JPH11505039A - 多層光学フィルムを使用したライトガイド - Google Patents

多層光学フィルムを使用したライトガイド

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Abstract

(57)【要約】 第1と第2のほぼ光を吸収しない、長軸方向に鏡面反射を行う光の反射材料の積層構造により構成された光の非放射部分(44)を備えたライトガイド(42)。それぞれの層の屈折率は直接隣り合う層の屈折率と異なり、積層構造全体としては長軸方向に高い鏡面反射率を有する。ライトガイドはまた、プリズムライトガイド壁材料から形成された光の放射部分(48)を有する。光をほぼ吸収しない光の散乱機構が光の非放射部分(44)の内側で光の放射部分(48)の反対側に当たる位置に配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】 多層光学フィルムを使用したライトガイド 発明の分野 本発明は、拡散光の効率的かつ均一な照射を実現するうえで、非常に高い反射 率を有する多層光学フィルムを使用したライトガイドに関する。 発明の背景 従来技術において、光源から離れた1箇所以上の領域に光を制御照射するため に光を伝送する機能を有する様々なライトガイドが進歩してきた。米国特許第4 ,750,798号にはこのような従来技術によるライトガイドの一例が示され ている。 この従来技術によるライトガイドは非常に高い反射率を有する内面を備えてお り、ライトガイドの一端から入った光線はライトガイドの他端に進みながらライ トガイドの内壁で反射する。照明用の多くの使用例においては、ライトガイドは 光を制御して「漏らす」ように構成され、単位長さ当たりのライトガイドからの 光の放射量は、ライトガイドの全長、あるいはライトガイドの個々の光放射部分 の全長にわたって許容可能な程度に均一である。 米国特許第4,984,144号(コブ(Cobb,Jr)等)には、3M社 (スリーエム・インコーポレイティッド)(3M,Inc)より「光学照明フィ ルム」(Optical Lighting Film)として製造番号2300 または2301にて市販されているプリズム状屈折光学照明フィルム(これより 「プリズム光ガイド壁材料」と呼ぶ)が開示されている。こうした従来技術によ るライトガイドの共通の目的は、点光源からの光を一定の面積の領域に拡散させ 、この領域を効率的かつ一様に照射することにある。一般的に云えば、この目的 はグレアを最小限に抑えながら光をガイドに沿って分配し、光がガイドから放射 さ れる効率を最大限に高めることにある。プリズムライトガイド壁材料から形成さ れたライトガイドは光を広い面積にわたって均一に散乱させて照射することが可 能であり、照射のレベルと比較してグレアは低い。こうしたガイドは比較的容易 にして安価に製造され、実用上の目的を果たしている。 従来技術によるこうしたライトガイドの一般的な構成においては、管状導波路 は通常プリズムライトガイド壁材料から形成される。導波路内部には抽出機構が 設けられている。光源から導波路に入る光線は、通常は壁材料によって内部で反 射しながら導波路を伝播していく。しかし、抽出機構に入射した光線の内のある ものはプリズムライトガイド壁材料を透過して外に放射されるように反射する。 しかし、こうした構成のライトガイドはガイドから拡散光を抽出するうえで比較 的効率が悪い。これは光線は通常、ガイドの望ましい光の放射部分から放射され る前にプリズムライトガイド壁材料の外側の反射カバーで何回も反射することに よる。現在市販されている材料から形成されているライトガイドでは、こうした 反射の1回毎に約5〜10%の吸収損失が生じる。結果的には光の約25%がガ イドから放射される代りに吸収によって失われる。言い換えれば、プリズムライ トガイド壁材料から形成された従来技術によるライトガイドの抽出効率は約75 %程度でしかない。 プリズムライトガイド壁材料から形成されたライトガイドの抽出効率は、ガイ ドから光を抽出するための別の方法を用いることで向上させることが可能である 。特にプリズムライトガイド壁材料の内部に抽出機構を設ける代りに、ガイドか ら光を抽出する部分の壁材料に多数の孔を形成するか、あるいはその部分の壁材 料を改変する。こうした構成において、ライトガイドから放射される光線の放射 の前の反射回数は減少し、全体的な抽出効率は高くなる。通常、抽出される光の 内、吸収によって失われるものは約5%に過ぎず、抽出効率は約95%であり、 これは上述の例における75%という値と比較して非常に好ましい。更なる利点 として、幅の狭い高層建築物の照明を行う場合のように、ライトガイドから放射 される光が高い指向性を有することが望ましい場合において、こうした指向性が この 抽出のための別方法を用いることにより容易に得られるという点がある。 抽出のためのこの別方法は、上述のような利点にも関わらず、二つの理由によ り普及しなかった。第一に、この方法に基づいて構成されたライトガイドは一般 的にあまり外観がよくないとみなされていることである。例えば光放射面におい て光強度の分布が不均一であり、位置によっては明るすぎるように見える。第二 に、この別の抽出方法を使用したライトガイドの設計、製造がより困難である点 である。こうした設計にもとづいて量産化が図られる場合には、高価なプリズム ライトガイド壁材料のかなりの量が不可避的に破壊されるという繰り返し手順が 行われる。こうした構成の製造は複雑なパターン化技術を必要とし、プリズムラ イトガイド壁材料の表面における抽出効果の最適分布が得られなければならない 。 本発明は、新たに発見された多層光学フィルム材料の性質を利用して上記の課 題を解決する。 発明の概要 本発明は、好ましい実施例に基づき、第1と第2の、光をほぼ吸収せず、かつ 長軸方向に光を鏡面反射する反射材料の多重層からなる光の非放射舞分を有する ライトガイドを提供する。個々の層の屈折率は隣接する層の屈折率とは異なり、 多重層全体では長軸方向の高い鏡面反射能を有する。ライトガイドはまた、プリ ズムライトガイド壁材料からなる光放射部分を有する。光をほぼ吸収しない光散 乱機構が光の非放射部分の内側で光放射部分とは反対の位置に配置される。 ライトガイドの光の非放射部分を構成する多層材料は、個々の層が応力により 生じる複屈折能を有し、多重層全体では多重層の1軸から2軸方向にかけた範囲 において複屈折能を有しかつ長軸方向の高い鏡面反射能を有するように構成する ことが可能である。別の一変形例として、層を構成する材料として、組成が異な り、そのため多重層が全体として長軸方向に高い鏡面反射能を有する第1と第2 の光をほぼ吸収しない高分子材料を使用することが可能である。 ライトガイドの断面形状はほぼ一定であるかまたはガイドに沿って断面積が減 少する。いずれの場合も光散乱機構の幅はライトガイドの長さに沿って増大する 。 吸収率の低いレンズをライトガイドの光放射部分の外側に配置することが有利 である。レンズの光伝導特性は波長、偏光、角度、またはこれらの組み合わせに 応じて異なったものになる。 図面の簡単な説明 図1は、プリズムライトガイド壁材料から形成され、光抽出機構を備える従来 技術に基づくライトガイドの概略断面図。 図2は、プリズムライトガイド壁材料から形成され、壁材料の光が抽出される 部分に多数の孔が形成された従来技術に基づくライトガイドの概略断面図。 図3は、多層光学フィルム材料の2層を拡大したものの概略斜視図。 図4は、少なくとも2種類の異なる材料の層を交互に重ねて形成された多層光 学フィルム材料の複数の層を拡大したものの概略斜視図。 図5及び図6は、本発明に基づく多層光学フィルム材料から形成されたライト ガイドの概略断面図。 好ましい実施例の詳細な説明 従来技術の背景 図1は、プリズムライトガイド壁材料から形成された従来技術に基づく一般的 なライトガイド10の概略断面図である。上部の、通常は不透明な部分12を備 える外側のカバーと下部の透明な部分14とがライトガイド10の内部の構成要 素を保護している。白色の反射フィルム16が不透明なカバー部分12のすぐ内 側に配置され、反射フィルム16が配置されていなければ不透明なカバー部分1 2に入射することになる、ライトガイド10を伝播する光を反射する。プリズム ライトガイド壁材料から形成された管状導波路18がフィルム16の内側に配置 され、光源(図示されていない)から照射された光をライトガイド10の長軸に 沿って案内する。白色の抽出フィルム20が導波路18内部の上部付近に設けら れている。抽出フィルム20上に入射する光線は抽出フィルム20により散乱し 、導波路18を透過し、更に透明なカバー部分14を透過して放射される。 一般的には、抽出フィルム20の幅はライトガイド10に沿った距離によって 異なり、これにより導波路18の内部の光の量がライトガイド10に沿った距離 によって大幅に変化するのに関わらず、ライトガイド10に沿った光の放射量は 比較的一様に保たれる。当業者によれば、光の望ましい均一な放射を得るうえで 、特定のライトガイドに合わせて抽出フィルム20の幅を変化させることは容易 に実施することが可能である。 図1に示されたライトガイドの構成要素の大きさは、ライトガイド10の望ま しい長さ、光源の性質、望ましい光の放射パターンといった構成上の条件を満た すために用例によって大幅に異なりうる。ライトガイドの断面形状は円形である 必要はなく、楕円や長方形などの様々な形状が広く用いられている。 以下に示す一般的な記述によりプリズムライトガイド壁材料から形成された全 てのライトガイドが特徴づけられる。図1はこれを説明するためのものである。 導波路18の一端から入る光は、他端に向かって案内され、端部ミラー(図示さ れていない)において反射し、光源に向かう。光の大部分は、端部ミラーにおい て反射し光源に向けて戻る間に、抽出フィルム20の散乱効果によりライトガイ ド10から放射される。より詳しくは、個々の光線は抽出フィルム20に入射す るまで導波路18により内部で反射を繰り返す。抽出フィルム20に入射する光 の大部分は導波路18が透明である方向に散乱し、導波路18を透過する。上に 説明されたように、この種のライトガイドは、ライトガイド10から放射される までに光線が白色反射フィルム16で何度も反射を繰り返すことにより生じる吸 収損失のために、光を抽出するうえでは比較的に非効率的である。 図2には上述の従来技術に基づく、プリズムライトガイド壁材料から形成され たライトガイドの抽出効率を向上させるための構成が示されている。ライトガイ ド10における場合のように、ライトガイド22(図 2)は、上部の不透明部分 24と下部の透明部分26とを備える外部保護カバーと、白色の反射フィルム2 8と、プリズムライトガイド壁材料から形成された管状導波管30とを有する。 ライトガイド22から光が抽出される導波管30の部分には複数の光抽出孔32 が設けられている。ライトガイド22から孔32を通じて放射される光線は、通 常放射されるまでの内部反射の回数が少なく、上に説明されたように、ライトガ イド22の抽出効率はライトガイド10の抽出効率よりも高い。 多層光学フィルム 多層光学フィルムを備えたライトガイドの構成によって得られる利点の、当業 者による理解を助けるためにここでそうした構成を有するフィルムを簡単に説明 する。こうしたフィルムの長所、特徴及び製造方法が国際特許公開第95/17 303号に開示されている。多層光学フィルムは、例えば非常に効率の高いミラ ー及び/または偏光子として有用である。以下に多層光学フィルムの性質と特徴 を簡単に説明し、更に本発明に基づく多層光学フィルムを使用したライトガイド の実施例を説明する。 図3には多重層100の内の2層が示され、それぞれの層の3次元の屈折率が 示されている。それぞれの層の屈折率は、層102に対してはη1X、η1Y、η1Z 、層104に対してはη2X、η2Y、η2Z として示されている。2 層のフィルム 層のお互いに対する屈折率と、フィルム多重層の他の層に対する屈折率との間の 関係により、任意の方位角方向から任意の入射角で入射する光に対する多重層の 屈折能が決定される。国際特許公開第95/17303号に開示された原理及び 構成に関する考察は、広範な条件及び応用において望ましい光学作用を有する多 重層を構成するうえで適用することが可能である。多重層を構成する個々の層の 屈折率は望ましい光学的性質を得るために調整することが可能である。図4に示 されるような本発明に基づく多層光学フィルムの構成例は、少なくとも2種類の 材料A とB の層が交互に積層した構成を有する積層構造100を備える。これら の材料の内少なくとも1種類の材料、例えば材料A は、応力によって生じる複屈 折能を有するため、この材料の屈折率はフィルムが延伸される方向へ延伸される 工程 により変化する。延伸の前段階においては両方の材料が同じ屈折率を有する場合 もある。多重層を例えばX 方向に延伸した場合、延伸方向における材料A の屈折 率は増大する。この1軸(1方向の)延伸により延伸方向における層の間の屈折 率の差(ΔηX)が生じる。層の間の屈折率の差により、延伸方向によって定義 される平面(X-Z 平面)内に偏光した光は反射する。Y 方向における延伸が無い 場合、Y 方向においては屈折率の差は生じず(ΔηY=0)、Y-Z 平面内に偏光し た光は透過する。したがって1方向への延伸により多層反射偏光子が形成された ことになる。 フィルムが2軸延伸される場合、すなわちX 方向とY 方向の両方に延伸される 場合には、両方の方向において屈折率の差が生じる。したがって X-Z 平面と Y- Z 平面の両平面内に偏光した光が反射する。したがって2軸延伸多重層は鏡とし て作用する。多重層を1軸から2軸方向にかけて延伸する場合、偏光方向の異な る平面偏光した入射光線に対し一定の幅を持った反射率を有するフィルムが形成 される。したがって多重層を、望ましい最終的な用途に応じて、反射偏光子、鏡 、あるいは半透鏡として有用に構成することが可能である。 垂直な入射光に対する高い反射率と同時に、高い軸外反射率(off−axi s reflectivity)を得るうえで、Z 方向における屈折率の差(Δ ηZ)の関係が非常に重要であることが明らかにされた。理想的には、鏡と偏光 子の両方において、Z 方向における屈折率が一致する(ΔηZ=0が成り立つ) ことにより高い角外反射率(off−angle reflectivity) が(鏡の場合における偏光と偏光子の場合における反射偏光の両方に対して)得 られる。しかし、Z 方向における屈折率の完全な一致が可能ではない偏光子に対 しては、Y 方向の屈折率の差を調整して角外反射率を最大にすることも可能であ る。この場合、Y 方向の屈折率の差の符号がZ 方向の屈折率の差の符号に等しい ことが望ましい。 本発明において使用される多層光学フィルムは入射光線に対して比較的低い吸 収性を示すのと同時に、上記のように垂直な入射光線と(垂直)軸を外れた入射 光線の両方に対して高い反射率を示す。本発明に基づいて構成された多層光学フ ィルムにおいてはブルースター角(層の任意の境界面において入射光線が全く反 射されなくなる入射角)は非常に大きいかあるいは存在しない。これに対し、公 知の多層高分子フィルムにおいては層の境界面におけるブルースター角は比較的 小さく、光は透過しかつ/または好ましくない虹色が生じる。しかし本発明に基 づく多層光学フィルムによれば、p 偏向した光に対する反射率が入射角と共に減 少するか、あるいは入射角とは独立しているか、あるいは入射角が垂線から遠ざ かるのに伴って増大するような鏡や偏光子を構成することが可能である。その結 果、広い帯域幅と広い角度にわたってs偏光した光とp偏光した光の両方に対し て高い反射率を有する多重層が実現される。 図4を再び参照すると、多重層100は数十、数百あるいは数千の層により構 成することが可能であり、それぞれの層は多数の異なる材料の内の任意の材料に より形成することが可能である。特定の多重層に使用される材料の選択を決定す る特徴は多重層に望まれる光学的性能による。多重層には、多重層の層の数と同 じだけの異なる材料を使用することが可能である。製造を容易にするうえで好ま しい薄フィルム多重層は数種類の異なる材料のみを使用する。 示された好ましい多重層は屈折率の低いフィルムと高いフィルムとを組み合わ せた層からなり、屈折率の低いフィルムと高いフィルムとの個々の組み合わせは 全体として、多重層が反射するべき帯域の中心波長の1/2の光学的厚さを有す る。こうしたフィルムの多重層は一般的に4分の1波長多重層(quarter wave stacks)と呼ばれる。可視領域と近赤外領域の波長に対して使 用される多層光学フィルムにおいては、4分の1波長多重層の構成により多重層 の個々の層は平均の厚さが0.5ミクロン以下となっている。 反射フィルム(鏡)が必要とされる構成においては、それぞれの偏光の光の望 ましい平均透過率と入射面は通常は反射フィルムの用途によって異なる。多層ミ ラーフィルムを製造する方法の一つに、屈折率の低い材料と高い材料の組み合わ せの内、屈折率の高い方の材料として複屈折能を有する材料を使用した多重層を 2軸延伸する方法がある。高効率の反射フィルムにおいては、可視光線のスペク トル領域(400〜700nm)の光が垂直に入射する場合、それぞれの延伸方 向に沿った平均透過率は、好ましくは20%未満(反射率80%以上)、更に好ま しくは10%未満(反射率90%以上)、更に好ましくは5%未満(反射率95% 以上)、更に好ましくは2%未満(反射率98%以上)、更に好ましくは1%未満 (反射率99%以上)である。 更に、用途によっては非対称反射フィルムの使用が望ましい。この場合、例え ば可視光線のスペクトル領域(400〜700nm)または可視光線のスペクト ル領域と近赤外線のスペクトル領域とにわたった帯域(400〜850nm)に おいて一つの延伸方向に沿った平均透過率は好ましくは例えば50%未満である ことが好ましく、かつ別の延伸方向に沿った平均透過率は例えば20%未満であ ることが好ましい。 多層光学フィルムはまた、反射偏光子として機能するように構成することも可 能である。多層反射偏光子を製造する方法の一つとして、多重層を1軸延伸する 方法がある。こうして得られる反射偏光子は、広い範囲の入射角において、偏光 面が(延伸方向の)1軸に平行である光に対して高い反射率を有し、同時に偏光 面が(延伸しない方向の)他の軸に平行である光に対しては反射率が低く、透過 性が高い。それぞれのフィルムの3つの屈折率、ηX、ηY、ηZを調整するこ とにより、望ましい偏光能が得られる。 多くの使用例において、理想的な反射偏光子は、全ての入射角に対して1つの 軸(いわゆる消光軸)の方向に高い反射率を有し、他の軸(いわゆる透過軸)の 方向には反射性を全く有さない。偏光子の透過軸に関しては、用いられる帯域幅 および角度の範囲にわたり、透過軸の方向に偏光した光の透過率が最大になるこ とが一般的に望ましい。 可視光線のスペクトル領域(400〜700nmで帯域幅300nm)におけ る、偏光子による垂直入射光の透過軸への平均透過率は、好ましくは少なくとも 50%、更に好ましくは少なくとも70%、更に好ましくは少なくとも85%、 更に好ましくは少なくとも90%である。400〜700nmの領域で、法線に 対して60度の入射角(p偏光した光の場合には透過軸に対して)で入射する光 の偏向子による平均透過率は好ましくは少なくとも50%、更に好ましくは少な くとも70%、更に好ましくは少なくとも80%、更に好ましくは少なくとも9 0%である。 可視光線のスペクトル領域(400〜700nmで帯域幅300nm)におけ る、消光軸の方向に偏光した光が垂直入射する場合の多層反射偏光子による平均 透過率は好ましくは50%未満、更に好ましくは30%未満、更に好ましくは1 5%未満、更に好ましくは5%未満である。400〜700nmの領域で、法線 に対して60度の入射角(p 偏光した光の場合には透過軸に対して)で入射する 消光軸の方向に偏向した光の偏向子による平均透過率は好ましくは50%未満、 更に好ましくは30%未満、更に好ましくは15%未満、更に好ましくは5%未 満である。 使用例によっては、垂直以外の角度で入射する、偏光面が透過軸に平行である p偏光した光に対して高い反射率を有することが好ましい場合もある。透過軸の 方向に偏光した光の平均反射率は、法線から最低20度の入射角で光が入射する 場合に20%より大きくなければならない。 更に、ここでは反射偏光フィルムと非対称反射フィルムとは別々に考察されて いるが、入射する光のほぼ全てを反射するために2個以上のこうしたフィルムを 備えた構成も可能である(ただしフィルムは入射光を反射するうえでお互いに対 して適切に配置されなければならない)ことは理解されるであろう。こうした構 成は、多層光学フィルムが本発明に基づくバックライトシステムのリフレクター として使用されている場合に特に望ましい。 透過軸の方向に反射能が生じる場合、垂直以外の角度で光が入射する場合にお ける偏光子の効率は低下する可能性がある。透過軸に沿った反射率が波長によっ て異なる場合、透過光に色が現れる場合がある。この色を測定する方法の一つに 、特定の波長領域において選択された角度における透過率の2乗平均(RMS)値 を 求める方法がある。CRMSとして表される、実効色率(% RMS colour)は 次式により求められる。すなわち、 ただし、λ1からλ2までの積分範囲は波長領域または帯域幅であり、Tは透過軸 の方向に沿った透過率であり、Tは特定の波長領域における透過軸の方向に沿っ た透過率の平均値である。色の出現が低く抑えられた偏光子が望ましい用例にお いては、実効色率は、法線から少なくとも30度の入射角、好ましくは法線から 少なくとも45度の入射角、更に好ましくは法線から少なくとも60度の入射角 で光が入射する場合に、10%未満、好ましくは8%未満、更に好ましくは3. 5%未満、更に好ましくは2%未満である。 反射偏光子において、特定の用途に応じた、透過軸の方向に沿った望ましい実 効色率と、特定の帯域幅における消光軸の方向に沿った望ましい反射率とが組み 合わされることが好ましい。可視領域(400〜700nmまたは帯域幅300 nm)に帯域幅がある偏光子において、垂直入射の場合の消光軸に沿った平均透 過率は好ましくは40%未満、更に好ましくは25%未満、更に好ましくは25 %未満、更に好ましくは15%未満、更に好ましくは5%未満、更に好ましくは 5%未満、更に好ましくは3%未満である。 材料の選定と加工 上述の国際特許公開第95/17303号に記載された構成に関する考察に基 づけば、望ましい屈折率の関係を得るために選択された条件の下で加工が行われ る場合、本発明に基づく多層反射フィルムまたは偏光子を形成するうえで広範な 材料の使用が可能であることは当業者により了解されるであろう。望ましい屈折 率の関係は様々な方法により実現することが可能である。こうした方法としては 、フィルムの生成時、または生成後に延伸を行う方法(例として有機高分子材料 の 場合)、押し出し加工(例として液晶材料の場合)、またはコーティングなどがあ る。更に、2種類の材料は流動学的に似た性質(例えば溶融時の粘度)を有する ことが好ましく、これにより2種類の材料は共に押し出される。材料の選定及び 加工条件に関する説明は上記の国際特許公開第95/17303号に記載されて いる。 多層光学フィルムを有するライトガイド 現在市販されているプリズムライトガイド壁材料は、材料の許容角度範囲内の 角度で入射する光線に対して約98%の反射率を有し、この角度範囲以外の角度 で入射する光線に対しては透過率は非常に高くなる。これに対し、多層光学フィ ルム材料は、現在市販されているプリズムライトガイド壁材料の最も反射率の高 いものよりも高い反射率を有し、任意の入射角においてこうした高い反射率が維 持されるように形成することが可能である。したがって多層光学フィルムは、導 波路から光が放射される必要がない場合、光をある場所から別の場所に案内する ための管状導波路を構成するうえでプリズムライトガイド壁材料の代替材料とし て適当である。 多層光学フィルムはまた、光が効率的に抽出されるライトガイドを構成するう えで使用することも可能である。図5には本発明の一つの可能な実施例に基づく 多層光学フィルムを備えたライトガイドが示されている。まず図5に基づいて考 察する。ライトガイド34は、図2の構成におけるプリズムライトガイド壁材料 から形成された導波路30が、多層光学フィルムから形成された管状導波路34 に置き換わっている点を除けば図2に示されたライトガイド22と同様な構成で ある。反射率の高い多層光学フィルム36を透過して不透明なカバー部分38に 向かう光は事実上存在しないため、白色の反射フィルム28はライトガイド34 においては必要ではない。多層光学フィルムから形成された導波路36の透明な カバー41を通じて光が抽出される部分において光抽出孔40が形成されている 。 ライトガイド34は高い抽出効率を有するが、ライトガイド22における基本 的な問題点の幾つかはライトガイド34にも共通している。特に抽出孔40がラ イトガイド34の外観を損ねるという点がある。必要とされる大きさ及び/また はパターン(大きさやパターンはライトガイド34に沿った距離により変化し、 その変化はライトガイドのそれぞれの設計に固有である)を有する抽出孔40を 設計、加工することは困難である。図2に示された構成を用いたこれまでの経験 に基づけば図5に示された構成も成功しているとはいえない。 図6には本発明の別の(そして好ましい)一実施例に基づく多層光学フィルム を使用したライトガイド42が示されている。ここで図6に基づき考察する。ラ イトガイド42は、プリズムライトガイド壁材料から形成された導波路18がハ イブリッド管状導波路44に置き換わっている点を除けば図1に示されたライト ガイド10と同様な構成である。ハイブリッド管状導波路44は、不透明なカバ ー部分46に隣接した部分において多層光学フィルムから形成され、透明なカバ ー部分50に隣接した部分においてはプリズムライトガイド壁材料から形成され ている。白色の抽出フィルム52が導波路44の内部上方付近に配置され、プリ ズムライトガイド壁材料48により、入射光線がライトガイド42内部に反射す るような角度の範囲の外側の角度でプリズムライトガイド壁材料48に向けて光 線が散乱する。この散乱光はプリズムライトガイド壁材料48を透過し更に透明 なカバー部分50を透過して放射される。非常に反射率の高い多層光学フィルム 44を透過して不透明なカバー部分46に向かう光は事実上存在しないため、ラ イトガイド42において白色反射フィルムは必要ではない。 ライトガイド42はライトガイド10の長所の全てを兼ね備え、更に抽出効率 の低下の問題を大幅に緩和している。これは多層光学フィルム44によってライ トガイド42に沿って反射する光の吸収損失が非常に小さいことによる。更なる 利点として多層光学フィルム44は不透明なカバー部分46に対して接着するこ とが可能な点がある。例えば、多層光学フィルム44をの薄板状の金属基板に接 着し、これを望ましいライトガイドの形状に形成することが可能である。この場 合金属薄板は不透明なカバー部分46を構成する。 多層光学フィルム技術のこうした使用における更なる利点として、多層光学フ ィルム44の高い反射率によりライトガイド42の最大側面比率が若干増大する ことがある。更に、多層光学フィルム44の許容角度範囲が広いことにより光源 の照準を合わせる精度はそれほど重要ではなくなる。 本発明に基づくライトガイドを使用した多層光学フィルムの重要な性質として 、多層光学フィルムが長軸方向の鏡面反射能を有するリフレクターとして機能す る点がある。ここで云うところの「長軸方向の鏡面反射能を有するリフレクター 」とは入射光線と反射光線の単位方向ベクトルのZ 成分がほぼ同じになるような 材料のことである。ここにZ 方向は材料の表面に平行であり、ライトガイドの長 手方向である。 当業者によれば、長軸方向の鏡面反射能を有する材料は必ずしも鏡面反射能を 有するとは限らないが、鏡面反射能を有する材料は必ず長軸方向の鏡面反射能を 有することは理解されよう。鏡面反射能は持たないが長軸方向の鏡面反射能を有 する材料を使用することにより、光線がライトガイドを伝播していく際に光線の 横方向の動きに対して横方向の散乱や他の変化が生じるという利点が得られる場 合があるためこの区別は重要である。鏡面反射能を有する材料は、入射光の、材 料の表面に対して垂直な単位方向ベクトルのみを逆向きに変化させることにより 光線を反射し、入射光線の他の単位方向ベクトルは変化しない。長軸方向の鏡面 反射能を有する材料による反射に際しては、反射材料の表面に平行な入射光線の 単位方向ベクトルだけが変化せず、入射光線の他の単位方向ベクトルは散乱して いる可能性がある。 改良された光抽出材料 抽出フィルム20、52を形成する最新の材料は材料に対して入射する光の約 5〜10%を吸収する。特に光が最初に抽出フィルムにより散乱する場合吸収損 失が生じ、この散乱光が直ちにライトガイドから放射されずにライトガイドの内 部に反射し、再び抽出フィルムにより散乱する場合に更なる吸収損失が生じる。 この更なる吸収損失の影響は、光源からの距離が遠くなるにつれ抽出フィルムの 幅が非常に大きく形成されなくてはならないため顕著となる。 この問題は以前より存在したが、ライトガイドの全体的な効率に与える影響は それほど大きくなく、ライトガイド自体を形成するうえで使用されるプリズムラ イトガイド壁材料による吸収損失が重要視されていたため、これまでのところ熱 心に解決策は検討されてこなかった。しかし反射率の高い多層光学技術の導入に 伴って、この問題は更に顕在化してきた。 抽出フィルム52を形成するうえで、現在市販されている材料の最も高い品質 のもの(吸収率約5%)を使用した場合、ライトガイド42の抽出効率は約85% である。抽出フィルム52の反射率が99.5%である場合、抽出効率は95% にまで向上する。すなわち、非常に効率の高い抽出フィルムを多層光学フィルム 技術と併せて使用することによりライトガイド10(図1)の外観の良さとライ トガイド22(図2)の効率の高さを組み合わせることが可能である。 抽出フィルム52は、反射率の高い多層光学フィルム44の内面に対して取り 付けることが可能であるため、それ自体が高い反射率を有する必要はない。抽出 フィルム52は入射光を散乱させることが可能でありさえすればよく、これは一 定のキメの細かさを有する空気と高分子材料の境界面により実現される。高分子 材料と取り付け用接着剤の吸収率が非常に低いことが必要十分条件である。抽出 フィルム52を形成するうえで使用される材料はまた、扱いが容易であり、手や 電子切断装置を使用して容易に切断できることが望ましい。 一般的にはライトガイド42の断面はライトガイドに沿ってほぼ一定である。 ライトガイド42の長さに沿って光は減少するため、抽出フィルム52はライト ガイド42の光源からの距離が大きくなるほど幅が広くなるようにテーパーがつ けられている。別手段または追加手段としてライトガイドの断面積自体にライト ガイドに沿った距離に応じてテーパーをつけることも可能である。 本発明の重要な特徴にライトガイド42が純反射率の高い光学空洞を備える点 がある。特に光線がライトガイドの光放射部分に向けて入射する場合、光線の大 部分が再放射される。これは従来のライトガイドの構成と比較した場合明らかな 相違点である。この特徴は特殊なフィルムレンズ54を光放射カバー部分50の 外側に配置して放射光を好ましく分配することにより利点とすることが可能であ る。レンズ54の光吸収特性は低いことが好ましく、その光透過特性は波長、偏 光、角度、あるいはこれらの組み合わせに応じて変化することが好ましい。この 構成により反射光はライトガイド42によって再利用され、従来技術によるライ トガイドに見られるように吸収により失われる代りに再使用される。 上記の開示により当業者にとって明らかであるが、本発明の実施に際しその精 神と範囲から逸脱することなく多くの変更、修正が可能である。したがって本発 明の範囲は以下の請求項により定義される実体に基づいて解釈されなければなら ない。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1998年1月28日 【補正内容】 明細書 多層光学フィルムを使用したライトガイド 発明の分野 本発明は、拡散光の効率的かつ均一な照射を実現するうえで、非常に高い反射 率を有する多層光学フィルムを使用したライトガイドに関する。 発明の背景 従来技術において、光源から離れた1箇所以上の領域に光を制御照射するため に光を伝送する機能を有する様々なライトガイドが進歩してきた。米国特許第4 ,750,798号にはこのような従来技術によるライトガイドの一例が示され ている。 この従来技術によるライトガイドは非常に高い反射率を有する内面を備えてお り、ライトガイドの一端から入った光線はライトガイドの他端に進みながらライ トガイドの内壁で反射する。照明用の多くの使用例においては、ライトガイドは 光を制御して「漏らす」ように構成され、単位長さ当たりのライトガイドからの 光の放射量は、ライトガイドの全長、あるいはライトガイドの個々の光放射部分 の全長にわたって許容可能な程度に均一である。 従来技術により照明器具から光を抽出する効率的な手段も開発されている。米 国特許第5,339,382号(ホワイトヘッド)(Whitehead)には 、光の散乱要素の使用により効率の高い指向性アウトプットを実現した、現在市 販されているこうしたプリズムライトガイド照明器具の一例が示されている。 米国特許第4,984,144号(コブ(Cobb,Jr)等)には、3M社 (スリーエム・インコーポレイティッド)(3M,Inc)より「光学照明フィ ルム」(Optical Lighting Film)として製造番号2300 または2301にて市販されているプリズム状屈折光学照明フィルム(これより 「プリズム光ガイド壁材料」と呼ぶ)が開示されている。こうした従来技術によ るライトガイドの共通の目的は、点光源からの光を一定の面積の領域に拡散させ 、この領域を効率的かつ一様に照射することにある。一般的に云えば、この目的 はグレアを最小限に抑えながら光をガイドに沿って分配し、光がガイドから放射 される効率を最大限に高めることにある。プリズムライトガイド壁材料から形成 されたライトガイドは光を広い面積にわたって均一に散乱させて照射することが 可能であり、照射のレベルと比較してグレアは低い。こうしたガイドは比較的容 易にして安価に製造され、実用上の目的を果たしている。 従来技術によるこうしたライトガイドの一般的な構成においては、管状導波路 は通常プリズムライトガイド壁材料から形成される。導波路内部には抽出機構が 設けられている。光源から導波路に入る光線は、通常は壁材料によって内部で反 射しながら導波路を伝播していく。しかし、抽出機構に入射した光線の内のある ものはプリズムライトガイド壁材料を透過して外に放射されるように反射する。 しかし、こうした構成のライトガイドはガイドから拡散光を抽出するうえで比較 的効率が悪い。これは光線は通常、ガイドの望ましい光の放射部分から放射され る前にプリズムライトガイド壁材料の外側の反射カバーで何回も反射することに よる。現在市販されている材料から形成されているライトガイドでは、こうした 反射の1回毎に約5〜10%の吸収損失が生じる。結果的には光の約25%がガ イドから放射される代りに吸収によって失われる。言い換えれば、プリズムライ トガイド壁材料から形成された従来技術によるライトガイドの抽出効率は約75 %程度でしかない。 ヨーロッパ特許公開第355727A2号(ウェイムス)(Waymouth) には透明なプラスチックフィルムの多重層を備えたライトガイドが開示されてい る。この構成においては個々の層の間に空気が封入され空気とプラスチックの交 互の層により異なる屈折率が与えられる。しかしこうした構成では抽出効率にお いて問題が残る。 プリズムライトガイド壁材料から形成されたライトガイドの抽出効率は、ガイ ドから光を抽出するための別の方法を用いることで向上させることが可能である 。特にプリズムライトガイド壁材料の内部に抽出機構を設ける代りに、ガイドか ら光を抽出する部分の壁材料に多数の孔を形成するか、あるいはその部分の壁材 料を改変する。こうした構成において、ライトガイドから放射される光線の放射 の前の反射回数は減少し、全体的な抽出効率は高くなる。通常、抽出される光の 内、吸収によって失われるものは約5%に過ぎず、抽出効率は約95%であり、 これは上述の例における75%という値と比較して非常に好ましい。更なる利点 として、幅の狭い高層建築物の照明を行う場合のように、ライトガイドから放射 される光が高い指向性を有することが望ましい場合において、こうした指向性が この抽出のための別方法を用いることにより容易に得られるという点がある。 抽出のためのこの別方法は、上述のような利点にも関わらず、二つの理由によ り普及しなかった。第一に、この方法に基づいて構成されたライトガイドは一般 的にあまり外観がよくないとみなされていることである。例えば光放射面におい て光強度の分布が不均一であり、位置によっては明るすぎるように見える。第二 に、この別の抽出方法を使用したライトガイドの設計、製造がより困難である点 である。こうした設計にもとづいて量産化が図られる場合には、高価なプリズム ライトガイド壁材料のかなりの量が不可避的に破壊されるという繰り返し手順が 行われる。こうした構成の製造は複雑なパターン化技術を必要とし、プリズムラ イトガイド壁材料の表面における抽出効果の最適分布が得られなければならない 。 本発明は、新たに発見された多層光学フィルム材料の性質を利用して上記の課 題を解決する。 発明の概要 本発明は、好ましい実施例に基づき、第1と第2の、光をほぼ吸収せず、かつ 長軸方向に光を鏡面反射する反射材料の多重層からなる光の非放射部分を有する ライトガイドを提供する。個々の層の屈折率は隣接する層の屈折率とは異なり、 多重層全体では長軸方向の高い鏡面反射能を有する。ライトガイドはまた、プリ ズムライトガイド壁材料からなる光放射部分を有する。光をほぼ吸収しない光散 乱機構が光の非放射部分の内側で光放射部分とは反対の位置に配置される。 ライトガイドの光の非放射部分を構成する多層材料は、個々の層が応力により 生じる複屈折能を有し、多重層全体では多重層の1軸から2軸方向にかけた範囲 において複屈折能を有しかつ長軸方向の高い鏡面反射能を有するように構成する ことが可能である。別の一変形例として、層を構成する材料として、組成が異な り、そのため多重層が全体として長軸方向に高い鏡面反射能を有する第1と第2 の光をほぼ吸収しない高分子材料を使用することが可能である。 ライトガイドの断面形状はほぼ一定であるかまたはガイドに沿って断面積が減 少する。いずれの場合も光散乱機構の幅はライトガイドの長さに沿って増大する 。 吸収率の低いレンズをライトガイドの光放射部分の外側に配置することが有利 である。レンズの光伝導特性は波長、偏光、角度、またはこれらの組み合わせに 応じて異なったものになる。 図面の簡単な説明 図1は、プリズムライトガイド壁材料から形成され、光抽出機構を備える従来 技術に基づくライトガイドの概略断面図。 図2は、プリズムライトガイド壁材料から形成され、壁材料の光が抽出される 部分に多数の孔が形成された従来技術に基づくライトガイドの概略断面図。 図3は、多層光学フィルム材料の2層を拡大したものの概略斜視図。 図4は、少なくとも2種類の異なる材料の層を交互に重ねて形成された多層光 学フィルム材料の複数の層を拡大したものの概略斜視図。 図5及び図6は、本発明に基づく多層光学フィルム材料から形成されたライト ガイドの概略断面図。 好ましい実施例の詳細な説明 従来技術の背景 図1は、プリズムライトガイド壁材料から形成された従来技術に基づく一般的 なライトガイド10の概略断面図である。上部の、通常は不透明な部分12を備 える外側のカバーと下部の透明な部分14とがライトガイド10の内部の構成要 素を保護している。白色の反射フィルム16が不透明なカバー部分12のすぐ内 側に配置され、反射フィルム16が配置されていなければ不透明なカバー部分1 2に入射することになる、ライトガイド10を伝播する光を反射する。プリズム ライトガイド壁材料から形成された管状導波路18がフィルム16の内側に配置 され、光源(図示されていない)から照射された光をライトガイド10の長軸に 沿って案内する。白色の抽出フィルム20が導波路18内部の上部付近に設けら れている。抽出フィルム20上に入射する光線は抽出フィルム20により散乱し 、導波路18を透過し、更に透明なカバー部分14を透過して放射される。 一般的には、抽出フィルム20の幅はライトガイド10に沿った距離によって 異なり、これにより導波路18の内部の光の量がライトガイド10に沿った距離 によって大幅に変化するのに関わらず、ライトガイド10に沿った光の放射量は 比較的一様に保たれる。当業者によれば、光の望ましい均一な放射を得るうえで 、特定のライトガイドに合わせて抽出フィルム20の幅を変化させることは容易 に実施することが可能である。 図1に示されたライトガイドの構成要素の大きさは、ライトガイド10の望ま しい長さ、光源の性質、望ましい光の放射パターンといった構成上の条件を満た すために用例によって大幅に異なりうる。ライトガイドの断面形状は円形である 必要はなく、楕円や長方形などの様々な形状が広く用いられている。 以下に示す一般的な記述によりプリズムライトガイド壁材料から形成された全 てのライトガイドが特徴づけられる。図1はこれを説明するためのものである。 導波路18の一端から入る光は、他端に向かって案内され、端部ミラー(図示さ れていない)において反射し、光源に向かう。光の大部分は、端部ミラーにおい て反射し光源に向けて戻る間に、抽出フィルム20の散乱効果によりライトガイ ド10から放射される。より詳しくは、個々の光線は抽出フィルム20に入射す るまで導波路18により内部で反射を繰り返す。抽出フィルム20に入射する光 の大部分は導波路18が透明である方向に散乱し、導波路18を透過する。上に 説明されたように、この種のライトガイドは、ライトガイド10から放射される までに光線が白色反射フィルム16で何度も反射を繰り返すことにより生じる吸 収損失のために、光を抽出するうえでは比較的に非効率的である。 図2には上述の従来技術に基づく、プリズムライトガイド壁材料から形成され たライトガイドの抽出効率を向上させるための構成が示されている。ライトガイ ド10における場合のように、ライトガイド22(図 2)は、上部の不透明部分 24と下部の透明部分26とを備える外部保護カバーと、白色の反射フィルム2 8と、プリズムライトガイド壁材料から形成された管状導波管30とを有する。 ライトガイド22から光が抽出される導波管30の部分には複数の光抽出孔32 が設けられている。ライトガイド22から孔32を通じて放射される光線は、通 常放射されるまでの内部反射の回数が少なく、上に説明されたように、ライトガ イド22の柚出効率はライトガイド10の抽出効率よりも高い。 多層光学フィルム 多層光学フィルムを備えたライトガイドの構成によって得られる利点の、当業 者による理解を助けるためにここでそうした構成を有するフィルムを簡単に説明 する。こうしたフィルムの長所、特徴及び製造方法が国際特許公開第95/17 303号に開示されている。多層光学フィルムは、例えば非常に効率の高いミラ ー及び/または偏光子として有用である。以下に多層光学フィルムの性質と特徴 を簡単に説明し、更に本発明に基づく多層光学フィルムを使用したライトガイド の実施例を説明する。 図3には多重層100の内の2層が示され、それぞれの層の3次元の屈折率が 示されている。それぞれの層の屈折率は、層102に対してはη1X、η1Y、η1Z 、層104に対してはη2X、η2Y、η2Z として示されている。2 層のフィルム 層のお互いに対する屈折率と、フィルム多重層の他の層に対する屈折率との間の 関係 により、任意の方位角方向から任意の入射角で入射する光に対する多重層の屈折 能が決定される。国際特許公開第95/17303号に開示された原理及び構成 に関する考察は、広範な条件及び応用において望ましい光学作用を有する多重層 を構成するうえで適用することが可能である。多重層を構成する個々の層の屈折 率は望ましい光学的性質を得るために調整することが可能である。図4に示され るような本発明に基づく多層光学フィルムの構成例は、少なくとも2種類の材料 A とB の層が交互に積層した構成を有する積層構造100を備える。これらの材 料の内少なくとも1種類の材料、例えば材料A は、応力によって生じる複屈折能 を有するため、この材料の屈折率はフィルムが延伸される方向へ延伸される工程 により変化する。延伸の前段階においては両方の材料が同じ屈折率を有する場合 もある。多重層を例えばX 方向に延伸した場合、延伸方向における材料A の屈折 率は増大する。この1軸(1方向の)延伸により延伸方向における層の間の屈折 率の差(ΔηX)が生じる。層の間の屈折率の差により、延伸方向によって定義 される平面(X-Z 平面)内に偏光した光は反射する。Y 方向における延伸が無い 場合、Y 方向においては屈折率の差は生じず(ΔηY=0)、Y-Z 平面内に偏光し た光は透過する。したがって1方向への延伸により多層反射偏光子が形成された ことになる。 フィルムが2軸延伸される場合、すなわちX 方向とY 方向の両方に延伸される 場合には、両方の方向において屈折率の差が生じる。したがってX-Z 平面とY-Z 平面の両平面内に偏光した光が反射する。したがって2軸延伸多重層は鏡として 作用する。多重層を1軸から2軸方向にかけて延伸する場合、偏光方向の異なる 平面偏光した入射光線に対し一定の幅を持った反射率を有するフィルムが形成さ れる。したがって多重層を、望ましい最終的な用途に応じて、反射偏光子、鏡、 あるいは半透鏡として有用に構成することが可能である。 垂直な入射光に対する高い反射率と同時に、高い軸外反射率(off−axi s reflectivity)を得るうえで、Z 方向における屈折率の差(Δ ηZ)の関係が非常に重要であることが明らかにされた。理想的には、鏡と偏光 子の両方において、Z 方向における屈折率が一致する(ΔηZ=0が成り立つ) ことにより高い角外反射率(off−angle reflectivity) が(鏡の場合における偏光と偏光子の場合における反射偏光の両方に対して)得 られる。しかし、Z 方向における屈折率の完全な一致が可能ではない偏光子に対 しては、Y 方向の屈折率の差を調整して角外反射率を最大にすることも可能であ る。この場合、Y 方向の屈折率の差の符号がZ 方向の屈折率の差の符号に等しい ことが望ましい。 本発明において使用される多層光学フィルムは入射光線に対して比較的低い吸 収性を示すのと同時に、上記のように垂直な入射光線と(垂直)軸を外れた入射 光線の両方に対して高い反射率を示す。本発明に基づいて構成された多層光学フ ィルムにおいてはブルースター角(層の任意の境界面において入射光線が全く反 射されなくなる入射角)は非常に大きいかあるいは存在しない。これに対し、公 知の多層高分子フィルムにおいては層の境界面におけるブルースター角は比較的 小さく、光は透過しかつ/または好ましくない虹色が生じる。しかし本発明に基 づく多層光学フィルムによれば、p 偏向した光に対する反射率が入射角と共に減 少するか、あるいは入射角とは独立しているか、あるいは入射角が垂線から遠ざ かるのに伴って増大するような鏡や偏光子を構成することが可能である。その結 果、広い帯域幅と広い角度にわたってs偏光した光とp偏光した光の両方に対し て高い反射率を有する多重層が実現される。 図4を再び参照すると、多重層100は数十、数百あるいは数千の層により構 成することが可能であり、それぞれの層は多数の異なる材料の内の任意の材料に より形成することが可能である。特定の多重層に使用される材料の選択を決定す る特徴は多重層に望まれる光学的性能による。多重層には、多重層の層の数と同 じだけの異なる材料を使用することが可能である。製造を容易にするうえで好ま しい薄フィルム多重層は数種類の異なる材料のみを使用する。 示された好ましい多重層は屈折率の低いフィルムと高いフィルムとを組み合わ せた層からなり、屈折率の低いフィルムと高いフィルムとの個々の組み合わせは 全体として、多重層が反射するべき帯域の中心波長の1/2の光学的厚さを有す る。こうしたフィルムの多重層は一般的に4分の1波長多重層(quarter wave stacks)と呼ばれる。可視領域と近赤外領域の波長に対して使 用される多層光学フィルムにおいては、4分の1波長多重層の構成により多重層 の個々の層は平均の厚さが0.5ミクロン以下となっている。 反射フィルム(鏡)が必要とされる構成においては、それぞれの偏光の光の望 ましい平均透過率と入射面は通常は反射フィルムの用途によって異なる。多層ミ ラーフィルムを製造する方法の一つに、屈折率の低い材料と高い材料の組み合わ せの内、屈折率の高い方の材料として複屈折能を有する材料を使用した多重層を 2 軸延伸する方法がある。高効率の反射フィルムにおいては、可視光線のスペク トル領域(400〜700nm)の光が垂直に入射する場合、それぞれの延伸方 向に沿った平均透過率は、好ましくは20%未満(反射率80%以上)、更に好ま しくは10%未満(反射率90%以上)、更に好ましくは5%未満(反射率95% 以上)、更に好ましくは2%未満(反射率98%以上)、更に好ましくは1%未満 (反射率99%以上)である。 更に、用途によっては非対称反射フィルムの使用が望ましい。この場合、例え ば可視光線のスペクトル領域(400〜700nm)または可視光線のスペクト ル領域と近赤外線のスペクトル領域とにわたった帯域(400〜850nm)に おいて一つの延伸方向に沿った平均透過率は好ましくは例えば50%未満である ことが好ましく、かつ別の延伸方向に沿った平均透過率は例えば20%未満であ ることが好ましい。 多層光学フィルムはまた、反射偏光子として機能するように構成することも可 能である。多層反射偏光子を製造する方法の一つとして、多重層を1軸延伸する 方法がある。こうして得られる反射偏光子は、広い範囲の入射角において、偏光 面が(延伸方向の)1軸に平行である光に対して高い反射率を有し、同時に偏光 面が(延伸しない方向の)他の軸に平行である光に対しては反射率が低く、透過 性が高い。それぞれのフィルムの3つの屈折率、ηX、ηY、ηZを調整するこ とにより、望ましい偏光能が得られる。 多くの使用例において、理想的な反射偏光子は、全ての入射角に対して1つの 軸(いわゆる消光軸)の方向に高い反射率を有し、他の軸(いわゆる透過軸)の 方向には反射性を全く有さない。偏光子の透過軸に関しては、用いられる帯域幅 および角度の範囲にわたり、透過軸の方向に偏光した光の透過率が最大になるこ とが一般的に望ましい。 可視光線のスペクトル領域(400〜700nmで帯域幅300nm)におけ る、偏光子による垂直入射光の透過軸への平均透過率は、好ましくは少なくとも 50%、更に好ましくは少なくとも70%、更に好ましくは少なくとも85%、 更に好ましくは少なくとも90%である。400〜700nmの領域で、法線に 対して60度の入射角(p 偏光した光の場合には透過軸に対して)で入射する光 の偏向子による平均透過率は好ましくは少なくとも50%、更に好ましくは少な くとも70%、更に好ましくは少なくとも80%、更に好ましくは少なくとも9 0%である。 可視光線のスペクトル領域(400〜700nmで帯域幅300nm)におけ る、消光軸の方向に偏光した光が垂直入射する場合の多層反射偏光子による平均 透過率は好ましくは50%未満、更に好ましくは30%未満、更に好ましくは1 5%未満、更に好ましくは5%未満である。400〜700nmの領域で、法線 に対して60度の入射角(p 偏光した光の場合には透過軸に対して)で入射する 消光軸の方向に偏向した光の偏向子による平均透過率は好ましくは50%未満、 更に好ましくは30%未満、更に好ましくは15%未満、更に好ましくは5%未 満である。 使用例によっては、垂直以外の角度で入射する、偏光面が透過軸に平行である p偏光した光に対して高い反射率を有することが好ましい場合もある。透過軸の 方向に偏光した光の平均反射率は、法線から最低20度の入射角で光が入射する 場合に20%より大きくなければならない。 更に、ここでは反射偏光フィルムと非対称反射フィルムとは別々に考察されて いるが、入射する光のほぼ全てを反射するために2個以上のこうしたフィルムを 備えた構成も可能である(ただしフィルムは入射光を反射するうえでお互いに対 して適切に配置されなければならない)ことは理解されるであろう。こうした構 成は、多層光学フィルムが本発明に基づくバックライトシステムのリフレクター として使用されている場合に特に望ましい。 透過軸の方向に反射能が生じる場合、垂直以外の角度で光が入射する場合にお ける偏光子の効率は低下する可能性がある。透過軸に沿った反射率が波長によっ て異なる場合、透過光に色が現れる場合がある。この色を測定する方法の一つに 、特定の波長領域において選択された角度における透過率の2乗平均(RMS)値 を求める方法がある。CRMSとして表される、実効色率(% RMS colour) は次式により求められる。すなわち、 ただし、λ1からλ2までの積分範囲は波長領域または帯域幅であり、Tは透過軸 の方向に沿った透過率であり、Tは特定の波長領域における透過軸の方向に沿っ た透過率の平均値である。色の出現が低く抑えられた偏光子が望ましい用例にお いては、実効色率は、法線から少なくとも30度の入射角、好ましくは法線から 少なくとも45度の入射角、更に好ましくは法線から少なくとも60度の入射角 で光が入射する場合に、10%未満、好ましくは8%未満、更に好ましくは3. 5%未満、更に好ましくは2%未満である。 反射偏光子において、特定の用途に応じた、透過軸の方向に沿った望ましい実 効色率と、特定の帯域幅における消光軸の方向に沿った望ましい反射率とが組み 合わされることが好ましい。可視領域(400〜700nmまたは帯域幅300 nm)に帯域幅がある偏光子において、垂直入射の場合の消光軸に沿った平均透 過率は好ましくは40%未満、更に好ましくは25%未満、更に好ましくは25 %未満、更に好ましくは15%未満、更に好ましくは5%未満、更に好ましくは 5% 未満、更に好ましくは3%未満である。 材料の選定と加工 上述の国際特許公開第95/17303号に記載された構成に関する考察に基 づけば、望ましい屈折率の関係を得るために選択された条件の下で加工が行われ る場合、本発明に基づく多層反射フィルムまたは偏光子を形成するうえで広範な 材料の使用が可能であることは当業者により了解されるであろう。望ましい屈折 率の関係は様々な方法により実現することが可能である。こうした方法としては 、フィルムの生成時、または生成後に延伸を行う方法(例として有機高分子材料 の場合)、押し出し加工(例として液晶材料の場合)、またはコーティングなどが ある。更に、2 種類の材料は流動学的に似た性質(例えば溶融時の粘度)を有す ることが好ましく、これにより2種類の材料は共に押し出される。材料の選定及 び加工条件に関する説明は上記の国際特許公開第95/17303号に記載され ている。 多層光学フィルムを有するライトガイド 現在市販されているプリズムライトガイド壁材料は、材料の許容角度範囲内の 角度で入射する光線に対して約98%の反射率を有し、この角度範囲以外の角度 で入射する光線に対しては透過率は非常に高くなる。これに対し、多層光学フィ ルム材料は、現在市販されているプリズムライトガイド壁材料の最も反射率の高 いものよりも高い反射率を有し、任意の入射角においてこうした高い反射率が維 持されるように形成することが可能である。したがって多層光学フィルムは、導 波路から光が放射される必要がない場合、光をある場所から別の場所に案内する ための管状導波路を構成するうえでプリズムライトガイド壁材料の代替材料とし て適当である。 多層光学フィルムはまた、光が効率的に抽出されるライトガイドを構成するう えで使用することも可能である。図5には本発明の一つの可能な実施例に基づく 多層光学フィルムを備えたライトガイドが示されている。まず図5に基づいて考 察する。ライトガイド34は、図2の構成におけるプリズムライトガイド壁材料 から形成された導波路30が、多層光学フィルムから形成された管状導波路34 に置き換わっている点を除けば図2に示されたライトガイド22と同様な構成で ある。反射率の高い多層光学フィルム36を透過して不透明なカバー部分38に 向かう光は事実上存在しないため、白色の反射フィルム28はライトガイド34 においては必要ではない。多層光学フィルムから形成された導波路36の透明な カバー41を通じて光が抽出される部分において光抽出孔40が形成されている 。 ライトガイド34は高い抽出効率を有するが、ライトガイド22における基本 的な問題点の幾つかはライトガイド34にも共通している。特に抽出孔40がラ イトガイド34の外観を損ねるという点がある。必要とされる大きさ及び/また はパターン(大きさやパターンはライトガイド34に沿った距離により変化し、 その変化はライトガイドのそれぞれの設計に固有である)を有する抽出孔40を 設計、加工することは困難である。図2に示された構成を用いたこれまでの経験 に基づけば図5に示された構成も成功しているとはいえない。 図6には本発明の別の(そして好ましい)一実施例に基づく多層光学フィルム を使用したライトガイド42が示されている。ここで図6に基づき考察する。ラ イトガイド42は、プリズムライトガイド壁材料から形成された導波路18がハ イブリッド管状導波路44に置き換わっている点を除けば図1に示されたライト ガイド10と同様な構成である。ハイブリッド管状導波路44は、不透明なカバ ー部分46に隣接した部分において多層光学フィルムから形成され、透明なカバ ー部分50に隣接した部分においてはプリズムライトガイド壁材料から形成され ている。白色の抽出フィルム52が導波路44の内部上方付近に配置され、プリ ズムライトガイド壁材料48により、入射光線がライトガイド42内部に反射す るような角度の範囲の外側の角度でプリズムライトガイド壁材料48に向けて光 線が散乱する。この散乱光はプリズムライトガイド壁材料48を透過し更に透明 なカバー部分50を透過して放射される。非常に反射率の高い多層光学フィルム 44を透過して不透明なカバー部分46に向かう光は事実上存在しないため、ラ イトガイド42において白色反射フィルムは必要ではない。 ライトガイド42はライトガイド10の長所の全てを兼ね備え、更に抽出効率 の低下の問題を大幅に緩和している。これは多層光学フィルム44によってライ トガイド42に沿って反射する光の吸収損失が非常に小さいことによる。更なる 利点として多層光学フィルム44は不透明なカバー部分46に対して接着するこ とが可能な点がある。例えば、多層光学フィルム44をの薄板状の金属基板に接 着し、これを望ましいライトガイドの形状に形成することが可能である。この場 合金属薄板は不透明なカバー部分46を構成する。 多層光学フィルム技術のこうした使用における更なる利点として、多層光学フ ィルム44の高い反射率によりライトガイド42の最大側面比率が若干増大する ことがある。更に、多層光学フィルム44の許容角度範囲が広いことにより光源 の照準を合わせる精度はそれほど重要ではなくなる。 本発明に基づくライトガイドを使用した多層光学フィルムの重要な性質として 、多層光学フィルムが長軸方向の鏡面反射能を有するリフレクターとして機能す る点がある。ここで云うところの「長軸方向の鏡面反射能を有するリフレクター 」とは入射光線と反射光線の単位方向ベクトルのZ 成分がほぼ同じになるような 材料のことである。ここにZ 方向は材料の表面に平行であり、ライトガイドの長 手方向である。こうした材料は以下に示すような、明確に定義された重要な光学 特性を有する。すなわち、材料は、任意の入射光線に対し光線と長軸方向との間 の角度が明確に定義されるような長軸方向を有する。任意の入射光線に対して、 全ての反射光線は長軸方向に対して同じ角度を取る。当業者によればこの特性に より反射光線の可能な方向は円錐上に存在することは理解されよう。一般的に、 光学的に滑らかな境界面のみを有し、長軸方向において並進対称性(trans lational symmetry)を有する任意の光学材料はこうした長軸 方向の鏡面反射特性を示す。例として、光ファイバー、光ファイバーの束、全て が長軸方向に対して平行に延びた線形プリズムを備える様々なプリズム状シート な どが挙げられる。 当業者によれば、長軸方向の鏡面反射能を有するリフレクターは必ずしも鏡面 反射能を有するとは限らないが、鏡面反射能を有するリフレクターは必ず長軸方 向の鏡面反射能を有することは理解されよう。鏡面反射能は持たないが長軸方向 の鏡面反射能を有するリフレクターを使用することにより、光線がライトガイド を伝播していく際に光線の横方向の動きに対して横方向の散乱や他の変化が生じ るという利点が得られる場合があるためこの区別は重要である。鏡面反射能を有 するリフレクターは、入射光の、リフレクターの表面に対して垂直な単位方向ベ クトルのみを逆向きに変化させることにより光線を反射し、入射光線の他の単位 方向ベクトルは変化しない。長軸方向の鏡面反射能を有する材料による反射に際 しては、反射材料の表面に平行な入射光線の単位方向ベクトルだけが変化せず、 入射光線の他の単位方向ベクトルは散乱している可能性がある。 改良された光抽出材料 抽出フィルム20、52を形成する最新の材料は材料に対して入射する光の約 5〜10%を吸収する。特に光が最初に抽出フィルムにより散乱する場合吸収損 失が生じ、この散乱光が直ちにライトガイドから放射されずにライトガイドの内 部に反射し、再び抽出フィルムにより散乱する場合に更なる吸収損失が生じる。 この更なる吸収損失の影響は、光源からの距離が遠くなるにつれ抽出フィルムの 幅が非常に大きく形成されなくてはならないため顕著となる。 この問題は以前より存在したが、ライトガイドの全体的な効率に与える影響は それほど大きくなく、ライトガイド自体を形成するうえで使用されるプリズムラ イトガイド壁材料による吸収損失が重要視されていたため、これまでのところ熱 心に解決策は検討されてこなかった。しかし反射率の高い多層光学技術の導入に 伴って、この問題は更に顕在化してきた。 抽出フィルム52を形成するうえで、現在市販されている材料の最も高い品質 のもの(吸収率約5%)を使用した場合、ライトガイド42の抽出効率は約85 % である。抽出フィルム52の反射率が99.5%である場合、抽出効率は95% にまで向上する。すなわち、非常に効率の高い抽出フィルムを多層光学フィルム 技術と併せて使用することによりライトガイド10(図1)の外観の良さとライ トガイド22(図2)の効率の高さを組み合わせることが可能である。 抽出フィルム52は、反射率の高い多層光学フィルム44の内面に対して取り 付けることが可能であるため、それ自体が高い反射率を有する必要はない。抽出 フィルム52は入射光を散乱させることが可能でありさえすればよく、これは一 定のキメの細かさを有する空気と高分子材料の境界面により実現される。高分子 材料と取り付け用接着剤の吸収率が非常に低いことが必要十分条件である。抽出 フィルム52を形成するうえで使用される材料はまた、扱いが容易であり、手や 電子切断装置を使用して容易に切断できることが望ましい。 一般的にはライトガイド42の断面はライトガイドに沿ってほぼ一定である。 ライトガイド42の長さに沿って光は減少するため、抽出フィルム52はライト ガイド42の光源からの距離が大きくなるほど幅が広くなるようにテーパーがつ けられている。別手段または追加手段としてライトガイドの断面積自体にライト ガイドに沿った距離に応じてテーパーをつけることも可能である。 本発明の重要な特徴にライトガイド42が純反射率の高い光学空洞を備える点 がある。特に光線がライトガイドの光放射部分に向けて入射する場合、光線の大 部分が再放射される。これは従来のライトガイドの構成と比較した場合明らかな 相違点である。この特徴は特殊なフィルムレンズ54を光放射カバー部分50の 外側に配置して放射光を好ましく分配することにより利点とすることが可能であ る。レンズ54の光吸収特性は低いことが好ましく、その光透過特性は波長、偏 光、角度、あるいはこれらの組み合わせに応じて変化することが好ましい。この 構成により反射光はライトガイド42によって再利用され、従来技術によるライ トガイドに見られるように吸収により失われる代りに再使用される。 上記の開示により当業者にとって明らかであるが、本発明の実施に際しその精 神と範囲から逸脱することなく多くの変更、修正が可能である。したがって本発 明の範囲は以下の請求項により定義される実体に基づいて解釈されなければなら ない。 請求の範囲 1.断面において光の非放射部分(44)と光の放射部分(48)と光をほぼ吸 収しない光の散乱手段(52)とを備えるライトガイド(42)において、 (a) 光の非放射部分(44)が (i)長軸方向の鏡面反射能を有する光をほぼ吸収しない第1のリフレク ターと、 (ii)長軸方向の鏡面反射能を有する光をほぼ吸収しない第2のリフレ クターとが積層して構成された多重層を備え、 多重層を構成するそれぞれの層が、隣接する層の屈折率とは異なる選択 された屈折率を有し、多重層が全体として長軸方向において高い鏡面反射率を有 することと、 (b) 光の放射部分(48)がプリズムライトガイド壁材料からなることと 、 (c) 光をほぼ吸収しない光の散乱手段(52)が光の非放射部分(44) の内側で光の放射部分(48)に対して反対側に当たる位置に配置されているこ ととを特徴とするライトガイド(42)。 2.(a) 前記ライトガイドの断面がライトガイドに沿ってほぼ一定であること と、 (b) 前記光散乱手段(52)の幅がライトガイドの長さに沿って拡大する こととを特徴とする請求項1に記載のライトガイド。 3.(a) 前記ライトガイドの断面がライトガイドの長さに沿って縮小すること と、 (b) 前記光散乱手段(52)の幅がライトガイドの長さに沿って拡大する こととを特徴とする請求項1に記載のライトガイド。 4.前記の光の放射部分の外側に配置されたレンズ(54)を更に備え、レンズ が、 (a) 光の低い吸収率と、 (b)(i) 波長 (ii) 偏光 (iii)角度 の内の一つ以上の組み合わせに応じて変化する光の透過率とを有することを 特徴とする請求項1に記載のライトガイド。 5.前記の光の非放射部分(44)を囲繞し、これに接着された不透明なカバー (46)を更に備える請求項1に記載のライトガイド。 6.前記光散乱手段(52)が光を吸収しない、一定のキメの細かさを有する空 気と高分子材料との間の境界面を備え、境界面は光を吸収しない接着剤により光 の非放射部分(44)に対して接着されることを特徴とする請求項1に記載のラ イトガイド。 7.前記多重層を構成する層のそれぞれが0.5ミクロンを越えないような厚さ を有することを特徴とする請求項1に記載のライトガイド。 8.断面において、光の非放射部分(44)と、光の放射部分(48)と、光を ほぼ吸収しない光の散乱手段(52)を備えるライトガイド(42)において、 (a) 前記の光の非放射部分(44)が第1と第2の光をほぼ吸収しない高 分子材料の層が積層して構成され、第1と第2の高分子材料は多重層が全体とし て長軸方向において高い鏡面反射率を有するようにその組成が異なることと、 (b) 前記の光の放射部分(48)がプリズムライトガイド壁材料からなる ことと、 (c) 前記の光をほぼ吸収しない光の散乱手段(52)が前記の光の非放射 部分(44)の内側で前記の光の放射部分(48)の反対側に当たる位置に配置 されることとを特徴とするライトガイド(42)。 9.(a) 前記ライトガイドの断面がライトガイドに沿ってほぼ一定であること と、 (b) 前記の光の散乱手段(52)の幅がライトガイドの長さに沿って増大 することとを特徴とする請求項8に記載のライトガイド。 10.(a) 前記ライトガイドの断面がライトガイドの長さに沿って縮小するこ とと、 (b) 前記光散乱手段(52)の幅がライトガイドの長さに沿って拡大する こととを特徴とする請求項8に記載のライトガイド。 11.前記の光の放射部分の外側に配置されたレンズ(54)を更に備え、レン ズが、 (a) 光の低い吸収率と、 (b)(i) 波長 (ii) 偏光 (iii)角度 の内の一つ以上の組み合わせに応じて変化する光の透過率とを有することを 特徴とする請求項8に記載のライトガイド。 12.前記の光の非放射部分(44)を囲繞し、これに接着された不透明なカバ ー(46)を更に備える請求項8に記載のライトガイド。 13.前記光散乱手段(52)が光を吸収しない、一定のキメの細かさを有する 空気と高分子材料との間の境界面を備え、境界面は光を吸収しない接着剤により 光の非放射部分(44)に対して接着されることを特徴とする請求項8に記載の ライトガイド。 14.前記多重層を構成する層のそれぞれが0.5ミクロンを越えないような厚 さを有することを特徴とする請求項8に記載のライトガイド。 15.断面において光の非放射部分(44)と光の放射部分(48)と光をほぼ 吸収しない光の散乱手段(52)とを備えるライトガイド(42)において、 (a) 光の非放射部分(44)が (i)長軸方向の鏡面反射能を有する光をほぼ吸収しない第1のリフレク ターと、 (ii)長軸方向の鏡面反射能を有する光をほぼ吸収しない第2のリフ レクターとが積層して構成された多重層を備え、 多重層を構成するそれぞれの層が応力により生じる複屈折能を有し、多 重層が層の1軸から2軸方向の範囲において複屈折能を有し、多重層全体として は、長軸方向において高い鏡面反射率を有することと、 (b) 光の放射部分(48)がプリズムライトガイド壁材料からなることと 、 (c) 光をほぼ吸収しない光の散乱手段(52)が光の非放射部分(44) の内側で光の放射部分(48)に対して反対側に当たる位置に配置されているこ ととを特徴とするライトガイド(42)。 16.(a) 前記ライトガイドの断面がライトガイドに沿ってほぼ一定であるこ とと、 (b) 前記光散乱手段(52)の幅がライトガイドの長さに沿って拡大する こととを特徴とする請求項15に記載のライトガイド。 17.(a) 前記ライトガイドの断面がライトガイドの長さに沿って縮小するこ とと、 (b) 前記光散乱手段(52)の幅がライトガイドの長さに沿って拡大する こととを特徴とする請求項15に記載のライトガイド。 18.前記の光の放射部分の外側に配置されたレンズ(54)を更に備え、レン ズが、 (a) 光の低い吸収率と、 (b)(i) 波長 (ii) 偏光 (iii)角度 の内の一つ以上の組み合わせに応じて変化する光の透過率とを有することを 特徴とする請求項15に記載のライトガイド。 19.前記の光の非放射部分(44)を囲繞し、これに接着された不透明なカバ ー(46)を更に備える請求項15に記載のライトガイド。 20.前記光散乱手段(52)が光を吸収しない、一定のキメの細かさを有する 空気と高分子材料との間の境界面を備え、境界面は光を吸収しない接着剤により 光の非放射部分(44)に対して接着されることを特徴とする請求項15に記載 のライトガイド。 21.前記多重層を構成する層のそれぞれが0.5ミクロンを越えないような厚 さを有することを特徴とする請求項15に記載のライトガイド。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.断面において光の非放射部分(44)と光の放射部分(48)と光をほぼ吸 収しない光の散乱手段(52)とを備えるライトガイド(42)において、 (a) 光の非放射部分(44)が (i)長軸方向の鏡面反射能を有する光をほぼ吸収しない第1のリフレクターと 、 (ii)長軸方向の鏡面反射能を有する光をほぼ吸収しない第2のリフレクター とが積層して構成された多重層を備え、 多重層を構成するそれぞれの層が、隣接する層の屈折率とは異なる選択された 屈折率を有し、多重層が全体として長軸方向において高い鏡面反射率を有するこ とと、 (b) 光の放射部分(48)がプリズムライトガイド壁材料からなることと 、 (c) 光をほぼ吸収しない光の散乱手段(52)が光の非放射部分(4 4)の内側で光の放射部分(48)に対して反対側に当たる位置に配置されてい ることとを特徴とするライトガイド(42)。 2.(a) 前記ライトガイドの断面がライトガイドに沿ってほぼ一定であること と、 (b) 前記光散乱手段(52)の幅がライトガイドの長さに沿って拡大する こととを特徴とする請求項1に記載のライトガイド。 3.(a) 前記ライトガイドの断面がライトガイドの長さに沿って縮小すること と、 (b) 前記光散乱手段(52)の幅がライトガイドの長さに沿って拡大する こととを特徴とする請求項1に記載のライトガイド。 4.前記の光の放射部分の外側に配置されたレンズ(54)を更に備え、レンズ が、 (a) 光の低い吸収率と、 (b)(i) 波長 (ii) 偏光 (iii)角度 の内の一つ以上の組み合わせに応じて変化する光の透過率とを有することを 特徴とする請求項1に記載のライトガイド。 5.前記の光の非放射部分(44)を囲繞し、これに接着された不透明なカバー (46)を更に備える請求項1に記載のライトガイド。 6.前記光散乱手段(52)が光を吸収しない、一定のキメの細かさを有する空 気と高分子材料との間の境界面を備え、境界面は光を吸収しない接着剤により光 の非放射部分(44)に対して接着されることを特徴とする請求項1に記載のラ イトガイド。 7.前記多重層を構成する層のそれぞれが0.5ミクロンを越えないような厚さ を有することを特徴とする請求項1に記載のライトガイド。 8.断面において、光の非放射部分(44)と、光の放射部分(48)と、光を ほぼ吸収しない光の散乱手段(52)を備えるライトガイド(42)において、 (a) 前記の光の非放射部分(44)が第1と第2の光をほぼ吸収しない高 分子材料の層が積層して構成され、第1と第2の高分子材料は多重層が全体とし て長軸方向において高い鏡面反射率を有するようにその組成が異なることと、 (b) 前記の光の放射部分(48)がプリズムライトガイド壁材料からなる ことと、 (c) 前記の光をほぼ吸収しない光の散乱手段(52)が前記の光の非放射 部分(44)の内側で前記の光の放射部分(48)の反対側に当たる位置に配置 されることとを特徴とするライトガイド(42)。 9.(a) 前記ライトガイドの断面がライトガイドに沿ってほぼ一定であること と、 (b) 前記の光の散乱手段(52)の幅がライトガイドの長さに沿って増大 することとを特徴とする請求項8に記載のライトガイド。 10.(a) 前記ライトガイドの断面がライトガイドの長さに沿って縮小するこ とと、 (b) 前記光散乱手段(52)の幅がライトガイドの長さに沿って拡大する こととを特徴とする請求項8に記載のライトガイド。 11.前記の光の放射部分の外側に配置されたレンズ(54)を更に備え、レン ズが、 (a) 光の低い吸収率と、 (b)(i) 波長 (ii) 偏光 (iii)角度 の内の一つ以上の組み合わせに応じて変化する光の透過率とを有することを 特徴とする請求項8に記載のライトガイド。 12.前記の光の非放射部分(44)を囲繞し、これに接着された不透明なカバ ー(46)を更に備える請求項8に記載のライトガイド。 13.前記光散乱手段(52)が光を吸収しない、一定のキメの細かさを有する 空気と高分子材料との間の境界面を備え、境界面は光を吸収しない接着剤により 光の非放射部分(44)に対して接着されることを特徴とする請求項8に記載の ライトガイド。 14.前記多重層を構成する層のそれぞれが0.5ミクロンを越えないような厚 さを有することを特徴とする請求項8に記載のライトガイド。 15.断面において光の非放射部分(44)と光の放射部分(48)と光をほぼ 吸収しない光の散乱手段(52)とを備えるライトガイド(42)において、 (a) 光の非放射部分(44)が (i)長軸方向の鏡面反射能を有する光をほぼ吸収しない第1のリフレクターと 、 (ii)長軸方向の鏡面反射能を有する光をほぼ吸収しない第2のリフレクター とが積層して構成された多重層を備え、 多重層を構成するそれぞれの層が応力により生じる複屈折能を有し、多重層が 層の1軸から2軸方向の範囲において複屈折能を有し、多重層全体としては、長 軸方向において高い鏡面反射率を有することと、 (b) 光の放射部分(48)がプリズムライトガイド壁材料からなることと 、 (c) 光をほぼ吸収しない光の散乱手段(52)が光の非放射部分(4 4)の内側で光の放射部分(48)に対して反対側に当たる位置に配置されてい ることとを特徴とするライトガイド(42)。 16.(a) 前記ライトガイドの断面がライトガイドに沿ってほぼ一定であるこ とと、 (b) 前記光散乱手段(52)の幅がライトガイドの長さに沿って拡大する こととを特徴とする請求項15に記載のライトガイド。 17.(a) 前記ライトガイドの断面がライトガイドの長さに沿って縮小するこ とと、 (b) 前記光散乱手段(52)の幅がライトガイドの長さに沿って拡大する こととを特徴とする請求項15に記載のライトガイド。 18.前記の光の放射部分の外側に配置されたレンズ(54)を更に備え、レン ズが、 (a) 光の低い吸収率と、 (b)(i) 波長 (ii) 偏光 (iii)角度 の内の一つ以上の組み合わせに応じて変化する光の透過率とを有することを 特徴とする請求項15に記載のライトガイド。 19.前記の光の非放射部分(44)を囲繞し、これに接着された不透明なカバ ー(46)を更に備える請求項15に記載のライトガイド。 20.前記光散乱手段(52)が光を吸収しない、一定のキメの細かさを有する 空気と高分子材料との間の境界面を備え、境界面は光を吸収しない接着剤により 光の非放射部分(44)に対して接着されることを特徴とする請求項15に記載 のライトガイド。 21.前記多重層を構成する層のそれぞれが0.5ミクロンを越えないような厚 さを有することを特徴とする請求項15に記載のライトガイド。
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