JPH11512943A - 物理的に極めて近接したゼオライトとシリカの臭気制御系を有する吸収製品 - Google Patents

物理的に極めて近接したゼオライトとシリカの臭気制御系を有する吸収製品

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JPH11512943A
JPH11512943A JP10500648A JP50064898A JPH11512943A JP H11512943 A JPH11512943 A JP H11512943A JP 10500648 A JP10500648 A JP 10500648A JP 50064898 A JP50064898 A JP 50064898A JP H11512943 A JPH11512943 A JP H11512943A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、トップシート、バックシート、吸収性コアおよび臭気制御系を具備する吸収製品に関する。臭気制御系はゼオライトおよびシリカを含み、前記ゼオライトおよびシリカは前記吸収製品の中で物理的に極めて近接して存在する。

Description

【発明の詳細な説明】 物理的に極めて近接した ゼオライトとシリカの臭気制御系を有する吸収製品 発明の背景 本発明は吸収製品、特に臭気制御系を含む生理用ナプキンおよびパンティライ ナーに関する。 発明の分野 吸収製品の第1の焦点は、依然として流体を吸収し保持するこれらの製品の能 力にあるが、この分野における開発のもう1つの重要な領域は、吸収された流体 またはその分解生成物の中に含まれる臭気性化合物の制御である。悪臭物質の形 成に至る、使用の間に吸収製品において存在し得る広範な化合物が存在する。こ れらの化合物には、脂肪酸、アンモニア、アミン、硫黄含有化合物およびケトン とアルデヒドが含まれる。 当該技術は、悪臭形成の問題に取り組むための吸収製品における使用のための さまざまな臭気制御剤の記載について充実している。これらの薬剤は、典型的に は、薬剤が対抗することを意図される臭気のタイプにしたがって分類され得る。 臭気は、酸性、塩基性または中性として分類され得る。酸性臭気制御剤は、7を 超えるpHを有し、典型的には、無機炭酸塩、炭酸水素塩、リン酸塩および硫酸 塩を含む。塩基性臭気制御剤は7未満のpHを有し、クエン酸、ホウ酸およびマ レイン酸のような化合物を含む。 最も一般的に利用される臭気制御剤は、ほぼ7のpHを有する中性臭気制御剤 である。これらの既知のタイプの化合物の例には、活性炭、クレー、ゼオライト 、シリカ、でんぷん、およびそれらのある種の組み合わせが含まれる。その様な 薬剤の例は、中性臭気制御粒子が、カーボン、クレー、シリカ、ゼオライトおよ び分子ふるいから選択される臭気制御系を含む吸収製品を開示するEPO348 978において記載されている。また、ゼオライトおよびシリカゲルを含む群か ら選択される少なくとも2つの薬剤の組み合わせを含む臭気制御複合体を含む吸 収 製品に関するEPO510619においてもである。同様に、WO91/120 29、WO91/11977およびWO91/12030はゼオライトと吸収性 ゲル化材料とのある種の組み合わせを開示する。 WO81/01643は、無機アルミノシリケートゼオライトアンモニウムイ オン交換材料の使用によりおむつ中の廃棄物中に存在する窒素含有刺激源を除去 することに関する。水分を吸収するためのシリカゲルの任意の存在に加えて、活 性炭は臭気制御系の好ましい成分である。 しかしながら、これらの中性臭気制御剤の多くは、ある種のそれに関る不利益 を有する。シリカおよびシリカ分子ふるいは高価な臭気制御剤成分と考えられる 。また、特に有効な臭気制御を提供するものとして当該技術において特記されて きた活性炭は、その黒い外観により好ましくなく、それで消費者により受容され ないと思われる。カーボンとは似ていない、負の美観側面を有さないゼオライト は、広い範囲の臭気のタイプにわたって有効な臭気制御を与えるとは考えられな い。さらに、もう1つの不利益は、より有効なタイプのゼオライト、いわゆる中 間および高比率SiO2/AlO2ゼオライトは特に高価であることである。さら にその上、ゼオライトはしばしば、ダスト形成を最小化するために必要とされる 粒子サイズを保証し、吸収製品内でゼオライトの均一な分布を保証するために特 定の製造技術または処理技術を用いることを必要とする。 また、多成分臭気制御系、特にゼオライトを含むものを利用するとき更なる問 題が現れる。その様な系において、吸収製品に組み込む前に成分が混合されるこ とが必要である。これは、臭気制御系が、所望の位置で吸収製品内に満足すべく 均一に組み込まれ得るためである。 従って、いまだ、明るい色合いであるように受容可能な美観側面を有し、広い 範囲の悪臭性化合物にわたって有効な臭気制御を提供する臭気制御剤または臭気 制御系を提供する必要が存在する。特に、予備混合または更なる処理加工の必要 なく吸収製品に均質的に組み込まれ得る容易に入手し得る高価でない材料を含む 臭気制御系を提供する必要が存在する。 今や、これらの必要は、好ましくは吸収製品の中で凝集物または微粒子の形態 で、シリカについて物理的に極めて近接して存在する、特に中間および低級(l ower)ゼオライトであるゼオライトの使用により解決され得ることが見出さ れた。 発明の概要 本発明は液体透過性トップシート、バックシートおよび前記トップシートと前 記バックシートの中間の吸収性コアおよび臭気制御系を具備し、前記臭気制御系 はゼオライトおよびシリカを含み、前記ゼオライトおよびシリカは物理的に極め て近接して存在することを特徴とする吸収製品に関する。 発明の詳細な説明 臭気制御系 本発明によれば、吸収製品は本質的特徴としてゼオライトおよびシリカを含む 臭気制御系を含み、それは、ゼオライトおよびシリカが接近した物理的近接度で 存在し、広い範囲の悪臭にわたって有効である。 物理的な極度の近接性 本発明によれば、臭気制御系は、前記吸収製品の中に物理的に極めて近接して 存在するゼオライトおよびシリカを含む。ここで用いられるものとして、物理的 に極めて近接は、前記ゼオライトおよび前記シリカを含む微粒子、顆粒、フレー ク、ヌードルおよび押し出し成形物を包含する。本発明の好ましい態様において 、前記ゼオライトおよび前記シリカは、それらが前記微粒子、顆粒、フレーク、 ヌードルおよび押し出し成形物の中で隣接する様に、前記組成物の中で密な(i ntimate)混合状態において存在する。本発明のもう1つの態様において 、ゼオライトおよび前記シリカは同じ微粒子、顆粒、フレーク、ヌードルまたは 押し出し成形物において存在するが、しかし、隣接しておらず、例えば少なくと も1層により、微粒子、フレーク、顆粒、ヌードルまたは押し出し成形物の1以 上の任意の付加成分により分離される。 臭気制御系は、スプレー乾燥、スプレーミキシングまたは凝集プロセスを利用 する通常の様式において製造される。 本発明による臭気制御系の粒子の平均粒子サイズは好ましくは、直径が1.7 mmを超える粒子は5%未満であり、直径が0.15mm未満であるものは5% 未満であるようにすべきである。好ましくは、平均粒子サイズは0.1mmから 2mmであり、好ましくは0.2mmから0.7mmであり、最も好ましくは0 .3mmから0.5mmである。 ゼオライト臭気制御剤 ゼオライト材料の使用および製造は書物において周知であり、以下の参照文献 に記載される。ゼオライト合成(ZEOLITE SYNTHESIS)、AC Sシンポジウムシリーズ398、編集者M.L.オッチェリ(Occelli) およびH.Eロブソン(Robson)(1989年)2〜7ページ。ゼオライ ト分子ふるい、構造、化学および使用(ZEOLITE MOLECULAR SIEVES,Structure,Chemistry and Use)、 著者D.W.ブレック(Breck)、ジョン・ウイリー・アンド・サンズ社( 1974年)245〜250ページ、313〜314ページおよび348〜35 22ページ。分子ふるいゼオライトの現代の応用(MODERN APPLIC ATIONS OF MOLECULAR SIEVE ZEOLITES)、 1980年、ユタ州立大学のS.M.クズニッキ(Kuznicki)のPh. D.論文、ミシガン州アンアーバー(Ann Arbor)のマイクロフィルム ズ国際大学(University of Microfilms Inter national)から入手可能、2〜8ページ。 ゼオライトは、Na、K、Mn、CaのようなIA族およびIIA族元素の結 晶性アルミノシリケートであり、以下の実験式により化学的に表される、 M2/nO・Al23・ySiO2・wH2O 式中、yは2以上であり、nはカチオン価であり、wはゼオライトの空隙中の 水分含量である。 構造的に、ゼオライトは、酸素イオンの共有により互いに結合するAlO4お よびSiO4四面体の無限に伸びる骨組みに基づく複雑な結晶性の無機ポリマー である。この骨組み構造は、カチオンおよび水分子により占められるチャンネル または相互連絡空隙を含む。 ゼオライトの構造式は結晶単位セルに基づいており、構造の最も小さな単位は 以下により表される、すなわち、 Mx/n[(AlO2x(SiO2y]・wH2O 式中、nはMのカチオン価であり、wは単位セル当りの水分子の数であり、x およびyは単位セル当りの四面体の総数であり、y/xは通常1〜5の値を有す ろ。 ゼオライトは、天然に由来するかまたは合成により製造され得る。合成ゼオラ イトはここでの使用にとって好ましい。ここでの使用にとって適切なゼオライト には、ゼオライトA、ゼオライトP、ゼオライトY、ゼオライトX、ゼオライト DAY、ゼオライトZSM−5、またはそれらの混合物が含まれる。最も好まし いものは、ゼオライトA、ゼオライトYまたはその混合物である。 本発明によれば、ゼオライトは好ましくは疎水性である。このことは典型的に は、x対yの比が少なくとも1であり、好ましくは1から500であり、最も好 ましくは1から6であるようにSiO2対AlO2含量のモル比を増大させること により達成される。 吸収製品は、好ましくは40gm2から90gm2、より好ましくは55gm2 から85gm2、最も好ましくは60gm2から65gm2の前記ゼオライトを含 む。 シリカ臭気制御剤 本発明によれば、臭気制御系は本質的な成分としてゼオライトとの組み合わせ でシリカを含む。シリカ、すなわち二酸化ケイ素SiO2は、さまざまの結晶形 態および非晶質改質物で存在し、珪藻土のような天然起源およびそのいずれかが ここでの使用にとって適切である合成起源の両方から誘導され得る。特に、大き な表面積を有するシリカまたは凝集した形態のシリカが好ましい。シリカ分子ふ るいは、ここで用いられるものとしてのシリカの定義の範囲内にあるとはみなさ れない。シリカは、それが少なくとも90%、好ましくは95%、より好ましく は99%の二酸化ケイ素を含むような高い純度に精製された形態で存在すること が好ましい。最も好ましくは、シリカは、100%シリカ含量を有するシリカゲ ルである。代わりに、シリカは、ケイ酸ナトリウムを含むケイ酸金属塩のような 他の起源からも供給され得る。 吸収製品は、好ましくは、100%純度に基づいて、40gm-2から100g m-2、より好ましくは60gm-2から90gm-2、最も好ましくは60gm-2 から65gm-2のシリカを含む。 シリカ(100%)およびゼオライトは、好ましくは1:5から5:1、より 好ましくは3:1から1:3、最も好ましくは1:1の重量比で臭気制御系にお いて存在する。典型的には、臭気制御系は、90重量%から5重量%のゼオライ トおよび5重量%から90重量%のシリカを含む。 本発明によれば、吸収製品において用いられ得る臭気制御系の重量は、吸収製 品の寸法を考慮する当業者により容易に決定され得る。例えば吸収製品は、0. 5gから5g、好ましくは1gから3g、最も好ましくは1.5gから2.5g の前記臭気制御系を含み得る。 本発明によれば、臭気制御系は、吸収性ゲル化材料、抗微生物剤、芳香成分、 マスキング剤、活性炭および例えばエチレンジアミン四酢酸(EDTA)のよう なキレート剤のような付加任意成分を含み得るものであり、それらすべては当業 者にとって公知である。特に好ましいものは吸収性ゲル化材料およびEDTAで ある。 少なくともシリケートとして存在するときそれ自体バインダーとして働くシリ カに加えて、臭気制御系は任意成分として付加的なバインダー材料を含み得る。 例えば、でんぷん、セルロース、ガム、およびPEG、脂肪酸、脂肪族アルコー ル、ニトキシレート、EDTAまたはそれらのいずれかの混合物のようなアニオ ン性およびノニオン性界面活性剤のような凝集またはスプレー乾燥技術において 用いられるいずれのバインダー材料もここで用いられ得る。 好ましいバインダー材料は、ジェルフォーム(GELFORM)、ピュラジェ ル(PURAGEL)、ラベラル(LAVERAL)、マルトリン(MALTR IN)およびメトセル(METHOCEL)のようなさまざまな商品名の下で商 業的に周知である。一般的に、これらのバインダーは、水または血液および尿の ような体液において溶解または分散可能である。化学的には、その様な好ましい バインダーは、さまざまなでんぷん、セルロース、改変されたでんぷん、改変さ れたセルロース、アカシアゴム、アラビアゴム、可溶性ゼラチン材料またはそれ らの混合物を含む。カルボキシメチルセルロースおよびヒドロキシプロピルセル ロースは、ここでの使用にとってより好ましいバインダーである。典型的には、 上記バインダーは、少なくとも1%重量から50重量%、好ましくは3重量%か ら15重量%、最も好ましくは4重量%から10重量%の、ここで作られる臭気 制御系の最終粒子、凝集物または複合体を含むであろう。用いられるバインダー の量は当業者により容易に決定され得るものであり、用いられるバインダー材料 および臭気制御系の所望の粒子サイズに依存するであろう。 臭気制御系は、例えば、吸収製品のコア上に層とされるかまたは吸収性コアの 繊維の中に混ぜられるような当該技術において開示された方法のいずれかにより 吸収製品に組み込まれ得る。臭気制御系は、好ましくは、2層のセルロースティ ッシュの間に組み込まれる。場合に応じて、系は、例えばホットメルト接着剤ま たはいずれか適切な結合系を用いて2つのセルロースティッシュ層の間に結合さ れ得る。 より好ましくは、臭気制御系は、WO94/01069またはイタリア特許出 願番号TO93A001028の開示にしたがって層構造の中に組み込まれる。 TO93A001028は、TO93A001028が本発明においては任意成 分として組み込まれるであろう繊維性層(120gm-2)の間にある中間層の中 にはるかに多量の吸収性ゲル化材料(AGM)を含むことを例外として実質的に WO94/01069において記載される層状構造を記載する。中間層は特に、 本発明の臭気制御系と混ぜられる熱可塑性材料としてポリエチレン粉末を含む。 次いで混合物は、ポリエチレンが溶融して、ラミネート層と成分を互いに接着す ろように加熱される。繊維性層の間に結合点を形成する架橋は、AGMの粒子並 びに熱可塑性材料の粒子を含む。(AGMの吸収能力は、結合により影響されな い。)また接着線は、ラミネートの端部が粘着し、いずれか緩い臭気制御材料が ラミネートから落ちて出て行かないことを保証するためにラミネートの端部上に 配置されることが好ましい。 吸収製品 本発明によれば、吸収製品は、トップシート、バックシートおよび吸収性コア を具備し、加えて、製品の最終用途に応じてウイングまたはファスナーのような 付加的な特徴を具備し得る。 吸収性コア 本発明によれば、吸収性コアは以下の部材を含み得る。すなわち、(a)好ま しくは2次の任意流体分配層といっしょの任意の1次流体分配層、(b)流体貯 蔵層、(c)貯蔵層の下にある任意の繊維性(「ダスティング」)層、および(d) 他の任意部材である。本発明によれば、吸収性コアは、予見される最終用途に依 存していずれの厚さも有し得る。 a1次/2次流体分配層 本発明による吸収性コアの1つの任意の部材は1次流体分配層および2次流体 分配層である。1次分配層は典型的にはトップシートの下にあり、それと流体連 通する。トップシートは、貯蔵層への最終的な分配のためのこの1次分配層に獲 得した流体を移動させる。1次分配層を通過する流体のこの移動は、厚さにおい て起こるのみならず、吸収製品の長さおよび幅方向に沿っても起こる。また、任 意であるが好ましい2次分配層は典型的に1次分配層の下にあり、それと流体連 通する。この2次分配層の目的は、1次分配層から流体を容易に獲得し、それを 迅速に下にある貯蔵層に移動させることである。このことは、下にある貯蔵層の 流体収容能が完全に利用されることを助ける。流体分配層は、その様な分配層に とって典型的ないずれの材料からも構成され得る。特に繊維性層は、濡れている ときでさえ繊維間の毛管を維持し、分配層として有用である。 b流体貯蔵層 1次または2次分配層と流体連通して位置し、典型的には下にあるものは流体 貯蔵層である。流体貯蔵層はいずれか通常の吸収性材料またはその組み合わせを 含み得る。それは好ましくは、適切な担体との組み合わせで「ヒドロゲル」材料 、「超吸収性」材料、「ヒドロコロイド」材料と通常称される吸収性ゲル化材料 を含む。 吸収性ゲル化材料は、多量の水性体液を吸収することが可能であり、さらに、 穏やかな圧力の下でその様な吸収された流体を保持することが可能である。吸収 性ゲル化材料は、適切な担体中に均一または不均一に分散され得る。適切な担体 は、もしそれがそれ自体吸収性であれば、単独でもまた使用され得る。 ここでの使用にとって適切な吸収性ゲル化材料は、最もしばしば、実質的に水 に不溶性で、わずかに架橋した、部分的に中和されたポリマー性ゲル化材料を含 むであろう。この材料は水との接触の際にヒドロゲルを形成する。その様なポリ マー材料は、当該技術において周知である、重合可能な、不飽和の、酸含有モノ マーから調製され得る。 適切な担体には、毛羽および/またはティッシュの形態で、特に改変されたが または非改変のセルロース繊維である、天然、改変または合成繊維のような吸収 構造において通常利用される材料が含まれる。適切な担体は、吸収性ゲル化材料 とともに用いられ得るが、しかしながら、それらはまた、単独でまたは組み合わ せでも用いられ得る。最も好ましいものは、生理用ナプキンおよびパンティライ ナーのコンテキストにおいてティッシュまたはティッシュラミネートである。 本発明により作られる吸収構造の1つの態様は、ティッシュをそれ自体に折り 重ねることにより形成される2層ティッシュラミネートを含む多層を含み得る。 これらの層は、例えば、接着剤または機械的な噛み合わせまたは水素架橋結合に より互いに結合され得る。吸収性ゲル化材料または他の任意の材料は、層の間に 含まれ得る。 硬化セルロース繊維のような改変されたセルロース繊維もまた用いられ得る。 合成繊維もまた用いられ得るものであり、酢酸セルロース、ポリフッ化ビニル、 ポリ塩化ビニリデン、アクリル(オルロン(Orlon)のような)、ポリ酢酸 ビニル、非溶解性ポリビニルアルコール、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ アミド(ナイロンのような)、ポリエステル、2成分繊維、3成分繊維、それら の混合物などから作られるものが含まれる。好ましくは、繊維表面は親水性であ るかまたは親水性となるように処理される。貯蔵層は、液体保持を改善するため に、パーライト(Perlite)、珪藻土、バーミキュライト(Vermic ulite)などのようなフィラー材料をもまた含み得る。 もし吸収性ゲル化材料が担体内に不均一に分散されていても、それにもかかわ らず貯蔵層は局所的に均一であり得る、すなわち、貯蔵層の寸法の範囲内で1ま たはいくつかの方向において分配勾配を有し得る。不均一分配は、吸収性ゲル化 材料を部分的または完全に封入する担体のラミネートにもまた言及し得る。 c任意の繊維性(「ダスティング」)層 本発明による吸収性コアにおいて含まれる任意部材は、貯蔵層に隣接し、典型 的には下にある繊維性層である。この、下にある繊維性層は典型的には「ダステ ィング」層と称される。と言うのは、それは、その上に吸収性コアの製造の間貯 蔵層の中に吸収性ゲル化材料を堆積させるための基材を提供するからである。実 際、吸収性ゲル化材料が、繊維、シートまたはストリップのような巨視的構造の 形態において存在する例において、この繊維性「ダスティング」層は含まれる必 要がない。しかしながら、この「ダスティング」層は、パッドの長さに沿っての 流体の高速の灯心作用のような幾つかの付加的な流体操縦能力を提供する。 d吸収構造の他の任意の部材 本発明による吸収性コアは、吸収性ウエブにおいて標準的に存在する他の任意 の部材を含み得る。例えば、補強スクリムが吸収性コアのそれぞれの層の中また はそれぞれの層の間に配置され得る。その様な補強スクリムは、流体移動にとっ ての境界面の障壁を形成しないような形状であるべきである。熱結合の結果とし て通常起こる構造的一体性が与えられると、補強スクリムは熱的に結合された吸 収構造にとって通常必要とされない。 トップシート 本発明によれば、吸収製品は本質的な部材としてトップシートを具備する。ト ップシートは1層または多層を含み得る。好ましい態様において、トップシート は、トップシートの使用者に面する表面を与える第1層および第1層と吸収性構 造/コアとの間の第2層を具備する。 トップシートは全体として、およびしたがって、それぞれの層が個々に着用者 の皮膚にとって従順であり、柔軟な感触を有し、刺激がないことが必要である。 それはまた、1または2方向にそれが伸長されることを可能とする弾性的特徴を 有し得る。本発明によれば、トップシートは、製織および不織布帛およびフィル ムのようなこの目的のために役に立ち当該技術において公知であるいずれの材料 からも形成され得る。本発明の好ましい態様において、トップシートの少なくと も1層、好ましくは上方層は、疎水性液体透過性開孔ポリマー性フィルムを具備 する。好ましくは、上方層は、着用者に面する表面から吸収構造に向かう液体輸 送を促進するために与えられる開孔を有するフィルム材料により与えられる。も し存在するならば、下方層は好ましくは、不織層、開孔形成されたフィルムまた は空気気流式(airlaid)ティッシュを含む。 バックシート バックシートは、主として、吸収構造の中に吸収され含有される滲出物が、ア ンダーパンツ、パンツ、パジャマおよび下着のような吸収製品に接触する製品を ぬらすことを防止する。バックシートは液体(例えば経血および/または尿)に 対して不透過性であることが好ましく、他の可撓性液体不透過性材料もまた用い られ得るけれども薄いプラスチックフィルムから製造されることが好ましい。こ こで用いられるものとして、「可撓性」という術語は、従順であり、ヒトの身体 の一般的形状および輪郭に容易に一致するであろう材料を指称する。バックシー トはまた、それが1または2方向に伸長することを可能とする弾性的特徴を有し 得る。 バックシートは典型的には、吸収構造の全体にわたって伸び、好ましいサイド フラップ、側面包含要素またはウイングの部分または全体に伸びて形成し得る。 バックシートは、製織または不織材料、ポリエチレンもしくはポリプロピレン の熱可塑性フィルムのようなポリマー性フィルム、またはフィルム被覆不織材料 のような複合材料を具備し得る。好ましくは、バックシートはポリエチレンフィ ルムである。 典型的なポリエチレンフィルムは、名称P18−0401の下でオハイオ州シ ンシナチのクロペイ・コーポレーション(Clopay Corporatio n)によりおよび名称XP−39385のもとでインディアナ州テールホート(T erre Haute)のビスクイーンディビジョン(Visqueen Di vision)のエチル・コーポレーションにより製造される。バックシートは 、より布様の外観を与えるためにエンボス加工および/またはつや消し仕上げさ れることが好ましい。さらに、バックシートは、蒸気が吸収構造から逃げ出る、 すなわち呼吸可能であろことを可能とし得るものであり、一方、いまだ滲出物が バックシートを通過することを防止する。また、呼吸可能なバックシートはいく つかの層を具備する、例えば、フィルムに不織構造を合せたものが用いられ得る 。 本発明によれば、吸収製品は生理用ナプキン、パンティライナー、成人失禁用 品および乳幼児用おむつにおいて有用性を見出し得る。特に、本発明は生理用ナ プキンおよびパンティライナーに適用を見出す。 加工処理 本発明によれば、ゼオライトとシリカとの直接ふれあう混合状態は、凝集、ス プレー乾燥技術または流体床被覆によるような当該技術において公知のいずれか の方法により調製され得る。特に好ましいものは凝集法である。 凝集 従って、本発明の凝集プロセスの工程は、 1.混合 2.高速ミキサーへの移動 3.凝集 4.乾燥 を含む。 上記プロセスの工程のいずれか便利な順序が考えられ得ることは理解されるで あろう。また、1台のプロセス設備で2以上の上記操作を実施することは可能で あり有利でさえあるかもしれない。これらの操作のそれぞれはこれからより詳細 に記載されるであろう。 1.ペーストプレミックスの製造:ペーストプレミックスは当業者にとって公 知であるいずれかの方法により調製され得る。本発明において、バインダーは水 および任意の成分と混ぜられる。このことはいずれの便利な混合設備においても 達成され得るし、いずれの順序の分離したかまたは予備混合された成分の付加を 用いても実施され得る。 2.および3.微細分散混合および顆粒化:界面活性剤の加工処理のために適 切ないずれの装置、プラントまたはユニットも本発明によるプロセスを実施する ために用いられ得る。シリカおよびゼオライトとペーストとの混合/凝集のため に、多数のミキサー/アグロマレーターのいずれも、特に高剪断および中位剪断 ミキサーが用いられ得る。1つの好ましい態様において、本発明のプロセスが連 続的に実施される。特に好ましいものは、日本のフカエパウテック工業社により 製造されるフカエRFS−Gシリーズのミキサーである。この装置は本質的に、 その基部近くに実質的に垂直な軸を有するスターラーおよび側壁に配置されるカ ッターを備えたトップポートを経由して接続し得るボウル型容器の形態を有する 。スターラーおよびカッターは互いに独立にかつ別々の可変的な速度で操作され 得る。容器は、冷却ジャケットまたは、もし必要であれば極低温ユニットに適合 し得る。 本発明のプロセスにおける使用にとって適切であることが見出される他の同様 由来のディオスナ(Diosna)RVシリーズ、およびイギリスのTKフィー ルダー(Fielder)社由来のファーマ・マトリックス(Pharma M atrix)Rが含まれる。本発明のプロセスにおける使用にとって適切である と思われる他のミキサーは、日本の富士産業由来のフジRVG−Cシリーズおよ びイタリアのザンチェッタ(Zanchetta)&Co srl由来のロト(R oto)Rである。 他の好ましく適切な装備には、ドイツのグスタフ・アイリッヒ・ハルトハイム (Gustau Eirich Hardheim)により製造されるアイリッ ヒ(Eirich)R、シリーズRV、ドイツのパーデルボルン(Paderb u)GmbHにより製造される、バッチ混合のためのレーディッジR、シリーズ FM、連続混合/凝集のためのシリーズバウド(Baud)CB/KM、ドイツ のマンハイムのドライス・ベルケ(Drais Werke)GmbHにより製 造されるドライスRT160シリーズ、イキリスのバークシャー(Berksh ire)のウインクワース・マシナリー(Winkworth Machine ry)Ltdにより製造されるウインクワースRRT25シリーズが含まれ得る。 ペーストは、その軟化点(一般的に40〜60℃の範囲における)とその分解 点(ペーストの化学的性質に依存する)との間の初期温度でミキサーに導入され 得る。高温では、ペーストのポンピングを単純化する粘性が減少するが、低活性 凝集物が得られる。 ミキサーへのペーストの導入は、ミキサーへの入口の前に管の末端で小さな穴 を高圧ポンプ通過させて単純に注ぎ込むことから、多くの方式においてなされ得 る。利用される方法は、用いられるバインダー材料に主として依存する。もし必 要であれば、ペーストの押し出しおよび/またはミキサーの中の入口に先立つポ ンピング圧力が利用され得る。 4:乾燥:例えば、流体化床を用いるかまたは冷却されるかおよび/または適 切な表面被覆剤を振り掛けて、得られる顆粒が乾燥され得ることもまた本発明の 範囲内にある。 スプレー乾燥プロセス 本発明によれば、ゼオライトとシリカとの直接ふれあう混合状態は、当該技術 において公知のスプレー乾燥方法を用いてもまた調製され得る。その様なプロセ スを用いて、シリカ、ゼオライトおよびバインダーの混合物が攪拌により容器内 で混合される。水が任意の粘性改質剤とともに加えられる。pHが10を超える ように調整され、所望の流動特性を有する混合物を与えるために付加的な水が加 えられる。混合物は1時間まで撹拌される。次いで混合物は、スプレー乾燥塔ユ ニットの頂部に移される。入口温度および反響時間は、所望の粒子サイズおよび 湿分含量を作り出すために変えられる。得られるスプレー乾燥粉末は、塔の基部 で集められる。 以下の例で用いられる生理用ナプキンは、ザ・プロクター&キャンブル・カン パニーにより販売されるオールウエイズ(Always)(オールウエイズは登 録商標である)であった。それぞれのナプキンは、外側の接着層を被覆するレリ ースペーパーの縦端部にほぼ沿ってその底面で穴の開いたカバーストックのまわ りの包みを切ることにより開放された。次いで、吸収性繊維性コアの側面は水不 透過性プラスチック低部層をわずかに移すことにより暴露され、続いて、繊維性 コアは2つの半分に裂かれ、それぞれはナプキンそれ自体の平面に平行である平 面に沿ってほぼ同じ厚さを有する。微粒子/凝集臭気制御系は、これら2繊維性 層の間に均一に分配され、それらは次いで、吸収性コアを復元するために互いに 結合される。 ついで、水不透過性内部バックシートはその元の位置に戻され、開孔されたカ バーストックのまわりの包みは、例えば両面接着テープにより切断に沿って密封 される。 試料は上記方法を用いて作られ、以下に記載される臭気制御系を含む。修正の ない商業的に入手し得るオールウエイズ生理用ナプキンは対照として用いられた 。 用いられるゼオライトは、デグッサ(Degussa)AGから入手し得るゼ オライトA、ウェサリス(Wessalith)CSである。用いられるシリカ は、グラース(Grace)GmbHから入手し得るシロブランク(Sylob lanc)82またはデグッサ由来のFK700である。用いられるバインダー はカルボキシメチルセルロースである。 上記臭気制御系は、下記で概説される臭気制御試験を用いて試験された。 臭気制御試験 試験の目的 インビトロでの臭気吸引試験(sniff test)は、悪臭の起源と接触 するとき、試験化合物の悪臭吸着力を評価するための分析的方法である。 試験の原理 そのインビトロでの臭気吸引試験は、悪臭を発する流体を有する試料との接触 をもたらすことおよび鼻で匂いをかいで悪臭の不快さを段階付けすることからな る。 試験の実施 1.0gの試験化合物がガラスの蒸発皿(容量20ml)に置かれる。0.5 mlの悪臭を発する流体が、メスピペットを用いることにより皿に加えられる。 蒸発皿の全含有物がガラス棒を用いることにより均一に混合される。蒸発皿が、 アルミニウムシート(約1mm直径の20の穴を有する)で覆われ、20分後、 臭気が3人の熟練した嗅覚試験者により評価される。 悪臭を発する流体 経血、人工経血または悪臭処理された製紙産業流体(PIF)のような生理用 品における悪臭試験のために一般的に利用されるいかなる流体も、ここで記載さ れる試験のために用いられ得る。 PIFは、(100mlのH2Oにおいて、NaCl(1.0g)、カルボキ シメチルセルロース(1.5g)、8gのグリセロール(8g)、NaHCO3(0 .4g))およびたとえば0.6gの酪酸または0.5mlのトリメチルアミン のような特定の悪臭性化学物質を含む。 臭気吸引試験 臭気吸引試験のセッションは、比較的急速に空気の入れ替えがなされる大きな 空気状態調整室において行われ、それぞれの臭気吸引試験のセッションで同じ女 性のすべての製品の匂いをかがなければならない少なくとも6人の評点者により 実施される。評点者はこの時間の間いずれの便利な匂いをかぐ方針を用い得るが 、試験の間ずっと首尾一貫していることが求められる。試験の間、評点者はほぼ 5秒間、開孔されたアルミニウムシート上の匂いをかぐ。評点者は、数秒間のイ ンターバルで、それらのそれぞれから生成物の匂いをかぐ。これらの条件下で、 臭気吸引者全員は、−10(最も高いレベルの不快感)から5(最も快適)の範 囲をとる(不)快感の等級を用いてそれぞれのシリーズの製品の臭気を評価する 。この手順を用いて、それぞれの評点者は試験セッションにおいてMU(不快感 )を比較する。異なる製品からの相対的MU臭気値は指定された数である。例え ば、試験セッションにおいて、もう1つのものより2倍強力であると知覚される 試料は2倍大きな数に指定される。もう1つのものの10分の1の強さであると 知覚されるものは、10分の1の大きさの数に指定されるなどである。それぞれ の試験セッションにおいて、ゼロはニュートラルな快感を示すために用いられ、 +および−の数は、臭気の相対的な快感および不快感についての比率において指 定される。 それぞれの試料について不快感の値は少なくとも72の観察の平均として得ら れる(それぞれ2つの生成物、3人の評点者)。 データの統計的解折 ついで、試験から集められた結果は、統計的解析ソフトウエア(SAS)によ り解析される。データは、未処理のおよび処理された製品の間の統計的に有意な 差異を示すために処理される。差異は、すべての平均値の近くの文字により表中 に示される。同じ文字を有する結果は統計的に有意に異ならない。ダンカンの多 範囲試験(Duncan’s multiple range test)は、 複式比較(multiple comparisons)を形成するために用い られる。 結果 上記方法を用いて、臭気の(不)快感の値(MU)が得られる。一般的にMU 値は負である、すなわち、負の数が大きければ、臭気の不快さは強い。MU値は 臭気制御系の有効性の指標を与える。 製品 %悪臭の減少 対照0 0 対照1 50% 対照2 48% 製品1 42% 上記から、対照2より4%活性が低い成分を含む製品1は、対照2と同じ臭気 制御性能を提供するのみならず、驚くべきことにそれより12%まで性能を更に 向上させることが見られ得る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU ,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH, CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,G B,GE,GH,HU,IL,IS,JP,KE,KG ,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT, LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX,N O,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG ,SI,SK,TJ,TM,TR,TT,UA,UG, US,UZ,VN,YU

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.液体透過性トップシート、バックシートおよび前記トップシートと前記バ ックシートとの中間の吸収性コアおよび臭気制御系を具備する吸収製品であって 、前記臭気制御系はゼオライトおよびシリカを含み、前記ゼオライトおよびシリ カは物理的に極めて近接して存在することを特徴とする吸収製品。 2.前記ゼオライトおよびシリカが微粒子、顆粒、フレーク、ヌードルまたは 押し出し成形物の中に物理的に極めて近接して存在する、請求項1記載の吸収製 品。 3.前記ゼオライトおよびシリカが密な混合状態で存在する請求項1または2 のいずれか記載の吸収製品。 4.前記ゼオライト対前記シリカの比が1:5から5:1である請求項1ない し3のいずれか1項記載の吸収製品。 5.前記ゼオライトが少なくとも1のSiO2対AlO2の比を有する請求項1 ないし4のいずれか1項記載の吸収製品。 6.前記ゼオライトが1から500のSiO2対AlO2の比を有する請求項1 ないし5のいずれか1項記載の吸収製品。 7.前記ゼオライトがゼオライトAである請求項1ないし6のいずれか1項記 載の吸収製品。 8.前記製品が0.5gから5gの前記臭気制御系を含む請求項1ないし7の いずれか1項記載の吸収製品。 9.前記臭気制御系が前記ゼオライトおよび前記シリカを含む凝集物を含む請 求項1ないし8のいずれか1項記載の吸収製品。 10.前記微粒子が、付加的な臭気制御剤、バインダー材料またはそれらの混 合物から選択される補助成分をさらに含む請求項2記載の吸収製品。 11.前記臭気制御系が少なくとも1%の前記バインダー材料を含む請求項1 0記載の吸収製品。 12.前記臭気制御系が3%から15%の前記バインダー材料を含む請求項1 1記載の吸収製品。 13.前記バインダーが、でんぷん、セルロース、改変されたでんぷん、改変 されたセルロース、アカシアゴム、アラビアゴム、可溶性ゼラチン材料、エチレ ンジアミン四酢酸またはそれらの混合物から選択される請求項10記載の吸収製 品。 14.前記微粒子、顆粒、フレーク、ヌードルまたは押し出し成形品が、0. 1mmから2mmの平均直径を有する請求項2記載の吸収製品。 15.前記製品が生理用ナプキンまたはパンティライナーである請求項1ない し14のいずれか1項記載の吸収製品。
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