JPH11513647A - 個々の部品を移動ウェブに付与するための装置と方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 第１の速度で進行する弾性ウェブ(22)を個々の部品(26)に切断し、第２の速度で進行する相互接続された使い捨て吸収性物品の製品ウェブ（28）上に該部品(26)を付与する装置と方法を開示する。該装置は、共通の第１の軸線のまわりを回転するように構成された複数の搬送セグメント(40)を含む。該装置は、搬送セグメント(40)の第１の軸線からオフセットした第２の軸線のまわりを回転するように構成された駆動リングも含む。複数のカップラーアームが、該駆動リングにピボット運動可能に接続されている。駆動リングが回転すると、カップラーアームの各々のカム端部が曲線通路に沿って案内され、カップラーアームのそれぞれのクランク端部が各搬送セグメント(40)と摺動的に係合するので、カップラーアームをピボットピンの周りにピボット運動させ、可変速度で搬送セグメント(40)を回転させることになる。駆動リングのオフセットクランク運動とカップラーアームのピボット運動とが別々に、各搬送セグメント(40)の有効駆動半径を変えて、所望の可変速度を与えるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】 個々の部品を移動ウェブに付与するための装置と方法 発明の背景 発明の分野 本発明は、所定の速度で進行する個々の部品を受取り、該部品を異なる速度で 進むウェブに付与する装置と方法に関する。より詳細には、本発明は、所定の速 度で進行する細長い弾性材料からなる連続して動くウェブの個々の細長い弾性部 品を受け取り、該個々の細長い弾性部材を、異なる速度で進む相互接続された使 い捨て吸収性物品の製品ウェブ上に付与するための装置と方法に関する。関連分野の記載 使い捨ておむつのような物品は、一般的に、脚部弾性部、ウエスト弾性部、テ ープおよび、フックおよびループ材料またはスナップのような他のファスナーの ような個々の部品、すなわち成分が、相互接続される物品の連続して動く製品に 付与される工程により製造されてきた。多くの場合、その部品が工程に給送され る時間は、製品ウェブ自体の速度と同じではない。従って、その部品の速度が製 品ウェブの速度と整合するように変化し、方法または完成物品に悪影響を及ぼす ことなく部品を適切に付与するようになっている。 材料の一部すなわち成分の速度を変更して、これを絶えず動くウェブに付与で きるようにする、様々に異なる従来の方法が本分野の当業者に知られている。例 えば、１つの方法が、スリップギャップまたはスリップカット方法として知られ てきた。移動するウェブよりも遅い速度で進行する材料ウェブが、移動するウェ ブの速度に等しい表面速度を有するナイフおよびアンビルロールに給送される。 材料が個々の部品に切断されると、アンビルロール内の真空が、アンビルロール の表面に材料の一部を引き出させるように作用する。次いで、アンビルロールは 移動するウェブにその部品を運び、真空が解除され、該部品が移動するウェブに 付与され、その部品と移動するウェブの双方が同一の速度で進行する。 別の方法では、フェスツーンを利用して移動するウェブの速度を減速して、ウ ェブに付与されるべき材料の個々の部品の速度を一致させるようにする。移動す るウェブは、移動するウェブの超過部分がフェスツーンでギャザーが寄せられる 状態で、部品の速度に一時的に減速される。次いで、材料の一部分が移動するウ ェブに付与され、該部品とウェブの双方が同じ速度で進行するようになっている 。次いで、フェスツーンが解除され、移動するウェブは元の速度に戻ることがで きる。 別の方法では、速度変更を達成するためにスライダー−クランク機構を利用し てきた。スライダー−クランク機構は、同心軸的に取り付けられたアームまたは リンケージを用いて、材料の個々の部品を受取り、該部品の速度を早めて移動ウ ェブの速度を一致させて移動するウェブに個々の部品を付与するようになってい る。スライダー−クランク機構は、４つのバーリンケージシステムの特殊な場合 である。 最後に、個々の部品が移動するウェブに付与される前に、個々の部品の速度を 変更させるための別の方法では、カム作動式クランク−従動子機構を利用してき た。カム作動式クランク従動子機構は、回転可能駆動板に取り付けられたクラン クレバーを備える。各クランクレバーは、一端上のカム従動子と、他端に接続さ れた従動子レバーを含む。従動子レバーの他端は、駆動板の回転中心と同心に取 り付けられたアプリケータ装置に接続されている。カム従動子は、駆動板の回転 中心と同心に取り付けられた固定軸と接触したままである。駆動軸が回転すると 、カム従動子がカム形状に従うのでクランクレバーがピボット運動する。クラン クレバーがピボット運動すると、従動レバーによってアプリケータ装置の速度が 早くなったり、遅くなる。この方法の１例が、１９８６年９月９日、エスクラー に付与された米国特許第４、６１０、７５１号に記載されている。 上述したような従来の方法では、いくつかの欠点を有していた。第１に、材料 の個々の部品が搬送されると、強く引っ張られる作用を受けることが多い。なぜ ならば、部品を搬送するのに用いられる搬送手段の表面速度が、該部品の速度よ りも大きいからである。強く引っ張られる作用のために、該部品が延びたり、破 れたりすることがあるので好ましくない。第２に、幾つかの従来の方法では、実 質的な速度変更を与えているが、速度が一定期間の間、一定のままであるような 時間長さを与えていない。従って、部品を搬送するのに用いられる搬送手段の表 面速度が、受取りと付与工程の間に絶えず変化するために、個々の部品は悪影響 を受ける可能性がある。最後に、幾つかの従来の方法では、個々の部品の速度と 大きさおよび移動ウェブの速度変化が変化すると、様々な最終製品大きさと一致 させるように変えるには非常にお金がかるし、時間も浪費することになる。 さらに、各表面速度が一定の時間の間、実質的に一定であるように維持されな がら、部品の受取りと付与が行なわれるのが好ましい。例えば、該部品と基材ウ ェブがほぼ同一表面速度で進行しながら、基材ウェブに該部品を付与することが 好ましい。該部品が脆いか弾性的である場合には、このような一定速度での一時 停止によって、基材上の部品の長さと配置の正確な制御を行なうことができる。本発明の概要 従来技術において直面する議論してきた困難性と問題に応えて、所定の速度で 進行する個々の部品を受取り、異なる速度で進行する連続して移動する基材ウェ ブの速度と一致させるように該部品の速度を変更して、該部品を移動基材ウェブ に付与する新規な装置と方法が発見された。 １態様において、本発明は、第１の速度で進行する第１の基材を切断して個々 の部品に形成し、第２の速度で進行する第２の基材ウェブ上に該個々の部品を付 与する装置に関する。該装置は、第１の軸線のまわりを回転させるように構成さ れた少なくとも１つの搬送セグメントを含む。搬送セグメントは、個々の部品を 受取り、該個々の部品を第２の基材ウェブに付与するように構成された外側表面 を含む。装置は、搬送セグメントの第１の軸線からオフセットした第２の軸線の まわりで回転するように構成された駆動リングも含む。少なくとも１つのカップ ラーアームが、第２の軸線から半径方向外方向に配置されたピボット点のまわり に駆動リングにピボット運動可能に接続されている。カップラーアームは、所定 の曲線に従うように構成されたカム端部と、搬送セグメントに摺動可能に接続さ れたクランク端部とを含む。駆動機構は、駆動リングを第２の軸線のまわりに回 転するように構成されている。駆動リングが回転すると、カップラーアームのカ ム端部が曲線通路に沿って案内され、カップラーアームのクランク端部が搬送セ グメントと摺動的に係合し、カップラーアームをピボット点のまわりでピボット 運動させることになり、搬送セグメントの有効駆動半径を変化させて、可変速度 で搬送セグメントを回転させることになる。使用時において、搬送セグメントは 、個々の部品が受け取られときほぼ一定の第１の表面速度に、個々の部品が第２ の基材ウェブに付与されるときほぼ一定の第２の表面速度に維持されるように構 成されている。 別の態様において、本発明は、第１の速度で進行する細長い弾性ウェブを個々 の細長い部品に切断し、該細長い弾性部品を、第２の速度で進行する相互接続さ れた使い捨て吸収性物品の製品ウェブ上に付与する装置に関する。該装置は、共 通の第１の軸線のまわりを回転するように構成された複数の搬送セグメントを含 む。該搬送セグメントは、細長い弾性部品を受取り、該細長い弾性部品を製品ウ ェブ上に付与するように構成された外側面を含む。装置は、搬送セグメントの第 １の軸線からオフセットする第２の軸線のまわりを回転するように構成された駆 動リングを含む。複数のカップラーアームが、第２の軸線から半径方向外方に配 置された各ピボット点のまわりで駆動リングにピボット運動可能に接続されてい る。各カップラーアームは、所定の曲線通路に従うように構成されカム端部と、 搬送セグメントの各々に摺動可能に接続されたクランク端部とを含む。駆動機構 が、第２の軸線のまわりで駆動リングを回転させるように構成されている。駆動 リングが回転すると、各カップラーアームのそれぞれのカム端部が、曲線通路に 沿って案内され、カップラーアームの各々のクランク端部が各搬送セグメントと 摺動可能に係合し、カップラーアームをピボットピンのまわりにピボット運動さ せ、搬送セグメントを可変速度で回転させるようになっている。駆動リングのオ フセットするクランク動作とカップラーアームのピボット運動は、搬送セグメン トの有効駆動半径を独立して変更させ、可変速度を与えるようになっている。特 定の態様において、搬送セグメントは、少なくとも約３マイクロメータの表面粗 さを形成し、細長い弾性部品を細長い状態に維持するようになっている。 さらに別の態様において、本発明は、第１の速度で進行する第１の基材ウェブ を個々の部品に切断し、該個々の部品を第２の速度で進行する第２の基材ウェブ 上に付与する段階からなる方法を提供する。該方法は、(a)第１基材ウェブを第 １の速度で供給し、第２の基材ウェブを第２の速度で供給し、(b)第１の基材ウ ェブを個々の部品に切断し、(c)少なくとも１つの搬送セグメントを可変速度で 第１の軸線のまわりに回転させ、該回転させる段階では、(i)搬送セグメントの 第１の軸線からオフセットする第２の軸線のまわりを回転可能な駆動リングを提 供し、(ii)第２の軸線から半径方向外方に配置されたピボット点のまわりで駆動 リングにピボット運動可能に接続されたカップラーアームを形成し、該カップラ ーアームは、所定の曲線通路に従うように構成されたカム端部と、搬送セグメン トに摺動可能に接続されたクランク端部とを含むようになっており、(iii)駆動 リングを第２の軸線のまわりで回転させ、カム端部を曲線通路に沿って案内し、 クランク端部を搬送セグメントと摺動可能に係合して、カップラーアームをピボ ット点のまわりにピボット運動させて、搬送セグメントの有効駆動半径を選択的 に変えて、搬送セグメントを可変速度で回転させるようになっている段階を含み 、(d)搬送セグメントが第１の表面速度で回転している間、該個々の部品を搬送 セグメント上に移し、(e)搬送セグメントが第２の表面速度で回転している間、 個々の部品を第２の基材ウェブ上に付与する、段階を含む。 特定の態様において、カップラーアームのピボット運動は、個々の部品が受け 取られるときの第１の基材ウェブの速度に搬送セグメントの第１の表面速度をほ ぼ等しいように維持し、個々の部品が第２の基材ウェブに付与されるときの第２ の速度に、搬送セグメントの第２の表面速度をほぼ等しく維持する。このような 構造において、第１の表面速度と第２の表面速度が、搬送セグメントの少なくと も１０度の回転に対しほぼ一定に維持されていればよい。第１の表面速度と第２ の表面速度は、さらに約０．１：１から約０．９９：１までの速度比を形成して いればよい。 さらに別の態様において、本発明は、第１の速度で進行する細長い弾性ウェブ を個々の細長い弾性部材に切断し、該細長い弾性部品を、相互接続された使い捨 て吸収性物品の製品ウェブ上に離れた関係で第２の速度で付与する方法に関する 。本方法は、(a)細長い弾性ウェブを第１の速度で供給し、製品ウェブを第２の 速度で供給し、(b)該細長い弾性ウェブを個々の細長い弾性部品に切断し、(c) 複数の搬送セグメントを共通の第１の軸線のまわりに回転させ、該回転段階は、 (i)第１の軸線からオフセットする第２の軸線のまわりに回転可能である駆動リ ングを設け、(ii)第２の軸線方向から半径方向外方に配置された各ピボット点の まわりで駆動リングにピボット可能にそれぞれが接続された複数のカップラーア ームを設け、該各カップラーアームが所定の曲線通路に従うように構成されたカ ム端部と、搬送セグメントのそれぞれに摺動可能に接続されたクランク端部とを 含み、(iii)駆動リングを第２の軸線のまわりに回転させ、前記カム端部を前記 曲線通路に沿って案内し、クランク端部を前記各搬送セグメントに摺動可能に係 合することになり、各カップラーアームを各ピボット点のまわりにピボット運動 させて、各搬送セグメントの有効駆動半径を独立して変化させ、可変速度で搬送 セグメントを回転させることになる、段階を含み、(d)細長い弾性ウェブの第１ の速度にほぼ等しい第１の表面速度で各搬送セグメントが回転している間、各別 個の細長い弾性部品を各搬送セグメントの外面上に搬送し、(e)各搬送セグメン トが製品ウェブの第２の速度にほぼ等しい第２の表面速度で回転している間、各 細長い弾性部品を製品ウェブに付与する段階を含む。特定の態様において、該方 法は、個々の細長い弾性部品を、製品ウェブに付与される少なくとも150％の長 さに維持する段階を含む。 連続して移動するウェブに付与されるように個々の部品の速度を変更するため の上述のスリップギャップ法のような、従来の装置と方法に比較すると、偏心的 に取り付けられた駆動手段とピボット運動可能なカップラーアームとを組み合わ せることにより、速度がより大きく変化し、一定長さの間、一定の速度に維持す る能力を与えることになる。従って、本発明を使用することにより、個々の部品 の長さと、移動するウェブへの配置をより正確に制御できる。図面の簡単な説明 本発明の以下の詳細な記載と添付の図面を参照することにより、本発明をより 完全に理解でき、利点が明白になるであろう。同一の符合は同一の要素を表す。 図面は、単に例示にすぎず、本発明の範囲を制限するものではない。 図１は、本発明の装置の１例を表す前面図である。 図２は、図１の装置のい部品的に切断された側面図である。 図３は、図１の装置に関する一般的な速度プロフィールを示す。 図４は、本発明の装置の別の例の部分的な断面の側面図である。本発明の詳細な記載 本発明は、第１の速度で動く個々の部品を受取り、該部品を第２の速度で進行 する基材ウェブに付与する装置と方法を提供する。装置と方法は、脚部またはウ エスト弾性部のような弾性材料からなる個々の部品を受取り、例えば、使い捨て おむつのような相互接続された使い捨て吸収性物品の製品ウェブに付与するのに 特に有効である。 図１と２を参照すると、本発明の１態様を図示しており、２０で全体的に図示 されている装置が、これに関連した矢印２４により示された方向に第１の速度で 進行する第１の基材ウェブ２２を受け取り、第１基材ウェブを個々の部品２６に 切断し、これに関連した矢印３０により示された方向に第２の速度で進行する第 ２の基材ウェブ２８に該個々の部品２６を付与するようになっている。装置２０ の図示した例が、個々の基材２６を受取り、付与するように構成された３つのセ グメント４０から構成されている。層２０は、ウェブの異なる速度、個々の部品 ２６の所望の配置と大きさによって複数の搬送セグメントを含んでいればよい。 各搬送セグメント４０は、各搬送セグメント４０の表面速度が、個々の部品２６ が受け取られるときに第１の基材ウェブ２２の速度にほぼ等しいように、個々の 部品２６が付与されるときには、第２の基準ウェブ２８の速度にほぼ等しいよう に駆動リング６０によって回転するように構成されている。 図１と２に例示的に図示するように、各搬送セグメント４０が第１の軸線４４ 上の共通のアイドラシャフトに同軸に支持され、回転可能に接続される。搬送セ グメント４０は、これに関連した矢印５２により図示された方向に第１の軸線４ ４のまわりに回転するように構成されている。各搬送セグメント４０は、外面４ ６と、搬送セグメント４０が独立して回転できるようにアイドラシャフト４２に 回転可能に接続された支持部材４８とを含む。各搬送セグメント４０の支持部材 ４８の半径方向内側端部が、例えば従来のベアリングのような本分野において公 知の技術によってアイドラシャフト４２に回転可能に接続されていればよい。同 様に、本発明の装置２０の別の成分が、このような従来の技術を用いて共に回転 可能に接続されていてもよい。 各搬送セグメント４０の外側面４６は、個々の部品２６が受け取られて、第２ の基材ウェブ２８に付与できる共通の円形通路に沿って進行して、これを形成す る。外面４６は、少なくとも１個の部品２６を受け取り、各回転ごとに該個々の 部品２６を第２の基材ウェブ２８に付与するように構成されている。例えば、本 発明の装置２０が、脚部弾性部を相互接続された使い捨ておむつの連続して動く 製品ウェブに連続して与えるように用いられる場合、各搬送セグメント４０の外 面４６は、２つの細長い弾性セグメントを受取り、該細長いセグメントを各おむ つの脚部開口領域に沿って付与するように構成されていればよい。特定の態様に おいて、各搬送セグメント４０の外面４６は、個々の部品２６が第２の基材ウェ ブ２８に付与される前に個々の部品２６を回転させるように構成されていてもよ い。例えば、図４に図示するように各搬送セグメント４０の外面４６が、個々の 部品が付与される前に該個々の部品を回転させるように構成された回転機構１１ ０に接続されていてもよい。このような構造は、特にウエスト弾性部を、相互接 続された使い捨ておむつの連続して動くウェブに付与するのに特に望ましい。 特定の態様において、各搬送セグメント４０の外面４６が、個々の部品２６を 掴んで、外面４６上に維持する助けとなる表面の粗さを形成するようにきめが作 られていてもよい。このような構造は、個々の部品２６が細長い弾性セグメント であるときに特に望まれる。本明細書に使用するように“表面の粗さ”とは、本 分野の当業者に公知の従来の方法により決定されるような材料の表面の粗さであ る。このような方法の１つでは、表面の粗さを検出するための粗面計を用いる。 粗面計の針が１．２７センチメートルの距離だけ織表面を通って引き出される。 粗面計は、表面上のピークと谷の数と、それぞれの大きさとを測定する。粗面計 は、サンプリングされた長さの範囲内で取られ、グラフの中心線から測定された 輪郭の高さの偏差の数学的な平均である、粗さ平均（Ｒ_a）として表面の粗さを 自動的に算出する。各搬送セグメント４０の外面４６は、少なくとも約３ミクロ メータ、好ましくは少なくとも約１０ミクロメータ、より好ましくは少なくとも 約１５ミクロメータの表面粗さを形成すればよい。例えば、外面４６は、約５か ら約５０ミクロメータ、好ましくは約１０から約２０ミクロメータの表面粗さを 有していればよい。表面粗さを得るために、各搬送セグメントの外面４６は、本 分野に公知のプラズマコーティングのようなコーティングを含んでいてもよい。 搬送セグメント４０によって受け取られ、付与される個々の部品２６が細長い弾 性部品である別の態様において、外面４６は、少なくとも約５ミクロメータの表 面粗さを形成するプラズマコーティングを有しているのが好ましい。 個々の部品２６を各搬送セグメントの外面４６上に維持することを助けるため に、外面４６は、比較的低圧または真空が引き出される複数の孔も含んでいれば よい。このような真空を使用することは、本発明の装置２０が使い捨ておむつの の用途に関する脚部弾性部のような細長い弾性部品である個々の部品を受取り付 与するのに用いられる。真空が引き出されればよい孔の数とパターンは、搬送セ グメント４０の大きさ、個々の部品２６の形状と大きさ及び搬送セグメント４０ 上の個々の部品２６の所望場所とにより変わる。真空が望まれる場合には、一般 的に比較的少量の真空のみが、搬送セグメント４０の粗い外面４６を補助するの に必要とされ、個々の部品２６を外面４６上に維持するようになっている。例え ば、一般的に水約２０インチ以下、好ましくは約０から約１０インチの水が粗い 外面４６を助けるのに必要とされるだけである。出願人は、構成部品を掴むのに 比較的高レベルの真空を用いる従来の方法と比較すると、本発明の装置の粗い外 面４６と比較的低レベルの真空とを組み合わせることによって、比較的低コスト で個々の部品２６の基材ウェブ２８上における制御と配置を改善できることを発 見した。 真空が望まれる場合には、本分野において公知であるような真空を引き出すた めの従来の技術を用いて１つか２つ以上の真空源により外面４６内の孔を通って 引き出されてもよい。個々の部品２６が外面４６上に配置されると、その回転の 時間の間、各搬送セグメントの外面４６からのみ引き出されるように、各搬送セ グメント４０への真空が制御されてもよい。例えば、個々の部品２６が基材ウェ ブ２８に付与された後、直ちに個々の部品２６が受け取られて、静止する直前に 真空を作用させてもよい。 搬送セグメント４０の寸法は、所望数の搬送セグメント４０と、搬送されるべ き個々の部品２６の大きさと形状とに従って変えることができる。例えば、装置 ２０が、図１と２にそれぞれ図示するように、３つの搬送セグメント４０を含む とき、各搬送セグメント４０は、約２０度から約１２０度に広がる外側周縁弧の 長さ、約５センチメートルから約５０センチメートルの外径、約５センチメート ルから約４０センチメートルの幅とを有していればよい。 図１と２に図示したような装置２０は、さらに可変速度で各搬送セグメント４ ０を回転させるように構成された駆動リング６０を含む。駆動リング６０の内径 端部が第２の軸線６４上の固定軸６２に回転できるように接続されている。駆動 リング６０は、これに関連した矢印５８により図示された方向に駆動手段６８に より第２の軸線６４のまわりを一定速度で回転させるように構成されている。駆 動手段６８は、適当な支持および駆動ベルトを介し駆動リング６０に接続されて 作動するモータを含む。使用時において、モータが駆動リングを回転させ、所望 の可変速度で搬送セグメント４０を回転させる。 各搬送セグメント４０に所望の可変速度を与えるために、駆動リング６０の第 ２の軸線６４が搬送セグメントの第１の軸線４４からオフセット距離６６だけオ フセットする。第１の軸線４４と第２の軸線６４とのオフセット距離６６は、各 搬送セグメント４０の外面４６の速度に所望の変化を与える距離であればよい。 例えば、オフセット距離６６は、少なくとも約０．１センチメートル、好ましく は約０．１から約７．５センチメートルおよびより好ましくは、約２．５から約 ５．０センチメートルであればよい。 装置２０はピボットピン７２のまわりで駆動リング６０にピボット運動可能に 接続された少なくとも１つのカップラーアーム７０を備える。装置２０は、一般 的に各搬送セグメント４０ごとに１つのカップラーアーム７０を含む。従って、 ３つの搬送セグメント４０を含む図１、２に図示された装置２０において、３つ のカップラーアーム７０が駆動リング６０を各搬送セグメント４０に別個に接続 する。カップラーアーム７０は、搬送セグメント４０に所望の速度を与えるよう に選択的に配置されたピボット点７２のまわりで駆動リング６０にピボット運動 可能に接続されている。特定の態様において、カップラーアーム７０に関するピ ボット点７２が駆動リング６０の軸線６４から半径方向外方に同一の距離だけ離 れて配置されている。このような構造において、駆動リング６０が一定速度で回 転すると、ピボット点７２が共通の周縁通路に沿って一定速度で回転する。カッ プラーアーム７０が、本分野の当業者に公知の従来の手段によってピボット運動 可能に駆動リング６０に接続されていればよい。例えば、ペンシルバニア州、プ ルシア・キングに所在のＳＫＦインダストリーズインクから商業的に入手可能な ベアリングが、カップラーアーム７０を駆動リング６０にピボット点７２でピボ ット運動可能に接続するのに用いればよい。 図１、２に図示するように、各カップラーアーム７０は、ピボット点７２から 半径方向外方に延びるカム端部７６とクランク端部７８とを含む。カム端部７６ とクランク端部７８とが、相互に一定角に保持されるように設計されている。例 えば、ピボット点７２とカム端部７６を通って延びる第１のラインと、ピボット 点７２とクランク端部７８とを通って延びる第２のラインとが、約３０から約１ ８０度、好ましくは約６０から約１２０度の角度を形成し、所望の可変速度を与 えるようになっている。カップラーアーム７０のカム端部７６が、所定の曲線通 路に続くように構成され、各カップラーアーム７０のクランク端部７８が各搬送 セグメント４０に摺動可能に接続されている。駆動リング６０が回転すると、各 カップラーアーム７０のカム端部７６が、曲線通路に沿って案内され、各カップ ラーアームのクランク端部７８が各搬送セグメント４０と摺動的に係合し、カッ プラーアーム７０がピボット点７２のまわりをピボット運動するようになる。カ ップラーアーム７０のピボット運動と、駆動リング６０のオフセットクランク運 動が各搬送セグメント４０の有効駆動半径５０を変えて、各搬送セグメント４０ を可変速度で回転させることになる。特定の態様において、有効駆動半径５０と 各搬送セグメント４０の回転における所望の変化を与えるように駆動リング６０ が回転すると、各カップラーアーム７０は、少なくとも約５度、好ましくは約２ ０度から約６０度でピボット運動するように構成される。 カップラーアーム７０のカム端部７６が本分野において公知の手段によって曲 線通路に追って案内されればよい。特定の態様において、図１と２に図示するよ うに、カム端部７６は、該カム端部７６の半径方向外方向の端部に接続されたカ ム従動子８０を含んでおり、カム機構８２の輪郭に従うように構成される。この ような構造において、カム機構８２の輪郭を、所望の速度出力を変更させるよう に簡単に変更できる。例えば、カム従動子８０は、ヌクル（NUKR）３５として、 ノース・カロライナ州・フォートミルに所在のＩＮＡから商業的に入手できるも のの１つである。適当なカム機構８２は、本分野において公知の方法により所望 の輪郭に製造してもよい。 各カップラーアーム７０のクランク端部７８は、本分野の当業者に公知の手段 により各搬送セグメント４０に摺動可能に接続されていればよい。図１、２に図 示した特定の態様において、内側に溝がつけられたスライド部材８４が、各カッ プラーアーム７０のクランク端部７８の半径方向外方の端部にピボット運動可能 に接続されていればよい。各スライド部材８４は、各搬送セグメント４０の支持 部材４８に接続されたレール部材８６に沿って摺動するように構成されている。 各レール部材８６は、搬送セグメント４０の所望の速度を与えるような配列で搬 送セグメント４０から外方向に突出している。スライドとレールとが適当に相補 しあうことは、本分野の当業者に公知である。例えば、スライド部材８４とレー ル部材８６とを組み合わせたものは、ボールレールシステム−1651-15として、 ノース・カロライナ州、シャルロット所在のスター・リニア・システムから商業 的に入手できる一つである。あるいは、各カップラーアーム７０のクランク端部 ７８は、各搬送セグメント４０の上に配置されたカム従動子と摺動的に係合する ように構成された溝を含んでいればよい。 図１、２に図示するような装置２０は、さらにナイフロール９０を含んでおり 、連続して動く第１の基材ウェブ２２を個々の部品２６に切断し、各搬送セグメ ント４０に給送されるようになっている。ナイフロール９０は、例えば回転式カ ッターのように、材料ウェブを別個のセグメントに切断できる本分野における当 業者に公知の機構であればよい。例示的に図１を参照すると、ナイフロール９０ は、第１の基材ウェブ２２を切断して個々の部品２６を形成するように構成され た複数の切断エッジ９４を含んでいればよい。 図４に図示するように、装置２０は、個々の部品が第２の基材ウェブ２８に付 与される前に個々の部品２６を回転させるための回転機構１１０も含んでいても よい。部品２６の所望の回転を与えるための機構であればいかなる機構をも用い ることができる。例えは、１つの適当な機構は、本分野の当業者に公知の者のほ かにバレルカムがある。従って、使用時において、個々の部品２６は、１方向に 向けられている間、搬送セグメント４０により受け取られ、引き続き第２の基材 ウェブ２８に付与される前に、これに関連した矢印１１２により示された方向に 回転機構１１０により回転される。回転機構１１０は、これらが付与される前に 所定量だけ個々の部品２６を回転させるように構成できる。例えば、回転機構１ １０は、個々の部品２６の第２の基材ウェブ２８上での配向に従って該個々の部 分２６が付与される前に、約１度から約１８０度、好ましくは約１度から約９０ 度回転するように構成される。このような回転機構１１０は、ウエスト弾性部材 を相互接続式使い捨て吸収性物品の製品ウェブに付与される場合、特に有効であ る。 本発明における所定の態様において、連続して移動する基材ウェブ２２を取り 除いてもよく、個々の部品２６は、各搬送セグメント４０に直接配置されてもよ いことが明白であろう。さらに、個々の部品２６の表面に選択されたパターンで 付与される接着剤によって、あるいは個々の部品２６を基材ウェブ２８に接合す るための別の適切な手段によって個々の部品２６を第２の基材ウェブ２８に接合 してもよい。 上述に記載したように本発明の様々な態様において図示したような、装置２０ において搬送セグメント４０を駆動するためにオフセット駆動リング６０とカッ プラーアーム７０をピボット運動させることにより、所定の速度で進行する第１ の基材ウェブ２２を個々の部品２６に切断し、該個々の部品２６を異なる速度で 進行する基材ウェブ２８に付与する、費用が安く適用可能な方法を提供すること になる。駆動リング６０とカップラーアーム７０との設計が、一定速度のドエル で可変角速度を含むことのできる所望の出力機能を得るのに分析的に求めること ができる。例えば、本発明の異なる態様に従って、装置２０の１例の速度プロフ ィールが図３に例示的に図示されている。図示するように、本発明の装置２０の 搬送セグメント４０は、各回転ごとに、低速度のドエル１００、加速１０２、高 速ドエル１０４および減速１０６の時間の長さを回転するように構成することが できる。 オフセット駆動リング６０が一定速度で回転するので、カップラーアーム７０ のカム端部７６がカム８２の輪郭に沿って案内され、カップラーアーム７０のク ランク端部が各搬送セグメント４０と摺動的に係合するときに、各カップラーア ーム７０がピボット点７２のまわりでピボット運動する。その結果、各搬送セグ メント４０の有効駆動半径５０が変わり、各搬送セグメント４０の表面速度が別 々に変わることになる。各搬送セグメント４０の加速１０２と減速１０６の時間 の長さが、搬送セグメント４０の軸線４４からオフセットされる駆動リング６０ の軸線６４によりオフセットクランク動作により得られる。一方、低速ドエル１ ００と高速ドエル１０４の時間の長さが、駆動リング６０が回転すると、ピボッ ト点７２のまわりで各カップラーアーム７０のビポット運動により得られる。従 って、本発明の装置２０のオフセット駆動リング６０とピボット運動カップラー アーム７０とを組み合わせることにより、速度の所望の変化と、一定速度の所望 の時間長さの双方を与えて、個々の部品２６を有効に受け取り、所望間隔で基材 ウェブ２８上に付与することになる。 個々の部品が連続移動ウェブに付与できるように個々の部品の速度を変更する ための、上述のスリップギャップ方法のような従来の方法に比較すると、本発明 のオフセットした駆動リング６０と、カップラーアーム７０をピボット運動させ ることを組み合わせて使用することによって、速度の変化をより大きくし、一定 期間一定速度を維持する能力を提供することになる。本発明の装置を用いること によって得られた一定の速度ドエルは、基材ウェブ２８上の個々の部品２６の長 さと配置を正確に制御するために正確で費用を安くして設計できる。例えば、本 発明の様々な態様において、第１の基材ウェブ２２の速度にほぼ等しい一定の表 面速度を維持しながら、各搬送セグメント４０が個々の部品２６を受け取るよう に、駆動リング６０とカップラーアーム７０とが個々の部品２６を受取り、第２ の基材ウェブ２８の速度にほぼ等しい一定の表面速度を維持しながら、個々の部 品２６を第２の基材ウェブ２８に付与する。 特定の態様において、各搬送セグメントの個々の部品２６が少なくとも約１０ 度の回転度、好ましくは少なくとも約２０度の回転度である間、受け取られ、付 与されるときに、各搬送セグメント４０の表面速度がほぼ一定である。例えば、 各搬送セグメント４０の回転度が約５から約１２０度、好ましくは約１５から約 ９０度、より好ましくは約４５度から約６０度である間に受け取られ、付与され るとき、各搬送セグメントの表面速度がほぼ一定に維持される。さらに、搬送セ グメント４０が個々の部品２６を受け入れることから、個々の部品２６を付与す るまで動くときの搬送セグメント４０の表面速度の増減により、約０．１：１か ら約０．９９：１、好ましくは０．３８：１から約０．７５：１より好ましくは 約０．４：１から約０．６：１の速度比を再び形成するようになる。本明細書に おける「速度比」とは、図３に図示するように、低速度ドエル１００における搬 送セグメント４０の表面速度と、高速度ドエル１０４における搬送セグメントの 表面速度との表面速度比と定義する。 本発明の装置と方法を、おむつ、幼児トイレ訓練用パンツ、および成人失禁用 製品および別の用途のような物品の製造に用いてもよい。特に、装置と方法が、 例えばウエスト弾性部、脚部弾性部、テープ、スナップおよびフックとループ材 料のような個々の部品すなわち成分を、おむつまたは失禁用製品に付与するのに 用いてもよい。おむつ及び失禁用製品のような物品が、例えばエンロエに１９８ ７年１１月３日に付与された米国特許第４、７０４、１１６号、メーヤ他に１９ ８９年１月１７日に付与された同第４、７９８、６０３号、ボランド他に１９８ ７年１２月１日に付与された同第４、７１０、１８７号、プロキシマイヤ他に１ ９８８年９月１３日に付与された同第４、７７０、６５６号およびロッセラ他に １９８８年８月９日に付与された同第４、７６２、５２１号に記載されており、 本発明は、これらの先行技術を引用し、これらの特許明細書の記述を本明細書の 記述の一部とする。 特定の態様において、本発明の装置２０は、細長い弾性部品を製品ウェブ上の 脚部開口領域に付与するのに用いてもよい。例えば、細長い弾性部材の２２の連 続して動くウェブが、ナイフロール９０に給送される。弾性材料のウェブが、切 断される前の少なくとも約１５０％、好ましくは約１５０から４００％伸ばされ ていればよい。ナイフロール９０は、伸ばされた弾性材料２２のウェブが細長い 個々の部品に切断され、各搬送セグメント４０に送られる。細長い弾性部品２６ は、外面４６の表面の粗さのために伸びた状態で回転するので各搬送セグメント ４０の外面４６上に保持される。特定の態様において、細長い弾性部品２６は、 少なくとも約１２５％、好ましくは少なくとも約１５０％、より好ましくは約１ ５０から約４００％の伸びて保持され製品ウェブに付与されることになる。さら に比較的低レベルの真空が外側表面４６の孔を取って引き出されてもよく、伸び た弾性部品２６を伸びた状態で維持するときに表面の粗さを助けることになる。 オフセットした駆動リング６０と、ピボット運動するカップラーアーム７０と が組み合わせられて駆動手段６８によって回転し、一定の速度ドエルで所望の可 変速度で各搬送セグメント４０を回転させる。各搬送セグメント４０が回転する と、個々の細長い弾性部品２６が受け取られ、付与されるとき、ほぼ一定の速度 に該各搬送セグメント４０の外面４６が維持される。 詳細には、各搬送セグメント４０が、細長い弾性材料２２のウェブの速度にほ ぼ等しい一定の表面速度を維持しながら、細長い弾性部品２６を受け取る。次い で、各搬送セグメント４０の表面速度が第２の一定の表面速度に変わり、搬送さ れるべき個々の細長い弾性部品２６の速度は、細長い弾性部品２２が、各おむつ の脚部開口部に付与されるときの、相互接続されたおむつの連続して動く製品ウ ェブの速度にほぼ等しい。 相互接続されたおむつ２８のウェブに付与される個々の細長い弾性部品２２が 弾性、すなわち伸縮特性を有する適当な材料から製造されていればよい。このよ うな材料の例には、天然ゴム、合成ゴム、あるいは熱可塑性エラストマーポリマ ーフィルムあるいは層があり、これかららなるパネル、または単一あるいは複数 のフィラメントあるいはリボンもある。これらの材料は、熱収縮性すなわち熱弾 性であってもよい。さらにこれらの伸長可能な材料は、伸長結合積層のようなス パンボンドポリマー材料のギャザー層で形成されてもよい。例えば、適当な伸長 結合積層は、０．４オンス／平方ヤードのスパンボンドポリプロピレンの２つの ギャザー層からなり、これらの間には約０．５オンス／平方ヤードの基本重量を 有する材料の層形態または別個のスレッドのいずれかでクラトン弾性のようなメ ルトブロー材料の層を有する。エラストマーの層が伸長されると、２つの層のポ リプロピレンがエラストマー層に結合され、該層を弛緩させるとポリプロピレン 層にギャザーが形成される。材料は呼吸可能であっても、なくてもよい。 上述の例は、おむつに脚部弾性部を付与することに関連するが、本発明の当業 者であれば、部品を移動するウェブ上に搬送するときの速度の変化と一定の速度 ドエルとを必要とする環境に使用してもよいことがわかるであろう。 本発明は、特定の態様について詳細に記載してきたが、本分野の当業者であれ ば、前述の理解を得るときに、これらの態様の変更例、変形例および均等例を簡 単に考慮することができるであろう。従って、本発明の範囲は請求の範囲および これに均等なものとして理解しなければならない。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，Ｌ Ｕ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ， ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，Ｓ Ｚ，ＵＧ)，ＵＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＺ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＨＵ，Ｉ Ｌ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＫ ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ， ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，Ｒ Ｕ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＺ，ＶＮ (72)発明者 クラウトクラマー ピーター ジェームズ アメリカ合衆国 ウィスコンシン州 54915 アップルトン サウス ジャクソ ン ストリート 2637 (72)発明者 クルーガー ゲアリー アレン アメリカ合衆国 ウィスコンシン州 54956 ニーナ ノース レイク ストリ ート 821

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．第１の速度で進行する第１の基材を個々の部品に切断し、該個々の部品を第 ２の速度で進行する第２の基材ウェブに付与するための装置において、 (a) 第１の軸線のまわりを回転するように構成され、個々の部品を受取り、該 個々の部品を第２の基材ウェブに付与するように構成された外面を含む少なくと も１つの搬送セグメントと、 (b) 該搬送セグメントの第１の軸線からオフセットする第２の軸線のまわりを 回転するように構成された駆動リングと、 (c) 所定の曲線通路に従うように構成されたカム端部と、前記搬送セグメント に摺動的に結合されたクランク端部とを含むようになっている、前記第２の軸線 から半径方向外方に配置されたピボット点のまわりで前記駆動リングにピボット 運動可能に接続された少なくとも１つのカップラーアームと、 (d) 前記第２の軸線のまわりで前記駆動リングを回転させるための駆動手段と 、を備え、前記駆動リングが回転すると、該カップラーアームの前記カム端部が 前記通路に沿って案内され、該カップラーアームの前記クランク端部が前記搬送 セグメントと摺動的に係合するために、前記カップラーアームが前記ピボット点 のまわりでピボット運動し、前記搬送セグメントの有効駆動半径を変化させて前 記搬送セグメントを可変速度で回転させるようになっている、 装置。 ２．前記搬送セグメントの前記外面が、少なくとも３ミクロンの表面粗さを有す ることを特徴とする請求項１に記載の装置。 ３．前記搬送セグメントの前記外面はプラズマコーティングがこれの上に形成さ れていることを特徴とする請求項１に記載の装置。 ４．前記搬送セグメントの前記外面が少なくとも約３ミクロンの表面粗さを有す ることを特徴とする請求項３に記載の装置。 ５．前記外面は、真空が引き出される複数の開口部を備えることを特徴とする請 求項２に記載の装置。 ６．前記駆動リングの前記第２の軸線が、少なくとも０．１センチメートルの距 離だけ、前記搬送セグメントの前記第１の軸線からオフセットしていることを特 徴とする請求項１に記載の装置。 ７．前記カップラーアームの前記クランク端部は、前記搬送セグメント上に配置 されたカム従動子を摺動可能に係合するように構成された溝を含むことを特徴と する請求項１に記載の装置。 ８．前記カップラーアームの前記クランク端部が、該クランク端部にピボット運 動可能に接続され、前記搬送セグメント上に配置されたレール部材を摺動的に係 合するように構成されたスライド部材を含むことを特徴とする請求項１に記載の 装置。 ９．前記ピボット点と前記カップラーアームの前記カム端部を通って延びている 第１のラインと、前記ピボット点と前記カップラーアームの前記クランク端部と を通って延びている第２のラインとが30°から180°の一定角を形成することを 特徴とする請求項１に記載の装置。 10．前記搬送セグメントは、前記個々の部品が受け取られるとき、ほぼ一定の表 面速度と、前記個々の部品が前記第２基材ウェブに付与されるとき、ほぼ一定の 第２表面速度とを維持するように構成されていることを特徴とする請求項１に記 載の装置。 11．前記搬送セグメントは、前記搬送セグメントの少なくとも10度の回転に対し 前記第１の実質的に一定の表面速度と、実質的に一定の第２の表面速度のそれ ぞれを維持するように構成されていることを特徴とする請求項１０に記載の装置 。 12．前記搬送セグメントの前記第１表面速度は、前記第１基材ウェブの前記第１ 速度にほぼ等しく、前記搬送セグメントの前記第２表面速度は、前記第２基材ウ ェブの前記第２速度にほぼ等しいことを特徴とする請求項１０に記載の装置。 13．前記搬送セグメントの前記外面を回転させて前記部品が前記第２基材ウェブ に付与される前に、前記個々の部品を回転させるように前記搬送セグメントに接 続された回転手段を備えることを特徴とする請求項１に記載の装置。 14．第１の速度で進行する細長い弾性ウェブを個々の細長い弾性部品に切断し、 該個々の細長い弾性部品を第２の速度で進行する、相互接続された使い捨ておむ つ物品の製品ウェブ上に付与するための装置において、 (a) 共通の第１の軸線のまわりを回転するように構成され、細長い弾性部品を 受取り、該細長い弾性部品を前記製品ウェブに付与するように構成された複数の 搬送セグメントと、 (b) 該搬送セグメントの第１の軸線からオフセットする第２の軸線のまわりを 回転するように構成された駆動リングと、 (c) 所定の曲線通路に従うように構成されたカム端部と、前記搬送セグメント に摺動的に結合されたクランク端部とを含むようになっている、前記第２の軸線 から半径方向外方に配置されたピボット点のまわりで前記駆動リングにピボット 運動可能に接続された複数のカップラーアームと、 (d) 前記第２の軸線のまわりで前記駆動リングを回転させるための駆動手段と 、を備え、前記駆動リングが回転すると、該カップラーアームの前記カム端部が 前記通路に沿って案内され、該カップラーアームの各々の前記クランク端部が前 記搬送セグメントと摺動的に係合するために、前記カップラーアームが前記ピボ ット点のまわりでピボット運動し、前記搬送セグメントの有効駆動半径を変化さ せて前記搬送セグメントを可変速度で回転させるようになっている 装置。 15．前記搬送セグメントの前記外面は、前記細長い弾性部品を伸びた状態で維持 するように構成された少なくとも３ミクロメータの表面粗さを備えることを特徴 とする請求項１４に記載の装置。 16．前記外面は、真空が引き出される複数の孔を形成することを特徴とする請求 項１５に記載の装置。 17．前記カップラーアームのそれぞれの前記クランク端部が、前記各搬送セグメ ントに配置されたカム従動子と摺動的に係合するように構成された溝を中に含む ことを特徴とする請求項１４に記載の装置。 18．前記カップラーアームのそれぞれの前記クランク端部が、該クランク端部に ピボット運動可能に接続され、前記各搬送セグメントに配置されたレール部材と 摺動的に係合するように構成されたスライド部材とを含むことを特徴とする請求 項１４に記載の装置。 19．前記搬送セグメントの各々が、前記細長い弾性部品が受け取られるとき、ほ ぼ一定の第１の表面速度を維持し、前記細長い弾性部品が前記製品ウェブに付与 されるとき、ほぼ第２の表面速度を維持するように構成されていることを特徴と する請求項１４に記載の装置。 20．前記搬送セグメントの各々は、該搬送セグメントの少なくとも10度の回転に 対し前記第１の実質的に一定の表面速度と、実質的に一定の第２の表面速度を維 持するように構成されていることを特徴とする請求項１９に記載の装置。 21．前記搬送セグメントの前記第１表面速度は、前記第１細長い弾性ウェブの前 記第１速度にほぼ等しく、前記搬送セグメントの前記第２表面速度は、前記製品 ウェブの前記第２の速度にほぼ等しいことを特徴とする請求項１０に記載の装置 。 22．前記搬送セグメントの前記外面を回転させて前記部品が前記第２製品ウェブ に付与される前に、前記個々の部品を回転させるように前記搬送セグメントに接 続された回転手段を備えることを特徴とする請求項１４に記載の装置。 23．第１の速度で進行する第１の基材ウェブを個々の部品に切断し、該個々の部 品を第２の速度で進む第２の基材ウェブ上に付与する段階からなる方法において 、 (a)第１の基材ウェブを第１の速度で供給し、第２の基材ウェブを第２の速度 で供給し、 (b)前記第１の基材ウェブを前記個々の部品に切断し、 (c)少なくとも１つの搬送セグメントを第１軸線のまわりで可変速度で回転さ せる、 段階からなり、前記回転段階は、 (i) 所定の曲線通路に従って構成されたカム端部と、前記搬送セグメント に摺動的に結合されたクランク端部とを含む、前記第２の軸線から半径外方に配 置されたピボット点のまわりで前記駆動リングにピボット運動可能に接続された カップラーアームを設け、 (ii)前記駆動リングを前記第２の軸線のまわりに回転させ、前記カム端部 を前記曲線通路に沿って案内させ、前記クランク端部を前記搬送セグメントと摺 動的に係合させて前記カップラーアームを前記ピボット点のまわりでピボット運 動させ、前記搬送セグメントの有効駆動半径を選択的に変えて、該可変速度で前 記搬送セグメントを回転させるようにする段階からなり、 (d)前記搬送セグメントが第１の表面速度で回転する間、前記搬送セグメント の外面上に前記個々の部品を搬送し、 (e)前記搬送セグメントが第２の表面速度で回転している間、前記第２の基材 ウェブの上に個々の部品を付与する、 段階からなる方法。 24．前記搬送セグメントの前記第１表面速度は、前記第１基材の前記第１速度に ほぼ等しく、前記搬送セグメントの前記第２の表面速度は前記第２基材ウェブに 実質的に等しいことを特徴とする請求項２３に記載の方法。 25．前記カップラーアームの前記ピボット運動は、前記個々の部品が受け取られ るとき、前記搬送セグメントの前記第１表面速度を一定に維持し、前記個々の部 品が前記第２の基材ウェブに付与されるとき、前記搬送セグメントの前記第２表 面速度を一定に維持することを特徴とする請求項２３に記載の方法。 26．前記第１の表面速度と前記第２の表面速度とが、前記搬送セグメントの少な くとも10度の回転に関しほぼ一定に維持されることを特徴とする請求項２５に記 載の方法。 27．前記搬送セグメントの前記第１表面速度は該搬送セグメントの前記第２速度 未満であり、前記個々の部品が、離れた関係で該第２の基材ウェブに付与される ようになることを特徴とする請求項２３に記載の方法。 28．前記第１表面速度と第２表面速度の比は約0.1:1から0.99:1の速度比を形成 することを特徴とする請求項２７に記載の方法。 29．前記駆動リングの前記第２軸線が前記搬送セグメントの前記第１の軸線から 少なくとも0.1センチメートルの距離だけオフセットにしていることを特徴とす る請求項２３に記載の方法。 30．前記カップラーアームの前記クランク端部は、前記駆動リングが回転すると きに前記搬送セグメント上に配置されたカム従動子と摺動的に係合する溝を中 に含むことを特徴とする請求項２３に記載の製品。 31．前記カップラーアームの前記クランク端部は、該クランク端部のまわりでピ ボット運動するスライド部材を含んでおり、前記駆動リングが回転すると、前記 搬送セグメント上に配置されたレール部材と摺動的に係合することを特徴とする 請求項２３に記載の方法。 32．前記駆動リングを回転させる前記段階は、前記ピボット点のまわりに前記カ ップラーアームを少なくとも５度回転させることを特徴とする請求項２３に記載 の方法。 33．前記部品が前記第２の基材ウェブに付与される前に、前記個々の部品を回転 させるように前記搬送セグメントの前記外面を回転させる段階からなることを特 徴とする請求項２３に記載の方法。 34．前記個々の部品が前記第２の基材ウェブに付与される前に１度から90度まで 回転することを特徴とする請求項３３に記載の方法。 35．第１の速度で進行する第１の細長い弾性ウェブを個々の細長い弾性部品に切 断し、第２の速度で進行する相互接続された使い捨ておむつ吸収性物品上に該細 長い弾性部品を間隔をあけて付与する段階からなる方法において、 (a)前記細長い弾性ウェブを前記第１の速度で供給し、前記製品ウェブを前記 第２の速度で供給し、 (b)前記細長い弾性ウェブを前記個々の細長い弾性部品に切断し、 (c)複数の搬送セグメントを可変速度で共通の第１の軸線のまわりで回転させ る、 段階からなり、該回転の段階は、 (i) 前記第１の軸線からオフセットしている第２の軸線のまわりを回転可 能な駆動リングを設け、 (ii)所定の曲線通路に従って構成されたカム端部と、前記搬送セグメント の各々に摺動的に結合されたクランク端部とを含む、前記第２の軸線から半径外 方に配置された各ピボット点のまわりで前記駆動リングにピボット運動可能にそ れぞれが接続された複数のカップラーアームを設け、 (iii) 前記駆動リングを前記第２の軸線のまわりに回転させ、前記カム端 部を前記曲線通路に沿って案内させ、前記クランク端部を前記搬送セグメントと 摺動的に係合させて前記カップラーアームの各々を前記各ピボット点のまわりで ピボット運動させ、前記搬送セグメントの各々の有効駆動半径を別個に変更して 、該可変速度で前記搬送セグメントを回転させるようにする段階からなり、 (d)前記搬送セグメントが、前記細長い弾性ウェブの前記第１の速度にほぼ等 しい第１の表面速度で回転する間、前記各搬送セグメントの外面上に前記個々の 細長い弾性部品の各々を搬送し、 (e)前記各搬送セグメントが、前記製品ウェブの前記第２速度にほぼ等しい第 ２の表面速度で回転している間、前記細長い弾性部材のそれぞれを前記製品ウェ ブに付与する、 段階からなる方法。 36．前記カップラーアームの前記ピボット運動は、前記細長い弾性部品が受け取 られるとき、前記搬送セグメントの前記第１の表面速度をほぼ一定に維持し、前 記細長い弾性部品が前記製品ウェブに付与されるとき、前記搬送セグメントの前 記第２の表面速度をほぼ一定に維持することを特徴とする請求項３５に記載の方 法。 37．前記第１の表面速度と第２の表面速度が、前記各搬送セグメントの少なくと も10度の回転に関しほぼ一定に維持されることを特徴とする請求項３６に記載の 方法。 38．前記第１の表面速度と第２の表面速度が、0.38:1から0.75:1の速度比を形成 することを特徴とする請求項３５に記載の方法。 39．前記駆動リングの前記第２の軸線が、前記搬送セグメントの前記第１の軸線 から少なくとも0.1の距離だけオフセットしていることを特徴とする請求項３５ に記載の方法。 40．前記弾性ウェブを少なくとも150パーセント伸ばす段階からなることを特徴 とする請求項３５に記載の方法。 41．前記細長い弾性部品が前記製品ウェブに付与されるまで、前記個々の細長い 弾性部品を少なくとも125％の伸びに維持する段階を含むことを特徴とする請求 項３５に記載の方法。 42．前記個々の細長い弾性部品を前記伸長状態に維持する段階は、少なくとも３ ミクロメータの表面粗さを形成するように前記搬送セグメントの前記外面を選択 する段階を含むことを特徴とする請求項４１に記載の方法。 43．前記個々の細長い弾性部品を前記所定の長さに維持する前記段階は、前記搬 送セグメントのそれぞれの前記外面に形成された複数の開口部を通る真空を引き 出す段階を含むことを特徴とする請求項４２に記載の方法。 44．前記搬送セグメントの前記外面を回転させて、該部品が前記製品ウェブに付 与される前に前記個々の細長い弾性部品を回転させる段階からなることを特徴と する請求項３５に記載の方法。 45．前記個々の細長い弾性部品が、前記製品ウェブに付与される前に、１度から 90度まで回転されることを特徴とする請求項４４に記載の方法。