JPH115186A - レーザー加工機 - Google Patents

レーザー加工機

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JPH115186A
JPH115186A JP9156826A JP15682697A JPH115186A JP H115186 A JPH115186 A JP H115186A JP 9156826 A JP9156826 A JP 9156826A JP 15682697 A JP15682697 A JP 15682697A JP H115186 A JPH115186 A JP H115186A
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JP
Japan
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laser
optical system
objective lens
laser beam
slit
Prior art date
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Application number
JP9156826A
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English (en)
Inventor
Shuji Ogino
修司 荻野
Yuji Imamura
雄二 今村
Yasumasa Sugihara
康正 杉原
Wataru Tejima
渉 手島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH115186A publication Critical patent/JPH115186A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】分割されるレーザービームのビーム間隔を広く
取る事ができ、且つスリットに入射するときのビーム間
隔を所望の間隔にできる構成とする事により、間隔調整
ミラー周りの寸法上の制約をなくす事で、これらの構成
をしやすくし、実際の光軸調整作業も容易となるように
したレーザー加工機を提供する。 【解決手段】全反射ミラー4a〜4dによって反射され
た各レーザービームがスリット9に入射するまでの光路
にビーム間隔変更手段8を設ける。ここでのビーム間隔
変更手段8は、いわゆるアフォーカル光学系であり、入
射光束の光束幅を縮小する働きをする。また、各レーザ
ービームの収束,発散の度合いやビーム間の平行度を変
更する事なくビーム間隔を狭くする機能を持っている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザー加工機に
関するものであり、さらに詳しくは、1本のレーザー光
を複数のビームに分割し、加工面に縮小投影して加工物
を加工するようなレーザー加工機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、1本のレーザー光を複数のビ
ームに分割してスリットに入射させ、そのスリット像を
対物レンズ光学系によって加工面に縮小投影して加工物
を加工するようなレーザー加工機が知られている。図1
は、そのレーザー加工機の従来例の光学系を模式的に示
す図である。この光学系は、ITO,マスク,半導体カ
ラーフィルター,各種金属薄膜の加工に用いられるもの
であり、製造上の効率を上げるため、一度に4本の加工
ができるように、1本のレーザー光を4本のビームに分
割している。
【0003】図1において、1はレーザー光源、5はレ
ーザービームを拡大或いは縮小して所望のビーム径に変
更するエキスパンダ、2a,2b,2cはハーフミラ
ー、3a,3bは全反射ミラー、6a,6b,6c,6
dは例えばビームウェスト位置を変更させるための光学
系或いはAOM(acousto optic modulator ,音響光学
変調器)のような光学素子若しくは機械的なシャッター
といった光学素子等、7a,7b,7c,7dはビーム
断面形状を変形させるシリンドリカルレンズ、4a,4
b,4c,4dは別の全反射ミラー、9はスリット、1
0は対物レンズ光学系、11は加工面である。
【0004】上記レーザー光源1については、加工用に
用いられるレーザーの種類としてYAGレーザー,CO
2 レーザー,エキシマレーザー等が挙げられるが、本例
においてはYAGレーザー(波長λ=532nm)を想
定しており、後述の実施形態においてもこの波長に対し
て光学系を設計している。また、シリンドリカルレンズ
7a〜7dは、ビームがスリット9をできるだけ効率よ
く通過するようにするため、スリット9の開口幅に合わ
せてビーム断面を細長くする働きを持つ。
【0005】同図に示すように、レーザー光源1から射
出したレーザービーム101は、エキスパンダ5により
所望のビーム径に変更された後、ハーフミラー2aによ
って2本のビームに分割される。その内、ハーフミラー
2aに反射されたものであるレーザービーム102a
は、更にハーフミラー2bによって2本のビームに分割
される。そして、ハーフミラー2bを透過したものは全
反射ミラー3aにより反射されてレーザービーム103
aとなり、ハーフミラー2bに反射されたものはレーザ
ービーム103bとなる。
【0006】上記ハーフミラー2aを透過したものであ
るレーザービーム102bは、更にハーフミラー2cに
よって2本のビームに分割される。そして、ハーフミラ
ー2cに反射されたものは全反射ミラー3bにより反射
されてレーザービーム103cとなり、ハーフミラー2
cを透過したものはレーザービーム103dとなる。こ
れら4本のレーザービーム103a〜103dは、それ
ぞれ上記光学素子等6a〜6d及びシリンドリカルレン
ズ7a〜7dを透過して全反射ミラー4a〜4dにより
反射され、それぞれ互いに平行なレーザービーム105
a,105b,105c,105dとなってスリット9
のそれぞれの開口に入射する。
【0007】スリット9に入射した各レーザービーム
は、回折して拡がりながら各レーザービーム106a,
106b,106c,106dとなって対物レンズ光学
系10に入射し、ここで所定のビーム間隔の各レーザー
ビーム108a,108b,108c,108dとなっ
て、これまでとは逆の並びで加工面11上に縮小投影さ
れ、スリット像を形成して加工を行う。
【0008】但し、簡単のため、図1においてはスリッ
ト9通過後のレーザービームは0次光のみ描かれてい
る。これは、後述する実施形態についての図2において
も同様である。尚、上記対物レンズ光学系10は、焦点
調整のための移動によって像の大きさが変化しないよう
に、物体側,像側共にテレセントリック光学系に設計さ
れている。
【0009】ここで、その対物レンズ光学系10につい
て説明する。図6は、対物レンズ光学系10を構成する
両側テレセントリック光学系の概念を、模式的に示す図
である。ここではその光学系を3つの構成要素に分けて
考える。即ち、同図において、10aは対物レンズ系1
群、10bは対物レンズ系2群、10cは対物レンズ系
絞りとする。そして、対物レンズ系絞り10cは、対物
レンズ系1群10aの後側焦点位置に配置され、この位
置が対物レンズ系2群10bの前側焦点位置にも一致し
ている事とする。対物レンズ光学系10の前後における
各レーザービームの振る舞いは、図1において示した通
りである。
【0010】図7は、図6に示したスリット9に入射す
るレーザービーム105aによる光路のみを残し、他の
レーザービーム(105b〜105d)による光路を消
したものである。これらの図において、スリット9は対
物レンズ光学系10に対して物体となっている。そし
て、図7に示すように、スリット9に入射したレーザー
ビーム105aは、ここで回折されて広がり、レーザー
ビーム106a,106a′,106a″となる。その
内、106aは0次光であり、最も強度が高い。また、
106a′,a″はn次光(n=±1,2,3,…)を
表しており、nをどのくらいの大きさまでカバーできる
かは対物レンズ光学系10のNA(numerical apertur
e,開口数)によって決まる。
【0011】また、スリット9は対物レンズ系1群10
aの前側焦点位置に配置されているので、スリット9に
入射したレーザービーム105aがここで回折されて広
がったものであるレーザービーム106a,106
a′,106a″は、対物レンズ系1群10aで屈折
し、それぞれ互いに平行なレーザービーム107a,1
07a′,107a″となる。さらに、対物レンズ系絞
り10cを通過した後、対物レンズ系2群10bに入射
し、ここで屈折してそれぞれレーザービーム108a,
108a′,108a″となり、対物レンズ系2群10
bの後側焦点位置に集光する。そして、この位置が加工
面11に一致している。
【0012】ここで、0次光であるレーザービーム10
6aに注目すれば、スリット9に入射するレーザービー
ム105aは、同図の対物レンズ系光軸10dに平行な
ので、0次光であるレーザービーム106aも当然対物
レンズ系光軸10dに対して平行を保ちながら対物レン
ズ系1群10aに入射し、屈折してレーザービーム10
7aとなる。そして、対物レンズ系1群10aの後側焦
点位置で対物レンズ系光軸10dと交わるが、この位置
には前述のように対物レンズ系絞り10cが配置されて
いて、レーザービーム107aがその対物レンズ系絞り
10cの中心を通過する事が分かる。
【0013】これは、対物レンズ系1群10aに入射す
る0次光であるレーザービーム106aが、スリット9
より広がったレーザービーム106a,106a′,1
06a″の主光線となっている事を意味しており、対物
レンズ光学系10が物体側テレセントリック光学系であ
る事と同義である。
【0014】さらに、対物レンズ系絞り10cの中心を
通過した0次光であるレーザービーム107aは、対物
レンズ系2群10bに入射し、屈折してレーザービーム
108aとなる。そして、前述のように対物レンズ系絞
り10cの位置は、対物レンズ系2群10bの前側焦点
位置にも一致しているので、レーザービーム108a
は、対物レンズ系光軸10dに対して平行となっている
事が分かる。
【0015】これは、対物レンズ系2群10bから射出
する0次光であるレーザービーム108aが、同じく対
物レンズ系2群10bから射出して集光するレーザービ
ーム108a,108a′,108a″の主光線となっ
ている事を意味しており、対物レンズ光学系10が像側
テレセントリック光学系である事と同義である。
【0016】上述の図7における説明は、他のレーザー
ビーム(105b〜105d)にもそのまま当てはまる
事は明らかである。このように、対物レンズ光学系10
が両側テレセントリック光学系であれば、対物レンズ光
学系10全体を移動させてピント調整等を行っても、像
の大きさが変わらないので、様々な厚さの被加工物に対
応する事が可能となり、メリットが大きい。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記図
1に示したような構成では、1本のレーザー光をハーフ
ミラー,全反射ミラー等で分割,整形後、そのままスリ
ットに入射させる構成であるので、分割された各レーザ
ービーム相互のビーム間隔が狭くなり、問題が生じる。
つまり、最終的に加工面11上で必要なビーム間隔をd
1 、対物レンズ光学系10の縮小倍率をβO とすれば、
スリット9入射時のビーム間隔d2 は、 d2 =d1 /βO で表され、例えば本例のようなレーザー加工機では、最
大値で概ねd1 =0.4mmであり、βO =0.1倍で
あるので、概ねd2 =4mmとなり、ビーム間隔が狭く
なる。
【0018】この構成を、ミラーのみで達成しようとし
ても、ミラーのケラレが生じやすく、ミラーの保持や光
軸調整のための機構を構成するのは難しくなる。また、
実際の光軸調整作業も困難となる。これを解決するため
に、上記縮小倍率βO をもっと小さくすれば、ビーム間
隔d2 を十分な大きさにする事は可能である。例えば、
βO =0.025倍とすると、d2 =16mmとなる。
ところが、このような対物レンズ光学系においては、一
般的にレンズ構成枚数が多くなり、対物レンズから加工
面までのいわゆるワーキングディスタンスが短くなり、
また、光学系の全長が長くなってしまうといった問題が
発生する。
【0019】図1に示した従来例においては、対物レン
ズ光学系10に入射するビーム間隔は、上記のように最
終的に加工面上で必要なビーム間隔d1 と対物レンズ光
学系の縮小倍率βO によって決まってしまうので、全反
射ミラー4a〜4dの保持や光軸調整をするための、図
示しない機構が入るスペースを確保する事が難しい。そ
こで、4本のレーザービーム105a〜105dが、ス
リット9に向かって収束するように構成すれば、全反射
ミラー4a〜4dが配置しやすくなる。
【0020】しかし、上記のように、対物レンズ光学系
10は、焦点調整のための移動によって像の大きさが変
化しないように、物体側,像側共にテレセントリック光
学系となるように設計されており、4本のレーザービー
ムが収束するように構成すると、その物体側テレセント
リック性が失われるので、望ましくない。
【0021】本発明は、これらの問題点を解消し、分割
されるレーザービームのビーム間隔を広く取る事がで
き、且つスリットに入射するときのビーム間隔を所望の
間隔にできる構成とする事により、ミラーの保持や光軸
調整のための機構を構成しやすくし、実際の光軸調整作
業も容易となるようにしたレーザー加工機を提供する事
を目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、レーザー光源と、そのレーザー光源か
ら出たレーザービームを複数のレーザービームに分割す
るビーム分割手段と、前記分割された各レーザービーム
を加工面上に集光する対物レンズ光学系とを備えたレー
ザー加工機において、前記ビーム分割手段と前記対物レ
ンズ光学系との間に、前記分割された各レーザービーム
間の間隔を変更するビーム間隔変更手段を設けた構成と
する。
【0023】また、前記ビーム間隔変更手段は、アフォ
ーカル系を成す屈折レンズ光学系を備えた構成とする。
或いは、前記ビーム間隔変更手段は、アフォーカル系を
成す反射ミラー光学系を備えた構成とする。さらに、前
記反射ミラー光学系は、2枚の放物面鏡より成る構成と
する。尚、本クレームで言うビーム分割手段は、以下の
実施形態においてハーフミラー及び全反射ミラーを組み
合わせたものに相当する。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。図2は、本発明のレ
ーザー加工機の光学系を模式的に示す図である。上記図
1と同様に、図2において、1はレーザー光源、5はエ
キスパンダ、2a,2b,2cはハーフミラー、3a,
3bは全反射ミラー、6a,6b,6c,6dは光学素
子等、7a,7b,7c,7dはシリンドリカルレン
ズ、4a,4b,4c,4dは別の全反射ミラー、8は
本発明において設けられたビーム間隔変更手段、9はス
リット、10は対物レンズ光学系、11は加工面であ
る。
【0025】同図に示すように、レーザー光源1から射
出したレーザービーム101は、エキスパンダ5により
所望のビーム径に変更された後、ハーフミラー2aによ
って2本のビームに分割される。その内、ハーフミラー
2aに反射されたものであるレーザービーム102a
は、更にハーフミラー2bによって2本のビームに分割
される。そして、ハーフミラー2bを透過したものは全
反射ミラー3aにより反射されてレーザービーム103
aとなり、ハーフミラー2bに反射されたものはレーザ
ービーム103bとなる。
【0026】上記ハーフミラー2aを透過したものであ
るレーザービーム102bは、更にハーフミラー2cに
よって2本のビームに分割される。そして、ハーフミラ
ー2cに反射されたものは全反射ミラー3bにより反射
されてレーザービーム103cとなり、ハーフミラー2
cを透過したものはレーザービーム103dとなる。こ
れら4本のレーザービーム103a〜103dは、それ
ぞれ上記光学素子等6a〜6d及びシリンドリカルレン
ズ7a〜7dを透過して全反射ミラー4a〜4dにより
反射され、それぞれ互いに平行なレーザービーム104
a,104b,104c,104dとなってビーム間隔
変更手段8に入射する。
【0027】そして、各レーザービームは、ビーム間隔
変更手段8により、それぞれ互いに平行なままビーム間
隔を縮小され、レーザービーム105a,105b,1
05c,105dとなってスリット9のそれぞれの開口
に入射する。スリット9に入射した各レーザービーム
は、回折して広がりながら各レーザービーム106a,
106b,106c,106dとなって対物レンズ光学
系10に入射し、ここで所定のビーム間隔の各レーザー
ビーム108a,108b,108c,108dとなっ
て、これまでとは逆の並びで加工面11上に縮小投影さ
れ、スリット像を形成して加工を行う。
【0028】このように、本発明では、全反射ミラー4
a〜4dによって反射された各レーザービームがスリッ
ト9に入射するまでの光路にビーム間隔変更手段8を設
けている。ここでのビーム間隔変更手段8は、いわゆる
アフォーカル光学系であり、入射光束の光束幅を縮小す
る働きをする。また、各レーザービームの収束,発散の
度合いやビーム間の平行度を変更する事なくビーム間隔
を狭くする機能を持っている。
【0029】このビーム間隔変更手段8の縮小倍率をβ
C とすれば、ビーム間隔変更手段8に入射するレーザー
ビームのビーム間隔d3 は、上記最終的に加工面11上
で必要なビーム間隔d1 と、対物レンズ光学系10の縮
小倍率βO 及びスリット9入射時のビーム間隔d2 との
関係において、 d3 =d2 /βC =d1 /(βO ×βC ) とする事ができるので、全反射ミラー4a〜4dが配置
しやすくなる。例えば、βC =0.25倍であれば、d
3 =4d2 となり、全反射ミラー4a〜4dの保持,調
整機構や配置に関し、寸法上の制約がなくなり、また、
広いスペースを利用して調整が可能といった利点が生じ
る。また、ミラー自身の厚みも厚くする事が可能とな
り、光学性能や信頼性の向上にもつながる。
【0030】尚、例えば本実施形態においては、最大値
で概ねd1 =0.4mmであり、βO =0.1倍である
ので、概ねd2 =4mmとなっている。故に概ねd3
16mmである。但し、スリット交換により可変できる
仕様となっている。この場合、図2における全反射ミラ
ー4a〜4dの位置をレーザービーム103a〜103
dに沿って調整する事で、スリット9に入射するレーザ
ービーム105a〜105dの光軸からの高さを調整す
る事ができる。また、スリット1本分の開口幅は0.2
5mmとなっており、加工できる線幅は0.025mm
=25μmを想定して設計してある。
【0031】以下に、本発明におけるビーム間隔変更手
段8の光学系の具体例を述べる。以下の実施形態におい
て、縮小倍率βC は全て0.25倍となるように設計さ
れている。図3は、ビーム間隔変更手段8の一実施形態
であって、屈折レンズによる光学系を示している。同図
において、r9はスリットである。これらの具体的なコ
ンストラクションデータを以下に示す。
【0032】 〔曲面の記号〕 〔曲率半径〕〔軸上面間隔〕〔屈折率Nd〕〔アッベ数νd〕 r1 87.574 d1: 7.000 N1:1.45847 ν1:67.72 r2 191.529 d2: 0.500 r3 69.004 d3: 9.000 N2:1.45847 ν2:67.72 r4 351.019 d4: 2.000 r5 199.144 d5: 5.000 N3:1.45847 ν3:67.72 r6 127.009 d6: 84.380 r7 -22.547 d7: 2.000 N4:1,45847 ν4:67.72 r8 63.732 d8: 10.000 r9 ∞ Σd=119.880
【0033】図4は、ビーム間隔変更手段8の他の実施
形態であって、反射ミラーによる光学系を示している。
同図において、2枚のミラーはそれぞれr1* ,r2*
で表される放物凹面を持ち、それらの焦点位置が一致す
るように配置されている。同図の左側より入射した複数
の平行ビームは、r1* で表される第1面でそれぞれ反
射され、焦点位置で一度集まり、r2* で表される第2
面で再度反射されてビーム間隔の狭い平行ビームとな
り、第1面の中央に設けられた開口部を通過してスリッ
トr3に達する。これらの具体的なコンストラクション
データを以下に示す。
【0034】
【0035】ここで、*は非球面を示しており、非球面
の式は、 x=(y2/r)/{1+√(1−εy2/r2)} で表される。但し、 x:光軸方向への面頂点からの変位量 y:径方向への面頂点からの変位量 r:基準曲率半径 ε:2次曲面パラメータ である。本発明の実施形態においては、全てε=0.0
であり、従って上式より、ここでの非球面は全て放物面
となる。
【0036】図5は、ビーム間隔変更手段8の更に他の
実施形態であって、反射ミラーによる光学系を示してい
る。同図において、2枚のミラーはそれぞれr1* ,r
*で表される放物凹面及び放物凸面を持ち、それらの
焦点位置が一致するように配置されている。同図の左側
より入射した複数の平行ビームは、r1* で表される第
1面で焦点位置に向かって集まるようにそれぞれ反射さ
れ、r2* で表される第2面で再度反射されてビーム間
隔の狭い平行ビームとなり、第1面の中央に設けられた
開口部を通過してスリットr3に達する。これらの具体
的なコンストラクションデータを以下に示す。
【0037】
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
各レーザービームの収束,発散の度合いやビーム間の平
行度を変更する事なくビーム間隔を狭くする機能を持つ
ビーム間隔変更手段を設ける事により、分割されるレー
ザービームのビーム間隔を広く取る事ができ、且つスリ
ットに入射するときのビーム間隔を所望の間隔にできる
構成となるため、ミラーの厚みを厚くする事で光学性
能,信頼性を向上させたり、ミラーの保持や光軸調整の
ための機構を構成しやすくし、実際の光軸調整作業も容
易となるようにしたレーザー加工機を提供する事ができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のレーザー加工機の光学系を模式的に示す
図。
【図2】本発明のレーザー加工機の光学系を模式的に示
す図。
【図3】本発明におけるビーム間隔変更手段の光学系の
一実施形態を示す図。
【図4】本発明におけるビーム間隔変更手段の光学系の
他の実施形態を示す図。
【図5】本発明におけるビーム間隔変更手段の光学系の
別の実施形態を示す図。
【図6】両側テレセントリック光学系の概念を模式的に
示す図。
【図7】図6における1本のビームを残して示す図。
【符号の説明】
1 レーザー光源 2a,2b,2c ハーフミラー 3a,3b,4a,4b,4c,4d 全反射ミラー 5 エキスパンダ 6a,6b,6c,6d 光学素子等 7a,7b,7c,7d シリンドリカルレンズ 8 ビーム間隔変更手段 9 スリット 10 対物レンズ光学系 11 加工面
フロントページの続き (72)発明者 杉原 康正 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪 国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 手島 渉 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪 国際ビル ミノルタ株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザー光源と、該レーザー光源から出
    たレーザービームを複数のレーザービームに分割するビ
    ーム分割手段と、前記分割された各レーザービームを加
    工面上に集光する対物レンズ光学系とを備えたレーザー
    加工機において、 前記ビーム分割手段と前記対物レン
    ズ光学系との間に、前記分割された各レーザービーム間
    の間隔を変更するビーム間隔変更手段を設けた事を特徴
    とするレーザー加工機。
  2. 【請求項2】 前記ビーム間隔変更手段は、アフォーカ
    ル系を成す屈折レンズ光学系を備えた事を特徴とする請
    求項1に記載のレーザー加工機。
  3. 【請求項3】 前記ビーム間隔変更手段は、アフォーカ
    ル系を成す反射ミラー光学系を備えた事を特徴とする請
    求項1に記載のレーザー加工機。
  4. 【請求項4】 前記反射ミラー光学系は、2枚の放物面
    鏡より成る事を特徴とする請求項3に記載のレーザー加
    工機。
JP9156826A 1997-06-13 1997-06-13 レーザー加工機 Pending JPH115186A (ja)

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JP9156826A JPH115186A (ja) 1997-06-13 1997-06-13 レーザー加工機

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Cited By (5)

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JP2008272830A (ja) * 2007-05-02 2008-11-13 Eo Technics Co Ltd レーザ加工装置
JP2009248181A (ja) * 2008-04-10 2009-10-29 Ulvac Japan Ltd レーザー加工装置、レーザービームのピッチ可変法、及びレーザー加工方法
JP2010151878A (ja) * 2008-12-24 2010-07-08 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 光ビーム分岐装置および露光装置
KR20140064475A (ko) * 2012-11-20 2014-05-28 삼성디스플레이 주식회사 레이저 가공 장치
US9958613B2 (en) 2013-11-27 2018-05-01 Seiko Epson Corporation Light divider

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