JPH11510803A - 免疫調節剤としての脂環式ジアミンの使用 - Google Patents

免疫調節剤としての脂環式ジアミンの使用

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、一般構造式(I): (上式中、Qは下式II〜Vを有する二価の基であり、

Description

【発明の詳細な説明】 免疫調節剤としての脂環式ジアミンの使用 本発明は、脂環式ジアミンの新規使用に関する。 フランス国特許公開第1 387 971 号公報は、新規脂環式ジアミンおよびそれら の調製方法を記載している。 下記の一般構造式を有する脂環式ジアミン: R−NH−K−Q−K−NH−R (I) (上式中、Qは下式II〜Vを有する二価の基を表し、 Kはメチレン基を表すか、または記号Qが式IIにより表される時には、原子価 結合を表し、そして 記号Rは次の基VI〜XVIIから成る群より選ばれた基を表す: VI ベンジル VII 1個のハロゲンによりまたは1,2もしくは3個の トリハロメチル基により置換されたベンジル VIII 置換されたトリハロメチルベンジル IX インダニル X アルキル XI シクロアルキル XII シクロアルキルアルキル XIII アルケニル XIV シクロアルケニルアルキル XV ビシクロアルキル XVI ビシクロアルケニルアルキル XVII ビシクロアルキルアルキル) およびそれらと有機または無機酸との酸付加塩は、脂質代謝に影響を及ぼす性質 を有する。 長期の研究の後、本出願人は上記に定義した生成物が顕著で独特な免疫調節性 質を有することを発見した。 特に、上記生成物は、外因性または内因性病理学に関連づけられるサイトカイ ン遺伝子の機能不全の場合にサイトカイン遺伝子および/またはそれらの受容体 の発現を修復することができる。それらの性質は後述の実施例において例証され る。 それらの生成物は、人間を防御するのに不可欠である炎症性分子、例えばキミ オカイン(MIP1α,β,およびRantes;これらの抗ウイルス性は例えばCocchi他 ,Science 270,1811-1518,1995により記載されている)の産生も刺激すること ができる。 式Iのジアミンは、AIDS(エイズ)では大きく乱されることが知られてい るTH1型サイトカイン(例えばIL2,IL12)の刺激物質として働くと思わ れる。HIVおよび他の病理学により誘発されるアポプトシス(枯死)作用がこ のメカニズムにより制限され得るだろう。 このため、本発明の目的は、特に外因性または内因性病理学に関連づけられる 機能不全の場合にサイトカイン遺伝子および/またはそれらの受容体の発現を調 節することができる免疫調節剤を調製するためおよびサイトカイン産生を刺激す るための、前記式Iを有する化合物の使用である。 この病理学は、I型もしくはII型AIDS、ヘルペス、肝炎、乳頭腫のような ウイルス感染症、またはリーシュマニア症、マラリアもしくはビルハルツ住血吸 虫症のような寄生虫感染症に関連し得る。それは例えば、シクロスポリンのよう な免疫抑制剤の作用によりもしくはコルチコイド類の作用により、または腫瘍、 特にミエローマもしくは組織腫瘍のような血液学的腫瘍により誘発される、医原 性のものである場合もある。 特に、考えられる病理学は自己免疫疾患、例えばリウマチ様多発性関節炎、エ リテマトーデス(紅斑性狼瘡)もしくは自己免疫性糖尿病である。 上記式Iの化合物のより具体的な定義およびそれらの調製方法並びに既知の用 途は、例えば、フランス国特許公開第1 387 971 号、並びにそれのフランス国お よび外国対応特許、特にフランス国医薬特許第3559M 号に与えられている。それ らの化合物、特にAY 9944として知られるトランス−1,4−ビス〔2−クロロ ベンジルアミノメチル〕シクロヘキサン二塩酸塩、に関する文献も多数存在する 。 特に、この化合物の薬理学および毒物学に関するデータは文献中に広く記載さ れている。 本発明は特に、 ― ウイルス病 ― 寄生虫病 ― 医原性疾病 ― 腫瘍 ― 自己免疫疾患 の治療用薬剤を調製するための上記化合物の使用に関する。 それらの使用には、特に、記号Qが1,4−シクロヘキサンジ−イル基、即ち 記号Qが上記式IIに相当する式Iの化合物、特に記号 Rがベンジル基であるか、あるいは1個のハロゲン、例えばフッ素、臭素および 特に塩素によりまたは1,2もしくは3個のトリハロメチル基により置換された ベンジル基であるか、あるいはまた1もしくは複数個(例えば1個、2個もしく は3個)のハロゲンによりまたはC1〜C5アルキルもしくはアルコキシ基により 置換されたトリハロメチルベンジル基である式Iの化合物、より特別には化合物 AY 9944、即ち下式: を有する化合物の二塩酸塩が使われる。 外因性または内因性病理学に関連づけられるサイトカイン遺伝子の機能不全の 場合にサイトカイン遺伝子および/またはそれらの受容体の発現を修正する前記 化合物の性質(下記の実施例において説明する)は、外因性または内因性病理学 に関連づけられる機能不全の場合にサイトカイン遺伝子および/またはそれらの 受容体の発現を修正する薬剤として上記式Iを有する誘導体およびそれの塩を使 用することの正当な理由となる。 本発明の薬剤は、例えば、上記に挙げた病理学の治療的処置または予防的処置 に用いることができる。 それらは自己免疫疾患の処置に特に有用である。 通常の用量は処置する被検者および病気の原因に応じて異なるが、ヒトへの経 口投与の場合、例えば、必要に応じてAY 9944 として知られる化合物10mg〜2g /日の用量であることができる。 薬剤として、上記式Iを有する化合物およびそれらの塩を経口または非経口投 与用の医薬組成物に配合することができる。それらの医薬組成物は固体または液 体であることができ、例えばヒトの薬に 慣用的に使われる剤形、例えば単純な錠剤または糖衣錠、ゼラチンカプセル、粒 剤、シロップ剤、坐剤または注射剤の形態であることができ;それらは常法を使 って調製される。それらの医薬組成物において常用される賦形剤、例えばタルク 、アラビアガム、ラクトース、デンプン、ステアリン酸マグネシウム、カカオ脂 、水性または非水性ビヒクル、動物または植物性脂肪、パラフィン誘導体、グリ コール、様々な湿潤剤、分散剤または乳化剤、および保存剤と一緒に、1または 複数の活性成分を含めることができる。 本発明者らは、式Iの免疫調節性化合物と抗ウイルス性を有する化合物(例え ばDDI、DDC、抗プロテアーゼ、3TCおよび好ましくはAZT)とを併用 すると、実施例の項目に記載されるようにそれらの各々の効果が増強される。 このため、本発明の目的は、上記で定義した化合物、特にトランス−1,4− ビス〔クロロベンジルアミノメチル〕シクロヘキサン二塩酸塩と、抗ウイルス性 を有する化合物とを含んで成ることを特徴とする併用でもある。 抗ウイルス性化合物は、好ましくは、DDI、DDC、抗プロテアーゼ、3T Cおよび特にAZTより選ばれる。 図1は、AIDS患者からの末梢血の培養物中に存在する単核細胞の数(T4 =400 /mm3)に対する、3×10-6Mの最終濃度のAY 9944(AY)の効果を示す 。培養期間(日数)が横座標軸であり、ウエル当たりの細胞数が縦座標軸である 。 図2は、AIDS患者からの末梢血の培養物(T4=400/mm3)中の生存細胞 の率に対する3×10-6Mの濃度のAY 9944 の効果を示す。培養期間(日数)が横 座標軸であり、細胞死亡率が縦座標軸である。 図3は、培養期間(日数)の関数としての培養液中に観察される RT活性に対する3×10-6Mの濃度のAY 9944 の効果を示す。 図4は、健康な被検者(対照)および様々なAIDS患者(1〜5)から単離 した末梢血中のリンパ球集団の中のIL−2受容体を発現している細胞の率(% )に対する、3×10-6Mの濃度のAY 9944の効果を示す。 図5は、CD4を発現している末梢血リンパ球の率(%)に対する、3×10-6 Mの濃度の数種類の試験化合物の効果を示す。対照はAIDS患者からの未処置 の末梢血リンパ球(T4=約400/mm3)を表す。 図6は、AIDS患者の単核細胞から得られた無細胞抽出物において測定され た逆転写酵素活性に対する試験化合物の効果を示す。 図7は、健全な被検者から得られたリンパ球に対するHIV−1IIIBウイル スの細胞変性効果に対する、3×10-6Mの用量の試験化合物の効果を示す。 図8,9,10および11は、IFN γ,MIP1α,MIP1βおよびRantesの各サイトカ イン合成に対する3×10-6Mの用量の試験化合物の効果を示す。 下記の実施例は本発明を例証する。実施例 AIDS患者から、フィコール(Ficoll)勾配により単核細胞を単離し、そし て植物性血球凝集素(PHA)を使って37℃で一晩活性化した。次いでそれらを 洗浄し、そして 40 UI/mlのインターロイキン2(組換え体、Roussel-Uclaf) および試験濃度、即ち3×10-6MのAY 9944 の存在下または非存在下で、補体除 去済10%ウシ胎児血清が補足されたRPMI培地中で洗浄しそして8×105/mlにま で培養した。1または複数の試験化合物での処理を用いてまたは用 いずに、細胞生存度(トリパンブルー試験)をカウントし、3日毎にモニタリン グしそして培地を新しいものと交換した。 補助的Tリンパ球に特徴的な膜CD4抗原に対して惹起されたフルオレセイン 接合モノクローナル抗体を使って、細胞分取器(“FACS”,Beckton-Dickinson )を使って定期的に細胞の型別を実施した。実施例1 生存度と細胞増殖に対する効果 図1は、AIDSを有する提供者からの血液(T4:400/mm3)中に存在する 単核細胞の数が、感染細胞(対照)では僅かに増加したが10日後には減少した( ウイルスの細胞変性効果およびアポプトシス過程)のと対照的に、3×10-6Mの 濃度の試験分子(AY:AY 9944)で処置しておいた感染培養物では劇的な増殖 が観察されたことを示す。AY 9944 の場合、例えば、15日後の培養物の細胞数は 未処置の培養物のものの5〜7倍であった。 更に、図2は、例えばAY 9944 で処置した培養物の場合には、培養物中の死細 胞の比率が感染後およそ10%に維持されたが、未処置の感染培養物(対照)の場 合には、感染の2週間後には約70%に達した。更に、それらの細胞がAIDSウ イルスにより誘発されるアポプトシスによって死亡することは知られているので 、AY 9944 がアポプトシス発生防止(anti-apoptogenic)効果を有すると結論づ けることができる。このアポプトシス発生抑制効果は、下記に与えるサイトカイ ンに対する試験の結果により裏付けられる。 このように培地中の式(I)の化合物の存在は、ウイルスの細胞変性効果から 単核細胞を保護し且つレクチン(PHA)の存在下でかなりの増殖を可能にする 。実施例2 培養液中に観察される逆転写酵素(RT)活性に対する効果 220: 868)により記載された通りに測定した。RT活性は様々な培養期間におい て感染細胞の培養液中で測定した。 図3に示した結果は、培養液中に観察されるRT活性がAY 9944で処置した培 養物の場合にはかなり低いままであったが未処置の培養物の上澄液では1000%以 上増加したことを明白に証明する。この劇的な効果は、この種の化合物がウイル スチャージを大きく減らすことを示唆する。更に、これは(RT)酵素の直接阻 害によるためではなくて他のメカニズムによるウイルス生産の阻害によるためで あることが下記に示されるだろう。実施例3 インターロイキン2(IL−2)受容体の発現に対する効果 インターロイキン2は、免疫系の調節、特にAIDSでは害されることが判っ ている補助的T細胞の増殖に主要な役割を果たすサイトカインである。図4は、 AY 9944 で処置した培養物においてIL−2受容体の発現が明らかに刺激される ことをを示す。この研究は5人の異なる患者から得られた末梢血リンパ球におい て実施し、どの場合でも(IL−2受容体の発現の程度が有意に低下しなかった No.4の患者を含む)、IL−2受容体の大きな増加が観察された。後者の場合 、対照(正常な被検者からの末梢血リンパ球)に比較してIL−2受容体の過剰 発現が認められた。患者1、2および5については、受容体発現度が 15-18%( 対照では約40%)から 30-45%になり、この受容体の発現の程度に正真正銘の標 準化が認められた。最後に、試験化合物は健康な被検者からの末梢血リンパ球( 対照)に対して目立った効果がなかった点に注目すべきである。 この効果は非常に重要である。何故なら、IL−2は免疫において重要な役割 を担っているサイトカインの1つであり、それの生産の制御異常はHIV感染後 に認められる問題の重点の1つだからである。IL−2受容体の数の減少はCD 4数およびウイルスチャージと大きな相関関係がある。最近の実験は、ウイルス タンパク質Tatの初期発現がIL−2メッセンジャーの発現を阻害することも 示している(Chirmule他,1995,J.Virol.69:492)。実施例4 CD4発現細胞の比率に対する効果 周知の通り、AIDS感染の最も明白な特徴の1つは、マーカーCD4を発現 しているT4リンパ球の数の減少であり、この結果、“CD4”を計数すること がこの病気の発病を監視するために最も汎用されるパラメーターの1つとなった 。図5は、CD4発現細胞(CD4に対する蛍光抗体を使ったFACSにより検 出される)の比率の相当な上昇を示す。この一連の実験において、CD4+細胞 の比率を対照(病気患者からの未処置の末梢血リンパ球)では約30%、上述した 2つの化合物の存在下で培養した末梢血リンパ球では約70%増加させたことから 、AY 9944 (AY)が最も有効であると証明された。 要約すれば、AY 9944 での処置後には、細胞増殖および細胞生存度に対する正 の効果、ウイルスチャージの減少、インターロイキン2メッセンジャーおよびイ ンターロイキン2のTac受容体の発現の刺激、並びに正常なCD4/CD8比 の再建を伴うCD4+リンパ球の比率の増加が観察された。試験化合物を10-7M または10-8Mの濃度で使用した時も同様な結果が得られた。実施例5 転写レベルに対する効果 Tリンパ球増殖に同じく重要な役割を果たし且つ抗原提示細胞により分泌され るインターロイキンであるIL−12のメッセンジャーRNAの発現に対するAY 9 944 の効果を研究した。106個の細胞を溶解せしめ、常用技術を使ってDNAを 抽出し、市販の逆転写酵素を使って対応するRNAを得、次いで所望のRNAに 相当するプライマーを使ったPCRによりそれらを増幅せしめた。結果は、AY 9 944がIL−12をコードするメッセンジャーRNAの発現を増加させることを示 す。PCR技術は、IL−12の2つのサブユニット(P40:ライン1〜4;P35 :ライン5〜8)に相当する次の式を有する2つの異なるプライマーを使って実 施した: TL 12 −P 35(+)5’CAT GCT TTC AGA ATT CGG GC 3’ TL 12 −P 35(-)5’GTT AGC TCA GAT GCT TTC ATG 3’ TL 12 −P 40(+)5’CCC TGA CAC CTG GAG TAC TC 3’ TL 12 −P 40(-)5’GGC TAT ACC ATG AAG CCT AG 3’ グリセルアルデヒド三リン酸デヒドロゲナーゼ(GAPDH)のmRNA(ライン9〜1 2)を比較として実験した。 試験化合物は他の機序の中でも転写レベルに対して作用し、HIV-Iのようなレ トロウイルスにより抑制されている或る種の遺伝子の発現現象を回復させるよう だ。従って、その作用は病原性物質によりゲノムレベルで誘発される初期妨害よ りも上流に観察される。実施例6 細胞分化に対する効果 単核細胞の分化に対する効果を調べる目的で別の実験を行った。AY 9944 の存 在下で6日間培養した後、AIDS患者の末梢血から得られた単核細胞集団の中 の活性マクロファージの比率に実質的な増加が観察された。実施例7 試験管内(無細胞抽出物)において測定される逆転写酵素に対する効果 AY 9944 で処置した培養物の上澄液中のRT活性の減少(図3参照)が、該化 合物の直接阻害作用のためでないことも証明された。図6は、無細胞抽出物の場 合には、試験物質がどれも使用した濃度範囲(10-6〜10-5M)でRT活性を有意 に阻害しなかったことを示す。 AY 9944 を使って得られた結果は左側から3番目と4番目のカラムに示され、 それより右側の他のカラムは別の試験化合物の結果に相当する。 結論として、式(I)の化合物は逆転写酵素の阻害剤ではない。これはそれら の活性が独特の性質のものであることを確証し、前記化合物は現存するAZTタ イプの薬剤と作用の共通点を持たない。実施例8 両親媒性陽イオン分子で処置したリンパ球のHIV感染に対する試験管内保護 健康な個体の末梢血からのリンパ球を使用し、高ウイルスチャージに対する試 験化合物の効果をモニタリングするために強ビルレント株(HIV−IIIB)に より試験管内で二次感染させた。図7は、この場合、ウイルス感染前に一週間に 渡り化合物(3×10-6Mの試験化合物)で予備処置しておいた細胞では、該ウイ ルスの細胞変性効果から細胞を保護したことを示す。実施例9〜12 AIDS患者からの単核細胞をフィコール勾配により単離し、そして植物性血 球凝集素(PHA)を使って37℃で一晩活性化した。次いでそれらを洗浄し、そ して 40 UI/mlのインターロイキン2(組換え体、Roussel-Uclaf)および試験 濃度、即ち3×10-6Mの AY 9944 の存在下または非存在下で、補体除去済の10%ウシ胎児血清が補足され たRPMI培地中で洗浄しそして8×105/mlにまで培養した。1または複数の試験 化合物での処置を用いてまたは用いずに、細胞生存度(トリパンブルー試験)を 計測し、そして3日毎にモニタリングしそして培地を新しいのと交換した。 10日目に、培地中で生産されたIFN γ,MIP1α,MIP1βおよびRantesの量を測 定した。その結果を図8,9,10および11に示す。左2つのカラムは1人の患者 (F7)に相当し、その他のカラムは別の患者(F130)に相当する。各患者に ついて、左側のカラム(−)はAY 9944 の非存在下での生産を表し、そして右側 のカラム(+)はAY 9944 の存在下での生産を表す。 いずれの場合でも、サイトカイン合成はAY 9944 の存在下でかなり増加し、そ れらの生産は4週間の培養の間中高レベルに維持された。実施例13 AY 9944 と抗ウイルス性化合物との相乗効果 H9ヒト細胞系の細胞にウイルス株HIV-HTLV IIIBを感染させた。 3日毎に10%ウシ胎児血清が補足されたRPMI培地中にリンパ球を3×105細胞 /mlの濃度で取り出した。 AY 9944、AZTまたはAY 9944 とAZTの混合物を培地に添加した。 30日間培養した後、P24テストを使ってウイルスの存在を測定し、トリチル化 チミジンの取込みにより細胞増殖を測定し、トリパンブルー排除試験により細胞 生存度を測定し、そして細胞により発現されるCD4分子の比率を測定した。 それらの結果を下記の表に示す。−vは「ウイルス無し」を表し、+vは「ウ イルス有り」を示す。 AY 9944 が3×10-8MそしてAZTが1μg/mlの用量から大きな相乗効果が観 察されたが、3×10-6Mの用量の単独のAY 9944 はほとんど効果がなく(p24= 70)、1μg/mlの用量のAZTは全く効果が無かった(p24>1000)。 AY 9944 はウイルスにより阻害された細胞増殖に対して回復効果を有する。 細胞死亡率の減少も観察された(1μg/mlのAZT単独の場合の58%から、わ ずか3×10-8Mの濃度でAY 9944 を添加すると11%への減少)。 最後に、AZT(1μg/ml)に3×10-8Mの濃度のAY 9944 を加えると、CD 4表現型が26%から正常値の83%に回復した。 それらの結果を下の表に示す。この表は、HIV増殖、リンパ球に対するそれ の溶解作用およびCD4抗原発現に対するAZTとAY 9944の累積効果を表す。 それらの結果は、分離株(HIV−1IIIB)により感染させたH9細胞を4週 間培養後に得られた。リンパ球を3日毎に継代し、3×10-5/mlの濃度で接種し た。 下表の結果が示す通り、抗ウイルス作用を有する(p24=0)10μg/mlのAZ Tは、AZTの存在が細胞増殖を28,000 cpmに減らしたことから、免疫細胞系H 9の細胞に対する抑制作用(増殖抑制)も有する。この濃度のAZTにAYを加 えると(表の6段目)、細胞増殖は47,000 cpmに増加した。このことは、増殖抑 制作用を有する薬剤(10μg/mlのAZT)の活性とは対照的に、細胞増殖に対す るAY 9944 の回復効果を示す。 実施例14 次の処方箋に従って錠剤を調製した: トランス−1,4−ビス〔2−クロロベンジル アミノメチル〕シクロヘキサン二塩酸塩 …… 10 mg 錠剤を完成させるための賦形剤、適量 ……100 mgまで (賦形剤の詳細:ラクトース、デンプン、タルク、ステアリン酸マグネシウム)実施例14 次の処方箋に従って分割可能な錠剤を調製した: トランス−1,4−ビス〔2−クロロベンジル アミノメチル〕シクロヘキサン二塩酸塩 …… 15 mg 錠剤を完成させるための賦形剤、適量 ……100 mgまで (賦形剤の詳細:ラクトース、デンプン、タルク、ステアリン酸マグネシウム)実施例15 次の処方箋に従って分割可能な錠剤を調製した: トランス−1,4−ビス〔2−クロロベンジル アミノメチル〕シクロヘキサン二塩酸塩 …… 15 mg AZT ……100 mg 錠剤を完成させるための賦形剤、適量 ……250 mgまで (賦形剤の詳細:ラクトース、デンプン、タルク、ステアリン酸マグネシウム)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A61K 31/00 635 A61K 31/00 635 637 637 643 643L 31/505 602 31/505 602 45/00 45/00 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU, CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE,H U,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ ,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG, MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,R O,RU,SD,SE,SG,SI,SK,TJ,TM ,TR,TT,UA,UG,US,UZ,VN (72)発明者 ザギュリー,ダニエル フランス国,エフ−75007 パリ,リュ フレデリック−ルプレイ,1

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.免疫調節剤の調製のための、下記一般構造式: R−NH−K−Q−K−NH−R (I) (上式中、Qは下式II〜Vを有する二価の基を表し、 Kはメチレン基を表すか、または記号Qが式IIにより表される時には、Kは原 子価結合を表し、そして 記号Rは次の基VI〜XVIIから成る群より選ばれた基を表す: VI ベンジル VII 1個のハロゲンによりまたは1,2もしくは3個の トリハロメチル基により置換されたベンジル VIII 置換されたトリハロメチルベンジル IX インダニル X アルキル XI シクロアルキル XII シクロアルキルアルキル XIII アルケニル XIV シクロアルケニルアルキル XV ビシクロアルキル XVI ビシクロアルケニルアルキル XVII ビシクロアルキルアルキル) を有する化合物および有機または無機酸とのそれらの酸付加塩の使用。 2.前記免疫調節剤が、外因性または内因性病理学に関連づけられる機能不全 の場合にサイトカイン遺伝子および/またはサイトカイン受容体の発現を修正す ることを特徴とする、請求項1に記載の使用。 3.前記病理学がウイルス感染と関連づけられることを特徴とする、請求項2 に記載の使用。 4.前記病理学がリーシュマニア症、マラリアもしくはビルハルツ住血吸虫症 のような寄生虫感染症に関連づけられることを特徴とする、請求項2に記載の使 用。 5.例えばシクロスポリンのような免疫抑制剤の作用によりまたはコルチコイ ドの作用により誘発される、医原性起源の感染に関連づけられることを特徴とす る、請求項2に記載の使用。 6.血液学的腫瘍、例えばミエローマまたは組織腫瘍、のような腫瘍性起源の 感染に関連づけられることを特徴とする、請求項2に記載の使用。 7.前記病理学が自己免疫疾患である感染に関連づけられることを特徴とする 、請求項2に記載の使用。 8.前記病理学がHIV−I型またはII型によるウイルス性起源の感染に関連 づけられることを特徴とする、請求項3に記載の使用。 9.前記化合物が、Qが1,4−シクロヘキサンジ−イル基を表し、Kがメチ レン基を表し、そしてRがベンジル基;1個のハロゲンによりまたは1個、2個 もしくは3個のトリハロメチル基により置換されたベンジル基;あるいは置換さ れたトリハロメチルベンジル基を表す式Iを有することを特徴とする、請求項1 〜8のいずれか一項に記載の使用。 10.式(I)の化合物がトランス−1,4−ビス〔クロロベンジルアミノメチ ル〕シクロヘキサン二塩酸塩であることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか 一項に記載の使用。 11.請求項1,9および10のいずれか一項において定義された化合物と抗ウイ ルス性を有する化合物との併用。 12.前記抗ウイルス性化合物がDDI、DDC、抗プロテアーゼ、3TCおよ びAZTから成る群より選ばれることを特徴とする、請求項11に記載の併用。
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