JPH09207877A - 係留索の緩衝装置 - Google Patents
係留索の緩衝装置Info
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- JPH09207877A JPH09207877A JP8040561A JP4056196A JPH09207877A JP H09207877 A JPH09207877 A JP H09207877A JP 8040561 A JP8040561 A JP 8040561A JP 4056196 A JP4056196 A JP 4056196A JP H09207877 A JPH09207877 A JP H09207877A
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- piston rod
- annular body
- rubber annular
- annular
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- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F1/00—Springs
- F16F1/36—Springs made of rubber or other material having high internal friction, e.g. thermoplastic elastomers
- F16F1/42—Springs made of rubber or other material having high internal friction, e.g. thermoplastic elastomers characterised by the mode of stressing
- F16F1/44—Springs made of rubber or other material having high internal friction, e.g. thermoplastic elastomers characterised by the mode of stressing loaded mainly in compression
- F16F1/445—Springs made of rubber or other material having high internal friction, e.g. thermoplastic elastomers characterised by the mode of stressing loaded mainly in compression the spring material being contained in a generally closed space
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
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- F16F1/36—Springs made of rubber or other material having high internal friction, e.g. thermoplastic elastomers
- F16F1/373—Springs made of rubber or other material having high internal friction, e.g. thermoplastic elastomers characterised by having a particular shape
- F16F1/3732—Springs made of rubber or other material having high internal friction, e.g. thermoplastic elastomers characterised by having a particular shape having an annular or the like shape, e.g. grommet-type resilient mountings
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- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F3/00—Spring units consisting of several springs, e.g. for obtaining a desired spring characteristic
- F16F3/08—Spring units consisting of several springs, e.g. for obtaining a desired spring characteristic with springs made of a material having high internal friction, e.g. rubber
- F16F3/087—Units comprising several springs made of plastics or the like material
- F16F3/0873—Units comprising several springs made of plastics or the like material of the same material or the material not being specified
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-
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- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
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- F16F2222/12—Fluid damping
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F2234/00—Shape
- F16F2234/04—Shape conical
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ゴム製環状体の外周縁が摩耗して擦り減るの
を防止して緩衝装置の緩衝機能が低下するのを防ぎ、し
かも、各ゴム製環状体が共振することによる緩衝装置の
緩衝機能が低下するのを防ぎ、また、歪みの立ち上がり
部分においても、圧縮力に対して有効に抵抗して緩衝機
能を果たす。 【解決手段】 ゴム製環状体4を筒体2の内部に複数個
連接して内装し、筒体2の両端に固定蓋2a,2bを各
々取付け、固定蓋2bに連結具3を取付け、連接した各
ゴム製環状体4の中央孔4aを貫通するピストンロッド
7を筒体2内に配置すると共に、該ピストンロッド7の
一端側を上記筒体2の固定蓋2aの貫通孔2cを貫通さ
せて外部に突出させてその一端に連結具8を取付け、押
圧係止板9をピストンロッド7の他端に連結し、各ゴム
製環状体4の外周縁に硬質の外周リング5を装着し、ゴ
ム製環状体内部4に環状空洞4bを形成し、環状空洞4
bと外部とを連通する連通孔4cをゴム製環状体4に形
成した。
を防止して緩衝装置の緩衝機能が低下するのを防ぎ、し
かも、各ゴム製環状体が共振することによる緩衝装置の
緩衝機能が低下するのを防ぎ、また、歪みの立ち上がり
部分においても、圧縮力に対して有効に抵抗して緩衝機
能を果たす。 【解決手段】 ゴム製環状体4を筒体2の内部に複数個
連接して内装し、筒体2の両端に固定蓋2a,2bを各
々取付け、固定蓋2bに連結具3を取付け、連接した各
ゴム製環状体4の中央孔4aを貫通するピストンロッド
7を筒体2内に配置すると共に、該ピストンロッド7の
一端側を上記筒体2の固定蓋2aの貫通孔2cを貫通さ
せて外部に突出させてその一端に連結具8を取付け、押
圧係止板9をピストンロッド7の他端に連結し、各ゴム
製環状体4の外周縁に硬質の外周リング5を装着し、ゴ
ム製環状体内部4に環状空洞4bを形成し、環状空洞4
bと外部とを連通する連通孔4cをゴム製環状体4に形
成した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば船舶、生
簀、作業台船、消波堤などの各種の浮体構造物を係留す
る場合に生じる衝撃を吸収するために使用される係留索
の緩衝装置に係り、特に、緩衝装置に複数連接して内装
した緩衝機能を果たす部材をゴム製環状体で構成し、筒
体の内周面に膨張当接するゴム製環状体の外周縁に硬質
の外周リングを装着して、ゴム製環状体の外周縁が摩耗
して擦り減るのを防止して緩衝装置の緩衝機能が低下す
るのを防ぐ係留索の緩衝装置に関するものである。
簀、作業台船、消波堤などの各種の浮体構造物を係留す
る場合に生じる衝撃を吸収するために使用される係留索
の緩衝装置に係り、特に、緩衝装置に複数連接して内装
した緩衝機能を果たす部材をゴム製環状体で構成し、筒
体の内周面に膨張当接するゴム製環状体の外周縁に硬質
の外周リングを装着して、ゴム製環状体の外周縁が摩耗
して擦り減るのを防止して緩衝装置の緩衝機能が低下す
るのを防ぐ係留索の緩衝装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば船舶、生簀、作業台船、消
波堤などの各種の浮体構造物を係留する係留索の緩衝装
置の技術に関連する出願として、実開平7−21401
の『緩衝装置』の分割出願がある。
波堤などの各種の浮体構造物を係留する係留索の緩衝装
置の技術に関連する出願として、実開平7−21401
の『緩衝装置』の分割出願がある。
【0003】この実開平7−21401の『緩衝装置』
は、専ら車輪のスポーク等の引張・圧縮の荷重が作用す
る箇所で使用されるものであるが、分割出願時に全く新
規に付け加えられた他の使用例として船舶の係留用ロー
プでの緩衝装置に使用できるとしている。
は、専ら車輪のスポーク等の引張・圧縮の荷重が作用す
る箇所で使用されるものであるが、分割出願時に全く新
規に付け加えられた他の使用例として船舶の係留用ロー
プでの緩衝装置に使用できるとしている。
【0004】分割出願時に全く新規に付け加えられた他
の使用例としての実開平7−21401の係留索の緩衝
装置は、互いにクロスさせたコ字状の金具の間に複数の
ゴム球を直列に連接して介在させ、これを係留索の間に
枢着して使用される。
の使用例としての実開平7−21401の係留索の緩衝
装置は、互いにクロスさせたコ字状の金具の間に複数の
ゴム球を直列に連接して介在させ、これを係留索の間に
枢着して使用される。
【0005】この実開平7−21401の係留索の緩衝
装置では、各ゴム球が圧縮された際に圧縮方向と直交す
る方向に膨張した部分が金具の内面に当接して反発力を
得て各ゴム球が更に圧縮されるのに抵抗するようにし
て、緩衝機能が得られるような構造になっている。
装置では、各ゴム球が圧縮された際に圧縮方向と直交す
る方向に膨張した部分が金具の内面に当接して反発力を
得て各ゴム球が更に圧縮されるのに抵抗するようにし
て、緩衝機能が得られるような構造になっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
実開平7−21401の係留索の緩衝装置においては、
緩衝時に各ゴム球が圧縮する度に、互いにクロスさせた
コ字状の金具の各内面に膨張して当接する前記各ゴム球
の該膨張当接面が摩耗して擦り減る。そして、各ゴム球
の膨張当接面が除々に擦り減り続けると、各ゴム球はそ
の膨張当接面が金具の各内面に当接して反発力を受ける
までの圧縮量が当初に比べて除々に大きくなって行く。
つまり、各ゴム球は初期に比べて余計に圧縮しないとそ
の膨張当接面が金具の各内面に当接しないことになる。
その結果、一定期間使用を続けると、各ゴム球は初期に
比べて相当余計に圧縮しないと緩衝できなくなり、初期
の緩衝機能を維持できなくなるという課題がある。
実開平7−21401の係留索の緩衝装置においては、
緩衝時に各ゴム球が圧縮する度に、互いにクロスさせた
コ字状の金具の各内面に膨張して当接する前記各ゴム球
の該膨張当接面が摩耗して擦り減る。そして、各ゴム球
の膨張当接面が除々に擦り減り続けると、各ゴム球はそ
の膨張当接面が金具の各内面に当接して反発力を受ける
までの圧縮量が当初に比べて除々に大きくなって行く。
つまり、各ゴム球は初期に比べて余計に圧縮しないとそ
の膨張当接面が金具の各内面に当接しないことになる。
その結果、一定期間使用を続けると、各ゴム球は初期に
比べて相当余計に圧縮しないと緩衝できなくなり、初期
の緩衝機能を維持できなくなるという課題がある。
【0007】しかも、係留索の緩衝装置は水中に配置さ
れているため、簡単に交換することができず、また、そ
の交換に手間がかかると共に早期の交換はその分余計に
コストがかかり、不経済になるという課題もある。
れているため、簡単に交換することができず、また、そ
の交換に手間がかかると共に早期の交換はその分余計に
コストがかかり、不経済になるという課題もある。
【0008】また、各ゴム球は球状であるため、連接す
る各ゴム球は点接触となり、緩衝時における圧縮初期に
おいては点接触部分のみで抵抗し、圧縮されるにしたが
って点接触から面接触になってその面接触面積も除々に
増えて圧縮抵抗面積が増加する構造になっている。この
ため、緩衝初期においては、僅かな荷重で相当圧縮する
ことになり、図6の歪み特性図に示すように、実験によ
ると、僅かな荷重でゴム球の直径の30〜40%位がす
ぐに圧縮されて、実際の緩衝機能を果たす部分はゴム球
の直径が70〜60%に縮んだあたりからであり、この
ようなゴム球を使用した緩衝装置はその緩衝機能として
効率が悪いという課題もあった。
る各ゴム球は点接触となり、緩衝時における圧縮初期に
おいては点接触部分のみで抵抗し、圧縮されるにしたが
って点接触から面接触になってその面接触面積も除々に
増えて圧縮抵抗面積が増加する構造になっている。この
ため、緩衝初期においては、僅かな荷重で相当圧縮する
ことになり、図6の歪み特性図に示すように、実験によ
ると、僅かな荷重でゴム球の直径の30〜40%位がす
ぐに圧縮されて、実際の緩衝機能を果たす部分はゴム球
の直径が70〜60%に縮んだあたりからであり、この
ようなゴム球を使用した緩衝装置はその緩衝機能として
効率が悪いという課題もあった。
【0009】更にまた、互いにクロスさせた両端のみ平
な面が連結されたコ字状の金具を使用するので、膨張す
るゴム球のゴム圧に耐えるために厚い鋼板を使用しなけ
ればならず、その結果、装置全体が重くなり、その取扱
いも不便となり、コストも高くなるという課題もあっ
た。
な面が連結されたコ字状の金具を使用するので、膨張す
るゴム球のゴム圧に耐えるために厚い鋼板を使用しなけ
ればならず、その結果、装置全体が重くなり、その取扱
いも不便となり、コストも高くなるという課題もあっ
た。
【0010】更にまた、ゴム球が互いにクロスさせた双
方のコ字状の金具に直接圧接するためにゴム球が摩耗す
ると共に、ゴム球が互いにクロスさせた双方のコ字状の
金具に圧接してその圧接による摩擦抵抗によって、圧縮
荷重が軽減されてもすぐに原形に戻らず、円滑な動作が
できないという課題もあった。
方のコ字状の金具に直接圧接するためにゴム球が摩耗す
ると共に、ゴム球が互いにクロスさせた双方のコ字状の
金具に圧接してその圧接による摩擦抵抗によって、圧縮
荷重が軽減されてもすぐに原形に戻らず、円滑な動作が
できないという課題もあった。
【0011】この発明は、上記のような課題に鑑み、そ
の課題を解決すべく創案されたものであって、その目的
とするところは、ゴム製環状体の外周縁が摩耗して擦り
減るのを防止して緩衝装置の緩衝機能が低下するのを防
ぎ、しかも、各ゴム製環状体が共振することによる緩衝
装置の緩衝機能が低下するのを防ぎ、また、歪みの立ち
上がり部分においても、圧縮力に対して有効に抵抗して
緩衝機能を果たすことのできる係留索の緩衝装置を提供
することにある。
の課題を解決すべく創案されたものであって、その目的
とするところは、ゴム製環状体の外周縁が摩耗して擦り
減るのを防止して緩衝装置の緩衝機能が低下するのを防
ぎ、しかも、各ゴム製環状体が共振することによる緩衝
装置の緩衝機能が低下するのを防ぎ、また、歪みの立ち
上がり部分においても、圧縮力に対して有効に抵抗して
緩衝機能を果たすことのできる係留索の緩衝装置を提供
することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに、この発明は、中央部に中央孔が形成されたゴム製
環状体を筒体の内部に複数個連接して内装し、筒体の両
端に固定蓋を各々取付けると共に一方の固定蓋の中央に
貫通孔を形成し、他方の固定蓋に連結具を取付け、連接
した各ゴム製環状体の中央孔を貫通するピストンロッド
を筒芯方向に向けて筒体内に配置すると共に、該ピスト
ンロッドの一端側を上記筒体の固定蓋の貫通孔を貫通さ
せて外部に突出させ、突出したピストンロッドの一端に
連結具を取付け、ピストンロッドが貫通する固定蓋と協
働して連接した各ゴム製環状体をその両側から押圧する
押圧係止板をピストンロッドの他端に連結し、各ゴム製
環状体の圧縮時に筒体の内周面側に膨張する各ゴム製環
状体の外周縁に硬質の外周リングを装着し、中央孔の周
囲のゴム製環状体内部に環状空洞を形成し、環状空洞と
外部とを連通する連通孔をゴム製環状体に形成した手段
よりなるものである。
めに、この発明は、中央部に中央孔が形成されたゴム製
環状体を筒体の内部に複数個連接して内装し、筒体の両
端に固定蓋を各々取付けると共に一方の固定蓋の中央に
貫通孔を形成し、他方の固定蓋に連結具を取付け、連接
した各ゴム製環状体の中央孔を貫通するピストンロッド
を筒芯方向に向けて筒体内に配置すると共に、該ピスト
ンロッドの一端側を上記筒体の固定蓋の貫通孔を貫通さ
せて外部に突出させ、突出したピストンロッドの一端に
連結具を取付け、ピストンロッドが貫通する固定蓋と協
働して連接した各ゴム製環状体をその両側から押圧する
押圧係止板をピストンロッドの他端に連結し、各ゴム製
環状体の圧縮時に筒体の内周面側に膨張する各ゴム製環
状体の外周縁に硬質の外周リングを装着し、中央孔の周
囲のゴム製環状体内部に環状空洞を形成し、環状空洞と
外部とを連通する連通孔をゴム製環状体に形成した手段
よりなるものである。
【0013】また、好ましい態様として、隣接する他の
ゴム製環状体或いは固定蓋又は押圧係止板と接するゴム
製環状体の正面と後面には、平坦な幅を有する環状の圧
接面が形成されている。
ゴム製環状体或いは固定蓋又は押圧係止板と接するゴム
製環状体の正面と後面には、平坦な幅を有する環状の圧
接面が形成されている。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面に記載の発明の実施の
形態に基づいて、この発明をより具体的に説明する。こ
こで、図1は緩衝装置の断面図、図2(A)は緩衝装置
の端部断面図、図2(B)は緩衝装置の端部背面図、図
3は緩衝装置の端部断面図、図4はゴム製環状体の斜視
図、図5(A)はゴム製環状体の正面図、図5(B)は
ゴム製環状体の側面図である。
形態に基づいて、この発明をより具体的に説明する。こ
こで、図1は緩衝装置の断面図、図2(A)は緩衝装置
の端部断面図、図2(B)は緩衝装置の端部背面図、図
3は緩衝装置の端部断面図、図4はゴム製環状体の斜視
図、図5(A)はゴム製環状体の正面図、図5(B)は
ゴム製環状体の側面図である。
【0015】図において、係留索の緩衝装置1は、例え
ば船舶、生簀、作業台船、消波堤などの各種の浮体構造
物を係留する場合に生じる引張力による衝撃を吸収して
緩衝するために使用される装置で、図示しない係留索の
途中に取付けられる。係留索の緩衝装置1は、筒体2、
ゴム製環状体4、ピストンロッド7などから主に構成さ
れている。
ば船舶、生簀、作業台船、消波堤などの各種の浮体構造
物を係留する場合に生じる引張力による衝撃を吸収して
緩衝するために使用される装置で、図示しない係留索の
途中に取付けられる。係留索の緩衝装置1は、筒体2、
ゴム製環状体4、ピストンロッド7などから主に構成さ
れている。
【0016】筒体2は内部が中空な例えば円筒形の形状
を有しており、その中空な内部には複数のゴム製環状体
4及び該ゴム製環状体4を貫通して保持するピストンロ
ッド7が内装されている。筒体2の両端部には固定蓋2
a,2bが溶接又はボルトなどによって固定されて取付
けられている。固定蓋2a,2bはその外周縁が筒体2
の両端部の内周面に密着するように取付けられている。
を有しており、その中空な内部には複数のゴム製環状体
4及び該ゴム製環状体4を貫通して保持するピストンロ
ッド7が内装されている。筒体2の両端部には固定蓋2
a,2bが溶接又はボルトなどによって固定されて取付
けられている。固定蓋2a,2bはその外周縁が筒体2
の両端部の内周面に密着するように取付けられている。
【0017】このうち、一方の固定蓋2aにはその中央
にピストンロッド7が貫通する貫通孔2cが形成されて
いる。貫通孔2cの内径はピストンロッド7の外径より
少し大きく、ピストンロッド7はスムーズにこの貫通孔
2cからスムーズに出没できるようになっている。ま
た、固定蓋2aの外周縁の一部には筒体2の端部の内周
面との間に隙間を有する流出入口2dが複数形成されて
いる。流出入口2dは筒体2の内部と外部との間で海水
又は水の出入り用として機能する。
にピストンロッド7が貫通する貫通孔2cが形成されて
いる。貫通孔2cの内径はピストンロッド7の外径より
少し大きく、ピストンロッド7はスムーズにこの貫通孔
2cからスムーズに出没できるようになっている。ま
た、固定蓋2aの外周縁の一部には筒体2の端部の内周
面との間に隙間を有する流出入口2dが複数形成されて
いる。流出入口2dは筒体2の内部と外部との間で海水
又は水の出入り用として機能する。
【0018】ピストンロッド7の外径は貫通孔2cの内
径より少し小さいため、ピストンロッド7は軸芯廻りに
スムーズに回転できるようにもなっている。このため、
引っ張り荷重が作用してロープに捻じれなどが生じて
も、ピストンロッド7が軸芯廻りにスムーズに回転する
ことによって捻じれを吸収できるので、前述した従来の
装置のように、ロープに生じる捻じれを吸収するため
に、装置と装置との間に回転できる装置(例えばスイベ
ルなどの装置)を別途に設ける必要がなく、その分、重
量を軽減でき、製造コストを下げることもできる。
径より少し小さいため、ピストンロッド7は軸芯廻りに
スムーズに回転できるようにもなっている。このため、
引っ張り荷重が作用してロープに捻じれなどが生じて
も、ピストンロッド7が軸芯廻りにスムーズに回転する
ことによって捻じれを吸収できるので、前述した従来の
装置のように、ロープに生じる捻じれを吸収するため
に、装置と装置との間に回転できる装置(例えばスイベ
ルなどの装置)を別途に設ける必要がなく、その分、重
量を軽減でき、製造コストを下げることもできる。
【0019】固定蓋2aの反対側に取付けられた固定蓋
2bには、その外側の表面中央部に係留索の連結具3が
取付けられている。連結具3は固定蓋2bの外側の表面
にその中央部を挟んでその両側に溶接で固設された一対
の支持片3a,3aと、一対の支持片3a,3a間に連
結軸3bを介して回動自在に連結された連結片3cから
構成されている。また、固定蓋2bに回動自在に取付け
られた連結片3cの先端側の側面には係留索を取付ける
取付孔3dが形成されている。
2bには、その外側の表面中央部に係留索の連結具3が
取付けられている。連結具3は固定蓋2bの外側の表面
にその中央部を挟んでその両側に溶接で固設された一対
の支持片3a,3aと、一対の支持片3a,3a間に連
結軸3bを介して回動自在に連結された連結片3cから
構成されている。また、固定蓋2bに回動自在に取付け
られた連結片3cの先端側の側面には係留索を取付ける
取付孔3dが形成されている。
【0020】ゴム製環状体4は上記筒体2に複数連接し
て内装されて、複数の連接された各ゴム製環状体4が圧
縮されることによって、その圧縮抵抗による反発力によ
って緩衝機能を果たすものである。ゴム製環状体4は、
圧縮力を受けると圧縮方向に縮む一方で、圧縮方向と直
交する方向に少し膨張し、また、圧縮力が解除されると
元の状態に復元する弾性体のゴム材からなっている。
て内装されて、複数の連接された各ゴム製環状体4が圧
縮されることによって、その圧縮抵抗による反発力によ
って緩衝機能を果たすものである。ゴム製環状体4は、
圧縮力を受けると圧縮方向に縮む一方で、圧縮方向と直
交する方向に少し膨張し、また、圧縮力が解除されると
元の状態に復元する弾性体のゴム材からなっている。
【0021】各ゴム製環状体4は例えばドーナツや自動
車タイヤのようにその中央部に中央孔4aが形成されて
いる。正面から見て、ゴム製環状体4は例えば円形の外
形を有しており、また中央孔4aも例えば円形の形状を
有している。
車タイヤのようにその中央部に中央孔4aが形成されて
いる。正面から見て、ゴム製環状体4は例えば円形の外
形を有しており、また中央孔4aも例えば円形の形状を
有している。
【0022】各ゴム製環状体4の外周縁には硬質の外周
リング5が装着されている。この外周リング5が装着さ
れるゴム製環状体4の外周縁は、ゴム製環状体4が圧縮
されたときにこの圧縮方向と直交する方向に同心円状に
膨張して筒体2の内周面に膨張当接する外円周部分であ
る。
リング5が装着されている。この外周リング5が装着さ
れるゴム製環状体4の外周縁は、ゴム製環状体4が圧縮
されたときにこの圧縮方向と直交する方向に同心円状に
膨張して筒体2の内周面に膨張当接する外円周部分であ
る。
【0023】ゴム製環状体4の外周縁は、ゴム製環状体
4が圧縮される度に、筒体2の内周面に膨張当接する。
そして、ゴム製環状体4の外周縁に硬質の外周リング5
を装着していない場合には、従来技術で説明したゴム球
と同様に摩耗して擦り減って緩衝機能の低下を招く。ゴ
ム製環状体4の外周縁に装着された硬質の外周リング5
はゴム製環状体4の外周縁が筒体2の内周面に当接する
のを阻止し、摩耗して擦り減るのを防ぐ機能を果たす。
硬質の外周リング5には例えば金属の鉄製リングが使用
されている。
4が圧縮される度に、筒体2の内周面に膨張当接する。
そして、ゴム製環状体4の外周縁に硬質の外周リング5
を装着していない場合には、従来技術で説明したゴム球
と同様に摩耗して擦り減って緩衝機能の低下を招く。ゴ
ム製環状体4の外周縁に装着された硬質の外周リング5
はゴム製環状体4の外周縁が筒体2の内周面に当接する
のを阻止し、摩耗して擦り減るのを防ぐ機能を果たす。
硬質の外周リング5には例えば金属の鉄製リングが使用
されている。
【0024】硬質の外周リング5は、ゴム製環状体4の
外周縁の摩耗を防ぐ機能を果たすと共に、筒体2の内周
面との摩擦抵抗を小さくして滑らかにして、圧縮される
各ゴム製環状体4が筒体2の内部をスムーズに圧縮移動
できるようにしている。このため、硬質の外周リング5
の表面、つまり筒体2の内周面に当接する面は滑り易い
ように凹凸のない平坦面に仕上げられている。
外周縁の摩耗を防ぐ機能を果たすと共に、筒体2の内周
面との摩擦抵抗を小さくして滑らかにして、圧縮される
各ゴム製環状体4が筒体2の内部をスムーズに圧縮移動
できるようにしている。このため、硬質の外周リング5
の表面、つまり筒体2の内周面に当接する面は滑り易い
ように凹凸のない平坦面に仕上げられている。
【0025】このように、硬質の外周リング5は筒体2
の内周面との摩擦抵抗を小さくして滑らかにして、圧縮
される各ゴム製環状体4が筒体2の内部をスムーズに圧
縮移動できるようにもしているので、硬質の外周リング
5が装着されたゴム製環状体4は圧縮荷重が軽減される
と、すぐに原形に復帰することができる。これに対し
て、前述した従来の装置は、ゴム球が互いにクロスさせ
た双方のコ字状の金具に直接圧接するためにゴム球が摩
耗すると共に、圧接による摩擦抵抗によって圧縮荷重が
軽減されてもすぐに原形に戻らず、円滑な動作ができな
い。
の内周面との摩擦抵抗を小さくして滑らかにして、圧縮
される各ゴム製環状体4が筒体2の内部をスムーズに圧
縮移動できるようにもしているので、硬質の外周リング
5が装着されたゴム製環状体4は圧縮荷重が軽減される
と、すぐに原形に復帰することができる。これに対し
て、前述した従来の装置は、ゴム球が互いにクロスさせ
た双方のコ字状の金具に直接圧接するためにゴム球が摩
耗すると共に、圧接による摩擦抵抗によって圧縮荷重が
軽減されてもすぐに原形に戻らず、円滑な動作ができな
い。
【0026】硬質の外周リング5がゴム製環状体4の外
周縁から簡単に外れないように、ゴム製環状体4の外周
縁には装着溝が外周円方向に一回り形成されており、こ
の装着溝内に硬質の外周リング5は装着されている。
周縁から簡単に外れないように、ゴム製環状体4の外周
縁には装着溝が外周円方向に一回り形成されており、こ
の装着溝内に硬質の外周リング5は装着されている。
【0027】各ゴム製環状体4の中央孔4aの内周面に
は硬質の内周リング6が装着されている。この内周リン
グ6が装着されるゴム製環状体4の中央孔4aの内周面
は、ゴム製環状体4が圧縮されたときにこの圧縮方向と
直交する方向に同心円状に膨張してピストンロッド7の
外周面に膨張当接する。
は硬質の内周リング6が装着されている。この内周リン
グ6が装着されるゴム製環状体4の中央孔4aの内周面
は、ゴム製環状体4が圧縮されたときにこの圧縮方向と
直交する方向に同心円状に膨張してピストンロッド7の
外周面に膨張当接する。
【0028】ゴム製環状体4の中央孔4aの内周面は、
ゴム製環状体4が圧縮される度に、ピストンロッド7の
外周面に膨張当接する。そこで、ピストンロッド7の外
周面との摩擦抵抗を小さくして滑らかにして、圧縮され
る各ゴム製環状体4がピストンロッド7の外周面をスム
ーズに圧縮移動できるようにしている。このため、硬質
の内周リング6の表面、つまりピストンロッド7の外周
面に当接する面は滑り易いように凹凸のない平坦面に仕
上げられている。
ゴム製環状体4が圧縮される度に、ピストンロッド7の
外周面に膨張当接する。そこで、ピストンロッド7の外
周面との摩擦抵抗を小さくして滑らかにして、圧縮され
る各ゴム製環状体4がピストンロッド7の外周面をスム
ーズに圧縮移動できるようにしている。このため、硬質
の内周リング6の表面、つまりピストンロッド7の外周
面に当接する面は滑り易いように凹凸のない平坦面に仕
上げられている。
【0029】硬質の内周リング6はピストンロッド7の
外周面との滑りスムーズにする機能を果たすが、これ以
外にゴム製環状体4の中央孔4aの内周面がピストンロ
ッド7の外周面に当接して摩耗して擦り減るのを防ぐ機
能も果たす。硬質の内周リング6には例えば金属の鉄製
リングが使用されている。
外周面との滑りスムーズにする機能を果たすが、これ以
外にゴム製環状体4の中央孔4aの内周面がピストンロ
ッド7の外周面に当接して摩耗して擦り減るのを防ぐ機
能も果たす。硬質の内周リング6には例えば金属の鉄製
リングが使用されている。
【0030】硬質の内周リング6が装着ゴム製環状体4
の中央孔4aの内周面から簡単に外れないように、装着
ゴム製環状体4の中央孔4aの内周面には装着溝が内周
円方向に一回り形成されており、この装着溝内に硬質の
内周リング6は装着されている。
の中央孔4aの内周面から簡単に外れないように、装着
ゴム製環状体4の中央孔4aの内周面には装着溝が内周
円方向に一回り形成されており、この装着溝内に硬質の
内周リング6は装着されている。
【0031】ゴム製環状体4はその内部に環状空洞4b
が形成されている。環状空洞4bは中央孔4aの周囲の
内部に形成されている。環状空洞4bはゴム製環状体4
の圧縮歪みの特性を変化させる機能を果たす。図6に示
す歪み特性図において、歪みの中間部分bの特性を変化
させる。
が形成されている。環状空洞4bは中央孔4aの周囲の
内部に形成されている。環状空洞4bはゴム製環状体4
の圧縮歪みの特性を変化させる機能を果たす。図6に示
す歪み特性図において、歪みの中間部分bの特性を変化
させる。
【0032】即ち、図6に示す歪み特性図において、環
状空洞4bの空洞の容積が大きい場合には、歪みの中間
部分bの特性曲線は平行に近づき、力の増加の割合に比
べて歪みの増加が大きくなる。つまり、僅かに圧縮力が
増加するだけでゴム製環状体4は大きく圧縮される。逆
に、環状空洞4bの空洞の容積が小さい場合には、歪み
の中間部分bの特性曲線は傾き、僅かに圧縮力が増加す
ると歪みも僅かに増加する関係に近づく。
状空洞4bの空洞の容積が大きい場合には、歪みの中間
部分bの特性曲線は平行に近づき、力の増加の割合に比
べて歪みの増加が大きくなる。つまり、僅かに圧縮力が
増加するだけでゴム製環状体4は大きく圧縮される。逆
に、環状空洞4bの空洞の容積が小さい場合には、歪み
の中間部分bの特性曲線は傾き、僅かに圧縮力が増加す
ると歪みも僅かに増加する関係に近づく。
【0033】歪みの立ち上がり部分aの特性に対して、
歪みの中間部分bの特性を変化させることにより、ゴム
製環状体4が共振するのを回避できる機能があり、これ
により、各ゴム製環状体4が共振することによる緩衝装
置1の緩衝機能が低下するのを防ぐことができる。
歪みの中間部分bの特性を変化させることにより、ゴム
製環状体4が共振するのを回避できる機能があり、これ
により、各ゴム製環状体4が共振することによる緩衝装
置1の緩衝機能が低下するのを防ぐことができる。
【0034】ゴム製環状体4の内部に形成された環状空
洞4bは、その断面が例えば円形に形成されている。ま
た、この環状空洞4bとゴム製環状体4の外部とを連通
する連通孔4cがゴム製環状体4に複数形成されてい
る。連通孔4cはゴム製環状体4が圧縮又は復元する場
合に海水又は水の環状空洞4bへの流出入孔として機能
する。連通孔4cの孔径の大きさを調整することによっ
て、図6の特性曲線を変えることができる。即ち、連通
孔4cの孔径を小さくすると、ゴム製環状体4の圧縮抵
抗は大きくなる。
洞4bは、その断面が例えば円形に形成されている。ま
た、この環状空洞4bとゴム製環状体4の外部とを連通
する連通孔4cがゴム製環状体4に複数形成されてい
る。連通孔4cはゴム製環状体4が圧縮又は復元する場
合に海水又は水の環状空洞4bへの流出入孔として機能
する。連通孔4cの孔径の大きさを調整することによっ
て、図6の特性曲線を変えることができる。即ち、連通
孔4cの孔径を小さくすると、ゴム製環状体4の圧縮抵
抗は大きくなる。
【0035】ゴム製環状体4は内部の環状空洞4bを中
心と前後に2分割されたものから形成されている。ま
た、ゴム製環状体4はその側断面図に示すように、前面
側及び後面側に向かってそれぞれ傾斜するように形成さ
れ、その前面及び後面には圧接面4dが形成されてい
る。
心と前後に2分割されたものから形成されている。ま
た、ゴム製環状体4はその側断面図に示すように、前面
側及び後面側に向かってそれぞれ傾斜するように形成さ
れ、その前面及び後面には圧接面4dが形成されてい
る。
【0036】隣接する他のゴム製環状体4或いは固定蓋
2a又は押圧係止板9と接する各ゴム製環状体4の正面
と後面に形成された圧接面4dは、平坦な幅のある円環
状になっている。圧接面4dの平坦幅sは、ゴム製環状
体4の圧縮歪みの特性を変化させる機能を果たす。図6
に示す歪み特性図において、歪みの立ち上がり部分aの
特性を変化させる。
2a又は押圧係止板9と接する各ゴム製環状体4の正面
と後面に形成された圧接面4dは、平坦な幅のある円環
状になっている。圧接面4dの平坦幅sは、ゴム製環状
体4の圧縮歪みの特性を変化させる機能を果たす。図6
に示す歪み特性図において、歪みの立ち上がり部分aの
特性を変化させる。
【0037】即ち、図6に示す歪み特性図において、圧
接面4dの平坦幅sの幅が小さい場合には、歪みの立ち
上がり部分aの特性曲線は平行に近づき、力の増加の割
合に比べて歪みの増加が大きくなる。つまり、僅かに圧
縮力が増加するだけでゴム製環状体4は大きく圧縮され
る。逆に、圧接面4dの平坦幅sの幅が大きい場合に
は、歪みの立ち上がり部分aの特性曲線は傾き、僅かに
圧縮力が増加すると歪みも僅かに増加する関係に近づ
く。
接面4dの平坦幅sの幅が小さい場合には、歪みの立ち
上がり部分aの特性曲線は平行に近づき、力の増加の割
合に比べて歪みの増加が大きくなる。つまり、僅かに圧
縮力が増加するだけでゴム製環状体4は大きく圧縮され
る。逆に、圧接面4dの平坦幅sの幅が大きい場合に
は、歪みの立ち上がり部分aの特性曲線は傾き、僅かに
圧縮力が増加すると歪みも僅かに増加する関係に近づ
く。
【0038】各ゴム製環状体4の正面と後面に形成され
た圧接面4dの平坦幅sの幅をある程度の大きさにし
て、歪みの立ち上がり部分aの特性曲線を傾かせること
により、歪みの立ち上がり部分aにおいて、平坦な幅を
有する円環状の圧接面4dの面積によって圧縮力に抵抗
するので、圧縮力を圧縮面積に割った圧縮応力を小さく
できてその歪み量も小さくできる。
た圧接面4dの平坦幅sの幅をある程度の大きさにし
て、歪みの立ち上がり部分aの特性曲線を傾かせること
により、歪みの立ち上がり部分aにおいて、平坦な幅を
有する円環状の圧接面4dの面積によって圧縮力に抵抗
するので、圧縮力を圧縮面積に割った圧縮応力を小さく
できてその歪み量も小さくできる。
【0039】即ち、圧縮力をP、圧縮応力をσ、圧接面
4dの面積をA、ゴム製環状体4の弾性係数をE、ゴム
製環状体4の歪みをεとすると、 (P/A)=σ であり、また、 σ=E・ε であるので、圧接面4dの面積Aが大きくなると、σは
小さくなり、Eは一定であるので、歪みεを小さくで
き、ゴム製環状体4は圧縮力に対して有効に抵抗して緩
衝機能を果たすことができる。
4dの面積をA、ゴム製環状体4の弾性係数をE、ゴム
製環状体4の歪みをεとすると、 (P/A)=σ であり、また、 σ=E・ε であるので、圧接面4dの面積Aが大きくなると、σは
小さくなり、Eは一定であるので、歪みεを小さくで
き、ゴム製環状体4は圧縮力に対して有効に抵抗して緩
衝機能を果たすことができる。
【0040】これにより、ゴム製環状体4が複数連接状
態で内装された緩衝装置1の緩衝有効ストロークを大き
くすることができる。これに対して、ゴム球では歪みの
立ち上がり部分aにおいては、圧縮力に抵抗できず簡単
に歪んで殆ど緩衝機能を果たさないので、緩衝装置1の
緩衝有効ストロークは小さくなる。
態で内装された緩衝装置1の緩衝有効ストロークを大き
くすることができる。これに対して、ゴム球では歪みの
立ち上がり部分aにおいては、圧縮力に抵抗できず簡単
に歪んで殆ど緩衝機能を果たさないので、緩衝装置1の
緩衝有効ストロークは小さくなる。
【0041】連接した各ゴム製環状体4の中央孔4aを
貫通するピストンロッド7が筒体2の内部に配置され、
また、ピストンロッド7は筒芯方向に向けて筒体2内に
配置されている。即ち、ピストンロッド7には連接した
複数のゴム製環状体4が装着されている。ピストンロッ
ド7は、断面が例えば円形になっていて、その一端側が
上記筒体2の固定蓋2aの貫通孔2cを貫通して筒体2
の外部に突出している。
貫通するピストンロッド7が筒体2の内部に配置され、
また、ピストンロッド7は筒芯方向に向けて筒体2内に
配置されている。即ち、ピストンロッド7には連接した
複数のゴム製環状体4が装着されている。ピストンロッ
ド7は、断面が例えば円形になっていて、その一端側が
上記筒体2の固定蓋2aの貫通孔2cを貫通して筒体2
の外部に突出している。
【0042】筒体2の外部に突出したピストンロッドの
一端側の先端には係留索の連結具8が取付けられてい
る。連結具8はピストンロッド7の一端側の先端に螺合
された円筒形のロックナット8aと、該ロックナット8
aを両側から挟んでその外周側面に溶接で固設された一
対の連結片8b,8bから構成されている。この一対の
連結片8b,8bの先端側の側面には係留索を取付ける
取付孔8c,8cが各々形成されている。
一端側の先端には係留索の連結具8が取付けられてい
る。連結具8はピストンロッド7の一端側の先端に螺合
された円筒形のロックナット8aと、該ロックナット8
aを両側から挟んでその外周側面に溶接で固設された一
対の連結片8b,8bから構成されている。この一対の
連結片8b,8bの先端側の側面には係留索を取付ける
取付孔8c,8cが各々形成されている。
【0043】常に筒体2の内部に挿入されているピスト
ンロッド7の他端には押圧係止板9が溶接などによって
一体的に連結されている。押圧係止板9はその反対側に
位置しピストンロッド7が貫通する固定蓋2aと協働し
て、ピストンロッド7に貫通されて取付けられた連接す
る各ゴム製環状体4をその両側から挟んで押圧するもの
である。押圧係止板9の外径は筒体2の内径より小さ
く、筒体2の内周面に接触しない大きさに形成され、筒
体2の内形の形状に対応した例えば円形の外形を有して
いる。
ンロッド7の他端には押圧係止板9が溶接などによって
一体的に連結されている。押圧係止板9はその反対側に
位置しピストンロッド7が貫通する固定蓋2aと協働し
て、ピストンロッド7に貫通されて取付けられた連接す
る各ゴム製環状体4をその両側から挟んで押圧するもの
である。押圧係止板9の外径は筒体2の内径より小さ
く、筒体2の内周面に接触しない大きさに形成され、筒
体2の内形の形状に対応した例えば円形の外形を有して
いる。
【0044】ピストンロッド7は、筒体2の外部に突出
している一端側が外部に伸長することによって、筒体2
の内部に連接した配置された複数のゴム製環状体4を圧
縮し、圧縮されたゴム製環状体4の圧縮抵抗を利用し
て、係留索を介して緩衝装置1に作用する引張力による
衝撃に対して緩衝機能を果たす構造になっている。
している一端側が外部に伸長することによって、筒体2
の内部に連接した配置された複数のゴム製環状体4を圧
縮し、圧縮されたゴム製環状体4の圧縮抵抗を利用し
て、係留索を介して緩衝装置1に作用する引張力による
衝撃に対して緩衝機能を果たす構造になっている。
【0045】次に、上記発明の実施の形態の構成に基づ
く作用について以下説明する。図示しない浮体構造物を
係留する係留索の途中に、浮体構造物に作用する衝撃を
吸収して緩和する緩衝装置1を取付ける。
く作用について以下説明する。図示しない浮体構造物を
係留する係留索の途中に、浮体構造物に作用する衝撃を
吸収して緩和する緩衝装置1を取付ける。
【0046】緩衝装置1の取付けは、緩衝装置1の筒体
2の固定蓋2aから外部に突出したピストンロッド7の
一端側の連結具8に、浮体構造物(又は支持部)に連結
された係留索の一端を取付ける。即ち、係留索の一端を
連結具8の取付孔8cを挿通して連結する。
2の固定蓋2aから外部に突出したピストンロッド7の
一端側の連結具8に、浮体構造物(又は支持部)に連結
された係留索の一端を取付ける。即ち、係留索の一端を
連結具8の取付孔8cを挿通して連結する。
【0047】同様に、筒体2の固定蓋2bの外部に取付
けられた連結具3に、支持部(又は浮体構造物)に連結
された他の係留索の一端を取付ける。即ち、他の係留索
の一端を連結具3の取付孔3dを挿通して連結する。
けられた連結具3に、支持部(又は浮体構造物)に連結
された他の係留索の一端を取付ける。即ち、他の係留索
の一端を連結具3の取付孔3dを挿通して連結する。
【0048】このようにして2つの非連結状態の係留索
の間に緩衝装置1を取付ける。浮体構造物は、浮体構造
物側の係留索、緩衝装置1、支持部側の係留索を介して
支持部に連結される。緩衝装置1は通常は海水中又は水
中に没している。
の間に緩衝装置1を取付ける。浮体構造物は、浮体構造
物側の係留索、緩衝装置1、支持部側の係留索を介して
支持部に連結される。緩衝装置1は通常は海水中又は水
中に没している。
【0049】このように緩衝装置1を途中に有する係留
索によって係留された浮体構造物に、例えば波浪などに
よる衝撃が作用して係留索に引張力が働くと、係留索の
途中に取付けられている緩衝装置1にも引張力による衝
撃が作用することになる。
索によって係留された浮体構造物に、例えば波浪などに
よる衝撃が作用して係留索に引張力が働くと、係留索の
途中に取付けられている緩衝装置1にも引張力による衝
撃が作用することになる。
【0050】緩衝装置1に衝撃の引張力が作用すると、
筒体2の外部に突出したピストンロッド7の一端側には
外部に引張る瞬間的な強い力が作用して伸長方向に移動
し、この移動に連動して筒体2の内部に位置するピスト
ンロッド7の他端の押圧係止板9は固定蓋2a側に移動
し始める。押圧係止板9が固定蓋2a側に移動し始める
と、押圧係止板9と固定蓋2aとの間に挟まれている複
数の連接された各ゴム製環状体4は圧縮する。
筒体2の外部に突出したピストンロッド7の一端側には
外部に引張る瞬間的な強い力が作用して伸長方向に移動
し、この移動に連動して筒体2の内部に位置するピスト
ンロッド7の他端の押圧係止板9は固定蓋2a側に移動
し始める。押圧係止板9が固定蓋2a側に移動し始める
と、押圧係止板9と固定蓋2aとの間に挟まれている複
数の連接された各ゴム製環状体4は圧縮する。
【0051】各ゴム製環状体4が圧縮すると、環状空洞
4bも圧縮してその容積が小さくなる。このため、環状
空洞4bに入っていた海水又は水の一部は連通孔4cか
ら筒体2の内部に流出する。また、各ゴム製環状体4が
圧縮することによって、筒体2の内部に外部から一部の
海水又は水が固定蓋2bの流出入口2dを通って流入す
る。
4bも圧縮してその容積が小さくなる。このため、環状
空洞4bに入っていた海水又は水の一部は連通孔4cか
ら筒体2の内部に流出する。また、各ゴム製環状体4が
圧縮することによって、筒体2の内部に外部から一部の
海水又は水が固定蓋2bの流出入口2dを通って流入す
る。
【0052】圧縮する各ゴム製環状体4は圧縮方向と直
交する方向には同心円状に膨張しようとするが、各ゴム
製環状体4の外周縁に装着された外周リング5によって
その膨張が阻止され、このため、各ゴム製環状体4の圧
縮抵抗はゴム自身が有する圧縮弾性抵抗力より大きくな
って、各ゴム製環状体4の圧縮歪みは小さくなる。
交する方向には同心円状に膨張しようとするが、各ゴム
製環状体4の外周縁に装着された外周リング5によって
その膨張が阻止され、このため、各ゴム製環状体4の圧
縮抵抗はゴム自身が有する圧縮弾性抵抗力より大きくな
って、各ゴム製環状体4の圧縮歪みは小さくなる。
【0053】このとき、膨張しようとする各ゴム製環状
体4の外周縁は外周リング5によって筒体2の内周面に
当接することがないので、筒体2の内周面に当接しなが
ら移動することによって摩耗して擦り減るのが阻止され
る。
体4の外周縁は外周リング5によって筒体2の内周面に
当接することがないので、筒体2の内周面に当接しなが
ら移動することによって摩耗して擦り減るのが阻止され
る。
【0054】そして、ピストンロッド7の他端側に連結
された押圧係止板9は各ゴム製環状体4の圧縮抵抗によ
って、固定蓋2a側への瞬間的な移動及びその移動量が
抑えられる。その結果、ピストンロッド7の自身の筒体
2から外部へ突出する部分の瞬間的な伸長及びその伸長
量も抑制されて、浮体構造物に作用する衝撃を吸収して
緩和することが可能となる。
された押圧係止板9は各ゴム製環状体4の圧縮抵抗によ
って、固定蓋2a側への瞬間的な移動及びその移動量が
抑えられる。その結果、ピストンロッド7の自身の筒体
2から外部へ突出する部分の瞬間的な伸長及びその伸長
量も抑制されて、浮体構造物に作用する衝撃を吸収して
緩和することが可能となる。
【0055】なお、この発明は上記発明の実施の形態に
限定されるものではなく、この発明の精神を逸脱しない
範囲で種々の改変をなし得ることは勿論である。
限定されるものではなく、この発明の精神を逸脱しない
範囲で種々の改変をなし得ることは勿論である。
【0056】
【発明の効果】以上の記載より明らかなように、この発
明に係る係留索の緩衝装置によれば、ゴム製環状体の外
周縁に装着した硬質の外周リングによって、ゴム製環状
体の外周縁が筒体の内周面に当接するのを阻止すること
ができ、ゴム製環状体の外周縁が摩耗して擦り減るのを
防ぐことができる。これにより、ゴム製環状体の外周縁
が摩耗して擦り減ることによって、ゴム製環状体の初期
の圧縮歪み抵抗が小さくなって、かなり歪まないと緩衝
できなくなるのを回避して、緩衝装置の緩衝有効ストロ
ークが小さくなるのを防ぎ、また、その緩衝機能が低下
するのを防止することができる。
明に係る係留索の緩衝装置によれば、ゴム製環状体の外
周縁に装着した硬質の外周リングによって、ゴム製環状
体の外周縁が筒体の内周面に当接するのを阻止すること
ができ、ゴム製環状体の外周縁が摩耗して擦り減るのを
防ぐことができる。これにより、ゴム製環状体の外周縁
が摩耗して擦り減ることによって、ゴム製環状体の初期
の圧縮歪み抵抗が小さくなって、かなり歪まないと緩衝
できなくなるのを回避して、緩衝装置の緩衝有効ストロ
ークが小さくなるのを防ぎ、また、その緩衝機能が低下
するのを防止することができる。
【0057】しかも、中央孔の周囲のゴム製環状体内部
に環状空洞を形成したので、ゴム製環状体の圧縮歪みの
立ち上がり部分の特性に対して、圧縮歪みの中間部分の
特性を変化させることができ、これにより、ゴム製環状
体が共振するのを回避でき、各ゴム製環状体が共振する
ことによる緩衝装置の緩衝機能が低下するのを防ぐこと
ができる。
に環状空洞を形成したので、ゴム製環状体の圧縮歪みの
立ち上がり部分の特性に対して、圧縮歪みの中間部分の
特性を変化させることができ、これにより、ゴム製環状
体が共振するのを回避でき、各ゴム製環状体が共振する
ことによる緩衝装置の緩衝機能が低下するのを防ぐこと
ができる。
【0058】更に、ゴム製環状体の外周側を筒体で構成
するので、前述の従来の装置のようにゴム球の外周側を
コ字状の金具を互いにクロスさせる場合に比べて、強度
や剛性が高くなり、この発明の筒体及び従来装置のコ字
状の金具の製造に同じ材質の鋼材を使用した場合、同じ
強度や剛性を有するようにしたときには、従来のコ字状
の金具を製造する場合に比べて筒体を製造するときの鋼
材の使用量は数分の一で済むので、重量はかなり軽くな
りその取扱いは容易となり、製造コストも安価にするこ
とができる。
するので、前述の従来の装置のようにゴム球の外周側を
コ字状の金具を互いにクロスさせる場合に比べて、強度
や剛性が高くなり、この発明の筒体及び従来装置のコ字
状の金具の製造に同じ材質の鋼材を使用した場合、同じ
強度や剛性を有するようにしたときには、従来のコ字状
の金具を製造する場合に比べて筒体を製造するときの鋼
材の使用量は数分の一で済むので、重量はかなり軽くな
りその取扱いは容易となり、製造コストも安価にするこ
とができる。
【0059】請求項2の構成の場合には、隣接する他の
ゴム製環状体或いは固定蓋又は押圧係止板と接するゴム
製環状体の正面と後面に、平坦な幅を有する環状の圧接
面が形成されている場合には、歪みの立ち上がり部分に
おいて、平坦な幅を有する環状の圧接面の面積によって
圧縮力に抵抗するので、圧縮力を圧縮面積に割った圧縮
応力を小さくできてその歪み量も小さくできるので、圧
縮力に対して有効に抵抗して緩衝機能を果たすことがで
き、緩衝装置の緩衝有効ストロークを大きくすることが
できる等、極めて新規的有益なる効果を奏するものであ
る。
ゴム製環状体或いは固定蓋又は押圧係止板と接するゴム
製環状体の正面と後面に、平坦な幅を有する環状の圧接
面が形成されている場合には、歪みの立ち上がり部分に
おいて、平坦な幅を有する環状の圧接面の面積によって
圧縮力に抵抗するので、圧縮力を圧縮面積に割った圧縮
応力を小さくできてその歪み量も小さくできるので、圧
縮力に対して有効に抵抗して緩衝機能を果たすことがで
き、緩衝装置の緩衝有効ストロークを大きくすることが
できる等、極めて新規的有益なる効果を奏するものであ
る。
【図1】この発明の実施の形態を示す緩衝装置の断面図
である。
である。
【図2】(A)はこの発明の実施の形態を示す緩衝装置
の端部断面図である。(B)はこの発明の実施の形態を
示す緩衝装置の端部背面図である。
の端部断面図である。(B)はこの発明の実施の形態を
示す緩衝装置の端部背面図である。
【図3】この発明の実施の形態を示す緩衝装置の端部断
面図である。
面図である。
【図4】この発明の実施の形態を示すゴム製環状体の斜
視図である。
視図である。
【図5】(A)はこの発明の実施の形態を示すゴム製環
状体の正面図である。(B)はこの発明の実施の形態を
示すゴム製環状体の側面図である。
状体の正面図である。(B)はこの発明の実施の形態を
示すゴム製環状体の側面図である。
【図6】歪み特性図である。
1 緩衝装置 2 筒体 2a 固定蓋 2b 固定蓋 2c 貫通孔 2d 流出入口 3 連結具 3a 支持片 3b 連結軸 3c 連結片 3d 取付孔 4 ゴム製環状体 4a 中央孔 4b 環状空洞 4c 連通孔 4d 圧接面 5 外周リング 6 内周リング 7 ピストンロッド 8 連結具 8a ロックナット 8b 連結片 8c 取付孔 9 押圧係止板 a 歪みの立ち上がり部分 b 歪みの中間部分 s 平坦幅
Claims (2)
- 【請求項1】 中央部に中央孔が形成されたゴム製環状
体を筒体の内部に複数個連接して内装し、筒体の両端に
固定蓋を各々取付けると共に一方の固定蓋の中央に貫通
孔を形成し、他方の固定蓋に連結具を取付け、連接した
各ゴム製環状体の中央孔を貫通するピストンロッドを筒
芯方向に向けて筒体内に配置すると共に、該ピストンロ
ッドの一端側を上記筒体の固定蓋の貫通孔を貫通させて
外部に突出させ、突出したピストンロッドの一端に連結
具を取付け、ピストンロッドが貫通する固定蓋と協働し
て連接した各ゴム製環状体をその両側から押圧する押圧
係止板をピストンロッドの他端に連結し、各ゴム製環状
体の圧縮時に筒体の内周面側に膨張する各ゴム製環状体
の外周縁に硬質の外周リングを装着し、中央孔の周囲の
ゴム製環状体内部に環状空洞を形成し、環状空洞と外部
とを連通する連通孔をゴム製環状体に形成したことを特
徴とする係留索の緩衝装置。 - 【請求項2】 隣接する他のゴム製環状体或いは固定蓋
又は押圧係止板と接するゴム製環状体の正面と後面に
は、平坦な幅を有する環状の圧接面が形成されている請
求項1記載の係留索の緩衝装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8040561A JPH09207877A (ja) | 1996-02-01 | 1996-02-01 | 係留索の緩衝装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8040561A JPH09207877A (ja) | 1996-02-01 | 1996-02-01 | 係留索の緩衝装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09207877A true JPH09207877A (ja) | 1997-08-12 |
Family
ID=12583882
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8040561A Pending JPH09207877A (ja) | 1996-02-01 | 1996-02-01 | 係留索の緩衝装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09207877A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009002368A (ja) * | 2007-06-19 | 2009-01-08 | Mazda Motor Corp | エネルギ吸収部材 |
JP2010126259A (ja) * | 2008-11-25 | 2010-06-10 | Hiroshi Ide | ドラム装置 |
CN102011823A (zh) * | 2010-12-09 | 2011-04-13 | 常州市武进华强车配有限公司 | 后减震器 |
GB2601337A (en) * | 2020-11-26 | 2022-06-01 | Tech From Ideas Ltd | Mooring component |
GB2601338A (en) * | 2020-11-26 | 2022-06-01 | Tech From Ideas Ltd | Compressive element for a mooring component |
-
1996
- 1996-02-01 JP JP8040561A patent/JPH09207877A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009002368A (ja) * | 2007-06-19 | 2009-01-08 | Mazda Motor Corp | エネルギ吸収部材 |
JP2010126259A (ja) * | 2008-11-25 | 2010-06-10 | Hiroshi Ide | ドラム装置 |
CN102011823A (zh) * | 2010-12-09 | 2011-04-13 | 常州市武进华强车配有限公司 | 后减震器 |
GB2601337A (en) * | 2020-11-26 | 2022-06-01 | Tech From Ideas Ltd | Mooring component |
GB2601338A (en) * | 2020-11-26 | 2022-06-01 | Tech From Ideas Ltd | Compressive element for a mooring component |
GB2601338B (en) * | 2020-11-26 | 2024-07-03 | Tech From Ideas Limited | Compressive element for a mooring component |
GB2601337B (en) * | 2020-11-26 | 2024-07-03 | Tech From Ideas Limited | Mooring component |
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