JPH11506198A - 低次グラディオメータを用いて高次グラディオメータを得るための方法及び装置 - Google Patents

低次グラディオメータを用いて高次グラディオメータを得るための方法及び装置

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JPH11506198A
JPH11506198A JP9500054A JP50005497A JPH11506198A JP H11506198 A JPH11506198 A JP H11506198A JP 9500054 A JP9500054 A JP 9500054A JP 50005497 A JP50005497 A JP 50005497A JP H11506198 A JPH11506198 A JP H11506198A
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ヴルバ,ジュリ
ジェームズ ハイド,ゴルドン
メング シクタス リー,ワイ
ロナルド テイラー,ブレント
アラン ティロットソン,マーク
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シーテイーエフ システムズ インコーポレイテッド
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Abstract

(57)【要約】 予め設定されたセンサグラディオメータを用いて磁気測定を得るための方法及び装置であって、このグラディオメータは、より高次のグラディオメータを用いて得られる磁気測定にほぼ等しくなる。この装置及び方法は、基準のテンソルグラディオメータを含み、そして測定されたテンソルの適当な成分は、センサグラディオメータから得られる測定値と結合され、より高次のセンサグラディオメータにより測定されたものとほぼ等しい磁気測定値を得る。

Description

【発明の詳細な説明】 低次グラディオメータを用いて高次グラディオメータを得るための方法及び装 置 (技術分野) 本発明は、磁気測定を行うための方法及び装置に関する。さらに、本発明は、 高次のグラディオメータを用いて得られる測定と結果的にほぼ同一となる測定が 、低次のグラディオメータを用いてなされる磁気測定に関する。 (背景技術) 磁力計をもとにしたSQUIDを備える小さな磁場信号の測定は知られている 。そこで使われているように、小さな磁場信号という用語は、生物学的磁気計測 、地球物理学、非破壊評価に基づくSQUID(SQUID NDE)等で出会 うような磁場の強さを含むものを意味する。 コッホ(Koch)への米国特許第5,122,744号に示されるような一対ある いは数対の磁力計を結合するか、またはルドビーク(Ludwig)他の米国特許第5, 311,129号に示されるように、一対あるいは数対の反対極を検知するセン サコイルを用いるグラディオメータを形成することは知られている。 逆巻線型のグラディオメータに関する議論は、「SQUIDグラディオメータ の空間識別と三次グラディオメータの性能」(J.Vrba,A.A.Fife and M.B.Burbank,カナダ物理学会誌、60,1982,pp. 1060−1073)にあり、その内容は参考としてここに含まれる。 一般的に、上記したヴィルバ(Vrba)他の参考例において議論されているように 、グラディオメータは、磁力計が好ましく(ここで使用されているように、磁力 計及び零次グラディオメータという用語は、同義語を意味し、またグラディオメ ータに対する参考例は、参考文献の内容によれば、当該技術では明らかであるよ うに、磁力計を含んでよい。)、それらは磁場の改善された空間フィルタリング を提供する。 言い換えれば、非零次のグラディオメータは、このグラディオメータのセンサ コイルにかなり近接して配置された磁力源に対し高感度を維持でき、グラディオ メータのセンサコイルから比較的離れて配置された磁力源に対し急激に減少した 感度(改善されたリジェクション)を呈する。 さらに、一般的に、高次のグラディオメータは低次のグラディオメータよりも より良いリジェクション(rejection)を示す。そのような空間フィルタリングは しばしば有利であり、グラディオメータがシールドされない、あるいは最小限度 にシールドされた環境で使用される場合には、特に有利である。 物理的及び大きさの制約、製造加工の条件、グラディオメータの平衡関係のよ うな種々の要因により、ハードウエアにセンサとして二次あるいは高次のグラデ ィオメータを使用するマルチセンサ装置を製造することは概して実際的でない。 したがって、ハードウエアに高次グラディオメータセンサを用いるマルチセンサ 装置は、商業的に実用的ではなかった。 それ故、二次あるいは高次のグラディオメータのセンサを使用することなく、 それらセンサを用いて得られるものとほぼ等しい測定を行うことができる方法あ るいは装置が望まれている。 (発明の開示) 本発明の目的は、選択された高次のセンサグラディオメータから得られるであ ろう測定とほぼ同一の磁気測定を得るために、与えられた次数のセンサグラディ オメータを使用する新規な方法及び装置を提供することである。 本発明の第1の観点によれば、選択された次数のグラディオメータが、二次の ものと等しいか、あるいは与えられた次数より高次のセンサグラディオメータか ら得られるものとほぼ等しい磁気測定を得るための方法を提供するものであり、 (i) 前記センサグラディオメータを第1位置に配置し、 (ii) この第1位置から離れて基準システムを配置し、この基準システムが、 少なくとも前記与えられた次数、あるいは前記選択された次数よりも低い次数で はあるが前記与えられた次数よりも高い次数のテンソルグラディオメータを含ん でおり、 (iii) 前記基準システムの前記次数に対するそれぞれのテンソルを決定し、 (iv) 前記基準システムに対して前記センサグラディオメータの特性ベクトル を決定し、 (v) 前記センサグラディオメータから出力を測定し、 (vi) 前記基準システムの測定された各テンソルを前記センサグラディオメー タの特性ベクトルに投影し、かつ、この投影された結果と前記測定された出力を 結合し、前記選択された次数のセンサから得られるものとほぼ等しい測定を形成 する、 各ステップを備えている。 本発明の他の観点によれば、選択された次数のグラディオメータが、二次のも のと等しいか、あるいは与えられた次数より高次のセンサグラディオメータから 得られるものとほぼ等しい磁気測定を得る装置を提供するものであり、 (i) 与えられた次数の少なくとも1つのセンサグラディオメータと、 (ii) 前記少なくとも1つのセンサグラディオメータから離れて配置され、少 なくとも前記与えられた次数、あるいは前記選択された次数よりも低い次数では あるが前記与えられた次数よりも高い次数のテンソルグラディオメータを含む基 準システムと、 (iii) この基準システムの各テンソルグラディオメータからの出力を前記少な くとも1つのセンサグラディオメータに投影し、そして、この投影結果と前記測 定された出力を結合し、前記選択された次数のセンサから得られるものとほぼ等 しい測定を形成するための信号処理手段と、 を備えている。 本発明の他の観点によれば、選択された次数のグラディオメータが、二次のも のと等しいか、あるいはそれよりも高い次数であり、この選択された次数が使用 されるセンサグラディオメータの与えられた次数よりも高次となっているグラデ ィオメータから得られるものとほぼ等しい複数の生物学的磁気測定を得るための バイオマグネットメータシステムを提供するものであり、 与えられた次数の複数のセンサグラディオメータと、 前記複数のセンサグラディオメータから離れて配置され、少なくとも前記与 えられた次数、あるいは前記選択された次数よりも低い次数ではあるが前記与え られた次数よりも高い次数のテンソルグラディオメータを含む基準システムと、 前記複数のセンサグラディオメータ及び前記テンソルグラディオメータから 得られた複数の測定信号をデジタル化する手段と、 前記テンソルグラディオメータからのデジタル化した測定信号を前記複数の センサグラディオメータの各々に投影し、この投影結果と、それぞれのセンサグ ラディオメータから得られた前記デジタル化した測定信号を結合し、前記選択さ れた次数のセンサグラディオメータから得られるものとほぼ等しい測定を形成す るための信号処理手段と、 を備えている。 本発明のさらに他の観点によれば、少なくとも1つの与えられた次数のセンサ グラディオメータを備えて磁気測定を得る方法であって、この磁気測定は、選択 された高次のグラディオメータの数が、二次、あるいはそれより高次のものと同 数であるグラディオメータを用いて得られる磁気測定にほぼ等しい上記測定を得 る方法を提供するものであり、 (i) 基準システムを第1位置に配置し、この基準システムが、前記与えられた 次数に等しいある階数のテンソルを測定し、さらに、必要ならば、前記選択され た次数よりも低い次数ではあるが前記与えられた次数よりも高い次数に対するテ ンソルを測定し、 (ii) 少なくとも1つのセンサグラディオメータをそれぞれ第2位置に配置し て、この少なくとも1つのセンサグラディオメータに対する特性ベクトルを決定 し、 (iii) 前記少なくとも1つのセンサグラディオメータから磁気測定値を表す出 力を得て、 (iv) 前記決定したテンソルを前記第2位置に投影し、そして、この投影結果 と前記得られたた出力を結合し、前記選択された次数のセンサグラディオメータ の同等の数によって決定されたものとほぼ等しい磁気測定を形成する、 各ステップを備えている。 (図面の簡単な説明) 本発明の好ましい実施の形態は、添付図面を参照して、例示としてのみ以下に 記載される。 図1は、磁力計(零次グラディオメータ)センサ、一次グラディオメータのセ ンサ、二次グラディオメータのセンサ、及び各次数のセンサの配置例を表す本明 細書で使用される記号を示す。 図2は、零次グラディオメータのセンサの概略図である。 図3は、一次グラディオメータのセンサの概略図である。 図4aから図4cは、一次グラディオメータの概略図である。 図5は、一般化された二次グラディオメータの概略図である。 図6aから図6cは、二次グラディオメータのいくつかの配置の概略図である 。 図7aは、3成分ベクトル(テンソル)磁力計を図示するのに使用される記号 を示す。 図7bは、一次テンソルグラディオメータを図示するのに使用される記号を示 す。 図7cは、二次テンソルグラディオメータを図示するのに使用される記号を示 す。 図8は、一次グラディオメータから得られるであろうものとほぼ等しい磁力計 から、磁気測定を得るために使用される従来技術の装置を示す。 図9aから図9dは、テンソル磁力計のいくつかの可能な配置を示す。 図10は、二次グラディオメータから得られるであろうものとほぼ等しい磁力 計からの磁気測定を得るために使用される本発明の実施の形態を示す。 図11aから図11dは、一次テンソルグラディオメータの可能ないくつかの 配置を示す。 図12は、二次グラディオメータから得られるであろうものとほぼ等しい一次 グラディオメータからの磁気測定を得るために使用される本発明の実施の形態を 示す。 図13は、三次グラディオメータから得られるであろうものとほぼ等しい磁力 計からの磁気測定を得るために使用される本発明の実施の形態を示す。 図14aは、二次テンソル磁力計の好ましい配置を示す。 図14bから図14gは、二次テンソルグラディオメータの他の可能な配置を 示す。 図15は、図14aの二次テンソルグラディオメータの配置を詳細に示す。 図16は、三次グラディオメータから得られるであろうものとほぼ等しい一次 グラディオメータからの磁気測定を得るために使用される本発明の実施の形態を 示す。 図17は、三次のグラディオメータから得られるであろうものとほぼ等しい二 次グラディオメータからの磁気測定を得るために使用される本発明の実施の形態 を示す。 図18は、本発明を使用するマルチチャンネルバイオマグネットメータを示す 。 図19は、図18のバイオマグネットメータで使用される参考装置と、センサ の配置、ヘルメットの配置の断面図を示す。 図20は、本発明の1観点と一致するヘルメットの上断面図を示す。 図21は、図20のA−A線に沿う図を示す。 (発明を実施するための最良の形態) 以下の議論において、大文字は実際の場及びグラディエント(すなわち、B、 G)をいうのに使用され、小文字は磁力計(マグネットメータ)のような種々の 装置からの出力(すなわち、b)をいうのに使用される。また、肉太活字体(本 明細書では肉太活字体または で示す。)はベクトル量を示し、非肉太活字体は それぞれのベクトルの大きさを示す。 上記の文字の上付きは、関連する位置を示し(すなわち、0 は、原点0での グラディエントテンソルを示す)、かっこ付き下付きは、量の次数を示す(すな わち、 (1)はテンソル場の零次グラディエントを示し、 (1)はテンソル (1) のすべての成分に応じた測定された一次グラディオメータの出力を示す。 以下の議論において、次数の上付きは、一次グラディエントテンソル及び/ま たはグラディオメータの出力のために省略することができる。すなわち、 (1) 及び (1))。 更に、記号に続く下付きは、与えられた量の成分を示す。例えば、G(1) 13は 、一次グラディエントテンソルの成分1、3を示し、g(1) 13は一次グラディエ ントテンソルの測定された成分1、3を示す。 付録Aの方程式(1)は、原点0に関する位置uでの磁界が、テイラー級数展 開によって与えられることを示し、それは、原点(0 )での磁界に、に投影 される原点(0 (1))での一次グラディエントや、に投影される原点での二次 グラディエント等を加えたものである。 明解さと簡単化のために、以下の議論では、高次グラディエントの項は示され ない。これは通常のケースではないが、高次グラディエントの影響はしばしば無 視できることが、経験上わかってる。 付録Aの方程式(2)から(4)は、任意の配置での一次、二次、三次のグラディエ ントのテイラー級数展開の最初の2項を示す。もちろん、当該技術分野で明らか のように、四次あるいは高次の方程式は同様である。 本発明において、センサグラディオメータは何次でもよい。しかし、実際には 零次、一次、二次のグラディオメータが、大きさの制限や製造上の条件の理由か ら好ましい。もしセンサ装置が比較的、雑音のない環境(磁気遮蔽がされている ような部屋)で使用されるなら、零次、一次、二次のセンサグラディオメータが 使用されてよい。もしセンサ装置が適度に雑音がある環境で使用されるのであれ ば、零次のグラディオメータは適さない。 図1は、本明細書で用いられる零次、一次、二次のグラディオメータのセンサ 、それらの出力を示すために用いられる記号(それぞれs(0)、s(1)、s(2)) 、及びそれらセンサのいくつかの可能な配置例を示している。本発明は、特定の 配置でのセンサの使用に制限されず、径方向、平面あるいは他のセンサの配置で 、希望されるように使用される。 図2は、零次グラディオメータセンサの略図である。センサは原点に関してu の位置に配置され、N回巻きの単一コイルを含む。センサはコイルエリアに垂直 である特性単位ベクトルによって定義される。 簡単にいえば、もし磁界がであれば、そのときセンサの出力s(0)は、セン サコイルの平面に垂直なの成分(との内積)とセンサのゲインとの積で あり、αBがセンサのゲインである付録Aの方程式5によって与えられる。言い 換えれば、センサの出力はセンサコイルのベクトルの方向に磁界ベクトルの投 影によって与えられる。 図3は,二つのセンサコイルを含む零次グラディオメータのセンサの略図であ り、実質的に反対方向である( 1=− 2)特性単位コイルベクトル 1及 び 2を示し、それらはそれぞれN1回巻き、N2回巻きである。 各センサコイルは、それぞれ位置ベクトル 1 2によって示される位置に配 置され、二つのコイルは特性基線ベクトルによって表されるグラディオメータ の基線によって分離される。 センサs(1)の出力は、αGがセンサのゲインである付録Aの方程式(6)に示さ れるような、二つのセンサから測定される。もし原点が中点に移動し 2 1とされると、方程式(6)は付録Aの方程式(7)に示すように書き換えられる 。明らかなように、センサの出力はベクトル及びへの一次グラディエントテ ンソルの投影である。 図4a〜図4cは、一次グラディオメータ用の図形の内、3つの可能な図形を 示している。当業者に明らかなように、図4aのグラディオメータのために、 =d(0,0,1)及び=(0,0,1)が与えられ、次に、センサ出力s(1 ) =αG1)=αG133dが与えられる。 図4bのグラディオメータのために、=d(0,1,0)及び=(0,0 ,1)が与えられ、次に、センサ出力 (1)=αG1)=αG123d が与えられる。 また、図4cに示される傾斜したコイルを有するグラディオメータのために、 =d(0,0,1)、例えば、=(0,1/√2,1/√2)が与えられ、 次に、センサ出力s(1)=αG1)=(αG1/√2)(G23+G33) dが与えられる。後者の例において示すように、センサ出力は、一次グラディエ ント成分(first order gradient components)の混合である。 図5に、二次グラディオメータの概略図を示す。図示するように、二次グラデ ィオメータは、概略、2つの一次グラディオメータを形成するように配列されて いる4つのコイルを有している。 一般的には、特性ベースライン(the characteristic baselines)’は平 行であり、特性コイルユニットベクトル’は対向している。この場合、各 グラディオメータの出力は、方程式(7)によって与えられ、’と仮定さ れ、二次グラディオメータの出力s(2)は付録Aの方程式(8)によって与えられる 。 方程式(7)で用いられた係数と同じ係数を用いて、’と置くと、方 程式(2)から、二次グラディオメータの出力は、付録Aの方程式(9)に示されるよ うに描くことができる。 方程式(9)から明らかなように、二次グラディオメータの出力は、特性ベクト ル及びへの二次グラディエントテンソルの投影である。ここで、はコ イルの方向であり、及びはグラディオメータのベースラインである。 一次グラディオメータを用いると、二次グラディオメータのために種々の異な る図形が可能であり、また図6a〜図6cに3つの可能な図面を示す。 図6aに示される図形では、及びは平行で、また=(0,0,1) であり、センサ出力はs(2)=αG2 (2))=αG2(G333q・d )であることは当業者には明らかである。 図6bに示される図形では、及びは平行であり、に対して垂直であり、 ここで=(0,0,1)、=(0,1,0)であり、センサ出力はs(2)= αG2 (2))=αG2(G233q・d)である。 図6cに示される図形では、は平行であり、=(0,0,1)、= (0,1/√2,1/√2)であり、センサ出力はs(2)=αG2 (2))=(αG2/√2)(G233+G333)・q・dである。後者の図形に示すよ うに、出力は、二次グラディエント成分の混合である。 これまでは、零次、一次及び二次のセンサに限定して述べてきたが、必要であ れば、更に高次のセンサを使用できることは当業者には明らかである。 より高次のセンサで得られる磁気測定とほぼ同一の磁気測定を得るために、本 発明は、センサから得られる測定と基準システムから得られる測定とを結合させ る。必要とする測定次数によって、基準システムは、テンソル磁力計、一次のテ ンソルグラディオメータ及び/または二次のテンソルグラディオメータ及び/ま たは高次のテンソルグラディオメータを含むことになる。 図7aは、テンソル磁力計及びその出力を表す記号を示し、図7bは、一次グ ラディエントテンソル及びその出力を表す記号を示し、図7cは、二次グラディ エントテンソル及びその出力を表す記号を示す。 ここで使用されている、“テンソルグラディオメーダ”という用語は、関連す る測定特性が、零次グラディエント(磁界の3要素)、一次グラディエント(少 なくとも5つの線形的な独立した成分、二次グラディエント(少なくとも7つの 線形的な独立した成分)など、のいずれであるかどうかを完全に区別して十分な 情報を戻す基準素子を構成することを意味している。 磁力計センサによる一次グラディエント測定 図8は、従来技術のシステムを示し、テンソル磁力計は、磁力計センサと結合 されており、一次グラディオメータで得られる測定とほぼ等しい測定を得ること ができる。このシステムは、基準システムからへ磁気測定の関連する要素を投 影し、これらを一次グラディオメータで得られる測定とほぼ等しい測定を得るた めにセンサ測定に結合させる。 一方、本発明は、図8の従来技術で得られるような測定を提供でき、また、二 次、三次またはそれ以上の高次のグラディオメータで得られる測定とほぼ等しい 測定を得ることができるという優位性がある。更に、本発明は、零次、一次、二 次またはそれ以上の高次のセンサグラディオメータを用いることに限定されない 。 このような優位性及び特性を提供するために、本発明は新しい基準システムを 採用しており、このシステムは、零次、一次、二次またはそれ以上の高次のテン ソルグラディオメータを構成している。 以下に述べるように、基準システムのテンソルグラディオメータの出力は直交 していると椎測される。これらの出力が直交していない場合には、これら成分を 直交化させることが必要であることは当業者には明白である。 図9aは1つの可能な基準テンソル磁力計の図形を示しており、3つの相互に 直交するセンサコイルが立方体のキャリアの回りを覆っている。 図9bは、他のの可能な図形を示しており、互いに直交するセンサコイルは立 方体のキャリアの適宜の面に配置されている。 図9cに示す図形は、ルドヴィッヒ(Ludwig)他の米国特許第5,311,1 29号に開示されたような図形を示しており、3つのセンサコイルの各々は、3 面を有するピラミッド型のキャリアの対応する1つの面に配置されており、お互 いに直交していない。図9dは、3つのセンサコイルが離れて配置されている一 般的なケースを示している。 互いに直交する図形は、測定結果のプロセスが複雑にならないので、基準シス テムにおいて使用するのに適している。しかしながら、非直交図形に必要な付加 的な信号プロセスは、ルドヴィッヒが教示しているように、薄いフィルムの図形 内に平面のコイルを持つ基準システムを構成することによって提供される製造の 優位性により有効にオフセットされることが予期される。 本発明の基準システムは、直交図形または非直交図形のいずれに使用されると しても、センサは基準システムのどの軸にも正しく調整させる必要がないことは 重要である。 付録Aの方程式(10)は、図8の従来技術の一次グラディオメータの出力s(1) に対する投影biによってどのように形成されるかを示しており、投影biは 基準テンソル磁力計によって測定された磁界の3つの直交する成分であり、セン サαs及び基準システムαBのゲインが正常になった後で、これらの値は測定され た零次センサ出力s(0)と結合される。 この方程式(10)において、各々のbiのゲインは同じであるが、もっと一般的 なケースに容易に適応できると思われる。 方程式(10)は、付録Aの方程式(11)に示すように、基準システムの線形結合の 項に書き換えることができる。ここで、係数cはcj=(αs/αB)pjと定義さ れる。ここで、pjの成分である。 磁力計センサによる二次グラディエント測定 図10は、本発明の実施の形態の概略図を示しており、二次グラディオメータ によって得られる測定にほぼ等しい磁力計による磁気測定を得るために使用され る。 図8に示すシステムとは明らかに異なっており、基準システムは、零次テンソ ルグラディオメータ及び一次テンソルグラディオメータを構成している。 一次テンソルグラディオメータを有する基準システムは、種々の方法で構成で き、いくつかの可能な図形が図11a〜図11dに示されている。 図11aは、一次テンソルグラディオメータの図形を示しており、グラディオ メータのコイルは、十字形型のキャリアの適宜の部分の回りを覆われており、本 発明者にとって、円形コイルを有するこの図形が好適である。 図11bは、他の一次テンソルグラディオメータの図形を示しており、グラデ ィオメータのコイルは十字形型のキャリアの適宜の面に配置されている。 図11cは、上述したルドヴィッヒの特許に示されているような一次テンソル グラディオメータの図形を示している。 図11dは、テンソルグラディオメータコイルが離れて配置されている一般的 なケースを示している。また、他の図形も、関連する製造または組立によっては 好適であることは、当業者にとっては明らかである。 図10の実施の形態において、センサの軸は、基準システムのどの軸にも対応 することは要求されない。実際、基準システムのテンソル磁力計の軸は、基準シ ステムの一次テンソルグラディオメータの軸に対応することは要求されない。 しかしながら、信号の複雑さ及び関連する信号プロセスの必要性は、基準シス テムのテンソル磁力計及び一次テンソルグラディオメータが整列された場合(例 えば3つの共通軸を有する)には減少する。 本発明の実施の形態において、磁力計(零次グラディオメータ)センサ及び基 準テンソル磁力計により得られる測定は、一次グラディオメータの測定を得るた めに適当に結合され、次に、二次グラディオメータセンサから得られる測定とほ ぼ等しい測定を得るために基準システムの一次テンソルグラディオメータによっ て得られる測定と適当に結合される。基本的に、この手順は、センサの特性ベク トルと基準システム()への基準テンソル磁力計と基準テンソル一次 グラディオメータの出力の投影である。 特に、図10に示すように、磁力計(零次グラディオメータ)センサはベクト ルで表される。基準テンソル磁力計の出力は、ベクトルで表され、基準一次 テンソルグラディオメータの出力は、gijで表される。ここで例えば、ij=( 11,12,13,22,23,...)である。 したがって、二次グラディオメータ測定は、付録Aの方程式(12)から得られる 。ここで、αs及びαBは前述のように定義され、αG1は、基準一次テンソル グラディオメータのゲインであり、は、センサ磁力計及び基準磁力計の出力か ら形成される一次グラディオメータと等しいベースラインであり、dG1は、基準 一次テンソルグラディオメータのベースラインであり、この例では、すべての要 素に対して等しいと推測される。 この特異な例において、記述の明瞭化及び単純化のために、各要素のゲインは 、テンソル磁力計及び一次テンソルグラディオメータ内で同じであり、また、一 次テンソルグラディオメータのベースラインは同じである。このケースでは必要 はないかもしれないが、方程式(12)は、可変ゲインまたはベースラインに合わせ るために容易に書き換えられることは当業者には明らかである。 方程式(12)において、は、基準テンソル一次グラディオメータの出力であり 、この構造は実質的に一次グラディエントテンソル (1)の構造と同じである。 一次テンソルグラディエントは、5つの線形独立成分によって十分に表現され ることは当業者にとって明らかである。したがって、テンソル一次グラディオメ ータの出力は選択され、1つの可能な形が付録Aの方程式(13)に示されている。 便宜上、これらの5つの成分は、ベクトルとして表される。 ここで、例えば、=(g11,g12,g13,g22,g23)である。したがって 、方程式(12)は、付録Aの方程式(14)に示すように基準出力の線形結合として二 次グラディオメータの出力を表すために書き換えられる。 方程式(14)において、係数Cは前述のように定義される。係数kは、各項yi, i=1〜5に関連する項を集合させることによって導かれる。付録Aの方程式(1 5)〜(19)は、=(g11,g12,g13,g22,g23)を例示するための適当なki を示す。 これらの方程式において、αsはセンサのゲインであり、αGijは基準一次グラ ディエントテンソルの成分ijのゲインであり、dijは基準テンソル一次グラデ ィオメータのベースラインの長さであり、=(d1,d2,d3)はセンサに対 応するベースラインベクトルであって、ベクトルの長さはdであり、また、= (p1,p2,p3)はセンサの特性コイルベクトルである。 例えば、αG's及びαG1'sはすべて同じではなく、簡単に言うと、dGiは、 dijに置き換えられる。 一次グラディオメータセンサによる二次グラディエント測定 図12に、本発明の実施の形態の概略図を示す。これは、二次グラディオメー タから得られる測定とほぼ等しい一次グラディオメータから磁気測定を得るため に用いられる。他の実施の形態として、センサグラディオメータは、基準テンソ ル一次グラディオメータの軸と整列される軸を有する必要はない。 この実施の形態において、センサの出力s(1)は、方程式(7)によって与えられ 、また、要求される第2グラディエント測定s(2)は、方程式(12)の第3項のよ うに、基準一次グラディエントテンソルを特性ベクトル及びに投影すること によって得られ、結果は、センサ出力s(1)に結合される。 前述したように、第2グラディエントs(2)は、付録Aの方程式(20)のように 、基準一次グラディエントテンソル出力の線形結合として表され、ここで、係数 kは方程式(15)〜(19)に与えられる。方程式(15)〜(19)において、様々なゲイン 及び/またはベースラインが用意されている。 磁力計センサによる三次グラディエント測定 図13に、本発明の実施の形態の概略図を示す。これは、三次グラディオメー タから得られる測定とほぼ等しい零次グラディオメータから磁気測定を得るため に用いられる。図12に示すシステムとは明らかに相違しており、基準システム に二次テンソルグラディオメータが付加されている。 基準二次テンソルグラディオメータは、図14a〜図14gに示すように種々 の方法で構成される。また、関連する製造や組立によって他の図形でもよいこと は、当業者にとって明らかである。 図14a及び図14gに示す基準システムの二次テンソルグラディオメータの 図形は、冗長成分を含んでいる。これらの冗長成分は、基準システムに、成分の 欠陥に関係する故障許容をもたらす。 図14におけるバー(非十字形)は、基 準テンソルグラディオメータの特徴的な図形で求められる要素を有する不完全な テンソルグラディオメータを表す。 図15は図14aの例をより詳細に示している。必要とする二次テンソルグラ ディエント成分Gijkは、この特徴的な図形から得られることは、当業者にとっ て明らかである。例えば、 G111=Q11−P11 112=G11−R11 113=Q13−P13 122=G12−R12 123=G13−R13 222=G22−R22 223=G23−R23 必要とする一次テンソルグラディエント成分は、直接測定または有利に配置さ れた零次センサから合成され、また、零次成分は、この図形に含まれるテンソル 磁力計から得られる。 上記から明らかなように、本発明の他の実施の形態においては、センサ磁力計 (零次グラディオメータ)は基準システムのいずれかの成分に整列させる必要は ないが、信号プロセス要求を減少させる方が良い。 図13に示すように、この実施の形態では、センサは、特徴的なベクトル及 びゲインαsによって明記された磁力計である。方程式(12)を導き出すのと同じ ように、付録Aの方程式(21)は、三次グラディエント測定のために導かれる。 この式において、αB,αG1及びαG2は、それぞれ基準システムテンソル磁力 計、一次テンソルグラディオメータ及び二次テンソルグラディオメータのゲイン である。 また、方程式(13)において、 (1)は一次テンソルグラディオメータの出力に 対応しており、また、 (2)は一次テンソルグラディオメータの出力に対応して いる。 当業者に明らかなように、二次テンソルグラディエントは、7つの線形の独立 項で完全に表され、また例えば、ベクトルrとして表すこともできる。ここで、 (2)=(g111,g112,g113,g122,g123,g222,g223)である。前 述したように、第3グラディエントs(3)は、基準二次グラディエントテンソル の出力、基準一次グラディエントテンソルの出力及び基準テンソル磁力計の出力 の線形結合として表される。次に、三次グラディオメータの出力は、付 録Aの方程式(22)から形成される。ここで、すべてのパラメータは前述されてい る。 本発明の最も好ましい実施形態においては、基準二次テンソルグラディオメー タは、一次グラディエントテンソルを測定するグループ内に構成される複数の一 次グラディオメータを含む。この場合、方程式(22)の最終項は、これらの一次グ ラディオメータの項の単純な組合せとして書き換えることができる。 基準二次テンソルグラディオメータのための可能な非常に多くの配列が存在す る。現在の好ましい図15の配列では、基準二次テンソルグラディオメータは、 2つの一次テンソルグラディオメータおよび2つの部分的に集約された一次テン ソルグラディオメータからなる。 これらのテンソルグラディオメータの出力がおよびによって表さ れるとき、およびのそれぞれが2つの一次の独立成分を有するのに対して、 およびは、5つの一次の独立成分を有することは、当業者にとっては明らか であろう。 そして、方程式(15)ないし(19)に示される前述の係数Kjについて同様に、付 録Aにおいて方程式(23)を得るための適当な係数Mj,Dj,NjおよびTjを定義 することができる。 基準システムの他の配列が可能であることは、当業者には明らかであろう。例 えば、基準テンソル磁力計を一次テンソルグラディオメータから離して、または 、同じ位置に配置することができる。 また、基準テンソル磁力計は、基準二次テンソルグラディオメータのいくつか の要素から離して、または、同じ位置に配置することもできる。同様に、一次グ ラディオメータは、基準二次グラディオメータから離して、または、同じ位置に 配置することができる。 例えば、図15に示される現在の好ましい実施形態においては、基準テンソル グラディオメータは、基準一次グラディオメータである要素Gに配置される。ま た、要素Gは、基準二次グラディオメータの一部も形成する。上述のことから明 らかなように、冗長成分は、基準二次グラディオメータおよび/または基準一次 グラディオメータを要求されるように再構成(すなわち、異なる要素の組の選択 から構成)することができる。 一次センサによる三次の勾配測定 図16は、三次グラディオメータから得られる測定にほぼ等しい一次グラジオ メータからの磁気測定を得るために用いられる本発明の実施形態の概略図を示す 。 三次グラディオメータの測定は、等号の右側の第2項を省略した方程式(21)と 同様の方法で得ることができる。 上述のように、三次グラディエント測定は、第2項を省略した方程式(23)と同 様な方法で基準システムの出力の一次組合せとして表すことができ、結果として 、全てのパラメータが上記のように定義された付録Aの方程式(24)となる。さら に、センサ、一次テンソルグラディオメータまたは二次テンソルグラディオメー タは、整列される必要も、互いに対して特定の位置に配置される必要もない。 二次センサによる三次グラディエント測定 図17は、三次グラディオメータから得られる測定にほぼ等しい二次グラジオ メータからの磁気測定を得るために用いられる本発明の実施形態の概略図を示す 。 この実施形態においては、二次グラディオメータセンサは、特有のベクトルおよびによって明示される。このように、三次グラディオメータの測定は 、上述と同様の方法で得られ、結果として、全てのパラメータが上記のように定 義された付録Aの方程式(25)となる。さらに、センサ、一次テンソルグラディオ メータまたは二次テンソルグラディオメータは、整列される必要も、互いに対し て特定の位置に配置される必要もない。 上述の方法およびシステムが、望まれるならば、四次またはより高次のグラデ ィオメータから得られるものとほぼ等しい磁気測定を提供するように拡張できる ことは、当業者には明らかであろう。 上記の説明から当業者には明らかなように、本発明は、所定次数のセンサを用 いて磁気測定し、また、これらの測定を基準システムからの測定と組合せて、よ り高い次数のセンサから得られるのにほぼ等しい測定を得る方法および装置を提 供する。 この基準システムは、要求される測定の次数よりも1つ低い次数の所定のセン サから、要求される各次数を得るためのテンソル情報を提供する。例えば、三次 測定が要求される磁力計センサを有するシステムのためには、基準システムは、 テンソル磁力計、一次テンソルグラディオメータおよび二次テンソルグラディオ メータを含むことになる。 他の例として、一次グラディオメータセンサが用いられて三次測定が要求され る場合、基準システムは、一次テンソルグラディオメータおよび二次テンソルグ ラディオメータを含んでいることだけが必要であるが、多くのシステムは、他の 目的のために、テンソル磁力計を含むことが必要であろう。 上記の説明においては、理想的な素子および素子特性が仮定されていた。これ は、多くの場合において非現実的な仮定ではないが、グラディオメータおよび磁 力計は、誤差および不完全をある程度許容する。これらの誤差の影響は、ある状 況においては大きくなるが、これらは、当該技術に考慮される一手段として、上 述の適切な方程式において、補正係数を含ませることによって、補償することが できる。 図18は、143チャンネルの生物学的磁力計システム200を備えた本発明の 実施形態を示す。 システム200は、構台208によって支持されてその下端部に頭部形のヘルメット 216を有するデュワー204と、頭部がヘルメット216に挿入された患者を支持する 患者支持体220とを備えている。 デュワー204は、ヘルメット216の周囲のグラディオメータセンサのアレー212 およびヘルメット216の上方の基準システム224を含んでいる。センサのアレー21 2および基準システム224に関連するこれらの超電導量子干渉装置(SQUIDs )は、基準システム224の上方の作動中に冷凍剤(例えば低温超伝導体用の液体 ヘリウムまたは高温超伝導体用の液体窒素)が満たされデュワー204のなかに配 置されている。 グラディオメータセンサ212のアレーおよび基準システム224の両方から得られ る測定は、機械的振動による誤差に敏感であるため、構台は、振動を最小限と し、また、比較的高い固有振動数を有するように設計される。 もちろん、当業者には理解されるように、構台208は、例えば、心臓測定等の 異なる生物学的磁気源のためには、異なる特性に設計される。このような構台の 設計は、具体的に限定されるものではなく、当該技術における手法によって様々 な技術的な設計がなされる。 センサおよび基準システムの出力228は、SQUID前段増幅器232によって所 望のレベルに増幅されて、その結果の増幅された信号236は、システム電子機器2 40によって処理される。 システム電子機器240は、複数のSQUIDコントローラおよび信号236をデジ タル値にするためのアナログーデジタル(A/D)変換手段と、これらのデジタ ル値の所望の処理を実行するための複数のデジタル信号処理装置(DPSs)を 備えている。現在の好ましい実施形態においては、テキサス インスツルメント 社のTMS320 DSPプロセッサがこれらのデジタル値を処理するために用いられる。 現在の好ましい実施形態においては、各DPSは、センサのアレー212の8個 までのセンサからの信号を処理し、ここのことは、これらの信号をリアルタイム 処理を可能とするのに充分な処理速度を提供する。 一旦処置されると、処理された信号は、スカジー(SCSI)インタフェイス 等の適当の接続リンクを介して捕捉コンピュータ244および処理コンピュータ248 へ送られる。現在の好ましい実施形態においては、捕捉コンピュータ244および 処理コンピュータ248は、異なるコンピュータシステムであるが、ある状況にお いては、これらは単一のコンピュータシステムに結合することができる。 捕捉コンピュータ244および処理コンピュータ248は、例えば,適当に装備され たユニックス(UNIX)ベースのワークステーションまたはアップル社製マイ クロコンピュータのマッキントッシュファミリーの一機種等のグラフィカルワー クステーション能力を有する適当なコンピュータシステムとすることができる。 捕捉コンピュータ244は、SQUIDsの調整、データ収集および記憶、刺激 および脳波(EEG)システム等の追加周辺機器の制御を含むいくつかの作業を 実行する。処理コンピュータ248は、記憶されたデータのオフラインデータ処理 、並びに、リアルタイムおよび記憶データの表示を実行する。当業者には明らか なように、処理コンピュータ248は、生物学的磁力計からのデータをMRIまた はCATスキャン等の他のデータと結合して、より直観的な方法で理解すること ができるグラフィカルディスプレイを提供することもできる。 さらに、脳波(EEG)または他の関連データは、センサのアレー212および 基準システム224によってなされる測定と同時に収集することができ、好ましい 実施形態においては、システム電子機器240は、そのような入力を受ける64チ ャンネルを備えている。 図18に示す実施形態においては、センサのアレー212は、一次グラディオメ ータセンサで構成されている。本発明の利点の1つは、基準システムを複数のセ ンサと結合させることによって、単にセンサおよび基準システム信号を適当に組 合せて処理するだけで、これらのセンサの有効次数を二次、三次またはより高い 次数を増大させることができることである(基準システムが、センサ次数から所 望の測定次数より少ない各次数に対するテンソルグラディオメータを含む場合) 。 実際、もし要求されれば、測定信号の有効次数は、要求どおりに信号の差を監 視するように変更することができる。この変更は、急いで達成されて、信号がリ アルタイムで、または、オフラインで受信および記憶される前に、処理される。 本発明の他の利点は、一例として図18に示されるようなシステムは、適度に 磁気的に遮蔽された部屋に設置される場合、ここに開示されているように信号を 処理することによって、一次グラディオメータセンサを用いることができ、さも なければ、より高度に磁気的に遮蔽された部屋を必要とすることになる。 このようにして、この種のシステムの用地の遮蔽に関するコストが低減される 。このシステムが、高度に遮蔽された部屋のように磁気的ノイズが小さい環境に おいて使用される場合、このシステムは、必要ならば、磁力計センサを使用する ことができる。 図19は、ヘルメット216、センサのアレー212、基準システム224およびデュ ワー204の一部のより詳細を示す。図示されるように、ヘルメット216は、 間隔をもってほぼ平行な2つの壁部249,250によって形成され、これらの間に真 空空間が形成される。 センサアレー212を構成する各センサグラディオメータ252は、ヘルメット216 の壁部250に取付けられており、壁部249は、人間の頭部を受容するように形成さ れている。ヘルメット216は、各センサ252がヘルメットに受容された人間の頭部 の表面に、きわめて近接して配置されるように形成されている。様々な人間の頭 部に対してヘルメット216の良好な装着を確実にするために、生物学的磁力計シ ステムを異なる人種に使用するため、異なるヘルメットが人体測定学的なライン に沿って構成すべきことがわかっている。 図20および図21は、本発明に関するヘルメットを示す。図において、寸法 Fはヘルメットの前後深さを表し、寸法Gはヘルメットの高さを表し、また、寸 法Hはヘルメットの幅を表す。ヘルメットの装着をより確実にするため、耳溝30 0を設けて、耳を収容するとともに、頭蓋骨の嵌合をより緊密にする。好ましい 1つの形状は、寸法Fが約230mm、寸法Gが約220mm、また、寸法Hが 約190mmであることがわかっている。 本発明者は、西洋人に使用するために、トロントバイオメディカルエンジニア リング大学のD.ラカンスキー(Racansky)博士によって提供された人体測定学的 情報に基づくヘルメットを構築しており、このヘルメットは、寸法Fが約213 mm、寸法Gが約186mm、また、寸法Hが約161mmである。 日本の軍隊によって提供される情報から、本発明者は、東洋人に使用するため のヘルメット216も構築している。このヘルメット、寸法Fが約203mm、寸 法Gが約178mm、また、寸法Hが約172mmである。もちろん、他の寸法 および/または修正された形状も当業者によって見出され、また、これらは、こ の説明から除外されるものではない。 本発明の現在の好ましい実施形態においては、ヘルメット216は、デュワー204 の軸に対して15°の角度で傾けられている。具体的には、ヘルメット216は、ヘ ルメットの前部が持ち上げられ、後部が下げられており、その結果、ヘルメット と対象の頭部との間の「嵌合」が改善される。 以上の観点において、本発明は、より低い次数のグラディオメータを用いて、 より高い次数のグラディオメータ測定を得るための新規な方法およびシステムを 提供することは、当業者には明らかであろう。 このことは、所与の次数のセンサグラディオメータから得られる測定と、所望 の次数より1つ少ない次数のセンサからの各次数のためのテンソルグラディオメ ータを含む基準システムから得られる測定とを適当に組合せることによって達成 される。本発明は、リアルタイム、オンラインデータ上、または、記憶されたオ フラインデータ上で、必要とされる次数を変更することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CZ, DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE,HU,I L,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LK ,LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK, MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,TJ,TM,TR ,TT,UA,UG,UZ,VN (72)発明者 ハイド,ゴルドン ジェームズ カナダ国 ブリティッシュ コロンビア ブイ3ワイ 2エヌ2 ピット メドウー ズ マックミン ロード ナンバー51 19034 (72)発明者 リー,ワイ メング シクタス カナダ国 ブリティッシュ コロンビア ブイ3ビー 7アール4 コクイットラム プリンセス クレッセント ナンバー 422 2980 (72)発明者 テイラー,ブレント ロナルド カナダ国 ブリティッシュ コロンビア ブイ3ビー 7エヌ3 コクイットラム プリンセス ストリート ナンバー312 2975 (72)発明者 ティロットソン,マーク アラン カナダ国 ブリティッシュ コロンビア ブイ2エックス 9ダブリュ9 メイプル リッジ レイド アベニュー 22854

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.選択された次数のグラディオメータが、二次のものとほぼ等しいか、あるい は、与えられた次数より高次のセンサグラディオメータから得られるものとほぼ 等しい磁気測定を得るための方法であって、 (i) 前記センサグラディオメータを第1位置に配置し、 ii) この第1位置から離れて基準システムを配置し、この基準システムが、少 なくとも前記与えられた次数、あるいは前記選択された次数よりも低い次数では あるが前記与えられた次数よりも高い次数のテンソルグラディオメータを含み、 (iii) 前記基準システムの前記次数に対するそれぞれのテンソルを決定し、 (iv) 前記基準システムに対して前記センサグラディオメータの特性ベクトル を決定し、 (v) 前記センサグラディオメータから出力を測定し、 (vi) 前記基準システムの測定された各テンソルを前記センサグラディオメー タの特性ベクトルに投影し、かつ、この投影された結果と前記測定された出力を 結合し、前記選択された次数のセンサから得られるものとほぼ等しい測定を形成 する、各ステップを備えていることを特徴とする方法。 2.前記与えられた次数の複数のセンサグラディオメータのそれぞれに対してス テップ(iii)からステップ(vi)を繰り返すことを特徴とする請求項1に記載の方 法。 3.前記与えられた次数が、零次であることを特徴とする請求項2に記載の方法 。 4.前記与えられた次数が、一次であることを特徴とする請求項2に記載の方法 。 5.前記与えられた次数が、二次またはそれより高く、かつ選択された次数が、 前記与えられた次数よりも少なくとも高い次数であることを特徴とする請求項2 に記載の方法。 6.ステップ(vi)は、前記基準システムの測定された各テンソルの線形的な独立 成分の一組を、センサグラディオメータの複数の各特性ベクトルに投影し、複 数の前記投影した成分と前記測定された出力との結合が、線形操作によって実行 されることを特徴とする請求項2に記載の方法。 7.前記測定された各テンソルの前記線形的な独立成分の組のそれぞれは、前記 成分の最小組であることを特徴とする請求項6に記載の方法。 8.選択された次数のグラディオメータが、二次のものとほぼ等しいか、あるい は、与えられた次数より高次のセンサグラディオメータから得られるものとほぼ 等しい磁気測定を得るための装置であって、 (i) 与えられた次数の少なくとも1つのセンサグラディオメータと、 (ii) 前記少なくとも1つのセンサグラディオメータから離れて配置され、少 なくとも前記与えられた次数、あるいは前記選択された次数よりも低い次数では あるが前記与えられた次数よりも高い次数のテンソルグラディオメータを含む基 準システムと、 (iii) この基準システムの各テンソルグラディオメータからの出力を前記少な くとも1つのセンサグラディオメータに投影し、そして、この投影結果と前記測 定された出力を結合し、前記選択された次数のセンサから得られるものとほぼ等 しい測定を形成するための信号処理手段と、 を備えていることを特徴とする磁気測定装置。 9.複数のセンサグラディオメータを含んでいることを特徴とする請求項8に記 載の磁気測定装置。 10.複数のセンサグラディオメータの前記与えられた次数は、零次であることを 特徴とする請求項9に記載の磁気測定装置。 11.複数のセンサグラディオメータの前記与えられた次数は、二次であることを 特徴とする請求項9に記載の磁気測定装置。 12.複数のセンサグラディオメータの前記与えられた次数は、二次であり、かつ 前記選択された次数は、少なくとも三次であることを特徴とする請求項9に記載 の磁気測定装置。 13.選択された次数のグラディオメータが、二次のものとほぼ等しいか、あるい は、それよりも高い次数であり、この選択された次数が、使用されるセンサグラ ディオメータの与えられた次数よりも高い次数となっているグラディオメー タから得られるものとほぼ等しい複数の生物学的磁気測定値を得るためのバイオ マグネットメータシステムであって、 与えられた次数の複数のセンサグラディオメータと、 前記複数のセンサグラディオメータから離れて配置され、少なくとも前記与 えられた次数、あるいは前記選択された次数よりも低い次数ではあるが前記与え られた次数よりも高い次数のテンソルグラディオメータを含む基準システムと、 前記複数のセンサグラディオメータ及び前記テンソルグラディオメータから 得られた複数の測定信号をデジタル化する手段と、 前記テンソルグラディオメータからのデジタル化した測定信号を前記複数の センサグラディオメータの各々に投影し、この投影結果と、それぞれのセンサグ ラディオメータから得られた前記デジタル化した測定信号を結合し、前記選択さ れた次数のセンサグラディオメータから得られるものとほぼ等しい測定を形成す るための信号処理手段と、 を備えていることを特徴とするバイオマグネットメータシステム。 14.複数のセンサグラディオメータが周囲に配列されたヘルメットをさらに含み 、このヘルメットは、人間の頭を受け入れるための形状となっていることを特徴 とする請求項13に記載のバイオマグネットメータシステム。 15.ヘルメットは、測定値によって定められた容積を取り囲み、この容積は、前 後方向の深さが約230mm、高さが約220mm、幅が約190mmであるこ とを特徴とする請求項14に記載のバイオマグネットメータシステム。 16.ヘルメットは、複数のセンサグラディオメータと基準システムを含むデュワ ーの一端部として形成され、このデュワーは、使用時にクライオゲンを含んでい ることを特徴とする請求項14に記載のバイオマグネットメータシステム。 17.デュワーは、構台によって支持されていることを特徴とする請求項16に記 載のバイオマグネットメータシステム。 18.信号処理手段は、複数の信号処理素子を含み、各信号処理素子は、センサグ ラディオメータの1つ以上からの信号を処理することを特徴とする請求項13 に記載のバイオマグネットメータシステム。 19.さらに、EEG入力手段を含んでいること特徴とする請求項13に記載のバ イオマグネットメータシステム。 20.デジタル化した測定信号は、処理上のオフラインのために記憶されているこ とを特徴とする請求項13に記載のバイオマグネットメータシステム。 21.選択された次数は、デジタル化された測定信号が記憶された後に、選択され ることを特徴とする請求項20に記載のバイオマグネットメータシステム。 22.少なくとも1つの与えられた次数のセンサグラディオメータを備えて磁気測 定を得るための方法であって、 この磁気測定は、選択された高次のグラディオメータの数が二次、あるいは それより高次のものと同数であるグラディオメータを用いて得られる磁気測定に ほぼ等しくなり、 (i) 基準システムを第1位置に配置し、この基準システムが、前記与えられた 次数に等しいある次数のテンソルを測定し、さらに、必要ならば、前記選択され た次数よりも低い次数ではあるが前記与えられた次数よりも高い次数に対するテ ンソルを測定し、 (ii) 少なくとも1つのセンサグラディオメータをそれぞれ第2位置に配置し て、この少なくとも1つのセンサグラディオメータに対する特性ベクトルを決定 し、 (iii) 前記少なくとも1つのセンサグラディオメータから磁気測定値を表す出 力を得て、 (iv) 前記決定したテンソルを前記第2位置に投影し、そして、この投影結果 と前記得られたた出力を結合し、前記選択された次数のセンサグラディオメータ の同等の数によって決定されたものとほぼ等しい磁気測定を形成する、 各ステップを備えていることを特徴とする磁気測定方法。
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