JP2002508222A - 液体活性化粒子分離手段を有するコンパクト化された臭気制御粒子 - Google Patents

液体活性化粒子分離手段を有するコンパクト化された臭気制御粒子

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Abstract

(57)【要約】 本発明は吸収製品における使用のための臭気制御粒子に関する。臭気制御粒子は、臭気制御粒子の密度未満の密度を有する臭気制御活性材料を含む。臭気制御活性材料は臭気制御粒子を形成するためにバインダーなしで乾燥圧力コンパクト化される。加えて、コンパクト化された臭気制御粒子はまた、粒子が液体排出との接触の際にその個別の成分に分離し尽くし、それにより、より有効な臭気制御を提供することを引き起こす液体活性化粒子分離手段をも含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 発明の背景 本発明は、吸収製品、特に生理用ナプキンおよびパンティライナーのために有
用である臭気制御粒子(odour control particles)に
関する。臭気制御粒子は広範な臭気性化合物に対抗するために与えられ、バイン
ダーの必要なしにコンパクト化により微粒子形態で与えられ、このことは粒子の
製造を単純にする。更に、臭気制御粒子は、粒子が個別のコンポーネントに分離
することを引き起こし、それにより与えられる臭気制御の利益の効果を増加させ
る液体排出との接触により活性化される分離手段により与えられる。
【0002】 発明の分野 吸収製品の主要な焦点は流体を吸収し、保持するそれらの製品の能力に存在す
るけれども、この分野における開発のもう1つの重要な領域は、吸収された流体
の中に含まれる臭気性化合物またはその分解生成物の制御である。悪臭の形成に
至る使用の間に吸収製品において存在し得る広範な化合物が存在する。それらの
化合物には、脂肪酸、アンモニア、アミン、硫黄含有化合物およびケトンおよび
アルデヒドが含まれる。
【0003】 この技術は、悪臭生成の問題に対処するための吸収製品における使用のための
さまざまの臭気制御剤の記載について充実している。それらの薬剤は、典型的に
は、薬剤が対抗することを意図される臭気のタイプにしたがって分類され得る。
臭気は、酸性、塩基性または中性であるものとして分類され得る。酸性臭気制御
剤は7を超えるpHを有し、典型的には、無機炭酸塩、重炭酸塩、リン酸塩、お
よび硫酸塩を含む。塩基性臭気制御剤は7未満のpHを有し、クエン酸、ホウ酸
およびマレイン酸のような化合物を含む。
【0004】 最も一般的に利用される臭気制御剤は、ほぼ7のpHを有する中性臭気制御剤
である。化合物のそれらの公知のタイプの例には、活性炭、クレー、ゼオライト
、シリカ、スターチ、およびその特定の組み合わせが含まれる。そのような薬剤
の例は、中性臭気制御粒子が炭素、クレー、シリカ、ゼオライトおよび分子ふる
いから選択される臭気制御系を含む吸収製品を開示するEPO348978にお
いて記載される。また、ゼオライトおよびシリカゲルを含む群から選択される少
なくとも2つの薬剤の組合わせを含む臭気制御コンプレックスを含む吸収製品に
関するEPO510619においても(記載されている)。同様に、WO91/
11977およびWO91/12030は、ゼオライトと吸収性ゲル化材料のあ
る種の組合わせを開示する。
【0005】 しかしながら、それらの中性臭気制御剤の多くおよびその組み合わせはそれと
関連するある種の不利益を有する。例えば、シリカおよびシリカ分子ふるいは高
価な臭気制御剤コンポーネントとみなされる。他方、特に有効な臭気制御を提供
するものとされる当該技術において特記されてきた活性炭は、その黒い外観によ
り好まれず、それは消費者により受容されないものとみなされる。炭素と違って
不利な美観を有さないゼオライトは、広範な臭気のタイプにわたって有効な臭気
制御を与えるものとみなされない。さらに、もう1つの不利益は、より有効なタ
イプの臭気制御ゼオライト、いわゆる中間比および高比SiO2 /AlO2 ゼオ
ライトもまた特に高価であることである。
【0006】 多成分臭気制御系、特にゼオライトを含むものについて特に重大なもう1つの
具体的な問題は、成分が吸収製品へのその組み込みの前に十分に混合されること
がそのような系において本質的であると言うことである。このことは、臭気制御
系が所望の位置で吸収製品の中に十分に均一に組み込まれ、それにより最大の臭
気制御の利益を与え得るためである。
【0007】 更に、吸収製品の中の臭気制御材料、特にゼオライトの多くの満足な組み込み
に関するさらにもう1つの問題は、臭気制御材料の粒子サイズに関する。ダスト
の形成なしに吸収製品に容易かつ均一に組み込まれるために、臭気制御粒子はあ
る程度の寸法を有する必要がある。ダストの形成はセーフティハザードとみなさ
れ、また、臭気制御粒子が典型的に組み込まれるラミネート構造の品質の低下も
もたらす。このことは典型的には、臭気制御粒子が接着剤を不活化し、ラミネー
トの結合を封鎖することにより起こり、またそれにより粒子がラミネートと製品
から出て行くことを許容する。従って、臭気制御材料は、それが最小粒子サイズ
を有するように好ましく与えられるべきことが望ましい。しかしながら、このこ
とを達成するためには、特定の製造または加工処理技術の使用がしばしば要求さ
れる。
【0008】 ダスト形成の問題に対処するために、例えば、水分を利用して吸収性ゲル化材
料の大きな粒子の表面に微粒子の臭気制御剤を粘着させることが示唆された。得
られる粒子は、より埃っぽくなく、扱いがより容易であり、より優れた臭気制御
を示す。しかしながら、そのような吸収性ゲル化材料粒子は、水を用いて臭気制
御剤の約10重量%までで充填され得るのみであることもまた観察された。
【0009】 例えば、WO91/12029において記載される吸収性ゲル化材料を含むそ
のような粒子の中の臭気制御剤の量を増やす試みは、粒子の中でのバインダー材
料の利用として存在した。典型的には、このことは、アグロマレーション(凝集
)として知られる流体化床装置を用いることにより達成され得る。しかしながら
、臭気制御粒子の中でのバインダー材料の使用に連なる問題は、バインダーは少
なくとも部分的に物理的に臭気制御活性材料を不活性化し得ることである。この
ことは、臭気制御活性材料の細孔部位の物理的被覆または遮蔽により起こり得る
ものであり、それにより部位は臭気性化合物にとって接近不可能になる。代わり
に、バインダー材料は、臭気制御活性材料を化学的に不活性にし得る。さらに、
粒子の中に含まれ得る臭気制御活性材料の量はバインダーとして水分を用いるプ
ロセスに比較して増加し得るけれども、粒子は、典型的には、粒子を形成するた
めに約10重量%のバインダー含有量を要求する。明らかに、この領域はこのと
き、臭気制御活性材料により占められ得ない。
【0010】 臭気制御粒子の中のバインダー材料の含有についてのさらにもう1つの問題は
、バインダーのタイプおよびバインダーの結合強度に依存して、粒子が液体排出
との接触の後でさえその一体性を保持するであろうことである。従って、製造の
立場からは性能の観点から吸収製品の中に凝集した臭気制御粒子を含ませること
が極めて望ましいけれども、結果として臭気制御活性材料の比率の多くが液体排
出と接触せず、したがって使用されないままであるのでこのことは非常に望まし
くない。
【0011】 従って、それが容易に取り扱われ、吸収製品の所望の位置に配置され得る様に
、バインダー材料の存在を必要とせず、その構造的一体性を保持する臭気制御粒
子を提供する必要が存在する。さらに、吸収製品の使用のあいだに個々の臭気制
御活性材料コンポーネントに分離し尽くす臭気制御粒子を提供する必要もまた存
在する。
【0012】 この度驚くべきことに、これらの目的は、乾燥圧力コンパクト化により形成さ
れた臭気制御活性材料を含む臭気制御粒子を提供することにより達成され得、そ
れはバインダーの存在を必要とせず、さらに液体との接触の際に活性化される粒
子分離手段をも含むことが見出された。
【0013】 発明の概要 従って、本発明は、生理用ナプキン、おむつ、失禁製品および汗取りパッドの
様な吸収製品において用途が見出される臭気制御粒子に関する。本発明の臭気制
御粒子は、臭気制御粒子の密度より小さい密度を有し、臭気制御粒子を形成する
ために乾燥圧力でコンパクト化されている臭気制御活性材料を含む。コンパクト
化された粒子はさらに有効量の液体活性化された分離手段を含む。本発明のコン
パクト化された臭気制御粒子は、粒子が製造のあいだによりすぐれた操縦性を提
供するために所望の粒子サイズを有するものとして提供され得、凝集した粒子と
違ってバインダーなしで形成され得る利点を提供する。加えて粒子は、粒子が液
体排出との接触の際にその個々のコンポーネントに分離し、したがってより優れ
た臭気制御性能を提供するように液体活性化分離手段をも含む。本発明は更に、
乾燥圧力コンパクト化による臭気制御粒子の形成の方法にもまた関する。
【0014】 発明の詳細な説明 従って、本発明は吸収製品における使用のための臭気制御粒子の提供に関し、
それは臭気制御活性成分および液体活性化粒子分離手段を含み、それは臭気制御
粒子を形成するために乾燥圧力コンパクト化される。
【0015】 本発明によれば、臭気制御粒子は、その目的のために当該技術において公知の
いずれの臭気制御活性材料も含む。ここでの使用にとって適切な臭気制御活性材
料は、ゼオライト、シリカ、カーボン、例えばエチレンジアミン四酢酸のような
キレート剤、シクロデキストリン、吸収性ゲル化材料(AGM)、抗微生物剤、
香料成分、マスキング剤、およびそれらの混合物を含む。特に好ましいものは、
ゼオライト、シリカ、AGM、キレート剤およびそれらの混合物である。最も好
ましいものは、ゼオライト、シリカおよびAGMの混合物である。ここでの使用
にとって適切なゼオライトは、天然由来かまたは合成的に製造されたかであり得
る。しかしながら、合成ゼオライトが好ましい。従って、ここでの使用にとって
適切なゼオライトには、ゼオライトA、ゼオライトP、ゼオライトY、ゼオライ
トX、ゼオライトDAY、ゼオライトZMS−5、またはそれらの混合物が含ま
れる。最も好ましいものは、ゼオライトA、ゼオライトYまたはそれらの混合物
である。好ましいカチオンは、I族およびII族の金属から選択され得るもので
あり、また、例えば亜鉛、銀および銅のような重金属も含み得る。ゼオライトも
また好ましくは疎水性であり、これは、典型的には、x対yの比が少なくとも1
、好ましくは1から500、最も好ましくは1から6である様に、SiO2 対A
lO2 含有量の分子比を増加させることにより達成され得る。同様に、合成およ
び天然由来のシリカ、すなわち二酸化ケイ素もまた利用され得る。最も好ましい
ものはシリカゲルである。しかしながら、いずれか他の公知の臭気制御活性成分
およびその組み合わせは、臭気制御活性材料が対抗すべき臭気に依存して当業者
により選択され得る。加えて、本発明の更なる利益は、コンパクト化された臭気
制御粒子の中の成分としてAGMが利用されるときAGMのゲルブロッキングの
問題が顕著に減少することであることが観察された。
【0016】 本発明によれば、コンパクト化された臭気制御粒子は更に、有効量の液体活性
化粒子分離手段を含む。粒子の中へのそのような分離手段の組込みは、粒子が均
一且つダスト形成の問題なしに吸収製品に導入されることを可能とする。さらに
、一旦吸収製品が使用され、粒子が液体排出との接触に至ると、粒子は、好まし
くは個別の臭気制御活性材料成分のそれぞれに分離し尽くす。それによりこのこ
とは、すべての臭気制御活性成分が液体排出との接触に至ること及びまた液体接
触のためにより広い表面積をも提供することを保証する。この様式において、粒
子により提供される臭気制御の利益が更に増加する。
【0017】 本発明によれば、ここで用いられる液体活性化分離手段と言う術語は、コンパ
クト化された臭気制御粒子の中に含まれ、25℃で1mlの蒸留水の液滴と接触
するときここで定義される粒子分離が10回の試験の平均で10分以内、好まし
くは5分以内、より好ましくは1分以内および最も好ましくは30秒以内に起こ
る材料を称する。
【0018】 ここで用いられるものとして粒子分離と言う術語は、本発明のコンパクト化さ
れた臭気制御粒子がもはや構造的一体性を示さず、少なくとも1種の臭気制御活
性材料がもはやコンパクト化された粒子と関連しないときを称する。
【0019】 臭気制御粒子の中に含まれる液体活性化粒子分離手段の有効量は当業者により
容易に定量され得、上記粒子分離を保証するために十分な量存在するように選択
される。要求される量は、基本的に、粒子の中に含まれる異なるタイプの臭気制
御活性材料の性質と数、粒子の量と密度、コンパクト化強度と分離手段それ自体
の強度を含む多数の要因に依存する。典型的には、分離手段対臭気制御活性材料
の全重量の重量比は、1:10から10:1、好ましくは1:7から7:1、よ
り好ましくは1:5から5:1、最も好ましくは1:2から2:1である。
【0020】 本発明によれば、本明細書で上記定義される液体活性化の際の粒子分離を引き
起こすいずれの材料も利用され得る。典型的には分離手段は2つのカテゴリーに
入る、すなわち、物理的粒子分離手段および化学的粒子分離手段である。物理的
分離による分離は、分離を引き起こすために物理的手段が液体と物理的に相互作
用するときに起こる。このことは膨潤、収縮、吸収または可溶化のような機構を
介して起こり得る。液体との化学的相互作用による分離は、分離手段が得られる
生成物およびしばしば副生成物を作り出す液体との接触の際に化学反応を被ると
きに起こる。このことは粒子分離を加速するので、そのような化学反応の生成物
は出発材料と同じ物理的状態で存在し得るかまたは好ましくは異なる物理的状態
で存在する。最も好ましくは、そのような化学的分離の生成物の少なくとも1つ
は気体状態で存在する。
【0021】 ここでの使用にとって適切な物理的分離手段の例には、好ましくは少なくとも
85%、より好ましくは少なくとも95%、最も好ましくは少なくとも98%の
加水分解レベルを有するポリビニルアルコールが含まれる。ポリビニルアルコー
ルはポリ酢酸ビニルの加水分解により調製され、従って、ここで用いられる加水
分解レベルと言う術語は、水酸基による酢酸エステル基の置換のモルにおけるパ
ーセントを称する。
【0022】 ここでの使用にとって適切な他の材料には、特にアルカリ金属、アルカリ土類
金属の完全な塩または部分塩ならびにアルミニウム、亜鉛、鉄塩の形態の架橋ア
クリル酸およびそのコポリマー、並びにポリ(メタクリル酸)、ポリアクリルア
ミド、ポリ(N,N−ジメチルアクリルアミド)およびポリメチルアクリルアミ
ド、架橋ポリビニルピロリドン、ポリビニルピロリドンのコポリマー、特に酢酸
ビニルを含むもの、ポリメチル、ポリエチル、またはポリブチルビニルエーテル
並びに例えばメチルビニルエーテルとマレイン酸無水物またはマレイン酸のコポ
リマーのようなビニルエーテル由来のコポリマー、約100,000から8,0
00,000ダルトンの分子量を有するポリエチレンオキサイド、およびポリエ
チレンイミン、ポリアクロレイン、スチレン・マレイン酸無水物コポリマー、エ
チレン・マレイン酸無水物コポリマー、ポリジメチルアミノエチルメタクリレー
ト、ポリアルキレンポリアミン、ポリ(ビニルベンジルトリメチルアンモニウム
クロライド)と同様の第4級アンモニウムポリマー、ポリ無水マレイン酸、低分
子量フェノールホルムアルデヒド樹脂、低分子量尿素ホルムアルデヒド樹脂のよ
うなポリマー、および塩化ナトリウムおよび塩化カリウムおよび硫酸塩のような
水溶性塩およびそれらの混合物が含まれる。
【0023】 ここでの使用にとって適切な化学的分離手段には、重炭酸ナトリウムおよびカ
リウム、クエン酸塩、酒石酸塩、酒石酸、クエン酸およびそれらの混合物が含ま
れる。加えて、分離手段はまた、物理的分離手段と化学的分離手段の混合物をも
含み得る。最も好ましい態様においては、粒子分離に加えて粒子分離手段もまた
、AGMのような臭気制御利益供与体として機能する。
【0024】 本発明によれば、臭気制御粒子は、以下の例においてより完全に記載される臭
気制御活性材料のプレスロールを用いての高圧コンパクト化を用いる単純である
が有効な方法を用いて調製され得る。この方法は、バインダー材料を必要とする
通常の湿潤凝集技術に対してより優れた別の方法を提供する。
【0025】 本発明によれば、臭気制御粒子はバインダーなしで調製される。本明細書で用
いられるものとしてのバインダーと言う術語は、GELFORM、PURAGE
L、LAVERAL、MALTRINおよびMETHOCELのようなさまざま
の商品名の下で商業上周知のバインダー材料を称する。一般的に、それらのバイ
ンダーは、水または血液および尿のような体液中で溶解性または分散性である。
化学的には、そのようなバインダーは、さまざまのでんぷん、セルロース、修飾
でんぷん、修飾セルロース、アカシアガム、アラビアガム、可溶性ゼラチン材料
またはそれらの混合物を含む。
【0026】 本発明によれば、コンパクト化された臭気制御粒子は所望のいずれの粒子サイ
ズも有し得るし、従って、考えられる粒子の最終用途にしたがって選択され得る
。典型的には、生理用ナプキンの様な吸収製品における応用のために、粒子は好
ましくは、粒子の5%未満が直径にして1.7mmより大きく、5%未満が直径
にして0.15mm未満であるような平均粒子サイズを有するべきである。好ま
しくは、平均粒子サイズは0.1mmから2.0mmであり、好ましくは0.2
mmから0.7mmであり、最も好ましくは0.3mmから0.5mmである。
粒子サイズはふるい分析により容易に決定され得る。
【0027】 本発明の臭気制御粒子は吸収製品の中で特定の実用性がある。特に、適切な吸
収製品には、生理用ナプキン、パンティライナー、おむつ、失禁製品および汗取
りパッドが含まれる。特に、本発明は、生理用ナプキンおよびパンティライナー
に応用を見出される。
【0028】 吸収製品 本発明の方法の実用性をより完全に評価するために、典型的な使い捨て吸収製
品の記載が続く。
【0029】 典型的には吸収製品は、液体透過性トップシート、液体不透過性バックシート
およびトップシートとバックシートの間に位置する吸収構造を具備する。
【0030】 トップシート トップシートは柔順であり、柔軟な感触があり、着用者の皮膚に刺激がない。
トップシートはまた、トップシートの一部においてまたはその延長にわたって1
または2方向に伸長されることを可能とする弾力特性も有し得る。さらに、トッ
プシートは、流体(例えば経血および/または尿)がその厚さを容易に貫通する
ことを可能として流体透過性である。適切なトップシートは、製織および不織材
料、開孔形成された熱可塑性フィルム、開孔されたプラスチックフィルム、およ
び油圧形成された熱可塑性フィルムのようなポリマー性材料、および熱可塑性ス
クリムのような広範な材料から製造され得る。適切な製織および不織材料は、天
然繊維(例えば木材または綿繊維)、合成繊維(例えば、ポリエステル、ポリプ
ロピレン、またはポリエチレン繊維のようなポリマー性繊維)または天然および
合成繊維またはバイ/マルチコンポーネント繊維から構成され得る。
【0031】 本発明における使用にとって好ましいトップシートは、ハイロフト不織トップ
シートおよび開孔形成されたフィルムトップシートから選択される。開孔形成さ
れたフィルムはトップシートとして特に好ましい。と言うのは、それは身体滲出
物に対して透過性であり、さらに吸収性がなく、流体が逆流し、着用者の皮膚を
再び濡らすことを許容する傾向が少ないからである。従って、身体と接触する形
成されたフィルムの表面は乾いたままであり、それにより、身体の汚れを減少さ
せ、着用者にとってより快適な感触を作り出す。適切な形成されたフィルムは米
国特許第3,929,135号、米国特許第4,324,246号、米国特許第
4,342,314号、米国特許第4,463,045号、および米国特許第5
,006,394号において記載されている。特に好ましい微小開孔形成フィル
ムトップシートは、米国特許第4,609,518号および米国特許第4,62
9,643号において開示されている。本発明にとって好ましいトップシートに
は、上記特許の1以上において記載され、「DRI−WEAVE」としてオハイ
オ州シンシナチのザ・プロクター&ギャンブル・カンパニーにより生理用ナプキ
ン上で販売されている形成されたフィルムが含まれる。
【0032】 液体通過経路の均一分布ではなく液体通過経路を含むトップシートの部分のみ
を有するトップシートもまた本発明により考慮される。典型的には、そのような
トップシートは、それが液体について中央で透過性であり周辺で不透過性である
トップシートとなるように配向される液体通過経路を有するであろう。
【0033】 形成されたフィルムトップシートの身体表面は、身体表面が親水性ではない場
合よりも液体がトップシートをより速く移行し通過することを補助するように親
水性であり得る。好ましい態様において、界面活性剤が、PCT公開WO93/
09741において記載されているような形成されたフィルムトップシートのポ
リマー性材料に含まれる。代わりに、トップシートの身体表面は、米国特許第4
,950,254号において記載されているような界面活性剤で処理することに
より親水性とされ得る。
【0034】 もう1つの別態様はいわゆるハイブリッドトップシートであり、それは繊維性
およびフィルム状の構造を含む。そのようなハイブリッドトップシートの特に有
用な態様は、PCT公開WO93/09744、WO93/11725またはW
O93/11726において開示されている。
【0035】 トップシートは典型的には吸収構造の全体にわたって伸び、その領域の外側で
、吸収構造と同じ広がりを持つ。トップシートは伸びて、好ましいサイドフラッ
プ、サイドラップ要素またはウイングの部分または全てを形成し得る。
【0036】 トップシートに言及するとき、多層構造または1層構造が考えられる。上記ハ
イブリッドトップシートはそのような多層設計であるがしかし、1次および2次
トップシート設計のような他の多層トップシートもまた考えられる。
【0037】 吸収性コア 本発明によれば、ここでの使用にとって適切な吸収性コアは、当該技術におい
て公知の吸収性コアまたはコアシステムのいずれかから選択され得る。ここで用
いられるものとして、吸収性コアと言う術語は、その1次機能が流体を吸収し、
貯蔵し、および分配することであるいずれかの材料または複数の材料層を称する
【0038】 本発明によれば、吸収性コアは、以下のコンポーネント、すなわち、(a)好
ましくは2次の任意流体分配層といっしょの任意の1次流体分配層、(b)流体
貯蔵層、(c)貯蔵層の下にある任意の繊維性(「ダスチング」)層、および(
d)他の任意コンポーネントを含み得る。
【0039】 a1次/2次流体分配層 本発明による吸収性コアの1つの任意のコンポーネントは、1次流体分配層お
よび2次流体分配層である。1次分配層は典型的にはトップシートの下にあり、
それと流体連通している。トップシートは、獲得された流体を貯蔵層への最終分
配のためにこの1次分配層に移行させる。1次分配層を通る流体のこの移行は、
厚さにおいてのみならず、吸収製品の長さおよび幅方向に沿ってもまた起こる。
また、任意であるが好ましい2次分配層は典型的には1次分配層の下にあり、そ
れと流体連通する。この2次分配層の目的は、1次分配層から流体を容易に獲得
し、それを下にある貯蔵層に急速に移行させることである。このことは、下にあ
る貯蔵層の流体容量が完全に利用されることを助ける。流体分配層は、そのよう
な分配層にとって典型的ないずれかの材料で構成され得る。
【0040】 b流体貯蔵層 流体連通して位置し、典型的には1次または2次分配層の下にあるものは、流
体貯蔵層である。流体貯蔵層は、いずれか通常の吸収性材料またはそれらの組み
合わせを含み得る。それは好ましくは、本発明の臭気制御粒子の中に与えられ得
る吸収性ゲル化材料に加えて吸収性ゲル化材料を含み、通常は適切な担体と組み
合わせで「ヒドロゲル」、「超吸収性剤」、「ヒドロコロイド」材料と称される
【0041】 吸収性ゲル化材料は多量の水性体液を吸収することが可能であり、さらに、穏
やかな圧力の下でそのような吸収された流体を保持することが可能である。吸収
性ゲル化材料は、適切な担体中で均一または不均一に分散され得る。適切な担体
は、それがそれ自体吸収性であるならば、単独でもまた用いられ得る。
【0042】 ここでの使用にとって適切な吸収性ゲル化材料には、非常に高頻度に、実質的
に水に不溶性で、わずかに架橋していて、部分的に中和されているポリマー性ゲ
ル化材料が含まれる。この材料は、水との接触に際にヒドロゲルを形成する。そ
のようなポリマー材料は、当該技術において周知である重合性不飽和酸含有モノ
マーから調製され得る。
【0043】 適切な担体には、天然、修飾または合成繊維、特にフラッフ(毛羽)および/
またはティッシュの形態における修飾されたかまたは修飾されていないセルロー
ス繊維のような吸収構造において通常利用される材料が含まれる。適切な担体は
吸収性ゲル化材料とともに用いられ得るが、しかしながら、それは、単独でまた
は組み合わせでもまた用いられ得る。最も好ましいものは、生理用ナプキンおよ
びパンティライナーのコンテキストにおけるティッシュまたはティッシュラミネ
ートである。
【0044】 本発明により作られる吸収構造の1つの態様には、ティッシュをそれ自体に折
ることにより形成される2層ティッシュラミネートが含まれる。それらの層は、
例えば、接着剤により、または機械的な噛み合わせにより、または水素架橋結合
により互いに結合し得る。吸収性ゲル化材料または他の任意の材料が層の間に含
まれ得る。
【0045】 硬化されたセルロース繊維のような修飾されたセルロース繊維もまた用いられ
得る。合成繊維もまた用いられ得、酢酸セルロース、ポリフッ化ビニル、ポリ塩
化ビニリデン、(オーロン(Orlon)のような)アクリル、ポリ酢酸ビニル
、不溶性ポリビニルアルコール、ポリエチレン、ポリプロピレン、(ナイロンの
ような)ポリアミド、ポリエステル、バイコンポーネント繊維、トリコンポーネ
ント繊維、それらの混合物などで作られたものが含まれる。好ましくは、繊維表
面は親水性であるかまたは親水性となるように処理される。貯蔵層はまた、液体
保持を向上させるため、パーライト、珪藻土、バーミキュライトなどの様なフィ
ラー材料をも含み得る。
【0046】 もし吸収性ゲル化材料が担体中で不均一に分散されるならば、それにもかかわ
らず貯蔵層は局所的に均一であり得る、すなわち、貯蔵層の寸法の範囲内の1つ
またはいくつかの方向において分布勾配を有する。不均一分布はまた吸収性ゲル
化材料を部分的にまたは完全に取り囲む担体のラミネートをも称する。
【0047】 c任意の繊維性(「ダスチング」)層 本発明による吸収性コアにおける包含のための任意のコンポーネントは、貯蔵
層に隣接し、典型的には下にある繊維性層である。この下にある繊維性層は典型
的には「ダスチング」層と称される。と言うのは、それは吸収性コアの製造のあ
いだに貯蔵層の中に吸収性ゲル化材料を堆積させるものの上に基材を提供するか
らである。実際、吸収性ゲル化材料が繊維、シートまたはストリップのような巨
視的構造の形態で存在する事例においては、この繊維性の「ダスチング」層は含
まれる必要がない。しかしながら、この「ダスチング」層は、パッドの長さに沿
っての流体の急速な吸収のような幾つかの付加的な流体操縦能力を提供する。
【0048】 d吸収構造の他の任意コンポーネント 本発明による吸収性コアは、吸収性ウエブにおいて通常存在する他の任意コン
ポーネントを含み得る。例えば、補強スクリムは、吸収性コアのそれぞれの層の
中にまたはそれぞれの層の間に位置し得る。そのような補強スクリムは、流体移
行に対して界面バリアを形成しないような形状であるべきである。熱的な結合の
結果として通常できる構造的一体性が与えられれば、補強スクリムは通常は熱的
に結合された吸収構造のために必要とされない。
【0049】 バックシート バックシートは基本的には、吸収構造において吸収され含まれている滲出物が
アンダーパンツ、パンツ、パジャマおよび下着の様な吸収製品と接触する製品を
濡らすことを防止する。バックシートは好ましくは液体(例えば経血および/ま
たは尿)に対して不透過性であり、好ましくは薄いプラスチックフィルムから製
造される。しかしながら、他の可撓性液体不透過性材料もまた用いられ得る。こ
こで用いられるものとして、「可撓性」と言う術語は、柔順であり、ヒトの身体
の一般的形態および輪郭に容易に合致する材料を称する。バックシートもまた、
それを1または2方向に伸長させることを可能とする弾力特性を有し得る。
【0050】 バックシートは典型的には吸収構造の全体にわたって伸び、好ましいサイドフ
ラップ、サイドラップ要素またはウイングの部分またはすべてに伸び、それらを
形成し得る。
【0051】 バックシートは、製織または不織材料、ポリエチレンまたはポリプロピレンの
熱可塑性フィルムのようなポリマー性フィルム、またはフィルムで覆われた不織
材料のような複合材料を含み得る。好ましくは、バックシートは、約0.012
mm(0.5ミル)から約0.051mm(2.0ミル)の厚さを有するポリエ
チレンフィルムである。
【0052】 典型的なポリエチレンフィルムは、名称P18−0401の下でオハイオ州シ
ンシナチのクロペイ・コーポレーション(Clopay Corporatio
n)によりおよび名称XP−39385の下でインディアナ州テールホート(T
erre Haute)のビスクイーン・ディビジョン(Visqueen D
ivision)のエチル・コーポレーションにより製造される。バックシート
は好ましくはより布のような外観を与えるためにエンボス加工され、および/ま
たはつや消し仕上げされる。
【0053】 本発明の好ましい態様によれば、吸収製品のバックシートは、水蒸気透過性で
あり、従って、少なくとも1枚の気体透過性層を具備する。適切な気体透過性層
は、2次元平面微視的および巨視的多孔性フィルム、巨視的に伸長されたフィル
ム、開孔形成されたフィルムおよび切れ目のないフィルムを含む。本発明によれ
ば、前記層の中の開孔はいずれの形状でも良く、しかし好ましくは球状または長
方形であり、また寸法が変化していても良い。開孔は、好ましくは、層の表面全
体にわたって均一に分布するが、しかしながら、開孔を有するある種の領域の表
面のみを有する層もまた考えられる。
【0054】 バックシートの適切な2次元平面層は当該技術において公知のいずれかの材料
で作られ得るが、しかし、好ましくは通常入手可能なポリマー性材料から製造さ
れる。適切な材料は例えば、いわゆる呼吸性被服におけるその応用のための当該
技術において周知のゴルテックス(商標)またはシンパテックス(商標)タイプ
の材料である。他の適切な材料には、アメリカ合衆国ミネソタ州セントポールの
ミネソタ・マイニング・アンド・マニュファクチュアリング・カンパニーのXM
P−1001およびエクソン・ケミカル・カンパニーにより供給されるエグゼア
(Exxaire)XBF−101Wが含まれる。ここで用いられるものとして
、2次元平面層と言う術語は、1mm未満、好ましくは0.5mm未満の深さを
有する層を称し、そこでは、開孔はその長さに沿って平均均一直径を有し、それ
は層の平面から突出しない。本発明におけるバックシートとしての使用のための
開孔された材料は、EPO293482およびその中に参照文献において記載さ
れているような当該技術において公知の方法のいずれかを用いて製造され得る。
加えて、この方法により作り出される開孔の寸法は、バックシート層の平面にわ
たって力を掛けることにより(すなわち層を伸長することにより)増加し得る。
【0055】 適切な開孔形成されたフィルムには、それにより突起を形成するコアに向かう
層の着衣に面する表面の水平面を超えて伸びる別々の開孔を有するフィルムが含
まれる。その突起はその終止末端に位置するオリフィスを有する。好ましくは、
前記突起は、米国特許第3,929,135号において記載されているものと同
様の漏斗形態のものである。突起の終止部におけるオリフィスの断面寸法または
面積が層の着衣に面する表面の中に位置する開孔の断面寸法または面積より小さ
いならば、突起それ自体の終止末端に位置する平面およびオリフィスの中に位置
する開孔は円形または非円形であり得る。好ましくは、前記開孔されてあらかじ
め形成されたフィルムは、それがコアに向かって完全ではないにしても少なくと
も実質的には完全な1方向性流体輸送をするように1方向性である。
【0056】 ここでの使用にとって適切な巨視的に拡張されたフィルムには、例えば、米国
特許第4,637,819号および米国特許第4,591,523号において記
載されているフィルムが含まれる。
【0057】 適切な切れ目のないフィルムには、アメリカ合衆国のデュポン・コーポレーシ
ョンから入手可能なハイトレル(Hytrel;登録商標)およびエルフ・アト
ケム(Elf Atochem)(フランス)から入手可能なペバックス(Pe
bax;登録商標)およびBFグッドリッチ(ベルギー)から入手可能なエステ
ーン(Estane;登録商標)のようなデュポン・ド・ヌムール・インターナ
ショナルS.A.スイスでのJ−C.カーディナル(Cardinal)および
Y.トルイレ(Trouilhet)によるインデックス93コングレス、セッ
ション7A「不織布への価値の付加」において記載されているような他の材料が
含まれる。
【0058】 本発明にとって特に好ましいバックシートは、微小多孔性で開孔形成されたフ
ィルムのような上記から選択された少なくとも1層及び上記列挙されたバックシ
ートからもまた選択され得、繊維性織布または不織布であり得る付加層を含む少
なくとも2層を具備する。最も好ましい呼吸性バックシート部材は、微小多孔性
フィルムおよび開孔形成されたフィルムまたは微小多孔性フィルムおよび疎水性
不織布または製織布を含む。
【0059】 従って、本明細書で上記されるコンポーネントに加えて、吸収製品はまた、ウ
イングおよびサイドフラップ、下着接着手段、リリースペーパー、ラップ要素、
ファスナー手段などのようなその意図される用途のコンテキストにおいて製品に
とって典型的であるすべての特徴および部品をも含む。
【0060】 本発明によれば、吸収製品は、当該技術において周知のいずれかの手段により
トップシート、バックシートおよび吸収性コアのようなさまざまの要素を結合さ
せることにより構築される。例えば、バックシートおよび/またはトップシート
は、接着剤の均一連続層、接着剤のパターン化された層、または接着剤の分離し
た線、螺旋または点の配列により吸収性コアにまたは互いに結合され得る。代わ
りに、それら要素は、熱結合、圧力結合、超音波結合、動的機械的結合または当
該技術において公知のいずれか他の適切な結合手段およびそのいずれかの組み合
わせにより結合され得る。
【0061】 臭気制御粒子は、当該技術において開示される方法のいずれかにより吸収製品
に組み込まれ得る。典型的には、臭気制御粒子は、吸収性コア構造の中に配置さ
れ、例えば、粒子は、吸収製品のコア上に層とされ得るかまたは吸収性コアの繊
維の中に混合され得る。臭気制御系は、好ましくは、空気載置セルロースティッ
シュの2層の間に含まれる。任意に、粒子は、例えば、ホットメルト接着剤また
はいずれか適切な結合系により2つのセルロースティッシュ層のあいだに結合さ
れ得る。接着剤はまた、好ましくは、ラミネートに付着しないいずれかルーズな
臭気制御粒子がラミネートから出て行けないようにラミネートの端部が互いに付
着することを保証するようにラミネートの端部上にも配置される。より好ましく
は、臭気制御粒子は、WO94/01069の開示により層状構造に組み込まれ
る。
【0062】 本発明によれば、吸収製品において用いられ得る臭気制御粒子の量は、吸収製
品のタイプおよび吸収製品の寸法を考慮すれば当業者により容易に決定され得る
。例えば、吸収製品は、0.2gから15g、好ましくは0.5から5g、最も
好ましくは1.5gから2.5gの前記臭気制御粒子を含み得る。典型的には、
生理用ナプキンは、0.5gから10g、好ましくは1gから8g、最も好まし
くは1.5gから6.5gの前記臭気制御粒子を含むであろう。
【0063】 臭気制御粒子の調製 本発明によれば、臭気制御粒子は、単純であるが有効な方法を用いて調製され
得る。その方法は、以下の例においてより完全に記載されるプレスロールを用い
ての臭気制御活性材料の高圧コンパクト化を含む。この方法は、バインダー材料
を必要とする従来の湿潤凝集技術に対してより優れた代替案を提供する。
【0064】 基本的に、圧力(加圧)コンパクト化方法は以下の工程を含む。第1に、用い
られる臭気制御活性材料は、均一混合物を形成する様に組み合わせられる。活性
成分の混合物は次いで、空気を除去し、活性成分の高密度化をよりすぐれたもの
とし、要求される粒子サイズを得るために予備濃縮器(垂直スクリュー)の中で
予備濃縮される。その混合物は次いで、タブレットを形成する様に10から10
0KN/cm2 で選択される圧力でコンパクト化装置(タイプ:シリーズL20
0/50Pスムーズロール)によりコンパクト化される。そのタブレットは次い
で、最終的に、要求されるサイズの臭気制御粒子を形成する様に粉砕される。コ
ンパクト化の結果として、得られる臭気制御粒子の密度は、コンパクト化プロセ
スの前の臭気制御活性物質の混合物の密度の少なくとも40%まで、好ましくは
100%、より好ましくは150%および最も好ましくは少なくとも200%ま
で増加する。
【0065】 例1:臭気制御粒子 0.0035mmの粒子サイズを有する0.74gのジーロット(ゼオライト
、ウェサリス(Wessalith)P、デグッサ(Degussa)から入手
可能)、0.009mmの粒子サイズを有する1.0gのシリカ(シリカ、シロ
ブランク82、グレース(Grace)から入手可能)および0.45mmの粒
子サイズを有する0.74gのAGM(AGM−アクアイック(Aquaic)
L74、ショクバイから入手可能)が互いに混合される。次いで混合物が予備圧
縮され、空気がそこから除去される。次いで、混合物は、タブレットを製造する
ために、高圧コンパクト化ロールプレス(ドイツのホソカワ・ベパックスGmb
Hから入手可能)を用いてコンパクト化される。次いで、タブレットは、チップ
またはフレークに予備破壊され、次いでそれは所望のサイズの臭気制御粒子を形
成する様に粉砕される。次いで粒子は、ふるいを通過させることによりスクリー
ニングされ、大きすぎる粒子と細かすぎる粒子は再処理工程にリサイクルされる
【0066】 例2:臭気制御粒子 上記臭気制御活性材料に加えて0.5gのEDTA(ドイツのBASFから入
手可能)が加えられたことを除いて例1のようにした。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GE,GH,GM,HR ,HU,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP, KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,L V,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI, SK,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,U S,UZ,VN,YU,ZW (71)出願人 ONE PROCTER & GANBL E PLAZA,CINCINNATI, OHIO,UNITED STATES OF AMERICA (72)発明者 ギャグリアルディ、イバーノ イタリア国、アイ − 65123 ペスカー ラ、ビア・モンタナラ 29 (72)発明者 ディボ、ミヒャエル ドイツ連邦共和国、デー − 61381 フ リードリヒスドルフ、フェルトベルクシュ トラーセ 14 (72)発明者 フェボ、ピエトロ イタリア国、アイ − 65126 ビア・シ ー・コロンボ 38 Fターム(参考) 4C003 HA01

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸収製品のための臭気制御粒子であって、前記臭気制御粒子
    は粒子サイズを有し、前記臭気制御粒子は臭気制御活性材料を含み、前記臭気制
    御活性材料のそれぞれは前記臭気制御粒子の密度未満の密度を有し、前記臭気制
    御活性材料は前記臭気制御粒子を形成するためにバインダーなしでコンパクト化
    され、前記粒子はさらに有効量の液体活性化粒子分離手段を含む臭気制御粒子。
  2. 【請求項2】 前記臭気制御粒子が前記臭気活性材料の密度より少なくとも
    40%大きな密度を有する請求項1記載の臭気制御粒子。
  3. 【請求項3】 前記粒子が0.1mmから0.7mmの平均粒子サイズを有
    する請求項1または2記載の臭気制御粒子。
  4. 【請求項4】 前記臭気制御粒子が前記臭気制御活性材料の密度より少なく
    とも100%大きい密度を有する請求項3記載の臭気制御粒子。
  5. 【請求項5】 前記臭気制御活性材料がゼオライト、シリカ、吸収性ゲル化
    材料、キレート剤、活性炭およびそれらの混合物から選択される請求項1記載の
    臭気制御粒子。
  6. 【請求項6】 前記臭気制御活性材料がゼオライト、シリカおよび吸収性ゲ
    ル化材料である請求項5記載の臭気制御粒子。
  7. 【請求項7】 前記液体活性化粒子分離手段が物理的分離手段である請求項
    1ないし6のいずれか1項記載の臭気制御粒子。
  8. 【請求項8】 前記物理的分離手段が吸収性ゲル化材料、ポリビニルアルコ
    ール、塩化ナトリウムまたはそれらの混合物から選択される請求項7記載の臭気
    制御粒子。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし8のいずれか1項記載の0.2gから15g
    、好ましくは0.5gから5gの臭気制御粒子を含む吸収製品。
  10. 【請求項10】 トップシート、吸収性コアおよびバックシートを具備し、
    前記コアが前記バックシートと前記トップシートの中間にあり、前記バックシー
    トが水蒸気透過性である請求項9記載の吸収製品。
  11. 【請求項11】 a)臭気制御活性材料と粒子分離手段を混合する工程、 b)前記臭気制御活性材料および前記粒子分離手段を予備濃縮する工程、 c)タブレットを形成するために前記臭気制御活性材料と前記粒子分離手段と
    を乾燥圧力コンパクト化する工程、 d)前記臭気制御粒子を形成するために前記タブレットを粉砕する工程 を具備する請求項1ないし8のいずれか1項記載の臭気制御粒子を形成する方法
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