JPH11514750A - 延長された使用寿命を有するナトリウムイオン選択性電極膜 - Google Patents

延長された使用寿命を有するナトリウムイオン選択性電極膜

Info

Publication number
JPH11514750A
JPH11514750A JP10511670A JP51167098A JPH11514750A JP H11514750 A JPH11514750 A JP H11514750A JP 10511670 A JP10511670 A JP 10511670A JP 51167098 A JP51167098 A JP 51167098A JP H11514750 A JPH11514750 A JP H11514750A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sensor
membrane
sodium
selective
group
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10511670A
Other languages
English (en)
Inventor
ロバート クレイグ,アラン
パトリック レーディ,マイケル
Original Assignee
デイド、ベーリング、インコーポレイテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by デイド、ベーリング、インコーポレイテッド filed Critical デイド、ベーリング、インコーポレイテッド
Publication of JPH11514750A publication Critical patent/JPH11514750A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N27/00Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means
    • G01N27/26Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating electrochemical variables; by using electrolysis or electrophoresis
    • G01N27/28Electrolytic cell components
    • G01N27/30Electrodes, e.g. test electrodes; Half-cells
    • G01N27/333Ion-selective electrodes or membranes
    • G01N27/3335Ion-selective electrodes or membranes the membrane containing at least one organic component

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 水を添加することによってISEセンサーのナトリウムイオン選択性膜の使用寿命を延長する方法。水プラス膜コンパウンドまたは残分よりなるポリマー組成物と、そのような組成物を含む物品も提供される。

Description

【発明の詳細な説明】 延長された使用寿命を有するナトリウムイオン選択性電極膜本発明の分野 本発明は、一般的にはイオンセンサーに関し、さらに詳しくはイオン選択性電 極センサーと、延長された使用寿命を有するセンサーの製造方法に関する。関連技術の説明 検体イオンおよび代謝物の活性もしくは濃度を測定することができるイオン選 択性電極(ISE)センサーは、血液、尿、血漿、唾液、脊髄液および血清を含 む生物学的流体の分析において有用である。そのような流体、特に尿サンプルは 、測定すべきイオンの測定を妨害し得る薬物およびイオン種のような各種物質を しばしば含有する。このセンサーの一次的要求は、関心ある検体に対し高い選択 性を有し、そのため該検体の濃度を正確に決定できることである。他の重要な要 求は、センサーが関心ある検体以外のイオン種に対し最小の応答性、すなわち選 択性として知られる特性を持つことである。例えば、ナトリウムイオンを測定す るために使用されるISEセンサーは、ナトリウムイオンに対し高い感度を持た なければならず、そしてナトリウムに対して高い選択性を有し、そのためセンサ ーの信号はカリウムまたはクロライドのような関連するイオンの存在によって影 響されてはならない。液体電解質溶液が、参照電極と各種の検体イオンおよび代 謝物の活性を測定するために使用される感知電極との間に介在しないため、コス トおよび使用便利性におい て慣用のISEを上廻る利益を有するソリッドステートISEセンサーが最近開 発された。ソリッドステートセンサーは、センサー感度および選択性を提供する ため、所望のイオンへ複合化もしくは他のように結合する、理想的には所望のイ オンだけへ結合するイオン選択剤もしくはイオノフォアを含んでいるポリマー膜 を使用する。膜はまた、複合化されたイオンが膜内で可動であるように、イオノ フォアのための溶剤を含んでいる。膜はこれによって流体中のイオン種検体との 接触に応答してそのイオン含量を変える。あるセンサーにおいては、異なる検体 に対する感度のために設計された異なる膜と接触にある共通の流体流を提供する ことにより、多数検体を測定することができる。この使用モードにおいては、分 析される検体は、膜層とくり返して直接に接触させられ、電極と組合わせた膜の 感度および選択性は、流体へくり返し暴露の間コンスタントであり続けることを 必要とする。流体へのくり返し暴露の間コンスタントな選択性を保つことの失敗 は不正確な読みまたは偽の信号を発生し得るので、センサーの選択性の安定性は 決定的である。特異性の変化はセンサーの使用寿命を有害に制限するであろう。 このため、ISEセンサーの使用寿命を制限する一要因は、種々の流体への膜の くり返し暴露の間他の関連物質に比較して、関心ある検体に対する膜の選択性の 保持もしくは安定性である。例えば、ナトリウムを測定するために設計された膜 は、較正液中に含まれ得る他のイオン種(例えばカルシウムまたはカリウムイオ ン)に対し既知の応答を持つことが必要である。使用寿命とは、暴露後較正スロ ープを暴露前の較正スロープから10%以上偏差させることなくセンサーを標準 試験液へ暴露し得る時間数と定義される。 ISEセンサー膜内に感度および選択性をつくるための要件について一般的な 理論的解釈が存在するが、理論は重要な感度および選択性特性の安定性を実際の 使用の間保持するために要する膜の化学的構造を規定するためには貧弱な予測価 値しか持たない。この状況は、膜へその安定性を増強するために加えられるどん な添加物も、ポリマーバインダー、イオノフォアおよび可塑化、製造性等のため に含められる他の化合物を妨害しないように注意深く選ばれなければならないの で、悪化される。 あるクラスの溶媒をバリノマイシンを含んでいるカリウムISEセンサー膜組 成物にその貯蔵寿命を延長するために使用することが知られている(U.S.特 許No.4,608,149)。この場合は、バインダーとして疎水性ポリマー が使用され、そして選ばれた溶媒は実質上不揮発性である間に膜を可塑化する。 この溶媒の不揮発性は、センサーの作業前膜のための延長された貯蔵寿命を提供 する。しかしながらこれはセンサーの使用寿命の延長を扱ったものではない。 ナトリウムISEセンサーの残った欠点は、関心ある検体と、そして関心ある 検体以外のサンプル液中の物質を含んでいる試験流体へのくり返し暴露の結果、 膜の選択性の劣化である。このため、膜の選択性特性の安定性を長くすることに より、ISEセンサーの使用寿命を延長する簡単なそして費用のかからない方法 に対する需要が存在する。本発明の概要 本発明は、ナトリウム膜ペーストへ製造時あらかじめ定めた量の水を添加する ことによって、ナトリウムISEセンサーの有用な選 択性を延長する問題に向けられる。延長された使用寿命は全く予想外である。何 故ならば、センサーの選択性は膜の化学的成分によって主として決まり、そして ナトリウムISE膜に一般的に使用されるイオノフォアは高度に親水性でないか らである。イオノフォアに加え、膜ペーストは水不溶性有機溶媒、疎水性有機ポ リマー、およびシリカ、可塑剤および接着増強剤のような他の成分を含み、それ らのどれも使用時膜安定性を延長するように水と有利に反応することが期待され ない。このように膜の選択性の安定性は、製造時膜ペーストへ水を添加すること によって影響されることが予想されない。しかしながら、水約0.50重量%な いし1.00重量%を有するポリマーマトリックスペーストから製造した膜を有 するISEセンサーは、添加水を持たないポリマーマトリックスペーストから製 造した膜よりも約2倍長い使用寿命を有することが決定された。 本発明の他の利益は、製造時膜へ水の添加は簡単であり、そして高価な成分ま たは化学的に複雑な操作を必要としないことである。図面の簡単な説明 図1aおよび1bは、本発明を例示する膜の位置を図示する、センサーの部分 断面図である。 図2は、テストのため種々のISEセンサーをどのように配列し得るかを示す 、センサーベースの平面図である。 図3は、本発明を取入れたナトリウムISEセンサーの図2の線A−Aに沿っ た断面図である。本発明の詳細な説明 図1aは、第1の誘電層14と、導通電極路15と接触してセン サーベース12上に形成された第2の誘電層18を含む部分的に完成したISE センサーを示し、層14および18は空所のパターンを有し、該空所は総体に数 字20で指示した空胴を形成するように整列している。図1bはさらに、導通路 15と接触して空胴20内に適用されたセンサー膜16を示す。好ましくは慣用 の厚いフィルムスクリーン印刷技術および適当な乾燥手段を使用する、そのよう なセンサーをつくるための方法は、例えば本発明の譲受人へ譲渡された米国特許 No.4,454,007に記載されているように、この分野においてよく知ら れている。誘電層14および18の目的は、センサー膜層16の必要な厚みを収 容するのに十分な一般に20ないし40ミクロンの間の深さを空胴20へ提供す ることである。伝導性金属および伝導性金属化合物よりなる界面層を、界面を安 定化するために伝導層15とセンサー膜層16の間に任意に配置することができ る。 本発明のセンサー10は、血液、尿、血漿、唾液、脊髄液および血清を含む生 物学的テスト流体中のナトリウムイオンの電位差測定のために有用である。その ような流体、特に尿サンプルは、測定すべきイオンの測定を妨害し得る薬物およ び塩基性陽イオンのような種々の物質をしばしば含有している。膜層16の一次 的要求は、カリウムおよび塩素のような関連イオン種を有するテスト流体へのく り返し暴露の間、関心ある検体イオンに対するその選択性および感度を維持する ことである。 種々のイオン選択性膜ペースト組成物を膜層16のために使用することができ 、一般に所望の選択性および感度を提供するためナトリウムイオンのためイオン 選択剤もしくはイオノフォアと、イオノ フォアを溶解することができる溶媒と、そして水プラス1種以上のバインダー材 料を含む支持マトリックスを含む。バインダーマトリックスは、イオノフォアお よび溶媒と組合せて、フィルムを横断して検体イオン移動性を発生させるのに十 分な透過性のフィルムを形成することができ、そしてテスト流体へのくり返し暴 露の間膜の完全性を維持する任意の材料であることができる。使用される溶媒は 、慣用の膜をつくるのに普通に使用される任意の溶媒でよい。任意に、適切な量 の可塑剤、それにフュームドシリカおよびシランのような他の成分を膜に加えて もよい。もし加えるならば、可塑剤はイオノフォアと共にポリマーへ加えること ができる。米国特許No.5,401,377は、電気的導体と直接接触にある イオン選択性膜を有するISEセンサーの製造に有用な種々の化学的成分および 適用し得る製造プロセスについて情報を含み、そして一般に技術の状態の指標で ある。 取り囲む空胴20を形成するために使用される誘電層14および18への、そ してベース12および導通路15への膜層16の接着を改良するため、膜ペース トへシランカップリング剤を加えてもよい。有用なシランは、エポキシおよびシ ラノキシ基を有する二官能シランを含む。これら三層間の接着欠陥は膜16の誘 電層14および18からの剥離を生ずることが観察された。そのような剥離はテ スト流体が直接導通路15と接触することを許容し、そしてセンサー10の早期 故障を発生させる。シラン化学は、表面へのシランカップリングシラノールを生 成するようにシラノオキシ基を予備加水分解するためいくらかの量の水を必要と するから、湿気により影響されることが知られている。にもかかわらず、水の存 在が何故実施 例で使用した膜の使用寿命を延長するかは完全に理解されない。特に、水は膜層 16と、誘導層14および18と、ベース12または導通路15との間の接着作 用を通常提供する反応性シランカチオンを完全に加水分解し、そしてシランを非 活動的にすると期待される量で存在するからである。このように、膜ペーストへ 水の添加はISEセンサーの使用寿命を改良できようとは予想されなかった。し かしながら、研究は、膜ペースト組成物への約0.50ないし1.00重量%の 水の添加は、ISEセンサーの使用寿命を水添加なしの膜組成物の少なくとも2 倍長く増大したことを確認した。 ナトリウム膜16のその化学的成分に対する性能感受性に関係なく、水は膜1 6を製造するために使用されるペースト中へ、テスト流体へのくり返し暴露の間 イオン感度および選択性の膜の維持性または安定性を増加し、それによってナト リウムISEセンサーの使用寿命を延長するために有益に添加することができる 。使用寿命とは、約9.0ないし9.5範囲のpHと、約150ミリモル濃度の イオン強度を有する、ナトリウムおよびカリウムの塩化物および炭酸塩の標準水 溶液よりなる標準テスト流体へ、暴露後の較正スロープが暴露前の較正スロープ を10%以上偏差させることなしにセンサーを暴露し得る時間数と定義される。 水は、各自過剰量の水の故意の添加によって増強されるとは一般に予想されな い機能を持つ種々の成分からつくられた膜ペースト中、約0.50重量%ないし 1.00重量%の濃度にある。多くは推論に従うけれども、このように水の存在 が何故後記実施例に使用した膜の安定性に対し予期されない改良を提供するかは 完全に理解されない。本発明を例示するセンサー膜は、以前の膜の24時間使用 時間に比較して、平均最短48時間、そして72時間ほど長い使用の間、正確な ナトリウムテスト結果を与えるように設計される。 驚くべきことに、これらの結果をふまえて、現在の研究は、ISEセンサー中 のカリウムおよびクロライド感受性膜を製造するための膜ペースト組成物もそれ へ添加した約0.50重量%ないし1.00重量%の水を持つならば、添加した 水なしのペースト組成物を用いて製造したカリウムおよびクロライド感受性膜よ りも少なくとも72時間以上機能する膜をつくることを示した。 疎水性バインダー材料、イオノフォアおよび溶媒を含んでいる有用な膜は、既 知のフィルムコーティング、流延またはスクリーン印刷技術を使用してつくられ る。ポリ塩化ビニル、カルボキシル化ポリ塩化ビニル、ポリ(スチレン−コ−ス チレンスルホン酸)、ポリ(塩化ビニル−コ−スチレンスルホン酸)、ホリ(塩 化ビニル−コ−スチレンカルボン酸)等の合成および天然ポリマー材料を含む材 料を有利に使用することができる。高分子量ポリ塩化ビニルが本発明の実施に成 功して使用された。有用な可塑剤は2−エチルヘキシルアジペートおよび/また はジオクチルセバケートを含む。 有用な“ナトリウムイオン選択剤またはイオノフォア”は、ナトリウムと選択 的相互作用を提供する任意の物質を含む。ナトリウムイオノフォアの例は、天然 モネンシン、メチル、エチル、ブチルおよびドデシルエステルモネンシンのよう なモネンシンエステル誘導体、ポリエーテルジアミド、ビスクラウンエーテル、 クリプタンド、カリキサレン、ヘミスフェランド、16−クラウン−5誘導体、 およびFluka III(4−オクタデカノイロシメチル)−N,N,N’, N’−テトラシルコヘキシル−1,2−フェニレンジ オキシジアセタミド)を含む。これらイオノフォアのすべては、Fluka C hemika BioChemka(Ronkonkoma,New York )および産業界で既知の他社のような商業的供給元から得ることができる。 有用な“カリウムイオン選択剤またはイオノフォア”は、カリウムと選択的相 互作用を提供する任意の物質を含む。バリノマイシンが特に有用なカリウムイオ ノフォアである。有用な“クロライドイオン選択剤またはイオノフォア”は、ク ロライドと選択的相互作用を提供する任意の物質を含む。TDMAC(トリドデ シルメチルアンモニウムクロライド)が特に有用なクロライドイオノフォアであ る。 イオノフォアは、一種以上の有機溶媒によって溶解され、それによって膜内で 検体イオン移動性を提供する。有用な溶媒は、フタレート、セバケート、芳香族 および脂肪族エーテル類、フォスフェート、混合芳香族脂肪族フォスフェート、 アジペート、ニトロ化エーテルまたはエステルまたはそれらの混合物、およびこ の分野で既知のその他のものを含む。特に有用な溶媒は2−エチルヘキシルアジ ペートおよびジオクチルセバケートを含む。 膜の製造を助けるため揮発性溶媒を使用することができる。そのような溶媒は 膜組成物の粘度を下げ、センサーへの膜の適用を容易化する。この溶媒は、後で 記載する硬化ステップにおいて除去される。この目的に対して有用な溶媒は上に 記載したポリマーバインダーのための既知の溶媒を含む。カルボキシル化PVC の場合、イソホロンが好ましい溶媒である。シクロヘキサノン、ジメチルホルム アミドまたは他の高極性溶媒も使用し得る。 本発明において使用される水は、電気抵抗度10-6ジ−メンスへ脱イオン化す ることによって精製された。本発明の例示的ISEセンサー膜ペーストの製造に は、ポリマー、イオノフォア、水および可塑剤の任意の混合順序が使用できる。 好ましくは、検体イオノフォアおよび可塑剤が、ポリマー、フュームドシリカ、 水および揮発性溶媒の混合物へ添加される。もし含めるならば、次にシランが添 加され、そして振とうにより均一に混合される。生成する検体選択性膜ペースト 組成物は、ISE膜16を製造するために使用でき、該膜16にISEセンサー 10を製造するために使用することができる。 センサー設計、基材、および未乾燥膜を製造するためのポリマーペーストは、 本発明の譲受人へ譲渡され、そしてここに参照として取入れる米国特許No.5 ,522,978に記載されているプロセスに従って製造された。例示のため、 典型的には慣用の銀導体ペースト、例えばE.I.du Pont de Ne mours & Co.,Wilmington,Delawareから入手し 得るシリーズQS175を用い、センサーベース12上に最初に導通路15を沈 着し、次に典型的には慣用のセラミック誘電ペースト、例えばシリーズQS48 2の第1の誘電層14と、例えばやはりシリーズQS482の第2の誘電層18 と、そして最後にセンサー膜層16を沈着する。センサーベース12のための許 容し得る材料は、アルミナ、ガラス、ガラスエポキシ複合体、ポリエステル、ポ リエチレン、ポリイミド、ポリスチレン、またはポリカーボネートである。例え ば表1に記載した成分を含んでいるナトリウム選択性センサーペーストは、図1 および2に図示したナトリウムセンサー のナトリウム選択性膜を形成するため、ナトリウム選択性センサー位置10−N aにおいて電気導体15上へ注射筒を用いて分配することができる。同様に、や はり表1に記載した成分を含んでいるカリウム選択性およびクロライド選択性セ ンサーペーストは、やはり図1および2に図示したカリウムおよびクロライドI SEセンサーのイオン選択性膜を形成するため、それぞれのカリウムおよびクロ ライド選択性ISEセンサー位置10−Kおよび10−Clにおいて電気導体1 5上へ注射筒を用いて分配することができる。 膜ペースト組成物は、イオン選択性膜層16を形成するため、80〜110℃ の範囲内の温度において10ないし90分間加熱することによって硬化すること ができる。得られたセンサー10は、次に流れチャンネル膜31(図3)に対し て位置決めされる。流れチャンネル31は、ベース12に対して圧縮下アセンブ リカートリッジ(図示せず)内に取り付けられ、ISEセンサー10上の参照お よびサンプル液のための参照およびサンプル流れチャンネル34Rおよび34M に沿った流体シールを完成させる。ここで10Rは参照ISEセンサーを示し、 10Mは測定ISEセンサーを示す。 図2は、規則的パターンに配列された多数の個々のセンサーベース12を含ん でいる基材36を図示し、ベース12はオートメーション生産設備による取扱い に適した連続して形成された単一製造片上に規則的パターンを刻線することによ って区切られる。製造プロセスが終了後、センサーベースは多数の個々のセンサ ー10に分離することができる。センサーベース12の各自は、平面配列にその 上に集積された電気接点パッド23で終わるパターンに沈着された複数の導通路 15を含むISEセンサーの配列を有し、センサー1 0は個々の層14,16および18(図1aおよび1bに最良に見られる)より なっている。センサー10は参照または測定役割のどちらかを果たすように設計 され、そして好ましくは列に配置され、参照機能センサー10Rは列の一方の側 にあり、検出もしくは測定機能センサー10−Na,10−Kおよび10−Cl であるセンサー10は列の他の側にある。センサー10の各自は、誘電層14を こえて基材12のトップに形成されたそれぞれの電気接点23まで延びている電 気的導通路15によって接続される。これらの接点は、それぞれのセンサー膜1 6(図3を見よ)上のチャンネル34を形成する流れチャンペル部材31によっ て占領されるであろう区域の外側に配置される。接点23は適切な電気コネクタ ーによって接触されるように位置決めされる。電気コネクター15は、接点23 を用いて、センサーの作動のため必要な種々の測定を容易にするように、センサ ー10Rおよび10Mの種々のペアを選択的に接続するため必要なマルチプレキ サーおよび電気メーター増幅器を提供する、化学分析機(図示せず)中の電子回 路へ接続される。 図3は、流体入口部分においては相互に離れているがしかし各みぞの流体出口 端において合体し、それにより較正操作に使用される参照流体およびテストされ るサンプル流体が流れ抜けることができる流体流れチャンネル34Rおよび34 Mを区画する、一対のチャンネル32Rおよび32Mを示している。流れチャン ネル部材31は、センサーカートリッジに使用されるであろう溶液に関して化学 的に不活性なように選択される材料でつくられる。センサー膜層16の上表面は 、このように流体流れチャンネル34Rおよび34Mをそれぞれ通って供給され る参照流体およびサンプル流体と流体お よび電解質接触にある。ショアA硬度(ASTM D−2140)40ないし6 0の硬度と、10%ひずみにおいて0.7ないし4.2MPaのセグメントモジ ュラスの室温機械的性質を有する、ブチルゴム、ハロブチルゴム、ブロモブチル ゴム、シリコーン、ポリウレタンまたはポリ塩化ビニルのようなエラストマー材 料が好ましい。 サンプル液中の検体の量は、センサーデバイスをペアで使用し、一方のセンサ ーデバイスは検体の既知量を含んでいる参照もしくは対照流体へ暴露し、他方は 検体の未知量を含んでいるサンプル流体へ暴露して決定することができる。本発 明の譲受人へ譲渡された米国特許No.5,184,568はそのような装置の 例である。良く知られている較正技術を用い、アッセイはサンプル流体中の検体 のレベルを決定するための測定の比較もしくは差別化方法において実行すること ができる。 センサー10の作動は、2点較正操作と、そして多数回テスト流体分析測定ス テップよりなる。2点較正操作およびサンプル測定の両方とも二つの分析決定よ りなる。最初の較正操作ステップは、参照流体を参照流れチャンネル34R中に ポンプし、そして次に同じ参照流体を測定流れチャンネル34M中にポンプする ことによって実施される。参照流体は測定すべき範囲にわたる既知のイオン濃度 を有する溶液である。次に分析機内に収容された電子回路によって電位が測定さ れる。2番目の較正操作ステップは、異なる参照流体を流れチャンネル34R中 にポンプすることによって達成される。分析機によって再び電位が測定される。 センサーの応答もしくはスロープが測定した電位と参照流体の既知のイオン濃度 とから計算さ れる。 第1のサンプル流体測定ステップは、参照流体を流れチャンネル34M中にポ ンプし、そして次に同じ参照流体を流れチャンネル34R中に引くことよりなる 。第2のサンプル流体測定ステップは、サンプル流体を流れチャンネル34M中 にポンプすることよりなる。電位信号が再び電子回路によって測定される。サン プル中のイオンの濃度は、測定した電位と、センサーの既知のスロープと、参照 流体のイオン濃度から計算される。 本明細書で使用するように、術語“流体”は液体および気体を含むけれども、 現時点では液体が主に使用される。またいくつかの参照センサーエレメントが示 されているが、単一のエレメントを使用することができる。センサーエレメント はもし望むならばカーブした路に沿うことができる。 以下の実施例は本発明の実際を例証するために提供される。 実施例1水を含有しない膜ペースト組成物 これは、前述した米国特許No.5,522,978に記載されているような 、ナトリウム、カリウムおよびクロライドISEセンサーの使用寿命を例証する 実施例である。イオン選択性膜を製造するために使用したペーストは、表1に掲 げた成分を混合し、そして膜ペーストへ水の意図的な添加なしにつくられた。 * カルボキシル化ポリ塩化ビニル ** グリシドキシプロピルトリメトキシシラン *** トリドデシルメチルアンモニウムクロライド **** テトラ(クロロフェニル)ホウ酸カリウム 後で記載する方法に従い、そして表1のペースト成分を使用してつくったナト リウムセンサーの使用寿命は、少なくとも48時間の望ましい使用寿命に比較し て、24時間以下であった。使用寿命は、約9.0ないし9.5範囲のpHとそ して約150ミリモル濃度 のイオン強度を有する塩化および炭酸ナトリウムおよびカリウムの標準水溶液よ りなる標準テスト液へ、暴露後の較正スロープを暴露前の較正スロープから10 %以上偏差を生じさせることなしにセンサーを暴露することができた時間数とし て決定された。 実施例2水を含有する膜ペースト組成物 これは、実施例1の現行技術ISEセンサーの使用寿命と比較しての、本発明 の例示ナトリウムISEセンサーの延長された使用寿命を例証する比較実施例で ある。約0.50重量%ないし1.00重量%の水の添加を含む、ナトリウム、 カリウムおよびクロライドに対するイオン選択センサー膜をつくるのに使用した ペーストは、以下の表2に挙げた成分を混合することによりつくられた。 * カルボキシル化ポリ塩化ビニル ** グリシドキシプロピルトリメトキシシラン *** トリドデシルメチルアンモニウムクロライド **** テトラ(クロロフェニル)ホウ酸カリウム 後で記載する方法に従い、そして表2によるペースト成分をもってつくった膜 を使用してつくられたすべての三つセンサーの使用寿命は、約48時間より長く 、そしてある場合には72時間も長く、 それ故膜ペースト中へ添加した水なしでつくったセンサーに比較して、実際の使 用にもっと適していると判定された。 実施例1および2によってつくった膜を有するセンサーの使用寿命 表1および2に挙げた成分よりなる膜を有する完成センサー10の性能は、ポ ンプ、較正器、MultiplyTMISEカートリッジ、電子回路および作動ソ フトウエアを備えた、Dade Chemistry Systems Inc .(Newark,Delaware)から得たDimensionTMAR臨床 化学システム上で標準作業プロトコールを使用して測定された。センサーは、上 に記載したように、各電解質の二つのレベルと、そして次に水性緩衝化電解質の 二つのレベルよりなるテスト流体のパネルをもって較正され、そして血清系対照 製品の3種のテスト流体が分析された。較正液もしくは参照流体は、Dade Chemistry Systems Inc.から入手し、そしてサンプル流 体はCiba−Corning Co.(Medfield,Maine)の市 販MultiquatTM対照であった。参照流体は、ナトリウムイオンの多レベ ル、それぞれMQ1,MQ2およびMQ3を持っていた。参照流体濃度は、純ナ トリウム、カリウムおよびクロライド塩の量の重量分析によって決定した。参照 製品濃度の帰属は、水なしでつくられた多数センサーを使用して決定された。ベ ースライン結果は、すべてのカートリッジについての結果が未使用新品センサー に関するように、それらのライフサイクルの初期に新しいセンサーで得られた。 センサーの使用寿命は、5ないし10の個々のセンサーのグループについて72 時間の間較正操作をくり返すことによっ て決定された。初期較正測定の後、カートリッジは24時間待機モードに放置さ れ、その間標準水溶液が測定流れチャンネル34Mを通ってゆっくりポンプされ た。カートリッジはその後、24時間のシミュレートした使用寿命の後、較正ス ロープを決定するため再テストされた。全体で72時間の経過時間のための追加 の48時間後、シミュレートした使用寿命の72時間後の較正スロープを決定す るためこの較正/テストサイクルがくり返された。次に、較正および標準溶液へ 72時間暴露したセンサーの較正スロープと、初期較正決定の間較正溶液だけへ 暴露したセンサーの対照群の間で比較をした。膜ペースト組成物中に水ありおよ び水なしでつくられたナトリウムセンサーについての使用寿命テストの結果を以 下の表3に示す。表3は、ナトリウム膜のためのMQ3結果が膜ペーストへ水の 添加によって得られた性能において最良の性能を示したことを示す。 水なしペーストからつくった膜を用いたナトリウムセンサーの信頼性性能は不 満足であった。劣化した性能はナトリウムに対する選択性のロスに関係している 。平均較正スロープは、水を添加しなかった時の典型的応答<53mV/10個 に比較し、水0.75%をペーストへ添加した時>55mV/10個であった。 良く知られたネルンスト式は、これらテストを行った環境温度において約59m V/10個の理論的スロープを与えるであろう。この比較に基づいて、水を含む ペーストを使用してつくったナトリウム膜は使用寿命において統計学的に有意な 増加を提供したと判定された。 ここに開示した具体例は本発明の原理の例証であり、そして本発 明の範囲になお入る他の修飾を加えることができることを理解すべきである。従 って、本発明は明細書に詳細に示しそして記載したこれら具体例に制限されず、 請求の範囲のみによって限定される。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 分散されたナトリウムに対し選択的なイオノフォアおよび水約0.50重 量%ないし1.00重量%を有するポリマーマトリックスペーストからつくられ た膜を有する、流体中のナトリウムの存在を測定するためのイオン選択性電極セ ンサー。 2. 前記ペーストは、ポリ塩化ビニル、カルボキシル化ポリ塩化ビニル、ポリ (スチレン−コ−スチレンスルホン酸)、ポリ(塩化ビニル−コ−スチレンスル ホン酸)、ポリ(塩化ビニル−コ−スチレンカルボン酸)、およびそれらの混合 物からなる群から選ばれるポリマーマトリックスを含んでいる請求項1のセンサ ー。 3. ナトリウムに対し選択的なイオノフォアは、天然モネンシン、メチル、エ チル、ブチルおよびドデシルエステルモネンシンのようなモネンシンエステル誘 導体、ポリエーテルジアミド、ビスクラウンエーテル、クリプタンド、カリキサ レン、ヘミスフェランド、16−クラウン−5誘導体、およびFluka II Iよりなる群から選ばれる請求項1のセンサー。 4. 前記ペーストは、エポキシおよびシラノキシ基を持っている二官能シラン よりなる群から選ばれた接着増強剤をさらに含んでいる請求項1のセンサー。 5. 前記ペーストは、フタレート、セバケート、芳香族および脂肪族エーテル 類、フォスフェート、混合芳香族脂肪族フォスフォネート、アジペート、ニトロ 化エーテルもしくはエステル類、2−エチルヘキシルアジペートおよびジオクチ ルセバケート、およびそれらの混合物よりなる群から選ばれた溶媒をさらに含ん でいる請求項 1のセンサー。 6. 流体は、血液、尿、血漿、唾液、脊髄液および血清を含む生物学的流体よ りなる請求項1のセンサー。 7. 前記センサーは、複数の導通路がその上に配置されている平面状基材と、 それを通る複数の空胴を有する少なくとも一つの誘電層をさらに含み、各空胴は 少なくとも一つの導通路と連通にあり、前記膜は膜と導通路の間に連通が形成さ れるように前記空胴内に配置されている請求項1のセンサー。 8. 分散されたナトリウムに対し選択的なイオノフォアおよび水約0.50重 量%ないし1.00重量%を有するポリマーマトリックスからつくられた、流体 中のナトリウムの存在を測定するためのイオン選択性電極センサーに使用する膜 。 9. 前記ペーストは、ポリ塩化ビニル、カルボキシル化ポリ塩化ビニル、ポリ (スチレン−コ−スチレンスルホン酸)、ポリ(塩化ビニル−コ−スチレンスル ホン酸)、ポリ(塩化ビニル−コ−スチレンカルボン酸)、およびそれらの混合 物からなる群から選ばれるポリマーマトリックスを含んでいる請求項8の膜。 10. ナトリウムに対し選択的なイオノフォアは、天然モネンシン、メチル、 エチル、ブチルおよびドデシルエステルモネンシンのようなモネンシンエステル 誘導体、ポリエーテルジアミド、ビスクラウンエーテル、クリプタンド、カリキ サレン、ヘミスフェランド、16−クラウン−5誘導体、およびFluka I IIよりなる群から選ばれる請求項8の膜。 11. 複数の導通路をその上に有するベースと、それを通る複数の空胴を有す る少なくとも一つの誘電層と、そしてポリマーマトリ ックスおよびナトリウムに対し選択的なイオノフォアを含むナトリウムイオン選 択性電極膜を含んでいる、流体中のナトリウムの存在を測定するためのイオン選 択性電極センサーを製造する方法であって、 ベース上に複数の導通路を適用し、 前記導通路上に少なくとも一つの誘電層を適用し、 ポリマーマトリックスへ約0.50重量%ないし1.00重量%の水を添加し 、 ポリマーマトリックスを前記空胴内に配置することを含む前記方法。 12. 前記ポリマーマトリックスは、ポリ塩化ビニル、カルボキシル化ポリ塩 化ビニル、ポリ(スチレン−コ−スチレンスルホン酸)、ポリ(塩化ビニル−コ −スチレンスルホン酸)、ポリ(塩化ビニル−コ−スチレンカルボン酸)、およ びそれらの混合物からなる群から選ばれる請求項11の方法。 13. ナトリウムに対し選択的なイオノフォアは、天然モネンシン、メチル、 エチル、ブチルおよびドデシルエステルモネンシンのようなモネンシンエステル 誘導体、ポリエーテルジアミド、ビスクラウンエーテル、クリプタンド、カリキ サレン、ヘミスフェランド、16−クラウン−5誘導体、およびFluka I IIよりなる群から選ばれる請求項11の方法。 14. 前記膜は、エポキシおよびシラノキシ基を持っている二官能シランより なる群から選ばれた接着増強剤をさらに含んでいる請求項11の方法。 15. 前記膜は、フタレート、セバケート、芳香族および脂肪族 エーテル類、フォスフェート、混合芳香族脂肪族フォスフォネート、アジペート 、ニトロ化エーテルもしくはエステル類、2−エチルヘキシルアジペートおよび ジオクチルセバケート、およびそれらの混合物よりなる群から選ばれる溶媒をさ らに含んでいる請求項11の方法。 16. 流体は血液、尿、血漿、唾液、脊髄液および血清を含む生物学的流体よ りなる請求項11の方法。
JP10511670A 1996-08-26 1997-08-12 延長された使用寿命を有するナトリウムイオン選択性電極膜 Pending JPH11514750A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/703,121 US5958201A (en) 1996-08-26 1996-08-26 Sodium ion-selective-electrode membrane having extended uselife
US08/703,121 1996-08-26
PCT/US1997/013989 WO1998009160A1 (en) 1996-08-26 1997-08-12 Sodium ion selective electrode membrane having extended uselife

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11514750A true JPH11514750A (ja) 1999-12-14

Family

ID=24824104

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10511670A Pending JPH11514750A (ja) 1996-08-26 1997-08-12 延長された使用寿命を有するナトリウムイオン選択性電極膜

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5958201A (ja)
EP (1) EP0886774A1 (ja)
JP (1) JPH11514750A (ja)
WO (1) WO1998009160A1 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6413394B1 (en) 1999-07-08 2002-07-02 Thomas Y. Shen Disposable plate electrode with biological active film
US6676904B1 (en) * 2000-07-12 2004-01-13 Us Gov Sec Navy Nanoporous membrane immunosensor
US6793789B2 (en) * 2000-09-30 2004-09-21 Geun Sig Cha Reference electrode with a polymeric reference electrode membrane
JP2002122563A (ja) * 2000-10-17 2002-04-26 Fuji Photo Film Co Ltd イオン選択性単電極複合体、その製造方法、およびイオン活量測定器具
US6764652B2 (en) 2001-01-24 2004-07-20 The Regents Of The University Of Michigan Micromachined device for receiving and retaining at least one liquid droplet, method of making the device and method of using the device
US7101472B2 (en) * 2002-03-13 2006-09-05 The Charles Stark Draper Laboratory, Inc. Microfluidic ion-selective electrode sensor system
US8181531B2 (en) * 2008-06-27 2012-05-22 Edwin Carlen Accessible stress-based electrostatic monitoring of chemical reactions and binding
US9011670B2 (en) * 2008-08-14 2015-04-21 The Charles Stark Draper Laboratory, Inc. Three-dimensional metal ion sensor arrays on printed circuit boards
JP7403100B2 (ja) * 2020-05-25 2023-12-22 パナソニックIpマネジメント株式会社 イオン感応物質およびそれを用いたイオン感応膜、ならびにそのイオン感応物質の製造方法
EP4040145A1 (en) * 2021-02-09 2022-08-10 Unisense A/S A solid-contact ion-selective electrode

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4214968A (en) * 1978-04-05 1980-07-29 Eastman Kodak Company Ion-selective electrode
US4454007A (en) * 1983-01-27 1984-06-12 E. I. Du Pont De Nemours And Company Ion-selective layered sensor and methods of making and using the same
US4505800A (en) * 1983-05-20 1985-03-19 Eastman Kodak Company Sodium-selective compositions and electrodes containing same
US4608149A (en) * 1983-06-20 1986-08-26 Eastman Kodak Company Potassium ion-selective compositions and electrodes containing same
NL8400916A (nl) * 1984-03-22 1985-10-16 Stichting Ct Voor Micro Elektr Werkwijze voor het vervaardigen van een isfet en een aldus vervaardigde isfet.
US4571293A (en) * 1984-05-10 1986-02-18 Fuji Photo Film Co., Ltd. Ion selective electrode and method of preparation thereof
US4578173A (en) * 1984-05-10 1986-03-25 Fuji Photo Film Co., Ltd. Ion selective electrode and method of making ion selective electrodes
US4615788A (en) * 1984-06-20 1986-10-07 Fuji Photo Film Co., Ltd. Ion selective electrode and method of preparation thereof
JPS62102149A (ja) * 1985-10-30 1987-05-12 Hitachi Ltd ナトリウムイオン選択性電極
DE3677181D1 (de) * 1985-12-23 1991-02-28 Hoffmann La Roche Wasserfreie, selektive, ionendurchlaessige elektroden zur untersuchung bestimmter ionen in waessrigen loesungen.
NL8602242A (nl) * 1986-09-05 1988-04-05 Stichting Ct Voor Micro Elektr Werkwijze voor het vervaardigen van een refet of een chemfet, en de vervaardigde refet of chemfet.
IT1222121B (it) * 1987-07-24 1990-08-31 Eniricerche Spa Sensore per ioni contenente una membrana organica selettiva
US5284568A (en) * 1992-07-17 1994-02-08 E. I. Du Pont De Nemours And Company Disposable cartridge for ion selective electrode sensors
DE4333348C2 (de) * 1992-10-02 1998-01-22 Hitachi Ltd Durchflußzelle mit einer ionenselektiven Elektrode
US5401377A (en) * 1993-08-06 1995-03-28 Biomedix, Inc. Ion-selective sensor with polymeric membrane having phospholipid dispersed therein
US5522978A (en) * 1993-11-18 1996-06-04 E. I. Du Pont De Nemours And Company Monensin amides for sodium-selective electrodes

Also Published As

Publication number Publication date
EP0886774A1 (en) 1998-12-30
US5958201A (en) 1999-09-28
WO1998009160A1 (en) 1998-03-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0551769B1 (en) Graphite base solid state polymeric membrane ion-selective electrodes
US4214968A (en) Ion-selective electrode
US6960466B2 (en) Composite membrane containing a cross-linked enzyme matrix for a biosensor
EP1753872B1 (en) Electrochemical urea sensors and methods of making the same
US12038404B2 (en) Mixed ionophore ion-selective electrode for the improved dectection of urea in blood
JPS62116252A (ja) 電気化学分析の方法及び装置
EP1164372B1 (en) Microchip-based differential carbon dioxide gas sensor
US5421983A (en) Anion selective electrodes containing fumed silica
JPS63289444A (ja) イオン選択性センサ及びその校正方法
EP3054290B1 (en) Ion-selective electrode
JPH11514750A (ja) 延長された使用寿命を有するナトリウムイオン選択性電極膜
US5384031A (en) Reference electrode
US6508921B1 (en) Lithium ion-selective electrode for clinical applications
US4708776A (en) Sodium ion selective electrode and method of use
AU639005B2 (en) Electrochemical cell, reference electrode and electrochemical method
JP2001514760A (ja) サブミニアチュアスルーホールを備えたワイアリングサブストレートの製造方法
Lemke et al. Multisensor array for pH, K+, Na+ and Ca2+ measurements based on coated-film electrodes
US6015480A (en) Chloride ion selective membrane electrode having improved stability and selectivity
Guagneli Novel design of a flow-through potentiometric sensing device
CN114787617B (zh) 制备用于对流体中存在的分析物电位检测的聚合物膜的方法
Eppelsheim et al. Ion-selective electrodes for the determination of the antiarrhthymic drug bretylium
EP4341678A1 (en) Solid-state reference electrode based on polymeric membrane
JPH06288962A (ja) マグネシウムイオンセンサ及びセンサプレート
Nam et al. Alternative polymer matrices for potentiometric chemical sensors