JPH11507698A - カチオン型マルチブロック熱可塑性エラストマー - Google Patents

カチオン型マルチブロック熱可塑性エラストマー

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JPH11507698A
JPH11507698A JP9503296A JP50329697A JPH11507698A JP H11507698 A JPH11507698 A JP H11507698A JP 9503296 A JP9503296 A JP 9503296A JP 50329697 A JP50329697 A JP 50329697A JP H11507698 A JPH11507698 A JP H11507698A
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ジョセフ ピー ケネディー
ベルント ツァシュケ
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G81/00Macromolecular compounds obtained by interreacting polymers in the absence of monomers, e.g. block polymers
    • C08G81/02Macromolecular compounds obtained by interreacting polymers in the absence of monomers, e.g. block polymers at least one of the polymers being obtained by reactions involving only carbon-to-carbon unsaturated bonds
    • C08G81/024Block or graft polymers containing sequences of polymers of C08C or C08F and of polymers of C08G
    • C08G81/028Block or graft polymers containing sequences of polymers of C08C or C08F and of polymers of C08G containing polyamide sequences

Abstract

(57)【要約】 ソフト相としてポリイソブチレン及びハード相としてポリアミドを含有する新規な一連の(AB)nマルチブロック共重合体、代表的には熱可塑性エラストマーの合成及び特性分析を開示する。初めに、カルボキシルジテレケリックポリイソブチレンプレポリマー及びイソシアネートジテレケリックポリイソブチレンプレポリマーを合成し、つづいて、これらを溶液重縮合条件下でジカルボン酸及びジイソシアネートと反応させる。ポリアミドハード相の融点は223〜284℃の範囲内にある。これら熱可塑性エラストマーの空気中及び窒素中での分解温度(296〜337℃)で全く同様であり、これに対して、ポリテトラヒドロフラン系熱可塑性エラストマーのこれら特性は空気中で明らかに低い。これら新規なポリイソブチレン系熱可塑性エラストマーは溶融加工可能である。

Description

【発明の詳細な説明】 カチオン型マルチブロック熱可塑性エラストマー 技術分野 ここに記載する発明は、一般に、カチオン重合によって調製されたマルチブロ ック熱可塑性エラストマーに係る。 発明の背景 Tg又は1つのケースではTmが100〜240℃の範囲内にある多種の炭化水 素ハード相を含有するポリイソブチレン(PIB)系の直鎖状及び3アームスタ ー形熱可塑性エラストマー(TPE)の合成及び性質については多数の文献が存 在する。しかしながら、ガラス質又は結晶性セグメントに結合したゴム状PIB ブロックでなる関連する(AB)nタイプのマルチブロックに関する情報は欠けて いる。ポリウレタン及びポリブチレンテレフタレートハード相を有するPIBブ ロックのみ開示されている。ポリアミド(PA)ハードセグメントに結合したポ リイソブチレン(PIB)ソフトセグメントを持つ(AB)nタイプのマルチブロッ ク熱可塑性エラストマーの合成については全く検討されていない。ポリアミドは 、熱的及び化学的環境に対する抵抗性、溶融加工性が改善された望ましい高融点 (mp=220〜280℃)の結晶性ブロックを適度な低コストで生成すること を約束する。 発明の要約 本発明によれば、一連の新規な熱可塑性エラストマー及びカチオン型マルチブ ロック熱可塑性エラストマーが合成される方法が提供される。 本発明の1つの目的は、ポリアミドハードセグメントに結合したポリイソブチ レンソフトセグメントを有する(AB)nタイプのマルチブロック熱可塑性エラス トマーを提供することにある。 本発明の上記及び他の目的は、図面、詳細な説明及び添付の請求の範囲を検討 する際に明らかになるであろう。 図面の簡単な説明 本発明は、特定の部材及びその配置において各種の物理的形態を取ることがで き、その好適な具体例を明細書において詳述するとともに、添付図面に示すが、 図1は、HO−PIB1000−OH、HOOC−PIB1000−COOH及びPIB1000 −PA2のゲル浸透曲線を示す。 発明の詳細な説明 図面(本発明の好適な具体例を説明するためのものである)を参照すると、図 面はカチオン重合によって調製されたマルチブロック熱可塑性エラストマーの有 効な合成を示す。 現時点で出願人によって知られた最良の形態を説明するために、本発明の実施 のための最良の形態を開示する。実施例は説明のためのものであって、請求の範 囲の精神及び範囲によって判断されるように、本発明を限定するものではい。 合成方法 (PIB−PA)nマルチブロックの合成に関して、いくつかの変更が試みられ た。溶融物における非極性ポリイソブチレン及び極性ポリアミドの非混和性に鑑 み、HOOC−又はOCN−末端ジテレケリック(ditelecheric)ポリイソブチレ ンと各種のジイソシアネート及びジカルボン酸との溶液重縮合が有効であること がわかった。反応式1及び2は(PIB−PA)マルチブロックの合成ルートを 示す。 反応式1 反応式2 実験は、企図したすべての極性及び非極性反応体が、テトラメチレンスルホン (TMS)/キシレン、γ−ブチロラクトン/キシレン及びTMS/o−クロロ ベンゼンの如き混合溶媒系に高温において溶解されることを示した。これら溶媒 系の沸点は、重縮合反応について望ましい温度である約150℃である。重縮合 反応を促進させるために効果的な各種の触媒を決定した。当該触媒には、1,3 −ジメチル−3−ホスホレン−1−オキシド、1,3−ジメチル−2−ホスホレ ン−1−オキシド、CH3ONa、CH3OLi,PhOLi及びリチウムラクタ メートが含まれる。この明細書中に示す実験の多くは、その入手容易性及び低コ ストのためCH3ONaに注目しているが、この触媒に限定されない。 実験 使用前に、ジカルボン酸(Aldrjch Chemical社)を減圧下で乾燥した。ジイソ シアネート(Aldrich Chemical社)については、さらに精製することなく使用し た。OCN−官能性をジ−n−ブチルアミン及びつづいてHClでの逆滴定によ ってチェックした。反応体の例としては次のジカルボン酸がある(これらに限定 されない):アジピン酸、アゼライン酸、1,4−シクロヘキサン−ジカルホン 酸(シス及びトランス)、トルエンジイソシアネート(TDI)、p,p−ジフ ェニルメタンジイソシアネート(MDI)、1,6−ジイソシアナトヘキサン( HDI)、1,3−ビス−(イソシアナトメチル)−ベンゼン(XDI)及び1, 3−ビス−(イソシアナトメチル)−シクロヘキサン(HXDI)(シス及びトラ ンス)。一般に、当該反応において、一般式 HOOC−R16−COOH (ここで、R16は、C2 〜20脂肪族、シクロ脂肪族、芳香族、アラルキル又はア ルカリール基であり、これらの基はハロゲンの如き置換基を任意に含有できる) で表されるようなすべてのジカルボン酸が有効であることが予測される。同様に 、一般式 OCN−R17−NCO (ここで、R17はR16と同様に定義される)で表されるすべてのジイソシアネー トが当該反応において有効であろうと予測される。 特性分析 分子量及び分子量分布を、屈折率(RI)、紫外(UV)及び3方向光走査検 出器を具備するWaters高圧GPC装置(Minidawn,Wyatt Technology社)を使用 して測定した。5つのUltrastyragelカラム(100,500,1000,10 000,100000Å)及びTHF溶液(注入100μL)を使用した。ポリ イソブチレン標準品によって校正曲線を得た。アミド基間の強い水素結合のため 、ポリアミドはTHFに不溶である。しかしながら、反応式3に示すアミド基の N−トリフルオロアセチレーションの後、ホモ重合体及びブロック共重合体はい ずれもTHFに溶解性となり、GPC及び光走査により特性分析が可能になる。 このように、GPC測定のすべてが、トリフルオロアセチル化重合体の使用によ って行われる。 反応式3 1H−NMR Varian Gemini−200装置(200MHZ)の使用によってH−NMRスペ クトルを得た。サンプル濃度はCDCl3中約20mg/mlである。典型的に は、60°パルス(18μ)、獲得時間2.7秒及び遅延4秒で128中間体を 蓄積した。13 C−NMR サンプル濃度:CDCl3中300mg/ml アキュムレーション:12時間 示差走査熱量分析(DSC) モデルDSC2910装置(Du Pont)を加熱速度10℃/分で使用した。す べてのDSCデータは2度目の加熱サイクルを表す。 熱重量分析(TGA) Du Pontの装置、熱重量分析計951を、加熱速度10℃/分、ガス流量60 ml/分、N2又は空気を使用して利用した。分解温度は5%重量損失に等しい 。 機械特性 Carverプレス(ポリアミドの融点よりも〜20℃高い温度、〜50KN)内で 圧縮成形シートを得た。当該シートから打抜いたダンベルについて、Monsant Te nsiometer10を使用し、速度50.8及び508mm/分で機械特性を測定した 。ソフトセグメントプレポリマーの調製 (a)HO−PTHF−OH ヒドロキシルジテレケリックPTHF(Aldrichi Chemical社)を、さらに精 製することなく使用した。製品の特性を表1に示す。表題中の下つきの数字はポ リイソブチレン又はポリテトラヒドロフランセグメントの数平均分子量(Mn) を示す。 (b)HO−PIB−OH ヒドロキシルジテレケリックポリイソブチレンを、反応式4に示される良好に 確立された方法によって調製した。 反応式4 目的は、Mn 1000及び 2000g/モル、狭い分子量分布を有する正 確に2つの末端HO基によってキャップされた(FN(数平均末端官能性)=2. 0±0.05)プレポリマーを調製することにある。表1に示す13C−NMR分 光分析に従って、この官能性の値が得られた。かなり低分子量の生成物のTg( −49及び−61℃)は、従来の高分子量ポリイソブチレンのもの(−73℃) よりも高い。これは、短いポリイソブチレン鎖の統計上の中間における相対的に 大きい開始剤フラグメント(216g/モル)のためと考えられる。HO−PI B−OH生成物の分子特性分析データを表1に示す。 上記反応式では唯1つの開始剤が示されているが、少なくとも2つの官能基が 結合したポリイソブチレンの重合において他の開始剤も有効であることは知られ ている。実際、次の一般式 で表される開始剤もイソブチレンの重合において有効であろう。上記マーカッシ ュ式において、R2は、C1 〜24アルキル基、ハロゲン化アルキル基、非縮合形( 例えば、フェニル基、ビフェニル基又はターフェニル基)又は縮合形(例えば、 ナフタレン基、アントラセン基、フェナントレン基又はピレン)のフェニル環1 〜4個を有するアリール基であり、好適な具体例では、R2は、アリール基又は 置換アリール基: (ここで、置換基R5〜R12は、独自に、水素又はC1 〜5アルキル基であり、及 びR13 〜15は、独自に、水素又はC1 〜5アルキル基又はC4 〜8シクロアルキル基 である)である。R3は、水素、メチル基又はフェニル基であり;R4は、独自に 、R3と同一であるか又は異なるものであり;及びiは少なくとも2の整数であ り、好適な具体例ではiは2である。 (c)HOOC−PTHF−COOH このカルボン酸末端ポリテトラヒドロフラン反応体を合成するために下記の反 応式5を利用した。 このルートの利点は、未反応のアジピン酸及びアゼライン酸(xはそれぞれ4 及び7である)がポリアミド生成の間に消費されるため、予め精製することなく 、生成物をつづく重縮合に使用できることである。1H及び13C−NMRは、末 端カルボキシル基が定量的に変換されたことを示した。表2は要約の形で集めた データを示す。 (d)HOOC−PIB−COOH HOOC−PTHF−COOHの合成に使用したルートをHOOC−PIB− COOHの調製に適合させる試みは、過剰な発砲のため必ずしも有効ではなく、 Dean-Stark装置を使用して還流を3日間行った後でも、ヒドロキシル基の56% が反応したのみである。好適な具体例では、下記の反応スキーム(反応式6)に 従って、鎖の延長を抑制する大過剰(40x)のアジポイルクロリドを使用した 。 おそらく下記の副反応(反応式7)によりポリイソブチレン末端基の約2〜5 %を消費させるために、THF溶媒を採用した。 THFの代わりにベンゼンを使用することによって当該副反応は回避され、有 用生成物が得られる。過剰はアジピン酸、水及びピリジンを除去した後、1H− NMR、13C−NMR及びGPCの各特性分析は、満足できる末端官能化及び少 量(8から10%)の鎖延長生成物の生成を示した。表2は特性分析データを示 す。 (e)OCN−PIB−NCO 反応式2による合成で使用されるターゲットのイソシアネートジテレケリック ポリイソブチレンをHO−PIB−OHと過剰量のMDIとの反応(反応式8) によって調製した。 表4は使用した反応体の化学量論を示す。溶媒を除去した後、さらに精製するこ となく、精製物を重縮合に使用した。HO−PIB−OH/MDIの比に応じて 、生成物は異なる量の鎖延長PIB及び未反応MDIを含有していた。表3はG PC(RI)エルオグラムによって得られた当該情報を提供する。重縮合の過程 において過剰のMDIが消費され、ハードPA相を与える。 典型的な合成を次のように実施した。すなわち、磁石撹拌機、圧力平衡化滴加 ロート、温度計及び還流冷却器を具備する4頚フラスコにおいて、窒素雰囲気中 で、ジイソシアネートのTHF(CaH2上にて乾燥)溶液をHO−PIB−O Hの乾燥THF溶液に添加した。表4は、使用したHO−PIB−OH/MDI の比を示す。混合物を2.5時間還流し、減圧によってTHFを除去した後、ジ イソシアネートテレケリックプレポリマーを得た。 重縮合 反応式1によるポリアミド(PA)、及び(PTHF−PA)n 及び(PIB−PA)nの合成 反応式1によるポリアミド、(PTHF−PA)n及び(PIB−PA)nの合成を 、溶液重縮合反応を利用して実施した。PA系及びPTHF系マルチブロックの 合成をテトラメチレンスルホン(TMS)中で行った。(PIB−PA)n合成に おける極性及び非極性反応体の同時使用のため、極性/非極性溶媒混合物、例え ばTMS/キシレンを使用した。重縮合の条件を表4に示す。 典型的な重縮合を、磁石撹拌機、圧力平衡化滴加ロート及び温度計を具備する 4頚フラスコにおいて、窒素雰囲気中で実施した。溶媒はCaH2上で乾燥し、 N2雰囲気下で蒸留しておいた。撹拌かつ加熱しながら、カルボキシルジテレケ リックPIB、低分子量ジカルボン酸及びNaOCH3約20mgをキシレン/ TMS(60:40〜75:25(容量%))中に溶解した。予め選択した温度 で、ジイソシアネートのキシレン/TMS(50:50〜0:100(容量%) )溶液を滴加した(初めの2時間でジイソシアネートの70%、3時間後80% 、ついで完了までゆっくりと滴加)。反応はガスの発生を伴うものであった。反 応完了後、内容物をアセトン中で沈殿させた。12時間後、沈殿物を濾取し、撹 拌下、メタノール中で24時間洗浄し、濾取し、60℃で5日間減圧乾燥した。 反応式2による(PIB−PA)nの合成 OCN−PIB−NCOプレポリマーの合成に関して使用したものと同じ反応 容器において、窒素雰囲気中で重縮合を実施した。低分子量ジカルボン酸(NC O:COOH=1:1.08)の添加の後、NaOCH3〜20mgを添加し(キ シレン/TMS(65:35(容量%)))、内容物を重縮合温度に迅速に加熱し た。加熱の間にガスの発生及び粘度の増大が生じた。4時間以上撹拌したところ で、粘度の低下が生じた。つづいて、MDIのTMS溶液を、所望のCOOH: NCOが達成されるまで1時間かけて添加した。反応式1による生成物について 上述したようにして生成物を回収した。結果及び考察 この研究の目的は、220〜280℃の範囲内の融点を有する熱的に安定な結 晶性のポリアミドブロックに結合した熱的に安定なゴム状ポリイソブチレンブロ ックでなる新規な(PIB−PA)nマルチブロック熱可塑性エラストマーの調製 にある。このソフト及びハード部分の組合わせは、良好な物理的−機械的特性及 び溶融加工性を生ずる。熱可塑性エラストマーは、反応式1又は2に従い、HO OC−又はOCN−ジテレケリックPIBの溶液重縮合によって生成される。 ポリアミドの合成 ポリアミド部分の融点を制御するため、各種のジイソシアネート+異なるジカ ルボン酸(アジピン酸/アゼライン酸)混合物を使用してオリエンティング実験 を行った。このアジピン酸及びアゼライン酸の混合物は、異なる割合のこれらの 酸によって調製したポリアミドの融点が望ましい240〜320℃の範囲内で容 易に制御されることから選択したものである。表4に示すデータは、各種ポリア ミド(PA1〜PA5)の調製に関する反応条件及び対応の結果(表5)を表す 。重合体の組成がフィードの組成に等しいと仮定すると、値m(反応式1参照) 及び鎖当たりのアミド結合の数の平均値(2m)は重縮合生成物及び原料の分子 量から容易に算定される。表5の第6欄は、得られたポリアミドにおける鎖当た りのアミド結合の数の概算の平均値(22〜97)を示す。 PAIの2つの融点は、等しくない割合でアジピン酸/アゼライン酸を含有す る結晶部分によるものであろう。このPAは顕著な熱抵抗性(352℃における 分解5%)を発揮する。CHDA+MDIから調製したPA2(249℃で溶融 )はTMS中にほんのわずかに溶解し、溶融加工にはやっと許容される程度の分 解温度(274℃)を示す。「非一直鎖状」ジイソシアネート(HXDI、XD I)から調製したPA3及びPA4の溶解特性は良好であるが、それらの融点は 望ましいものよりも低く、乏しい結晶化挙動を示す(すなわち、一次溶融後、D SCによる繰返し加熱/冷却サイクルでは、再現性に乏しい融点の読みを与える )。アジピン酸+HDIから優秀な収率で得られたPA5は、許容できる融点を 示し、優秀な熱抵抗性を示す。PA5及びナイロン−6,6の繰返し構造体は必 ずしも同じではないが、我々のPAはmp=232℃(一方、市販のナイロン− 6,6−はmp=265℃を有する)を示し、こらはおそらくPAの分子量が従 来の物質よりも小さいためであろう。これらの実験によれば、PA1及びPA5 は、比較的高い融点及び優秀な熱抵抗性のため、(PIB−PA)nマルチブロッ ク共重合体におけるハード相を提供するに適していることは明らかである。 反応式1によるマルチブロックの合成 HOOC−PIB−COOH+ジカルボン酸を化学量論量のジイソシアネート (小過剰量)と反応させることによって(PIB−PA)nを合成した。プレポリ マーが反応式5又は6によって調製されたものであるため、これら(PIB−P A)nにおけるハード/ソフト相の境界は主にエステル基によって形成される。 表4中の第2グループのデータは、HOOC−PTHF−COOHの合成に関 する各実験条件及び結果(表5)を示す。融点194及び226℃を有する淡黄 色の高分子量生成物が得られた。生成物は窒素中では熱的に全く安定であるが、 空気中では〜150℃で安定であり、酸化の攻撃を示す重量の増大(〜1.5% )が始まる。〜280℃では、熱の発生を伴う顕著な分解及び重量損失(燃焼) が生ずる。これらの観察によれば、PTHF系TPEの酸化抵抗性は、PIB系 TPEを使用して達成されるものよりも満足度が劣る。 表4中の第3グループのデータは、HOOC−PIB−COOHを使用して行 った実験の条件及び結果を示す。望ましい高収率(69〜94%)、高分子量、 及び望ましい高融点(223〜284℃)の生成物が得られた。PIB2000−P A1(1)によって示される2つの融点は、おそらく、異なるアジピン酸/アゼ ライン酸の比を有するクリスタライトによるものである。PA1についても同じ 現象が観察された。図1はPIB1000−PA2(1)の合成の過程で代表的なG PCトレースを示す。HOOC−PIB1000−COOHプレポリマーの分子量( 表2)は、2つの付加されたアジピン酸ユニットのため、原料物質HO-PIB10 00 −OHに比べて多少高い値(低い溶出カウント)にシフトする。HOOC−P IB1000−COOHトレースの小さいピークは、鎖延長物質〜10%が存在する ことを示す。プレポリマーに対して大きい分子量へシフトしたPIB1000−PA 2(1)の大きいブロードなピーク及び41〜42溶出カウント範囲における2 つの小さいピークは、低い分子量成分による寄与を示唆する。 サンプルについても光走査(LS)によって特性分析を行った。Mn≧150 00g/モルをもつ重合体は良好なシグナルを与え、LS及びGPCによって得 られた分子量のデータは適正に一致している。 反応式1におけるn及びmに関する値(n=鎖当たりのPIBセグメントの数 の平均値;m=ハードセグメント繰返しユニットの数の平均値(HOOC−PI B−COOH/HOOC−R′−COOHの比によって制御される))は、充填 物及び生成物の組成が等しい(又は完全変化以下において等しい)と仮定するこ とによって算定される。n及びmから、鎖当たりの形成されたアミド結合の数の 平均値n(2m+2)が算定される。表5における第4から6欄には、反応式1に よって調製された(PIB−PA)nにおけるアミド結合の数が23〜41の範囲 内にあることを示すデータが示されている。 PIB2000−PA2(1)は、使用した比較的多量のジイソシアネート(− COOHの合計/NCOの比は3.92:4.61(すなわち1:1.17)である( 表4参照))のため架橋される。架橋は、アシル尿素基−N(−CO−NH−) −CO−の形成によるものであるが、該アシル尿素基はキシレン/ジメチルホル ムアミド(DMF)/ジ−N−ブチルアミン(54/43/3(容量%))中で 生成物を80℃で48時間撹拌することによって溶解される。最終生成物(GP Cによるバイモダル)は架橋物質〜7%を含有する。生成物はTHF、CH2C l2,HCCl3及びキシレン中において室温で膨潤するが、THF/DMF(9 0/10)中に溶解し(27g/l)、ゲル2〜5%が残る。ゲルは、N−トリ フルオロアセチル化後、溶解されるが、これは、このフラクションが主にポリア ミド及び/又は高ポリアミド含量の生成物でなることを示唆する。 PIB2000−PA及びPIB1000−PAマルチブロックのTgは、それぞれ− 49℃及び−18℃であり、原料物質HO−PIB−OHのものよりもかなり高 い。このTgの上昇は、ソフトセグメントの分子量が比較的低いこと(Mn=19 50及び975g/モル)(マルチブロックにおける自由容積を低下させる)によ って生ずる。Mn=1800g/モルのHO−PIB−OHによって調製したP IB系ポリウレタンのTgも−49℃である。ソフト相のTgは、ポリイソブチレ ン鎖の長さを増大させることによって又は芳香族開始剤フラグメントを含有しな いポリイソブチレンプレポリマーを使用することによって低下される。重要なこ とは、すべてのPIB−PA(1)が充分に高い融点及びN2中及び空気中の両 方において高い分解温度(優秀な熱安定性)を示すことである(表4参照)。こ れは、PTHF系熱可塑性エラストマーと対称をなすものであり、該エラストマ ーは空気中において明らかに低い分解温度を示す。PIB1000−PA2(1)で は、限られた応力/ひずみデータが得られる。圧縮成形した透明な淡黄色シート から打抜いたダンベルは次のデータ(3回の測定の平均値)を示した:引張強さ 17MPa,508mm/分における伸び率84%、及び14MPa及び50. 8mm/分における伸び率102%。比較的短い有効なポリイソブチレンセグメ ントによる低い伸び率は、より大きい分子量のポリイソブチレンの使用によって 高められる。 反応式2によるマルチブロックの合成 ジイソシアネートテレケリックプレポリマーと低分子量ジカルボン酸との縮合 によってマルチブロック共重合体を得た。プレポリマーは、少量の未反応MDI を含有するOCN−PIB−NCO(部分的に鎖が延長さている)であった(表 3参照)。HO−PIB−OHとMDIとの反応(反応式8)によってプレポリ マーが形成されるため、マルチブロック共重合体は、ハード/ソフト相境界にウ レタン結合を含有する。プレポリマーの合成及び重縮合を1つの反応器で実施し た。反応混合物は150℃に加熱されるため、アルファネート基−N(−CO− NH−)−CO−O−による架橋が粘度を顕著に増大させ、撹拌を妨げ、収率を 低下させる。アロファネート結合は熱的に安定であり、150℃以上でイソシア ネート基を放出させ始めるため、充填物の粘度は、さらに加熱する際低下する。 第4グループのデータの初めの2行によって示されるように、プレポリマーO CN−PIB1000−NCOの合成に関するHO−PIB−OH:MDIの比は1 :1.92又は1.79であった(表4参照)。少量の遊離MDIのみを含有する 強力に鎖延長したプレポリマーが得られ(表3参照)及び重縮合の間に少量のポ リアミドハード相のみが形成された。DSCでは、PIB1000−PAI(2)及 びPIB1000−PA2(2)はそれぞれ−4及び−8℃にただ1つのTgを示し た。これらは相分離されない。 HO−PIB−OH:MDIの比を1:4.21〜5.31に増大させることに よって(表4における当該グループのデータの第3〜5行参照)、未反応MDI 40〜50%を含有する低Mnプレポリマーが得られた(表3参照)。ハード相 の形成は良好な相分離にとって充分であり、マルチブロックは−21〜−28℃ の範囲内にTgを示し(反応式1によって調製した生成物を使用して得られた低 Tgと全く同様)、使用したアジピン酸/アゼライン酸の比に応じてポリアミド の融点は230〜279℃の範囲内である。生成物の熱安定性は、反応式1によ って調製されたものよりも多少低い(ウレタン結合による)にもかかわらず、適 正であった。 ポリイソブチレンソフト相及びポリアミドハード相でなる新規な(AB)n−マ ルチブロック熱可塑性エラストマーを、反応式1及び2によって示されるように 合成した。反応式1による合成は高収率を示し、高融点ポリアミド相を生ずる。 ポリアミドの構造を変化させることによってハード相の融点を223〜284℃ の範囲内に調節することができる。重合体はN2中及び空気中で296〜337 ℃まで熱安定性であり、溶融加工可能である。圧縮成形により、淡黄色の透明で かつ強じんなシートが得られる。より大きい分子量のポリイソブチレンプレポリ マーの使用はソフト相のTgを低下させ、機械特性、特に伸びを改善することが 予測される。 ジイソシアネートテレケリックプレポリマーの合成(反応式8)及びつづく反 応式2による重縮合を1つの反応器で実施した。生成物は窒素雰囲気下で267 〜298℃まで熱安定性である。反応式2による重縮合は一次的なアロファネー ト架橋によって完了されるため、反応式1は、この時点では、(PIB−PA)n 熱可塑性エラストマーの調製にとって良好な別法である。 このように、一般に、開示されたものは、ポリアミドセグメントに化学的に結 合したポリイソブチレンセグメントでなるマルチブロック重合体生成物(ここで 、ポリイソブチレンセグメント及びポリアミドセグメントは繰返しユニットジブ ロック共重合体を形成し、このジブロック共重合体は少なくとも2回繰返す) 好適な具体例では、重合体生成物は、一般式(I) 及び一般式(II) でなる群から選ばれる繰返しユニットを有する。式中、R、R′、及びR″は、 独自に、C2 〜20脂肪族、シクロ脂肪族、芳香族、アラルキル、アルカリール基 及びこれらのハロゲン化誘導基でなる群から選ばれ; R1は一般式 (式中、R2はC1 〜24アルキル基、シクロ脂肪族アルキル基、フェニル環1〜4 個を有するアリール基(環は非縮合形又は縮合形である)、及びこれらのハロゲ ン化誘導基でなる群から選ばれ;R3はハロゲン、メチル基又はフェニル基でな る群から選ばれ;R4は独自にR3と同一又は異なり;及びiは少なくとも2の 整数である)で表される開始剤であり;mは1〜50の数であり;nは2〜20 の数であり;y及びzは9〜100の数であり、同一又は異なる。 本願の出願時に知られていた最も好適な具体例では、生成物は、アリール基又 は置換アリール基 (ここで、R5 〜12は、独自に、水素又はC1 〜5アルキル基であり;R13 〜15は 、独自に、水素又はC1 〜5アルキル基又はC4 〜8シクロアルキル基である)であ る置換基R2を有する。 本発明について、各種の好適な具体例を参照して記述した。当該明細書を読み 、理解する際、他に変化及び変更が想起されることは明らかであろう。このよう な変化及び変更は、これらが請求の範囲の精神内に含まれるものである限り、本 発明にすべて包含される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CZ, DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE,HU,I S,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LK,LR ,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN, MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,S D,SE,SG,SI,SK,TJ,TM,TR,TT ,UA,UG,UZ,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ポリアミドセグメントに化学的に結合したポリイソブチレンセグメントでな るマルチブロック重合体生成物(ここで、ポリイソブチレンセグメント及びポリ アミドセグメントは繰返しユニットジブロック共重合体を形成し、このジブロッ ク共重合体は少なくとも2回繰返す)。 2 繰返しユニットが、一般式(I) 及び一般式(II) [式中、R、R′、及びR″は、独自に、C2 〜20脂肪族、シクロ脂肪族、芳香 族、アラルキル、アルカリール基及びこれらのハロゲン化誘導基でなる群から選 ばれ;R1は一般式 (式中、R2はC1 〜24アルキル基、シクロ脂肪族アルキル基、フェニル環1〜4 個を有するアリール基(環は非縮合形又は縮合形である)、及びこれらのハロゲ ン化誘導基でなる群から選ばれ;R3はハロゲン、メチル基又はフェニル基でな る群から選ばれ;R4は独自にR3と同一又は異なり;及びiは少なくとも2の整 数である)で表される開始剤であり;mは1〜50の数であり;nは2〜20の 数であり;y及びzは9〜100の数であり、同一又は異なる]でなる群から選 ばれるものである、請求項1記載の重合体生成物。 3 R2が、アリール基又は置換アリール基(ここで、R5 〜12は、独自に、水素 又はC1 〜5アルキル基であり;R13 〜15は、独自に、水素又はC1 〜5アルキル基 又はC4 〜8シクロアルキル基である)である、請求項2記載の重合体生成物。 4 繰返しユニットが、一般式(I) [式中、R、R′、及びR″は、独自に、C2 〜20脂肪族、シクロ脂肪族、芳香 族、アラルキル、アルカリール基及びこれらのハロゲン化誘導基でなる群から選 ばれ;R1は一般式 (式中、R2はC1 〜24アルキル基、シクロ脂肪族アルキル基、フェニル環1〜4 個を有するアリール基(環は非縮合形又は縮合形である)、及びこれらのハロゲ ン化誘導基でなる群から選ばれ;R3はハロゲン、メチル基又はフェニル基でな る群から選ばれ;R4は独自にR3と同一又は異なり;及びiは少なくとも2の整 数である)で表される開始剤であり;mは1〜50の数であり;nは2〜20の 数であり;y及びzは9〜100の数であり、同一又は異なる]でなる群から選 ばれるものである、請求項2記載の重合体生成物。 5 R2が、アリール基又は置換アリール基 (ここで、R512は、独自、水素又はC1 〜5アルキル基であり;R13 〜15は、 独自に、水素又はC1 〜5アルキル基又はC4 〜8シクロアルキル基である)である 、請求項4記載の重合体生成物。 6 ポリアミドセグメントに化学的に結合したポリイソブチレンセグメントでな るマルチブロック重合体生成物(ここで、ポリイソブチレンセグメント及びポリ アミドセグメントは繰返しユニットジブロック共重合体を形成し、このジブロッ ク共重合体は少なくとも2回繰返す)を製造する方法において、(a)水酸基又 は水酸基に変換される少なくとも2つの官能末端基を有する開始剤を使用し、イ ソブチレンをカチオン重合してジテレケリックポリイソブチレンを生成し;(b )ジテレケリックポリイソブチレンの末端基をジカルボン酸と反応させて、カル ボキシル末端ジテレケリックポリイソブチレンプレポリマーを生成し;(c)プ レポリマーを少なくとも1つのジカルボン酸及び少なくとも1つのジイソシアネ ートと反応させ;及び(d)ジブロック共重合体を回収する工程を包含してなる 、マルチブロック重合体生成物の製法。 7 プレポリマーを少なくとも1つのジカルボン酸及び少なくとも1つのジイソ シアネートと反応させる工程を溶媒中で行う、請求項6記載の製法。 8 溶媒が混合溶媒である、請求項7記載の製法。 9 混合溶媒が少なくとも1つの極性溶媒及び少なくとも1つの非極性溶媒を含 有する、請求項8記載の製法。 10 ポリアミドハードセグメントに化学的に結合したポリイソブチレンゴム状 セグメントでなるマルチブロック熱可塑性エラストマー(ここで、ゴム状セグメ ント及びハードセグメントは繰返しユニットブロック共重合体を形成し、このユ ニットが少なくとも2回繰返す)を製造する方法において、(a)水酸基又は水 酸基に変換される少なくとも2つの官能末端基を有する開始剤を使用し、イソブ チレンをカチオン重合してジテレケリックポリイソブチレンを生成し;(b)ジ テレケリックポリイソブチレンの末端基をジイソシアネートと反応させて、ジイ ソシアネート末端ジテレケリックポリイソブチレンプレポリマーを生成し;(c )プレポリマーを少なくとも1つのジカルボン酸及び少なくとも1つのジイソシ アネートと反応させ;及び(d)ジブロック共重合体を回収する工程を包含して なる、マルチブロック熱可塑性エラストマーの製法。 11 プレポリマーを少なくとも1つのジカルボン酸及び少なくとも1つのジイ ソシアネートと反応させる工程を溶媒中で行う、請求項10記載の製法。 12 溶媒が混合溶媒である、請求項11記載の製法。 13 混合溶媒が少なくとも1つの極性溶媒及び少なくとも1つの非極性溶媒を 含有する、請求項12記載の製法。
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