JPH11507167A - 絶縁ワイヤおよびケーブル - Google Patents

絶縁ワイヤおよびケーブル

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JPH11507167A JP7526457A JP52645795A JPH11507167A JP H11507167 A JPH11507167 A JP H11507167A JP 7526457 A JP7526457 A JP 7526457A JP 52645795 A JP52645795 A JP 52645795A JP H11507167 A JPH11507167 A JP H11507167A
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Abstract

(57)【要約】 ブロックコポリマー含有組成物によって絶縁されたワイヤおよびケーブル(電線ケーブル)を提供し、かかるブロックコポリマーにおいて、一方のポリマーブロックは結晶形ポリビニリデンフルオライドであり、他方のポリマーブロックは、ビニリデンフルオライド、およびヘキサフルオロプロピレンのようなコモノマーから誘導されるランダムに共重合された反復単位を含む無定形ポリマーブロックである。とくに、有用で新規な絶縁組成物は、53〜90%のブロックコポリマー、10〜42%のポリビニリデンフルオライドおよび0〜10%の他のポリマーを含有する。

Description

【発明の詳細な説明】 絶縁ワイヤおよびケーブル 発明の背景 発明の分野 本発明は、絶縁ワイヤおよびケーブルに関する。 発明の導入 熱可塑性ポリマー組成物によってワイヤなどの導線周囲を電気絶縁することは 、既知である。単一の導線周囲に1またはそれ以上の絶縁層を設けたり、個々に 絶縁した複数の導線周囲に1またはそれ以上の絶縁層を設けることができる。絶 縁組成物は、通常ポリマー成分を含むと共に、充填材や酸化防止剤や安定剤や難 燃剤などの他の成分を含む。この目的に広範で種々のポリマーが使用されている が、改善された特性を示したり価格が安い絶縁組成物の必要性は引き続き存在し ている。例えば、内燃機関を動力とする道路車両におけるようなオートマチック トランスミッションに使用される絶縁ワイヤはその改善が望まれている。このよ うなワイヤは、車両運中に150℃もの高温に加熱されるオートマチックトラン スミッション液体(しばしば、ATFと略す。)中に浸漬されながら、長年の期 間にわたり有用であることが要求される。さらに、オートマチックトランスミッ ション内の空間は限られているため、より薄い絶縁層が好適である。 発明の概要 本発明によれば、本発明者は、ビニリデンフルオライドおよび他のコモノマー から誘導されるある種のブロックコポリマーを含む組成物がワイヤの絶縁、例え ばオートマチックトランスミッションシステムに使用されるワイヤの絶縁または 、高温および/またはATF類似の液体にそのワイヤがさらされるような他の状 況に使用されるワイヤの絶縁に使用するのに非常に適していることを見いだした 。対象となるブロックコポリマー(これには、米国特許第5092247号およ び欧州特許公開第0456019A1号に開示のブロックコポリマーが包含され るが、これらに限定されるものではない。)は、i)ビニリデンフルオライドか ら 誘導される反復単位を有する結晶形の第1ポリマーブロック、およびii)ビニリ デンフルオライドおよび少なくとも1つの他のコモノマーから誘導される反復単 位を有し、かつ第1ポリマーブロックよりも結晶性が実質的に低く、好適には実 質的に無定形である第2ポリマーブロックを含んでなる。第1ポリマーブロック は、好適にはビニリデンフルオライドから誘導される反復単位から実質的に構成 されるが、ある種のコモノマーから誘導される反復単位を、少量、好適には5% 未満(本明細書を通して%は重量%を意味する。)、とくに1%未満含んでもよ い。第2ポリマーブロックは、ビニリデンフルオライドおよび少なくとも1つの コモノマー(好適には、少なくとも1つの他のフッ素化コモノマー)から誘導さ れるランダムに共重合した反復単位を含む。 本発明の第1の好適な要旨によれば、本発明は、 (1)ワイヤ、および (2)ワイヤを囲み、 i)反復単位の少なくとも95重量%がビニリデンフルオライドから 誘導される第1ポリマーブロック、および ii)反復単位の少なくとも95重量%がビニリデンフルオライドおよ び少なくとも1つの他のフッ素含有コモノマーから誘導され、かつ当該反復単位 がランダムに共重合された第2ポリマーブロック を含んでなるブロックコポリマーを、ポリマー成分として当該ポリマー成分の重 量に基づき少なくとも50重量%含有する絶縁ポリマー組成物から構成される電 気絶縁外被からなり、かつ 第1ポリマーブロックのビニリデンフルオライド誘導反復単位:第2ポリマー ブロックのビニリデンフルオライド誘導反復単位の重量比は、40:60〜95 :5であって、ブロックコポリマーは、他のフッ素含有コモノマー誘導単位を0 .5〜30重量%含んでなる絶縁ワイヤまたはケーブルを提供する。 本発明の第1要旨に使用しうるポリマー組成物のある種のものは、それ自体新 規である。これらの新規絶縁組成物、および当該組成物に導電性充填材を分散さ せてなる導電性組成物は、本発明の一部を構成する。したがって、好適な第2の 要旨によれば、本発明は、ポリマー成分として、 (A) i)反復単位の少なくとも95重量%がビニリデンフルオライドから 誘導される第1ポリマーブロック、および ii)反復単位の少なくとも95重量%がビニリデンフルオライドおよ び少なくとも1つの他のフッ素含有コモノマーから誘導され、かつ当該反復単位 がランダムに共重合された第2ポリマーブロック を含んでなるブロックコポリマー53〜90重量%(ただし、第1ポリマーブロ ックのビニリデンフルオライド誘導反復単位:第2ポリマーブロックのビニリデ ンフルオライド誘導反復単位の重量比は、40:60〜95:5であって、ブロ ックコポリマーは、他のフッ素含有コモノマー誘導単位を0.5〜30重量%含 む。)、 (B)反復単位の少なくとも95重量%がビニリデンフルオライドから誘導さ れるポリマー10〜42重量%、および (C)1またはそれ以上の他のポリマー0〜10重量% を実質的に含んでなるポリマー組成物を提供する。 図面の簡単な説明 次に、添付の図面によって本発明を説明する。 図1および図2は、本発明の絶縁ワイヤの断面図、および 図3は、オートマチックトランスミッション用の電気ハーネスおよび当該ハー ネスを収納するオートマチックトランスミッション用ケーシングの模式図である 。 発明の詳説 本発明に使用されるブロックコポリマーにおいて、第1ポリマーブロックのビ ニリデンフルオライド誘導反復単位:第2ポリマーブロックのビニリデンフルオ ライド誘導反復単位の重量比は、40:60〜95:5、好適には50:50〜 90:10、とくに65:35〜85:15、とくに好適には70:30〜80 :20である。ブロックコポリマーは、当該コポリマー重量に基づき、コモノマ ーから誘導される反復単位を、0.5〜30、好適には1〜20、とくに1〜1 5、とくに好適には5〜15重量%含む。 当業者にとって、自信の知識および本明細書の開示を参照して、本発明の使用 に適したブロックコポリマーを製造するのは困難でない。ブロックコポリマーの 好適な製造法は、以下のとおりである。 (A)少なくとも95重量%のビニリデンフルオライドを含む第1モノマー成 分を重合させて、第1ポリマーブロックに相当する反応性オリゴマーを形成し、 次いで (B)工程(A)からの反応混合物に、ビニリデンフルオライドおよび少なく とも1つのコモノマーを含む第2モノマー成分を添加して、第2モノマー成分を 反応性オリゴマーと共重合させ、これにより第2ポリマーブロックを形成する。 重合工程(A)および(B)は、乳化重合法または懸濁重合法によって実施す ることができる。乳化重合法による適したブロックコポリマーの製造法の詳細な 記載については、米国特許第5093247号(Barber,Atochem North America Inc.に譲渡)を参照(この全体の開示をも って本明細書の記載とする。)。この方法によって形成されたコポリマーは、熱 可塑性であり、ポリマー分子の少なくとも大半、通常は実質的に全てが単一の第 1ポリマーブロックおよび単一の第2ポリマーブロックを本質的に含む。かかる コポリマーはもちろん他の方法でも形成することができる。また本発明に使用さ れるコポリマーは、ポリマー分子の少なくとも大半、好適には実質的に全てが少 なくとも2つの第1ポリマーブロックに連結される少なくとも1つの第2ポリマ ーブロックを含んでなる熱可塑性エラストマーとすることができ、これにより、 第1ポリマーブロックの融点より低い温度でエラストマーであって第1ポリマー ブロックの融点より高い温度で熱可塑性であるポリマーが得られる。 本発明に使用されるブロックコポリマーの融点は、好適には少なくとも160 ℃、特に好適には少なくとも163℃、例えば160〜170℃またはそれ以上 とすることができる。 ブロックコポリマーの第2ポリマーブロックにおいて、コモノマーは、好適に はフッ素化コモノマー、とくにヘキサフルオロプロピレン(HFP)である。所 望によりHFPと組あわせて使用できる他のフッ素化コモノマーには、他のフル オロアルケン、例えばペンタフルオロプロピレン、テトラフルオロエチレン、お よびクロロトリフルオロエチレン、フルオロアルコキシアルケン、例えばパーフ ルオロエトキシエチレン、およびフルオロアルキルビニルエーテル、例えばパー フルオロプロピルビニルエーテル、パーフルオロメチルビニルエーテル、パーフ ルオロエチルビニルエーテルおよびパーフルオロブチルビニルエーテルが包含さ れる。 絶縁外被の特性に重要な影響を与えうるブロックコポリマーの特性の1つは、 その溶融粘度である。一般に、高溶融粘度が好適であり(もっとも、組成物加工 の容易性の要求によって好適な最大粘度が設定される。)、好適な最小粘度は、 組成物中の他の成分の量および特性に部分的に依存する。ブロックコポリマーの 溶融粘度は、一般に少なくとも5、好適には少なくとも10、とくに少なくとも 15、特に好適には少なくとも20kP(キロポイズ)である(ASTM D3 835により232℃にて剪断速度100秒-1で測定)。 本発明に使用されるポリマー絶縁組成物は、当該ブロックコポリマーに加え、 他のポリマーおよび充填材、酸化防止剤、安定剤および難燃剤のような通常の成 分も含め、他の成分も含有することができる。組成物のポリマー成分は、当該ポ リマー成分の重量に基づき少なくとも50重量%のブロックコポリマーを含み、 一般に、ブロックコポリマーの割合を増加させれば、絶縁特性はより良好になる 。このため、ある種の用途には、好適には少なくとも60%、より好適には少な くとも70%、とくに少なくとも80%、特に好適には少なくとも90%、最も 好適には実質的に100%のブロックコポリマーを使用することが好適である。 他方、ブロックコポリマーと安価な付加的ポリマーの混合物を用いて充分な性能 を得ることができれば、経済的な要請によってこのような混合物は望ましいもの となる。ポリマー成分の一部として(例えば、ポリマー成分の10〜45重量% )存在しうる付加的なポリマーには、他のフッ素化ポリマー、例えばビニリデン フルオライドのホモポリマー(これが好適である。)、前記したような他のフッ 素化モノマーの1つのホモポリマー、および2またはそれ以上のビニリデンフル オライド/他のフッ素化モノマーのランダムコポリマーが包含される。ブロック コポリマーは、好適には組成物全量の少なくとも40、好適には少なくとも60 、 とくに少なくとも75重量%を構成する。 本発明者は、ブロックコポリマーを比較的大きな割合のビニリデンフルオライ ドポリマーと混合すると、得られる混合物は、特に架橋されている場合、高温で のエージングののちでさえ優れた製品寿命を保持できることを見いだした。ビニ リデンフルオライドポリマーは、ブロックコポリマーよりも製造が容易で、製造 コストが安く、その結果、混合物は、許容されるコストで、従来技術よりも改善 され多数の目的に完全に満足した性能レベルを達成する。もっとも、それはブロ ックコポリマーが唯一のポリマーである場合に得られる性能と同じように良好で あるとは言えない。好適な具体例において、ポリマー成分は (A)53〜100、好適には53〜90、とくに58〜90、とくに好適に は58〜75重量%のブロックコポリマー、 (B)0〜47、好適には10〜45、とくに25〜42重量%のポリマー( このポリマーの反復単位は、少なくとも95、好適には実質的に100重量%が ビニリデンフルオライドから得られる。)、 (C)0〜10、好適には0重量%の1またはそれ以上の他のポリマー を本質的に含んでなる。 絶縁組成物は好適には溶融押出成形法によってワイヤに適用する。ブロックコ ポリマーを含む単一の絶縁層、または1つの層のみがブロックコポリマーを含む 2またはそれ以上の絶縁層であってもよく、かかる1つの層は、最内層、中間層 または最外層であってよい。また、ブロックコポリマーを含有する同じ組成物を 2またはそれ以上の層として設けてもよく、また、同じ又は異なるブロックコポ リマーを含有する異なる組成物を2またはそれ以上の層として設けてもよい。ブ ロックコポリマー含有層の厚みは、広範に変化させることができ、例えば、層が 単一絶縁層の場合には0.005〜0.050インチ(0.127〜1.27mm)と することができ、また層が2またはそれ以上の層の1つである場合には0.00 1〜0.050インチ(0.025〜1.27mm)、好適には2.002〜2.01 インチ(0.05〜0.25mm)とすることができる。本発明者は、本発明の驚く べき利点の1つとして、単一層をわずか0.006〜0.015インチ、例えば0 . 007〜0.010インチ(すなわち0.15〜0.38mm、例えば0.18〜0. 25mm)厚とすれば、オートマチックトランスミッションに使用されるワイヤ周 囲で優れた効果が得られることを見いだした。 ワイヤ周囲の絶縁層が異なるポリマー組成物からなる第2層を含んでいる場合 、第2層は、ブロックコポリマーからなる層と組み合わせることによって所望の 組合わせの物性を示す任意のタイプのものとすることができる。非常に薄いブロ ックコポリマー層、例えば約0.003インチ(0.075mm)厚の層でさえ、A TFにさらされる場合ワイヤの性能を著しく改善する。第2層として、0.00 5〜0.02インチ(0.127〜0.5mm)、好適には0.01〜0.015イン チ(0.25〜0.4mm)厚の層を用いると、良好な結果が得られた。第2層は、 例えばポリエチレンもしくは他のポリオレフィンまたはブロックコポリマーに混 和性の好適な付加的ポリマーとして前記したようなポリマーの1つを含む組成物 から構成することができる。他の好適な組成物は、次の文献に記載されたもので ある:係属中で同一人に譲渡された米国特許出願第07/537558号(19 90年6月13日出願、MP1360)および第08/004749号(199 3年1月14日出願、MP1467)、および米国特許第2167278、36 71487、3835089、4048128および4332855号、欧州特 許公報第0057415号。各出願、特許および特許公報の開示全体をもって本 明細書の記載とする。 ブロックコポリマー含有絶縁組成物をワイヤ周囲に配置した後、所望により組 成物を架橋して、その高温特性、とくにその融点付近の温度における高温特性を 改善することができる。コポリマーは好適には、例えば10〜30Mradsの 照射量の高エネルギー電子照射によって架橋する。組成物は、照射によって架橋 する場合、好適にはエチレン系不飽和照射架橋剤、例えばイソシアヌル酸トリア リル(TAIC)またはシアヌル酸トリアリル(TAC)を含む。 本発明に使用されるワイヤは、標準またはソリッド、例えば16〜24AWG スズ被覆銅ワイヤであってよい。本発明の絶縁ワイヤの特定用途の1つは、バッ テリーおよび/または交流発電機による動力回路の一部をこのワイヤが形成する オートマチックトランスミッション、とくに自動車、トラックおよび他の路上お よび水上または水中車両のオートマチックトランスミッションであり、また、絶 縁体が連続的または定期的に有機液体(例えば鉱油または他の炭化水素)に接触 したりそして/または例えば100〜150℃の高温で操作するような他の状況 下での使用が包含される。好適には、絶縁外被は、絶縁ワイヤが150℃×20 00時間のATF中への浸漬後に、絶縁ワイヤがクラッキングを起こすことなく ワイヤ直径の2倍の直径を有するマンドレル周囲に巻き付けることができるよう なものである。オートマチックトランスミッションについては、通常ワイヤは、 特定のオートマチックトランスミッションに適合するように設計された形態に複 数のワイヤを配置してなるハーネスに、予め加工される。ハーネスはトランスミ ッションのケーシング内に完全に収納でき、次いでワイヤを、ケーシング内に置 かれたトランスミッションの一部(例えばソレノイドまたは、電気接続をハーネ スとケーシング外部に配置した車両との配線系の間に形成するようなオートマチ ックトランスミッションのケーシングに物理的に固定したコネクター)に電気接 続させる。一般に、ハーネスの1またはそれ以上のワイヤは、シール部分を介し ケーシング内を通過する。とくに、後者の場合、絶縁体を浸透するトランスミッ ション液体が標準ワイヤの下部をつたってケーシング外部へ通過する危険が存在 する。この危険を減少させるため、標準ワイヤは好適には、好適なポリマー組成 物(例えばシロキサンまたはシリコーンゴム)を含浸して遮断する。 路上車両(例えば自動車またはトラック)のオートマチックトランスミッショ ンに絶縁ワイヤを用いる場合、ワイヤはしばしば、バッテリー(または交流発電 機)、代表的には12ボルト(公称)または24ボルト(公称)のバッテリーか らの直流によって動力付与される回路の一部を形成する。例えば、600ボルト までの高いボルトを電気動力車両に使用することが考えられる。驚くべきことに 、本発明者は、絶縁ワイヤの電気性能はACを用いた場合よりもDCを用いた場 合の方が良好であることを見いだした。 オートマチックトランスミッシン液体(ATF)としての使用に適した組成物 は、当業者には既知である。代表的には、この組成物は、低粘度(例えば40℃ で40mm2/秒未満)および低粘度-温度依存性を示す液体を基本とし、多数の添 加剤、例えば摩擦変性剤、酸化抑制剤および抗摩耗剤を含む。ATFについての 付加的な情報は、次の文献に見られる:SAE Information Re port entitled Fluid for Passenger Ca r Type Automatic Transmissions−SAEJ3 11APR86およびSAE Recommended Practice e ntitled Powershift Transmission Flui d Classification−SAEJ1285JAN85。 次に、図面を参照して説明するが、図1および図2は、ブロックキング(粘着 性)化合物2を含有する標準的導線1を備えかつ前記したようなブロックコポリ マーを含有する絶縁層3によって囲まれている絶縁ワイヤを示し、図2では、異 なるポリマー組成物の第2絶縁層4を示す。図3に示すように、オートマチック トランスミッションのハーネス6は数本の枝線61、62などを備え、これら枝 線は、各々、端子71、72などを末端に有する2または3本の絶縁ワイヤを備 え、かかる端子はレセプタクル81、82などにプラグされ、これらレセプタク ルはオートマチックトランスミッションハウジング8内に設けられ固定されてい る。ワイヤはシール部分88を介しハウジング8内を通過する。 実施例 実施例1〜5 5つの絶縁組成物を製造した。各々、後記表1に特定したポリマー88.8% 、三酸化アンチモン5%、イソシアヌル酸トリアリル3.6%、酸化防止剤0.1 %(Ciba Geigyから入手、Irganox1010(商標名))、二 塩基性フタル酸鉛(Anzonから入手、Dythal XL(商標名))2.5 %を含む。各組成物を、13AWG37/29スズ被覆銅標準ワイヤに溶融押出 成形して厚み約0.014インチ(0.35mm)の絶縁外被を形成した。次いで、 外被を照射量約15Mradで照射して架橋した。絶縁体を被覆ワイヤの試料か ら外し、以下の試験に付した。 モジュラス 200℃にて米国特許第4155823号に詳述の方法(この開示をもって本 明細書の記載とする。)を用い、最初に製造したままの絶縁体のM100値を測定 した。 初期伸び 室温にてASTM D3032セクション17に詳述の方法を用い、クロスヘ ッド速度20インチ/分およびジョー間隔1.1インチで最初に製造したままの 絶縁体の伸びを測定した。 アニール後伸び 絶縁体を予備加熱したオーブンに入れて200℃に加熱し、次いでオーブンを 約3時間をかけて室温まで冷却して絶縁体を冷却し、その後絶縁体の伸びを室温 にて初期伸びと同じ方法を用い測定した。 初期ネッキング 試料を初期伸び試験で伸長させながら観察した。表示「x/y」は次のことを 意味する:y個の試料を試験し、これら試料うちx個は、破断前には全く歪硬化 しなかった(すなわち、試料は部分的にネッキングが生じなかった)。なお、こ れは低い平均伸びと関連があり、不利である。なぜなら、かかる伸びが試料ごと に大きく変化することを意味するからである。 アニール後ネッキング 試料を、加熱処理の後、伸長させながら観察し、同様な方法でネッキング(生 じた場合)を記録した。 収縮率 絶縁体を155℃に加熱し、次いで室温に冷却した。収縮率を測定した。 試験結果を後記の表1に示す。 実施例1〜5に用いたポリマーは種々のグレードのビニリデンフルオライドポ リマー(Atochem North America Inc.から入手、K ynar(商標名))である。実施例3〜5に用いたポリマーは、本発明に使用 されるブロックコポリマーであるが、実施例1および2に用いたポリマーはそう ではない。後記表1に、これらポリマーの特性および実施例1〜5で製造した絶 縁ワイヤについての試験結果を示す。また表1に、以下の実施例9に用いた別の Kynarポリマーの特性および本発明に使用したブロックコポリマーを示す。 表1の略称VDFおよびHFPは各々ビニリデンフルオライドおよびヘキサフル オロプロピレンを示す。表1の溶融粘度はキロポイズで示し、ASTM3835 により232℃および剪断速度100秒-1にて測定した。 実施例6〜9 実施例6〜9において、本発明に使用される絶縁ワイヤを、オートマチックト ランスミッションワイヤ用の絶縁体として従来から使用または提案されてきた絶 縁ワイヤと比較した。絶縁ワイヤおよびその試験結果を後記の表2に示した。以 下の略称を表2に用いた。 EFはエラストマーフルオロカーボンポリマーを含む組成物、 PESは、PCT(国際)出願WO93/08234(E.I.du Pont de Nemours、この開示をもって本明細書の記載とする。)に開示の タイプのポリエステル合金を含む組成物、 EAEはエチレン/メタクリレートエラストマー(du Pontから市販、 Vamac(商標名))を含む組成物である。 被覆ワイヤの試料を、SAEJ1128の方法によりピンチ耐性について試験 すると共に、ISO6722/1の方法により荷重0.75kgを用い試験した。 実施例9のワイヤの他の試料は、熱安定性について試験した。大気中、250 ℃×168時間のエージング後に、絶縁体は伸び約310%および引っ張り強さ 約3700psi(260kg/cm2)を示したが、これは、ASTM D3032の 方法によりクロスヘッド速度20インチ/分およびジョー間隔1.1インチにて 室温で測定したものである。 実施例9のワイヤの他の試料を、150℃での電圧耐性について試験した。直 流電圧250ボルトのRMSを適用すると、絶縁が破壊された。交流電圧40ボ ルトを適用しても、150℃または200℃でも破壊は生じなかった。電圧耐性 をUL Subjct758の方法によって測定した。 実施例9のワイヤの別の試料を、熱HTFに対する耐性について試験した。1 50℃にて市販のATF(Exxsonから市販の製品、H-FN1975(商 標名))中、7000時間浸漬した後でも、絶縁体は、膨潤せず、また絶縁ワイ ヤをワイヤの2倍の直径のマンドレル周囲に数回巻き付けてもクラッキングは生 じなかった。24時間、同じATF中に170℃で浸漬したのちでも、絶縁体は 、膨潤せず、また絶縁ワイヤをワイヤの2倍の直径のマンドレル周囲に数回巻き 付けてもクラッキングは生じなかった。4000時間、別の市販のATF(Et hyl Petroleum Additives Inc.DexronII I:商標名)中に150℃で浸漬したのちでも、絶縁体は、膨潤せず、また絶縁 ワイヤをワイヤの2倍の直径のマンドレル周囲に数回巻き付けてもクラッキング は生じなかった。 実施例10〜14 実施例10〜14を以下の表3にまとめた。各実施例において、KynarR C10089を特記した割合で含む絶縁組成物(前記したブロックコポリマー: ビニリデンフルオライド単位90%およびヘキサフルオロプロピレン単位10% 含有。)およびKynar460(ビニリデンフルオライドのホモポリマー)を 使用した。実施例10〜12において、組成物を5ミル(0.13mm)厚の層と して20AWG19標準ワイヤに直接溶融押出成形して、外径49ミル(1.2mm )の絶縁ワイヤを得た。実施例13および14において、組成物を3ミル(0.0 8mm)厚の層として、予め5ミル(0.13mm)厚のポリエチレン層を被覆した 20AWG19標準ワイヤに溶融押出成形した。各実施例において、被覆ワイヤ を照射量約15Mradで照射した。絶縁体を被覆ワイヤの試料からはずし(K ynarを実施例13および14のポリエチレン絶縁体から分離)、実施例1〜 5のようにアニール処理した後に試験した。結果を表3に示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.(1)ワイヤ、および (2)ワイヤを囲む電気絶縁外被であって、 i)反復単位の少なくとも95重量%がビニリデンフルオライドから 誘導される第1ポリマーブロック、および ii)反復単位の少なくとも95重量%がビニリデンフルオライドおよ び少なくとも1つの他のフッ素含有コモノマーから誘導され、かつ当該反復単位 がランダムに共重合された第2ポリマーブロック を含んでなるブロックコポリマーを、ポリマー成分として当該ポリマー成分の重 量に基づき少なくとも50重量%含有する絶縁ポリマー組成物から構成される電 気絶縁外被からなり、かつ 第1ポリマーブロックのビニリデンフルオライド誘導反復単位:第2ポリマー ブロックのビニリデンフルオライド誘導反復単位の重量比は、40:60〜95 :5であって、ブロックコポリマーは、他のフッ素含有コモノマー誘導単位を0 .5〜30重量%含んでなる絶縁ワイヤまたはケーブル。 2.ポリマー成分は、(A)ブロックコポリマー53〜100重量%、(B) 反復単位の少なくとも95重量%がビニリデンフルオライド誘導反復単位である ポリマー0〜47重量%、および(C)1またはそれ以上の他のポリマー0〜1 0重量%を実質的に含んでなる請求項1記載のワイヤまたはケーブル。 3.ポリマー成分は、ブロックコポリマー58〜75重量%およびビニリデン フルオライドのホモポリマー25〜42重量%を実質的に含んでなる請求項2記 載のワイヤまたはケーブル。 4.ポリマー成分は、 (A)ブロックコポリマー55〜90重量%、および (B)ビニリデンフルオライドのホモポリマー10〜45重量%を実質的に含 み、ブロックコポリマーは絶縁ポリマー組成物の少なくとも40重量%を構成す る請求項1記載のワイヤまたはケーブル。 5.(A)ブロックコポリマーは少なくとも160℃の融点を有し、(B)第 1ポリマーブロックはビニリデンフルオライド誘導単位を実質的に含んでなり、 (C)第2ポリマーブロック中の他のフッ素含有モノマーは、ヘキサフルオロプ ロピレン、テトラフルオロエチレン、クロロトリフルオロエチレン、パーフルオ ロエトキシエチレン、パーフルオロプロピルビニルエーテル、パーフルオロメチ ルビニルエーテル、パーフルオロエチルビニルエーテルおよびパーフルオロブチ ルビニルエーテルからなる群から選ばれる少なくとも1つのモノマーである前記 請求項の1つに記載のワイヤまたはケーブル。 6.ワイヤを囲んで当該ワイヤに接触する第1絶縁外被、および i)第1外被を囲んで当該ワイヤに接触し、ii)絶縁ポリマー組成物から構成 され、iii)厚み0.002〜0.01インチ(0.05〜0.25mm)を有する第 2絶縁外被 を備える前記請求項の1つに記載の絶縁ワイヤ。 ワイヤ。 7.絶縁ポリマー組成物は照射によって架橋されたものである前記請求項の1 つに記載の絶縁ワイヤ。 8.自動車のオートマチックトランスミッションへの使用に適した電気ハーネ スあって、 そのように使用される場合少なくとも部分的にかかるオートマッチックトラン スミッション液体中に浸漬されると共に、前記請求項の1つに記載の絶縁ワイヤ を複数備えてなるハーネス。 9.ポリマー成分として、 (A) i)反復単位の少なくとも95重量%がビニリデンフルオライドから 誘導される第1ポリマーブロック、および ii)反復単位の少なくとも95重量%がビニリデンフルオライドおよ び少なくとも1つの他のフッ素含有コモノマーから誘導され、かつ当該反復単位 がランダムに共重合された第2ポリマーブロック を含んでなるブロックコポリマー53〜90重量%(ただし、第1ポリマーブロ ックのビニリデンフルオライド誘導反復単位:第2ポリマーブロックのビニリデ ン フルオライド誘導反復単位の重量比は、40:60〜95:5であって、ブロッ クコポリマーは、他のフッ素含有コモノマー誘導単位を0.5〜30重量%含む 。)、 (B)反復単位の少なくとも95重量%がビニリデンフルオライドから誘導さ れるポリマー10〜42重量%、および (C)1またはそれ以上の他のポリマー0〜10重量% を実質的に含んでなるポリマー組成物。 10.ポリマー成分として、前記ブロックコポリマー58〜75重量%および ビニリデンフルオライドのホモポリマー25〜42重量%を実質的に含んでなる 請求項1記載の組成物。
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