JPH11507852A - 整形外科的傾斜器具および方法 - Google Patents

整形外科的傾斜器具および方法

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JPH11507852A
JPH11507852A JP9503232A JP50323297A JPH11507852A JP H11507852 A JPH11507852 A JP H11507852A JP 9503232 A JP9503232 A JP 9503232A JP 50323297 A JP50323297 A JP 50323297A JP H11507852 A JPH11507852 A JP H11507852A
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クシック、レオン
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クシック オルソペディック システムズ リミテッド ライアビリティ カンパニー
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、典型的にはワイヤまたはバンドの限定使用をもはや必要としない、多くの型の不正咬合を矯正するための組立式器具を提供する。本器具は、必要な場合に上顎前方歯または後方歯に安定的に且つしっかりと装着されるよう設計される。本器具は、上顎前方歯を係合させるのにはめ込まれる歯係合ボックス;歯係合ボックスに取り付けられて、患者の口の中で本器具が安定且つ快適に装着されるように形成される安定化セグメントと、並びに傾斜改造セグメントが選択された下顎前方歯の舌接触面に接触し、下のあごを所望の角度で前方および下方に向けさせるよう設計される歯係合ボックスの前方から所定の角度で下方および後方に延びる一定間隔の一対の傾斜改造セグメントとを有する。

Description

【発明の詳細な説明】 整形外科的傾斜器具および方法 本発明は、不正咬合、すなわちあごまたは歯列の異常を矯正するための組立式 器具に関する。 本出願人は、米国特許第4,773,853号において不正咬合(すなわち、あごまた は歯の不規則性)を矯正するための器具を過去に記載している。本出願人は、こ の器具が不正咬合の矯正に有効であることを見出した。しかしながら、米国特許 第4,773,853号の器具は、安定化が難しく、十分な経験を積まずに患者の口の中 に器具の傾斜改造セグメントを正確に配置するのは難しい。さらに、いくつかの 場合には、予備成形器具と、患者の上顎前方歯に適切な締まり装着を達成するた めに付加されるポリマーとの間の強力な結合を得るのが難しかった。さらに、器 具は中央に置いて、ある種の状態に心合せさせるのが難しく、装置の矯正作用を 媒介する傾斜改造セグメントの角度の調整が困難になり得る。したがって、米国 特許第4,773,853号の基本装置に特徴が付加されて、装着手順中の器具の外側ま たは水平傾斜を伴わずに、患者の口の中により容易に、さらに安定して、且つし っかり装着され、予備成形器具と付加ポリマーとの間の強力な結合を促し、適正 な心合せを促進した。改良型装置を用いて達成されたより良好な装着は装置の望 ましくない動きを制限し、それにより、使用中に装置が移動して、その結果軟組 織と接触した場合に生じる軟組織への刺激を限定する。改良されたデザインは機 械的により強力である。米国特許第4,773,853号('853特許)の開示はすべて、 本明細書に参照として含まれている。 '853特許の器具は、重合性物質と協働して、患者の上顎前方歯に器具をしっか りと装着させるための歯係合ボックス、後方に延びる一対の翼付きセグメント、 および下外側切端を接触させて患者の下顎を上顎に対して前方およびまたは上方 に位置させるよう取り付けられる一対の傾斜改造セグメントを有する。下顎の位 置の再決定はあごの筋肉付着時に緊張を発現する。理論に制限されたくはないが 、このような緊張はあごの再配置を開始し、本器具は適切な筋肉付着刺激を指図 することにより臨床的に機能してあごの骨成長メカニズムを開始させると考えら れる。 発明の概要 一実施形態において、本発明は口蓋との両側性安定化接触を有する不正咬合を 矯正するための器具に関する。この接触は装着プロセスを簡単にし、傾斜改造傾 斜セグメントの傾斜を固定し、経験の浅い整形外科医、歯科医または技師が適正 に且つ迅速にあらゆる患者に器具を装着できるようにする。本器具は、a)上顎 前方歯に係合させるための歯係合ボックスと、前記歯係合ボックスは係合した歯 をはめ込ませる窩を有することと;b)歯係合ボックスが上顎前方歯と係合され た場合に、歯係合ボックスに取り付けられて、両側で口蓋と接触するよう形成さ れる口蓋安定化セグメント;c)歯係合ボックスの前方から所定の角度で下方お よび後方に延び、前方に配置された一定間隔の一対の傾斜改造セグメントで構成 される。 好ましくは、口蓋安定化セグメントは、各々その後方端に口蓋接触パッドを有 する一対の口蓋延長部分を包含するが、この場合、2つの口蓋接触パッドと歯係 合ボックスとの組合せが本器具のルーチンの安定した位置決めを可能にし、口蓋 延長部分は口蓋の表面と平行に延びる。 本実施形態は患者の口に本器具を安定に配置させ得るが、本器具は口蓋と前方 歯の上部切端を同時に接触させることにより装着されている。前方歯の形状に器 具を成形する重合性物質の適用前の初期装着中の位置決定の安定性は、(a)適 切な角度の傾斜改造セグメントを有する装置の選択を、あるいは(b)例えば適 切な傾斜付加セグメントを削減するかまたは選択および接合することにより、角 度の調整を可能にする。傾斜改造セグメントは物質を除去することにより、典型 的には、例えば重合性な物質を用いて物質を研削するかまたは付加することによ り、削減することができる。傾斜改造セグメントの角度は、好ましくは各々が下 顎外側切歯の切端と円滑に接触するように調整すべきである。もちろん、特定の 処置においては、患者の歯列はこのアプローチで調整する必要がある。本器具が 患者の上顎前方歯に装着された後、口蓋に接触し、口蓋のところで静止するよう 形成される器具の部分は、好ましくは、器具をより快適に装着させ、口蓋軟組織 を刺激しないようにするために、本器具の正規の臨床使用の前に削減を施される 。 本発明はさらに、本発明の器具および患者の口に本器具を装着させるのに十分 な量の重合性物質からなる第1の歯科用キットを提供する。好ましくは、重合性 物質は光硬化により重合可能であり、第1のキットはさらに重合性物質を光から 保護するための手段または包装を包含する。 本発明はさらに、本発明の器具を患者に装着させるための方法であって、1) 重合性物質を歯係合ボックスの窩にはめ込む工程;2)眼によって器具の中心を 患者の歯または口の中心線に心合せさせて、安定化セグメントを口蓋と接触させ ることにより患者の口の中で器具の据えつけを安定化しながら、重合性物質を患 者の上顎前方歯の形状に成形する工程;3)成形した歯から本器具を取り外す工 程;4)重合性物質を十分硬化させてその強度を増強する工程からなる方法を提 供する。本方法はさらに、成形工程後および除去工程の前に、最初に且つ部分的 に重合性物質を硬化させる工程を包含し得る。成形工程は、歯の切端が歯係合ボ ックス窩の底に接触するまで上顎前方歯を重合性物質中に印象することを包含す る。成形は、好ましくはそれが係合された歯の歯冠を包み込むように重合性物質 を成形すべきである。器具が面取りされた窩のような窩を有する場合、成形工程 はさらに、重合性物質が窩の両側に成形されるように、重合性物質を成形するこ とを包含する。さらに本方法は、硬化後に、本器具を患者の口の中に据えつけた 場合に口蓋のところに静止しないように、口蓋安定化セグメントの口蓋接触部分 を除去する工程を包含し得る。装着中の口蓋安定化セグメントの使用は、装着さ れた器具の傾斜改造セグメントが適正な角度の傾斜を有することを確証するのに 役立ち、器具を口の中心に心合せさせるのに役立つ。 本発明はさらに、d)上顎前方歯に係合させるための歯係合ボックスと、前記 歯係合ボックスは係合した歯をはめ込ませる窩を有することと;歯係合ボックス に取り付けられる口蓋安定化セグメント;および歯係合ボックスの前方から所定 の角度で下方および後方に延びる前方に配置された一定間隔の一対の傾斜改造セ グメントで構成される整形外科的器具;e)傾斜改造セグメントと協働して、角 度を変えた新規の傾斜改造セグメントを形成するか、または歯係合ボックスに対 してさらに前方に傾斜改造セグメントを移動して、1つの傾斜改造セグメントに 接合されるよう形成される少なくとも1つの付加的セグメントと;およびf)付 加セグメントを傾斜改造セグメントに接合するのに十分な重合性物質からなる第 2の歯科用キットを提供する。好ましくは、付加セグメントは、改造面に対する 患者の歯の位置を確定するための停止装置であって、停止装置の位置が付加セグ メントが傾斜改造セグメントに接合される位置を調整することにより調整される 停止装置を包含する。 本発明はさらに、g)上顎前方歯に係合させるための歯係合ボックスと、前記 歯係合ボックスは係合した歯をはめ込ませる窩を有しており、前記歯係合ボック スが(1)接合される前方成形用隆起部、(2)接合される接合具、(3)後方 成形用隆起部からなる前方歯を係合させるための溝を包含し、前方成形用隆起部 および後方成形用隆起部および歯係合ボックスの接合具が歯係合ボックス中に1 つまたはそれ以上の窩を形成する歯係合ボックス;h)歯係合ボックスに取り付 けられる口蓋延長セグメント;およびi)歯係合ボックスの前方から所定の角度 で下方および後方に延びる一定間隔の一対の傾斜改造セグメントを包含する不正 咬合の矯正のための器具を提供する。 本発明はさらに、j)上顎前方歯に係合させるための歯係合ボックスと、前記 歯係合ボックスは係合した歯をはめ込ませる窩を有することと;k)歯係合ボッ クスに取り付けられる口蓋延長セグメント;l)歯係合ボックスの前方から所定 の角度で下向きおよび後方に延びる一定間隔の一対の傾斜改造セグメント;およ びm)器具の中心を視覚的に心合せさせるための手段を包含する不正咬合の矯正 のための器具を提供する。好ましくは、器具の中心を心合せさせるための手段は 、 歯係合ボックスの前方成形用隆起部の上に置かれる。好ましくは、歯係合ボック スは(1)接合される前方成形用隆起部、(2)接合される接合具、(3)後方 成形用隆起部からなる前方歯を係合させるための溝を包含し、この場合、前方成 形用隆起部および後方成形用隆起部および歯係合ボックスの接合具が前方歯の先 端に位置する歯係合ボックス中に1つそれ以上の窩を形成する。 本発明はさらに、n)上顎前方歯に係合させるための歯係合ボックスと、前記 歯係合ボックスは係合した歯をはめ込ませる窩を有することと;o)延長部分が 口蓋の表面と平行に延びるよう形成される一対の口蓋延長部分;p)2つの口蓋 延長部分を接合する口蓋ブリッジ(この場合、口蓋ブリッジは口蓋の表面と平行 に形成される);およびq)歯係合ボックスの前方から、所定の角度で下向きお よび後方に延び、前方に位置する一定間隔の一対の傾斜改造セグメントからなる 不正咬合の矯正のための器具を提供する。 本発明はさらに、r)上顎前方歯に係合させるための歯係合ボックスと、前記 歯係合ボックスは係合した歯をはめ込ませる窩を有することと;s)各側で、上 顎後方歯の少なくとも1つの下ではめ込まれるよう形成される一対の咬合溝;お よびt)口蓋セグメントの前面に取り付けられて、下方および後方に所定の角度 で延びる、前方に位置する一定間隔の一対の傾斜改造セグメントを包含する不正 咬合を矯正するための器具を提供する。この実施形態では、傾斜改造セグメント は、上記の実施形態と同様の方法で患者の口の中に位置する。本器具は、前方歯 に加えて両側の後方歯を用いて患者に装着される。しかし、好ましくは、本実施 形態では、前方歯は歯係合セグメントにより係合される。重合性物質は、(1) 咬合溝の上面に適用され、(2)咬合溝の下に位置する後方歯の形状に合致する よう成形され、そして(3)硬化されてその強度を増大する。好ましい実施形態 では、各咬合溝に取り付けられるのは、咬合溝がはめ込む少なくとも約2個の歯 の下で前面または背後で患者の口に装着するよう形成される1つまたはそれ以上 の側面外部成形壁または隆起部である。別の好ましい実施形態では、咬合溝は、 装置と重合性物質との間の結合を容易にするために重合性物質を係合するのに適 した各々少なくとも1個の窩を有する。 本器具の全実施形態において、好ましくは、本器具の口蓋安定化セグメントは 口蓋ブリッジに接続される2つの口蓋延長部分を包含する。好ましくは、歯係合 ボックスは(1)接合される前および後面を有する前方成形用隆起部、(2)接 合される接合具、(3)前および後面を有する後方成形用隆起部からなる上顎前 方歯に係合するための溝を包含するが、この場合、i)前方成形用隆起部の後面 は、本器具が患者に装着される場合に少なくとも1つの前方歯の前に据えつける よう形成され;そしてii)後方成形用隆起部の前面は、本器具が患者に装着さ れる場合に少なくとも1つの前方歯の後で装着されるよう形成される。好ましく は、前および後方成形用隆起部および歯係合ボックスの接合具は前方歯の前面に 置かれる歯係合ボックス中に1つ以上の窩を形成する。好ましくは、歯係合ボッ クスまたは咬合溝のいずれかの中の、1つまたはそれ以上の窩は、本器具と重合 性物質との間の結合を容易にするために重合性物質を係合するのに適し、面取り された縁部を有する。好ましくは、窩は、窩の両側に窩より大きい直径を有する 重合性物質の部分が成形されるように角度をつけられるか、または面取りされる 。これらのより大きな直径部分は、予備成形装置から重合性物質が分離するのを 安定化させるプラグまたはアンダーカットとして作用する。好ましくは、本器具 はさらに歯係合ボックスの前方成形用隆起部上に、または2つの傾斜改造セグメ ントを接続する接合具片上に位置し得る器具の中心を視覚的に心合せさせるため の手段を包含する。 不正咬合を矯正するための器具の特定の実施形態に関して具体的に説明される 多数の好ましい実施形態は、他の実施形態にも同等に適用可能であると認識され るであろう。 本発明はさらに、u)患者の口の両側の上顎後方歯に据えつけるのに適した寸 法の水平プラットホーム;v)垂直深度測定ロッド;およびw)垂直に、可動的 にロッドをプラットホームに係合させるための手段であって、患者の口の中心線 とロッドとが一列になるように形成される手段からなる口蓋深度測定装置を提供 する。 成人では、青年において不正咬合を矯正するのに用い得る骨成長メカニズムは しばしばもはや機能せず、成人では本器具は整形外科的使用に限界がある。しか しながら、本器具は、鼻咽頭腔を開存させ、それによって非閉塞空気流の増大に より使用者のいびきまたはいびきの騒音レベルを低減するのに役立つよう、下顎 を快適に前方に持ってくるために成人が夜間に装着し得る。したがって、本発明 はさらに、1)上顎前方歯に係合させるための歯係合ボックスと、前記歯係合ボ ックスは係合した歯をはめ込ませる窩を有することと;および2)好ましくは下 顎外側切歯の後面の角度に合致した所定の角度で歯係合ボックスから下方および 後方に延び、前方に置かれる一定間隔の一対の傾斜改造セグメントを包含する本 器具を睡眠中に装着することによりいびきを軽減する方法に関する。もちろん、 患者に本器具を装着させるのに役立つ上記の本発明の好ましい特徴は、いびき低 減法に用いることができる。特に、装置を歯にはめ込ませる咬合溝が口の後部に 位置するのが好ましい。 図面の簡単な説明 図1は、本発明の器具の一実施形態の側面図を示す。 図2は、本発明の器具の一実施形態の正面図を示す。 図3は、本発明の器具の一実施形態の平面図を示す。 図4は、図に示すような器具の傾斜改造セグメントに付加されるよう設計され た付加セグメントを有する器具の一実施形態の正面図である。 図5は、本発明の測定装置を示す。 図6Aおよび6Bは、本発明の器具の一実施形態の図である。 図7は、器具を患者の上方歯に結合するために咬合溝を用いる器具の一実施形 態の正面図を示す。 図9は、図7の実施形態の側面図を示す。 図7は、図7の実施形態の平面図を示す。 定義 ・傾斜付加セグメント 傾斜付加セグメントは、傾斜改造セグメントの前面にはめ込んで傾斜の角度、 傾斜改造セグメントが前方に突出する量、または傾斜改造セグメントに接触する 下顎前方歯の位置決定を制限するのに役立つ押端、停止装置またはバリアの位置 を調整するよう設計された小片である。 ・傾斜改造セグメント 本発明の器具は、典型的には2つの傾斜改造セグメントを有する。傾斜改造セ グメントは各々、患者の下顎切歯の切端を、典型的には下顎外側切歯と係合する 各傾斜改造セグメントと一様に接触させるよう設計される。傾斜改造セグメント が前方に配置される(それによりあごを水平に前方に動かす)量、および係合し た歯が傾斜改造セグメントの傾斜を持ち上げ得る(それによりあごの位置を垂直 に調整する)量は、あごの筋肉に課せられる緊張の量を確定し、それにより、骨 成長メカニズムに対する刺激を調整すると考えられる。 ・傾斜改造面 本器具は、傾斜改造セグメントの前面を直接介して、または取付けられた傾斜 付加セグメントを介して下顎前方歯を接触させるよう設計される;各々の場合、 下顎前方歯と接触するよう意図される面が「傾斜改造面」である。 ・成形壁または隆起部 外部成形壁または隆起部は、患者の上顎後方歯のいくつかの形状に成形される 重合性物質を支持するよう意図される溝のどちらかの側の隆起部である。隆起部 は、歯の外面に一致するよう重合性物質を整形するのを支持し且つ容易にするの に役立つ。 ・咬合溝 溝セグメントは大臼歯の咬合および外側面に対する本発明の器具の成形を容易 にするよう設計された小片である。 ・口蓋延長部分 口蓋延長部分は、歯係合ボックスから後方に、そしてわずかに上方に延びる2 つのこのような口蓋延長部分の1つであって、(a)口蓋接触パッドに対する支 持を提供し、(b)それが嚥下されないように器具の断面積を十分広げるのに役 立つ。 ・重合性物質 重合性物質は、1つまたはそれ以上の歯の形状と一致するよう成形され、その 後それを成形形状に固定するため硬化され得るあらゆる物質である。 ・後方歯 後方歯は、犬歯の後方の歯である;これらの歯は、時として頬骨歯とも呼ばれ る。 ・安定化セグメント 患者に装着する間に器具を安定化するため口蓋との広範な、好ましくは2点で の接触を提供するのに役立つ本発明の器具に取り付けられる構造。好ましくは、 口蓋との接触点は、患者に対する接触刺激を最小限にするよう十分に広く且つ円 滑である。 ・実質的平行 口蓋延長部分または2つの口蓋延長部分を連結するブリッジは、好ましくは口 蓋と実質的に平行であり、これは、それらの上面が口蓋から約1〜約3mmに位置 するよう形成されることを意味する。 ・歯係合ボックス 歯係合ボックスは、患者の上顎前方歯に器具を装着するのに用いられる重合性 物質を成形するための骨組を提供するよう設計される本発明の器具の一セグメン トである。 発明の詳細な説明 図1、2、3および4に10として図示された本発明の器具は、ポリカーボネ ートまたはその他の高分子物質、例えば承認済の生適合性ポリマーから成形され て、広範な口に装着される。器具10は、上顎前方歯を係合するための窩22( 図3に示す)を有する歯係合ボックス20を包含する(器具を説明するに際し ての方向、例えば「上」または「前」等はすべて、患者の口の中に据えつけた場 合の器具に関する方向である)。図1、2、3および4に示した器具10の好ま しい実施形態では、歯係合ボックス20は前方成形用隆起部24および接合具2 8により接合される後方成形用隆起部26から形成される。前方成形用隆起部2 4の後面および後方成形用隆起部26の前面はそれぞれ、器具10を患者に装着 させる場合、少なくとも1つの前方歯の前および後に位置するよう形成される。 前方成形用隆起部はわずかに後方に向かって弯曲する。好ましくは、これらの成 形隆起部は2つの上顎前方歯、すなわち中央切歯に隣接するよう形成される。患 者がこれらの中央歯の1つを欠いているか、または1つが未だ萌出中である場合 には、1つまたはそれ以上のその他の前方歯を欠けている歯の代わりにし得る。 前方成形用隆起部は、典型的には係合した前方歯の先端が位置する歯係合ボック ス20の床から約4〜約8mm上に延びる。後方成形用隆起部は、典型的には係合 した前方歯の先端が位置する歯係合ボックス20の床から約2〜約3mm上に延び る。好ましくは、前方成形用隆起部24および後方成形用隆起部26は前方歯が はめ込まれる溝を幅約5mm〜約10mmに限定する。外方成形隆起部、すなわち前 方成形用隆起部および後方成形用隆起部は、重合性物質が歯係合ボックス20に 挿入された場合にそれを支持し且つ含有して、器具10を患者の歯の形状に成形 するのに役立つ。 図1、2、3および4に示した器具10の好ましい実施形態では、窩30は歯 係合ボックス20の前方成形用隆起部24、後方成形用隆起部26および接合具 28に形成され、それにより窩30は2つの上顎前中央歯並びにこれら2つの歯 の切端または底部分(本明細書では「先端」と呼ばれる)の前面に位置する。単 一窩30を含有するというよりむしろ、歯係合ボックス20は2つまたはそれ以 上の窩を含有し得る。好ましくは、窩30は、用いられる重合性物質の一部が器 具10をはめ込ませ(以下で詳細に説明する)、窩30の両側に成形されるよう 窩30より大きな直径を有するよう角度をつけた、または面取りされた縁部を有 する。これらのより大きな直径の部分は、予備成形された器具10から隔離しな いよう硬化したポリマーを安定化させるプラグまたはアンダーカットとして作用 する。この結合安定化は、患者の歯の形状と一致するように重合性物質を成形す るプロセスの間、つまり器具と未硬化または部分硬化した重合性物質との間の結 合が一般にさらなる硬化の後に比べ弱い時点において特に意味があることである 。 口蓋と平行に、しかし浮き上がって延びる、第1口蓋部分32aおよび第2口 蓋部分32bと呼ばれる一対の上方および後方に延びる口蓋部分32が歯係合ボ ックス20に取り付けられる。口蓋部分32は、好ましくは患者の舌の動きによ る妨害を最小限にするよう形作られる。図1および3に示した器具10の好まし い実施形態では、第1延長部分32aと第2延長部分32bの各々は、その後方 端に口蓋接触パッド34を有する。この2つは第1口蓋接触パッド34aおよび 第2口蓋接触パッド34bと呼ばれ、第1口蓋接触パッド34aと第2口蓋接触 パッド34bは装着されている間に器具10を両側で支持するためのプラットホ ームを提供するよう形成される。第1口蓋延長部分32aおよび第2口蓋延長部 分32b並びに第1口蓋接触パッド34aおよび第2口蓋接触パッド34bは、 上記のように「安定化」セグメントである。歯係合ボックス20と口蓋接触パッ ド34とを組合せると、器具10が正しく且つ安定した位置に設置されて、上記 のように器具10のセンタリングを容易にし、傾斜改造セグメント36の角度が 調整される。器具10の好ましい実施形態では、延長部分32は器具10が偶発 的に嚥下されるのを防止するのに十分な寸法を有する。したがって、口蓋延長部 分32は一般に、少なくとも約2.5cmの長さ(所与の延長部分の後方部分から 傾斜改造セグメントの前面の交差平面までの中心軸に沿って測定)で、口蓋接触 パッド34は一般に、中心から少なくとも約1.5cm離れている。口蓋延長部分 32は一般に、長さ約2.5〜約4.5cm、好ましくは約3.0〜約4.0cmで ある。好ましくは、口蓋延長部分32(口蓋接触パッド34より小さい)は、口 蓋と平行して形成されるが、そこから約2mmだけ離れている。 好ましくは、2つの口蓋延長部分32は好ましくは上方に弯曲し、実質的に口 蓋と平行である口蓋ブリッジ39により、一緒に連結される。ブリッジ39は器 具10を強化するのに役立つ。好ましくは、口蓋ブリッジ39は、後方位置、例 えば後方に口蓋延長部分の長さの少なくとも約60%の位置にある。 第1傾斜改造セグメント36aおよび第2傾斜改造セグメント36bと呼ばれ る一定間隔の一対の傾斜改造セグメント36は歯係合ボックス20の前面から、 後方咬合平面に対して所定の角度で下方および後方に延びる。この角度0は、一 般に約40〜約45度である。この角度は、係合した下顎前方歯の停止装置40 までの傾斜改造面から上方への動きを促進することが判明した。数名の患者では 、下顎の舌前方域の構築が最終角度、例えば約35〜約45度の角度を要するこ とを指図する。傾斜改造面の形状は、傾斜改造面から上方への停止装置40まで の係合した下顎歯の動きを促すよう形成すべきである。ある場合には、上記の角 度は、元の不正咬合中に、そして不正咬合が変化し、矯正し始める時に個々に調 整されなければならない。したがって、最初は、第1傾斜改造セグメント36a および第2傾斜改造セグメント36bは、水平より垂直に下顎を再配置するため の、または下顎前方歯の歯根の後方に位置する軟組織と接触するのを防ぐための 初期戦略の一部として、種々の傾斜角度を有し得る。下顎の位置決定は器具10 の連続使用によりひき起こされる筋肉緊張の作用により矯正されるので(下顎を 前方または下方に動かす)、第1傾斜改造セグメント36aおよび第2傾斜改造 セグメント36bの作り直しまたは置き換えが必要となる。あるいは、同一角度 を維持するのが望ましいが、しかし患者の口の中で傾斜改造セグメントの傾斜を 前方に動かすか、または傾斜改造セグメントをその上部または底部の方が長くな るように作るのが望ましい。傾斜改造セグメントは一般に、下顎外側前方歯(特 に、外側切歯端)を係合わせるよう形成される。外側切歯を係合せるのが最も好 ましいが、特定の場合には、これらの下顎外側歯以外の歯を係合する必要がある 。この係合はあごの筋肉緊張を増大し、これが下顎を下方または前方に再配置す るのに役立つ。係合はさらに、係合した歯を前方に動かし、歯槽骨中に大きな歯 槽弓室を発現し、これが下顎前方歯の心合せを助ける。一般に傾斜改造セグメン トはそれらの下端から約5〜約8mmの間隔がある。 上記のように、傾斜改造セグメントの角度は好ましくは各々が下顎外側切歯の 切端と円滑に接触するように調整する必要がある。もちろん、特定の治療におい ては、患者の歯列はこのアプローチで調整する必要がある。例えば、1つの下顎 外側切歯が他の歯の十分に後方に位置する場合には、このような切歯を係合させ るのは実際的でない。代わりに、もっと後方に位置するこのような切歯を最初に 係合させる。数名の患者では、このような切歯端は非常に曲がって配向するため 、切歯の縁部の広範な部分が円滑に係合される代わりに、歯の角だけが最初に係 合し得る。 一般に、2つの傾斜改造セグメントは、それらの下端から上端に行くにつれて 、次第に離れる傾向を有する。この開散は、下顎歯が傾斜の上方に停止装置まで 滑って切歯に接触しないようにするのに役立ち、軟組織に接触しないようにする のに役立つ。第1傾斜改造セグメント36aおよび第2傾斜改造セグメント36 bの底部分は、より後方に且つより内方に角度を付けるよう面取りされる。この 面取りは、図では影で示される。面取りは舌下軟組織と接触しないようにするの に役立つ。 器具の付加的初期装着後の調整のためには、重合性物質、例えば患者の口に器 具10を装着させるのに用いた重合性物質を用いて、傾斜付加セグメント38( 図4に示す)を第1傾斜改造セグメント36aおよび第2傾斜改造セグメント3 6bの各々と接合させる。付加セグメント38を用いて、下のあごの筋肉付着時 の緊張を調整するためにそれらが下のあごを動かすように、傾斜改造面をさらに 上方、下方または前方に導くことができる。付加セグメント38はさらに、傾斜 改造面の角度を調整するのに用い得る。 第1傾斜改造セグメント36aおよび第2傾斜改造セグメント36b上に位置 する第1停止装置40a(図1に示す)および第2停止装置40bはそれぞれ、 傾斜改造セグメントにより係合される下顎前方歯の傾斜改造セグメント36に沿 った下のあごの上方への動きを制限するバリアまたは堤を提供する。全体として 、これらは「停止装置」40(図示せず)である。停止装置40は、一般的に有 用 であることが分かっている位置で器具10上に置かれるか、または一般的にこの ような停止装置40を重合性物質から成形することにより、後に付加される。特 定の治療に有用でないかまたは治療にもはや有用でない位置の予備成形停止装置 40は、容易に摩滅させ得る。器具は好ましくは、傾斜改造セグメント当たり少 なくとも1つのこのような予備成形停止装置40を有する。傾斜付加セグメント 38は予備成形停止装置43を有する。このような傾斜付加セグメントは、他の 位置に予備成形停止装置を付けて製造し得る。しかしながら、好ましくは停止装 置43の位置は、付加セグメント38が器具10と接合される位置を調整するこ とによってのみ調整される。矯正される不正咬合の型によって、停止装置43ま たは停止装置40は第1傾斜改造セグメント36a、第2傾斜改造セグメント3 6bまたは付加セグメント38上により高くまたはより低く位置する。 傾斜改造セグメント36上の低位置の停止装置40は、原発性過蓋咬合の治療 に有用である。傾斜改造セグメント36上の中間位置の停止装置40は、過蓋咬 合および中等度のオーバージェットの治療に有用である。傾斜改造セグメント3 6上の高位置の停止装置40は、より重症のオーバージェットの治療に有用であ る。 図1、2および3に示した器具10の好ましい実施形態では、中央に位置する 中心線隆起46は前方成形用隆起部24上並びに接続片48上に位置し、接続片 48は第1傾斜改造セグメント36aおよび第2傾斜改造セグメント36bに対 称的に取り付けられて、患者の口に器具10を心合せするための一手段として役 立つ。その他の手段、例えば切欠き、マーク、線、折り目、つまみまたは着色線 (器具10の中心線に沿って位置する彩色線を含む)も、器具10心合せするの に役立つ。器具10を並置するために、隆起46または同様の心合せ手段は、患 者の顔面の中央に位置する特徴(例えば鼻)または、不正咬合により偏らない場 合には2つの上顎前方歯の間の中心と視覚的に一直線にされる。 器具10は、好ましくは光硬化性であるが、他の硬化手段、例えば熱硬化、化 学硬化および圧迫硬化も用い得る硬化性物質(本明細書中では「重合性」という ) を用いて、患者の前方歯に、または患者の上顎歯および口の印象から作られる作 業模型に適合される。硬化前に、この物質は、操作し得るように、少なくとも短 期間、成形された形状を保持するように、作業可能な粘着性を有する必要がある 。好ましい重合性物質は、ウレタンジメタクリレート物質、例えばペンシルバニ ア州、ヨーク所在のデンスプレイ社から販売されているトライアド ブイ エル シーの暫定物質(ロープ形)である。重合性物質は、歯係合ボックス20の窩 22に適用される。トライアド・ロープを使用する場合には、好ましくは器具を 、トライアド・ロープ物質を適用する前に、モノマー溶液、例えばゲル形状のト ライアド ブイ エル シー(デンスプレイ社)のウレタンジメタクリレートモ ノマーまたはメタクリル酸メチルモノマー(例えばデンバー州、ミルフォード所 在のデンスプレイ社のエル ディ コーク部門から歯科矯正用樹脂材料として販 売されている溶液、デンスプレイ社のトライアド ボンド・エージェント、ニュ ーヨーク州、ファーミングデール所在のパークエル社のスナップ(SNAP)液 体モノマー)で器具を潤らせておく。トライアド ボンド・エージェントでの湿 潤は、製造業者により推奨されるとおりに行うことができるが、この推奨される プロセスとしては、(a)ボンド・エージェントを塗布すること(b)塗布した ボンド・エージェントを1分間放置すること、そして(c)塗布したボンド・エ ージェントを2分間適切な光源に曝露することが含まれる。推奨されるプロセス は、存在するメタクリル酸メチルモノマーの量を最小限にするものであると考え られている。好ましくは、重合性物質の器具10への取り付けは、窩30中に栓 をすることによりさらに固定される。次に、器具10を中央に位置させて、上顎 前方歯またはその模型にはめ込むが、器具10の中心を患者の口の中心線と心合 せするように置き、第1口蓋接触パッド34aおよび第2口蓋接触パッド34b を口蓋、またはその模型と両側で接触させることにより、患者の口の中の器具1 0の据えつけを安定させる。重合性物質を上顎中央切歯の形状と一致するように 成形し、上顎中央切歯縁部は歯係合ボックスの床に対して平らにする。指圧を用 いて、確実に重合性物質をはめ込む歯の形状と十分一致させる。器具10が窩3 0を有す る場合、この成形工程中に、指圧を窩30を通して押し出てくる重合性物質に加 えて重合性物質を保持し、窩30を通ってさらに押し出てくる代わりに、患者の 歯の表面を迂回して流動させる。好ましくは、重合性物質を次に、それが歯と噛 み合ったままの時に、部分硬化させる。その物質が光硬化性である場合、これは 、その物質を適切な強度の光源に曝露することにより実施し得る。次いで、器具 10を歯との係合から取り外し、十分に硬化させる。硬化後、余分の重合性物質 をすべて削り取る。好ましくは、口蓋接触パッド34は、器具10を患者の口に 据えた場合に、延長部分32が口蓋軟組織にもはやもたれかからないように、摩 滅させる。この削減により、器具はより快適に患者に装着される。この成形工程 は、しっかりとしかし着脱可能に器具を患者に装着させるのに有効である。 物質が光硬化性である場合、器具10に付いた物質を歯と噛み合ったその場で 、適切な高エネルギー光源に一般に1〜2分間曝露することにより、光硬化を実 施することができる。その後、器具10を取り出し、さらに硬化させられる。一 般に、付加的硬化は約4〜約6分間行われる。硬化の後、余分な重合性物質があ る場合には、削減して除去できる。 この硬化および削減の後、時として歯科従業者は、患者の歯の有用な装着表面 のいくつかに適合する物質が除去されてしまったことを発見するだろう。歯に適 合する領域でペースト様の稠度を有するポリマーを作り、再び歯または歯のモデ ルに挿入してポリマーペーストが有用な装着表面の上を流れ出すようにすること によって、装着を改善することができる。このようなポリマーペーストは自己硬 化性(化学的に)であるか、またはその他の方法で硬化できる。例えば、ポリマ ーペーストはボンド・エージェント ゲルであってもよいし、あるいは、歯科矯 正用樹脂材料(エル ディ コーク)をまず塗布し、次にスナップ自己硬化性樹 脂(ニューヨーク州、ファーミングデール所在のパークエル社製の速硬性アクリ ル樹脂)を添加してペースト様の稠度を生じることにより、作り出すこともでき る。後者の場合、2つの成分の反復的塗布が、十分なポリマーペーストを作り出 すのに必要とされるかもしれない。ポリマーペーストを歯の模型にはめ込む場合 、 バソリン(vasoline)のような剥離材を用いて、ポリマーペーストが模型に接着 しないようにすることができる。 使用を容易にするために、器具10は、患者の口に器具10を接着させるのに 必要な物質、例えば1つまたはそれ以上の付加セグメント38および患者の口に 器具10を接着させるのに十分な重合性物質、並びに付加セグメント38を第1 傾斜改造セグメント36aおよび第2傾斜改造セグメント36bのいずれかまた は両方に接着させるのに必要な物質すべてを含有する歯科用キットの一部として 利用することができる。重合性物質が光硬化性である場合、歯科用キットは不透 明容器または重合性物質を光から保護するためのその他の手段を含み得る。 本器具の好ましい一実施形態では、延長部分32および傾斜改造セグメント3 6は、ポリカーボネート(例えばレキサン(Lexan)はマサチューセッツ州、ピ ッツフィールド所在のジェネラル エレクトリック社から入手可能)、または、 これに匹敵する強度、生適合性、成形性または結合性を有するポリマーまたはそ の他の物質から製造される。代替的プラスチックとしては、例えばアクリル、メ タクリレートまたは芳香族ポリカーボネートが挙げられる。この実施形態では、 延長部分および改造セグメントは、好ましくは幅約4〜約8mm、さらに好ましく は約4〜6mmである。本器具は、好ましくは注入成形により製造される。 図5に示した本発明の測定装置60において、測定ロッド51はプラットホー ム52に関して直交して可動性である。この可動係合のための一手段は、ロッド 51が滑動自在に係合されループラットホーム中の窩53である。その他の手段 は、機械分野の当業者には容易に明らかになるであろう。例えば、ロッド51は プラットホーム52に取り付けられたつまみねじ具を噛み合わせるねじ溝を含み 、すなわち、ロッド51はプラットホーム52との摩擦はめ合いを有するだけで ある。この手段により、つまみねじを回すとロッド51は徐々に上方または下方 に動く。あるいは、窩53はロッド51上のねじ畝を噛み合わせる(すなわち、 それで噛み合わせる)ねじ溝を有する。ロッド51の一端は、歯科従業者が指で つまんで用いるハンドル部分54を有する。歯科従業者がハンドル部分を動かす と、 ねじの噛み合わせまたは摩擦はめ合いあるいは同様のメカニズムがロッド51を 口蓋方向に(口蓋深度を測定するため)、または反対方向に(再使用のために装 置60を準備するため)動かす。ロッド51は、好ましくは口蓋深度を測定する ためのマーキングを有する。 プラットホーム52は、両歯係合端で、幅測定セグメント56と滑動自在に係 合う中央プラットホーム55を有する。これらのセグメント56は滑動してプラ ットホーム52と係合してプラットホーム52を広くしたり狭くしたりして、患 者の口蓋の幅に合わせる。幅測定セグメント56は、距離マーカーおよび延長部 56の外側部分を患者の歯と心合せするための手段57を有する。例えば、幅測 定セグメント56は、歯の外表面を係合するための末端折り目を有する。したが って、幅測定セグメント56を係合わせると、心合せ手段57から中央プラット ホーム55間での2つの距離(口の両側に関して)が測定される。2つの距離お よび中央プラットホーム幅はすべて、口の幅の測定値と等しい。この幅および口 蓋深度は、患者が本発明の歯科矯正器具を用いると、変化する。測定装置60は 、好ましくは滅菌可能物質、好ましくはプラスチック、特に透明プラスチックで 構築される。 図7、8および9は、本発明の器具の代替的第2の実施形態を示す。器具10 は、第1傾斜改造セグメント136aおよび第2傾斜改造セグメント136bと 呼ばれ、上方のあごの水平面に対して所定の角度で、歯係合ボックス120(図 示せず。要素124、126および128で構成される)から下方および後方に 延びる、一定間隔の一対の傾斜改造セグメント136を有する。歯係合ボックス 120は前方成形用隆起部124、後方成形用隆起部126、並びに前方成形用 隆起部124および後方成形用隆起部126を接合する接合具128から形成さ れる。前方成形用隆起部124は窩130を有する。器具110の前面からハン ドル170が延びている。咬合溝180(特に図示せず)は外側成形用隆起部1 81(具体的には第1外側成形用隆起部181aおよび第2外側成形用隆起部1 81b)、プラットホーム182(具体的に第1プラットホーム182aおよび 第2プラットホーム182b)並びに内側成形用隆起部183(具体的には第1 内側成形用隆起部183aおよび第2内側成形用隆起部183b)で形成される 。咬合溝180は、上顎後方歯の、各側の、咬合面下ではめ込まれるよう形成さ れる。重合性物質を咬合溝180中に入れて、隣接歯の形状に成形する。第1咬 合プラットホーム窩184aおよび第2咬合プラットホーム窩184bは硬化重 合性物質を器具110に固定するのに役立つ。外側成形用隆起部181は、典型 的には、後方歯をそれに対して据えつける咬合溝180の床上を約4〜約8mm延 びる。内側成形用隆起部183は、典型的には後方歯をそれに対して据えつける 咬合溝180の床上を約2〜約3mm延びる。口に対する装置または器具の装着の ためのこの種の手段の好ましい変形は、米国特許暫定出願第60/000,093号(1995 年 6月 9日出願。表題「舌押しつけ矯正装置」代理人書類番号 313634-102 およ び同一表題の出願。代理人書類番号 313634-102A。本出願と同時提出)に記載さ れている(これらの出願の記載内容は、すべて参照により本明細書中に含まれる )。代理人書類番号 313634-102A に記載された「口蓋ブリッジ」は本明細書に 記載されたものとは異なる、ということは留意すべきである。 第1外側成形用隆起部181aおよび第2外側成形用隆起部181bは、好ま しくは口の各側の少なくとも1つの歯の外側(すなわち、頬側)にはめ込まれる 。好ましくは、第1外側成形用隆起部181aおよび第2外側成形用隆起部18 1bは各々、2つの後方歯の外側にはめ込まれる。好ましい実施形態では、第1 外側成形用隆起部181aおよび第2外側成形用隆起部181bは第1の永久大 臼歯(すなわち、「6歳」大臼歯)に対する側面アクセスを遮断しない。これは 、他の歯科矯正装置、例えば6歳臼歯に取り付けた頬側大臼歯管を用いるオーバ ージェット(水平被蓋)を矯正するためのバンド、保持アークワイヤまたはヘッ ドギア装具を固定する目的で6歳大臼歯を使用することが可能となる。 第2の実施形態の器具110は、不正咬合のために第1の実施形態の良好な保 持が妨げられる小児を治療するのに有用である。第2の実施形態の咬合溝は、一 旦患者の歯およびあごが十分に矯正されて、咬合溝により提供される特別な成形 面なしで良好な保持が可能になれば、削り取ることができる。したがって、好ま しい実施形熊では、本発明の器具は第2の実施形態に従うが、咬合溝が削り取ら れた時に、口蓋ブリッジを含む口蓋安定セグメントが残存するように、位置する 物質を有する。 いびきの治療に際しては、第2の実施形態の咬合溝は、本器具の使用により後 方歯の削り面が分離された時に起こりうるような時間中に、上顎後方歯が拡大す るのを防止するのに役立つ。さらにいびきの治療においては、停止装置40の位 置は、停止装置40により規定されるあごの位置決定が鼻咽頭腔を開く量と、患 者が快適に収容し得るあごの再位置決定の量との間の歩み寄りに基づいて選択さ れる。 本発明の組立式器具は、小児矯正歯科的応用において、約5〜15歳の子供に 合わせたサイズで供給される。本発明の組立式器具は、成人が用いる場合には、 ほとんどすべての成人に合うサイズで供給し得る。 器具10は、好ましくは日中少なくとも約2〜3時間(通常、下校後または夕 食後)、並びに一晩中、装着される。 本発明は、好ましい実施形態を重点的に説明してきたが、当業者にとっては、 好ましい装置および方法における変形形態も使用できること、そして本明細書に 具体的に記載した以外の形で本発明を実施できることが意図されていることは明 白であろう。したがって、本発明は、以下の請求の範囲で規定されているような 本発明の精神および範囲内に包含されるすべての変形を含むものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AM,AU,BB,BG ,BR,CA,CN,CZ,EE,FI,GE,HU, IS,JP,KG,KP,KR,LK,LR,LT,L V,MD,MG,MK,MN,MX,NO,NZ,PL ,RO,SG,SI,SK,TR,TT,UA,UZ, VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.a)上顎前方歯に係合させるための歯係合ボックスと、前記歯係合ボック スは係合した歯をはめ込ませる窩を有することと、 b)歯係合ボックスが上顎前方歯に係合する場合に、歯係合ボックスに取り付 けられて、両側で口蓋と接触するよう形成される口蓋安定化セグメントと、 c)歯係合ボックスの前方から所定の角度で下方および後方に延び、前方に配 置された一定間隔の一対の傾斜改造セグメントと からなる不正咬合を矯正するための器具。 2.口蓋安定化セグメントが、自身の各々後端に口蓋に接触するように形成さ れた口蓋接触パッドを備える一対の口蓋延長部分を有し、2つの口蓋接触パッド と歯係合ボックスとの組合せが器具の安定位置決めを可能にし、口蓋延長部分は 口蓋の表面に平行に延びる請求項1記載の器具。 3.2つの口蓋延長部分を接続する口蓋ブリッジをさらに有する請求項2記載 の器具。 4.歯係合ボックスが前方歯の前面に位置する1つ以上の窩を有する請求項1 記載の器具。 5.1つ以上の窩が重合性物質に係合するのに適し、面取りされた縁部を有し 、その物質が重合される場合に前記器具と物質との結合を容易にする請求項4記 載の器具。 6.器具の中心を心合せするための手段をさらに有する請求項1記載の器具。 7.請求項1記載の器具および前記器具を患者の口に装着させるのに十分な重 合性物質を有する歯科用キット。 8.患者に請求項1記載の器具を装着させる方法において、 1)重合性物質を歯係合ボックスの窩にはめ込む工程と、 2)器具の中心を患者の歯または口の中心線に心合せさせて、安定化セグメン トを口蓋に接触させることにより、患者の口の中での器具の据えつけを安定化し ながら、重合性物質を患者の上顎前方歯の形状に成形する工程と、 3)成形した歯から器具を取り外す工程と、 4)重合性物質を硬化させてその強度を増強する工程と からなる患者に請求項1記載の器具を装着する方法。 9.成形工程後および取り外し工程前に、その場で重合性物質を部分的に硬化 させる工程をさらに有する請求項8記載の器具の装着方法。 10.器具を患者の口の中に据えつけた場合に、口蓋のところに静止しないよ うに、硬化後、口蓋安定化セグメントを削る工程をさらに有する請求項8記載の 器具を装着する方法。 11.d)係合せた歯をはめ込ませる窩を有する上顎前方歯を係合せるための 歯係合ボックスと、歯係合ボックスに取り付けられる口蓋安定化セグメントと、 歯係合ボックスの前方から所定の角度で下方および後方に延び、前方に配置され た一定間隔の一対の傾斜改造セグメントで構成される整形外科的器具と、 e)傾斜改造セグメントと協働して、角度を変えた新規の傾斜改造セグメント を形成するか、または歯係合ボックスに対してさらに前方に傾斜改造セグメント を移動して、1つの傾斜改造セグメントに接合されるよう形成される少なくとも 1つの付加的セグメントと、 f)付加セグメントを傾斜改造セグメントに接合するのに十分な重合性物質と からなる歯科用キット。 12.付加セグメントが改造面に対して患者の歯の位置を確定するための停止 装置と、前記停止装置の位置は、付加セグメントが傾斜改造セグメントに接合さ れる位置を調整することによって調整されることとからなる請求項11記載の歯 科用キット。 13.g)上顎前方歯に係合させるための歯係合ボックスと、前記歯係合ボッ クスは係合した歯をはめ込ませる窩を有しており、その際歯係合ボックスが(1 )接合される前方成形用隆起部、(2)接合される接合具、(3)後方成形用隆 起部からなる前方歯を係合させるための溝を含み、前方成形用隆起部および後方 成形用隆起部および歯係合ボックスの接合具が歯係合ボックス中に1つ以上の窩 を形成する歯係合ボックスと、 h)歯係合ボックスに取り付けられる口蓋延長セグメントと、 i)歯係合ボックスの前方から所定の角度で下方および後方に延びる一定間隔 の一対の傾斜改造セグメントと を有する不正咬合の矯正のための器具。 14.1つ以上の窩が重合性物質を係合するのに適し、面取りされた縁部を有 して、その物質が重合される場合に前記器具と物質との結合を容易にする請求項 13記載の器具。 15.1)重合性物質を歯係合ボックスの窩にはめ込む工程と、 2)器具の中心を患者の歯または口の中心線と心合せさせて、安定化セグメン トを口蓋と接触させることにより、患者の口の中での器具の据えつけを安定化し ながら重合性物質を患者の上顎前方歯の形状に成形する工程と、 3)成形した歯から本器具を取り外す工程と、 4)重合性物質を硬化させてその強度を増強する工程と からなる、患者に請求項13記載の器具を装着する方法。 16.j)上顎前方歯に係合させるための歯係合ボックスと、前記歯係合ボッ クスは係合した歯をはめ込ませる窩を有することと、 k)歯係合ボックスに取り付けられる口蓋延長セグメントと、 l)歯係合ボックスの前方から所定の角度で下方および後方に延び、一定間隔 の一対の傾斜改造セグメントと、 m)器具の中心を心合せさせるための手段と を有する不正咬合の矯正のための器具。 17.歯係合ボックスが前方成形用隆起部を有し、器具の中心を心合せするた めの手段が前方成形用隆起部に位置する請求項16記載の器具。 18.1)重合性物質を歯係合ボックスの窩にはめ込む工程と、 2)器具の中心を患者の歯または口の中心線に心合せさせて、安定化セグメン トを口蓋と接触させることにより、患者の口の中での器具の据えつけを安定化し ながら、重合性物質を患者の上顎前方歯の形状に成形する工程と、 3)成形した歯から器具を取り外す工程と、 4)重合性物質を硬化させてその強度を増強する工程と からなる患者に請求項16記載の器具を装着する方法。 19.n)上顎前方歯に係合させるための歯係合ボックスと、前記歯係合ボッ クスは係合した歯をはめ込ませる窩を有することと、 o)延長部分が口蓋の表面と平行に延びるよう適合される一対の口蓋延長部分 と、 p)2つの口蓋延長部分を接合する口蓋ブリッジと、前記口蓋ブリッジは口蓋 の表面に平行に形成されることと、 q)歯係合ボックスの前方から、所定の角度で下方および後方に延び、一対の 前方に位置する一定間隔の傾斜改造セグメントとからなる不正咬合の矯正のため の器具。 20.1)重合性物質を歯係合ボックスの窩にはめ込む工程と、 2)器具の中心を患者の歯または口の中心線に心合せさせて、安定化セグメン トを口蓋と接触させることにより、患者の口の中での器具の据えつけを安定化し ながら、重合性物質を患者の上顎前方歯の形状に成形する工程と、 3)成形した歯から器具を取り外す工程と、 4)重合性物質を硬化させてその強度を増強する工程と からなる患者に請求項19記載の器具を装着する方法。 21.r)上顎前方歯に係合させるための歯係合ボックスと、前記歯係合ボッ クスは係合した歯をはめ込ませる窩を有することと、 s)各側で、上顎後方歯の少なくとも1つの下で装着するよう形成される一対 の咬合溝と、 t)口蓋セグメントの前面に取り付けられて、下方および後方に所定の角度で 延び、前方に位置する一定間隔の一対の傾斜改造セグメントと を有する不正咬合を矯正するための器具。 22.咬合溝が各々1つまたはそれ以上の窩を有する請求項21記載の器具。 23.請求項21記載の器具を有する器具を装着することによるいびきの低減 方法。 24.1)重合性物質を歯係合ボックスの窩および咬合溝にはめ込む工程と、 2)器具の中心を患者の歯または口の中心線に心合せさせて、安定化セグメン トを口蓋と接触させることにより患者の口の中での器具の据えつけを安定化しな がら、重合性物質を患者の上顎前方歯および上顎後方歯の形状に成形する工程と 、 3)成形した歯から器具を取り外す工程と、 4)重合性物質を硬化させてその強度を増強する工程と からなる患者に請求項21記載の器具を装着する方法。 25.u)患者の口の両側の上顎後方歯に据えつけるのに適した寸法の水平プ ラットホームと、 v)垂直深度測定ロッドと、 w)垂直に、可動的にロッドをプラットホームに係合させるための手段であっ て、患者の口の中心線とロッドとが一列になるように形成される手段と からなる口蓋深度測定装置。 26.1)上顎前方歯に係合させるための歯係合ボックスと、前記歯係合ボッ クスは係合した歯をはめ込ませる窩を有することと、 2)好ましくは下顎外側切歯の後面の角度に合致した所定の角度で歯係合ボッ クスから下方および後方に延び、前方に置かれる一定間隔の一対の傾斜改造セグ メントと を有する器具を装着することによるいびきの軽減方法であって、歯係合ボックス にはめ込まれ、上顎前方歯の形状に成形される重合性物質により器具が患者の上 顎前方歯に装着される方法。
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