JPH1151544A - 冷凍コンテナ - Google Patents
冷凍コンテナInfo
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- JPH1151544A JPH1151544A JP21044697A JP21044697A JPH1151544A JP H1151544 A JPH1151544 A JP H1151544A JP 21044697 A JP21044697 A JP 21044697A JP 21044697 A JP21044697 A JP 21044697A JP H1151544 A JPH1151544 A JP H1151544A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- evaporator
- heat exchanger
- refrigerant inlet
- refrigerant
- reheat heat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 低コストで効率的な再熱機能を有する冷凍コ
ンテナにおける庫内吹出空気の温度分布を均一化する。 【解決手段】 冷凍コンテナにおいて、蒸発器7の風下
側に位置して圧縮機の吐出ガス冷媒が凝縮器を側路して
供給される再熱熱交換器17を付設するとともに、前記
蒸発器7における冷媒入口と前記再熱熱交換器17にお
ける冷媒入口とを同一方向として、蒸発器7における温
度分布と再熱熱交換器17における温度分布とが逆相対
する(即ち、蒸発器7の冷媒入口側である低温領域Zと
再熱熱交換器17の冷媒入口側である高温領域X′とが
相対し、蒸発器7の反冷媒入口側である高温領域Xと再
熱熱交換器17の反冷媒入口側である低温領域Z′とが
相対する)ようにし、蒸発器7および再熱熱交換器17
を通過した庫内吹出空気Wの温度分布を均一化する。
ンテナにおける庫内吹出空気の温度分布を均一化する。 【解決手段】 冷凍コンテナにおいて、蒸発器7の風下
側に位置して圧縮機の吐出ガス冷媒が凝縮器を側路して
供給される再熱熱交換器17を付設するとともに、前記
蒸発器7における冷媒入口と前記再熱熱交換器17にお
ける冷媒入口とを同一方向として、蒸発器7における温
度分布と再熱熱交換器17における温度分布とが逆相対
する(即ち、蒸発器7の冷媒入口側である低温領域Zと
再熱熱交換器17の冷媒入口側である高温領域X′とが
相対し、蒸発器7の反冷媒入口側である高温領域Xと再
熱熱交換器17の反冷媒入口側である低温領域Z′とが
相対する)ようにし、蒸発器7および再熱熱交換器17
を通過した庫内吹出空気Wの温度分布を均一化する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、冷凍コンテナに
関し、さらに詳しくは再熱機能を有する冷凍コンテナに
おける庫内吹出空気の温度分布改善構造に関するもので
ある。
関し、さらに詳しくは再熱機能を有する冷凍コンテナに
おける庫内吹出空気の温度分布改善構造に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】一般の冷凍コンテナは、被冷凍物品(即
ち、保管物)を収納するコンテナ本体と、該コンテナ本
体内を冷却すべくコンテナ本体の前面側に配設され、圧
縮機、庫外ファンを併設した凝縮器および庫内ファンを
併設した蒸発器を具備した冷凍ユニットとを備え、冷凍
ユニットにより得られた冷風(即ち、蒸発器を通過して
吹き出される冷風)をコンテナ本体の底部へ導くように
構成されている。
ち、保管物)を収納するコンテナ本体と、該コンテナ本
体内を冷却すべくコンテナ本体の前面側に配設され、圧
縮機、庫外ファンを併設した凝縮器および庫内ファンを
併設した蒸発器を具備した冷凍ユニットとを備え、冷凍
ユニットにより得られた冷風(即ち、蒸発器を通過して
吹き出される冷風)をコンテナ本体の底部へ導くように
構成されている。
【0003】上記のような構成の冷凍コンテナに、球根
類のように比較的高い温度(例えば、13℃〜18℃)
で且つ低湿度で保管する必要のある保管物を保管する場
合には、蒸発器により冷却除湿された空気を再加熱して
相対湿度を低くした状態で庫内へ吹き出すようにする方
法が採用されることとなっている。
類のように比較的高い温度(例えば、13℃〜18℃)
で且つ低湿度で保管する必要のある保管物を保管する場
合には、蒸発器により冷却除湿された空気を再加熱して
相対湿度を低くした状態で庫内へ吹き出すようにする方
法が採用されることとなっている。
【0004】上記再加熱のために蒸発器の風下側に電気
ヒータを配設する方法が従来から採用されてきている。
ヒータを配設する方法が従来から採用されてきている。
【0005】ところが、上記したように庫内への吹出空
気を再加熱するために電気ヒータを用いた場合、以下に
述べるような問題が生ずる。
気を再加熱するために電気ヒータを用いた場合、以下に
述べるような問題が生ずる。
【0006】電気ヒータは、定期的なメンテナンスが
必要であるとともに、電気ヒータ分の余分な入力が必要
となる。
必要であるとともに、電気ヒータ分の余分な入力が必要
となる。
【0007】電気ヒータの表面温度が高温(例えば、
250℃程度)となるため、蒸発器のドレン水がヒータ
面で再蒸発し、吹出空気を加湿してしまうおそれがあ
る。
250℃程度)となるため、蒸発器のドレン水がヒータ
面で再蒸発し、吹出空気を加湿してしまうおそれがあ
る。
【0008】電気ヒータ用の保護装置が必要となると
ともに、該保護装置のメンテナンスも必要となる。
ともに、該保護装置のメンテナンスも必要となる。
【0009】構造上吹出空気との接触面積が十分に得
られないため効率が悪い。
られないため効率が悪い。
【0010】電気ヒータは、加熱時と非加熱時とで熱
変形するため、取付構造に伸縮性を持たす必要があり、
取付構造が複雑となる。
変形するため、取付構造に伸縮性を持たす必要があり、
取付構造が複雑となる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記のような電気ヒー
タを用いた場合の問題を解消するものとして、蒸発器に
おける冷媒流通経路の途中に圧縮機からの吐出ガス冷媒
(即ち、ホットガス)を凝縮器を側路して供給し、蒸発
器の一部を吹出空気再加熱用の再熱熱交換器として作用
させるようにしたものが提案されている(例えば、特開
平8−285390号公報参照)。
タを用いた場合の問題を解消するものとして、蒸発器に
おける冷媒流通経路の途中に圧縮機からの吐出ガス冷媒
(即ち、ホットガス)を凝縮器を側路して供給し、蒸発
器の一部を吹出空気再加熱用の再熱熱交換器として作用
させるようにしたものが提案されている(例えば、特開
平8−285390号公報参照)。
【0012】ところが、上記公知例のものでは、蒸発器
における冷媒流通経路の途中に吐出ガス冷媒(即ち、ホ
ットガス)を合流させる構造となっているため、前記吐
出ガス冷媒(即ち、ホットガス)を減圧するために蒸発
器用の絞り機構とは別の絞り機構が必要となるととも
に、再熱熱交換器として作用している部分が蒸発器とし
ている作用している部分からの熱伝導の影響を受けやす
くなる。また、蒸発器として作用している部分を通過し
た空気が再熱熱交換器として再熱している部分で加熱す
ることとなるが、蒸発器を通過した空気の温度分布は、
冷媒入口側が低く、反冷媒入口側が高い不均一分布とな
っているのが通例であり、上記したように蒸発器の途中
に吐出ガス冷媒(即ち、ホットガス)を合流させる方式
の場合、上記温度分布の不均一を解消することが難し
い。
における冷媒流通経路の途中に吐出ガス冷媒(即ち、ホ
ットガス)を合流させる構造となっているため、前記吐
出ガス冷媒(即ち、ホットガス)を減圧するために蒸発
器用の絞り機構とは別の絞り機構が必要となるととも
に、再熱熱交換器として作用している部分が蒸発器とし
ている作用している部分からの熱伝導の影響を受けやす
くなる。また、蒸発器として作用している部分を通過し
た空気が再熱熱交換器として再熱している部分で加熱す
ることとなるが、蒸発器を通過した空気の温度分布は、
冷媒入口側が低く、反冷媒入口側が高い不均一分布とな
っているのが通例であり、上記したように蒸発器の途中
に吐出ガス冷媒(即ち、ホットガス)を合流させる方式
の場合、上記温度分布の不均一を解消することが難し
い。
【0013】本願発明は、上記の点に鑑みてなされたも
ので、低コストで効率的な再熱機能を有する冷凍コンテ
ナにおける庫内吹出空気の温度分布を均一化することを
目的とするものである。
ので、低コストで効率的な再熱機能を有する冷凍コンテ
ナにおける庫内吹出空気の温度分布を均一化することを
目的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本願発明では、上記課題
を解決するための手段として、保管物を収納するコンテ
ナ本体1と、該コンテナ本体1内を冷却すべくコンテナ
本体1の前面側に配設され、圧縮機4、庫外ファン6を
併設した凝縮器5および庫内ファン8を併設した蒸発器
7を具備した冷凍ユニット2とを備えた冷凍コンテナに
おいて、前記蒸発器7の風下側に位置して前記圧縮機4
の吐出ガス冷媒が前記凝縮器5を側路して供給される再
熱熱交換器17を付設するとともに、前記蒸発器7にお
ける冷媒入口11と前記再熱熱交換器17における冷媒
入口29とを同一方向としている。
を解決するための手段として、保管物を収納するコンテ
ナ本体1と、該コンテナ本体1内を冷却すべくコンテナ
本体1の前面側に配設され、圧縮機4、庫外ファン6を
併設した凝縮器5および庫内ファン8を併設した蒸発器
7を具備した冷凍ユニット2とを備えた冷凍コンテナに
おいて、前記蒸発器7の風下側に位置して前記圧縮機4
の吐出ガス冷媒が前記凝縮器5を側路して供給される再
熱熱交換器17を付設するとともに、前記蒸発器7にお
ける冷媒入口11と前記再熱熱交換器17における冷媒
入口29とを同一方向としている。
【0015】上記のように構成したことにより、蒸発器
7により冷却除湿された吹出空気Wは、再熱熱交換器1
7に供給された高温の吐出ガス冷媒(即ち、ホットガ
ス)により再加熱されて相対湿度が低下せしめられる
が、蒸発器7における温度分布と再熱熱交換器17にお
ける温度分布とが逆相対する(即ち、蒸発器7の冷媒入
口11側である低温領域Zと再熱熱交換器17の冷媒入
口29側である高温領域X′とが相対し、蒸発器7の反
冷媒入口側である高温領域Xと再熱熱交換器17の反冷
媒入口側である低温領域Z′とが相対する)こととな
り、蒸発器7および再熱熱交換器17を通過した庫内吹
出空気Wの温度分布が均一化することとなる。従って、
庫内への吹出空気Wは温度分布の均一な低湿度の空気と
なる。しかも、吐出ガス冷媒(即ち、ホットガス)が供
給される再熱熱交換器17は、蒸発器7とは別体構成と
され且つ該蒸発器7の風下側に取り付けられることとな
っているため、余分な絞り機構を必要とせず、低コスト
且つ効率的な再熱機能を発揮できるとともに、再熱熱交
換器17への蒸発器7からの熱伝導も少なくなる。
7により冷却除湿された吹出空気Wは、再熱熱交換器1
7に供給された高温の吐出ガス冷媒(即ち、ホットガ
ス)により再加熱されて相対湿度が低下せしめられる
が、蒸発器7における温度分布と再熱熱交換器17にお
ける温度分布とが逆相対する(即ち、蒸発器7の冷媒入
口11側である低温領域Zと再熱熱交換器17の冷媒入
口29側である高温領域X′とが相対し、蒸発器7の反
冷媒入口側である高温領域Xと再熱熱交換器17の反冷
媒入口側である低温領域Z′とが相対する)こととな
り、蒸発器7および再熱熱交換器17を通過した庫内吹
出空気Wの温度分布が均一化することとなる。従って、
庫内への吹出空気Wは温度分布の均一な低湿度の空気と
なる。しかも、吐出ガス冷媒(即ち、ホットガス)が供
給される再熱熱交換器17は、蒸発器7とは別体構成と
され且つ該蒸発器7の風下側に取り付けられることとな
っているため、余分な絞り機構を必要とせず、低コスト
且つ効率的な再熱機能を発揮できるとともに、再熱熱交
換器17への蒸発器7からの熱伝導も少なくなる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して、本
願発明の好適な実施の形態について詳述する。
願発明の好適な実施の形態について詳述する。
【0017】この冷凍コンテナは、図1ないし図3に示
すように、保管物を収納するコンテナ本体1と、該コン
テナ本体1内を冷却すべくコンテナ本体1の前面側に配
設された冷凍ユニット2とを備えて構成されている。
すように、保管物を収納するコンテナ本体1と、該コン
テナ本体1内を冷却すべくコンテナ本体1の前面側に配
設された冷凍ユニット2とを備えて構成されている。
【0018】前記冷凍ユニット2は、前記コンテナ本体
1の前面側に設けられたケーシング3の庫外側に配設さ
れた圧縮機4および庫外ファン6を併設した凝縮器5
と、前記ケーシング3の庫内側に配設された庫内ファン
8を併設した蒸発器7とを具備して構成されている。符
号9はコンテナ本体1内の空気を冷凍ユニット2へ吸い
込むための空気吸込口、10は前記蒸発器7の下方に配
置されたドレンパン、11は分流器である。
1の前面側に設けられたケーシング3の庫外側に配設さ
れた圧縮機4および庫外ファン6を併設した凝縮器5
と、前記ケーシング3の庫内側に配設された庫内ファン
8を併設した蒸発器7とを具備して構成されている。符
号9はコンテナ本体1内の空気を冷凍ユニット2へ吸い
込むための空気吸込口、10は前記蒸発器7の下方に配
置されたドレンパン、11は分流器である。
【0019】前記蒸発器6から吹き出される冷風は、前
記ケーシング3の庫内側において前記蒸発器7の風下側
(具体的には、ドレンパン10の下方)に位置する背面
ダクト12,12・・と、該背面ダクト12の両側に位
置するサイドダクト13,13とを介して前記コンテナ
本体1の底部に形成された多数の冷風通路14,14・
・に供給され、該冷風通路14,14・・を介してコン
テナ本体1内全域に亙って吹き出されることとなってい
る。符号15は前記ケーシング4の補強部材を兼用する
仕切り部材、16はサービス用ドアである。
記ケーシング3の庫内側において前記蒸発器7の風下側
(具体的には、ドレンパン10の下方)に位置する背面
ダクト12,12・・と、該背面ダクト12の両側に位
置するサイドダクト13,13とを介して前記コンテナ
本体1の底部に形成された多数の冷風通路14,14・
・に供給され、該冷風通路14,14・・を介してコン
テナ本体1内全域に亙って吹き出されることとなってい
る。符号15は前記ケーシング4の補強部材を兼用する
仕切り部材、16はサービス用ドアである。
【0020】そして、前記蒸発器7の下面には、該蒸発
器7の風下側に位置して前記圧縮機4の吐出ガス冷媒
(即ち、ホットガス)が前記凝縮器5を側路して供給さ
れる再熱熱交換器17が取り付けられている。該再熱熱
交換器17は、蒸発器7において冷却除湿された吹出空
気Wを再加熱することにより相対湿度を低下させる作用
を有している。
器7の風下側に位置して前記圧縮機4の吐出ガス冷媒
(即ち、ホットガス)が前記凝縮器5を側路して供給さ
れる再熱熱交換器17が取り付けられている。該再熱熱
交換器17は、蒸発器7において冷却除湿された吹出空
気Wを再加熱することにより相対湿度を低下させる作用
を有している。
【0021】前記蒸発器7は、図4ないし図6に示すよ
うに、多列多段の伝熱管18,18・・に対して直交配
置された多数の板状フィン19,19・・とからなるク
ロスフィンコイルタイプの熱交換器により構成され、長
手方向両端と中間部位とに管板20,20,20を有し
ている。
うに、多列多段の伝熱管18,18・・に対して直交配
置された多数の板状フィン19,19・・とからなるク
ロスフィンコイルタイプの熱交換器により構成され、長
手方向両端と中間部位とに管板20,20,20を有し
ている。
【0022】一方、前記再熱熱交換器17は、1列6段
の伝熱管21,21・・に対して直交配置された多数の
板状フィン22,22・・とからなるクロスフィンコイ
ルタイプの熱交換器により構成され、長手方向両端と中
間部位とに管板23,23,23を有し且つこれらの管
板23,23,23の中間部位には補強用管板24,2
4が設けられている。そして、前記管板23,23,2
3の両端および補強用管板24,24の両端は、アルミ
ニウム製の平板状の補強板25,25により連結されて
いる。符号26は補強板25と管板23,23,23と
を固定するためのボルトである。このようにすると、補
強板25,25と管板23,23,23および補強用管
板25,25との枠形状により耐加振性が向上すること
となる。しかも、補強板25,25を平板状としたこと
により、蒸発器7からの吹出空気の抵抗を増大させるこ
とがなくなる。
の伝熱管21,21・・に対して直交配置された多数の
板状フィン22,22・・とからなるクロスフィンコイ
ルタイプの熱交換器により構成され、長手方向両端と中
間部位とに管板23,23,23を有し且つこれらの管
板23,23,23の中間部位には補強用管板24,2
4が設けられている。そして、前記管板23,23,2
3の両端および補強用管板24,24の両端は、アルミ
ニウム製の平板状の補強板25,25により連結されて
いる。符号26は補強板25と管板23,23,23と
を固定するためのボルトである。このようにすると、補
強板25,25と管板23,23,23および補強用管
板25,25との枠形状により耐加振性が向上すること
となる。しかも、補強板25,25を平板状としたこと
により、蒸発器7からの吹出空気の抵抗を増大させるこ
とがなくなる。
【0023】前記蒸発器7におけるフィンピッチPf1
は例えば3mmとされ、再熱熱交換器17のフィンピッ
チPf2は例えば5mmとされている。つまり、Pf1>
Pf2とされているのである。このようにすると、再熱
熱交換器17を通過する空気の通風抵抗を蒸発器7にお
ける通風抵抗より小さくすることができ、再熱熱交換器
17を追加したことによる通風抵抗の増大を抑制するこ
とができる。
は例えば3mmとされ、再熱熱交換器17のフィンピッ
チPf2は例えば5mmとされている。つまり、Pf1>
Pf2とされているのである。このようにすると、再熱
熱交換器17を通過する空気の通風抵抗を蒸発器7にお
ける通風抵抗より小さくすることができ、再熱熱交換器
17を追加したことによる通風抵抗の増大を抑制するこ
とができる。
【0024】前記再熱熱交換器17は、蒸発器7と同等
の長さ寸法と蒸発器7の略1/3の幅寸法と、伝熱管1
列配置とされた厚さ寸法とを有するものとされ、蒸発器
7の幅方向中央部に取り付けられている。
の長さ寸法と蒸発器7の略1/3の幅寸法と、伝熱管1
列配置とされた厚さ寸法とを有するものとされ、蒸発器
7の幅方向中央部に取り付けられている。
【0025】前記再熱熱交換器17は、その管板23,
23,23を前記蒸発器7の管板20,20,20に対
してボルト27,27,27により固定することにより
蒸発器7に取り付けられている。符号28は前記各管板
23に設けられた取付片である。このようにすると、再
熱熱交換器17を取り付けるために特別な取付部材を必
要とせず、取付構造の簡略化を図ることができる。
23,23を前記蒸発器7の管板20,20,20に対
してボルト27,27,27により固定することにより
蒸発器7に取り付けられている。符号28は前記各管板
23に設けられた取付片である。このようにすると、再
熱熱交換器17を取り付けるために特別な取付部材を必
要とせず、取付構造の簡略化を図ることができる。
【0026】前記再熱熱交換器17の冷媒入口29と前
記蒸発器7への冷媒入口となる分流器11とは同一方向
(即ち、図4において左側)に位置せしめられている。
このようにすると、蒸発器7における温度分布と再熱熱
交換器17における温度分布とが逆相対することとな
る。即ち、蒸発器7の冷媒入口側(即ち、分流器11
側)である低温領域Zと再熱熱交換器17の冷媒入口2
9側である高温領域X′と、蒸発器7の反冷媒入口側で
ある高温領域Xと再熱熱交換器17の反冷媒入口側であ
る高温領域Z′と、蒸発器7の中間温領域Yと再熱熱交
換器17の中間温領域Y′とがそれぞれ相対することと
なり、蒸発器7および再熱熱交換器17を通って吹き出
される吹出空気W(図4参照)の温度分布を均一化させ
ることができる。
記蒸発器7への冷媒入口となる分流器11とは同一方向
(即ち、図4において左側)に位置せしめられている。
このようにすると、蒸発器7における温度分布と再熱熱
交換器17における温度分布とが逆相対することとな
る。即ち、蒸発器7の冷媒入口側(即ち、分流器11
側)である低温領域Zと再熱熱交換器17の冷媒入口2
9側である高温領域X′と、蒸発器7の反冷媒入口側で
ある高温領域Xと再熱熱交換器17の反冷媒入口側であ
る高温領域Z′と、蒸発器7の中間温領域Yと再熱熱交
換器17の中間温領域Y′とがそれぞれ相対することと
なり、蒸発器7および再熱熱交換器17を通って吹き出
される吹出空気W(図4参照)の温度分布を均一化させ
ることができる。
【0027】上記構成の冷凍ユニット2は、図7に示す
ように、圧縮機4、凝縮器5、レシーバ30、運転停止
時に閉弁される電磁開閉弁31、電子膨張弁32および
蒸発器7を順次接続してなる冷媒回路Aを備え、前記レ
シーバ30から導かれる液冷媒と前記蒸発器7から導か
れるガス冷媒とを熱交換させて前記液冷媒に過冷却を付
与する過冷却用熱交換器33を付設して構成されてい
る。
ように、圧縮機4、凝縮器5、レシーバ30、運転停止
時に閉弁される電磁開閉弁31、電子膨張弁32および
蒸発器7を順次接続してなる冷媒回路Aを備え、前記レ
シーバ30から導かれる液冷媒と前記蒸発器7から導か
れるガス冷媒とを熱交換させて前記液冷媒に過冷却を付
与する過冷却用熱交換器33を付設して構成されてい
る。
【0028】前記冷媒回路Aには、前記レシーバ30か
ら導かれる液冷媒の一部を前記圧縮機4の吸入側にイン
ジェクションするリキッドインジェクション回路34が
付設されている。符号35はリキッドインジェクション
時に開作動される電磁開閉弁、36はインジェクション
リキッドを減圧するためのキャピラリチューブである。
ら導かれる液冷媒の一部を前記圧縮機4の吸入側にイン
ジェクションするリキッドインジェクション回路34が
付設されている。符号35はリキッドインジェクション
時に開作動される電磁開閉弁、36はインジェクション
リキッドを減圧するためのキャピラリチューブである。
【0029】また、前記冷媒回路Aには、前記圧縮機4
からの吐出ガス冷媒(即ち、ホットガス)の一部を前記
凝縮器4、前記レシーバ30、電磁開閉弁31および前
記電子膨張弁32を側路するとともに前記再熱熱交換器
17およびドレンパンヒータ37を経て前記蒸発器7の
入口側に導くバイパス回路38と、該バイパス回路38
と前記凝縮器5側とに吐出ガス冷媒(即ち、ホットガ
ス)を比例分配する比例弁39と、前記吐出ガス冷媒
(即ち、ホットガス)を前記再熱熱交換器17およびド
レンパンヒータ37を側路して前記蒸発器7の入口側へ
供給するための三方弁40とが付設されている。
からの吐出ガス冷媒(即ち、ホットガス)の一部を前記
凝縮器4、前記レシーバ30、電磁開閉弁31および前
記電子膨張弁32を側路するとともに前記再熱熱交換器
17およびドレンパンヒータ37を経て前記蒸発器7の
入口側に導くバイパス回路38と、該バイパス回路38
と前記凝縮器5側とに吐出ガス冷媒(即ち、ホットガ
ス)を比例分配する比例弁39と、前記吐出ガス冷媒
(即ち、ホットガス)を前記再熱熱交換器17およびド
レンパンヒータ37を側路して前記蒸発器7の入口側へ
供給するための三方弁40とが付設されている。
【0030】上記のように構成された冷凍コンテナに、
比較的高い温度(例えば、13℃〜18℃)で且つ低湿
度での保管を必要とする保管物(例えば、球根類等)を
保管する場合には、比例弁39によりホットガスバイパ
ス量を制御するチルドモード運転とされる。そして、蒸
発器7により冷却除湿された吹出空気Wは、再熱熱交換
器17に供給された吐出ガス冷媒(即ち、ホットガス)
により再加熱されて相対湿度が低下せしめられて、コン
テナ本体1内へ供給されることとなる。従って、コンテ
ナ本体1内は、低湿度となり、に最適な環境となる。し
かも、吐出ガス冷媒(即ち、ホットガス)が供給される
再熱熱交換器17は、蒸発器7とは別体構成とされ且つ
該蒸発器7の風下側に取り付けられることとなっている
ため、余分な絞り機構を必要とせず且つ取付構造も簡略
となり、低コスト且つ効率的な再熱機能を発揮できる。
比較的高い温度(例えば、13℃〜18℃)で且つ低湿
度での保管を必要とする保管物(例えば、球根類等)を
保管する場合には、比例弁39によりホットガスバイパ
ス量を制御するチルドモード運転とされる。そして、蒸
発器7により冷却除湿された吹出空気Wは、再熱熱交換
器17に供給された吐出ガス冷媒(即ち、ホットガス)
により再加熱されて相対湿度が低下せしめられて、コン
テナ本体1内へ供給されることとなる。従って、コンテ
ナ本体1内は、低湿度となり、に最適な環境となる。し
かも、吐出ガス冷媒(即ち、ホットガス)が供給される
再熱熱交換器17は、蒸発器7とは別体構成とされ且つ
該蒸発器7の風下側に取り付けられることとなっている
ため、余分な絞り機構を必要とせず且つ取付構造も簡略
となり、低コスト且つ効率的な再熱機能を発揮できる。
【0031】上記実施の形態においては、蒸発器および
再熱熱交換器としてクロスフィンコイルタイプの熱交換
器を採用しているが、これらを他のタイプの熱交換器と
することもできる。
再熱熱交換器としてクロスフィンコイルタイプの熱交換
器を採用しているが、これらを他のタイプの熱交換器と
することもできる。
【0032】
【発明の効果】本願発明によれば、保管物を収納するコ
ンテナ本体1と、該コンテナ本体1内を冷却すべくコン
テナ本体1の前面側に配設され、圧縮機4、庫外ファン
6を併設した凝縮器5および庫内ファン8を併設した蒸
発器7を具備した冷凍ユニット2とを備えた冷凍コンテ
ナにおいて、前記蒸発器7の風下側に位置して前記圧縮
機4の吐出ガス冷媒が前記凝縮器5を側路して供給され
る再熱熱交換器17を付設するとともに、前記蒸発器7
における冷媒入口と前記再熱熱交換器17における冷媒
入口とを同一方向として、蒸発器7における温度分布と
再熱熱交換器17における温度分布とが逆相対する(即
ち、蒸発器7の冷媒入口11側である低温領域Zと再熱
熱交換器17の冷媒入口29側である高温領域X′とが
相対し、蒸発器7の反冷媒入口側である高温領域Xと再
熱熱交換器17の反冷媒入口側である低温領域Z′とが
相対する)ようにしたので、蒸発器7により冷却除湿さ
れた吹出空気Wの温度分布が均一化することとなり、庫
内温度分布の改善に大きく寄与するという優れた効果が
ある。
ンテナ本体1と、該コンテナ本体1内を冷却すべくコン
テナ本体1の前面側に配設され、圧縮機4、庫外ファン
6を併設した凝縮器5および庫内ファン8を併設した蒸
発器7を具備した冷凍ユニット2とを備えた冷凍コンテ
ナにおいて、前記蒸発器7の風下側に位置して前記圧縮
機4の吐出ガス冷媒が前記凝縮器5を側路して供給され
る再熱熱交換器17を付設するとともに、前記蒸発器7
における冷媒入口と前記再熱熱交換器17における冷媒
入口とを同一方向として、蒸発器7における温度分布と
再熱熱交換器17における温度分布とが逆相対する(即
ち、蒸発器7の冷媒入口11側である低温領域Zと再熱
熱交換器17の冷媒入口29側である高温領域X′とが
相対し、蒸発器7の反冷媒入口側である高温領域Xと再
熱熱交換器17の反冷媒入口側である低温領域Z′とが
相対する)ようにしたので、蒸発器7により冷却除湿さ
れた吹出空気Wの温度分布が均一化することとなり、庫
内温度分布の改善に大きく寄与するという優れた効果が
ある。
【0033】また、蒸発器7により冷却除湿された吹出
空気を、再熱熱交換器17に供給された高温の吐出ガス
冷媒(即ち、ホットガス)により再加熱して相対湿度を
低下させるようにしているので、余分な絞り機構を必要
とせず、低コスト且つ効率的な再熱機能を発揮できると
ともに、再熱熱交換器17への蒸発器7からの熱伝導も
少なくなるという効果もある。
空気を、再熱熱交換器17に供給された高温の吐出ガス
冷媒(即ち、ホットガス)により再加熱して相対湿度を
低下させるようにしているので、余分な絞り機構を必要
とせず、低コスト且つ効率的な再熱機能を発揮できると
ともに、再熱熱交換器17への蒸発器7からの熱伝導も
少なくなるという効果もある。
【図1】本願発明の実施の形態にかかる冷凍コンテナの
正面図である。
正面図である。
【図2】本願発明の実施の形態にかかる冷凍コンテナの
一部を断面とした背面図である。
一部を断面とした背面図である。
【図3】本願発明の実施の形態にかかる冷凍コンテナに
おける冷凍ユニットの側面図である。
おける冷凍ユニットの側面図である。
【図4】本願発明の実施の形態にかかる冷凍コンテナに
おける蒸発器部分の拡大正面図である。
おける蒸発器部分の拡大正面図である。
【図5】本願発明の実施の形態にかかる冷凍コンテナに
おける蒸発器と再熱熱交換器との取付状態を示す拡大側
面図である。
おける蒸発器と再熱熱交換器との取付状態を示す拡大側
面図である。
【図6】本願発明の実施の形態にかかる冷凍コンテナに
おける蒸発器と再熱熱交換器との取付状態を示す拡大下
面図である。
おける蒸発器と再熱熱交換器との取付状態を示す拡大下
面図である。
【図7】本願発明の実施の形態にかかる冷凍コンテナに
おける冷凍ユニットの冷媒回路図である。
おける冷凍ユニットの冷媒回路図である。
1はコンテナ本体、2は冷凍ユニット、4は圧縮機、5
は凝縮器、6は庫外ファン、7は蒸発器、8は庫内ファ
ン、11は分流器、17は再熱熱交換器、29は冷媒入
口、X,X′は高温領域、Y,Y′は中間温領域、Z,
Z′は低温領域。
は凝縮器、6は庫外ファン、7は蒸発器、8は庫内ファ
ン、11は分流器、17は再熱熱交換器、29は冷媒入
口、X,X′は高温領域、Y,Y′は中間温領域、Z,
Z′は低温領域。
Claims (1)
- 【請求項1】 保管物を収納するコンテナ本体(1)
と、該コンテナ本体(1)内を冷却すべくコンテナ本体
(1)の前面側に配設され、圧縮機(4)、庫外ファン
(6)を併設した凝縮器(5)および庫内ファン(8)
を併設した蒸発器(7)を具備した冷凍ユニット(2)
とを備えた冷凍コンテナであって、前記蒸発器(7)の
風下側に位置して前記圧縮機(4)の吐出ガス冷媒が前
記凝縮器(5)を側路して供給される再熱熱交換器(1
7)を付設するとともに、前記蒸発器(7)における冷
媒入口(11)と前記再熱熱交換器(17)における冷
媒入口(29)とを同一方向としたことを特徴とする冷
凍コンテナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21044697A JPH1151544A (ja) | 1997-08-05 | 1997-08-05 | 冷凍コンテナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21044697A JPH1151544A (ja) | 1997-08-05 | 1997-08-05 | 冷凍コンテナ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1151544A true JPH1151544A (ja) | 1999-02-26 |
Family
ID=16589473
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21044697A Pending JPH1151544A (ja) | 1997-08-05 | 1997-08-05 | 冷凍コンテナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1151544A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103225940A (zh) * | 2013-04-27 | 2013-07-31 | 合肥美的荣事达电冰箱有限公司 | 冰箱及其蒸发器装置 |
WO2014080637A1 (ja) * | 2012-11-22 | 2014-05-30 | ダイキン工業株式会社 | コンテナ用冷凍装置 |
-
1997
- 1997-08-05 JP JP21044697A patent/JPH1151544A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014080637A1 (ja) * | 2012-11-22 | 2014-05-30 | ダイキン工業株式会社 | コンテナ用冷凍装置 |
JP2014122780A (ja) * | 2012-11-22 | 2014-07-03 | Daikin Ind Ltd | コンテナ用冷凍装置 |
CN104813124A (zh) * | 2012-11-22 | 2015-07-29 | 大金工业株式会社 | 集装箱用冷冻装置 |
CN103225940A (zh) * | 2013-04-27 | 2013-07-31 | 合肥美的荣事达电冰箱有限公司 | 冰箱及其蒸发器装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20031126 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20040106 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20040226 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040413 |