JPH11509472A - 単一、または複数液体用噴霧装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 単一、または多成分液体系を表面上に噴霧するための装置および方法。本噴霧器は、ベンチュリ効果を利用して、別々の容器から液体を独立して吸い上げ、それらの液体を霧化し、それらの液体を所望のパターンで表面上に噴霧する。これらの霧化流は、液体が目標表面に衝突する前に混合するように重複させる。一実施例では、これらの液体は、可撓性チューブによって噴霧器に別々に接続された可撓性容器内に保持される。これらの可撓性容器には、液体吸上げチューブを受け入れるための取付け部と、容器内の過剰な圧力を放出するための着脱自在な締め具とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】 単一、または複数液体用噴霧装置 発明の分野 本発明は、液体を噴霧するための方法および装置に、厳密にいえば、多成分液 体系を噴霧するための装置に関する。本発明は、液体系の成分を保持するための 一体型圧力解放装置を備えた可撓性重合体容器にも関する。 背景技術 塗料、ステイン、接着剤、潤滑剤、および農薬などの液体材料をノズルを通し て基材に噴霧するのは、通常の効果的な使用方法である。多成分の液体系が使用 される場合、これらの成分が組み合わされる幾つかの方法がある。例えば、多成 分は順次使用されても良いが、この多成分を組み合わせる方法は、１回以上基材 を横切る必要があり、それぞれ個々の成分に対して別の噴霧器が必要となる。さ らに、これらの成分は、基材と接触する前に混合されず、層となって塗布される 。 多成分液体系を組み合わせる他の方法は、基材にそれらの成分を塗布する前に それらを混合することである。これらの成分は、噴霧器からの噴射前、または噴 射後のいずれに混合されても良いが、それらが基材に到達する前でなければなら ない。 多くの多成分液体系の個々の成分は、目標基材への塗布前に組み合わされる場 合、不都合にに反応する。これらの成分が噴霧器の内部で混合されると、成分間 での反応が、所望のタイミングよりも早く起こり、噴霧工程、または塗膜が基材 に塗布された後のいずれの場合でも、多成分液体系の性能を低下させる可能性が ある。さらに、若干数の多成分液体系の成分は、それらの個別の成分形式、また は組み合わされた形式のいずれの場合でも、噴霧器の幾つかの材料、または部品 に対して腐食性がある、またはノズルを詰まらせる可能性がある。 多成分接着剤の場合、これらの成分は、一般に接着剤ベース、および接着剤を 硬化させる活性剤、または触媒である。これらの２成分は、それらが基材に塗布 される時点で混合されなければならない。多成分接着剤が噴霧器を離れる前に混 合されると、その混合物は単一の噴霧ノズルを通って塗布される。但し、接着剤 ベースと活性剤との混合時に、接着剤は、直ちに硬化する。接着剤が早まって硬 化すると、ノズルのオリフィス周辺に接着剤の塊が発達し、ノズル噴霧パターン が乱れ、噴霧効率が減少することとなる。さらに、多成分接着剤系が内部で混合 される場合、噴霧器の内部部品を細部まで確実に清掃することが必要となる。さ らに、接着剤が硬化し始めると、その液体の性質が、ノズル噴霧パターンおよび 噴霧効率においてそれに対応する劣化傾向をもって、変化し始める。 上述の欠点は、多頭ノズル噴霧装置を使用して、これらの成分が噴霧器から離 れて、基材に塗布される前にこれらを混合することによって克服できる。典型的 に、２つの隣接霧化ノズルは、様々な成分が基材に到達する前に混ざり合って、 混合するように配置される。個別のノズルを通って各成分を噴霧して、噴霧器の 外部でそれらの成分を組み合わせることによって、成分間の反応が、基材と接触 する直前まで遅延される。但し、現在使用されている多成分噴霧装置は、重くて 、構造が複雑である。さらに、現在の多成分噴霧装置は、霧化が不十分となるの で、幾つかの成分液体系の混合が不完全となる。 多成分液体系を噴霧するための装置は、第１図に示されるように、当業界では 知られている。噴霧器１０は、コネクタ１２によってエアーホース１４に接続さ れる。エアーホース１４は、一端が加圧空気源（図示せず）に、他端がハンドル 端部１７に接続される。通路は、ハンドル端部１７およびバレル端１８を通過し て噴霧器ブラケットアッセンブリ２１およびノズルアッセンブリ１６に延在する 。トリガ２０は、噴霧器１０を通る加圧空気の流れを制御するバルブ作動装置１ ９を作動させる。 第１の容器２２および第２の容器２４は、それぞれ噴霧器ブラケットアッセン ブリ２１に直接取り付けられて、それによって支持される。第１の容器２２は、 若干量の第１の液体収容用であり、第２の容器は、若干量の第２の液体収容用で ある。吸上げチューブ２６，２８は、第１および第２の容器内にそれぞれ延在し て、それらの一端が第１および第２の液体と流体導通している。 ノズルアッセンブリ１６は、通路に動作できる状態で接続された噴霧器１０に 着脱自在に搭載される。このノズルアッセンブリ１６は、空気圧を利用して、第 １の液体を第１の容器から吸い上げる。第２のノズルアッセンブリ３１は、噴霧 器ブラケットアッセンブリ２１に取り付けられ、噴霧器１０の本体に空気ライン ３０によって動作できる状態で接続される。このノズルアッセンブリ３１は噴霧 器１０の通路からの空気圧を利用する。分岐した通路を通る２つの分離された空 気流は、それぞれ制限されて、次にオリフィスに至る。 トリガ２０が作動されると、噴霧器からの加圧空気流は、ノズルアッセンブリ １６内の分岐した通路内の吸上げチューブ２６、２８の端部を越えて通過する。 減少した圧力は、第１および第２の液体を吸上げチューブ２６、２８を通して上 方に吸い上げるように作用し、液体流は、霧化され、噴霧器１０から噴射される 。典型的に、第１および第２の液体の霧化溶液は、液体が塗布される表面に衝突 する前に噴霧器１０の外部で混合される。 次に列挙するものは、当産業で一般に採用される市販の従来型噴霧装置の非除 外リストである：イリノイ州、フランクリンパーク市のＢｉｎｋｓ Ｍａｎｕｆ ａｃｔｕｒｉｎｇ Ｃｏｍｐａｎｙ社；ミネソタ州、ミネアポリス市のＧｒａｃ ｏ Ｉｎｃｏｒｐｏｒａｔｅｄ社；およびウィスコンシン州、ライスレーク市の Ｍａｔｔｓｏｎ Ｅｑｕｉｐｍｅｎｔ社。これらの市販の噴霧器は、液体流のい ずれかの側に対抗する空気流を使用する加圧液体を利用して、噴出する液体に形 状および霧化を与えるように作用する。同時混合は、第２の液体を整形空気流内 に導入するか、または第１図と同じ方法で分岐噴霧ノズルを搭載することによっ て達成できる。 第２図は、噴霧器１０’、コネクタ１２’、およびエアホース１４’を含む他 の噴霧器の構成５０を示す。ノズルアッセンブリ１６’は、噴霧器１０’に接続 され、可撓性液体バッグ２２’と流体導通している吸上げチューブ２６’を含む 。支持体５２は、その一端がバック２２’に、その他端が噴霧器１０’に接続さ れる。噴霧器１０’からのノズルアッセンブリ１６’は、第１図に示された構成 に 対して説明されたように、空気圧を利用して、液体をバッグ２２’から吸い上げ て、その液体を霧化する。第１図に示される第２の容器２４の場所に、加圧エア ゾール容器５４が提供される。トリガ２０’を絞ると、液体を液体バッグ２２’ から吸い上げる空気圧を作用させると同時に、エアゾール容器５４を機械的に作 動させる。両方の噴霧溶液は、同時に噴霧器１０’から噴射されて、噴霧される 表面に霧化された液体が衝突する前に混合する。 第３図は、可撓性バッグ２２’に接続された第２図の典型的なノズルアッセン ブリ１６’を示す。取付け部５６は、可撓性バッグ２２’とでシールされ、吸上 げチューブ２６’の一端がバッグ２２’の内部に延在させるようにできる。取付 け部５７は、吸上げチューブ２６’に取り付けられたクイックコネクタ５８と係 合して、吸上げチューブ２６’をバッグ２２’に確実に固定するように形成され る。吸上げチューブ２６’の他端は、クイックコネクタ５８によって、ノズルア ッセンブリ１６’のポート６０に取り付けられたコネクタロック８０に接続され る。固定機構６１は、係止機構８０を取付け部５８に確実に固定する。 第４図は、ノズルアセンブリ１６’を示す。ポート６０には、ノズルアッセン ブリ１６’の一端から対抗端まで延在する通路６２と導通する導管５９を含む。 ノズルアッセンブリの対抗端には、通路６２内の肩部６６を規定するシュラウド ６４を含む。ノズルアッセンブリ１６’は、噴霧器上の正規の位置に配置された 突起（図示せず）と係合する「Ｊ」スロット６７などによって噴霧器に接続され ても良い。ベンチュリ効果が、通路６２よりも小さな断面積を有する通路７０を 備えた挿入体６８によって誘導されても良い。この挿入体６８は、挿入体６８の 環状フランジ７２と肩部６６との間の接触によって配置され、シュラウド６４内 に位置決めされても良い。開口部７６を有する座金７４は、ノズルアッセンブリ １６’が噴霧器１０’に取り付けられる際に挿入体を密閉するために使用されて も良い。加圧空気流は、開口部７６、通路７０および通路６２を通って流れる。 空気流が通路７０から出てくると、その結果生じる圧力降下が、可撓性バッグ２ ２’からポート６０を通って空気流内に液体を吸い上げるように作用する。同様 の構成が第１図の噴霧器１０のために採用されても良いことは理解されよう。 第１図および２図の構成の両方とも、それら自体の有用性を有するものである が、ある用途に関しては幾つかの限界がある。特に、液体容器２２、２２’、２ ４、５４が、噴霧器１０、１０’に直接取り付けられ、それによって支持される 場合、装置の総重量のため、運搬および操作するのが、特にそれらが長時間にお よぶ場合には、疲れることになる。直接噴霧器に接続されている限り、液体容器 の取り外し、補充、または交換するのも若干困難である。 さらに、液体を送出し、完全に霧状（微粒子サイズおよび均一噴霧パターン） にするのを、可能な限り正確にできる噴霧装置を提供することが重要である。例 えば、噴霧され、混合される特定の液体に対しては、一定の流量および圧力を維 持することは、噴霧を最適にするためには不可欠である。幾つかの従来技術の噴 霧器では、噴霧器の所望圧力および流量を間違って調整すると、最適塗布よりも 劣ることとなる。さらに、幾種類かの液体が、噴霧器およびノズルアッセンブリ の細部の清掃を必要とする不相溶性である場合には、そのための清掃作業が非常 に退屈で時間の浪費となる。 ノズルが目詰まりするなどの状況では、液体容器内の圧力が臨界レベルまで増 す可能性がある。その結果、第２図および３図に示された可撓性バッグ２２’は 、過大圧力のために破裂する可能性がある。 最近、ミネソタ州、セントポール市のＭｉｎｎｅｓｏｔａ Ｍｉｎｉｎｇ ａ ｎｄ Ｍａｎｕｆａｃｔｕｒｉｎｇ Ｃｏｍｐａｎｙ社製の「Ｆａｓｔｂｏｎｄ ２０００−ＮＦ接着剤」、および「Ｆａｓｔｂｏｎｄ Ｓｐｒａｙ Ａｃｔｉ ｖａｔｏｒ」などの、２液型水性接着剤が、接着剤市場に紹介されている。この ２液型接着剤は、従来の接着剤と異なる液体の性質を有し、各成分の正確な比率 が重要である。その結果、現在利用できる噴霧装置は、一部には従来の噴霧器の 調整可能性のために、使用するのには不十分、および／または困難であることが 分かった。特に、通常使用されるノズルアセンブリは、ノズルから噴出して、接 着剤ベースの噴霧に衝突する活性剤液の細流を作る。この活性剤が細流で接着剤 ベースに添加されると、一般に、活性剤液と混合されるのは、接着剤ベースの噴 霧の中心部分のみとなる。基材上に結果として得られる接着剤のパターンは、不 完全にしか活性化されない。本出願人は、現在の２液型水性接着剤が現在利用さ れているサイドインジェクタノズルアッセンブリで使用される場合、約３０％未 満の接着剤が活性化されることを発見した。残りの接着剤ベースは、湿ったまま となり、正しく機能しない。 発明の開示 本発明は、事前設定された送出量のノズルアッセンブリ、および単一成分、ま たは多成分液体系で使用するのに適した液体噴霧装置に関する。 このノズルアッセンブリは、第１の端部で噴霧器からの加圧空気と流体導通す る通路を規定する霧化部分を有する。この通路は、第１の端部に近接した第１の 断面積と、中間部分に近接した第１の断面積未満の第２の断面積と、中間部分と 第２の端部との間に液体入口ポートとを有する。中間部分と第２の端部との間に おいて第１の霧化部分の通路の一部は、加圧空気がノズルアッセンブリに供給さ れると、減圧状態が液体入口ポートに近接した通路内で生成されるように、第２ の端部に近接した底面を有する略切頭円錐形状をなしている。 この噴霧装置には、液体を収容するための少なくとも１つの容器をを含む。噴 霧器は、ノズルアッセンブリへの加圧空気流を制御するために提供される。液体 入口ポートと容器を流体導通するように接続する可撓性チューブは、加圧空気が ノズルアッセンブリに供給されると、液体が液体入口ポートを通って吸い上げら れ、霧化部分の第２の端部から霧化流内に放出されるように、提供される。 複数の霧化部分が、事前設定された固定比率で多成分系の各成分を独立して噴 霧するために提供されても良い。ある態様では、霧化された流れが、多成分系の 各成分に対して生成される。これらの霧化流は、重複されて、それらの液体を混 合するようにしても良い。霧化流が交差する角度は、約１４〜１９°であるのが 好ましい。 各霧化部分の第１および第２の断面積は、結果として得られる霧化流における 多成分液体系の各成分比率を決定する。ある態様では、それらのそれぞれの霧化 流における液体比率は、１３：１から１７：１までの間である。他の態様では、 その比率は、２０：１から３０：１までの間である。 容器は、可撓性重合体バッグであっても良い。ある態様では、重合体バッグは 、外辺部の縁に近接してシール部を有する。閉止可能な取付部は、可撓性チュー ブを受け入れるためのバッグ内に延在する。着脱自在な締め具は、外辺部の一部 分に近接して提供される。着脱自在な締め具は、可撓性重合体材料の破裂強度未 満の解放圧力を有する。ある態様では、この着脱自在な締め具は、リブ／トラフ 装置である。この可撓性重合体バッグには、直立姿勢の状態で自重を支持できる ようにガセットを含めても良い。この可撓性重合体バッグは、持ち運ぶためのハ ンドルを備えた収容器内に保持されても良い。この可撓性重合体バッグは、一体 ハンドルがバッグの外辺部内に形成されるように製造されても良い。 本発明は、噴霧器と共に使用する液体を収容するための容器にも向けられる。 可撓性重合体材料は、小袋を形成するように構成される。可撓性重合体材料の外 辺部に実質的に延在するシール部は、その小袋内に液体を保持する。閉止可能な 取付け部は、この小袋内に延在する。この閉止可能な取付け部は、小袋内に液体 を保持するための閉位置と、液体と流体導通する可撓性チューブを受け入れるた めの開位置とを有する。着脱自在な締め具は外辺部の一部分に近接して提供され る。この着脱自在な締め具は、可撓性重合体材料の破裂強度未満の解放圧力を有 する。閉止可能な取付け部は、可撓性重合体材料の第１および第２の層間で保持 されても良い。ある態様では、着脱自在な締め具は、容器内に所定圧力を上回る 圧力に応じして開くように構成されたリブ／トラフ締め具である。 本発明の方法には、本発明の少なくとも１つのノズルアッセンブリに加圧空気 を提供するステップを含む。この加圧空気は、第１の液体入口ポートに近接した 通路内に減圧状態を生成する。この減圧状態は、液体を第１の液体入口ポートに 吸い上げる。この液体は、ノズルアッセンブリから放出されて、霧化される。好 適な態様では、複数の霧化された流れは重複されて、多成分液体系の成分を混合 させる。 本願書で使用される用語の定義： 「液体」は、これらに限定されるものではないが、塗料、ニス、ステイン、マ スチック、ゲルコート、洗浄溶剤、シーラント、潤滑剤、接着剤、農薬、除草剤 、洗浄、または脱脂剤、摩耗塗料、耐摩耗性塗料、またはスリップ塗料を含む任 意の流動性噴霧可能な材料を意味する。 「多成分液体系」は、これらに限定されるものではないが、１つの成分として 触媒、および２液型ウレタン、２液型接着剤系、２液型エポキシ系などの反応性 樹脂を含む硬化系；２液型ラテックス系；顔料／クーラント、およびベース配合 物などの非硬化系；および農薬、除草剤、および粒状、または被包性材料などの 粒子が小分けされた液体に混ぜられる塗料などの希釈剤、および濃縮剤；などの ２種類以上の液体の組み合わせを含むことを意味する。 図面の簡単な説明 本発明を、添付の図を参照してさらに詳細に説明する。ここで同一参照符号は 、数図面を通じて同一部品を指すものとする。 第１図は、２成分液体噴霧装置の側面図である。 第２図は、可撓性バッグと、噴霧器に取り付けられた加圧エアゾール容器とを 備えた代わりとなる２成分液体噴霧装置の側面図である。 第３図は、第２図の可撓性バッグの取り付け部の部分側面分解図である。 第４図は、第２図の従来型噴霧装置の噴霧ノズルの側面分解図である。 第５図は、本発明による典型的な多成分噴霧装置の斜視図である。 第６図は、多成分噴霧装置用の典型的な噴霧ノズルアッセンブリの平面分解図 である。 第７図は、第６図のノズルの第１噴霧部分の面７−７について直角をなす側面 断面図である。 第８図は、第６図のノズルの第２噴霧部分の面８−８について直角をなす平面 断面図である。 第９Ａ図、９Ｂ図、および９Ｃ図は、第６図の噴霧ノズルアッセンブリの組立 を示す連続した等角図である。 第１０図は、第６図の噴霧ノズルアッセンブリの平面断面図である。 第１１図は、液体導管の接続を示すために一部分解した、第６図のノズルの等 角図である。 第１２図、および１２Ａ図は、第１および第２の液体容器への第１および第２ の液体導管の接続を示す。 第１３図、および１３Ａ図は、第１および第２の液体容器を収容し、固定する ための収容器の等角図である。 第１４図は、抜き部材を備えた代わりとなるべき可撓性液体容器の等角図であ る。 第１５図は、一体ハンドルを備えた代わりとなるべき可撓性液体容器の平面図 である。 上記図面の特徴は好適な実施例を示すが、この開示は、限定によるものではな く、実例によって本発明の例示的実施例を提示するものである。多数の他の修正 および実施例が、本発明の原理の趣旨および範囲内で当業者によって考案できる ことは理解されよう。図は、明確にするために一定部分を拡大する必要があった ときでも一定の比率で描かれていないことに留意すること。 発明を実施するための最良の形態 多液体噴霧装置は、表面、または農薬の場合には大気中に２種類以上の液体を 同時に噴霧するのに有用である。しばしば、表面に衝突する前にこれらの液状噴 霧を互いに混ぜ合わせることが望ましい。例えば、上述の「Ｆａｓｔｂｏｎｄ ２０００−ＮＦ Ａｄｈｅｓｉｖｅ」および「Ｆａｓｔｂｏｎｄ Ｓｐｒａｙ Ａｃｔｉｖａｔｏｒ」などの数種類の接着剤化合物には、第１の液体樹脂、およ び第２の液体活性剤、触媒、または改質剤を含む。重複する霧化された噴霧状態 で、第１および第２の液体を混ぜ合わせると、表面に塗布された際の接着剤が粘 着性となる。 第５図を参照して、本発明による多液体噴霧装置１１０が示される。装置１１ ０には、取付け部１１４によって接続された噴霧器１１２と、加圧した液体源、 最も好ましくは空気源に接続されたホース１１５とを含む。この装置１１０には 、 収容器内に保持された第１の液体容器１１６および第２の液体容器１１８を含む 。第１および第２の液体容器１１６、１１８は、本発明の噴霧装置１１０によっ て噴霧される第１および第２の液体１１６Ｆ、１１８Ｆ（第１２図参照）を収容 するためのものである。２つの液体容器が示されているが、本発明が、特定の用 途、または液体の場合には好都合であることが分かるように、単一の液体、また は２種類以上の液体を噴霧するために採用されても良いことは理解されよう。そ のような場合、対応する数の液体容器、噴霧器上の噴霧ノズル、およびポートが 、ここで説明された液体噴霧装置に関連して提供されても良い。 噴霧器には、第１および第２の液体導管１２２、１２４によって、第１および 第２の液体容器１１６、１１８にそれぞれ接続されたノズルアッセンブリ１２０ をさらに含む。適当な液体導管１１２、１２４は、オレゴン州、マクミンヴィル 市のＦｒｅｅｌｉｎｇ−Ｗａｄｅ Ｃｏｍｐａｎｙ社から入手できる。噴霧器１ １２、ホース１１５からの加圧空気、ノズルアッセンブリ１２０、第１および第 ２の液体容器１１６、１１８、および第１および第２の液体導管１２２、１２４ は、第１および第２の液体１１６Ｆ、１１８Ｆの霧化された噴霧を発生させるよ うに作用する。ノズルアッセンブリ１２０は、霧化された噴霧を、表面に衝突す る前に交差する通路に導く。 噴霧器１１２の構造および動作をより詳細に説明する。噴霧器１１２には、第 １および第２の液体の霧化噴霧溶液を所望表面に導くために手動で係合および操 作できるように形成されたハンドル部分１３２を備えた「ピストル」構造で提供 されれば最も便利な、ハウジング１３０を含む。但し、このハウジング１３０は 、特定の用途では有利であることが分かれば任意の他の適当な構造と置き換えら れても良いことは理解されよう、バレル部分１３４は、長手方向軸１３６に沿っ てハンドル部分１３２から略直交するように突き出ている。フック１３８は、適 当な支持構造（図示せず）から噴霧器１１２を支持するために随意に提供されて も良い。 このハウジング１３０は、任意の適当な材料から構成されても良いが、好まし くは、噴霧される液体と相溶性の重合体、または金属材料の一体成形された本体 から構成される。代わりに、このハウジングは、密封が完全に行われる一対の成 形された二叉ミラーイメージ部分（図示せず）から構成されても良い。以下は、 噴霧器のハウジング１３０を製造するために使用されても良い材料の非除外リス トである：アルミニウム、スチール、ポリカーボネート、複合物、エポキシ、ま たはそれらの組み合わせ。 通路１４０は、噴霧器１１２の使用者からそれる方向に導かれるように第１の 端部１４２からハンドル部分１３２およびバレル部分１３４を通って第２の端部 １４４に延在する。取付け部１１４は、通路１４０の第１の端部１４２に周りに 密封した状態で取り付けられ、加圧エアーホース１１５によって加圧空気源（図 示せず）に接続される。加圧空気は、故に、エアーホース１１５および通路１４ ０を通って第２の端部１４４に流れる。 例でさらに議論されるように、噴霧器１１２に供給される空気圧は、一般に約 ２〜５ｃ．ｆ．ｍの流量で１５から４０ｐ．ｓ．ｉの間である。取付け部１１４ には、空気の流量、または代わりに圧力を制御するための調整弁１５４を含んで も良い。ゲージ１５６が、噴霧器１１２内を流れる空気の流量、または圧力を表 示するために提供されても良い。適当な弁／ゲージアッセンブリは、イリノイ州 、デスプレーンズ市に在るＳｃｈｒａｄｅｒ Ｂｅｌｌｏｗｓ社から入手できる 。 噴霧器１１２を通過する加圧空気の流れは、トリガ１６０によって作動される 弁１５８によって制御される。この弁１５８は、空気の流量の連続的な増加にも 、事前設定された流量での単純なオン／オフ動作にも対応できる。示された実施 例では、このトリガ１６０は、閉位置に付勢されている。第１の液体霧化部分１ ６８は、通路１４０の第２の端部１４４と流体導通している噴霧器１１２に密封 した状態で取り付けられる。第２の霧化部分１７０は、第１の霧化部分１６８に 流体的に接続される。任意の適当な構成が採用されて、噴霧器１１２上に第１の 液体霧化部分１６８を密封した状態で取り付けるようにしても良い。第５図で示 されるように、スカート部１８０は、第１の液体霧化部分１６８から同軸上に離 れて延在する。このスカート部１８０は、噴霧器１１２のバレル部分１３４の端 部を滑動的に収容するように形成される。スカート部１８０には、バレル部分１ ３ ４から半径方向に突出する適当なサイズに形成された柱部１８４と係合する「Ｊ 」スロット１８２（第７図参照）を含む。軸１３６周りの方向１８６にバレル部 分に対して第１の液体霧化部分１６８を相対的に回転させると、噴霧器１１２の 通路１４０と流体導通するバレル部分１３４の適所に第１の液体霧化部分１６８ を係止することができる。逆回転方向１８８にバレル部分１３４に対して第１の 液体霧化部分１６８を相対的に回転させると、「Ｊ」スロット１８２および柱部 １８４との係合が外れて、第１の液体霧化部分１６８を噴霧器１１２から取り外 すことができるようになる。以下は、本発明のノズルアッセンブリ１２０との関 連で使用されても良い市販の噴霧器１１２の非除外社リストである：Ｂｒｅｃｋ ｅｒｆｅｌｄ，ＧｅｒｍａｎｙのＭＡＦＡ−Ｓｅｂａｌ Ｖｅｒｔｉｅｓｂｓｇ ｅｓ社、およびＶｉａ Ａｒｚｉｇｎａｎｏ，１３２ ＩｔａｌｙのＯｆｆ． Ｍｅｃｃａｎｉｃｈｅ Ａ．Ｎ．Ｓ．ｐ．Ａ．社である。 第６〜８図、および１０図を参照して、ノズルアッセンブリ１２０は、以下で 詳細に説明されるように、加圧空気の流れを噴霧器１１２から運んで、第１およ び第２の液体１１６Ｆ、１１８Ｆを第１および第２の液体容器１１６、１１８か らそれぞれ吸い上げるために提供される。第１の霧化部分１６８は、第１の液体 １１６Ｆに関連して使用され、第２の霧化部分１７０は、第２の液体１１８Ｆに 関連して使用される。 第１および第２の霧化部分１６８、１７０は、一般にベルヌーイの定理の基づ いて動作するベンチュリ装置である。手短に言えば、ベルヌーイの定理は、気体 、または液体が、ノズル、またはベンチュリ内におけるような制限された部分を 通して流されると、その流速は増し、その温度および圧力は減少することを述べ ている。断面積が、ディフューザ内におけるように増加される場合には、その逆 の現象が起こる。流動気体の総エネルギーは、静的および動的温度と静的および 動的圧力とから成る。ノズル、またはディフューザは、総エネルギーレベルを変 化させないが、一形式のエネルギーを他の形式のエネルギーに変える。例えば、 ノズルは、静的圧力を犠牲にして、流れ、または動的圧力を増す。気体が毎秒大 量に通路内を通過する場合、空気も、ノズルを通って同流量で流れ続けなければ な らない。これを達成する唯一の方法は、流速を増すことである。ディフューザは この逆を行う。故に、通路の断面積を変化させることによって、速度は圧力に、 圧力は速度に変換できる。 第７図において示されるように、第１の液体霧化部分１６８には、第１の端部 １７４から第２の端部１７６に延在する通路１７２を含む。液体導入ポート１７ ８は、通路１７２の第１の端部１７４と第２の端部１７６との中間に形成されて 「ベンチュリ」効果を提供する。通路１７２には、第１の端部１７４に近接した 第１の径Ｄ１、中間点における小径Ｄ２、および第２の端部１７６に近接した、 径Ｄ２よりも大きな拡大径Ｄ３を含む。この構成は、圧縮空気が通路１７２を通 過すると、Ｄ２において速度を増して、圧力を減少させ、第１の液体１１６Ｆを 第１の霧化部分１６８に吸い上げる。第２の端部１７６において最大径Ｄ３を有 する切頭円錐形構造は、結果として得られた霧化流を軸１７７に沿って導く（第 １０図参照）。 第８図に示されるように、第２の液体霧化部分１７０には、第１の端部１９２ から第２の端部１９４に延在する通路１９０を含む。液体導入ポート１９６は、 通路１９０の第１の端部１９２と第２の端部１９４との中間に形成されて「ベン チュリ」効果を提供する。通路１９０には、第１の端部１９２に近接した第１の 径Ｄ４、中間点における小径Ｄ５、および第２の端部１９４に近接した、径Ｄ５ よりも大きな拡大径Ｄ６を含む。この構成は、Ｄ５において速度を増して、圧力 を減少させ、第２の液体１１８Ｆを第２の霧化部分１７０に吸い上げる。第２の 端部１９４において最大径Ｄ６を有する切頭円錐形構造は、結果として得られた 霧化流を軸１９９に沿って導く（第１０図参照）。 径Ｄ１〜Ｄ６は製造が容易となるので円形のみであり、重要な変数はＤ１〜Ｄ ６の場所での通路１７２、１９０の断面積であることは理解されよう。特に、通 路１７２、１９０の断面形状は、様々な対称、または非対称形状であっても良い 。 第１の霧化部分１６８からの霧化流の流量および霧化のレベルは、一般に供給 される空気の圧力、Ｄ１〜Ｄ３、導入ポート１７８の径、および第１の液体１１ ６Ｆの粘度の関数である。同様に、第２の霧化部分１７０からの霧化流の流量お よび霧化のレベルは、一般に供給される空気の圧力、Ｄ４〜Ｄ６、導入ポート１ ９６の径、および第２の液体１１８Ｆの粘度の関数である。これらの変数は、ノ ズルアッセンブリ１２０から放出される第１および第２の液体の比率を決定する 。 ある多成分液体系にとっては、個々の成分の比率は性能に関わる重要なものと なる。ノズルアッセンブリ１２０は、空気圧力、流速、ノズルの噴霧角度などの 調整間違いのために起こり得るオペレータによる誤操作のいかなる危険性もなく 、供給された空気の所与圧力で、第２の液体１１８Ｆに対して固定比率の第１の 液体１１６Ｆを噴霧するように設計される。本発明の固定比率ノズルアッセンブ リ１２０は、一般に他の従来型噴霧装置によって達成できるよりも正確で信頼性 のある液体の噴霧を提供する。異なるＤ１〜Ｄ６値を有する低コストノズルアッ センブリ１２０は、容易に製造されて、同じ便利さで様々な多成分液体系にとっ て最適噴霧条件を提供するようにしても良いことは理解されよう。 さらに、ノズルアッセンブリ１２０の液体噴霧間のサイズ、長さ、角度は、事 前設定されて、調整を不要にしても良い。さらに、大抵の用途に対して、各使用 後にノズルアッセンブリ１２０を簡単に廃棄できるようにして、故に次回の使用 前の洗浄を不要にすることは経済的に実現可能である。最後に、異なる組の液体 を噴霧するための交換も、異なる組の液体に流体的に接続された異なるノズルア ッセンブリ１２０に置き換えることによって容易に、且つ速やかに達成される。 第９Ａ図、９Ｂ図、および９Ｃ図は、第１および第２の霧化部分１６８、１７ ０およびそれらを互いに接続する接続部材２００を組み立てる方法を連続的に示 す。この接続部材２００は、各端部がポート２０４、２０６内に挿入されるが、 第２の液体霧化部分１７０は最終位置から約９０°回転された状態である。この 第２の液体霧化部分１７０は、次に第１の液体霧化部分１６８のポート２０４周 りで、方向２２１に回転されても良い。故に、柱部２２０は、開口部２１８と係 合するように配置され、第９Ｃ図に示されるように、フランジ２１４、２１６と を互いにしっかりと固定する。この柱部２２０は、フランジ２１４、２１６を確 実に固定し、故に第１および第２の液体霧化部分１６８、１７０を固定できるよ うに開口部２１８内に摩擦がかかる状態で受け入れられるようにしても良い。上 述のように、霧化部分１６８、１７０が固定されると、霧化された噴霧が重複し たパターンで確実に噴出されるようにする。ノズルアッセンブリ１２０の第１お よび第２の霧化部分１６８、１７０を組み立てる他の方法が選択されても良いこ とは理解されよう。さらに、他の構成が、ベンチュリ通路１７２、１９０の両方 を形成する一体成形重合体本体を成形することによってなど、ノズルアッセンブ リ１２０を構築するために利用されても良い。 第２の液体霧化部分１７０は、独立した加圧空気源に接続されても良い。但し 、第１０図に示されるような本発明の好適実施例では、第１の霧化部分１６８の 第１端部１７４に近接した加圧空気流の一部は、通路１９８を通って通路１９０ に進路変更される。示された実施例では、通路１９８は、接続部材２００を通っ て延在する。この接続部材２００は、各端部が、上述のように、ポート２０４、 ２０６にそれぞれ挿入され、確実に固定される。同心の先細加工した突起列２０ ８は、接続部材２００を各端部で第１および第２の液体霧化部材１６８、１７０ に密封した状態で確実に固定させることができる。環状フランジ２１０、２１２ は、第１および第２の液体霧化部材１６８、１７０に対して接続部材２００が確 実に固定される位置を規定する。通路１９８は、この接続部材２００を通って延 在して、通路１７２、１９０の間の流体導通を提供する。 低コストの使い捨て可能なノズルアセンブリ１２０は、好ましくは重合体材料 から一体成形された本体を予備成形することによって構成される。以下は、ノズ ルアッセンブリ１２０を製造するために利用されても良い重合体材料の非除外リ ストである：ポリスチレン、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリビニルクロラ イド、ポリアセタール、およびナイロン。さらに、第１０図に示されたノズルア ッセンブリ１２０内部の表面仕上げは、一般に、ｔｈｅ Ｓｏｃｉｅｔｙ ｏｆ ｔｈｅ Ｐｌａｓｔｉｃｓ Ｉｎｄｕｓｔｒｙ Ｓｔａｎｄａｒｄ ｆｏｒ Ｃｏｓｍｅｔｉｃ Ｓｐｅｃｉｆｉｃａｔｉｏｎｓ ｏｆ Ｉｎｊｅｃｔｉｏｎ Ｍｏｌｄｅｄ Ｐａｒｔｓ，１９９４（射出成形部品の表面仕様、１９９４年 、に対するプラスチック工業標準協会）によるＡ１からＡ２までの範囲内の表面 仕上げである。本発明の目的に対して、用語「滑らか」は、でこぼこ、粗さ、突 起、 隆起、または形状寸法の急な変化のない、凝固された材料の堆積のための場所を 提供するように形成されることを意味する。 第１０図に示されるように、第２の霧化部分１７０の第２端部１９４は、第１ の霧化部分の第２端部１７６を越えて、前方に向かって延在する。活性剤を利用 する多成分液体系に対しては、第１０図の構成は、ノズルアッセンブリ１２０で の接着剤、エポキシなどの凝固作用、活性作用、または触媒作用を最小限に抑え る。 第１１図は、第１の霧化部分１６８上の導入ポート１７８への導管１２２の接 続、および第２の霧化部分１７０上の導入ポート１９６への第２の導管の接続を 示す。チェック弁１９５は、第２の導管１２４と第２の霧化部分１７０との間に 設置されて、第１の液体１１６Ｆが第２の液体容器１１８内に吸い込まれるのを 防ぎ、液体１１８Ｆが容器１１８内に逆流するのを防ぐようにしても良い。チェ ック弁は、第１の導管１２２にも包含されても良い。ノズルアッセンブリ１２０ で使用するのに適したチェック弁は、オハイオ州、シンシナティ市にあるＣｌｉ ｐｐａｒｄ Ｉｎｓｔｒｕｍｅｎｔ Ｌａｂｏｒａｔｏｒｙ，Ｉｎｃ．社から入 手できる。さらに、その他の固定流量も、導管１２２、１２４内に制流子を挿入 することによって達成できる。 第１２図および１２Ａ図は、噴霧器１１２から噴霧される各液体を独立して移 動し、意のままに接続するための装置を示す。瓶、または同等のもの（図示せず ）などの任意の適当な容器が採用されても良いことは理解されよう。但し、可撓 性液体容器１１６、１１８は、確実な利点を備えている。これらの容器１１６、 １１８は、当業者には周知の方法によって一直線で配置された縁に沿って継ぎ目 で共に接合された積層、または非積層フィルムの対抗する略方形重合体シートか ら構成されても良い。本発明の好適な実施例では、これらの液体容器１１６、１ １８は、ミネソタ州、ミネアポリス市のＫａｐａｋ Ｃｏｒｐｏｒａｔｉｏｎ社 から入手できるポリエチレンテレフタレート（ＰＥＴ）、二軸延伸されたナイロ ン、線低密度ポリエチレンラミネートから構成された可撓性重合体バッグである 。 第１および第２の液体容器１１６、１１８は、噴霧器１１２の運搬および取り 扱いが容易にできるように、独立した第１および第２の液体導管１２２、１２４ のそれぞれによってノズルアッセンブリ１２０に動作できる状態で接続される。 これらの第１および第２の液体導管１２２、１２４は、先細加工した環状突起列 ２４２との摩擦係合によって容器１１６、１１８に密封した状態で接続される。 この先細加工した環状突起列２４２は、吸上げチューブ１７５、１７６に摩擦が かかる状態で接続され、これらは閉止可能な取付け部２４４を通って容器１１６ 、１１８内に延在する。代わりに、閉止可能な取付け部２４４内の開口部の内径 に等しい、または未満の外径を有するチューブが、先細加工した突起列２４２の 代わりに使用されても良い。オレゴン州、マクミンヴィル市のＦｒｅｅｌｉｎ− Ｗａｄｅ Ｃｏｍｐａｎｙ社から入手できる透明ポリ塩化ビニル（ＰＶＣ）など の、可撓性重合体チューブは、液体導管１２２、１２４、および吸上げチューブ １７５、１７６として使用するのに適している。 容器１１６、１１８内の圧力の増加は、上昇温度、または物質の化学的反応、 またはノズル１６８、１７０のいずれか、または両方が詰まることによって発生 する。第１４図に示される代わりの容器２３０では、選択された限度以上の容器 ２３０の内圧の存在に応じて作動する抜き穴２４５が提供される。この抜き穴２ ４５には、継ぎ目２３４の外辺部内に設置された着脱自在な締め具２４６によっ て密封された容器の部分を含む。この着脱自在な締め具２４６は、インディアナ 州、インディアナポリス市のＤｏｗ Ｂｒａｎｄｓ，Ｉｎｃ．社の商標名「Ｚｉ ｐｌｏｃ」ひだ付きバッグで市販されているバッグに見られるようなリブ／トラ フ締め具から構成されても良い。この容器２３０は、中身にいたずらされるとす ぐに分かる方式の、再密閉、再使用可能な、注ぐことができる放出口を有する。 継ぎ目２３４は、好ましくは容器２３０の全外辺部の回りに延在して、出荷お よび取り扱いの際に容器２３０内に液体を保持する。使用前に、使用者は、好ま しくは締め具２４６に近接する容器材料の継ぎ目の途中までノッチ２４７を切り 込む。着脱自在な締め具２４６は、容器２３０の通常使用中における液体が浸透 して、漏出するのを防ぐシールとなる。但し、圧力が上昇した場合、この着脱自 在な締め具２４６は、使用者に知らせる可聴音を発して、過度の圧力を解放させ る特定レベルで強制的に開けられる。この着脱自在な締め具は、容器２３０内の 加圧材料の一部がバッグ材料の着脱自在な締め具２４６およびノッチ２４７を通 じて解放されるようにすることができ、明らかに望ましくない状況での材料の放 出を防ぐことができる。この着脱自在な締め具２４６は、追加的液体、または他 の材料が、噴霧装置１１０の使用を中止する必要もなく容器内に加えることがで きるように噴霧装置１１０の使用中に開けられても良い。代わりに、継ぎ目２３ ４は、着脱自在な締め具２４６に近接するところで不十分な状態にされて、出荷 および取り扱う際には、液体を保持するようにその締め具２４６を機械的締め具 に置き換えるようにしても良い。 本発明の好適な実施例では、可撓性液体容器１１６、１１８は、その底部でガ セット２３５を形成するなどによって、直立、すなわち立っている状態で、それ 自体で支える（第１４図参照）。但し、液体噴霧装置１１０を様々な場所に移動 する必要がある場合、噴霧器１１２だけでなく液体容器１１６、１１８の両方を 運ぶのは不便となる。故に、本発明の好適実施例では、収容器２４８は、キャビ ティ２５０（第５図、１３図、および１３Ａ図に示された）を備えている。収容 器２４８は、好ましくは使用時に第１および第２の液体容器１１６、１１８を直 立した姿勢でキャビティ２５０内で受けて、支持するのに十分な剛性がある、ま たは少なくとも自己支持するものである。この収容器２４８は、方形の底面を有 する構造で構成されても良い。この収容器は、ミネソタ州、ゴールデンバレイ市 のＬｉｂｅｒｔｙ Ｃａｒｔｏｎ Ｃｏｍｐａｎｙ社から入手できる＃１６０高 密度ポリエチレン段付きプラスチックなどの軽量材料から構成されるのが好まし い。ポリエチレンは、水や、溶剤ベースの製品に対するその耐久性および耐性が あるので好ましい。 第１および第２の液体容器の取り扱いをさらに容易にするために、この収容器 ２４８には、手で扱えるように形成されたハンドル、または同等の装置を含んで も良い。そのようなハンドルの一つは、それぞれが収容器２４８の対抗上部縁２ ５６、２５８にヒンジ接続された対抗フラップ２５２、２５４の形式で第１３図 、１３Ａ図に示される。サブフラップ２５２ａ、２５４ａのそれぞれは、第１３ Ａ 図に示されるように共に合わせて「切妻屋根」構造にしても良い。サブフラップ のそれぞれには、収容器を運び、取り扱うために手で提げられるようにした一直 線で配列されたハンドル開口部２６０、２６２を含む。最も好ましくは、サブフ ラップの一方には、対抗するハンドル開口部を貫通して押し込まれ、その内部に 摩擦保持されるようにした固定フラップ２６４を含む。このようにして、フラッ プおよびサブフラップは、使用時には第１３Ａ図に示された姿勢に維持される。 液体容器１１６、１１８のいずれか、または両方を取り出す、または交換するこ とが必要な場合、この固定フラップ２６４は、対抗フラップ２５２、２５４から 外され、これらのフラップが分離されるようにしても良い。フック、ループ締め 具、クリップ、ステープル、テープ、または接着剤などの任意の他の適当な構成 が採用されて、収容器のハンドルを提供、または、第１３Ａ図に示される姿勢に 第１３図および１３Ａ図のフラップおよびサブフラップを着脱自在に固定するよ うにしても良いことは理解されよう。使用説明書が、使用者の便宜のために収容 器２４８に印刷されても良い。 第１５図は、ハンドル２５０が継ぎ目内、または近接して一体的に形成される 代わりとなるバッグ２３０’を示す。１つ以上のバッグ２３０’が、噴霧器１１ ０と共に使用者によって運ばれても良い。 第５図に最も良く示されるように、弁１５８が開かれると、噴霧器１１２、お よび両方のベンチュリ通路１７２、１９０を含むノズルアッセンブリ１２０に加 圧空気を貫流させることができる。第１０図に示されるように、ポート１７８近 くの圧力が減少すると、第１の液体１１６Ｆが第１の液体導管１２２、ポート１ ７８を通って、通路１７２に運ばれるように誘導される。第１の液体１１６Ｆは 、通路１７２を貫流する加圧空気の流れと衝突することによって十分に霧化され 、ノズルアッセンブリ１２０の通路１７２の第２の端部１７６から軸１７７に沿 って噴射される。好ましくは、この軸１７７は、噴霧器ハウジング１３０のバレ ル部分１３４内の通路１４０の軸１３６と一直線で配置される（第５図参照）。 同様に、ポート１９６近くの圧力が減少すると、第２の液体１１８Ｆが第２の液 体導管１２４、ポート１９６を通って、通路１９０に運ばれるように誘導される 。 第２の液体１１８Ｆは、通路１９０を貫流する加圧空気の流れと衝突することに よって十分に霧化され、ノズルアッセンブリ１２０の通路１９０の第２の端部１ ９４から軸１９９に沿って噴射される。 第１および第２の霧化部分１６８、１７０から出てくる噴霧の軸１７７、１９ ９は、ノズルアッセンブリ１２０から間隔を空けた所望の場所で交差し、混ざり 合う（「Ａ」点におけるように）。この構成は、第１および第２の液体１１６Ｆ 、１１８Ｆが塗布される表面に衝突する前にそれらを混ざり合わせ、相互反応さ せることができる。軸１７７、１９９間の角度２３１は、第１０図に示されるよ うに、幾分かは接続部材２００の構造によって決定されても良い。２つの噴霧流 の交差角度は、好ましくは１４°から１９°の間である。 例 送出量 試験される噴霧装置は、噴霧ノズルアッセンブリが１８ＲＰＭで回転する高さ が４１ｃｍ（１６インチ）、直径が３８ｃｍ（１５インチ）のドラムの表面の中 間点から約３０ｃｍ（１２インチ）となるように垂直位置にしてクランプでしっ かり固定され、そのドラム上に透明フィルムが取り付けられた。２液型水性接着 剤系が、噴霧される材料として使用された。この接着剤は、公称４９％の固形分 と２００〜７００ｃｐｓまでのブルックフィールド粘度を有する触圧接着剤であ り、活性剤は、公称１５％の固形分を有するとても薄い無機塩溶液であった（ミ ネソタ州、セントポール市のＭｉｎｎｅｓｏｔａ Ｍｉｎｉｎｇ ａｎｄ Ｍａ ｎｕｆａｃｔｕｒｉｎｇ Ｃｏｍｐａｎｙ社から入手できる３Ｍ「Ｆａｓｔｂｏ ｎｄ」２０００−ＮＦ Ａｄｈｅｓｉｖｅ、および３Ｍ「Ｆａｓｔｂｏｎｄ」Ｓ ｐｒａｙ Ａｃｔｉｖａｔｏｒ）。液体容器供給ラインが噴霧器に取り付けられ 、空気ラインが噴霧ノズルに接続され、空気供給源のスイッチがオンにされた状 態で、これらの液体容器がそれぞれ別々の電子秤に乗せられてそれらの初期重量 が計測された。この噴霧器は約３０秒間駆動されて、透明フィルム上に材料を付 着させた。これらの液体容器は、次にそれぞれ再計量された（最終重量）。初期 重 量と最終重量との間の差に２を掛けたものが、接着剤および活性剤のグラム／分 での「送出量」である。 活性度 送出量試験からの材料が塗布された透明フィルムは、ドラムから取り外されて 、人差し指、または中指の第１と第２の指関節間の裏側で接着剤表面を軽く触れ ることによって直ちに活性度の試験が行われた。試験された接着剤系に対して、 材料は、非常に（ｖ）ウエットからウエットまで（低接着活性化）、乾燥から非 常に（ｖ）乾燥まで（高接着活性化）、または粘着性のあるから僅かに（ｓｌ） 粘着性のあるまで（所望の接着活性化）として等級付けられた。 噴霧幅 活性度の試験からの材料が塗布された透明フィルムを使用して、主要寸法の少 なくとも２つの測定値がとられ、その平均値が「噴霧幅」であると決定された。 所望の結果は、５．０〜１０．１６ｃｍ（２〜４インチ）の平均噴霧幅である。 粒子噴霧の均一性 噴霧幅試験からの材料が塗布された透明フィルムは、粒子の均一性に関して目視 検査された。噴霧の少なくとも８０％が同サイズの場合には、その噴霧は均一で あると観察された。 例１〜３ 例１〜３では、活性剤および接着剤の空気圧を変更することについての影響が 確認された。 本発明の噴霧装置には、第７図を参照して、以下の寸法を有する噴霧ノズルア ッセンブリが取り付けられた：Ｄ１は５．９４ｍｍ（０．２３４インチ）、Ｄ２ は３．１７５ｍｍ（０．１２５インチ）、Ｄ３は８．８９ｍｍ（０．３５インチ ）、ポート１７８の直径は２．２９ｍｍ（０．０９インチ）；第８図を参照して 、Ｄ ４は４．４７ｍｍ（０．１７６インチ）、Ｄ５は１．２７ｍｍ（０．０５０イン チ）、Ｄ６は５．８２ｍｍ（０．２２９インチ）；ポート１９６の直径は０．５ ０８ｍｍ（０．０２０インチ）であった。この噴霧ノズルアッセンブリは、アク リロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体（ＡＢＳ）から製造された。噴霧 される材料を入れる可撓性容器、空気ライン、および供給ラインは、噴霧器に取 り付けられ、噴霧器は、接着剤および活性剤のための空気圧を変化させて行う、 上述した試験方法に従って試験された。 接着剤および活性剤の空気圧、接着剤および活性剤の送出量、活性度、噴霧幅 、および粒子噴霧の均一性が、以下の表１に示される。 これらのデータから、空気圧を変更すると、活性剤の送出量と、粒子噴霧の均 一性に影響を及ぼすことが分かる。 例４〜６ 例４〜６では、活性剤および接着剤の空気圧の変更についての影響が確認され た。 本発明の噴霧装置は、噴霧ノズルアッセンブリが次の寸法を有したことを除い て例１〜３における場合と同じように準備、試験された：Ｄ２は２．７９４ｍｍ （０．１１０インチ）、ポート１７８の直径は２．３９ｍｍ（０．０９４インチ ）；第８図を参照して、Ｄ５は１．５２ｍｍ（０．０６０インチ）、および例６ では、ポート１９６の直径は０．３８１ｍｍ（０．０１５インチ）であった。 接着剤および活性剤の空気圧、接着剤および活性剤の送出量、活性度、噴霧幅 、 および粒子噴霧の均一性は、以下の表２に示される。 これらのデータから、例５の空気圧を２０％だけ増すと（例４）、接着剤の送 出量および噴霧幅が２５％だけ、活性剤の送出量が７％だけ増す。ポートの直径 が３３％増すと（例６と例５との比較）、活性剤送出量が１７％増すことになる 。 例７〜１０ 例７〜１０では、活性剤および接着剤の空気圧の変更についての影響が確認さ れた。 本発明の噴霧装置は、噴霧ノズルアッセンブリが次の寸法を有したことを除い て例１〜３における場合と同じように準備、試験された：Ｄ２は２．８２ｍｍ（ ０．１１１インチ）、ポート１７８の直径は３．０５ｍｍ（０．１２０インチ） であり；第８図を参照して、Ｄ５は２．３６ｍｍ（０．０９３インチ）、ポート １９６の直径は１．０１６ｍｍ（０．０４０インチ）であり、高密度ポリエチレ ン製であった。 接着剤および活性剤の空気圧、接着剤および活性剤の送出量、活性度、噴霧幅 、および粒子噴霧の均一性は、以下の表３に示される。 これらのデータから、空気圧が増すと、接着剤の送出量、および噴霧幅が増し 、活性度が「非常にウエット」から「僅かに粘着性がある」まで変化することが 分かる。 例１１〜１４ 例１１〜１４では、活性剤および接着剤の空気圧を変更することについての影 響が確認された。 本発明の噴霧装置は、噴霧ノズルアッセンブリが次の寸法を有したことを除い て例７〜１０における場合と同じように準備、試験された：ポート１９６の直径 は０．５０８ｍｍ（０．０２０インチ）であった。 接着剤および活性剤の空気圧、接着剤および活性剤の送出量、活性度、噴霧幅 、および粒子噴霧の均一性は、以下の表４に示される。 これらのデータから、例１１〜１４のノズル寸法で、活性剤の送出量は０．１ ３８ＭＰａで最大であった。 これらの典型的実施例は本発明の範囲を制限するものではないことは理解され よう。本発明の他の修正が可能であることは、前述の説明を読むことにより当業 者には明白となろう。これらの説明は、本発明を明確に開示する実施例の特定例 を提示することにある。故に、本発明は、説明した実施例に、またはここに含ま れる特定要素、寸法、材料、または構造を使用することに限定されない。添付の 請求の範囲の趣旨および広範囲内にある本発明の全ての修正および変形が対象と なる。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，Ｌ Ｕ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ， ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，Ｓ Ｚ，ＵＧ)，ＵＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＺ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＨＵ，Ｉ Ｌ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＫ ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ， ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，Ｒ Ｕ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＺ，ＶＮ 【要約の続き】

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．少なくとも１種類の液体を収容するための少なくとも１つの容器と、少な くとも１つの霧化部分を有するノズルアッセンブリへの加圧気体の流れを制御す るための噴霧器と、前記霧化部分の液体入口ポートと前記少なくとも１つの容器 とを流体接続する少なくとも１つのチューブと、を備えた液体噴霧装置であって 、 前記ノズルアッセンブリの霧化部分が規定する通路は、 第１端部において前記噴霧器の加圧気体と流体導通し、前記第１端部に近接し た第１の断面積と、中間部分に近接した第１の断面積未満の第２の断面積と、前 記中間部分と第２端部との間に前記液体入口ポートとを有しており、この結果、 加圧気体が前記ノズルアッセンブリに供給されると減圧状態が液体入口ポートに 近接した通路内に生成されるように構成されており、前記中間部分と第２端部と の間において第１の霧化部分の通路の一部は、前記第２端部に近接した底面を有 する略切頭円錐形状をなしており、 加圧気体が前記ノズルアッセンブリに供給されると、前記少なくとも１つの容 器内に入れられた液が前記液体入口ポートを通って吸い上げられ、前記霧化部分 の第２端部から霧化流で放出される、液体噴霧装置。 ２．前記少なくとも１つの容器は、可撓性重合体バッグを含む、請求の範囲第 １項に記載の装置。 ３．前記可撓性重合体バッグは、 外辺部に近接してシール部を有する可撓性重合体材料と、 少なくとも１つの可撓性チューブを受け入れる閉止可能な取付け部と、 前記可撓性重合体材料の破裂強さ未満の解放圧力を有し、外辺部の一部に近接 した着脱自在な締め具とを含む、請求の範囲第２項に記載の装置。 ４．前記少なくとも１つの霧化部分は、２つの霧化部分を含む、請求の範囲第 １項に記載の装置。 ５．第１および第２の液体をそれぞれ収容するための少なくとも第１および第 ２の容器と、第１および第２の霧化部分を有するノズルアッセンブリへの加圧気 体の流れを制御するための噴霧器と、少なくとも第１の前記霧化部分の第１の前 記液体入口ポートと第１の前記容器内の液体を流体接続する第１のチューブと、 第２の前記霧化部分の第２の前記液体入口ポートと第２の前記容器内の液体を流 体接続する第２のチューブと、を備えた多成分液体系を噴霧するための装置であ って、 前記ノズルアッセンブリの第１霧化部分を規定する通路は、 第１端部において前記噴霧器の加圧気体と流体導通し、前記第１端部に近接 した第１の断面積と、中間部分に近接した第１の断面積未満の第２の断面積と、 前記中間部分と第２端部との間に第１の前記液体入口ポートとを有しており、こ の結果、加圧気体が前記ノズルアッセンブリに供給されると減圧状態が液体入口 ポートに近接した通路内に生成されるように構成されており、 前記ノズルアッセンブリの第２の霧化部分が規定する通路は、 第１端部において前記噴霧器の加圧気体と流体導通し、前記第１端部に近接 した第３の断面積と、中間部分に近接した第３の断面積未満の第４の断面積と、 前記中間部分と第２端部との間に第２の前記液体入口ポートとを有しており、こ の結果、加圧気体が前記ノズルアッセンブリに供給されると減圧状態が第２の液 体入口ポートに近接した通路内に生成されるように構成されており、 加圧気体が前記ノズルアッセンブリに供給されると、第１および第２の液が 第１および第２の前記液体入口ポートを通って吸い上げられ、第１および第２の 前記霧化部分の第２の前記端部からそれぞれ第１および第２の霧化流で放出され る、液体噴霧装置。 ６．前記少なくとも第１および第２の容器は、複数の可撓性重合体バッグを含 む、請求の範囲第５項に記載の装置。 ７．前記少なくとも第１および第２の容器は、所定圧力を上回る容器内の圧力 を解放するための圧力解放手段を含む、請求の範囲第６項に記載の装置。 ８．前記少なくとも第１および第２の容器は、所定圧力を上回る少なくとも第 １、または第２の容器内の圧力に応じて開くように構成されたリブ／トラフ締め 具を含む、請求の範囲第６項に記載の装置。 ９．前記少なくとも第１および第２の容器は、 外辺部に近接してシール部を有する可撓性重合体材料と、 第１および第２の可撓性チューブを受け入れる閉止可能な取付け部と、 前記可撓性重合体材料の破裂強さ未満の解放圧力を有し、外辺部の一部に近接 した着脱自在な締め具とを含む、請求の範囲第５項に記載の装置。 １０．前記可撓性重合体バッグは、該バッグが直立姿勢の状態のとき自己支持 するように底面部分に近接したガセットを含む、請求の範囲第６項に記載の装置 。 １１．前記第１および第２の可撓性バッグは、運搬用ハンドルを備えた収容器 内に保持される、請求の範囲第６項に記載の装置。 １２．前記第１および第２の可撓性バッグは、一体ハンドルをさらに含む、請 求の範囲第６項に記載の装置。 １３．第１および第２の前記霧化流は、重複して第１および第２の液体を混ぜ 合わす、請求の範囲第５項に記載の装置。 １４．前記第１および第２の霧化部分の各通路は、その軸が約１４〜１９°の 交差角度で交差する、請求の範囲第５項に記載の装置。 １５．前記中間部分と前記第２の端部との間において第１の霧化部分の通路の 一部は、第２の前記端部に近接した底面を有する略切頭円錐形をなしている、請 求の範囲第５項に記載の装置。 １６．前記中間部分と第２の前記端部との間において第２の霧化部分の通路の 一部は、第２の前記端部に近接した底面を有する略切頭円錐形をなしている、請 求の範囲第５項に記載の装置。 １７．前記第１および第２の液体は、２液型水性接着剤を含む、請求の範囲第 ５項に記載の装置。 １８．前記２液型水性接着剤は、接着剤ベースおよび活性剤を含む、請求の範 囲第１７項に記載の装置。 １９．前記第１の霧化部分の前記第１および第２の断面積と、前記第２の霧化 部分の前記第３および第４の断面積とは、第１および第２の霧化流内の前記第１ および第２の液体の比率を決定する、請求の範囲第５項に記載の装置。 ２０．第１および第２の霧化流内の前記第１および第２の液体の比率は、１３ ：１から１７：１までの間である、請求の範囲第５項に記載の装置。 ２１．第１および第２の霧化流内の前記第１および第２の液体の比率は、２０ ：１から３０：１までの間である、請求の範囲第５項に記載の装置。 ２２．第１端部において加圧空気源と流体導通している通路を規定する第１の 霧化部分を備えた、噴霧器用ノズルアッセンブリであって、 前記通路は、前記第１端部に近接した第１の断面積と、中間部分に近接した第 １の断面積未満の第２の断面積と、前記中間部分と第２端部との間に前記液体入 口ポートとを有しており、この結果、加圧気体が前記ノズルアッセンブリに供給 されると、減圧状態が第１の液体入口ポートに近接した前記通路内に生成される ように構成されており、前記中間部分と第２の前記端部との間において第１の霧 化部分の前記通路の一部は、第２の前記端部に近接した底面を有する略切頭円錐 形をなしており、これによって、減圧状態が、第１の前記液体入口ポートを通し て液体を吸い上げ、前記第１の霧化部分の第２端部から霧化流で放出するのに十 分となる、噴霧器用ノズルアッセンブリ。 ２３．第１端部に近接した第３の断面積と、中間部分に近接した第３の断面積 未満の第４の断面積と、前記中間部分と第２端部との間に第２の液体入口ポート とを有する通路を備えた第２の霧化部分をさらに含んでおり、これによって、加 圧気体が前記第２の霧化部分に供給されると、減圧状態が前記第２の液体入口ポ ートに近接した通路内に生成されるように構成された請求の範囲第２２項に記載 の装置であって、 前記中間部分と前記第２の端部との間において前記第２の霧化部分の前記通路 の一部は、第２の前記端部に近接した底面を有する略切頭円錐形をなしており、 前記第２の霧化部分の第１の端部は、角度付きコネクタによって第１の前記霧 化部分の第１の前記端部に近接して流体接続されており、前記角度付きコネクタ は、第２の前記霧化部分の前記通路に対して第１の前記霧化部分の前記通路を固 定した状態で保持する、装置。 ２４．前記第２の霧化部分の前記第２の端部は、前記第１の霧化部分の前記第 ２の端部を越えて延在する、請求の範囲第２３項に記載の装置。 ２５．前記第１の霧化部分は、一体重合体構造を含む、請求の範囲第２３項に 記載の装置。 ２６．噴霧装置で使用する液体を収容する容器であって、 小袋を形成するように構成された可撓性重合体材料と、 前記可撓性重合体材料の外辺部の回りに実質的に延在して前記小袋内に液体を 保持するシール部と、 前記小袋内に前記液体を保持するための閉位置、および前記液体と流体導通す る可撓性チューブを受け入れるための開位置を有しており、前記小袋内へと延在 する閉止可能な取付け部と、 前記可撓性重合体材料の破裂強さ未満の解放圧力を有する、前記外辺部の一部 に近接した脱着自在な締め具と、 を含む容器。 ２７．前記閉止可能な取付け部は、可撓性重合体材料の第１および第２の層間 に保持される、請求の範囲第２６項に記載の容器。 ２８．前記着脱自在の締め具は、所定圧力を上回る容器内の圧力に応じて開く ように構成されたリブ／トラフ締め具を含む、請求の範囲第２６項に記載の容器 。 ２９．前記外辺部に近接したシール部内に一体的に形成されたハンドルをさら に含む、請求の範囲第２６項に記載の容器。 ３０．多成分液体系を塗布する方法であって、 第１の端部で加圧空気と流体導通しており、前記第１端部に近接した第１の断 面積と、中間部分に近接した第１の断面積未満の第２の断面積と、前記中間部分 と第２端部との間に第１の液体入口ポートとを有する通路を規定する第１の霧化 部分を有するノズルアッセンブリに前記加圧気体を提供するステップと、 加圧気体が前記ノズルアッセンブリに供給されたときに、前記第１の液体入口 ポートに近接した前記通路に減圧状態を生成するステップと、 第１の端部で加圧空気と流体導通しており、前記第１端部に近接した第３の断 面積と、中間部分に近接した第３の断面積未満の第４の断面積と、前記中間部分 と第２端部との間に第２の液体入口ポートとを有する通路を規定する第２の隣接 霧化部分に前記加圧気体を提供するステップと、 加圧気体が前記ノズルアッセンブリに供給されたときに、前記第２の液体入口 ポートに近接した前記通路に減圧状態を生成するステップと、 第１および第２の液体を第１および第２の前記液体入口ポートに吸い上げるス テップと、 加圧気体が前記ノズルアッセンブリに供給されたときに、前記第１および第２ の霧化部分の第２の端部からそれぞれ第１および第２の霧化流を放出するステッ プと、 を含む方法。 ３１．第１および第２の液体を前記第１および第２の液体入口ポートに吸い上 げる前記ステップは、 第１および第２の液体を第１および第２の可撓性重合体バッグ内にそれぞれ保 持するステップと、 前記第１および第２の可撓性重合体バッグ上の閉止可能な取付け部を通して第 １および第２の可撓性チューブを延在させて、前記第１および第２の液体入口ポ ートを前記第１および第２の液体に流体接続するステップとをさらに含む、請求 の範囲第３０項に記載の方法。 ３２．前記第１および第２の可撓性重合体バッグの外辺部の一部に近接させて 、前記可撓性重合体バッグの破裂強さ未満の解放圧力有する着脱自在の締め具を 設置するステップをさらに含む、請求の範囲第３０項に記載の方法。 ３３．前記第１および第２の霧化部分は、重複する霧化流を生成するように位 置決めされる、請求の範囲第３０項に記載の方法。 ３４．前記第１および第２の霧化部分の各通路は、その軸が約１４〜１９°の 交差角度で交差する、請求の範囲第３０項に記載の方法。 ３５．前記中間部分と前記第２の端部との間において第１の霧化部分の前記通 路は、第２の前記端部に近接した底面を有する略切頭円錐形をなしている、請求 の範囲第３０項に記載の方法。 ３６．第１および第２の前記液体は、２液型水性接着剤を含む、請求の範囲第 ３０項に記載の方法。