JPH1151188A - Oリングの接合治具 - Google Patents

Oリングの接合治具

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JPH1151188A
JPH1151188A JP22302197A JP22302197A JPH1151188A JP H1151188 A JPH1151188 A JP H1151188A JP 22302197 A JP22302197 A JP 22302197A JP 22302197 A JP22302197 A JP 22302197A JP H1151188 A JPH1151188 A JP H1151188A
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JP
Japan
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ring
support piece
support pieces
support
arc
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Application number
JP22302197A
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English (en)
Inventor
Yuji Yamauchi
内 祐 二 山
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Tanken Seal Seiko Co Ltd
Original Assignee
Tanken Seal Seiko Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 Oリングの接続治具を提供する。 【解決手段】 支持片1、1は基準片2に対してスライ
ド可能で且つ装脱着可能である。支持片1の円弧溝10
にOリングを嵌挿し、切断用溝22においてカットし、
軸などに掛け回した後、同じ位置で接合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、Oリングの接合
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】メカニカルシール等の分野において、O
リングは種々の場所に多数使われているが、Oリングの
装着や交換に際して、機器の分解を行わなくて良いよう
に、Oリングを一度切断して、軸などに巻き掛けてか
ら、再度Oリングの切断個所を接着などにより繋げる手
法が良く採用される。そのため、図7に示すようにOリ
ングの種々の切断方法が開発され、また図7の(d)に
示すように接離可能としたものも提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】Oリングの切断や接着
は機器の隙間など狭小な部分で行う必要があり、作業が
難しい問題がある。特に一度切断してから、再度切断個
所を正確に芯合わせして接合することは極めて難しく、
従来よりこれらの作業を簡単にしかも正確に行える治具
の開発が望まれていた。本発明は上記要求に応えること
を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のOリングの接合治具は、Oリングの一部を
支持する第1の支持片と、Oリングの他の一部を支持す
る第2の支持片と、前記第1の支持片と第2の支持片と
の位置関係を規定可能な基準体と、を備え、前記Oリン
グの一部と他の一部の間を切断可能とし、前記第1の支
持片と第2の支持片の少なくとも一方が、Oリングの一
部を支持したまま前記基準体から装脱着可能である、こ
とを特徴とする。上記構成において、基準体に位置関係
を規定された支持片によりOリングを支持し、この状態
でOリングを切断する。そして少なくとも一方の支持片
をOリングを支持したまま軸等に掛け回わし、再び前記
基準体において、第1と第2の支持片の位置関係を規定
する。これによりOリングの切断面は前記切断されたと
きと同じ位置において接合される。この状態で接着剤な
どによりOリングを接続することにより、簡単でかつ正
確にOリングの接続が可能になる。前記支持片に溝を形
成し、この溝にOリングを挟むことによりOリングを支
持するように構成することが望ましい。また前記支持片
の少なくとも一方が前記基準体上を円弧に沿って移動可
能とし、該円弧により前記支持片の位置関係が規定され
るように構成することにより、円形のOリングに適合し
た接合が可能になる。同様に前記溝を円弧形状とするこ
とが望ましい。この溝は、前記支持片に幅の異なる複数
の溝として形成し、太さの異なるOリングに対応させる
ことが望ましい。
【0005】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
基づいて説明する。図1に示すように、この接合治具は
一対の支持片1、1と基準片2とから構成される。支持
片1、1は同一の形状であり、それぞれ同一の円弧形状
をなしており、基準片2にスライド可能に装着されるよ
うになっている。基準片2も同様に円弧形状をなし、そ
の中央部に円弧状の嵌合溝20を有し、ここに支持片
1、1をスライド可能に装着するようになっている。
【0006】支持片1、1の外周と内周にはそれぞれ、
スライド突起11、11が設けられ、基準片2側に設け
られたスライド溝21と嵌合するようになっている。基
準片2の円弧長さは丁度支持片1の2つ分の長さになっ
ており、一対の支持片1、1が基準片2内に納まるよう
になっている。基準片2のほぼ中央には切断用溝22が
半径方向に形成されている。この切断用溝22は後記す
る円弧溝10と同じ深さ或いはこれよりも深くカットさ
れており、支持片1の端部と支持片1の端部を該切断用
溝22に位置させて、ここでOリング50を切断できる
ようになっている。
【0007】支持片1、1の中央部には円弧状の円弧溝
10が形成されており、ここにOリング50を装着して
支持するようになっている。円弧溝10の幅はOリング
50の太さよりも少し小さくして締代をもたせ、Oリン
グ50を保持できるようになっている。なお、この実施
形態では支持片1、1の表裏にそれぞれ1つの円弧溝1
0を設け、この円弧溝10の幅を表裏で変えてある。こ
れにより異なる太さのOリング50に対応可能である。
また、支持片1、1と基準片2の材質は、この実施形態
ではテフロンを用いており、スライド性と非接着性を考
慮している。
【0008】最初に図1に示すように、支持片1、1を
基準片2の嵌合溝20に嵌合させておく。この時、支持
片1の端部と支持片1の端部は切断用溝22に位置す
る。支持片1と支持片1の間は(A)に図示するように
カッタの刃の厚み程度を開けて装着しておくのが望まし
い。また、(B)に示すように、一方又は両方の支持片
1に予めカッタ刃厚みに相当する切断用切欠23を形成
しても良い。
【0009】この状態で図2に示すように円弧溝10、
10にOリング50を嵌挿する。そして、切断用溝22
にカッタを挿入してカット面CにおいてOリング50を
切断する。そして、少なくとも一方の支持片1をスライ
ドさせて基準片2から離脱させる。図3に一方の支持片
1を離脱させた状態を示す。
【0010】Oリング50を支持片1、1に保持させた
まま、図3に示すように軸Sに掛け回し、図4に示すよ
うに再び一方の支持片1を基準片2に装着し、Oリング
50のカット面Cを再び接合させる。接合させた状態を
図5に示す。この状態は図2に示す状態と全く同じであ
り、Oリング50はこの間支持片1、1から外されるこ
とがなく、支持片1、1に対して同じ位置を保ってい
る。そして、支持片1と支持片1の位置関係は基準片2
の嵌合溝20に規定された位置に戻るから、Oリング5
0のカット面Cは切断された時と同じ位置関係で接合さ
れ、当然に両方の芯が一致した状態になっている。
【0011】図4或いは図5に示す状態でカット面Cに
接着剤をつけて接合させれば、カット面Cは接着され、
Oリング50は軸Sに巻き掛けられた状態で再び元の一
体のOリング50に戻る。接着が完了したらOリング5
0から支持片1、1と基準片2を取り外して作業が終了
する。
【0012】図6は他の実施形態を示すもので、ここで
は支持片1’、1’の表裏に複数の円弧溝10’を形成
してある。そして、各円弧溝10’の幅を異なるものと
し、種々のOリング50の太さに対応できるようになっ
ている。また、円弧状の半径方向に円弧溝10’を配設
することにより、各円弧溝10’の曲率を変えて、異な
る大きさ(直径)のOリング50に対応できるようにも
なる利点がある。
【0013】なお、図7は前記したようにOリング50
のカット面Cの種々の態様を示すものであり、本発明の
治具はこれらのカット面Cの態様に適用可能である。
【0014】以上説明した実施形態においては、支持片
1にOリング50を保持したまま切断と軸Sへの巻き掛
けを行うことが出来、基準片2に支持片1を再び装着す
ることにより正確なOリング50のカット面Cの位置合
わせが自動的に行える。そのため、作業が簡単な上、正
確なOリング50の再接続が可能になる。また、Oリン
グ50の装脱着はOリング50を円弧溝10に押し込む
だけで良く簡単である。また円弧溝10を複数設けるこ
とにより種々の太さのOリング50に対応可能である。
また支持片1を円弧状とすることにより、Oリング50
の形状に適合し、作業性が向上する等の効果がある。な
お、上記ではメカニカルシールの場合について説明した
が、圧力容器や真空容器又は太軸シャフト等のフランジ
用シールとして用いられるOリングに適用しても効果が
大きい。従来は、本体の相当部分の解体が必要であった
が、上記した接合治具を用いることにより解体作業の必
要がなく、省力化が図れる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明のOリングの
接合治具によれば、作業が簡単で、しかも正確なOリン
グの再接続が可能である効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す斜視図であり、
(A)は支持片1、1をカッタ刃の厚み分開けて装着し
た例、(B)は支持片1に切断用切欠23を形成した例
を示す。
【図2】本発明の一実施形態の使用方法を示す説明図。
【図3】本発明の一実施形態の使用方法を示す説明図。
【図4】本発明の一実施形態の使用方法を示す説明図。
【図5】本発明の一実施形態の使用方法を示す説明図。
【図6】本発明の他の実施形態を示す斜視図。
【図7】Oリングのカット面の形態を示す説明図。
【符号の説明】
1:支持片、2:基準片、10:円弧溝、11:スライ
ド突起、20:嵌合溝、21:スライド溝、22:切断
用溝、23:切断用切欠、50:Oリング。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Oリングの一部を支持する第1の支持片
    と、 Oリングの他の一部を支持する第2の支持片と、 前記第1の支持片と第2の支持片との位置関係を規定可
    能な基準体と、を備え、 前記Oリングの一部と他の一部の間を切断可能とし、 前記第1の支持片と第2の支持片の少なくとも一方が、
    Oリングの一部を支持したまま前記基準体から装脱可能
    である、 Oリングの接合治具。
  2. 【請求項2】 前記支持片が溝を有し、該溝にOリング
    を挟むことによりOリングを支持する、 請求項1に記載のOリングの接合治具。
  3. 【請求項3】 前記支持片の少なくとも一方が前記基準
    体上を円弧に沿って移動可能であり、該円弧により前記
    支持片の位置関係が規定される、 請求項1又は2に記載のOリングの接合治具。
  4. 【請求項4】 前記溝が円弧形状をなす、 請求項2に記載のOリングの接合治具。
  5. 【請求項5】 前記支持片に幅の異なる複数の溝が形成
    された、 請求項2又は4に記載のOリングの接合治具。
  6. 【請求項6】 該円弧状の溝を有し、該円弧状の溝にO
    リングの一部を支持する第1の支持片と、 前記円弧状の溝と同一の円弧を形成する円弧状の溝を有
    し、該円弧状の溝に沿ってOリングの他の一部を支持す
    る第2の支持片と、 前記第1と第2の支持片を、前記円弧に沿って移動可能
    に支持する基準体と、 前記第1の支持片と第2の支持片の溝と溝の境に相当す
    る位置でOリングを切断可能とし、 前記第1の支持片と第2の支持片の少なくとも一方を基
    準体から装脱着可能とし、 前記第1の支持片と第2の支持片を円弧に沿って移動さ
    せることにより、切断したOリングの端部を接合可能と
    した、 ことを特徴とするOリングの接合治具。
JP22302197A 1997-08-04 1997-08-04 Oリングの接合治具 Pending JPH1151188A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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