JPH11510111A - 装飾品の製造方法 - Google Patents

装飾品の製造方法

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JPH11510111A
JPH11510111A JP9506898A JP50689897A JPH11510111A JP H11510111 A JPH11510111 A JP H11510111A JP 9506898 A JP9506898 A JP 9506898A JP 50689897 A JP50689897 A JP 50689897A JP H11510111 A JPH11510111 A JP H11510111A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、多様な表面層を有する装飾品の製造方法を開示する。第1の硬化可能な樹脂は、浮き彫りをもつ表面層及び実質的に平坦な背面層を有する第1の薄層を形成する。第1の樹脂が硬化した後、第1の薄層の表面層上に、第2の硬化可能な樹脂を加える。第2の樹脂を硬化させて、第2の薄層を形成した後、第1及び第2の薄層にやすり掛けして、実質的に平坦な表面層を有する製品の装飾品を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】 装飾品の製造方法 発明の分野及び背景 本発明は、装飾品の製造方法に関し、さらに詳しくは、固相面(非メッキ面) 装飾品(solid surface decorative article)の製造方法に関する。 固相面品は、20年以上にわたって利用されている。「固相面(solid surfac e)」という語は、材料の厚さを通じて、実質的に同じ物理的及び美的な性質を 有する材料を意味する。したがって、もし材料の表面をやすり掛けしたり平坦化 した場合は、実質的に同一の美的性質が見い出される。固相面材料は、代表的に は、不飽和ポリエステル樹脂のような種々の熱硬化性樹脂から造られる。種々の 審美性、例えば、べた色、大理石模様付色(例えばSteckerによる米国特許第5,1 66,230号を参照)、及び粒子分散(例えばBellasalmaらによる米国特許第4,959, 401号を参照)などが造り出されている。 これらの固相面材料及びその製造方法の限界は、柄模様、象眼細工、又はグラ ウト(grout)や縫い目を模倣した溝のような他の装飾的図柄を付与するために 、高度な熟練工が手作業で、固相面にその図柄を切り込み、次いで切り取った部 分に、対照的な色を有する樹脂を注ぎ込んで装飾的図柄を付与しなければならな いことである。これは時間がかかり、かつ、この分野では、製造業者ではなく職 人によって行われることが多い。さらに、このような技術では、固相面材料の大 量生産には能力の限界がある。 したがって、本技術においては、経済的に製造でき、大量生産可能である一方 、美感を犠牲にすることを回避できる装飾品、特に固相面装飾品を提供する方法 への要請がある。 発明の概要 本発明は、装飾品の製造方法を提供するものである。第1の硬化可能な熱硬化 性樹脂は、浮き彫りをもつ表面層及び実質的に平坦な背面層を有する第1の薄層 を形成する。第1の硬化可能な熱硬化性樹脂は、従来の技術を用いて硬化させる 。第2の硬化可能な熱硬化性樹脂は、第1の薄層の表面層上に浮き彫りの表面に 沿うように流し込まれて(注型)、表面層及び背面層を有する第2の薄層を形成 する。第2の硬化可能な熱硬化性樹脂は、従来の技術を用いて硬化させる。そし て、第1及び第2薄層は、要求される美的性質を有する表面層を有するように、 製造で装飾品を用意するために十分な状態(例えば、やすりがけ)に整えられる 。好適な美的性質とは、実質的に平坦又は輪郭(像)を有する表面層を含むもの である。 本発明の他の1つの実施形態によれば、第1の硬化可能な熱硬化性樹脂は、予 め浮き彫り(レリーフ)をもつ表面と、実質的に平坦な背面層とを有する第1の 薄層として上述のようにして形成され、そして該樹脂は硬化される。それから、 第2の硬化可能な熱硬化性樹脂は、第1の薄層の表面層上に浮き彫りの表面に沿 うように流し込まれて(注型)、表面層及び背面層を有する第2の薄層を形成す る。次に、第2の熱硬化性樹脂は硬化される。同一又は異なる熱硬化性樹脂の1 以上の追加の薄層が、第2の薄層に塗布されて、1以上の追加の薄層が形成され る。 その薄層は、要求される美的性質をもった実質的に平坦な表面層を有する製品 である装飾品を提供するのに十分な条件に従うものとする。 本発明のプロセスを利用することによって、無数の審美的なデザインを有する 種々の固相面装飾品を提供することができる。さらに、このようなプロセスは経 済的であり、かつ、大量生産可能である。好適な装飾品としては、例えば建築用 化粧材、外装用又は内装用壁パネル、浴室設備、特にグラウトを模した物品、カ ウンタートップ、テーブルトップなどが挙げられる。また、高度に繊細なはめ込 み細工(象眼)は、はめ込み細工として2以上の色をもった「浅浮き彫り(bas- rerief)」の型を用いて製造することができる。 図面の簡単な説明 図1は、本発明に係る装飾品の製造方法の工程を説明するフローダイアグラム である。 図2は、本発明に係る方法により製造された装飾品の斜視図である。 図3は、図2における3−3線に沿った断面図である。 図4は、注型部材に第1の樹脂を塗布することを説明している。 図5は、第1の樹脂で形成された第1の薄層を、注型部材から引き離すことを 説明している。 図6は、第1の薄層に第2の樹脂を塗布することを説明している。 図7は、第1及び第2の薄層を含み、部分的にやすり掛けした表面層を有する 本発明に係る装飾品を説明している。 図8は、図7における8−8線に沿った断面図である。 図9は、第1、第2及び第3の薄層を有する本発明に係る装飾品の断面図であ る。 図9Aは、図9の一部分の拡大図である。 好ましい形態の詳細な説明 本発明について、以下により詳細に説明する。しかしながら、この発明は多く の異なった形態によって具現化できるのであって、ここで示す実施形態に限定さ れて解釈されるべきではない。むしろ、この実施形態は、本明細書においてなさ れる開示が一貫的かつ完全であるとともに、さらに当業者にとって本発明の範囲 が明確になるように提供される。 図1を参照して、本発明に係る工業的装飾品を製造する方法を概略的に説明す る。この方法は、第1の熱硬化性樹脂から第1の薄層を形成し(ステップ10) 、第1の熱硬化性樹脂を硬化し(ステップ15)、第2の熱硬化性成樹脂を第1 の薄層の凹部内に流し込み(ステップ20)、第2の熱硬化性樹脂を硬化させて 第2の薄層を形成し25、かつ第1及び第2の薄層に、所望の美的特徴が備えら れた表面層を有する工業的装飾品を提供するのに必要な処理を施すこと(ステッ プ30)を含んでいる。所望の美的特徴としては、実質的に平坦な表面、「浅浮 き彫り」などの輪郭、様々な着色図柄などを挙げることができる。 上記方法で製造される装飾品の例としては、建築用化粧材、外装用又は内装用 壁パネル、カウンタートップ、テーブルトップなどを挙げることができる。図2 及び図3は、第1及び第2の薄層37、39を有し、上記方法で製造された、グ ラウトで囲まれた陶器タイルを模倣する装飾品35を示している。当業者によっ て理解されるように、複数の装飾品を壁、天井、及び床に取り付けて連続的な陶 器タイル面を模倣することができる。上記方法に従って製造した場合、ほぼあら ゆるタイプの表面を模倣でき、かつほぼあらゆる全ての柄模様及び着色構成を有 する装飾品を製造することができる。 図4を参照して、第1の薄層37を形成する工程10を説明する。第1の薄層 37は、硬化可能な第1の熱硬化性樹脂44を供給することが可能な領域を規定 する連続側縁部42を含む基部41を有した注型部材40を用意することによっ て調製される。注型部材40は更に、当業者によって理解されるように、熱及び 圧力の作用を促進するための天板(図示なし)を備えている。例えば、米国特許 第5,166,230号(これはその全体を引用することにより本明細書の一部をなすも のとする)を参照。 図示された基部41は正方形であるが、当業者によって理解されている程度に 他の大きさや形状でも利用され得る。この図示した形態の説明では、突起部46 の装飾的装いは、円及び蜂の巣のような外観の8角形を組み合わせたパターンか らなっている。好ましくは、装飾パターンは美的に満足を与えるものであり、装 飾品35のほとんどの取り付けが容易になるように予め定められた間隔で繰り返 され、装飾パターンを有する連続表面となる。図示したただ1つの目的として、 図示した形態では、お互いの円は中心間の距離が直径の2.5倍(21/2゛centers )で繰り返すことができる。好ましくは、注型部材40の基部41には、装飾パ ターンとして全体にわたって均等に凹が造られている。注型部材40は種々の材 料から造ることができ、例えばアルミニウム、ポリエチレン、シリコーン又はガ ラス繊維複合物などが挙げられる。そして、注型部材40は、当業者によって知 られ得るような型にはめて造ることや機械製造が可能であり、装飾パターンを製 造する。注型部材40は、基部41や装飾パターンを含むものとして、コンピュ ーター制御の下にデザインしたり、造ることができる。好ましくは、各々の固相 面装飾品は、コンピューターでデザインされて、保管される。さらに、上記工程 あるいは部品等はコンピューター制御できる。機械製造を助けるコンピューター の力を用いないパターン作成やデザインにおいては、いろいろな方法で造られる 伝統的な型及びパターンを使用できる。彫刻やシリコーン型から移した生地など が例として挙げられる。好ましくは、注型部材40は離型コート(図示なし)、 例えばシリコーン離型材、カルナウバ・ワックスの系統のワックス、テフロン( デラウェア州ウィルミントン、E.I.DuPont de Nemours社の登録商標)、ステア リン酸亜鉛又はこれらに類似の化合物、によって与えられ、それらは、第1の薄 層を造るのに使用される特定の樹脂化合物に対して離型材として機能する。 第1の薄層を形成する最初の工程10では、第1の熱硬化性樹脂44が、例え ば樹脂を注ぐためのノズルその他の手段を使って、基部41に加えられる。第1 の熱硬化性樹脂44の硬化15が、次の工程である。硬化は室温、例えば約15 ℃〜38℃の範囲、又は高温、例えば約100℃〜150℃の範囲にて行える。 特有の硬化温度や硬化時間を有するものは上記の範囲を変更可能であり、それは 特有の樹脂の成形に従って行われ、当業者には良く知られていることである。十 分な硬化時間の後、第1の熱硬化性樹脂44は実質的に十分に重合して、第1の 薄層となる。図5に図示されたように、第1の薄層37は、冷却及びさらなる工 程において基部41から引き離される。基部41から引き離した後、第1の薄層 37は木製のシートあるいは他の平坦な物質(図示なし)の間に置かれるのがよ く、冷却の間に第1の薄層の平面性を維持するのを助ける。 基部41と接触する第1の薄層37の表面部分は表面層37aとし、一方、基 部の反対側の第1の薄層の表面部分は背面層37bとする。表面層37aは、基 部41のパターンに対応する逆に形成されたパターンからなる。この技術の内で 熟練を有する1つと考えられているものとして、第1の薄層の突起部46が基部 41の凹部49と一致することがである。表面層37aは実質的に仕上がりの表 面を有するものとして硬化し、やすり掛けあるいは処置をほとんど必要としない 。逆に、背面層37bは表面層37aの機能性あるいは審美性をいずれも有さな い。第1の薄層37の背面層37bにただ1つ必要とされるのは、実質的に反対 側の表面層37aと平行(同種)であることであり、一般に凹凸がなく、第1の 薄層37の大部分とともに連続表面の外観を与えるような他の表面と、第1の薄 層を粘着的に結合させることを可能にすることである。 硬化可能な第1の熱硬化性樹脂44は通常知られている技術の範囲内で用意で き、一般に、樹脂系として関係するような、各種のフィラー化合物、繊維強化材 、適当な触媒、及び所望の染色剤あるいは色素を有する樹脂を混合して含んでい る。例えば、アルミナ、トリハイドレート及び/又はガラス繊維等のような好ま しいフィラー化合物は、熱硬化性樹脂として要求される性能を有するために選ば れる。好ましくは、上記工程の使用で熱硬化性樹脂44の混合工程は、真空下で の混合が考えられ、その混合工程では空気の除去が行われる。 図6に図示された次の工程では、第2の硬化可能な熱硬化性樹脂48が、第1 の薄層37の表面層37a上に注型20される。第2の硬化可能な樹脂48は、 第1の薄層37の表面層37aの上に、その凹部47が満たされるように広く塗 布される。好ましくは、第2の熱硬化性樹脂48は第1の熱硬化性樹脂44とは 異なった色を有する。 次の工程では、第2の熱硬化性樹脂48の硬化25が、例えば上記Steckerに よる米国特許第5,166,230号の文献に記載されているような従来の方法によって 行われ、第2の薄層39が形成する(図7及び8)。硬化は室温、例えば約15 ℃〜38℃の範囲、あるいは高温、例えば約100℃〜150℃の範囲で行える 。特有の硬化温度や硬化時間を有するものは上記の範囲を変更可能であり、それ は特有の樹脂の成形に従って行われ、当業者には良く知られていることである。 最終的に第2の薄層39は、表面層39a及び背面層39bからなる。 最終工程では、結合した第1及び第2の薄層37、39は、やすり掛け30あ るいは他の処理に付され、所望の美的な性質、例えば実質的に平坦な表面層を有 する製品である装飾品が製造される。図7及び8に図示されたのは、第2の薄層 39の表面層39aが硬化後、第1の薄層37の表面層37aの上に広がってい る。表面層39aのこの部分はやすり掛けされて、平坦な表面層50を形成し、 そこでは第1の薄層37の表面層37aが実質的に第2の薄層39の表面層と同 一面で平らになっている。表面層39aの一部分をやすり掛けすることのみが、 最終製品の表面層に輪郭を与えるものと認められる。 本発明の他の1つの形態によれば、1以上の硬化可能な熱硬化性樹脂が第1の 薄層37の凹部47に用いられてよい。図9及び9aに図示されたのは、第2の 熱硬化性樹脂48が第1の薄層の凹部の中に、それを完全には埋めないように用 いられている。第2の熱硬化性樹脂48と凹部47の側壁47aとの間の表面張 力によって、第2の熱硬化性樹脂48は、硬化の際、第1の薄層37の隣接した 表面層37aより相対的に薄い表面層39aを形成する。そして上記したように 、 第2の熱硬化性樹脂48は従来の方法によって硬化され、深さ不定の表面層39 a及び背面層39bからなる第2の薄層39を形成する。硬化は室温、例えば約 15℃〜38℃の範囲、あるいは高温、例えば約100℃〜150℃の範囲で行 える。特有の硬化温度や硬化時間を有するものは上記の範囲を変更可能であり、 それは特有の樹脂の成形に従って行われ、当業者には良く知られていることであ る。 図示した形態では、第3の薄層52が、第1薄層37の凹部47の中で第2の 薄層の上部に、第3の硬化可能な熱硬化性樹脂54を注入し硬化させて成形して ある。図示した形態での3つの薄層37、39、52はやすり掛け30されて、 実質的に平坦な表面を形成し、そこでは第1の薄層、第2の薄層及び第3の薄層 の表面層37a、39a、52aが実質的にお互いに同一平面で平らになってい る。技術として熟練を要すると理解されているが、同一又は異なる硬化可能な熱 硬化性樹脂の1以上の追加の層は、第1の薄層37の凹部47の中に従来の技術 を使って適用でき、1以上の追加の薄層が形成される。 樹脂材料としては種々のものが十分に機能するけれども、樹脂材料としては好 ましくは熱硬化性樹脂である。「熱硬化性樹脂」という用語は、熱で非可逆的に 凝固する又は固定化する樹脂を意味する。適切な熱硬化性樹脂としては、ポリエ ステル、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、又は他の類似する樹脂、好ましくは溶剤 及び/又はガスを放出することなしに硬化する各種の揮発性成分を有する樹脂な どが挙げられる。いくつかのポリマーは専門的用語を用いれば「熱可塑性樹脂」 ではあるけれども、製品が通常受け易い条件下、及び、硬化樹脂がやすり掛けの ような最終的な形にされ得る状態下、流れ出さないという条件付きで本発明にお いて使用可能と認められる。このタイプの好適なポリマーとしては、アクリル樹 脂が挙げられる。 ここでの有用な熱硬化性樹脂は様々であるが、例えば不飽和ポリエステル、フ ェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂、及びその類似物、並びにそれ らの混合物や融和物などが挙げられる。不飽和ポリエステルは特に好ましい樹脂 である。有用な不飽和ポリエステル樹脂には、実際には有機多塩基酸及び多価ア ルコールのエステル化した化合物も含まれ、それらは酸又はアルコールのいずれ か一方、あるいは両方がエチレンの不飽和結合を与える。好適な不飽和ポリエス テルは、エチレン結合のある不飽和2価カルボン酸と2価アルコールのエステル 化から作られる熱硬化性樹脂である。有用なエチレン結合のある不飽和2価カル ボン酸の例としては、例えばマレイン酸、フマル酸、イタコン酸、ムコン酸、及 びそれらの酸や無水化合物のハロゲン化あるいはアルキル化誘導体、並びにそれ らの混合物などが挙げられる。好適な多価アルコールとしては、飽和多価アルコ ール、例えばエチレングリコール、1,3-プロパンジオール、2,3-ブタンジオール 、1,4-ブタンジオール、2-エチルブタン-1,4-ジオール、1,5-ペンタンジオール 、1,6-ヘキサンジオール、1,7-ヘプタンジオール、1,8-オクタンジオール、1,10 -デカンジオール、2,10-デカンジオール、1,4-シクロヘキサンジオール、1,4-ジ メチロールシクロヘキサン、2,2-ジエチルプロパン-1,3-ジオール、2,2-ジメチ ルプロパン-1,3-ジオール、3-メチルペンタン-1,4-ジオール、2,2-ジエチルブタ ン-1,3-ジオール、4,5-ノナンジオール、ジエチレングリコール、トリエチレン グリコール、ジプロピレングリコール、グリセロール、ペンタエリトリトール、 エリトリトール、ソルビトール、マニトール、1,1,1-トリメチロールプロパン、 トリメチロールエタン、水素化ビスフェノールA、及びエチレンあるいはプロピ レンの酸化物とのビスフェノールAの反応化合物などが挙げられる。 また、不飽和ポリエステルは、飽和多価カルボン酸又は不飽和多価アルコール の無水物のエステル化から誘導できる。有用な飽和多価カルボン酸の例としては 、例えばシュウ酸エステル、マロン酸、コハク酸、コハク酸メチル、2,2-ジメチ ルコハク酸、2,3-ジメチルコハク酸、ヘキシルコハク酸、グルタル酸、2-メチル グ ルタル酸、3-メチルグルタル酸、2,2-ジメチルグルタル酸、3,3-ジエチルグルタ ル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、フタ ル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、テトラクロロフタル酸、テトラブロモフタ ル酸、テトラヒドロフタル酸、1,2-ヘキサヒドロフタル酸、1,3-ヘキサヒドロフ タル酸、1,4-ヘキサヒドロフタル酸、1,1-シクロブタンジカルボン酸、及びトラ ンス-1,4-シクロヘキサンジカルボン酸などが挙げられる。 飽和多価カルボン酸との反応において有用な不飽和多価アルコールとしては、 上記飽和アルコール(例えば2-ブタン-1,4-ジオール)のエチレンの不飽和結合 を有する類似化合物が含まれる。一般に、不飽和ポリエステル樹脂は、例えばス チレン、ビニルトルエン、メチルメタクリル酸、メチルスチレン、ジビニルベン ゼン、ジアリルフタル酸などの架橋結合(クロスリンク)に適合する単量体(モ ノマー)によって架橋される。 樹脂系における熱硬化性ポリエステル樹脂の量は、樹脂系全体の約35重量% 〜約100重量%の間で変動する。架橋モノマーの量は、樹脂系の約10重量% 〜約65重量%である。 また、上記ポリエステル樹脂は、他の熱硬化性樹脂を混合あるいは混入させる ことができる。例えば、上記ポリエステル樹脂は、ここでの参照に加えられる説 明書、Hutchinsonらによる米国特許第4,062,826号などに記載された架橋するポ リウレタンと混合することができる。この混合物の重合は、縮合反応によって行 える。不飽和ポリエステル樹脂と、該ポリエステル樹脂の末端基と反応する少な くとも1つのフリーなイソシアネート基を有する架橋可能なポリウレタンの前駆 体との同種のものからなる混合物が形成される。例えば、架橋可能なポリウレタ ンとしては、イソシアネート基と反応する基を含む少なくとも1つの多官能化合 物及び少なくとも1つのポリイソシアネートを含んでいるポリウレタンが用いら れる。上記イソシアネートは最初の反応条件によって活性化されて、連鎖延長反 応 が起こり、部分的に樹脂の混合物が半固形の塊へと重合する。好適なポリイソシ アネートとしては、メチレン ジ-p-フェニレンイソシアネート(MDI)、イ ソホロン ジイソシアネート(IPDI)、及びトルエン ジイソシアネート(T DI)などが挙げられる。第2の反応の状態によれば、加えられるポリイソシア ネートを活性化できるので、樹脂混合物を十分に重合させ、あるいは、混合物の フリーラジカル開始剤を活性化できるので、同様に十分に重合させることができ る。他の熱硬化性樹脂を使用することは、この技術分野において1つの技術とし てあり得る。 好適な室温フリーラジカル開始剤としては、過酸化水素及び過酸化メチルエチ ルケトン(MEKP)などが挙げられ、大部分の市販用に入手できるMEKPに はいくらかの過酸化水素が含まれている。 好適な過酸化型フリーラジカルとしては、過酸化水素物、例えばターシャリー ブチルヒドロパーオキサイド、2,5-ジメチルヘキサン-2,5-ジヒドロパーオキサ イド、クメンヒドロパーオキサイド、パラ-メタンヒドロパーオキサイド等; 過酸化エステル化合物、例えばジ-ターシャリーブチルパーオキサイド、ジベン ジルパーオキサイド等; 過酸化ケトン化合物、例えばメチルエチルケトンパー オキサイド、シクロヘキサノンパーオキサイド等; 過酸化アシル化合物、例え ばベンゾイルパーオキサイド、パラクロロベンゾイルパーオキサイド、2,4-ジク ロロベンゾイルパーオキサイド、過酸化ラウロイル等が挙げられる。また、例え ばアゾビスブチルニトリルのようなアゾ系助剤を用いることもできる。第1及び 第2の硬化剤の使用量は、熱硬化に要求される時間に依存しているが、代表的な ものででは時間は短い(例えば、3時間以内、代表的なものでも2時間以内、そ してたびたび1時間以内である)。その使用量は、第1の硬化剤の約0.01重 量%〜約0.1重量%であり、第2の硬化剤の約0.1重量%〜約5重量%である 。 また、上記樹脂系には、一般に熱硬化性樹脂組成物に使用される種々の添加剤 を含有させることができ、例えば硬度、色彩、不燃性、美的外観、平滑性、明度 等の要求可能な性質を付与するために、例えばフィラー、色素、筋を付ける色材 、チキソトロピー剤、化学的強化剤、注型部材の離型剤、像形用添加剤、強化繊 維、その他の添加剤が挙げられる。添加される繊維としては、例えばガラス、カ ーボン、金属等が挙げられる。さらに加えて、樹脂は、見えるように使用される 他の樹脂の色を考慮して、半透明程度を有するものから選ぶこともできる。所望 の美的性質の1つについては、その技術の当業者によって知られているような、 異なる色及び性質を有する樹脂を選択することによって達成できる。 好適なフィラーとしては、他のものと一緒に、例えばアルミナトリハイドレー ト、石英粉末、大理石粉末、粉砕したシリカ、炭酸カルシウム、クレイ、ガラス 繊維、粉体金属、それらの混合物、他の鉱物及び無機の微粒子等を含むことがで き、最終製品の審美性に寄与する。上記フィラーは、樹脂に対して約20重量% 〜300重量%の量で使用される。 種々の色素及び筋を付ける色材は、樹脂系及び形成された製品に、背景色及び 他の美的に要求される特徴を与える目的で加えることができる。例えば、チタニ ウムジオキサイド等のような色付けの色材が加えられ、あるいは、カーボンブラ ックの微少量を大理石模様の外観を与えるために渦巻かせること等もできる。そ の使用量は、通常約3重量%より少ない。 チキソトロピー剤は、樹脂系の粘度を、流体の中で攪拌状態及び運動の予備的 履歴を機能として変化させるものである。これらの添加剤は、好ましくは懸濁液 中での上記フィラーや他の添加物を保持するのに用いられ、一方、上記樹脂は硬 化する。一般に、チキソトロピー流体の粘度は、攪拌状態や攪拌の長さが増加す ると減少し、そして攪拌状態や攪拌の長さが減少すると増加する。好適なチキソ トロピー剤としてはシリカがある。その使用量は、通常約1重量%より少ない。 好適な化学的強化剤としては、周期律表で第I族、第II族、及び第IV族の 金属の水酸化物、例えば酸化マグネシウム、酸化カルシウム、酸化亜鉛、水酸化 マグネシウム、水酸化カルシウム等が挙げられる。上記強化剤の使用量は、約0 .5重量%〜約10重量%の範囲内、好ましくは約1重量%〜約5重量%の範囲 内である。 他の添加剤としては、不燃性剤、酸化防止剤、抑制剤(例えばハイドロキノン やベンゾキノン等)、紫外線吸収剤などを挙げることができる。 本発明が従来技術より優れることは、以下の実施例によって、より十分に理解 され判断されるであろう。この実施例は説明を目的とするものであって、発明の 範囲を限定することを意図するものではないと理解されるべきである。適切な技 術の当業者は、特に開示された以外の他の多くの異なった形態でも、この発明が 具体化できるものと、これらの実施例から判断するだろう。 実施例1 以下の組成(樹脂の全重量に基づく重量によって与えられる百分率)からなる 混合物、66%のアルミニウムトリハイドレート(フィラー#DF40として26 776 W.Twelve Mile Road,Southfield,MI 48034のR J Marshall社から入手で きる)、34%のISONPG樹脂(品番#31211としてResearch Triangl e Park,N.C.のReichhold Chemical社から入手できる)、2%の酸化チタンT iO2色素(908 Lenoir Road,Hickory,NC 28603のHK Researchから入手できる )、0.6%のトリゴノックス高温開始剤(Trigonox #141として300 South Riverside Plaza,Chicago,IL 60606のAkzo Chmicalsから入手できる)、及び 0.2%のパーカドックス16高温開始剤(Perkadox #16として300 South Ri verside Plaza,Chicago,IL 60606のAkzo Chmicalsから入手できる)を調製し た。 上記樹脂系を真空混合器によって混合し、混合物を脱気した。その樹脂系を注 型部材の基部に流し込んだ後、平らに1/4の深さにまでドクターブレードによ って広げて塗った。注型部材の基部及び樹脂は60秒間振動させて、さらに脱気 した。注型部材を、例えば上記文献Steckerによる米国特許5,166,230号に記載さ れているような真空圧縮器に設置した。そして4分間、150psiの圧力、23 0F°を加えて、十分に第1の薄層を硬化させた。第1の薄層を、注型部材から 引き離し、2つの木製のシート間に置いて平坦な状態を維持して、室温まで冷却 した。 第1の薄層の凹部を、室温にて、第2の樹脂を硬化するのに2%のMEKP開 始剤が用いられていることを除けば、同一の樹脂系で満たした。黒色の色材を、 第1の型で白色の色材に置き換えた。得られた製品は、その凹部の中に第2の薄 層を有する第1薄層であった。第1及び第2薄層の表面層はやすり掻けされて、 装飾的な平坦な表面を形成し、そこでは第1の薄層の表面層が実質的に第2の薄 層の表面層と同一平面で平らになった。最終的には、平坦な表面は手作業でやす り掻けした。 実施例2 第1の薄層を、上記実施例1と同じ熱硬化性樹脂系を用いて形成した。第2の 薄層を、部分的に第1の薄層の凹部に満たすことによって準備がなされ、セメン ト糊でとり囲まれた陶器タイル風の第1及び第2の薄層を有する装飾品を創作し た。これには、ビンクス#7のスプレーガンによってシーゲレイブF.9213 01の鉄灰色の花こう岩に似せた材料(Seagrave Industrial Coatings,Carlst adt,NJ)を吹き付けて、部分的な透き間を充填した。次いで、やすり掻けした 表面をタイルに置き、仕上げの外観に凹部を作った。 実施例3 第1の薄層を、以下の組成(樹脂の全重量に基づく重量によって与えられる百 分率)からなる樹脂系混合物、66%のアルミニウムトリハイドレート(フィラ ー#DF40として26776 W.Twelve Mile Road,Southfield,MI 48034のR J M arshall社から入手できる)、34%のコバルト促進ISONPG樹脂(ポリラ イト#31210としてResearch Triangle Park,N.C.のReichhold Chemical 社から入手できる)、2%の酸化チタンTiO2色素(908 Lenoir Road,Hickor y,NC 28603のHK Researchから入手できる)、2%のMEKP触媒(LUPERSOL D DM-9としてMilitary Road,Buffalo,NY 14240のATOCHEMから入手できる)にし たこと以外は、上記実施例1に従って形成した。 第1の薄層を、20分間、堅いゲルの段階で硬化させた後、1時間、50ps iの圧力にかけた。第2の薄層を、上記実施例1又は実施例2の工程を続けて、 創作した。 実施例4 注型部材を、凸凹の石目(小石状)形のかみ合う型を基に準備した。その注型 部材を、0.070゛の深さに堅い高密度ポリエチレンから切り取った。その注 型部材は、吟味された技術的(美術的)工芸品から、CNCラウター機械で造ら れた。以下のポリエステル混合物(樹脂の全重量に基づく重量によって与えられ る百分率)からなる混合物、50%のISONPG樹脂(品番#HKR0050 として908 Lenoir Road,Hickory,NC 28603のHK Researchから入手できる)、 50%のATHフィラー(フィラー#DF40として26776 W.Twelve Mile Roa d,Southfield,MI 48034のR J Marshall社から入手できる)、0.6%の灰色系 白色の色材(908 Lenoir Road,Hickory,NC 28603のHK Researchから入手でき る)、1%のMEKP触媒(LUPERSOL DDM-9としてMilitary Road,Buffalo,NY 14240のAtochemから入手できる)を調製した。 この混合物を注型部材に注いで、1時間硬化させた。茶色(ブラウン)の色材 であること以外は同じ化学組成である第2の混合物を、注型部材の突起部により 造られた第1の薄層の凹部上に、はけで塗った。この材料は、石目の周りの凹部 の側面及び下部に塗られた。この材料を、15分硬化させた。次いで、黄褐色( タン)の色材であること以外は、同じ化学組成である第3の材料を用意した。 その後、この材料を、凹部の中にドクターブレードによって配置し、オーブンで 110℃下、2時間硬化させた。その上部表面を直ちにやすり掻けしたところ、 所望の模様が表れた。 上記「石目(ペブル)」は、黄褐色の線と対比して、茶色(ブラウン)の線及 び小道によって囲まれていた。こうして、3色パネルが造られた。低量の色材は パネルを半透明にし、深い彫りの外観を与えた。 実施例5 天然の石版を、高低(ハイロー)液体型離型ワックス(1726 Floradale Ave., South El Monte,CA 91733のFinish Kare Products社)とともに、型の表面と して準備した。黒色の注型を造り、石版から引き離した。次いで、凸凹の型を、 ドクターブレードを用い半透明樹脂と対比する第2の白色の樹脂混合物で満たし た。そのパネルを硬化させ、やすり掻けして、最初の黒色注型の高度な刻点(ポ インツ)を露出させた。第2の樹脂の注型により異なった深さで造られた白色か ら黒色までの複数の灰色によって、まばら模様が得られた。 実施例6 ポリエチレンの注型部材を、花と重なるような模様として準備し、種々の深さ で切り取った。赤色及び黄色の色材を使って、上記実施例の工程に従って行った 。得られた模様は、黄色、オレンジ色及び赤色の交錯によって、花の軽やかな印 象を与えた。これは、半透明の黄色の樹脂を通り抜けて、赤色の「透過読み取り (リードスルー)」が引き起こしたものである。 実施例7 注型部材を、化粧しっくい(石膏)のような生地表面から準備した。逆の像を 、ワックスした石膏表面上に、SI1000シリコーン樹脂(P.O.Box 363-211 ,Woodbind Street,High Point,NC 27261)を注入することによって加工した 。木製の枠(フレーム)にはシリコーンが入れられた。上記樹脂を、16時間硬 化し た後、石膏から引き離した。次いで、その型を実施例5のように使用して、3色 パネルを得た。上記手順の変更としては、第2の樹脂混合物を、80psiにて ビンクス#7のスプレーガンによって吹きかけた。 図及び明細書においては、特定の用語を説明しているが、本発明の通常の好ま しい形態として開示されている。それらは、ただ一般的且つ描写的な意識におい て用いられているに過ぎず、以下の請求の範囲に示される発明の範囲の限定の目 的において使用されるものではない。 実施例8 実施例4において、ドクターブレードで行う最後の注型工程を省略することを 除いては、実施例4で用いた工程を続けて行った。やすり掻けして得られたパネ ルは、お互いの平坦な石目をとり囲む領域に、窪んだ範囲のような石目が浮き出 した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AT,AU ,AZ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN, CZ,CZ,DE,DE,DK,DK,EE,EE,E S,FI,FI,GB,GE,HU,IL,IS,JP ,KE,KG,KP,KR,KZ,LK,LR,LS, LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,M X,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE ,SG,SI,SK,SK,TJ,TM,TR,TT, UA,UG,US,UZ,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 製造業における装飾品の製造方法において、 (a)第1の硬化可能な熱硬化性樹脂を、浮き彫りをもつ表面層及び実質的に平 坦な背面層を有する第1の薄層に形成する工程と、 (b)第1の硬化可能な熱硬化性樹脂を硬化させる工程と、 (c)第1の薄層の表面層上に、第2の硬化可能な熱硬化性樹脂を浮き彫りの表 面に沿うように流し込んで、表面層及び背面層を有する第2の薄層を形成する工 程と、 (d)第2の硬化可能な熱硬化性樹脂を硬化させる工程と、 (e)実質的に平坦な表面層を有する製品である装飾品を提供のに十分な条件に 第1及び第2の薄層を付す工程と を含むことを特徴とする装飾品の製造方法。 2. 上記第1の硬化可能な熱硬化性樹脂が、不飽和ポリエステル、アクリル 樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、及びポリウレタン、並びにそれらの混合 物及び融和物からなる群より選ばれることを特徴とする請求項1記載の方法。 3. 上記第2の硬化可能な熱硬化性樹脂が、不飽和ポリエステル、アクリル 樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、及びポリウレタン、並びにそれらの混合 物及び融和物からなる群より選ばれることを特徴とする請求項1記載の方法。 4. 上記第1の熱硬化性樹脂と第2の熱硬化性樹脂とが同一であることを特 徴とする請求項1記載の方法。 5. 上記(e)工程において、第1の薄層の表面層及び第2の薄層の表面層 に、やすり掛けすることを含め、実質的に平坦な表面層を有する製品である装飾 品を提供することを特徴とする請求項1記載の方法。 6. 上記(b)工程において、80〜1000psiにて、温度約100℃ 〜150℃での第1の熱硬化性樹脂の熱処理を含めることを特徴とする請求項1 記載の方法。 7. 上記(b)工程において、約15℃〜38℃の温度範囲での第1の熱硬 化性樹脂の硬化を含めることを特徴とする請求項1記載の方法。 8. 上記(d)工程において、80〜1000psiにて、温度約100℃ 〜150℃での第2の熱硬化性樹脂の熱処理を含めることを特徴とする請求項1 記載の方法。 9. 上記(d)工程において、約15℃〜38℃の温度範囲での第2の熱硬 化性樹脂の硬化を含めることを特徴とする請求項1記載の方法。 10. 製造業における装飾品の製造方法において、 (a)第1の硬化可能な熱硬化性樹脂を、浮き彫りをもつ表面層及び実質的に平 坦な背面層を有する第1の薄層に形成する工程と、 (b)第1の硬化可能な熱硬化性樹脂を硬化させる工程と、 (c)第1の薄層の表面層上に、第2の硬化可能な熱硬化性樹脂を浮き彫りの表 面に沿うように流し込んで、浮き彫りをもつ表面層及び背面層を有する第2の薄 層を形成する工程と、 (d)第2の硬化可能な熱硬化性樹脂を硬化させる工程と、 (e)第2の薄層の表面層上に、第3の硬化可能な熱硬化性樹脂を浮き彫りの表 面に沿うように流し込んで、表面層及び背面層を有する第3の薄層を形成する工 程と、 (f)第3の硬化可能な熱硬化性樹脂を硬化させる工程と、 (g)実質的に平坦な表面層を有する製品である装飾品を提供のに十分な条件に 第1、第2及び第3の薄層を付す工程と を含むことを特徴とする装飾品の製造方法。 11. 上記第1の硬化可能な熱硬化性樹脂が、不飽和ポリエステル、エポキ シ樹脂、フェノール樹脂、及びポリウレタン、並びにそれらの混合物及び融和物 からなる群より選ばれることを特徴とする請求項10記載の方法。 12. 上記第2の硬化可能な熱硬化性樹脂が、不飽和ポリエステル、エポキ シ樹脂、フェノール樹脂、及びポリウレタン、並びにそれらの混合物及び融和物 からなる群より選ばれることを特徴とする請求項10記載の方法。 13. 上記第3の硬化可能な熱硬化性樹脂が、不飽和ポリエステル、エポキ シ樹脂、フェノール樹脂、及びポリウレタン、並びにそれらの混合物及び融和物 からなる群より選ばれることを特徴とする請求項10記載の方法。 14. 上記第1の熱硬化性樹脂と第2の熱硬化性樹脂と第3の熱硬化性樹脂 とが同一であることを特徴とする請求項1記載の方法。 15. 上記(g)工程において、第1の薄層の表面層、第2の薄層の表面層 及び第3の薄層の表面層に、やすり掛けすることを含め、実質的に平坦な表面層 を有する製品である装飾品を提供することを特徴とする請求項10記載の方法。 16. 上記(b)工程において、80〜1000psiにて、温度約100 ℃〜150℃での第1の熱硬化性樹脂の熱処理を含めることを特徴とする請求項 10記載の方法。 17. 上記(b)工程において、約15℃〜38℃の温度範囲での第1の熱 硬化性樹脂の硬化を含めることを特徴とする請求項1記載の方法。 18. 上記(d)工程において、80〜1000psiにて、温度約100 ℃〜150℃での第2の熱硬化性樹脂の熱処理を含めることを特徴とする請求項 10記載の方法。 19. 上記(d)工程において、約15℃〜38℃の温度範囲での第2の熱 硬化性樹脂の硬化を含めることを特徴とする請求項10記載の方法。 20. 上記(f)工程において、80〜1000psiにて、温度約100 ℃〜150℃での第3の熱硬化性樹脂の熱処理を含めることを特徴とする請求項 10記載の方法。 21. 上記(f)工程において、約15℃〜38℃の温度範囲での第3の熱 硬化性樹脂の硬化を含めることを特徴とする請求項10記載の方法。
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