JPH11510617A - 光ファイバケーブル及び製造方法 - Google Patents

光ファイバケーブル及び製造方法

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JPH11510617A
JPH11510617A JP9507330A JP50733097A JPH11510617A JP H11510617 A JPH11510617 A JP H11510617A JP 9507330 A JP9507330 A JP 9507330A JP 50733097 A JP50733097 A JP 50733097A JP H11510617 A JPH11510617 A JP H11510617A
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ヘンダーソン,キース
デイクスン,テイモシー・ジエイムズ
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ワージントン,ピーター
カーテイス,デイビツド
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アルカテル・アルストム・コンパニイ・ジエネラル・デレクトリシテ
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Abstract

(57)【要約】 光ファイバケーブルは、熱可塑性エラストマーの内側及び外側押し出し成形層(12、18)を備えたキングワイヤ(10)を有している。複数の光ファイバ(14)が内側層(12)の外側表面(16)上に配置されて、外側層(18)内に埋め込まれている。ケーブルは、キングワイヤの周囲に熱可塑性エラストマーを押し出し成形し、エラストマー層を硬化させ、硬化したエラストマー層に沿って複数の光ファイバを付設し、さらなる熱可塑性エラストマー層をファイバ上に押し出し成形することによって構成される。

Description

【発明の詳細な説明】 光ファイバケーブル及び製造方法 本発明は、光ファイバケーブル及び製造方法、特にそのようなケーブルの偏光 モード分散の減少に関する。 光ファイバの断面の変形がファイバの内部複屈折を変更する結果、そのファイ バにおいて通常は単一の偏光モードが二つの直交偏光モードになる。偏光モード 分散と呼ばれるこれらの二モード間の分散が大きくなると、デジタルシステムに おいてビット誤りが発生する可能性がある。 現在使用されている光ファイバケーブルを製造する一つの方法では、キングワ イヤ上に熱可塑性エラストマー層を押し出し成形することによって、ファイバを 受け取る表面を形成する。層の表面を融解させて、その表面にファイバを埋め込 んだ後、第二層の熱可塑性エラストマーを押し出し成形することによってファイ バを被覆する。熱可塑性材料としてHYTREL40Dを使用した(HYTRE Lはデュポン(Dupont)の商標である)。そのような構造はファイバ内に相当なレ ベルの偏光モード分散を発生することがわかっており、エラストマーをファイバ 上に押し出し成形することによって誘発された応力が、ファイバの 本来は円形である断面を変形させて、偏光モード分散に大きく寄与することがわ かった。 本発明は、偏光モード分散を減少させる光ファイバケーブルの改良された構造 及び製造方法を提供しようとするものである。 本発明によれば、キングワイヤの周囲に熱可塑性エラストマー層を押し出し成 形する段階と、エラストマー層を硬化させる段階と、硬化したエラストマーに沿 って複数の光ファイバを付設する段階と、さらなる熱可塑性エラストマー層をフ ァイバ上に押し出し成形する段階とを含む光ファイバケーブル製造方法が提供さ れている。 本方法は一つの処理ラインで実施でき、キングワイヤの周囲に熱可塑性エラス トマーを押し出し成形した後、被覆キングワイヤをエラストマーの融点より低い 温度まで冷却してから、光ファイバをそれに沿って付設する。あるいは、キング ワイヤの周囲に熱可塑性エラストマーを押し出し成形した後、被覆キングワイヤ を冷却して被膜を固化させ、後にエラストマーの融点より低い温度で加熱して層 を軟化させた後、光ファイバをそれに沿って付設する。後者の方法は、二つの分 離した製造工程で実施でき、被覆キングワイヤを製造、保管して、後に、エラス トマー被膜をそれの融点より低い温度に予加熱して層を軟化させてから光ファイ バをそれに沿って付設する段階を含む、複数の光ファイバを付設する工程で使用 する。 光ファイバを付設する時、第一エラストマー層の温度が融点より最大26°ま で低くすることができ、好ましくは融点が約156℃であるエラストマーでは融 点の6℃以内である。 好ましくは、用いられる熱可塑性エラストマーは、20℃におけるヤング係数 が100MPaより低い。 本発明はまた、熱可塑性エラストマーの内側及び外側押し出し層を備えたキン グワイヤを有し、複数の光ファイバを内側層の外側表面上に配置して外側層内に 埋め込んだ光ファイバケーブルを含む。 熱可塑性材料は、HYTREL35Dでよい。熱可塑性エラストマーの追加層 に適した押し出し成形温度は、156℃から200℃までである。 追加層の押し出し成形前に、ファイバにそれ自体の軸線回りのより、及び第一 層回りのらせん状のよりの両方またはいずれか一方を加えることができる。その より、または各よりは、連続よりでも、所定角度で交互に方向が変わるよりでも よい。一 つの好都合な構造では、各よりが1mから10mまでのファイバ長さで一回転す る。 本発明及びそれの様々な他の好適な特徴をわかりやすく理解できるようにする ため、図面を参照しながらその実施例及びその製造方法を単に例として以下に説 明する。 第1図は、従来から製造されている形式の光ファイバケーブルの断面図である 。 第2図は、本発明に従って構成された光ファイバケーブルの断面図である。 第3図は、本発明に従った光ファイバケーブルの一つの製造方法を説明する概 略図である。 第4図は、本発明に従った光ファイバケーブルの別の製造方法を説明する概略 図である。 図面では、同様の部材を示すのに同一の参照番号を用いる。 第1図は、従来から製造されている光ファイバケーブルの構造を断面で示して いる。これはキングワイヤ10を備え、その周囲に20℃におけるヤング係数が 約100MPa(メガパスカル)の熱可塑性エラストマーの第一層12が押し出 し成形されている。複数の光ファイバ14がキングワイヤにほぼ平行に 配置されて、層12の外側表面に埋め込まれている。これは、層12の外側表面 16を融解させて、融解材料内へファイバを押し付けることによって行われる。 次に、熱可塑性材料の第二層18を層12の外側表面及びファイバ14の露出表 面上へ押し出し成形する。このように挿入されたファイバは、第一層へ押し込ま れるためにねじれる可能性があると共に、層間の境界で誘発される応力を受け、 この応力は、パッケージが室温まで冷却される間に発生する。それは、外側と内 側の層の間で収縮率に違いがあるからである。 次に第2図を参照すると、本発明に従った改良構造が示されており、第一層の 温度がそれの融点より低い時に光ファイバ14が第一層12の外側表面16に付 設されるので、層12内へのファイバの埋め込みが生じない。次に、ファイバと 第一層の上に第二層18を押し出し成形するが、ファイバは第一層内へ延出して いないので、外側層の冷却収縮によって埋め込みファイバに大きい応力が加わる ということはない。20℃におけるヤング係数が100MPaより低い熱可塑性 材料、例えば20℃におけるヤング係数が46MPaのHYTREL35Dを用 いることによって、応力の低減が促進される。 次に第3図を参照すると、第2図に示されている光ファイバケーブルを製造す る一つの方法が示されている。入口22から熱可塑性材料が導入される第一押し 出し成形機20が、キングワイヤ10上へ熱可塑性被膜24を押し出す。押し出 し成形層を備えたキングワイヤを次にクーラ26へ送って、ここで融点より低く なるまで温度を低下させることによって被膜を硬化させる。押し出し成形層を備 えたキングワイヤを次に光ファイバフィーダ28へ導入して、そこで一回分送り 量の複数の光ファイバ14を押し出し成形層12の外側表面16に沿って付設す る。光ファイバフィーダ28から出てから、ケーブルは第二押し出し成形機30 へ送られ、そこで第二層の熱可塑性材料32がファイバ及び第一層の上に押し出 し成形される。第二押し出し成形の温度は、第一層の融解または大幅な軟化を生 じない温度に制御される。例えば、HYTREL40Dまたは35Dを使用する 場合、156℃〜200℃の温度範囲が可能であり、160℃〜190℃が好ま しく、約150℃の値が理想的である。そのような構造では、ファイバが第一層 12内に埋め込まれないため、外側層の冷却によって移行部に誘発される応力を 受けることがない。 好ましくは、第二層の付着前に、ファイバをそれの長さに沿ってよる。よりは 、それ自体の軸線回り、及びキングワイヤ回りのらせん状の両方またはいずれか 一方にすることができ、所定角度で交互に方向が変わるよりにすることができる 。そのよりまたは各よりは、1mから10mまでの間で一回転することができる 。そのようなよりには、固有ねじれを平均化する効果があり、そのため偏光モー ド分散が最小限に抑えられる。 第4図は、第一層すなわちキングワイヤの被膜24を冷却した後の第二段階に おいて、被膜を予加熱器38でそれの融点の直前の温度まで加熱してから、ファ イバボビン34から予加熱器36を介して送られたファイバ14を受け取るファ イバ集合押し出し成形ダイ28へ送り込むようにした変更形の方法を示している 。予加熱器36はファイバの温度を被膜24の融点より高くまで上昇させない。 ダイ28によってファイバが被膜24に沿って付設され、入口40から導入され た第二層の熱可塑性エラストマーがファイバ上へ押し出し成形される。その結合 体は、次に冷却トラフ42を通過する。第4図に関連して説明した方法の段階は 、キングワイヤ上へ第一層を押し出し成形した後に続く連続段階で、またはキン グワイヤを第一層で被覆、 保管して、後ほど第4図に関連して説明したような別個の作業で実施することが できることを理解されたい。 上記のいずれの方法においても、第一エラストマー層は、光ファイバを付設す る時に融点より最大26℃まで低い温度に、好ましくは6℃以内になるように構 成する必要がある。HYTREL40D及び35Dは共に融点が156℃である ため、エラストマー層の温度を120℃から156℃まで、好ましくは150℃ から156℃までにする必要があり、理想的には150℃である。第二層の押し 出し成形に用いられる押し出し成形材の温度は、融点のすぐ上から融点より約5 0℃高い温度までの範囲内にする必要がある。HYTREL35D及び40Dの 場合、160℃から200℃までの温度が好ましい。使用される温度は、第一層 を融解させるほど高温であってはならない。ダイ28の直後に冷却トラフを設け て、冷却が短時間で行われることによって、第一層の融解が生じないようにする 場合、もっと高温にできることは明らかである。HYTREL35D及び40D の場合、190℃の温度で押し出し成形した後に急冷することによって、ケーブ ル用の優れた表面仕上りが得られることがわかっている。 エラストマーのヤング係数を上記のように低くし、ファイバをエラストマー層 間の移行部の外側に配置することによって、偏光モード分散が0.04〜0.0 9ps/km-1/2の相当の低いレベルになり、この値は環境変化によってもさほ ど変化しない。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1997年7月1日 【補正内容】 明細書 光ファイバケーブル及び製造方法 本発明は、光ファイバケーブル及び製造方法、特にそのようなケーブルの偏光 モード分散の減少に関する。 光ファイバの断面の変形がファイバの内部複屈折を変更する結果、そのファイ バにおいて通常は単一の偏光モードが二つの直交偏光モードになる。偏光モード 分散と呼ばれるこれらの二モード間の分散が大きくなると、デジタルシステムに おいてビット誤りが発生する可能性がある。 光ファイバケーブルを製造する一つの方法がヨーロッパ特許出願第02501 73号に記載されており、この方法では、キングワイヤ上に熱可塑性ポリマー被 膜を押し出し成形することによって、ファイバを受け取る表面を形成する。層の 表面を融解させて、その表面にファイバを埋め込んだ後、第二層の熱可塑性ポリ マーを押し出し成形することによってファイバを被覆する。熱可塑性材料として HYTREL40Dを使用してそのような方法を実験した(HYTRELはデュ ポン(Dupont)の商標である)。そのような構造はファイバ内に相当なレベルの偏 光モード分散を発生することがわかっており、エラストマーを ファイバ上に押し出し成形することによって誘発された応力が、ファイバの本来 は円形である断面を変形させて、偏光モード分散に大きく寄与することがわかっ た。 請求の範囲 1.キングワイヤ(10)の周囲に熱可塑性エラストマー層(12)を押し出し 成形する段階を含む光ファイバケーブルの製造方法であって、エラストマー層( 12)を硬化させる段階と、硬化したエラストマー層(12)に沿って複数の光 ファイバ(14)を付設する段階と、さらなる熱可塑性エラストマー層(18) をファイバ(14)上に押し出し成形する段階とを含むことを特徴とする方法。 2.一つの処理ラインで実施され、キングワイヤ(10)の周囲に熱可塑性エラ ストマー層(12)を押し出し成形した後、被覆キングワイヤをエラストマーの 融点より低い温度まで冷却してから、光ファイバ(14)をそれに沿って付設す るようにしたことを特徴とする請求の範囲第1項に記載の方法。 3.キングワイヤ(10)の周囲に熱可塑性エラストマー層(12)を押し出し 成形した後、被覆キングワイヤを冷却して被膜を固化させ、後にエラストマーの 融点より低い温度で加熱して層(12)を軟化させた後、光ファイバ(14)を それに沿って付設するようにしたことを特徴とする請求の範囲第1項 に記載の方法。 4.二つの分離した製造工程で実施され、被覆キングワイヤ(10、12)を製 造、保管して、後に、エラストマー被膜(12)をそれの融点より低い温度に予 加熱して層を軟化させてから光ファイバ(14)をそれに沿って付設する段階を 含む、複数の光ファイバを付設する工程で使用するようにしたことを特徴とする 請求の範囲第3項に記載の方法。 5.光ファイバを付設する時、第一エラストマー層の温度が融点より最大26℃ まで低くなるようにしたことを特徴とする請求の範囲第1項から第4項のいずれ か一項に記載の方法。 6.エラストマー層(12)の温度がエラストマーの融点の6℃以内になるよう にしたことを特徴とする請求の範囲第5項に記載の方法。 7.エラストマーの融点が約156℃であることを特徴とする請求の範囲第1項 から第6項のいずれか一項に記載の方法。 8.用いられる熱可塑性エラストマーは、20℃におけるヤング係数が100M Paより低いことを特徴とする請求の範囲第1項から第7項のいずれか一項に記 載の方法。 9.熱可塑性エラストマーはHYTREL35Dであることを 特徴とする請求の範囲第8項に記載の方法。 10.熱可塑性エラストマーの追加層(18)の押し出し成形温度は、156℃ から200℃までであることを特徴とする請求の範囲第1項から第9項のいずれ か一項に記載の方法。 11.追加層(18)の押し出し成形前に、ファイバ(14)にそれ自体の軸線 回りのよりを加えたことを特徴とする請求の範囲第1項から第10項のいずれか 一項に記載の方法。 12.追加層(18)の押し出し成形前に、ファイバ(14)に第一層(12) 回りのらせん状のよりを加えたことを特徴とする請求の範囲第1項から第11項 のいずれか一項に記載の方法。 13.そのより、または各よりは、連続よりであることを特徴とする請求の範囲 第11項または第12項に記載の方法。 14.そのより、または各よりは、所定角度で交互に方向が変わるよりであるこ とを特徴とする請求の範囲第11項または第12項に記載の方法。 15.そのより、または各よりは、1mから10mまでのファイバ長さで一回転 するようにしたことを特徴とする請求の範囲第11項から第14項のいずれか一 項に記載の方法。 16.熱可塑性エラストマーの内側及び外側押し出し層(12、18)を備えた キングワイヤ(10)を有する光ファイバケーブルであって、複数の光ファイバ (14)を内側層(12)の外側表面上に配置して外側層(18)内に埋め込ん だことを特徴とする光ファイバケーブル。 17.熱可塑性エラストマーは、100℃におけるヤング係数が100MPaよ り低いことを特徴とする請求の範囲第16項に記載の光ファイバケーブル。 18.熱可塑性エラストマーはHYTREL35Dであることを特徴とする請求 の範囲第17項に記載の光ファイバケーブル。 19.ファイバ(14)にそれ自体の軸線回りのよりを加えたことを特徴とする 請求の範囲第16項から第18項のいずれか一項に記載の光ファイバケーブル。 20.ファイバ(14)にキングワイヤ(10)回りのらせん状のよりを加えた ことを特徴とする請求の範囲第16項から第19項のいずれか一項に記載の光フ ァイバケーブル。 21.そのより、または各よりは、連続よりであることを特徴とする請求の範囲 第19項または第20項に記載の光ファイバケーブル。 22.そのより、または各よりは、所定角度で交互に方向が変わるよりであるこ とを特徴とする請求の範囲第19項または第20項に記載の光ファイバケーブル 。 23.そのより、または各よりは、1mから10mまでのファイバ長さで一回転 するようにしたことを特徴とする請求の範囲第19項から第22項のいずれか一 項に記載の光ファイバケーブル。 【図1】 【図2】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヘンダーソン,キース イギリス国、ハンプシヤー・エス・オー・ 40・4・ワイ・ジエイ、サザンプトン、マ ーチウツド、メリツク・クローズ・12 (72)発明者 デイクスン,テイモシー・ジエイムズ イギリス国、エセツクス・シー・エム・ 6・3・エヌ・ピー、ダンモー、フエルス テツド、バニスター・グリーン、ザ・コプ ス・3 (72)発明者 バーンズ,ロバート・スチユアート イギリス国、ウイルトシヤー・エス・ピ ー・5・2・テイー・エイ、ソールズベリ ー、ホワイトパリツシユ、コモン・ロー ド、ザ・ブラムリーズ・1 (72)発明者 ワージントン,ピーター イギリス国、ハンプシヤー・エス・オー・ 40・4・ワイ・エフ、サザンプトン、マー チウツド、リード・ドライブ・33 (72)発明者 カーテイス,デイビツド イギリス国、ウイルトシヤー・エス・ピ ー・5・2・エヌ・デイー、ソールズベリ ー、ウツドフオールズ、スラブ・レイン、 キヤツスル・ビユー(番地なし)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.キングワイヤの周囲に熱可塑性エラストマー層を押し出し成形する段階と、 エラストマー層を硬化させる段階と、硬化したエラストマー層に沿って複数の光 ファイバを付設する段階と、さらなる熱可塑性エラストマー層をファイバ上に押 し出し成形する段階とを含む光ファイバケーブルの製造方法。 2.一つの処理ラインで実施され、キングワイヤの周囲に熱可塑性エラストマー を押し出し成形した後、被覆キングワイヤをエラストマーの融点より低い温度ま で冷却してから、光ファイバをそれに沿って付設するようにした請求の範囲第1 項に記載の方法。 3.キングワイヤの周囲に熱可塑性エラストマーを押し出し成形した後、被覆キ ングワイヤを冷却して被膜を固化させ、後にエラストマーの融点より低い温度で 加熱して層を軟化させた後、光ファイバをそれに沿って付設するようにした請求 の範囲第1項に記載の方法。 4.二つの分離した製造工程で実施され、被覆キングワイヤを製造、保管して、 後に、エラストマー被膜をそれの融点より低 い温度に予加熱して層を軟化させてから光ファイバをそれに沿って付設する段階 を含む、複数の光ファイバを付設する工程で使用するようにした請求の範囲第3 項に記載の方法。 5.光ファイバを付設する時、第一エラストマー層の温度が融点より最大26° まで低くなるようにした請求の範囲第1項から第4項のいずれか一項に記載の方 法。 6.エラストマー層の温度がエラストマーの融点の6℃以内になるようにした請 求の範囲第5項に記載の方法。 7.エラストマーの融点が約156℃である請求の範囲第1項から第6項のいず れか一項に記載の方法。 8.用いられる熱可塑性エラストマーは、20℃におけるヤング係数が100M Paより低い請求の範囲第1項から第7項のいずれか一項に記載の方法。 9.熱可塑性エラストマーはHYTREL35Dである請求の範囲第8項に記載 の方法。 10.熱可塑性エラストマーの追加層の押し出し成形温度は、156℃から20 0℃までである請求の範囲第1項から第9項のいずれか一項に記載の方法。 11.追加層の押し出し成形前に、ファイバにそれ自体の軸線 回りのよりを加えた請求の範囲第1項から第10項のいずれか一項に記載の方法 。 12.追加層の押し出し成形前に、ファイバに第一層回りのらせん状のよりを加 えた請求の範囲第1項から第11項のいずれか一項に記載の方法。 13.そのより、または各よりは、連続よりである請求の範囲第11項または第 12項に記載の方法。 14.そのより、または各よりは、所定角度で交互に方向が変わるよりである請 求の範囲第11項または第12項に記載の方法。 15.そのより、または各よりは、1mから10mまでのファイバ長さで一回転 するようにした請求の範囲第11項から第14項のいずれか一項に記載の方法。 16.ほぼ図面を参照しながら以上に記載された光ファイバケーブルを製造する 方法。 17.熱可塑性エラストマーの内側及び外側押し出し層を備えたキングワイヤを 有し、複数の光ファイバを内側層の外側表面上に配置して外側層内に埋め込んだ 光ファイバケーブル。 18.熱可塑性エラストマーは、100℃におけるヤング係数が100MPaよ り低い請求の範囲第17項に記載の光ファイ バケーブル。 19.熱可塑性エラストマーはHYTREL35Dである請求の範囲第18項に 記載の光ファイバケーブル。 20.ファイバにそれ自体の軸線回りのよりを加えた請求の範囲第17項から第 19項のいずれか一項に記載の光ファイバケーブル。 21.ファイバにキングワイヤ回りのらせん状のよりを加えた請求の範囲第17 項から第20項のいずれか一項に記載の光ファイバケーブル。 22.そのより、または各よりは、連続よりである請求の範囲第20項または第 21項に記載の光ファイバケーブル。 23.そのより、または各よりは、所定角度で交互に方向が変わるよりである請 求の範囲第20項または第21項に記載の光ファイバケーブル。 24.そのより、または各よりは、1mから10mまでのファイバ長さで一回転 するようにした請求の範囲第20項から第23項のいずれか一項に記載の光ファ イバケーブル。 25.実質的に図面を参照しながら以上に記載した通りの光ファイバケーブル。
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