JPH11504317A - プリオンタンパク質に結合する単離55〜75kdaタンパク質 - Google Patents

プリオンタンパク質に結合する単離55〜75kdaタンパク質

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JPH11504317A JP8531191A JP53119196A JPH11504317A JP H11504317 A JPH11504317 A JP H11504317A JP 8531191 A JP8531191 A JP 8531191A JP 53119196 A JP53119196 A JP 53119196A JP H11504317 A JPH11504317 A JP H11504317A
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ブレンタニ,リカルド,アール
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ルードヴィッヒ・インスティテュート・フォア・キャンサー・リサーチ
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、SDS−PAGEによる測定で約55kDないし約72kDの分子量を有する単離アンチプリオンタンパク質結合タンパク質に関する。単離されたアンチプリオンタンパク質結合タンパク質由来のペプチドも記載される。これら分子それぞれの診断的利用法が説明される。

Description

【発明の詳細な説明】 プリオンタンパク質に結合する単離55〜75KDAタンパク質関連出願 本出願は、参考文献として引用する1995年4月12日に出願の係属中出願 第08/421,059号の一部継続出願である。発明の分野 本発明は、以下、PrPと称するプリオンタンパク質に結合するタンパク質の 同定と単離に関する。詳しくは、本発明の単離タンパク質は、SDS−PAGE による測定で約55kDないし約72kDの分子量を有し、以下、アンチ−Pr Pタンパク質又はPrP結合タンパク質、と称する。前記結合タンパク質/アン チ−PrPタンパク質からのアミノ酸配列から成る単離ペプチドも記載される。 これらペプチドとタンパク質とは共に、様々な診断上の効力を有する。ペプチド の場合、これは、たとえば、アンチ−PrPタンパク質の同定に使用される抗体 を作り出すのに利用することができる。又、ペプチドは、それ自身、PrPに結 合することができる。同様に、全長タンパク質も、同じように使用可能である。 従って、これらの物質を使用して、プリオンに関連する様々な疾患を、診断し、 スクリーニングすることができる。更に、本発明のタンパク質を使用して、サン プル中のPrPの存在をスクリーニングすることができる。背景及び従来技術 「プリオン」又は「タンパク質性感染粒子」は、数多くの病理的状態と関連付 けられてきた。公知のプリオン関連疾患は、それら疾患に共通の特徴、即ち、脳 組織中の「空胞」の形成に依り、一般に海綿状脳症と称されている。 最も一般的にみられるプリオン関連疾患は、羊及び山羊に見られる「スクレイ ピー」である。病気にかかった動物は、筋肉運動の協調を失い、最終的には立つ ことができなくなる。プリオンに関連するその他の動物疾患 として、伝染性ミンク脳障害、ラバ、シカ及びヘラジカの慢性消耗病、猫海綿状 脳症、そしてウシ海綿状脳症(「狂牛病」)がある。ヒトにおいては、クールー 病、又は「笑い死(laughing death)」が、食人風習と関連付け られてきた。しかし、プリオンに関連する最も深刻なヒトの疾患は、クロイツフ ェルト−ヤコブ病である。この病状は、一般に、患者に於ける痴呆の進行によっ て明らかとなる。これは、角膜移植、汚染された外科器具の使用、精製成長ホル モン又はその他の下垂体ベースの物質の注射、更に、脳への硬膜移植又は電極の 埋め込み等によって、医療によって伝染しうるために、大きな不安の原因となっ ている。プリオンに関 (lataxia と小脳の障害)及び不治の家族性不眠症がある。これらの病状は、共 に、遺伝性であり、通常、中年期に現われる。 最初は、前述した諸症状は、小脳組織に見られるスローアクティングウィルス によって引き起こされるものと考えられていた。この仮説は、これらの病気が、 病気の動物の脳抽出物を健康な動物に注入することによって伝染させることがで きたという観察に基づくものであった。しかし、この仮説は、現在ではもはや一 般に受け入れられていない。というのは、単離のための大変な努力にも拘わらず ウィルスは単離されなかったからである。 これらの病状に関して判っていることは、これらは遺伝性ではあるが、核酸に よってではなく、タンパク質性物質によって引き起こされるものである、という ことである。このタンパク質性物質は、プリオンと称されている。タンパク質物 質が関連しているという仮説に導いた実験の一つは、核酸ではなく、タンパク質 を不活性化する、感染した動物からの物質で処置するというものであった。これ らの条件下において、疾病は伝染しなかった。 この仮説を詳細に研究することによって、スクレイピー・プリオンの中に一つ のタンパク質が同定された。このタンパク質、「プリオンタンパク質」を、以後 、“PrP”と称する。これは、総称的に、プリオンを形成するタンパク質を指 すのに用いられる。例えば、Prusener,Science 252:1512-1522(1991 年6月14日)("Molecular Biology of Prion Diseases" ),プルシナー(Prusiner)他,ed.,Prion Diseases of Humans And Animals( Ellis Horwood,1992)参照。 すべてのタンパク質と同様、PrPは遺伝子によってコードされる。しかし、 PrPの発現は、プリオン関連病状を引き起こすには十分ではない。PrPはそ の三次元構造において変化を受け、これによってそのプリオン形状となる可能性 があると判定されている。詳述すると、良性形状のPrPは、複数のαヘリック ス構造を示す。しかし、感染性プリオン形状においては、三次元構造が「伸長さ れ」β・シートを形成する。要するに、正常な、無害な形状のPrPとたとえば 疾患に関連する形状との違いは、完全に立体配座的なものであるようである。 ここに記載する本発明の理解にとって必須である概念、「相補性ヒドロパシー (complementary hydropathy)」は、最初に、Biro,Medical Hy pothesis 7:981(1981)によって示唆された。Biroが提 示するその概念は、タンパク質/タンパク質相互作用が特異的であることが観察 されたという観察に基づくものであった。彼は、相補性コーディング、即ち、核 酸分子のセンス・ストランドと「アンチ−センス」ストランドとの両方によるコ ーディングによって、必要な特異性が導かれる、と主張した。ACTH,γ−エ ンドルフィン、アンギオテンシンII、黄体形成ホルモン放出ホルモン、及びフ ィブロネクチンとそれらのレセプターの間の相互作用に関する研究はこの仮説を 支持している。ボスト(Bost)他,Mol.Cell Endocrin 44:1(1986)(ACTH); カ ー(Carr)他,J.Neuroimmunol 12: 329(1986)(γ−エンドルフィン),エルト ン(Elton)他,Proc.Natl.Acad.Sci.USA 85:2518(1988);(アンギオテンシ ンII); マルカヒー(Mulchahey)他,Proc.Natl.Acad.Sci.USA 83: 9714 (1986)(黄体形成ホルモン放出ホルモン); 及びブレンタニ(Brentani)他,Pr oc.Natl.Acad.Sci.USA 85: 364(1988)(フィブロネクチン)参照。 これら研究の全部が、ブラロック(Blalock)他,Biochem.Biophys.Res. Commun.121: 203(1984)によって仮説化された概念を支持していた。これらの観 察は、疎水性アミノ酸のためのコドンをそれらの相補性コドンと比較したところ 、これらの相補性コドンは、一般に、親水性アミノ酸をコードするコドンであっ た、というものであった。ブラロック(Blalock)他は、対向するDNAストラ ンドによってコードされるアミノ酸のヒドロパシー係数の間に大きな相関性(r =0.74)を観察し、従って、相補性DNAストランドによってコードされる ペプチドは、互いに結合するであろうと推定した。既に示したように、この仮説 は数多くのペプチドによって支持されている。 1991年、ゴールドゲイバー(Goldgaber),Nature351: 106(5/9/91)は、 PrPに対する相補性の適応の可能性について報告した。ゴールドゲイバー(Go ldgaber)は、PrPと相補的なDNA配列を解析し、PrP遺伝子のDNAの 「アンチセンス」ストランド中に於ける大きな、部分的に重複するオープンリー ディングフレームの同定を報告した。ゴールドゲイバー(Goldgaber)がこの相 補的なコード領域の推定アミノ酸配列を分析したところ、彼は、それがほぼPr Pのミラー・イメージであることを見出した。ゴールドゲイバー(Goldaber)は 、その全体を参考文献として引用する。マンソン(Manson)他,Nature 352: 29 1(7/25/91)は、この研究に異議を唱えたが、ヘウィンソン(Hewinson)他,Natu re 352: 291(7/25/91)は、それが彼ら自身の研究を確認するものであったと報告 した。プルシナー(Prusiner)他,Nature 362: 213(3/18/93)は、彼らはPrP センス・ストランドにハイブリダイズする適当なサイズ(4.5kb)のRNA ユニットを発見したが、それはアンチセンスPrPストランドに由来するもので はない、と報告し、この研究に興味深い「新機軸(wrinkle)」を提供し た。 上述した様々な報告、更に、モーザー(Moser)他,Nature 362: 213(3/18/93 )による報告は、プリオン関連疾患に於ける以下のアンチ−PrPタンパク質と 称するタンパク質の可能性を記載している。ヘウィンソン(Hewinson)他は、相 補的タンパク質が、PrPレセプターであるか もしれないと示唆した。 以下の研究は、初めて、アンチ−PrP結合タンパク質の同定とキャラクタラ イゼーションとを提供するものである。この物質は、サンプル中に於けるPrP の存在を同定するのに利用可能であり、従って、特にプリオン関連疾患に特徴的 なその他症状が観察される場合において、スクリーニングおよび/又は診断の方 法を提供するものである。家畜においてプリオン関連障害が蔓延していることか ら、本発明は、たとえば、ヒトと家畜との両方のための利用方法がある。図面の簡単な説明 図1は、本発明のペプチドを用いて作られた抗体を使用した、免疫蛍光アッセ イの結果を示す。 図2は、SDS−PAGEでの分析を示す。レーンAには、免疫蛍光アッセイ において陰性であった細胞からの溶出液が示されている。レーンBは、陽性の細 胞からの溶出液を使用して得られた。レーンCは、正常なマウス血清を使用した 、レーンBの溶出液のウェスタン・ブロットであり、これに対して、レーンDは 、本発明のペプチドを使用して得られた抗血清でのその溶出液のテストから得ら れた結果である。 図3A及び3Bは、マウス中脳神経細胞における免疫蛍光アッセイのデータを 提示している。図3Aにおいて、細胞に対する標識化抗体の結合が示されている 。図3Bは、その結合の局在を示している。 図4A及び4Bは、プリオン結合タンパク質の免疫電子−光化学的特性に関す るデータを示している。 図5は、相補的タンパク質へのプリオンの結合を確定する実験の結果を示して いる。好適実施例の詳細説明 例1 アンチ−プリオンタンパク質が存在するか否かという問題にアプローチ するために、ここにその開示の全部を参考文献として引用するフォルローニ(Fo rloni)他,Nature 362: 543-546(1993)の研究に基づいて、ペプチドを合成した 。フォルローニ(Forloni)他は、一次ラット海馬培養物中において細胞死を誘 発したプリオンペプチド”PrP106−126“を開示している。ここに使用 されたペプチド、即ち、 Tyr His Val Ala Thr Lys Ala Pro His His Gly Pro Cys Arg Ser Ser Ala (配列認識番号1) は、PrP由来のペプチドに対して相補的であり、それ自身、前述の推定アンチ −プリオンORFの相補的アミノ酸113−129に由来する。 この合成ペプチドを、キーホールリムペット ヘモシアニン(Keyholelimpet hemocyanin:KLH)に結合させて免疫原を作った。次に、この免疫原を、2週 間間隔で、全部で100ugの全タンパク質となるように、マウスに腹膜内注射 した。4回目の注射の後、これらの動物から採血し、標準式固相酵素免疫検定法 (ELISA)によって、非結合ペプチドに対してタイターを測定した。例2 抗血清が作られたところで、これを免疫蛍光研究に利用した。マウス神経芽細 胞腫細胞系”neuro2A“を使用した。この細胞系のサンプルを、8枚のウ ェル組織培養チャンバースライドにプレーティングした(2x106細胞/ウェ ル)。これらの細胞を一晩インキュベートし、その後、スライドを洗浄し、細胞 を1%グルタルアルデヒドで固定した。固定後、1:20ウマ血清溶液を、37 ℃で1時間添加した。その後、燐酸緩衝食塩水(PBS)で洗浄し、次に、抗血 清を、2時間添加した。この後、細胞を穏やかに(extensively)洗浄し、その 後、二次抗体、即ち、フルオレセインイソチオシアネートに結合し、エバンスブ ルー中で1:80に希釈されたアンチ−IgGを、1時間添加した。その後、穏 やかな洗浄を行い、更に、スライドを顕微鏡の検鏡板に固定して観察した。 図1は、これらの結果を示しているが、白黒の複写ではFITC標識化 が実際に起こったという事実(緑色が標識化が起こったことを示す)ははっきり とは示されていない。しかし、これらの結果は、抗血清がneuro2A細胞の 表面を認識したということを示している。総反応は、全集団の約15%であった 。この結果は、neuro2A細胞中でのPrPscの感染能力は集団のある種の 細胞のみに限定されることを示した、バトラー(Butler)他,J.Virol 62: 155 8-1564(1988)によって得られた結果と類似している。ここに報告されている観察 は、陰性細胞と陽性細胞との間のあらゆる可能な相違を分析するように計画され た次の一連の実験を示唆した。例3 これらの実験において、陽性と陰性の細胞を、最初に、制限希釈によってクロ ーニングした。陽性細胞はクローン“IEI2”から、そして、陰性細胞はクロ ーン“IC4”から導かれた。 各クローンの生きた細胞を、周知のラクトペルオキシダーゼ法を使用して、12 5 Iで表面標識化した。標識化の後、細胞を溶解して、その結果得られた抽出物 を、CNBr4Bセファロースビーズに結合したプリオンペプチドPrP106-12 6 と共に一晩、攪拌しながら、インキュベートした。 インキュベーション後、すべての結合した物質(即ち、PrP106-126ペプチ ドに結合したものすべて)をSDS−PAGEにかけた。これを行うために、結 合した物質を、40%濃縮ゲルと、7.5%分離ゲルとを用いて分離した。次に 、タンパク質をニトロセルロース・フィルター(孔径0.45um)にトランス ファーし、その後、トランスファーの程度を確認するために、0.5%Ponc eau Sで染色した。 図2はこれらの結果を示している。レーンAは、陰性クローンからのものであ り、レーンBは陽性クローンからのものである。溶出液を比較した時、陽性クロ ーンからの約55−65kDのタンパク質のバンドは、陰性クローンにおいては 高いレベルで見られないことが示された。この結果を確認するために、次に、以 下に示すように、ウェスタン・ブロットを行っ た。例4 陽性クローンからの細胞を例1と同様に処理したが、標識化は行わなかった。 又、例3と同様に、未標識化タンパク質抽出物を、PrP106-126セファロース ビーズと共にインキュベートし、結合したタンパク質を次に、溶出し、前述した ようにフィルターにトランスファーした。ウェスタン・ブロットのために、フィ ルターを、PBS中で5%脂肪乾燥ミルクを用いてブロッキングし、次に、正常 なマウス血清又は前述した抗血清のいずれかとインベキュートし、その後、ヤギ 抗−マウスビオチン結合抗体と、インキュベートした。この標識化抗体を、一時 間室温で添加した。穏やかな洗浄後、抗体を、周知のECL化学発光システムを 使用して、現像した。その結果は図2のレーンC−Dに示され、レーンCは、正 常血清を用いて得られる結果を、そして、レーンDは上述したアンチ−プリオン ペプチドに対する抗血清用いて得られる結果を示している。これらの知見は、ア ンチ−プリオンペプチドに対する抗血清が、PrP106-126結合バンドを認識す ることを示唆している。例5 前記諸例は、神経細胞とグリア細胞との共同培養物の分析を含む。グリア細胞 の標識化の可能性を度外視することができなかったので、この可能性をテストす るためのプロトコールを開発した。 標準的方法を使用して、培養基中でグリア細胞を培養した。次に、培養された 細胞を、溶解し、抽出物を、上述した抗血清を使用して、ウェスタン・ブロット 分析に使用した。これらグリア細胞は、図1に示した結果と比較して、完全に陰 性であった。このことから、抗血清の標的は、神経細胞上の分子、即ち、それは 神経細胞抗原であると推論できる。例6 14日齢のスイス・マウス胚の中脳からの神経細胞を、ここに参考文献として 引用する、モーロ ネト(Mouro Neto)他,EMBOJ2:1243-1248(1983)に従って 、調製した。これらの細胞を、グルコース、グルタミン、重炭酸ナトリウム、及 び10%胎児ウシ血清とを添加したDMEMとF12培地の混合物中で、ポリオ ルニチン(MW:41kD;1.5ug/ul)で予めコーティングしておいた 直径10mmのガラスカバーグラス上に載置した。この点に関しては、ガルシア −アブル(Garcia-Abreu),Neuros.Res.40:471-477(1995)参照。24時間後 、広範囲に渡る神経腫の発達が見られた。 配列番号1からN末端Tyrを除いたものからなるアミノ酸配列に対して作成 し、前述したように調製したマウス抗血清を、ハーフトラー(Halftler)他,Eu r.J.Neurosci 1: 297-308(1989)に従って、生きた細胞に結合させるべく、1 :100v/vで添加した。1時間のインキュベーション後、すべての過剰の抗 血清を除去し、細胞を、0.1Mリン酸緩衝液、pH7.6中の4%パラホルム アルデヒドによって、30分間で固定した。細胞を、PBS中の0.1%Tri ton X−100で、すばやく洗浄し、1:100に希釈されたβ−チューブ リンIIIに対するモノクローナル抗体と共に一晩インキュベートした。次に、F ITCとRITCで標識化された抗体と共に2時間のインキュベーションを行っ た。次に、カバーグラスを、グリセロール−没食子酸プロピル/PBS(9:1 ,v/v)中でセットした。次に、スライドを、ツアイス社エピ蛍光アタッチメ ント付きaxioplan顕微鏡上で観察した。 図3Aは、抗体がすべてのマウス神経細胞と反応したことを示し、これは、神 経細胞によって発現される、プリオン・レセプター/結合タンパク質の認識と一 致する。細胞が神経細胞であるという同定を、β−チューブリンIIIに対する mAbでの染色によって確認した。 次に、カバーグラスを、ツアイス社レーザ顕微鏡を使用して調べたが、その共焦 断面が図3Bに示されている。これによると、結合分子は神経細胞膜に局在して いることが判った。例7 次に、結合分子を同定し、その細胞内における位置を確認するために追加の研 究を行った。 マウス脳全抽出物を、マウス脳を、50mM Tris・HCl,pH7.4 ,0.2%デオキシコール酸ナトリウム、0.5%Triton X−100, 1mM アプロチニン、1mM ロイペプチン、1mM PMSF、及び1mM ベンズアミジン中でホモゲナイズすることによって調製し、これを、次に、1 2,000xgで30分間遠心分離した。 膜抽出物を、脳を10mM Hepes,pH7.4,0.5mM MgCl2 ,1mM アプロチニン、1mM ロイペプチン、1mM PMSF、及び1 mM ベンズアミジン中でホモゲナイズすることによって調製し、これを、次に 、600xgで15分間遠心分離した。次に、上清を、同じ緩衝液に0.7mM EDTAを添加したもので5倍に希釈し、その後、0.3Mスクロースを緩衝 剤として、825xgで15分間遠心分離した。ペレットを、1.38Mスクロ ース中に再懸濁し、0.3Mスクロース溶液下で105,000xgで1時間遠 心分離した。界面を収集し、20mM Tris・HCl,pH7.4,120 mM NaCl,1mMロイペプチン、1mM PMSF,1mMアプロチニン 、及び1mMベンジアミジン中に懸濁した。 細胞質画分を、脳を、50mM Tris・HCl,pH7.4,1.5mM MgCl2,10mM KCl,1mMロイペプチン、1mM PMSF,1 mMアプロチニン、及び1mMベンズアミジン中でホモゲナイズし、105,0 00xgで1時間遠心分離することによって調製した。上清を細胞質画分とした 。 各処理プロトコールからのサンプルを、SDS−PAGEによって分離し、ニ トロセルロースメンブレンにトランスファーした。ブロットを、前述したように 作成した血清(後述するように、図中の奇数番号のレーン) 又は、マウス非−免疫血清(後述するように、図中の偶数番号のレーン)に晒し た。 図4Aにおいて、レーン1及び2は、全抽出物のウェスタン・ブロットを示し 、レーン3及び4は、膜抽出物のウェスタンを示し、レーン5及び6は、細胞質 抽出物を示している。ここに示されるように、60kDaのシグナルが脳全抽出 物中に見られ、膜抽出物にもシグナルが見られたがこれは63−66kDaにお いてであった。細胞質画分にも60kDaにおいて検出可能な種があった。レー ン1,3及び5参照。これは、2つの形態のタンパク質が脳細胞中に存在し、膜 結合形態はいくらか少なく、したがって、精製画分においてのみ検出可能である ことを示唆している。非−免疫血清を使用した場合は、シグナルは検出されなか った。 図4Bにおいて、2次元電気泳動後のウェスタン・ブロッティングに依る分析 が示されている。上述したようにして抽出物を調製し、次に、オ・ファレル(O' Farrell)他,Cell 12: 1133-1142(1977)に従い、第1次元におけるpH5.0 −8.0のライト・パーツの両性電解質勾配と、pH3.0−10.0の2パー ツの両性電解質勾配と、その後の第2次元に於ける還元条件下での10%SDS PAGEを使用して分離し、その後、ニトロセルロースメンブレンヘトランス ファーした。脳全抽出物はパネル1であり、膜抽出物はパネル2である。ここで も、前述したように作成した血清を使用し、その後、アルカリホスファターゼで 標識化した抗−マウスIgGを使用した。酵素の基質は、5−ブロモ−4−クロ ロ−3−インドリルホスフェートと、ニトロブルーテトラゾリウムクロリドであ った。 図4Bは、全抽出物において60と63−66kDaの分子量で、pIが6. 9と6.8であるものを確認している。膜画分は、一つの成分(63−66kD a,pI6.8)を示した。例8 プリオンが上述した同定された分子に結合するか否かを判定することが 重要な実験であった。これを判断するために、上述した脳全抽出物を、30%, 45%及び55%硫酸アンモニウムで順番に沈殿させた。ペレットを溶解させ、 SDS−PAGEにかけ、次に、ニトロセルロースメンブレンにトランスファー した。次に、抗−プリオンウサギ血清、又は、前述したペプチドに対する血清の いずれかを使用してウェスタン・ブロットを行った。メンブレンを、増強化学発 光を使用して現像し、X線フィルムに露光した(図5の奇数番号のレーンは抗− プリオンウサギ血清の効果を示し、これに対して、偶数番号のレーンは抗−相補 的ペプチド抗血清の効果を示している)。プリオンタンパク質は、30%フラク ション(レーン5)に存在し、そして相補的タンパク質は55%フラクション( レーン2)に存在したことが理解されるであろう。レーン2は、又、45と55 %飽和硫酸アンモニウムの間で沈殿したフラクションが、相補的プリオンペプチ ドに対する抗血清と反応するタンパク質の両方の形態のものを含んでいたことも 示している。レーン1と同様、45−55%フラクションにはプリオンタンパク 質は見つからなかった。レーン5に示されるフラクションは、抗−相補的ペプチ ド抗血清と反応する物質を含んでいなかった。30%フラクションを、電気泳動 によって分離された55%フラクションからのタンパク質とインキュベートした ところ、63−66kDaの分子量で、ウサギ抗−プリオン抗血清との検出可能 な反応があった。レーン3を参照。これは、正常プリオンタンパク質、即ち、P rPcが前述の分子のより重い形状のもの、即ち、膜において見つかったもの、 に結合することを示している。反対に、55%フラクションを電気泳動によって 分離された30%フラクションのタンパク質とインキュベートした時には(レー ン6)、抗−相補的ペプチド抗体の結合が見られ、この結合は、30−33kD aに於ける、三つの公知のプリオンアイソフォームに対するものであった。従っ て、レセプタータンパク質は、これらのアッセイにおいてプリオンと結合するこ とができた。これらのアッセイを、オーバーレイ・アッセイと称する。具体的に は、最初のものにおいて、可溶化した30%フラクション(20mM Tris ・HCl pH7.4,120mM NaCl, 0.05% Tween)を、SDS−PAGEにかけた55%フラクションの ブロットと共にインキュベートした。次に、同じ溶液、但し、55%フラクショ ンを使用したもの、を30%フラクションのブロットに適用した。 上記諸例は、PrPに見られるペプチドに対して相補的なペプチドを示すもの である。PrPペプチドは、公知であり、神経毒性であることが知られている。 配列番号1に示す本発明のペプチドを、神経細胞を同定するのに使用可能な抗体 を開発するのに使用した。というのは、この抗血清の標的は特異的に神経細胞で あるからである。 そのアミノ酸配列の一部として配列番号1を有することが可能で、SDS−P AGEによる測定で約55キロダルトンないし約72キロダルトンの分子量を有 する、単離、PrP結合タンパク質とも称される、単離アンチ−PrPタンパク 質も本発明の一部を構成するものである。これらのタンパク質は、そのPrPに 結合する能力により、診断用として有用である。 既に示したように、単離55−72kDタンパク質は、サンプル中のPrPを 判定するのに使用することができる。この方法は、サンプルを55−72kDタ ンパク質と接触させてこれらの間の複合体を形成させ、その後この形成された複 合体を検出するものである。55−72kDタンパク質は、ビーズ、カラムガラ ス管壁、等に固定化することが可能であるが、必ずしもそうする必要はない。固 定化しない場合は、溶液中に複合体が形成した際、これらは、ゲル上での移動パ ターンの観察、あるいは、当該技術において公知の標準的方法のいずれかによっ て判定することができる。又、すべての単離タンパク質は、発色団、125I等の 放射性標識、酵素、あるいは結合の判定に使用されるその他のいずれかの標準式 標識等によって標識化することできる。サンプル中に於けるPrPの存在は、前 述したもののようなプリオン関連疾患の存在又はそのような疾患への疾病素質を 示すことができる。これらの診断アッセイ及びシステムは、動物の管理、獣医療 、そして、もちろん、ヒトの疾病および/又は一般的診断アッ セイにおいて利用することができる。 前述したように、本発明のペプチドは、それ自身診断方法において、又は免疫 原として利用可能である。後者の場合、キーホールリムペット ヘモシアニン、 ウシ血清アルブミン、あるいは、小さなペプチドを「ハプテン化」するのに使用 されるすべての標準的物質等の担体に結合させることができる。その結果得られ る、配列番号1を有する複合体、又は、そのペプチド自身は、アジュバント等と 共に、免疫原性組成物の中に調剤することができる。前述したように、本発明の ペプチドによる免疫化後作成された抗体は、例えば、抗血清の形態中において、 ポリクローナルのものであってもよく、又は標準的技術を用いて調製したモノク ローナルのものであってもよく、アンチ−PrPタンパク質を有する神経細胞を 検出するのに使用することができる。 更に、“GST−プリオン”等の、第1のタンパク質とプリオンタンパク質と の融合タンパク質を作ることが可能であることも分かっている。これらの融合タ ンパク質は、アンチ−プリオンペプチド及びタンパク質、レセプター、等に対す るアッセイを行うのにも利用できる。 本発明のその他の側面は、当業者にとって明らかであろう。従って、ここでは 繰り返す必要はない。 ここに使用した用語及び表現は、限定の用語としてではなく記載の用語として 使用されたものであり、これらの用語及び表現を使用するに当たって、ここに図 示及び記載した特徴構成のいかなる均等物又はそれらの一部を除外する意図は無 く、様々な改変も本発明の範囲内において可能であると認識される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C12N 15/09 ZNA C12Q 1/00 C12Q 1/00 G01N 33/53 D G01N 33/53 33/577 B 33/577 C12P 21/08 // C12P 21/08 C12N 15/00 ZNAA (72)発明者 デ・ソウザ,サンドロ,ジェイ ブラジル国 エスピー 01509−010 サ ン・パウロ ルア・プロフ・アントニオ・ プルデンテ 109/4エイ (72)発明者 マルティンス,ヴィルマ,アール ブラジル国 エスピー 01509−010 サ ン・パウロ ルア・プロフ・アントニオ・ プルデンテ 109/4エイ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. SDS−PAGEによる測定で約55キロダルトンないし約72キロダル トンの分子量を有する、プリオンタンパク質に結合する単離タンパク質。 2. 配列番号1のアミノ酸配列を有する、請求項1の単離タンパク質。 3. 配列番号1のアミノ酸配列から成る単離ペプチド。 4. 担体に複合体化された請求項3の単離ペプチドからなる免疫原性複合体。 5. 前記担体はキーホールリムペットヘモシアニンである、請求項4の免疫原 性複合体。 6. 請求項3の単離ペプチドとアジュバントとを有する免疫原性組成物。 7. 請求項4の複合体とアジュバントとを有する免疫原性組成物。 8. 宿主動物を請求項3の単離ペプチドによって免疫化し、そこから抗血清を 分離することによって作られる、その表面上にアンチPrPタンパク質を提示す る神経細胞を同定するのに有用な抗血清。 9. 宿主動物を請求項4の免疫原性複合体によって免疫化し、そこから抗血清 を分離することによって作られる、その表面上にアンチPrPタンパク質を提示 する神経細胞を同定するのに有用な抗血清。 10.請求項1の単離タンパク質に特異的に結合するモノクローナル抗体。 11.サンプル中におけるプリオンタンパク質の判定として、サンプルを請求項 1の単離タンパク質と接触させ、前記単離タンパク質と前記プリオンタンパク質 との複合体の形成を判定することからなる、サンプル中に於けるプリオンタンパ ク質を判定する方法。 12.サンプル中におけるプリオンタンパク質の判定として、サンプルを請求項 3の単離ペプチドと接触させ、前記単離ペプチドと前記プリオンタンパク質との 複合体の形成を判定することからなる、サンプル中に於けるプリオンタンパク質 を判定する方法。 13.サンプル中におけるアンチプリオンタンパク質の判定として、サンプルと 請求項3の抗血清を接触させ、複合体の形成を判定することからなる、サンプル 中に於けるアンチプリオンタンパク質を判定する方法。 14.サンプル中におけるアンチプリオンタンパク質の測定として、サンプルと 請求項4の抗血清を接触させ、複合体の形成を判定することからなる、サンプル 中に於けるアンチプリオンタンパク質を判定する方法。
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