JPH11514703A - 塩基性酸素炉における鋼の炭素含有量を決定し制御するための方法及び装置 - Google Patents

塩基性酸素炉における鋼の炭素含有量を決定し制御するための方法及び装置

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Abstract

(57)【要約】 塩基性酸素炉(BOF)の熱処理の吹き込み中の炭素含有%および/または一次減少炭素(FTDC)を決定するための装置は、製鋼による塵や排出ガスから遮蔽するための空気吹き出し手段を含む観測窓を有し、かつ温度調節したケースに収納した、光センサを含む。またこの装置は、熱処理の間にBOFに吹き込まれた酸素量に対応する信号を発生する手段と、プログラム式論理コントローラを含む。論理コントローラは信号発生手段からの吹き込み酸素信号、および光センサから受信した光強度信号を連続的に処理するためにプログラムされる。このプログラムは、BOFから放射された最大光強度の点からの光強度の差に基づいて、同時間内でBOFへ吹き込まれた酸素量に対して、熱処理の連続的な吹き込み中の炭素含有%を算出する。

Description

【発明の詳細な説明】 塩基性酸素炉における鋼の炭素含有量を決定し制御するための方法及び装置 発明の背景 本発明は塩基性酸素炉(BOF)における熱処理の炭素含有量を制御あるいは 決定するための方法及び装置に関し、特に、炭素を0.06%含有する低炭素鋼 の塩基性酸素炉熱処理における吹き込み炭素含有量および一次減少炭素(FTD C)を決定するための方法に関する。 平板圧延鋼製品のユーザは、良好な成形能力特性があるので低炭素鋼を求める 。例えば、自動車産業では、この低炭素鋼は自動車製造の成形作業後におけるス プリングバックが無く、複雑な自動車形状を型打ち成形可能としている。これに より冶金学的に適した条件を有する製品を製造するため、製鋼メーカは塩基性酸 素炉熱処理の炭素含有量を正確に管理、制御する必要がある。 塩基性酸素炉製鋼プロセスでは、炭素飽和した液状鉄が種々の分量のスクラッ プ鉄材と共に炉容器に注がれる。酸素を高速で塩基性酸素炉内に吹き込み、溶鋼 浴の表面で酸素は炭素と反応してCOおよびCO2を形成する。この反応が溶鋼 浴内の過剰な炭素を除去し、所望の炭素含有量の最終製品を作り出す。 現在の製鋼メーカで使用可能な塩基性酸素炉のプロセス制御方法が多くある。 これらの制御は、気体分析装置や熱電対やロード・セル等の検出装置と組み合わ せたコンピュータを利用して管理するような、洗練された予測モデルなどにより 幅がある。 今まで、炎光低下測定を使用する炉で炭素含有量を制御するために種々の試み が行われてきた。その試みの一例は米国特許、USP.No.3,652,262(発明者:Deni s)に示されている。この特許は塩基性酸素炉からの赤外線放射を検出する検出 器を用いている。赤外線検出器からの信号を演算し、時間に対する放射強度の関 数を示す曲線を作っている。この特許では、発明者はこの放射曲線と、塩基性酸 素炉の排出ガスのCOおよびCO2の濃度を測定するため使用した第一ガス検出 からの読み、及び全ガス排出を測定するため使用した第二ガス検出からの読みを 使用することにより生成した脱炭曲線と比較した。そして、この2つの曲線の比 較の 結果、この特許の発明者は時間/放射曲線が塩基性酸素炉による製鋼操作時のリ アルタイム炭素量を読みとるために有用であるとの結論を得た。しかし、この異 なったグラフを比較すると、排出ガス曲線と放射曲線間に予測炭素レベルの広い ばらつきが発生することが分かる。従って、この発明者は熱処理の際の炭素含有 量のリアルタイムの読みとりにある程度の改良を与えたが、この特許は炎光低下 測定に基づく予測炭素レベルに誤差の範囲が広いことを示している。 さらに、Iron & Steel Society(鉄鋼協会)1977年出版のJ.H.Cox等によ る「BOF STEELMAKING(塩基性酸素炉による製鋼)」の第15章の「BOF Control (塩基性酸素炉の制御)」に示された研究では、炎光強度は浴内の炭素の関数で あることを教示している。しかし、また、この著者は、炎光強度測定に基づく炭 素予測は、より厳しい現在の要望を満たすには十分とは言えない事を述べている 。 こうした考えが製鋼業界に広まって来ている。上記の著者(J.H.Cox等)は、 統計学的で予測可能な制御モデルに基づいた制御方策、あるいは炭素、温度等の ような変数の連続的あるいは周期的測定に基づいた高度に洗練された制御システ ムを使用することを製鋼メーカに勧めている。この一測定プロセスは、塩基性酸 素炉熱処理の炭素含有を決定するための量/温度演算に基づいている。この量/ 温度演算は誤差の発生する余地を含んでおり、そうした誤差が塩基性酸素炉熱処 理の過剰吹き込み、あるいは過小吹き込みを頻繁に起こすことが知られている。 過剰吹き込みの場合には、種々の望ましくない化学反応が炉内で起きる。例え ば、過剰吹き込み熱処理では、酸素が過剰量の炭素を消費し、不適切な低炭素レ ベルの鋼製品が生産されてしまう。過剰の酸素は溶融鉄とも反応し、酸化鉄を形 成する。これは熱処理の鉄の収量を低下する。また、過剰吹き込みは製鋼炉を過 熱し、炉の耐火性内張り材の消耗を早め、炉の寿命を縮めることになる。 過小吹き込みの場合には、熱処理は炭素レベルを更に下げるために再度吹き込 みを必要とすることになる。これは製造時間やコストを増大し、炉の損耗が大き くなる。この炉の損耗は、再度の吹き込みの間にスラグ内に形成する酸化鉄によ る。スラグ内の酸化鉄は、炉の内張り材に対するスラグの腐食性を増大する。 塩基性酸素炉制御システムの別な問題は、塩基性酸素炉の熱くなった炉容器に 隣接する対立環境の取り扱いである。製鋼プロセスの際に塩基性酸素炉からの輻 射熱は炉に近接して設けた電子検出機器を過熱させ、制御システムを故障させて しまう。炉から放出される塵や有害排出ガスも、製鋼プロセスを制御するために 使用する種々の検知装置を含む製鋼所にある装置、機器類に付着する。この塵や 有害排出ガスは制御機器を汚してしまい、読み取りが不十分となり冶金学的に正 確な分析が得られなくなる。 発明の要約 従って、本発明の目的は塩基性酸素炉の熱処理の炭素含有量を決定する方法を 提供することである。 また、本発明の別の目的は、約0.004%Cの誤差範囲内で塩基性酸素炉熱 処理の炭素含有量を決定、あるいは正確に制御することである。 更に、本発明の他の目的は、塩基性酸素炉に吹き込まれた酸素量に対して塩基 性酸素炉から放射される可視光線の強さの差を測定することにより、塩基性酸素 炉熱処理の炭素含有量を決定、あるいは正確に制御することである。 更に、また、本発明の他の目的は、製鋼プロセスにおいて生じる高温に耐性が あり、塩基性酸素炉熱処理の炭素含有量を決定、および/あるいは制御する装置 を提供することである。 最後に、本発明の他の目的は、検知装置に塵や排出ガスが溜まらないようにす る自己清浄手段を有する、塩基性酸素炉熱処理の炭素含有量を決定、および/あ るいは制御する装置を提供することである。 上記目的は、塩基性酸素炉から放射される可視光線の強さの低下を、製鋼によ る塵や排出ガスから光センサをシールドするための空気吹き出し手段を含む観測 窓を有し温度調節したケースに収納した光センサで測定することにより達成でき る。可視光線強度の低下は、塩基性酸素炉内に吹き込まれた酸素量に関して塩基 性酸素炉から放射した光強度の最大点から、酸素吹き込みの終了まで測定する。 光強度と酸素の読みは、目標の炭素含有量が熱処理の間に達成されるまで連続し てリアルタイムで、吹き込み中の炭素%レベルを演算するために使用される。 図面の簡単な説明 図1は塩基性酸素炉熱処理の炭素含有量を決定する方法の工程を実施するため に使用した望ましいシステムを示す概略図である。 図2は図1の望ましいシステムに示した光センサの望ましい実施例の立面図で ある。 図3は図2の光センサの一部分を示す拡大図である。 図4はFTDC0.053%を有する塩基性酸素炉熱処理を示すグラフである 。 図5はFTDC0.045%を有する塩基性酸素炉熱処理を示すグラフである 。 図6はFTDC0.028%を有する塩基性酸素炉熱処理を示すグラフである 。 図7は炎光低下測定と吹き込み酸素に基づいた、吹き込み中の炭素含有量とF TDCを決定するために使用可能な一プログラムのフローチャートである。 望ましい実施例の詳細な説明 添付図面を参照にして、図1は塩基性酸素炉熱処理の吹き込み中の炭素含有量 %およびFTDCレベルを決定する方法の、各工程を実施するためのセンサ・シ ステム10の望ましい実施例を示している。本明細書を通して、「吹き込み中の 炭素含有量」とは酸素吹き込み中のある点で決定したリアルタイムの炭素レベル を意味し、また「FTDC]は塩基性酸素炉への初めの酸素吹き込みの終了時に 決定した一次減少炭素(First Turn Down Carbon)を意味する。 このシステムはセンサ装置1、酸素供給部2、およびプログラム式論理コント ローラ(PLC)3から構成する。センサ装置1は、PLCで使用するのに適し たレベルに光強度信号を増幅するための手段を持つ光メータ4、電源6、製鋼所 の熱環境によりセンサ装置が過熱するのを防止するための冷気供給管7を含む、 様々な電子部材を保持するためのケースあるいはハウジング5を有する。さらに 、このセンサ装置は、ケース5の壁を貫通して伸び、光メータ4を塩基性酸素炉 の炉口から放射される可視光線に露光させるための観測窓8を有する。空気吹き 出し9はケースの内部に塵や排出ガスが進入するのを防止するために、開いた観 測窓8から発する。空気吹き出し9は光メータ4の感光部を囲み、製鋼時の塵や 排ガスから遮蔽する。 センサ装置は塩基性酸素炉の炉口からの放射光に露光される時に光強度信号を 発生するように構成されており、その信号は処理のためにPLCに送られる。同 様に、酸素供給部2は熱処理の時に吹き込まれる酸素量に対応する信号を発生す る手段を含み、これらの信号も処理のためにPLCに送られる。光強度信号と吹 き込み酸素信号は、酸素吹き込みの際に熱処理の吹き込み中の炭素含有%を連続 的に算出するためにデータを提供する。PLCはその光強度信号と酸素信号を受 けて処理し、吹き込んだ酸素量に対する可視光線強度の低下に基づいたリアルタ イムで連続的な吹き込み中の炭素含有%の読み取りを提供する。以後、これを「 炎光低下方式」と称する。炎光低下方式に基づく吹き込み中の炭素含有%予測は 、炭素約0.004%の予測誤差を含むことが分かっている。 図2、図3には、センサ装置1の望ましい実施例が示されており、ケース5は ヒンジ留めされた蓋11を有し、この蓋を開けるとケース5の内部空間13への 開口部12ができる。ガスケット又はシール14が開口部12の周囲に沿って設 けられ、ヒンジ付きの蓋11が閉じられる時にガスケットは蓋11と協力してケ ースの内部13に塵や排ガスが入るのを防止する。冷気供給管7は、望ましい実 施例では渦巻き管として示されており、ケースの壁を貫通して延伸して、内部1 3へ冷気15Aを吹き込む。その冷気は内部空間13を冷却する。また、温度計 16がケース5の壁に取り付けられている。温度計は内部空間13内へ伸びる温 度探針17を有し、温度計が内部空間の温度の読みを提供する。内部温度の読み は冷気供給管7を調節することによりケースの内部温度を制御するために使用さ れる。 望ましい実施例では、冷気供給管は渦巻き管冷却器から構成するように示され ている。しかし、内部空間13に冷気を供給するためには、温度を調節するため の手段を有する如何なる公知の空気調節装置も使用可能である。渦巻き管7は、 空気15を渦巻き室19内へ取り入れる空気取り入れ口18と、冷却空気15A を内部空間13内へ噴射する冷気放出口20と、外気へ暖気15Bを排出するた めの排気管21から構成する。更に、渦巻き管はネジ弁42を有する弁機構を含 んでおり、ネジ弁は排気管21の壁を貫通して伸び、内部空間13へ噴射される 冷気15Aの温度を調節する。冷気の温度はネジ弁42を時計方向へ回転させる ことにより上昇させ、また反時計方向へ回転させることにより低下させる。これ は暖気の排出流を減少したり、増大したりし、また冷気15Aの温度を上昇、あ るいは低下させる。 光メータ4はケース5の内部13に収納される。望ましい実施例では、Davis Instruments社製のP401025型光メータを使用する。しかし、塩基性酸索 炉の炉口から放射される可視光線強度を測定可能な光メータなら、センサ装置1 と共に使用できる。Davis社製の光メータは増幅回路23から離したセレン光電 池22を有する。この光メータ装置はケース5内で光電池22と増幅回路23を 独立して設けることを可能とする。光電池22は摺動可能な調節部材24に取り 付け、また増幅回路23はケースの壁に固定した取り付け絶縁板25に取り付け る。電線26が光電池22と増幅回路23を接続し、増幅回路は光電池22の可 視光線の低下に対応した電流からの光強度信号のレベルを増大する。電力源(図 示せず)は電力を電線27を通じて光メータ4に供給し、光メータからの増幅し た電気信号は電線28を通じて図1に示したPLCに送られる。電力供給は図1 の6で示したように内部、あるいは、図2の外部電線27で示したように外部に 設けることもできる。 図3の拡大図に示したように、摺動調節部材24は取り付け板29と、その取 り付け板の第一端部に設けた締め付け具33と、その締め付け具33と反対の取 り付け板の第二端部に設けたネジ機構32とを有する。また、取り付け板29は 細長いスロット30を複数有する。一端が取り付け板25に固定したピン又は締 め付け具31は、各スロット30を貫通して伸び、取り付け板29を絶縁取り付 け板25に摺動可能に固定する。 ネジ機構は絶縁取り付け板25に固定した第一ネジ穴34と、取り付け板29 に固定した第二ネジ穴35を含む。一端に調節ノブ37を有するネジ軸36は第 一、第二ネジ穴のネジ部を貫通して延伸している。ネジ軸36は時計方向あるい は反時計方向のどちらかに回転させられると、スロット30とピン31間の係合 の制限内で取り付け板29を移動させる力をネジ軸36が提供する。 締め付け具33はネジ機構32と反対位置に設けられ、取り付け板29に固定 され、観測窓8と平行な方向に配置した背板38を有する。また、締め付け具3 3は観測窓8に隣接して配置し、固定部材40で背板に固定した透明な前板39 を有する。光電池22はその前板39と背板38の間に設けられ、固定部材40 が締められて、2枚の板の間の光電池22を締め付けて観測窓8に平行で隣接し た位置に保持する。 冷気排出口20から内部空間13内へ噴射された冷気15Aはケース5の内部 に冷気の流れを作り出す。冷気流は開いた観測窓8へ向かう方向へ流れ、ケース 内に収納した電子部品を冷却する。冷気は開いた観測窓8に隣接した位置に設け た光電池22を取り囲み、そして観測窓を通って外に出て空気吹き出し9を作り 出す。空気吹き出し9は観測窓8を通って内部空間13に汚れや、塵や排ガスが 入るのを防止し、透明板39や光電池22の感光表面をクリーンな状態に維持す る。しかし、空気吹き出しが光電池22を取り囲むと説明したが、この装置は円 盤形状を有する光電池に限定されないことが分かる。光電池の形状は本発明の範 囲には重要ではなく、正方形、矩形、その他の形状が可能であり、空気吹き出し 9により囲まれることを常に考慮すべきである。 光電池が製鋼所の塵や排ガスで汚れ出すようなら、ネジ機構32を回転させて 光電池を観測窓の方向へ移動させる。これは隙間41を縮小し、空気吹き出し9 の速度を増加することになる。ネジ機構は塵や排ガスにより光電池22の感光表 面が汚されないレベルに空気吹き出し速度を増大するまで回転させる。同様に、 光センサを清浄な状態に維持するため低速の空気吹き出しが必要とされるなら、 ネジ機構を隙間41を増大するのと反対方向に回転させ、空気吹き出し速度を低 下させる。 製鋼炉の炉口から放射される炎光の可視光線の観察が製鋼熱処理のFTDCを 推定するために、長い間使用されてきた。この制御方法は通常、ベッセマー転炉 と共に使用され、また、いくつかの事例では、この炎光観察は塩基性酸素炉製鋼 作業で使用さてきた。しかし、過去の炎光低下方式は、塩基性酸素炉から放射し た光強度の最大点から測定した光強度の低下と、光強度の最大点から酸素吹き込 みの終了までに塩基性酸素炉内に吹き込んだ酸素量との相互関係を理解するには 不適切であった。 液状鉄に溶解した炭素が塩基性酸素炉内に吹き込まれた酸素と反応することは 公知である。この反応は製鋼炉の排出ガスにCOとCO2を形成する。酸素吹き 込みの初期部分では、吹き込み酸素は二酸化炭素より一酸化炭素の方をはるかに 多く生成し、それによりCOが炉の排出ガスの大部分となる。排出ガス内のCO は 炉口で後燃焼を起こし、炎を作る。吹き込みの終了近く、製鋼のために溶融浴を 転回させており、溶融浴が低炭素レベルを多く含んでいる時、この炭素−酸素反 応は排出ガス内のCOを少なく発生する。この点で、排ガスにCOがほとんど無 いので、炉口での後燃焼炎は一定の低レベル光強度まで減少する。 吹き込んだ酸素量と炎光強度の低下および塩基性酸素炉熱処理のFTDCと炎 光強度の低下とを相互関係づける努力において、300を上回る塩基性酸素炉熱 処理に対する光強度(LI)が吹き込み酸素のSCFの関数として測定された。 これらの観察された熱処理のFTDCが以下に列挙したDO2、DLI/ILI およびDO2キンク(縒り)等の変量と相互関係があることが分かった。 デルタ酸素(DO2)=最大LI点から酸素吹き込み終了まで吹き込み酸素の SCF量。 炎光低下の程度(DLI/ILI)=最大LIから酸素吹き込み終了までの時 間の、いかなる点での光強度の減少(DLI)と、酸素吹き込み開始から最大L I点までの光強度の増加(ILI)との比。 デルタ酸素(DO2キンク)=LI測定におけるキンクから酸素吹き込み終了 までの、SCFにおける吹き込んだ酸素の量。 次に、FTDC変量は統計学的回帰分析を通じて相互関係づけられ、低炭素熱 処理に対する吹き込み中の炭素含有%を決定するため使用可能なFTDC等式を 作り出す。これは初めにDO2、DLI/ILIおよびDO2キンク等の変量を以 下のように定義することにより計算を単純化して行った。 X1=DO2/100、000 X2=DLI/ILI、および X3=DO2キンク/10、000 分析対象熱処理の各FTDCに対する研究室段階の分析は、以下の表Aの例で 示すように測定した変量X1、X2、X3と一致した。 上記表Aは数回の熱処理観測の際に決定した実際の値を列挙してあるが、表A に示した値は必ずしも実際の熱処理の順番で列挙するものではない。また、上記 のように、X2変量は2つのLI量の比、(DLI/LI)であり、塩基性酸素 炉における炎光低下の程度の一測定法である。ここで使用したLI値は任意の単 位で表される。X2は2つのLI量の比でしかないので、LIが測定される単位 は炎光の強度を特性づける上での効果はない。LI測定の単位が矛盾しない限り 、任意あるいは絶対のどちらかの、いかなる測定単位でも塩基性酸素炉からの放 射炎光のLIを測定するため使用できる。 X1、X2およびX3変量についての実際に測定した値を知ること、および実 験室的分析により決定した、各熱処理に対する実際のFTDCを知るため、以下 の等式が作られ、各熱処理に対してaからkの値が算出された。 等式1: 上述したように、FTDC変量は低炭素熱処理に対する吹き込み中の炭素含有 %を決定するためのFTDC等式を作り出すため、統計学的回帰分析を通じて相 互関係づけられた。上記したように、これは初めにX1、X2、X3変量を定義 することにより行われた。熱処理1から300に対するFTDC、X1、X12 、X13、X2、X22、X23、X1X2、X1X22、X12X2およびX3の 平方根に対する値がMicrosoft Excel Worksheet(商標)上で別々の縦列に記入 された。 Microsoft Excelで提供された直線回帰プログラムは、従属変量であるFTDC と、独立変量であるX1からX3の平方根の変量で実行させられた。プログラム 出力は係数aからkの値を特定する。例えば、a値は「遮断」と同じである(a 値はX1、X2、X3がゼロに等しい時にFTDCと同じてある)。bに対する 値は変量X1の係数と同じであり、cはX12の係数と同じであり、同様に、最 後の値はX3の平方根の係数と同じkを示す。観測した熱処理に対する実際の算 出値aからkを示す完全なFTDC等式の一例は、以下に示される。 等式2: FTDC=0.09993125 + 0.03013298(X1) - 0.0587246(X12) - 0.0266337(X13) - 0.0879685(X2)- 0.0666153(X22)+ 0.12504982(X23)+ 0.10246922(X1X2)- 0.2269549(X1X22)+0.14953375(X12X2)-0.0003159(X3の平方根) 係数aからkの算出値は塩基性酸素炉により変化する。一般的に、これらの値 は製鋼所の条件や観測した塩基性酸素炉のタイプに影響を受ける。ある炉は炉口 に残留するスカルや炉の形状特性のような条件により、別の炉より多くの可視光 線を放射する。aからk値も塩基性酸素炉に対する光メータの位置に影響を受け る。それ故、炎光低下方式を用いて炭素%を決定する前に各塩基性酸素炉に対す るaからkの値を決定する必要があることが分かる。 算出した係数値aからkは図7に示されたプログラム図に基づいて書かれたプ ログラムに入れられる。こうして考えられる−プログラムのコードは付録Aとし て添付する。しかし、付録Aの添付コードは図に示したプログラム図に従い書く ことができる多くのコードの一例でしかない。aからkの算出値に基づき、また 変量X1、X2、X3のリアルタイム測定に基づき、図7に示されたプログラム がFTDC等式を用いたリアルタイムの炭素%を算出する。 FTDC等式の形は重要ではない事を認識することが大事である。この等式は 炎光低下方式に基づき炭素%を決定するための本発明の工程を実行する手段にす ぎない。多項式は変量X1、X2、X3でFTDCの変化を説明するための一方 法である。しかし、対数や、指数や、高次多項式や、それらの項の組み合わせを 含んだ他の形の等式も炭素予測に使用できる。Neural Netxwarkプログラムもこ の目的の炭素予測に使用できる。 FTDC等式および図7に示したプログラムが作られた後、追加の塩基性酸素 炉熱処理がそれぞれのFTDCレベルを決定するために炎光低下方式を使用して 監視された。これらの熱処理は図1から図3に示したセンサ・システム10を使 用して監視した。PLCは図7に示したフローチャートによりプログラムされ、 このプログラムは光センサ1から受信したLI信号および酸素供給部2から受信 したO2信号を分析し、この追加の熱処理のX1、X2、X3値を決定した。F TDC等式を用い、次にこのプログラムは前に算出したaからk値および、連続 したLI、DO2、DO2キンク測定から決定したリアルタイムのX1、X2、X 3値に基づいた吹き込み中の炭素含有%を予測した。この追加熱処理の各予測F TDCは、化学分析を通じて研究室において決定した実際のFTDC組成と後に 対照させた。その結果、予測値は極めて正確であった事が判明した。炎光低下方 式に基づいた、この酸素吹き込み中の炭素含有%の予測値についての平均的な絶 対誤差は約0.004%であり、誤差の標準偏差は約0.006%と決定した。 この予測は、約0.05%より上のFTDC予測の炭素含有範囲精度は低下する ので、約0.05%以下の炭素含有範囲を有する塩基性酸素炉熱処理に最適であ ると判定された。 図4と図5のグラフに示された塩基性酸素炉熱処理例では、塩基性酸素炉から 放射された光強度は最大光強度の点に到達する前に、吹き込み中の初めのおおよ そ80%に対して着実に増加することが分かる。最大LIまての光強度の増大は (ILI)で示される。リアルタイムのLIとO2信号は、完全なLI曲線をプ ロットし総酸素消費量を記録するために吹き込みの開始から吹き込みの終了まで 連続的にPLCへ送られる。時間平均したLI信号を吹き込みの初め80%に対 して毎分一回の割合で送り、また吹き込みの終わり20%の間に4秒に1回の割 合で送る。LI曲線が最大光強度の点から下降する時に、PLCは吹き込み中の 炭素含有量を決定するためにリアルタイムのLI信号とO2信号を連続的に処理 し始める。再度、吹き込み炭素含有%を、FTDC等式に基づいた連続的なリア ルタイム炭素%を上記したのと同様に算出するコンピュータ・プログラムを実行 することにより決定する。予測した炭素%が約0.05%C以下の範囲内に下降 すると、予測炭素%を示す連続的な表示が吹き込みの終了になるまでオペレータ に与 えられる。図4と図5にプロットした2本の曲線では、製鋼浴内の炭素含有%が 最終製品の目的とする炭素レベルまで低下した事をコンピュータの読出しが示す まで演算処理するPLCに、リアルタイムのO2信号とLI信号が供給される。 そして、酸素吹き込みを停止し、最終製品への連続鋳造のように後続する処理用 に塩基性酸素炉で処理した鋼を杓へ注ぐ。 図6に示した塩基性酸素炉熱処理の第3例はLI測定におけるキンク(縒り) を通過して継続する曲線を示している。LI曲線のキンクは小さな後燃焼の炎光 を示しており、塩基性酸素炉の炉口における可視光線の低レベルである。炎光の 減少と低い光強度は酸素吹き込みが低下した結果であり、これは排出ガスのCO が少量なので塩基性酸素炉の炉口にてほぼ一定の炎光が突然観察されるレベル、 つまり低レベルの光強度を有するレベルまで製鋼浴内の過剰炭素が減少すること による。すなわち、光強度の安定した低レベルは図6に示したLI曲線のキンク を発生するLI測定を提供する。この安定した低光強度レベル条件下で、リアル タイムのDO2キンク値をリアルタイムのDO2とLI値を用いてPLCにより連 続的に決定し、コンピュータは以下の例で示すようにDLI/ILI、DO2、 DO2キンクに基づいて吹き込み中の炭素含有%を連続的に算出する。プログラ ムの読み出しは、製鋼浴内の炭素量%が所望の目的炭素含有量に等しい事を示す 時、酸素吹き込みを停止し、最終製品への別な処理用に鋼を注ぐ。 炎光低下方式を使用してプロットした3例の曲線に示されたように、最大LI 点に到達した後、X1、X2、X3の値は熱処理に酸素が吹き込まれる時に連続 的に算出可能であり、また熱処理の吹き込み中の炭素含有%はPLC出力により 目的の炭素含有量を予測するまでリアルタイムで決定することができる。例えば 、図4において最大LIの点は、酸素の約500、000SCFを炉内に吹き込 んだ後に達する。最大L1点で、光強度は約730の高さから低下し、酸素吹き 込みは0.053%の炭素を有する金属組成が得られるまで継続する。LIがそ の最大レベル730から降下する時、PLCはセンサ装置1と酸素供給部2から の連続的なリアルタイムLI、O2信号を受信し、酸素吹き込みが停止するまで 約0.05%以下の炭素含有量での熱処理の開始に対して連続した吹き込み中の 炭素含有%を表示する。この例では、約45,000SCFのDO2に対応する 約480 の光強度で0.053%の炭素レベルが得られる。 図5では、低炭素の塩基性酸素炉のLI曲線が炭素0.045%のFTDCを 有することを示している。最大LI点は酸素の500,000SCF下で約78 0に達しており、約40,000SCFのDO2に対応する約400の光強度で 炭素0.045%レベルが予測される。もう一度、酸素吹き込みの際にLI信号 およびO2信号がPLCに継続的に送られ、プログラムがX1、X2、X3の値 を算出し、吹き込み中の炭素含有%を連続的に予測する。 図6によれば、塩基性酸素炉熱処理は炭素0.028%のFTDCを有するこ とを示している。この例では、酸素がLI曲線に示したDO2キンクの点を過ぎ て吹き込まれる。前述のように、過剰炭素が酸素により減少させられ、上記のよ うにほぼ一定の低い光レベルの炎光を排ガス内の少量のCOが突然作り出すとい う低い炭素レベルになる製鋼プロセスの段階でキンク(縒り)が発生する。従っ て、塩基性酸素炉の炉口での暗い後燃焼炎光は、LI曲線にキンクを作るX2変 量を生成する。 酸素吹き込みの制御は熱処理のDO2キンク部分により影響大である。PLC 読み出しは熱処理の吹き込み過ぎや炭素の過剰量を消費するのを防ぐように見守 らなくてはならない。図6に示した熱処理は酸素360,000SCFで約71 0の光強度で最大LIの点に到達する。そしてLI強度は約280の光強度のL I測定でキンクに至るまで降下する。0.028%の炭素の鋼組成が得られるこ とをPLCが示すまで、キンクを過ぎて酸素吹き込みが続く。この例では、0. 028%のFTDCがSLI/ILI-1.05、DO2-155,000SCF 、DO2キンク=25,000SCFの時に達成される。 本発明は塩基性酸素炉における吹き込み中の炭素含有%とFTDCを予測する 望ましい構成と方法を有するものとして説明してきたが、本発明の原理に基本的 に従い、また本発明が属する業界における公知あるいは慣習的技術範囲にあるよ うな、また、添付の請求の範囲内に入り、前述の本質的特性に適用できるような 、本説明からの新たな発展を含む、他の改良、利用、そして/あるいは応用が可 能であることは理解されよう。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1997年11月11日 【補正内容】 明細書 本発明は、 a)塩基性酸素炉から放射される光強度を測定することと、 b)上記塩基性酸素炉内へ吹き込まれる酸素の量を測定することと、 c)上記光強度と上記吹き込み酸素量に基づき上記熱処理の吹き込み中の炭素 含有%を算出することと、 d)上記熱処理用の目標とする炭素含有%に等しい吹き込み中の炭素含有%を 算出する時、上記塩基性酸素炉への酸素吹き込みを中断することと、 e)最終鋼製品への他の処理のために、上記目標炭素含有量に等しく算出した 吹き込み炭素含有%を有する上記熱処理の中身を取り出すこと、よりなる方法に 関し、特に炭素を0.06%含有する低炭素鋼塩基性酸素炉熱処理における吹き 込み炭素含有量および一次減少炭素(FTDC)を決定するための方法に関する 。さらに、本発明はこの方法を実行するための装置に関する。 平板圧延鋼製品のユーザは、良好な成形能力特性があるので低炭素鋼を求める 。例えば、自動車産業では、この低炭素鋼は自動車製造で成形作業後のスプリン グバックが無く複雑な自動車形状を型打ち成形可能としている。これは冶金学的 に適した条件を有する製品を製造するために製鋼メーカが塩基性酸素炉熱処理の 炭素含有量を正確に管理、制御する必要がある。 塩基性酸素炉製鋼プロセスでは、炭素飽和した液状鉄が種々の分量のスクラッ プ鉄材と共に炉容器に注がれる。酸素を高速で塩基性酸素炉内に吹き込み、溶鋼 浴の表面で酸素は炭素と反応してCOおよびCO2を形成する。この反応が溶鋼 浴内の過剰な炭素を除去し、所望の炭素含有量の最終製品を作り出す。 現在の製鋼メーカで使用可能な塩基性酸素炉のプロセス制御方法が多くある。 これらの制御は、気体分析装置や熱電対やロード・セル等の検出装置と組み合わ せたコンピュータを利用して管理するような、洗練された予測モデルなどにより 幅がある。 今まで、炎光低下測定を使用する容器内で炭素含有量を制御するために種々の 試みが行われてきた。その試みの一例は米国特許、USP No.3,652,262(発明者 : Denis)に示されている。この特許は塩基性酸素炉からの赤外線放射を検出する 検出器を用いている。赤外線検出器からの信号を演算し、時間に対する放射強度 の関数を示す曲線を作っている。この特許では、発明者はこの放射曲線と、塩基 性酸素炉の排出ガスのCOおよびCO2の濃度を測定するため使用した第一ガス 検出からの読み、及び全ガス排出を測定するため使用した第二ガス検出からの読 みを使用することにより生成した脱炭曲線と比較した。そして、この2つの曲線 の比較の結果、この特許の発明者は時間/放射曲線が塩基性酸素炉による製鋼操 作時の瞬時炭素量を読みとるために有用であるとの結論を得た。しかし、この異 なったグラフを比較すると、排出ガス曲線と放射曲線間に予測炭素レベルの広い ばらつきが発生することが分かる。従って、この発明者は熱処理の際の炭素含有 量の瞬時の読みとりにある程度の改良を与えたが、この特許は炎光低下測定に基 づく予測炭素レベルに誤差の範囲が広いことを示している。 さらに、Iron & Steel Society(鉄鋼協会)1977年出版のJ.H.Cox等によ る「BOF STEELMAKING(塩基性酸素炉による製鋼)」の第15章の「BOF Control (塩基性酸素炉の制御)」に示された研究では、炎光強度は浴内の炭素の関数で あることを教示している。しかし、また、この著者は、炎光強度測定に基づく炭 素予測は、より厳しい現在の要望を満たすには十分とは言えない事を述べている 。 こうした考えが製鋼業界に広まって来ている。上記の著者(J.H.Cox等)は、 統計学的で予測可能な制御モデルに基づいた制御方策、あるいは炭素、温度等の ような変量の連続的あるいは周期的測定に基づいた高度に洗練された制御システ ムを使用することを製鋼メーカに勧めている。この一測定プロセスは、塩基性酸 素炉熱処理の炭素含有を決定するための量/温度演算に基づいている。この量/ 温度演算は誤差の発生する余地を含んでおり、そうした誤差が塩基性酸素炉熱処 理の過剰吹き込み、あるいは過小吹き込みを頻繁に起こすことが知られている。 過剰吹き込みの場合には、種々の望ましくない化学反応が炉内で起きる。例え ば、過剰吹き込み熱処理では、酸素が過剰量の炭素を消費し、不適切な低炭素レ ベルの鋼製品が生産されてしまう。過剰の酸素は溶融鉄とも反応し、酸化鉄を形 成する。これは熱処理の鉄の収量を低下する。また、過剰吹き込みは製鋼炉を過 熱し、炉の耐火性内張り材の消耗を早め、炉の寿命を縮めることになる。 過小吹き込みの場合には、熱処理は炭素レベルを更に下げるために再度吹き込 みを必要とすることになる。これは製造時間やコストを増大し、炉の損耗が大き くなる。この炉の損耗は、再度の吹き込みの間にスラグ内に形成する酸化鉄によ る。スラグ内の酸化鉄は、このスラグを炉の内張り材に対する腐食性を増大する 。 塩基性酸素炉制御システムの別な問題は、塩基性酸素炉の熱い容器に隣接した 対立する環境の取り扱いである。製鋼プロセスの際に塩基性酸素炉からの輻射熱 は炉に近接して設けた電子検出機器を過熱させ、制御システムを故障させてしま う。炉から放出される塵や有害排出ガスも、製鋼プロセスを制御するために使用 する種々の検知装置を含む製鋼所にある装置、機器類に付着する。この塵や有害 排出ガスは制御機器を汚してしまい、読み取りが不十分となり冶金学的に正確な 分析が得られなくなる。 US-A-3,719,469は、炉口での炎光の強さを連続的に測定することにより溶鋼浴 の精錬を制御する方法を開示している。特に、炎光強度は酸素吹き込みがその最 終段階にあることを知らせる基準となると考えられ、浴内の炭素含有量がこの基 準を認識する点での炎光強度、さらに検知した現時点での炎光強度に基づいて演 算される。つまり、従来方法は製鋼浴の実際の炭素含有量を決定するために炎光 強度の絶対値の比を使用する。 しかし、従来方法による炭素含有量予測は塩基性酸素炉の炉口近くの金属「ス カル」(金属くず)の多量の形成や、他の光源などにより炉の近くの光状態に変 化があると影響を受けやすくなる。 従って、本発明の目的は、塩基性酸素炉への酸素吹き込みの際に、その熱処理 の炭素含有量を決定する方法で、塩基性酸素炉付近の光条件の変化による様々な 影響を減少あるいは除去することにより炭素含有量決定を信頼できるようにした 方法を提供することである。 本発明によれば、上記目的は以下に示した工程を有する光強度測定により解決 される。 i)上記酸素吹き込みの開始と、上記塩基性酸素炉から放射された最大光強度 の点との光強度における増加(ILI)を測定する工程と、 ii)上記最大光強度の点からの光強度の減少(DLI)を連続的に測定する工 程と、 iii)上記光強度と上記吹き込み酸素量とに基づき、上記熱処理の上記連続的 な吹き込み中の炭素含有%を算出する工程において使用するために、連続的にD LI/ILI比を算出する工程。 上記目的は、塩基性酸素炉から放射される可視光線の強さの低下を、製鋼によ る塵や排出ガスから光センサをシールドするための空気吹き出し手段を含む観測 窓を有する温度調節したケースに収納した、光センサで測定することにより達成 できる。可視光線強度の低下は、塩基性酸素炉内に吹き込まれた酸素量に関して 塩基性酸素炉から放射した光強度の最大点から、酸素吹き込みの終了まで測定す る。光強度と酸素の読みは、目標の炭素含有量が熱処理の間に達成されるまで連 続で、リアルタイムの吹き込み中の炭素%レベルを演算するために使用される。 図面の簡単な説明 図1は塩基性酸素炉熱処理の炭素含有量を決定する方法の工程を実施するため に使用した望ましいシステムを示す概略図である。 の光強度で0.053%の炭素レベルが得られる。 図5では、低炭素の塩基性酸素炉のLI曲線が炭素0.045%のFTDCを 有することを示している。最大LI点は酸素の500,000SCF下で約78 0に達しており、約40,000SCFのDO2に対応する約400の光強度で 炭素0.045%レベルが予測される。もう一度、酸素吹き込みの際にLI信号 およびO2信号がPLCに継続的に送られ、プログラムがX1、X2、X3の値 を算出し、吹き込み中の炭素含有%を連続的に予測する。 図6によれば、塩基性酸素炉熱処理は炭素0.028%のFTDCを有するこ とを示している。この例では、酸素がLI曲線に示したDO2キンクの点を過ぎ て吹き込まれる。前述のように、過剰炭素が酸素により減少させられ、上記のよ うにほぼ一定の低い光レベルの炎光を排ガス内の少量のCOが突然作り出すとい う低い炭素レベルになる製鋼プロセスの段階でキンク(縒り)が発生する。従っ て、塩基性酸素炉の炉口での暗い後燃焼炎光は、LI曲線にキンクを作るX2変 量を生成する。 酸素吹き込みの制御は熱処理のDO2キンク部分により影響大である。PLC 読み出しは熱処理の吹き込み過ぎや炭素の過剰量を消費するのを防ぐように見守 らなくてはならない。図6に示した熱処理は酸素360,000SCFで約71 0の光強度で最大LIの点に到達する。そしてLI強度は約280の光強度のL I測定でキンクに至るまで降下する。0.028%の炭素の鋼組成が得られるこ とをPLCが示すまで、キンクを過ぎて酸素吹き込みが続く。この例では、0. 028%のFTDCがSLI/ILI=1.05、DO2=155,000SC F、DO2キンク=25,000SCFの時に達成される。 請求の範囲 1.a)塩基性酸素炉から放射される光強度を測定する工程と、 b)上記塩基性酸素炉内へ吹き込まれる酸素の量を測定する工程と、 c)上記光強度と上記吹き込み酸素量に基づき上記熱処理の吹き込み中の炭 素含有%を算出する工程と、 d)上記熱処理用の目標とする炭素含有%に等しい吹き込み中の炭素含有% を算出する時、上記塩基性酸素炉への酸素吹き込みを中断する工程と、 e)最終鋼製品への他の処理のために、上記目標炭素含有量に等しく算出し た吹き込み炭素含有%を有する上記熱処理の中身を取り出す工程と、を有する塩 基性酸素炉へ酸素吹き込みをしながらの熱処理の炭素含有量を決定する方法にお いて、 上記光強度を測定する工程は、 i)上記酸素吹き込みの開始と、上記塩基性酸素炉から放射された最大光 強度の点との光強度における増加(ILI)を測定する工程と、 ii)上記最大光強度の点からの光強度の減少(DLI)を連続的に測定す る工程と、 iii)上記光強度と上記吹き込み酸素量とに基づき、上記熱処理の上記連続 的な吹き込み中の炭素含有%を算出する工程において使用するために、連続的に DLI/ILI比を算出する工程と、を有することを特徴とする炭素含有量を決 定する方法。 2.上記DLI/ILI比は、上記光強度と上記吹き込み酸素量に基づき、上記 熱処理の連続的な吹き込み中の炭素含有%を算出する工程で目標炭素含有量が算 出されるまで連続的に計算されることを特徴とする、請求項1に記載の方法。 3.上記DLI/ILI比は、上記酸素吹き込みが停止されるまで連続的に計算 されることを特徴とする、請求項1に記載の方法。 4.上記塩基性酸素炉へ吹き込む酸素量を測定する工程は、上記塩基性酸素炉か ら放射された最大光強度の点から吹き込まれた酸素量を連続的に算出することと 、上記熱処理の吹き込み中の炭素含有%が上記DLI/ILI変量と上記DO2 に基 づき算出されることを特徴とする、上記請求項のいずれかに記載の方法。 5.上記DO2は、上記光強度と上記吹き込み酸素量に基づき、上記熱処理の連 続的な吹き込み中の炭素含有%を算出する工程で目標の炭素含有量が算出される まで連続的に測定されることを特徴とする、請求項4に記載の方法。 6.上記DO2は上記酸素吹き込みが中断されるまで連続的に測定されることを 特徴とする、請求項4に記載の方法。 7.上記酸素吹き込みが中断されるまで上記光強度測定におけるキンクから吹き 込み酸素量(DO2キンク)を測定する工程を更に含み、上記熱処理の吹き込み 中の炭素含有%は上記DLI/ILI変量、上記DO2変量、上記DO2キンク変 量に基づき算出されることを特徴とする、請求項4乃至6のいずれかに記載の方 法。 8.a)塩基性酸素炉から放射される可視光線強度(LI)を測定するためのセ ンサを少なくとも1つ設ける工程と、 b)該酸素吹き込みの開始と最大LIの点との間で上記少なくとも1つのセ ンサにより該LIを測定し、光強度の増加(ILI)を示す少なくとも1つの値 を算出するため、該少なくとも1つのセンサはプログラム式論理コントローラ( PLC)に使用するための少なくとも2つのLI信号を発生する工程と、 c)上記少なくとも1つのセンサを用いて、上記最大LIの点と上記酸素吹 き込みの終了の間で連続したLI測定をし、光強度の減少(DLI)に対する連 続したリアルタイムの値を算出するため、該少なくとも1つのセンサは上記PL Cに使用するための連続したリアルタイムLI信号を発生する工程と、 d)上記PLCで使用するため、上記最大LIの点と上記酸素吹き込みの終 了の間で吹き込み酸素の量(DO2)を示す連続したリアルタイムのO2信号を発 生する工程と、 e)上記少なくとも1つのILI値と、上記連続したリアルタイムDLI値 と、上記連続したリアルタイムDO2量に基づき、上記熱処理の連続した吹き込 み中の炭素含有%を予測する工程と、を有する上記請求項のいずれかに記載の方 法。 9.約0.05%以下の炭素含有範囲で開始する連続した予測吹き込み中の炭素 含有%を表示する工程を、さらに含む上記請求項のいずれかに記載の方法。 10.塩基性酸素炉へ吹き込まれた酸素量を示すリアルタイムな信号を発生する 手段と、 酸素吹き込み中に塩基性酸素炉から放射された可視光線を示すリアルタイムな 信号を発生する手段と、 吹き込み酸素量信号と光強度信号に基づき塩基性酸素炉内の吹き込み中の炭素 含有%を算出する手段とよりなる、塩基性酸素炉内の吹き込み中の炭素含有%を 決定するための装置において、 上記算出手段は、 a)酸素吹き込みの開始と最大光強度の点間の上記可視光線の増加を示す少な くとも1つの値(ILI)と、 上記最大可視光線強度の点と上記酸素吹き込みの終了との間の上記可視光線 強度の連続した差を示す連続リアルタイム値(DLI)、からなるDLI/IL I比と、 b)上記最大可視光線強度の点と上記酸素吹き込みの終了との間での吹き込み 酸素量を示す連続したリアルタイムDO2値と、に基づき吹き込み中の炭素含有 %を算出するようにしたことを特徴とする装置。 11.上記算出手段は、塩基性酸素炉から放射された可視光線を示す上記リアル タイム信号におけるキンクと上記酸素吹き込みの終了との間で吹き込んだ酸素量 を示す連続したリアルタイムDO2キンク値に、さらに基づき吹き込み中の炭素 含有%を算出するようにしたことを特徴とする請求項10に記載の装置。 12.可視光線を示す信号を発生するための手段を有する光センサを収納するた めの内部空間を有するハウジングと、 上記内部空間と通じる冷気供給部と、 塩基性酸素炉から放射された光に上記光センサを露光させるため、上記ハウジ ングの壁を貫通して伸びる観測窓と、 上記内部空間に外部の汚染物質が侵入するのを防止するために上記観測窓を通 じて、ある速度で流れる空気吹き出しと、 上記空気吹き出しの速度を調節するための調節手段とを含む光メータを、更に 有することを特徴とする請求項10あるいは11に記載の装置。 13.上記空気吹き出しは上記光センサを囲むことを特徴とする請求項12に記 載の装置。 14.上記調節手段は、上記観測窓を通って流れる上記空気吹き出しの速度を調 節するため該観測窓に接離調節可能であることを特徴とする、請求項12あるい は13に記載の装置。 15.上記調節手段は、 a)上記観測窓に接離移動するように上記ハウジングの壁に摺動可能に固定し た取り付け板と、 b)上記観測窓に隣接して上記取り付け板の第一端部に固定し、上記光センサ の感光部を上記観測窓に平行に保持するようにした締め付け具と、 c)上記第一端部に反対の上記取り付け板の第二端部に固定され、該取り付け 板を上記観測窓に接離するように移動するための力を提供するために上記ハウジ ングにも固定させたネジ手段と、よりなることを特徴とする請求項12乃至14 のいずれかに記載の装置。 16.上記内部空間とつながった冷気供給部の温度を調節するための手段を含む ことを特徴とする、請求項12乃至15のいずれかに記載の装置。 【手続補正書】 【提出日】1999年3月19日 【補正内容】 (1) 別紙の通り (2) 第3a頁第5行目の「可視光線」を「炎光」と補正する。 第3a頁第8行目の「可視光線」を「炎光」と補正する。 第13頁第21行目の「SLI」を「DLI」と補正する。 請求の範囲 1. 塩基性酸素炉へ酸素吹き込みをしながらの熱処理の炭素含有量を決定する 方法において、 a)前記塩基性酸素炉から放射される炎光強度を測定する工程と、 b)前記塩基性酸素炉内へ吹き込まれる酸素の量を測定する工程と、 c)前記炎光強度と前記吹き込み酸素量に基づき前記熱処理の吹き込み柱 の炭素含有%を算出する工程と、 d)前記熱処理用の目標とする炭素含有%に等しい吹き込み中の炭素含有 %が算出されたとき、前記塩基性酸素炉への酸素吹き込みを中断する工程と、 e)最終鋼製品への他の処理のために、前記目標炭素含有量に等しく算出 された吹き込み中の炭素含有%を有する前記熱処理の中味を取り出す工程とを有 し、 上記炎光強度を測定する工程は、 i)前記酸素吹き込みの開始点と、前記塩基性酸素炉から放射された最大 炎光強度までの炎光強度における増加(ILI)を測定する工程と、 ii)前記最大炎光強度からの炎光強度の減少(DLI)を連続的に測定す る工程と、 iii)前記炎光強度と前記吹き込み酸素量とに基づき、前記熱処理の前記 連続的な吹き込み中の炭素含有%を算出する工程において使用するために、連続 的に無次元値または規格化値であるDLI/ILI比を計算する工程とを含むこ とを特徴とする 熱処理の炭素含有量を決定する方法。 2. 前記DLI/ILI比は、前記炎光強度と前記吹き込み酸素量に基づき、 前記熱処理の連続的な吹き込み中の炭素含有%を算出する工程で目標炭素含有量 が算出されるまで連続的に計算されることを特徴とする請求項1に記載の方法。 3. 前記DLI/ILI比は、前記酸素吹き込みが停止されるまで連続的に計 算されることを特徴とする請求項1に記載の方法。 4. 前記塩基性酸素炉へ吹き込む酸素量を測定する工程は、前記塩基性酸素炉 から放射された最大炎光強度の点から吹き込まれた酸素量(DO2)を連続的に 算出することと、前記熱処理の吹き込み中の炭素含有%が前記DLl/ILl変 量と上記DO2変量に基づき算出されることを特徴とする請求項1乃至3のいず れかに記載の方法。 5. 前記DO2は、前記炎光強度と前記吹き込み酸素量に基づき、前記熱処理 の連続的な吹き込み中の炭素含有%を算出する工程で目標の炭素含有量が算出さ れるまで連続的に測定されることを特徴とする請求項4に記載の方法。 6. 前記DO2は、前記酸素吹き込みが中断されるまで連続的に測定されるこ とを特徴とする請求項4に記載の方法。 7. 前記酸素吹き込みが中断されるまで前記炎光強度測定におけるキンクから 吹き込み酸素量(DO2キンク)を測定する工程を更に含み、前記熱処理の吹き 込み中の炭素含有%は前記DLI/ILI変量、前記DO2変量、前記DO2キン ク変量に基づき算出されることを特徴とする請求項4乃至6のいずれかに記載の 方法。 8. a)塩基性酸素炉から放射される炎光強度(Ll)を測定するためのセン サを少なくとも1つ設ける工程と、 b)該酸素吹き込みの開始と最大LIの点との間で前記少なくとも1つの センサにより該LIを測定し、炎光強度の増加(ILI)を示す少なくとも1つ の値を算出するため、該少なくとも1つのセンサはプログラム式論理コントロー ラ(PLC)に使用するための少なくとも2つのLI 信号を発生する工程と、 c)前記少なくとも1つのセンサを用いて、前記最大LIの点と前記酸素 吹き込みの終了の間で連続したLI測定をし、炎光強度の減少(DLI)に対す る連続したリアルタイムの値を算出するため、該少なくとも1つのセンサは前記 PLCに使用するための連続したリアルタイムLI信号を発生する工程と、 d)前記PLCで使用するため、前記最大LIの点と前記酸素吹き込みの 終了の間で吹き込み酸素の量(DO2)を示す連続したリアルタイムのO2信号を 発生する工程と、 e)前記少なくとも1つのILI値と、前記連続したリアルタイムDLI 値と、前記連続したリアルタイムDO2量に基づき、前記熱処理の連続した吹き 込み中の炭素含有%を予測する工程とを有する請求項1乃至7のいずれかに記載 の方法。 9. 約0.05%以下の炭素含有範囲で開始する連続した予測吹き込み中の炭 素含有%を表示する工程を、さらに含む請求項1乃至8のいずれかに記載の方法 。 10. 塩基性酸素炉へ吹き込まれた酸素量を示すリアルタイムな信号を発生す る手段と、 酸素吹き込み中に塩基性酸素炉から放射された炎光強度を示すリアルタイ ムな信号を発生する手段と、 吹き込み酸素量信号と炎光強度信号に基づき塩基性酸素炉内の吹き込み中 の炭素含有%を算出する手段とを有する塩基性酸素炉内の吹き込み中の炭素含有 %を決定するための装置において、 前記算出手段は、 a)酸素吹き込みの開始と最大炎光強度の点間の前記炎光強度の増加を示 す少なくとも1つの値(ILI)、及び、前記最大炎光強度の点と前記酸素吹き 込みの終了との間の前記炎光強度の連続した差を示す連続リアルタイム 値(DLl)とから得られる、無次元値または規格化値であるDLI/ILI比 と、 b)前記最大炎光強度の点と前記酸素吹き込みの終了との間での吹き込み 酸素量を示す連続したリアルタイムDO2値とに基づき吹き込み中の炭素含有% を算出するようにしたことを特徴とする装置。 11. 前記算出手段は、塩基性酸素炉から放射された炎光強度を示す前記リア ルタイム信号におけるキンクと前記酸素吹き込みの終了との間で吹き込んだ酸素 量を示す連続したリアルタイムDO2キンク値に、さらに基づき吹き込み中の炭 素含有%を算出するようにしたことを特徴とする請求項10に記載の装置。 12. 炎光強度を示す信号を発生するための手段を有する光センサを収納する ための内部空間を有するハウジングと、 前記内部空間と通じる冷気供給部と、 塩基性酸素炉から放射された炎光に前記光センサを露光させるため、前記 ハウジングの壁を貫通して延びる観測窓と、 前記内部空間に外部の汚染物質が侵入するのを防止するために前記観測窓 を通じて、ある速度で流れる空気吹き出しと、 前記空気吹き出しの速度を調節するための調節手段とを含む光メータを、 さらに有することを特徴とする請求項10または11に記載の装置。 13. 前記空気吹き出しは前記光センサを囲むことを特徴とする請求項12に 記載の装置。 14. 前記調節手段は、前記観測窓を通って流れる前記空気吹き出しの速度を 調節するため該観測窓に接離調節可能であることを特徴とする、請求項12また は13に記載の装置。 15. 前記調節手段は、 a)前記観測窓に接離移動するように前記ハウジングの壁に摺動可能に固 定した取り付け板と、 b)前記観測窓に隣接して前記取り付け板の第一端部に固定し、前記光セ ンサの感光部を前記観測窓に平行に保持するようにした締め付け具と、 c)前記第一端部に反対の前記取り付け板の第二端部に固定され、該取り 付け板を前記観測窓に接離するように移動するための力を提供するために前記ハ ウジングにも固定させたネジ手段と、よりなることを特徴とする請求項12乃至 14のいずれかに記載の装置。 16. 前記内部空間とつながった冷気供給部の温度を調節するための手段を含 むことを特徴とする、請求項12乃至15のいずれかに記載の装置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.a)塩基性酸素炉から放射される光強度を測定することと、 b)上記塩基性酸素炉内へ吹き込まれる酸素の量を測定することと、 c)上記光強度と上記吹き込み酸素量に基づき上記塩基性酸素炉の熱処理の 連続した吹き込み中の炭素含有%を算出することと、 e)上記熱処理用の目標とする炭素含有%に等しい吹き込み中の炭素含有% を算出する時、上記塩基性酸素炉への酸素吹き込みを中断することと、 f)最終鋼製品への他の処理のために、上記目標炭素含有量に等しく算出し た吹き込み炭素含有%を有する上記熱処理の中身を取り出すこと、を有する塩基 性酸素炉への酸素吹き込みの際の熱処理の炭素含有量を決定する方法。 2.上記光強度を測定する工程は、 a)上記酸素吹き込みの開始と、上記塩基性酸素炉から放射された最大光強 度の点との光強度における増加(ILI)を測定することと、 b)上記最大光強度の点からの光強度の減少(DLI)を連続的に測定する ことと、 c)上記光強度と上記吹き込み酸素量とに基づき、上記熱処理の上記連続的 な吹き込み中の炭素含有%を算出する工程において使用するために、連続的にD LI/ILI比を算出する工程とを有する、請求項1に記載の方法。 3.上記DLI/ILI比は、上記光強度と上記吹き込み酸素量に基づき、上記 熱処理の連続的な吹き込み中の炭素含有%を算出する工程で目標炭素含有量が算 出されるまで連続的に計算されることを特徴とする、請求項2に記載の方法。 4.上記DLI/ILI比は、上記酸素吹き込みが停止されるまで連続的に計算 されることを特徴とする、請求項2に記載の方法。 5.上記塩基性酸素炉へ吹き込む酸素量を測定する工程は、上記塩基性酸素炉か ら放射された最大光強度の点から吹き込まれ、上記光強度と上記吹き込み酸素量 に基づき、上記熱処理の連続的な吹き込み中の炭素含有%を算出する工程で使用 される酸素の量(DO2)を連続的に測定することを含む、請求項1に記載の方 法。 6.上記DO2は、上記光強度と上記吹き込み酸素量に基づき、上記熱処理の連 続的な吹き込み中の炭素含有%を算出する工程で目標の炭素含有量が算出される ま で連続的に測定されることを特徴とする、請求項5に記載の方法。 7.上記DO2は上記酸素吹き込みが中断されるまで連続的に測定されることを 特徴とする、請求項5に記載の方法。 8.上記酸素吹き込みが中断されるまで上記光強度測定におけるキンクから吹き 込み酸素量(DO2キンク)を測定する工程を更に含み、該DO2キンクは上記光 強度と上記吹き込み酸素量に基づき、上記熱処理の連続的な吹き込み中の炭素含 有%を算出する工程で使用されることを特徴とする、請求項5に記載の方法。 9.a)塩基性酸素炉から放射される光強度の酸素吹き込みの開始と最大光強度 の点との増加(ILI)を測定することと、 b)上記最大光強度の点と上記酸素吹き込みの終了との間の任意の時点で光 強度の差(DLI)を測定することと、 c)上記最大光強度の点と上記酸素吹き込みの終了との間の任意の時点で吹 き込み酸素量(DO2)を測定することと、 c)上記DLI測定と上記ILI測定からDLI/ILI変量を決定するこ とと、 d)上記DO2測定からDO2変量を決定することと、 d)上記DLI/ILI変量と上記DO2変量に基づき上記熱処理の吹き込 み中の炭素含有%を算出することと、 e)上記熱処理用の目標とする炭素含有%に等しい吹き込み中の炭素含有% を算出する時、上記酸素吹き込みを中断することと、 f)最終鋼製品への他の処理のために、上記目標炭素含有量に等しく算出し た吹き込み炭素含有%を有する上記熱処理の中身を取り出すこと、を有する塩基 性酸素炉への酸素吹き込みの際の熱処理の炭素含有量を決定する方法。 10.a)上記DLI測定におけるキンクと上記酸素吹き込みの終了との間の任 意の時点での吹き込み酸素の量(DO2キンク)を測定する工程と、 b)上記DO2キンク測定からDO2キンク変量を決定する工程と、 c)上記DLI/ILI変量、DO2変量、DO2キンク変量に基づき上記 熱処理の吹き込み中の炭素含有%を算出する工程とを、更に有する請求項9に記 載の方法。 11.上記吹き込み中の炭素含有%は連続的に算出されることを特徴とする請求 項9に記載の方法。 12.上記吹き込み中の炭素含有%は連続的に算出されることを特徴とする請求 項10に記載の方法。 13.a)塩基性酸素炉から放射される可視光線強度(LI)を測定するための センサを少なくとも1つ設けることと、 b)該酸素吹き込みの開始と最大LIの点との間で上記少なくとも1つのセン サにより該LIを測定し、光強度の増加(ILI)を示す少なくとも1つの値を 算出するため、該少なくとも1つのセンサはPLCに使用するための少なくとも 2つのLI信号を発生することと、 c)上記少なくとも1つのセンサを用いて、上記最大LIの点と上記酸素吹き 込みの終了の間で連続したLI測定をし、光強度の減少(DLI)に対する連続 したリアルタイムの値を算出するため、該少なくとも1つのセンサは上記PLC に使用するための連続したリアルタイムLI信号を発生することと、 d)上記PLCで使用するため、上記最大LIの点と上記酸素吹き込みの終了 の間で吹き込み酸素の量(DO2)を示す連続したリアルタイムのO2信号を発生 することと、 e)上記少なくとも1つのILI値と、上記連続したリアルタイムDLI値と 、上記連続したリアルタイムDO2量に基づき、上記熱処理の連続した吹き込み 中の炭素含有%を予測することと、 f)吹き込み中の炭素含有%が目標炭素値に等しいと予測された時に上記酸素 吹き込みを中断することと、 g)最終鋼製品への他の処理のために、上記目標炭素含有量に等しいと予測し た上記吹き込み炭素含有%を有する上記熱処理の中身を取り出すこと、を有する 塩基性酸素炉への酸素吹き込みの際の熱処理の炭素含有量を決定する方法。 14.上記PLCで使用するために、上記LI測定におけるキンクと上記酸素吹 き込みの終了との間の吹き込み酸素量(DO2キンク)を示す連続したリアルタ イムO2信号を発生する別の工程を含む、請求項13に記載の方法。 15.上記吹き込み中の炭素含有%は、少なくとも1つのILI値、上記連続し たリアルタイムDLI値、上記連続したリアルタイムDO2量、上記連続したリ アルタイムDO2キンク量等に基づき予測されることを特徴とする、請求項14 に記載の方法。 16.上記吹き込み中の炭素含有%は、連続したリアルタイムDLI/ILI比 と上記連続したリアルタイムDO2量に基づき算出されることを特徴とする、請 求項13に記載の方法。 17.上記吹き込み中の炭素含有%は、連続したリアルタイムDLI/ILI比 と、上記連続したリアルタイムDO2量と、上記連続したリアルタイムDO2キン ク量に基づき算出されることを特徴とする、請求項15に記載の方法。 18.約0.05%以下の炭素含有範囲で開始する連続した予測吹き込み中の炭 素含有%を表示する工程を、さらに含む請求項13に記載の方法。 19.a)塩基性酸素炉へ吹き込まれた酸素量を示すリアルタイムな信号を発生 する手段と、 b)酸素吹き込み中に塩基性酸素炉から放射された可視光線を示すリアルタイ ムな信号を発生する手段と、 c)吹き込み酸素量信号と光強度信号に基づき塩基性酸素炉内の吹き込み中の 炭素含有%を算出する手段とよりなる、塩基性酸素炉内の吹き込み中の炭素含有 %を決定するための装置。 20.a)i)酸素吹き込みの開始と最大光強度の点間の上記可視光線の増加を示 す少なくとも1つの値(ILI)と、 ii)上記最大可視光線強度の点と上記酸素吹き込みの終了との間の上記 可視光線強度の連続した差を示す連続リアルタイム値(DLI)、からなるDL I/ILI比と、 b)上記最大可視光線強度の点と、上記酸素吹き込みの終了との間での吹 き込み酸素量を示す連続したリアルタイムDO2値とに基づき、吹き込み中の炭 素含有%を算出する手段を含む請求項19に記載の装置。 21.a)i)酸素吹き込みの開始と最大光強度の点の間の上記可視光線の増加を 示す少なくとも1つの値(ILI)と、 ii)上記最大可視光線強度の点と上記酸素吹き込みの終了との間の上記 可視光線強度の連続した差を示す連続リアルタイム値(DLI)、からなるDL I/ILI比と、 b)上記最大可視光線強度の点と上記酸素吹き込みの終了との間での吹き 込み酸素量を示す連続したリアルタイムDO2値と、 c)塩基性酸素炉から放射された可視光線を示す上記リアルタイム信号に おけるキンクと上記酸素吹き込みの終了との間で吹き込んだ酸素量を示す連続し たリアルタイムDO2キンク値、に基づき吹き込み中の炭素含有%を算出する手 段を含む請求項20に記載の装置。 22.a)i)可視光線を示す信号を発生するための手段を有する光センサを収納 するための内部空間を有するハウジングと、 ii)上記内部空間と通じる冷気供給部と、 iii)塩基性酸素炉から放射された光に上記光センサを露光させるため、 上記ハウジングの壁を貫通して伸びる観測窓と、 iiii)上記内部空間に外部の汚染物質が侵入するのを防止するために上記 観測窓を通じてある速度で流れる空気吹き出しと、 iiiii)上記空気吹き出しの速度を調節するための調節手段とを含む光メー タと、 b)上記塩基性酸素炉に吹き込まれた酸素を示す信号を測定し発生する手 段と、 c)上記吹き込み酸素信号と上記光メータから受信した可視光線信号に基 づき吹き込み中の炭素含有%を算出するための手段を有するPLCとよりなる、 塩基性酸素炉に酸素を吹き込む際の熱処理の炭素含有量を決定するための装置。 23.a)光強度信号を発生可能な光センサを収納するための内部空間を有する ハウジングと、 b)上記内部空間につながる冷気供給部と、 c)塩基性酸素炉から放射した光に上記光センサを露光するため上記ハウ ジングの壁を貫通して伸びる観測窓と、 d)上記内部空間に外部の汚染物質が侵入するのを防止するために上記観 測窓を通じてある速度で流れる空気吹き出しと、 e)上記空気吹き出しの速度を調節するための調節手段と、よりなる光メ ータ。 24.上記空気吹き出しは上記光センサを囲むことを特徴とする、請求項23に 記載の装置。 25.上記調節手段は、上記観測窓を通って流れる上記空気吹き出しの速度を調 節するため該観測窓に接離調節可能であることを特徴とする、請求項23に記載 の装置。 26.上記調節手段は、 a)上記観測窓に接離移動するように上記ハウジングの壁に摺動可能に固 定した取り付け板と、 b)上記観測窓に隣接して上記取り付け板の第一端部に固定し、上記光セ ンサの感光部を上記観測窓に平行に保持するようにした締め付け具と、 c)上記第一端部に反対の上記取り付け板の第二端部に固定され、該取り 付け板を上記観測窓に接離するように移動するための力を提供するために上記ハ ウジングにも固定させたネジ手段と、よりなることを特徴とする請求項23に記 載の装置。 27.上記内部空間とつながった冷気供給部の温度を調節するための手段を含む ことを特徴とする、請求項23に記載の装置。
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