JPH1151808A - 測定装置 - Google Patents

測定装置

Info

Publication number
JPH1151808A
JPH1151808A JP20465297A JP20465297A JPH1151808A JP H1151808 A JPH1151808 A JP H1151808A JP 20465297 A JP20465297 A JP 20465297A JP 20465297 A JP20465297 A JP 20465297A JP H1151808 A JPH1151808 A JP H1151808A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
light
optical
fiber
incident
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP20465297A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Murase
賢司 村瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ando Electric Co Ltd
Original Assignee
Ando Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ando Electric Co Ltd filed Critical Ando Electric Co Ltd
Priority to JP20465297A priority Critical patent/JPH1151808A/ja
Publication of JPH1151808A publication Critical patent/JPH1151808A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Testing Of Optical Devices Or Fibers (AREA)
  • Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)
  • Monitoring And Testing Of Transmission In General (AREA)
  • Optical Communication System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 環境変化等によって、光パルスの出力レベル
が変動したり、受光素子の特性が変化した場合にも、S
/N比が悪くなることを防止し、また、波形がシフトし
てしまうことを防止するOTDR等の測定装置を提供す
ることである。 【解決手段】 ATT7bは、入射される光パルスのパ
ワーを所定の減衰量で減衰させ、A/Dコンバータ13
の入力電圧値が上限値を越えず、且つそれに近い一定値
となるようし、CPU回路14aは、基準波形17が観
測される距離に対応する出力信号値を監視し、その都度
CPU回路14aに予め設定されている基準波形17相
当のデータと比較して、その変化分の補正データをD/
Aコンバータ15に対して出力し、D/Aコンバータ1
5によってアナログ信号に変換して出力パワー調整回路
16に対して出力し、出力パワー調整回路16によって
該アナログ信号の電圧値に比例した量の電流を、パルス
発生器1に対して出力して、パルス発生器1の出力パワ
ーを制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ケーブル等を用
いた伝送路の監視に有効なOTDR(Optical Time Dom
ain Reflectometer )等の測定装置に係り、詳細には、
観測波形のダイナミックレンジを適切に制御する測定装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、施設された光ケーブルの破断
点の位置検出や接続点における損失等の測定のためにO
TDR法が開発されている。このOTDR法では、光ケ
ーブルの入射端に戻される光の波高値と到達時刻を測定
することで、上述した破断点の位置検出や接続点におけ
る損失測定等を行っている。
【0003】図3、及び図4を参照して従来の技術によ
るOTDR40について説明する。図3は、従来の技術
によるOTDR40の概略構成を示すブロック図であ
る。
【0004】この図3において、OTDR40は、パル
ス発生器1、ダミーファイバ4、コネクタ5、被測定フ
ァイバ8、カプラ9、ダミーファイバ10、APD1
1、オペアンプ12、A/Dコンバータ13、及び信号
処理部14等によって構成されている。
【0005】パルス発生器1は、光パルス2を発生し、
該光パルス2をカプラ9に対して射出する。
【0006】カプラ9は、パルス発生器1から入力され
た光パルス2を通過させてダミーファイバ4に対して射
出するとともに、ダミーファイバ4の終端であるコネク
タ5や被測定ファイバ8の遠端6によって発生し、ダミ
ーファイバ4を介して入射されるフレネル反射光や、ダ
ミーファイバ4や被測定ファイバ8の各点で発生し、ダ
ミーファイバ4を介して入射される後方散乱光を通過さ
せて、ダミーファイバ10を介してAPD11に対して
送出する。
【0007】ダミーファイバ4は、カプラ9とコネクタ
5を接続する光ファイバであり、カプラ9から入射され
た光パルス2を通過させてコネクタ5に対して射出し、
また、ダミーファイバ4の終端であるコネクタ5や被測
定ファイバ8の遠端6によって発生し入射されるフレネ
ル反射光や、ダミーファイバ4自身や被測定ファイバ8
の各点で発生し入射される後方散乱光を通過させて、カ
プラ9に対して射出する。
【0008】ダミーファイバ10は、カプラ9とAPD
11を接続する光ファイバであり、被測定ファイバ8の
遠端6によって発生し、コネクタ5、及びダミーファイ
バ4を介してカプラ9から入射されるフレネル反射光
や、ダミーファイバ4や被測定ファイバ8の各点で発生
し、ダミーファイバ4を介してカプラ9から入射される
後方散乱光を通過させて、APD11に対して射出す
る。
【0009】コネクタ5は、ダミーファイバ4からの光
の一部を反射してフレネル反射光を発生させるととも
に、残りの光を通過させて被測定ファイバ8に進入させ
る。
【0010】被測定ファイバ8は、伝送路として破断点
の位置検出や接続点における損失測定等を行われている
測定対象としての光ファイバであり、この被測定ファイ
バ8の遠端6では、被測定ファイバ8を通過してきた光
が反射されて、フレネル反射光が発生する。なお、前記
ダミーファイバ4、ダミーファイバ10も光ファイバで
あるが、これらは、単なる接続用の光ファイバであるた
め、被測定ファイバ8とは明確に区別している。
【0011】APD(Avalanche Photo Diode )11は
入射光をその強度に応じて電流に変換する受光素子であ
り、ダミーファイバ4の終端であるコネクタ5や被測定
ファイバ8の遠端6によって発生し、ダミーファイバ
4、カプラ9、及びダミーファイバ10を介して入射さ
れるフレネル反射光や、ダミーファイバ4や被測定ファ
イバ8の各点で発生し、ダミーファイバ4、カプラ9、
及びダミーファイバ10を介して入射される後方散乱光
の強度に応じて変換した電流をオペアンプ12に対して
出力する。
【0012】オペアンプ12は、該オペアンプ12に接
続される抵抗素子R1、及びR2とによって、反転増幅
回路を構成しており、APD11から入力される微弱電
流を増幅して、抵抗素子R1、及びR2の値の比によっ
て定まる所定の利得の出力電圧をA/Dコンバータ13
に対して出力する。
【0013】A/D(Analog to Digital )コンバ−タ
13は、オペアンプ12から入力されるアナログ入力電
圧をデジタル信号へ変換して信号処理部14内のCPU
回路14aに対して出力する。
【0014】信号処理部14は、CPU回路14a、及
び表示回路14bによって構成されており、CPU回路
14aは、A/Dコンバータ13から入力されるデジタ
ル信号に基づいて後方散乱光やフレネル反射光のレベル
の識別を行ない、表示回路14bに表示信号を転送する
機能を有し、表示回路14bは、CPU回路14aから
転送された表示信号に基づいて、内部に設けられた表示
画面上に、APD11で受光した後方散乱光やフレネル
反射光の波形を表示させる機能を有する。
【0015】次に、従来の技術によるOTDR40の動
作を説明する。
【0016】まず、パルス発生器1から光パルス2が発
生され、カプラ9に対して出力されると、該光パルス2
はカプラ9を通過して、ダミーファイバ4に対して射出
される。カプラ9からダミーファイバ4に入射された光
パルス2は、ダミーファイバ4の持つ損失により、ダミ
ーファイバ4内を進むにつれて(即ち、ダミーファイバ
4の入射端からの距離が長くなるにつれて)そのパワー
が減衰してゆく。
【0017】また、光ファイバの性質によってダミーフ
ァイバ4の各点で後方散乱光が生じ、該後方散乱光がカ
プラ9、及びダミーファイバ10を通過してAPD11
に対して射出される。ダミーファイバ10から入射され
APD11に受光された後方散乱光は、APD11によ
って受光強度に応じた電流に変換され、オペアンプ12
に対して出力される。APD11から入力された電流
は、オペアンプ12によって所定の利得で増幅され、電
圧に変換されたのち、A/Dコンバータ13でデジタル
信号に変換されて、信号処理部14内のCPU回路14
aに対して出力される。
【0018】そして、A/Dコンバータ13からCPU
回路14aに入力されたデジタル信号に基づいて、後方
散乱光のレベルの識別が行われ、表示回路14bに表示
信号として転送され、表示回路14bの内部に設けられ
た表示画面上に、APD11によって受光した後方散乱
光やフレネル反射光の波形が表示される。
【0019】次に、以上の動作を図4に即して説明す
る。図4は、前記表示回路14bの表示画面上に表示さ
れる観測波形の一例を示したものである。同図の横軸
は、パルス発生器1が光パルス2を発生させた時点から
の時間経過を光パルス2が装置内を伝搬する距離に換算
したものである。また、縦軸はAPD11が受光した光
のパワーをデシベルで表示したものである。図中のダイ
ナミックレンジは測定可能な後方散乱光強度の範囲を意
味している。そして、前述した表示回路14bは、図4
中にレベルLV1で示すように、ノイズ22の平均レベ
ルNLを基準にして観測波形を相対表示している。な
お、図中の枠FRで囲んだ部分が被測定ファイバ8から
の観測波形に相当する。
【0020】ダミーファイバ4に入射された光パルス2
が進行して、ダミーファイバ4の入射端からの距離が遠
くなるほど、光ファイバであるダミーファイバ4の損失
によって、光のパワーが減衰するために、ダミーファイ
バ4が発生する後方散乱光のレベルは、後方散乱波形2
0に示すように徐々に小さくなってゆく。
【0021】一方、ダミーファイバ4を通過した光パル
ス2がコネクタ5に到達すると、その一部がコネクタ5
で反射されてフレネル反射波形18を発生させ、残りの
光がコネクタ5を通過して被測定ファイバ8に進入して
後方散乱光を生じる。この後方散乱光のレベルは、光フ
ァイバである被測定ファイバ8の持つ損失によって後方
散乱光波形21に示されるように徐々に小さくなってゆ
く。また、被測定ファイバ8の遠端6ではフレネル反射
光が生じ、これがフレネル反射波形19として観測され
る。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したO
TDR40では、周囲温度の変化に伴って、後方散乱光
や、フレネル反射光を受光したAPD11の、出力電流
が変動することに留意する必要がある。
【0023】例えば、周囲温度に変動が生じると、それ
に伴ってパルス発生器1から出力される光パルス2のレ
ベルや波長が変化する。また、APD11の性質として
周囲温度や受光する波長に変化が生じるとそれに応じて
受光感度も変化する。つまり、周囲温度が変動して光パ
ルス2の波長が変動すればそれに伴ってAPD11の受
光感度が変化する上に、周囲温度の変動によって直接的
にAPD11の受光感度が変化することもある。
【0024】ところが、従来のOTDR40では、前述
したように、図4に示すノイズ22の平均レベルNLを
波形表示の基準にしている関係上、周囲の環境が変動す
ると、伝送路の損失に変化がないのにもかかわらず、観
測波形全体が表示画面上で上下にシフトしてしまう。
【0025】例えば、光パルス2のレベルが下がると観
測波形が全体的に下へシフトしてしまい、逆に、光パル
ス2のレベルが上がるとA/Dコンバータ13の入力電
圧が規定値を越えてしまって、波形表示が正しく行われ
なくなる。
【0026】しかしながら、伝送路の監視用のOTDR
40は、古い波形と新しい波形を比較して、伝送路の損
失の変動を監視するものであるから、伝送路の損失に変
動がないにも拘わらず、パルス発生器1の発生するパル
スの影響、もしくはAPD11の受光感度の変動によっ
て、取り込まれる波形が異なってしまうのは好ましくな
い。
【0027】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あって、その目的は、周囲の環境変化等によって、光パ
ルスの出力レベルや波長が変動したり、受光素子の特性
が変化した場合であっても、S/N比が悪くなることを
防止し、なおかつ波形がシフトしてしまうことも防止す
るOTDR等の測定装置を提供することである。
【0028】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
被測定伝送路の伝送状態を測定する測定装置であって、
被測定伝送路を測定するための測定信号を生成して被測
定伝送路に対して出力する測定信号生成手段と、この測
定信号生成手段によって生成される測定信号に基づいて
基準信号を生成する基準信号生成手段と、この基準信号
生成手段により生成される基準信号、及び前記測定信号
が前記被測定伝送路を通過する状態に応じて生じる状態
検出信号、をそれぞれ解析し、前記基準信号を解析した
値を基準値として、当該状態検出信号の相対値を算出す
る解析手段と、この解析手段により解析された結果を出
力する出力手段と、を備えたことを特徴としている。
【0029】請求項1記載の発明の測定装置によれば、
被測定伝送路の伝送状態を測定する測定装置であって、
測定信号生成手段は、被測定伝送路を測定するための測
定信号を生成して被測定伝送路に対して出力し、基準信
号生成手段は、前記測定信号生成手段によって生成され
る測定信号に基づいて基準信号を生成し、解析手段は、
前記基準信号生成手段により生成される基準信号、及び
前記測定信号が前記被測定伝送路を通過する状態に応じ
て生じる状態検出信号、をそれぞれ解析し、前記基準信
号を解析した値を基準値として、当該状態検出信号の相
対値を算出し、出力手段は、前記解析手段により解析さ
れた結果を出力する。
【0030】したがって、温度変化等により、測定信号
生成手段によって生成される測定信号に変動が生じて
も、状態検出信号の解析結果を相対値として算出する際
の基準値を前記基準信号の解析結果とする構成であるた
め、伝送路の損失に変動がなく、伝送路に問題がないに
も関わらず、出力手段によって出力される観測波形全体
が上下にシフトしてしまうことがなく、正確な伝送路測
定が可能となる。
【0031】請求項2記載の発明は、請求項1記載の測
定装置において、前記測定信号生成手段を制御して、前
記測定信号を適宜調整するための調整手段を更に備え、
前記解析手段は、前記基準信号の設定値としての基準信
号データを内部に格納し、前記基準値と該基準信号デー
タとの差分に基づいて前記基準信号を補正するための補
正信号を生成して前記調整手段に対して出力し、前記調
整手段は、前記解析手段によって生成された補正信号に
基づいて前記測定信号生成手段を制御することを特徴と
している。
【0032】請求項2記載の発明の測定装置によれば、
請求項1記載の測定装置において、前記測定信号生成手
段を制御して、前記測定信号を適宜調整するための調整
手段を更に備え、前記解析手段は、前記基準信号の設定
値としての基準信号データを内部に格納し、前記基準値
と該基準信号データとの差分に基づいて前記基準信号を
補正するための補正信号を生成して前記調整手段に対し
て出力し、前記調整手段は、前記解析手段によって生成
された補正信号に基づいて前記測定信号生成手段を制御
する。
【0033】したがって、温度変化等により、測定信号
生成手段によって生成される測定信号に変動が生じて
も、調整手段によりその変動量分の補正を行うことがで
きる構成であるため、伝送路の損失に変動がなく、伝送
路に問題がないにも関わらず、S/N比が悪くなること
を防止し、正確な伝送路測定が可能となる。
【0034】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の測定装置において、前記被測定伝送路は光信号を
伝送するための光ファイバであり、前記測定信号生成手
段は測定信号として光パルスを生成する、光ファイバの
測定装置であって、前記測定信号生成手段によって生成
された前記光パルスを前記被測定伝送路としての光ファ
イバに入射させるとともに、該光パルスの一部を分岐さ
せて前記基準信号生成手段に入射させ、また、該光パル
スが前記光ファイバを通過する際に生じる、前記状態検
出信号としての後方散乱光及びフレネル反射光を前記光
ファイバから受光して、前記解析手段に入射させる光分
岐手段を更に備え、前記基準信号生成手段は、前記光分
岐手段によって分岐され入射された光パルスの一部を所
定の減衰量で減衰させて、基準信号としての基準光パル
スを前記解析手段に入射させ、前記解析手段は、前記光
分岐手段から入射された後方散乱光、フレネル反射光、
及び前記基準信号生成手段から入射された基準光パルス
を受光して電気信号に変換し、該電気信号を解析するこ
とにより前記基準値及び前記相対値を算出することを特
徴としている。
【0035】請求項3記載の発明の測定装置によれば、
請求項1または2記載の測定装置において、前記被測定
伝送路は光信号を伝送するための光ファイバであり、前
記測定信号生成手段は測定信号として光パルスを生成す
る、光ファイバの測定装置であって、更に備えた分岐手
段は、前記測定信号生成手段によって生成された前記光
パルスを前記被測定伝送路としての光ファイバに入射さ
せるとともに、該光パルスの一部を分岐させて前記基準
信号生成手段に入射させ、また、該光パルスが前記光フ
ァイバを通過する際に生じる、前記状態検出信号として
の後方散乱光及びフレネル反射光を前記光ファイバから
受光して、前記解析手段に入射させ、前記基準信号生成
手段は、前記光分岐手段によって分岐され入射された光
パルスの一部を所定の減衰量で減衰させて、基準信号と
しての基準光パルスを前記解析手段に入射させ、前記解
析手段は、前記光分岐手段から入射された後方散乱光、
フレネル反射光、及び前記基準信号生成手段から入射さ
れた基準光パルスを受光して電気信号に変換し、該電気
信号を解析することにより前記基準値及び前記相対値を
算出する。
【0036】したがって、OTDR等の光ファイバの測
定装置において、請求項1または2記載の発明の効果と
同様の効果を得ることができる。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、図1、及び図2を参照して
本発明に係るOTDR30の実施の形態を詳細に説明す
る。
【0038】まず構成を説明する。図1は、本実施の形
態によるOTDR30の構成を示すブロック図であり、
図2は、OTDR30による観測波形の一例を示したも
のである。これらの図においては、前述した図3、及び
図4に記載したものと重複する構成要素については同一
の符号を付しており、ここでは適宜その詳細な説明を省
略することとする。
【0039】この図1において、OTDR30は、図3
に示したOTDR40と同一構成要素であるパルス発生
器1、ダミーファイバ4、コネクタ5、被測定ファイバ
8、ダミーファイバ10、APD11、オペアンプ1
2、A/Dコンバータ13、及び信号処理部14と、カ
プラ9を代替するカプラ3と、新たに構成要素として加
えられた光パワー減衰部7、D/Aコンバータ15、及
び出力パワー調整回路16等によって構成されている。
【0040】パルス発生器1は、光パルス2を発生し、
該光パルス2をカプラ3に対して射出するとともに、出
力パワー調整回路16から入力される電流量によって、
出力する光パルス2のパワーが制御される。すなわち、
パルス発生器1は、出力パワー調整回路16から入力さ
れる電流量が多くなると出力パワーが高くなる。しか
し、パルス発生器1にも入力電流の上限値があるため、
決められた値以上の電流を流すことはできない。そこ
で、パルス発生器1に流す電流量は、温度の変動によっ
てパルス発生器1の出力パワーに変動が生じた際に、出
力パワー調整回路16を用いて調整されるが、パルス発
生器1に入力される電流値が、パルス発生器1に流すこ
とのできる電流値の上限を越えないようにする必要があ
る。
【0041】カプラ3は、パルス発生器1から入力され
た光パルス2を通過させてダミーファイバ4と光パワー
減衰部7に分岐させて射出するとともに、ダミーファイ
バ4の終端であるコネクタ5や被測定ファイバ8の遠端
6によって発生し、ダミーファイバ4を介して入射され
るフレネル反射光や、ダミーファイバ4や被測定ファイ
バ8の各点で発生し、ダミーファイバ4を介して入射さ
れる後方散乱光を通過させて、ダミーファイバ10を介
してAPD11に対して送出する。
【0042】光パワー減衰部7は、光ファイバ7a、A
TT(ATTenuator:減衰器)7b、光ファイバ7cから
構成されている。そして、光ファイバ7aは、カプラ3
から入射される光パルスをATT7bに対して送出し、
ATT7bは、光ファイバ7aから入射されるパルス
(即ち、図2に示す基準波形17)のパワーを所定の減
衰量で減衰させ、光ファイバ7cは、ATT7bによっ
て減衰された光パルスをAPD11に対して射出する。
ATT7bには、以下のようにして決定される減衰量が
予め設定される。
【0043】例えば、A/Dコンバータ13が8ビット
A/Dコンバータであって、その入力電圧範囲が0〜2
ボルトに規定されている場合について考える。つまり、
入力電圧が0ボルトであればその出力は「00」(16
進数)であり、入力電圧が2ボルトであればその出力は
「FF」(16進数)であるとする。この場合、図2の
基準波形17に相当するパルスがATT7bからAPD
11に送出された場合に、A/Dコンバータ13の入力
電圧値が上限値である2ボルトを越えず、且つそれに近
い一定値となるようにATT7bの減衰量を決定する。
【0044】但し、本実施の形態のOTDR30におい
ては、パルス発生器1の出力レベルを調整する出力パワ
ー調整回路16を備えているので、A/Dコンバータ1
3の入力電圧をある程度調整することが可能である。
【0045】APD11は、ダミーファイバ4の終端で
あるコネクタ5や被測定ファイバ8の遠端6によって発
生し、ダミーファイバ4、カプラ9、及びダミーファイ
バ10を介して入射されるフレネル反射光、ダミーファ
イバ4や被測定ファイバ8の各点で発生し、ダミーファ
イバ4、カプラ9、及びダミーファイバ10を介して入
射される後方散乱光、及び光パワー減衰部7から入射さ
れる、所定の減衰量で減衰された光パルス、の強度に応
じて変換した電流をオペアンプ12に対して出力する。
【0046】A/Dコンバ−タ13は、オペアンプ12
から入力されるアナログ入力電圧をデジタル信号へ変換
して信号処理部14内のCPU回路14aに対して出力
する。前述したように、例えば、A/Dコンバータ13
が8ビットA/Dコンバータであって、その入力電圧範
囲が0〜2ボルトに規定されている場合には、図2の基
準波形17に相当するパルスがATT7bからAPD1
1に送出された場合に、A/Dコンバータ13の入力電
圧値が上限値である2ボルトを越えず、且つそれに近い
一定値となるようにATT7bの減衰量が決定され、A
/Dコンバータ13の入力電圧値が制御されている。
【0047】また、出力パワー調整回路16によってパ
ルス発生器1の出力パワーを制御することによっても、
A/Dコンバータ13の入力電圧がある程度調整され
る。しかし、パルス発生器1の性能により、出力パワー
調整回路16で調整可能な電流値の範囲が決まってくる
ので、出力パワー調整回路16で調整できる範囲を超え
てA/Dコンバータ13の入力電圧を設定してはならな
い。
【0048】信号処理部14は、CPU回路14a、及
び表示回路14bによって構成されている。CPU回路
14aは、A/Dコンバータ13から入力されるデジタ
ル信号に基づいて後方散乱光やフレネル反射光のレベル
の識別を行ない、表示回路14bに表示信号を転送す
る。
【0049】また、CPU回路14aは、基準波形17
が観測される距離に対応する出力信号値を監視する。基
準波形17を生じさせる基準の光パルスは、パルス発生
器1→カプラ3→光ファイバ7a→ATT7b→光ファ
イバ7c→APD11という固定の経路を通過するた
め、該基準の光パルスの通過距離は既知であり、しかも
常に一定である。したがって、この距離に相当する波形
の受光パワーを監視していれば、CPU14aは、基準
波形17を検出することができる。そして、CPU回路
14aは、A/Dコンバータ13から入力されるデジタ
ル信号を、その都度CPU回路14aに予め設定されて
いる基準波形17相当のデータと比較し、前記デジタル
信号に変化が生じていれば、その変化分の補正データを
D/Aコンバータ15に対して出力する。
【0050】表示回路14bは、CPU回路14aから
転送された表示信号に基づいて、内部に設けられた表示
画面上に、APD11で受光した後方散乱光やフレネル
反射光の波形を表示させる。
【0051】D/Aコンバータ15は、補正データとし
てCPU回路14aから入力されたデジタル信号を、ア
ナログ信号に変換して出力パワー調整回路16に対して
出力する。
【0052】出力パワー調整回路16は、D/Aコンバ
ータ15から入力される電圧値に比例した量の電流を、
パルス発生器1に対して出力して、パルス発生器1の出
力パワーを制御する。
【0053】ダミーファイバ4、コネクタ5、被測定フ
ァイバ8、ダミーファイバ10、及びオペアンプ12に
ついては、図3に示すOTDR40においての説明と同
様であるので説明を省略する。
【0054】また、本実施の形態においては、オペアン
プ12は、該オペアンプ12に接続される抵抗素子R
1、及びR2とによって、反転増幅回路を構成している
が、電流−電圧変換機能及び増幅機能を有する回路の一
例として示すものであって、実際には、非反転増幅回路
としてもよく、さらには、反転増幅回路及び非反転増幅
回路を混在させた回路によって、電流−電圧変換機能及
び増幅機能を実現しても良い。
【0055】次に、上記構成によるOTDR30の動作
を、図2に示す観測波形を参照しながら説明する。
【0056】図2の横軸は、パルス発生器1が光パルス
2を発生させた時点からの時間経過を光パルス2が装置
内を伝搬する距離に換算したものである。また、縦軸は
APD11が受光した光のパワーをデシベルで表示した
ものである。図中のダイナミックレンジは測定可能な後
方散乱光強度の範囲を意味している。そして、前述した
表示回路14bは、図2中にレベルLV2で示すよう
に、基準波形17を基準にして観測波形を相対表示して
いる。なお、図中の枠FRで囲んだ部分が被測定ファイ
バ8からの観測波形に相当する。
【0057】まず、パルス発生器1から光パルス2が発
生され、該光パルス2がカプラ3に対して出力される
と、カプラ3によって、該光パルス2はダミーファイバ
4と光ファイバ7aに分岐して射出される。カプラ3か
ら光ファイバ7aに入射された光パルスは、ATT7b
に対して送出され、ATT7bによって該光パルスのパ
ワーを所定の減衰量で減衰された後、光ファイバ7cを
介してAPD11に対して射出される。
【0058】ATT7bによる減衰量は、前述したよう
に、例えば、A/Dコンバータ13が8ビットA/Dコ
ンバータであって、その入力電圧範囲が0〜2ボルトに
規定されている場合には、図2の基準波形17に相当す
る光パルスが、ATT7bからAPD11に送出された
際に、A/Dコンバータ13の入力電圧値が、上限値で
ある2ボルトを越えず、且つそれに近い一定値となるよ
うに決定される。
【0059】光パワー減衰部7内のATT7bによって
所定の減衰量で減衰され、光ファイバ7cを介してAP
D11に入射された光パルスは、APD11によってそ
の強度に応じた大きさの電流に変換された後、オペアン
プ12に対して出力される。該電流は、オペアンプ12
と該オペアンプ12に接続される抵抗素子R1、及びR
2とによって構成される反転増幅回路によって増幅さ
れ、抵抗素子R1、及びR2の値の比によって定まる所
定の利得の出力電圧として、A/Dコンバータ13に対
して出力される。
【0060】オペアンプ12からA/Dコンバ−タ13
に入力される電圧は、前述したように決定されたATT
7bによる減衰量により、A/Dコンバータ13の入力
電圧値の上限値である2ボルトを越えず、且つそれに近
い一定値となるように調整されており、A/Dコンバー
タ13によってアナログの入力電圧からデジタル信号へ
変換されて、信号処理部14内のCPU回路14aに対
して出力される。
【0061】先の例に従って、A/Dコンバータ13が
8ビットA/Dコンバータであって、入力電圧が0ボル
トであればその出力は「00」(16進数)であり、入
力電圧が2ボルトであればその出力は「FF」(16進
数)である場合、A/Dコンバータ13から信号処理部
14内のCPU回路14aに入力されるデジタル信号
は、「FF」(16進数)を越えず、且つそれに近い値
となっている。
【0062】A/Dコンバータ13からCPU回路14
aに入力されたデジタル信号は、基準波形17が観測さ
れる距離に対応する時間に入力されたデジタル信号値と
して、CPU回路14a内に予め設定されている基準波
形17相当のデジタル信号値と比較される。そして、C
PU回路14aに入力されたデジタル信号値と、CPU
回路14a内に予め設定されている基準波形17相当の
デジタル信号値との差分に応じた補正データが、D/A
コンバータ15に対して出力される。
【0063】また、CPU回路14aに入力されたデジ
タル信号は、表示信号に変換されて表示回路14bに対
して出力され、表示回路14bが備える表示画面上に、
図2に示す基準波形17として表示される。
【0064】CPU回路14aからD/Aコンバータ1
5に入力された補正データとしてのデジタル信号は、D
/Aコンバータ15によってアナログ信号に変換され、
出力パワー調整回路16に対して出力される。
【0065】D/Aコンバータ15から出力パワー調整
回路16に入力されたアナログ信号の電圧値は、基準波
形17が観測される距離に対応する時間にCPU回路1
4aに入力されたデジタル信号と、CPU回路14a内
に予め設定されている基準波形17相当のデジタル信号
値と、の差分を反映した値である。したがって、出力パ
ワー調整回路16に入力された電圧値に応じた電流が、
パルス発生器1に対して出力されることによって、間接
的に前記差分を反映した電流量により、パルス発生器1
から出力される光パルス2のパワーを制御することがで
きる。
【0066】また、カプラ3によって分岐されダミーフ
ァイバ4に入射された光パルスは、光ファイバであるダ
ミーファイバ4の各点で、該光パルスの一部が後方散乱
光としてカプラ3に戻され、ダミーファイバ10を介し
てAPD11に入射される。該後方散乱光は、前述した
動作を行うAPD11、オペアンプ12、A/Dコンバ
ータ13、及びCPU回路14aを介して表示回路14
bに表示信号として入力され、表示回路14bが備える
表示画面に、図2に示す後方散乱波形20として表示さ
れる。
【0067】ダミーファイバ4に入射された光パルス2
が進行して、ダミーファイバ4の入射端からの距離が遠
くなるほど、光ファイバであるダミーファイバ4の損失
によって、光のパワーが減衰するために、ダミーファイ
バ4が発生する後方散乱光のレベルは、後方散乱波形2
0に示すように徐々に小さくなってゆく。
【0068】次に、ダミーファイバ4を通過し、コネク
タ5を反射することによって発生したフレネル反射光
は、前記ダミーファイバ4の各点で発生する後方散乱光
に続いて、ダミーファイバ4、カプラ3、及びダミーフ
ァイバ10を介してAPD11に入射される。このフレ
ネル反射光が、前述した動作を行うAPD11、オペア
ンプ12、A/Dコンバータ13、及びCPU回路14
aを介して表示回路14bに表示信号として入力され、
表示回路14bが備える表示画面に、図2に示すフレネ
ル反射波形18として表示される。
【0069】次に、コネクタ5を介して被測定ファイバ
8に入射された光パルスは、光ファイバである被測定フ
ァイバ8の各点で、該光パルスの一部が後方散乱光とし
てコネクタ5に戻され、ダミーファイバ4、カプラ3、
及びダミーファイバ10を介してAPD11に入射され
る。該後方散乱光は、前述した動作を行うAPD11、
オペアンプ12、A/Dコンバータ13、及びCPU回
路14aを介して表示回路14bに表示信号として入力
され、表示回路14bが備える表示画面に、図2に示す
後方散乱波形21として表示される。
【0070】被測定ファイバ8に入射された光パルス2
が進行して、被測定ファイバ8の入射端からの距離が遠
くなるほど、光ファイバである被測定ファイバ8の損失
によって、光のパワーが減衰するために、被測定ファイ
バ8が発生する後方散乱光のレベルは、後方散乱波形2
1に示すように徐々に小さくなってゆく。
【0071】更に、被測定ファイバ8に入射された光パ
ルスが遠端6まで到達すると、フレネル反射光が発生
し、該フレネル反射光は、前記被測定ファイバ8の各点
で発生する後方散乱光に続いて、被測定ファイバ8、コ
ネクタ5、ダミーファイバ4、カプラ3、及びダミーフ
ァイバ10を介してAPD11に入射される。このフレ
ネル反射光が、前述した動作を行うAPD11、オペア
ンプ12、A/Dコンバータ13、及びCPU回路14
aを介して表示回路14bに表示信号として入力され、
表示回路14bが備える表示画面に、図2に示すフレネ
ル反射波形19として表示される。
【0072】これ以降は、APD11に対する後方散乱
光やフレネル反射光の入射はなく、APD11に発生す
るノイズ等によるノイズ22が、表示回路14bが備え
る表示画面に表示される。そして、パルス発生器1から
次の光パルス2が発生されると前述の一連の動作を繰り
返すことにより、伝送路としての被測定ファイバ8の監
視が続けられる。
【0073】ここで、温度変化等により、パルス発生器
1から発生される光パルス2のパワーや、APD11の
受光感度が変化したとしても、観測波形が上下にシフト
することを防ぐために、図2に示すように、同じ条件の
元で受光した基準波形17を基準として、CPU回路1
4aによってレベルLV2の値を計算することにより、
観測波形を表示回路14bが備える表示画面上に相対表
示する。
【0074】また、基準波形17の値については、前述
したように、出力パワー調整回路16によってパルス発
生器1が制御されることで、常時調整されている。
【0075】以上説明したように、本実施の形態のOT
DR30では、光パワー減衰部7内のATT7bは、光
ファイバ7aから入射される光パルスのパワーを所定の
減衰量で減衰させ、A/Dコンバータ13の入力電圧値
が上限値を越えず、且つそれに近い一定値となるよう
し、CPU回路14aは、基準波形17が観測される距
離に対応する出力信号値を監視し、その都度CPU回路
14aに予め設定されている基準波形17相当のデータ
と比較して、前記デジタル信号に変化が生じていれば、
その変化分の補正データをD/Aコンバータ15に対し
て出力し、D/Aコンバータ15は、補正データとして
CPU回路14aから入力されたデジタル信号を、アナ
ログ信号に変換して出力パワー調整回路16に対して出
力し、出力パワー調整回路16は、D/Aコンバータ1
5から入力される電圧値に比例した量の電流を、パルス
発生器1に対して出力して、パルス発生器1の出力パワ
ーを制御する。
【0076】また、温度変化等により、パルス発生器1
から発生される光パルス2のパワーや、APD11の受
光感度が変化したとしても、観測波形が上下にシフトす
ることを防ぐために、図2に示すように、同じ条件の元
で受光した基準波形17を基準として、CPU回路14
aによってレベルLV2の値を計算することにより、観
測波形を表示回路14bが備える表示画面上に相対表示
する。
【0077】したがって、温度変化等により、パルス発
生器1から発生される光パルス2のパワーに変動が生じ
ても、前記後方散乱光やフレネル反射光を相対表示する
際の基準値を基準波形17とする構成であるため、伝送
路の損失に変動がなく、伝送路に問題がないにも関わら
ず、観測波形全体が上下にシフトしてしまうことがな
く、正確な伝送路監視が可能となる。
【0078】更に、温度変化等により、パルス発生器1
から発生される光パルス2のパワーに変動が生じても、
その変動量分の補正を行うことができる構成であるた
め、伝送路の損失に変動がなく、伝送路に問題がないに
も関わらず、S/N比が悪くなることを防止することが
できる。
【0079】なお、本実施の形態ではOTDRについて
説明したが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば、
その他の測定装置についても本発明を適用可能である。
【0080】
【発明の効果】請求項1記載の発明の測定装置によれ
ば、温度変化等により、測定信号生成手段によって生成
される測定信号に変動が生じても、状態検出信号の解析
結果を相対値として算出する際の基準値を前記基準信号
の解析結果とする構成であるため、伝送路の損失に変動
がなく、伝送路に問題がないにも関わらず、出力手段に
よって出力される観測波形全体が上下にシフトしてしま
うことがなく、正確な伝送路測定が可能となる。
【0081】請求項2記載の発明の測定装置によれば、
温度変化等により、測定信号生成手段によって生成され
る測定信号に変動が生じても、調整手段によりその変動
量分の補正を行うことができる構成であるため、伝送路
の損失に変動がなく、伝送路に問題がないにも関わら
ず、S/N比が悪くなることを防止し、正確な伝送路測
定が可能となる。
【0082】請求項3記載の発明の測定装置によれば、
OTDR等の光ファイバの測定装置において、請求項1
または2記載の発明の効果と同様の効果を得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態であるOTDR30の構成
を示すブロック図。
【図2】図1に示すOTDR30によって観測される波
形を示す説明図。
【図3】従来の技術によるOTDR40の構成を示すブ
ロック図。
【図4】図3に示すOTDR40によって観測される波
形を示す説明図。
【符号の説明】
30 OTDR 40 OTDR 1 パルス発生器 2 光パルス 3 カプラ 4 ダミーファイバ 5 コネクタ 6 遠端 7 光パワー減衰部 7a 光ファイバ 7c 光ファイバ 7b ATT 8 被測定ファイバ 9 カプラ 10 ダミーファイバ 11 APD 12 オペアンプ 13 A/Dコンバータ 14 信号処理部 14a CPU回路 14b 表示回路 15 D/Aコンバータ 16 出力パワー調整回路 17 基準波形 18 フレネル反射波形 19 フレネル反射波形 20 後方散乱波形 21 後方散乱波形 22 ノイズ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被測定伝送路の伝送状態を測定する測定装
    置であって、 被測定伝送路を測定するための測定信号を生成して被測
    定伝送路に対して出力する測定信号生成手段と、 この測定信号生成手段によって生成される測定信号に基
    づいて基準信号を生成する基準信号生成手段と、 この基準信号生成手段により生成される基準信号、及び
    前記測定信号が前記被測定伝送路を通過する状態に応じ
    て生じる状態検出信号、をそれぞれ解析し、前記基準信
    号を解析した値を基準値として、当該状態検出信号の相
    対値を算出する解析手段と、 この解析手段により解析された結果を出力する出力手段
    と、 を備えたことを特徴とする測定装置。
  2. 【請求項2】前記測定信号生成手段を制御して、前記測
    定信号を適宜調整するための調整手段を更に備え、 前記解析手段は、前記基準信号の設定値としての基準信
    号データを内部に格納し、前記基準値と該基準信号デー
    タとの差分に基づいて前記基準信号を補正するための補
    正信号を生成して前記調整手段に対して出力し、 前記調整手段は、前記解析手段によって生成された補正
    信号に基づいて前記測定信号生成手段を制御することを
    特徴とする請求項1記載の測定装置。
  3. 【請求項3】前記被測定伝送路は光信号を伝送するため
    の光ファイバであり、前記測定信号生成手段は測定信号
    として光パルスを生成する、光ファイバの測定装置であ
    って、 前記測定信号生成手段によって生成された前記光パルス
    を前記被測定伝送路としての光ファイバに入射させると
    ともに、該光パルスの一部を分岐させて前記基準信号生
    成手段に入射させ、また、該光パルスが前記光ファイバ
    を通過する際に生じる、前記状態検出信号としての後方
    散乱光及びフレネル反射光を前記光ファイバから受光し
    て、前記解析手段に入射させる光分岐手段を更に備え、 前記基準信号生成手段は、前記光分岐手段によって分岐
    され入射された光パルスの一部を所定の減衰量で減衰さ
    せて、基準信号としての基準光パルスを前記解析手段に
    入射させ、 前記解析手段は、前記光分岐手段から入射された後方散
    乱光、フレネル反射光、及び前記基準信号生成手段から
    入射された基準光パルスを受光して電気信号に変換し、
    該電気信号を解析することにより前記基準値及び前記相
    対値を算出することを特徴とする請求項1または2記載
    の測定装置。
JP20465297A 1997-07-30 1997-07-30 測定装置 Pending JPH1151808A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20465297A JPH1151808A (ja) 1997-07-30 1997-07-30 測定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20465297A JPH1151808A (ja) 1997-07-30 1997-07-30 測定装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1151808A true JPH1151808A (ja) 1999-02-26

Family

ID=16494047

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20465297A Pending JPH1151808A (ja) 1997-07-30 1997-07-30 測定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1151808A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100740637B1 (ko) 2006-01-24 2007-07-18 주식회사 뮤텍스 광케이블 선로 상태 분석장치
JP2009053079A (ja) * 2007-08-28 2009-03-12 Yokogawa Electric Corp Otdr装置
KR100896778B1 (ko) 2007-09-12 2009-05-11 윤명섭 광 및 유선 선로 통합 측정기
JP2009229082A (ja) * 2008-03-19 2009-10-08 Yokogawa Electric Corp 光パルス試験器および光パルス試験器の光パワー安定化方法
JP2012008104A (ja) * 2010-06-28 2012-01-12 Anritsu Corp 光測定装置及び光ファイバ線路試験方法
JP2013140120A (ja) * 2012-01-06 2013-07-18 Anritsu Corp 光測定装置及び光測定装置の使用方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100740637B1 (ko) 2006-01-24 2007-07-18 주식회사 뮤텍스 광케이블 선로 상태 분석장치
JP2009053079A (ja) * 2007-08-28 2009-03-12 Yokogawa Electric Corp Otdr装置
KR100896778B1 (ko) 2007-09-12 2009-05-11 윤명섭 광 및 유선 선로 통합 측정기
JP2009229082A (ja) * 2008-03-19 2009-10-08 Yokogawa Electric Corp 光パルス試験器および光パルス試験器の光パワー安定化方法
JP2012008104A (ja) * 2010-06-28 2012-01-12 Anritsu Corp 光測定装置及び光ファイバ線路試験方法
JP2013140120A (ja) * 2012-01-06 2013-07-18 Anritsu Corp 光測定装置及び光測定装置の使用方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7020360B2 (en) Wavelength dispersion probing system
US7593098B2 (en) High dynamic range photon-counting OTDR
US5062704A (en) Optical time domain reflectometer having pre and post front panel connector testing capabilities
JPH021527A (ja) 光パルス試験器
US5408310A (en) Optical time domain reflectometer having shortened dead zone
EP3465125B1 (en) Otdr with increased precision and reduced dead zone using superposition of pulses with varying clock signal delay
JPH1151808A (ja) 測定装置
JPH10336106A (ja) Otdr測定装置
US5933227A (en) Testing method for optical fiber
US11029232B2 (en) Optical time domain reflectometer and testing method of optical time domain reflectometer
JPH09318492A (ja) Otdr測定装置
US20060256319A1 (en) Determination of an optical property of a DUT by OTDR measurement
JP5432885B2 (ja) Apdの自動調整機能を備えた光パルス試験器またはその方法
JP4166473B2 (ja) 光線路試験装置及び光源出力レベルの監視方法
JP5515199B2 (ja) 光パルス試験装置及びその調整方法
KR100422318B1 (ko) 광섬유 브릴루앙 산란형 센서시스템을 이용한 침입자 탐지방법
US20040218171A1 (en) Bidirectional optical loss measurement
JPH11287740A (ja) 光測定装置
JP2972973B2 (ja) 光パルス試験器
KR20050041385A (ko) 브릴루앙 시간영역해석 센서를 이용하는 분포온도 측정장치
JP3692510B2 (ja) 光ファイバ検査装置
JPH11142293A (ja) Otdr装置
KR100545661B1 (ko) 분산 보상 모듈을 갖는 반사율 측정 장치
JP2001099750A (ja) 光パルス試験器
CN113432630A (zh) 分布式光纤传感监测系统