JPH1151102A - 係留索の緩衝装置 - Google Patents

係留索の緩衝装置

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JPH1151102A
JPH1151102A JP9220887A JP22088797A JPH1151102A JP H1151102 A JPH1151102 A JP H1151102A JP 9220887 A JP9220887 A JP 9220887A JP 22088797 A JP22088797 A JP 22088797A JP H1151102 A JPH1151102 A JP H1151102A
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piston rod
cylindrical body
cylinder
tubular body
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Hideyuki Nishinokubi
英之 西ノ首
Kazuyoshi Kawahara
和義 川原
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KAWAHARA YASUTSUNE
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63BSHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING 
    • B63B21/00Tying-up; Shifting, towing, or pushing equipment; Anchoring
    • B63B2021/003Mooring or anchoring equipment, not otherwise provided for
    • B63B2021/005Resilient passive elements to be placed in line with mooring or towing chains, or line connections, e.g. dampers or springs

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  • Vibration Dampers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ゴム製筒状体の外周縁が摩耗して擦り減るの
を防止して緩衝機能が低下するのを防ぎ、又、各ゴム製
筒状体の共振を防ぐとともに歪みの立ち上がり部分にお
いても、圧縮力に対して有効に抵抗して緩衝機能を果た
す。 【解決手段】 両端が開口され空洞4aを有するゴム製
筒状体4と、ゴム製筒状体の端部が係合され中央孔5
a,6aが形成された硬質の係合板5,6とを、交互に
複数個連接して筒体2に内装し、筒体の両端に固定蓋2
a,2bを取付け、固定蓋に連結具3を取付け、空洞及
びの中央孔を貫通するピストンロッド7を筒芯方向に向
けて筒体内に配置すると共に、ピストンロッド7の一端
側を固定蓋の貫通孔2cを貫通させて外部に突出させ、
その一端に連結具8を取付け、押圧係止板9をピストン
ロッド7の他端に連結した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば船舶、生
簀、作業台船、消波堤などの各種の浮体構造物を係留す
る場合に生じる衝撃を吸収するために使用される係留索
の緩衝装置に係り、特に、緩衝装置に複数連接して内装
した緩衝機能を果たす部材をゴム製筒状体で構成し、ゴ
ム製筒状体と該ゴム製筒状体の端部と係合する硬質の係
合板とを交互に連接して、ゴム製筒状体の外周縁が摩耗
して擦り減るのを防止して緩衝装置の緩衝機能が低下す
るのを防ぐ係留索の緩衝装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば船舶、生簀、作業台船、消
波堤などの各種の浮体構造物を係留する係留索の緩衝装
置の技術に関連する出願として、実開平7−21401
の『緩衝装置』の分割出願がある。
【0003】この実開平7−21401の『緩衝装置』
は、専ら車輪のスポーク等の引張・圧縮の荷重が作用す
る箇所で使用されるものであるが、分割出願時に全く新
規に付け加えられた他の使用例として船舶の係留用ロー
プでの緩衝装置に使用できるとしている。
【0004】分割出願時に全く新規に付け加えられた他
の使用例としての実開平7−21401の係留索の緩衝
装置は、互いにクロスさせたコ字状の金具の間に複数の
ゴム球を直列に連接して介在させ、これを係留索の間に
枢着して使用される。
【0005】この実開平7−21401の係留索の緩衝
装置では、各ゴム球が圧縮された際に圧縮方向と直交す
る方向に膨張した部分が金具の内面に当接して反発力を
得て各ゴム球が更に圧縮されるのに抵抗するようにし
て、緩衝機能が得られるような構造になっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
実開平7−21401の係留索の緩衝装置においては、
緩衝時に各ゴム球が圧縮する度に、互いにクロスさせた
コ字状の金具の各内面に膨張して当接する前記各ゴム球
の該膨張当接面が摩耗して擦り減る。そして、各ゴム球
の膨張当接面が除々に擦り減り続けると、各ゴム球はそ
の膨張当接面が金具の各内面に当接して反発力を受ける
までの圧縮量が当初に比べて除々に大きくなって行く。
つまり、各ゴム球は初期に比べて余計に圧縮しないとそ
の膨張当接面が金具の各内面に当接しないことになる。
その結果、一定期間使用を続けると、各ゴム球は初期に
比べて相当余計に圧縮しないと緩衝できなくなり、初期
の緩衝機能を維持できなくなるという課題がある。
【0007】しかも、係留索の緩衝装置は水中に配置さ
れているため、簡単に交換することができず、また、そ
の交換に手間がかかると共に早期の交換はその分余計に
コストがかかり、不経済になるという課題もある。
【0008】また、各ゴム球は球状であるため、連接す
る各ゴム球は点接触となり、緩衝時における圧縮初期に
おいては点接触部分のみで抵抗し、圧縮されるにしたが
って点接触から面接触になってその面接触面積も除々に
増えて圧縮抵抗面積が増加する構造になっている。この
ため、緩衝初期においては、僅かな荷重で相当圧縮する
ことになり、図8の歪み特性図に示すように、実験によ
ると、僅かな荷重でゴム球の直径の30〜40%位がす
ぐに圧縮されて、実際の緩衝機能を果たす部分はゴム球
の直径が70〜60%に縮んだあたりからであり、この
ようなゴム球を使用した緩衝装置はその緩衝機能として
効率が悪いという課題もあった。
【0009】更にまた、互いにクロスさせた両端のみ平
な面が連結されたコ字状の金具を使用するので、膨張す
るゴム球のゴム圧に耐えるために厚い鋼板を使用しなけ
ればならず、その結果、装置全体が重くなり、その取扱
いも不便となり、コストも高くなるという課題もあっ
た。
【0010】更にまた、ゴム球が互いにクロスさせた双
方のコ字状の金具に直接圧接するためにゴム球が摩耗す
ると共に、ゴム球が互いにクロスさせた双方のコ字状の
金具に圧接してその圧接による摩擦抵抗によって、圧縮
荷重が軽減されてもすぐに原形に戻らず、円滑な動作が
できないという課題もあった。
【0011】この発明は、上記のような課題に鑑み、そ
の課題を解決すべく創案されたものであって、その目的
とするところは、ゴム製筒状体の外周縁が摩耗して擦り
減るのを防止して緩衝装置の緩衝機能が低下するのを防
ぎ、しかも、各ゴム製筒状体が共振することによる緩衝
装置の緩衝機能が低下するのを防ぎ、また、歪みの立ち
上がり部分においても、圧縮力に対して有効に抵抗して
緩衝機能を果たすことのできる係留索の緩衝装置を提供
することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに、この発明は、両端が開口され内部が中空の空洞を
有するゴム製筒状体と、該ゴム製筒状体の外径より大で
その端部が係合され中央部に中央孔が形成された硬質の
係合板とを、交互に複数個連接すると共に、交互に複数
連接した両端には係合板を配置して筒体に内装し、筒体
の両端に固定蓋を各々取付けると共に一方の固定蓋の中
央に貫通孔を形成し、他方の固定蓋に連結具を取付け、
交互に連接した各ゴム製筒状体の空洞及び係合板の中央
孔を貫通するピストンロッドを筒芯方向に向けて筒体内
に配置すると共に、該ピストンロッドの一端側を上記筒
体の固定蓋の貫通孔を貫通させて外部に突出させ、突出
したピストンロッドの一端に連結具を取付け、ピストン
ロッドが貫通する固定蓋と協働して交互に連接した各ゴ
ム製筒状体をその両側から押圧する押圧係止板をピスト
ンロッドの他端に連結した手段よりなるものである。
【0013】ここで、好ましい態様として、ゴム製筒状
体は、截頭円錐形の形状からなり、中間の係合板の両側
に係合するゴム製筒状体の端部の外径が同一大きさの向
きになるように、截頭円錐形の端部の向きを交互に変え
ながら筒体に内装されている。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面に記載の発明の実施の
形態に基づいて、この発明をより具体的に説明する。こ
こで、図1は緩衝装置の断面図、図2(A)は緩衝装置
の端部断面図、図2(B)は緩衝装置の端部背面図、図
3は緩衝装置の端部断面図、図4(A)はゴム製筒状体
の斜視図、図4(B)はゴム製筒状体の断面図、図5
(A)は係合板の正面図、図5(B)は係合板の断面
図、図6(A)は係合板の正面図、図6(B)は係合板
の断面図である。
【0015】図において、係留索の緩衝装置1は、例え
ば船舶、生簀、作業台船、消波堤などの各種の浮体構造
物を係留する場合に生じる引張力による衝撃を吸収して
緩衝するために使用される装置で、図示しない係留索の
途中に取付けられる。係留索の緩衝装置1は、筒体2、
ゴム製筒状体4、係合板5、係合板6、ピストンロッド
7などから主に構成されている。
【0016】筒体2は内部が中空な例えば円筒形の形状
を有しており、その中空な内部には複数のゴム製筒状体
4及び該ゴム製筒状体4を貫通して保持するピストンロ
ッド7が内装されている。筒体2の両端部には固定蓋2
a,2bが溶接又はボルトなどによって固定されて取付
けられている。固定蓋2a,2bはその外周縁が筒体2
の両端部の内周面に密着するように取付けられている。
【0017】このうち、一方の固定蓋2aにはその中央
にピストンロッド7が貫通する貫通孔2cが形成されて
いる。貫通孔2cの内径はピストンロッド7の外径より
少し大きく、ピストンロッド7はスムーズにこの貫通孔
2cからスムーズに出没できるようになっている。ま
た、固定蓋2aの外周縁の一部には筒体2の端部の内周
面との間に隙間を有する流出入口2dが複数形成されて
いる。流出入口2dは筒体2の内部と外部との間で海水
又は水の出入り用として機能する。
【0018】ピストンロッド7の外径は貫通孔2cの内
径より少し小さいため、ピストンロッド7は軸芯廻りに
スムーズに回転できるようにもなっている。このため、
引っ張り荷重が作用してロープに捻じれなどが生じて
も、ピストンロッド7が軸芯廻りにスムーズに回転する
ことによって捻じれを吸収できるので、前述した従来の
装置のように、ロープに生じる捻じれを吸収するため
に、装置と装置との間に回転できる装置(例えばスイベ
ルなどの装置)を別途に設ける必要がなく、その分、重
量を軽減でき、製造コストを下げることもできる。
【0019】固定蓋2aの反対側に取付けられた固定蓋
2bには、その外側の表面中央部に係留索の連結具3が
取付けられている。連結具3は固定蓋2bの外側の表面
にその中央部を挟んでその両側に溶接で固設された一対
の支持片3a,3aと、一対の支持片3a,3a間に連
結軸3bを介して回動自在に連結された連結片3cから
構成されている。また、固定蓋2bに回動自在に取付け
られた連結片3cの先端側の側面には係留索を取付ける
取付孔3dが形成されている。
【0020】ゴム製筒状体4は上記筒体2に係合板5,
6と交互に複数連接して内装されて、複数の交互に連接
された各ゴム製筒状体4が圧縮されることによって、そ
の圧縮抵抗による反発力によって緩衝機能を果たすもの
である。ゴム製筒状体4は、圧縮力を受けると圧縮方向
に縮む一方で、圧縮方向と直交する方向に少し膨張し、
また、圧縮力が解除されると元の状態に復元する弾性体
のゴム材からなっている。
【0021】各ゴム製筒状体4は、両端が開口され、両
端の外径が異なる例えば截頭円錐形の外形を有してい
る。各ゴム製筒状体4の内部は中空の空洞4aになって
おり、又内部の空洞4aの形状も截頭円錐形の形状にな
っている。このゴム製筒状体4の截頭円錐形の外形はゴ
ム製筒状体4の圧縮歪みの特性を変化させる機能を果た
す。
【0022】図8に示す歪み特性図において、歪みの立
ち上がり部分aの特性を変化させる。ゴム製筒状体4の
截頭円錐形の側周面の傾斜が小さい場合には、歪みの立
ち上がり部分aの特性曲線は平行に近づき、力の増加の
割合に比べて歪みの増加が大きくなる。つまり、僅かに
圧縮力が増加するだけでゴム製筒状体4は大きく圧縮さ
れる。逆に、ゴム製筒状体4の截頭円錐形の側周面の傾
斜が大きい場合には、歪みの立ち上がり部分aの特性曲
線は傾き、僅かに圧縮力が増加すると歪みも僅かに増加
する関係に近づく。
【0023】これにより、ゴム製筒状体4と係合板5,
6とが交互に複数連接状態で内装された緩衝装置1の緩
衝有効ストロークを大きくすることができる。これに対
して、ゴム球では歪みの立ち上がり部分aにおいては、
圧縮力に抵抗できず簡単に歪んで殆ど緩衝機能を果たさ
ないので、緩衝装置1の緩衝有効ストロークは小さくな
る。
【0024】各ゴム製筒状体4の外径が異なる両端の外
周縁は硬質の係合板5,6に係合して装着されている。
このうち、ゴム製筒状体4はその外径が大きい方の端部
は係合板5に係合され、外径が小さい方の端部は係合板
6に係合される。係合板5,6は例えば円形板からな
り、中央部に例えば円形の中央孔5a,6aがそれぞれ
形成されている。
【0025】また、係合板5,6はその両面に中央孔5
a,6aの周囲に、リンク状の係合溝5b,6bがそれ
ぞれ形成されている。係合板5,6の両面に形成された
係合溝5b,6bにゴム製筒状体4の端部が係合して装
着される。係合板5,6は例えば硬質のプラスチック材
や金属が使用されている。
【0026】ゴム製筒状体4の両端の外周縁は、ゴム製
筒状体4が圧縮される度に、外周側に膨張しようとする
が、係合板5,6の係合溝5b,6bに係合されている
ためにその膨張が阻止されて、外径の大きな端部の外周
縁が筒体2の内周面に当接するのを阻止して、摩耗して
擦り減るのを防ぐ機能を果たす。この場合において、ゴ
ム製筒状体4の外径が大な端部の外周縁が硬質の係合板
5の係合溝5bに係合されていない場合には、従来技術
で説明したゴム球と同様に摩耗して擦り減って緩衝機能
の低下を招く。
【0027】硬質の係合板5はゴム製筒状体4の外径の
大きな端部の外周縁の摩耗を防ぐ機能を果たし、また、
硬質の係合板5,6は、筒体2の内周面との摩擦抵抗を
小さくして滑らかにして、圧縮される各ゴム製筒状体4
が筒体2の内部をスムーズに圧縮移動できるようにして
いる。
【0028】このため、硬質の係合板5,6の円周縁
面、つまり筒体2の内周面に当接する面は滑り易いよう
に凹凸のない平坦面に仕上げられている。また、硬質の
係合板5,6の中央孔5a,6aの内周面、つまりピス
トンロッド7の外周面に当接する面も滑り易いように凹
凸のない平坦面に仕上げられている。
【0029】このように、硬質の係合板5,6は筒体2
の内周面との摩擦抵抗を小さくして滑らかにして、圧縮
される各ゴム製筒状体4が筒体2の内部をスムーズに圧
縮移動できるようにもしているので、硬質の係合板5,
6が両端に係合して装着されたゴム製筒状体4は圧縮荷
重が軽減されると、すぐに原形に復帰することができ
る。これに対して、前述した従来の装置は、ゴム球が互
いにクロスさせた双方のコ字状の金具に直接圧接するた
めにゴム球が摩耗すると共に、圧接による摩擦抵抗によ
って圧縮荷重が軽減されてもすぐに原形に戻らず、円滑
な動作ができない。
【0030】ゴム製筒状体4の内部の空洞4aはゴム製
筒状体4の圧縮歪みの特性を変化させる機能を果たす。
図8に示す歪み特性図において、歪みの中間部分bの特
性を変化させる。
【0031】即ち、図8に示す歪み特性図において、空
洞4aの空洞容積が大きい場合には、歪みの中間部分b
の特性曲線は平行に近づき、力の増加の割合に比べて歪
みの増加が大きくなる。つまり、僅かに圧縮力が増加す
るだけでゴム製筒状体4は大きく圧縮される。逆に、空
洞4aの空洞容積が小さい場合には、歪みの中間部分b
の特性曲線は傾き、僅かに圧縮力が増加すると歪みも僅
かに増加する関係に近づく。
【0032】歪みの立ち上がり部分aの特性に対して、
歪みの中間部分bの特性を変化させることにより、ゴム
製筒状体4が共振するのを回避できる機能があり、これ
により、各ゴム製筒状体4が共振することによる緩衝装
置1の緩衝機能が低下するのを防ぐことができる。
【0033】交互に連接した係合板5,6の中央孔5
a,6aと各ゴム製筒状体4の空洞4aを貫通するピス
トンロッド7が筒体2の内部に配置され、また、ピスト
ンロッド7は筒芯方向に向けて筒体2内に配置されてい
る。即ち、ピストンロッド7には交互に連接した複数の
係合板5,6とゴム製筒状体4が装着されている。ピス
トンロッド7は、断面が例えば円形になっていて、その
一端側が上記筒体2の固定蓋2aの貫通孔2cを貫通し
て筒体2の外部に突出している。
【0034】また、係合板5,6の中央孔5a,6aの
内径はピストンロッド7の外径より大きく、隙間を有す
るようになっていて、各ゴム製筒状体4が圧縮によって
変形する場合に、この隙間部分から水又は海水が各ゴム
製筒状体4の空洞4aから流出又は流入するようになっ
ている。係合板5,6の中央孔5a,6aの孔径の大き
さを調整することによって、図8の特性曲線を変えるこ
とができる。即ち、中央孔5a,6aの孔径を小さくす
ると、ゴム製筒状体4の圧縮抵抗は大きくなる。
【0035】筒体2の外部に突出したピストンロッド7
の一端側の先端には係留索の連結具8が取付けられてい
る。連結具8はピストンロッド7の一端側の先端に螺合
された円筒形のロックナット8aと、該ロックナット8
aを両側から挟んでその外周側面に溶接で固設された一
対の連結片8b,8bから構成されている。この一対の
連結片8b,8bの先端側の側面には係留索を取付ける
取付孔8c,8cが各々形成されている。
【0036】常に筒体2の内部に挿入されているピスト
ンロッド7の他端には押圧係止板9が溶接などによって
一体的に連結されている。押圧係止板9はその反対側に
位置しピストンロッド7が貫通する固定蓋2aと協働し
て、ピストンロッド7に貫通されて取付けられた係合板
5,6と交互に連接する各ゴム製筒状体4をその両側か
ら挟んで押圧するものである。押圧係止板9の外径は筒
体2の内径より小さく、筒体2の内周面に接触しない大
きさに形成され、筒体2の内形の形状に対応した例えば
円形の外形を有している。
【0037】ピストンロッド7は、筒体2の外部に突出
している一端側が外部に伸長することによって、筒体2
の内部に係合板5,6と交互に連接した配置された複数
のゴム製筒状体4を圧縮し、圧縮されたゴム製筒状体4
の圧縮抵抗を利用して、係留索を介して緩衝装置1に作
用する引張力による衝撃に対して緩衝機能を果たす構造
になっている。
【0038】次に、上記発明の実施の形態の構成に基づ
く作用について以下説明する。図示しない浮体構造物を
係留する係留索の途中に、浮体構造物に作用する衝撃を
吸収して緩和する緩衝装置1を取付ける。
【0039】緩衝装置1の取付けは、緩衝装置1の筒体
2の固定蓋2aから外部に突出したピストンロッド7の
一端側の連結具8に、浮体構造物(又は支持部)に連結
された係留索の一端を取付ける。即ち、係留索の一端を
連結具8の取付孔8cを挿通して連結する。
【0040】同様に、筒体2の固定蓋2bの外部に取付
けられた連結具3に、支持部(又は浮体構造物)に連結
された他の係留索の一端を取付ける。即ち、他の係留索
の一端を連結具3の取付孔3dを挿通して連結する。
【0041】このようにして2つの非連結状態の係留索
の間に緩衝装置1を取付ける。浮体構造物は、浮体構造
物側の係留索、緩衝装置1、支持部側の係留索を介して
支持部に連結される。緩衝装置1は通常は海水中又は水
中に没している。
【0042】このように緩衝装置1を途中に有する係留
索によって係留された浮体構造物に、例えば波浪などに
よる衝撃が作用して係留索に引張力が働くと、係留索の
途中に取付けられている緩衝装置1にも引張力による衝
撃が作用することになる。
【0043】緩衝装置1に衝撃の引張力が作用すると、
筒体2の外部に突出したピストンロッド7の一端側には
外部に引張る瞬間的な強い力が作用して伸長方向に移動
し、この移動に連動して筒体2の内部に位置するピスト
ンロッド7の他端の押圧係止板9は固定蓋2a側に移動
し始める。押圧係止板9が固定蓋2a側に移動し始める
と、押圧係止板9と固定蓋2aとの間に挟まれている複
数の係合板5,6と交合に連接された各ゴム製筒状体4
は圧縮する。
【0044】各ゴム製筒状体4が圧縮すると、その内部
の空洞4aも圧縮してその容積が小さくなる。このた
め、空洞4aに入っていた海水又は水の一部は係合板
5,6の中央孔5a,6aから筒体2の内部に流出す
る。また、各ゴム製筒状体4が圧縮することによって、
筒体2の内部に外部から一部の海水又は水が固定蓋2b
の流出入口2dを通って流入する。
【0045】圧縮する各ゴム製筒状体4は圧縮方向と直
交する方向には同心円状に膨張しようとするが、各ゴム
製筒状体4の両端が係合して装着された係合板5,6に
よってその膨張が阻止され、このため、各ゴム製筒状体
4の圧縮抵抗はゴム自身が有する圧縮弾性抵抗力より大
きくなって、各ゴム製筒状体4の圧縮歪みは小さくな
る。
【0046】このとき、膨張しようとする各ゴム製筒状
体4の外径が大きい方の端部が係合された外周縁は係合
板5によって筒体2の内周面に当接することがないの
で、筒体2の内周面に当接しながら移動することによっ
て摩耗して擦り減るのが阻止される。
【0047】そして、ピストンロッド7の他端側に連結
された押圧係止板9は各ゴム製筒状体4の圧縮抵抗によ
って、固定蓋2a側への瞬間的な移動及びその移動量が
抑えられる。その結果、ピストンロッド7の自身の筒体
2から外部へ突出する部分の瞬間的な伸長及びその伸長
量も抑制されて、浮体構造物に作用する衝撃を吸収して
緩和することが可能となる。
【0048】なお、この発明は上記発明の実施の形態に
限定されるものではなく、この発明の精神を逸脱しない
範囲で種々の改変をなし得ることは勿論である。例え
ば、係合板5には必要に応じて通水孔を設けてもよい。
また、係合板6は両面に係合溝6bが形成されている場
合で説明したが、固定蓋2aと押圧係止板9に当接する
係合板6は図7に示すように片面のみに係合溝6bが形
成されていてもよい。また、図7に示すように、筒体2
の外周側に、必要に応じてガイド筒体10を設けてもよ
い。このガイド筒体10は一端が開口され、他端には閉
塞板10aが固設され、閉塞板10aに筒体2の外部に
突出した部分のピストンロッド7が固設され、又その外
面側には半円形の取付孔8cが形成された連結具8が固
設され、その内部に筒体2が収容されていて、緩衝装置
1が伸縮する場合にガイドの機能を果たす。また、連結
具3は、一対の支持片3a,3aと連結軸3bを介して
連結された連結片3cから構成されている場合で説明し
たがこれに限定されるものではなく、例えば図7のよう
な形状でもよい。同様に、連結具8はロックナット8a
と一対の連結片8b,8bから構成されている場合で説
明したがこれに限定されるものではなく、図7のような
形状でもよい。
【0049】
【発明の効果】以上の記載より明らかなように、この発
明に係る係留索の緩衝装置によれば、ゴム製筒状体の端
部の外周縁が係合する硬質の係合板によって、ゴム製筒
状体の外周縁が筒体の内周面に当接するのを阻止するこ
とができ、ゴム製筒状体の外周縁が摩耗して擦り減るの
を防ぐことができる。これにより、ゴム製筒状体の外周
縁が摩耗して擦り減ることによって、ゴム製筒状体の初
期の圧縮歪み抵抗が小さくなって、かなり歪まないと緩
衝できなくなるのを回避して、緩衝装置の緩衝有効スト
ロークが小さくなるのを防ぎ、また、その緩衝機能が低
下するのを防止することができる。
【0050】しかも、ゴム製筒状体の内部に中空の空洞
を形成したので、ゴム製筒状体の圧縮歪みの立ち上がり
部分の特性に対して、圧縮歪みの中間部分の特性を変化
させることができ、これにより、ゴム製筒状体が共振す
るのを回避でき、各ゴム製筒状体が共振することによる
緩衝装置の緩衝機能が低下するのを防ぐことができる。
【0051】更に、ゴム製筒状体の外周側を筒体で構成
するので、前述の従来の装置のようにゴム球の外周側を
コ字状の金具を互いにクロスさせる場合に比べて、強度
や剛性が高くなり、この発明の筒体及び従来装置のコ字
状の金具の製造に同じ材質の鋼材を使用した場合、同じ
強度や剛性を有するようにしたときには、従来のコ字状
の金具を製造する場合に比べて筒体を製造するときの鋼
材の使用量は数分の一で済むので、重量はかなり軽くな
りその取扱いは容易となり、製造コストも安価にするこ
とができる。
【0052】請求項2の構成のように、ゴム製筒状体
が、截頭円錐形の形状からなり、中間の係合板の両側に
係合するゴム製筒状体の端部の外径が同一大きさの向き
になるように、截頭円錐形の端部の向きを交互に変えな
がら筒体に内装されている場合には、緩衝装置の初期伸
長時の張力特性を大きくし、従来のゴム球よりロスを少
なくできる等、極めて新規的有益なる効果を奏するもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態を示す緩衝装置の断面図
である。
【図2】(A)はこの発明の実施の形態を示す緩衝装置
の端部断面図である。(B)はこの発明の実施の形態を
示す緩衝装置の端部背面図である。
【図3】この発明の実施の形態を示す緩衝装置の端部断
面図である。
【図4】(A)はこの発明の実施の形態を示すゴム製筒
状体の斜視図である。(B)はこの発明の実施の形態を
示すゴム製筒状体の断面図である。
【図5】(A)はこの発明の実施の形態を示す係合板の
正面図である。(B)はこの発明の実施の形態を示す係
合板の断面図である。
【図6】(A)はこの発明の実施の形態を示す係合板の
正面図である。(B)はこの発明の実施の形態を示す係
合板の断面図である。
【図7】この発明の他の実施の形態を示す緩衝装置の断
面図である。
【図8】歪み特性図である。
【符号の説明】
1 緩衝装置 2 筒体 2a 固定蓋 2b 固定蓋 2c 貫通孔 2d 流出入口 3 連結具 3a 支持片 3b 連結軸 3c 連結片 3d 取付孔 4 ゴム製筒状体 4a 空洞 5 係合板 5a 中央孔 5b 係合溝 6 係合板 6a 中央孔 6b 係合溝 7 ピストンロッド 8 連結具 8a ロックナット 8b 連結片 8c 取付孔 9 押圧係止板 10 ガイド筒体 10a 閉塞板 a 歪みの立ち上がり部分 b 歪みの中間部分

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端が開口され内部が中空の空洞を有す
    るゴム製筒状体と、該ゴム製筒状体の外径より大でその
    端部が係合され中央部に中央孔が形成された硬質の係合
    板とを、交互に複数個連接すると共に、交互に複数連接
    した両端には係合板を配置して筒体に内装し、筒体の両
    端に固定蓋を各々取付けると共に一方の固定蓋の中央に
    貫通孔を形成し、他方の固定蓋に連結具を取付け、交互
    に連接した各ゴム製筒状体の空洞及び係合板の中央孔を
    貫通するピストンロッドを筒芯方向に向けて筒体内に配
    置すると共に、該ピストンロッドの一端側を上記筒体の
    固定蓋の貫通孔を貫通させて外部に突出させ、突出した
    ピストンロッドの一端に連結具を取付け、ピストンロッ
    ドが貫通する固定蓋と協働して交互に連接した各ゴム製
    筒状体をその両側から押圧する押圧係止板をピストンロ
    ッドの他端に連結したことを特徴とする係留索の緩衝装
    置。
  2. 【請求項2】 ゴム製筒状体は、截頭円錐形の形状から
    なり、中間の係合板の両側に係合するゴム製筒状体の端
    部の外径が同一大きさの向きになるように、截頭円錐形
    の端部の向きを交互に変えながら筒体に内装されている
    請求項1記載の係留索の緩衝装置。
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