JPH08309672A - 油圧動力式パイプレンチ - Google Patents

油圧動力式パイプレンチ

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JPH08309672A
JPH08309672A JP14408495A JP14408495A JPH08309672A JP H08309672 A JPH08309672 A JP H08309672A JP 14408495 A JP14408495 A JP 14408495A JP 14408495 A JP14408495 A JP 14408495A JP H08309672 A JPH08309672 A JP H08309672A
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JP
Japan
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pipe
hydraulic
pressure oil
pipe wrench
wrench
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Application number
JP14408495A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Saeki
洋 佐伯
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NIPPON PURARADO KK
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NIPPON PURARADO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パイプ部材の「締め」、「緩め」の操作を、
油圧トルクレンチがそなえる作動行程とアイドル行程と
を交互に連続して実現し得る特性の一部を利用して人力
消費を節減し、安全性の高い高能率の作業を行える油圧
動力式パイプレンチを提供する。 【構成】 油圧トルクレンチのシリンダハウジング31
と、一端をパイプレンチAと連結し他端をシリンダハウ
ジング31と連結した取付治具1とよりなり、シリンダ
ハウジング31の中を往復摺動する油圧シリンダ32の
端部の受圧面41によって静止面Cを押圧する反力によ
りパイプレンチAに作動行程を起こさせることを特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、油圧動力式パイプレ
ンチに関するもので、従来の手動式パイプレンチに油圧
動力発生機構を組み合わせ、該パイプレンチの作動の自
動化を図ったものである。
【0002】
【従来の技術】従来装置として、パイプレンチを使って
行うパイプなどの締付作業を、油圧力を用いて自動化し
たものは、これまで行われてはいない。しかし、パイプ
の締付作業用ではなくて、ボルトまたはナットの締付作
業をラチェット機構によって行うようにしたものは、従
来から行われている。その従来装置について簡単に説明
すると、図2はその一例を示し、この装置は、ラチェッ
トケース30とシリンダハウジング31との組み合わせ
によって構成される。油圧シリンダ32に圧油を送給し
て油圧シリンダ32と油圧シリンダ内の油圧ピストン3
3との間に相対的移動を強制することにより、油圧ピス
トン33の相対移動をピストンロッド36,ピストンロ
ッドピン37を介してシリンダハウジング31に伝達す
る。
【0003】その結果、シリンダハウジング31は、受
圧面41から角度pだけ旋回し、シリンダハウジング3
1と組合わされているラチェットケース30も同様に旋
回する。これによりラチェット38がスプライン39を
押してインサート40を一定角度だけ旋回させる。つぎ
に、低圧油室35の油圧によって同角度だけ反対方向の
旋回が行われるが、このときは、ラチェット38はスプ
ライン39の表面を撫でて通過するだけで、いわゆるア
イドル行程を行うことになり、このように動力による旋
回作動行程とアイドル行程との繰り返しによってインサ
ート40の一定方向への旋回作業が実施される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記の従来装
置では、インサート40の穴の形状として、六角あるい
は四角などのように、外形が多角形状のものに限っての
旋回締め付けは可能であるが、外形が円筒状のもの、た
とえば丸パイプなどの締め付けあるいは緩め作業を行う
ことは、前記の従来装置では無理である。また、外形が
多角形状のものの場合は、一定サイズごとのインサート
をいくつも用意しておくことによって、種々のサイズの
要求に対処することが可能であるが、丸パイプなどの場
合は、上記の方法で対処することができず、どうしても
旋回させようとする材料を外から滑りの起こらない状態
で強く掴むことが必要である。
【0005】いわゆる一般の配管装置等において、対象
となるパイプの殆どは丸パイプであり、従来から丸パイ
プを対象とする締付作業は、相手のパイプのサイズに対
して無段階に適用されるパイプレンチの使用によって初
めて可能とされている。このことから、パイプレンチの
手動操作におけるように、作動行程のみ働き、戻りはパ
イプの外周部でスリップするアイドル行程になって、作
動行程とアイドル行程とを交互に行い得るパイプレンチ
の機構を利用して、しかも動力の導入が簡単に行われる
装置の開発が待ち望まれていた。
【0006】本発明は、前記の従来技術の現状にかんが
みてなされたもので、 a) きわめて簡単な装置と容易な操作のもとに、パイプ
部材のねじ込み操作および緩め操作を、油圧トルクレン
チの特性を利用することによって作動行程とアイドル行
程とを交互に連続して実現することが可能であり、 b) パイプレンチとの連結によって、従来の油圧トルク
レンチのラチェットによるアイドル行程に代えてパイプ
レンチ自身のそなえるアイドル行程の利用を可能とし、
かつパイプレンチ特有の無段階サイズへの適用を可能と
し、 c) 人力の消費を節減し、高能率の作業を通じて安全性
の高いねじ込み作業を遂行することができる、油圧動力
式パイプレンチを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、本発明の油圧動力式パイプレンチは、内部に油圧
シリンダ32を摺動可能に収容するシリンダハウジング
31と、一端を取付具3によってパイプレンチAと連結
し、他端を連結具2によって前記シリンダハウジング3
1と連結した取付治具1とよりなり、前記油圧シリンダ
32は、内部に一方の開口から相対的移動を可能に挿入
した油圧ピストン33の頂部との間に圧油室34を構成
し、該油圧ピストン33の側面との間に低圧油室35を
構成するとともに、前記圧油室34に作動行程用の圧油
の給排を行うための管路と前記低圧油室35に復元行程
用の低圧油の給排を行うための管路とが設けられた油管
取付板6をそなえ、前記油圧ピストン33は一端を該ピ
ストンの内部に挿入し他端を前記シリンダハウジング3
1に設けたピストンロッドピン37によって枢支される
ピストンロッド36をそなえている。
【0008】
【作用】本発明の油圧動力式パイプレンチを用いてパイ
プの締付作業を行うには、取付治具の他端に連結具を用
いて連結したシリンダハウジングのそなえる油圧シリン
ダに設けた油管取付板を、作業の基準面となる平面に着
座させて油圧シリンダの作動時の受圧面とするととも
に、取付治具の一端に対し取付具を使って連結したパイ
プレンチを、締付作業もしくは緩め作業を行おうとする
パイプの外面に対して挟み付けて締付状態にセットす
る。この状態にしたうえで、油管取付板を介してピスト
ン頂部の圧油室への圧油供給と、ピストン側面の低圧油
室への低圧油供給とを交互に繰り返して行うことによ
り、油圧ピストンが受圧面から遠ざかる方向の行程と、
逆に油圧ピストンが受圧面に近づく方向の行程とがピス
トンロッドを介してシリンダハウジングに伝えられ、そ
れがそのまま取付治具を介してパイプレンチに伝えられ
る。これからさきのパイプレンチにおける作業は、従来
の手動式パイプレンチによって締め、または緩めの仕事
を行っているのと同じ状態であって、ただ相違する点
は、作業が人手によらず油圧動力によって自動的に行わ
れていることのみである。
【0009】このようにして、伝えられる行程のうちの
作動行程のみが働き、戻り行程はパイプの外周部でパイ
プとレンチ本体との接点箇所がスリップするアイドル行
程となって、作動行程とアイドル行程とが交互に行われ
るパイプレンチの効果をそのまま利用することが可能で
ある。しかも対象品の寸法サイズに対しては、普通のパ
イプレンチと同じく無段階に適用することができ、締め
または緩めの作業を連続して自動的に行うことができ
る。
【0010】
【実施例】図1は、本発明にかかる油圧動力式パイプレ
ンチの一実施例を示している。本発明装置に利用される
油圧動力発生源としてのシリンダハウジング31の部分
については、前記の従来技術の説明の箇所でその構成な
らびに作用について説明した通りである。
【0011】すなわち、図1において、シリンダハウジ
ング31は、内部に湾曲筒状の油圧シリンダ32を摺動
可能に収容している。シリンダハウジング31はそのフ
ランジ部を連結具2によって取付治具1の他端と連結さ
れる。取付治具1はその一端に取付具3によってパイプ
レンチA(従来公知のパイプレンチ)と連結されてい
る。油圧シリンダ32は、内部に一方の開口から相対的
移動を可能に挿入した油圧ピストン33を収容してい
る。油圧ピストン33の頂部には油圧シリンダ32との
間に圧油室34が構成され、油圧ピストン33の側面と
油圧シリンダ32の内面との間には低圧油室35が構成
されている。油圧シリンダ32の圧油室34側の端部に
は油管取付板6が付設され、油管取付板6には圧油室3
4に作動行程用の圧油の給排を行うための圧油管4と、
低圧油室35に復元行程用の低圧油の給排を行うための
低圧油管5とが設けられている。
【0012】油圧ピストン33は、一端を該ピストンの
内部に挿入されて他端をシリンダハウジング31の端部
に設けられたピストンロッドピン37によって枢支され
るピストンロッド36をそなえている。圧油室34に圧
油が導入されると、油圧ピストン33は圧油室34の外
へ押し出される方向の相対移動を強制され、ピストンロ
ッド36を介してこれに枢支されるピストンロッドピン
37を押し、その結果ピストンロッドピン37が設けら
れているシリンダハウジング31が油圧シリンダ32に
対して時計回り方向の相対移動を強制される。取付治具
1の他端には、連結具2によってシリンダハウジング3
1が取り付けられ、取付治具1の一端には取付具3によ
ってパイプレンチAが取り付けられている。
【0013】つぎに図1に示す油圧動力式パイプレンチ
によって、パイプBの締付作業を行う作用態様について
説明する。該装置の取付治具1の一端に取り付けられた
パイプレンチAにより、通常の操作のもとにパイプBの
周面をしっかりと挟み込む。なお、このときの装置全体
の姿勢は、油圧シリンダ32の端部に付設された油管取
付板6の受圧面41が、静止面Cに対してほぼ平行の状
態であることが望ましい。この状態で圧油管4に圧油を
送り込む。すると圧油は油管取付板6を経て圧油室34
に流入し、油圧ピストン33をピストンロッド36の方
向に押し出す。その結果油圧ピストン33はピストンロ
ッド36を介してピストンロッドピン37を押し、ピス
トンロッドピン37が設けられているシリンダハウジン
グ31が油圧シリンダ32に対して時計回り方向の相対
移動を強制される。この相対移動は、連結具2によって
取付治具1に伝えられ、取付具3によってパイプレンチ
Aに伝えられる。そしてパイプレンチAは前以てパイプ
Bを締付状態としてあるので、パイプBに対し締付トル
クを発生してパイプBに対し締付作業を行う。
【0014】つぎに、圧油管4と低圧油管5との送油の
切換操作を自動若しくは手動によって行い、低圧油室3
5に低圧油を送って圧油室34の圧油を放出すると、シ
リンダハウジング31は油圧シリンダ32に対して反時
計方向の相対移動が強制される。この相対移動は、連結
具2によって取付治具1に伝えられ、取付具3によって
パイプレンチAに伝えられて、従来のパイプレンチの操
作における「アイドル行程」が実現される。この要領で
圧油管4と低圧油管5との切換操作を反復して行うこと
により、油圧動力によるパイプの締め、または緩めの操
作を自動式に連続して行うことができる。
【0015】
【発明の効果】本発明の油圧動力式パイプレンチは以上
のように構成されるので、つぎのような効果が得られ
る。
【0016】1) 従来の手動式パイプレンチの操作に不
可欠の「作動行程」と「アイドル行程」とを、交互に連
続して実現し得る装置として、油圧トルクレンチの構成
を利用し、これと前記パイプレンチとを組み合わせるこ
とによって、きわめて簡単な装置と容易な操作のもと
に、パイプ部材のねじ込み操作および緩め操作を、油圧
動力によって連続的に作業することを可能とし、作業能
率の向上を図ることができる。
【0017】2) 従来の油圧トルクレンチのラチェット
によるアイドル行程に代えて、パイプレンチ自身のそな
えるアイドル行程を利用することにより、締付対象パイ
プのサイズに関して無段階の適用が可能というパイプレ
ンチ特有の構成を利用することができ、作業の利用範囲
を大幅に拡大することができる。
【0018】3) 人力の消費を節減し、作業速度の促進
と作業のパワーアップならびに安全性の高い締付あるい
は緩めの作業を遂行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の油圧動力式パイプレンチの一実施例の
断面図である。
【図2】本発明の油圧動力発生源と類似の動力発生源を
そなえる他の従来装置の断面図である。
【符号の説明】
1 取付治具 2 連結具 3 取付具 4 圧油管 5 低圧油管 6 油管取付板 31 シリンダハウジング 32 油圧シリンダ 33 油圧ピストン 34 圧油室 35 低圧油室 36 ピストンロッド 37 ピストンロッドピン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に油圧シリンダを摺動可能に収容す
    るシリンダハウジングと、 一端を取付具によってパイプレンチと連結し、他端を連
    結具によって前記シリンダハウジングと連結した取付治
    具とよりなり、 前記油圧シリンダは、内部に一方の開口から相対的移動
    を可能に挿入した油圧ピストンの頂部との間に圧油室3
    4を構成し、該油圧ピストンの側面との間に低圧油室を
    構成するとともに、前記圧油室34に作動行程用の圧油
    の給排を行うための管路と前記低圧油室に復元行程用の
    低圧油の給排を行うための管路とが設けられた油管取付
    板をそなえ、 前記油圧ピストンは一端を該ピストンの内部に挿入し他
    端を前記シリンダハウジングに設けたピストンロッドピ
    ンによって枢支されるピストンロッドをそなえることを
    特徴とする油圧動力式パイプレンチ。
JP14408495A 1995-05-17 1995-05-17 油圧動力式パイプレンチ Pending JPH08309672A (ja)

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JP (1) JPH08309672A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100376358C (zh) * 2002-03-21 2008-03-26 杨泰和 具辅助加压功能的管钳
GB2517026A (en) * 2013-05-21 2015-02-11 Hire Torque Ltd Torque wrench

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