JPH11505873A - アクリルポリマー組成物 - Google Patents

アクリルポリマー組成物

Info

Publication number
JPH11505873A
JPH11505873A JP8535459A JP53545996A JPH11505873A JP H11505873 A JPH11505873 A JP H11505873A JP 8535459 A JP8535459 A JP 8535459A JP 53545996 A JP53545996 A JP 53545996A JP H11505873 A JPH11505873 A JP H11505873A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acrylic polymer
amount
polymer composition
polythiol
capped
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Ceased
Application number
JP8535459A
Other languages
English (en)
Inventor
ステファン チショルム,マイケル
Original Assignee
インペリアル ケミカル インダストリーズ パブリック リミティド カンパニー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by インペリアル ケミカル インダストリーズ パブリック リミティド カンパニー filed Critical インペリアル ケミカル インダストリーズ パブリック リミティド カンパニー
Publication of JPH11505873A publication Critical patent/JPH11505873A/ja
Ceased legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F2/00Processes of polymerisation
    • C08F2/38Polymerisation using regulators, e.g. chain terminating agents, e.g. telomerisation
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F8/00Chemical modification by after-treatment
    • C08F8/34Introducing sulfur atoms or sulfur-containing groups
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D11/00Inks
    • C09D11/02Printing inks
    • C09D11/10Printing inks based on artificial resins
    • C09D11/106Printing inks based on artificial resins containing macromolecular compounds obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
    • C09D11/107Printing inks based on artificial resins containing macromolecular compounds obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds from unsaturated acids or derivatives thereof

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Polymerisation Methods In General (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (a)下式

Description

【発明の詳細な説明】 アクリルポリマー組成物 本発明はアクリルポリマー組成物、特に塗料用樹脂またはインキ用樹脂として の用途に適するアクリルポリマー組成物に関する。 多くの場合、インキ、塗料、接着剤および類似の材料は、アクリレート(メタ クリレート)ポリマーのような適切なポリマーの使用を必要とする。通常、この ポリマーは、一般に行われているように、蒸発させて、このポリマーを含む残留 物を望ましい表面上に残すことができる揮発性溶剤キャリアを含むデリバリーシ ステム(delivery system)において使用する。次に、この残留物を例えば熱処 理などのさらなる処理に付して、この残留物をさらに硬化させる例もある。 環境および法の規制の増大により溶剤の使用量の減少が望まれている。1つの 選択肢はデリバリーシステムのポリマー含有量を増やすことである。しかしなが ら、溶剤がポリマーで飽和しない限りにおいては、通常、このポリマー含有率は あまり増やすことはできない。さらに、単にポリマー含有率を増やすのでは、ポ リマー組成物の流動性を害し、その意図している目的にもはや使用できなくなる ことがある。 代りに、その平均分子量を下げて、ポリマーを改質することもできる。これは 、特定のポリマーについては、重合過程で使用する連鎖移動剤(例えばメルカプ タン)の量を増やすことにより達成することができる。次に、この分子量の低い ポリマーを、デリバリーシステムにおける分量を増やして使用してもよい。しか し残念ながら、このポリマー組成物の流動性は維持することができるけれども、 他の基本性質が悪化する。 さらなる選択肢は、月並みな平均分子量であるけれども、平均値のまわりの分 子量の広がりが非常に狭い、つまりポリマーの分散(dispersivity)が小さいポ リマーの使用である。しかしながら、このような分子量分布が狭いポリマーの通 常の調製方法は、例えば J A Simms他の J Coating Technology,Vol 59,No 75 2,pp 125-131により説明されているように費用のかかるものとなりがちであり 、また重合の進行を妨げる酸素および水のような汚染物の存在を細心の制御によ り制限することが必要である。 またさらなる選択肢は、上記の参考文献で説明されているようないわゆる星形 ポリマー(star polymer)の使用である。そこで説明されている星形ポリマーは グループ転移重合(group transfer polymerisation)により製造され、緊密に 架橋されている核を含み、多くの腕を有する分子量の高いポリマーである。この ようなポリマーは、同等の分子量の月並みな線状樹脂と比べてかなり低い粘度の 塗料を生じると言われる。しかしながら、説明されている基移動重合の方法は、 上記で議論したように比較的複雑である。 ポリチオールでキャップされているポリマーの形態にある場合、揮発性溶剤中 にアクリルポリマーを高い割合で含むアクリルポリマー組成物を調製することが できるということが今ここに見いだされた。このようなポリチオールでキャップ されているポリマーは、ポリチオールを連鎖移動剤として使用して、月並みな重 合法を用いる比較的容易な方法で調製することができる。結果として生じるポリ マー組成物は満足のいく流動性および他の基本性質を有しており、使用する溶剤 を減らすことができる。 第1の特徴によれば、本発明は、 (a)下式 (HS−Y)n−X (上式中、Xは核となる基であり、 各々のYは独立に結合基であり、 nは3〜8の整数である) の形態のポリチオールを、各々の基(HS−Y)の中の硫黄原子に結合し、アク リルポリマー鎖であるZ基を形成することができる少なくとも1つのモノオレフ ィン系不飽和モノマーと反応させることにより形成される、第1の量のポリチオ ールでキャップされているポリマー、および (b)第2の量の揮発性溶剤 を含むアクリルポリマー組成物であって、前記ポリチオールでキャップされてい るポリマーと実質的に同じ各Z基で形成されており、かつ同じ分子量を有する線 状ポリマーが、 (i)第2の量の揮発性溶剤に完全には溶解しない、または、 (ii)第2の量の揮発性溶剤に溶解する場合、第2の量の揮発性溶剤中の第1 の量のポリチオールでキャップされているポリマーの粘度よりも少なくとも25% 、好ましくは少なくとも30%、とりわけ少なくとも40%は大きな粘度を有する溶 液となる、 という点で、第1の量のポリチオールでキャップされているポリマーが、この線 状ポリマーと区別されるアクリルポリマー組成物に関する。 概して、第1の量のポリチオールでキャップされているポリマーおよび第2の 量の揮発性溶剤は、ポリチオールでキャップされているポリマーおよび揮発性溶 剤の100gあたりにポリチオールでキャップされているポリマーを20〜70g含む溶 液を与えるように選ばれる。このポリチオールでキャップされているポリマーは 、それと相溶性の他のポリマーの少なくとも1つと配合してもよく、そのように 配合する場合、ポリチオールでキャップされているポリマーに関して同等量の上 述のような配合物を含む溶液を与えるように使用することができる。 好ましくは、核となる基、Xは、グリセロール、ソルビトール、ペンタエリト リトール、ジペンタエリトリトール、トリペンタエリトリトール、トリメチロー ルエタン、トリメチロールプロパン、ペンタヒドロキシペンタン、トリキノイル およびイノシトールのような3〜6官能価のアルコール残基の少なくとも一部で ある。 好ましくは、結合基、Yは、アルキレート、特にC2-10アルキレート、とりわ けC2-6アルキレートである。 ポリチオールでキャップされているポリマーは、好ましくは、3〜8官能価、 特に3〜6官能価のメルカプタンを使用して形成される。 このようなメルカプタンは、上述のようなアルコールとチオC2-10アルカン酸 、特にチオC2-6アルカン酸とで形成されるエステルであってもよい。適切な酸 の例は、2−メルカプト酢酸、2−メルカプトプロピオン酸、3−メルカプトプ ロピオン酸、4−メルカプト酪酸、5−メルカプトペンタン酸、6−メルカプト ヘキサン酸および10−メルカプトデカン酸である。好ましくは、この酸は2− メルカプト酢酸または3−メルカプトプロピオン酸である。 適切なメルカプタンの例は、トリメチロールエタントリス(3−メルカプトプ ロピオン酸)、ペンタエリトリトールテトラ(3−メルカプトプロピオン酸)、 ペンタエリトリトールテトラチオグリコール酸、トリメチロールエタントリチオ グリコール酸、トリメチロールプロパントリス(3−メルカプトプロピオン酸) およびトリメチロールプロパントリチオグリコール酸を含む。 概して、ポリチオールでキャップされているポリマーは、上述の メルカプタンが(アクリルポリマー鎖を構成しているモノマーの重量に基づいて )0.05〜5%、好ましくは0.1〜2.5%、特に0.1〜2.0%の量で使用される方法にお いて形成される。 アクリルポリマー鎖、Zは、この技術において公知のあらゆる単一にオレフィ ン的不飽和のモノマーから選ばれる少なくとも1つの単一にオレフィン的不飽和 のモノマーで形成される。 適切な単一にオレフィン的不飽和のモノマーは、アクリル酸、メタクリル酸並 びにクロロアクリル酸(つまり、CH2=CClCOOH)、アクリルアミド並 びにメタクリルアミド、アクリロニトリル並びにメタクリロニトリル、アルコキ シアルキルアクリルアミド並びにアルコキシアルキルメタクリルアミド(例えば ブトキシメチルアクリルアミドおよびメトキシメチルメタクリルアミド)、ヒド ロキシアルキルアクリルアミド並びにヒドロキシアルキルメタクリルアミド(例 えばN−メチロールアクリルアミドおよびN−メチロールメタクリルアミド)、 アクリル酸金属塩並びにメタクリル酸金属塩、アクリル酸、メタクリル酸並びに クロロアクリル酸のアルコールおよびフェノールとのエステルのようなアクリル タイプのモノマー、ビニル系芳香族化合物(例えばスチレン並びにハロゲン化さ れているそれらの誘導体およびビニルトルエンのような置換されているそれらの 誘導体)、ビニル系エステル(例えば酢酸ビニル)並びにビニルピロリドンから 選んでもよい。 好ましい単一にオレフィン的不飽和のモノマーは、式CH2=C(R)COO R2を有するアクリル酸エステルまたはメタクリル酸エステルであり、ここで、 RはH、メチルもしくはn−ブチル、とりわけメチルおよびn−ブチルであり、 R2は任意に置換されいるヒドロカルビル(hydrocarbyl)(例えば任意にハロゲ ンもしくは水酸基で置換されているヒドロカルビル)であり、特にC1-8アル キル、C6-10シクロアルキルまたはC6-10アリール基である。このようなモノマ ーの特定の例は、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸n− プロピル、メタクリル酸イソプロピル、メタクリル酸n−ブチル、メタクリル酸 イソブチル、メタクリル酸シクロヘキシル、メタクリル酸イソボルニル、メタク リル酸ベンジル、メタクリル酸フェニルおよびアクリル酸イソボルニルのような アクリル酸並びにメタクリル酸の置換されていないエステル、並びにメタクリル 酸ヒドロキシエチルおよびメタクリル酸ヒドロキシプロピルのようなアクリル酸 並びにメタクリル酸の置換されているエステルを含む。より詳しくは、重合可能 な液体に混ぜられている単一にオレフィン的不飽和のモノマーは、メタクリル酸 のC1-8アルキルエステルである。メタクリル酸メチル、メタクリル酸n−ブチ ルはとりわけ好ましいモノマーである。 アクリルポリマー鎖、Zは、単一にオレフィン的不飽和のモノマーの混合物、 例えば上記に選ばれるような単一にオレフィン的不飽和のモノマーの混合物で形 成させてもよい。 概して、アクリルポリマー鎖、Zは、10〜1500個、例えば25〜1000個のモノマ ー単位、好ましくは20〜800個、特に50〜800個のこのような単位で形成させても よい。モノマー単位の混合物を使用する場合、コポリマーは、このような単位の ブロックコポリマーまたはランダムコポリマーであってもよい。好ましくは、こ のコポリマーは月並みなラジカル重合によりつくられるようなランダムコポリマ ーである。 アクリルポリマー鎖は、ポリチオールを連鎖移動剤として使用して、ポリ(メ タクリレート)の調製において月並みに用いられる重合法により形成させてもよ い。このような方法は、アクリルポリマー鎖の塊状重合、乳化重合および懸濁重 合を含む。好ましくは、こ の方法は懸濁重合法である。 使用する場合、概して、この懸濁重合法は、少なくとも最初は10〜120℃の範 囲、好ましくは50〜110℃の範囲、特に70〜I00℃の範囲、とりわけ80℃において 行われる。 好ましい方法は、ラジカル開始剤を用いる塊状重合法、乳化重合法および懸濁 重合法である。 適切なラジカル開始剤は、有機過酸化物、ヒドロペルオキシド、過硫酸塩およ びアゾ化合物を含む。このような開始剤の例は、メチルエチルケトンペルオキシ ド、ベンゾイルペルオキシド、クメンヒドロペルオキシド、過硫酸カリウム、ア ゾビスイソブチロニトリル(AIBN)、ラウロイルペルオキシド、2,5−ジメチ ル−2,5−ジ(t−ブチルペルオキシ)ヘキサン、ジエチルペルオキシド、ジ プロピルペルオキシド、ジラウリルペルオキシド、ジオレイルペルオキシド、ジ ステアリルペルオキシド、ジ(t−ブチル)ペルオキシド、ジ(t−アミル)ペ ルオキシド、t−ブチルヒドロペルオキシド、t−アミルペルオキシド、アセチ ルペルオキシド、プロピオニルペルオキシド、ラウロイルペルオキシド、ステア ロイルペルオキシド、マロニルペルオキシド、スクシニルペルオキシド、フタロ イルペルオキシド、アセチルベンゾイルペルオキシド、プロピオニルベンゾイル ペルオキシド、アスカリドール、過硫酸アンモニウム、過硫酸ナトリウム、過炭 酸ナトリウム、過炭酸カリウム、過ホウ酸ナトリウム、過ホウ酸カリウム、過リ ン酸ナトリウム、過リン酸カリウム、テトラリンヒドロペルオキシド、二過フタ ル酸t−ブチル、過安息香酸t−ブチル、2,4−ジクロロベンゾイルペルオキ シド、ウレアペルオキシド、カプリリルペルオキシド、p−クロロベンゾイルペ ルオキシド、2,2−ビス(t−ブチルペルオキシ)ブタン、ヒドロキシヘプチ ルペルオキシドである。 ポリチオールに対する開始剤の比は、重量では2:1未満、例えば2:1〜1 :3の範囲であることが好ましく、モル数では5:1未満、例えば5:1〜1: 1の範囲であることが特に好ましい。 重合法が乳化重合法である場合、乳化剤は、この技術において一般に使用され るものから選んでもよい。このような乳化剤は、脂肪酸石鹸、ロジン石鹸、ラウ リル硫酸ナトリウム、ポリエトキシアルキル化フェノール、ジオクチルナトリウ ムスルホスクシネートおよびジヘキシルナトリウムスルホスクシネートを含む。 重合法が溶剤を必要とする場合、このような溶剤は、この技術において一般に 使用されるもの、例えばベンゼン、トルエン、キシレン、脂肪族エステル、ナフ タレン、トリクロロベンゼンおよびジメチルホルムアミドから選んでもよい。揮 発性溶剤は、このような溶剤または他のもの、例えば脂肪族の炭化水素、アルコ ール、ケトンおよびエステルから選んでもよい。 本発明は以下の実施例を参照することにより説明される。 ポリチオールでキャップされているポリマーの一般的な調製法 以下の調製法は、モノチオールおよびポリチオールでキャップされている一連 のポリマーを調製するために使用した。 窒素をスパージングし、かつ1400rpm の速度で撹拌しながら、40〜50℃の範囲 の温度に30分間加熱することにより、5リットルのフラスコ中の2.01lの脱イオ ン水に、4.5gの沈殿防止剤(Hercules社の1部門である Aqualon社から入手でき るNatrosol HEC 250LR)を溶かした。 以下に示すように、195gのメタクリル酸メチル、300gのメタクリル酸n−ブチ ル、5gのメタクリル酸および望ましい量のメルカプタンからモノマーのプレミッ クスを形成させた。 窒素のブランケットおよび水冷還流をしながら、プレミックスを 使用して、4gのAIBN開始剤を脱イオン水中に洗った。 温度を76℃に上げ、モノマーからポリマーへの転化がほぼ完了するまで重合が 進んだらすぐに、凝縮器への冷却水を停止した。次に、温度を90〜95℃の範囲内 に1時間高めることにより、このポリマーを熱処理し、重合を完了させ、または 未反応のモノマーを追い出した。 ポリマーを熱処理した後、窒素ブランケットを除き、ポリマーを空冷した。 次に、冷却したポリマーを濾過し、脱イオン水中で洗い、そして乾燥した。 実施例を以下に要約する。ここで、実施例1〜3は本発明の範囲内で使用する ことができるポリマーに関し、実施例4〜6は比較例を提供するために使用する ポリマーであり、本発明にはよらないものに関する。 トルエン中のポリマー溶液での、実施例1〜6からのポリマーの 性質を以下に要約する。 ゆえに、ポリチオールでキャップされているポリマーは、モノチオールでキャ ップされており同等の分子量および組成を有する等量のポリマーで形成される溶 液よりも粘性の低い溶液になると見なすことができる。さらに、ポリチオールで キャップされているポリマーのより多量の配合が可能になる。逆に言えば、線状 ポリマーを誘導するモノチオールは溶媒和しないか、またはポリチオールでキャ ップされている(モル数に基づいて)同等量のポリマーを含む溶液の粘度よりも 、少なくとも25%、好ましくは少なくとも30%、とり わけ少なくとも40%は大きな粘度を有する溶液を提供する。 さらなる特徴は、ポリチオールでキャップされているポリマーはモノチオール でキャップされている類似のポリマーよりも本質的に高いメルトフローインデッ クスを有するということである。このような性質は、高いメルトフローインデッ クスが望まれる粉体被覆用途におけるそれらの使用をも示唆する。そのうえ、ポ リチオールでキャップされているポリマーは、他のポリマーと配合して、配合物 の溶融粘度を下げるのに役立つこともできる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.(a)下式 (HS−Y)n−X (上式中、Xは核となる基であり、 各々のYは独立に結合基であり、 nは3〜8の整数である) の形態のポリチオールを、各々の基(HS−Y)の中の硫黄原子に結合し、アク リルポリマー鎖であるZ基を形成することができる少なくとも1つのモノオレフ ィン系不飽和モノマーと反応させることにより形成される、第1の量のポリチオ ールでキャップされているポリマー、および (b)第2の量の揮発性溶剤 を含むアクリルポリマー組成物であって、前記ポリチオールでキャップされてい るポリマーと実質的に同じ各Z基で形成されており、かつ同じ分子量を有する線 状ポリマーが、 (i)第2の量の揮発性溶剤に完全には溶解しない、または、 (ii)第2の量の揮発性溶剤に溶解する場合、第2の量の揮発性溶剤中の第1 の量のポリチオールでキャップされているポリマーの粘度よりも少なくとも25% 、好ましくは少なくとも30%、とりわけ少なくとも40%は大きな粘度を有する溶 液となる、 という点で、第1の量のポリチオールでキャップされているポリマーが、この線 状ポリマーと区別されるアクリルポリマー組成物。 2.第1の量のポリチオールでキャップされているポリマーおよび第2の量の 揮発性溶剤が、ポリチオールでキャップされているポリマーおよび揮発性溶剤の 100gあたりに、ポリチオールでキャップされているポリマーを20〜70g含む溶液 を与えるように選ばれる、 請求項1に記載のアクリルポリマー組成物。 3.核となる基、Xが、3〜8官能価のアルコール残基の少なくとも一部であ る、請求項1または2に記載のアクリルポリマー組成物。 4.核となる基、Xが、グリセロール、ソルビトール、ペンタエリトリトール 、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、ペンタヒドロキシペンタン 、トリキノイルおよびイノシトールの残基である、請求項3に記載のアクリルポ リマー組成物。 5.結合基、Yが、アルキレートである、請求項1〜4のいずれか1項に記載 のアクリルポリマー組成物。 6.結合基、Yが、C2-10アルキレートである、請求項5に記載のアクリルポ リマー組成物。 7.アクリルポリマー鎖Zが、10〜1500個のモノマー単位で形成される、請求 項1〜6のいずれか1項に記載のアクリルポリマー組成物。 8.アクリルポリマー鎖Zが、25〜1500個のモノマー単位で形成される、請求 項7に記載のアクリルポリマー組成物。 9.揮発性溶剤が、ベンゼン、トルエン、キシレン、脂肪族エステル、ナフタ レン、トリクロロベンゼン、ジメチルホルムアミド、脂肪族炭化水素、アルコー ル、ケトンおよびエーテルから選ばれる、請求項1〜8のいずれか1項に記載の アクリルポリマー組成物。 10.塗料用樹脂またはインキ用樹脂の形態にある、請求項1〜9のいずれか 1項に記載のアクリルポリマー組成物。
JP8535459A 1995-05-25 1996-05-01 アクリルポリマー組成物 Ceased JPH11505873A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GBGB9510653.0A GB9510653D0 (en) 1995-05-25 1995-05-25 Solutions containing increased amounts of acrylic polymers
GB9510653.0 1995-05-25
PCT/GB1996/001042 WO1996037520A1 (en) 1995-05-25 1996-05-01 Acrylic polymer composition

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11505873A true JPH11505873A (ja) 1999-05-25

Family

ID=10775058

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8535459A Ceased JPH11505873A (ja) 1995-05-25 1996-05-01 アクリルポリマー組成物

Country Status (10)

Country Link
US (1) US20020132907A1 (ja)
EP (1) EP0828760A1 (ja)
JP (1) JPH11505873A (ja)
KR (1) KR100463672B1 (ja)
CN (1) CN1106406C (ja)
AU (1) AU715744B2 (ja)
CA (1) CA2218040A1 (ja)
GB (1) GB9510653D0 (ja)
NZ (1) NZ306502A (ja)
WO (1) WO1996037520A1 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6177540B1 (en) 1998-11-12 2001-01-23 National Starch And Chemical Investment Holding Corporation Use of star-branched polymers in pressure sensitive adhesives
US6150468A (en) * 1998-11-12 2000-11-21 National Starch And Chemical Investment Holding Corporation Water soluble amphiphilic heteratom star polymers and their use as emulsion stabilizers in emulsion polymerization
US6165563A (en) * 1998-11-12 2000-12-26 National Starch And Chemical Investment Holding Corporation Radiation curable free radically polymerized star-branched polymers
US6201099B1 (en) 1998-11-12 2001-03-13 National Starch & Chemical Investment Holding Corporation Multireactivity polymercaptans, star polymers and methods of preparation
GB9824932D0 (en) * 1998-11-16 1999-01-06 Ici Ltd Coating composition
EP1086980B1 (en) * 1999-09-21 2004-05-12 National Starch and Chemical Investment Holding Corporation Use of polymer coating for rubber articles
AU2000254565A1 (en) * 2000-06-02 2001-12-24 National Starch And Chemical Investment Holding Corporation Multireactivity polymercaptans, star polymers and methods of preparation
JP5623693B2 (ja) * 2005-11-24 2014-11-12 旭化成ケミカルズ株式会社 メタクリル樹脂及びその製造方法
EP4320169B1 (en) 2022-04-22 2024-10-16 Repsol, S.A. Dispersant for producing polyol dispersions from polyurethane waste and uses thereof

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3364182A (en) * 1965-10-07 1968-01-16 American Cyanamid Co Polymerization of methyl methacrylate in the presence of a polythiol
US4008341A (en) * 1968-10-11 1977-02-15 W. R. Grace & Co. Curable liquid polymer compositions
JPH03139525A (ja) * 1989-10-24 1991-06-13 Sunstar Eng Inc 紫外線硬化性組成物
GB9006557D0 (en) * 1990-03-23 1990-05-23 Ici Plc Polymers
US5294728A (en) * 1991-11-04 1994-03-15 Rohm And Haas Company Latent thiol mercaptan chain transfer agents and their use in the synthesis of polymers

Also Published As

Publication number Publication date
CA2218040A1 (en) 1996-11-28
KR100463672B1 (ko) 2005-10-19
CN1185162A (zh) 1998-06-17
AU5507396A (en) 1996-12-11
KR19990021937A (ko) 1999-03-25
NZ306502A (en) 2000-01-28
WO1996037520A1 (en) 1996-11-28
AU715744B2 (en) 2000-02-10
GB9510653D0 (en) 1995-07-19
US20020132907A1 (en) 2002-09-19
EP0828760A1 (en) 1998-03-18
CN1106406C (zh) 2003-04-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1062258B1 (en) Branched polymer
CA2243306C (en) Solubilized hydrophobically-modified alkali-soluble emulsion polymers
KR100250097B1 (ko) 수성 시스템중에서의 개선된 중합 방법
US6201099B1 (en) Multireactivity polymercaptans, star polymers and methods of preparation
JPH11505873A (ja) アクリルポリマー組成物
KR20010080457A (ko) 도료
JP3406639B2 (ja) 樹脂の製造方法
EP0970969B1 (en) Process for producing fine polymer particles
WO2001096411A1 (en) Water soluble ampiphilic heteratom star polymers and their use as emulsion stabilizers in emulsion polymerization
JPH0723452B2 (ja) 架橋性の非イオン界面活性剤で調製された水性ポリマーエマルジョン
EP0112346A1 (en) Aqueous autoxidisable polymer dispersions
JPS60206808A (ja) スチレン−無水マレイン酸共低重合体の製造法
JP2001302705A (ja) アクリル系単量体の塊状重合方法

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050531

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050517

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20050830

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20051007

A313 Final decision of rejection without a dissenting response from the applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A313

Effective date: 20060116

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20061212