JPH11514729A - クラッチを切る力が小さくてすむ摩擦クラッチ用クラッチ機構 - Google Patents

クラッチを切る力が小さくてすむ摩擦クラッチ用クラッチ機構

Info

Publication number
JPH11514729A
JPH11514729A JP10512320A JP51232098A JPH11514729A JP H11514729 A JPH11514729 A JP H11514729A JP 10512320 A JP10512320 A JP 10512320A JP 51232098 A JP51232098 A JP 51232098A JP H11514729 A JPH11514729 A JP H11514729A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clutch
ring
clutch mechanism
pressure plate
cover plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10512320A
Other languages
English (en)
Inventor
バシェル,ミシェル
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Valeo SA
Original Assignee
Valeo SA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Valeo SA filed Critical Valeo SA
Publication of JPH11514729A publication Critical patent/JPH11514729A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D13/00Friction clutches
    • F16D13/58Details
    • F16D13/583Diaphragm-springs, e.g. Belleville
    • F16D13/585Arrangements or details relating to the mounting or support of the diaphragm on the clutch on the clutch cover or the pressure plate
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D13/00Friction clutches
    • F16D13/58Details
    • F16D13/75Features relating to adjustment, e.g. slack adjusters
    • F16D13/757Features relating to adjustment, e.g. slack adjusters the adjusting device being located on or inside the clutch cover, e.g. acting on the diaphragm or on the pressure plate
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D13/00Friction clutches
    • F16D13/58Details
    • F16D2013/581Securing means for transportation or shipping

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Mechanical Operated Clutches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 このクラッチ機構は、ベース(80)を備えるカバープレート(8)と、圧力プレート(3)の背面とカバープレート(8)のベース(80)との間に挟持され、カバープレート(8)と共に回転するよう、圧力プレート(3)をカバープレート(8)に結合するための弾性手段(9)と、第1に、クラッチ解除部材(7)および第2に圧力プレート(3)の背面(36)とクラッチ解除部材(7)との間に直列に取り付けられた2つのベルビーユリング(4)(6)とを備え、クラッチ解除部材(7)の外周部が、操作当接部(73)の径方向外側において、カバープレート(8)のベース(80)によって支持された第1当接部(71)上で枢動し、操作当接部(73)自身が、クラッチ解除部材(7)と接触できるよう、カバープレート(8)のベース(80)によって支持されている第2当接部の径方向外側に位置し、更にクラッチ解除部材(7)のための基準位置を定めるようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】 クラッチを切る力が小さくてすむ 摩擦クラッチ用クラッチ機構 本発明は、クラッチを切る力が小さくてすむ、例えば自動車用の摩擦クラッチ に関し、より詳細には、かかるクラッチに含まれるクラッチ機構に関する。本発 明は自動車用に限定するものではない。 従来のクラッチでは、駆動シャフトと被動シャフトとの間に挿入されたダイヤ フラムは、回転駆動フライホイールに固定されたカバープレートのベースに当接 し、反作用プレートを構成する前記フライホイールに向けて圧力プレートを変位 させ、よって、圧力プレートと反作用プレートとの間に、クラッチ摩擦ホイール の摩擦ライナーをグリップするようになっている。 第1シャフト例えば駆動シャフトには、駆動フライホイールが固定されている が、クラッチ摩擦ホイールは、このクラッチ摩擦ホイールと共に一体的に回転で きるよう、このホイールを、第2シャフト例えば被動シャフトに取り付けるため のハブを、その内周部に有する。 従って、このクラッチは、通常は駆動シャフトと被動シャフトとの間でトルク 伝達するよう係合される。 押圧ー解除タイプのクラッチの場合、クラッチを切る(解除する)には、クラ ッチ解除ベアリングの助けにより、ダイヤフラムのフィンガーの内端部に環状ス ラスト力を加え、前記ダイヤフラムを枢動させ、軸方向に移動自在な圧力プレー トに対してダイヤフラムによって加えられている力に打ち勝ち、摩擦ライナーを 解放する必要がある。 このような状態になると、摩擦ライナーは、カバープレートと共に一体に回転 するように固定された反作用プレートと圧力プレートとの間にグリップされなく なるので、駆動シャフトから被動シャフトへトルクは伝達されなくなる。 一般に、カバープレートと圧力プレートとダイヤフラムとは、クラッチ機構と 称される一体的なアセンブリを構成し、このクラッチ機構は、カバープレートを 軸方向に移動できるようにしながら一体的に回転できるよう、カバープレートを 圧力プレートに結合する弾性タングにより、カバープレートを介して、フライホ イールに取り付けできるようになっている。 公知のように、ダイヤフラムは、中心孔を有し、ベルビーユリング状をした外 側周辺部分を含んでいる。このベルビーユリングは、スロットによりラジアルフ ィンガーに分割された中心部分により内側に伸びている。ダイヤフラムは、ベル ビーユリング部分を介して、カバープレートおよび圧力プレートに当接する。従 って、自由に弾性クラッチ係合手段の作用に反作用できるようにするクラッチの ためのクラッチ解除手段は、ダイヤフラムのフィンガーから成り、このフィンガ ーの内端部にクラッチ解除ベアリングが作用し、他方、ダイヤフラムのベルビー ユリングは、圧力プレートと反作用プレートとの間に摩擦ライナーをグリップさ せ、カバープレートのベースから離間する方向に圧力プレートを軸方向に押圧す るための軸方向に作用する弾性クラッチ係合手段を構成する。 ダイヤフラムは、自由状態では切頭円錐形となっている。ダイヤフラムを一旦 クラッチに取り付けると、そのベルビーユリングは、圧力を受けた状態となり、 多かれ少なかれ平坦にされる。クラッチの作動している間(例えばクラッチが切 られている間)、ベルビーユリングの円錐角は変化する。 公知のように、例えばダイヤフラムのフィンガーの内端部の高さで測定される (撓みに対して生じた力をプロットした)このダイヤフラムの特性曲線は、ベル ビーユリングの大きさ、および自由状態におけるベルビーユリングの円錐形の切 頭部の高さと、ダイヤフラムの厚さとの比によって決まる。 この特性曲線は、最大点を通過する。 従って、ダイヤフラムのフィンガーの内端部に加えるべき力は最大点まで増加 し、その後、最小点まで減少し、再び増加する。 最大点と最小点との差は大きくできる。この特性曲線について更に詳細に知り たければ、フランス国特許公開第1392569号公報または国際特許出願第 WO97/1 9275号公報、ならびに図4および図5を参照されたい。これらの図には、ベルビ ーユリングの円錐形の切頭部の高さH、およびベルビーユリングが発生する負荷 をY軸で、その撓み量をX軸で示した前記曲線が示されている。 フランス国特許公開第1392569号公報では、クラッチ解除動作中に、上記最大 点を通過しないようにするための弾性漸次係合装置が設けられている。この装置 は、ダイヤフラムのベルビーユリングに直列に取り付けられ、ベルビーユリング の弾性力よりもかなり小さい弾性力を発生する。この装置は、プリストレス力が 最大となる点と、プリストレス力が最小となる応力点との間に限定された走行路 を有する。 このような構造では、クラッチ解除ベアリングで、おおむね増加するクラッチ 解除力が得られる。 クラッチ解除中、漸次係合する装置は、クラッチ係合時にダイヤフラムによっ て圧力プレートに加えられる負荷を小さくするので、所望するような大きな補助 力を得ることはできない。 従って、ダイヤフラムと並列に補助スプリングを介入させることが考えられる 。 この場合、例えばベルビーユリング状をした補助スプリングは、カバープレー トおよびダイヤフラムのフィンガーの内端部に当接しうる。 従って、クラッチが係合位置にあると、最小の力を発生し、円錐度が変わるに つれて、クラッチ解除動作中に補助力を発生する。この補助力は、クラッチの全 作動寿命にわたって、クラッチの係合時に最小でならなければならない。 このタイプの理想的な例は、クラッチの摩擦ライナーまたは圧力プレート、お よび反作用プレートの摩擦表面の摩耗に拘わらず、ダイヤフラムを常にほぼ同じ 位置に維持する調節装置、すなわちいわゆる摩耗補償器を利用し、クラッチの全 作動寿命にわたって、どの状況でも、クラッチ係合時に補助スプリングが極めて 小さい力を発生できるようにすることである。従って、補助力を得ることは、簡 単なことではない。 本発明の課題は、これらの欠点を解消することにあり、クラッチの作動寿命中 における任意の時期に、クラッチ係合時に摩耗ライナーに加えられるグリップ力 を小さくすることなく、直列に作動するスプリングを利用するクラッチ解除力が 小さくてすむ摩耗クラッチを、簡単かつ安価に提供することにある。 本発明による、上記タイプのクラッチ機構は、前記弾性クラッチ係合手段が、 圧力プレートの背面とクラッチ解除部材によって支持された操作当接部との間に 直列に取り付けられた2つのベルビーユリング、すなわち圧力プレートに隣接す る第1ベルビーユリングと、クラッチ解除部材に隣接する第2ベルビーユリング とを含み、操作当接部の径方向外側にてカバープレートのベースによって支持さ れた第1当接部上で、クラッチ解除部材の外周部が枢動し、操作当接部自身が、 クラッチ解除部材に接触し、クラッチ解除部材のための基準点を構成するよう、 カバープレートのベースによって支持された第2当接部の径方向外側に位置する ようにしたことを特徴としている。 本発明および2次的当接部により、クラッチ係合時に、クラッチ解除部材は上 記摩耗補償器を必要とすることなく、常に同じ位置に位置する。 前記基準位置は、油圧または電気機械式アクチュエータによって制御されるク ラッチ解除ベアリングを使用するクラッチを操作するうえで好ましい。 クラッチ解除ベアリングを使用するクラッチを切るためのクラッチ解除力は小 さくてよい。このことは、特に作動および第1当接部の配置に起因するものであ る。 これに関連し、例えば操作当接部と第1当接部との間の距離を、クラッチ解除 ベアリングとの係合ゾーンと第1当接部との間の距離の10分の1と小さくする ことができる。従って、レバーアームを大きくし、力を大幅に小さくでき、クラ ッチを切るためにクラッチ解除ベアリングによって発生するべき力を、例えばク ラッチ係合状態において、操作当接部に対して当該ベルビーユリングによって加 えられるクラッチ係合力の10分の1に小さくなる。 押圧ー解除タイプのクラッチのように、クラッチ解除部材の屈曲部を傾動させ るための第1当接部は、弾性クラッチ係合手段に対して、圧力プレートによって 提供される当接部よりも径方向内側に位置していることが理解できよう。 従って、カバープレートは、例えば短いポストの助けにより、前記ベースの内 周部の領域内のカバープレートのベース上で枢動するように、ダイヤフラムが取 り付けられている従来の押圧ー解除タイプのクラッチよりもわずかしか変形しな い。従ってカバープレートはポストを有せず、形状が簡単となっている。 ポストが存在しないことにより、摩擦も小さくなっている。本発明により、摩 擦ライナーの摩耗をなくすことができる。 ベルビーユリングは、従来のベルビーユリングでもよいし、また各使用例に必 要な特性に従い、外周部または内周部にフィンガーを有するベルビーユリングで もよい。 本発明の1つの特徴によれば、直列に取り付けられたベルビーユリングによっ て生じる平衡状態は、クラッチ解除部材によって破られる。これに関連し、ベル ビーユリングは、クラッチ係合状態では平衡状態となるような寸法にされており 、これらのすべての構造により、クラッチ解除部材に対する基準点を有するが、 フランス国特許公開第1,392,569号公報に記載のように、クラッチ解除ベアリン グにおいて大きなクラッチ解除力が得られる。 本発明によれば、不利益を生じることなく、上記した従来の解決方法の利点は 保持される。 環状クラッチ解除部材は、ラジアルフィンガーによって分割された極めて長い 主要部分が延長している、浅い環状の周辺部分を備える疑似ダイヤフラムから成 ることが好ましい。環状部分によって生じる負荷は、ベルビーユリングによって 生じる負荷と比較して、極めて小さいか、またはゼロとなる。この目的のために 、外周部が開放状態となっているめくらスロットを、環状部分に設けることがで きる。 従って、クラッチ解除部材によりベルビーユリングに加えられる負荷は、無視 できる。従って、弾性クラッチ係合手段を緩和するための補助スプリングに関連 した問題は、全く存在しない。 必要であれば、例えばクラッチ解除ベアリングの変位量を制御するクラッチペ ダルでの快適性を改善し、すべての状況でクラッチ解除ベアリングの復帰を補償 するために、この周辺リングに所定の弾性を与えることができる。 このクラッチ解除部材の構造により、操作当接部をプレス加工できる。その理 由は、フィンガーとの接合ゾーンにおけるベルビーユリングの内周部の領域にお いて、ダイヤフラムに発生する機械的応力の問題は存在しないからである。この ような当接部は、操作当接部と軸方向反対方向に向いた別の当接部を介して接合 できる。 従って、このような別のプレス加工された機素により、クラッチ解除部材に当 接するベルビーユリングを、径方向に維持またはセンタリングすることも可能で ある。 軸方向の寸法を縮小し、良好な基準位置を示すために、主要当接部を第2当接 部に対して圧力プレートに接近するよう、軸方向にずらすことが好ましい。従っ て、クラッチ解除部材の環状周方向部分は、その主要部分に対して、圧力プレー トに接近するよう軸方向にずれている。 両方向に傾斜したベルビーユリングは、ポジティブタイプとネガティブタイプ であることが好ましい。 ある実施例におけるポジティブタイプのベルビーユリングは、その外周部にて 操作当接部に当接し、その円錐体の切頭部の高さが低くなるにつれて増加するよ うな負荷を発生する。 ネガティブタイプのベルビーユリングは、その外周部にて反作用プレートに当 接し、円錐体の高さが低くなるにつれて減少するような負荷を発生する。 当然ながら、この構造を反転することも可能である。すなわち、ベルビーユリ ングを、その外周部にて互いに接近するように収束してもよい。 ポジティブタイプのベルビーユリングは、ネガティブタイプのリングと比較し て圧倒的な作用を有し、クラッチ解除動作中、このタイプのベルビーユリングは 、ネガティブタイプのベルビーユリングを開閉するように働く。このベルビーユ リングは、同様な負荷を発生できる。 例えばポジティブタイプのベルビーユリングの厚さは、ネガティブタイプのベ ルビーユリングの厚さよりも厚い。 従って、クラッチ解除動作中、クラッチ解除部材は、第2当接部から離間する ように変位し、その操作当接部により、ポジティブタイプのベルビーユリングを 作動させ、このポジティブタイプのベルビーユリングは、その剛性がネガティブ タイプのベルビーユリングよりも大きいため、ネガティブタイプのベルビーユリ ングを圧縮するように働く。 共通する変位量が所定の値の場合、ネガティブタイプのベルビーユリングによ って生じる負荷は、ポジティブタイプのベルビーユリングによって発生される負 荷よりもゆっくりと減少するので、ポジティブタイプのベルビーユリングの円錐 体切頭部の深さが増加し、ネガティブタイプのリングの切頭部の高さが低くなる 限り、新しい平衡点が設定される。ポジティブタイプのベルビーユリングは、ネ ガティブタイプのベルビーユリングが閉じる量よりも大きい量だけ開くので、双 方のベルビーユリングの全体の高さは減少する。 クラッチが再係合する方向では、所定の変位量に対して、ポジティブタイプの ベルビーユリングによって生じる負荷が、ネガティブタイプのベルビーユリング によって生じる負荷よりもゆっくりと増加するという逆のことが生じる。従って 、圧力プレートの変位量、および圧力プレートに加えられる負荷は、クラッチが 係合する際と、係合解除する際とで異なるようにすることができる。 このように、クラッチによって生じる負荷は、ケース毎に制御できる。 従って、クラッチ解除ベアリングを、手動または油圧もしくは電気機械式タイ プの簡単な形状のアクチュエータにより制御できる。例えば電気機械式タイプの アクチュエータは、クラッチ解除ベアリングを軸方向に変位できるようにするギ アトレイン、歯付きホイールおよびウォームを駆動する電動モータを含むものと することができる。アクチュエータは、補助力を加えるための弾性手段を有しな い。弾性タングは、クラッチ摩擦ホイールからの圧力プレートを最終的に分離す ることを保証することが理解できよう。 一実施例では、ポジティブタイプのベルビーユリングは、絶対値に換算し、ネ ガティブタイプのリングによって発生される力よりも大きい最大力(図5におけ る曲線の頂点を参照)を発生する。別の例では、クラッチ解除移動長さおよびク ラッチ解除時間を短くするために、ポジティブタイプのベルビーユリングは、ネ ガティブタイプのリングよりも大きくされ、クラッチが係合する点で平衡状態と なる。 ベルビーユリングのまくれ返りを防止するための手段が設けられている。ある 実施例では、圧力プレートはネガティブタイプのベルビーユリングの傾斜を制限 するための背面当接部を有し、クラッチ解除動作の終了前に、リングがまクレ返 りを防止し、クラッチが再係合することを防止するための背面当接部を有してい る。 従って、ネガティブタイプのベルビーユリングは、クラッチが切られる際にプ リストレスを受けるように取り付けられる。このことは、ポジティブタイプのベ ルビーユリングにも当てはまる。 圧力プレートによりリターンフックが支持されており、よってネガティブタイ プのをベルビーユリングは、クラッチ最係合およびクラッチ係合解除動作中、圧 力プレートに継続的に接触する。 次に、添付図面を参照しながら本発明について説明する。 図1は、係合状態にある本発明のクラッチの軸方向半断面図である。 図2および図3は、クラッチ解除動作の最中、およびクラッチ解除状態におけ るクラッチをそれぞれ示す、図1と類似する図である。 図4は、円錐体の切頭部を備えたベルビーユリングを示す図である。 図5は、撓みに対して生じた負荷をプロットした、ベルビーユリングの特性曲 線を示す図である。 図6は、別の実施例に対する図1の一部に類似する半部の略図である。 押圧−解除タイプのクラッチは、環状部品のアセンブリを備えている。すなわ ち、クラッチを回転するように駆動し、クラッチを、第1シャフト例えば駆動シ ャフトに締結するためのフライホイール1と、外周部に摩擦ライナー20、21 を、また内周部に第2シャフト例えば被動シャフトと共に回転できるようクラッ チを係合するためのハブ22を有するクラッチ摩擦ホイール2と、圧力プレート 3と、第1ベルビーユリング4と、トロイダルスラストリング5と、第1ベルビ ーユリング4から反対方向に傾斜する第2ベルビーユリング6と、環状クラッチ 解除部材7と、ほぼ横方向を向き、中心貫通孔を有するベース80を備える中空 カバープレート8と、カバープレート8の外周部に設けられ、反作用プレートを 構成する、カバープレート8をフライホイール1に固定するための締結手段81 を含んでいる。本例におけるベルビーユリング4、6は、同じ負荷を発生する。 フライホイール1は摩擦背面10を有し、公知の態様で、ネジ締結具によりフ ライホイールを駆動シャフトに締結するための中心孔を有しているが、ここでは 一部しか示していない。本例ではフライホイールは、フライホイール1の摩擦面 10に面した摩擦正面30を有する圧力プレート3と同じように、鋳造材料から 成る一体部品として製造される。 本例におけるフライホイール1および圧力プレート3は、鋳造品であるか、ま たは乾燥状態で摩擦で作動するのに適する他の材料から製造される。 クラッチ摩擦ホイール2は、分割した形態とすることができる摩擦ライナー2 0、21を支持するための支持ディスク23も含んでいる。支持ディスク23の 両側には、ライナー20、21が位置し、これらのライナーは、例えばリベット 締めにより支持ディスク23に固定される。本例では、ライナー20、21は、 接着剤による接合またはロウ付けにより、金属支持ディスク23に固定されてい る。 2つのライナー20、21を、フライホイール1と圧力プレート3との間に漸 次グリップするために、これら2つのライナーの間に、軸方向に作用する漸次係 合弾性手段24が挟持されている。この手段は、適当な形態を取り得る。本例で は、この手段は、支持ディスク23の形状に形成され、非限定的な例として、こ のディスクは、中心部分を弾性的または他の方法でハブ22に接続するための中 心部分と、ラジアルブレード、例えば三脚タイプのラジアルブレードに分割され た周辺部分とを有するものとすることができる。各ブレードは、中心係合ゾーン を有し、このゾーンは、摩擦ライナー20、21のうちの一方を摩擦ライナー2 1、20のうちの他方に協働するようになっている2つの外部周辺係合ゾーンに 締結するようになっている。 係合ゾーンは、ディスク23の中心部分に対して軸方向にずれており、より大 きい中心係合ゾーンは、接線方向の曲げ部を介して前記中心部分に接合され、他 方、周辺係合ゾーンは斜め曲げ部を介して前記中心部分係合ゾーンに接合されて いる。より詳細については、摩擦ライナーがパッドに分割された実施例も示す、 米国特許第5,452,783号明細書を参照されたい。 このように、摩擦ライナー外側に形成される膜が最小となっているので、弾性 漸次係合手段の撓みに応じて生じる負荷の特性曲線は、時間に対する変動が少な くなる。 上記のように、ディスク23は、ハブ22に対して弾性的に結合できる。 別の変形例では、ディスク23はハブ22に剛性的に結合され、フライホイー ル1は、周方向または径方向に作用するスプリングにより共に弾性的に結合され る2つの質量体を含むように分割される。 別の変形例では、フライホイール1は、内周部が駆動シャフトに固定され、外 周部が摩擦面10を有する反作用プレートに固定されたラジアル支持プレートを 構成する2つの部品から構成できる。カバープレート8は、円筒形周辺スカート 82から突出する軸方向に配置されたラグにより2部品式フライホイール1に組 み立ててもよい。ほぞ状をしたこのラグは、反作用プレートの外周部、またはラ ジアル支持プレートの外周部に形成されたほぞ孔に係合される。カバープレート 8に対する上記締結手段81を構成するラグの自由部分は、例えば1995年1 0月24日に出願され、第2,741,917号として公開されたフランス国特許出願第9 5-12523号明細書に記載されているように、シーム加工、曲げ加工または溶接に より、ラジアルプレートまたは反作用プレートに固定できる。 本例では、カバープレート8は、中空ディッシュ状となっており、締結手段8 1は、クラッチの軸方向対称軸線から径方向に離間する方向に延びるカバープレ ート8のラジアルフランジから成り、このフランジ81には、このフランジ81 をフライホイール1に固定するための締結部材、例えばネジまたは別の変形例と してのリベットを取り付けるための孔(見ることはできない)が設けられている 。 自動車に応用した例を述べると、駆動シャフトは、自動車のエンジンのシャフ トであり、このエンジンのクランクシャフトにフライホイール1が固定されてお り、他方、被動シャフトは、ギアボックスの入力シャフトから成り、図1には、 このギアボックスの一部が符号100で示されている。 当然ながら、第1シャフトを被動シャフトとし、第2シャフトを駆動シャフト とするように構造を反転することも可能である。 図面では、カバープレート8に対して軸方向に圧力プレート3を変位できるよ うにする弾性タング9により、圧力プレート3は、カバープレート8と共に回転 できるよう結合されている。 従って、圧力プレート3は、カバープレート8およびフライホイール1と共に 回転できるよう、これらカバープレート8およびフライホイール1に固定されて いるが、これらカバープレートおよびフライホイールに対して軸方向に変位でき るようになっている。本例におけるタング9は、接線方向を向いており、圧力プ レート3をカバープレート8のベース80に向けて押圧している。従って、この 弾性タング9は、軸方向に作用すると共に、復帰機能を有する。このタングは軸 方向の作用を保ちながら、傾斜していてもよいし、径方向に向いていてもよい。 本例では、ベース80をラジアル締結フランジ81に接合するカバープレート 8の円筒形外側スカート82は、圧力プレート3から径方向に突出するラグ91 が貫通できるように、一部に孔が設けられている。接線方向タング9は、その両 端の一方がラグ91に固定され、他端がカバープレートのラジアル部分83に固 定されている(図1)。タング9は、公知のように一定の間隔で円周方向に隔置 されており、このタングの数は、ラグ91の数と同じように、走行車両に対し、 ほぼ3つのグループのタング9が設けられていることを条件に、応用例に応じて 決められる。 タングの部分80およびラグ91に対する締結は、締結部材84、一般にリベ ット、または別の変形例では、ネジまたはボルトにより行われる。ラグ91に連 動するリベット84は見ることはできない。その理由は、第1ベルビーユリング 4を圧力プレート3に当接させるリターンフック124を締結するために、リベ ットは円周方向に広くなっているからである。ラグ91ごとに1つずつ設けられ たフック124は、リベット125また変形例ではネジまたはボルトにより締結 される。 より詳細には、第1リング4の外周部は環状ボス31に当接し、このボスは、 本例では分割されており、圧力プレート3の背面36に形成されている。 このボス31は、カバープレート8のベース80に向かって軸方向に突出し、 前記ボス31と金属製で弾性のフック124との間にグリップされる第1ベルビ ーユリング4の外周部と部分的に接触する、丸い頂点を有するよう尖っている。 フック124は、ボス31と係合する前記リング4と点接触するように端部が 丸くされている。前記リング4は、カバープレート8に向かって傾斜している。 本発明の1つの特徴によれば、第2ベルビーユリングは、クラッチ解除部材7 にその外周部が当接している。この第2ベルビーユリングは、リング4と反対方 向に圧力プレート7側に傾斜している。 この目的のため、前記部材は環状当接部73を有し、この当接部73は、後述 するように操作当接部を構成している。 本例では、クラッチ解除部材7は金属製であり、当接部73は、丸くなるよう にプレス加工されている。 従って、2つのベルビーユリング4、6はV字形をなし、これらリングの間に 挟持された環状の力伝達リング5と内周部に延び、接触するようにV字形状を構 成している。 当然ながら、これらベルビーユリング4、6は、クラッチが係合位置(図1) にある時に平衡点が得られるような寸法となっている。リング4、6は本例では リング5を受けるように、一部にリセスを設けることが好ましい。リング4、6 の外側面には、U字形ピンチクリップ50を係止するよう溝が設けられ、ピンチ クリップ50のブランチの自由端は軸方向を向いている。 このピンチクリップ50は、リング4、6の径方向内側に位置するベース部分 を有する。 環状形状をしたピンチクリップ50は、ベルビーユリングをリング5に弾性的 に接触する状態に保持するよう、弾性的であり、クリップ50は、そのブランチ を介して、前記リングの外側表面に接触する。前記ピンチクリップは、複数のク リップに分割できる。 このピンチクリップは、リング4、6の傾斜に従って開閉する。 クラッチ解除部材7の外周部は、金属プレス加工品であるカバープレート8の 外周部に、プレスされた環状主要当接部71に部分的に当接するようになってい る。カバープレートは、中心孔を有するそのベース80の内周部の領域に、環状 のプレス加工された第2当接部72を有する。 クラッチ解除部材7は、枢動支点を構成する第1当接部71に部分的に接触す るようになっている。この第1当接部71は、第2当接部72に対して、フラン ジ81および圧力プレート3側に軸方向にずれている。 従って、クラッチが係合状態にあると、クラッチ解除部材は第2当接部72に 当接する。 1つの特徴によれば、クラッチ解除部材の操作当接部73は、当接部71と7 2との間に径方向に位置している。当然ながら、当接部71〜73は、管状トロ イダルリングと置き換えてもよく、従って、このために、カバープレート8お よび部材7にリセスが設けられる。いずれのケースにおいても、当接部71、7 2および73は、それぞれカバープレートのベース80およびクラッチ解除部材 によって支持される。 金属製であるクラッチ解除部材76の外周部75は、前記部材7の主要部分7 6に対して軸方向にずれ、第1当接部71のずれと協働して、軸方向の寸法を小 さくしていることが理解できよう。このような部分75のずれは、カバープレー トのベース80に向けて、クラッチ解除部材7を74で部分的にプレス加工する ことによって得られる。 プレス加工された機素74は、周辺部分75を当接部73に接合し、ほぼ逆S 字状となっている環状部分を介し、主要部分に周辺部分75が接合される。プレ ス加工された機素74は、ベルビーユリング6を径方向に係止し、かつセンタリ ングすることも可能になっている。プレス加工された機素74は、当接部73か ら軸方向に沿って逆方向に延び、当接部74とリング部分75との間に延びるゾ ーンを補強している。 本発明の1つの特徴によれば、クラッチ解除部材7は、軸方向の大きい弾性力 (部材が加える負荷は小さい)を発生しないので、このようなことがすべて可能 となる。 圧力プレート3とフライホイール1から成る反作用プレートとの間から、摩擦 ライナー20、21およびクラッチ摩擦ホイールを解放し、クラッチを切るため にクラッチ解除部材7は、ベルビーユリング4、6によって加えられる弾性力に 自由に反作用し、これに打ち勝つようになっている。 ベルビーユリング4、6は、前記ライナーをプレート1と3との間にグリップ でき、カバープレート8のほぼ横方向に向いたベース80から離間する方向に圧 力プレート3を押圧するように、軸方向に作用するクラッチ係合手段を構成して いる。ベース80は、クラッチの軸方向対称軸線X−X側に径方向を向いている 。 本例では、クラッチは押圧−解除タイプである。従って、本例では、ギアボッ クスのケーシングによって支持されたクラッチ解除ベアリング200により、ク ラッチ解除部材のうちの中心孔を有する主要部分76の内端部にスラストモード で作用しなければならない。 従って、図1では、クラッチは(ライナー20、21がプレート1と3との間 にグリップされている)係合位置にあるが、図2では、クラッチ解除ベアリング 200はクラッチを切るように左側に変位しており、このクラッチ解除ベアリン グの運動は、クラッチが完全に切られる(ライナーは解放される)図3における 位置まで続く。 クラッチが係合した状態にあると、クラッチ解除部材は、第2当接部72に( 間隙ゼロで)接触する。一方、クラッチ解除動作中(すなわち図1から図2へ、 次に図3へ移動中)は、部材7と当接部72との間の間隙は、クラッチ解除部材 7が主要当接部71を中心に枢動しながら増加する。 より詳細には、本発明の1つの特徴によれば、第2ベルビーユリング6は、い わゆるポジティブタイプのリングである。すなわち、ベルビーユリングの円錐体 の切頭部の高さ(または全体の厚さ)が減少するにつれ、前記リングによって加 えられる負荷は増加する。 第1ベルビーユリング4は、いわゆるネガティブタイプのリングであり、リン グの円錐体の切頭部の高さ(または全体の厚さ)が減少するにつれ、リングによ って加えられる負荷は減少する。 より詳細には、ベルビーユリングの特性曲線によると、国際特許出願第WO97 /19275号(特に図4)明細書に記載されているように、ポジティブタイプのリン グの作動ゾーンは、一般に曲線のゼロ点から最大点まで生じるが、ネガティブタ イプのリングの作動ゾーンは、上記最大点を越えている。より詳細については、 特にベルビーユリングの円錐度の変化については、上記出願の明細書を参照され たい。 従って、ベルビーユリング4、6はほぼ線形に作動し、ネガティブタイプのリ ングによって発生される最小負荷はゼロに近い。 1つの特徴によれば、ポジティブタイプのベルビーユリングは、ネガティブタ イプのベルビーユリング4よりも主要な動作を行う。前者のリングは、後者のリ ングを変形すなわち平坦にするようになっている。ポジティブタイプのベルビー ユリングによって発生される最大負荷は、絶対値に換算した場合、ネガティブタ イプのベルビーユリングによって発生される最大負荷よりも大きくなる。本例で は、ポジティブタイプのリング6の強度は、絶対値でネガティブタイプのリング 4の強度よりも大きい。 リング5は、リング4と6との間で力を伝達するようになっている。 クラッチ解除部材7は、スロットによって分離されたフィンガー状をした主要 部分76を有し、この部分76は、周辺部分75を延長させている。 このフィンガーは、従来のダイヤフラムのフィンガーよりも長く、中心の長手 方向リブを有する。 周辺部分75は、フィンガーを共に接合し、前記リングが負荷を発生しないか 、または極めて小さい負荷しか発生しないように、外側に開放しためくらラジア ルスロットを形成することが好ましい簡単なリングから成っている。 このようにして大きいレバーアームが得られ、クラッチを切るのに、77で加 えるべき負荷(クラッチ解除ベアリングとの接触ライン)を小さくできる。 クラッチが係合した状態にあるときは、本発明の1つの特徴により、直列に取 り付けられた2つのベルビーユリング4、6は、漸次係合弾性手段24によって 加えられる作用、およびタング9によって加えられる復帰力を考慮すると、平衡 状態になる。 本発明による1つの特徴によれば、主要部分76のフィンガーの長さは、リン グ75の深さと比較して長くなっている。例えば、リング75および当接部73 、74の深さは、主要当接部71と操作当接部73との間の距離を主要当接部7 1とクラッチ解除ベアリングとの係合点77との間の距離の10分の1となるよ うな値とすることができる。 Mを、クラッチ解除部材7の当接部73に対してベルビーユリングによって加 えられる負荷とし、L2(すなわち当接部71と77との間の距離)およびJ( すなわち当接部71と73との間の距離)を適当に選択することにより、10分 の1のレバーアーム比J/L2を得て、クラッチを切るのに必要な加えるスラス ト力を、ポイント31と73との間のベルビーユリングのグリップ力の10分の 1に小さくできる。 クラッチが係合状態にあると、当接部73の位置は固定される。その理由は、 本発明の特徴によれば、レバーは、カバープレートの第1当接部71と第2当接 部72とに係合するからである。従って、第2当接分72は、クラッチ解除部材 7に対して基準位置を定めることができる。 従って、クラッチ解除部材のフィンガーの端部は摩擦ライナー20、21また は摩擦表面10、30における摩耗に係わらず、常に同じ位置を占める。 従って、前記ライナーまたは表面の摩耗を補償するための装置を設ける必要が ないので、この解決案は費用がかからない。 この位置において、漸次係合手段24は最大の押圧力を受ける。部分76は、 軸方向の寸法を縮小するための曲げ部を有することが理解できよう。摩耗が生じ た場合、リング4、6に対する新しい平衡点が得られるまで、圧力プレート3は フライホイール1に向かって変位する。 これに関連し、ボス31と、このように固定された当接部73との間の距離は 、ベルビーユリング4、6によって定められるV字形が若干開くように長くなる 。第1ベルビーユリング4によりリング5に加えられる負荷は増加する傾向があ るが、第2ベルビーユリング6によってリング5に加えられる負荷は減少し、新 しい平衡点が得られる。クラッチ解除ベアリング200によって、部分76のフ ィンガーの内端部の77に軸方向のスラスト力を加えることにより、クラッチ解 除動作が行われる間、部材7は、第2当接部72から分離し、既に間隙は生じて いる(図2)。 当接部73は、ボス31に接近するよう働くが、他方、漸次係合弾性手段24 は弛緩し、圧力プレート3を、カバープレート8のベース80に向けて矢印F3 の方向に変位する。ボス31と当接部73との間の距離は減少する傾向があり、 この場合、第2ベルビーユリング6は矢印F2の方向に変位し、第1ベルビーユ リング4は、矢印F1の方向に変位する(図2参照)。ポジティブタイプのリン グ6は開くが、ネガティブタイプのリング4は閉じる。 リング4、6および漸次係合手段24の剛性により、新しい平衡点が生じる。 この場合、ベルビーユリングにより、圧力プレートに加えられる負荷は減少し、 ベルビーユリング4、6によって定められるV字形は閉じる。 クラッチ解除動作が進むにつれ、瞬間的な平衡点が生じ、圧力プレート3によ って生じる負荷は変更される。 これに関連し、リング6のより大きい強度を考慮すると、絶対値に換算した所 定の変位量に対し、リング4の負荷はリング6の負荷よりもゆっくりと減少する ので、ネガティブタイプのリング4の反作用により、ポジティブタイプのリング に加わる負荷は、より急速に減少するため、新しい平衡点が設定されるまで、当 初ポジティブタイプのリング6は、ネガティブタイプのリング4を押圧する。 ポジティブタイプのベルビーユリングは、ネガティブタイプのベルビーユリン グが閉じる量よりも少ない量だけ開く。 クラッチ解除ベアリング20が、その最大走行を完了すると(図3)、第2当 接部72とクラッチ解除部材7との間の間隙は増加し、値bとなる。第1ベルビ ーユリング4は閉じ、その円錐体の切頭部の高さは減少するが、他方、第2ベル ビーユリングは開き、円錐体の切頭部の高さは増す。 第1リング4はネガティブタイプであり、第2リング6はポジティブタイプで あるため、2つのリング4、6の負荷は急に減少する。従って、これらリングに かかる負荷は急に減少し、タング9によって生じる復帰力が、弛緩状態にある弾 性漸次係合手段24によって生じる復帰力よりもかなり小さい場合、タング9は 、プレート3をカバープレートのベース80に向けて戻す。次に圧力プレート3 とライナー20、21との間に間隙J’が生じる。 本例では、鋳製により圧力プレート2の背面36に環状当接部32が形成され ている。この当接部32は、フック124と共に第1ベルビーユリング4のまく れ返りを防止する。このようなまくれ返りが生じると、圧力プレート2加わる力 が増し、平衡点が無効にされ、クラッチを再係合させることもある。従って、ク ラッチ機構には、ネガティブタイプのベルビーユリングのめくり返りを防止する ための手段が設けられている。この手段は、他の形状でもよい。第1リング4は 、プリストレスを受けた状態で取り付けられる。 安全上の理由から、当然、当接部には、第1リング4が当接部32に接触する ことによって、第2リング6に再び負荷が加わらないように、クラッチ解除部材 7の走行を制限するための当接部を設けることができる。 従って、部材7は、カバープレート8のベース80内に形成された開口部を貫 通する短いポストを支持できる。この短いポストのヘッドは、圧力プレート3か ら反対に向いたベース80の面に接触する。 クラッチが再係合する間(すなわち図3から図2、次に図1に進む際に)シス テムの平衡点は軸方向反対方向に変化する。2つのベルビーユリングは、圧力プ レート3が再び摩擦ライナー21と接触する際に、新しい平衡点を見つけ出す。 従って、弾性手段24は、図1の位置を戻るまで圧縮される。 従って、本発明によれば、クラッチが係合した位置にあると、クラッチ解除部 材7は、摩擦ライナーまたは摩擦表面の摩耗量に係わらず、常に同じ位置に位置 する。 ネガティブタイプのベルビーユリング4は、フック124によりボス31と永 続的に接触するので、クラッチを係合したり、切ったりする動作を、確実かつ信 頼できる態様で実行できる。 クラッチ解除ベアリング200では、長いレバーアームのために、小さいクラ ッチ解除力が得られる。 後で理解できるように、リング5は、力を伝達するための丸くなっているが、 変形例では、このリングを、ベルビーユリング4、6のうちの1つの内周部に形 成された、プレス加工した丸くされた要素と交換できる。 このプレス加工された要素は、例えば、当接部71〜73の形状に類似した形 状である。この場合、力伝達手段は別の形状をとり得る。 圧力プレート3は、クラッチ摩擦ホイールと協働するための正面摩擦面30を 有する。圧力プレートの背面36は、ネガティブタイプのベルビーユリング4に 当接部(ボス31)を提供し、前記リング4の傾斜を制限するための当接部32 を構成するような形状にされている。 鋳製によって形成された前記当接部32は、ボス31の径方向内側に位置し、 ボス31よりも低い高さを有する。 カバープレート8と圧力プレート3との間には、弾性クラッチ係合手段(すな わちベルビーユリング4、6)およびクラッチ解除部材7が挟持されており、タ ング9およびフック124と協働し、圧力プレート3と共に一体的アセンブリを 構成している。この一体的アセンブリは、取り扱い、かつ運搬でき、いわゆるク ラッチ機構となっている。 回転駆動フライホイール1に取り付けられるのは、このクラッチ機構である。 本例では、カバープレートが圧力プレートと、ベルビーユリング4、6および クラッチ解除部材7を囲んでいる。ベース80とカバープレート8のスカート8 2との間の接合ゾーンの領域において、できるだけ高い位置に第1当接部71が 位置する。 この当接部は、当然ながら、径方向内側に変位していてももよい。第2当接部 72は、ベース80の内周部により直接構成されていてもよい。 変形例として、クラッチ解除ベアリングのための制御ペダルにおける快適性を 増し、かつ復帰動作を行うように、リング75に小さい弾性を与えてもよい。 上記説明では、ベルビーユリングが同様な力を発生している。当然ながら、ク ラッチが係合状態にある時に、両ベルビーユリングが平衡状態になることを条件 として、ポジティブタイプのベルビーユリングをネガティブタイプのベルビーユ リングと比較して拡大し、クラッチ解除走行量をより短くし、クラッチ解除動作 をより迅速にすることができる。 ポジティブタイプのベルビーユリングは、例えばネガティブタイプのベルビー ユリングと比較して、その厚みを増すため、より強固にできる。ベルビーユリン グの円錐角を変えることもできるし、またポジティブタイプのベルビーユリング が主な動作をするように、別の手段を採用してもよい。 別の変形例として、ベルビーユリング4および6は、それらの内外周部にフィ ンガーを含んでいてもよい。当然ながら、この構造を逆にすることもできる。従 って、(図6の)ネガティブタイプのリング4は、内周部において圧力プレート 3の分割されたボス131に接触するが、他方、ポジティブタイプのリング6は 、その内周部がクラッチ解除部材7の操作当接部73に当接し、これらのリング は、逆方向に傾斜している。 これらベルビーユリングの外周部の間には、力伝達手段、すなわちリング5が 挟持されている。 従って、いずれのケースでも、ベルビーユリングの隣接する周辺部の間に、力 伝達手段が挟持される。同様に、いずれのケースにおいても、第1ベルビーユリ ング4は圧力プレート3に隣接し、一方、第2ベルビーユリングは、クラッチ解 除部材7に隣接する。 別の変形例では、ポジティブタイプの第2リング6を、同一特性曲線を有する 軸方向に作用する弾性リング、例えば軸方向に波形の弾性リングと交換してもよ い。 しかし、説明を簡潔にするために、クラッチ解除部材に隣接する弾性リングを 第2ベルビーユリングと呼ぶ。 他方、圧力プレートに隣接する弾性リングは、必要な特性曲線が得られるよう に、ベルビーユタイプのリングとなっている。 当然ながら、カバープレート8はより小さい皿状のものでもよい。また、この プレートは、平らでもよい。この場合、フライホイール1は、公知の態様で、外 周部に軸方向に向いた環状スカートを有する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.横方向を向くベース(80)、および回転駆動フライホイール(1)にク ラッチ機構を締結するための締結手段(81)を備えるカバープレート(8)と 、クラッチ摩擦ホイール(2)と協働するための前方摩擦表面(30)、および カバープレート(8)のベース(80)の方を向く背面(36)を有する圧力プ レート(3)と、圧力プレート(3)の背面とカバープレート(8)のベース( 80)との間に挟持され、軸方向に移動できる状態でカバープレート(8)と共 に回転できるよう、カバープレート(8)に圧力プレート(3)を結合するため の弾性タング(9)と、第1に、圧力プレート(3)をカバープレート(8)の ベース(80)から軸方向に離間するように押圧する、軸方向に作用する弾性ク ラッチ解除手段(4)(6)と、第2に、任意に前記弾性クラッチ係合手段(4 )〜(6)の作用に反作用するためのクラッチ解除部材(7)とを含む摩擦クラ ッチのためのクラッチ機構であって、 前記弾性クラッチ係合手段(4)(6)が圧力プレート(3)の背面(36) とクラッチ解除部材(7)によって支持された操作当接部(73)との間に直列 に取り付けられた2つのベルビーユリング(4)(6)、すなわち圧力プレート (3)に隣接する第1ベルビーユリング(4)と、クラッチ解除部材(7)に隣 接する第2ベルビーユリング(6)とを含み、操作当接部(73)の径方向外側 において、カバープレート(8)のベース(80)によって支持された第1当接 部(71)において、クラッチ解除部材(7)の外周部が枢動し、操作当接部( 73)自身が、クラッチ解除部材(7)に接触し、クラッチ解除部材のための基 準点を構成するよう、カバープレート(8)のベース(80)によって支持され た第2当接部(72)の径方向外側に位置していることを特徴とする、摩擦クラ ッチのためのクラッチ機構。 2.第1ベルビーユリング(4)が、その外周部において、圧力プレート(3 )に接触し、他方、第2ベルビーユリング(6)の外周部は、操作当接部(73 )に当接し、かつ前記リング(4)(6)は、反対方向に傾斜していることを特 徴とする、請求項1記載のクラッチ機構。 3.第1ベルビーユリング(4)が、その内周部において、圧力プレート(3 )に接触し、他方、第2ベルビーユリング(6)の外周部は操作当接部(73) に当接し、かつ前記リング(4)(6)は、反対方向に傾斜していることを特徴 とする、請求項1記載のクラッチ機構。 4.第1ベルビーユリング(4)は、円錐体の切頭部の深さが浅くなるにつれ て減少するような負荷を発生する、いわゆるネガティブタイプのベルビーユリン グ(4)であり、第2ベルビーユリング(6)が、円錐体の切頭部の深さが減少 するにつれて増加するような負荷を発生する、いわゆるポジティブタイプのベル ビーユリングであることを特徴とする、請求項1記載のクラッチ機構。 5.ネガティブタイプのベルビーユリング(4)と比較して主要な動作をする ように、ポジティブタイプのベルビーユリング(6)が選択されているこを特徴 とする、請求項4記載のクラッチ機構。 6.ポジティブタイプのベルビーユリング(6)の剛性が、ネガティブタイプ のベルビーユリング(4)の剛性よりも大きいことを特徴とする、請求項5記載 のクラッチ機構。 7.ポジティブタイプのベルビーユリング(6)が、絶対値に換算してネガテ ィブタイプのベルビーユリング(4)によって発生される最大負荷よりも大きい 最大負荷を発生することを特徴とする、請求項5記載の機構。 8.ベルビーユリング(4)(6)が、同じ負荷を発生することを特徴とする 、請求項1記載のクラッチ機構。 9.ベルビーユリングの隣接する周辺部の間に、力伝達手段(5)が挟持され ていることを特徴とする、請求項1記載のクラッチ機構。 10.力伝達手段(5)が、トロイダルリングから成ることを特徴とする、請 求項9記載のクラッチ機構。 11.ベルビーユリングが、弾性ピンチクリップ(50)により力伝達リング (5)と接触する状態に保持され、ピンチクリップ(50)を分割した形状とす ることができ、このクリップが、力伝達リング(5)と反対を向くベルビーユリ ングの外側面と係合することを特徴とする、請求項10記載のクラッチ機構。 12.クラッチ解除部材(7)が、スロットによりラジアルフィンガーに分割 された主要部分(76)として延びる環状周辺部分(75)を含み、操作当接部 (73)がプレス加工され、操作当接部(73)から反対の軸方向に突出するプ レス加工された機素(74)により、クラッチ解除部材(7)の環状周辺部分( 75)の内周部に接合していることを特徴とする、請求項1記載のクラッチ機構 。 13.クラッチ解除部材(7)の周辺部分(75)が、その主要部分に対して 軸方向にずれていることを特徴とする、請求項12記載のクラッチ機構。 14.第1当接部(71)が、第2当接部(72)に対して軸方向にずれてい ることを特徴とする、請求項1記載のクラッチ機構。 15.圧力プレート(3)が、ベルビーユリング(4)の外周部と係合するた めの背面ボス(31)、および前記ボスの径方向内側に位置し、かつ前記ベルビ ーユリングの傾斜を制限する当接部(32)を有することを特徴とする、請求項 11記載のクラッチ機構。 16.前記ベルビーユリングが、圧力プレートに固定された弾性フック(12 4)の作用を受け、前記ベルビーユリングの外周部が、圧力プレートのボスと前 記フックとの間にグリップされていることを特徴とする、請求項15記載のクラ ッチ機構。
JP10512320A 1996-09-06 1997-09-08 クラッチを切る力が小さくてすむ摩擦クラッチ用クラッチ機構 Pending JPH11514729A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR96/11009 1996-09-06
FR9611009A FR2753756B1 (fr) 1996-09-06 1996-09-06 Mecanisme d'embrayage pour embrayage a friction a faible effort de debrayage
PCT/FR1997/001579 WO1998010202A1 (fr) 1996-09-06 1997-09-08 Mecanisme d'embrayage pour embrayage a friction a faible effort de debrayage

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11514729A true JPH11514729A (ja) 1999-12-14

Family

ID=9495596

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10512320A Pending JPH11514729A (ja) 1996-09-06 1997-09-08 クラッチを切る力が小さくてすむ摩擦クラッチ用クラッチ機構

Country Status (9)

Country Link
US (1) US6016897A (ja)
EP (1) EP0857260B1 (ja)
JP (1) JPH11514729A (ja)
KR (1) KR20000064333A (ja)
BR (1) BR9706699A (ja)
DE (1) DE69722166T2 (ja)
FR (1) FR2753756B1 (ja)
PL (1) PL327005A1 (ja)
WO (1) WO1998010202A1 (ja)

Families Citing this family (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2761738B1 (fr) * 1997-04-07 1999-06-18 Valeo Mecanisme d'embrayage pour embrayage a friction a faible effort de debrayage
DE69717410T2 (de) 1996-09-06 2003-08-21 Valeo Reibkupplung mit verringertem lösekraftaufwand
FR2762060B1 (fr) * 1997-03-25 1999-05-14 Valeo Embrayage a friction a dispositif de rattrapage d'usure, notamment pour vehicule automobile
FR2764015B1 (fr) * 1997-05-30 1999-08-06 Valeo Mecanisme d'embrayage pour embrayage a friction
FR2773384B1 (fr) 1997-12-23 2000-02-04 Valeo Embrayage a friction a dispositif de rattrapage d'usure, notamment pour vehicule automobile
DE19941210A1 (de) * 1999-08-30 2001-03-01 Mannesmann Sachs Ag Druckplattenbaugruppe
DE10018677A1 (de) * 2000-04-14 2001-10-18 Mannesmann Sachs Ag Kupplungssystem mit einer Reibungskupplung und einer zugehörigen Betätigungseinrichtung
FR2834024B1 (fr) * 2001-12-20 2004-01-30 Valeo Mecanisme d'embrayage, notamment pour vehicule automobile
EP1499811B1 (de) * 2002-04-10 2007-10-24 LuK Lamellen und Kupplungsbau Beteiligungs KG Kupplungsaggregat
DE10253480B4 (de) * 2002-11-16 2012-07-19 Zf Sachs Ag Druckplattenbaugruppe für eine Reibungskupplung
JP2005201372A (ja) * 2004-01-15 2005-07-28 Toyota Motor Corp 摩擦係合装置
FR2896841B1 (fr) * 2006-01-27 2009-08-21 Valeo Embrayages Embrayage a diaphragme pousse
DE102009019588A1 (de) * 2008-05-16 2009-11-19 Luk Lamellen Und Kupplungsbau Beteiligungs Kg Nasskupplung
FR2934660A1 (fr) * 2008-07-31 2010-02-05 Valeo Embrayages Embrayage de verrouillage pour un appareil d'accouplement hydrocinetique comportant des moyens de liaison perfectionnes.
JP4760984B2 (ja) * 2009-05-14 2011-08-31 株式会社オーエス技研 クラッチ装置
US20110272236A1 (en) * 2010-03-12 2011-11-10 Os Giken Co., Ltd. Clutch device
US10006497B2 (en) 2013-08-14 2018-06-26 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Rotor-integrated separating clutch with two-stage clutch transmission
FR3016942B1 (fr) * 2014-01-30 2017-07-28 Valeo Embrayages Mecanisme d'embrayage a rondelle de centrage du diaphragme

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR1392569A (fr) * 1964-01-24 1965-03-19 Ferodo Sa Perfectionnements apportés aux embrayages, notamment aux embrayages du type à diaphragme
FR2397563A1 (fr) * 1977-07-13 1979-02-09 Ferodo Sa Embrayage a deux disques de friction et mecanisme propre a la constitution d'un tel embrayage
FR2590637B1 (fr) * 1985-10-28 1990-01-12 Valeo Mecanisme d'embrayage a rondelle belleville, notamment pour vehicule automobile, et embrayage correspondant
JP2564888Y2 (ja) * 1992-04-06 1998-03-11 株式会社エクセディ クラッチカバー組立体
US5452783A (en) * 1992-07-15 1995-09-26 Valeo Liner support disc, especially for a motor vehicle clutch
JP2564900Y2 (ja) * 1992-08-07 1998-03-11 株式会社エクセディ クラッチカバー組立体
ES2109849B1 (es) * 1993-07-16 1998-08-16 Fichtel & Sachs Ag Embrague de friccion con curva caracteristica plana.
DE4407260A1 (de) * 1994-03-04 1995-09-07 Fichtel & Sachs Ag Kupplung mit einer Mehrzahl von Federn zur Erzeugung der Anpreßkraft
DE19510905A1 (de) * 1994-03-29 1995-10-05 Luk Lamellen & Kupplungsbau Reibungskupplung
FR2721669B1 (fr) * 1994-06-28 1996-09-06 Valeo Mécanisme d'embrayage, notamment pour véhicule automobile.
KR19990067666A (ko) * 1995-11-17 1999-08-25 이브스 제이 켐퍼 조작력 작동 시스템
FR2742504B1 (fr) * 1995-12-14 1998-01-23 Valeo Ensemble elastique unitaire a pieces globalement annulaires et mecanisme d'embrayage comportant un tel ensemble elastique unitaire
EP0890034A4 (en) * 1996-01-30 2000-10-11 Yves J Kemper REGULATED FORCE ACTUATOR SYSTEM
DE19608772C2 (de) * 1996-03-07 2002-07-18 Zf Sachs Ag Reibungskupplung mit Erzeugung der Anpreßkraft durch zwei Federn

Also Published As

Publication number Publication date
PL327005A1 (en) 1998-11-09
EP0857260A1 (fr) 1998-08-12
FR2753756A1 (fr) 1998-03-27
KR20000064333A (ko) 2000-11-06
WO1998010202A1 (fr) 1998-03-12
US6016897A (en) 2000-01-25
DE69722166T2 (de) 2003-12-18
FR2753756B1 (fr) 1999-01-22
EP0857260B1 (fr) 2003-05-21
BR9706699A (pt) 1999-07-20
DE69722166D1 (de) 2003-06-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH11514729A (ja) クラッチを切る力が小さくてすむ摩擦クラッチ用クラッチ機構
US4602708A (en) Clutch cover assembly
US4676356A (en) Multiple rotating disk assembly with elastic separator means
JPH0563652B2 (ja)
KR100516755B1 (ko) 마찰클러치
US6152274A (en) Clutch mechanism for friction clutch with low declutching force, in particular for motor vehicles
KR100301974B1 (ko) 차량용마찰클러치
US6260684B1 (en) Clutch mechanism for friction clutch
JPH10103371A (ja) ツインクラッチ
US5706924A (en) Clutch including a wear take-up device, in particular, for motor vehicles
US20060254874A1 (en) Centrifugally assisted clutch
US5509518A (en) Diaphragm clutch assembly with wear compensator
US6202815B1 (en) Friction clutch with low disengaging force
US6354419B1 (en) Clutch mechanism with wear take-up device comprising balancing means
US4214653A (en) Friction clutches
KR100582316B1 (ko) 마찰 클러치
JP4976255B2 (ja) 摩擦クラッチ
US2589308A (en) Friction clutch with spring supported pressure plate
US6161669A (en) Clutch mechanism for clutch friction with low declutching effort
EP1488123A1 (en) Friction clutch with intermediate plate mounting system
WO1991014879A1 (en) Clutch cover assembly
US6079538A (en) Clutch mechanism for friction clutch with low declutching force
KR100310562B1 (ko) 자동차용클러치다이어프램
US5906257A (en) Clutch cover assembly
JP2002501596A (ja) 自動車のためのクラッチ機構