参照して説明する。この例では加熱手
段3を有する加熱回転体(ローラ)からなる定着ローラ
1と、これに圧接される加圧ローラ2(加熱回転体)
と、定着ローラ1をクリーニングし、又はオイルを塗布
するためのウェブ4を巻着してその終端が結合されてい
る巻出部材6と、ウェブ4の先端が結合されていて、モ
ータ等の駆動手段7によって回転してウェブ4を巻取る
巻取部材8と、これらの両部材6,8の中間に配置され
て定着ローラ1にウェブ4を押圧する押圧部材9とを備
えている。
【0003】そしてウェブ4は画像形成装置のコピー作
動時に、制御手段11の指示による駆動手段7の作動によ
って、巻取部材8によって巻出部材6から巻取られ、押
圧部材9によって定着ローラ1に押圧されて定着ローラ
1の汚れをクリーニングし、又はウェブ4内にシリコン
オイル等のオフセット防止液を含浸させてオイル塗布を
行っている。12は温度検知手段を示し、これで検知した
温度信号を制御手段11に送って、この制御手段11によっ
て加熱手段3の温度を一定に保持することとなる。そし
てこれらの場合には、常に新しいウェブ面が定着ローラ
1に当接することとなることから、ウェブ4のクリーニ
ング機能又はオイル塗布機能が経時的に低下することが
ない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来のウェブ4は画像形成装置のコピー作動時(画像形
成工程中)にのみ巻取られて(駆動)、コピー作動終了
後には駆動手段7の作動が停止され巻取られることな
く、待機することとなっている。すなわち、図に示すよ
うに画像形成工程においてコピー開始からコピー終了の
間である「コピー作動時(コピー中)」にウェブ4は駆
動(ON)しており、「待期時」にはそのウェブ駆動を
停止させている。このため、例えばコピーの使用停止間
隔が長くなり、これに伴って「待機時間」が長くなる
と、回転していない定着ローラ1にウェブ4の同一面が
当接したままとなってしまい、定着ローラ1とウェブ4
との間に挾持されたオフセットトナーや紙粉等の異物
が、定着ローラ1の熱とこの定着ローラ1とウェブ4と
の圧力によって、定着ローラ1表面に固着してしまうこ
とがあった。このような固着物は定着ローラ1表面の離
型性を著しく低下させると共に、オフセット画像を発生
させ画像品質を低下させる原因となるという問題があ
る。
【0005】またこれとは別に、ジャム処理や画像形成
装置のメンテナンス時等においては、定着ローラ1の加
熱手段3への給電停止に伴って、定着ローラ1の温度が
低下すると、この定着ローラ1とウェブ4とで挾持され
た異物が固化し(図6参照)、この異物が加熱されて充
分に軟化する以前に、画像形成装置の作動が再開して定
着ローラ1が回転すると、この異物によって定着ローラ
1の表面を傷つけて離型性を著しく低下させ、前記と同
様に画像品質を低下させる恐れがあるという問題があ
る。
【0006】そこでこの発明の目的は、前記のような従
来のウェブ装置のもつ問題を解消し、待機時間が長くな
っても、定着ローラとウェブとで挾持された異物が、定
着ローラの表面に固着し、又はジャム処理とか、画像形
成装置のメンテナンス等において、定着ローラとウェブ
とで挾持された異物が固化する等によって、定着ローラ
表面の離型性を著しく低下させて、オフセット画像を発
生させる等により画像の品質を低下させることがないウ
ェブ装置を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記のよう
な目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、記
録媒体上のトナー像の定着を行う定着装置を備える画像
形成装置において、該定着装置は加熱手段を備える加熱
回転体と、加圧回転体とウェブ装置とを備え、ウェブ装
置は該加熱回転体のクリーニングまたはオイル塗布用の
ウェブと、このウェブを移動させる駆動手段とを備え、
ウェブと加熱回転体はニップを形成して接触し、画像形
成装置は前記記録媒体への画像形成工程を実行する画像
形成モードと、該画像形成工程中に前記加熱手段に供給
する電力量よりも少ない電力を供給、またはこの加熱手
段に電力を供給しない省電力モードを有し、ウェブの駆
動は省電力モード時に行われることを特徴とするもので
ある。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において省電力モード開始後からの時間を計測す
る計測手段を設け、計測してから所定時間以内であっ
て、該画像形成装置が前記画像形成工程中でない時ウェ
ブの駆動動作が開始されることを特徴とするものであ
る。
【0009】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の発明においてウェブの駆動動作は省電力モード開始直
後に実行されることを特徴とするものである。
【0010】請求項4に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において画像形成モードに至った後に前記省電力
モードになることを特徴とするものである。
【0011】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
の発明において前記加熱回転体の温度を検知する温度検
知手段を設け、省電力モード中で且つ温度検知手段があ
らかじめ設定された温度以下であることを検知したとき
にウェブの駆動動作が行われることを特徴とするもので
ある。
【0012】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
の発明において前記あらかじめ設定された温度以下と
は、前記ニップ位置に存在するトナーの固化が開始する
温度以上である事を特徴とするものである。
【0013】請求項7に記載の発明は、記録媒体上のト
ナー像の定着を行う定着装置を備える画像形成装置にお
いて、該定着装置は加熱手段を備える加熱回転体とウェ
ブ装置と、加圧回転体を備え、ウェブ装置は該加熱回転
体のクリーニングまたはオイル塗布用のウェブと、この
ウェブを移動させる駆動手段を備え、画像形成装置は通
常モードと非通常モードとを有し、ウェブの駆動は非通
常モード時に行われる事を特徴とするものである。
【0014】請求項8に記載の発明は、請求項7に記載
の発明において該ウェブの駆動動作は非通常モード開始
後所定時間以内に実行される事を特徴とするものであ
る。
【0015】請求項9に記載の発明は、請求項8に記載
の発明において該ウェブの駆動動作は非通常モード開始
直後に実行される事を特徴とするものである。
【0016】請求項10に記載の発明は、請求項9に記載
の発明において画像形成装置に異常が確認されたことに
より通常モードから非通常モードに変更される事を特徴
とするものである。
【0017】請求項11に記載の発明は、請求項10に記載
の発明において前記非通常モード時には前記加熱手段へ
の給電が停止される事を特徴とするものである。
【0018】請求項12に記載の発明は、請求項7に記載
の発明において前記画像形成装置には非通常モードであ
ることを報知する報知手段が設けられており、前記ウェ
ブの駆動完了後に前記報知手段が作動する事を特徴とす
るものである。
【0019】請求項13に記載の発明は、請求項1または
7に記載の発明において前記ウェブの1回の動作におけ
るウェブの移動長さは前記ニップの長さの少なくとも1
/2以上である事を特徴とするものである。
【0020】
【発明の実施の形態】図1に示すこの発明の実施形態に
おいて、前記従来例と同様の部分には同一の符号を付し
て説明を省略し、主として異なる部分について説明す
る。この実施形態において、前記従来のものと同様に、
コピー作動時にウェブ4は制御手段11の指示による駆動
手段7の作動によって、巻取部材8によって巻出部材6
から巻取られ、押圧部材9によって定着ローラ1に押圧
されて定着ローラ1の汚れをクリーニングし、又はウェ
ブ4内にシリコンオイル等のオフセット防止液を含浸さ
せてオイル塗布を行っている。
【0021】このようなウェブ4の巻取動作は、一般的
には定着装置の状態によって変更され、連続して巻取ら
れる場合と、間欠的に巻取られる場合とがある。これら
の際のウェブ4の送り速度、巻取量、送り間隔等は、定
着ローラ1の温度定着性、オフセットトナー量、記録枚
数、画像濃度等によって決定され、あらかじめ制御手段
11に設定される。
【0022】前記のようなものにおいて、この発明の第
1実施形態では、コピー作動が終了すると図示しない検
知手段によってその信号が制御手段11に入力し、駆動手
段7がウェブ4の巻取動作を停止(OFF)した際、制
御手段11に設定した所定の待機時間の経過後、その指示
によって駆動手段7を作動させて巻取部材8を所定回転
数、又は所定時間回転させて、ウェブ4を再度駆動(O
N)させることとなる。
【0023】具体的には、図2のタイムチャートに示す
ように「コピー作動(画像形成モード時)」工程におい
て、コピー開始から一定時間はウェブ駆動は行われず、
コピー終了の直前に先ず1回目のウェブ駆動(ON)が
行われ、「待期中(省電力モード時)」からこの例では
「所定時間X」経過後に再度ウェブ駆動が行われる。そ
して、この後のウェブ駆動のタイミングは前述した定着
ローラ1の温度定着性等によって設定されると共に、
「待期中」には少なくても1回のウェブ駆動が行われ
る。このように、この実施形態では「待期中」の場合で
もウェブ駆動が行われるため、コピーが使用されない状
態が続き待機時間が長くなっても、定着ローラ1とウェ
ブ4とで挾持された異物(図6参照)が、定着ローラ1
の熱とこの定着ローラ1とウェブ4との圧力によって、
定着ローラ1の表面に固着することがなく、定着ローラ
1表面の離型性を著しく低下させることがないため、オ
フセット画像を発生させる等による画像品質の低下を防
止することができる。
【0024】図3はこの発明の第2実施形態を示してい
る。この実施形態ではジャム処理とか、画像形成装置の
メンテナンス等の場合、つまり「コピー作動」が途中で
停止されると共に加熱手段3への給電が停止された直後
(図3では、経過時間T)に、制御手段11の指示によっ
て駆動手段7を作動して巻取部材8を所定回転数、又は
所定時間回転させて、ウェブ4を巻取る(ON)動作を
行うものである。これによって、前述した第1実施形態
と同様にジャム処理(異常時)とか、画像形成装置のメ
ンテナンス等においても、定着ローラ1とウェブ4とで
挾持された異物が冷却固化することがなく、定着ローラ
1の表面を傷つけ、離型性を著しく低下させることがな
く、オフセット画像を発生させる等による画像品質の低
下を防止することができる。尚、この動作ではコピー動
作が途中で中断した際にヒータ(加熱手段)への給電が
行われるような装置では、ヒータの給電停止を待ってか
らウェブ駆動を行う。
【0025】図4はこの発明の第3実施形態を示してい
る。この実施形態では、加熱手段3への給電が停止され
てから、「待期中」であると共に、あらかじめ設定され
た時間経過後でまだ給電が再開されない時に、ジャム等
の異常が発生した際(図4では、経過時間T1)にウェ
ブ駆動を行うものである。この際には、ウェブ駆動が停
止してから異常状態やメンテナンスの必要性を操作者に
伝達するため、ウェブの駆動中に操作者が誤って装置に
触れる恐れがなくなる。
【0026】図5はこの発明の第4実施形態を示してい
る。この実施形態において、(A)は「待期中」におい
て「省エネモード」のスタート直後に直ちにウェブ駆動
が開始される例を、また(B)では、時間T3経過後
「省エネモード」に入ってからある時間後(図5では、
経過時間X1)にウェブ駆動を行うものである。このよ
うに「省エネモード」に入ってからある時間後(経過時
間X1)ウェブ駆動を行う場合には、この経過時間X1
に至るよりも前に再度「コピー作動」が行われる場合な
どは、ウェブ駆動が行われないのでウェブの消費量の節
減が可能となりコストダウンが図れる。また、この経過
時間X1はトナーが固化する以前の時間に設定されてい
る。尚、実際には「省エネモード」ではヒータへの通電
が行われないが、このモードは「極めて低い温度
(P)」に維持するモードに設定してもよく、この例で
は、この「温度P」は、加熱ローラ上のトナー粉や紙粉
がウェブ4に固着を開始する「温度P1」よりも低い温
度に設定されている(P<P1)。実際には「温度P
1」は定着ローラ1の温度定着性、トナーの性質等によ
って実験的に算出される。
【0027】図6はこの発明の第5実施形態を示す説明
図であって、この実施形態では定着ローラ1とウェブ4
との接触圧によって形成される「ニップ幅(N)」に関
するもので、ウェブ4の1回の動作における、ウェブ4
の移動長さを「1/2N」に設定するものである。これ
によって、ウェブの下流部にはトナーが付着することが
なくなるため、オフセット画像を発生させる等による画
像品質の低下を防止することができる。尚、このような
ウェブ4の移動長さは実際には「1/2N」よりもわず
かに大きい方が好ましいが、ウェブ4を無駄にしない観
点から「1/2N」程度が一番効率がよいことが確認さ
れている。
【0028】図7,8は本発明における実際のウェブ駆
動動作の一例を示すフローチャートである。ここでは、
図7に示すように加熱手段3への給電が停止した後、制
御シーケンスにおけるカウント「C」を開始し、そのカ
ウント「C」がある「設定値Z」以上に到達した際に、
ウェブ駆動を行うものである。そして、図8はウェブ駆
動動作の別例であって、加熱手段3への給電が停止した
後、定着ローラ1の「温度S」があらかじめ設定された
「温度P1」以下(S≦P1)になった時にウェブ駆動
を行うものである。この「温度P1」は前述した「温度
P」以上の温度に設定され、ウェブ4の消費量を削減す
るためには「温度P1=温度P」であることが好まし
い。このようなことから、加熱手段3への給電が停止さ
れても、短時間で給電が再開して定着ローラ1の温度が
トナー等が固化する温度まで低下しない場合は、ウェブ
4を巻取ることがないので、ウェブ4の経時寿命を向上
させることができる。
【0029】
【発明の効果】この発明は前記のようであって、請求項
1に記載の発明は、記録媒体上のトナー像の定着を行う
定着装置を備える画像形成装置において、該定着装置は
加熱手段を備える加熱回転体と、加圧回転体とウェブ装
置とを備え、ウェブ装置は該加熱回転体のクリーニング
またはオイル塗布用のウェブと、このウェブを移動させ
る駆動手段とを備え、ウェブと加熱回転体はニップを形
成して接触し、画像形成装置は前記記録媒体への画像形
成工程を実行する画像形成モードと、該画像形成工程中
に前記加熱手段に供給する電力量よりも少ない電力を供
給、またはこの加熱手段に電力を供給しない省電力モー
ドを有し、ウェブの駆動は省電力モード時に行われるの
で、ジャム処理(異常時)とか、画像形成装置のメンテ
ナンス等においても、定着ローラ1とウェブ4とで挾持
された異物が冷却固化することがなく、定着ローラ1の
表面を傷つけ、離型性を著しく低下させることがなく、
オフセット画像を発生させる等による画像品質の低下を
防止することができるという効果がある。
【0030】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において省電力モード開始後からの時間を計測す
る計測手段を設け、計測してから所定時間以内であっ
て、該画像形成装置が前記画像形成工程中でない時ウェ
ブの駆動動作が開始されるので、定着ローラ1の表面を
傷つけ、離型性を著しく低下させることがなく、オフセ
ット画像を発生させる等による画像品質の低下を防止す
ることができるという効果がある。
【0031】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の発明においてウェブの駆動動作は省電力モード開始直
後に実行されるので、定着ローラ1の表面を傷つけ、離
型性を著しく低下させることがなく、オフセット画像を
発生させる等による画像品質の低下を防止することがで
きるという効果がある。
【0032】請求項4に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において画像形成モードに至った後に前記省電力
モードになるので、定着ローラ1の表面を傷つけ、離型
性を著しく低下させることがなく、オフセット画像を発
生させる等による画像品質の低下を防止することができ
る上、このように一旦画像形成モード後の省電力モード
中においてはウェブ装置が駆動されないためにウェブの
消費量を無駄にすることがないという効果がある。
【0033】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
の発明において前記加熱回転体の温度を検知する温度検
知手段を設け、省電力モード中で且つ温度検知手段があ
らかじめ設定された温度以下であることを検知したとき
にウェブの駆動動作が行われるので、定着ローラ1の表
面を傷つけ、離型性を著しく低下させることがなく、オ
フセット画像を発生させる等による画像品質の低下を防
止することができるという効果がある。
【0034】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
の発明において前記あらかじめ設定された温度以下と
は、前記ニップ位置に存在するトナーの固化が開始する
温度以上で、請求項7に記載の発明は、記録媒体上のト
ナー像の定着を行う定着装置を備える画像形成装置にお
いて、該定着装置は加熱手段を備える加熱回転体とウェ
ブ装置と、加圧回転体を備え、ウェブ装置は該加熱回転
体のクリーニングまたはオイル塗布用のウェブと、この
ウェブを移動させる駆動手段を備え、画像形成装置は通
常モードと非通常モードとを有し、ウェブの駆動は非通
常モード時に行われ、請求項8に記載の発明は、請求項
7に記載の発明において該ウェブの駆動動作は非通常モ
ード開始後所定時間以内に実行され、請求項9に記載の
発明は、請求項8に記載の発明において該ウェブの駆動
動作は非通常モード開始直後に実行され、請求項10に記
載の発明は、請求項9に記載の発明において画像形成装
置に異常が確認されたことにより通常モードから非通常
モードに変更され、請求項11に記載の発明は、請求項10
に記載の発明において前記非通常モード時には前記加熱
手段への給電が停止されるので、定着ローラ1の表面を
傷つけ、離型性を著しく低下させることがなく、オフセ
ット画像を発生させる等による画像品質の低下を防止す
ることができるという効果がある。
【0035】請求項12に記載の発明は、請求項7に記載
の発明において前記画像形成装置には非通常モードであ
ることを報知する報知手段が設けられているので、前記
ウェブの駆動完了後に前記報知手段を作動させることが
できる。
【0036】請求項13に記載の発明は、請求項1または
7に記載の発明において前記ウェブの1回の動作におけ
るウェブの移動長さは前記ニップの長さの少なくとも1
/2以上であるので、定着ローラ1の表面を傷つけ、離
型性を著しく低下させることがなく、オフセット画像を
発生させる等による画像品質の低下を防止することがで
きるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施形態を示す正面図である。
【図2】同第1実施形態を示すタイムチャート図であ
る。
【図3】同第2実施形態を示すタイムチャート図であ
る。
【図4】同第3実施形態を示すタイムチャート図であ
る。
【図5】同第4実施形態を示すタイムチャート図であ
る。
【図6】同第5実施形態を示す説明図である。
【図7】同ウェブ駆動シーケンスを示すフローチャート
図である。
【図8】同ウェブ駆動シーケンスを示すフローチャート
図である。
【図9】従来のウェブ駆動タイミングを示すタイムチャ
ート図である。
【符号の説明】
1 定着ローラ 2 加圧ローラ 3 加熱手段(ヒータ) 4 ウェブ 7 駆動手段 9 押圧手段 11 制御手段

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体上のトナー像の定着を行う定着
    装置を備える画像形成装置において、該定着装置は加熱
    手段を備える加熱回転体と、加圧回転体とウェブ装置と
    を備え、ウェブ装置は該加熱回転体のクリーニングまた
    はオイル塗布用のウェブと、このウェブを移動させる駆
    動手段とを備え、ウェブと加熱回転体はニップを形成し
    て接触し、画像形成装置は前記記録媒体への画像形成工
    程を実行する画像形成モードと、該画像形成工程中に前
    記加熱手段に供給する電力量よりも少ない電力を供給、
    またはこの加熱手段に電力を供給しない省電力モードを
    有し、ウェブの駆動は省電力モード時に行われることを
    特徴とする画像形成装置におけるウェブ装置。
  2. 【請求項2】 省電力モード開始後からの時間を計測す
    る計測手段を設け、計測してから所定時間以内であっ
    て、該画像形成装置が前記画像形成工程中でない時ウェ
    ブの駆動動作が開始されることを特徴とする請求項1に
    記載の画像形成装置におけるウェブ装置。
  3. 【請求項3】 ウェブの駆動動作は省電力モード開始直
    後に実行されることを特徴とする請求項1に記載の画像
    形成装置におけるウェブ装置。
  4. 【請求項4】 画像形成モードに至った後に前記省電力
    モードになることを特徴とする請求項1に記載の画像形
    成装置におけるウェブ装置。
  5. 【請求項5】 前記加熱回転体の温度を検知する温度検
    知手段を設け、省電力モード中で且つ温度検知手段があ
    らかじめ設定された温度以下であることを検知したとき
    にウェブの駆動動作が行われることを特徴とする請求項
    4に記載の画像形成装置におけるウェブ装置。
  6. 【請求項6】 前記あらかじめ設定された温度以下と
    は、前記ニップ位置に存在するトナーの固化が開始する
    温度以上である事を特徴とする請求項5に記載の画像形
    成装置におけるウェブ装置。
  7. 【請求項7】 記録媒体上のトナー像の定着を行う定着
    装置を備える画像形成装置において、該定着装置は加熱
    手段を備える加熱回転体とウェブ装置と、加圧回転体を
    備え、ウェブ装置は該加熱回転体のクリーニングまたは
    オイル塗布用のウェブと、このウェブを移動させる駆動
    手段を備え、画像形成装置は通常モードと非通常モード
    とを有し、ウェブの駆動は非通常モード時に行われる事
    を特徴とする画像形成装置におけるウェブ装置。
  8. 【請求項8】 該ウェブの駆動動作は非通常モード開始
    後所定時間以内に実行される事を特徴とする請求項7に
    記載の画像形成装置におけるウェブ装置。
  9. 【請求項9】 該ウェブの駆動動作は非通常モード開始
    直後に実行される事を特徴とする請求項7に記載の画像
    形成装置におけるウェブ装置。
  10. 【請求項10】 画像形成装置に異常が確認されたこと
    により通常モードから非通常モードに変更される事を特
    徴とする請求項7に記載の画像形成装置におけるウェブ
    装置。
  11. 【請求項11】 前記非通常モード時には前記加熱手段
    への給電が停止される事を特徴とする請求項7に記載の
    画像形成装置におけるウェブ装置。
  12. 【請求項12】 前記画像形成装置には非通常モードで
    あることを報知する報知手段が設けられており、前記ウ
    ェブの駆動完了後に前記報知手段が作動する事を特徴と
    する請求項7に記載の画像形成装置におけるウェブ装
    置。
  13. 【請求項13】 前記ウェブの1回の動作におけるウェ
    ブの移動長さは前記ニップの長さの少なくとも1/2以
    上である事を特徴とする請求項1または7に記載の画像
    形成装置におけるウェブ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000330411A (ja) * 1999-05-17 2000-11-30 Ricoh Co Ltd 熱定着装置のウェブ供給機構

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JP2000330411A (ja) * 1999-05-17 2000-11-30 Ricoh Co Ltd 熱定着装置のウェブ供給機構

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