JPH10336106A - Otdr測定装置 - Google Patents

Otdr測定装置

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JPH10336106A
JPH10336106A JP9138999A JP13899997A JPH10336106A JP H10336106 A JPH10336106 A JP H10336106A JP 9138999 A JP9138999 A JP 9138999A JP 13899997 A JP13899997 A JP 13899997A JP H10336106 A JPH10336106 A JP H10336106A
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JP
Japan
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light
optical
fiber
waveform
pulse
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JP9138999A
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English (en)
Inventor
Kenji Murase
賢司 村瀬
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Ando Electric Co Ltd
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Ando Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光パルスのレベルや受光素子の特性が変動し
ても、観測波形に影響しないOTDR測定装置を提供す
る。 【解決手段】 パルス発生器1が発生する光パルス2は
カプラ23でダミーファイバ4と光パワー減衰部24に
分岐されて減衰される。この光はAPD5で電流変換さ
れ、オペアンプ6で電圧変換されてA/Dコンバータ7
でデジタル信号になる。このデジタル信号に基づいて、
表示装置28は光減衰部24からの光パルスを検出し、
そのレベルを以後の波形表示の基準レベルとする。その
後、ダミーファイバ4側の光パルスにより後方散乱光と
フレネル反射光が生じ、これらがAPD5で受光され
る。表示装置28は、A/Dコンバータ7の出力に従っ
て後方散乱光とフレネル反射光の観測波形を上記基準レ
ベルに基づいて相対表示させる。表示装置28は光パル
スのレベル変動を検出し、その変動量を求めてそれ以降
に観測される波形のレベルを補正して表示させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ケーブル等を用
いた伝送路の監視に有用なOTDR(Optical Time Dom
ain Reflectometry )測定装置に関し、特に、観測波形
のダイナミックレンジを制御する技術に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、敷設された光ケーブルの破断
点の位置検出や接続点における損失等の測定のためにO
TDR法が開発されている。このOTDR法では、光ケ
ーブルの入射端に光パルスを入射させ、光ケーブル内で
発生する後方散乱や反射によって入射端に戻される光の
波高値と到達時刻を測定することで、上述した破断点の
位置検出や接続点における損失測定等を行っている。
【0003】さて、図3は従来の技術によるOTDR測
定装置の構成を示すブロック図である。同図において、
パルス発生器1は光パルス2を出力する。カプラ3は光
パルス2を通過させてダミーファイバ4に入射するとと
もに、ダミーファイバ4や被測定ファイバ9(後述)が
発生する後方散乱光やフレネル反射光を通過させてAP
D(アバランシェ・フォト・ダイオード)5に送出す
る。
【0004】APD5は入射光をその強度に応じて電流
に変換する受光素子である。オペアンプ6とそれに接続
される抵抗素子R1,R2は、APD5の出力電流を電流
−電圧変換する。A/D(アナログ/デジタル)コンバ
ータ7はオペアンプ6の出力電圧をデジタル信号へ変換
する。表示装置8はA/Dコンバータ7が出力するデジ
タル信号に基づいて後方散乱光のレベルの識別等を行っ
て、内部に設けられた画面上にAPD5で受光した後方
散乱光やフレネル反射光の波形を表示させる。また、符
号9は被測定ファイバであり、コネクタ10はダミーフ
ァイバ4と被測定ファイバ9を接続する。このコネクタ
10はダミーファイバ4からの光の一部を反射してフレ
ネル反射光を発生させるとともに、残りを通過させて被
測定ファイバ9に進入させる。被測定ファイバ9の遠端
11ではフレネル反射光が発生する。
【0005】次に、上記構成によるOTDR測定装置の
動作を説明する。ここで、図4は表示装置8の画面上に
表示される観測波形の一例を示したものである。同図の
横軸は、パルス発生器1が光パルス2を発生させた時点
からの時間経過を光パルス2が装置内を伝搬する距離に
換算したものである。また、縦軸はAPD5が受光した
光のパワーをデシベルで表示したものである。図中のダ
イナミックレンジDRは測定可能な後方散乱光強度の範
囲を意味している。そして、前述した表示装置8は、図
4にレベルLV1で示すように、ノイズ12の平均レベ
ルNLを基準にして観測波形を相対表示している。な
お、図中の枠FRで囲んだ部分が被測定ファイバ9から
の観測波形に相当する。
【0006】さて、パルス発生器1が光パルス2を出力
すると、この光パルス2はカプラ3を通過してダミーフ
ァイバ4に入射する。入射した光パルスは、ダミーファ
イバ4の持つ損失により光ファイバ内を進むにつれて
(即ち、光ファイバ入射端からの光ファイバの距離が長
くなるにつれて)そのパワ―が減衰してゆく。また、光
ファイバの性質によって光ファイバの各点で後方散乱光
が生じて、これがカプラ3を通過してAPD5で受光さ
れる。APD5が受光強度に応じた電流を出力すると、
出力電流がオペアンプ6で電圧に変換されたのち、A/
Dコンバータ7でデジタル信号に変換される。表示装置
8は送られたデジタル信号に基づいて観測波形を画面上
に表示させる。
【0007】以上の動作を図4に即して説明すると、ダ
ミーファイバ4の入射端からの距離が遠くなるほど光の
パワーが減衰するために、ダミーファイバ4が発生する
後方散乱光のレベルは後方散乱波形13に示すように徐
々に小さくなってゆく。一方、ダミーファイバ4を通過
した光パルスがコネクタ10に到達すると、その一部が
コネクタ10で反射されてフレネル反射波形14(図
4)を発生させ、残りがコネクタ10を通過して被測定
ファイバ9に進入して後方散乱光が生じる。この後方散
乱光のレベルは光ファイバの持つ損失によって後方散乱
波形15に示されるように徐々に小さくなってゆく。ま
た、被測定ファイバ9の遠端11ではフレネル反射が生
じ、これがフレネル反射波形16として観測される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したO
TDR測定装置では、周囲の環境変化に伴ってAPD5
の出力電流が変動することに留意する必要がある。例え
ば、周囲温度に変動が生じるとそれに伴ってパルス発生
器1から出力される光パルス2のレベルや波長が変化す
る。また、APD5の性質として周囲温度や受光する光
の波長に変動が生じるとそれに応じて受光感度も変化す
る。つまり、周囲温度が変動して光パルス2のレベルに
変動が生じた場合はそれに応じてAPD5の出力電流も
変化する。また、光パルス2のレベルに変動がなくと
も、周囲温度の変動によって光パルス2の波長が変動す
ればそれに伴ってAPD5の受光感度が変化する上に、
周囲温度の変動によって直接的にAPD5の受光感度が
変化することもある。
【0009】ところが、従来のOTDR測定装置ではノ
イズ12の平均レベルNLを波形表示の基準にしている
関係上、周囲の環境が変動すると、線路の損失に変化が
ないのに観測波形全体が画面上で変化してしまう。例え
ば、光パルス2のレベルが下がると観測波形が全体的に
下へシフトしてしまい、逆に、光パルス2のレベルが上
がるとA/Dコンバータ7の入力電圧が規定値を越えて
しまって、波形表示が正しく行われなくなる。しかしな
がら、監視用のOTDR測定装置は古い波形と新しい波
形を比較して用いるものであるから、線路の損失に変動
がないにも拘らず、自らが発生する光パルスの影響によ
って取り込まれる波形が異なってしまうのは好ましくな
い。
【0010】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あって、その目的は、周囲の環境変化などによって光パ
ルスの出力レベルや波長が変動したり受光素子の特性が
変化した場合であっても、観測される波形に影響するこ
とのないOTDR測定装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、請求項1記載の発明は、光を受光して該光のパワ
ーを表すパワー信号を生成するパワー信号生成手段と、
光パルスを被測定ファイバに入射させるとともに、該光
パルスによって前記被測定ファイバに生じる後方散乱光
及びフレネル反射光を前記パワー信号生成手段に送出す
る光分岐手段と、前記パワー信号に基づいて前記後方散
乱光及び前記フレネル反射光の観測波形を表示させる表
示手段とを有するOTDR測定装置において、前記パワ
ー信号生成手段は前記光パルスを受光し、前記表示手段
は、前記パワー信号に基づいて前記光パルスを検出する
とともに該光パルスのレベルを監視して、該レベルの変
動を検出した時点でその変動量を算出し、該検出時点以
降に観測される前記後方散乱光及び前記フレネル反射光
の波形のレベルを前記変動量で補正して表示させること
を特徴としている。
【0012】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の発明において、前記光分岐手段は、前記光パルスを
前記被測定ファイバ及び前記パワー信号生成手段にそれ
ぞれ分岐させることを特徴としている。また、請求項3
記載の発明は、請求項1又は2記載の発明において、前
記光分岐手段と前記被測定ファイバの間に、前記光パル
スを遅延させる第1の光遅延手段を設けたことを特徴と
している。また、請求項4記載の発明は、請求項1〜3
の何れかの項記載の発明において、前記光分岐手段と前
記パワー情報生成手段の間に、前記後方散乱光及び前記
フレネル反射光を遅延させる第2の光遅延手段を設けた
ことを特徴としている。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施形態について説明する。図1は同実施形態によるO
TDR測定装置の構成を示すブロック図であり、図2は
同装置による観測波形の一例を示したものである。これ
らの図においては、図3〜図4に記載したものと同じ構
成要素について同一の符号を付してあり、ここではその
説明を省略する。
【0014】さて、図1に示すOTDR測定装置では、
図3のカプラ3の代わりにカプラ23が設けられるとと
もに、カプラ23とAPD5の間に光パワー減衰部24
が設けられている。カプラ23は、カプラ3と同様に後
方散乱光を通過させてAPD5に入射させるのに加え
て、光パルス2をダミーファイバ4と光パワー減衰部2
4に分岐させる。
【0015】次に、光パワー減衰部24は光ファイバ2
4a,ATT24b,光ファイバ24cから構成されて
いる。これらのうち、光ファイバ24aはカプラ23か
らの光パルスをATT24bに送出し、光ファイバ24
cはATT24bによって減衰された光パルスをAPD
5に送出する。また、ATT24bは、光ファイバ24
aから入射する光パルス(即ち、図2に示す基準波形2
5)のパワーを所定の減衰量で減衰させる。ATT24
bには以下のようにして決定される減衰量が予め設定さ
れる。
【0016】いま、A/Dコンバータ7が8ビットA/
Dコンバータであって、その入力電圧範囲が0ボルト〜
2ボルトに規定されているとする。つまり、入力電圧が
0ボルトであればその出力は「00」(16進数)であ
り、入力電圧が2ボルトであればその出力は「FF」
(16進数)であるとする。そして、図2の基準波形2
5に相当する光パルスがATT24bからAPD5に送
出された場合に、A/Dコンバータ7の入力電圧値が上
限値である2ボルトを越えず且つそれに近い一定値とな
るように、ATT24bの減衰量を決定するようにす
る。その際、光パルス2の変動によって基準波形25に
相当する光パルスのレベルが上昇しても、A/Dコンバ
ータ7の入力電圧値が2ボルトを越えないように配慮し
て減衰量を決定する必要がある。以上のようにすること
で、A/Dコンバータ7の規格を満足するような最大の
入力電圧値をA/Dコンバータ7に与えることができ
る。
【0017】一方、表示装置28は、図2にレベルLV
2で示されるように、基準波形25の受光パワーを基準
として観測波形の相対表示を行っており、そのために、
画面上で基準波形25がシフトしないように観測波形の
受光パワーの補正処理を行っている。表示装置28は基
準波形25を検出するとともに、その受光パワーを基準
にしてそれ以後に観測される後方散乱光やフレネル反射
光を表示させる。すなわち、光パルス2のレベルや波長
が変動したりAPD5の受光感度が変動すると、これら
変動に応じて基準波形25の受光パワーが増減する。そ
こで、表示装置28は、検出される基準波形25の受光
パワー(実際には、受光パワーそのものではなく、A/
Dコンバータ7の出力信号値)を随時記憶しておくよう
にして、基準波形25の受光パワーが変動したかどうか
を監視する。そして、受光パワーの変動が検出された時
点で、表示装置28は変動前の受光パワーと変動後の受
光パワーからその変動量を算出し、基準波形25及びこ
れ以降に観測される後方散乱光,フレネル反射光に対応
する受光パワーの実測値に対して算出された変動量を加
算する。ちなみに、基準波形25を生じさせる基準の光
パルスは、パルス発生器1→カプラ23→光ファイバ2
4a→ATT24b→光ファイバ24c→APD5とい
う経路を辿るため、その距離は既知でしかも常に一定で
ある。したがって、この距離に相当する波形の受光パワ
ーを監視していれば、表示装置28は基準波形25を検
出することができる。なお、本実施形態におけるダミー
ファイバ4は、コネクタ10で生じたフレネル反射波形
14が基準波形25と重ならないように距離を離す役割
を果たしている。
【0018】次に、上記構成によるOTDR測定装置の
動作を説明する。まず、パルス発生器1が光パルス2を
出力すると、カプラ23は光パルス2をダミーファイバ
4と光ファイバ24aに分岐させる。光ファイバ24a
に分岐された光パルスはATT24bに入射する。AT
T24bは、A/Dコンバータ7の入力電圧値が2ボル
トを越えないように、入射した光パルスを上述した所定
の減衰量で減衰させる。減衰された光パルスは光ファイ
バ24cからAPD5に与えられて電流に変換され、オ
ペアンプ6で電流−電圧変換されてA/Dコンバータ7
でデジタル信号に変換される。表示装置28は、A/D
コンバータ7の出力信号値を取り込み、基準波形25が
観測される距離に対応する出力信号値を監視するととも
に、その都度、受光パワーに相当する出力信号値を内部
メモリ等に取り込む。そして、基準波形25が検出され
ると、表示装置28は図2に示すように基準波形25を
画面上に表示させる。
【0019】一方、ダミーファイバ4に入射した光パル
スは、ダミーファイバ4の持つ損失によって、ダミーフ
ァイバ4内を進むにつれてそのパワーが減衰してゆくと
ともに、光ファイバの性質によりダミーファイバ4の各
点で後方散乱光が生じる。発生した後方散乱光はカプラ
23からAPD5に入力され、上記と同様にして、オペ
アンプ6による電流−電圧変換処理,A/Dコンバータ
7によるA/D変換処理がなされる。そこで表示装置2
8は、基準波形25に対応する出力信号値(前述)を基
準にして、A/Dコンバータ7から順次出力されるデジ
タル信号に対応させて後方散乱波形13を表示させてゆ
く。なお、表示装置28は、これ以降に観測される波形
に対しても、基準波形25に対応する出力信号値を基準
にして相対表示を行う。
【0020】他方、ダミーファイバ4を通過した光は、
コネクタ10で2つに分離されてその一部が反射されて
残りが被測定ファイバ9に進入する。このうち、コネク
タ10で反射された光は、ダミーファイバ4,カプラ2
3,APD5を順次経由して最終的にフレネル反射波形
14として表示装置28上に表示される。また、被測定
ファイバ9に入射した光は、被測定ファイバ9の各点で
後方散乱光を発生させる。その際、被測定ファイバ9の
持つ損失によって後方散乱光のレベルは徐々に小さくな
ってゆくことから、これらの後方散乱光は後方散乱波形
15として表示装置28上に表示される。さらに、被測
定ファイバ9の遠端11で生じたフレネル反射光はフレ
ネル反射波形16として表示装置28上に表示される。
【0021】その後、光パルス2のレベルや波長が変動
したりAPD5の受光感度に変動があると、基準波形2
5に対応したA/Dコンバータ7の出力信号値に変動が
生じることになる。そこで表示装置28は、変動前の出
力信号値と現時点での出力信号値に基づいてその変動量
を算出し、基準波形25とそれ以降に観測される後方散
乱光,フレネル反射光に対応する出力信号値のそれぞれ
に対して算出された変動量を加算し、この加算結果に基
づいて観測波形を表示させてゆく。
【0022】以上のように、本実施形態では、光パルス
2の出力レベルや波長が変動したりAPD5の受光感度
が変動した場合であっても、基準波形25の変動を検出
してその変動量に相当する補正を行っているため、基準
波形25が常に同一の受光パワーで観測されているよう
に見えるとともに、この基準波形25を基準として後方
散乱光,フレネル反射光が相対表示されることになる。
したがって、観測波形全体が下側にシフトしてしまった
り正しい波形が得られないといった問題も生じない。
【0023】なお、上記実施形態では、カプラ23だけ
を用いて光パルス2をダミーファイバ4と光パワー減衰
部24に分岐させたが、図3のカプラ3をそのまま利用
しつつ、カプラ3とダミーファイバ4の間に新たなカプ
ラを設け、この新たなカプラによってカプラ3からの光
パルスをダミーファイバ4及び光パワー減衰部24に分
岐させるとともに、ダミーファイバ4からの光をカプラ
3に戻す構成としても良い。また、上記実施形態では、
ダミーファイバ4をカプラ23とコネクタ10の間に設
けたが、その代わりに、カプラ23とAPD5の間に設
けるようにしても良い。但し、図1に示す構成では後方
散乱光等がダミーファイバ4を「行き」と「戻り」の2
回通過するが、この場合には後方散乱光等が被測定ファ
イバ9から戻った時点で1度だけダミーファイバを通過
するようになる。そこで、カプラ23とAPD5の間に
ダミーファイバを設ける場合は、その長さを図1のダミ
ーファイバ4の少なくとも2倍に設定しておくようにす
る。以上に加えて、ダミーファイバをAPD5〜カプラ
23間とカプラ23〜コネクタ10間の双方に設けても
良く、その場合、これらダミーファイバの合計の長さを
図1のダミーファイバ4の長さ以上に設定する。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
光パルスを検出してそのレベルを監視するようにし、光
パルスのレベル変動を検出した時点でその変動量を算出
し、この変動量に基づいてそれ以降に観測される後方散
乱光,フレネル反射光の波形のレベルを補正してこれら
波形を表示させるようにしている。これにより、何らか
の原因で光パルスの特性やパワー信号生成手段の受光感
度が変動しても、変動する光パルスを基準にして観測波
形が相対表示されるため、線路の損失に変動がないのに
観測される波形が変動したり正しい波形が表示されなく
なるといった事態を防止できるという効果がある。
【0025】また、請求項2記載の発明によれば、光分
岐手段から光パルスを被測定ファイバとパワー信号生成
手段にそれぞれ分岐するようにしたので、装置内に唯一
の光分岐手段を設けるだけで良く、したがって装置構成
を簡素化できるという効果がある。また、請求項3又は
4記載の発明によれば、光分岐手段から被測定ファイバ
に入射する光パルスを遅延させ、あるいは、光分岐手段
からパワー情報生成手段に送出される後方散乱光及びフ
レネル反射光を遅延させるようにしたので、光パルス
と、後方散乱光及びフレネル反射光の重なり合いを完全
に排除できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態によるOTDR測定装置
の構成を示すブロック図である。
【図2】 同装置によって観測される波形を示す説明図
である。
【図3】 従来の技術によるOTDR測定装置の構成を
示すブロック図である。
【図4】 同装置によって観測される波形を示す説明図
である。
【符号の説明】
1 パルス発生器 2 光パルス 3,23 カプラ 4 ダミーファイバ 5 APD 6 オペアンプ 7 A/Dコンバータ 8,28 表示装置 9 被測定ファイバ 10 コネクタ 11 遠端 13,15 後方散乱波形 14,16 フレネル反射波形 24 光パワー減衰部 24a,24c 光ファイバ 24b ATT 25 基準波形
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04B 10/13 10/12

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光を受光して該光のパワーを表すパワー
    信号を生成するパワー信号生成手段と、 光パルスを被測定ファイバに入射させるとともに、該光
    パルスによって前記被測定ファイバに生じる後方散乱光
    及びフレネル反射光を前記パワー信号生成手段に送出す
    る光分岐手段と、 前記パワー信号に基づいて前記後方散乱光及び前記フレ
    ネル反射光の観測波形を表示させる表示手段とを有する
    OTDR測定装置において、 前記パワー信号生成手段は前記光パルスを受光し、 前記表示手段は、前記パワー信号に基づいて前記光パル
    スを検出するとともに該光パルスのレベルを監視して、
    該レベルの変動を検出した時点でその変動量を算出し、
    該検出時点以降に観測される前記後方散乱光及び前記フ
    レネル反射光の波形のレベルを前記変動量で補正して表
    示させることを特徴とするOTDR測定装置。
  2. 【請求項2】 前記光分岐手段は、前記光パルスを前記
    被測定ファイバ及び前記パワー信号生成手段にそれぞれ
    分岐させることを特徴とする請求項1記載のOTDR測
    定装置。
  3. 【請求項3】 前記光分岐手段と前記被測定ファイバの
    間に、前記光パルスを遅延させる第1の光遅延手段を設
    けたことを特徴とする請求項1又は2記載のOTDR測
    定装置。
  4. 【請求項4】 前記光分岐手段と前記パワー情報生成手
    段の間に、前記後方散乱光及び前記フレネル反射光を遅
    延させる第2の光遅延手段を設けたことを特徴とする請
    求項1〜3の何れかの項記載のOTDR測定装置。
JP9138999A 1997-05-28 1997-05-28 Otdr測定装置 Withdrawn JPH10336106A (ja)

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