JPH11508971A - 新規ポリエステルトウ - Google Patents

新規ポリエステルトウ

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JPH11508971A
JPH11508971A JP9505199A JP50519997A JPH11508971A JP H11508971 A JPH11508971 A JP H11508971A JP 9505199 A JP9505199 A JP 9505199A JP 50519997 A JP50519997 A JP 50519997A JP H11508971 A JPH11508971 A JP H11508971A
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Abstract

(57)【要約】 トウは、梳毛または紡毛システムでの加工処理に好適で、フィラメントの長さに沿って延びるくびれまたは溝を有し且つ扇状楕円形断面である連続ポリエステルフィラメントから本質的になる。このようなポリエステルトウは、紡糸したポリエステル糸、およびウールとの混合、織物および衣類等の最終品を提供する梳毛システムにおいて、改善された加工処理を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の名称 新規ポリエステルトウ 本発明は、梳毛(ウステッド)または紡毛システムスライバへの二次加工、お よびそのようなシステムの下流処理に好適である新規なポリエステルトウ、並び にそれらに係る製造方法およびそれらからの製品に関する。 ポリエステル繊維は、(1)連続フィラメント、または(2)不連続である繊維の何 れかであり、後者は、しばしば、ステープル繊維またはカット繊維と呼ばれる。 「繊維」および「フィラメント」の両方の用語は、しばしば、ここでは包括的に 用いられる。一方の用語の使用は、「連続フィラメント」、または「ステープル 繊維」、または「カット繊維」等の限定された用語が用いられないかぎり、他方 を除外しない。ポリエステルステープル繊維は、最初に、連続ポリエステルフィ ラメントに押出成形されることによってに製造され、それは、ステープルに二次 加工される前に、連続ポリエステルフィラメントのトウの形態で加工処理される 。 本発明は、梳毛または紡毛システムより下流のよりよい加工ができるとういう 利益を提供する連続ポリエステルフィラメントの新しいトウを提供する。 主として、合成繊維生産者の目的は、天然繊維、最も一般的には、綿およびウ ール繊維の有利な特性を複製することである。 大部分のポリエステルカット繊維は、円形の断面を有し、綿と混合されて用い られている。典型的な紡績織物ヤーン(spun texile yarn)は、綿番手25で、1. 5dpf(デニール・パー・フィラメント)の約140繊維を含む断面で、1.5インチの 長さを有する。dpfおよび長さをそろえるのが習慣である。デニールは、 9000メートルの繊維の重さのグラム数であり、したがって、実質的に繊維の太さ の基準である。デニールという場合、しばしば、公称または平均的なデニールを 意図してる。というのは、必然的に、エンド(フィラメント束)に沿って(along -end)、およびエンド毎に(end-to-end)、すなわち、それぞれ、フィラメントの 長さに沿って、および、異なるフィラメント間で、変化がある。一般的に、エン ドに沿っておよびエンド間の加工処理においてできるだけ高い均一性を達成し、 円形断面の単一デニールで、実際の、1.7dtexでほぼ4cmに相当する、1.5dpfで1 .5インチ長と同程度の均一のポリエステル繊維を製造することが、繊維生産者の 目標である。 ポリエステル/梳毛ヤーンは、ポリエステル/コットンヤーンとは異なり、典 型的に、梳毛番手23で、単一ヤーンについて約60繊維、および二本撚りヤーンで 約42繊維を含んでいる断面で、各繊維は、4dpfで3.5インチの長さ(4.4dtexで ほぼ9cm)を有する。ヤーンの番手は、55梳毛を越えて10梳毛であり、一方、デ ニールおよび長さは、上は約4.5(5dtexで11.5cm)まで、下は約3(3.3dtexで 7.5cm)まで変化する。(ウール等の)対応する天然繊維よりも少ないdpfの合成 繊維を用いる利点が、実際に発見され、および/または認められたのは、比較的 、最近のことである。しかしながら、ウールを梳毛システムに混合するための、 低dpfポリエステル繊維を提供するための最近の試みは、成功せず、必要な改善 がなされなかった。繊維デニールが低減されるにつれて、繊維は、ミルでの加工 (カーディング、ドラフティング、ギリング、等)がより困難になる。事実、あ るデニールより小さいもので、以下の私が試みたポリエステル繊維は、加工する ことが不可能であり、および/または低品質織物しか得られなかった。したがっ て、商業的に認められる加工および実際のウールとの混合のためには、このよう なポリエステル繊維の繊維デニールは最低約3dpf(3.3dtex)でなければならな いことを知見した。3よりも小さい(公称の)dpfのトウは、この時点で商業的 に入手可能と思われない。このことは、商業におけるこれまでの現状である。今 までは、dpfを低減するという要望を巧みに処理するということを試みは、満足 のいくミル加工性(mill processibility)とは矛盾するまたは両立しがたいことであると明らかになって きた。 梳毛システムでの加工は、現在、綿システムで実行されている多くの実践と全 く異なる。綿システムでは、一般的に、梱(こり)で売られる綿繊維を用い、そ れは場合によっては、主としてステープルあるいはカット繊維であるポリエステ ルと混合され、また、ぎっしり詰まった梱で売られる。これらシステムとは異な り、梳毛システムでの加工のためには、梳毛操作者は、粉砕、切断あるいはけん 切(stretch-breaking)によって、トウ(連続的である)を、連続的なスライバ( 非連続繊維の連続的なエンド、以下、単に「カット繊維(cut fiber)」と呼ぶ) に変換することができるので、(カット繊維のぎっしり詰まった梱の代わりに) ポリエステル繊維のトウを買うことを望んでいる。次いで、このスライバは、い くつかの工程、すなわち、ドラフティング(drafting)、染色(dyeing)、バッ クウォシング(back-washing)、ギリング(gilling)、ピン−ドラフティング (pin-drafting)、および一般的には最終的にウールとの混合を通して、(連続 的エンドに)加工される。梳毛システムにおける加工の際、スライバの連続性を 維持することは非常に重要である。また、しかしながら、連続スライバの適度に 満足のいく製造速度を維持しながら、適切にスライバのカット繊維を取り扱うこ とができることが重要である。指摘したように、梳毛加工のためにポリエステル トウのdpfを低減するという最近の試みは、望ましい結果が得られていない。例 えば、満足いかない低機械生産性は、染色工程後に避けがたいものとなっていた ;これは、このようなポリエステル繊維が予め、あまりに密に詰め込まれて梱包 されているからであると考える。 指摘したように、従来、商業的に入手可能なポリエステルステープル繊維は、 一般的に円形断面を有していた。ポリエステル繊維片は、一般的に、考慮すべき ことであり、円形断面は、最も製造が簡単な断面であり、最も経済的である。そ の他の断面は、種々の用途を提案するが、私は、他の断面(円形以外の)が、実 際に、商業的に加工され、ポリエステル/梳毛の衣類に用いられていること、 あるいは、高い値段で売れる特別な応用を除いて、商業的に入手可能であること を知らない。 本発明の第1の態様によれば、梳毛あるいは紡毛システムでの加工に好適で、 本質的に、フィラメント当たり約5dtexまでの、好ましくは、約0.7〜約4.5dpf (0.8〜5dtex)の平均タイタ−(titer)である連続ポリエステルフィラメント からなるトウが提供され、前記フィラメントウは、くびれ(groove)を有する扇 状楕円断面を有し、前記くびれは、フィラメントの長さ方向に沿って延びている 。 フィラメントの断面が、フィラメントの長さ方向に沿って延びるくびれを有す る扇状楕円形状であるポリエステルは、紡毛あるいは梳毛システムの加工のため に、以前は販売されていなかったと思われる。このようなポリエステルトウは、 通常、大きなトウの箱で売られる。主に示される本発明の利益は、下流の製品お よび加工におけるものであり、後述する。このような利益は、低dpf、好ましく は、0.7〜2.5dpf(0.8〜約3dtex)の範囲、特に0.8〜1.5dpf(0.9〜約2dtex) の範囲の製品にとって、特に重要であるが、また、改良は、通常のdpfにとって も役立つ。さらに、本発明は、如何なるポリマタイプあるいは変性に制限されず 、商業的な生産が簡単且つ比較的安価である。 従って、本発明にかかる下流製品、特に、連続梳毛システムポリエステル(カ ット)繊維スライバ、ヤーン、織物(fabric)、並びに、ポリエステル繊維の混 合物、およびウール繊維の混合物、および/または、所望により、他の繊維の混 合物を含むスライバからの衣服、さらにはそれらの製造方法、および/またはそ れらの使用が提供される。 本発明の好ましい態様によれば、ポリエステル梳毛繊維に変換されるための、 延伸(drawn)、捲縮(crimped)ポリエステルフィラメントのトウの製造方法が提供 される。かかる製造方法は、プロファイルド冷却装置からの放射状の直接冷 却空気を用いることによって、細管を通して紡糸することによって、分岐剤(cha in-branching agent)と共に製造されたポリエステルポリマから形成され、フィ ラメントの長さ方向に沿ってくびれ付きの扇状楕円形状のフィラメントを形成す る工程と、このようなフィラメントを束に集め、それらを合わせてトウにする工 程と、そのようなトウの形態において、フィラメントを延伸し、捲縮させる工程 とを具備する。 図1は、下流製品を含む本発明に係るトウにおいて用いることができ、フィラ メントの長さ方向に沿って延びるくびれ付きの扇状楕円フィラメントの断面を示 すために切断されたフィラメントの断面の拡大写真である。 図2は、そのようなポリエステルフィラメントを紡糸するための紡糸口の概略 図である。 図3は、実施例Iで説明したように、扇状楕円断面フィラメント、および円形 断面フィラメントについての、速度に対する繊維対繊維の摩擦係数のグラフであ る。 説明したように、本発明は、梳毛あるいは紡毛システムにおける処理に好適な ポリエステルフィラメントトウに関する。都合上、以下の詳細な説明の多くは、 梳毛システムを適用するが、当業者によって理解されるように、本発明は、紡毛 システムもまた適用することができる。現在、商業的に入手可能なこのようトウ は、円形断面の捲縮、延伸連続フィラメントの束で、一般的に、約900,000デニ ール(1ミリオンdtex)で、各フィラメントが約3デニール(3.3dtex)以上で あると思われている。このような円形断面のフィラメントの使用は、梳毛システ ムにおける加工のためのトウの製造において、従来の一般的で、商業的な実施で あった。 しかしながら、本発明は、説明したように、異なる断面のフィラメントを有 する梳毛システムにおける加工(その技術分野で知られている必要条件)での加 工のためのポリエステルトウを(大きな束の中の倦縮・延伸されたポリエステル 連続フィラメントで、それから得られるカット繊維のスライバを含む)ポリエス テルトウを提供するに係る。 本発明に係るポリエステルフィラメントの断面は、円形であってはならず、フ ィラメントの長さ方向に沿って延びるくびれ付きの扇状楕円形状である。このよ うな典型的な断面は、4つのくびれのある扇状楕円断面であり、一般的に、ゴー ラファ(Gorrafa)の米国特許第3,914,488号等に開示されており、その開示内容 は、ここでの本明細書の開示として特にここに組み込まれ、このようなフィラメ ントの拡大(1500×)写真は、添付図面の図1に示されている。このようなフィ ラメントのトウは、以下の実施例で説明され、図示される。「楕円」という用語 は、ここでは、一般的に、円形でない引き延ばされた形状を含む総称的なもので あり、「アスペクト比(縦横比)」(断面の長さと幅の比)が1よりも大きく、 好ましくは、約1/0.7よりも大きく(ゴーラファ(Gorrafa)に開示された長軸の長 さA:短軸の長さBの1.4に対応する)、好ましくは、1/0.35より小さく(ゴー ラファの選択では2.4までに対応する)、少なくとも、いままで扇状楕円とされ ていたものまでは含む。ここで用いられる、例えば、実施例の表で用いられる「 W/L」の表現は、アスペクト比の逆数であるフィラメントの断面の平均幅/長 さの比を示す。また、くびれ(grooves)(くぼみ(indentations)あるいは溝(c hannals))の付与は重要である。これは、その技術分野、および上で参照した これと共に1995年6月30日に同時に出願した本発明の出願中の特許出願DP-6365 、08/497,499に開示されている。また、その開示内容は、ここでの開示として特 に組み込まれるが、そこでは、いくつかの異なる選択をしている。 捲縮および延伸および他の多くの製品並びに加工条件および特性は、例えば、 参照された技術文献に開示されている。 フィラメントを形成するために用いられるポリエステルポリマは、望ましくは 、本質的に2G-Tホモポリマ(必要であれば、分岐鎖含有物以外)、すなわち、ポ リ(エチレンテレフタレート)であり、好ましくは、低相対粘度のものであり、 LRVが約8〜約12のポリマは、以下の実施例で示すような非常によい結果が得ら れることが知見された。アンダーソンら(Anderson et al)の米国特許第5,219, 582号に開示されるように、プロファイルド冷却装置からの放射状の冷却空気の 使用は好ましく、特に、このような低粘度ポリマを紡糸する場合に好ましい。相 対粘度(LRV)は、ブローダス(Broaddus)の米国特許第4,712,988号に定義され ている。必要であれば、指摘したように、ポリマは、分子鎖、例えば、実施例に 示すようなものでもよい。この技術は、メッド(Mead)およびリース(Reese) の米国特許第3,335,211号、マクレーンら(MacLean et al.)の米国特許第4,092 ,299号,および第4,113,704号、リース(Reese)の米国特許第4,833,032号、EP 第294,9129号を含む種々の技術文献、およびその中に実施例として開示された技 術に、開示されている。分岐鎖の量は、所望の結果によるが、一般的に、0.3〜0 .7モル%のポリマが好適である。テトラエチルシリケート(TES)は、本発明に かかる分岐鎖と同様に好適である。メッド(Mead)およびリース(Leese)にる 開示のように、TESを用いる利点は、後で加水分解して所望の低ピル(毛玉)製 品を提供することである。さらに、例えば、実施例Xに示すように、ポリエステ ルコポリマを用いてもよい。 美感は、服飾および他の織物用途において非常に重要である。梳毛服飾用途は 、例えば、男性用、および女性用の仕立てスーツ、セパレーツ、スラックス、ブ レザー、ミリタリー、および仕事用制服、上着類およびニット等を含む。 以下で示すように、また、前述の技術背景において、本発明のトウ(これらか ら得られるスライバを含む)は、梳毛システムにおける利を有して加工されても よい。典型的な細孔オリフィス形状を図2に示す。また、製造工程を、以下の実 施例に示す。これらは、一般的に、ここで記載したものを除き、通常の 手続が続く。 本発明を、以下の実施例でさらに説明するが、便宜上、それは梳毛システムで の加工であり、これは一般的には、より重要であるが、本発明のトウは、紡毛シ ステムにおいても加工されることができる。大部分の試験手順は、よく知られ、 および/または技術文献で述べられている。疑義を避けるために、用いられ手順 の説明を以下で行う。 測定値は、伝統的な米国織物(textile)単位で行い、これは、メートル単位 のデニールを含む。他の場所で実施される規定を満足するために、DPFおよびCPI 測定値のdtexおよびCPcm当量を、実際の測定値の後の括弧内に示した。しかしな がら、張力の測定値では、gpdにおける実際の測定値を、g/dtexに変換し、これ らの後に示した。 捲縮頻度は、トウの捲縮工程後のインチ当たりの捲縮数(CPI)として測定し た。捲縮は、繊維内の多くの山(peaks)および谷(valleys)によって示される。10 本フィラメントを、任意にトウの束から取り出し、繊維長測定装置のクランプに 弛緩した状態で(一度に一つ)配置する。クランプは、手動で操作され、最初は 、クランプに配置している間に繊維の伸張を避けるに十分なほど近づける。繊維 の一端は、測定装置の左側のクランプに配置され、他端は右側のクランプに配置 される。左側のクランプを繊維の全てのねじりを取り除くために回転する。右側 のクランプの支柱は、全てのたるみを除去するが、捲縮は除去しないように、ゆ っくりと優しく右側に移動する(繊維を延ばす)。ライト付きの拡大鏡を用いて 、繊維の上側および下側の山(ピーク)を数える。次いで、右側のクランプの支 柱を、全ての捲縮が丁度なくなるまで、ゆっくりと優しく移動する。繊維が伸張 されないように気を付ける。この繊維の長さを記録する。各フィラメントの捲縮 頻度は、次のように計算される。 全ての10本の繊維の10個の測定値の平均を、CPI(インチ当たりの捲縮)とし て記録する。 CTU(捲縮除去:crimp take up)は、一本のトウで測定され、アンダーソンら (Anderson et al)の米国特許第5,219582号に記載されたように、捲縮を取り除 くように引き延ばされたトウの長さの測定を、引き延ばされていない(すなわち 、捲縮されている)長さで割り、割合として示される。 図3に示す繊維の摩擦は、以下の手順で得られる。0.75グラムの試験バット(b att)を、繊維を幅1インチ×長さ8インチ (2.5cm×20cm)の粘着テープ上に繊維 を配置することにより形成する。繊維の摩擦測定のため、1.5グラムの繊維を、 マンドレル上の回転チューブ上に配置された直径2インチ(5cm)のチューブに取 り付ける。試験バットの一端を、歪みゲージに取り付け、繊維で覆われたマンド レル上にもたれかける(drape)。30グラムのおもりを反対側の端部に取り付け、 マンドレルの0.0016〜100cm/secの範囲に亘っての種々の速度での回転に対して 、張力を測定した。摩擦係数は、測定された張力から算出する。摩擦効果の他の 比較方法を以下の実施例IIで述べる。 相対粘性は、ブローダスら(Broaddus et al)の米国特許第4,712,988号に開示 されるように測定したが、25℃で、10mlのヘキサフルオロイソプロパノル溶剤の 中の80mgのポリマ溶液を用いた。 実施例I 7.6dpf(8.4dtex)で、扇状楕円形断面(図1)のフィラメントを、0.40重量%の テトラエチルシリケートを含有し(メッドら(Mead)の米国特許第3,335,211号に 開示されるように)、10.1の相対粘度を有するポリ(エチレンテレフタレート) ポリマから、282℃において、溶融紡糸した。ポリマは450の細孔を含む紡糸口金 から、73.8ポンド/時間(33.5Kg/時間)の速度で押し出した。紡糸口金の細孔の オリフィス形は、図2に示すように、オリフィス面積0.2428cm2であった。フィ ラメントを、1600ypm(1460メートル/分)の張力速度で紡糸し、アンダーソンら(A nderson)の米国特許第5,219,582号に開示されるように、プロファイルド急冷装 置からの放射方向の空気を用いて冷却した。その紡糸したフィラメントを束にし て、ボビンに巻き取り、デニール合計が3420(3800dtex)のフィラメントの束を与 えた。 37ボビンの束を混合して、同時延伸のための、デニールが126,540(140,000dte x)のトウを形成した。このトウを95℃のスプレー延伸水において、3.0Xの延伸比 で、延伸した。次いで、トウをスタッファボックス捲縮機に通し、続いて145℃ で弛緩させ、最終的に、約3.0(3.3dtex)の公称(平均)dpfを有する、約50,000デ ニール(55,000dtex)の大きさのトウを得た。このフィラメント特性を表1(SI相 当量を、上述の通り、DPFおよびCPIについて測定した米国単位の後に括弧内に与 えた、一方、gpdにおける張力測定をこれらの実施例の全体に亘ってg/dtexに変 換した)に記載する。 従来の仕上剤を、繊維中の仕上げ剤含有量が0.15重量%になるように添加した 。トウを従来のトウボックスに集めて、ウールと混合して、ヤーンに変換す 連続スライバ、トウの好結果のミル加工(染色、ピンドラフティング(pindraft ing)ギリング(gilling)等を含む)は、商業的生存性のために重要である。不十分 なピンドラフティングは、加工効率損失および/または容認できない製品品質を 招く結果になる。驚くべきことに、この実施例(扇状楕円形断面の繊維)からの トウ、およびその結果得たスライバの加工は、同一のデニールであるが円形の断 面である繊維を含むということ以外、同様であるトウの加工処理より、かなり優 れていた。換言すれば、驚くべきことに、本発明にかかるものである点を除いて あらゆる点で本質的に同一のスライバ(すなわち、繊維がフイラメントの長さに 沿って延びるくびれまたは溝を有する、扇状楕円形ある)は、加工処理特性にお いて、円形の幾何学の繊維の同一のスライバより、かなり優れており、また、前 者は結果的に優れた触感の織物および衣類を供給した。 2種類の繊維摩擦係数を測定し、図3で比較する。円形繊維が、扇状楕円形断 面の繊維より、一般的に摩擦係数がより高いことに注目してほしい。円形繊維は 、ピンドラフティング操作中、これら繊維同士の摩擦が高いレベルのため、加工 するのがより困難であると思われる。 実施例II 表2には、本質的に実施例1に述べたように紡糸した繊維についてのデータを 同様に示した。ここで、細孔でのポリマ押出量(ポンド/時間で計測した押出量 であるが、kg/時間で示す)を変化し、繊維のデニールを変更した。ボビンを結 合して、トウを形成し、次いで2.6Xの延伸比で延伸したが、他の点では、実施例 1の通りである。最終トウの大きさは、約50,000デニールであった。これらのト ウおよびそのスライバは、後加工のよい特性を立証した。 円形との測定値の比較 示す通り、ミルにおいてトウ(およびそれから得られたスライバ)を如何に加 工するかは、商業的生存性のために重要である。ミルにおける製品性能を計測す るため、ステープルパッド摩擦およびスライバ粘性、繊維同士の摩擦測定の両方 を、アイテムDからの延伸繊維で測定し、さらに、その結果を、円形の断面では あるが同一のdpfおよびCPIをそろえた商業的な繊維について同様に実行した測定 値と比較をした。 この実施例に用いた手順を以下の通り、実行する。 ステープルパッド摩擦を、既知のおもりにおいて可動そり(sled)を引っ張るの に必要な力により測定する。この力は、インストロン(Instron)モデル1122を用 いて測定する。既知のおもりは、長さ、2インチ(5cm)、幅が、1.5インチ(4cm )および高さ、1.5インチ(4cm)、重量496±1.0gのものであり、15インチ(38cm) のナイロンコードでインストロンのクランプの上部に接続される。一方、可動そ り、9×6インチ(23×15cm)の金属性のテーブルで、クランプの底部に接続され 、そりは、垂直にのみ、移動することができる。静止の状態 では、ナイロンコードは、張力を受けない。金属性のテーブルを3M-240の粗粒 子、3Mite、RBC、PSA紙で覆われている。おもりは、テーブルに対向する面を、 ベアーマニング(Behr-Manning)金属性布No.220JM529、またはそれに相当するも ので覆われている。繊維パッドサンプル(以下のパラグラフに示すような)を可 動そりおよびおもりの間に配置する。インストロンを駆動すると、ステープルパ ッドとそりまたはおもりとの間に、わずかな相対運動が起きる;本質的に、すべ ての運動が、繊維同士の滑りから生ずる。これは、繊維同士の摩擦特性の測定値 を与える。4つの測定を、2つのスライバパッドサンプルのそれぞれに実施した 。記録した値は、2つのスライバパッドサンプルにおいて記録した8つの測定値 の平均値である。 トウのサンプルを、最初に、サコ-ローウェルロールトップ型カード(Saco-Low ell roller top type card)で、カーディングし、面積が、4インチ×2.5インチ (10cm×6.3cm)で、且つ重量が、1.5±0.15gのパッドを調製した。パッドの厚さ を、適正重量を得るまで、スライバを積層することによって増大してよい。サン プルを、可動そりの前端に配置し、496gmのおもりをサンプルの上部に配置する 。そりおよびクランプの上部の間の距離を、8インチ(20cm)に設定し、総荷重を 0.5Kgの目盛りを定める。クロスヘッド速度を12.5インチ(32cm)/分に設定する。 クロスヘッドが停止する際、クロスヘッドは、試験を停止するまでに、1.5イン チ(4cm)移動する。496gmのおもりをサンプルパッドから取り外し、そのパッド を、同一の面を上方に維持しながら、180°回転させる。その後、おもりをパッ ド上に配置し、試験を繰り返す。クロスヘッドが停止すると、パッドを逆さまに して試験を繰り返す。クロスヘッドが停止すると、パッドを、180°回転させ、 試験を繰り返す。四回目の観察の後、同一の繊維の第二のスライバパッドを試験 する。ステープルパッド摩擦、SPFは以下の通り定義される: SPF(%)=[応力/おもり(496g)]×100 8の読み取りの平均を、ステープルパッド(繊維同士)摩擦の測定値として記 録した。ステープルパッド摩擦試験の結果を、3dpf(3.3dtex)の円形繊維につい て、および実施例IIのアイテムDについて、表Caに示す。同様に、CPI値を示す が、これは一致させてある。 これらのステープルパッド摩擦の比較を、本発明のトウから得た繊維は、極め て低い繊維摩擦を有し、従来の円形繊維(同一の3dpf(3.3dtex)で、CPIを一致さ せた)のそれの約60%にすぎないことを示す。 スライバ粘性試験を染色前および染色後の両方において実行した。スライバ粘 着試験は、12インチ(30cm)の長さのスライバを製造するためのカーディング工程 からなり、スライバを垂直に吊って、耐荷限界に達するまで、底部に加重する( すなわち、スライバ内の繊維が引き剥がれ、おもりが落下する)。染色したアイ テムについては、スライバをナイロンバックへきつく詰め、青G/F染料を分散液 を用いて、華氏250度(121℃)で30分間、加圧染色した。サンプルを強制エアーオ ーブンで華氏270度(132℃)で、30分間、乾燥させ、スライバ粘着を測定した。こ のような試験は、染色前および染色後のアイテム間で変化する摩擦特性の大きさ を反映する。また、比較のため、試験を現在市販されている、同一の3dpf(3.3d tex)の円形繊維(同一ポリマで、およびCPIを一致させたもの)のスライバにつ いて実行した。スライバ粘着試験の結果を表CBに示す。 本発明のスライバ(扇状楕円形断面)は、染色前および染色後の両方において 、従来の円形繊維型スライバ(同一dpfの)より、著しく低いスライバ粘着値を 有した。 実施例III 表3は、本質的に実施例IIDおよび表2に示すとおり、繊維を紡糸しトウへ結 合し延伸した繊維のデータを表すが、細孔の大きさを変更した。また、同様に、 一つの紡糸口金における孔の数(表3の#)を変更したので、ポリマ押し出し速 度にとって最適なdpfを得ることができた。トウおよびそのスライバは下流の加 工のよい特性を立証した。 実施例(IV) 表4は、本質的に実施例3Bに述べるように紡糸した延伸繊維であるが、異な る延伸比で延伸したもののデータを表す。それから得られたトウは、如何なる染 色欠陥を示すことなく、加工された。 実施例V フィラメントのトウを形成し、延伸し、これらのフィラメントを800、1600お よび2000ypm(730、1460および1830メートル/分に一致)の張力速度で紡糸し、 ポリマを、37、54.2および67.8ポンド/時間(17、24.6および30.8Kg/時間に一 致)の速度で押し出したこと以外、実施例Iに述べたものと同様に加工した。 実施例VI A.9.2dpf(10.2dtex)のポリ(エチレンテレフタレート)のフィラメントを、 実施例Iに述べたように溶融紡糸をしたが、ポリマを、44位置の商用機(位置当 たり、450フィラメント)において、位置当たり90ポンド/時間(41Kg/時間)の 速度で押し出し、トウを形成するために、全てのフィラメントを缶に集めたこと は異なる。このトウの総デニールは、約182,160(202,400dtex)になり、フィラメ ントの総数は、19,800になった。紡糸フィラメント特性を表6、アイテムAに示 す。 12缶の紡糸供給物を互いに混合して、フィラメントの総計が237,600で、且つ デニールの合計が約220万のトウとした。このトウを95℃のスプレー延伸水にお いて、3.0Xの延伸比で延伸した。次いで、そのトウをスタッファボックス捲縮機 に通し、続いて130℃において弛緩し、3.2dpf(3.6dtex)繊維の、デニールが約78 0,000の最終トウを得た。さらに、従来の仕上剤を、繊維中の仕上げ剤含有量を0 .15重量%になるように添加した。そのトウを従来のトウボックスに集め、下流 の加工処理、すなわち、ウールとの混合、およびヤーン変換のために、ミルへ送 った。また、延伸した繊維特性を、表6、アイテムAに示す。 B.アイテムBのフィラメントを製造し、同様に加工処理をしたが、ポリマを 位置当たり711の細孔、すなわち、位置当たり711のフィラメントを通して押し出 した(同一の押出量/位置で)ことは異なる。表6の「#」は、位置当たり細孔 (フィラメント)の数を示す。 驚くべきことに、このようなトウおよびそれから得たスライバ(扇状楕円形断 面の繊維を用いた)の加工は、円形断面であること以外は同様なトウの加工より 、かなり優れている;後者は、種々のピン・ドラフティング処理中に、摩擦が容 認できないほど高いレベルであるという影響のため、加工が困難であるというこ とが認められた。 実施例VII 同様な扇状楕円形断面のフィラメントを、7.5および3.1dpf(8.3および3.4dtex )のもので紡糸したが、他の点は実施例VIに示した手順と実質的に同様で、それ ぞれ、位置当たり、48位置紡糸機から、450および1054の細孔を通して、位置当 たり73.8および70ポンド/時間(33.5および32Kg./時間)の速度で、紡糸した。缶 に収集して紡糸したトウの総デニールは、それぞれ、約162,000および379,440に なった。紡糸特性を、それぞれ、表7、アイテムAおよびBに示す。 アイテムAについて、14缶の紡糸供給物を互いに結合し、実質的に実施例VIに 示したように(延伸、捲縮、および弛緩させて)加工した、約230万(260万dtex) の総デニールを有するトウを得、最終的に、大きさが約863,000デニール(959,00 0dtex)のトウを得た。また、延伸特性を、表7のアイテムAおよびアイテムBに 示す。これらは同様に加工したものである。 各トウを従来のトウボックスに集めて、後の加工処理、ウールとの混合、およ びヤーンへの変換のために、ミルへ送った。それらは、満足のいくように実行さ れた。 アイテムBでは、トウは、非常に低いdpfフィラメントのものであるが、ミル で好結果に加工され、これは、非常に驚くべきことであった。というのは、2dpf (2.2dtex)の円形繊維の幾何学からなるトウは、容認できるように加工できない し、高デニールにもかかわらず、生産性、効率、および品質の問題を引き起こす からである。 本質的に本実施例VIIのアイテムAに示したように製造したトウを、ウールと 混合する前に、耐久性のあるシリコーンエラストマー仕上剤で処理した。0.25% の濃度のアミノメチルポリシロキサンコポリマの水性エマルジョンを用いて、室 温で、8ポンド/時間(3.6Kg/時間)の速度で、水浴中に製造し、さらに華氏300度 (149℃)で5分間、オーブンで乾燥させ、シリコーンを硬化させた。結果として 得られた繊維中のシリコーン量は、0.3重量%になった。このシリコーンの塗布 は、得られた織物の柔軟さおよび弾力性を改善した。というのは、これは、繊維 同士および糸同士の摩擦を低減し、充填剤として使用するファイバフィルにシリ コーンスリッケナー(なめらか剤:slickener)を添加した従来の経験と幾分か 似た、よりよい美感を与えた。これに関係して、同時に出願したNO.08/----(D P-6460)が参照される。 実施例VIII 3.3dpf(3.7dtex)のポリ(エチレンテレフタレート)のフィラメントのトウを 本質的に実施例VIIのアイテムBに示したように(0.58重量%のテトラエチルシ リケートを含有し、および8.9の相対粘度を有するポリマを用いて)溶融紡糸に よって製造した。缶に集めた紡糸したトウは、約166,953(185,500)の総デニール を有した。15缶の紡糸供給物を互いに結合して、実質的に実施例VI に示すように(延伸、捲縮、および弛緩させ)加工した、約250万デニール(280 万dtex)の合計のトウにし、最終的に大きさが約900,000デニール(100万dtex)の トウを得た。紡糸フィラメントおよび延伸したフィラメントの特性を表8に示す 。 トウを従来のトウボックスに集め、下流加工のためにミルへ送った。この加工 は、けん切(stretch-breaking)を含み、その後にウールとの混合、ヤーン変換、 織物製造が続く。この加工は、非常に低いdpfにもかかわらず、満足のいくよう に実行された。 実施例IX 表9に、実施例VIIIに示したようなポリマを用いたこと以外、本質的に実施例 Iに示すように紡糸した繊維のデータを示した。 実施例X A.3.6dpf(3.3dtex)のポリ(エチレンテレフタレート)のフィラメントを、2 93℃において、2.1重量%の炭素黒色火薬を含有し、且つ19.3の相対粘度を有す るポリマから溶融紡糸した。そのポリマを、位置当たり69.5ポンド/時間(31.5Kg /時間)の速度で、45位置商用機械から、900の細孔を含む紡糸口金を通して押し 出した。これら全てのフィラメントを、本質的に実施例Iに示したように、1600y pm(1460メートル/分)の張力速度で紡糸したが、紡糸したトウを缶に集めたこと は、異なる。トウの総デニールは、約145,624(161,840dtex)になり、およびフィ ラメントの総数は、40,500になった。 15缶の紡糸供給物を互いに結合し、総計607,500フィラメントで、および総デ ニールが、約220万(240万dtex)のトウを得た。このトウを89℃のスプレー延伸水 において、2.98Xの延伸比で延伸した。その後、トウをスタッファボックス捲縮 機に通して加工し、続いて130℃において弛緩させ、最終的に、1.5dpf(1.7dtex) の繊維の、約910,000デニール(1,011,000dtex)のトウを得た。従来の仕上剤を、 繊維中の仕上げ剤含有量が0.10重量%になるよう、添加した。このトウを従来の トウボックスに集めて、下流の加工、すなわち、ウー ルとの混合、およびヤーン変換のために、ミルへ送った。延伸したヤーン特性を 、表10のアイテムAに示す。 B.5.7dpfのポリ(エチレンテレフタレート)のフィラメントを、283℃にお いて、1.98モル%のナトリウムジメチルスルホイソフタレートを含み、且つ12.7 の相対粘度を有するポリマを用いて、溶融紡糸した。そのポリマを、本質的に実 施例Iに示したように、1414ypmの張力速度で、741の細孔を含む紡糸口金を通し て、45位置(45-position)商用機から、位置当たり80ポンド/時間(36Kg/時間 )の速度で、押し出したが、述べたような、紡糸したトウを缶に集めたことは異 なる。トウの総デニールは、約189,674(210,750dtex)になり、フィラメントの総 数は、33,345になった。 12缶の紡糸供給物を互いに混合して、総計が400,140フィラメントで、且つ総 デニールが、約230万(260万dtex)のトウを得た。このトウを、86℃のスプレー延 伸水において、3.17Xの延伸比で延伸した。次いで、そのトウをスタッファボッ クス捲縮機に通して加工し、続いて135℃において、弛緩させて、最終的に、2.2 5dpf(2.5dtex)の繊維の、約900,000デニール(100万dtex)のトウにした。従来の 仕上剤を、繊維中の仕上げ剤含有量が0.11重量%になるように添加した。このト ウを従来のトウボックスに集め、下流の加工、すなわち、ウールとの混合および ヤーン変換のために、ミルへ送った。延伸したヤーン特性を表10のアイテムBに 示す。 実施例(および認識および確信を最良にするために、商業的に、以前に、梳毛 加工を用いたポリエステル繊維のみである、従来の円形断面のポリエステル繊維 に対する比較)から明かであるように、扇状楕円形断面は、円形断面より優れた 利点を有する。このことに、大きな驚きを知見した。上述の通り、低dpfの繊維 の使用および加工は、特に有利な能力を有する。上で参照した、1995年、6月30 日に登録された元の出願DP-6255、No.08/497,495に開示されるように、dpfを混 合した繊維のトウとの比較において、本出願のトウは、製造がより容易であり、 および製造費用がより安価である。変形例を用いる可能性(実施例Xを参照)も 、また有益である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 08/642,650 (32)優先日 1996年5月3日 (33)優先権主張国 米国(US) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),JP,MX

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.梳毛または紡毛システムでの加工処理に好適なトウであって、フィラメン ト当たりの平均タイタ−が5dtexまでの連続ポリエステルフィラメントから本質 的になり、前記フィラメントはくびれを有する扇状楕円形の断面を有し且つ前記 くびれは、フィラメントの長さに沿って延び、前記ポリエステルポリマは、相対 粘度(LRV)が8〜12まで、且つ分岐鎖剤含有量が0.3〜0.7モル%であることを特 徴とするトウ。 2.梳毛または紡毛システムでの加工処理に好適なスライバであって、不連続 のポリエステル繊維、またはウール繊維および不連続のポリエステル繊維の連続 スライバであり、前記ポリエステル繊維は、平均タイタ−が5dtexまでであり、 くびれを有する扇状楕円形の断面を有し且つ前記くびれは繊維の長さに沿って延 び、前記ポリエステルポリマは相対粘度(LRV)が8〜12までで、且つ0.3〜0.7モ ル%の分岐鎖含有量を有することを特徴とするスライバ。
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