JPH11505260A - 低分子量2環式尿素型トロンビン阻害剤 - Google Patents

低分子量2環式尿素型トロンビン阻害剤

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JPH11505260A
JPH11505260A JP8535221A JP53522196A JPH11505260A JP H11505260 A JPH11505260 A JP H11505260A JP 8535221 A JP8535221 A JP 8535221A JP 53522196 A JP53522196 A JP 53522196A JP H11505260 A JPH11505260 A JP H11505260A
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ジマイオ,ジョン
ダブリュ. ジラード,ジョン
シッジキ,エム.アルシャド
バカン,ブノワ
マリアン ドハーティ,アンネット
ジョン エドマンズ,ジェレミィ
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バイオケム ファーマ インコーポレイテッド
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、次式(I): (式中、X,R2,R3,R4,R6,R7およびR8は明細書で定義された意味を表す)で表される酵素トロンビンの複素環式阻害剤、その製法およびそれらの薬剤組成物に関する。また、本発明は上記化合物および組成物を、抗凝固剤として、および血栓障害、例えば、心筋梗塞または脳梗塞等の急性虚血症例の原因となる静脈血栓症、肺塞栓症および動脈血栓症の処置および予防のための薬剤として使用する方法に関する。

Description

【発明の詳細な説明】 低分子量2環式尿素型トロンビン阻害剤 発明の分野 本発明は、トロンビン障害(血栓障害,thrombotic disorders)の治療のため に有用な化合物、そしてより詳細には、酵素トロンビンの新規な複素環式阻害剤 に関するものである。 背景 血管壁の上の過度の血栓形成は、経済的に発達した社会における主要な死因で ある急性の心臓血管の疾患状態を突然引き起こす。止血に関与しているフィブリ ノーゲン、プロテアーゼおよび細胞レセプターのような血漿蛋白質は、正常な血 液の流れと供給を効果的に減少させる血栓または血餅の形成に寄与することによ り、急性および慢性の冠状動脈疾患並びに大脳動脈疾患において役割を果たす重 要な要因として現れた。高血圧症のような主要な病理学的状態から生じている血 管の異常、アテローム性動脈硬化症患者のプラークまたは裸にされた内皮の破裂 は、応答して外傷部位を修復するのに役立つ生化学的カスケードを活性化する。 トロンビンは、凝固カスケードの中の重要な調節酵素である;トロンビンは、正 と負両方のフィードバック調節剤として、多数の役割を果たす。しかしながら、 病理学的状態において、前者は、トロンビン産生のために必要とされるコファク ターの触媒的活性化、並びにフィブリン架橋および安定化のため に必要なXIII因子の活性化を介して、拡大される。 止血に対する直接効果に加えて、トロンビンは、動脈血栓症の病因を支持し且 つ拡大する多様な細胞型に対する直接効果を示す。酵素は、更にトロンボチック サイクル(血栓形成サイクル)を伝達する凝集および放出物質(例えばADP TXA2 NE)を生じさせる血小板の最も強い活性剤である。フィブリン・メッシュの中の 血小板は、白色血栓の主要な骨組みを含む。トロンビンも、血管収縮薬物質の放 出、および免疫細胞の付着のための部位になる付着分子の転座を引き起こす内皮 細胞に対して直接効果を示す。加えて、酵素は、平滑筋細胞のマイトジェネシス および線維芽細胞の増殖を引き起こす。この解析から、トロンビン活性の阻害は 、実行可能な治療の試みを、血栓症に関連する増殖性の症状の減衰の方向に向か わせることに影響を及ぼすことは明白である。 哺乳類におけるトロンビン活性のための主要な内因性中和因子は、抗トロンビ ンIII(ATIII),酵素に対して低い親和性を有する循環性血漿マクログロブリン である。ヘパリンは、触媒作用を通してATIII /トロンビン結合を増強すること により、静脈血栓における臨床的有効性を示す。しかしながら、ヘパリンは、凝 固カスケードにおける他のプロテアーゼの阻害に対する触媒作用も引き起こし、 そして、血小板に依存する血栓症におけるヘパリンの有効性は、血栓に結合した 酵素の応答困難性に起因して、大きく低減されまたは取り消される。血小 板減少症、骨粗鬆症およびトリグリセリデミア(中性脂肪血症,triglyceridemi a)のような副作用は、ヘパリンでの延長された治療に続いて観察された。 ヒル〔ヒリド・メディシナル(hirido medicinalis)〕の腺分泌液から誘導され るヒルジン(Hirudin)は、トロンビン活性に対する高分子量の天然の抗凝固性の タンパク質阻害剤の一つである〔マークワード エフ.(Markwardt F.),心臓血 管薬プレビュー(Cardiovascular Drug Peviews),10,211,1992〕。ヒルジンは 、実験的および臨床的血栓症において有効性を示した生物薬(biopharmaceutical )である。治療薬としてのヒルジンの使用に対する潜在的な欠点は、特にトロン ビンに対するその非常に強固な結合特性を考慮すると、おそらく抗原性であり、 そして中和の効果的な方法の欠如である。トロンビンに対する非常に高い親和性 は独特であり、そして触媒部位並びに酵素に対する遠位の「アニオン結合エクソ サイト(anion binding exosite)」を用いる同時相互作用に影響される。 トロンビン活性は、ヒルログ(hirulog)〔マラガノア,ジェイ.エム.(Marag anore,J.M.)ほか,生物化学(Biochemistry),29,7095,1990〕またはヒルトニ ン(hirutonin)ペプチド〔ジマイオ,ジェイ.(DiMaio,J.),J.Med.Chem.,35, 3331,1992〕のような、ヒルジン様の分子によっても消失され得る。 トロンビン活性は、トロンビンの触媒部位をフィブリ ノーゲンと争い、それによって、前記タンパク質またはトロンビン受容体のよう なその他のタンパク質基質の蛋白質分解を阻害する低分子量化合物によっても阻 害され得る。酵素阻害化合物を設計するための通常の戦略は、その酵素の自然の 基質の一次のおよび二次構造における本来の特異性を模倣することに置かれてい る。それ故、ブロムバック(Blomback)ほかは、蛋白質加水分解を受けやすい領域 を含むフィブリノーゲンAα鎖の部分的配列にならって作られたトロンビン阻害 剤を最初に設計した〔ブロムバック(Blomback)ほか,J.Clin.Lab.Invest.,24,59 1969〕。フィブリノーゲンの前記領域は、少なくともフェニルアラニンで始まっ ている残基を含む: ↑容易に切断される結合 この領域内のアミノ酸の系統的な置換は、トロンビン上のP3-P2-P1局所結合部 位内の相互作用に対応するペプチド(D)-Phe-Pro-Arg によって例証されるトリペ プチジル阻害性配列(tripeptidyl inhibitory sequence)の最適化を導いた〔 バジュ エス,(Bajusz S.)ほか,ペプチド(Peptides):化学構造および生物学( Chemistry Structure and Biology):プロシーデイングズ オブ ザ フォース アメリカン ペプチド シンポジウム(Proceedings of the Fourth American Peptide Symposium)、ウォルター アール.(Walter R.),マインホファー ジェイ.(Meienhofer J.)編,アン アルボー サイエンス パブリッシャーズ インコーポレーテッド(Ann Arbor Science Publishers Inc.),ミシガン州ア ン アルボー,1975,pp.603〕。 バジュ(Bajusz)ほかは、(D)Phe-Pro-Arg-(CO)H(GYKI-14166)および(D)MePhe- Pro-Arg-(COH(GYKI-14766)のような関連した化合物も報告した〔ペプチド−合成 (Peptides-Synthesis),構造および機能(Structure and Function):プロシ ーディングズ オブ ザ フォース アメリカン ペプチド シンポジウム(Pro ceedings of the Fourth American Peptide Symposium)、リッチ,ディー.エッ チ(Rich,D.H.)およびグロス,イー.(Gross,E.)編,ピアス ケミカル カンパ ニー(Pierce ChemicalCompany),1981,pp.417〕。これらのトリペプチジルア ルデヒドは、試験管内および生体内の両方における有効なトロンビン阻害剤であ る。GYKI-14166およびGYKI-14766の両方の場合、アルデヒド基は、ヘミアセター ル中間物を生成するトロンビンの触媒的Ser195残基に対するその化学反応性の観 点から、阻害活性に強く寄与すると考えられる。 トロンビン阻害活性の分野における関連した仕事は、トリペプチド(D)Phe-Pro -Arg により見出された基礎的な認識結合モチーフを開発し、そして推定的な容 易に切断される結合(すなわちP1-P1')に対応する位置に種々の官能性または反 応性基を導入した。 アメリカ合衆国特許第4318904 の明細書において、ショウ(Shaw)は、Ser195お よびHis57に対して反応性があるクロロメチルケトン(PPACK)を報告して いる。これらの二つの残基は、トロンビンの触媒作用の三つ組の部分を含む〔ボ ード,ダブリュ(Bode,W)ほか,BMBO Journal 8,3467,1989〕。 (D)Phe-Pro-Arg一般モチーフを有するトロンビン阻害剤の他の例は、硼素の酸 (boronic acids)またはボロネート(boronates)のようなCOOH−末端ボロアルギニ ン(boroarginine)変種を含むものである〔ケットナー,シー.(Kettner,C.)ほか ,J.Biol.Chem.,268 ,4734,1993〕。 このモチーフのまた別の同種のものは、ホスホネートを含むもの〔ワング,シ ー−エル ジェイ.(Wang,C-LJ.),テトラヘドロン レターズ(Tetrahedron L etter s),33,7667,1992)およびα−ケトエステルを含むもの〔イワノビッチ ,イー.ジェイ.(Iwanowicz,E.J.)ほか,バイオオーガニック アンド メデ ィシナル ケミストリー レターズ(Bioorganic and Medicinal Chemistry Lett ers),12,1607,1992〕である。 ニーセス,ビー.(Neises,B.)ほかは、トリクロロメチルケトン・トロンビ ン阻害剤(MDL-73756 )に関して記載し、そしてアッテンバーガー,ジェイ.エ ム.(Attenburger,J.M)ほかは、関連したジフルオロアルキルアミドケトンを 報告した〔テトラヘドロン レターズ(Tetrahedron Letters),32,7255,1991) 。 マラガノア(Maraganore)ほか〔ヨーロッパ0333356; WO 91/02750; U.S.5,196 ,404 〕は、 D-Phe-Pro- 部分を含む一連のトロンビン阻害剤を開示し、そして 、前記の好ましい構造がトロンビンの活性部位に隣接した溝内の穴にうまく嵌ま ると仮定している。これらの阻害剤の変種は、D-Phe-Pro 部分に構築された本質 的に線状または環状のペプチドである。 特許および特許願の別の系列には、α−ケトアミドおよびペプチド・アルデヒ ド類似体を使用することによって、血栓症に対して効果的な阻害剤を開発する試 みが記載されている(EP 0333356; WO 93/15756; WO 93/22344; WO 94/08941; W O 94/17817)。 また他のものは、抗血栓剤としてのペプチド、ペプチド誘導体、ペプチド性ア ルコールまたは環状ペプチドに彼らの注意を集中させた(WO 93/22344,EP 0276 014; EP 0341607; EP 0291982)。他のものは、前記と同一の目的を達成するた めにアミジン・スルホン酸部分を調べ(U.S.4,781,866)、そしてまた他のもの は、パラまたはメタ置換フェニルアラニン誘導体を調べた(WO 92/08709; WO 92 /6549)。 一連の三菱の特許および特許願には、抗血栓剤として使用するために明らかに 有効なアルジニンアミド化合物が開示されている。これらの文献中に記載された 化学構造は、アルギニンアミド化合物上の側鎖基の変異体を示す(U.S.4,173,6 30; U.S. 4,097,591; CA 1,131,621; U.S. 4,096,255; U.S. 4,046,876; U.S. 4,097,472; CA 2114153)。 カナダ特許願第2,076,311 号および第2,055,850 号の各明細書には、細胞凝集 に関して阻害効果を示す環状イミノ誘導体が開示されている。 上で引用された例の多くは、塩基性の側鎖がトロンビン中のP1特異性切片の ベースに位置したカルボキシレート基と相互作用することが必要とされる、アル ギニル単位からなる少なくとも線状で非環式のトリペプチドモチーフを保持する ことに集約される。二つの隣接する疎水性基は、P3−P2部位が設けられた酵素 表面上の隣接する疎水性の切片内の好都合なファンデルワールス相互作用を通し て、更なる結合を提供する。 従って、本発明の目的は、標的酵素であるトロンビンに対して阻害活性を示す トロンビン阻害剤を提供することである。 発明の要約 本発明は、次式I: (式中、 XはCH−R5、O、S、SO、SO2およびNR9から選択され、式中R5は水 素原子、場合により1または2個の異原子で中断された炭素原子数1ないし6の アルキル基;炭素原子数6ないし16のアリール基、炭素原子数3ないし7のシ クロアルキル基または複素環式環または疎水性基を表し; R2はH、NH2および場合により炭素原子数6のアリール基、6員の複素環ま たは炭素原子数3ないし7のシクロアルキル環で置換された炭素原子数1ないし 6のアルキル基から選択され; R3およびR4は独立して、H;NR67;場合により炭素原子数1ないし6の アルキル基で置換された炭素原子数6ないし16のアリール基または炭素原子数 3ないし7のシクロアルキル基;場合により1またはそれ以上の異原子またはカ ルボニル基により中断され、かつ、場合によりOH、SH、NR67または場合 によりハロゲン原子、ヒドロキシル基、炭素原子数1ないし6のアルキル基で置 換された炭素原子数6ないし16のアリール基、複素環または炭素原子数3ない し7のシクロアルキル基で置換された炭素原子数1ないし16のアルキル基;ア ミノ酸側鎖;および疎水性基から選択され; R6は極性アミノ酸残基、アルギニル部分または場合によりアミノ酸、ペプチ ドまたは複素環で置換されたそれらの類似体もしくは誘導体を表し; R7およびR8は独立して水素原子または炭素原子数 1ないし6のアルキル基を表し; mは0と2の間の整数を表し;そして nは0と2の間の整数を表す)で表される、トロンビン阻害活性を示す新規化 合物を提供する。 本発明のもう一つの面によれば、式(I)で表される化合物と薬学的に許容さ れ得る担体、希釈剤または助剤とを組み合わせて含有する薬剤組成物が提供され る。 別のもう一つの面において、式(I)で表される化合物の有効量を哺乳動物に 投与することからなる、哺乳動物における血栓障害の処置または予防のための方 法が提供される。 発明の詳細な説明 本発明は酵素トロンビンを阻害する化合物に関するものである。これらの分子 は、次式(I): 〔式中、X,R1ないしR8,mおよびnは前記において定義されたものと同じ意 味を表す〕で表される複素二環部分を特徴とする。 後記本文中で使用される用語“疎水性基”(HG)は、水に対する親和性を欠 くか、または水を置換する何れかの基を表わす。疎水性基は、(例えば、アシル 基を形成するために)、所望によりカルボニル基により置換された炭素原子数1 ないし20のアルキル基、炭素原子数2ないし20のアルケニル基(例えば、ビ ニル基、アリル基)または炭素原子数2ないし20のアルキニル基(例えば、プ ロパルギル基);炭素原子数6ないし16のアリール基、炭素原子数3ないし7 のシクロアルキル基、炭素原子数6ないし20のアルアルキル基、炭素原子数1 ないし20のアルキル基により置換された炭素原子数6ないし20のシクロアル キル基〔ここで、脂肪族部分は所望によりカルボニル基により置換され(例えば 、ア シル基を形成するために)、そして環部分は所望により炭素原子数1ないし6の アルキル基、例えばメチル基、エチル基または第三ブチル基により置換されてい る〕;或いは疎水性アミノ酸側鎖基を包含するが、しかし、これらに限定されな い。好ましい疎水性基はシクロヘキシル基、ベンジル基、ベンゾイル基、フェニ ルメチル基、フェネチル基及びパラ−第三ブチル−フェネチルメチル基を包含す る。 用語“アルギニル部分”は、アルギニンアミノ酸残基或いはその同族体または 誘導体を表す。例えば、天然残基の同族基または誘導基は、α炭素原子からの長 鎖または短鎖メチレン鎖(例えば、エチレン基またはブチレン基);水素結合供 与基または受容基(例えば、アミノ基、アミジノ基またはメトキシ基)によるグ アニジノ基の置換基;束縛基(例えば、アリール基、シクロアルキル基または複 素環基)によるメチレン鎖の置換基;末端カルボキシル基の脱離基(例えば、デ ス−カルボキシ基)またはヒドロキシル基の脱離基(例えば、アルデヒド基); 或いはこれらの組み合わせを含んでよい。 用語“アルキル基”は、特定の炭素原子の総数を有する直線状または分岐状、 飽和または不飽和鎖を表す。 用語“芳香族”または“アリール”は、OH基,SH基,アミノ基(例えば、 NR67基),ハロゲン原子または炭素原子数1ないし6のアルキル基により所 望により一または二置換された、6ないし16個の炭素原子 からなる不飽和炭素環(類)を表す。芳香族環は、ベンゼン環、ナフタレン環、 フェナントレン環及びアントラセン環を包含する。好ましい芳香族環は、ベンゼ ン環およびアントラセン環である。 用語“シクロアルキル基”は、OH基,SH基,アミノ基(例えば、NR67 基),ハロゲン原子または炭素原子数1ないし6のアルキル基により所望により 一または二置換された、3ないし7個の炭素原子からなる炭素環基を表す。シク ロアルキル基は通常飽和されているが、しかし部分的に不飽和であってもよく、 そしてシクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル 基およびシクロヘプチル基を包含する。好ましいシクロアルキル基はシクロヘキ シル基である。 用語“アルアルキル基”は、アルキル基を介して結合したアリール部分からな る置換基(例えば、ベンジル基,フェネチル基)を表す〔アリール部分とアルキ ル鎖との炭素原子の合計は特定された如くである〕。前記基の前記アリールおよ び前記鎖部分は、OH基,SH基,アミノ基(例えば、NR67基),ハロゲン 原子または炭素原子数1ないし6のアルキル基により所望により一または二置換 されている。 後記本文中で使用される用語“ヘテロ原子”は、特記しない限り、酸素原子、 窒素原子または硫黄原子(O,NまたはS)並びにスルホキシル基またはスルホ ニル基を表す。一またはそれより多くのヘテロ原子により中断 されたアルキル基鎖は、前記鎖の炭素原子が好適な原子価を有するヘテロ原子に より置換されていることを意味すると理解されたい。好ましくは、アルキル基鎖 は0ないし4個のヘテロ原子により中断されており、そして2個の隣接する炭素 原子は両方とも置換されていない。 用語“複素環”は、N原子,O原子およびS原子から選択された1個またはそ れより多くの(例えば、1〜4個)ヘテロ原子を含む飽和または不飽和、一また は多環状(例えば、二環状)環を表す。複素環は、OH基,SH基,アミノ基( 例えば、NR67基),ハロゲン原子,CF3基,オキソ基または炭素原子数1 ないし6のアルキル基により所望により一または二置換されていると理解された い。適する一環状複素環の例は、ピリジン、ピペリジン、ピラジン、ピペラジン 、ピリミジン、イミダゾール、チアゾール、オキサゾール、フラン、ピランおよ びチオフェンを包含するが、しかし、これらに限定されない。適する二環状複素 環の例は、インドール、キノリン、イソキノリン、プリンおよびカルバゾールを 包含するが、しかし、これらに限定されない。 用語“疎水性アミノ酸”は、α炭素原子に結合したアルキル基又はアリール基 を持つアミノ酸残基を表す。それ故、α炭素原子に結合したその様な基を持たな いグリシンは、疎水性アミノ酸ではない。アルキル基又はアリール基は置換され てよいが、但し、置換基または置換基類は前記アミノ酸の全ての疎水的性質を減 少させない。 疎水性アミノ酸の例は、天然アミノ酸残基、例えば、アラニン、イソロイシン、 ロイシン、フェニルアラニン;および非天然アミノ酸残基、例えば、ディー.シ ー.ロバーツ(D.C. Roberts)およびエフ.ヴェラッシオ(F.Vellaccio)による“ ザ ペプチド(The Peptides)”,vol.5,1983年,アカデミック出版(Academic P ress),第6章に記載されたものを包含する。適する非天然アミノ酸は、シクロ ヘキシルアラニンおよび1−アミノシクロヘキサンカルボン酸を包含する。 “アミノ酸側鎖”は、アミノ基に対してα位の炭素原子に結合した置換基を意 味する。例えば、アミノ酸アラニンの側鎖はメチル基であり、他方、ベンジル基 はフェニルアラニンの側鎖基である。 好ましくは、xはCH−R5基,S原子又はO原子であり、R5は好ましくはH 原子または炭素原子数1ないし4のアルキル基であり、そして最も好ましくはH 原子である。 最も好ましくは、xはS原子である。 好ましくは、R2はH原子、メチル基またはエチル基である。最も好ましくは 、R2はH原子である。 好ましくは、R3またはR4の一つはカルボキシル基または、所望により他の炭 素環基と融合した5または6員の飽和または不飽和炭素環のような疎水性基であ り、そして他の基はH原子、所望によりNR67基またはカルボキシル基により 置換された炭素原子数1ないし1 6のアルキル基である。カルボキシル基または疎水性基は、所望により一つまた はそれより多く(例えば、1〜4)のヘテロ原子、カルボニル基またはスルホニ ル基(SO2)で中断された炭素原子数1ないし16のアルキル基のようなスペ ーサーに結合していてよい。より好ましくは、R3およびR4のうちの一つは、所 望によりヘテロ原子またはカルボニル基により中断された炭素原子数1ないし1 6のアルキル基に結合した、所望により置換された芳香族環、例えばフェニル環 、シクロヘキシル環、インドール環、チエニル環、キノリン環、テトラヒドロイ ソキノリン環、ナフチル環またはベンゾジオキソランであり、そして他の基はH 原子、カルボキシメチル基またはカルボキシエチル基である。所望の芳香族環置 換基はOH基、カルボキシ基、炭素原子数1ないし4のアルキル基およびハロゲ ン原子を包含する。他のより好ましい態様において、R3およびR4のうちの一つ は、所望によりカルボニル基により中断された炭素原子数1ないし4のアルキル 基を介して結合した、所望により置換されたフェニル基またはシクロヘキシル基 であり、そして他の基はH原子、カルボキシメチル基またはカルボキシエチル基 である。より好ましい態様において、R3はベンジル基、フェニルエチル基、フ ェニルプロピル基またはシクロヘキシルメチル基であり、そしてR4はH原子で ある。 好ましくは、R7及びR8は互いに独立して、水素原 子、メチル基またはエチル基を表す。より好ましくは、R7及びR8は水素原子ま たはメチル基を表す。最も好ましくは、R7及びR8は共に水素原子を表す。 好ましくは、mは0または1を表す。より好ましくは、mは0を表す。 好ましくは、nは0または1を表す。より好ましくは、nは0を表す。 好ましい態様において、R6は次式VIaないしVId: (式中、 R11は水素原子または炭素原子数1ないし6のアルキル基を表し; Kは直接結合または−NH−を表し; Gは炭素原子数1ないし4のアルコキシ基;シアノ基;−NH2;−CH2−N H2;−C(NH)−NH2;−NH−C(NH)−NH2;−CH2−NH−C( NH)−NH2;シアノ基、−NH2、−CH2−NH2、−C(NH)−NH2、 −NH−C(NH)−NH2または−CH2−NH−C(NH)−NH2で置換さ れた炭素原子数6のシクロアルキル基またはアリール基;または場合によりシア ノ基、−NH2、−CH2−NH2、−C(NH)−NH2、−NH−C(NH)− NH2または−CH2−NH−C(NH)−NH2で置換された5または6員の飽 和または不飽和複素環を表し; Uはシアノ基、−NH2、−C(NH)−NH2または−NH−C(NH)−N H2を表し; Pは直接結合、−C(O)−または次式: の2価の基を表し; Jは場合によりOH、NH2および炭素原子数1ないし6のアルキルで置換さ れ、そして場合によりO,SおよびNから選択される異原子により中断された炭 素原子数1ないし6のアルキレン基を表し; nは0または1を表し;そして TはH、OH、アミノ基、ペプチド鎖、炭素原子数1ないし16のアルキル基 、炭素原子数1ないし16のアルコキシ基、炭素原子数6ないし20のアルアル キル基、 または場合により置換された複素環を表す)で表される基の1つを表す。 好ましくは、R11はH原子またはメチル基を表し、そして最も好ましくはH原 子を表す。 好ましくは、Kは結合を表す。 好ましくは、Gは3〜7個の炭素原子からなるメチレン鎖を介して結合した− NH−C(NH)−NH2または0〜3個の炭素原子からなるメチレン鎖を介し て結合した−C(NH)−NH2により置換されたフェニル基を表す。より好ま しくは、Gは3個の炭素原子からなるメチレン鎖を介して結合した−NH−C( NH)−NH2を表す。 好ましくは、Pは−C(O)−を表す。 好ましくは、Jは−CH2−S−CH2−CH2−、−CH2−O−CH2−CH2 −、−CH2−NH−CH2−CH2−、及びnがOを表す場合には結合から選択 される。最も好ましくは、Jは結合を表し、そしてnは0を表す。 本発明の特に好ましい態様において、R6はBiooeg.Med.Chem.,1995,3:11 45に記載された方法に基づいて製造された下記のアミノ酸誘導体から選択される : 〔式中、n=1〜6,n1=1〜2,n2=0〜7であり、そしてTは上記にお いて定義されたものと同じ意味 を表す〕。 好ましい態様において、Tは1ないし4個のアミノ酸残基からなる長さのペプ チドであり、そして好ましくはフィブリノーゲンのAもしくはB鎖またはそのフ ラグメントもしくは誘導体である。別の好ましい態様において、Tは以下の群: 〔式中、 X5、X10、X11およびX12は互いに独立してNおよびC−X7(式中X7は水 素原子、炭素原子数1ないし4のアルキル基または炭素原子数5ないし8のアリ ール基を表す)からなる群から選択され; X6およびX13は互いに独立してC,O,N,S,N−X7、またはCH−X7 からなる群から選択され; R’は水素原子、場合によりカルボキシル置換された炭素原子数1ないし16 のアルキル基、カルボキシル基、−炭素原子数0ないし16のアルキル−CO2 −炭素原子数1ないし16のアルキル基、炭素原子数6ないし20のアルアルキ ル基、炭素原子数3ないし7のシクロア ルキル基、アリール基または芳香族複素環を表す〕 から選択される複素環を表す。 好ましくは、Tは以下の群: (式中R’は上記において定義されたものと同じ意味を表す) からなる基から選択される。 より好ましくは、Tは以下の群: (式中R’は上記において定義されたものと同じ意味を表す) からなる基から選択される。 より好ましくは、Tは以下の群: (式中R’は上記において定義されたものと同じ意味を表す) からなる基から選択される。 最も好ましくは、Tは以下の基: (式中R’は水素原子または炭素原子数1ないし4のアルキル基、例えば、メチ ル基、エチル基、プロピル基またはブチル基を表し、そして最も好ましくは、R ’は水素原子を表す)である。 本発明のより好ましい態様は、次式II,III,IV及びV: (式中、R3,R4,R6,R7及びR8は上記態様のうちの何れかにおいて定義さ れたものと同じ意味を表す)で表される化合物により表される。 式(I)ないし(V)で表される化合物は、置換基に応じて、一つ又はそれよ り多くの不斉中心を含み得、そ れ故、多数の異なる異性体,光学異性体(例えば、エナンチオマー)およびラセ ミ体混合物を包含するそれらの混合物の形態で存在することは、当業者には明ら かであろう。全てのこのような異性体,エナンチオマーおよびラセミ体混合物を 包含するそれらの混合物は、本発明の範疇に含まれる。 本発明の好ましい化合物は下記の化合物を包含する: :(3S)−6−ベンジル−5−オキソ−ヘキサヒドロ−イミダゾ[5,1− b]チアゾール−3−カルボン酸[1−(ベンゾチアゾール−2−カルボニル) −4−グアニジノ−ブチル]−アミド :(S)−6−ベンジル−5−オキソ−ヘキサヒドロ−チアゾロ(3,2−c )ピリミジン−3−カルボン酸(4−グアニジノ−1−(ベンゾチオゾール−2 −カルボニル)−ブチル)−アミド :6−(パラ−第三ブチル−フェニルメチル)−5−オキサ−ヘキサヒドロ− イミダゾ[5,1−b]チアゾール−3−カルボン酸[1−(ベンゾチアゾール −2−カルボニル)−4−グアニジノ−ブチル]−アミド :6−(3−フェニル−プロプ−2−エニル)−5−オキソ−ヘキサヒドロ− イミダゾ[5,1−b]チアゾール−3−カルボン酸[1−(ベンゾチアゾール −2−カルボニル)−4−グアニジノ−ブチル]−アミド 10:6−(シクロヘキシルメチル)−5−オキソ−ヘキサヒドロ−イミダゾ[ 5,1−b]チアゾール−3−カルボン酸[1−(ベンゾチアゾール−2−カル ボニル)−4−グアニジノープチル]−アミド 11:6−(2−トリフルオロメチルキノリン−7−イル)−5−オキソ−ヘキ サヒドロ−チアゾロ[3,2−c]ピリミジン−3−カルボン酸[4−グアニジ ノ−1−(チアゾール−2−カルボニル)−ブチル)−アミド 12a:(3S,9S)−6−フェニルプロピル−5−オキソ−ヘキサヒドロ− チアゾロ(3,2−c)ピリミジン−3−カルボン酸(4−グアニジノ−1−( チアゾール−2−カルボニル)−ブチル)−アミド 12b:(3S,9S)−6−フェニルプロピル−5−オキソ−ヘキサヒドロ− チアゾロ(3,2−c)ピリミジン−3−カルボン酸(4−グアニジノ−1−( チアゾール−2−カルボニル)−プチル)−アミド 12c:(3S,9R)−6−フェニルプロピル−5− オキソ−ヘキサヒドロ−チアゾロ(3,2−c)ピリミジン−3−カルボン酸( 4−グアニジノ−1−(チアゾール−2−カルボニル)−ブチル)−アミド 12d:(3S,9R)−6−フェニルプロピル−5−オキソ−ヘキサヒドロ− チアゾロ(3,2−c)ピリミジン−3−カルボン酸(4−グアニジノ−1−( チアゾール−2−カルボニル)−ブチル)−アミド 13a:(3S,9S)−6−ベンジル−5−オキソ−ヘキサヒドロ−チアゾロ (3,2−c)ピリミジン−3−カルボン酸(4−グアニジノ−1−(チアゾー ル−2−カルボニル)−ブチル)−アミド(HPLCに対して速く動く異性体) 13b:(3S,9S)−6−ベンジル−5−オキソ−ヘキサヒドロ−チアゾロ (3,2−c)ピリミジン−3−カルボン酸(4−グアニジノ−1−(チアゾー ル−2−カルボニル)−ブチル)−アミド(HPLCに対して遅く動く異性体) 13c:(3S,9R)−6−ベンジル−5−オキソ−ヘキサヒドロ−チアゾロ (3,2−c)ピリミジン−3−カルボン酸(4−グアニジノ−1−(チアゾー ル−2−カルボニル)−ブチル)−アミド(HPLCに対して速く動く異性体) 13d:(3S,9R)−6−ベンジル−5−オキソ−ヘキサヒドロ−チアゾロ (3,2−c)ピリミジン−3−カルボン酸(4−グアニジノ−1−(チアゾー ル−2−カルボニル)−ブチル)−アミド(HPLCに対して遅く動く異性体) 13b:(3S,9S)−6−ベンジル−5−オキソ−ヘキサヒドロ−チアゾロ (3,2−c)ピリミジン−3−カルボン酸(4−グアニジノ−1−(チアゾー ル−2−カルボニル)−ブチル)−アミド(HPLCに対して遅く動く異性体) 13c:(3S,9R)−6−ベンジル−5−オキソ−ヘキサヒドロ−チアゾロ (3,2−c)ピリミジン−3−カルボン酸(4−グアニジノ−1−(チアゾー ル−2−カルボニル)−ブチル)−アミド(HPLCに対して速く動く異性体) 13d:(3S,9R)−6−ベンジル−5−オキソ−ヘキサヒドロ−チアゾロ (3,2−c)ピリミジン−3−カルボン酸(4−グアニジノ−1−(チアゾー ル−2−カルボニル)−ブチル)−アミド(HPLCに対して遅く動く異性体) 本発明の化合物は更に、トロンビンの触媒活性を阻害するその能力を特徴とし 、この事は、下記の分析により示すことができる。本発明の化合物は、0ないし 100μMの濃度範囲の溶液を得るためにそれらを緩衝液に溶解することにより 、分析のために製造され得る。分析において、与えられた化合物に対する阻害解 離定数K1を決定するために、トロンビンの色原体のまたは蛍光体の基剤が試験 化合物およびトロンビンを含む溶液に添加されるであろう;この結果、酵素の触 媒活性は分光測光法で決定されるであろう。この種の分析は、当業者に周知であ る。 したがって、本発明の化合物は、トロンビンの活性により媒介される血栓症の 治療および/または予防に使用され得る。そのような血栓症は、静脈血栓症、肺 動脈塞栓症、動脈血栓症、心筋梗塞および脳梗塞を包含する。 発明の治療または予防法は、哺乳類、より特別にはヒト、に本発明の化合物の有 効量を投与することからなる。“有効”により、特有の徴候、すなわち、血流( 開通性),血餅の大きさまたは密度に対して確立された因子により測定されるよ うな前記症状の厳しさを軽減または低減するために充分な化合物の量が意味され る。 本発明の化合物は、体内または、体外のシャントにおいて使用される管材料内 で見出されたような、異質なトロンボゲン表面との接触賦活の場合のように体外 で、抗凝血物質として使用され得る。発明の化合物は、そのような導管の表面を 覆うために使用されてもよい。前記目的のために、発明の化合物は、等張性の生 理食塩水中に再溶解される凍結乾燥された粉末として得られ、そして血液凝固を 阻止された状態に血液を維持するために充分な量添加される。 本発明の治療薬は、単独でまたは医薬的に許容される担体,希釈剤または助剤 と組み合わせて施薬されてよい。各々の担体,希釈剤または助剤の比率は、前記 化合物の溶解度および化学的性質、施薬経路および標準的な医薬実務により決定 される。例えば、前記化合物は非経口的に注射されてよい;注射は、筋肉内に, 静脈内にまたは皮下に行われる。非経口的施薬のために、前記化合物は、溶液を 等張性にするために他の溶質、例えば、充分な生理食塩水またはグルコースを含 んでいる無菌液の形態で使用されてよい。前記化合物は、タブレット,カプセル 、 または澱粉,ラクトース,白砂糖および同種のもののような適当な賦形剤を含む 粒剤の形態で経口的に施薬されてよい。前記化合物は、各有効成分が砂糖または コーンシロップ,香味剤および染料と混合され、次いで前記混合物を固体の形態 に加圧成形するために適するようにするために充分に脱水されたトローチまたは ロゼンジの形態で、舌下的に施薬されてもよい。前記化合物は、着色剤および/ または香味剤を含み得る溶液の形態で経口的に施薬されてもよい。 医師は、最も適切な本治療薬の施薬量を決定するであろう。施薬量は、施薬形 態および選択された特定の化合物によって変化し得る。加えて、施薬量は治療下 にある特定の患者によって変化し得る。非経口的施薬のために、典型的な施薬量 は、一日当り約0.1ないし500mg/kg体重、そして好ましくは、一日当 り約0.5ないし10mg/kg体重である。 前記組成物が経口的に施薬される場合、非経口的に与えられたより少ない量で 生じる効果と同じ効果を生じさせるために、より多くの有効成分が典型的に要求 されるであろう。 本発明の化合物を製造するために、特定の出発物質および/または含まれる中 間体に応じて、種々の方法を用いてよい。幾つかの合成経路(このうちの一つは 以下に概説される)を経由して、前記化合物の連続的な製造が可能である。 (式中、 Pgは窒素保護基を表し; R20は炭素原子数1ないし6のアルキル基を表し;そ してx、n、m、R3、R4、R6、R7とR8は上述と同じに定義される。) スキーム1に記載した工程は下記のように簡単に記述できる: 工程1: 式(X)のアルキルアミノアルコールのアミノ官能基を、適当なアミノ保護基 で保護する。反応性官能基の既知の多数の保護基と適当な保護と脱保護のプロト コールは、「T.Greene,Protective Groups In Organic Synthesis, (John Wiley & Sons ,1981)に見出してもよい。特定の合成スキームで使用するための適当な保 護基は、他の反応性基の存在と脱離のために要求される反応条件を含んだ多くの 要因に依存する。次いで保護されたアミノアルキルアルコールは、適当な酸化剤 例えば、不活性溶媒例えばジクロロメタン(CH2Cl2)のようなものの中のN −メチルモルホリンオキシド(NMO)と一緒のテトラプロピルアンモニウム過 ルテネート(TRPA)の触媒量のような酸化剤を使用する酸化に処されて、式 (XI)の保護されたアミノアルキルアルデヒドになる。工程2 式(XI)の保護されたアミノアルキルアルデヒドを、ジクロロメタンのような不 活性溶媒中の炭酸カリウムのような適当な塩基を使用して式(XII)のアミノ酸ア ルキル エステルとカップリングさせて式(XIII)の環状中間体を得る。工程3 式(XIII)の環状中間体のアミノ保護基は、適当な条件下で除去され、次いで得 られた化合物を、テトラヒドロフランのような不活性溶媒中のホスゲン、トリホ スゲン又はカルボニルジイミダゾールのような内部環閉鎖に適している試薬と接 触させて、式(XIV)の二環式中間体を得る。工程4 式(XIV)の二環式中間体のエステル官能基(-C(O)O-R20)を、LiOHのよ うな適当な試薬を使用して加水分解に処して遊離カルボン酸を得る。次いで、得 られた化合物をジメチルホルムアミドのような適当な溶媒中のBOPのようなペ プチドカップリング試薬を使用してR6Hにカップリングし、式(XV)のカップリ ングした二環式化合物を得る。ペプチド結合形成のため適当な条件は、ペプチド 化学技術では周知である。例えば、下記を参照:Bodanszky M.著、Principles of Peptide Synthesis ,Spri nger−Verlag,Berlin,Heidelberg,New Yo rk,Tokyo 1984;及びGross E.とMaienhofer J.編,The Peptides,Analysis,Synthesis, Biology,V ol.1. (Academic Press,New York,San Fr ancisco,London,1979。 XがSを表す場合の特別の実施態様では、下記のスキーム2に従ってもよい: 本発明の化合物は、それらの合成の間及び/又はそれらの製造の後で、当業技 術者により周知の標準的方法により精製されてもよい。一つの好ましい精製技術 は、シリカゲルクロマトグラフィーである。特にフラッシュクロマトグラフィー 技術が使用されてよい。しかし、HP LCを含む他のクロマトグラフィー法も、化合物の精製のために使用されてもよ い。結晶化も生成物を精製するのに使用されてもよく、適当な有機溶媒を使用す る洗浄工程であってもよい。 式(I)の化合物が単一の異性体として所望される場合、それは、最終生成物の 分割により又は異性体的に純粋な出発物質又は他の便利な中間体からの立体特異 的合成のいずれかにより得られ得る。 最終生成物又はそれらのための中間体又は出発物質の分割は、当業技術で知ら れている適当な方法により達成され得る:例えば下記を参照、E.L.Elie l著、“Stereochemistry of Carbon Compou nds”,(McGraw Hill,1962),及びS.H.Wilen著 ,“Tables of Resolving Agents”,。 最終化合物の分割は、キラルなHPLC技術を使用しても実施できる。 本発明を更に理解し易いように、下記の限定を意図しない、トロンビン阻害物 質の実施例を記述する。下記の実施例は勿論、当業技術の範囲内に入るものであ り又はここに記載されている本発明の範囲内に入ると考えられる本発明、今知ら れている変更又は将来出て来る変更を特に限定するように意図されているもでは ない。本発明の好ましい化合物は、有機合成と生有機合成の当業者に知られてい る常用の製造段階と回収方法を使用して、使 用され得るが、他方、各々の化合物の全てにわたる合成のための新規の独特の組 合せも提供するものである。合成に含まれる中間体のための好ましい合成ルート 並びに本発明の得られた抗トロンビン化合物を下記する。実施例1 乾燥ベンゼン(30mL)と乾燥N,N−ジメチルアセタミド(2.0mL) 中のtert−ブチルオキシカルボニル−ヨード−アラニン−N,O−ジメチル アミド(2.68g,7.5ミリモル(mmol))(J.Org.Chem.1992,57,3397 -3404)の溶液を亜鉛−銅カップル(0.90g)を入れた窒素放流した丸底フラ スコへ添加した。得られた混合物を出発物質が残存しなくなるまで(TLCで判 定)窒素下超音波処理した。ビス(トリ−o−トリルホスフィン)パラジウムジ クロリド(0.35g,0.40ミリモル)、次いで4−ヨードベンゾニトリル( 1.72g,7.5ミリモル)を添加した。生成した混合物を窒素雰囲気下加熱し ながら攪拌し、放冷し、酢酸エチル(100mL)を添加し、そしてその混合物 をろ過して分液ロートに入れた。塩酸(50mL;0.1N) に次ぐ蒸留水(3×50mL)による洗浄、Na2SO4上での乾燥、ろ過そして 減圧下の濃縮により粗生成物を得た。シリカゲル上のフラッシュクロマトグラフ ィー(石油エーテル−酢酸エチル・グラジエント)をして精製化合物を得た。 乾燥ベンゼン(30mL)と乾燥N,N−ジメチルアセタミド(2.0mL) 中のtert−ブチルオキシカルボニル−ヨード−アラニン−N,O−ジメチル アミド(2.68g,7.5ミリモル(mmol))(J.Org.Chem.1992,57.3397 -3404)の溶液を亜鉛−銅カップル(0.90g)を入れた窒素放流した丸底フラ スコへ添加した。得られた混合物を出発物質が残存しなくなるまで(TLCで判 定)窒素下超音波処理した。ビス(トリ−o−トリルホスフィン)パラジウムジ クロリド(0.35g,0.40ミリモル)、次いで3−ヨードベンゾニトリル( 1.72g,7.5ミリモル)を添加した。生成した混合物を窒素雰囲気下加熱し ながら攪拌し、放冷し、酢酸エチル(100mL)を添加し、そしてその混合物 をろ 過して分液ロートに入れた。塩酸(50mL;0.1N)に次ぐ蒸留水(3×5 0mL)による洗浄、Na2SO4上での乾燥、ろ過そして減圧下の濃縮により粗 生成物を得た。シリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィー(石油エーテル− 酢酸エチル・グラジエント)をして精製化合物を得た。 乾燥ベンゼン(30mL)と乾燥N,N−ジメチルアセタミド(2.0mL) 中のtert−ブチルオキシカルボニル−ヨード−アラニン−N,O−ジメチル アミド(2.68g,7.5ミリモル(mmol))(J.Org.Chem.1992,57,3397 -3404)の溶液を亜鉛−銅カップル(0.90g)を入れた窒素放流した丸底フラ スコへ添加した。得られた混合物を出発物質が残存しなくなるまで(TLCで判 定)窒素下超音波処理した。ビス(トリ−o−トリルホスフィン)パラジウムジ クロリド(0.35g,0.40ミリモル)、次いで2−ヨードベンゾニトリル( 1.72g,7.5ミリモル)を添加した。生成した混合物を窒素雰囲気下加熱し ながら攪拌し、放冷し、酢酸エチル(100mL)を添加し、そしてその混合物 をろ 過して分液ロートに入れた。塩酸(50mL;0.1N)に次ぐ蒸留水(3×5 0mL)による洗浄、Na2SO4上での乾燥、ろ過そして減圧下の濃縮により粗 生成物を得た。シリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィー(石油エーテル− 酢酸エチル・グラジエント)をして精製化合物を得た。 乾燥エタノール(20mL)中のtert−ブチルオキシカルボニル−パラ− シアノ−フェニルアラニン−N,O−ジメチルアミド(1.33g,4.0ミリモ ル)の溶液に、ヒドロキシルアミン塩酸塩(0.416g,6.0ミリモル)とジ イソプロピルエチルアミン(1.02mL,6.0ミリモル)を添加した。混合物 を還流し次いで冷却した。沈澱物をろ過し、冷エタノール、ジイソプロピルエー テルで洗浄し、MgSO4で乾燥し、減圧下濃縮しそして次の段階で直接に使用 した。半固体を酢酸(20mL)と乾燥エタノール(40mL)の混合物中で暖 めながら懸濁した。次いで、Pd/C触媒(0.30g,10%Pd)を添加し そして暖めながら水素を泡立ちさせて 通過させた。TLCで判定して出発物質が検出できなくなるまで、水素化を連続 した。触媒をろ過により除き、溶液を減圧下濃縮し(50mLに)、HCl(5 0mL,1N)を添加し、次に混合物をもう一度減圧下50mLまで濃縮した。 溶液を一晩冷却し表記の化合物を得た。 乾燥エタノール(20mL)中のtert−ブチルオキシカルボニル−メタ− シアノ−フェニルアラニン−N,O−ジメチルアミド(1.33g,4.0ミリモ ル)の溶液に、ヒドロキシルアミン塩酸塩(0.416g,6.0ミリモル)とジ イソプロピルエチルアミン(1.02mL,6.0ミリモル)を添加した。混合物 を還流し次いで冷却した。沈澱物をろ過し、冷エタノール、ジイソプロピルエー テルで洗浄し、MgSO4で乾燥し、減圧下濃縮しそして次の段階で直接に使用 した。半固体を酢酸(20mL)と乾燥エタノール(40mL)の混合物中で暖 めながら懸濁した。次いで、Pd/C触媒(0.30g,10%Pd)を添加し そして暖めながら水素を泡立ちさせて 通過させた。TLCで判定して出発物質が検出できなくなるまで、水素化を連続 した。触媒をろ過により除き、溶液を減圧下濃縮し(50mLに)、HCl(5 0mL,1N)を添加し、次に混合物をもう一度減圧下50mLまで濃縮した。 溶液を一晩冷却し表記の化合物を得た。 乾燥エタノール(20mL)中のtert−プチルオキシカルボニル−オルト −シアノ−フェニルアラニン−N,O−ジメチルアミド(1.33g,4.0ミリ モル)の溶液に、ヒドロキシルアミン塩酸塩(0.416g,6.0ミリモル)と ジイソプロピルエチルアミン(1.02mL,6.0ミリモル)を添加した。混合 物を還流し次いで冷却した。沈澱物をろ過し、冷エタノール、ジイソプロピルエ ーテルで洗浄し、MgSO4で乾燥し、減圧下濃縮しそして次の段階で直接に使 用した。半固体を酢酸(20mL)と乾燥エタノール(40mL)の混合物中で 暖めながら懸濁した。次いで、Pd/C触媒(0.30g,10%Pd)を添加 しそして暖めながら水素を泡立ちさせ て通過させた。TLCで判定して出発物質が検出できなくなるまで、水素化を連 続した。触媒をろ過により除き、溶液を減圧下濃縮し(50mLに)、HCl( 50mL,1N)を添加し、次に混合物をもう一度減圧下50mLまで濃縮した 。溶液を一晩冷却し表記の化合物を得た。 無水THF(30mL)中のチアゾール(1.28g,15.0ミリモル)の溶 液に、n−BuLi(1.6M/ヘキサン,8.9mL,13.9ミリモル)を− 78℃で滴下して添加し次いでその溶液を攪拌した。次いで、THF(15mL )中のtert−ブチルオキシカルボニル−パラ−アミジノ−フェニルアラニン −N,O−ジメチルアミド(1.15g,3.3ミリモル)を滴下して添加しそし て生成した混合物を攪拌した。反応を飽和塩化アンモニウム水溶液で中止した。 その混合物を酢酸エチル(150mL)で希釈し、そして有機相を飽和塩化アン モニウム水溶液(2×50mL)、食塩水(50mL)で洗浄し、MgSO4で 乾燥し、ろ過しそして減圧下濃縮した。粗製物をシリカゲル(酢酸エチル/ヘキ サン)上で 精製しそして減圧下濃縮した。 無水THF(30mL)中のチアゾール(1.28g,15.0ミリモル)の溶 液に、n−BuLi(1.6M/ヘキサン,8.9mL,13.9ミリモル)を− 78℃で滴下して添加し次いでその溶液を攪拌した。次いで、THF(15mL )中のtert−ブチルオキシカルボニル−メタ−アミジノ−フェニルアラニン −N,O−ジメチルアミド(1.15g,3.3ミリモル)を滴下して添加しそし て生成した混合物を攪拌した。反応を飽和塩化アンモニウム水溶液で中止した。 その混合物を酢酸エチル(150mL)で希釈し、そして有機相を飽和塩化アン モニウム水溶液(2×50mL)、食塩水(50mL)で洗浄し、MgSO4で 乾燥し、ろ過しそして減圧下濃縮した。粗製物をシリカゲル(酢酸エチル/ヘキ サン)上で精製しそして減圧下濃縮した。 無水THF(30mL)中のチアゾール(1.28g,15.0ミリモル)の溶 液に、n−BuLi(1.6M/ヘキサン,8.9mL,13.9ミリモル)を− 78℃で滴下して添加し次いでその溶液を攪拌した。次いで、THF(15mL )中のtert−プチルオキシカルボニル−オルト−アミジノ−フェニルアラニ ン−N,O−ジメチルアミド(1.15g,3.3ミリモル)を滴下して添加しそ して生成した混合物を攪拌した。反応を飽和塩化アンモニウム水溶液で中止した 。その混合物を酢酸エチル(150mL)で希釈し、そして有機相を飽和塩化ア ンモニウム水溶液(2×50mL)、食塩水(50mL)で洗浄し、MgSO4 で乾燥し、ろ過しそして減圧下濃縮した。粗製物をシリカゲル(酢酸エチル/ヘ キサン)上で精製しそして減圧下濃縮した。 tert−ブチルオキシカルボニル−パラ−シアノ−フェニルアラニン−N, O−ジメチルアミド(1.33g,4.0ミリモル)をアンモニアで飽和したエタ ノール(30mL)中に溶解し、次いで海綿ラネーニッケル(100mg)を添 加した。溶液を水素下(40psi)室温で振動した。その溶液をセライトを通 してろ過し、そして減圧下濃縮して透明な残留分を得た。残留分を酢酸エチル( 250mL)中に溶解し、そして1NNaOH(2×50mL)、次いで食塩水 (2×50mL)で洗浄した。溶液をMgSO4で乾燥し、ろ過しそして減圧下 濃縮した。 tert−ブチルオキシカルボニル−メタ−シアノ−フェニルアラニン−N, O−ジメチルアミド(1.33g,4.0ミリモル)をアンモニアで飽和したエタ ノール(30mL)中に溶解し、次いで海綿ラネーニッケル(100mg)を添 加した。溶液を水素下(40psi)室温で振動した。その溶液をセライトを通 してろ過し、そして減圧下濃縮して透明な残留分を得た。残留分を酢酸エ チル(250mL)中に溶解し、そして1NNaOH(2×50mL)、次いで 食塩水(2×50mL)で洗浄した。溶液をMgSO4で乾燥し、ろ過しそして 減圧下濃縮した。 tert−ブチルオキシカルボニル−オルト−シアノ−フェニルアラニン−N ,O−ジメチルアミド(1.33g,4.0ミリモル)をアンモニアで飽和したエ タノール(30mL)中に溶解し、次いで海綿ラネーニッケル(100mg)を 添加した。溶液を水素下(40psi)室温で振動した。その溶液をセライトを 通してろ過し、そして減圧下濃縮して透明な残留分を得た。残留分を酢酸エチル (250mL)中に溶解し、そして1NNaOH(2×50mL)、次いで食塩 水(2×50mL)で洗浄した。溶液をMgSO4で乾燥し、ろ過しそして減圧 下濃縮した。 tert−ブチルオキシカルボニル−パラ−アミノメチル−フェニルアラニン −N,O−ジメチルアミド(1.00g,3.1ミリモル)を乾燥THF(10m L)に窒素下攪拌しながら溶解した。溶液を冷却し、N,N’−ビス−(ベンジ ルオキシカルボニル)−S−メチル−イソチオ尿素(1.14g,3.2ミリモル )とHgCl2(0.95g,3.5ミリモル)を添加した。溶液を減圧下濃縮し、 残った残留分を酢酸エチル(200mL)中に懸濁し、そしてセライトを通して ろ過した。ろ液を減圧下濃縮した。シリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィ ー(ヘキサン/酢酸エチル−グラジエント)をして、精製化合物を得た。 tert−ブチルオキシカルボニル−メタ−アミノメチル−フェニルアラニン −N,O−ジメチルアミド(1.00g,3.1ミリモル)を乾燥THF(10m L)に窒素下攪拌しながら溶解した。溶液を冷却し、N,N’−ビス−(ベンジ ルオキシカルボニル)−S−メチル−イソチオ尿素(1.14g,3.2ミリモル )とHgCl2(0.95g,3.5ミリモル)を添加した。溶液を減圧下濃縮し、 残った残留分を酢酸エチル(200mL)中に懸濁し、そしてセライトを通して ろ過した。ろ液を減圧下濃縮した。シリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィ ー(ヘキサン/酢酸エチル−グラジエント)をして、精製化合物を得た。 tert−ブチルオキシカルボニル−オルト−アミノメチル−フェニルアラニ ン−N,O−ジメチルアミド(1.00g,3.1ミリモル)を乾燥THF(10 mL)に窒素下攪拌しながら溶解した。溶液を冷却し、N,N’−ビス−(ベン ジルオキシカルボニル)−S−メチル−イソチオ尿素(1.14g,3.2ミリモ ル)とHgCl2(0.95g,3.5ミリモル)を添加した。溶液を減圧下濃 縮し、残った残留分を酢酸エチル(200mL)中に懸濁し、そしてセライトを 通してろ過した。ろ液を減圧下濃縮した。シリカゲル上のフラッシュクロマトグ ラフィー(ヘキサン/酢酸エチル−グラジエント)をして、精製化合物を得た。 無水THF(30mL)中のチアゾール(1.28g,15.0ミリモル)の溶 液に、n−BuLi(1.6M/ヘキサン,8.9mL,13.9ミリモル)を− 78℃で滴下して添加し次いでその溶液を攪拌した。次いで、THF(15mL )中の保護されたアミノ酸(1.36g,3.3ミリモル)を滴下して添加しそし て生成した混合物を攪拌した。反応を飽和塩化アンモニウム水溶液で中止した。 その混合物を酢酸エチル(150mL)で希釈し、そして有機相を飽和塩化アン モニウム水溶液(2×50mL)、食塩水(50mL)で洗浄し、MgSO4で 乾燥し、ろ過しそして減圧下濃縮した。粗製物をシリカゲル(酢酸エチル/ヘキ サン)上で精製しそして減圧下濃縮した。 無水THF(30mL)中のチアゾール(1.28g,15.0ミリモル)の溶 液に、n−BuLi(1.6M/ヘキサン,8.9mL,13.9ミリモル)を− 78℃で滴下して添加し、そして溶液を攪拌した。次いで、THF(15mL) 中の保護されたアミノ酸(1.36g,3.3ミリモル)を滴下して添加し、得ら れた混合物を攪拌した。反応を飽和塩化アンモニウム水溶液で停止させた。混合 物を酢酸エチル(150mL)で希釈し、そして有機相を飽和塩化アンモニウム 水溶液(2×50mL)、食塩水(50mL)で洗浄し、MgSO4で乾燥し、 ろ過し、そして減圧下濃縮した。粗製物をシリカゲル(酢酸エチル/ヘキサン) 上で精製し、そして減圧下濃縮した。 無水THF(30mL)中のチアゾール(1.28g,15.0ミリモル)の溶 液に、n−BuLi(1.6M/ヘキサン,8.9mL,13.9ミリモル)を− 78℃で滴下して添加し、そして溶液を攪拌した。次いで、THF(15mL) 中の保護されたアミノ酸(1.36g,3.3ミリモル)を滴下して添加し、得ら れた混合物を攪拌した。反応を飽和塩化アンモニウム水溶液で停止させた。混合 物を酢酸エチル(150mL)で希釈し、そして有機相を飽和塩化アンモニウム 水溶液(2×50mL)、食塩水(50mL)で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾 燥し、ろ過し、そして減圧下濃縮した。粗製物をシリカゲル(酢酸エチル/ヘキ サン)上で精製し、そして減圧下濃縮した。 乾燥ベンゼン(30mL)中の第三ブチルオキシカルボニル−ヨード−アラニ ン−N,O−ジメチルアミド(2.68g,7.5ミリモル)の溶液(J.Org.Ch em.1992,57,3397-3404)および乾燥N,N−ジメチルアセトアミド(2.0m L)を、乾燥窒素を通し、亜鉛−銅カップル(0.90g)を入れた丸底フラス コに添加した。 得られた混合物を、出発物質が残留しなくなるまで(TLCにより判断されるよ うに)、窒素下で超音波処理した。ビス(トリ−o−トリルホスフィン)二塩化 パラジウム(0.35g,0.40ミリモル)、続いて2−ヨードベンゾニトリル (1.72g,7.5ミリモル)を添加した。得られた混合物を窒素雰囲気下で加 熱しながら攪拌し、冷却し、酢酸エチル(100mL)を添加し、そして混合物 を分液ロート中に濾過した。HCl水溶液(50mL;0.1N)、蒸留H2O( 3×50mL)で連続的な洗浄を行い、Na2SO4で乾燥し、ろ過し、そして減 圧下濃縮して、粗製物を得た。シリカゲル(軽油/酢酸エチルグラジエント)上 でのフラッシュクロマトグラフィーにより精製化合物を得た。 無水THF(30mL)中のチアゾール(1.28g,15.0ミリモル)の溶 液に、n−BuLi(1.6M/ヘキサン,8.9mL,13.9ミリモル)を− 78℃で滴下して添加し、そして溶液を攪拌した。次いで、無水THF(15m L)中のアミノ酸−N,O−ジメチルアミド(1.07g,3.3ミリモル)を滴 下して添加し、そして 得られた混合物を攪拌した。反応を飽和塩化アンモニウム水溶液で停止させた。 混合物を酢酸エチル(150mL)で希釈し、そして有機相を飽和塩化アンモニ ウム水溶液(2×50mL)、食塩水(50mL)で洗浄し、MgSO4で乾燥 し、ろ過し、そして減圧下濃縮した。粗製物をシリカゲル(酢酸エチル/ヘキサ ン)上で精製し、そして減圧下濃縮した。 乾燥ベンゼン(30mL)中の第三ブチルオキシカルボニル−ヨード−アラニ ン−N,O−ジメチルアミド(2.68g,7.5ミリモル)の溶液(J.Org.Ch em.1992,57,3397-3404)および乾燥N,N−ジメチルアセトアミド(2.0m L)を、乾燥窒素を通し、亜鉛−銅カップル(0.90g)を入れた丸底フラス コに添加した。得られた混合物を、出発物質が残留しなくなるまで(TLCによ り判断されるように)、窒素下で超音波処理した。ビス(トリ−o−トリルホス フィン)二塩化パラジウム(0.35g,0.40ミリモル)、続いて2−ヨード ベンゾニトリル(1.72g,7.5ミリモル)を添加した。得られた混合物を窒 素雰囲気下で加熱しながら攪拌し、 冷却し、酢酸エチル(100mL)を添加し、そして混合物を分液ロート中に濾 過した。HCl水溶液(50mL;0.1N)、蒸留H2O(3×50mL)で連 続的な洗浄を行い、Na2SO4で乾燥し、ろ過し、そして減圧下濃縮して、粗製 物を得た。シリカゲル(軽油/酢酸エチルグラジエント)上でのフラッシュクロ マトグラフィーにより精製化合物を得た。 乾燥エタノール(20mL)中の第三ブチルオキシカルボニル−(4−シアノ )3−ピリジルアラニン−N,O−ジメチルアミド(1.34g,4.0ミリモル )の溶液に、N,O−ヒドロキシルアミン塩化水素(0.416g,6.0ミリモ ル)およびジイソプロピルエチルアミン(1.02mL,6.0ミリモル)を添加 した。混合物を還流し、次いで冷却した。沈澱物をろ過し、冷エタノール、ジイ ソプロピルエーテルで洗浄し、MgSO4で乾燥し、減圧下濃縮し、そして次の 工程で直接使用した。その半固体を酢酸(20mL)および乾燥エタノール(4 0mL)の混合物中に加温しながら懸濁した。引続き、Pd/C触媒(0.30 g,10%Pd)を添加し、そして加 温しながら水素を混合物中に吹き込んだ。水素添加を出発物質がTLCにより判 断されるように検出され得なくなるまで継続した。触媒をろ過により除去し、そ して溶液を減圧下で濃縮し(50mL)、HCl(50mL,1N)を添加し、 そして混合物を再度50mLまで濃縮した。溶液を一晩冷却して表題化合物を得 た。 無水THF(30mL)中のチアゾール(1.28g,15.0ミリモル)の溶 液に、n−BuLi(1.6M/ヘキサン,8.9mL,13.9ミリモル)を− 78℃で滴下して添加し、そして溶液を攪拌した。次いで、無水THF(15m L)中のアミノ酸−N,O−ジメチルアミド(1.16g,3.3ミリモル)を滴 下して添加し、そして得られた混合物を攪拌した。反応を飽和塩化アンモニウム 水溶液で停止させた。混合物を酢酸エチル(150mL)で希釈し、そして有機 相を飽和塩化アンモニウム水溶液(2×50mL)、食塩水(50mL)で洗浄 し、MgSO4で乾燥し、ろ過し、そして減圧下濃縮した。粗製物をシリカゲル (酢酸エチル/ヘキサン)上で精製し、そして減圧下濃縮した。 第三ブチルオキシカルボニル−3−(4−ピリジル)アラニン−N,O−ジメ チルアミド(4.50g,14.4ミリモル)を酢酸(100mL)中に溶解し、 そしてPtO2(100mg)を添加した。溶液を気体発生が終了するまでH2下 で震盪した。その溶液をセライトを通してろ過し、そして減圧下濃縮して第三ブ チルオキシカルボニル−3−(4−ピペリジル)アラニン−N,O−ジメチルア ミドを得た。残留分を酢酸エチル(250mL)中に溶解し、1N NaOH( 2×50mL)、食塩水(2×50mL)で洗浄し、MgSO4で乾燥し、ろ過 し、そして減圧下濃縮して、表題化合物を得た。 第三ブチルオキシカルボニル−3−(3−ピリジル)アラニン−N,O−ジメ チルアミド(4.50g,14.4 ミリモル)を酢酸(100mL)に溶解し、そしてptO2(100mg)を添 加した。溶液を気体発生が終了するまでH2下で震盪した。その溶液をセライト を通してろ過し、そして減圧下濃縮して第三ブチルオキシカルボニル−3−(3 −ピペリジル)アラニン−N,O−ジメチルアミドを得た。残留分を酢酸エチル (250mL)中に溶解し、1N NaOH(2×50mL)、食塩水(2×5 0mL)で洗浄し、MgSO4で乾燥し、ろ過し、そして減圧下濃縮して、表題 化合物を得た。 第三ブチルオキシカルボニル−3−(2−ピリジル)アラニン−N,O−ジメ チルアミド(4.50g,14.4ミリモル)を酢酸(100mL)に溶解し、そ してptO2(100mg)を添加した。溶液を気体発生が終了するまでH2下で 震盪した。その溶液をセライトを通してろ過し、そして減圧下濃縮して第三ブチ ルオキシカルボニル−3−(2−ピペリジル)アラニン−N,O−ジメチルアミ ドを得た。残留分を酢酸エチル(250mL)中に溶解し、1N NaOH(2 ×50mL)、食塩水(2×50mL)で洗浄し、MgSO4で乾燥し、 ろ過し、そして減圧下濃縮して、表題化合物を得た。 第三ブチルオキシカルボニル−3−(4−ピペリジル)アラニン−N,O−ジ メチルアミド(1.00g,3.2ミリモル)を乾燥THF(10mL)に窒素下 攪拌しながら溶解した。溶液を冷却し、N,N’−ビス(ベンジルオキシカルボ ニル)−S−メチル−イソチオ尿素(1.14g,3.2ミリモル)およびHgC l2(0.95g,3.5ミリモル)を添加した。溶液を減圧下で濃縮し、残留物 を酢酸エチル(200mL)中に懸濁し、そしてセライトを通してろ過した。ろ 液を減圧下濃縮した。シリカゲル(ヘキサン/酢酸エチルグラジエント)上での フラッシュクロマトグラフィーにより表題化合物を得た。 第三ブチルオキシカルボニル−3−(3−ピペリジ ル)アラニン−N,O−ジメチルアミド(1.00g,3.2ミリモル)を乾燥T HF(10mL)に窒素下攪拌しながら溶解した。溶液を冷却し、N,N’−ビ ス(ベンジルオキシカルボニル)−S−メチル−イソチオ尿素(1.14g,3. 2ミリモル)およびHgCl2(0.95g,3.5ミリモル)を添加した。溶液 を減圧下で濃縮し、残留物を酢酸エチル(200mL)中に懸濁し、そしてセラ イトを通してろ過した。ろ液を減圧下濃縮した。シリカゲル(ヘキサン/酢酸エ チルグラジエント)上でのフラッシュクロマトグラフィーにより表題化合物を得 た。 第三ブチルオキシカルボニル−3−(2−ピペリジル)アラニン−N,O−ジ メチルアミド(1.00g,3.2ミリモル)を乾燥THF(10mL)に窒素下 攪拌しながら溶解した。溶液を冷却し、N,N’−ビス(ベンジルオキシカルボ ニル)−S−メチル−イソチオ尿素(1.14g,3.2ミリモル)およびHgC l2(0.95g,3.5ミリモル)を添加した。溶液を減圧下で濃縮し、残留物 を酢酸エチル(200mL)中に懸濁し、そしてセライトを通してろ過した。ろ 液を減圧下濃縮した。シ リカゲル(ヘキサン/酢酸エチルグラジエント)上でのフラッシュクロマトグラ フィーにより表題化合物を得た。 無水THF中のチアゾール(1.23g,14.4ミリモル)の溶液に、n−B uLi(1.6M/ヘキサン,8.4mL,13.4ミリモル)を−78℃で滴下 して添加し、そして溶液を攪拌した。無水THF(15mL)中のグアニジル化 4−ピペリジルアラニン誘導体(2.00g,3.2ミリモル)を滴下して添加し 、そして得られた混合物を攪拌した。反応を飽和塩化アンモニウム水溶液で停止 させた。その混合物を酢酸エチル(150mL)で希釈し、そして有機相を飽和 塩化アンモニウム水溶液(2×50mL)、食塩水(50mL)で洗浄し、Mg SO4で乾燥し、ろ過し、そして減圧下濃縮した。 無水THF中のチアゾール(1.23g,14.4ミリモル)の溶液に、n−B uLi(1.6M/ヘキサン,8.4mL,13.4ミリモル)を−78℃で攪拌 しながら滴下した。混合物を−78℃で1時間攪拌した。THF(15mL)中 のグアニジル化3−ピペリジルアラニン誘導体(2.00g,3.2ミリモル)を 滴下して添加し、そして得られた混合物を攪拌した。反応を飽和塩化アンモニウ ム水溶液で停止させた。混合物を酢酸エチル(150mL)で希釈し、そして有 機相を飽和塩化アンモニウム水溶液(2×50mL)、食塩水(50mL)で洗 浄し、MgSO4で乾燥し、ろ過し、そして減圧下濃縮した。 無水THF中のチアゾール(1.23g,14.4ミリモル)の溶液に、n−B uLi(1.6M/ヘキサン,8.4mL,13.4ミリモル)を−78℃で攪拌 しながら滴下して添加した。混合物を−78℃で1時間攪拌した。THF(15 mL)中のグアニジル化2−ピペリジルアラニン誘導体(2.00g,3.2ミリ モル)を滴下して添加し、そして得られた混合物を攪拌した。反応を飽和塩化ア ンモニウム水溶液で停止させた。その混合物を酢酸エ チル(150mL)で希釈し、そして有機相を飽和塩化アンモニウム水溶液(2 ×50mL)、食塩水(50mL)で洗浄し、MgSO4で乾燥し、ろ過し、そ して減圧下濃縮した。 第三ブチルオキシカルボニル−パラ−ニトロ−フェニルアラニン−N,O−ジ メチルアミド(13.88g,39.3ミリモル)を酢酸(100mL)に溶解し 、そしてPtO2(100mg)を添加した。溶液を気体発生が終了するまでH2 下で震盪した。その溶液をセライトを通してろ過し、減圧下濃縮して、H2O( 150mL)中に採取し、そして凍結乾燥した。その半固体を酢酸エチル(35 0mL)中に溶解し、1N NaOH(3×50mL)および食塩水(3×50 mL)で洗浄した。溶液をMgSO4で乾燥し、ろ過し、そして減圧下濃縮して 、表題化合物を得た。 第三ブチルオキシカルボニル−メタ−ニトロ−フェニルアラニン−N,O−ジ メチルアミド(13.88g,39.3ミリモル)を酢酸(100mL)に溶解し 、そしてPtO2(100mg)を添加した。溶液を気体発生が終了するまでH2 下で震盪した。その溶液をセライトを通してろ過し、減圧下濃縮して、H2O( 150mL)中に採取し、そして凍結乾燥した。その半固体を酢酸エチル(35 0mL)中に溶解し、1N NaOH(3×50mL)および食塩水(3×50 mL)で洗浄した。溶液をMgSO4で乾燥し、ろ過し、そして減圧下濃縮して 、表題化合物を得た。 第三ブチルオキシカルボニル−オルト−ニトロ−フェニルアラニン−N,O− ジメチルアミド(13.88g, 39.3ミリモル)を酢酸(100mL)に溶解し、そしてPtO2(100mg )を添加した。溶液を気体発生が終了するまでH2下で震盪した。その溶液をセ ライトを通してろ過し、減圧下濃縮して、H2O(150mL)中に採取し、そ して凍結乾燥した。その半固体を酢酸エチル(350mL)中に溶解し、1N NaOH(3×50mL)および食塩水(3×50mL)で洗浄した。溶液をM gSO4で乾燥し、ろ過し、そして減圧下濃縮して、表題化合物を得た。 1.第三ブチルオキシカルボニル−3−(シス/トランス−4−アミノシクロヘ キシル)アラニン−N,O−ジメチルアミド(1.00g,3.0ミリモル)を飽 和炭酸水素ナトリウム水溶液およびTHF〔60mL,(1:1)〕中に攪拌し ながら溶解した。溶液を冷却し、そしてTHF(10mL)中のベンジルクロロ ホルメート(0.43mL,3.0ミリモル)の溶液を滴下して添加した。過剰量 の固体炭酸水素ナトリウムを添加し、THFを減圧下で除去し、そして残留する 水相を酢酸エチル(250mL)中に注ぎ、そして十分に混合した。その 水相を廃棄し、そして残りの溶液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(2×50m L)、4N硫酸水素ナトリウム水溶液(2×50mL)、および食塩水(2×5 0mL)で洗浄した。溶液をMgSO4で乾燥し、ろ過し、そして減圧下濃縮し た。半固形物をシリカゲル(酢酸エチル/ヘキサン)上でクロマトグラフィーを 行った。 2.無水THF中のチアゾール(1.16g,13.7ミリモル)の溶液に、n− BuLi(1.6M/ヘキサン,8.0mL,12.8ミリモル)を−78℃で滴 下して添加し、そして溶液を攪拌した。THF(15mL)中の上記保護された アミノ酸アミド(1.41g,3.0ミリモル)を滴下して添加し、そして得られ た混合物を攪拌した。反応を飽和塩化アンモニウム水溶液で停止させた。その混 合物を酢酸エチル(150mL)で希釈し、そして有機相を飽和塩化アンモニウ ム水溶液(2×50mL)、食塩水(50mL)で洗浄し、MgSO4で乾燥し 、ろ過し、そして減圧下濃縮した。粗製物をシリカゲル(酢酸エチル/ヘキサン )上で精製し、そして減圧下濃縮した。 1.第三ブチルオキシカルボニル−3−(シス/トランス−3−アミノシクロヘ キシル)アラニン−N,O−ジメチルアミド(1.00g,3.0ミリモル)を飽 和炭酸水素ナトリウム水溶液およびTHF〔60mL,(1:1)〕中に攪拌し ながら溶解した。溶液を冷却し、そしてTHF(10mL)中のベンジルクロロ ホルメート(0.43mL,3.0ミリモル)の溶液を滴下して添加した。過剰量 の固体炭酸水素ナトリウムを添加し、THFを減圧下で除去し、そして残留する 水相を酢酸エチル(250mL)中に注ぎ、そして十分に混合した。その水相を 廃棄し、そして残りの溶液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(2×50mL)、 4N硫酸水素ナトリウム水溶液(2×50mL)、および食塩水(2×50mL )で洗浄した。溶液をMgSO4で乾燥し、ろ過し、そして減圧下濃縮した。半 固形物をシリカゲル(酢酸エチル/ヘキサン)上でクロマトグラフィーを行った 。 2.無水THF中のチアゾール(1.16g,13.7ミリモル)の溶液に、n− BuLi(1.6M/ヘキサン,8.0mL,12.8ミリモル)を−78℃で滴 下して添加し、そして溶液を攪拌した。THF(15mL)中の上記保護された アミノ酸アミド(1.41g,3.0ミリモル)を滴下して添加し、そして得られ た混合物を攪拌した。反応を飽和塩化アンモニウム水溶液で停止させた。その混 合物を酢酸エチル(150mL)で希釈し、そして有機相を飽和塩化アンモニウ ム水溶液(2×50mL)、食 塩水(50mL)で洗浄し、MgSO4で乾燥し、ろ過し、そして減圧下濃縮し た。粗製物をシリカゲル(酢酸エチル/ヘキサン)上で精製し、そして減圧下濃 縮した。 1.第三ブチルオキシカルボニル−3−(シス/トランス−2−アミノシクロヘ キシル)アラニン−N,O−ジメチルアミド(1.00g,3.0ミリモル)を飽 和炭酸水素ナトリウム水溶液およびTHF〔60mL,(1:1)〕中に攪拌し ながら溶解した。溶液を冷却し、そしてTHF(10mL)中のベンジルクロロ ホルメート(0.43mL,3.0ミリモル)の溶液を滴下して添加した。過剰量 の固体炭酸水素ナトリウムを添加し、THFを減圧下で除去し、そして残留する 水相を酢酸エチル(250mL)中に注ぎ、そして十分に混合した。その水相を 廃棄し、そして残りの溶液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(2×50mL)、 4N硫酸水素ナトリウム水溶液(2×50mL)、および食塩水(2×50mL )で洗浄した。溶液をMgSO4で乾燥し、ろ過し、そして減圧下濃縮した。半 固形物をシリカゲル(酢酸エチル/ヘキサン)上でクロマトグラフィーを行った 。 2.無水THF中のチアゾール(1.16g,13.7ミリモル)の溶液に、n− BuLi(1.6M/ヘキサン,8.0mL,12.8ミリモル)を−78℃で滴 下して添加し、そして溶液を攪拌した。THF(15mL)中の上記保護された アミノ酸アミド(1.41g,3.0ミリモル)を滴下して添加し、そして得られ た混合物を攪拌した。反応を飽和塩化アンモニウム水溶液で停止させた。その混 合物を酢酸エチル(150mL)で希釈し、そして有機相を飽和塩化アンモニウ ム水溶液(2×50mL)、食塩水(50mL)で洗浄し、MgSO4で乾燥し 、ろ過し、そして減圧下濃縮した。粗製物をシリカゲル(酢酸エチル/ヘキサン )上で精製し、そして減圧下濃縮した。 1.第三ブチルオキシカルボニル−3−(シス/トランス−4−アミノシクロヘ キシル)アラニン−N,O−ジメチルアミド(2.0g,6.1ミリモル)を乾燥 THF(20mL)中に攪拌しながら窒素下で溶解した。溶液を0℃まで冷却し 、N,N’−ビス(ベンジルオキシカルボニル)−S−メチルイソチオ尿素(2 .18g,6.1ミリモル)およびHgCl2(1.81g,6.7ミリモ ル)を添加した。溶液を減圧下で濃縮し、残留物を酢酸エチル(300mL)中 に懸濁し、そしてセライトを通してろ過した。ろ液を減圧下濃縮した。シリカゲ ル(ヘキサン/酢酸エチルグラジエント)上でのフラッシュクロマトグラフィー により精製物を得た。 2.無水THF中のチアゾール(2.32g,27.3ミリモル)の溶液に、n− BuLi(1.6M/ヘキサン,15.9mL,25.4ミリモル)を−78℃で 滴下して添加し、そして溶液を攪拌した。THF(15mL)中の上記グアニジ ル化アミノ酸(3.88g,6.1ミリモル)を滴下して添加し、そして得られた 混合物を攪拌した。反応を飽和塩化アンモニウム水溶液で停止させた。混合物を 酢酸エチル(150mL)で希釈し、そして有機相を飽和塩化アンモニウム水溶 液(2×50mL)、食塩水(50mL)で洗浄し、MgSO4で乾燥し、ろ過 し、そして減圧下濃縮した。粗製物をシリカゲル(酢酸エチル/ヘキサン)上で 精製し、そして減圧下濃縮した。 1.第三プチルオキシカルボニル−3−(シス/トランス−3−アミノシクロヘ キシル)アラニン−N,O−ジ メチルアミド(2.0g,6.1ミリモル)を乾燥THF(20mL)中に攪拌し ながら窒素下で溶解した。溶液を0℃まで冷却し、N,N’−ビス(ベンジルオ キシカルボニル)−S−メチルイソチオ尿素(2.18g,6.1ミリモル)およ びHgCl2(1.81g,6.7ミリモル)を添加した。溶液を減圧下で濃縮し 、残留物を酢酸エチル(300mL)中に懸濁し、そしてセライトを通してろ過 した。ろ液を減圧下濃縮した。シリカゲル(ヘキサン/酢酸エチルグラジエント )上でのフラッシュクロマトグラフィーにより精製物を得た。 2.無水THF中のチアゾール(2.32g,27.3ミリモル)の溶液に、n− BuLi(1.6M/ヘキサン,15.9mL,25.4ミリモル)を−78℃で 滴下して添加し、そして溶液を攪拌した。THF(15mL)中の上記グアニジ ル化アミノ酸アミド(3.88g,6.1ミリモル)を滴下して添加し、そして得 られた混合物を攪拌した。反応を飽和塩化アンモニウム水溶液で停止させた。混 合物を酢酸エチル(150mL)で希釈し、そして有機相を飽和塩化アンモニウ ム水溶液(2×50mL)、食塩水(50mL)で洗浄し、MgSO4で乾燥し 、ろ過し、そして減圧下濃縮した。粗製物をシリカゲル(酢酸エチル/ヘキサン )上で精製し、そして減圧下濃縮した。 1.第三ブチルオキシカルボニル−3−(シス/トランス−2−アミノシクロヘ キシル)アラニン−N,O−ジメチルアミド(2.0g,6.1ミリモル)を乾燥 THF(20mL)中に攪拌しながら窒素下で溶解した。溶液を0℃まで冷却し 、N,N’−ビス(ベンジルオキシカルボニル)−S−メチルイソチオ尿素(2 .18g,6.1ミリモル)およびHgCl2(1.81g,6.7ミリモル)を添 加した。溶液を減圧下で濃縮し、残留物を酢酸エチル(300mL)中に懸濁し 、そしてセライトを通してろ過した。ろ液を減圧下濃縮した。シリカゲル(ヘキ サン/酢酸エチルグラジエント)上でのフラッシュクロマトグラフィーにより精 製物を得た。 2.無水THF中のチアゾール(2.32g,27.3ミリモル)の溶液に、n− BuLi(1.6M/ヘキサン,15.9mL,25.4ミリモル)を−78℃で 滴下して添加し、そして溶液を攪拌した。THF(15mL)中の上記グアニジ ル化アミノ酸アミド(3.88g,6.1ミリモル)を滴下して添加し、そして得 られた混合物を攪拌した。反応を飽和塩化アンモニウム水溶液で停止させた。 混合物を酢酸エチル(150mL)で希釈し、そして有 機相を飽和塩化アンモニウム水溶液(2×50mL)、食塩水(50mL)で洗 浄し、MgSO4で乾燥し、ろ過し、そして減圧下濃縮した。粗製物をシリカゲ ル(酢酸エチル/ヘキサン)上で精製し、そして減圧下濃縮した。実施例2 化合物#の合成 工程1 ジ−第三ブチルジカーボネート一当量(5.56g、25.0mmol)を、CH2Cl2(75 ml)中のN−ベンジルエタノールアミン(1)(3.92g 、26.0mmol)の溶液に添加 した。溶液を室温で一晩攪拌した。溶媒を蒸発させ、N−Boc保護されたアミ ン(2)(6.61g、100%)を得た。工程2 テトラプロピルアンモニウム過ルテニウム酸塩(TPAP)(67mg、4.23mmol )を、ジクロロメタン(10ml)中のアルコール(2)(608mg、4.23mmol)および 粉末化4Å モレキュラーシーブ(M.S.)(1.5g)の良く撹拌された混合物 に添加した。20分間攪拌した後、混合物をセライトTMを通してろ過した。溶媒 を蒸発させ、黒色油を得、その後シリカゲル(酢酸エチル(EtOAc)30%、 ヘキサン70%)で精製し、無色油としてアルデヒド(3)(410mg、68%)を得た。工程3 ジクロロメタン(10ml)中のアルデヒド(3)(387mg、1.82mmol)、システイ ンエチルエステル塩酸塩(370mg、1.99mmol)、炭酸カリウム(1.2g)および硫 酸マグネシウム(1.2g)の混合物を、室温で18時間攪拌した。生じた混合物を その後飽和NaHCO3の飽和水溶液(30ml)中に移し、そしてジクロロメタン (3×30ml)を用いて抽出した。結合された有機層を乾燥し(MgSO4)、そ して溶媒を蒸発させ、油を得、シリカゲル(EtOAc20%、ヘキサン80%)で精 製し、チオアミン(4)(439mg、70%)をジアステレオ異性体の混合物として得 た。工程4 ジオキサン(15ml、60mmol)中の4.0M HClを、チオアミン(4)(367 mg 、1.07mmol)およびエチルメチルスルフィド(1ml )の混合物に添加する。 生じた溶液を3時間攪拌する。溶媒を蒸発させ、脱保護されたアミン粗生成物を 異性体の混合物として得る。脱保護されたアミン粗生成物を、THF(15ml)お よびジイソプロピルエチルアミン(0.7ml)中で可溶化する。トリホスゲン(400 mg、1.34mmol)を溶液に添加し、そして生じた混合物を室温で一晩攪拌する。混 合物をその後NaHCO3飽和水溶液中(30ml)に移し、そしてジクロロメタン (3×30ml)を用いて抽出する。結合された有機層を乾燥し(MgSO4)、そ して溶媒を蒸発させ、油を得、シリカゲルで精製し、化合物(5)を得る。工程5 単離された尿素(5a)を、LiOH・H2O一当量を用いてTHFおよびH2O の1:1混合物中で加水分解する。混合物を室温で1時間攪拌し、そして生じた 溶液を10% クエン酸中に注ぎ入れ、そしてジクロロメタンを用いて抽出し、 カルボン酸粗生成物を得る。カルボン酸粗生成物を、ジイソプロピルエチルアミ ンの存在においてカップリング剤としてBOPを使用してDMF中でベンゾチア ゾールケトアルギニンと結合させる。EtOAcを用いて抽出し、固形物を得、 シリカゲルで精製し、保護されたアミドを得る。CBZ保護基をBBr3を用い てジクロロメタン中で室温で除去し、最後に二環式ベンゾチアゾールケトアルギ ニン阻害剤(6)を得る。実施例3 化合物の合成 式(7)で表される尿素を、二環式ベンゾチアゾールケトアルギニン阻害剤(6 )についてと同様な方法であって、N−ベンジルエタノールアミン(1)がN− ベンジル−3−アミノプロパノールによって置換されていることの違いを伴う方 法に従って製造する。実施例4 化合物13aおよび13bの合成 CH2Cl2(100ml)中のアミン(5.32g、0.032mol)の溶液を、(BOC)2 O(7.10g、0.038mol)を用いて処理した。溶液を室温で24時間攪拌し、溶媒 の蒸発後、保護されたアミン粗生成物(8.25g、97%)を得、さらなる精製無しに 次の工程に使用した。CH2Cl2(100ml)中のアミン(5.18g、0.0195mol)に 、粉末化4ÅM.S.(12.6g)を添加し、そしてNMO(4.21g、0.0359mol) およびTPAP(341mg、0.972mmol)を用いて処理した。混合物を室温で30分 間攪拌し、その後セライトの経路でろ過した。シリカゲル(20% EtOAc/80 % ヘキサン)で精製し、アルデヒド(2.76g、54%)を得る。 CH2Cl2(75ml)中のアルデヒド(2.76g、0.0105mol)、L−システインエ チルエステル・HCl(2.91g、15.7mmol)、炭酸カリウム(9g)および硫酸マ グネシウム(9g)の混合物を、室温で17時間攪拌した。混合物をNaHCO3( s) (200ml )中に注ぎ入れ、CH2Cl2(3×200ml)を用いて抽出した。結合 された有機相を乾燥した(MgSO4)。油をシリカゲル(20% EtOAc/80% ヘキサン)で精製し、チオアミナール(3.54g、86%)を得る。 EtSMe(4ml)中に溶解させた保護されたアミン (1.87g、0.0047mol)を、ジオキサン(50ml)中の4.0M HClを用いて処 理し、そして75分間攪拌した。混合物をNaHCO3の飽和溶液(200ml)中に 注ぎ入れ、そしてさらなるNaHCO320g を添加した。水性混合物をEtOA c(3×200ml)を用いて抽出し、そして結合された有機相を洗浄し(ブライン )、乾燥した(Na2SO4)。揮発性物質を蒸発させ、脱保護されたアミン粗生 成物(1.35g、97%)を得た。アミン粗生成物(1.23g、4.17mmol)をTHF(15m l)中に溶解させ、そして水(15ml)中のNa2CO3(885mg)の溶液、および続 いてトリホスゲン(408mg、1.37mmol)の溶液を用いて引き続いて処理した。混 合物を室温で19時間攪拌し、その後水(60ml)中に注ぎ入れ、そしてCH2C l2(4×60ml)を用いて抽出した。結合された有機相をHCl 5%(200ml) 、NaHCO3(s)(200ml)を用いて洗浄し、そして乾燥した(MgSO4)。シ リカゲルで精製し、尿素A(568mg、42%)および尿素B(470mg、34%)を得た。 角度位置(angular position)での立体化学は任意に割り当てた。 THF(10ml)中のエステル(517mg、1.61mmol)の溶液をLiOH・H2O( 74mg、1.8mmol)を用いて水(10ml)中で処理した。溶液を室温で60分間攪拌 し、その後5% HCl(50ml)中に注ぎ入れ、そしてCH2Cl2(4×70ml) を用いて抽出し、そして乾燥した(MgSO4)。溶媒を蒸発させ、カルボン酸 粗生成物(418mg、89%)を得た。 THF(10ml)中のエステル(432mg、1.35mmol)の溶液をLiOH−H2O( 161.6mg、3.85mmol)を用いてH2O(10ml)中で処理した。混合物を室温で一晩 攪拌した。混合物をHCl 5%(50ml)中に注ぎ入れ、そしてCH2Cl2 ( 4×70ml)を用いて抽出し、そして乾燥した(MgSO4)。溶媒を蒸発させ、 残渣を得 、シリカゲル(1%AcOH、99% AcOEt)で精製し、純粋なカルボン酸(12 5mg、32%)を得た。 DMF(3ml)中の酸(310mg、1.06mmol)の溶液に、DIEA(1ml)、アル ギニン(277mg、0.601mmol)およびDMF(2ml)中のBOP(355mg、0.841mmo l)の溶液を添加した。溶液を室温で20時間攪拌し、その後水(130ml)中に注 ぎ入れ、EtOAc(3×30ml)を用いて抽出した。結合された有機相をクエン 酸10%(90ml)、NaHCO3(s)(90ml)およびその後ブラインを用いて洗浄 し、そして乾燥した(Na2SO4)。発泡体を精製し、アミド(190mg、63%)を 得た。アミドをCH2Cl2(10ml)中に溶解させ、そして−78℃でBCl3 1M(2.8ml)を用いて処理した。溶液を室温で2時間攪拌し、そして乾燥メタ ノール(3.0ml)を用いて−78℃でクエンチした。溶液を室温で1時間攪拌し 、その後揮発性物質を蒸発させた。HPLCによって精製し、純粋な化合物A( 59.8mg、高速 移動(fast moving)成分、一つの純粋な異性体)およびB(37.4mg、低速移動 (slow moving)成分、一つの純粋な異性体)を得た。*立体化学は任意に割り当 てた。 同様な方法において、化合物13cおよび13dを製造した。実施例5 化合物12aおよび12bの合成 無水エタノール(25ml)中のアミン(5.0g、66.0mmol)の溶液に、蒸留ベンズ アルデヒド(9.0mL g、68mmol)を添加した。溶液を室温で10分間攪拌し、そ してPtO2(80mg)を添加した。混合物を60psiで8時間室温で加水分解 した。混合物をセライトでろ過し、揮発性物質を除去した。油粗生成物の一部( 5.92g、30.6mmol)をDCM中に溶解させ、そして(BOC)2O(6.8g)を用い て処理した。溶液を15時間室温で攪拌した。真空下で揮発性物質を除去し、そ してシリカゲル(EtOAc30% /ヘキサン70%)で精製し、保護されたアミン (6.40g、71%)を得た。 DCM(200ml)中のアルコール(6.21g、21.1mmol)の溶液に、酢酸ナトリウ ム(2.6g)および粉末化M.S.4Å(7.0g)を引き続いて添加した。混合物を 0℃に冷却し、その後PCC(6.9g、32mmol)を添加した。混合物を0℃で45 分間、その後室温で1時間攪拌した。混合物をフロリジルを通してろ過し、そし て数回DCMを用いて洗浄した。溶媒を蒸発させ、油を得、シリカゲル(EtO Ac20% /ヘキサン80%)で精製し、アルデヒド(2.85g、46%)を得た。 CH2Cl2(75ml)中のアルデヒド(2.71g、9.30mmol)、L−システインエ チルエステル・HCl(2.91g、15.7mmol)、炭酸カリウム(9g)および硫酸マ グネシウム(9g)の混合物を、室温で17時間攪拌した。混合物をNaHCO3( s) (200ml)中に注ぎ入れ、CH2Cl2(3×200ml)を用いて抽出した。結合さ れた有機相を乾燥した(MgSO4)。油をシリカゲル(20% EtOAc/80%ヘ キサン)で精製し、チオアミナール(3.62g、92%)を得た。 EtSMe(4ml)中に溶解された保護されたアミン(3.2g)を、ジオキサン (50ml)中の4.0M HClを用いて処理し、そして75分間攪拌した。混合 物をNaHCO3の飽和溶液(200ml)中に注ぎ入れ、そしてさらなるNaHCO3 20g を添加した。水性混合物をEtOAc(3×200ml)を用いて抽出し、そし て結合された有機相を洗浄し(ブライン)、乾燥した(Na2SO4)。揮発性物 質を蒸発させ、脱保護されたアミン粗生成物(1.35g、97%)を得た。アミン粗生 成物(1.23g、4.17mmol)をTHF(15ml)中に溶解させ、そして水(15ml)中 のNa2CO3(885mg)の溶液、および続いてトリホスゲン(408mg、1.37mmol) の溶液を用いて引き続いて処理した。混合物を室温で19時間攪拌し、その後水 (60ml)中に注ぎ入れ、そしてCH2Cl2(4×60ml)を用いて抽出した。結合 され有機相をHCl 5%(200ml)、NaHCO3(s)(200ml)を用いて洗浄し 、そして乾燥した(MgSO4)。シリカゲル(EtOAc50%、ヘキサン50%) で精製し、尿素A( 745mg、27%)および尿素B(457mg、17%)を得た。角度位置での立体化学は任意 に割り当てた。 THF(10ml)中のエステル(698mg)の溶液をLiOH・H2O(74mg、1.8m mol)を用いて水(10ml)中で処理した。溶液を室温で60分間攪拌し、その後 5%HCl(50ml)中に注ぎ入れ、そしてCH2Cl2(4×70ml)を用いて抽出 し、そして乾燥した(MgSO4)。溶媒を蒸発させ、カルボン酸粗生成物(614 mg、96%)を得た。 THF(10ml)中のエステル(418mg)の溶液をLiOH−H2O(161.6mg、3 .85mmol)を用いてH2O(10ml)中で処理した。混合物を室温で一晩攪拌した。 混合物をHCl 5%(50ml)中に注ぎ入れ、そしてCH2 Cl2(4×70ml)を用いて抽出し、そして乾燥した(MgSO4)。溶媒を蒸 発させ、残渣を得、シリカゲル(1%AcOH、99% AcOEt)で精製し、純粋 なカルボン酸(221mg、57%)を得た。 DMF(3ml)中の酸(208mg、0.647mmol)の溶液に、DIEA(1ml)、アル ギニン(277mg、0.601mmol)およびDMF(2ml)中のBOP(355mg、0.841mmo l)の溶液を添加した。溶液を室温で20時間攪拌し、その後水(130ml)中に注 ぎ入れ、EtOAc(3×30ml)を用いて抽出した。結合された有機相をクエン 酸 10%(90ml)、NaHCO3(s)(90ml)およびその後ブラインを用いて洗 浄し、そして乾燥した(Na2SO4)。発泡体を精製し、アミド(190mg、63%) を得た。アミドをCH2Cl2(10ml)中に溶解させ、そして−78℃でBCl3 1M(2.8ml)を用いて処理した。溶液を室温で2時間攪拌し、そして乾燥メ タノール(3.0ml)を用いて−78℃でクエンチした。溶液を室温で1時間攪拌 し、その後揮発性物質を蒸発させ た。HPLCによって精製し、純粋な化合物A(62mg、高速移動成分、一つの純 粋な異性体)およびB(44.4mg、低速移動成分、一つの純粋な異性体)を得た。* 立体化学は任意に割り当てた。 同様な方法において、化合物12cおよび12dを製造した。実施例6 トロンビン親和力 トロンビンについての阻害剤の親和力を、(DiMaio et al,J.Bio.Chem.,1 990,265:21698 )において記載された方法に従って測定した。ヒトトロンビン のアミド分解活性の阻害を、蛍光物質としてTos−Gly−Pro−Arg− AMCを使用して、0.1M NaC1および0.1% ポリ(エチレングリコ ール)8000を含有する50mM Tris−HCl緩衝液(37℃でpH7.52) 中でかつ(Szewczuk et al.,Biochemistry,1992,31:9132)において記載され た方法に従って室温で蛍光法的に測定した。 トロンビンによる基質の加水分解はVarian−Cary 2000TMスペ クトロフォトメーターで蛍光モード(λex=383nm、λem=455nm)において、ま たはHitacti F2000TM蛍光スペクトロフォトメーターを使用して測 定し、また蛍光強度はAMCを使用して測定した。反応は、基質および阻害剤と 共にトロンビンを混合した後、3分以内に定常状態に達した。その後定常状態速 度を数分間測定した。本発明の化合物を また、基質を添加する前に20分間室温でトロンビンと共に前保温した。定常状 態は3分以内に達成され、数分間測定した。競争的阻害の動力学的データ(基質 および阻害剤の様々な濃度での定常状態速度)は、Segel(1975)によって記載 された方法を使用して分析した。非線形回帰プログラム、IMSLライブラリー におけるRNLIN(IMSL,1987)、MINPACKライブラリーにおけるLM DER(More et al.,1980)またはMicrosoftTM ExcellTMを 、動力学的パラメータ(Km、VmaxおよびKi)を算定するために使用した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CZ, DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE,HU,I S,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LK,LR ,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN, MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,S D,SE,SG,SI,SK,TJ,TM,TR,TT ,UA,UG,US,UZ,VN (72)発明者 ジラード,ジョン ダブリュ. カナダ国 エイチ9エックス 2エス1 ケベック ベー デュルフェ ウエストチ ェスター 710 (72)発明者 シッジキ,エム.アルシャド カナダ国 エイチ4アール 2シー4 ケ ベック サンローレン チメン ブールバ ール 117−2700 (72)発明者 バカン,ブノワ カナダ国 エイチ1ズィー 1イー9 ケ ベック モントリオール シャンドレ 2008 (72)発明者 ドハーティ,アンネット マリアン アメリカ合衆国 ミシガン 48103 アン アルボール チューリップ トリー コ ート 106 (72)発明者 エドマンズ,ジェレミィ ジョン アメリカ合衆国 ミシガン 48197 イプ シランチ ビーチ ドライブ 3957

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.次式(I): (式中、 XはCH−R5、O、S、SO、SO2およびNR9から選択され、式中R5 は水素原子、場合により1または2個の異原子で中断された炭素原子数1ないし 6のアルキル基;炭素原子数6ないし16のアリール基、炭素原子数3ないし7 のシクロアルキル基または複素環式環または疎水性基を表し; R2はH、NH2および場合により炭素原子数6のアリール基、6員の複素 環または炭素原子数3ないし7のシクロアルキル環で置換された炭素原子数1な いし6のアルキル基から選択され; R8およびR4は独立して、H;NR67;場合により炭素原子数1ないし 6のアルキル基で置換された炭素原子数6ないし16のアリール基または炭素原 子数3ないし7のシクロアルキル基;場合により1またはそれ以上の異原子また はカルボニル基により中断され、かつ、場合によりOH、SH、NR67また は場合によりハロゲン原子、ヒドロキシル基、炭素原子数1ないし6のアルキル 基で置換された炭素原子数6ないし16のアリール基、複素環または炭素原子数 3ないし7のシクロアルキル基で置換された炭素原子数1ないし16のアルキル 基;アミノ酸側鎖;および疎水性基から選択され; R6は極性アミノ酸残基、アルギニル部分または場合によりアミノ酸、ペ プチドまたは複素環で置換されたそれらの類似体もしくは誘導体を表し; R7およびR8は独立して水素原子または炭素原子数1ないし6のアルキル 基を表し; mは0と2の間の整数を表し;そして nは0と2の間の整数を表す)で表される化合物。 2.R6が次式VIaないしVId: (式中、 R11は水素原子または炭素原子数1ないし6のアル キル基を表し; Kは直接結合または−NH−を表し; Gは炭素原子数1ないし4のアルコキシ基;シアノ基;−NH2;−CH2 −NH2;−C(NH)−NH2;−NH−C(NH)−NH2;−CH2−NH− C(NH)−NH2;シアノ基、−NH2、−CH2−NH2、−C(NH)−NH2 、−NH−C(NH)−NH2または−CH2−NH−C(NH)−NH2で置換 された炭素原子数6のシクロアルキル基またはアリール基;または場合によりシ アノ基、−NH2、−CH2−NH2、−C(NH)−NH2、−NH−C(NH) −NH2または−CH2−NH−C(NH)−NH2で置換された5または6員の 飽和または不飽和複素環を表し; Uはシアノ基、−NH2、−C(NH)−NH2または−NH−C(NH) −NH2を表し; Pは直接結合、−C(O)−または次式: の2価の基を表し; Jは場合によりOH、NH2および炭素原子数1ないし6のアルキルで置 換され、そして場合によりO, SおよびNから選択される異原子により中断された炭素原子数1ないし6のアル キレン基を表し; nは0または1を表し;そして TはH、OH、アミノ基、ペプチド鎖、炭素原子数1ないし16のアルキ ル基、炭素原子数1ないし16のアルコキシ基、炭素原子数6ないし20のアル アルキル基、または場合により置換された複素環を表す)で表される基の1つを 表す請求項1記載の化合物。 3.Tが以下の群: 〔式中、 X5、X10、X11およびX12は互いに独立してNおよびC−X7(式中X7 は水素原子、炭素原子数1ないし4のアルキル基または炭素原子数5ないし8の アリール基を表す)からなる群から選択され; X6およびX13は互いに独立してC,O,N,S,N−X7およびCH−X7 からなる群から選択され;そして R’は水素原子、場合によりカルボキシル置換され た炭素原子数1ないし16のアルキル基、カルボキシル基、−炭素原子数0ない し16のアルキル−CO2−炭素原子数1ないし16のアルキル基、炭素原子数 6ないし20のアルアルキル基、炭素原子数3ないし7のシクロアルキル基、ア リール基または芳香族複素環を表す〕 から選択される複素環を表す請求項2記載の化合物。 4.Tが以下の群: (式中R’は水素原子、場合によりカルボキシル置換された炭素原子数1な いし16のアルキル基、カルボ キシル基、−炭素原子数0ないし16のアルキル−CO2−炭素原子数1ないし 16のアルキル基、炭素原子数6ないし20のアルアルキル基、炭素原子数3な いし7のシクロアルキル基、アリール基または芳香族複素環を表す) から選択される請求項3記載の化合物。 5.Tが以下の基: (式中R’は水素原子、場合によりカルボキシル置換された炭素原子数1な いし16のアルキル基、カルボキシル基、−炭素原子数0ないし16のアルキル −CO2−炭素原子数1ないし16のアルキル基、炭素原子数6ないし20のア ルアルキル基、炭素原子数3ないし7のシクロアルキル基、アリール基または芳 香族複素環を表す) から選択される請求項4記載の化合物。 6.R3およびR4の一方が、場合によりカルボニル基に中断された炭素原子数 1ないし20のアルキル基、炭素原子数2ないし20のアルケニル基または炭素 原子数2ないし20のアルキニル基、炭素原子数6ないし16のアリール基、炭 素原子数3ないし7のシクロ アルキル基、炭素原子数6ないし20のアルアルキル基、炭素原子数6ないし2 0のシクロアルキル置換された炭素原子数1ないし20のアルキル基、ここで脂 肪族部分は場合によりカルボニル基により中断され、そして環部分は場合により 炭素原子数1ないし6のアルキル基で置換されており;および疎水性アミノ酸側 鎖から選択される疎水性基を表す請求項1記載の化合物。 7.R4がHを表す請求項1記載の化合物。 8.R3がHを表す請求項1記載の化合物。 9.R2がHを表す請求項1記載の化合物。 10.XがSを表し、mが0を表し、そしてnが1を表す請求項9記載の化合物 。 11.XがSを表し、mが0を表し、そしてnが0を表す請求項9記載の化合物 。 12.mが1を表し、そしてnが0を表す請求項9記載の化合物。 13.mが1を表し、そしてnが1を表す請求項9記載の化合物。 14.6−ベンジル−5−オキソ−ヘキサヒドロ−イミダゾ〔5,1−b〕チア ゾール−3−カルボン酸〔1−(ベンゾチアゾール−2−カルボニル)−4−グ アニジノ−ブチル〕−アミド; 6−ベンジル−5−オキソ−ヘキサヒドロ−チアゾロ(3,2−c)ピリミ ジン−3−カルボン酸(4−グ アニジノ−1−(ベンゾチアゾール−2−カルボニル)−ブチル〕−アミド; 6−(パラ−tBu−フェニルメチル)−5−オキソ−ヘキサヒドロ−イミ ダゾ〔5,1−b〕チアゾール−3−カルボン酸〔1−(ベンゾチアゾール−2 −カルボニル)−4−グアニジノ−ブチル〕−アミド; 6−(3−フェニル−プロペ−2−エニル)−5−オキソ−ヘキサヒドロ− イミダゾ〔5,1−b〕チアゾール−3−カルボン酸〔1−(ベンゾチアゾール −2−カルボニル)−4−グアニジノ−ブチル〕−アミド; 6−(シクロヘキシルメチル)−5−オキソ−ヘキサヒドロ−イミダゾ〔5 ,1−b〕チアゾール−3−カルボン酸〔1−(ベンゾチアゾール−2−カルボ ニル)−4−グアニジノ−ブチル〕−アミド; 6−(2−トリフルオロメチルキノリニ−7−イル)−5−オキソ−ヘキサ ヒドロ−チアゾロ(3,2−c)ピリミジン−3−カルボン酸(4−グアニジノ −1−(チアゾール−2−カルボニル)−ブチル〕−アミド; 6−フェニルプロピル−5−オキソ−ヘキサヒドロ−チアゾロ(3,2−c )ピリミジン−3−カルボン酸(4−グアニジノ−1−(チアゾール−2−カル ボニル)−ブチル)−アミド;および 6−ベンジル−5−オキソ−ヘキサヒドロ−チアゾロ (3,2−c)ピリミジン−3−カルボン酸(4−グアニジノ−1−(チアゾー ル−2−カルボニル)−ブチル〕−アミドから選択される請求項1記載の化合物 。 15.請求項1記載の化合物の有効量を哺乳動物に投与することからなる、哺乳 動物における血栓障害の処置または予防のための方法。 16.前記血栓障害が静脈血栓症である請求項15記載の方法。 17.前記血栓障害が肺塞栓症である請求項15記載の方法。 18.前記血栓障害が動脈血栓症である請求項15記載の方法。 19.前記血栓障害が心筋梗塞である請求項15記載の方法。 20.前記血栓障害が脳梗塞である請求項15記載の方法。
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