JPH115215A - 熱可塑性樹脂成形用混練装置 - Google Patents
熱可塑性樹脂成形用混練装置Info
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- JPH115215A JPH115215A JP9289566A JP28956697A JPH115215A JP H115215 A JPH115215 A JP H115215A JP 9289566 A JP9289566 A JP 9289566A JP 28956697 A JP28956697 A JP 28956697A JP H115215 A JPH115215 A JP H115215A
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- Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 樹脂の分散、分配性を向上させ、安定してよ
り均一な品質の成形品を得ることのできる熱可塑性樹脂
成形用混練装置を提供する。 【解決手段】 一端部近傍に樹脂供給口を備えた加熱円
筒内に回転自在の複数のスクリュー２１、３１が噛み合
う状態で設けられている熱可塑性樹脂成形用混練装置に
おいて、一方のスクリュー２１のスクリューフライト２
２に切欠２４が設けられ、該スクリューフライト２１に
隣接するスクリュー溝２３に上記切欠２４に近接して突
部２５が設けられ、他方のスクリュー３１にも同様の切
欠３４と突部３５が設けられ、スクリューが回転したと
きに、一方の切欠２４と突部２５に他方の突部３５と切
欠２４が通過するようになされていることを特徴とする
熱可塑性樹脂成形用混練装置。
り均一な品質の成形品を得ることのできる熱可塑性樹脂
成形用混練装置を提供する。 【解決手段】 一端部近傍に樹脂供給口を備えた加熱円
筒内に回転自在の複数のスクリュー２１、３１が噛み合
う状態で設けられている熱可塑性樹脂成形用混練装置に
おいて、一方のスクリュー２１のスクリューフライト２
２に切欠２４が設けられ、該スクリューフライト２１に
隣接するスクリュー溝２３に上記切欠２４に近接して突
部２５が設けられ、他方のスクリュー３１にも同様の切
欠３４と突部３５が設けられ、スクリューが回転したと
きに、一方の切欠２４と突部２５に他方の突部３５と切
欠２４が通過するようになされていることを特徴とする
熱可塑性樹脂成形用混練装置。
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱可塑性樹脂の成
形に際して、樹脂を可塑化、混練するための混練装置に
関する。
形に際して、樹脂を可塑化、混練するための混練装置に
関する。
【０００２】
【従来の技術】熱可塑性樹脂の成形に際して熱可塑性樹
脂を均一に分散、分配させること、及びこの分散、分配
を効率的に行うことは成形品の品質を向上させ、かつ十
分な生産性を確保する上で重要な技術的課題である。
脂を均一に分散、分配させること、及びこの分散、分配
を効率的に行うことは成形品の品質を向上させ、かつ十
分な生産性を確保する上で重要な技術的課題である。
【０００３】この技術的課題を達成するために、従来、
特公平３−４８８４２号公報において、加熱円筒内の樹
脂供給部と圧縮部のスクリューフライトに切欠を設ける
ことが提案されている。
特公平３−４８８４２号公報において、加熱円筒内の樹
脂供給部と圧縮部のスクリューフライトに切欠を設ける
ことが提案されている。
【０００４】ところが、上記の公報記載の提案において
は、スクリューフライトに切欠を設けた上記加熱円筒内
の位置、及び切欠の形状が不適切であるため、十分な品
質の成形品が得にくいという問題があった。
は、スクリューフライトに切欠を設けた上記加熱円筒内
の位置、及び切欠の形状が不適切であるため、十分な品
質の成形品が得にくいという問題があった。
【０００５】また、特公平４−３１０１０号公報におい
て、スクリューフライトに切欠を設け、かつスクリュー
溝にピンを設ける方法が提案されているが、この提案で
も熱可塑性樹脂や添加剤の分散や分配が非効率であり、
不十分であった。
て、スクリューフライトに切欠を設け、かつスクリュー
溝にピンを設ける方法が提案されているが、この提案で
も熱可塑性樹脂や添加剤の分散や分配が非効率であり、
不十分であった。
【０００６】この問題を解決するため、特開平８−３３
６８８６号公報において、熱可塑性樹脂の分散、分配を
より向上させるため、及びスクリューの寿命を延長させ
るため、混練装置のスクリューフライトに切欠を設ける
位置を加熱円筒内の計量混練部とすること、及び該切欠
の形状を改善すること等が提案されている。
６８８６号公報において、熱可塑性樹脂の分散、分配を
より向上させるため、及びスクリューの寿命を延長させ
るため、混練装置のスクリューフライトに切欠を設ける
位置を加熱円筒内の計量混練部とすること、及び該切欠
の形状を改善すること等が提案されている。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記提案にお
いても、成形品の品質を十分向上させるものではなかっ
た。すなわち、スクリューフライトに設けられた切欠に
樹脂が滞留し熱的に敏感な樹脂では滞留した箇所で熱劣
化する、いわゆるセルフクリーニング性の悪い現象が生
じやすく、また混練装置内での樹脂の滞留時間に分布を
生じやすく均一な品質の成形品が得にくいという問題が
あった。
いても、成形品の品質を十分向上させるものではなかっ
た。すなわち、スクリューフライトに設けられた切欠に
樹脂が滞留し熱的に敏感な樹脂では滞留した箇所で熱劣
化する、いわゆるセルフクリーニング性の悪い現象が生
じやすく、また混練装置内での樹脂の滞留時間に分布を
生じやすく均一な品質の成形品が得にくいという問題が
あった。
【０００８】本発明の目的は、上述の事情を考慮してな
されたものであり、熱可塑性樹脂の分散、分配性を向上
させ、安定してより均一な品質の成形品を得ることので
きる熱可塑性樹脂成形用混練装置を提供することにあ
る。
されたものであり、熱可塑性樹脂の分散、分配性を向上
させ、安定してより均一な品質の成形品を得ることので
きる熱可塑性樹脂成形用混練装置を提供することにあ
る。
【０００９】
【課題を解決するための手段】請求項１記載の熱可塑性
樹脂成形用混練装置（以下、本発明１という）は、一端
部近傍に樹脂供給口を備えた加熱円筒内に回転自在の複
数のスクリューが噛み合うように設けられた熱可塑性樹
脂成形用混練装置において、一方のスクリューのスクリ
ューフライトに切欠が設けられ、該スクリューフライト
に隣接する少なくとも一方のスクリュー溝の上記切欠に
近接する位置に突部が設けられ、該スクリューと噛み合
う他方のスクリューにもスクリューフライトに切欠が設
けられ、該スクリューフライトに隣接する少なくとも一
方のスクリュー溝の上記切欠に近接する位置に突部が設
けられ、スクリューが回転したときに、一方のスクリュ
ーの前記切欠及び突部に他方のスクリューの突部及び切
欠が、同時又は連続的に通過するようになされているこ
とを特徴とする。
樹脂成形用混練装置（以下、本発明１という）は、一端
部近傍に樹脂供給口を備えた加熱円筒内に回転自在の複
数のスクリューが噛み合うように設けられた熱可塑性樹
脂成形用混練装置において、一方のスクリューのスクリ
ューフライトに切欠が設けられ、該スクリューフライト
に隣接する少なくとも一方のスクリュー溝の上記切欠に
近接する位置に突部が設けられ、該スクリューと噛み合
う他方のスクリューにもスクリューフライトに切欠が設
けられ、該スクリューフライトに隣接する少なくとも一
方のスクリュー溝の上記切欠に近接する位置に突部が設
けられ、スクリューが回転したときに、一方のスクリュ
ーの前記切欠及び突部に他方のスクリューの突部及び切
欠が、同時又は連続的に通過するようになされているこ
とを特徴とする。
【００１０】請求項２記載の熱可塑性樹脂成形用混練装
置（以下、本発明２という）は、一端部近傍に樹脂供給
口を備えた加熱円筒内に回転自在の単軸のスクリューが
設けられた熱可塑性樹脂成形用混練装置において、スク
リューのスクリューフライトに切欠が設けられ、該スク
リューフライトに隣接するスクリュー溝の上記切欠に近
接する位置に突部が設けられていることを特徴とする。
置（以下、本発明２という）は、一端部近傍に樹脂供給
口を備えた加熱円筒内に回転自在の単軸のスクリューが
設けられた熱可塑性樹脂成形用混練装置において、スク
リューのスクリューフライトに切欠が設けられ、該スク
リューフライトに隣接するスクリュー溝の上記切欠に近
接する位置に突部が設けられていることを特徴とする。
【００１１】請求項３記載の熱可塑性樹脂成形用混練装
置（以下、本発明３という）は、本発明１又は２におい
て、上記スクリューフライトに設けられた切欠とスクリ
ュー溝に設けられた突部が、スクリューの回転軸に沿っ
て直線状にスクリュー上に配置されていることを特徴と
する。
置（以下、本発明３という）は、本発明１又は２におい
て、上記スクリューフライトに設けられた切欠とスクリ
ュー溝に設けられた突部が、スクリューの回転軸に沿っ
て直線状にスクリュー上に配置されていることを特徴と
する。
【００１２】請求項４記載の熱可塑性樹脂成形用混練装
置（以下、本発明４という）は、本発明１又は２におい
て、上記スクリューフライトに設けられた切欠とスクリ
ュー溝に設けられた突部の組が、スクリュー上に位相を
ずらして配置されていることを特徴とする。
置（以下、本発明４という）は、本発明１又は２におい
て、上記スクリューフライトに設けられた切欠とスクリ
ュー溝に設けられた突部の組が、スクリュー上に位相を
ずらして配置されていることを特徴とする。
【００１３】請求項５記載の熱可塑性樹脂成形用混練装
置（以下、本発明５という）は、本発明１において、上
記スクリューフライトに設けられた切欠とスクリュー溝
に設けられた突部が、スクリュー螺子と同じ方向の螺旋
状に、スクリュー上に配置されていることを特徴とす
る。
置（以下、本発明５という）は、本発明１において、上
記スクリューフライトに設けられた切欠とスクリュー溝
に設けられた突部が、スクリュー螺子と同じ方向の螺旋
状に、スクリュー上に配置されていることを特徴とす
る。
【００１４】請求項６記載の熱可塑性樹脂成形用混練装
置（以下、本発明６という）は、本発明１〜５のいずれ
かの発明において、上記スクリューフライトに設けられ
た切欠が、スクリュー奥部からスクリュー先端に向けて
深くなるように形成されていることを特徴とする。
置（以下、本発明６という）は、本発明１〜５のいずれ
かの発明において、上記スクリューフライトに設けられ
た切欠が、スクリュー奥部からスクリュー先端に向けて
深くなるように形成されていることを特徴とする。
【００１５】請求項７記載の熱可塑性樹脂成形用混練装
置（以下、本発明７という）は、本発明１〜６のいずれ
かの発明において、上記スクリュー溝に設けられた突部
が、隣接するスクリューフライト間の溝を横断して突条
状に形成されていることを特徴とする。
置（以下、本発明７という）は、本発明１〜６のいずれ
かの発明において、上記スクリュー溝に設けられた突部
が、隣接するスクリューフライト間の溝を横断して突条
状に形成されていることを特徴とする。
【００１６】請求項８記載の熱可塑性樹脂成形用混練装
置（以下、本発明８という）は、本発明７の突部の上記
スクリューフライト間の溝を横断している中央に切欠が
設けられおり、該切欠の断面積がスクリューの回転方向
に向けて拡大されていることを特徴とする請求項１〜７
のいずれかに記載の熱可塑性樹脂成形用混練装置。
置（以下、本発明８という）は、本発明７の突部の上記
スクリューフライト間の溝を横断している中央に切欠が
設けられおり、該切欠の断面積がスクリューの回転方向
に向けて拡大されていることを特徴とする請求項１〜７
のいずれかに記載の熱可塑性樹脂成形用混練装置。
【００１７】
【作用】本発明１は、一端部近傍に樹脂供給口を備えた
加熱円筒内に回転自在の複数のスクリューが噛み合うよ
うに設けられた熱可塑性樹脂成形用混練装置において、
一方のスクリューのスクリューフライトに切欠が設けら
れ、該スクリューフライトに隣接する少なくとも一方の
スクリュー溝の上記切欠に近接する位置に突部が設けら
れ、該スクリューと噛み合う他方のスクリューにもスク
リューフライトに切欠が設けられ、該スクリューフライ
トに隣接する少なくとも一方のスクリュー溝の上記切欠
に近接する位置に突部が設けられ、スクリューが回転し
たときに、一方のスクリューの前記切欠及び突部に他方
のスクリューの突部及び切欠が、同時又は連続的に通過
するようになされているので、熱可塑性樹脂はスクリュ
ーフライトにより回転軸方向に送られるとともに、上記
切欠への上記突部の通過により該樹脂のバックフローが
効率よく向上し、該樹脂の粒子塊の崩壊を促進し、分散
性及び分配性が改善され、セルフクリーニング性も良好
となり、該樹脂の混練度を上げることができる。
加熱円筒内に回転自在の複数のスクリューが噛み合うよ
うに設けられた熱可塑性樹脂成形用混練装置において、
一方のスクリューのスクリューフライトに切欠が設けら
れ、該スクリューフライトに隣接する少なくとも一方の
スクリュー溝の上記切欠に近接する位置に突部が設けら
れ、該スクリューと噛み合う他方のスクリューにもスク
リューフライトに切欠が設けられ、該スクリューフライ
トに隣接する少なくとも一方のスクリュー溝の上記切欠
に近接する位置に突部が設けられ、スクリューが回転し
たときに、一方のスクリューの前記切欠及び突部に他方
のスクリューの突部及び切欠が、同時又は連続的に通過
するようになされているので、熱可塑性樹脂はスクリュ
ーフライトにより回転軸方向に送られるとともに、上記
切欠への上記突部の通過により該樹脂のバックフローが
効率よく向上し、該樹脂の粒子塊の崩壊を促進し、分散
性及び分配性が改善され、セルフクリーニング性も良好
となり、該樹脂の混練度を上げることができる。
【００１８】本発明２は、一端部近傍に樹脂供給口を備
えた加熱円筒内に回転自在の単軸のスクリューが設けら
れた熱可塑性樹脂成形用混練装置において、スクリュー
のスクリューフライトに切欠が設けられ、該スクリュー
フライトに隣接するスクリュー溝の上記切欠に近接する
位置に突部が設けられているので、熱可塑性樹脂はスク
リューフライトにより回転軸方向に送られるとともに、
上記切欠への該樹脂のバックフローが効率よく向上し、
該樹脂の粒子塊の崩壊を促進し、該樹脂の分散性及び分
配性が改善される。
えた加熱円筒内に回転自在の単軸のスクリューが設けら
れた熱可塑性樹脂成形用混練装置において、スクリュー
のスクリューフライトに切欠が設けられ、該スクリュー
フライトに隣接するスクリュー溝の上記切欠に近接する
位置に突部が設けられているので、熱可塑性樹脂はスク
リューフライトにより回転軸方向に送られるとともに、
上記切欠への該樹脂のバックフローが効率よく向上し、
該樹脂の粒子塊の崩壊を促進し、該樹脂の分散性及び分
配性が改善される。
【００１９】本発明３は、本発明１又は２において、上
記スクリューフライトに設けられた切欠と、スクリュー
溝に設けられた突部が、スクリューの回転軸に沿って直
線状にスクリュー上に配置されているので、本発明１又
は２の作用が発現するとともに、スクリューの設計が容
易となり、スクリューの製作費用を軽減できる。
記スクリューフライトに設けられた切欠と、スクリュー
溝に設けられた突部が、スクリューの回転軸に沿って直
線状にスクリュー上に配置されているので、本発明１又
は２の作用が発現するとともに、スクリューの設計が容
易となり、スクリューの製作費用を軽減できる。
【００２０】本発明４は、本発明１又は２において、上
記スクリューフライトに設けられた切欠と、スクリュー
溝に設けられた突部の組が、スクリュー上に位相をずら
して配置されているので、本発明１又は２の作用が発現
するとともに、スクリュー回転時の樹脂のバックフロー
に起因する応力が軽減され、スクリューに回転を与える
駆動装置の負荷を軽減できる。
記スクリューフライトに設けられた切欠と、スクリュー
溝に設けられた突部の組が、スクリュー上に位相をずら
して配置されているので、本発明１又は２の作用が発現
するとともに、スクリュー回転時の樹脂のバックフロー
に起因する応力が軽減され、スクリューに回転を与える
駆動装置の負荷を軽減できる。
【００２１】本発明５は、本発明１又は２において、上
記スクリューフライトに設けられた切欠と、スクリュー
溝に設けられた突部が、スクリュー螺子と同じ方向の螺
旋状に、スクリュー上に配置されているので、本発明１
又は２及び本発明３の作用が発現するとともに、切欠及
び突部の螺旋条の配置によりバックフローが連続的に起
こることになり、熱可塑性樹脂の混練時のバックフロー
がさらに改善され、該樹脂の混練度をさらに向上させる
ことができる。
記スクリューフライトに設けられた切欠と、スクリュー
溝に設けられた突部が、スクリュー螺子と同じ方向の螺
旋状に、スクリュー上に配置されているので、本発明１
又は２及び本発明３の作用が発現するとともに、切欠及
び突部の螺旋条の配置によりバックフローが連続的に起
こることになり、熱可塑性樹脂の混練時のバックフロー
がさらに改善され、該樹脂の混練度をさらに向上させる
ことができる。
【００２２】本発明６は、本発明１〜５のいずれかの発
明において、上記スクリューフライトに設けられた切欠
が、スクリュー奥部からスクリュー先端に向けて深くな
るよう形成されているので、本発明１又は２の作用が発
現するとともに、上記バックフローにおいて熱可塑性樹
脂にかかる剪断力が増大し、該樹脂の粒子の微細粒子へ
の崩壊がより促進され、該樹脂の混練度をさらに向上さ
せることができる。
明において、上記スクリューフライトに設けられた切欠
が、スクリュー奥部からスクリュー先端に向けて深くな
るよう形成されているので、本発明１又は２の作用が発
現するとともに、上記バックフローにおいて熱可塑性樹
脂にかかる剪断力が増大し、該樹脂の粒子の微細粒子へ
の崩壊がより促進され、該樹脂の混練度をさらに向上さ
せることができる。
【００２３】本発明７は、本発明１〜６のいずれかの発
明において、上記スクリュー溝に設けられた突部が、隣
接するスクリューフライト間の溝を横断して突条状に形
成されているので、本発明１の作用が発現するととも
に、突条状の突部により樹脂の切欠への流れを促進する
ことになって全体として熱可塑性樹脂の混練時のバック
フローがさらに改善され、該樹脂の混練度をさらに向上
させることができる。
明において、上記スクリュー溝に設けられた突部が、隣
接するスクリューフライト間の溝を横断して突条状に形
成されているので、本発明１の作用が発現するととも
に、突条状の突部により樹脂の切欠への流れを促進する
ことになって全体として熱可塑性樹脂の混練時のバック
フローがさらに改善され、該樹脂の混練度をさらに向上
させることができる。
【００２４】本発明８は、本発明７の突部の上記スクリ
ューフライト間の溝を横断している中央に切欠が設けら
れおり、該切欠の断面積がスクリューの回転方向に向け
て拡大されているので、該切欠を熱可塑性樹脂が通過す
る際の該樹脂にかかる剪断力が増大し、該樹脂の粒子の
微細粒子への崩壊がより促進され、該樹脂の混練度をさ
らに向上させ、該樹脂の分散性、分配性をさらに向上さ
せることができる。
ューフライト間の溝を横断している中央に切欠が設けら
れおり、該切欠の断面積がスクリューの回転方向に向け
て拡大されているので、該切欠を熱可塑性樹脂が通過す
る際の該樹脂にかかる剪断力が増大し、該樹脂の粒子の
微細粒子への崩壊がより促進され、該樹脂の混練度をさ
らに向上させ、該樹脂の分散性、分配性をさらに向上さ
せることができる。
【００２５】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図１は本発明１〜８の実施の一例
を示す模式的側面図であり、図２（イ）は本発明１及び
３〜８の、また図２（ロ）は本発明２及び３〜８の模式
的平面図である。図３（イ）は本発明１及び３〜８の実
施の一例の２本の噛み合ったスクリューのスクリューフ
ライト、該フライトに設けられた切欠、スクリューの溝
部に設けられた突部等のスクリュー構造を概略説明する
ためのスクリュー構造の模式的拡大平面図であり、図３
（ロ）は、本発明２及び３〜８の同じくスクリュー構造
を概略説明するためのスクリュー構造の模式的拡大平面
図である。
に基づいて説明する。図１は本発明１〜８の実施の一例
を示す模式的側面図であり、図２（イ）は本発明１及び
３〜８の、また図２（ロ）は本発明２及び３〜８の模式
的平面図である。図３（イ）は本発明１及び３〜８の実
施の一例の２本の噛み合ったスクリューのスクリューフ
ライト、該フライトに設けられた切欠、スクリューの溝
部に設けられた突部等のスクリュー構造を概略説明する
ためのスクリュー構造の模式的拡大平面図であり、図３
（ロ）は、本発明２及び３〜８の同じくスクリュー構造
を概略説明するためのスクリュー構造の模式的拡大平面
図である。
【００２６】図４（イ）は、図３（イ）のＸ−Ｘ線断面
図であり、図４（ロ）は、図３（ロ）のＧ−Ｇ線断面図
である。図５は本発明３の、図６は本発明４の、図７は
本発明５の、図１１は本発明８の、それぞれのスクリュ
ー構造を示す模式的拡大平面図である。
図であり、図４（ロ）は、図３（ロ）のＧ−Ｇ線断面図
である。図５は本発明３の、図６は本発明４の、図７は
本発明５の、図１１は本発明８の、それぞれのスクリュ
ー構造を示す模式的拡大平面図である。
【００２７】また、図８（イ）は本発明６のスクリュー
を示す要部平面図、図８（ロ）は図８（イ）のＹ−Ｙ線
断面拡大図である。図９は、本発明１〜８のスクリュー
フライトの切欠の形状を示す図３（イ）のＺ−Ｚ線断面
図及び図３（ロ）のＧ−Ｇ線断面図である。図１０
（イ）は本発明７のスクリュー構造を示す模式的拡大平
面図であり、図１０（ロ）は本発明７の突部の形状を示
す図１０（イ）のＷ−Ｗ線断面図である。
を示す要部平面図、図８（ロ）は図８（イ）のＹ−Ｙ線
断面拡大図である。図９は、本発明１〜８のスクリュー
フライトの切欠の形状を示す図３（イ）のＺ−Ｚ線断面
図及び図３（ロ）のＧ−Ｇ線断面図である。図１０
（イ）は本発明７のスクリュー構造を示す模式的拡大平
面図であり、図１０（ロ）は本発明７の突部の形状を示
す図１０（イ）のＷ−Ｗ線断面図である。
【００２８】本発明１及び３〜８の熱可塑性樹脂（以
下、樹脂と略す）成形用混練装置１は、図１及び図２
（イ）に示すように、一端部近傍に樹脂供給口１１ａを
備えた加熱円筒１７内に回転自在の複数のスクリュー２
１、３１が互いのフライトと溝部が噛み合うように設け
られているものである。該混練装置１は上記加熱円筒１
７の上記一端部側から他端側へと向けて、少なくとも樹
脂供給部１１、圧縮部１３、および計量混練部１５が形
成されている。なお、符号の１８は樹脂供給口１１ａの
上部に備えられた樹脂供給用ホッパーであり、１９は混
練された混練品の出口である。
下、樹脂と略す）成形用混練装置１は、図１及び図２
（イ）に示すように、一端部近傍に樹脂供給口１１ａを
備えた加熱円筒１７内に回転自在の複数のスクリュー２
１、３１が互いのフライトと溝部が噛み合うように設け
られているものである。該混練装置１は上記加熱円筒１
７の上記一端部側から他端側へと向けて、少なくとも樹
脂供給部１１、圧縮部１３、および計量混練部１５が形
成されている。なお、符号の１８は樹脂供給口１１ａの
上部に備えられた樹脂供給用ホッパーであり、１９は混
練された混練品の出口である。
【００２９】図１及び図２（ロ）は、本発明２及び３〜
８の樹脂成形用混練装置１を示す。同一部分には、前述
と同一符号を付し、説明の簡略化のためにその説明は省
略する。
８の樹脂成形用混練装置１を示す。同一部分には、前述
と同一符号を付し、説明の簡略化のためにその説明は省
略する。
【００３０】上記混練装置１は、上記スクリューの回転
によって樹脂供給口１１ａから加熱円筒１７内に供給さ
れた樹脂が他端側に溶融されながら送られる装置であれ
ば特に限定されるものではなく、スクリューは回転自在
に加えて軸方向に摺動自在であってもよい。また、スク
リューの本数は１でも２以上であってもよい。複数のス
クリューをもちいた場合、スクリューの回転方向は同方
向であっても逆方向であってもよい。用いられる樹脂の
種類や成形される形状によっては、必要に応じ加熱円筒
１７の一部分に冷却配管が備えられたものであってもよ
い。
によって樹脂供給口１１ａから加熱円筒１７内に供給さ
れた樹脂が他端側に溶融されながら送られる装置であれ
ば特に限定されるものではなく、スクリューは回転自在
に加えて軸方向に摺動自在であってもよい。また、スク
リューの本数は１でも２以上であってもよい。複数のス
クリューをもちいた場合、スクリューの回転方向は同方
向であっても逆方向であってもよい。用いられる樹脂の
種類や成形される形状によっては、必要に応じ加熱円筒
１７の一部分に冷却配管が備えられたものであってもよ
い。
【００３１】また、上記混練装置１は、図１に例示する
ように、装置の最も上流側（樹脂供給口１１ａ側）に位
置し、樹脂供給口１１ａを介して加熱円筒１７内に供給
された樹脂を取り込むことを主たる機能とする樹脂供給
部１１と、最も下流側に位置し、溶融した樹脂を均一に
混練して分散性、分配性を付与するとともに、定速押出
を担う計量押出部１５の間に、少なくとも、材料を圧縮
して可塑化を促進させる圧縮部１３を備えたものであれ
ばいいが、これらに加えて、圧縮部１３に先立って材料
を徐々に圧縮して可塑化させる可塑化部１２、圧縮部１
３での圧縮により形成されたマテリアルシールと計量混
練部１５でのマテリアルシールで作られる空間に真空引
きを施し、樹脂中の水分、揮発分の除去を行う脱気部１
４等を適宜に設けてもよい。図１の符号１４ａは真空引
きを施すベント孔を示す。
ように、装置の最も上流側（樹脂供給口１１ａ側）に位
置し、樹脂供給口１１ａを介して加熱円筒１７内に供給
された樹脂を取り込むことを主たる機能とする樹脂供給
部１１と、最も下流側に位置し、溶融した樹脂を均一に
混練して分散性、分配性を付与するとともに、定速押出
を担う計量押出部１５の間に、少なくとも、材料を圧縮
して可塑化を促進させる圧縮部１３を備えたものであれ
ばいいが、これらに加えて、圧縮部１３に先立って材料
を徐々に圧縮して可塑化させる可塑化部１２、圧縮部１
３での圧縮により形成されたマテリアルシールと計量混
練部１５でのマテリアルシールで作られる空間に真空引
きを施し、樹脂中の水分、揮発分の除去を行う脱気部１
４等を適宜に設けてもよい。図１の符号１４ａは真空引
きを施すベント孔を示す。
【００３２】次に、図３（イ）に基づき本発明１及び３
〜８のスクリュー構造を説明する。円筒内のスクリュー
２１、３１は、互いにそのフライト２２、３２とスクリ
ュー溝部２３、３３が噛み合って設けられている。フラ
イト２２、３２には切欠２４、３４が設けられており、
溝部２３、３３には突部２５、３５が凸設されている。
スクリューの回転により、突部２５、３５は各々切欠３
４、２４を通過するようになされている。
〜８のスクリュー構造を説明する。円筒内のスクリュー
２１、３１は、互いにそのフライト２２、３２とスクリ
ュー溝部２３、３３が噛み合って設けられている。フラ
イト２２、３２には切欠２４、３４が設けられており、
溝部２３、３３には突部２５、３５が凸設されている。
スクリューの回転により、突部２５、３５は各々切欠３
４、２４を通過するようになされている。
【００３３】図３（ロ）は、本発明２及び３〜８のスク
リュー構造を示すものであるが、上述においてスクリュ
ーが単軸となされている他は同一であり説明は省略す
る。
リュー構造を示すものであるが、上述においてスクリュ
ーが単軸となされている他は同一であり説明は省略す
る。
【００３４】上記スクリュー構造を有する位置として
は、本発明の目的とする樹脂の分散性、分配性向上を発
揮せしめるため、本発明の樹脂成形用混練装置における
後段部が好ましく、計量混練部１５がさらに好ましい。
は、本発明の目的とする樹脂の分散性、分配性向上を発
揮せしめるため、本発明の樹脂成形用混練装置における
後段部が好ましく、計量混練部１５がさらに好ましい。
【００３５】本発明におけるスクリューフライトの切欠
とは、連続するスクリューフライトのある部分に形成さ
れた空間を言い、その切欠の形状は、例えば、スクリュ
ー軸に直交する断面の形状（図４の３４及び図９の２
４）が半楕円形状（図９（イ））、三角形状（同
（ロ））、台形状（同（ハ））、浅い台形状（同
（ニ））、四角形状（同（ホ））等が挙げられる。この
スクリューフライトの切欠の断面形状は、スクリュー軸
先端側とスクリュー軸根元側（図８（ロ）の切欠２４の
左端２４ａと右端２４ｂの断面形状）で同一でもよい
し、異なっていてもよい。
とは、連続するスクリューフライトのある部分に形成さ
れた空間を言い、その切欠の形状は、例えば、スクリュ
ー軸に直交する断面の形状（図４の３４及び図９の２
４）が半楕円形状（図９（イ））、三角形状（同
（ロ））、台形状（同（ハ））、浅い台形状（同
（ニ））、四角形状（同（ホ））等が挙げられる。この
スクリューフライトの切欠の断面形状は、スクリュー軸
先端側とスクリュー軸根元側（図８（ロ）の切欠２４の
左端２４ａと右端２４ｂの断面形状）で同一でもよい
し、異なっていてもよい。
【００３６】上記切欠が設けられたスクリューフライト
に隣接する少なくとも一方のスクリュー溝に、上記切欠
に近接する位置に突部が設けられる。樹脂の分散、分配
を向上させ、バックフローを確実に確保するために、突
部の位置は、上記切欠の設けられたフライトに隣接する
少なくとも一方のスクリュー溝であり、かつ上記切欠に
近接していることが必要である。ここでいう近接とは、
スクリュー軸の中心と上記切欠及び突部とがなす角度
（図４（ロ）における２４と２５の角度）が０〜４５度
が好ましく、２０度以内がさらに好ましい。他方のスク
リューに設けられる切欠及び突部の位置関係も同様であ
る。
に隣接する少なくとも一方のスクリュー溝に、上記切欠
に近接する位置に突部が設けられる。樹脂の分散、分配
を向上させ、バックフローを確実に確保するために、突
部の位置は、上記切欠の設けられたフライトに隣接する
少なくとも一方のスクリュー溝であり、かつ上記切欠に
近接していることが必要である。ここでいう近接とは、
スクリュー軸の中心と上記切欠及び突部とがなす角度
（図４（ロ）における２４と２５の角度）が０〜４５度
が好ましく、２０度以内がさらに好ましい。他方のスク
リューに設けられる切欠及び突部の位置関係も同様であ
る。
【００３７】本発明のスクリュー溝部に設けられた突部
の形状は、他方のスクリューのスクリューフライトの切
欠をスクリュー回転時に通過可能な形状であればよく、
例えば、三角柱、直方体、カマボコ状体、円柱、円錐形
体等が挙げられる。１つのスクリューフライトの切欠を
通過する突部は１つでもよく、複数であってもよい。ま
た、該突部を設ける箇所は、噛み合う他のスクリューの
全てのスクリューフライトの切欠数と同数でもよいし、
それより少ない箇所であってもよい。単軸の場合、突部
は上記同様種々の形状となしうるが、突部はフライトよ
り低くなされる。
の形状は、他方のスクリューのスクリューフライトの切
欠をスクリュー回転時に通過可能な形状であればよく、
例えば、三角柱、直方体、カマボコ状体、円柱、円錐形
体等が挙げられる。１つのスクリューフライトの切欠を
通過する突部は１つでもよく、複数であってもよい。ま
た、該突部を設ける箇所は、噛み合う他のスクリューの
全てのスクリューフライトの切欠数と同数でもよいし、
それより少ない箇所であってもよい。単軸の場合、突部
は上記同様種々の形状となしうるが、突部はフライトよ
り低くなされる。
【００３８】上記スクリューフライトの切欠の一つの断
面積は、小さすぎるとリークフローが小さく、大きすぎ
ると樹脂温度の過上昇や樹脂の輸送効率の低下が生じる
ので、図４のスクリューフライト３２の外周円（図４の
Ａ）とスクリュー溝部のスクリュー外周円（図４のＢ）
とに囲まれた面積の１〜１５％が好ましい。
面積は、小さすぎるとリークフローが小さく、大きすぎ
ると樹脂温度の過上昇や樹脂の輸送効率の低下が生じる
ので、図４のスクリューフライト３２の外周円（図４の
Ａ）とスクリュー溝部のスクリュー外周円（図４のＢ）
とに囲まれた面積の１〜１５％が好ましい。
【００３９】スクリュー１本当たりのスクリューフライ
トの切欠の数は、少なすぎると樹脂の分散性や分配性向
上の効果が小さく、多すぎると樹脂温度の過上昇や樹脂
の輸送効率の低下が生じるので、２〜５０が好ましい。
該切欠数が２以上の場合、それぞれの切欠の断面形状
は、すべて同形状でも、一部が同一で他が異なっても、
異なる形状でもよい。
トの切欠の数は、少なすぎると樹脂の分散性や分配性向
上の効果が小さく、多すぎると樹脂温度の過上昇や樹脂
の輸送効率の低下が生じるので、２〜５０が好ましい。
該切欠数が２以上の場合、それぞれの切欠の断面形状
は、すべて同形状でも、一部が同一で他が異なっても、
異なる形状でもよい。
【００４０】本発明３で用いられるスクリューでは、各
スクリューに設けられた上記切欠及び突部がスクリュー
の回転軸に沿って直線状に配置されている。すなわち、
図５（イ）に示すように、スクリュー２１に設けられた
切欠２４、２４……及び突部２５、２５……がそれぞれ
点線で示したスクリューの回転軸に沿う直線状に配置さ
れている。同じようにスクリュー３１に設けられた切欠
３１、３１……及び突部３５、３５……がそれぞれ点線
で示したスクリューの回転軸に沿う直線状に配置されて
いる。この場合、各切欠２４、３４を各突部３５、２５
が通過すればよく、これら切欠及び突部の形状は同じで
あっても異なっていてもよく、すべてのフライト及び溝
に切欠及び突部が設けられていなくてもよいが、スクリ
ュー軸に加わるトルクを等しくし均一に混練するために
は、各スクリューにおいて切欠及び突部の数、形状は同
一なものとすることが好ましい。
スクリューに設けられた上記切欠及び突部がスクリュー
の回転軸に沿って直線状に配置されている。すなわち、
図５（イ）に示すように、スクリュー２１に設けられた
切欠２４、２４……及び突部２５、２５……がそれぞれ
点線で示したスクリューの回転軸に沿う直線状に配置さ
れている。同じようにスクリュー３１に設けられた切欠
３１、３１……及び突部３５、３５……がそれぞれ点線
で示したスクリューの回転軸に沿う直線状に配置されて
いる。この場合、各切欠２４、３４を各突部３５、２５
が通過すればよく、これら切欠及び突部の形状は同じで
あっても異なっていてもよく、すべてのフライト及び溝
に切欠及び突部が設けられていなくてもよいが、スクリ
ュー軸に加わるトルクを等しくし均一に混練するために
は、各スクリューにおいて切欠及び突部の数、形状は同
一なものとすることが好ましい。
【００４１】図５（ロ）は、同じく本発明３のスクリュ
ー構造を示すものであるが、上述においてスクリューが
単軸となされている他は同一であり説明は省略する。
ー構造を示すものであるが、上述においてスクリューが
単軸となされている他は同一であり説明は省略する。
【００４２】本発明４で用いられるスクリューは、上記
切欠及び突部の組が、スクリュー上に位相をずらして配
置されている。すなわち、図６（イ）に示すように、Ｊ
部に設けられたスクリュー２１の切欠２４及び突部２５
並びにスクリュー３１に設けられた突部３４及び切欠３
５の位置関係をひとつの組として、Ｋ部に位相をずらし
て（本実施例では、スクリューの回転方向に各々３０度
ずらして）設けられている。ＪとＫとの位置関係として
は、ＪとＫの間に切欠及び突部が設けられていないスク
リューフライト及び溝がひとつ以上あってもよい。図で
は省略されているが、該切欠及び突部の組が位相をずら
して複数組が該スクリューに設けられている。本発明４
の切欠及び突部の形状に関しては、本発明３と同様であ
る。
切欠及び突部の組が、スクリュー上に位相をずらして配
置されている。すなわち、図６（イ）に示すように、Ｊ
部に設けられたスクリュー２１の切欠２４及び突部２５
並びにスクリュー３１に設けられた突部３４及び切欠３
５の位置関係をひとつの組として、Ｋ部に位相をずらし
て（本実施例では、スクリューの回転方向に各々３０度
ずらして）設けられている。ＪとＫとの位置関係として
は、ＪとＫの間に切欠及び突部が設けられていないスク
リューフライト及び溝がひとつ以上あってもよい。図で
は省略されているが、該切欠及び突部の組が位相をずら
して複数組が該スクリューに設けられている。本発明４
の切欠及び突部の形状に関しては、本発明３と同様であ
る。
【００４３】図６（ロ）は、同じく本発明４のスクリュ
ー構造を示すものであるが、上述においてスクリューが
単軸となされている他は同一であり説明は省略する。
ー構造を示すものであるが、上述においてスクリューが
単軸となされている他は同一であり説明は省略する。
【００４４】本発明５で用いられるスクリューは、各ス
クリューに設けられた上記切欠及び突部が、スクリュー
螺子と同じ方向の螺旋状に、スクリュー上に配置されて
いる。図７（イ）は、逆方向回転する２本のスクリュー
の例である。一方のスクリュー２１に設けられた切欠２
４、２４……と突部２５、２５……は、スクリュー２１
の螺子と同じ方向のゆるやかな螺旋（点線Ｃ）状に配置
されており、他方のスクリュー３１に設けられた切欠３
４、３４……と突部３５、３５……は、スクリュー３１
の螺子と同じ方向のゆるやかな螺旋（点線Ｄ）状に配置
されている。図７（ロ）は、同方向回転する２本のスク
リューの例である。一方のスクリュー２１に設けられた
切欠２４、２４……と突部２５、２５……は、スクリュ
ー２１の螺子と同じ方向のゆるやかな螺旋（点線Ｅ）状
に配置されており、他方のスクリュー３１に設けられた
切欠３４、３４……と突部３５、３５……は、スクリュ
ー３１の螺子と同じ方向のゆるやかな螺旋（点線Ｆ）状
に配置されている。本発明５の切欠及び突部の形状に関
しては、本発明３と同様である。
クリューに設けられた上記切欠及び突部が、スクリュー
螺子と同じ方向の螺旋状に、スクリュー上に配置されて
いる。図７（イ）は、逆方向回転する２本のスクリュー
の例である。一方のスクリュー２１に設けられた切欠２
４、２４……と突部２５、２５……は、スクリュー２１
の螺子と同じ方向のゆるやかな螺旋（点線Ｃ）状に配置
されており、他方のスクリュー３１に設けられた切欠３
４、３４……と突部３５、３５……は、スクリュー３１
の螺子と同じ方向のゆるやかな螺旋（点線Ｄ）状に配置
されている。図７（ロ）は、同方向回転する２本のスク
リューの例である。一方のスクリュー２１に設けられた
切欠２４、２４……と突部２５、２５……は、スクリュ
ー２１の螺子と同じ方向のゆるやかな螺旋（点線Ｅ）状
に配置されており、他方のスクリュー３１に設けられた
切欠３４、３４……と突部３５、３５……は、スクリュ
ー３１の螺子と同じ方向のゆるやかな螺旋（点線Ｆ）状
に配置されている。本発明５の切欠及び突部の形状に関
しては、本発明３と同様である。
【００４５】図７（ハ）は、同じく本発明５のスクリュ
ー構造を示すものであるが、上述においてスクリューが
単軸となされている他は同一であり説明は省略する。
ー構造を示すものであるが、上述においてスクリューが
単軸となされている他は同一であり説明は省略する。
【００４６】本発明６で用いられるスクリューの上記切
欠は、スクリュー奥部からスクリュー先端に向けて深く
なるよう形成されている。図８（イ）に示すように、本
発明６で用いられるスクリュー２１のスクリューフライ
ト２２には、切欠２４が該フライト２２の周方向に一定
のピッチで等分に配置されている。そして、この各切欠
２２の深さは、図８（ロ）に示すように、スクリュー２
１の奥部側の断面２４ｂからスクリュー２１の先端側の
断面２４ａに向かう程漸次深くなっており、本実施例で
は先端側２４ａではスクリューフライト２２の高さと同
一となっている。また、切欠の断面形状としては図９
（イ）の半楕円形状が用いられた。
欠は、スクリュー奥部からスクリュー先端に向けて深く
なるよう形成されている。図８（イ）に示すように、本
発明６で用いられるスクリュー２１のスクリューフライ
ト２２には、切欠２４が該フライト２２の周方向に一定
のピッチで等分に配置されている。そして、この各切欠
２２の深さは、図８（ロ）に示すように、スクリュー２
１の奥部側の断面２４ｂからスクリュー２１の先端側の
断面２４ａに向かう程漸次深くなっており、本実施例で
は先端側２４ａではスクリューフライト２２の高さと同
一となっている。また、切欠の断面形状としては図９
（イ）の半楕円形状が用いられた。
【００４７】本発明７で用いられるスクリューでは、上
記突部が隣接するスクリューフライト間の溝を横断して
突条状に形成されている。すなわち、図１０（イ）で示
すように、各スクリュー溝に設けられた突部２５、２５
……、３５、３５……は、隣接するスクリューフライト
２２、２２及び３２、３２間の溝２３、２３……及び３
３、３３……を横断して突条状に形成されている。図１
０（ロ）は、図１０（イ）のＷ−Ｗ線断面図であり、突
条状に形成されている突部３５の断面形状をしめす。
記突部が隣接するスクリューフライト間の溝を横断して
突条状に形成されている。すなわち、図１０（イ）で示
すように、各スクリュー溝に設けられた突部２５、２５
……、３５、３５……は、隣接するスクリューフライト
２２、２２及び３２、３２間の溝２３、２３……及び３
３、３３……を横断して突条状に形成されている。図１
０（ロ）は、図１０（イ）のＷ−Ｗ線断面図であり、突
条状に形成されている突部３５の断面形状をしめす。
【００４８】本実施例では、断面形状として三角形状を
用いたが、切欠２４、３４の形状に応じ、半楕円状、長
方形状等を用いることもできる。また、上記突条状に形
成されている突部２５、３５は、上記フライトの溝間を
完全に横断する堤防状であってもよいし、ところどころ
隙間の空いた堤防状であってもよい。横断する方向とし
ては、上記フライトの面に対し直角方向であることが好
ましい。
用いたが、切欠２４、３４の形状に応じ、半楕円状、長
方形状等を用いることもできる。また、上記突条状に形
成されている突部２５、３５は、上記フライトの溝間を
完全に横断する堤防状であってもよいし、ところどころ
隙間の空いた堤防状であってもよい。横断する方向とし
ては、上記フライトの面に対し直角方向であることが好
ましい。
【００４９】本発明８記で用いられる上記突部は、該突
部のスクリューフライト間の溝を横断している中央に切
欠が設けられており、該切欠の断面積がスクリューの回
転方向に向けて拡大されている。すなわち、図１１
（イ）で示すように、各スクリュー溝に設けられた突部
２５、２５……、３５、３５……には、これら各突部の
スクリューフライト間の溝を横断している中央に切欠２
７、２７……、３８、３８……が設けられており、その
各切欠の断面積がスクリューの回転方向に向けて、図で
は、スクリュー２１では左方に、スクリュー３１では右
方に向けて、漸次拡大されている。
部のスクリューフライト間の溝を横断している中央に切
欠が設けられており、該切欠の断面積がスクリューの回
転方向に向けて拡大されている。すなわち、図１１
（イ）で示すように、各スクリュー溝に設けられた突部
２５、２５……、３５、３５……には、これら各突部の
スクリューフライト間の溝を横断している中央に切欠２
７、２７……、３８、３８……が設けられており、その
各切欠の断面積がスクリューの回転方向に向けて、図で
は、スクリュー２１では左方に、スクリュー３１では右
方に向けて、漸次拡大されている。
【００５０】図１１（ロ）は、同じく本発明８のスクリ
ュー構造を示すものであるが、上述においてスクリュー
が単軸となされている他は同一であり説明は省略する。
ュー構造を示すものであるが、上述においてスクリュー
が単軸となされている他は同一であり説明は省略する。
【００５１】本発明で言う熱可塑性樹脂とは、熱と剪断
によるエネルギーによって溶融・流動性を発現する樹脂
で、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレ
ン、ポリカーボネート、硬質塩化ビニル樹脂、軟質塩化
ビニル樹脂、ナイロン樹脂、ポリビニルアセタール樹
脂、アクリル樹脂、アセタール樹脂、ポリエステル樹脂
等が挙げられる。これらの熱可塑性樹脂には、必要に応
じ添加剤として可塑剤、充填材、熱安定剤、滑剤、顔
料、加工助剤等が添加される。
によるエネルギーによって溶融・流動性を発現する樹脂
で、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレ
ン、ポリカーボネート、硬質塩化ビニル樹脂、軟質塩化
ビニル樹脂、ナイロン樹脂、ポリビニルアセタール樹
脂、アクリル樹脂、アセタール樹脂、ポリエステル樹脂
等が挙げられる。これらの熱可塑性樹脂には、必要に応
じ添加剤として可塑剤、充填材、熱安定剤、滑剤、顔
料、加工助剤等が添加される。
【００５２】上記熱安定剤としては、例えば、三塩基性
硫酸鉛、三塩基性亜硫酸鉛、ステアリン酸鉛、二塩基性
ステアリン酸鉛等の鉛系安定剤、ジブチル錫マレート等
の錫系安定剤、カルシウム−亜鉛系等の金属石鹸系安定
剤等が挙げられる。これらの安定剤は単独又は２種以上
混合して用いられる。
硫酸鉛、三塩基性亜硫酸鉛、ステアリン酸鉛、二塩基性
ステアリン酸鉛等の鉛系安定剤、ジブチル錫マレート等
の錫系安定剤、カルシウム−亜鉛系等の金属石鹸系安定
剤等が挙げられる。これらの安定剤は単独又は２種以上
混合して用いられる。
【００５３】上記滑剤としては、例えば、ポリエチレン
系、パラフィン系のワックス類、各種エステルワックス
類、ステアリン酸、リシノール酸等の有機酸塩、ステア
リルアルコール等の有機アルコール類、ジメチルビスア
ミド等のアミド系滑剤等が挙げられる。
系、パラフィン系のワックス類、各種エステルワックス
類、ステアリン酸、リシノール酸等の有機酸塩、ステア
リルアルコール等の有機アルコール類、ジメチルビスア
ミド等のアミド系滑剤等が挙げられる。
【００５４】上記充填剤としては、例えば、タルク、ク
レー、マイカ、ガラス繊維、酸化チタン、アルミナ、木
粉等が挙げられる。上記加工助剤としては、例えば、メ
チルメタクリレート・エチルアクリレート共重合体、高
分子量のポリメチルメタクリレート等が挙げられる。
レー、マイカ、ガラス繊維、酸化チタン、アルミナ、木
粉等が挙げられる。上記加工助剤としては、例えば、メ
チルメタクリレート・エチルアクリレート共重合体、高
分子量のポリメチルメタクリレート等が挙げられる。
【００５５】
【発明の効果】本発明１の構成は上述の通りであり、本
発明によれば、切欠だけをフライトに設けた従来のスク
リューに較べて、切欠への突部の通過により樹脂のバッ
クフローが効率よく向上し、該樹脂の粒子塊の崩壊を促
進し、分散性及び分配性が改善される。また、セルフク
リーニング性も改善され、切欠に樹脂が滞留せず、熱に
敏感な樹脂を用いても滞留による熱劣化が生じない。
発明によれば、切欠だけをフライトに設けた従来のスク
リューに較べて、切欠への突部の通過により樹脂のバッ
クフローが効率よく向上し、該樹脂の粒子塊の崩壊を促
進し、分散性及び分配性が改善される。また、セルフク
リーニング性も改善され、切欠に樹脂が滞留せず、熱に
敏感な樹脂を用いても滞留による熱劣化が生じない。
【００５６】本発明２の構成は上述の通りであり、本発
明によれば、熱可塑性樹脂はスクリューフライトにより
回転軸方向に送られるとともに、上記切欠への該樹脂の
バックフローが効率よく向上し、該樹脂の粒子塊の崩壊
を促進し、該樹脂の分散性及び分配性が改善される。
明によれば、熱可塑性樹脂はスクリューフライトにより
回転軸方向に送られるとともに、上記切欠への該樹脂の
バックフローが効率よく向上し、該樹脂の粒子塊の崩壊
を促進し、該樹脂の分散性及び分配性が改善される。
【００５７】本発明３の構成は上述の通りであり、本発
明によれば、本発明１又は２の効果が発現するととも
に、スクリューの設計が容易となり、スクリューの製作
費用を軽減できる。
明によれば、本発明１又は２の効果が発現するととも
に、スクリューの設計が容易となり、スクリューの製作
費用を軽減できる。
【００５８】本発明４の構成は上述の通りであり、本発
明によれば、本発明１又は２の効果が発現するととも
に、スクリュー回転時の樹脂のバックフローに起因する
応力が軽減され、スクリューに回転を与える駆動装置の
負荷を軽減できる。
明によれば、本発明１又は２の効果が発現するととも
に、スクリュー回転時の樹脂のバックフローに起因する
応力が軽減され、スクリューに回転を与える駆動装置の
負荷を軽減できる。
【００５９】本発明５の構成は上述の通りであり、本発
明によれば、本発明１又は２及び本発明３の効果が発現
するとともに、切欠及び突部の螺旋条の配置によりバッ
クフローが連続的に起こることになり、該樹脂の混練度
をさらに向上させることができる。
明によれば、本発明１又は２及び本発明３の効果が発現
するとともに、切欠及び突部の螺旋条の配置によりバッ
クフローが連続的に起こることになり、該樹脂の混練度
をさらに向上させることができる。
【００６０】本発明６の構成は上述の通りであり、本発
明によれば、本発明１又は２の効果が発現するととも
に、上記バックフローにおいて樹脂にかかる剪断力が増
大し、該樹脂の粒子の微細粒子への崩壊がより促進さ
れ、該樹脂の混練度をさらに向上させることができる。
明によれば、本発明１又は２の効果が発現するととも
に、上記バックフローにおいて樹脂にかかる剪断力が増
大し、該樹脂の粒子の微細粒子への崩壊がより促進さ
れ、該樹脂の混練度をさらに向上させることができる。
【００６１】本発明７の構成は上述の通りであり、本発
明によれば、本発明１又は２の効果が発現するととも
に、突条状の突部により樹脂の切欠への流れを促進する
ことになって全体としてバックフローがさらに改善さ
れ、樹脂の混練度をさらに向上させることができる。
明によれば、本発明１又は２の効果が発現するととも
に、突条状の突部により樹脂の切欠への流れを促進する
ことになって全体としてバックフローがさらに改善さ
れ、樹脂の混練度をさらに向上させることができる。
【００６２】本発明８の構成は上述の通りであり、本発
明によれば、本発明１又は２の効果が発現するととも
に、上記切欠を熱可塑性樹脂が通過する際の該樹脂にか
かる剪断力が増大し、該樹脂の粒子の微細粒子への崩壊
がより促進され、該樹脂の混練度をさらに向上させ、該
樹脂の分散性、分配性をさらに向上させることができ
る。
明によれば、本発明１又は２の効果が発現するととも
に、上記切欠を熱可塑性樹脂が通過する際の該樹脂にか
かる剪断力が増大し、該樹脂の粒子の微細粒子への崩壊
がより促進され、該樹脂の混練度をさらに向上させ、該
樹脂の分散性、分配性をさらに向上させることができ
る。
【図１】本発明１〜８の実施の一例を示す模式的側面図
である。
である。
【図２】本発明１〜８の実施の一例を示す模式的平面図
である。
である。
【図３】本発明１〜８の実施の一例のスクリュー構造を
示す模式的拡大平面図である。
示す模式的拡大平面図である。
【図４】図３のＸ−Ｘ線断面図、及びＧ−Ｇ線断面図で
ある。
ある。
【図５】本発明３の実施の一例のスクリュー構造を示す
模式的拡大平面図である。
模式的拡大平面図である。
【図６】本発明４の実施の一例のスクリュー構造を示す
模式的拡大平面図である。
模式的拡大平面図である。
【図７】本発明５の実施の一例のスクリュー構造を示す
模式的拡大平面図である。
模式的拡大平面図である。
【図８】本発明６の実施の一例のスクリューの要部を示
す拡大平面図である。
す拡大平面図である。
【図９】図３のＺ−Ｚ線断面図、及びＧ−Ｇ線断面図で
ある。
ある。
【図１０】本発明７の実施の一例のスクリュー構造を示
す模式的拡大平面図である。
す模式的拡大平面図である。
【図１１】本発明８の実施の一例のスクリュー構造を示
す模式的拡大平面図である。
す模式的拡大平面図である。
１ 混練装置 １１ａ 樹脂供給口 １１ 樹脂供給部 １２ 可塑化部 １３ 圧縮部 １４ 脱気部 １５ 計量混練部 １７ 加熱円筒 １８ ホッパー １９ 出口 ２１、３１ スクリュー ２２、３２ スクリューフライト ２３、３３ スクリュー溝部 ２４、３４，２７、３７ 切欠 ２５、３５ 突部
Claims (8)
- 【請求項１】 一端部近傍に樹脂供給口を備えた加熱円
筒内に回転自在の複数のスクリューが噛み合うように設
けられた熱可塑性樹脂成形用混練装置において、一方の
スクリューのスクリューフライトに切欠が設けられ、該
スクリューフライトに隣接する少なくとも一方のスクリ
ュー溝の上記切欠に近接する位置に突部が設けられ、該
スクリューと噛み合う他方のスクリューにもスクリュー
フライトに切欠が設けられ、該スクリューフライトに隣
接する少なくとも一方のスクリュー溝の上記切欠に近接
する位置に突部が設けられ、スクリューが回転したとき
に、一方のスクリューの前記切欠及び突部に他方のスク
リューの突部及び切欠が、同時又は連続的に通過するよ
うになされていることを特徴とする熱可塑性樹脂成形用
混練装置。 - 【請求項２】 一端部近傍に樹脂供給口を備えた加熱円
筒内に回転自在の単軸のスクリューが設けられた熱可塑
性樹脂成形用混練装置において、スクリューのスクリュ
ーフライトに切欠が設けられ、該スクリューフライトに
隣接するスクリュー溝の上記切欠に近接する位置に突部
が設けられていることを特徴とする熱可塑性樹脂成形用
混練装置。 - 【請求項３】 上記スクリューフライトに設けられた切
欠とスクリュー溝に設けられた突部が、スクリューの回
転軸に沿って直線状にスクリュー上に配置されているこ
とを特徴とする請求項１又は２記載の熱可塑性樹脂成形
用混練装置。 - 【請求項４】 上記スクリューフライトに設けられた切
欠とスクリュー溝に設けられた突部の組が、スクリュー
上に位相をずらして配置されていることを特徴とする請
求項１又は２記載の熱可塑性樹脂成形用混練装置。 - 【請求項５】 上記スクリューフライトに設けられた切
欠とスクリュー溝に設けられた突部が、スクリュー螺子
と同じ方向の螺旋状に、スクリュー上に配置されている
ことを特徴とする請求項１又は２記載の熱可塑性樹脂成
形用混練装置。 - 【請求項６】 上記スクリューフライトに設けられた切
欠が、スクリュー奥部からスクリュー先端に向けて深く
なるように形成されていることを特徴とする請求項１〜
５のいずれかに記載の熱可塑性樹脂成形用混練装置。 - 【請求項７】 上記スクリュー溝に設けられた突部が、
隣接するスクリューフライト間の溝を横断して突条状に
形成されていることを特徴とする請求項１〜５のいずれ
かに記載の熱可塑性樹脂成形用混練装置。 - 【請求項８】 請求項７記載の突部の上記スクリューフ
ライト間の溝を横断している中央に切欠が設けられお
り、該切欠の断面積がスクリューの回転方向に向けて拡
大されていることを特徴とする請求項１〜７のいずれか
に記載の熱可塑性樹脂成形用混練装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9289566A JPH115215A (ja) | 1997-04-22 | 1997-10-22 | 熱可塑性樹脂成形用混練装置 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9-104891 | 1997-04-22 | ||
| JP10489197 | 1997-04-22 | ||
| JP9289566A JPH115215A (ja) | 1997-04-22 | 1997-10-22 | 熱可塑性樹脂成形用混練装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH115215A true JPH115215A (ja) | 1999-01-12 |
Family
ID=26445265
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9289566A Pending JPH115215A (ja) | 1997-04-22 | 1997-10-22 | 熱可塑性樹脂成形用混練装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH115215A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004110725A1 (en) * | 2003-06-19 | 2004-12-23 | Husky Injection Molding Systems Ltd. | Improved mixer for a plasticizing screw |
| KR100731712B1 (ko) | 2005-12-16 | 2007-06-25 | 허스키 인젝션 몰딩 시스템즈 리미티드 | 개선된 가소화 나사용 혼합기 |
| DE102011051101A1 (de) * | 2011-06-16 | 2012-12-20 | Hans Weber Maschinenfabrik Gmbh | Extruderschnecke |
| KR101445852B1 (ko) * | 2013-05-30 | 2014-09-29 | 나산테크주식회사 | 플라스틱 원재료 배합기 |
| US8998481B2 (en) | 2012-08-16 | 2015-04-07 | Hans Weber Maschinenfabrik Gmbh | Double screw extruder |
-
1997
- 1997-10-22 JP JP9289566A patent/JPH115215A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004110725A1 (en) * | 2003-06-19 | 2004-12-23 | Husky Injection Molding Systems Ltd. | Improved mixer for a plasticizing screw |
| JP2006527665A (ja) * | 2003-06-19 | 2006-12-07 | ハスキー インジェクション モールディング システムズ リミテッド | 可塑化スクリューの改良型ミキサ |
| KR100731712B1 (ko) | 2005-12-16 | 2007-06-25 | 허스키 인젝션 몰딩 시스템즈 리미티드 | 개선된 가소화 나사용 혼합기 |
| DE102011051101A1 (de) * | 2011-06-16 | 2012-12-20 | Hans Weber Maschinenfabrik Gmbh | Extruderschnecke |
| US8998481B2 (en) | 2012-08-16 | 2015-04-07 | Hans Weber Maschinenfabrik Gmbh | Double screw extruder |
| KR101445852B1 (ko) * | 2013-05-30 | 2014-09-29 | 나산테크주식회사 | 플라스틱 원재료 배합기 |
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