JPH1151247A - バルブ操作器の分解用治具 - Google Patents

バルブ操作器の分解用治具

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JPH1151247A
JPH1151247A JP21224897A JP21224897A JPH1151247A JP H1151247 A JPH1151247 A JP H1151247A JP 21224897 A JP21224897 A JP 21224897A JP 21224897 A JP21224897 A JP 21224897A JP H1151247 A JPH1151247 A JP H1151247A
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浩司 泉
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バルブ操作器のスプリングユニットを現場で
分解する場合、スプリングの反力に抗してスプリング押
えを締付け保持している複数のナットをスパナで順次徐
々に緩めながら取り外しているため、スプリングユニッ
トの分解・組立が頗る困難となって作業性が悪かった。 【解決手段】 アクチュエータロッド1の系統にスプリ
ング押え圧動手段13を着脱可能に取り付けて該スプリ
ング押え圧動手段13をスプリング押え5に当接させ、
該スプリング押え5の中央部をスプリング4の反力に抗
して前記スプリング押え圧動手段13で押動させるよう
に構成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、スプリングユニ
ットを備えたバルブ操作器の分解用治具に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図7はピストンシリンダ型バルブ操作器
のスプリングユニット部分を示す断面図である。図にお
いて、1はバルブ操作器のアクチュエータロッド、1a
はそのアクチュエータロッド1の上端ネジ部であり、か
かるアクチュエータロッド1の下端には流路開閉用のバ
ルブ(図示せず)が連結されている。
【0003】2はアクチュエータロッド1の上端部に連
結されたピストンであり、このピストン2は後述するス
プリング4を当接させるためのスプリング受けを兼ねて
いる。2aはそのピストン2の中央孔部であり、この中
心孔部2aをアクチュエータロッド1の上端部に嵌め込
んだ後、該アクチュエータロッド1の上端ネジ部1aに
ナット3を螺合して締付けることにより、アクチュエー
タロッド1の上端部にピストン2が着脱可能に取付けら
れている。
【0004】4はピストン2を介してアクチュエータロ
ッド1を一方向(例えばバルブ閉方向)に付勢するコイ
ル状のスプリング、5はそのスプリング押え、5aはス
プリング押え5の中央孔部、5b,5bはスプリング押
え5の取付孔、6はスプリング押え5が着脱可能に取付
けられた複数のロッド部材であり、これらのロッド部材
6は前記ピストン2に螺合植立されている。7は各ロッ
ド部材6に上端側から螺合したナットであり、該ナット
7で前記スプリング押え5を締付けることにより、該ス
プリング押え5と前記ピストン2との間でスプリング4
を圧縮させている。
【0005】以上において、スプリング4とスプリング
押え5とロッド部材6およびナット7はスプリングユニ
ット8を構成しており、このスプリングユニット8は操
作器のシリンダケース9に内蔵され、該シリンダケース
9は下蓋となるボンネット10にボルト・ナット11で
着脱可能に取付けられている。なお、10aは前記ボン
ネット10に設けられた空気入出口である。
【0006】次にスプリングユニット8の工場での組立
・分解について説明する。まず、組立に際しては、ピス
トン2の中央孔部2aをアクチュエータロッド1の上端
部に嵌め込んだ後、該アクチュエータロッド1の上端ネ
ジ部1aにナット3を螺合することにより、アクチュエ
ータロッド1とピストン2を組付ける。その後、ピスト
ン2のロッド部材6の外側にスプリング4を嵌め込んだ
後、そのロッド部材6にスプリング押え5の取付孔5a
を嵌め込むことによって、ピストン2とスプリング押え
6との間にスプリング4を介在させる。
【0007】この状態において、プレス機(図示せず)
を使用し、該プレス機でピストン2とスプリング押え6
を相対方向に圧縮させることによって、スプリング4を
自然長より撓み圧縮させ、該撓み圧縮状態が保持される
ように前記ロッド部材6にナット7を螺合することによ
り、スプリングユニット8が組み立てられる。
【0008】次いで、シリンダケース9をボンネット1
0にボルト・ナット11で着脱可能に締付け固定するこ
とにより、バルブ操作器が組み立てられる。このように
組み立てたバルブ操作器を分解する必要が生じた場合
は、上記組み立て時とは反対の手順で行えばよい。
【0009】上記バルブ操作器は、メンテナンスのため
にプラント現場で分解し、ピストン2やスプリング4お
よびスプリング押え5等を必要に応じて交換する必要が
ある。
【0010】そこで、バルブ操作器のプラント現場での
分解について説明する。この場合、まず、ボンネット1
0からシリンダケース9を取り外した後、スパナ等を使
用して各ロッド部材6のナット7を1個ずつ緩めながら
順次取り外す。このようにして全てのナット7を取り外
せば、スプリング押え5およびスプリング4ならびにピ
ストン2を取り外すことができる。上記の手順で分解し
たバルブ操作器を、プラント現場で組み立てるには、分
解時とは反対の手順で行えばよい。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来のバルブ操作器は
以上のように構成されているので、スプリング反力が極
めて大きなスプリングユニット8を工場で組み立てる際
にはプレス機を使用できるために、その組立作業を無難
に遂行できるが、前記スプリングユニット8をメンテナ
ンス等のためにプラント現場で分解する際、プラント現
場にはプレス機が常備されておらず、しかも、該プレス
機は大きく嵩張って重量も相当に大きいため、プラント
現場に搬入することができず、このため、プラント現場
ではスパナを使用して各ロッド部材6のナット7を1個
ずつ順次緩めながら取り外さなければならないが、それ
らのナット7には大きなスプリング反力が個々に作用し
ているため、該ナット7をなかなか緩めることができ
ず、緩めることができたとしても、この場合、個々のナ
ット7を徐々にバランスよく緩めなければならないばか
りか、その作業をバルブ操作器設置場所の狭いスペース
で行わなければならず、従って、全てのナット7を取り
外すまでに多くの労力と時間を費やすなど、スプリング
ユニット8の分解作業に困難を来すという課題があっ
た。
【0012】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、バルブ操作器設置場所の狭いスペ
ースにおいても、スプリングユニットの分解・組立作業
を頗る簡単に手際よく行うことができ、その作業性を大
幅に向上させることができるバルブ操作器の分解用治具
を得ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
るバルブ操作器の分解用治具は、流路開閉用のバルブに
開閉駆動力を伝達するアクチュエータロッドに設けられ
たスプリング受けと、このスプリング受けを介して前記
アクチュエータロッドを一方向に付勢するスプリング
と、前記スプリング受けに連接された複数のスプリング
押え取付用のロッド部材と、このロッド部材に軸方向へ
移動可能で且つ着脱可能に取付けられ、前記スプリング
受けとの間で前記スプリングを圧縮方向に押えるスプリ
ング押えと、前記ロッド部材に螺合されて前記スプリン
グ押えをスプリング圧縮方向に締め付ける締付ナットと
から成るスプリングユニットを備えたバルブ操作器にお
いて、前記アクチュエータロッドの系統にスプリング押
え圧動手段を着脱可能に取り付け、該スプリング押え圧
動手段を前記スプリング押えに当接させ、該スプリング
押えの中央部を押圧することにより、該スプリング押え
を前記スプリングに抗して押動するように構成したもの
である。
【0014】請求項2記載の発明に係るバルブ操作器の
分解用治具は、スプリング押え圧動手段が、スプリング
押えの中央部を緩貫通してアクチュエータロッドに着脱
可能に連結する棒状部材に軸方向移動可能に嵌装され、
スプリング押えに当接させる非回転の押圧子と、前記棒
状部材に螺合され且つ前記押圧子に回転自在に連結され
た回転部材とから成っているものである。
【0015】請求項3記載の発明に係るバルブ操作器の
分解用治具は、スプリング押え圧動手段が、スプリング
押えの中央部を緩貫通するアクチュエータロッドの系統
に軸方向移動自在に嵌装されて前記スプリング押えに当
接するピストンもしくはシリンダと、前記アクチュエー
タロッドの系統に固定されたシリンダもしくはピストン
とから成り、前記シリンダの内部に圧力媒体を注入して
前記ピストンもしくはシリンダで前記スプリング押えを
スプリングに抗して押動させるように構成したものであ
る。
【0016】請求項4記載の発明に係るバルブ操作器の
分解用治具は、スプリング押え圧動手段が、アクチュエ
ータロッドの上端に着脱可能に連結される棒状部材と、
この棒状部材に上下回動自在に設けられたハンドルと、
このハンドルに連動してスプリング押えに当接させるス
プリング押え当接部材とを備え、該スプリング押え当接
部材をハンドル操作により押動してスプリング押えをス
プリングに抗して圧動するようになっているものであ
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1によるバ
ルブ操作器の分解用治具をバルブ操作器との関連で示す
分解断面図、図2は図1中の分解用治具の要部断面図で
あり、図7と同一または相当部分には同一符号を付して
重複説明を省略する。図1において、12はバルブ操作
器分解用の第1の治具としての棒状部材、12aはその
棒状部材12の一端部(図1で下端部)に設けられたネ
ジ孔部、12bは前記棒状部材12の上端側に設けられ
たネジ部であり、かかる棒状部材12は、スプリング押
え5の中央孔部5aを緩貫通してネジ孔部12aをアク
チュエータロッド1の上端ネジ部1aに螺合させること
により、該アクチュエータロッド1に着脱可能に連結さ
れるようになっている。
【0018】13はバルブ操作器分解用の第2の治具と
してのスプリング押え圧動手段であり、このスプリング
押え圧動手段13は、前記棒状部材12に対し軸方向移
動可能に嵌装されてスプリング押え5に当接させる非回
転の押圧子14と、この押圧子14に回転自在に嵌合さ
れて前記棒状部材12のネジ部12bに螺合するための
回転部材15とをユニット化して構成となっている。
【0019】ここで、前記押圧子14は、図2に示すよ
うに、大径孔部14aと小径孔部14bとを有する筒状
体からなり、その大径孔部14aの周壁部には複数のピ
ン孔14cが設けられている。また、前記回転部材15
は、ネジ孔部15aと非ネジ孔部15bとを有するナッ
トからなり、非ネジ孔部15bの外周面には環状溝15
cが設けられている。
【0020】そして、押圧子14の大径孔部14aに回
転部材15を嵌め込んだ状態で、押圧子14のピン孔1
4cと回転部材15の環状溝15cとに跨ってコネクタ
ピン16を挿入し、該コネクタピン16を押圧子14に
固着することにより、該押圧子14と前記回転部材15
とを回転自在にユニット化している。
【0021】次に、バルブ操作器のスプリングユニット
8の分解について、図3(a)〜図3(d)に示す分解
工程図を参照して説明する。まず、図3(a)に示すよ
うに、スプリング押え5の中央孔部5aに棒状部材12
を緩貫通させ、該棒状部材12のネジ孔部12aを図3
(b)に示すようにアクチュエータロッド1の上端ネジ
部1aに螺合する。
【0022】次いで、棒状部材12に対しユニット化状
態の押圧子14と回転部材15を嵌め込み、該回転部材
15のネジ孔部15aを棒状部材12のネジ部12bに
螺合し、その回転部材15を締付けることにより、スプ
リング押え5上の中央部に押圧子14を当接させ、該当
接後においても、前記回転部材15の締付けを継続する
ことにより、図3(c)に示すように、スプリング押え
5を各ロッド部材6のナット7より押し下げる。
【0023】このようにして、スプリング押え5を各ロ
ッド部材6のナット7より押し下げれば、該ナット7に
はスプリング4の反力が何ら作用しないので、各ロッド
部材6からナット7を容易に取り外すことができる(図
3(d)参照)。
【0024】各ロッド部材6から全てのナット7を取り
外したならば、今度は棒状部材12の回転部材15を徐
々に緩めていき、スプリング4が自然長に達した時点で
棒状部材12から回転部材15を押圧子14と共に取り
外すことによって、その後、スプリング押え5とスプリ
ング4およびピストン2を順次容易に手際よく安全に取
り外すことができる。
【0025】以上説明した実施の形態1では、第1の治
具として、アクチュエータロッド1とは別体の棒状部材
12を用いたが、この棒状部材12は必要不可決のもの
ではない。即ち、アクチュエータロッド1を長く伸ばし
て、その上端部に回転部材15を螺合するようにしても
よく、この場合、前記棒状部材12を不要化できる。
【0026】実施の形態2.図4はこの発明の実施の形
態2によるバルブ操作器の分解用治具をバルブ操作器と
の関連で示す断面図である。この実施の形態2では、ス
プリング押え圧動手段13を圧力媒体で機械的に駆動す
る構成としたものである。
【0027】即ち、この実施の形態2によるスプリング
押え圧動手段13は、有蓋筒状のシリンダ17と、内径
が棒状部材12の外径と略同径で且つ外径が前記シリン
ダ17の内径と略同径の筒型形状をなしたピストン18
とから成っている。そして、棒状部材12にピストン1
8を軸方向移動自在に嵌装すると共に、前記棒状部材1
2の上端部にシリンダ17を取付け固定し、該シリンダ
17に設けた圧力入出口17aに対しプラント現場に常
備の圧力配管を利用して接続し、この圧力配管から前記
圧力入出口17aを介してシリンダ17内に圧力媒体を
注入すれば、ピストン18でスプリング押え5をスプリ
ング4の反力に抗して押し下げることができ、これによ
って、図3(c)の状態にできる。
【0028】そして、図3(c)の状態時に各ロッド6
のナット7を全て取り外した後、シリンダ17の内部圧
力媒体を外部に徐々に放出することにより、スプリング
4の反力がなくなるので、その後、シリンダ17とピス
トン18を取り外せばよい。この場合、棒状部材12と
共に取り外してもよく、また、棒状部材12からシリン
ダ17とピストン18を取り外してもよい。
【0029】従って、この実施の形態2の場合、スプリ
ングユニット8の分解を一層簡単に行うことができる。
なお、この実施の形態2にあっても、アクチュエータロ
ッド1を長く伸ばして該アクチュエータロッド1に前記
シリンダ17とピストン18を着脱可能に取付けてもよ
く、この場合、上記実施の形態1の場合と同様に棒状部
材12を不要化できる。
【0030】実施の形態3.図5はこの発明の実施の形
態3によるバルブ操作器の分解用治具をバルブ操作器と
の関連で示す断面図である。上記実施の形態2では、棒
状部材12にシリンダ17を取付け固定したが、この実
施の形態3では、シリンダ17とピストン18を逆にし
て該ピストン18を棒状部材12の上端部に着脱可能に
取付け固定し、そのピストン18に圧力入出口18aを
設け、該圧力入出口18aからシリンダ17内に圧力媒
体を導入することにより、シリンダ17を作動させて該
シリンダ17でスプリング押え5を押し下げるように構
成したものである。従って、この実施の形態3の場合も
上記実施の形態2と同様の作用効果が得られる。なお、
この実施の形態3にあっても、上記実施の形態1,2の
場合と同様に棒状部材12を不要化できるものである。
【0031】実施の形態4.図6はこの発明の実施の形
態4によるバルブ操作器の分解用治具を示す斜視図であ
る。この実施の形態4によるバルブ操作器の分解用治具
は、スプリング押え圧動手段13を梃子の原理を利用し
た構成としたものである。図6において、20は前記実
施の形態で述べた棒状部材12の上端部に上下回動自在
に設けられたハンドル、21はそのハンドル20に上端
が連結されたロッド状の伝動部、22はその伝動部21
の下端に連結されてスプリング押え5に当接させるため
のスプリング押え当接部材であり、これらによってスプ
リング押え圧動手段13を構成したものである。
【0032】この実施の形態4では、スプリングユニッ
ト8の分解に際して、上記実施の形態1の場合と同様に
棒状部材12の下端ネジ孔部12aをアクチュエータロ
ッド1の上端ネジ部1aに螺合し、スプリング押え5上
の中央部にスプリング押え当接部材22を当接させた状
態において、ハンドル20を押し下げ回動させると、ス
プリング押え当接部材22でスプリング押え5が押し下
げられることにより、上記実施の形態1の場合と同様の
作用効果が得られる。
【0033】なお、実施の形態4において、ハンドル2
0によるスプリング押え当接部材22の押し下げ時に
は、該スプリング押え当接部材22がスプリング押え5
の表面と平行状態を保って該スプリング押え5を押し下
げるように構成する。また、スプリング押え当接部材2
2は、ハンドル20と別体のものであってもよく、要す
るにハンドル20の操作時に該ハンドル20に連動して
スプリング押え5を押し下げるものであれば、いかなる
構成のものであってもよい。
【0034】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、アクチュエータロッドの系統にスプリング押え圧
動手段を着脱可能に取り付け、該スプリング押え圧動手
段を前記スプリング押えに当接させ、該スプリング押え
の中央部を前記スプリング押え圧動手段で押圧すること
により、スプリング押えをスプリングに抗して押動する
構成としたので、バルブ操作器設置場所の狭いスペース
においても、スプリングユニットの分解・組立作業を頗
る簡単に手際よく行うことができ、その作業性を大幅に
向上させることができる効果がある。
【0035】請求項2記載の発明によれば、スプリング
押えの中央部を緩貫通してアクチュエータロッドに着脱
可能に連結する棒状部材に軸方向移動可能に嵌装され、
スプリング押えに当接させる非回転の押圧子と、前記棒
状部材に螺合され且つ前記押圧子に回転自在に連結され
た回転部材とによってスプリング押え圧動手段を構成し
たので、回転部材を回転させるだけで、請求項1記載の
発明と同様の効果が得られる。
【0036】請求項3記載の発明によれば、スプリング
押えの中央部を緩貫通するアクチュエータロッドの系統
に軸方向移動自在に嵌装されて前記スプリング押えに当
接するピストンもしくはシリンダと、前記アクチュエー
タロッドの系統に固定されたシリンダもしくはピストン
とによってスプリング押え圧動手段を構成し、前記シリ
ンダの内部に圧力媒体を注入して前記ピストンもしくは
シリンダで前記スプリング押えをスプリングに抗して押
動させるようにしたので、前記スプリング押えをスプリ
ングの反力に抗して機械的に押動させることができ、こ
のため、スプリングユニットの分解・組立を一層簡単に
効率よく行うことができるという効果がある。
【0037】請求項4記載の発明によれば、アクチュエ
ータロッドの上端に着脱可能に連結される棒状部材と、
この棒状部材に上下回動自在に設けられたハンドルと、
このハンドルに連動してスプリング押えに当接させるス
プリング押え当接部材とを備え、該スプリング押え当接
部材をハンドル操作により押動してスプリング押えをス
プリングに抗して圧動する構成としたので、請求項1記
載の発明と同様の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1によるバルブ操作器の
分解用治具をバルブ操作器との関連で示す分解断面図で
ある。
【図2】図1中の分解用治具の要部断面図である。
【図3】バルブ操作器の分解工程を示す断面図である。
【図4】この発明の実施の形態2によるバルブ操作器の
分解用治具をバルブ操作器との関連で示す断面図であ
る。
【図5】この発明の実施の形態3によるバルブ操作器の
分解用治具をバルブ操作器との関連で示す断面図であ
る。
【図6】この発明の実施の形態4によるバルブ操作器の
分解用治具を示す斜視図である。
【図7】従来のピストンシリンダ型バルブ操作器のスプ
リングユニット部分を示す断面図である。
【符号の説明】
1 アクチュエータロッド 2 ピストン(スプリング受け) 4 スプリング 5 スプリング押え 6 ロッド部材 7 ナット 8 スプリングユニット 13 スプリング押え圧動手段 14 押圧子 15 回転部材 17 シリンダ 18 ピストン 20 ハンドル 22 スプリング押え当接部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流路開閉用のバルブに開閉駆動力を伝達
    するアクチュエータロッドに設けられたスプリング受け
    と、このスプリング受けを介して前記アクチュエータロ
    ッドを一方向に付勢するスプリングと、前記スプリング
    受けに連接された複数のスプリング押え取付用のロッド
    部材と、このロッド部材に軸方向へ移動可能で且つ着脱
    可能に取付けられ、前記スプリング受けとの間で前記ス
    プリングを圧縮方向に押えるスプリング押えと、前記ロ
    ッド部材に螺合されて前記スプリング押えをスプリング
    圧縮方向に締め付ける締付ナットとから成るスプリング
    ユニットを備えたバルブ操作器の分解用治具において、
    前記アクチュエータロッドの系統に着脱可能に取り付け
    られて前記スプリング押えに当接し、該スプリング押え
    の中央部を押圧することにより、該スプリング押えを前
    記スプリングに抗して押動するスプリング押え圧動手段
    から成ることを特徴とするバルブ操作器の分解用治具。
  2. 【請求項2】 スプリング押え圧動手段は、スプリング
    押えの中央部を緩貫通してアクチュエータロッドに着脱
    可能に連結する棒状部材に軸方向移動可能に嵌装され、
    スプリング押えに当接させる非回転の押圧子と、前記棒
    状部材に螺合され且つ前記押圧子に回転自在に連結され
    た回転部材とから成っていることを特徴とする請求項1
    記載のバルブ操作器の分解用治具。
  3. 【請求項3】 スプリング押え圧動手段は、スプリング
    押えの中央部を緩貫通するアクチュエータロッドの系統
    に軸方向移動自在に嵌装されて前記スプリング押えに当
    接するピストンもしくはシリンダと、前記アクチュエー
    タロッドの系統に固定されたシリンダもしくはピストン
    とから成り、前記シリンダの内部に圧力媒体を注入して
    前記ピストンもしくはシリンダで前記スプリング押えを
    スプリングに抗して押動させるように構成したことを特
    徴とする請求項1記載のバルブ操作器の分解用治具。
  4. 【請求項4】 スプリング押え圧動手段は、アクチュエ
    ータロッドの上端に着脱可能に連結される棒状部材と、
    この棒状部材に上下回動自在に設けられたハンドルと、
    このハンドルに連動してスプリング押えに当接させるス
    プリング押え当接部材とを備え、該スプリング押え当接
    部材をハンドル操作により押動してスプリング押えをス
    プリングに抗して圧動させるようになっていることを特
    徴とする請求項1記載のバルブ操作器の分解用治具。
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