JPH1152375A - 反射型表示装置 - Google Patents

反射型表示装置

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JPH1152375A
JPH1152375A JP9220879A JP22087997A JPH1152375A JP H1152375 A JPH1152375 A JP H1152375A JP 9220879 A JP9220879 A JP 9220879A JP 22087997 A JP22087997 A JP 22087997A JP H1152375 A JPH1152375 A JP H1152375A
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JP
Japan
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light
substrate
guide plate
light guide
polarizer
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Application number
JP9220879A
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English (en)
Inventor
Nobuyuki Shigeno
信行 重野
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 明るい環境下での画像品位を損なうことなく
暗い環境下での画像観察を可能にする照明構造を反射型
表示装置に付与するとともに、照明光の利用効率を改善
する。 【解決手段】 反射型表示装置はパネル0と偏光子4と
導光板20と光源30とからなる。パネル0は外光の入
射側に位置する透明な第1基板1、所定の間隙を介して
第1基板1に接合し反射側に位置する第2基板2、間隙
内に保持された電気光学物質及び各基板に形成され電気
光学物質に電圧を印加する電極を備えている。導光板2
0は第1基板1の外側で且つ偏光子4より上に配されて
いる。光源30は導光板20の端部に配され必要に応じ
て照明光を発生する。導光板20は帯状に分割された平
面部及び各平面部の間に位置する帯状の段差部21を有
している。光源30から前方に向って導かれた照明光を
各段差部21で反射して偏光子4側に入射する。偏光子
4はその透過軸が導光板20に形成された帯状の段差部
21と平行になる様に配されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自然光などの外光を
利用して表示を行なう反射型表示装置に関する。詳しく
は、外光が乏しい時に補助的に用いる反射型表示装置の
照明構造に関する。更に詳しくは、照明光の利用効率の
改善技術に関する。
【0002】
【従来の技術】表示装置には種々のモードがあり、現在
ツイスト配向されたネマティック液晶を用いたTNモー
ドが主流となっている。図8はTNモードの液晶表示装
置の動作原理を示す模式図である。左側が電圧無印加状
態を示し右側が電圧印加状態を示す。上側の偏光子10
1の透過軸Aと下側の偏光子102の透過軸Bは互いに
直交している。又、上側の配向層103の配向方向と下
側の配向層104の配向方向も互いに直交している。従
って、ネマティック液晶分子105は90°ねじれたツ
イスト整列となる。電圧無印加状態では、上側の偏光子
101を通過した入射光の直線偏光成分が、ツイスト整
列された液晶分子105により90°旋光され下側の偏
光子102を透過する。従って電圧無印加状態では白色
表示が得られる。一方、電圧を印加すると液晶分子10
5は立ち上がり旋光能が失われる。従って、入射光の直
線偏光成分は下側の偏光子102により遮断され黒色表
示が得られる。この様な表示方式はノーマリホワイトモ
ードと呼ばれている。印加電圧のレベルを適宜選択する
ことにより、白色表示と黒色表示の間の中間調表示(灰
色表示)が得られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図8に示した表示装置
は透過型もしくは反射型として実際に用いられる。透過
型の場合、透明な一対の基板間にツイストネマティック
液晶を保持したパネルを作成し、その背面に照明用の光
源(バックライト)を配置する一方、パネルの正面から
画像を観察する。透過型の場合、バックライトは必須で
あり例えば冷陰極管などが用いられる。この為、ディス
プレイ全体として見た場合バックライトが大部分の電力
を消費する為、携帯用機器のディスプレイには不向きで
ある。これに対し反射型では、パネルの背面に反射板を
配置する一方、正面から自然光などの外光を入射しその
反射光を利用して同じく正面から画像を観察する。透過
型と異なり背面照明用の光源を利用しないので、反射型
は比較的低消費電力で済み、携帯用機器のディスプレイ
に向いている。しかしながら、反射型表示装置は夜間な
ど外光の乏しい環境下では画像を観察することができ
ず、解決すべき課題となっている。
【0004】
【課題を解決する為の手段】上述した従来の技術の課題
を解決する為に以下の手段を講じた。即ち、本発明に係
る反射型表示装置は基本的な構成としてパネルと導光板
と光源とを備えている。パネルは、外光を直線偏光に変
換する偏光子、外光の入射側に位置する透明な第1基
板、所定の間隙を介して該第1基板に接合し反射側に位
置する第2基板、該間隙に保持された電気光学物質及び
該第1基板と第2基板の少くとも一方に形成され該電気
光学物質に電圧を印加する電極を備えている。導光板は
透明な材料からなり該第1基板の外側で且つ該偏光子よ
り上に配される。光源は該導光板の端部に配され、必要
に応じて照明光を発生する。特徴事項として、前記導光
板は、通常外光を透過して該第1基板に入射し且つ該第
2基板から反射した外光を出射する一方、必要に応じ照
明光を導光して該第1基板に入射し且つ該第2基板から
反射した照明光を出射する。前記導光板は帯状に分割さ
れた平面部及び各平面部の間に位置する帯状の段差部を
有している。該光源から前方に向って導かれた照明光を
各段差部で反射して第1基板に入射するとともに、第2
基板から反射した照明光を各平面部から出射する。前記
偏光子はその吸収軸が該導光板に形成された帯状の段差
部と直交する様に配されている。換言すると、前記偏光
子はその透過軸が該導光板に形成された帯状の段差部と
平行に配されている。
【0005】好ましくは、前記導光板は該光源が位置す
る端部から前方に向って厚みが減少している。又好まし
くは、前記導光板の段差部は平面部に対して40°ない
し50°の範囲で傾斜している。又好ましくは、前記パ
ネルは、ツイスト配向した液晶層を電気光学物質として
用いる。この場合、第2基板側に位置し外光を散乱反射
する光反乱層と、液晶層と該光反射層の間に介在する偏
光層とが設けられている。
【0006】本発明によれば、反射型のパネルの外面に
導光板を配置するとともに、その端部に光源を配置して
いる。暗い環境下では、光源を点灯し導光板を介して照
明光をパネル側に入射して画像を写し出す。明るい環境
下では光源を消灯し、透明な導光板を介して直接外光を
利用し画像を写し出す。導光板は基本的に透明であり、
明るい環境下でも画像を観察する際何ら障害とならな
い。この様に、本発明によれば、必要な時だけ光源を点
灯すればよく、ディスプレイ全体としての消費電力を大
幅に削減可能であり、携帯用機器のディスプレイに好適
である。特に、偏光子はその透過軸が導光板に形成され
た帯状の段差部と平行となる様に配されている。係る構
成により、段差部で反射しパネル内に入射する光が偏光
板の透過軸と平行な振動成分を含む直線偏光となり、効
率よく照明光をパネル内に導入することが可能になる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の形態を詳細に説明する。図1の(A)は、本発明に係
る反射型表示装置の基本的な構成を示す模式的な斜視図
である。図示する様に、本反射型表示装置は基本的に、
パネル0と偏光子4と導光板20と光源30とで構成さ
れている。パネル0は外光の入射側に位置する透明な第
1基板1、所定の間隙を介して第1基板1に接合し反射
側に位置する第2基板2、該間隙内に保持された電気光
学物質及び第1基板1と第2基板2の夫々に形成され電
気光学物質に電圧を印加する電極を備えている。偏光子
4はパネル0に入射する外光をあらかじめ直線偏光に変
換する。導光板20は第1基板1の外側で且つ偏光子4
より上に配されている。この導光板20は基本的に透明
材料からなり、通常外光を透過して第1基板1に入射
し、且つ第2基板2から反射した外光を出射する一方、
必要に応じ照明光を導光して第1基板1に入射し且つ第
2基板2から反射した照明光を出射する。導光板20は
帯状に分割された平面部22及び各平面部22の間に位
置する帯状の段差部21を有している。本実施形態で
は、この帯状の段差部21は溝に形成されたものであ
る。導光板20は光源30から前方に向って導かれた照
明光を各段差部21で反射して第1基板1に入射すると
ともに、第2基板2から反射した照明光を各平面部22
から出射する。偏光子4はその吸収軸が導光板20に形
成された帯状の段差部21と直交する様に配されてい
る。換言すると、偏光子4はその透過軸が導光板20に
形成された帯状の段差部21と平行となる様に配されて
いる。
【0008】図1の(B)は、導光板20の光学的な機
能を模式的に表わしている。図では空気の屈折率をn1
とし、導光板20を構成する透明材料の屈折率をn2で
表わしている。当然、n2はn1より大きい。光源30
から発した照明光は導光板20の段差部21により全反
射され偏光子4を介してパネル0側に導かれる。段差部
21の傾斜角は光源30から発した照明光の内平行成分
が全反射してパネル0側に進む様に設定されている。即
ち、段差部21の傾斜角はn1及びn2によって決まる
全反射角(臨界角)に基づいて設定されている。ただ
し、光源30から発する照明光の内には平行光ばかりで
なく斜光も含まれている。斜光の場合には段差部21に
対する入射角θに応じて一部分のみが反射してパネル0
側に進むとともに、残りの部分は透過してしまう。
【0009】光が2物体の境界面で反射すると、その反
射光は一般に偏光を含んでいる。ガラスの様な透明体の
表面で反射する時の有り様を図1の(C)に示す。ま
ず、入射光Iの光ベクトルの振動を図の様に、入射面内
の振動(平行成分又はP成分)と、これに垂直な成分
(垂直成分又はS成分)とに分けてみる。P成分及びS
成分がどの様に反射するかは電磁波の理論により導かれ
る。(C)に示す様に、横軸に入射角θを取り縦軸に反
射率を取ると、P成分の反射率rp及びS成分の反射率
rsはグラフの様に表わされる。ただし、このグラフに
示した値rp及びrsはガラスの屈折率を1.5とした
時の光の強さの反射率である。rpには0になるところ
がある。これは即ち、θ+φ=π/2になる様な入射角
の場合で、φのことをブリュースター角と呼ぶ。導光板
20の段差部21に対する照明光の入射角θが全反射角
(臨界角)よりも小さい場合、ブリュースター角に近く
なる程その反射光はP成分が減少する。例えば、n1=
1.00でn2=1.50とした場合、ブリュースター
角φは約33.7°となり、この角度で入射した照明光
に対する反射光はすべてS成分となる。この様に、ブリ
ュースター角付近で導光板20に入射した光を効率よく
パネル0に導く為、導光板20に形成された帯状の段差
部21とほぼ平行な方向に偏光子4の透過軸を設定す
る。これにより、導光板20の段差部21で反射したS
成分はその振動方向が偏光子4の透過軸と平行となり、
何ら吸収されることなくパネル0側に進む。以上によ
り、光源30から発した照明光の利用効率が改善でき
る。
【0010】図2は、本発明に係る反射型表示装置の具
体的な実施例を示す模式的な部分断面図である。図示す
る様に、本反射型表示装置は、基本的な構成としてパネ
ル0と導光板20と光源とを備えている。パネル0は外
光の入射側に位置する透明な第1基板1、所定の間隙を
介して第1基板1に接合し反射側に位置する第2基板
2、両基板1,2の間隙に保持されたツイストネマティ
ック液晶3及び第1基板1と第2基板2のそれぞれに形
成されツイストネマティック液晶3に電圧を印加する電
極6,11を備えている。導光板20は例えばアクリル
樹脂など透明材料の射出成型品からなり、第1基板1の
外側に配されている。なお、導光板20と基板1との間
には偏光子4が介在している。光源(図示せず)は導光
板20の端部に配され、必要に応じて照明光を発生す
る。この光源は例えば冷陰極管からなり、いわゆるエッ
ジライトと呼ばれる。係る構成において、導光板20は
通常外光を透過して第1基板1に入射し且つ第2基板2
から反射した外光を出射する一方、必要に応じ照明光を
導光して第1基板1に入射し且つ第2基板2から反射し
た照明光を出射する。
【0011】本実施形態では、この導光板20は帯状に
分割された平面部22及び各平面部22の間に位置する
傾斜した段差部21を有しており、光源が位置する端部
から前方に向って段階的に厚みが減少している。導光板
20は前方に向って水平方向に導かれた照明光を各段差
部21で全反射して第1基板1に入射するとともに、第
2基板2から反射した照明光を各平面部22から出射す
る。導光板20の段差部21は、平面部22に対して4
0°ないし50°の範囲で傾斜している。図では、この
傾斜角をθで表わしている。図2は暗い環境下における
反射型表示装置の使用状態を表わしており、エッジライ
トを構成する光源は点灯されている。光源から発した照
明光は導光板20を介してパネル0を照明する。即ち、
導光板20の内部を水平方向に進行する照明光は傾斜し
ている段差部21でほぼ全反射され、パネル0に入射す
る一方、第2基板2側から反射した照明光は導光板20
の平面部22から出射される。前述した様に、偏光子4
の透過軸は帯状の段差部21と平行になる様に設定され
ている。この為、ブリュースター角近辺で反射した照明
光に含まれるS成分が偏光子4を通過することになり、
照明光の利用効率が改善される。
【0012】パネル0はアクティブマトリクス型の構成
となっている。上側の基板1は偏光子4を介して導光板
20に接して入射側に位置し、ガラスなどの透明基材か
らなる。一方、下側の基板2は反射側に位置し、必ずし
も透明材料を用いる必要はない。一対の基板1,2の間
隙にはツイストネマティック液晶3が保持されている。
このツイストネマティック液晶3は正の誘電異方性を有
するネマティック液晶分子3aを主体とし、90°ねじ
れた配向状態となっている。上側の基板1の内表面には
対向電極6と配向層7が形成されている。更に、カラー
フィルタ50も形成されている。配向層7は例えばポリ
イミドフィルムからなり、ツイストネマティック液晶3
を水平配向している。下側の基板2には少なくとも、薄
膜トランジスタ13からなるスイッチング素子と光反射
層8と偏光層9と画素電極11とが形成されている。偏
光層9は薄膜トランジスタ13や光反射層8の上方に成
膜されており、且つ薄膜トランジスタ13に連通するコ
ンタクトホール23が設けられている。画素電極11は
この偏光層9の上にパタニングされている。従って、画
素電極11と対向電極6との間でツイストネマティック
液晶3に充分な電界を印加することが可能である。この
画素電極11は偏光層9に開口したコンタクトホール2
3を介して薄膜トランジスタ13に電気接続している。
【0013】以下、個々の要素について具体的な説明を
加える。本実施例では、偏光層9は一軸配向した高分子
液晶に黒色の二色性色素を分散したものである。高分子
液晶を一軸配向する為下地配向層22が用いられてい
る。薄膜トランジスタ13及び光反射層8の凹凸を埋め
る為平坦化層21が介在しており、上述した下地配向層
22はこの平坦化層21の表面に成膜されている。この
場合、画素電極11は偏光層9及び平坦化層21を貫通
して設けたコンタクトホール23を介して薄膜トランジ
スタ13に接続することになる。光反射層8は個々の画
素電極11に対応して細分化されている。個々に細分化
された部分は対応する画素電極11と同電位に接続され
ている。係る構成により、光反射層8と画素電極11と
の間に介在する偏光層9や平坦化層21に不要な電界が
加わることがない。光反射層8は図示する様に散乱性の
反射面を備えており、入射光の鏡面反射を防止して画質
の改善を図っている。画素電極11の表面を被覆する様
に配向層12が形成されており、ツイストネマティック
液晶3に接してその配向を制御している。本実施例で
は、この配向層12は対向する配向層7と一緒になっ
て、ネマティック液晶3をツイスト配向している。最後
に、薄膜トランジスタ13はボトムゲート構造を有して
おり、下から順にゲート電極14、ゲート絶縁膜15、
半導体薄膜16を重ねた積層構造を有している。半導体
薄膜16は例えば多結晶シリコンからなり、ゲート電極
14と整合するチャネル領域は上側からストッパ17に
より保護されている。係る構成を有するボトムゲート型
の薄膜トランジスタ13は層間絶縁膜18により被覆さ
れている。層間絶縁膜18には一対のコンタクトホール
が開口しており、これらを介してソース電極19及びド
レイン電極20が薄膜トランジスタ13に電気接続して
いる。これらの電極19及び20は例えばアルミニウム
をパタニングしたものである。ドレイン電極20は光反
射層8と同電位になっている。又、画素電極11は前述
したコンタクトホール23を介してこのドレイン電極2
0と電気接続している。一方、ソース電極19には信号
電圧が供給される。
【0014】図3は、図2に示した導光板20の光学的
な機能を模式的に表わした説明図である。図示する様
に、導光板20の端部から水平方向に沿って導入された
照明光は段差部21によりほぼ直角に全反射され、偏光
子4を介してパネル0側に導かれる。段差部21の傾斜
角θを適切な値に設定することで、光漏れをほとんど起
こすことなく照明光の大部分をパネル0側に導くことが
可能である。この傾斜角θは導光板20を構成する透明
材料の屈折率に依存しており、一般に40°ないし50
°の範囲で設定される。
【0015】図4は、図2に示した導光板20の具体的
な構成を示しており、(A)は平面図、(B)は断面
図、(C)は拡大断面図である。シート状の導光板20
はその下面部28を介して偏光子4に接着される。この
際、接着用の樹脂が導光板20の端部25、上面部2
6、側面部27に付着すると、その光学的な機能が損な
われる。そこで、紫外線硬化型の樹脂を用いて導光板2
0と偏光子4を接着する際、あらかじめ導光板20の端
部25、上面部26、側面部27をテープなどで被覆し
保護しておくことが好ましい。紫外線を照射して導光板
20と偏光子4を互いに接着した後、テープを剥離する
ことにより接着用の樹脂の不要な付着を防ぐことができ
る。接着後、導光板20とパネル0は偏光子4を介して
互いに一体化される。
【0016】図5は、本発明に係る反射型表示装置の全
体構成を示す模式的な斜視図である。パネル0の上に導
光板20が載置されている。導光板20の端部25に接
してカバー30aが取り付けられている。このカバー3
0aの内部には蛍光管などの光源とコリメータレンズが
収納されている。図6に示す様にコリメータレンズ60
は長手形状を有している。即ち、円柱をその端面と垂直
方向に切断した形状を有している。蛍光管はコリメータ
レンズの曲面側と対面して平行に設置される。コリメー
タレンズ60は平面側で導光板20の端面25に接す
る。
【0017】図7は導光板20の光学的な機能説明図で
ある。図示する様に、導光板20はコリメータレンズ6
0と接する側が大きな厚みを有し、前方に向って厚みが
減少しており、いわゆる楔型となっている。導光板20
の傾斜した上面には微細な溝がストライプ状に形成され
ており、段差部21を構成する。光源30から発散した
照明光はコリメータレンズ60で平行化された後、各段
差部21で全反射され、パネル(図示せず)に効率的に
入射される。パネルから反射した光は主として平面部2
2を介して観察者側に出射する。段差部21の傾斜角は
42°に設定されている。導光板20がガラスからなる
場合その屈折率は1.5である。平行化された照明光は
段差部21でほぼ全反射し、パネル内に進入する。導光
板20とパネルの界面に空気が介在している場合、パネ
ルに対する照明光の入射角は4.5°になる。あるい
は、導光板20を屈折率1.4の透明樹脂材料で形成し
た場合、全反射角は45°になる。これに合わせて段差
部21の傾斜角を45°に設定すれば、コリメータレン
ズ60で平行化された照明光は段差部21でほぼ全反射
された後、パネルにほぼ垂直に入射する。係る構成を有
する導光板は例えばスタンパを用いて樹脂材料で加工す
れば、安価に製造可能である。又、パネル側の画素配列
ピッチに応じて段差部21の配列ピッチを設計すれば、
両者の間に生じるモアレを最小化することができる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
反射型のパネルの上に導光板を配し、且つ導光板の端部
に補助照明用の光源を配している。導光板は通常外光を
透過してパネルに入射し且つパネルから反射した外光を
出射する一方、必要に応じ照明光を導光してパネルに入
射し且つパネルから反射した照明光を出射する。暗い環
境下では光源を点灯することにより、反射型のパネルで
あっても画像が観察できる様にしている。一方、外光が
豊富な明るい環境下では光源を消灯して電力の節約を図
っている。又、本発明によれば、導光板は帯状に分割さ
れた平面部及び各平面部の間に位置する帯状の段差部を
有しており、光源から前方に向って導かれた照明光を各
段差部で反射して偏光子を介しパネル側に入射する。こ
の際、偏光子はその透過軸が導光板に形成された帯状の
段差部と平行となる様に配されている。これにより、偏
光子で吸収される照明光量が減少し、パネルをより明る
く照明光することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る反射型表示装置の基本的な構成を
示す模式図である。
【図2】本発明に係る反射型表示装置の実施例を示す部
分断面図である。
【図3】図2に示した実施例に組み込まれる導光板の光
学的な機能を示す説明図である。
【図4】図2に示した反射型表示装置に組み込まれる導
光板を示す模式的な平面図、断面図及び部分拡大図であ
る。
【図5】本発明に係る反射型表示装置の全体構成を示す
斜視図である。
【図6】図5に示した表示装置に組み込まれる光源に用
いるコリメータレンズを示す斜視図である。
【図7】図5に示した反射型表示装置に組み込まれる導
光板を示す模式的な断面図である。
【図8】従来の表示装置の一例を示す模式図である。
【符号の説明】
0・・・パネル、1・・・基板、2・・・基板、4・・
・偏光子、20・・・導光板、21・・・段差部、22
・・・平面部、30・・・光源

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外光を直線偏光に変換する偏光子、外光
    の入射側に位置する透明な第1基板、所定の間隙を介し
    て該第1基板に接合し反射側に位置する第2基板、該間
    隙内に保持された電気光学物質及び該第1基板と第2基
    板の少くとも一方に形成され該電気光学物質に電圧を印
    加する電極を備えたパネルと、 該第1基板の外側で且つ該偏光子より上に配された透明
    な導光板と、 該導光板の端部に配され必要に応じて照明光を発生する
    光源とを有する反射型表示装置であって、 前記導光板は、通常外光を透過して該第1基板に入射し
    且つ該第2基板から反射した外光を出射する一方、必要
    に応じ照明光を導光して該第1基板に入射し且つ該第2
    基板から反射した照明光を出射するものであり、 前記導光板は帯状に分割された平面部及び各平面部の間
    に位置する帯状の段差部を有しており、該光源から前方
    に向って導かれた照明光を各段差部で反射して第1基板
    に入射するとともに、第2基板から反射した照明光を各
    平面部から出射し、 前記偏光子はその吸収軸が該導光板に形成された帯状の
    段差部と直交する様に配されていることを特徴とする反
    射型表示装置。
  2. 【請求項2】 前記導光板は該光源が位置する端部から
    前方に向って厚みが減少していることを特徴とする請求
    項1記載の反射型表示装置。
  3. 【請求項3】 前記導光板の段差部は、平面部に対して
    40°ないし50°の範囲で傾斜していることを特徴と
    する請求項1記載の反射型表示装置。
  4. 【請求項4】 前記パネルは、ツイスト配向した液晶層
    を電気光学物質として用いるとともに、第2基板側に位
    置し外光を散乱反射する光反射層と、該液晶層と該光反
    射層の間に介在する偏光層とを有することを特徴とする
    請求項1記載の反射型表示装置。
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