JPH115172A - 溶接ガン支持装置 - Google Patents
溶接ガン支持装置Info
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- JPH115172A JPH115172A JP9155156A JP15515697A JPH115172A JP H115172 A JPH115172 A JP H115172A JP 9155156 A JP9155156 A JP 9155156A JP 15515697 A JP15515697 A JP 15515697A JP H115172 A JPH115172 A JP H115172A
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Abstract
に軽い力で移動可能な溶接ガン支持装置を提供するこ
と。 【解決手段】 溶接されるべきパネル材14をクランプ
12で支持する架台10の下方に、第1垂直軸8を左右
2本で配設する。第1垂直軸8に第1回転部材16の筒
状部16aを回転自在に嵌挿する。第1回転部材16の
第1ブラケット部16bに平行4連リンク18の基端部
を取付ける。平行4連リンク18の先端部に軸線を水平
にした軸受部26を取付け、この軸受部26に水平スラ
イド軸28をスライド自在に挿入する。水平スライド軸
28の先端部に軸受筒30を垂直に取付け、この軸受筒
30に第2垂直軸を回転自在に挿入する。第2垂直軸3
2の上端部に第2回転部材34を取付ける。第2回転部
材34に対して、横方向に延在し自由回転可能な回動軸
36を取付け、該回動軸36の延長線上に溶接ガンGの
重心が位置するようにして溶接ガンGを回動軸36に取
付ける。
Description
で任意3次元方向に移動可能に支持する溶接ガン支持装
置に関する。
る作業では、図4(A)のガンポール式溶接ガン支持装
置80や、図4(B)のLMガイド式溶接ガン支持装置
82が用いられる。ガンポール式はL字状の支柱である
ガンポール84の水平部材84aから垂らしたワイヤ8
6の下端に溶接ガンGを吊下げ支持し、この溶接ガンG
を作業者Mが手で持って受冶具88の上に定置された自
動車パネルなどのワークWの所定個所を溶接打ちする。
なお図4(A)で89はトランスである。また、LMガ
イド式では2組のLMガイド90,92をそのガイド方
向を直交させて上下に重ね合わせ、上側のLMガイド9
0上に固定配置したアーム94の先端部に溶接ガンGを
設けたものである。
では、作業者Mが溶接ガンGをワークWの溶接部位に向
かって斜め下方に引張る作業が多く、このため腰を曲げ
て前かがみになった作業姿勢で溶接打ちしなければなら
ず、作業がやりにくく能率も悪い。またワークWによっ
ては溶接部位の打点方向が異なるので、この打点方向の
変化に対応させて溶接ガンGを傾けやすくするために、
ワークWの種類を変更する度に溶接ガンGの吊り支持構
造を調整する必要ある。
2次元方向に軽い力で移動させることができる利点があ
るが、溶接ガンGを上下方向に移動させることができな
いため、ワークWの種類が変わる度にワークWの受冶具
95の方で支持高さを変更しなければならないという問
題がある。
ンを任意三次元方向に軽い力で移動可能な溶接ガン支持
装置を提供することにある。
本発明の溶接ガン支持装置は、溶接されるべきワークを
クランプ支持する架台と、前記ワークの下方の架台内に
配設された第1垂直軸回りに自由水平旋回可能な第1回
転部材と、基端部が前記第1回転部材に取付けられ先端
部が上下方向に揺動可能な平行4連リンクと、前記平行
4連リンクの先端部に水平方向にスライド自在に取付け
られた水平スライド軸と、前記水平スライド軸の先端部
に取付けられた第2垂直軸回りに自由水平旋回可能な第
2回転部材と、前記第2回転部材に取付けられた溶接ガ
ンと、前記平行4連リンクから溶接ガンまでの重量を支
持すべく、前記第1回転部材と平行4連リンクとの間に
配設された反力手段とを有することを特徴とする。
揺動調節可能にするために、前記第2回転部材に対し
て、横方向に延在し自由回転可能な回動軸を取付け、該
回動軸の延長線上に前記溶接ガンの重心が位置するよう
にして前記溶接ガンを前記回動軸に取付けることができ
る。
させるために、前記第2回転部材に対して、横方向に延
在し自由回転可能な回動軸を取付け、該回動軸の先端部
に該回動軸と直交する支軸を有するブラケット部を取付
け、該ブラケット部の支軸に前記溶接ガンの重心を一致
させるようにして前記溶接ガンを前記ブラケット部に取
付けることができる。
基づいて説明する。図1に示すように、本発明の溶接ガ
ン支持装置2は、フロア4上に水平に置かれた基盤6を
有する。この基盤6の上面には2本の第1垂直軸8が左
右対称位置に配設され、第1垂直軸8の上端に水平な架
台10が支持されている。架台10の周縁部には複数の
クランプ12が配設され、これらクランプ12によって
自動車用パネル材14の周縁部が固定されている。
ングを介して第1回転部材16の筒状部16aが回転自
在に挿嵌されている。筒状部16aの外周面には第1ブ
ラケット部16bが一体固定され、この第1ブラケット
部16bの上端部に平行4連リンク18を構成する上下
左右合計4本のリンク板18a,18bの基端部がそれ
ぞれピン結合されている。リンク板18a,18bの先
端部は、図2のように先端プレート20の背面に固定さ
れた第2ブラケット部22にピン結合されている。第2
ブラケット部22の下端部と第1ブラケット部16bの
下端部との間には、反力手段としての空圧シリンダ24
が配設されている。この空圧シリンダ24は、平行4連
リンク18から後述の溶接ガンGに至るまでの重量を支
えるべく、平行4連リンク18の先端部ないし第2ブラ
ケット部22を常に上方に附勢するためのもので、所定
の空気圧が空圧シリンダ24内に封入されている。な
お、空圧シリンダ24に代えて溶接ガンGの重量を支持
可能な適当なばね部材などを配設してもよい。
この延在部分に軸線を水平にした軸受部26が配設され
ている。この軸受部26はボールスプライン軸受であっ
て、その内部に挿入された水平スライド軸28を水平方
向にスライド自在に支持する。水平スライド軸28の先
端部には垂直な軸受筒30が固定され、この軸受筒30
内に図示しないベアリングを介して第2垂直軸32が挿
入されている。そしてこの第2垂直軸32の上端部に第
2回転部材34が水平旋回自在に固定されている。この
第2回転部材34の上端部には、斜め横方向に延在した
回動軸36が配設されている。そしてこの回動軸36の
先端部に、C字型溶接ガンGがその重心位置を回動軸3
6の延長線上に一致させて固定されている。この溶接ガ
ンGには、図示しないが、給電ケーブルとしてプラスと
マイナスの電力線を撚り合わせたキックレスケーブルが
接続されている。
れ、この溶接ガン支持装置2はパネル材14の溶接作業
において次のように作用する。まず、パネル材14を架
台10に載せて複数のクランプ12で所定位置に固定す
ると、作業者は溶接ガンGを手に持ってパネル材14の
所定の溶接部位まで溶接ガンGを移動させる。このと
き、溶接ガンGの水平二次元方向の移動は、第1回転部
材16による水平旋回動作と、水平スライド軸28のス
ライド動作と、第2回転部材34の水平旋回動作によっ
て行われる。また、溶接ガンGの垂直方向の移動は、平
行4連リンク18の上下揺動によって行われる。さら
に、溶接ガンGの打点方向ないし打点角度の調節は、回
動軸36の回転によってなされる。第1回転部材16、
水平スライド軸28および第2回転部材34は、ベアリ
ングないしボールスプラインによって回転およびスライ
ド動作がほとんど無抵抗で行われるので、溶接ガンGの
水平二次元方向の移動は非常に軽い力で行なえる。ま
た、空圧シリンダ24によって溶接ガンGから平行4連
リンク18に至るまでの重量がバランス支持されている
ため、溶接ガンGを非常に軽い力で上下動させることが
できる。
長線上に位置させているので、溶接ガンGは回動軸36
を中心とする任意の回転位置で放置してもその状態で静
止し、しかも溶接ガンGを軽い力で回転させることがで
きる。
軽い力で移動させることができ、しかも溶接ガンGを軽
い力で回転させることができるので、パネル材14の任
意の溶接部位を所望の打点角度で溶接することができ
る。なお、ワークの種類によっては打点角度が一定の場
合があるが、このようなワークのみを溶接する場合には
前記回動軸36は特に必要ではなく、溶接ガンGを第2
回転部材34の上端部に所定角度で固定すればよい。
大させた変形例を図3に基づき説明する。この溶接ガン
支持装置2aは回動軸36の先端にブラケット部38を
取付け、このブラケット部38に溶接ガンGを取付けた
ものである。ブラケット部38は回動軸36と直交する
支軸40を有し、この支軸40を中心として溶接ガンG
が上下方向(俯仰方向)に揺動自在とされている。溶接
ガンGにはバランス錘42が固定され、これによってバ
ランス錘42を含めた溶接ガンGの重心位置が支軸40
に一致させられている。なお、支軸40の位置によって
はバランス錘42を特に必要としないことは勿論であ
る。
ば、溶接ガンGを左右方向に揺動させるだけでなく、上
下方向にも揺動可能であるから、溶接ガンGを任意の打
点方向に軽い力で向けることができて、どんな種類のワ
ークでも的確な打点方向でスピーディな溶接作業ができ
る。
が、本発明は前記実施形態に限定されることなく種々の
変形が可能であり、例えば前記実施形態では第1垂直軸
8を2本使用したが、この第1垂直軸8を1本のみと
し、1つの溶接ガンGをワークの全周に移動させること
も可能である。また、第1垂直軸8を2本以上配設し
て、複数の作業者が複数の溶接ガンGを同時使用して短
時間でワークの溶接打ちを完了するようにしてもよい。
また、前記実施形態では第1垂直軸8で架台10の支柱
を兼用したが、架台10専用の支柱を第1垂直軸8とは
別に配設してもよい。
意三次元方向に軽い力で移動可能としたものであるか
ら、楽な姿勢で能率良く溶接作業を行なうことができ
る。また、溶接ガン支持装置の基部となる第1垂直軸を
ワークの下方に配設したので、ワーク周囲に邪魔になる
ものがなく、ワークの全周に広い作業スペースを確保す
ることができて、作業者が溶接ガンGを手で押して移動
させつつワーク周囲の任意の溶接部位に迅速に回り込ん
で溶接作業を行なうことができる。
側面図。
もので、(A)はガンポール式溶接ガン支持装置の側面
図、(B)はLMガイド式溶接ガン支持装置の側面図。
Claims (3)
- 【請求項1】 溶接されるべきワークをクランプ支持す
る架台と、 前記ワークの下方の架台内に配設された第1垂直軸回り
に自由水平旋回可能な第1回転部材と、、 基端部が前記第1回転部材に取付けられ先端部が上下方
向に揺動可能な平行4連リンクと、 前記平行4連リンクの先端部に水平方向にスライド自在
に取付けられた水平スライド軸と、 前記水平スライド軸の先端部に取付けられた第2垂直軸
回りに自由水平旋回可能な第2回転部材と、 前記第2回転部材に取付けられた溶接ガンと、 前記平行4連リンクから溶接ガンまでの重量を支持すべ
く、前記第1回転部材と平行4連リンクとの間に配設さ
れた反力手段とを有することを特徴とする溶接ガン支持
装置。 - 【請求項2】 前記第2回転部材に対して、横方向に延
在し自由回転可能な回動軸を取付け、該回動軸の延長線
上に前記溶接ガンの重心が位置するようにして前記溶接
ガンを前記回動軸に取付けたことを特徴とする請求項1
記載の溶接ガン支持装置。 - 【請求項3】 前記第2回転部材に対して、横方向に延
在し自由回転可能な回動軸を取付け、該回動軸の先端部
に該回動軸と直交する支軸を有するブラケット部を取付
け、該ブラケット部の支軸に前記溶接ガンの重心を一致
させるようにして前記溶接ガンを前記ブラケット部に取
付けたことを特徴とする請求項1記載の溶接ガン支持装
置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP15515697A JP3585345B2 (ja) | 1997-06-12 | 1997-06-12 | 溶接ガン支持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JPH115172A true JPH115172A (ja) | 1999-01-12 |
JP3585345B2 JP3585345B2 (ja) | 2004-11-04 |
Family
ID=15599763
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JP15515697A Expired - Fee Related JP3585345B2 (ja) | 1997-06-12 | 1997-06-12 | 溶接ガン支持装置 |
Country Status (1)
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1997
- 1997-06-12 JP JP15515697A patent/JP3585345B2/ja not_active Expired - Fee Related
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