JPH11508083A - 電気及び／又は電子装置用の蓄電池装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 この装置は、フレーム（１０）と、能動電気エネルギー蓄電池素子（１）を挿入するためのキャップ（１２及び１３）とからなるケーシング（９）によって形成される。特に充電周期によって引き起こされる増加する圧力に耐えうる薄い構造を得るため、ケーシングは湾曲される。本発明は携帯電話機に適用される。

Description

【発明の詳細な説明】 電気及び／又は電子装置用の蓄電池装置発明の分野 本発明は、充電し、電力を発生するための能動素子と、 該能動素子を収容するためのケーシングとからなる、電気及び／又は電子装置 用の蓄電池装置に関する。 本発明は同様に、特にそのような装置からなる携帯無線電話機の１つの種類に 関する。発明の背景 蓄電池がしばしば直面する問題は、充電動作の間の圧力の増加によって引き起 こされる。この圧力の増加は特にリチウムイオン型の能動素子を使用する蓄電池 では膨大になる。この圧力の望ましくない影響を避けるため、この能動素子をパ ックするために頑丈なケーシングを提供することが知られている。この場合、重 すぎ、費用が高すぎると考えられる金属のケーシングが使用されうる。これは不 利であると考えられる。 幾つかの蓄電池は正しく作動するために幾らかの圧力を必要とすることに注意 すべきである。 本発明は、あまり費用をかけずに上昇する圧力の問題が満足に解決され、従っ て上述の欠点を有さない、冒頭の段落において定義される種類の装置を提供する ことを目的とする。発明の要約 従って、そのような装置は、上記ケーシングが湾曲されており、それにより能 動素子の充電作動の間に生ずる圧力の増加が均衡されることを特徴とする。 本発明は、頑丈な構造であり、従って増加する圧力に容易に耐えうる湾曲され た構造が使用されるという認識に基づく。 従って、蓄電池装置はキャッシュカードのような充分に薄い構造を有しうると いう利点が得られる。 本発明の上述及び他の面は、以下説明される実施例を参照して明らかとなろう 。図面の簡単な説明 図中、 図１は本発明による装置を形成する様々な構成部品を示す図であり、 図２は図１の構成部品の配置の立面図を示す図であり、 図３は本発明によるこれらの構成部品の湾曲を示す図であり、 図４は本発明の第１の実施例を示す図であり、 図５は本発明の第２の実施例を示す図であり、 図６は本発明の第３の実施例を示す図であり、 図７は蓄電池装置が取り付けられたばかりの、本発明による装置を示す図であ り、 図８は本発明の第４の実施例を示す図であり、 図９は本発明の第５の実施例を示す図であり、 図１０はケーシングの湾曲を容易にする方法を示す図であり、 図１１は本発明の第６の実施例を示す図であり、 図１２は、図１１に示される実施例の変形を示す図である。望ましい実施例の説明 図１では、能動素子１は、それ自体が板の形状である素子である。この種類の 素子は、米国特許第５，０４７，３００号及び第５，１９８，３１３号の中に説 明されている。２つの電極５及び６は充電と、エネルギーの供給とを可能にする 。これらの電極はユーザの希 望に応じて曲げられうる。この能動素子１を環境から保護するために、ケーシン グ９が必要である。これは枠体１０及び２つのキャップ１２及び１３によって形 成される。能動素子１は枠体１０の内側に配置される。２つのキャップ１２及び １３は枠体１０の壁に埋込取付けされ、それにより能動素子１はこのように形成 されるケーシングの中に挿入される。ケーシングはプリズムの形状を有する。図 ２は、その中に能動素子を有するケーシングの立面図を示す図である。ケーシン グは、周知のキャッシュカードが形成される材料と同じであるプラスチック材に よって形成されうる。このようにして、キャッシュカード又は他のこの種類のカ ード（テレホンカード等）と同様の本発明による装置の非常に平坦な形状を獲得 しうる。 本発明によれば、上記のケーシングは図３に示されるように湾曲される。この 湾曲は現在のメモリの中に記述され、ケーシングの弾力を制御する湾曲させる手 段によって獲得されるか、又はこの湾曲はケーシングの最初の概念の結果として 最終的な形状である。 この湾曲を獲得するため、本発明は実施例の複数の変形を提案する。 第１の実施例は図４に示されている。２つのピン、又は突起２０及び２１は、 湾曲されるべきケーシングの側壁の上に設けられている。ケーシングの湾曲に従 って２つのピンを受容する２つの開口２７及び２８を有するブロック部２５は、 湾曲を所望の値に維持する。本発明は、開口がケーシングの壁の中に形成され、 一方ピンが上記ブロック部の中に設けられうることを含むことが明らかとなろう 。部分２５の代わりに、提供する湾曲に整列するような形状を有する部分２５’ が使用されうる。 第２の変形は図５に示されている。溝３０は湾曲されるべきケーシングの壁の 中に形成される。この溝は、キャップ１２及び１３を図５に破線で示される枠体 １０から突出するようにすることによって獲得されうる。この溝と協働する他の ブロック部３５は、上記溝 ３０にはめ込まれ、従って所望の湾曲を課すリム３７を有する。そこでもまた、 本発明の範囲を逸脱することなく、溝及びリムの役割は交換されうる。 第３の変形は図６に示されている。この変形では、開口を有する少なくとも１ つのリング４０が使用され、それによりケーシングがリングの中に滑り入れられ たとき、リングは所望の湾曲を課す。次に２つのリングをケーシングの夫々の端 の上に滑らせて嵌めることが可能である。 図７は装置４８を示す。この装置は湾曲された面４９を有する。従って、本発 明による蓄電池装置はその形状をこの湾曲に一致させることによってこの湾曲に よる利益を得る。この場合、様々な取り付け手段が設けられうる。 図８はこれらの取り付け手段のうちの第１の手段を示す。板５２は蓄電池装置 を面４９の内側に維持する。この板５２は２つの取り付け点５４及び５５におい てこの面４９に取り付けられる。 図９はこれらの取り付け手段のうちの第２の手段を示す。例えば２つの取り付 け部６０及び６１は本発明による装置を丸め、蓄電池装置を面４９の外側に取り 付ける。蓄電池装置を面４９の外側に取り付ける場合、磁気吸引系を使用するこ とも可能である。 図１０はケーシングを曲げることを容易にする手段を示す。従ってキャップ１ ２及び１３のうち少なくとも１つは、材料を除去することによって獲得される溝 ７０，７１，７２等を有し、それにより小さなリブが生ずる。従って、剛性／弾 力性比率は１つの方向に変化される。 図１１に示されるように、キャップ１２及び１３の上にその湾曲を妨げること なくケーシングを堅くする隆起された縁８０及び８１が設けられれば、上記の比 率はまた変化される。これらの隆起された縁は、図１２に示されるようにキャッ プ上に貼着されるか、又は半田付けされる部分８０’及び８１’を分離しうる。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １． 充電し、電力を発生するための能動素子と、 該能動素子を収容するためのケーシングとからなる、電気及び／又は電子装置 用の蓄電池装置であって、 該ケーシングは湾曲されており、それにより能動素子の充電作動の間に生ずる 圧力の増加は均衡されることを特徴とする蓄電池装置。 ２． ケーシングは湾曲されうる円筒状の形状を有することを特徴とする請求項 １記載の蓄電池装置。 ３． ケーシングは湾曲された円筒状の形状を有することを特徴とする請求項１ 記載の蓄電池装置。 ４． 該電気及び／又は電子装置が湾曲した面を有する場合、ケーシングは該湾 曲した面の周りに湾曲されることを特徴とする請求項１記載の蓄電池装置。 ５． 湾曲させる手段を有することを特徴とする請求項１乃至３のうちいずれか １項記載の蓄電池装置。 ６． 該湾曲させる手段はピン及び開口のシステムによって形成されることを特 徴とする請求項５記載の蓄電池装置。 ７． 該湾曲させる手段は溝及びリムのシステムによって形成されることを特徴 とする請求項５記載の蓄電池装置。 ８． 該湾曲させる手段はその中に蓄電池装置が滑り入れられる少なくとも１ つのリングによって形成されることを特徴とする請求 項５記載の蓄電池装置。 ９． 該湾曲させる手段は蓄電池装置を該湾曲された面の外側に取り付ける取り 付け手段によって形成されることを特徴とする請求項４記載の蓄電池装置。 １０． 該湾曲させる手段は装置を該湾曲された面の内側に取り付ける取り付け 手段によって形成されることを特徴とする請求項４記載の蓄電池装置。 １１． ケーシングは湾曲を容易にするよう少なくとも１つの面の上の溝からな ることを特徴とする請求項１乃至１０のうちいずれか１項記載の蓄電池装置。 １２． ケーシングは、ケーシングを湾曲の方向以外の方向に剛性を与えるよう 少なくとも１つの面の上の隆起された縁を有することを特徴とする請求項１乃至 １１のうちいずれか１項記載の蓄電池装置。 １３． 請求項１乃至１２のうちいずれか１項記載の蓄電池装置からなる電話機 。