JPH11511927A - プレ・ポストひずみ増幅器 - Google Patents

プレ・ポストひずみ増幅器

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Abstract

(57)【要約】 プレ・ポストひずみ増幅器(10)が開示される。この装置は、2つのドライバ増幅器(12)および(14)、ならびに2つの電力増幅器(16)および(18)を含む4カスケード接続増幅器を含む。プレ・ポストひずみ増幅器(10)により、プレ・ポストひずみ増幅器内の入力信号の伝搬により導入されたひずみ信号がほぼ完全に補償された少なくとも2つのRF信号を増幅することができる。ドライバ・電力増幅器の各対は、最適の結果を得るため電力出力がスケーリングされる。

Description

【発明の詳細な説明】 プレ・ポストひずみ増幅器 背景 移動通信サービスおよび個人用通信サービスに対するますます増大する要求に より、スペクトル的に効率的な変調方式に再び関心が寄せられている。RF電力 増幅の最も効率的な形は非線形であるため、CPM(連続的位相変調)方式が携 帯用無線応用に好まれてきた(たとえばGaussing Minimum Shift Keying-GMS K等)。しかしながら、より大きい容量の必要に迫られて、一定の包絡線を維持 する利点は、線形変調にとって代わられようとしている(たとえばπ/4Shift DQPSK等)。 線形変調方式に適用されるフィルタリングは、スペクトル利用において利得を 生み出すが、包絡線のばらつきもまた導出される。このような信号は非線形RF 増幅器を通ると、ひずみを受ける(振幅から振幅への変調(AM/AM)および 振幅から位相への変調(AM/PM))。これにより、スペクトルは割当てられ たチャネルを超えて広がり、性能が低下する結果となる。(たとえばクラスAの )従来技術による線形RF増幅器の非効率性およびコストは、携帯用無線伝送機 器の電池の寿命に危機的な影響を及ぼし、基地局の基盤機器のコストおよびその 動作を大いに増大させる。RF増幅器の効率の改善は、通話時間、充電の間隔、 および、全体としての無線装置のサイズおよび重量の改善に直接つながる。した がって、線形で変調される携帯装置のための理想的な増幅器は、電力効率にも優 れた、線形増幅器である。 線形増幅器は、振幅および位相の変調のいかなる組合せにおいても信号を増幅 できるので、変調方式の選択は伝送器によって制限されるものではなく、したが って、ソフトウェアを選択することが可能である。これは、軍事的用途に、また 、各国間の境界および標準にまたがる、商業用の用途に有利である。線形増幅の 他の応用は、種々のデジタルのセルラーおよび個人用移動無線(PMR)システ ム、従来的な振幅変調(AM)および単側波帯(SSB)システム、ならびに、 レー ダおよびページング応用および時分割多重アクセス(TDMA)システムに見ら れるような帯域限定パルスシステム等の、伝送器の電力投入がよく制御されるべ き例を含む。線形増幅器はまた、マルチキャリア基地局で見られるような多数の 信号の組合せによって引き起こされる、包絡線のばらつきを調節することもまた 可能である。 しかしながら、線形増幅器においても、ある電力レベルにおいては信号にひず みが生じる。実際に、2つの入力RF信号L1およびL2が線形増幅器を通じて 伝搬する際には、この増幅器は第1の近似で、相互変調信号αF(L1,L2) のような相互変調積を導き出す。ここで、αは級数展開のパラメータであって、 F(L1,L2)は、(L1,L2)の一次関数である。相互変調積は、それら が干渉、クロストークおよびスペクトルの再成長を引き起こすため、望ましくな い。 非線形性の別の原因は、RF電力増幅器のカスケードによってもたらされる。 実際に、RF電力増幅器は多種多様な通信および他の電子的応用に使用される。 これらの増幅器は1または複数のカスケード接続された増幅器段によって作られ 、それらの各々はその段の入力に与えられる信号のレベルを、その段の利得とし て知られている量だけ増大させる。理想的には、各段の入力から出力への転送は 線形であって、振幅が増大された入力信号の完全な複製が増幅器の出力に現われ る。しかし実際には、すべての電力増幅器はそれらの転送特性にある程度の非線 形性を有する。この非線形性は、出力信号にひずみをもたらす結果となり、した がってその出力信号は、もはや入力の完全な複製ではない。この種のひずみはま た、望ましくない相互変調積を生み出す。したがって、先行技術は、電力増幅器 の動作中に発生するひずみを減じるよう設計された種々の方法および装置を反映 する。 もっとも一般的な方法は、フィードバックと呼ばれる。フィードバックが非線 形システムを線形化できることは長年知られてきている。ベースバンド直角位相 変調の負のフィードバックを使用するカルテシアンフィードバックは、複雑な構 造なしにかつ低コストで、相互変調ひずみを大いに減少することができる。カル テシアンフィードバックで達成することが可能な典型的な例は、M.Johannsonお よびT.Matssonによって、「線形TDMA変調のためにカルテシアンフィー ドバックを用いる伝送器線形化(“Transmitter Linearization using Cartesia n Feedback for Linear TDMA Modulation”)」、米国、セント・ルイス(St.L ouis,USA)、第41回IEEE Vehicular Technology Conferencesの議事録、VC T−91、第439頁〜第444頁、1991年5月、内に与えられている。 振幅(または包絡線)変調の目的のための、RF電力増幅器の電源のハイレベ ル変調は、よく構築された技術であって、これは、効率的なハイレベル電源変調 器と組合せられると、高い電力効率を提供する。このことは、EP特許番号第4 31201号の振幅フィードバックのみの技術の基礎となっている。このシステ ムにおける問題は、対応するベースバンド直角位相変調およびAM−PMひずみ を制御できないことから考えると、振幅信号の帯域幅が比較的大きいことである 。したがって、そのスペクトル制御はカルテシアンフィードバック、IFフィー ドバックおよびRFフィードバックのそれよりも通常劣る。(振幅および位相の 両方のフィードバックである)全極フィードバックは、AM−PMひずみを制御 できないという制限を克服するが、それでもやはり振幅および位相信号の双方に おける帯域幅拡大の問題は残る。 このように、フィードバックは低周波数においてはうまく作用するが、超高周 波数においては問題となる。このような周波数では、2つの基本的な方法が通常 使用される。すなわち、フィードフォワードおよび先行ひずみである。 フィードフォワード方法は、ひずみ積を所望の信号から分離することによって エラー信号を生成して、純粋なひずみエラー信号を得る。好適なスケーリングお よび遅延マッチングの後に、ひずみとは位相がずれているこのエラー信号が出力 に与えられて、ひずみが減じられる。しかしながら、このエラー信号は線形RF 電力増幅器によって増幅されなければならない。これは危機的状況を生み出す結 果となる。なぜなら、通常、RF電力増幅器の効率が増すと、そのひずみも増し て、したがって、線形増幅器によって増幅されるエラー信号のレベルも増すため である。エラー信号のレベルが大きくなるにつれて、線形増幅器もまた大きくな り、かつしたがって、電力消費が増大しかつ効率が低下する。このようなシステ ムは、特に、広帯域線形化方式に適用されている。その典型的な例は、PCT特 許番号Wo 91/16760号内に、P.B.Kenington、M.A.Beach、A.Batema n、およびJ.P.McGeehanによって開示されている。 フィードフォワードアーキテクチャ内でひずみを最大限に減じるための一方法 として、増幅器の入力にひずみをシミュレートするパイロットを投入する方法が ある。増幅器の出力におけるパイロット信号の大きさが、ステップサイズが減少 する回路のアルゴリズムを制御するのに使用されてフィードフォワードひずみ信 号の利得および位相が調節され、それにより、増幅器によって導出されるひずみ およびパイロット信号が実質的に排除される。この方法は、Myerに発行された米 国特許番号第4,580,105号に開示されている。 フィードフォワードひずみを最小にする別の方法は、電力増幅器の相互変調性 能を改善かつ維持するのに必要な利得および位相調整を連続して正確にかつ効率 的に行なう一方で、相殺調整間の望ましくない相互作用を防ぎかつダンプロード で浪費される電力を最小に抑える、フィードフォワード最小化回路を含む。これ は、Mitzlaffに発行された米国特許番号第5,444,418号に開示されてい る。 ひずみを最小にする先行ひずみ方法は、線形増幅器によって生成されるひずみ と同様のひずみを生成し、それを正しい利得、位相および遅延で入力に加えて、 線形増幅器の出力においてそのひずみの相殺を行なうステップを含む。この方法 は、2つの増幅器のひずみ特性を合致させる必要がある。しかしながら、2つの 増幅器のひずみ特性は周波数および温度によってばらつく可能性があり、したが って、得ることの可能な訂正の量は制限される。 必要とされるのは、増幅器のカスケード内の増幅器の各対のひずみ特性を合致 させることによって非線形RF電力増幅器のカスケードの線形化を行なう方法で あって、各増幅器の、周波数および温度にわたる、ならびに他の非線形の原因に 起因する、ひずみ特性のばらつきを考慮に入れる方法である。 発明の概要 この発明は、非線形RF増幅器のカスケードを、増幅器の各対のひずみ特性を 一致させかつ周波数、温度、および非線形性の他の原因による各増幅器のひずみ 特性の変動を考慮することによって、線形化するための方法および装置を開示す るという点で独自のものである。 この発明の1局面は、プレ・ポストひずみ装置を通じて、少なくとも2つの無 線周波数(RF)信号L1およびL2または複素拡散スペクトル信号(complexs pread spectrum signal)の伝搬によって発生される非線形のひずみを取除くた めのプレ・ポストひずみ装置に向けられる。プレ・ポストひずみ装置は、(A) 内ループ手段および(B)外ループ手段を含む。 内ループ手段はさらに、(1)少なくとも2つの入力信号(L1,L2)およ び第1の相互変調信号α(F/N2)(L1,L2)を含む第1の複合信号CS 1を発生するための第1の非線形ローレベルドライバ増幅器手段F/N2と、( 2)少なくとも2つの入力信号(L1,L2)、第1の相互変調信号α(F/N 2)(L1,L2)および第2の相互変調信号αF(L1,L2)を含む第2の 複合信号CS2を発生するための第1の非線形ハイレベル出力増幅器手段Fと、 (3)2つの入力信号(L1,L2)、第1の相互変調信号α(F/N2)(L 1,L2)、第2の相互変調信号αF(L1,L2)および第3の相互変調信号 α(G/N1)(L1,L2)を含む第3の複合信号CS3を発生するための第 2の非線形ローレベルドライバ増幅器手段G/N1と、(4)第8の複合信号C S8と第3の複合信号CS3との振幅を比較するための位相・振幅比較器(PA C)とを含み、PAC手段は第1の振幅エラー信号Amplitude_Err or1を発生し、前記内ループ手段はさらに、(5)第1の複合信号CS1を遅 延しかつ第1の複合信号CS1の位相を反転するための第1の遅延手段を含み、 第1の遅延手段は第4の複合信号CS4を発生し、前記内ループ手段はさらに、 (6)第1の複合信号CS1の振幅を調整しかつ内ループを閉じるための、第1 の振幅エラー信号Amplitude_Error1を利用する第1の振幅調整 器手段A1と、(7)第1のローレベル増幅器F/N2および第1のハイレベル 増幅器Fの電力レベルを自動的に制御するため、ハイレベル増幅器手段Fの電力 出力が第1のローレベル増幅器手段F/N2の電力出力に比例することを確実に するため、かつ第2のAmplitude_Error2信号を発生するための 自動利得制御回路(AGC)手段と、(8)ローレベル増幅器F/N2により発 生される複合信号CS1の電力レベルを調整するため第2のAmplitude _Error2信号を利用する第2の振幅調整器手段A2とを含む。 外ループ手段は、(1)第4の複合信号CS4と第3の複合信号CS3とを第 2の近似まで加算するための第1の加算器手段を含み、第1の加算器手段は、第 2の相互変調信号αF(L1,L2)、第3の相互変調信号α(G/N1)(L 1,L2)および第2の近似成分α2Adder(L1,L2)を含む第5の複 合信号CS5を出力し、前記外ループ手段はさらに、(2)第5の複合信号CS 5を増幅しかつ反転するためのエラー増幅器手段を含み、エラー増幅器は、第2 の近似において、増加されかつ反転された第2の相互変調信号(−)βαF(L 1,L2)、増加されかつ反転された第3の相互変調信号(−)βα(G/N1 )(L1,L2)および増加されかつ反転された第2の近似成分(−)βα2A dder(L1,L2)を含む第6の複合信号CS6を出力し、ここでβは補償 を最適化する増加係数であり、前記外ループ手段はさらに、(3)第3の複合信 号CS3および第6の複合信号CS6の電気経路を等化するため第3の複合信号 CS3を遅延するための第2の遅延手段と、(4)遅延された第3の複合信号C S3と第6の複合信号CS6とを加算するための第2の加算器手段とを含み、第 2の加算器手段は、第1の近似において、2つの入力信号(L1,L2)および 反転された第3の相互変調信号(−)α(G/N1)(L1,L2)を含む第7 の複合信号CS7を出力し、前記外ループ手段はさらに、(5)2つの入力信号 (L1,L2)、反転された第3の相互変調信号(−)α(G/N1)(L1, L2)および第4の相互変調信号αG(L1,L2)を含む第8の複合信号CS 8を発生するための第2の非線形ハイレベル電力増幅器手段Gを含み、反転され た第3の相互変調信号(−)α(G/N1)(L1,L2)と第4の相互変調信 号αG(L1,L2)とは第1の近似において互いに相殺し合う。 好ましい実施例において、内ループはさらに、第1の複合信号CS1の位相を 調整しかつ内ループを閉じるために、位相・振幅比較器(PAC)手段により発 生される位相エラー信号Phase_Errorを利用する位相調整器手段Θを 含む。 好ましい実施例において、外ループ手段はさらに、駆動レベル、周波数および 温度にわたってエラー増幅器手段の利得および位相を安定化し、かつ、エラー増 幅器手段の線形性を向上させるための回路を含む。 一実施例において、周波数および温度にわたってエラー増幅器の利得および位 相を安定化するための回路は、さらにフィードフォワードループを含む。他の実 施例においては、周波数および温度にわたってエラー増幅器の利得および位相を 安定化するための回路はさらにフィードバックループを含む。 この発明のさらなる局面は、プレ・ポストひずみ装置を通じて少なくとも2つ の無線周波数(RF)信号(L1およびL2)の伝搬により発生された非線形の ひずみを取除くためのプレ・ポストひずみ装置の代替的構造に向けられる。代替 的プレ・ポストひずみ装置は、(A)内ループ手段と外ループ手段とを含む。 内ループ手段はさらに、(1)2つの入力信号(L1,L2)および第1の相 互変調信号α(F/N2)(L1,L2)を含む第1の複合信号CS1を発生す るための第1の非線形ローレベルドライバ増幅器手段F/N2と、(2)2つの 入力信号(L1,L2)、第1の相互変調信号α(F/N2)(L1,L2)お よび第2の相互変調信号αF(L1,L2)を含む第2の複合信号CS2を発生 するための第1の非線形ハイレベル電力増幅器手段Fと、(3)2つの入力信号 (L1,L2)、第1の相互変調信号α(F/N2)(L1,L2)、第2の相 互変調信号αF(L1,L2)および第3の相互変調信号α(G/N1)(L1 ,L2)を含む第3の複合信号CS3を発生するための第2の非線形ローレベル ドライバ増幅器手段G/N1と、(4)2つの入力信号(L1,L2)および第 4の相互変調信号α(F*/N2)(L1,L2)を含む第4の複合信号CS4 を発生するための第3の非線形ローレベルドライバ増幅器手段F*/N2と、( 5)位相エラー信号Phase_Errorを発生しかつ第1の振幅エラー信号 Amplitude_Error1を発生するための位相・振幅比較器(PAC )手段と、(6)入来する2つの入力信号(L1,L2)の位相を調整するため の、位相エラー信号Phase_Errorを利用する位相調整器手段Θとを含 み、位相調整動作は、入来信号の初期電力レベルで行なわれ、前記内ループ手段 はさらに、(7)第4の複合信号CS4を遅延するための第1の遅延手段と、( 8)第4の複合信号CS4の振幅を調整しかつ内ループを閉じるための、第1の 振幅エラー信号Amplitude_Error1を利用する第1の振幅調整 器手段A1と、(9)第1のローレベル増幅器F/N2および第1のハイレベル 増幅器Fの電力レベルを自動的に制御するため、ハイレベル増幅器手段Fの電力 出力が第1のローレベル増幅器手段F/N2の電力出力に比例することを確実に するため、かつ第2のΛmplitude_Error2信号を発生するための 自動利得制御回路(AGC)手段と、(10)ローレベル増幅器F/N2により 発生される複合信号CS1の電力レベルを調整するため第2のAmplitud e_Error2信号を利用する第2の振幅調整器手段A2とを含む。 外ループ手段は、(1)遅延された第4の複合信号CS4と第3の複合信号C S3とを第2の近似まで加算するための第1の加算器手段を含み、第1の加算器 手段は、第2の相互変調信号αF(L1,L2)、第3の相互変調信号α(G/ N1)(L1,L2)および第2の近似成分α2Adder(L1,L2)を含 む第5の複合信号CS5を出力し、前記外ループ手段はさらに、(2)第5の複 合信号CS5を増幅しかつ反転するためのエラー増幅器手段を含み、エラー増幅 器は、第2の近似において、増加されかつ反転された第2の相互変調信号(−) βαF(L1,L2)、増加されかつ反転された第3の相互変調信号(−)βα (G/N1)(L1,L2)および増加されかつ反転された第2の近似成分(− )βα2Adder(L1,L2)を含む第6の複合信号CS6を出力し、前記 外ループ手段はさらに、(3)第3の複合信号CS3およびエラー増幅器手段に より発生された第6の複合信号CS6の電気経路を等化するため第3の複合信号 CS3を遅延するための第2の遅延手段と、(4)遅延された第3の複合信号C S3と第6の複合信号CS6とを加算するための第2の加算器手段とを含み、第 2の加算器手段は、第1の近似において、2つの入力信号(L1,L2)および 反転された第3の相互変調信号(−)α(G/N1)(L1,L2)を含む第7 の複合信号CS7を出力し、前記外ループ手段はさらに、(5)第1の近似にお いて、2つの入力信号(L1,L2)、反転された第3の相互変調信号(−)α (G/N1)(L1,L2)および第5の相互変調信号αG(L1,L2)を含 む第8の複合信号CS8を発生するための第2の非線形ハイレベル電力増幅器手 段Gを含み、反転された第3の相互変調信号(−)α(G/N1)(L1,L2 )と第5の相互変調信号αG(L1,L2)とは第1の近似において互いに相 殺し合う。 好ましい実施例において、代替的プレ・ポストひずみ増幅器の外ループはさら に、周波数および温度によりエラー増幅器の利得および位相を安定化させ、かつ エラー増幅器の線形性を向上させるための回路を含む。 この発明のまたさらなる局面は、プレ・ポストひずみ装置を通じての、少なく とも2つの無線周波数(RF)信号L1およびL2の伝搬により発生される非線 形のひずみを取除くためのプレ・ポストひずみ方法に向けられる。プレ・ポスト ひずみ方法は、(1)第1の非線形ローレベルドライバ増幅器手段F/N2によ り少なくとも2つの入力RF信号(L1,L2)を増幅するステップと、(2) 2つの入力信号(L1,L2)の第1の相互変調信号α(F/N2)(L1,L 2)を第1の近似において導入するステップと、(3)2つの入力信号(L1, L2)と第1の相互変調信号α(F/N2)(L1,L2)とを含む第1の複合 信号CS1を発生するステップと、(4)第1の複合信号CS1を増幅するステ ップと、(5)2つの入力信号(L1,L2)の第2の非線形相互変調信号αF (L1,L2)を第1の近似において導入するステップと、(6)2つの入力信 号(L1,L2)、第1の相互変調信号α(F/N2)(L1,L2)および第 2の相互変調信号αF(L1,L2)を含む第2の複合信号CS2を発生するス テップと、(7)第2の複合信号CS2を増幅するステップと、(8)第3の相 互変調信号α(G/N1)(L1,L2)を第1の近似において導入するステッ プと、(9)2つの入力信号(L1,L2)、第1の相互変調信号α(F/N2 )(L1,L2)、第2の相互変調信号αF(L1,L2)および第3の相互変 調信号α(G/N1)(L1,L2)を含む第3の複合信号CS3を発生するス テップと、(10)第1の複合信号CS1と第2の複合信号CS2との振幅を比 較するステップと、(11)第1の複合信号CS1の位相を遅延しかつ反転する ステップと、(12)第1の複合信号CS1の振幅を調整しかつ内ループを閉じ るステップと、(13)第1のローレベル増幅器F/N2および第1のハイレベ ル増幅器Fの電力レベルを自動的に制御し、ハイレベル増幅器手段Fの電力出力 が第1のローレベル増幅器手段F/N2の電力出力に比例することを確実にし、 かつ第2のAmplitude_Error2信号を発生するステップと、(1 4)複合信号CS1の電力レベルを調整するステップと、(15)第4の複合信 号CS4と第3の複合信号CS3とを第2の近似まで加算するステップと、(1 6)第2の相互変調信号αF(L1,L2)、第3の相互変調信号α(G/N1 )(L1,L2)および第2の近似成分α2Adder(L1,L2)を含む第 5の複合信号CS5を発生するステップと、(17)第5の複合信号CS5を増 幅しかつ反転して、かつ第6の複合信号CS6を発生するステップと、(18) 第3の複合信号CS3および第6の複合信号CS6の電気経路を等化するため、 第3の複合信号CS3を遅延するステップと、(19)遅延された第3の複合信 号CS3と第6の複合信号CS6とを加算し、第1の近似において、2つの入力 信号(L1,L2)および反転された第3の相互変調信号(−)α(G/N1) (L1,L2)を含む第7の複合信号CS7を発生するステップと、(20)第 7の複合信号CS7を増幅するステップと、(21)2つの入力信号(L1,L 2)の第4の非線形相互変調信号αG(L1,L2)を第1の近似において導入 するステップと、(22)第1の近似において、2つの入力信号(L1,L2) 、第4の非線形相互変調信号αG(L1,L2)および反転された第3の相互変 調信号(−)α(G/N1)(L1,L2)を含む第8の複合信号CS8を発生 するステップとを含み、第4の非線形相互変調信号αG(L1,L2)と反転さ れた第3の相互変調信号とは互いに相殺し合い、前記方法はさらに、(23)第 2のハイレベル電力増幅器手段Gの利得の変動を補償するためかつ第2のローレ ベルドライバ増幅器G/N1および第2のハイレベル電力増幅器Gの出力電力を 適切にスケーリングするため、第8の複合信号CS8をPAC手段へフィードバ ックするステップを含む。 図面の簡単な説明 図1は、従来技術による先行ひずみ増幅器を示す。 図2は、プレ・ポストひずみ増幅器を示す図である。 図3は、プレ・ポストひずみ増幅器の代替的なアーキテクチャを示す。 図4は、位相・振幅比較器を示す。 好ましい実施例の詳細な説明 従来技術による先行ひずみ回路10を図1に示す。この従来技術による先行ひ ずみ回路は、周波数L1およびL2を有する少なくとも2つの入力RF信号がそ れを通じて伝搬する際に、ひずみ信号を導出する。これらひずみ信号は、関連す る入力信号L1およびL2の帯域内にあるために、有効に遮ることはできない。 したがって、従来技術によるひずみを最小にするための先行ひずみ方法は、各線 形増幅器によって生成されるひずみと同様のひずみを生成するステップと、それ を入力部で正しい利得、位相および遅延で加えて、各線形増幅器の出力において ひずみを相殺するステップとを含む。この方法は、増幅器のカスケード内の各々 2つの増幅器のひずみ特性を合致させる必要がある。しかしながら、図1に示す 回路は、それを実用において不所望なものにする固有の制限を有する。 この設計の第1の欠点は、出力段の電力出力に対するドライバ段の電力出力の 比である。ドライバ段F/N1×N2(12)およびG/N1×N2(14)は 、適正に動作するために、それぞれ、出力段F(16)およびG(18)の厳密 な複製でなければならない。理論的には、内ループ20は外ループ22をプレデ ィストートする。ひずみ信号を補償することができるように、ドライバ段および 出力段のすべての非線形特性は、周波数、温度および電力とは無関係に、同一に 保たれなければならない。 例1 増幅器G(18)は、そのトポロジにより、25ワット(W)を出力すること ができるが、そのスケーリングされた複製であるG/N1×N2(14)はわず かに630ミリワット(mW)を出力することができるのみである。このように 、これら2つの電力の比は約40倍である。比較増幅器F(16)(3.16W )と、その対応物であるF/N1×N2(12)(0.079W)は、同様の結 果を生み出す。 出力電力が40倍異なる2つの増幅器が同様に動作することはない。したがっ て、従来技術による先行ひずみ回路のトポロジは、ひずみ信号を排除する目的の ためにはこの回路を全く不完全なものにする。実際に、もしこのドライバ部分が 出力装置として同じパッケージ内に設置されていたとしても、ボンドワイヤカプ リング、共通導線インダクタンス、および熱抵抗等の重要なパラメータが内ルー プ20および外ループ22の2つの部分間で一致しないであろうことは明らかで ある。したがって、従来の先行ひずみ方式のもっとも重要なパラメータ、すなわ ち相互変調および温度性能が一致することはない。 第2に、先行ひずみの基本前提は、(1)ドライバ・増幅器がその対応物のス ケーリングされた複製であること、および、(2)ドライバの増幅器の動作点が 出力装置のそれを複製すること、およびその逆である。従来の先行ひずみ回路1 0は、ドライバ段の出力電力をそのスケーリングされた対応物と比例するように する手段を何ら提供しない。実際に、ドライバ増幅器G/N1×N2(14)の 出力電力は、その対応物である増幅器G(18)に対して変化する場合がある。 したがって、G/N1×N2増幅器(14)の動的な動作点、およびしたがって その相互変調特性は、G増幅器(18)の動的動作点および相互変調特性とは異 なる。 第3に、エラー増幅器24に関連する本来的な欠点が存在する。どのような補 償方式も、エラー増幅器が非常に正確であることを求める。エラー増幅器24内 の利得および位相のばらつきは、全体的なシステムの性能に多大な影響を及ぼす 。従来の先行ひずみ回路10は、エラー増幅器内の利得および位相のばらつきを 軽減する手段を何ら含んでいない。 最後に、G(18)とG/N1×N2(14)との増幅器の対およびF(16 )とF/N1×N2(12)との増幅器の対を含む従来の先行ひずみ回路のひず み特性は、同一の動作条件を備えてはいない。 図2は、本発明の主題を含むプレ・ポストひずみ回路30の好ましい実施例を 示す。プレ・ポスト回路30は、先行技術の上に記載した欠点を克服する。実際 に、以下に示されるように、プレ・ポストひずみ増幅器30は、線形性が非常に 高い、4段の閉ループ増幅器(ドライバ増幅器F/N2(42)、電力増幅器F (40)、ドライバ増幅器G/N1(36)、および電力増幅器G(38))を 含む。各ブロックの出力電力は、ドライバ装置の動作が真に、プレドライバ装置 のスケーリングされた形を複製するように選ばれる。エラー増幅器32は、周波 数および温度にわたってエラー増幅器の利得および位相を安定にする回路によっ て取囲まれている。システム(44)の出力電力RFoutはフィードバックされ て、位相・振幅比較器(PAC)34において先の段の出力電力と比較される。 PAC(34)は、最終の2つの段G(38)およびG/N1(36)が、適切 にスケーリングされた出力電力レベルを有するようにする。最後に、自動利得制 御(AGC)(46)が、第2の段F(40)の電力出力が確実に第1の段F/ N2(42)のそれに比例するようにして、それにより、最初の2つの段が適切 にスケーリングされた出力電力を有することを保証する。 再び図2を参照して、少なくとも2つの無線周波数(RF)入力信号L1およ びL2(42)が、プレ・ポストひずみ装置30内に導入される。この装置30 は、少なくとも2つの無線周波数(RF)信号L1およびL2がそれを通じて伝 搬することによって生成される非線形ひずみを排除するよう設計される。プレ・ ポストひずみ装置30は、内ループ50および外ループ52を含む。 内ループ50は、第1の非線形ローレベルドライバ増幅器F/N2(42)を 含む。この増幅器F/N2は、2つの入力信号(L1,L2)の第1の相互変調 信号α(F/N2)(L1,L2)(70)を第1近似で導入し、かつ、2つの 入力信号(L1,L2)および第1の相互変調信号α(F/N2)(L1,L2 )を含む第1の複合信号CS1(54)を出力する。ここで、αは級数展開のパ ラメータである。すべての相互変調信号の振幅は、入力信号L1およびL2の振 幅と比較すれば小さいものと考えられる。 内ループはさらに、第1の非線形ハイレベル電力増幅器F(40)を含む。こ れは、上述の2つの入力信号(L1,L2)の第2の非線形相互変調信号αF( L1,L2)(72)を第1近似で導入し、かつ、2つの入力信号(L1,L2 )、第1の相互変調信号α(F/N2)(L1,L2)、および第2の相互変調 信号αF(L1,L2)を含む、第2の複合信号CS2(56)を出力する。内 ループはまた、第2の非線形ローレベルドライバ増幅器G/N1(36)を含む 。これは、第3の相互変調信号α(G/N1)(L1,L2)(74)を第1近 似で導入して、2つの入力信号(L1,L2)、第1の相互変調信号α(F/N 2)(L1,L2)、第2の相互変調信号αF(L1,L2)、および第3の相 互変調信号α(G/N1)(L1,L2)を含む、第3の複合信号CS3(5 8)を出力する。 内ループ50はさらに、第1の遅延部(80)を含む。これは、第1の複合信 号CS1(54)の位相を遅延しかつ反転して、第4の複合信号CS4(60) を生成する。位相・振幅比較器(PAC)(54)は、第8の複合信号CS8の 振幅と第4の複合信号CS4の振幅とを比較する。比較器PACは、第1の振幅 エラー信号Amplitude_Error1(82)を生成する。第1の振幅調整器A1(8 4)は、この第1の振幅エラー信号Amplitude_Error1(82)を利用して、第 1の複合信号CS1の振幅を調整し、かつ、内ループを閉じる。 自動利得制御回路(AGC)(46)は、第1のローレベル増幅器F/N2( 42)および第1のハイレベル増幅器F(40)の電力レベルを自動的に制御し 、そのハイレベル増幅器Fの電力出力が確実に、第1のローレベル増幅器F/N 2の電力出力と比例するようにし、かつ、第2のAmplitude_Error2信号(90 )を生成する。 最後に、内ループ(50)は、第2の振幅調整器A2(88)を含む。これは 、第2のAmplitude_Error2信号(90)を利用して、複合信号CS1(54) の電力レベルを調整する。 好ましい実施例においては、内ループ(50)はさらに、位相調整器Θ(86 )を含む。これは、比較器(34)によって生成される位相エラー信号Phase_E rror(83)を利用して、第1の複合信号CS1(54)の位相を調節し、かつ 、内ループを閉じる。 外ループ(52)は、第1の加算器(92)を含む。これは、第4の複合信号 CS4(60)と第3の複合信号CS3(58)とを第2の近似まで合算する。 なぜなら、第1近似では、入来(L1,L2)信号が相殺されるためである。し たがって、第1の加算器(92)は、第2の相互変調信号αF(L1,L2)( 72)、第3の相互変調信号α(G/N1)(L1,L2)(74)、および第 2の近似成分α2Adder(L1,L2)を含む、第5の複合信号CS5(6 2)を出力する。 エラー増幅器(32)は、第5の複合信号CS5(62)を増幅しかつ反転し て、第6の複合信号CS6(64)を出力する。この第6の複合信号CS6(6 4)は、増大および反転された第2の相互変調信号(−)βαF(L1,L2) 、増大されかつ反転された第3の相互変調信号(−)βα(G/N1)(L1, L2)、および増大されかつ反転された第2の近似成分(−)βα2Adder (L1,L2)を、第2近似で含む。増加係数βは、プレ・ポストひずみ増幅器 30の性能を最適化するように選ぶことが可能である。 第2の遅延手段(104)は、ドライバ増幅器G/N1(36)に接続されて 、第3の複合信号CS3(58)を遅延し、これにより、第3の複合信号CS3 (58)と第6の複合信号CS6(64)との電気経路を等化する。 外ループはさらに、第2の加算器(106)を含む。これは、遅延された第3 の複合信号CS3と第6の複合信号CS6とを合算して、2つの入力信号(L1 ,L2)および反転された第3の相互変調信号(−)α(G/N1)(L1,L 2)を第1近似で含む第7の複合信号CS7(66)を出力する。 外ループはまた、第2の非線形ハイレベル電力増幅器G(38)を含む。この ハイレベル増幅器Gは、第7の複合信号CS7を増幅するとともに、2つの入力 信号(L1,L2)の第4の非線形相互変調信号αG(L1,L2)(76)を 第1近似で導入して、2つの入力信号(L1,L2)、反転された第3の相互変 調信号(−)α(G/N1)(L1,L2)、および第4の相互変調信号αG( L1,L2)を含む第8の複合信号CS8(68)を出力する。反転された第3 の相互変調信号(−)α(G/N1)(L1,L2)と第4の相互変調信号αG (L1,L2)とは、第1近似で互いに相殺しあう。 第8の複合信号CS8は、比較器34にフィードバックされて、第2のハイレ ベル電力増幅器G(38)の利得のばらつきを補償し、かつ、第2のローレベル ドライバ増幅器G/N1(36)および第2のハイレベル電力増幅器G(38) の出力電力を適切にスケーリングする。 このように、第1のローレベルドライバ増幅器F/N2(42)はポストディ ストートされ、第2のハイレベル電力増幅器G(38)はプレディストートされ る。これにより、高いスペクトル純度の出力信号が生み出されるが、これは、少 なくとも2つの入力信号L1およびL2によって生成されたすべての第1近似の 相互変調信号(ひずみ)が、プレ・ポストひずみ回路内で伝搬する際に、プレ・ ポストひずみ回路自身によって排除されるためである。 好ましい実施例においては、外ループ(52)はさらに、エラー増幅器(32 )に接続された回路(110)を含む。この回路は、エラー増幅器手段の利得お よび位相を周波数および温度にわたって安定化し、かつ、エラー増幅器の線形性 を改善する。 一実施例においては、この回路(110)は、エラー増幅器に接続されてエラ ー増幅器の利得および位相を周波数および温度にわたって安定化するための、フ ィードフォワードループ(94、96、100、102、および98)を含む。 別の実施例においては、この回路(110)は、エラー増幅器に接続されてエ ラー増幅器の利得および位相を周波数および温度にわたって安定化するための、 フィードバックループを含む。 本発明のベストモードにおいては、ドライバおよび電力増幅器(F/N2およ びF、G/N1およびG)の電力出力はスケールダウンされる。ドライバおよび 電力増幅器の電力出力をスケールダウンするプロセスを以下に説明する。 まず、エラー増幅器32の通常の動作を説明するが、ここでは、エラー増幅器 はオーバドライブされない。この場合、このエラー増幅器を通る電力はあまり大 きくはない。このため、エラー増幅器は第2および第3の近似の相互変調のみを 生成し、第1近似の相互変調は生成しない。PAC比較器34(図3を参照)は 、ブロック(124)内でReference1信号(118)およびReference2信号( 116)の位相を比較して、位相調整器(86)を制御するPhase_Error信号( 83)を生成する。 PACはまた、ブロック122内でBalance信号(112)とReference2信号 (116)の振幅を比較して、Amplitude_Error1信号(85)を生成する。ブ ロック120ではCS3(Reference1)およびCS4(Reference2)信号の振 幅が比較されて、エラー信号Amplitude_Error3(87)が生成されるが、これ は使用されない。 もしAmplitude_Error3信号が振幅調整器A1(84)を制御するのに使用さ れる場合、入来信号(L1,L2)は完全に相殺されるであろう。もしAmplitud e_Error1信号(85)を使用して振幅調整器A1(84)が制御され る場合には、(L1,L2)信号の相殺は、G電力増幅器38の利得に依存する 。我々の目標は、GとG/N1との電力レベルを比例させることである。CS8 (Balance信号112)がCS3(Reference2信号116)よりも小さい場合、 Gの利得は小さすぎる。この場合、Amplitude_Error1信号(85)が振幅調整 器A1(82)を減衰する。これにより、(L1,L2)信号が、エラー増幅器 32を通じて進み、かつ、CS8信号に同相で電力を加えることができるように なり、したがって、増幅器Gの利得が有効に増大される。 G増幅器の利得Gが高すぎる場合、CS8信号の電力も高すぎる、すなわち、 CS8はCS3信号よりもはるかに強い。この場合、エラー増幅器32はCS8 信号から電力を減じることによって、利得Gを有効に減じることができる。 次に、エラー増幅器32の異常な動作について説明する。この場合、エラー増 幅器はオーバドライブされる。すなわち、このエラー増幅器は、第1および第2 近似で多くのひずみ信号を生成する可能性がある。エラー増幅器が異常な動作を する原因は、G増幅器の利得が期待値からかけ離れている状況にある。 例2 Gは、期待される10dBの利得ではなく、12dBの利得を有する。このエ ラー増幅器は、異常な動作において2dBまで補償することができる。 Limit信号114(図3を参照)は、エラー増幅器の出力電力信号CS6を測 定する。もしこのLimit信号が予め設定されたある値に達すれば、電界効果トラ ンジスタ(115)がオンになる。電界効果トランジスタは、それら測定値をRe ference1v.Reference2へとシフトし始める。これは、エラー増幅器の出力電 力CS6がLimit信号内となるまで続けられる。このように、Amplitude_Error 1信号(82)は2つのエラー信号87と85との合計である。 Limitに達するか達しないかにかかわらず、位相の比較は常に、比較器34に よって、Reference1信号(118)とReference2信号(116)とを比較し、 かつ、位相調整器(86)を調整するPhase_Error信号(83)を生成すること によって行なわれる。 AGC(46)は、F/N2およびF増幅器をスケールダウンするのに使用さ れる。その結果、プレ・ポストひずみ増幅器の開示された実施例は、図1に示す 先行技術による従来の先行ひずみ増幅器に対して利点を有する。 実際に、各電力装置の、関連するドライバ装置に対する電力比は、従来の先行 ひずみにおいて得ることのできる電力比よりもはるかに小さい。最悪の電力比は 、電力装置G(38)とそのドライバの対応物であるG/N1(36)との間で 生じる。この比は、従来の先行ひずみシステムにおいて40倍であったのに対し (上述の説明を参照)、今や約4倍である。プレ・ポストひずみアーキテクチャ においては、電力増幅器F(40)とその対応物であるドライバ増幅器F/N2 (42)の出力電力の比は、単位元に近い。この4倍の電力比は、4つの出力電 力装置と1つの同一のドライバとを使用することによって、容易に実現すること が可能である。以上のように、ドライバ装置対電力出力装置の性能の複製に関連 する問題は、大幅に最小化される。 しかしながら、図2に示すプレ・ポストひずみシステムのアーキテクチャには 限界がある。実際に、位相調整器86は、大量の電力を取扱うように現時点にお いて設計することは困難である(コストがかかりすぎる)。このため、位相調整 を可能な限り低い信号レベルで行なうために、位相調節チャネルと振幅調整チャ ネルとを分離することが賢明である。図4に示す代替的なアーキテクチャにおい ては、位相調整チャネルと振幅調整チャネルとが分離されている。 図4に示す回路は、図2に示す回路とほぼ同様である。したがって、違いのみ に着目する。主な違いは、位相調整(182)と振幅調整(186)のそれぞれ のチャネルが分離されていることである。これにより、入来信号は増幅が行なわ れる前に、可能な限り低いレベルで位相調整を行なうことが可能となる。 最後に、少なくとも2つの無線周波数(RF)信号L1およびL2がプレ・ポ ストひずみ装置を通じて伝搬することによって生成される非線形ひずみを排除す るための方法について説明する。この方法は以下のステップを含む。すなわち、 第1のステップは、第1の非線形ローレベルドライバ増幅器手段F/N2によっ て、少なくとも2つの入力RF信号(L1,L2)を増幅するステップである。 この増幅器は、2つの入力信号(L1,L2)の第1の相互変調信号α(F/N 2)(L1,L2)を第1近似で導入して、2つの入力信号(L1,L2)およ び第1の相互変調信号α(F/N2)(L1,L2)を含む第1の複合信号CS 1を生成する。 次のステップは、第1の非線形ハイレベル電力増幅器Fによって第1の複合信 号CS1を増幅するステップである。電力増幅器Fは、第2の非線形相互変調信 号αF(L1,L2)を第1近似で導入して、2つの入力信号(L1,L2)、 第1の相互変調信号α(F/N2)(L1,L2)、および第2の相互変調信号 αF(L1,L2)を含む、第2の複合信号CS2を生成する。第2の非線形ロ ーレベル増幅器G/N1は、第3の相互変調信号α(G/N1)(L1,L2) を第1の近似で導入して、2つの入力信号(L1,L2)、第1の相互変調信号 α(F/N2)(L1,L2)、第2の相互変調信号αF(L1,L2)、およ び第3の相互変調信号α(G/N1)(L1,L2)を含む、第3の複合信号C S3を生成する。 位相・振幅比較器(PAC)は、第8の複合信号CS8と第3の複合信号CS 3の振幅を比較して、第1の振幅エラー信号Amplitude_Error1を生成する。第 1の振幅調整器は、このエラー信号Amplitude_Error1を利用して、第1の複合 信号CS1の振幅を調整しかつ内ループを閉じる。この手順はまた、電力および ドライバ増幅器の電力出力が確実に、適切にスケールダウンされるようにする。 自動利得制御回路(AGC)は、第1のローレベルドライバ増幅器F/N2と 第1のハイレベル電力増幅器Fの電力レベルを自動的に制御して、ハイレベル電 力増幅器Fの電力出力が第1のローレベルドライバ増幅器F/N2の電力出力と 確実に比例するようにし、かつ、第2のAmplitude_Error2信号を生成する。 その次のステップは、第2のAmplitude_Error2信号を用いる第2の振幅調整 器A2によって、複合信号CS1の電力レベルを調整するステップである。第4 の複合信号CS4および第3の複合信号CS3は第1の加算器手段によって第2 近似まで合計される。これにより、第2の相互変調信号αF(L1,L2)、第 3の相互変調信号α(G/N1)(L1,L2)、および第2の近似成分α2A dder(L1,L2)を含む第5の複合信号CS5が生成される。 エラー増幅器はこの第5の複合信号CS5を増幅しかつ反転して、第6の複合 信号CS6を出力する。第6の複合信号CS6は、増大されかつ反転された第2 の相互変調信号(−)βαF(L1,L2)、増大されか反転された第3の相互 変調信号(−)βα(G/N1)(L1,L2)、および増大されかつ反転され た第2の近似成分(−)βα2Adder(L1,L2)を含む。ここで、βは 補償を最適にする増加係数である。 第2の加算器は、遅延された第3の複合信号CS3と第6の複合信号CS6と を合計して、2つの入力信号(L1,L2)と反転された第3の相互変調信号( −)α(G/N1)(L1,L2)とを第1の近似で含む、第7の複合信号CS 7を出力する。 最後に、この第7の複合信号CS7が第2の非線形ハイレベル電力増幅器手段 Gによって増幅される。この電力増幅器手段Gは、2つの入力信号(L1,L2 )の第4の非線形相互変調信号αG(L1,L2)を第1の近似で導入して、2 つの入力信号(L1,L2)、第4の非線形相互変調信号αG(L1,L2)、 および反転された第3の相互変調信号(−)α(G/N1)(L1,L2)を第 1の近似で含む、第8の複合信号CS8を生成する。第4の非線形相互変調信号 αG(L1,L2)および反転された第3の相互変調信号は、互いに相殺し合う 。第8の複合信号CS8はPACにフィードバックされて、第2のハイレベル電 力増幅器Gの利得のばらつきが補償され、かつ、第2のローレベルドライバ増幅 器G/N1および第2のハイレベル電力増幅器Gの出力電力が適正にスケーリン グされる。このように、第1のローレベルドライバ増幅器F/N2はポストディ ストートされ、第2のハイレベル電力増幅器Gはプレディストートされる。これ により、高いスペクトル純度を有する出力信号が生み出される。 本発明の好ましい実施例の説明は、その原理を説明する目的で与えられたもの であって、本発明を制限または限定するものと考えられてはならない。本発明の 範囲から離れることなく、同業者によって多くの修正がなされ得るためである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.プレ・ポストひずみ装置を通じて、少なくとも2つの無線周波数(RF)信 号L1およびL2の伝搬によって発生される非線形のひずみを取除くためのプレ ・ポストひずみ装置であって、前記プレ・ポストひずみ装置は、 内ループ手段を含み、前記内ループ手段は、 第1の非線形ローレベルドライバ増幅器手段F/N2を含み、前記第1の非 線形ローレベル増幅器手段F/N2は、前記少なくとも2つの入力RF信号(L 1,L2)を増幅する間に、前記2つの入力信号(L1,L2)の第1の相互変 調信号α(F/N2)(L1,L2)を第1の近似において導入し、αは、級数 展開のパラメータであり、前記第1の非線形ローレベルドライバ増幅器手段F/ N2は、前記2つの入力信号(L1,L2)および前記第1の相互変調信号α( F/N2)(L1,L2)を含む第1の複合信号CS1を出力し、前記内ループ 手段はさらに、 前記第1の非線形ローレベル増幅器手段F/N2に接続される第1の非線形 ハイレベル電力増幅器手段Fを含み、前記第1の非線形ハイレベル増幅器手段F は、前記第1の非線形ローレベル増幅器F/N2により発生される前記第1の複 合信号CS1を増幅する間、前記第2の入力信号(L1,L2)の第2の非線形 相互変調信号αF(L1,L2)を第1の近似において導入し、前記第1の非線 形ハイレベル電力増幅器手段Fは、前記2つの入力信号(L1,L2)、前記第 1の相互変調信号α(F/N2)(L1,L2)および前記第2の相互変調信号 αF(L1,L2)を含む第2の複合信号CS2を出力し、前記内ループ手段は さらに、 前記第1のハイレベル増幅器手段Fに接続される第2の非線形ローレベルド ライバ増幅器手段G/N1を含み、前記第2の非線形ローレベル増幅器手段G/ N1は、前記2つの入力信号(L1,L2)、前記第1の相互変調信号α(F/ N2)(L1,L2)および前記第2の相互変調信号αF(L1,L2)を含む 前記第2の複合信号CS2を増幅する間、第3の相互変調信号α(G/N1)( L1,L2)を第1の近似において導入し、前記第2の非線形ローレベルドライ バ増幅器手段G/N1は、前記2つの入力信号(L1,L2)、前記第1の相 互変調信号α(F/N2)(L1,L2)、前記第2の相互変調信号αF(L1 ,L2)および前記第3の相互変調信号α(G/N1)(L1,L2)を含む第 3の複合信号CS3を出力し、前記内ループ手段はさらに、 前記第1の複合信号CS1を遅延しかつ前記第1の複合信号CS1の位相を 反転するための、前記F/N2増幅器手段に接続される第1の遅延手段を含み、 前記第1の遅延手段は第4の複合信号CS4を発生し、前記内ループ手段はさら に、 前記第8の複合信号CS8と前記第4の複合信号CS4との振幅を比較する ための、前記第2のハイレベル増幅器手段Gに接続されかつ前記第1のローレベ ル増幅器手段F/N2に接続される位相・振幅比較器(PAC)手段を含み、前 記PAC手段は、第1の振幅エラー信号Amplitude_Error1を発 生し、前記内ループ手段はさらに、 前記第1のローレベル非線形増幅器手段F/N2に接続されかつ前記PAC 手段に接続される第1の振幅調整器手段A1を含み、前記第1の振幅調整器手段 A1は、前記第1の複合信号CS1の振幅を調整しかつ前記内ループを閉じるた めの、前記PAC手段により発生される前記第1の振幅エラー信号Amplit ude_Error1を利用し、前記内ループ手段はさらに、 前記第1のローレベル増幅器F/N2および前記第1のハイレベル増幅器F の電力レベルを自動的に制御するため、前記ハイレベル増幅器手段Fの電力出力 が前記第1のローレベル増幅器手段F/N2の電力出力に比例することを確実に するため、かつ第2のAmplitude_Error2信号を発生するための 、前記第1のローレベル増幅器手段F/N2に接続されかつ前記第1のハイレベ ル増幅器手段Fに接続される、自動利得制御回路(AGC)手段と、 前記AGC手段に接続されかつ前記第1のローレベル増幅器手段F/N2に 接続される、第2の振幅調整器手段A2とを含み、前記第2の振幅調整器手段A 2は、前記ローレベル増幅器F/N2により発生される前記複合信号CS1の電 力レベルを調整するため前記第2のAmplitude_Error2信号を利 用し、前記プレ・ポストひずみ装置はさらに、 前記内ループ手段に接続される外ループ手段を含み、前記外ループ手段は、 前記第4の複合信号CS4と前記第3の複合信号CS3とを第2の近似まで 加算するための、前記第1の遅延手段に接続されかつ前記第2のローレベル増幅 器手段G/N1に接続される第1の加算器手段を含み、前記第1の加算器手段は 、前記第2の相互変調信号αF(L1,L2)、前記第3の相互変調信号α(G /N1)(L1,L2)および第2の近似成分α2Adder(L1,L2)を 含む第5の複合信号CS5を出力し、前記外ループ手段はさらに、 前記第5の複合信号CS5を増幅しかつ反転するための、前記第1の加算器 手段に接続されるエラー増幅器手段を含み、前記エラー増幅器は、第2の近似に おいて、増加されかつ反転された第2の相互変調信号(−)βαF(L1,L2 )、増加されかつ反転された第3の相互変調信号(−)βα(G/N1)(L1 ,L2)および増加されかつ反転された第2の近似成分(−)βα2Adder (L1,L2)を含む第6の複合信号CS6を出力し、ここで、βは補償を最適 化する増加係数であり、前記外ループ手段はさらに、 前記第3の複合信号CS3および前記エラー増幅器手段により発生された前 記第6の複合信号CS6の電気経路を等化するため前記第3の複合信号CS3を 遅延するための、前記第2のローレベル増幅器手段G/N1に接続される第2の 遅延手段と、 前記遅延された第3の複合信号CS3と前記第6の複合信号CS6とを加算 するための、前記エラー増幅器手段に接続されかつ前記第2の遅延手段に接続さ れる第2の加算器手段とを含み、前記第2の加算器手段は、第1の近似において 、前記2つの入力信号(L1,L2)および反転された第3の相互変調信号(− )α(G/N1)(L1,L2)を含む第7の複合信号CS7を出力し、前記外 ループ手段はさらに、 前記第2の加算器手段に接続される第2の非線形ハイレベル電力増幅器手段 Gを含み、前記第2の非線形ハイレベル増幅器手段Gは、前記第2の加算器手段 により発生される前記第7の複合信号CS7を増幅する間、前記2つの入力信号 (L1,L2)の第4の非線形相互変調信号αG(L1,L2)を第1の近似に おいて導入し、前記第2の非線形ハイレベル電力増幅器手段Gは、前記2つの入 力信号(L1,L2)、前記反転された第3の相互変調信号(−)α(G/N 1)(L1,L2)および前記第4の相互変調信号αG(L1,L2)を含む第 8の複合信号CS8を出力し、前記反転された第3の相互変調信号(−)α(G /N1)(L1,L2)と前記第4の相互変調信号αG(L1,L2)とは第1 の近似において互いに相殺し合い、 前記第8の複合信号CS8は、前記第2のハイレベルドライバ増幅器手段Gの 利得の変動を補償し、かつ、前記第2のローレベルドライバ増幅器G/N1およ び前記第2のハイレベル電力増幅器Gの出力電力を適切にスケーリングするため 、前記PAC手段にフィードバックされ、 前記第1のローレベルドライバ増幅器F/N2はポストディストートされ、 前記第2のハイレベル電力増幅器Gはプレディストートされ、高いスペクトル 純度の出力信号を発生する、プレ・ポストひずみ装置。 2.前記内ループはさらに、前記第1の振幅調整器手段A1に接続されかつ前記 PAC手段に接続される位相調整器手段Θを含み、 前記位相・振幅比較器(PAC)手段は位相エラー信号Phase_Erro rを発生し、かつ、 前記位相調整器手段Θは、前記第1の複合信号CS1の位相を調整しかつ前記 内ループを閉じるために、前記位相エラー信号Phase_Errorを利用す る、請求項1に記載のプレ・ポストひずみ装置。 3.前記外ループ手段はさらに、周波数および温度にわたって前記エラー増幅器 手段の利得および位相を安定化し、かつ、前記エラー増幅器手段の線形性を向上 させるための、前記エラー増幅器手段に接続される回路を含む、請求項1に記載 のプレ・ポストひずみ装置。 4.周波数および温度にわたって前記エラー増幅器の利得および位相を安定化す るための前記回路は、周波数および温度にわたって前記エラー増幅器の利得およ び位相を安定化するため、前記エラー増幅器に接続されるフィードフォワードル ープをさらに含む、請求項3に記載のプレ・ポストひずみ装置。 5.周波数および温度にわたって前記エラー増幅器の利得および位相を安定化す るための前記回路は、周波数および温度にわたって前記エラー増幅器の利得およ び位相を安定化するため、前記エラー増幅器に接続されるフィードバックループ をさらに含む、請求項3に記載のプレ・ポストひずみ装置。 6.プレ・ポストひずみ装置を通じて、少なくとも2つの無線周波数(RF)信 号L1およびL2の伝搬によって発生される非線形のひずみを取除くためのプレ ・ポストひずみ装置であって、前記プレ・ポストひずみ装置は、 内ループ手段を含み、前記内ループ手段は、 第1の非線形ローレベルドライバ増幅器手段F/N2を含み、前記第1の非 線形ローレベル増幅器手段F/N2は、前記少なくとも2つの入力RF信号(L 1,L2)を増幅する間に、前記2つの入力信号(L1,L2)の第1の相互変 調信号α(F/N2)(L1,L2)を第1の近似において導入し、αは、級数 展開のパラメータであり、前記第1の非線形ローレベルドライバ増幅器手段F/ N2は、前記2つの入力信号(L1,L2)および前記第1の相互変調信号α( F/N2)(L1,L2)を含む第1の複合信号CS1を出力し、前記内ループ 手段はさらに、 前記第1の非線形ローレベル増幅器手段F/N2に接続される第1の非線形 ハイレベル電力増幅器手段Fを含み、前記第1の非線形ハイレベル増幅器手段F は、前記第1の非線形ローレベル増幅器F/N2により発生される前記第1の複 合信号CS1を増幅する間、前記第2の入力信号(L1,L2)の第2の非線形 相互変調信号αF(L1,L2)を第1の近似において導入し、前記第1の非線 形ハイレベル電力増幅器手段Fは、前記2つの入力信号(L1,L2)、前記第 1の相互変調信号α(F/N2)(L1,L2)および前記第2の相互変調信号 αF(L1,L2)を含む第2の複合信号CS2を出力し、前記内ループ手段は さらに、 前記第1のハイレベル増幅器手段Fに接続される第2の非線形ローレベルド ライバ増幅器手段G/N1を含み、前記第2の非線形ローレベル増幅器手段G/ N1は、前記2つの入力信号(L1,L2)、前記第1の相互変調信号α(F/ N2)(L1,L2)および前記第2の相互変調信号αF(L1,L2)を含む 前記第2の複合信号CS2を増幅する間、第3の相互変調信号α(G/N1)( L1,L2)を第1の近似において導入し、前記第2の非線形ローレベルドライ バ増幅器手段G/N1は、前記2つの入力信号(L1,L2)、前記第1の相 互変調信号α(F/N2)(L1,L2)、前記第2の相互変調信号αF(L1 ,L2)および前記第3の相互変調信号α(G/N1)(L1,L2)を含む第 3の複合信号CS3を出力し、前記内ループ手段はさらに、 第3の非線形ローレベルドライバ増幅器手段F*/N2を含み、前記第3の 非線形ローレベル増幅器手段F*/N2は、前記2つの入力RF信号(L1,L 2)を増幅する間に、前記2つの入力信号(L1,L2)の第1の相互変調信号 α(F*/N2)(L1,L2)を第1の近似において導入し、前記第3の非線 形ローレベルドライバ増幅器手段F*/N2は、前記2つの入力信号(L1,L 2)および前記第4の相互変調信号α(F*/N2)(L1,L2)を含む第4 の複合信号CS4を出力し、前記内ループ手段はさらに、 位相・振幅比較器(PAC)手段を含み、前記PACは位相チャネル内の2 つの信号の位相を比較し、前記PACは振幅チャネル内の2つの信号の振幅を比 較し、前記位相チャネルは前記PACを含み、前記第1の複合信号CS1と前記 第3の複合信号CS3との位相を比較するため、前記PACに前記第2のローレ ベル増幅器手段G/N1が接続されかつ前記PACに前記第1のローレベル増幅 器手段F/N2が接続され、前記PAC手段は位相エラー信号Phase_Er rorを発生し、前記振幅チャネルは前記PACを含み、前記第4の複合信号C S4と前記第3の複合信号CS3との振幅を比較するため、前記PACに前記第 2のローレベル増幅器手段G/N1が接続されかつ前記PACに前記第3のロー レベル増幅器手段F*/N2が接続され、前記PAC手段は第1の振幅エラー信 号Amplitude_Error1を発生し、前記内ループ手段はさらに、 前記PAC手段に接続される位相調整器手段Θを含み、前記位相調整器手段 Θは、前記入来する2つの入力信号(L1,L2)の位相を調整するため、前記 PAC手段により発生される前記位相エラー信号Phase_Errorを利用 し、前記位相調整動作は入来信号の初期電力レベルで行なわれ、前記内ループ手 段はさらに、 前記第4の複合信号CS4を遅延するための、前記PAC手段に接続されか つ前記第3のF*/N2増幅手段に接続される第1の遅延手段と、 前記第4のローレベル非線形増幅器手段F*/N2に接続されかつ前記PA C手段に接続される第1の振幅調整器手段A1とを含み、前記第1の振幅調整器 手段A1は、前記第4の複合信号CS4の振幅を調整しかつ前記内ループを閉じ るための、前記PAC手段により発生される前記第1の振幅エラー信号Ampl itude_Error2を利用し、前記内ループ手段はさらに、 前記第1のローレベル増幅器F/N2および前記第1のハイレベル増幅器F の電力レベルを自動的に制御するため、前記ハイレベル増幅器手段Fの電力出力 が前記第1のローレベル増幅器手段F/N2の電力出力に比例することを確実に するため、かつ第2のAmplitude_Error2信号を発生するための 、前記第1のローレベル増幅器手段F/N2に接続されかつ前記第1のハイレベ ル増幅器手段Fに接続される、自動利得制御回路(AGC)手段と、 前記AGC手段に接続されかつ前記第1のローレベル増幅器手段F/N2に 接続される、第2の振幅調整器手段A2とを含み、前記第2の振幅調整器手段A 2は、前記ローレベル増幅器F/N2により発生される前記複合信号CS1の電 力レベルを調整するため前記第2のAmplitude_Error2信号を利 用し、前記プレ・ポストひずみ装置はさらに、 前記内ループ手段に接続される外ループ手段を含み、前記外ループ手段は、 前記遅延された第4の複合信号CS4と前記第3の複合信号CS3とを第2 の近似まで加算するための、前記第1の遅延手段に接続されかつ前記第2のロー レベル増幅器手段G/N1に接続される第1の加算器手段を含み、前記第1の加 算器手段は、前記第2の相互変調信号αF(L1,L2)、前記第3の相互変調 信号α(G/N1)(L1,L2)および第2の近似成分α2Adder(L1 ,L2)を含む第5の複合信号CS5を出力し、前記外ループ手段はさらに、 前記第5の複合信号CS5を増幅しかつ反転するための、前記第1の加算器 手段に接続されるエラー増幅器手段を含み、前記エラー増幅器は、第2の近似に おいて、増加されかつ反転された第2の相互変調信号(−)βαF(L1,L2 )、増加されかつ反転された第3の相互変調信号(−)βα(G/N1)(L1 ,L2)および増加されかつ反転された第2の近似成分(−)βα2Adder (L1,L2)を含む第6の複合信号CS6を出力し、ここで、βは補償を最適 化する増加係数であり、前記外ループ手段はさらに、 前記第3の複合信号CS3および前記エラー増幅器手段により発生された前 記第6の複合信号CS6の電気経路を等化するため前記第3の複合信号CS3を 遅延するための、前記第2のローレベル増幅器手段G/N1に接続される第2の 遅延手段と、 前記遅延された第3の複合信号CS3と前記第6の複合信号CS6とを加算 するための、前記エラー増幅器手段に接続されかつ前記第2の遅延手段に接続さ れる第2の加算器手段とを含み、前記第2の加算器手段は、第1の近似において 、前記2つの入力信号(L1,L2)および反転された第3の相互変調信号(− )α(G/N1)(L1,L2)を含む第7の複合信号CS7を出力し、前記外 ループ手段はさらに、 前記第2の加算器手段に接続される第2の非線形ハイレベル電力増幅器手段 Gを含み、前記第2の非線形ハイレベル増幅器手段Gは、前記第2の加算器手段 により発生される前記第7の複合信号CS7を増幅する間、前記2つの入力信号 (L1,L2)の第5の非線形相互変調信号αG(L1,L2)を第1の近似に おいて導入し、前記第2の非線形ハイレベル電力増幅器手段Gは、第1の近似に おいて、前記2つの入力信号(L1,L2)、前記反転された第3の相互変調信 号(−)α(G/N1)(L1,L2)および前記第5の相互変調信号αG(L 1,L2)を含む第8の複合信号CS8を出力し、前記反転された第3の相互変 調信号(−)α(G/N1)(L1,L2)と前記第5の相互変調信号αG(L 1,L2)とは第1の近似において互いに相殺し合い、 前記第8の複合信号CS8は、前記第2のハイレベル電力増幅器手段Gの利得 の変動を補償し、かつ、前記第2のローレベルドライバ増幅器G/N1および前 記第2のハイレベル電力増幅器Gの出力電力を適切にスケーリングするため、前 記PAC手段にフィードバックされ、 前記第1のローレベルドライバ増幅器F/N2はポストディストートされ、 前記第2のハイレベル電力増幅器Gはプレディストートされ、高いスペクトル 純度の出力信号を発生する、プレ・ポストひずみ装置。 7.前記外ループはさらに、周波数および温度により前記エラー増幅器の利得お よび位相を安定化し、かつ、前記エラー増幅器の線形性を向上させるための、前 記エラー増幅器に接続される回路を含む、請求項6に記載のプレ・ポストひずみ 装置。 8.周波数および温度にわたって前記エラー増幅器の利得および位相を安定化す るための前記回路は、周波数および温度にわたって前記エラー増幅器の利得およ び位相を安定化するため、前記エラー増幅器に接続されるフィードフォワードル ープをさらに含む、請求項7に記載のプレ・ポストひずみ装置。 9.周波数および温度にわたって前記エラー増幅器の利得および位相を安定化す るための前記回路は、周波数および温度にわたって前記エラー増幅器の利得およ び位相を安定化するため、前記エラー増幅器に接続されるフィードバックループ をさらに含む、請求項7に記載のプレ・ポストひずみ装置。 10.プレ・ポストひずみ装置を通じて、少なくとも2つの無線周波数(RF) 信号L1およびL2の伝搬によって発生される非線形のひずみを取除くためのプ レ・ポストひずみ方法であって、前記プレ・ポストひずみ方法は、 (1) 第1の非線形ローレベルドライバ増幅器手段F/N2により、前記少 なくとも2つの入力FR信号(L1,L2)を増幅するステップと、 (2) 前記第1の非線形ローレベルドライバ増幅器手段F/N2により、前 記2つの入力信号(L1,L2)の第1の相互変調信号α(F/N2)(L1, L2)を、第1の近似において導入するステップとを含み、αは級数展開のパラ メータであり、前記方法はさらに、 (3) 前記第1の非線形ローレベルドライバ増幅器手段F/N2により、前 記2つの入力信号(L1,L2)および前記第1の相互変調信号α(F/N2) (L1,L2)を含む第1の複合信号CS1を発生するステップと、 (4) 第1の非線形ハイレベル電力増幅器手段Fにより、前記第1の複合信 号CS1を増幅するステップと、 (5) 前記第1の非線形ハイレベル増幅器手段Fにより、前記2つの入力信 号(L1,L2)の第2の非線形相互変調信号αF(L1,L2)を第1の近似 において導入するステップと、 (6) 前記第1の非線形ハイレベル電力増幅器手段Fにより、前記2つの入 力信号(L1,L2)、前記第1の相互変調信号α(F/N2)(L1,L2) および前記第2の相互変調信号αF(L1,L2)を含む第2の複合信号CS2 を発生するステップと、 (7) 第2の非線形ローレベルドライバ増幅器手段G/N1により、前記第 2の複合信号CS2を増幅するステップと、 (8) 前記第2の非線形ローレベル増幅器手段G/N1により、第3の相互 変調信号α(G/N1)(L1,L2)を第1の近似において導入するステップ と、 (9) 前記第2の非線形ローレベルドライバ増幅器手段G/N1により、前 記2つの入力信号(L1,L2)、前記第1の相互変調信号α(F/N2)(L 1,L2)、前記第2の相互変調信号αF(L1,L2)および前記第3の相互 変調信号α(G/N1)(L1,L2)を含む第3の複合信号CS3を発生する ステップと、 (10) 位相・振幅比較器(PAC)手段により、前記第1の複合信号CS 1と前記第3の複合信号CS3との振幅を比較するステップとを含み、前記PA C手段は、第1の振幅エラー信号Amplitude_Error1を発生し、 前記方法はさらに、 (11) 第1の遅延手段により、前記第1の複合信号CS1の位相を遅延し かつ反転するステップを含み、前記第1の遅延手段は第4の複合信号CS4を発 生し、前記方法はさらに、 (12) 第1の振幅調整器手段A1により、前記第1の複合信号CS1の振 幅を調整しかつ前記内ループを閉じるステップを含み、前記第1の振幅調整器手 段A1は、前記PAC手段により発生される前記第1の振幅エラー信号Ampl itude_Error1を利用し、前記方法はさらに、 (13) 自動利得制御回路(AGC)手段により、前記第1のローレベル増 幅器F/N2および前記第1のハイレベル増幅器Fの電力レベルを自動的に制御 し、前記ハイレベル増幅器手段Fの電力出力が前記第1のローレベル増幅器手段 F/N2の電力出力に比例することを確実にし、かつ第2のAmplitude _Error2信号を発生するステップと、 (14) 第2の振幅調整器手段A2により、前記複合信号CS1の電力レベ ルを調整するステップとを含み、前記第2の振幅調整器手段A2は前記第2のA mplitude_Error2信号を利用し、前記方法はさらに、 (15) 第1の加算器手段により、前記第4の複合信号CS4と前記第3の 複合信号CS3とを第2の近似まで加算するステップと、 (16) 前記第1の加算器手段により、前記第2の相互変調信号αF(L1 ,L2)、前記第3の相互変調信号α(G/N1)(L1,L2)および第2の 近似成分α2Adder(L1,L2)を含む第5の複合信号CS5を発生する ステップと、 (17) エラー増幅器手段により、前記第5の複合信号CS5を増幅しかつ 反転するステップとを含み、前記エラー増幅器手段は、増加されかつ反転された 第2の相互変調信号(−)βαF(L1,L2)、増加されかつ反転された第3 の相互変調信号(−)βα(G/N1)(L1,L2)および増加されかつ反転 された第2の近似成分(−)βα2Adder(L1,L2)を含む第6の複合 信号CS6を出力し、βは補償を最適化する増加係数であり、前記方法はさらに 、 (18) 第2の遅延手段により、前記第3の複合信号CS3および前記第6 の複合信号CS6の電気経路を等化するため、前記第3の複合信号CS3を遅延 するステップと、 (19) 第2の加算器手段により、前記遅延された第3の複合信号CS3と 前記第6の複合信号CS6とを加算するステップとを含み、前記第2の加算器手 段は、第1の近似において、前記2つの入力信号(L1,L2)および反転され た第3の相互変調信号(−)α(G/N1)(L1,L2)を含む第7の複合信 号CS7を出力し、前記方法はさらに、 (20) 第2の非線形ハイレベル電力増幅器手段Gにより、前記第7の複合 信号CS7を増幅するステップと、 (21) 前記第2のハイレベル電力増幅器手段Gにより、前記2つの入力信 号(L1,L2)の第4の非線形相互変調信号αG(L1,L2)を第1の近似 において導入するステップと、 (22) 第1の近似において、前記2つの入力信号(L1,L2)、前記第 4の非線形相互変調信号αG(L1,L2)および前記反転された第3の相互変 調信号(−)α(G/N1)(L1,L2)を含む第8の複合信号CS8を発生 するステップとを含み、前記第4の非線形相互変調信号αG(L1,L2)と前 記反転された第3の相互変調信号とは互いに相殺し合い、前記方法はさらに、 (23) 前記第2のハイレベルドライバ増幅器手段Gの利得の変動を補償す るためかつ前記第2のローレベルドライバ増幅器G/N1および前記第2のハイ レベル電力増幅器Gの出力電力を適切にスケーリングするため、前記第8の複合 信号CS8を前記PAC手段にフィードバックするステップを含み、前記第1の ローレベルドライバ増幅器F/N2はポストディストートされ、前記第2のハイ レベル電力増幅器Gはプレディストートされ、高いスペクトル純度の出力信号を 発生する、プレ・ポストひずみ方法。
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