JPH1152289A - 二次元照明光学系及びこれを用いた液晶プロジェクター - Google Patents

二次元照明光学系及びこれを用いた液晶プロジェクター

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JPH1152289A
JPH1152289A JP9210920A JP21092097A JPH1152289A JP H1152289 A JPH1152289 A JP H1152289A JP 9210920 A JP9210920 A JP 9210920A JP 21092097 A JP21092097 A JP 21092097A JP H1152289 A JPH1152289 A JP H1152289A
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light
lens
optical system
illumination optical
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Satoshi Osawa
聡 大澤
Katsuhiro Takamoto
勝裕 高本
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Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被照明面4の均一照明に供する二次元照明光
学系をコンパクトに構成する。 【解決手段】 光源部3からの光を複数の光束に分割す
る、複数のレンズ100を二次元状に配列してなる第1
レンズアレイ10と、この第1レンズアレイ10から射
出される複数の光束をそれぞれ被照明面4の全面に照射
する、複数のレンズ200を二次元状に配列してなる第
2レンズアレイ20とのうち、少なくとも一方を反射型
レンズアレイとして構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被照明面を均一照
明するための二次元照明光学系、およびこれを用いた液
晶プロジェクターに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、光源から発せられる光には強度
分布にむらがあるために、そのまま被照明面に照射した
のでは均一照明ができない。
【0003】そこで、従来、被照明面の均一照明が求め
られる場合には、図14に示すような、光源部3と、複
数のレンズ190、290が二次元状に配列されてなる
第1、第2の透過型レンズアレイ19、29とが1直線
上に配置されてなる二次元照明光学系が用いられてい
る。この二次元照明光学系は、光源部3から発せられた
光を第1のレンズアレイ19により一旦複数の光束に分
割するとともに、第2の透過型レンズアレイ29を構成
する各レンズ290に2次光源194を形成する。そし
て、各レンズ290が2次光源194から射出する光束
を被照明面4の全面に照射する。このように各2次光源
194からの光束を被照明面4上に重ね合わせることで
被照明面4を照明するように構成しているため、被照明
面4の均一照明が図られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような二
次元照明光学系は、2つの透過型レンズアレイ19、2
9を用いるため、光源部3、第1レンズアレイ19、第
2レンズアレイ29、さらに被照明面4を一直線上に配
置する必要がある。したがって、この照明光学系の全長
が長くなり、大きなスペースを必要となる。
【0005】そこで、光源部3から被照明面4に至る光
学経路上の任意の位置、例えば第1レンズアレイ19と
第2レンズアレイ29との間に平面ミラーを挿入するこ
とによって光路を折り曲げ、コンパクト化を図ることも
提案されている。しかしながら、このように二次元照明
光学系を構成するためには、平面ミラーが新たな構成要
素として必要となり、その追加構成要素の分だけ、コス
トが高くなると共に、重量が増大する。
【0006】本発明は、上記のような課題に鑑みてなさ
れたものであり、コンパクトかつ軽量で、しかも被照明
面4を均一に照明することのできる二次元照明光学系を
低コストで提供することを第1の目的とする。
【0007】また、この発明は、コンパクトかつ軽量な
液晶プロジェクターを低コストで提供することを第2の
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明にかかる
二次元照明光学系は、光源部と、複数のレンズを二次元
状に配列して前記光源部からの光を複数の光束に分割す
る第1レンズアレイと、前記第1レンズアレイの焦点面
近傍に複数のレンズを二次元状に配列して、前記第1レ
ンズアレイによって形成される2次光源から射出される
光を被照明面の全面に導光し、前記被照明面を照明する
第2レンズアレイとを備え、前記第1レンズアレイ及び
前記第2レンズアレイの少なくとも一方が反射型レンズ
アレイとして構成されているものである。
【0009】この発明では、第1レンズアレイ及び第2
レンズアレイのうち少なくとも一方が反射型レンズアレ
イとして構成されているため、光源から被照明面までの
光路は、この反射型レンズアレイによって折り曲げられ
る。したがって、二次元照明光学系の全長は短いものと
なり、小さなスペースにコンパクトに配置される。
【0010】請求項2の発明は、請求項1に記載の二次
元照明光学系において、前記反射型レンズアレイのうち
少なくとも1つが、その基準面に対して光軸が傾いた偏
心形状のレンズにより構成されているものである。
【0011】この発明では、反射型レンズアレイとして
構成されたレンズアレイの少なくとも1つが偏心形状の
レンズにより構成されているため、この偏心角度を適当
に設定することにより、入射する光はレンズアレイの基
準面の設置角度によらず任意の方向に射出される。
【0012】請求項3の発明は、請求項1または2に記
載の二次元照明光学系において、前記光源部が略平行光
を射出するように構成されているものである。
【0013】この発明では、第1レンズアレイに光源部
から略平行光が入射するために光源部は無限遠にあるも
のとみなすことができ、この光源部からの入射光に対し
て第1レンズアレイが斜めに傾いた状態に配置されてい
る場合であっても、第1レンズアレイと光源部との光路
長は、第1レンズアレイを構成するいずれのレンズにつ
いても無限大の等しいものとなる。また、光源部から第
1レンズアレイに入射する光の強度分布も、光源部の中
心からの光が入射する点を中心とするほぼ対称なものと
なる。
【0014】請求項4の発明は、請求項1〜3のうちい
ずれかに記載の二次元照明光学系において、前記光源部
は略平行光を射出するように構成され、前記第1レンズ
アレイと前記第2レンズアレイとは、これらの基準面が
平行になるように配置されているものである。
【0015】この発明では、光源部が略平行光を射出す
るため、光源部と第1レンズアレイとの光路長が第1レ
ンズアレイを構成するいずれのレンズについても等しい
ものとなり、かつ、第1レンズアレイと第2レンズアレ
イとは、これらの基準面が平行になるように配置されて
いるため、第1レンズアレイと第2レンズアレイとの光
路長も第1レンズアレイを構成するいずれのレンズにつ
いても等しいものとなる。
【0016】請求項5の発明は、請求項1〜4のうちい
ずれかに記載の二次元照明光学系において、前記第1レ
ンズアレイ及び前記第2レンズアレイは、これらの基準
面が前記被照明面に対して平行になるように配置されて
いるものである。
【0017】この発明では、第1レンズアレイ及び第2
レンズアレイは、これらの基準面が被照明面に対して平
行になるように配置されているため、第1レンズアレイ
と第2レンズアレイとの光路長及び第2レンズアレイと
被照明面との光路長が、第2レンズアレイを構成するい
ずれのレンズについても略等しいものとなる。
【0018】請求項6の発明は、請求項1記載の二次元
照明光学系において、前記光源部は略平行光を射出する
ように構成され、前記第1レンズアレイは偏心形状のレ
ンズからなる反射型レンズアレイとして構成され、前記
第2レンズアレイは透過型レンズアレイとして構成さ
れ、さらに、前記第1レンズアレイ及び前記第2レンズ
アレイは、前記第1レンズアレイの中心から射出される
光線が、前記第1レンズアレイの基準面に対して垂直に
射出して前記第2レンズアレイの中心に前記第2レンズ
アレイの基準面に対して垂直に入射し、さらに、この光
線が、前記第2レンズアレイの基準面に対して垂直に射
出して前記被照明面の中心に垂直に入射するように配置
されているものである。
【0019】この発明では、光源部が略平行光を射出す
るため、光源部と第1レンズアレイとの光路長が第1レ
ンズアレイを構成するいずれのレンズについても等しい
ものとなる。また、第1レンズアレイの中心から射出さ
れる光線が、第1レンズアレイ及び第2レンズアレイの
基準面並びに被照明面に対して垂直なものとなるように
配置されているので、第1レンズアレイ及び第2レンズ
アレイの基準面並びに被照明面は互いに平行に配置され
ることとなるため、第1レンズアレイと第2レンズアレ
イとの光路長が第1レンズアレイを構成するいずれのレ
ンズについても、また、第2レンズアレイを構成するい
ずれのレンズについても等しいものとなり、さらに、第
2レンズアレイと被照明面との光路長も第2レンズアレ
イを構成するいずれのレンズについても等しいものとな
る。
【0020】請求項7の発明は、請求項1記載の二次元
照明光学系において、前記光源部は略平行光を射出する
ように構成され、前記第1レンズアレイ及び前記第2レ
ンズアレイは、ともに偏心形状のレンズからなる反射型
レンズアレイとして構成され、前記第1レンズアレイ
は、その基準面が前記光源部から射出する光線に対して
垂直に配置され、前記第1レンズアレイ及び前記第2レ
ンズアレイは、これらの基準面が前記被照明面に対して
平行になるように配置され、さらに、前記第2レンズア
レイは、前記第2レンズアレイの中心から前記第2レン
ズアレイの基準面に対して垂直に射出される光線が前記
被照明面の中心に垂直に入射するように配置されている
ものである。
【0021】この発明では、光源部が略平行光を射出す
ることにより、また、この光源部からの光線に対して基
準面が垂直になるように第1レンズアレイが配置されて
いることにより光源部と第1レンズアレイとの光路長が
第1レンズアレイを構成するいずれのレンズについても
等しいものとなる。また、第1レンズアレイ及び第2レ
ンズアレイの基準面と被照明面が平行になるように配置
されていることから、第1レンズアレイと第2レンズア
レイとの光路長が第1レンズアレイを構成するいずれの
レンズについても、また、第2レンズアレイを構成する
いずれのレンズについても等しいものとなり、さらに、
第2レンズアレイと被照明面との光路長も第2レンズア
レイを構成するいずれのレンズについても等しいものと
なる。
【0022】請求項8の発明は、請求項1〜7のうちい
ずれかに記載の二次元照明系において、前記反射型レン
ズアレイのうちの1つが、レンズ部と、前記レンズ部の
背面に配置された、互いに偏光方向が直交する第1及び
第2の直線偏光成分のうち第1の直線偏光成分を反射
し、第2の直線偏光成分を透過することにより入射する
光を偏光分離する偏光分離部と、前記偏光分離部の背面
に配置された、前記偏光分離部から入射する第2の直線
偏光成分の光を第1の直線偏光成分の偏光方向に変換し
て前記偏光分離部へ射出する偏光方向変換部とを備えて
いるものである。
【0023】この発明では、反射型レンズアレイとして
構成された第1レンズアレイまたは第2レンズアレイが
偏光分離部と偏光方向変換部とを備えているため、この
レンズアレイに入射した光は偏光方向が揃えられて射出
されるので、この二次元照明光学系によれば、光源部か
ら射出される光は第1レンズアレイ及び第2レンズアレ
イを通過した後には、1つの偏光方向に揃った光として
射出される。
【0024】請求項9の発明にかかる液晶プロジェクタ
ーは、所望の光学画像を形成する液晶パネルと、前記液
晶パネルを照明する請求項1〜8のうちいずれかに記載
の二次元照明光学系と、前記液晶パネル上の光学画像を
スクリーン上に拡大投影する投影光学系とを備えたもの
である。
【0025】この発明では、液晶パネルを照明する二次
元照明光学系として請求項1〜8のうちいずれかに記載
の二次元照明光学系が用いられているため、液晶プロジ
ェクターとしてもコンパクトに構成される。
【0026】
【発明の実施の形態】図1は、この発明にかかる二次元
照明光学系の第1の実施形態を示す構成図である。この
二次元照明系は、光源部3と、反射型レンズアレイとし
て構成された第1レンズアレイ10と、透過型レンズア
レイとして構成された第2レンズアレイ20とから構成
されており、光源部3から発せられた光が、第1レンズ
アレイ10で反射し、第2レンズアレイ20を透過した
後、被照明面4を均一に照明するように配置されてい
る。以下、各部の構成について順次説明する。
【0027】光源部3では、ランダム偏光の白色光を放
射するメタルハライドランプなどからなる光源30が放
物面鏡32の一方の焦点位置に配置されており、放物面
鏡32の開口側(同図の右側)に向けて光源30からの
光束の一部が直接射出するとともに、残りの光束が放物
面鏡32の反射面で反射された後、放物面鏡32の開口
側に導光される。このように光源部3から射出される光
束は略平行光となっている。
【0028】この放物面鏡32の開口側には、複数の同
一パワーを有する反射型レンズ100を一平面上で二次
元状に配列してなる第1レンズアレイ10が、光源部中
心31からの光がこの第1レンズアレイ10の中心10
2に入射するように配置されている。この第1レンズア
レイ10は、光源部3から射出される光の方向(同図の
水平方向)に対して、第1レンズアレイ10を構成する
各反射型レンズ100が配列された平面103(以下、
「基準面」という)が斜めに45°傾いた状態に配置さ
れているため、光源部3から射出された光は第1レンズ
アレイ10に対して斜めに入射する。
【0029】この第1レンズアレイ10を構成する反射
型レンズ100は、第1レンズアレイ10の基準面10
3に対して光軸101が傾いた偏心形状の凹面反射ミラ
ーにより形成されている。このように、各反射型レンズ
100が偏心形状に形成されているため、光源部3から
第1レンズアレイ10に入射する光は、基準面103に
対する入射角度と射出角度が一致せず、各反射型レンズ
100の偏心角度の設定に応じて決定される方向に射出
されることとなる。ここでは、この各反射型レンズ10
0の偏心角度は、第1レンズアレイ10の基準面に対し
て45°で入射した光が基準面103に垂直な方向(同
図左斜め上の方向)に射出するように設定されている。
【0030】したがって、光源部3から第1レンズアレ
イ10に入射した光は、これを構成する各反射型レンズ
100によって複数の光束に分割され、第1レンズアレ
イ10の基準面103に対して垂直に射出される。しか
も、これらの反射型レンズ100はすべて同一のパワー
を有するため、各レンズ100から射出される光束は、
第1レンズアレイ10の基準面103に平行で、かつ所
定距離だけ離れた平面上で収束し、ここに複数の2次光
源104が形成される。
【0031】この2次光源104が形成される平面は、
第1レンズアレイ10の各反射型レンズ100の焦点位
置を含む焦点面であり、ここに、この平面を基準面20
3とする第2レンズアレイ20が配置されている。この
第2レンズアレイ20は、第1レンズアレイ10を構成
する各反射型レンズ100に対応する、複数の透過型レ
ンズ200を基準面203上で二次元状に配列してなる
ものであり、第1レンズアレイ10の中心102から射
出された光線が第2レンズアレイ20の中心202に入
射するように配置されている。さらに、第2レンズアレ
イ20の射出面側には、第2レンズアレイ20の基準面
203に平行になるように、かつ、第2レンズアレイ2
0の中心202から射出される光線がその中心41に垂
直に入射するように、被照明面4が配置されている。
【0032】なお、第1レンズアレイ10及び第2レン
ズアレイ20は複数のレンズ100、200からなるも
のであり、必ずしもレンズアレイ10、20の幾何学的
な中心位置に光軸を有するレンズ100、200が存在
しない場合もあるが、この明細書においては、このよう
な場合には、レンズアレイ10、20の幾何学的な中心
位置に光軸を有するレンズ100、200を想定し、こ
のレンズ100、200を通過する主光線を、レンズア
レイ中心102、202に入射あるいはレンズアレイ中
心102、202から射出された光線として扱うことと
する。
【0033】第2レンズアレイ20を構成する各透過型
レンズ200は、各透過型レンズ200内に形成された
2次光源104からの光束を被照明面4の全面に照射す
るように形成されている。したがって、被照明面4で
は、全面に亘って各光源像104から射出された光束を
重ね合わされ、その結果、被照明面4が均一に照明され
る。
【0034】このように、第2レンズアレイ20を構成
する各透過型レンズ200からの光束はそれぞれ被照明
面4の全面を照射するのであるから、各透過型レンズ2
00ごとに被照明面4の中心41への距離は若干異なる
が、第2レンズアレイ20の基準面203と被照明面4
とは平行になるように配置されているため、各透過型レ
ンズ200と被照明面4の中心41との光路長は略等し
いものとなっており、各透過型レンズ200のパワーは
ほぼ同一のものとして構成されている。また、各透過型
レンズ200ごとに被照明面4の中心41への方向も若
干異なるが、第2レンズアレイ20の中心202から射
出される光線が被照明面4の中心41に垂直に入射する
ように配置されているため、第2レンズアレイ20の中
心202の透過型レンズ200は偏心せず、この中心2
02から離れるにしたがって偏心角度が大きくなるよう
に、各透過型レンズ200の偏心角度は、第2レンズア
レイ20の中心202を中心として対称に分布するよう
に構成されている。
【0035】このように構成された第2レンズアレイ2
0によって、第1レンズアレイ10によって分割された
複数の光束が被照明面4上で重ね合わせられるため、被
照明面4の均一な照明が実現される。
【0036】この第1実施形態にかかる二次元照明光学
系によれば、第1レンズアレイ10が反射型レンズアレ
イとして構成されているため、光源部3から被照明面4
に至る光路は、この第1レンズアレイ10において折り
曲げられるので、二次元照明光学系の全長を短く構成す
ることができ、したがって、全体としてコンパクトにな
る。しかも、提案例のように光源部と被照明面との間に
レンズアレイ以外の光学素子(例えば平面ミラー)を追
加する必要がなく、コンパクトかつ軽量な二次元照明光
学系を低コストで提供することができる。
【0037】また、この実施形態では、反射型レンズア
レイとして構成した第1レンズアレイ10の各反射型レ
ンズ100は、すべて同一のパワーを有するものとし
て、かつ同一の偏心角度を有するものとして構成してい
るため、設計・製造が容易なものとなっている。
【0038】このように、第1レンズアレイ10を構成
する反射型レンズ100を同一のパワーを有するものと
して形成することができるのは、光源部3からの光は略
平行光となっているために光源部3は無限遠にあるもの
とみなすことができ、各反射型レンズ100と光源部3
との光路長はすべて同一の無限大であるとみなすことが
できることと、第1レンズアレイ10と第2レンズアレ
イ20とがこれらの基準面103、203が平行になる
ように配置されているため、第1レンズアレイ10の各
反射型レンズ100と、これらから射出される光束を収
束させ2次光源104が形成されるべき第2レンズアレ
イ20との光路長も同一であるためである。
【0039】また、この実施形態では、光源部3から射
出される光の方向に対して第1レンズレンズアレイ10
が斜めに配置されているが、光源部3から射出される光
が略平行光とされているために、第1レンズアレイ10
を、第1レンズアレイ10の中心102を中心として対
称になるように分割する複数の反射型レンズ100によ
って構成することができ、これにより第1レンズアレイ
10の設計・製造はさらに容易なものとなっている。
【0040】このように第1レンズアレイ10を構成す
ることができるのは、この実施形態においては、光源部
3から第1レンズアレイ10に入射する光の強度分布が
第1レンズアレイ10の中心102を中心として対称な
ものとなっているためである。すなわち、この二次元照
明光学系は、第1レンズアレイ10によって分割された
光束を、後に重ね合わせることにより光強度の分布のむ
らによる影響を抑制して被照明面4の均一照明を図るも
のであるから、第1レンズアレイ10に入射する光の強
度分布が第1レンズアレイ10の中心102を中心とし
て対称であれば、これに応じて第1レンズアレイ10に
おける光束の分割を第1レンズアレイ10の中心102
を中心として対称に行うことができるからである。
【0041】光源部3、3’からの光に対して斜めに配
置された第1レンズアレイ10に入射する光の強度分布
が第1レンズアレイ10の中心102を中心として対称
になるのは、拡散光が入射する場合、図2(a)に示す
ように、第1レンズアレイ10の同図右上の部分は同図
左下の部分と比較して入射する光束密度が低くなるが、
略平行光が入射する場合であれば、図2(b)に示すよ
うに、同図右上の部分と同図左下の部分は同数の光束が
入射するからである。
【0042】また、このように第1レンズアレイ10を
その中心102を中心として対称に分割された複数の反
射型レンズ100で構成されることに対応して、この第
1レンズアレイ10の各反射型レンズ100に対応する
第2レンズアレイ20の複数の透過型レンズ200も、
第2レンズアレイ20の中心202を中心として対称に
分割されたものとして構成することができ、加えて、上
述したように、第2レンズアレイ20の透過型レンズ2
00は、ほぼ同一パワーのものをレンズアレイ中心20
2を中心として対称に分布するように構成するものであ
るため、設計・製造が容易なものとできる。
【0043】さらに、レンズアレイ10、20に対して
光が斜めに入射、あるいは斜めに射出する場合には非点
収差が生じるが、この実施形態では、光源部3からの光
が斜めに入射する第1レンズアレイ10が偏心形状に形
成された反射型レンズ100により構成されているた
め、この偏心形状によって生じる収差が上記非点収差と
打ち消し合うように各レンズ100を形成することで上
記非点収差を補正することができる。したがって、反射
型レンズアレイを用いた場合には必然的に生じる斜め入
射あるいは斜め射出による非点収差を解消し、これによ
り射出される光束の集光状態を高めて、最終的には被照
明面4における照明の均一性をさらに向上することがで
きる。
【0044】なお、この実施形態においては、反射型レ
ンズアレイとして構成した第1レンズアレイ10の各反
射型レンズ100を凹面反射ミラーにより構成したが、
反射型レンズ10は凹面反射ミラーに限るものではな
く、光学ガラス等によるレンズの一方の面に全反射面を
形成したものなどを用いてもよい。
【0045】たとえば、図3に示すように、一面が平面
として、他面が凸面として形成された光学ガラス等によ
る複数の平凸レンズ110を、互いにその縁部が隣接す
るように並べた状態で配置し、平面として形成された一
面に全反射面115を設けることにより反射型レンズア
レイ11を構成してもよい。この構成では、各平凸レン
ズ110とその平面に接する全反射面115の一部分と
をあわせた部分が、上記実施形態(図1)における凹面
反射ミラー(反射型レンズ10)に相当する。
【0046】このような構成の反射型レンズアレイ11
では、入射する光は、各レンズ110ごとに複数の光束
に分割されるとともに、レンズ110の集光作用により
各光束は収束光となり、全反射面115で反射したのち
射出されるため、凹面反射ミラーを用いた場合(図1)
と同様の作用が得られる。
【0047】また、このような光学ガラス等により形成
したレンズを用いる場合であっても、図4に示すように
各レンズ120の凸面を非対称としたり、あるいは、図
5に示すように各レンズ130の平面部分をレンズアレ
イ13の基準面133に対して斜めに配置することなど
によって、各レンズ120、130を偏心形状に構成す
ることは可能である。そして、このようにレンズを偏心
形状として構成した場合は、このように構成した場合に
得られる斜入射による非点収差を補正しうる効果の点
で、各レンズ120、130の材質を適当に選択するこ
とができるために凹面反射ミラーを用いる場合(図1)
よりもレンズ設計の自由度が大きくなることから、さら
に高い効果を得ることができる。
【0048】また、光学ガラス等によるレンズとして、
図6に示すような、両面をレンズ形状に形成し、どちら
か一面に全反射面145を設けたレンズ140を用いて
反射型レンズアレイ14を構成することもできるが、こ
のような構成とすれば、斜入射による非点収差補正にあ
たり、全反射面145側のレンズ形状も調整することが
可能となるため、特に高い効果を得ることが可能とな
る。
【0049】なお、凹面反射ミラーや光学ガラス等のレ
ンズにおける曲面は、設計・製造が容易であることから
球面状に形成してもよいが、斜入射による非点収差補正
等を考慮したレンズ設計のの自由度を高める観点から
は、各レンズが光軸に対して非対称なパワーを有するよ
うに自由曲面状に形成することが望ましい。
【0050】また、この実施形態では、光源部3からは
略平行光が射出されるものとして第1レンズアレイ10
を構成しているために、第1レンズアレイ10の中心1
02を中心として対称に光束を分割するように各反射型
レンズ100を配置することとしたが、光源部3からの
光が第1レンズアレイ10の中心102を中心とした対
称な状態で入射しない場合には、図7に示すように、こ
の光強度分布に応じて、第1レンズアレイ15を構成す
る各反射型レンズ150の大きさおよび配置をこのレン
ズアレイの中心152に対して非対称なものとして対応
することが望ましい。
【0051】図8はこの発明にかかる二次元照明光学系
の第2の実施形態を示す構成図である。この二次元照明
光学系は、光源部3と、ともに反射型レンズアレイとし
て構成された第1レンズアレイ16及び第2レンズアレ
イ26とから構成されている。以下、第1実施形態と同
一の構成には同一の符号を付し、重複説明を省略する。
【0052】光源部3は、一方の焦点位置に光源30が
配置された放物面鏡32が同図の右側を開口側とするよ
うに配置され、この開口側に向けて、光源30から放射
されたランダム偏光の光束は直接的に、及び放物面鏡3
2による反射光とともに、略平行光として射出される。
【0053】この開口側には、第1レンズアレイ16
が、光源部3の中心31から射出される光線がこの第1
レンズアレイ16の中心162に、第1レンズアレイ1
6の基準面163に対して垂直に入射するように配置さ
れている。この第1レンズアレイ16は、その基準面1
63上に複数の反射型レンズ160を二次元状に配列し
てなるものであって、各反射型レンズ160は基準面1
63に対して光軸161の傾いた偏心形状の凹面反射ミ
ラーとして構成されている。
【0054】したがって、光源部3から第1レンズアレ
イ16に入射する光束は、この第1レンズアレイ16の
基準面163に対して垂直に入射するが、これを構成す
る各反射型レンズ160が偏心しているために、基準面
163に対して斜め方向(同図左上方向)に射出され
る。この射出される光束は、第1レンズアレイ16を構
成する各反射型レンズ160により複数に分割されてお
り、分割されたそれぞれの光束は、第1レンズアレイ1
6の基準面163に平行な一平面上に収束し、複数の2
次光源164を形成する。
【0055】これらの2次光源164が形成される平面
は、第1レンズアレイ16の基準面163に平行ではあ
るが、第1レンズアレイ16を構成する各反射型レンズ
160が偏心しているために、これらの2次光源164
は、第1レンズアレイ16に対して同図の左上方向に位
置している。これらの複数の2次光源164に対応する
位置に、複数の反射型レンズ260を二次元状に配列し
てなる第2レンズアレイ26が配置されている。すなわ
ち、この第2レンズアレイ26は、第1レンズアレイ1
6とこれらの基準面163、263が平行になるよう
に、また、第1レンズアレイ16の中心162から射出
される光線が第2レンズアレイ26の中心262に入射
するように配置されている。
【0056】第2レンズアレイ26を構成する各反射型
レンズ260も、その基準面263に対して光軸261
の傾いた偏心形状の凹面反射ミラーとして構成されてお
り、第1レンズアレイ16の中心162から第2レンズ
アレイ26の中心262に入射した光線が第2レンズア
レイ26の基準面263に対して垂直な方向に射出する
ように、その偏心角度が設定されている。
【0057】被照明面4は、第1レンズアレイ16の中
心162から第2レンズアレイ26の中心262を通過
して射出された光線が被照明面4の中心41に垂直に入
射するように、第2レンズアレイ26の基準面263と
平行に配置されており、第2レンズアレイ26の各反射
型レンズ260は、第2レンズアレイ26の各反射型レ
ンズ260内に形成された2次光源164からの光束の
それぞれが、この被照明面4の全面を照射するように形
成されている。このようにして第1レンズアレイ16に
よって分割された複数の光束が被照明面4上で重ね合わ
せられるため、被照明面4の均一な照明が実現される。
【0058】この実施形態によれば、第1レンズアレイ
16及び第2レンズアレイ26の両方で反射することに
より光路を折り曲げているため、二次元照明光学系をよ
り一層コンパクトに構成することができる。
【0059】また、光源部3から第1レンズアレイ1
6、第1レンズアレイ16から第2レンズアレイ26、
第2レンズアレイ26から被照明面4のいずれの光路長
も、第1レンズアレイ16を構成するいずれのレンズ1
60からの光束についても略等しくなる。したがって、
第1レンズアレイ16及び第2レンズアレイ26を構成
する各反射型レンズ160、260のパワーをほぼ同一
のものとして形成でき、これらの設計・製造を容易なも
のとすることができる。
【0060】また、第1レンズアレイ16及び第2レン
ズアレイ26の2つのレンズアレイを反射型レンズアレ
イとして構成しているため、上述の斜入射による非点収
差の補正についてもこれら2つのレンズアレイ16、2
6の両方で行うことができ、より高い効果を得ることが
可能である。
【0061】また、光源部3の中心31から射出される
光線は第1レンズアレイ16に対して垂直に入射し、か
つ第2レンズアレイ26の中心262から射出される光
線も被照明面4に対して垂直に入射するため、特に歪み
の少ない均一な照明を行うことができる。
【0062】図9は、この発明にかかる二次元照明光学
系が適用された液晶プロジェクターの実施形態を示す構
成図である。この液晶プロジェクターは、所望の光学画
像を形成する3つの液晶パネル51〜53と、偏光方向
が揃った可視光を発生させる二次元照明光学系と、この
二次元照明光学系からの可視光を3つの原色光に色分離
した後、各原色光を対応する液晶パネル51〜53にそ
れぞれ照射する色分離光学系6と、各液晶パネル51〜
53から射出される色成分光を光軸を位置させながらス
クリーン上に導光して当該スクリーン上に液晶パネル5
1〜53に形成された画像を投影する投影光学系7とで
構成されている。以下、各部の構成について順次説明す
る。
【0063】二次元照明光学系は、メタルハライドラン
プなどからなる光源30と放物面鏡32とからなる光源
部3と、反射型レンズアレイとして構成された第1レン
ズアレイ17と、透過型レンズアレイとして構成された
第2レンズアレイ27とから構成されている。
【0064】一方の焦点位置に光源30が配置された放
物面鏡32は、同図の下側が開口側となるように配置さ
れ、この開口側に向けて、光源30から放射されたラン
ダム偏光の光束は直接的に、及び放物面鏡による反射光
とともに、略平行光として射出される。この開口側に
は、光源部3からの光の方向に対し傾いた状態に第1レ
ンズアレイ17が配置されており、したがって、光源部
3からの光はこの第1レンズアレイ17に対して斜めに
入射する。
【0065】この第1レンズアレイ17は、レンズ部1
70と、偏光分離部176と、偏光方向変換部177と
から構成されており、光源部3からの光束を複数の光束
に分割しつつ、これらの光束の偏光方向を揃えて第2レ
ンズアレイ27に射出するものである。以下、この第1
レンズアレイ17の構成について図10を参照しながら
説明する。
【0066】レンズ部170は、一面が平面として、他
面が凸面として形成された複数の平凸レンズ1700
を、互いにその縁部が隣接するように並べた状態で配置
することにより構成されており、各平凸レンズ1700
の凸面が第1レンズアレイ17の入射面及び射出面とな
っている。なお、このレンズ部170を構成する平凸レ
ンズ1700は、図9に示すように、第2レンズアレイ
27までの光路長がそれぞれ異なるため、それぞれの光
路長に応じたパワーを有するようにして構成されてい
る。
【0067】平面として形成されたレンズ部170の一
面には、入射する光を互いに偏光方向が直交する2方向
の直線偏光成分に分離する偏光分離部176として、偏
光分離膜1760が多層膜として形成されている。した
がって、第1レンズアレイ17に入射したランダム偏光
の光90は、第1の直線偏光成分(s成分)91がこの
偏光分離膜1760で反射し、第2の直線偏光成分(p
成分)92がこの偏光分離膜1760を透過することに
より2成分に分離される。
【0068】さらに、この偏光分離膜1760には、入
射する光の偏光方向を変換する偏光方向変換部177で
ある1/4波長板1770が接合されており、偏光分離
膜1760を透過したp成分の光束92は、この1/4
波長板1770に入射し、この1/4波長板1770の
非接合面1771で全反射して偏光分離膜1760側に
戻される。このように、p成分の光束92は1/4波長
板1770を往復するため、この1/4波長板1770
は半波長板として作用し、この光路を通過するp成分の
光束92はその偏光方向がs成分に変換される。こうし
て偏光方向がs成分に変換された光束92は、偏光分離
面1760で反射したs成分の光束91とともに、再び
平凸レンズ1700を透過して第1レンズアレイ17か
ら射出される。したがって、この第1レンズアレイ17
から射出されるすべての光束は、偏光方向がs成分の方
向に揃えられている。
【0069】なお、ここでは、レンズ部170の一面に
形成された偏光分離膜1760に直接偏光変換を行う1
/4波長板1770のみを取り付ける構成としたが、図
11のように、光学ガラス等からなる平行平板178等
を偏光分離膜1760と1/4波長板1770との間に
設ける構成や、図12のように、このような平行平板1
78を1/4波長板1770の一面1771にを設ける
構成、あるいはまた、1/4波長板1770の両面に平
行平板178を設ける構成などをとってもよい。このよ
うな平行平板178を設けることによって、偏光分離膜
1760を透過したp成分の光束が全反射面175で反
射した後にレンズ部170に再入射する位置をずらすこ
とができ、これによって、このレンズアレイ17に入射
する光を、入射した平凸レンズ1700とは異なる平凸
レンズ1700から射出される構成とすることもでき
る。
【0070】図9に戻って、第1レンズアレイ17の各
レンズ1700の焦点位置近傍には、複数の透過型レン
ズ270を二次元状に配列してなる第2レンズアレイ2
7が配置されており、第1レンズアレイ17においてs
成分に偏光方向が揃えられ、射出された光束91及び光
束92は、この第2レンズアレイ27に入射する。この
第2レンズアレイ27は、第1レンズアレイ17によっ
て複数に分割された光束の数に対応して第1レンズアレ
イ17のレンズ1700と同数のレンズ270を有して
おり、この第2レンズアレイ27を構成する各透過型レ
ンズ270は、入射する複数の光束91、92のそれぞ
れが被照明面である液晶パネル51〜53の全面を照射
するように構成されている。
【0071】このように構成された二次元照明光学系で
は、第1レンズアレイ17が光源部3からの光90を複
数の光束に分割し、第2レンズアレイ27によりこれら
複数の光束それぞれが被照明物である液晶パネル51〜
53の全面を照射するため、被照明面である液晶パネル
51〜53を均一に照明することができるとともに、こ
の照明に用いる光を偏光分離部176及び偏光方向変換
部177を有する第1レンズアレイ17によって、偏光
方向の揃った照明光を提供することができる。
【0072】また、第1レンズアレイ17として反射型
レンズアレイを用いて光源部3から第2レンズアレイ2
7までの光路を曲げることによりコンパクトに構成され
ているため、小さなスペースに配置することができる。
【0073】なお、ここでは、この二次元照明光学系を
液晶プロジェクターの二次元照明光学系として説明した
が、この二次元照明光学系は、一定の偏光方向の揃えら
れた照明光を提供する様々な光学機器の二次元照明光学
系として適用することができる。
【0074】この二次元照明光学系によって照明される
液晶パネル51〜53は透過型液晶パネルであり、液晶
パネル51はRGBのうちRの光学画像を形成し、液晶
パネル52はRGBのうちのGの光学画像を形成し、液
晶パネル53はRGBのうちのBの光学画像を形成す
る。
【0075】これら3枚の液晶パネル51〜53のそれ
ぞれに、対応する原色光を照明するために、二次元照明
光学系からの光束を3原色光に分離する色分離光学系6
は、Rの波長帯の光束を反射し、G及びBの波長帯の光
束を透過するダイクロイックフィルタ60と、Gの波長
帯の光束を反射し、Bの波長帯の光束を透過するダイク
ロイックフィルタ61とにより構成される。
【0076】したがって、二次元照明光学系から射出さ
れた光束のうち、Rの波長帯の光束は、ダイクロイック
フィルタ60及び全反射ミラー62で反射して、フィー
ルドレンズ67を介してR用液晶パネル51に光軸に対
して平行に照射されて当該液晶パネル51を照明する。
Gの波長帯の光束は、ダイクロイックフィルタ60を透
過し、ダイクロイックフィルタ61で反射し、フィール
ドレンズ68を介して、G用液晶パネル52に光軸に対
して平行に照射されて当該液晶パネル52を照明する。
Bの波長帯の光束は、2つのダイクロイックフィルタ6
0、61の両方を透過して、さらにレンズ63、全反射
ミラー64、レンズ65、全反射ミラー66及びフィー
ルドレンズ69を介して、B用の液晶パネル53に光軸
に対して平行に照射されて当該液晶パネル53を照明す
る。
【0077】ダイクロイックプリズム70は、4個の直
角プリズムが立方体または直方体を形成するように接合
され、その接合面には、Rの波長帯の光束を反射し、G
及びBの波長帯の光束を透過するダイクロイックミラー
71と、Bの波長帯の光束を反射し、R及びGの波長帯
の光束を透過するダイクロイックミラー72が多層膜と
して形成されたものであり、3枚の液晶パネル51〜5
3により形成されたRGBの各色の光学画像を合成す
る。
【0078】投影レンズ73は、ダイクロイックプリズ
ム70により合成されたカラーの光学画像をスクリーン
上に拡大投影するための投影光学系7である。
【0079】以上のように、この液晶プロジェクター
は、反射型レンズアレイとして構成された第1レンズア
レイ17を有する二次元照明光学系が用いられているた
め、コンパクトに構成されている。
【0080】また、この第1レンズアレイ17は偏光分
離部176と偏光方向変換部177を有していることに
より、この二次元照明系からは偏光方向の揃った光が射
出されるため、液晶パネル51〜53を明るく照明する
ことができ、その結果、液晶パネル51〜53から射出
される光の光量を高め、スクリーン上に投影される画像
を明るくすることができる。
【0081】以上、実施形態に即してこの発明を説明し
たが、この発明は上記実施形態に限定されるものではな
く、以下のように構成してもよい。
【0082】(1)上記実施形態における二次元照明光
学系では、第1レンズアレイのみを反射型レンズアレイ
として構成した形態(第1実施形態、液晶プロジェクタ
ーの実施形態)と、第1レンズアレイ及び第2レンズア
レイの両方を反射型レンズアレイとして構成した形態
(第2実施形態)を挙げたが、図13に示すように、第
1レンズアレイ18は透過型レンズアレイとし、第2レ
ンズアレイ28のみを反射型レンズアレイとして構成し
てもよい。このような構成によっても、平面ミラー等の
別個の光学素子を用いることなく、光路を曲げることに
より二次元照明系をコンパクトに構成することができ
る。
【0083】(2)上記実施形態では、反射型レンズア
レイに入射する光を、その基準面の設置角度によらず任
意の角度に射出するために、この反射型レンズアレイを
構成する各レンズの光軸をレンズアレイの基準面に対し
て傾いた形状(偏心形状)に構成したものを挙げたが、
必ずしも偏心形状のレンズとする必要はない。偏心して
いない形状とした場合には、レンズアレイの基準面に対
する光束の入射角と射出角(反射角)は一致するが、こ
れに応じた角度に反射型レンズアレイを配置すればよ
い。ただし、この場合には、レンズを偏心させることに
よる収差補正ができないため、他の手段により収差補正
を行うことが望ましい。
【0084】(3)さらに反射型レンズアレイの各レン
ズを非軸対称なパワーを有する自由曲面レンズとして構
成することが望ましい。このような構成とすることによ
って、斜めに反射することによる光線収差を補正し、照
明の均一性を更に高めることができる。
【0085】(4)反射型レンズアレイとして構成され
た第1レンズアレイが偏光分離部及び偏光方向変換部を
備えた構成とした場合に、この第1レンズアレイを構成
するそれぞれのレンズからは、第1の偏光方向の光束
と、もとは第2の偏光方向であって第1の偏光方向に変
換された光束との2つの光束が射出されるが、上記実施
形態では、この第1レンズアレイの1つのレンズからそ
れぞれ2つずつ射出される光束を、第2レンズアレイを
構成する1つのレンズに入射させる構成を挙げた。しか
し、この発明は、このような構成に限らず、第2レンズ
アレイを第1レンズアレイを構成するレンズの数の2倍
の数のレンズにより構成し、第1レンズアレイを構成す
る各レンズから2つずつ射出される光束を第2レンズア
レイでは別個のレンズに入射させ、第1レンズアレイの
各レンズから2つずつから射出される光束と第2レンズ
アレイを構成するレンズとを1対1に対応するものとし
て構成してもよい。
【0086】(5)上記実施形態では、第1レンズアレ
イを偏光分離部及び偏光方向変換部を備えた反射型レン
ズアレイとして構成したが、第2レンズアレイをこのよ
うな偏光分離部及び偏光方向変換部を備えたレンズアレ
イとして構成してもよい。
【0087】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、第1レ
ンズアレイ及び第2レンズアレイのうち少なくとも一方
が反射型レンズアレイとしているため、光源部から被照
明面までの光路はこの反射型レンズアレイによって折り
曲げられ、均一照明が可能な二次元照明系をコンパクト
に構成することができる。
【0088】また、請求項2の発明のように、反射型レ
ンズアレイの少なくとも1つを偏心形状のレンズにより
構成すれば、この偏心角度を適当に設定することによ
り、入射する光をレンズアレイの基準面の設置角度によ
らず任意の方向に射出することができるため、光源部、
第1レンズアレイ、第2レンズアレイ、及び被照明面の
配置の自由度を高めることができる。さらに、偏心形状
のレンズによって生じる収差を用いて、光がレンズアレ
イに対して斜入射することにより生じる非点収差を解消
することができる。
【0089】また、請求項3の発明のように、光源部か
ら略平行光が射出するように構成すれば、光源部と第1
レンズアレイの光路長は等しいものとみなすことから第
1レンズアレイの設計を容易なものとできる。さらに、
このように構成すれば、光源部から第1レンズアレイに
入射する光の強度分布が光源部の中心からの光が入射す
る点を中心とするほぼ対称なものとなり、光源部からの
光に対して第1レンズアレイが斜めの状態で配置されて
いる場合であっても、第1レンズアレイの光束分割を対
称なものとできることからも、第1レンズアレイの設計
を容易なものとできる。
【0090】また、請求項4の発明のように、光源部は
略平行光を射出するように構成し、第1レンズアレイと
第2レンズアレイとを、これらの基準面が平行になるよ
うに配置すれば、第1レンズアレイを構成するいずれの
レンズについても、光源部と第1レンズアレイ間の光路
長及び第1レンズアレイと第2レンズアレイ間の光路長
が略等しいものとなるため、第1レンズアレイを構成す
る各レンズのパワーを略等しいものとして構成でき、第
1レンズアレイの設計を容易なものとできる。
【0091】また、請求項5の発明のように、被照明面
に対して、第1レンズアレイと第2レンズアレイの基準
面が平行になるように配置すれば、第2レンズアレイを
構成するいずれのレンズについても、第1レンズアレイ
と第2レンズアレイ間の光路長及び第2レンズアレイと
被照明面間の光路長が略等しいものとなるため、第2レ
ンズアレイを構成する各レンズのパワーを略等しいもの
として構成でき、第2レンズアレイの設計を容易なもの
とできる。
【0092】また、請求項8の二次元照明光学系によれ
ば、反射型レンズアレイの1つが偏光分離部と偏光方向
変換部とを備えているため、このレンズアレイに入射し
た光は偏光方向が揃えられて射出されるので、偏光方向
の揃った光を供することができる。
【0093】さらに、請求項9の液晶プロジェクターに
よれば、請求項1〜8のうちいずれかに記載の二次元照
明光学系を用いているため、コンパクトに構成すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる二次元照明光学系の第1実施形
態を示す構成図である。
【図2】光源中心からの光に対して斜めに配置されたレ
ンズアレイに入射する光の光強度分布についての説明図
である。
【図3】平凸レンズを用いた反射型レンズアレイの構成
図である。
【図4】偏心形状のレンズを用いた反射型レンズアレイ
の構成図である。
【図5】偏心形状のレンズを用いた反射型レンズアレイ
の構成図である。
【図6】両面をレンズ形状に形成したレンズを用いた反
射型レンズアレイの構成図である。
【図7】レンズアレイの中心に対して非対称に分割され
たレンズによって構成した反射型レンズアレイの構成図
である。
【図8】本発明にかかる二次元照明光学系の第2実施形
態を示す構成図である。
【図9】本発明にかかる液晶プロジェクターの実施形態
を示す構成図である。
【図10】偏光分離部及び偏光方向変換部を備えた反射
型レンズアレイの構成図である。
【図11】偏光分離部及び偏光方向変換部を備えた反射
型レンズアレイの構成図である。
【図12】偏光分離部及び偏光方向変換部を備えた反射
型レンズアレイの構成図である。
【図13】本発明にかかる二次元照明光学系の他の実施
形態を示す構成図である。
【図14】2つの透過型レンズアレイを用いた従来の二
次元照明光学系である。
【符号の説明】
10 第1レンズアレイ 100 反射型レンズ 101 反射型レンズの光軸 102 第1レンズアレイの中心 103 第1レンズアレイの基準面 20 第2レンズアレイ 200 透過型レンズ 201 透過型レンズの光軸 202 第2レンズアレイの中心 203 第2レンズアレイの基準面 3 光源部 31 光源部の中心 4 被照明面 41被照明面の中心

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源部と、 複数のレンズを二次元状に配列して前記光源部からの光
    を複数の光束に分割する第1レンズアレイと、 前記第1レンズアレイの焦点面近傍に複数のレンズを二
    次元状に配列して、前記第1レンズアレイによって形成
    される2次光源から射出される光を被照明面の全面に導
    光し、前記被照明面を照明する第2レンズアレイとを備
    え、 前記第1レンズアレイ及び前記第2レンズアレイの少な
    くとも一方が反射型レンズアレイとして構成されている
    ことを特徴とする二次元照明光学系。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の二次元照明光学系にお
    いて、前記反射型レンズアレイのうち少なくとも1つ
    が、その基準面に対して光軸が傾いた偏心形状のレンズ
    により構成されていることを特徴とする二次元照明光学
    系。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の二次元照明光
    学系において、前記光源部が略平行光を射出するように
    構成されていることを特徴とする二次元照明光学系。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のうちいずれかに記載の二
    次元照明光学系において、前記光源部は略平行光を射出
    するように構成され、前記第1レンズアレイと前記第2
    レンズアレイとは、これらの基準面が平行になるように
    配置されていることを特徴とする二次元照明光学系。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のうちいずれかに記載の二
    次元照明光学系において、前記第1レンズアレイ及び前
    記第2レンズアレイは、これらの基準面が前記被照明面
    に対して平行になるように配置されていることを特徴と
    する二次元照明光学系。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の二次元照明光学系におい
    て、 前記光源部は略平行光を射出するように構成され、 前記第1レンズアレイは偏心形状のレンズからなる反射
    型レンズアレイとして構成され、 前記第2レンズアレイは透過型レンズアレイとして構成
    され、 さらに、前記第1レンズアレイ及び前記第2レンズアレ
    イは、前記第1レンズアレイの中心から射出される光線
    が、前記第1レンズアレイの基準面に対して垂直に射出
    して前記第2レンズアレイの中心に前記第2レンズアレ
    イの基準面に対して垂直に入射し、さらに、この光線
    が、前記第2レンズアレイの基準面に対して垂直に射出
    して前記被照明面の中心に垂直に入射するように配置さ
    れていることを特徴とする二次元照明光学系。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の二次元照明光学系におい
    て、 前記光源部は略平行光を射出するように構成され、 前記第1レンズアレイ及び前記第2レンズアレイは、と
    もに偏心形状のレンズからなる反射型レンズアレイとし
    て構成され、 前記第1レンズアレイは、その基準面が前記光源部から
    射出される光線に対して垂直に配置され、 前記第1レンズアレイ及び前記第2レンズアレイは、こ
    れらの基準面が前記被照明面に対して平行になるように
    配置され、 さらに、前記第2レンズアレイは、前記第2レンズアレ
    イの中心から前記第2レンズアレイの基準面に対して垂
    直に射出する光線が前記被照明面の中心に垂直に入射す
    るように配置されていることを特徴とする二次元照明光
    学系。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のうちいずれかに記載の二
    次元照明系において、前記反射型レンズアレイのうちの
    1つが、 レンズ部と、 前記レンズ部の背面に配置された、互いに偏光方向が直
    交する第1及び第2の直線偏光成分のうち第1の直線偏
    光成分を反射し、第2の直線偏光成分を透過することに
    より入射する光を偏光分離する偏光分離部と、 前記偏光分離部の背面に配置された、前記偏光分離部か
    ら入射する第2の直線偏光成分の光を第1の直線偏光成
    分の偏光方向に変換して前記偏光分離部へ射出する偏光
    方向変換部とを備えていることを特徴とする二次元照明
    光学系。
  9. 【請求項9】 所望の光学画像を形成する液晶パネル
    と、前記液晶パネルを照明する請求項1〜8のうちいず
    れかに記載の二次元照明光学系と、前記液晶パネル上の
    光学画像をスクリーン上に拡大投影する投影光学系とを
    備えたことを特徴とする液晶プロジェクター。
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