JPH1152044A - レーダ反射断面積測定装置 - Google Patents

レーダ反射断面積測定装置

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JPH1152044A
JPH1152044A JP9213567A JP21356797A JPH1152044A JP H1152044 A JPH1152044 A JP H1152044A JP 9213567 A JP9213567 A JP 9213567A JP 21356797 A JP21356797 A JP 21356797A JP H1152044 A JPH1152044 A JP H1152044A
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光夫 三島
Tsugio Yamazaki
次雄 山崎
Osamu Mizogami
収 溝上
Keiichi Sakashita
圭一 坂下
Nobuhiro Umemura
信弘 梅村
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Japan Steel Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 送受信機の特性に依らず高精度にRCS測定
を行う。 【解決手段】 ターゲット8から送信波15のパルス幅
の半分の時間で進行する電磁波の伝搬距離以上分離され
た位置であってアンテナ4から固定された位置に設置さ
れる基準反射器7からの反射信号を取得する。一方で、
ターゲットからの反射信号もターゲットの姿勢角度が変
更されるごとに取得される。これらの反射信号から反射
位相を算出し、基準反射器7からの反射信号位相を基準
として、ターゲット8からの反射信号位相との相対位相
差を算出する。この相対位相差の変動量は、ターゲット
8の姿勢角度が変更されることによるターゲット8の反
射位相の変化を示す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーダ反射断面積
(以下、RCS:Radar Cross Secti
onとする)測定装置に関し、特に計測信号にパルス波
を用いてRCSターゲットの反射位相を精度良く測定す
ることが可能なRCS測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のRCS測定装置を図10を参照し
て説明する。
【0003】図10を参照すると、コヒアレント送受信
機20からアンテナ4を介して輻射された送信波15
は、ターゲット8、搭載架台9および回転台10で反射
され、受信波16としてアンテナ4で受信されている。
ここで、ターゲット8は、アンテナ4から既知の測定距
離Rだけ離れた位置に配置されている。
【0004】局部信号発生器301から発生された高周
波信号は、COHO信号発生器302から発生される極
めて周波数が安定している中間周波数信号(以下、CO
HO信号とする)と周波数変換器303で混合され、周
波数変換されて送信周波数の送信信号となる。このCO
HO信号は、位相補償を行うための基準信号として用い
られる。送信周波数となった送信信号は、パルス発生器
304から発生された変調信号に基づいて、パルス変調
器305でパルス変調される。パルス変調された送信信
号は、高周波増幅器306で増幅され送受信切換器3を
経由して、アンテナ4からパルスの送信波15となって
空間に輻射される。
【0005】RCS測定対象であるターゲット8は、搭
載架台9に搭載されており、これらは、RCS測定の姿
勢角を変更する回転台10上に載せられている。そし
て、アンテナ4から輻射された送信波15は、ターゲッ
ト8方向に進み、ターゲット8、搭載架台9および回転
台10により散乱反射され、その反射波の一部は受信波
16となってアンテナ4の方へ向かう。
【0006】アンテナ4で受信された受信波16は、受
信信号として、送受信切換器3を経由して高周波増幅器
307で増幅される。ここで、送受信切換器3は、送信
波15と受信波16の経路を適宜切り換えるものであ
る。増幅された受信信号は、周波数変換器308におい
て、局部信号発生器301から発生された高周波信号と
混合され周波数変換される。ここで、ターゲット8の姿
勢角度が変化していない場合、周波数変換器308から
出力される受信波の周波数は、送信周波数から局部信号
発生器301からの高周波信号の周波数を減算した周波
数、すなわちCOHO信号発生器302から発生された
COHO信号の中間周波数成分だけとなる。さらに、中
間周波数に変換された受信信号は、IF増幅器309で
増幅された後、3dB分配器310で等分配され位相検
波器311および312に入力される。また、COHO
信号発生器302から発生されたCOHO信号がハイブ
リッド分配器313により90度の位相差を持って分配
出力されており、この90度の位相差も持ったCOHO
信号も、周波数基準信号として2つの位相検波器311
および312に各々入力される。各位相検波器311お
よび312は、3dB分配器310からの受信信号とハ
イブリッド分配器313からの周波数基準信号とを混合
し、IビデオおよびQビデオを出力する。この際、Iビ
デオとQビデオの出力周波数は、2つの位相検波器31
1および312においてCOHO信号の中間周波数同士
で混合するためゼロとなる。
【0007】したがって、局部信号発生器301および
COHO信号発生器302の発振周波数が極めて安定し
ていれば、周波数偏位成分による位相変化は発生しない
ため、RCS測定において、ターゲット8の姿勢変化に
対応した位相変化を取得することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
送信信号にパルス波を用いるRCS測定装置では、送受
信機の位相安定度がそのRCS測定の反射信号の位相測
定精度を左右するため、位相安定度が極めて高精度の送
受信機を製作する必要があるが、構成が複雑なうえ、非
常に高価になってしまう。
【0009】さらに、この従来のRCS測定装置では、
送受信機内の温度特性およびアンテナの温度特性等によ
り生じる電気的経路長の変化については補償することが
できない。したがって、長時間にわたる測定では、送受
信機を構成する部品単体の温度特性の違いが、RCS測
定の反射位相測定精度に影響を与えてしまう。つまり、
屋外において、従来のコヒアレント送受信機をRCS測
定装置として使用する場合、気温、天候等の外部環境が
コヒアレント送受信機の特性に影響を与え、長時間にわ
たって、その電気的経路長を安定させることは非常に困
難である。そして、この送受信機内の電気的経路長の変
化が原因で精度良く反射位相を測定することができない
という問題点がある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明のレーダ断面積測定装置は、送信機から送
出される高周波のパルス信号をアンテナを介して空間に
輻射し、アンテナの指向性であるメインローブの方向に
該アンテナから第1の距離だけ離れて設置されるターゲ
ットで反射して得られる第1の反射信号をアンテナを介
して受信機で受信し、受信された第1の反射信号に基づ
いて、ターゲットの反射位相を測定するレーダ反射断面
積測定装置であって、アンテナの指向性であるサイドロ
ーブの方向に、ターゲットからパルス信号のパルス幅の
半分の時間で進行する電磁波の伝搬距離以上分離された
位置であって、かつ該アンテナから第1の距離とは異な
る第2の距離だけ離れた位置に固定設置され、アンテナ
から輻射されたパルス信号を反射する基準反射器を備え
る。アンテナから輻射されるパルス信号の一つのパルス
周期内で、パルス信号がターゲットで反射して得られる
第1の反射信号およびパルス信号が基準反射器で反射し
て得られる第2の反射信号を取得し、それら反射信号か
ら、第1の反射信号および前記第2の反射信号の位相が
それぞれ第1の反射位相および第2の反射位相として算
出される。第2の反射位相を基準として、第1の反射位
相との相対位相差が算出される。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0012】本発明の第1の実施形態は、RCSターゲ
ットの反射信号位相を検知するために、アンテナからの
距離が固定されている基準反射器からの反射信号位相を
空間的な比較位相信号として使用することによって、送
受信機の位相安定度に係わらず、高精度なRCSターゲ
ットの反射信号位相を測定するものである。
【0013】図1は、本実施形態の構成を示す概略図で
あり、図2は、図1における基準反射器およびターゲッ
ト等の構成を示す側面図である。また、図3および図4
は、本実施形態の動作を説明する図である。
【0014】ターゲット8は、搭載架台9上に搭載さ
れ、回転台10によりその姿勢角度が変更される。この
ターゲット8は、アンテナ4の指向特性であるメインロ
ーブ5の方向に、アンテナ4から測定距離R2だけ離れ
て配置されている。つまり、アンテナ4のメインローブ
5の方向は、ターゲット8に向けて調整されている。一
方、アンテナ4の指向特性であるサイドローブ6の方向
には、ターゲット8から送信信号のパルス幅の半分の時
間で進行する電磁波の伝搬距離以上分離され、つかつア
ンテナ4から測定距離R2とは異なる測定距離R1だけ
離れた位置に、基準反射器7が配置されている。この基
準反射器7は、昇降機構11により上下方向に移動可能
となっている。ここで、アンテナ4のサイドローブ6の
方向は予め既知であるものとする。また、アンテナ4と
ターゲット8との距離R2およびアンテナ4と基準反射
器7との距離R1は、周知の光学測量により予め測定さ
れ既知であるものとする。
【0015】送信機1では、高周波信号発生器101で
発生した測定周波数である高周波信号が、パルス発生器
102で発生した変調パルスによりパルス変調器103
でパルス変調される。パルス変調された信号は、高周波
増幅器104で増幅された後、送受信切換器3に送出さ
れる。また、パルス発生器102は、高周波信号を変調
するために用いた変調パルスに同期した信号処理タイミ
ング用のタイミングトリガ105を信号処理器12に送
出している。
【0016】送受信切換器3は、送信機1からパルス変
調された高周波信号が送出されている時間は送信機1と
アンテナ4とを接続し、それ以外の時間はアンテナ4と
受信機2とを接続している。
【0017】アンテナ4は、送受信切換器3から入力さ
れたパルス変調波の高周波信号を空間にメインローブ5
およびサイドローブ6とを形成する指向特性を持って送
信波15として輻射する。輻射されたパルス変調された
高周波信号は、空間を介してアンテナ4の指向性に従っ
て基準反射器7およびターゲット8へ向かい、それぞれ
で反射され受信波16となってアンテナ4に入力され
る。
【0018】受信機2では、送受信切換器3を経由して
入力された基準反射器7およびターゲット8からの受信
信号(受信波)が、高周波信号発生器101と周波数的
な同期を持たない第一局部信号発生器201で発生する
高周波信号と周波数変換器202において混合され第一
中間周波数のIF信号に変換される。IF信号は、IF
増幅器203で増幅された後、3dB分配器204にお
いて信号分配され、位相検波器205および206に送
出される。一方、第二局部信号発生器207は、第一局
部信号発生器201と同様に高周波信号発生器101と
は周波数的に全く同期しておらず、周波数変換器202
から出力されるIF信号の周波数である第一中間周波数
とほぼ等しい周波数の信号を発生し、ハイブリッド分配
器208へ送出する。第2局部信号発生器207から出
力された信号は、ハイブリッド分配器208により90
度の位相差を持って分配出力され、この90度の位相差
を持った信号が基準信号として2つの位相検波器205
および206に各々入力される。位相検波器205およ
び206は、3dB分配器204から送出される第一中
間周波数の信号をハイブリッド分配器208から送出さ
れる基準信号により位相検波してそれぞれ検波出力Iビ
デオおよびQビデオを生成し、それらを信号処理器12
へ送出する。
【0019】信号処理器12は、基準反射器7に対する
測定距離R1およびターゲット8に対する測定距離R2
とを用いてアンテナ4から送信波が輻射されてから受信
波が受信までの受信時間T1およびT2を次式1により
算出する。
【0020】T=2×R/C (式1) ここで、Tは受信時間、Rは測定距離、Cは光速であ
る。
【0021】図3に示すとおり、パルス幅tの送信波の
パルス(以下、送信パルスとする)31が送出されてか
ら、その送信パルス31が基準反射器7で反射して得ら
れる受信波のパルス(以下、受信パルス)32を受信す
るまでの時間T1と、送信パルス31がターゲット8で
反射して得られる受信波パルス33を受信するまでの時
間T2とが得られる。そして、信号処理器12は、パル
ス発生器102から発生したタイミングトリガ105を
受け取ると計測すべき受信時間T1およびT2におい
て、受信機2から送出されたIビデオおよびQビデオを
検出して受信波の振幅および位相を計算する。ここで計
算される受信時間T1での受信位相、すなわち基準反射
器7の反射位相をΦcとし、受信時間T2での受信位
相、すなわちターゲット8の反射位相をΦtとする。な
お、パルス幅t、受信時間T1およびT2との関係は、
T2−T1>t/2を満たすものとする。
【0022】信号処理器12は、計算された位相情報
(ФcおよびФt)に基づいて、図4(A)および
(B)に示すとおり、基準反射器7の反射位相Φcを基
準とし、ターゲット8の反射位相Φtとの相対位相差Δ
Φを回転台10から送られるターゲット8の姿勢角度情
報120に基づいて、姿勢角度が変更するごとに検出す
る。この相対位相差ΔΦは、送受信機の特性に係わらな
いアンテナ4と基準反射器7との測定距離R1およびア
ンテナ4とターゲット8との測定距離R2との距離差に
より生じる位相差である。したがって、基準反射器7と
アンテナ4との距離が一定であれば、RCS測定におい
てターゲット8の姿勢角度の変更によるターゲット8の
反射位相の変化は、基準反射器7の反射位相に対する相
対位相差ΔΦの変動量として算出される。つまり、送受
信機の特性に影響を受けることなく、RCS測定におけ
る反射信号の位相測定を高精度に行うことができる。
【0023】次に、本発明の第2の実施形態について図
5、図6および図7を参照して説明する。
【0024】本実施形態は、送信機の送信周波数が変動
した場合でも、その変動による位相変化量を補正し、真
の周波数における反射位相を測定するものである。
【0025】図5は、本実施形態の構成を示す概要図で
あり、ノンコヒアレント送受信機13を構成する送信機
1および受信機2の内部動作については図1を参照して
説明する。また、図6および図7は、本実施形態の動作
を説明する図である。
【0026】ターゲット8は、図1と同様に、アンテナ
4の指向特性であるメインローブ5の方向に、アンテナ
4から測定距離R2だけ離れて配置されている。つま
り、アンテナ4のメインローブ5の方向は、ターゲット
8に向けて調整されている。一方、アンテナ4の指向特
性であるサイドローブ6の方向には、ターゲット8から
送信信号のパルス幅の半分の時間で進行する電磁波の伝
搬距離以上分離され、かるアンテナ4から測定距離R2
とは異なる測定距離R1だけ離れた位置に第1基準反射
器71が配置され、この第1基準反射器71からサイド
ローブ6の方向にさらに前述の伝搬距離以上分離された
位置で、かつターゲット8からも同様の伝搬距離以上分
離された位置であって、アンテナ4から測定距離R3だ
け離れた位置に第2基準反射器72が配置されている。
ここで、アンテナ4のメインローブ5およびサイドロー
ブ6の方向は予め既知であるものとし、また、アンテナ
4とターゲット8との距離R2、アンテナ4と第1基準
反射器71との距離R1、アンテナ4と第2基準反射器
72との距離R3は、周知の光学測量により予め測定さ
れ既知であるものとする。
【0027】送信機1では、高周波信号発生器101で
発生した測定周波数である高周波信号が、パルス発生器
102で発生した変調パルスによりパルス変調器103
で変調される。パルス変調された信号は、高周波増幅器
104で増幅された後、送受信切換器3に送出される。
また、パルス発生器102は、高周波信号を変調するた
めに用いた変調パルスに同期した信号処理タイミング用
のタイミングトリガ105を信号処理器12に送出して
いる。
【0028】送受信切換器3は、送信機1からパルス変
調された高周波信号が入力されている時間は送信機1と
アンテナ4とを接続し、それ以外の時間はアンテナ4と
受信機2とを接続している。
【0029】アンテナ4は、送受信切換器3から入力さ
れたパルス変調波の高周波信号を空間にメインローブ5
およびサイドローブ6とを形成する指向特性を持って送
信波15として輻射する。輻射されたパルス変調された
高周波信号は、空間を介してアンテナ4の指向性に従っ
て第1基準反射器71、第2基準反射器72およびター
ゲット8へ向かい、それぞれで反射され受信波16とな
ってアンテナ4に入力される。
【0030】受信機2では、送受信切換器3を経由して
入力された第1基準反射器71、第2基準反射器72お
よびターゲット8からの受信信号(受信波)が、高周波
信号発生器101と周波数的な同期を持たない第1局部
信号発生器201で発生する高周波信号と周波数変換器
202において混合され第一中間周波数のIF信号に変
換される。IF信号は、IF増幅器203で増幅された
後、3dB分配器204において信号分配され、位相検
波器205および206に送出される。一方、第二局部
信号発生器207は、第一局部信号発生器201と同様
に高周波信号発生器101とは周波数的に全く同期して
おらず、周波数変換器202から出力されるIF信号の
周波数である第一中間周波数とほぼ等しい周波数の信号
を発生し、ハイブリッド分配器208へ送出する。第二
局部信号発生器207から出力された信号は、ハイブリ
ッド分配器208により90度の位相差を持って分配出
力され、この90度の位相差を持った信号が基準信号と
して2つの位相検波器205および206に各々入力さ
れる。位相検波器205および206は、3dB分配器
204から送出される第一中間周波数の信号をハイブリ
ッド分配器208から送出される基準信号により位相検
波してそれぞれ検波出力IビデオおよびQビデオを生成
し、それらを信号処理器12へ送出する。
【0031】信号処理器12は、第1基準反射器71に
対する測定距離R1、第2基準反射器72に対する測定
距離R3およびターゲット8に対する測定距離R2とを
用いてアンテナ4から送信波が輻射されてから受信波が
受信までの受信時間T1、T2およびT3を前述の式1
により算出する。
【0032】図7に示すとおり、パルス幅tの送信波の
パルス(以下、送信パルスとする)31が送出されてか
ら、その送信パルス31が第1基準反射器71で反射し
て得られる受信波のパルス(以下、受信パルス)701
を受信するまでの時間T1、送信パルス31が第2基準
反射器72で反射して得られる受信パルス702を受信
するまでの時間T3、送信パルス31がターゲット8で
反射して得られる受信波パルス703を受信するまでの
時間T2とが得られる。そして、信号処理器12は、パ
ルス発生器102から発生したタイミングトリガ105
を受け取ると計測すべき受信時間T1、T2およびT3
において、受信機2から送出されたIビデオおよびQビ
デオを検出して反射信号(受信波)の振幅および位相を
計算する。ここで計算される受信時間T1での受信位
相、すなわち第1基準反射器71の反射位相をΦc1と
し、受信時間T3での受信位相、すなわち第2基準反射
器72の反射位相をΦc2とし、受信時間T2での受信
位相、すなわちターゲット8の反射位相をΦtとする。
【0033】信号処理器12は、受信時間T1、T2お
よびT3でそれぞれ計算された位相情報(Фc1、Фc
2およびФt)に着目し、反射位相Фc1と反射位相Ф
c2との相対位相差ΔФcを算出し、ターゲット8の姿
勢角度を変更するごとに、算出された相対位相差ΔФc
およびターゲット8の反射位相Фtを収集し記憶する。
【0034】信号処理器12は、所定の角度だけ姿勢角
度を変更しながら行われる一連の計測が終了した後、タ
ーゲット8の姿勢角度ごとの相対位相差ΔФcの平均値
を算出し、この平均値を基準位相差ΔФkとする。そし
て、ターゲット8の姿勢角度毎に基準位相差ΔФkと相
対位相差ΔФcとの差Фf(Фf=ΔФk−ΔФc)を
算出する。さらに、信号処理器12は、第2基準反射器
72の測定距離R3から第1基準反射器71の測定距離
R1を減算して基準器間距離差ΔRを算出する。そし
て、前述の基準位相差ΔФkと相対位相差ΔФcとの差
Фf[度]と基準器間距離差ΔR[m]とに基づいて、
所定の姿勢角度設定時における周波数変動量Δfを次式
2により算出する。
【0035】 Δf=C×Фf/(360×ΔR) [Hz] (式2) ここで、C=3×108 [m/s]である。
【0036】アンテナ4との距離が第1基準反射器71
および第2基準反射器72ともに固定されているため
に、空間に輻射された一つの送信パルスにおけるそれぞ
れの受信波の位相の相対位相差は変動しない。したがっ
て、算出された周波数変動量Δfは、送信周波数が安定
していれば常にゼロとなるはずである。そして、周波数
変動量Δfがゼロでない場合、送信機1の送信周波数が
変動していると判定され、信号処理器12では、周波数
変動量Δf[Hz]とアンテナ4とターゲット8との測
定距離R2[m]とが既知であるから、ターゲット8の
設置点における位相補正量ΔФtを次式3により算出
し、この位相補正量ΔФtを用いて、ターゲット8の反
射位相Фtを補正し、真の周波数における反射位相量を
次式4により算出することができる。
【0037】 ΔФt=(360×Δf×R2)/C [度] (式3) 真の反射位相量=Фt−ΔФt (式4) 次に、本発明の第3の実施形態について図8および図9
を参照して説明する。
【0038】本実施形態は、アンテナ4の指向特性であ
るメインローブ5に対するサイドローブ6のレベルが低
いアンテナ4を使用するRCS測定においても、前述の
第1の実施形態と同様の作用効果を得るものである。こ
こで、図8および図9は、本実施形態の構成を示す概略
図であるが、これらの図では、送受信機13等の構成
が、図面の簡略化のために省略されている。
【0039】図8を参照すると、基準反射器7が、アン
テナ4とターゲット8とを結ぶ直線上のやや下側であっ
て、かつアンテナ4の指向特性であるメインローブ5の
電力半値幅付近に設置されている。アンテナ4から送信
された送信波15は、基準反射器7、ターゲット8、搭
載架台9および回転台10に向かい、それぞれで反射さ
れ受信波16となってアンテナ4に向かう。この際、基
準反射器7が、アンテナ4とターゲット8とを結ぶ直線
上に重なる位置に配置されているため、送信波15が基
準反射器7によって反射され、その一部が不要反射波1
9となってアンテナ4の方向へ向かう。一方、基準反射
器7とターゲット8との間には、反射板28が配置され
ており、反射板18の上端は、アンテナ4とターゲット
8を結ぶ直線上より下になる高さで第2フレネルゾーン
以上離れる位置に調整されている。基準反射器7で反射
された不要反射波19は、反射板18で反射されるた
め、ターゲット8に到達することを防ぐことができる。
このように、基準反射器7をアンテナ4とターゲット8
とを結ぶ直線上のやや下側であって、かつアンテナ4の
指向特性であるメインローブ5の電力半値幅付近に設置
することによって生じる不具合を除去することができ
る。
【0040】したがって、本実施形態の構成によれば、
アンテナ4の指向特性であるメインローブ5に対するサ
イドローブ6のレベルが低いアンテナ4を使用するRC
S測定においても、前述の第1の実施形態で示した構成
と同様の作用効果を得ることができる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明のRCS測
定装置によれば、アンテナからの距離が固定されている
基準反射器からの反射信号位相を空間的な比較位相信号
として使用するために、送受信機の位相安定度に係わら
ず、高精度なRCSターゲットの反射信号位相を測定す
ることができる。しかも、メインローブに対するサイド
ローブのレベルが低い指向特性を有するアンテナを使用
するRCS測定においても、同様の効果を奏することが
できる。
【0042】さらに、本発明のRCS測定装置によれ
ば、所定の距離差を持って設置される2つの基準反射器
を用いて、その距離差による反射信号の相対位相差の変
動に基づいて、送信周波数の変動量を検出することによ
って、測定点における周波数変動分の位相量を補正する
ことができ、RCS測定精度を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の構成を示す概略図で
ある。
【図2】図1における基準反射器およびターゲットを側
面から示した側面図である。
【図3】本発明の第1の実施形態の動作を説明する図で
ある。
【図4】本発明の第1の実施形態の動作を説明する図で
ある。
【図5】本発明の第2の実施形態の構成を示す概略図で
ある。
【図6】本発明の第2の実施形態の動作を説明する図で
ある。
【図7】本発明の第2の実施形態の動作を説明する図で
ある。
【図8】本発明の第3の実施形態の構成を示す概略図で
ある。
【図9】図8を上方から見た場合の平面図である。
【図10】従来のRCS測定装置の構成を示す概略図で
ある。
【符号の説明】
1 送信機 2 受信機 3 送受信切換器 4 アンテナ 5 メインローブ 6 サイドローブ 7 基準反射器 8 ターゲット 9 搭載架台 10 回転台 11 昇降機構 12 信号処理器 13 送受信機 18 反射板 71 第1基準反射器 72 第2基準反射器 101 高周波信号発生器 102 パルス発生器 103 パルス変調器 104 高周波増幅器 201 第1局部信号発生器 202 周波数変換器 203 IF増幅器 204 3dB分配器 205、206 位相検波器 207 第2局部信号発生器 208 ハイブリッド分配器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 溝上 収 千葉県海上郡飯岡町萩園1184 (72)発明者 坂下 圭一 千葉県八千代市八千代台北9−14−9− 903 (72)発明者 梅村 信弘 千葉県海上郡飯岡町三川4922−1

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信機から送出される高周波のパルス信
    号をアンテナを介して空間に輻射し、前記アンテナの指
    向性であるメインローブの方向に該アンテナから第1の
    距離だけ離れて設置されるターゲットで反射して得られ
    る第1の反射信号を前記アンテナを介して受信機で受信
    し、受信された前記第1の反射信号に基づいて、前記タ
    ーゲットの反射位相を測定するレーダ反射断面積測定装
    置であって、 前記アンテナの指向性であるサイドローブの方向に、前
    記ターゲットから前記パルス信号のパルス幅の半分の時
    間で進行する電磁波の伝搬距離以上分離された位置であ
    って、かつ該アンテナから前記第1の距離とは異なる第
    2の距離だけ離れた位置に固定設置され、前記パルス信
    号を反射する基準反射器と、 前記パルス信号の一つのパルス周期内で、前記パルス信
    号が前記ターゲットで反射して得られる前記第1の反射
    信号および前記パルス信号が前記基準反射器で反射して
    得られる第2の反射信号を取得する手段と、 前記第1の反射信号および前記第2の反射信号の位相を
    それぞれ第1の反射位相および第2の反射位相として算
    出する手段と、 前記第2の反射位相を基準として、前記第1の反射位相
    との相対位相差を算出する手段とを備えることを特徴と
    するレーダ反射断面積測定装置。
  2. 【請求項2】 前記ターゲットを搭載し、該ターゲット
    の姿勢角度を変更する手段と、 前記ターゲットの姿勢角度が変更するごとに、前記第1
    の反射信号および前記第2の反射信号の位相をそれぞれ
    第1の反射位相および第2の反射位相として算出する手
    段と、 をさらに備えることを特徴とする前記請求項1に記載の
    レーダ反射断面積測定装置。
  3. 【請求項3】 前記基準反射器を、前記アンテナと前記
    ターゲットとを結ぶ直線とは直交する方向に移動させる
    昇降機構をさらに備えることを特徴とする前記請求項1
    に記載のレーダ反射断面積測定装置。
  4. 【請求項4】 送信機から送出される高周波のパルス信
    号をアンテナを介して空間に輻射し、前記アンテナの指
    向性であるメインローブの方向に該アンテナから第1の
    距離だけ離れて設置されるターゲットで反射して得られ
    る第1の反射信号を前記アンテナを介して受信機で受信
    し、受信された前記第1の反射信号に基づいて、前記タ
    ーゲットの反射位相を測定するレーダ反射断面積測定装
    置であって、 前記ターゲットを搭載し、該ターゲットの姿勢角度を変
    更する手段と、 前記アンテナの指向性であるサイドローブの方向に、前
    記ターゲットから前記パルス信号のパルス幅の半分の時
    間で進行する電磁波の伝搬距離以上分離された位置であ
    って、かつ該アンテナから前記第1の距離とは異なる第
    2の距離だけ離れた位置に固定設置され、前記パルス信
    号を反射する第1の基準反射器と、 前記サイドローブの方向に、前記第1の基準反射器の設
    置位置からさらに前記伝搬距離以上である基準反射器間
    距離だけ分離された位置であって、かつ前記ターゲット
    からも前記伝搬距離以上分離された位置に固定設置さ
    れ、前記パルス信号を反射する第2の基準反射器と、 前記パルス信号の一つのパルス周期内で、前記パルス信
    号が前記ターゲットで反射して得られる前記第1の反射
    信号、前記パルス信号が前記第1の基準反射器で反射し
    て得られる第2の反射信号および前記パルス信号が前記
    第2の基準反射器で反射して得られる第3の反射信号を
    前記ターゲットの姿勢角度が変更されるごとに取得する
    手段と、 前記第1の反射信号、前記第2の反射信号および前記第
    3の反射信号の位相をそれぞれ第1の反射位相、第2の
    反射位相および第3の反射位相として算出する手段と、 前記第2の反射位相および前記第3の反射位相との相対
    位相差および前記基準反射器間距離に基づいて、前記パ
    ルス信号の周波数変化量を算出する手段と、 前記周波数変化量および前記第1の距離に基づいて、前
    記第1の反射位相を補正する手段とを備えることを特徴
    とするレーダ反射断面積測定装置。
  5. 【請求項5】 送信機から送出される高周波のパルス信
    号をアンテナを介して空間に輻射し、前記アンテナの指
    向性であるメインローブの方向に該アンテナから第1の
    距離だけ離れて設置されるターゲットで反射して得られ
    る第1の反射信号を前記アンテナを介して受信機で受信
    し、受信された前記第1の反射信号に基づいて、前記タ
    ーゲットの反射位相を測定するレーダ反射断面積測定装
    置であって、 前記前記アンテナと前記ターゲットとを結ぶ直線よりも
    下側であって、前記メインローブの電力半値幅付近に設
    置され、前記パルス信号を反射する基準反射器と、 前記基準反射器で反射した前記パルス信号のうち、前記
    ターゲット方向に進行する信号を反射する反射板と、 前記パルス信号の一つのパルス周期内で、前記パルス信
    号が前記ターゲットで反射して得られる前記第1の反射
    信号および前記パルス信号が前記基準反射器で反射して
    得られる第2の反射信号を取得する手段と、 前記第1の反射信号および前記第2の反射信号の位相を
    それぞれ第1の反射位相および第2の反射位相として算
    出する手段と、 前記第2の反射位相を基準として、前記第1の反射位相
    との相対位相差を算出する手段とを備えることを特徴と
    するレーダ反射断面積測定装置。
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