JPH11503938A

JPH11503938A - 小瓶ホルダ

Info

Publication number: JPH11503938A
Application number: JP53184396A
Authority: JP
Inventors: オングホリー; シュミッドポール; ウッドクリフ; ジーブラジンデイヴィッド
Original assignee: Berlex Laboratories Inc
Current assignee: Berlex Laboratories Inc
Priority date: 1995-04-17
Filing date: 1996-04-17
Publication date: 1999-04-06
Also published as: PL322826A1; EP0821578A1; WO1996032917A1; MX9707898A; US5669502A; CA2218248A1; AU706108B2; NO974781D0; CZ327797A3; NO974781L; AU5548296A

Abstract

(57)【要約】小瓶が容易に充填され、小瓶を固く保持し、さらに小瓶を単純な形式で取り外すことができる小瓶ホルダが提供されている。また、小瓶ホルダは、２つの小瓶を同時に固く保持するために２つの小瓶保持区分を有している。

Description

【発明の詳細な説明】小瓶ホルダ本発明は、薬剤を投与する場合に使用されるような小さな小瓶を保持するための装置に関する。特に、本発明は、小瓶から注射器への流体の抜取りおよび／または注射器から小瓶への流体の導入を容易にするための小瓶ホルダに関する。注射器を介する薬剤の注入は、医療専門職においては日常的な出来事である。一般的に、一回量の薬剤が入った小瓶が一方の手に持たれ、注射器が他方の手に持たれる。小瓶の口を被覆しているセプタムを貫通して注射針を挿入し、たとえば注射器のプランジャを引き出すことによって、小瓶から注射器へ流体を抜き取ることができる。この汎用の技術に関連した危険性は容易に明らかである。小瓶を手に持っているときには、セプタムを貫通して針を挿入する試みにより、特により小さな医用小瓶、たとえば３ｃｃ小瓶が使用される場合には、意図したマークを針が逸脱して使用者を負傷させしまうおそれがある。ウイルス感染のおそれが増大しているので、注射器によるこのような偶発的な負傷は、医療分野においては重要な関心事である。また、糖尿病などの患者に、医療専門職を継続的に訪問する必要なしにできるだけ通常の生活を送らせようとする努力において、薬剤を自己投与のための形式で利用できるようにすることが益々一般的になっている。このような場合、患者には薬剤の小瓶と、小瓶から薬剤を抜き取りこの後注射により薬品を自己投与するためのための注射器とが提供される。このような自己投与処方を利用した多くの患者は、小瓶、たとえば５ｃｃおよび３ｃｃの小瓶を取り扱う場合および注射器に充填して薬剤を投与するのに必要な手先仕事を行う場合に著しい困難を経験している。このような困難は、たとえば患者が苦痛を受けている特定の病気または高齢による、低減した器用さまたは弱い視力により生じる。このような患者を補助するために、小瓶の取扱いおよび小瓶との注射器の整合を容易にして、これにより薬剤の抜取りおよび投与を簡便にするような小瓶ホルダ装置が開発されてきた。テトロールト（Tetreault）（米国特許第５２４７９７２号明細書）は、流体試料をボトルから抜き取り易くするために、皮下注射器用の整合ガイド装置を開示している。この装置は、管状のハウジングと、この管状のハウジング内に位置決めされた内部管とから成っている。内部管の一方の端部は、フランジと、このフランジから延びた取付けエレメントを有している。取付けエレメントは溝を有しており、この溝に皮下注射器のフランジを取り付けることができる。内部管には、他方の端部にフィンガ状の突起が設けられており、この突起は、面取りされた先端部と、液体の入ったボトルにスナップ嵌め形式で係合するための凹所とを有している。管状のハウジングには、内部管内に位置決めされた注射器の明視化を高めるために、このハウジングの外面と一体的なルーペが設けられており、これにより、ボトルからの特定量の液体の抜取りの精度を高める。ヘッジス（Hedges）（米国特許第５２４００４７号明細書）は、単一の一体針ガイド・ボトルホルダ装置を開示している。この装置のボトルホルダ部は、円筒状であり、ボトルホルダ部に位置決めされたボトルを明視化するために、このボトルホルダ部の全長に亘って延びたスロットを有している。装置のこの部分の壁は、十分な弾性を有しているので、これらの壁は、ボトルがボトルホルダ部に嵌め込まれるときにスライド可能に拡開することができ、小瓶とボトルホルダ部との間に良好な摩擦ばめを提供する。さらに、この装置は、注射器ガイド部を有しており、この注射器ガイド部も円筒状であるが、ボトルホルダ部よりも直径が小さい。ボトルホルダ部と注射器ガイド部との間に結合チャネルが設けられているので、注射器が注射器ガイド部に位置決めされているときには、針が、結合チャネルを貫通して延びかつ小瓶のキャップを貫通して小瓶内に突入することができる。別の注射器および小瓶ホルダが、スローン（Sloan ）（米国特許第４４７５９１５号明細書）によって示されている。この装置は、小瓶を収容するためのトラフ状区分を有している。トラフ状区分に隣接して壁部材が位置決めされており、この壁部材には、注射器を支持しかつ注射針をトラフ状区分に突入させるために開口が設けられており、トラフ状区分において注射針が、このトラフ状区分に収容された小瓶に突入することができる。さらに、壁部材から間隔を置かれた、注射器を収容しかつ支持するための開口を供えた載置部材が設けられている。従来の装置は、しばしば小瓶からの液体の抜取り時に注射器および小瓶を操作し易くするが、これらの装置は、小瓶を装置内に十分かつ安全に保持せず、また使用済みの小瓶の容易な取出しを可能にしない。したがって、小瓶を容易に充填することができ、流体の移し時に小瓶の固い保持を提供し、空の小瓶を小瓶ホルダから迅速かつ容易な取出しを可能にするような小瓶ホルダに対する要求が未だに存在する。さらに、従来の装置は、２つの別個の小瓶を固く保持するための手段を提供しない。薬剤の準備は、第１の小瓶から希釈剤を抜き取り、たとえば希釈剤中に溶解したい親液性粉体等の固体薬剤が入った第２の小瓶に希釈剤を注入することによって行われる。次いで、合成された混合物は投与するために第２の小瓶から抜き取ることができる。単一小瓶ホルダ装置は、薬剤を完全に調剤してこの薬剤を投与するために、小瓶の交換を含む複数の操作ステップを必要とする。付加的な操作ステップは、注射器による負傷の危険性を増大し、視力の弱いおよび／または器用さが制限された患者が経験する困難を増大させる。したがって、本発明の課題は、小瓶が容易に充填され、小瓶を固く保持し、小瓶が単純な形式で解放されるような小瓶ホルダを提供することである。別の課題は、２つの小瓶を同時に固く保持することができる小瓶ホルダを提供することである。明細書および請求項２以下をさらに考慮することにより、本発明の別の課題をおよび利点が当業者に明らかになる。本発明の実施例に基づき、これらの課題は、小瓶ホルダにおいて、有利にはほぼ円筒状のハンドル部が設けられており、このハンドル部が、長手方向軸線と、第１および第２の端部とを有しており、ハンドル部の少なくとも第１の端部に壁部材が設けられており、ハンドル部の第１の端部に取り付けられた中空の小瓶保持区分が設けられており、この小瓶保持区分が、長手方向軸線と、ほぼ円筒状の内壁と、ハンドル部の第１の端部に隣接した第１の開口端部と、第２の開口端部とを有しており、小瓶区分に位置決めされるときに、小瓶が小瓶保持区分の第２の開口端部を通過するのを防止するための少なくとも１つの保持手段が設けられており、小瓶保持区分が、この小瓶保持区分の長手方向軸線がハンドル部の長手方向軸線とほぼ整合する第１の位置と、小瓶保持区分の長手方向軸線がハンドル部の長手方向軸線からずらされて、小瓶の導入のために小瓶保持区分の中空内部にアクセスを提供する第２の位置との間で移動可能であることを特徴とする小瓶ホルダによって達成された。小瓶の位置決めを助成するために、小瓶保持区分には、この小瓶保持区分の内壁に位置決めされた複数の整合部材が設けられていることができる。また、第２の小瓶の保持を提供するために、前記実施例にはさらに、整合エレメントおよび少なくとも１つの保持手段を供えた、ハンドル部の第２の端部に取り付けられた第２の可動な小瓶保持区分が設けられていることができる。このような場合には、ハンドル部の第２の端部にも壁部材が設けられている。別の実施例に基づき、本発明の課題は、小瓶ホルダにおいて、有利にはほぼ円筒状のハウジングが設けられており、このハウジングが、ハンドル部と、中空の小瓶保持区分と、長手方向軸線とを有しており、ハウジングの一方の端部に小瓶保持区分が位置決めされており、この小瓶保持区分が、ほぼ円筒状の内壁と、第１の端部と、第２の端部とを有しており、小瓶保持区分内に位置決めされるときに、小瓶が第２の開口端部を通過するのを防止するための少なくとも１つの保持手段が設けられており、ハウジングの外壁にドアが設けられており、このドアが、ヒンジによってハウジングに結合されており、ドアが開放位置を占めているときには、小瓶の導入のために小瓶保持区分の内部にアクセスが提供されるようになっており、ドアが閉鎖位置を占めているときに小瓶保持区分をハンドル部から分離させる保持壁部材が設けられており、小瓶保持区分の第２の開口端部と保持壁部材との間に小瓶保持領域が規定されていることを特徴とする小瓶ホルダによって解決された。第１実施例のように、小瓶ホルダのこの実施例は、小瓶を小瓶保持区分内に整合させるために、小瓶保持区分の内壁に位置決めされた複数の整合部材を有していることもできる。さらに、この第２実施例には、ハンドル部の他方の端部に位置決めされた、固有の整合エレメントと少なくとも１つの保持手段とを供えた第２の小瓶保持区分が設けられていることもできる。このような場合には、第２の小瓶保持区分とハンドル部とを分離させ、これにより第２の小瓶保持領域を規定している第２の保持壁部材が設けられている。上に示した第１実施例では、小瓶保持区分はハンドル部に可動に取り付けられている。小瓶保持区分内への小瓶の充填時には、小瓶保持区分の長手方向軸線がハンドルの長手方向軸線からずらされ、これにより、小瓶保持区分の中空内部へのアクセスを提供する。この開放位置では、小瓶は小瓶保持区分内に容易に挿入することができる。小瓶は、小瓶保持区分の第１の開口端部を通って導入される。薬剤が入った典型的な小瓶は、所定の直径を有する底部領域と、直径がより小さな小瓶ヘッド部とを有しており、この底部領域と小瓶ヘッド部とを結合した肩領域を備えている。小瓶の口は、注射針によって穿刺されることができる弾性的なシールまたはセプタムによってシールされている。無菌性を維持するために、通常シールが、小瓶の口を覆うように設けられており、弾性的なシールまたはセプタムを被覆しながらこれらの汚染を回避している。整合部材は、小瓶の長手方向軸線を小瓶保持区分の長手方向軸線とほぼ整合させるのに役立つ。小瓶保持区分の第２の開口端部からの小瓶の通過は、少なくとも１つの保持手段によって回避される。この少なくとも１つの保持手段が、小瓶保持区分の第２の開口端部に隣接して位置していて、小瓶の肩部に係合すると有利である。その結果、小瓶ヘッド部が、小瓶保持区分の第２の開口端部を貫通して小瓶ホルダ装置から突出する。小瓶が位置決めされると、内部に小瓶を収容した小瓶保持区分は、小瓶保持区分および小瓶の長手方向軸線がハンドル部の長手方向軸線とほぼ整合する閉鎖位置へ戻り移動することができる。この位置では、小瓶が、少なくとも１つの保持手段と、ハンドル部の第１の端部の壁部材との間に適切に保持される。ハンドル部を持つことによって、使用者は、小瓶保持区分の開口端部を通じて注射針を挿入することができ、また、小瓶から注射器への流体の抜取りまたは注射器から小瓶への流体の注入を可能にするために弾性的なシールまたはセプタムを貫通することができる。ハンドル部は小瓶自体よりも著しく大きくかつ握り易いので、小瓶と注射器との間での流体の移動を行うのが著しく容易である。また、小瓶自体は使用者の手に握られないので、注射針による負傷の危険性が低減する。さらに、上に示したように小瓶のヘッド部および口が小瓶保持区分の第２の開口端部を貫通して延びているときには、使用者は、セプタムを被覆した無菌シールの取外しを、小瓶が小瓶ホルダ内に充填された後まで遅延させることができる。したがって、無菌シールは、小瓶のセプタムを貫通して注射針を挿入する直前に取り外すことができる。これにより、無菌シールを取り外した後に小瓶を手で扱う必要がなくなり、汚染の危険性を低減する。小瓶を小瓶ホルダから取り外すために、使用者は、小瓶保持区分をこの小瓶保持区分の長手方向軸線がハンドル部の長手方向軸線からずれている位置にまで戻すだけでよい。次いで、小瓶は、重力によって、または小瓶保持区分の第２の開口端部を介して小瓶の頂部を押圧することによって容易に解放される。概して整合部材は、小瓶の長手方向軸線が小瓶保持区分の長手方向軸線にほぼ整合するように小瓶に係合して小瓶を整合させるようなあらゆる構造的な特徴を有している。小瓶の口は、注射針がセプタムを貫通することができるように、小瓶保持区分の第２の開口端部を介して容易にアクセス可能であると有利である。特に、整合手段は、小瓶保持区分の内壁から延びたあらゆるタイプの表面突起であり、上に述べた形式で小瓶を整合させることができる。整合部材は、小瓶保持区分内での半径方向の動きを阻止することによって、小瓶を固く保持するのに役立つと有利である。有利な実施例では、各整合部材は位置決め羽根の形状を成している。これらの位置決め羽根は、小瓶保持区分の内壁から延びており、小瓶保持区分の長手方向軸線とほぼ平行な長手方向軸線を有している。少なくとも１つの保持手段に関していえば、この構造は、小瓶の頂部に係合し、これにより小瓶が小瓶保持区分の第２の開口端部を通過するのを防止するようなあらゆるエレメントであることができる。保持手段は、注射針のための小瓶セプタムへの容易なアクセスを提供するために、小瓶の口と第２の開口端部とを整合させるのに役立つと有利である。有利な実施例に基づき、保持手段は、小瓶保持区分の内壁から延びた突起またはタブであり、これらの突起またはタブは、整合部材として使用されている各位置決め羽根の端部に位置している。タブは、小瓶の口が小瓶保持区分の第２の開口端部を通過することができかつタブが小瓶の肩部に係合するような長さであると有利である。開放位置と閉鎖位置との間の小瓶保持区分の移動は、当該分野で公知の様々な機構によって達成することができる。有利な実施例に基づき、小瓶保持区分は、ハンドル部の第１の端部に旋回ヒンジを介して取り付けられている。小瓶保持区分は、旋回ヒンジを中心にして旋回可能であり、これにより小瓶保持区分の長手方向軸線がハンドル部の長手方向軸線とほぼ整合する第１の閉鎖位置から、小瓶保持区分の長手方向軸線がハンドル部の長手方向軸線とほぼ並行である第２の開放位置へ移動することができる。さらに、小瓶保持区分には、小瓶保持区分の軸線がハンドル部の軸線と整合しているときに小瓶保持区分が閉鎖位置にロックされるように、ロックエレメントが設けられていると有利である。これにより、ハンドル部に対する小瓶保持区分の移動を阻止することによって、注射針を小瓶セプタムに貫通させるときに、取扱いが容易になる。上に示した第２の実施例では、ハンドル部に対する小瓶保持区分の移動によって小瓶保持区分の内部へのアクセスを提供する代わりに、小瓶ホルダにはドアが設けられており、このドアは、開放時に使用者に小瓶保持区分内部へのアクセスを提供する。前記実施例のように、小瓶保持区分には、小瓶の長手方向軸線をハンドル部の長手方向軸線に整合させるための整合部材が設けられていることができる。小瓶保持区分は、小瓶が小瓶保持区分の第２の開口端部を通過するのを防止するために、少なくとも１つの保持手段をも有している。整合部材は、小瓶保持区分の内壁に沿った位置決め羽根であると有利である。少なくとも１つの保持手段は、各位置決め羽根の端部に１つが位置決めされた、複数のタブまたは突起であると有利であり、これらの保持手段は、小瓶の肩部に係合して小瓶が小瓶保持区分を通過するのを防止するが、ただし小瓶の口を開口端部から突出させる。小瓶を第２実施例の小瓶保持区分に固く保持するために、小瓶ホルダには保持壁部材が設けられている。小瓶が小瓶保持区分に位置決めされかつドアが閉鎖されているときには、小瓶が、少なくとも１つの保持手段と保持壁部材との間に保持される。ドアが、小瓶保持区分の下方でハンドル部に位置決めされており、壁部材が、ドアにこのドアの内面、すなわち、ハウジングの内部に面した面で取り付けられていると有利である。さらに、小瓶保持区分の第１の端部は開放している。したがって、ドアが開放されているときには、小瓶は、小瓶保持区分の第１の開口端部を通って小瓶保持区分内に挿入することができる。小瓶が小瓶保持区分に位置決めされ、引き続きドアが閉鎖されると、ドアに取り付けられた壁が、小瓶を小瓶保持区分内で所定の位置に固く保持するために少なくとも１つの保持手段と協働する。上に示した特徴に加えて、小瓶ホルダの両実施例は、小瓶保持区分内における小瓶の保持を容易にし、小瓶の充填を容易にし、平面に置かれたときに小瓶ホルダを安定させ、かつ小瓶の明視化を高めるために更に変更することができる。たとえば、小瓶の明視化を高めるために、小瓶ホルダの端部における小瓶保持区分は、透明な材料、たとえばガラスまたはプラスチックから形成されることができる。択一的にまたは透明な小瓶保持区分に加えて、この区分には、小瓶保持区分の構造の一部としてルーペが設けられていることもできる。小瓶を保持する小瓶ホルダの部分を透明にし、かつ／またはこの部分にルーペを設けることによって、使用者は、液体の小瓶への注入または小瓶からの抜取りを観察することができる。したがって、たとえば、固体薬剤を溶解するために、固体薬剤の入った小瓶内に液体を導入しようとするならば、使用者は、透明なハウジングおよび／またはルーペを介して、小瓶への希釈剤の導入を見ることができ、また固体薬剤の溶解を観察することができる。また、３ｃｃの小瓶のような小容量の小瓶の場合には、ルーペが小瓶のラベルを読み易くし、これにより、視力の弱い患者が小瓶の内容を判別するのに役見つ。小瓶保持区分には、１つまたは複数の弾性的なばね部材が設けられていることもでき、このばね部材は、小瓶が小瓶保持区分に位置決めされているときに小瓶の外側に圧力を加え、これにより、小瓶保持区分内での小瓶の圧縮ばめまたは摩擦ばめを提供する。したがって、たとえば第１実施例において小瓶保持区分が開放位置を占めていてかつ小瓶がもはや少なくとも１つの保持手段と壁部材との間で固く保持されていないときには、ばねエレメントが、小瓶保持区分内での小瓶の摩擦ばめを維持することができ、これにより、小瓶が脱落するのを回避する。ばねエレメントは圧縮ばめまたは摩擦ばめによってしか小瓶を保持していないので、小瓶は相変わらず、小瓶保持区分の第２の開口端部を介して小瓶の口を押圧することによって、小瓶保持区分から容易に取り外すことができる。第２実施例では、壁部材がドアに取り付けられていてドアが開放されており、これにより小瓶が少なくとも１つの保持手段と壁部材との間で固く保持されるのを妨げているときには、ばね部材が、小瓶保持区分内に小瓶を保持するための同様の摩擦ばめを提供することができる。小瓶保持区分内への小瓶の導入を助成するために、小瓶ホルダにはチャネル構造を設けることができる。したがって、チャネルに沿って小瓶を滑動させることによって、小瓶の充填が単純化される。上に示した第１実施例では、チャネル構造はハンドル部の外面に設けることができるので、小瓶保持区分が開放位置を占めているときには、小瓶は、小瓶の口が小瓶保持区分の内部の方向を向くように配置することができる。チャネルに沿って小瓶を滑動させて小瓶を小瓶保持区分に充填し、この小瓶保持区分においては、少なくとも１つの保持手段が小瓶に係合し、これにより、小瓶が開口端部から脱出するのを防止する。上に示した第２実施例では、管状のハウジング内部に同様のチャネル手段を設けることができる。したがって、たとえば壁部材が結合されたドアが開放しているときには、小瓶は小瓶の口が小瓶保持区分に向くように小瓶ホルダ内で内部チャネル上に配置することができる。小瓶保持区分に向かって小瓶を滑動させることによって小瓶が充填され、少なくとも１つの保持手段が小瓶に係合して、開口端部からの脱出を防止する。小瓶ホルダの外面全体がほぼ円筒状であり、これにより小瓶の掴みを容易にすると有利であるが、外面の一部には安定形状を設けることができ、この安定形状により小瓶ホルダを転動することなしに平面に載置することができる。たとえば、外面の一部は、平面または凹面であることができるので、平面に載置されたときには、平面または凹面が小瓶ホルダが転動するのを防止する。この安定効果は、使用者が長時間小瓶を掴んでいることができない場合に特に有利である。特に有利な変化実施例の場合、上に示した第１実施例には、ハンドル部および小瓶保持区分の外面に凹状チャネルが設けられている。この場合、小瓶保持区分が閉鎖位置を占めているときには、小瓶保持区分の凹状のチャネルがハンドル部の凹状のチャネルに整合している。この凹状の構造は、安定化構造をも提供するので、小瓶ホルダが平面に置かれているときには、小瓶ホルダは転動を防止される。反対に、小瓶保持区分が開放位置を占めているときには、ハンドル部の凹状のチャネルは小瓶の充填を容易にするためのチャネル構造を提供する。また、小瓶ホルダの外面に設けられた凹状のチャネルは、親指あてを提供することによって小瓶ホルダを掴み易くしている。本発明の別の観点に基づき、小瓶ホルダはキットの一部を形成していることができる。このようなキットは、たとえば、本発明に基づく小瓶ホルダと、１つまたは複数の小瓶と、１つまたは複数の注射器とを関連して有している。１つまたは複数の小瓶は、使用の準備がなされた薬剤、または少なくとも１つの薬剤の小瓶および少なくとも１つの希釈剤の別の小瓶を含んでいることができるか、または空の小瓶を含んでいて、ひいては小瓶ホルダの取扱いおよび操作に関して潜在的な使用者を訓練するために使用することができる。さらに詳述することなしに、当業者は前記説明を用いて本発明を最大限に利用することができる。したがって、以下の有利な特定の実施例は、単に実例として、また開示の残りを制限しないものとして解釈されるべきである。前記実施例および以下の実施例では、全ての温度は修正されずに摂氏で示されており、別な方法で示されていないならば、全ての割合および率は重量で示されている。上におよび以下に引用した全出願明細書、特許明細書および出版物の全記述は、ここでは参考のために用いられている。図面の簡単な説明本発明の様々な別の課題、特徴および付随した利点は、添付の図面を参照して考慮されたときにより良く理解されるにしたがって、より完全に認識されるだろう。図面中同一または類似の部材は同一の符号で示した。第１Ａ図および第１Ｂ図は、本発明による小瓶ホルダの第１実施例を示す図である。第２Ａ図および第２Ｂ図は、小瓶ホルダの別の特徴を示す図である。第３図は、小瓶ホルダの操作を示す図である。第４Ａ図および第４Ｂ図は、小瓶ホルダの別の実施例を示す図である。発明の詳細な説明第１Ａ図および第１Ｂ図には、本発明の第１実施例に基づく小瓶ホルダ１が示されている。第１Ａ図は小瓶ホルダの正面図を示しており、第１Ｂ図は背面図を示している。第１Ａ図および第１Ｂ図に示された実施例は、ハンドル部３の両端部に小瓶保持区分２を有している。上側の小瓶保持区分の第２開口端部を介して判るように、小瓶保持区分の内面はほぼ円筒状であり、この内面に沿ってたとえば３つまたは４つの位置決め羽根が設けられている。第２Ｂ図に示したように、小瓶保持区分の第２の開口端部に隣接した位置決め羽根の端部に、突起またはタブ５が設けられており、これらの突起またはタブ５は、小瓶が開口端部を通過するのを防止するための保持手段である。小瓶保持区分の前面にはルーペ６が設けられているので、小瓶が小瓶保持区分内に位置決めされているときには液体の小瓶への移しおよび小瓶からの移しが使用者によって容易に観察される。また、小瓶保持区分２自体は、この小瓶保持区分に位置決めされた小瓶を使用者が見ることができるように透明な材料から形成されていると有利である。適当な材料は、たとえばガラス、およびポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート（PET）、たとえばEastman PETG ＃６７５３、またはポリスルホン等の透明なプラスチックである。ハンドル部は、透明または不透明な材料から形成することができる。さらに、ハンドル部の外面には、使用者が小瓶ホルダを掴み易くするために型押模様を設けることができる。必要であれば、小瓶ホルダを製造するために選択された材料は、滅菌処理に耐えるように化学的に耐性および／または耐熱性であることができる。小瓶ホルダは、射出成形等の公知技術に基づき、別個の部材を音波溶接するかまたはスナップ係合して製造することができる。ルーペからロックタブ７が延びている。ロックタブ７は、ハンドル部に面した面から延びた突起を有している。ハンドル部３には、ロックタブから延びた突起とスナップ嵌め形式で係合することができる切欠きが設けられている。第１Ａ図および第１Ｂ図に示した実施例では、小瓶保持区分は、一体成形された旋回ピン８によってハンドル部に旋回可能に取り付けられている（第２図参照）。旋回可能な取付は、スナップ嵌め形式等の様々な手段によって行うことができる。旋回ピンは、ハンドル部に設けられた収容部、たとえば中実なハンドル部に設けられた円筒状のポケット内に延びている。ピンは、ピンの切欠きに突入したまたはピンを収容した突起によって収容部内に保持されているので、ピンは収容部内で回転自在であることができる。したがって、容易なねじり運動によって、または持ち上げられたルーペまたはロックタブにハンドル部の長手方向軸線に対して垂直な方向で圧力を加えることによって、小瓶保持区分は第１Ｂ図に矢印で示したように開放位置へ回転することができる。この開放位置では、小瓶を小瓶保持区分の第１の開口端部内に導入することができる。小瓶保持区分内への小瓶の移動は、小瓶保持区分の第２の開口端部に隣接した保持手段５が小瓶の肩に係合することによって最終的に終了する。ハンドル部の端部には壁部材９が設けられているので、小瓶を収容した小瓶保持区分を第１Ａ図に示した閉鎖およびロック位置へ旋回させることによって、小瓶は、小瓶の肩に係合した保持手段とハンドル部の壁部材との間で小瓶保持区分内に固く保持される。さらに、手の中により快適に掴まれるように小瓶ホルダに重量を加えるために、ハンドル部が中実であると有利である。小瓶ホルダの背面には、平面に置かれたときに小瓶ホルダが転動するのを防止するために安定化構造として働く、平面１０ａ（第１Ａ図および第１Ｂ図参照）または凹面１０ｂ（第２Ａ図参照）が設けられている。また、この構造は、小瓶保持区分へ小瓶を充填し易くするためのチャネルとして機能することができる。第３図は、小瓶ホルダのこの実施例の操作を示している。まず、小瓶ホルダのハンドル部の各端部に設けられた小瓶保持区分は閉鎖位置を占めている。小瓶保持区分の一方を旋回ヒンジを中心に旋回させることによって、小瓶保持区分は、小瓶保持区分の長手方向軸線がハンドル部の長手方向軸線とほぼ平行でありひいては小瓶保持区分の内部がハンドル部の背面に設けられたチャネル構造と整合するような位置に移動させられる。チャネル構造に沿って小瓶を滑動させることによって、小瓶は、保持手段に係合するまで小瓶保持区分内に挿入される。次いで、充填された小瓶保持区分は、旋回ヒンジを中心にして再び旋回させられて閉鎖位置へ戻され、この場合、ロックタブの突起が、ハンドル部の前面に設けられた切欠きに係合する。次いで、他方の小瓶保持区分のために前記ステップが繰り返され、その結果、各小瓶保持区分が小瓶を固く保持する。次いで、汚染を回避するために小瓶のセプタムを被覆していた安全キャップを、セプタムを貫通して注射針を導入するために取り外すことができる。最後に、小瓶ホルダが手に持たれていないときには、ハンドル部の背面に設けられた平らなまたは凹状の構造と小瓶保持区分とが、小瓶ホルダの転動を防止するための安定化手段を提供する。第４Ａ図および第４Ｂ図には、本発明に基づく小瓶ホルダ１の第２実施例が示されている。第４Ａ図および第４Ｂ図に示したように、この実施例にも小瓶ホルダの各端部に１つずつ、２つの小瓶保持区分を設けることができる。この実施例の場合、小瓶保持区分２は、小瓶ホルダの他の部分に対して不動である。この実施例の場合、小瓶保持区分の内部領域へのアクセスは、ヒンジ１２によって取り付けられたドア１１によって提供される。第４Ａ図および第４Ｂ図に示した特定の実施例の場合、ドアはハンドル部３に設けられている。ドア１１が開放しているときに、小瓶は、ハンドル部３の内部に配置され、そこから、開口端部を通過するのを防止しながら、小瓶保持区分に設けられた保持手段５が小瓶に係合するまで小瓶保持区分２内に導入することができる。小瓶保持区分に小瓶を充填し易くするために、小瓶ホルダの内部に溝構造を設けることができる。ハンドル部にドアが設けられたこの特定の実施例の場合、保持壁部材９がドアの内面に取り付けられている。小瓶が小瓶保持区分２に充填されておりかつドアが閉鎖されているときには、壁部材９は、小瓶を固く保持するために保持部材５と相俟って小瓶保持区分に作用する。ドアには、第１Ａ図および第１Ｂ図に示した実施例の場合のロック機構に類似のロック機構を設けることもできるので、たとえばドアが閉鎖位置を占めているときには、ロック機構がスナップ係合形式で小瓶ホルダの外面に係合する。前記両実施例では、注射器を介した流体の小瓶への注入または小瓶からの抜取り時に使用者が小瓶を観察することができるように、小瓶保持区分にルーペ６が設けられている。また、小瓶保持区分の内面には、小瓶が小瓶保持区分に充填されるときに小瓶との摩擦ばめを提供する弾性的なばね部材１３（第２Ｂ図参照）を設けることができる。先行技術は、先行技術で用いられていたものの代わりに、包括的にまたは明確に記述した、本発明の反応体および／または操作条件を用いることによって、同様の成果と共に繰り返されることができる。上の記述より、当業者は、本発明の本質的な特徴を容易に確かめることができ、本発明の思想および範囲から逸脱することなく本発明の様々な変更および修正を行って本発明を様々な使用事例および条件に適応させることができる。

【手続補正書】特許法第１８４条の８第１項【提出日】１９９７年５月６日【補正内容】請求の範囲１．小瓶ホルダにおいて、長手方向軸線と第１の端部と第２の端部とを有するハンドル部（３）が設けられており、該ハンドル部の少なくとも前記第１の端部が、壁部材（９）によって閉鎖されており、前記ハンドル部（３）の前記第１の端部に取り付けられた、中空の内部を有する小瓶保持区分（２）が設けられており、該小瓶保持区分（２）が、長手方向軸線と、ほぼ円筒状の内壁と、前記ハンドル部（３）の前記第１の端部に隣接した第１の開口端部と、第２の開口端部とを有しており、前記小瓶保持区分に位置決めされるときに、小瓶が前記小瓶保持区分（２）の第２の開口端部を通過するのを阻止するための少なくとも１つの保持手段（５）が設けられており、前記ハンドル部（３）の前記壁部材（８，１１）と前記小瓶保持区分（２）とを互いにずらすための手段が設けられており、これにより、小瓶の導入のための前記小瓶保持区分（２）の中空の内部へアクセスが提供されるようになっていることを特徴とする、小瓶ホルダ。２．前記ハンドル部（３）が、ほぼ円筒状である、請求項１記載の小瓶ホルダ。３．前記小瓶保持区分内での小瓶の整合のために、前記小瓶保持区分（２）の前記内壁に位置決めされた複数の整合エレメント（４）が設けられている、請求項１記載の小瓶ホルダ。４．前記複数の整合エレメント（４）が、前記小瓶保持区分（２）の長手方向軸線の方向に延びた複数の位置決め羽根である、請求項３記載の小瓶ホルダ。５．前記小瓶保持区分（２）が、透明である、請求項１記載の小瓶ホルダ。６．前記小瓶保持区分（２）と一体的なルーペ（６）が設けられている、請求項１記載の小瓶ホルダ。７．前記ハンドル部（３）が、該ハンドル部（３）の長手方向軸線の方向に延びた凹面（１０ｂ）を有している、請求項１記載の小瓶ホルダ。８．前記ハンドル部（３）が、該ハンドル部（３）の長手方向軸線の方向に延びた平面（１０ａ）を有している、請求項１記載の小瓶ホルダ。９．前記小瓶保持区分（２）の内壁に取り付けられたばねエレメント（１３）が設けられており、該ばねエレメント（１３）が、前記小瓶保持区分（２）内に位置決めされた小瓶に係合することができるようになっている、請求項１記載の小瓶ホルダ。１０．前記ハンドル部（３）の前記第２の端部に取り付けられた、中空の内部を有する第２の小瓶保持区分（２）が設けられており、前記ハンドル部（３）の前記第２の端部が、第２の壁部材（９）によって閉鎖されており、前記第２の中空の小瓶保持区分（２）が、長手方向軸線と、ほぼ円筒状の内壁と、前記ハンドル部（３）の前記第２の端部に隣接した第１の開口端部と、第２の開口端部とを有しており、前記第２の小瓶保持区分（２）内に位置決めされるときに、小瓶が前記第２の小瓶保持区分（２）の第２の開口端部を通過するのを阻止するための少なくとも１つの付加的な保持手段（５）が設けられており、前記ハンドル部（３）の前記第２の壁部材（９）と前記第２の小瓶保持区分とを互いにずらすための手段が設けられており、これにより、小瓶の導入のために、前記第２の小瓶保持区分（２）の中空の内部にアクセスが提供されるようになっている、請求項１記載の小瓶ホルダ。１１．前記ハンドル部（３）の前記第２の端部に取り付けられた、中空の内部を有する第２の小瓶保持区分（２）が設けられており、前記ハンドル部（３）の前記第２の端部が、第２の壁部材（９）によって閉鎖されており、前記第２の中空の小瓶保持区分（２）が、長手方向軸線と、ほぼ円筒状の内壁と、前記ハンドル部（３）の前記第２の端部に隣接した第１の開口端部と、第２の開口端部とを有しており、前記第２の小瓶保持区分（２）に位置決めされるときに、小瓶が前記第２の小瓶保持区分（２）の第２の開口端部を通過するのを阻止するための少なくとも１つの付加的な保持手段（５）が設けられており、前記ハンドル部（３）の前記第２の壁部材（９）と前記第２の小瓶保持区分（２）とを互いにずらすための手段が設けられており、これにより、小瓶の導入のために、前記第２の小瓶保持区分（２）の中空の内部にアクセスが提供されるようになっている、請求項２記載の小瓶ホルダ。１２．前記小瓶保持区分（２）内での小瓶の整合のために、前記小瓶保持区分（２）の前記内壁に位置決めされた複数の整合エレメント（４）が設けられており、前記第２の小瓶保持区分内における小瓶の整合のために、前記第２の小瓶保持区分（２）の前記内壁に位置決めされた複数の整合エレメントが設けられている、請求項１１記載の小瓶ホルダ。１３．前記ずらすための手段が、前記小瓶保持区分（２）を前記ハンドル部（３）に結合している旋回ヒンジ（８）であって、これにより、前記小瓶保持区分（２）が、前記第１の開口端部を介して前記小瓶保持区分（２）の内部へのアクセスを可能にするように前記ハンドル部（３）に旋回可能に取り付けられている、請求項１記載の小瓶ホルダ。１４．前記ハンドル部（３）の前記第１の端部から延びたロックタブ（７）が設けられており、該ロックタブ（７）が、ロック突起を有しており、前記ハンドル部（３）が、前記ロック突起をスナップ係合形式で収容するために、前記ハンドル部（３）の前記第１の端部に隣接してハンドル部の外面に設けられた切欠きを有している、請求項１３記載の小瓶ホルダ。１５．前記ハンドル部（３）がほぼ円筒状である、請求項１３記載の小瓶ホルダ。１６．前記小瓶保持区分（２）内での小瓶の整合のために、前記小瓶保持区分（２）の前記内壁に位置決めされた複数の整合エレメント（４）が設けられている、請求項１３記載の小瓶ホルダ。１７．前記複数の整合エレメント（４）が、前記小瓶保持区分（２）の長手方向軸線の方向に延びた複数の位置決め羽根である、請求項１６記載の小瓶ホルダ。１８．前記小瓶保持区分（２）が透明である、請求項１３記載の小瓶ホルダ。１９．前記小瓶保持区分（２）と一体的なルーペ（６）が設けられている、請求項１３記載の小瓶ホルダ。２０．前記ハンドル部（３）が、該ハンドル部（３）の前記長手方向軸線の方向に延びた凹面（１０ｂ）を有している、請求項１３記載の小瓶ホルダ。２１．前記ハンドル部（３）が、該ハンドル部（３）の前記長手方向軸線の方向に延びた平面（１０ａ）を有している、請求項１３記載の小瓶ホルダ。２２．前記小瓶保持区分（２）の内壁に取り付けられたばねエレメント（１３）が設けられており、該ばねエレメント（１３）が、前記小瓶保持区分（２）内に位置決めされた小瓶に係合することができるようになっている、請求項１３記載の小瓶ホルダ。２３．前記ハンドル部（３）の前記第２の端部に取り付けられた、中空の内部を有する第２の小瓶保持区分（２）が設けられており、前記ハンドル部（３）の前記第２の端部が、第２の壁部材（９）によって閉鎖されており、前記第２の中空の小瓶保持区分（２）が、長手方向軸線と、ほぼ円筒状の内壁と、前記ハンドル部（３）の前記第２の端部に隣接した第１の開口端部と、第２の開口端部とを有しており、前記第２の小瓶保持区分（２）に位置決めされるときに、小瓶が前記小瓶保持区分（２）の第２の開口端部を通過するのを阻止するための少なくとも１つの付加的な保持手段（５）設けられており、前記ハンドル部（３）の前記第２の壁部材（９）と前記第２の小瓶保持区分（２）とを互いにずらすための手段（８，１１）が設けられており、これにより、小瓶の導入のために、前記第２の小瓶保持区分（２）の中空の内部にアクセスが提供されるようになっている、請求項１３記載の小瓶ホルダ。２４．前記ハンドル部が中空であり、前記ずらすための手段が、前記ハンドル部（３）に設けられたドア（１１）を有しており、、該ドアが、ヒンジ（１２）によって前記ハンドル部に結合されており、前記ハンドル部（３）の前記壁部材（９）が、前記ドアに結合されており、前記ドア（１１）が開放位置を占めているときには、小瓶の導入のために、前記小瓶保持区分（２）の内部にアクセスが提供されるようになっており、前記ドア（１１）が閉鎖位置を占めているときには、前記小瓶保持区分（２）の前記第２の開口端部と前記壁部材（９）との間に小瓶保持領域が規定されるようになっている、請求項１記載の小瓶ホルダ。２５．前記ハンドル部（３）が、ほぼ円筒状である、請求項２４記載の小瓶ホルダ。２６．前記小瓶保持区分（２）内での小瓶の整合のために、前記小瓶保持区分（２）の前記内壁に位置決めされた複数の整合エレメントが設けられている、請求項２４記載の小瓶ホルダ。２７．前記複数の整合エレメント（４）が、前記小瓶保持区分（２）の長手方向軸線の方向に延びた複数の位置決め羽根である、請求項２４記載の小瓶ホルダ。２８．前記小瓶保持区分（２）が、透明である、請求項２４記載の小瓶ホルダ。２９．前記小瓶保持区分（２）と一体的なルーペ（６）が設けられている、請求項４２記載の小瓶ホルダ。３０．前記ハンドル部（３）が、該ハンドル部（３）の前記長手方向軸線の方向に延びた凹面（１０ｂ）を有している、請求項２４記載の小瓶ホルダ。３１．前記ハンドル部（３）が、該ハンドル部（３）の前記長手方向軸線の方向に延びた平面（１０ａ）を有している、請求項２４記載の小瓶ホルダ。３２．前記小瓶保持区分の内壁に取り付けられたばねエレメント（１３）が設けられており、該ばねエレメント（１３）が、前記小瓶保持区分（２）内に位置決めされた小瓶に係合することができるようになっている、請求項２４記載の小瓶ホルダ。３３．前記ハンドル部（３）の前記第２の端部に取り付けられた、中空の内部を有する第２の小瓶保持区分（２）が設けられており、前記ハンドル部（３）の前記第２の端部が、第２の壁部材（９）によって閉鎖されており、前記第２の中空の小瓶保持区分（２）が、長手方向軸線と、ほぼ円筒状の内壁と、前記ハンドル部（３）の前記第２の端部に隣接した第１の端部と、第２の端部とを有しており、前記第２の小瓶保持区分（２）に位置決めされるときに、小瓶が前記小瓶保持区分（２）の第２の開口端部を通過するのを阻止するための少なくとも１つの付加的な保持手段（５）が設けられており、前記ハンドル部（３）の前記第２の壁部材（９）が、前記ドア（１１）に結合されており、前記第２のドア（１１）により、前記ハンドル部（３）の前記第２の壁部材（９）と前記第２の小瓶保持区分とが互いからずらされることができ、これにより、小瓶の導入のために、前記第２の小瓶保持区分（２）の中空の内部にアクセスが提供されるようになっており、前記ドアが開放位置を占めているときには、小瓶の導入のために、前記第２の小瓶保持区分（２）の内部にアクセスが提供され、前記ドア（１１）が閉鎖位置を占めているときには、前記第２の小瓶保持区分（２）の前記第２の開口端部と前記第２の壁部材（９）との間で小瓶保持領域が規定されるようになっている、請求項２４記載の小瓶ホルダ。３４．前記小瓶保持区分内での小瓶の整合のために、前記小瓶保持区分（２）の前記内壁に位置決めされた複数の整合エレメント（４）が設けられており、前記第２の小瓶保持区分内での小瓶の整合のために、前記第２の小瓶保持区分（２）の前記内壁に位置決めされた複数の付加的な整合エレメントが設けられている、請求項３３記載の小瓶ホルダ。３５．少なくとも１つの小瓶および少なくとも１つの注射器と共に小瓶ホルダキットを形成している、請求項１記載の小瓶ホルダ。３６．少なくとも１つの小瓶および少なくとも１つの注射器と共に小瓶ホルダキットを形成している、請求項２４記載の小瓶ホルダ。３７．前記ずらすための手段が、前記ハンドル部（３）に取り付けられていながら、小瓶保持区分の長手方向軸線がハンドル部（３）の前記長手方向軸線とほぼ整合する第１の位置と、小瓶保持区分の長手方向軸線が前記ハンドル部（３）の長手方向軸線からずらされている第２の位置との間で前記小瓶保持区分（２）の移動を可能にしている、請求項１記載の小瓶ホルダ。３８．前記少なくとも１つの保持手段（５）が、前記小瓶保持区分（２）の前記第２の開口端部に隣接した前記各位置決め羽根（４）の端部に位置決めされたタブである、請求項４記載の小瓶ホルダ。３９．前記少なくとも１つの保持手段（５）が、前記小瓶保持区分（２）の前記第２の開口端部に隣接した前記各位置決め羽根（４）の端部に位置決めされたタブである、請求項１７記載の小瓶ホルダ。４０．前記少なくとも１つの保持手段（５）が、前記小瓶保持区分（２）の前記第２の開口端部に隣接した前記各位置決め羽根（４）の端部に位置決めされたタブである、請求項２７記載の小瓶ホルダ。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＺ，ＵＧ)，ＵＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＨＵ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＺ，ＶＮ (72)発明者ポールシュミッドアメリカ合衆国 94118 カリフォルニアサンフランシスコパーカーアヴェニュー 172 (72)発明者クリフウッドアメリカ合衆国 10576 ニューヨークパウンドリッジボブヒルロード 16 (72)発明者デイヴィッドジーブラジンアメリカ合衆国 11215 ニューヨークブルックリンプロスペクトパークウエスト 78

Claims

【特許請求の範囲】１．小瓶ホルダであって、長手方向軸線と第１の端部と第２の端部とを有するハンドル部が設けられており、該ハンドル部の少なくとも前記第１の端部に壁部材が設けられており、前記ハンドル部の前記第１の端部に取り付けられた中空の小瓶保持区分が設けられており、該小瓶保持区分が、長手方向軸線と、ほぼ円筒状の内壁と、前記ハンドル部の前記第１の端部に隣接した第１の開口端部と、第２の開口端部とを有しており、前記小瓶保持区分の前記第２の開口端部を小瓶が通過するのを防止するための少なくとも１つの保持手段が設けられており、前記小瓶保持区分が、該小瓶保持区分の長手方向軸線が前記ハンドル部の前記長手方向軸線とほぼ整合する第１の位置と、前記小瓶保持区分の長手方向軸線が前記ハンドル部の長手方向軸線からずらされて、小瓶の導入のために前記小瓶保持区分の中空内部へアクセスを提供する第２の位置との間で移動可能であることを特徴とする、小瓶ホルダ。２．前記ハンドル部が、ほぼ円筒状である、請求項１記載の小瓶ホルダ。３．前記小瓶保持区分内での小瓶の整合のために、前記小瓶保持区分の前記内壁に位置決めされた複数の整合エレメントが設けられている、請求項２記載の小瓶ホルダ。４．前記複数の整合エレメントが、前記小瓶保持区分の長手方向軸線の方向に延びた複数の位置決め羽根であり、前記少なくとも１つの保持部材が、前記小瓶保持区分の前記第２の開口端部に隣接した前記位置決め羽根の端部に位置決めされたタブである、請求項３記載の小瓶ホルダ。５．前記小瓶保持区分が透明である、請求項３記載の小瓶ホルダ。６．前記小瓶保持区分と一体的なルーペが設けられている、請求項３記載の小瓶ホルダ。７．前記ハンドル部が、該ハンドル部の前記長手方向軸線の方向に延びた凹面を備えている、請求項３記載の小瓶ホルダ。８．前記ハンドル部が、該ハンドル部の前記長手方向軸線の方向に延びた平面を備えている、請求項３記載の小瓶ホルダ。９．前記小瓶保持区分の移動が、前記小瓶保持区分を前記ハンドル部に結合している旋回ヒンジによって提供されるようになっており、前記小瓶保持区分が、前記第１の開口端部を介して前記小瓶保持区分の内部にアクセスを可能にするために、前記ハンドル部に旋回可能に取り付けられている、請求項３記載の小瓶ホルダ。１０．前記ハンドル部の前記第１の端部から延びたロックタブが設けられており、該ロックタブが、ロック突起を有しており、前記ハンドル部が、スナップ嵌め形式で前記ロック突起を収容するために、前記ハンドル部の第１の端部に隣接したハンドル部の外面に切欠きを有している、請求項９記載の小瓶ホルダ。１１．前記小瓶保持区分の内壁に取り付けられたばね部材が設けられており、該ばね部材が、前記小瓶保持区分内に位置決めされた小瓶に係合することができるようになっている、請求項３記載の小瓶ホルダ。１２．前記ハンドル部の前記第２の端部に取り付けられた第２の中空の小瓶保持区分が設けられており、前記ハンドル部の前記第２の端部が、壁部材をも有しており、前記第２の中空の小瓶保持区分が、長手方向軸線と、ほぼ円筒状の内壁と、前記ハンドル部の前記第２の端部に隣接した第１の開口端部と、第２の開口端部とを有しており、前記第２の小瓶保持区分内に位置決めされるときに、小瓶が前記第２の小瓶保持区分の前記第２の開口端部を通過するのを防止するための少なくとも１つの付加的な保持部材が設けられており、第２の小瓶保持区分が、該第２の小瓶保持区分の長手方向軸線が前記ハンドル部の長手方向軸線とほぼ整合する第１の位置と、該第２の小瓶保持区分の長手方向軸線がハンドル部の長手方向軸線からずらされて、小瓶の導入のために前記第２の小瓶保持区分の中空内部へアクセスを提供する第２の位置との間で可動である、請求項１記載の小瓶ホルダ。１３．前記ハンドル部の前記第２の端部に取り付けられた第２の中空の小瓶保持区分が設けられており、前記ハンドル部の前記第２の端部が、壁部材をも有しており、前記第２の中空の小瓶保持区分が、長手方向軸線と、ほぼ円筒状の内壁と、前記ハンドル部の前記第２の端部に隣接した第１の開口端部と、第２の開口端部とを有しており、前記第２の小瓶保持区分内に位置決めされるときに、小瓶が前記第２の小瓶保持区分の前記第２の開口端部を通過するのを防止するための少なくとも１つの付加的な保持手段が設けられており、前記第２の小瓶保持区分が、該第２の小瓶保持区分の長手方向軸線が前記ハンドル部の長手方向軸線とほぼ整合する第１の位置と、前記第２の保持区分の長手方向軸線が前記ハンドル部の長手方向軸線からずらされて、小瓶の導入のために前記第２の小瓶保持区分の中空内部へアクセスを提供する第２の位置との間で移動可能である、請求項２記載の小瓶ホルダ。１４．前記小瓶保持区分内での小瓶の整合のために、前記小瓶保持区分の前記内壁に位置決めされた複数の整合エレメントが設けられており、前記第２の小瓶保持区分内での小瓶の整合のために、前記第２の小瓶保持区分の前記内壁に位置決めされた複数の付加的な整合エレメントが設けられている、請求項１３記載の小瓶ホルダ。１５．小瓶ホルダにおいて、ハンドル部と中空の小瓶保持区分と長手方向軸線とを有するハウジングが設けられており、ハウジングの一方の端部に小瓶保持区分が位置決めされており、該小瓶保持区分が、ほぼ円筒状の内壁と、第１の端部と、第２の端部とを有しており、小瓶が前記小瓶保持区分の前記第２の開口端部を通過するのを防止するための少なくとも１つの保持手段が設けられており、前記ハウジングの外壁にドアが設けられており、該ドアが、ヒンジによってハウジングに結合されており、前記ドアが開放位置を占めているときに、小瓶の導入のために前記小瓶保持区分内部へアクセスが提供されるようになっており、前記ドアが閉鎖位置を占めているときに前記ハンドル部から前記小瓶保持区分を分離させる保持壁部材が設けられており、前記小瓶保持区分の前記第２の開口端部と前記保持壁部材との間に小瓶保持領域が規定されていることを特徴とする、小瓶ホルダ。１６．前記ハウジングが、ほぼ円筒状である、請求項１５記載の小瓶ホルダ。１７．前記小瓶保持区分内での小瓶の整合のために、前記小瓶保持区分の内壁に位置決めされた複数の整合エレメントが設けられている、請求項１６記載の小瓶ホルダ。１８．前記複数の整合エレメントが、前記小瓶保持区分の長手方向軸線の方向に延びた位置決め羽根であり、前記少なくとも１つの保持手段が、前記小瓶保持区分の前記第２の開口端部に隣接した前記各位置決め羽根の端部に位置決めされたタブである、請求項１７記載の小瓶ホルダ。１９．前記小瓶保持区分が、透明である、請求項１７記載の小瓶ホルダ。２０．前記小瓶保持区分と一体的なルーペが設けられている、請求項１７記載の小瓶ホルダ。２１．前記ハンドル部が、該ハンドルの前記長手方向軸線の方向に延びた平面または凹面を有している、請求項１７記載の小瓶ホルダ。２２．前記小瓶保持区分の内壁に取り付けられたばねエレメントが設けられており、該ばねエレメントが、前記小瓶保持区分内に位置決めされた小瓶に係合可能である、請求項１７記載の小瓶ホルダ。２３．前記ハウジングの他方の端部に位置決めされた第２の中空の小瓶保持区分が設けられており、該第２の中空の小瓶保持区分が、長手方向軸線と、ほぼ円筒状の内壁と、第１の端部と、第２の開口端部とを有しており、前記第２の小瓶保持区分の内部へのアクセスが、前記ドアを介して提供されるようになっており、小瓶が前記第２の小瓶保持区分の前記第２の開口端部を通過するのを防止するための少なくとも１つの付加的な保持手段が設けられており、前記ドアが閉鎖位置を占めているときに前記ハンドル部から前記第２の小瓶保持区分を分離する第２の保持壁部材が設けられており、前記第２の小瓶保持区分の前記第２の開口端部と前記第２の保持壁との間に第２の小瓶保持領域が規定されている、請求項１５記載の小瓶ホルダ。２４．前記小瓶保持区分内での小瓶の整合のために、前記小瓶保持区分の前記内壁に位置決めされた複数の整合エレメントが設けられており、前記第２の小瓶保持区分内での小瓶の整合のために、前記第２の小瓶保持区分の内壁に位置決めされた複数の付加的な整合エレメントが設けられている、請求項２３記載の小瓶ホルダ。２５．少なくとも１つの小瓶と、少なくとも１つのシリンジと、請求項１に記載の小瓶ホルダとから成る、小瓶ホルダキット。２６．少なくとも１つの小瓶と、少なくとも１つのシリンジと、請求項１５に記載の小瓶ホルダとから成る、小瓶ホルダキット。２７．小瓶ホルダにおいて、長手方向軸線と第１の端部と第２の端部とを有するハンドル部が設けられており、該ハンドル部の少なくとも前記第１の端部が、壁部材によって閉鎖されており、前記ハンドル部の前記第１の端部に取り付けられた中空の小瓶保持区分が設けられており、該小瓶保持区分が、長手方向軸線と、ほぼ円筒状の内壁と、前記ハンドル部の前記第１の端部に隣接した第１の開口端部と、第２の開口端部とを有しており、前記第２の小瓶保持区分内に位置決めされるときに、小瓶が前記小瓶保持区分の前記第２の開口端部を通過するのを防止するための少なくとも１つの保持手段が設けられており、前記ハンドル部の前記壁部材と、前記小瓶保持区分とを互いにずらすための手段が設けられており、これにより、小瓶の導入のために、前記小瓶保持区分の中空内部へアクセスが提供されるようになっていることを特徴とする、小瓶ホルダ。２８．前記ハンドル部が中空であり、前記ずらすための手段が、前記ハンドル部に設けられたドアを有しており、、該ドアが、前記ハンドル部にヒンジによって結合されており、前記ハンドル部の前記壁部材が、前記ドアに結合されており、前記ドアが開放位置を占めているときに、小瓶の導入のために、前記小瓶保持区分の内部へアクセスが提供されるようになっており、前記ドアが閉鎖位置を占めているときに、前記小瓶保持区分の前記第２の開口端部と前記壁部材との間に小瓶保持区分が規定されるようになっている、請求項１記載の小瓶ホルダ。２９．前記ずらすための手段により、前記小瓶保持区分が、前記ハンドル部に取り付けられていながら、小瓶保持区分の長手方向軸線が前記ハンドル部の前記長手方向軸線とほぼ整合する第１の位置と、前記小瓶保持区分の長手方向軸線が前記ハンドル部の長手方向軸線からずらされている第２の位置との間で移動することができるようになっている、請求項１記載の小瓶ホルダ。