JP2003225308A - 使い捨てセルフシールド注射器ガード - Google Patents

使い捨てセルフシールド注射器ガード

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JP2003225308A
JP2003225308A JP2003024026A JP2003024026A JP2003225308A JP 2003225308 A JP2003225308 A JP 2003225308A JP 2003024026 A JP2003024026 A JP 2003024026A JP 2003024026 A JP2003024026 A JP 2003024026A JP 2003225308 A JP2003225308 A JP 2003225308A
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shield
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needle
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Mark Christopher Doyle
マーク・クリストファー・ドイル
Lars Tommy Westbye
ラーズ・トミー・ウエストバイ
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Safety Syringes Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 取扱いと製造が容易な使い捨てセルフシール
ド注射器ガードを提供し、伝染病の感染の原因とならな
いように、誤って注射針で刺したり、不注意により注射
針を再利用することを防止する。 【解決手段】 本体20とシールド60を備える注射器ガー
ド10に注射器90を収納する際、注射器のフランジ96をフ
ィンガーグリップ50のスロット57に挿入し、複数のロッ
ク用移動止58でロックして、注射器の軸方向の移動を制
限する。注射器ガードに収納された注射器で患者に薬剤
を投与した後、シールドをガード位置でロックするため
に、注射器ガードのシールドを非ガード位置からガード
位置まで移動させ、シールドの移動止71を末端部側の本
体の移動止ポケット42に嵌合させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、注射器その他医療
用のカートリッジのアダプターに係り、より詳細には、
患者に薬剤を投与するのに使用される注射器その他医療
用のカートリッジ(例えば、単位投薬量充填済み注射
器)のガードに関する。
【0002】
【従来の技術】薬剤は、例えばアンプルやバイアル、あ
るいは注射器のような単位投薬量医療用カートリッジ
と、そして注射器ホルダーや注射器インジェクター、あ
るいは注射器アダプターを用いて投与される。カートリ
ッジは、通常、一端に針を有して他端にプランジャーを
有する筒を備える。このようなカートリッジは、使用者
が、使用の直前に空のものを充填する従来の注射器に対
比して、最初に提供されるときから特定の投与量又は容
量の薬剤が入っているので、しばしば「充填済み注射
器」とよばれている。あるいは、医療用カートリッジ
は、針の代わりにゴムストッパーを有していたり、さら
には(あるいは)、プランジャーよりもむしろピストン
を有していることもある。
【0003】伝染病のおそれがあるので、多くの注射器
およびアダプターは、誤って針を刺したり、不注意で注
射針を再利用したりすることがないように開発されてき
た。しかしながら、これら注射器およびアダプターの大
半は、取り扱いが容易でないか、あるいは製造が困難な
ものであり、そのため有効な使い捨ての注射器具が少な
いという状況にある。例えば、米国特許第5,569,211号
(特許文献1参照。)では、薬剤の投与後に、注射針を
注射器の筒内に引き込むことのできる注射器が開示され
ている。しかしながら、この装置は、従来の注射器に代
わる特別に設計されたものであり、商業的に市販されて
いる充填済み注射器を保持するのには利用できない。
【0004】米国特許第5,522,812号(特許文献2参
照。)は、自身の針を持っていない従来のカートリッジ
を保持するための、注射器シールド装置を開示してい
る。この装置は、円筒状本体と、二重針アセンブリと、
円筒状シールドと、シールドが注射針を覆うように引き
込まれてロックすることができる特別なカラー部材と、
そしてプランジャーアセンブリとを備えるが、おそらく
製造は困難であって製造費も高額になるであろう。この
装置は、一方の手で本体を保持し、もう一方の手でシー
ルドをロック位置へ回転させるというように操作に2つ
の手を必要とし、そのため、医療専門家にとってこの装
置を使用するのは不便であると思われる。
【0005】
【特許文献1】米国特許第5,569,211号明細書
【特許文献2】米国特許第5,522,812号明細書
【0006】
【発明が解決しようとする課題】特に、微生物その他の
汚染物質に関する問題が最も重大であるワクチン又はバ
イオテクノロジー薬を保持するためには、単位投薬量カ
ートリッジおよび充填済み注射器が、しばしばガラス製
であるということも考慮されている点である。ガラス製
のカートリッジおよび充填済み注射器は、非常に壊れや
すく、輸送中又は使用中にしばしば壊れることがある。
既存のアダプターには、その中に収納されている注射器
をそのような危険から十分に保護できていないものもあ
る。これ以外のものは十分にカートリッジを保護してい
るが、装置の使用時に、注射器が隠れたり、薬剤の投与
の観察ができなかったりする。
【0007】したがって、注射器その他の医療用カート
リッジを収納するアダプター又はガードは、実用的なも
のとなるように考慮されてきたのであろう。
【0008】本発明は、注射器その他の医療用カートリ
ッジのアダプターを、より詳細には、患者に薬剤を注入
するのに使用される注射器その他の医療用カートリッジ
(例えば、単位投薬量充填済み注射器)の注射針ガード
を対象としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、その第一の形
態によれば、注射針と、注射針保護キャップと、そして
注射筒とを備える注射器のガードを提供する。通常、ガ
ードは、注射器を収納するための空洞を有する本体を備
えており、その本体は、空洞に連通する基端部と開口部
を有する末端部とを備え、そして空洞内に注射器が収納
されるときに、注射器の注射針と注射針保護キャップ
は、その開口部を通って延在する。任意にではあるが、
本体は、その中に収納される注射器の基端部と嵌合する
ために、本体自身の基端部上にロック機構を備えていて
もよく、このようにすれば、例えば、本体内に注射器が
実質的に取り外しできないように収納される。
【0010】シールドは、基端部および末端部を備える
本体にスライド可能に取り付けられてもよく、その末端
部は開口部を有し、シールドが非ガード位置にあると
き、注射器の注射針と注射針保護キャップはその開口部
を通って延在する。シールドは、注射針が露出される非
ガード位置とシールドにカバーされるガード位置との間
をスライドすることができる。ガード位置および(又
は)非ガード位置でシールドがロックされるように、1
つ以上の移動止が、シールドおよび(又は)本体に設け
られてもよい。
【0011】1つ以上のタブが、第1ポジションから第
2ポジションまで折り曲げることができるように、本体
および(又は)シールドの側壁に設けられてもよく、第
1ポジションでは、タブは側壁に沿って、又は半径方向
の外側に向って延在し、第2ポジションでは、タブは注
射筒に接触するように内側に向けられる。第1実施例で
は、例えば、強度の弱い領域のあるヒンジ領域を使っ
て、第2ポジションに向って内側にタブが折り曲げられ
て、各タブを本体の側壁に接触させてもよい。別の実施
例では、各タブをシールドの側壁に接触させて、本体内
のスロット又はその他の開口部を通して内側に各タブを
折り曲げてもよい。あるいは、例えば、本体の一部分が
柔らかくなって内側に向くまで、この部分を加熱して、
内側に変形させてもよい。
【0012】ガードは、比較的小型の注射器(例えば、
注射筒の半径より大きな半径を有する硬質の注射針保護
キャップ付きの0.5ml単位投薬量充填済み注射器)を収
納するように構成されてもよい。一度、注射器が空洞内
に収納されると、タブが内側に折り曲げられて、注射器
を横方向に支持するように注射筒に接触することができ
る。
【0013】別の側面において、本発明は、注射器、本
体、およびシールドを備える注射器具を提供する。注射
器は、注射筒、注射筒の末端部から延在する注射針、お
よび注射針をカバーする取外し可能な注射針保護キャッ
プを備えていてもよい。放射状部材(例えば、「C」字
形状カラーか、その他、実質的に環状のカラー、又は複
数の放射状タブ)が、注射筒から延在していてもよい。
本体は、基端部と末端部の間を軸方向に延在する空洞を
備えて、空洞内へ注射器を挿入する際、注射針保護キャ
ップを収納することができる空洞部を備えてもよい。放
射状部材が、本体の内側面にスライド可能に隣接又は接
触して、注射器が空洞内を実質的に横方向に移動するの
を防止してもよい。本体の末端部は、開口部を備えて、
注射器が空洞内に収納された場合、この開口部を通っ
て、注射針と注射針保護キャップが少なくとも部分的に
延在してもよい。
【0014】シールドは、本体にスライド可能に取り付
けられてもよい。シールドの末端部は、開口部を備え
て、注射器が非ガード位置にある場合、この開口部を通
って、注射針と注射針保護キャップが延在してもよい。
シールドは、非ガード位置と注射針がシールドにカバー
されるガード位置との間をスライドしてもよい。シール
ドおよび(又は)本体は、1つ以上の移動止を備えても
よく、この移動止により、ガード位置でシールドをロッ
クし、かつ(あるいは)、非ガード位置でシールドを保
持することができる。
【0015】さらに、別の側面において、本発明によ
り、注射器具を組み立てる方法が提供される。本体は、
開口基端部、開口末端部、およびその間に延在する空洞
を備えてもよい。注射器の注射針と注射針保護キャップ
が本体の開口基端部を通って延在するまで、注射器は、
本体の基端部から空洞内に挿入されてもよい。
【0016】本体の一部(例えば、本体の1つ以上のタ
ブ)が、内側に折り曲げられて、注射筒に接触してもよ
い。例えば、タブを加熱することにより、タブの材質を
柔らかくして、内側にタブが折り曲げられてもよい。さ
らに(あるいは)、例えば、ヒンジ領域のまわりで、タ
ブが塑性変形してキャビティの内側に折り曲げられても
よい。
【0017】本体のロック機構により、注射器を嵌合さ
せて、注射器を実質的に取り外しできないように本体内
に封入してもよい。シールドは、空洞内に注射器を挿入
する前後いずれかのときに、スライド可能に取り付けら
れてもよい。
【0018】その後、注射器具を用いて、注射器内の薬
剤を患者に投与してもよい。注射針から注射針保護キャ
ップが取り外され、注射針を患者に刺して、薬剤を投与
してもよい。タブが注射筒に接触しているので、横方向
に移動しないように注射器が支持されてもよい。使用
後、シールドを注射針上のガード位置に移動させて、ガ
ード位置でロックされてもよい。
【0019】別の側面において、本発明によれば、注射
器具を組み立てる方法が提供される。開口基端部、開口
末端部、およびその間に延在する空洞を備えるガードが
設けられていてもよい。注射器の注射針と注射針保護キ
ャップがガードの開口基端部を通って延在するまで、注
射器は、ガードの基端部から空洞内に挿入されてもよ
い。
【0020】ガードの一部(例えば、ガードの1つ以上
のタブ)が、内側に折り曲げられて、注射筒に接触して
もよい。例えば、タブを加熱することにより、タブの材
質を柔らかくして、内側にタブが折り曲げられてもよ
い。さらに(あるいは)、例えば、ヒンジ領域のまわり
を、キャビティの内側に折り曲げられるようにタブが塑
性変形してもよい。ガードのロック機構により、注射器
を嵌合させて、注射器を実質的に取り外せないようにガ
ード内に封入してもよい。
【0021】その後、注射器具を用いて、注射器内の薬
剤を患者に投与してもよい。注射針から注射針保護キャ
ップが取り外され、注射針を患者に刺して、薬剤を投与
してもよい。タブが注射筒に接触しているので、横方向
に移動しないように注射器が支持されてもよい。使用
後、ガードのシールドを注射針上のガード位置に移動さ
せて、ガード位置でロックして、再利用を防止し、かつ
(あるいは)、注射針を誤って刺す危険性を実質的に引
き下げてもよい。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明のその他の特徴は、添付の
図面とともに後述することにより明らかになる。
【0023】添付の図面を一例として参照することによ
り、本発明をより一層理解することができ、本発明の実
現方法を示すことができる。
【0024】図面を参照すると、図1〜図7Bは、注射器
90を保持する注射器ガード10の好ましい第1実施例を示
している。通常、ガード10は、注射器90を収納および保
持するハウジング又は本体20、本体20にスライド可能に
取り付けられた保護ケース又はシールド60を備える。本
体20およびシールド60のいずれも、通常、プラスチック
(例えば、ポリプロピレン、ブタジエンとスチレンの合
成樹脂ポリマー、ポリカーボネート)で作られ、収納さ
れる注射器を観察することができるように、実質的に無
色透明であることが好ましい。あるいは、半透明又は不
透明で、ラテックスカラー又はフレッシュトーン(例え
ば、オフホワイト、ブラウン、ブラック)で着色されて
もよい。
【0025】図2A〜図2Cおよび図6A〜図6Cを参照する
と、本体20は、実質的に矩形状の細長いチューブ状部材
である。チューブ状部材は、2つのサイドレール28、基
端部22、および末端部24を備えている。強度を強化し、
かつ(あるいは)、特にガラス製の注射器の場合に、収
納されている注射器90(不図示)に損傷を与えることに
なる横方向の力から保護するので、矩形形状であること
が好ましい。あるいは、本体20(およびシールド60)を
矩形状にするかわりに、収納される注射器を保護するの
に十分な強度を備えた楕円形又は円形(不図示)にして
もよい。さらに、本体20は、末端部24に実質的に硬質の
カラー32、および基端部22にフィンガーグリップ50を備
えてもよく、カラー32とフィンガーグリップ50のいずれ
も、本体20に取り付けられるか、あるいは、好ましくは
本体20に一体的に成形される。あるいは、対向するサイ
ドレール28を備えるかわりに、本体20が、4つの側壁
(不図示)を有する実質的に矩形本体を備えてもよい。
【0026】2つのサイドレール28は、通常、「C」字
形状であり、本体20内の空洞26を規定する。空洞26は、
本体20の基端部22から末端部24まで軸方向に延在する。
レール28の内側面30は、標準的な注射器(不図示)の外
径に実質的に一致するような平面又は凹面であってもよ
い。任意に、サイドレール28の内側面30が平坦な溝又は
「C」字状の溝を構成している場合には、後述するが、
空洞26内へ注射器90を方向付けできるように、ガイドレ
ール(不図示、図7A,7B参照)か、その他の同等物が内
側面30に設けられてもよい。
【0027】本体20は、各サイドレール28に(又は1つ
以上の側壁に)タブ80を備える。タブ80は、サイドレー
ル28(最適の図2A参照)にある通常「C」字形状をして
いるスロット84により規定することができ、ヒンジ領域
82(図6A〜図6C参照)によってサイドレール28に連結さ
れている。タブ80はサイドレール28に沿って軸方向に、
例えば、本体20の末端部24又は本体20の基端部22に向か
って(不図示)、延在してもよい。あるいは、タブ(不
図示)が、シールド60に設けられてもよく、後述するよ
うに、本体20は、対応するスロット(不図示)をサイド
レール28に備えていてもよい。
【0028】タブ80は、例えば、軸方向に(図2Aおよび
図6A参照)又は半径方向の外側に(不図示)延在してい
る第1ポジションから、第2ポジション(図6C参照)ま
で折り曲げることができるので、後述するように、タブ
80は、空洞26に向って内側に延在して、本体20に収納さ
れた注射器90の筒92に接触する。ヒンジ領域82は、加熱
すると軟化して、タブ80を内側に折り曲げることができ
る原料で作られているリビングヒンジ82であってもよ
い。さらに(あるいは)、ヒンジ領域82は、強度の弱い
領域86(図6A〜図6C参照)を備えて、タブ80が注射筒92
に接触するように、タブ80を内側に塑性変形させて、実
質的に元に戻せないように折り曲げるようにしてもよ
い。
【0029】選択された実施例において、1つのタブ80
が各サイドレール28に示されているが、図3に示したよ
うに、本体20’は、複数のタブ80’を1つ以上のサイド
レール28’に備えていてもよい。複数のタブ80’は、1
つのタブより強く注射器90の筒92を横方向に支持しても
よい。タブ80’は、サイドレール28の横方向に隣接する
ようにそれぞれ設けられてもよく、かつ(あるいは)、
軸方向にそれぞれ設けられてもよい。
【0030】図2Aと図2Cを再度参照すると、フィンガー
グリップ50は、通常、本体20の基端部22に設けられた一
対のウィング状部材52を備え、「T」字形状を規定す
る。各ウィング状部材は、末端面又は指掛部54、および
外側グリップ面56を備える。外側グリップ面56は、指掛
部54の外側端部54aから隣接して延在する。フィンガー
グリップ50の握りを改良したい場合は、縁部又は溝その
他の凹凸のあるもの(不図示)を外側グリップ面56に設
けてもよい。縁部又は溝その他の凹凸のあるものは、基
端部から半径方向に突出し、又はグリップ面56に配置さ
れる。横側面55は、グリップ面56の間にある指掛部54か
ら隣接して延在し、本体20の空洞26と連通する凹状又は
開口基端部51を規定する。
【0031】フィンガーグリップ50は、本体20内に注射
器を固定するロック機構を備えていてもよい。例えば、
フィンガーグリップ50の横側面55は、複数のロック用移
動止58を備えてもよい。ロック用移動止58は、後述する
ように、空洞26に挿入された注射器90を保持する間隙又
はスロット57を部分的に規定する。フィンガーグリップ
50に設けられるロック機構の代替的な実施例が、米国特
許第6,159,184号で開示されており、その開示内容は、
参照することによって特にここに組み込まれる。
【0032】図2Bに戻って、末端部24のカラー32は、実
質的に環状形状をしていることが好ましく、開口部34を
備える。開口部34は、空洞26内の充填済み注射器(不図
示)の針および針カバーが本体20から突出するようにカ
ラー32を通って延在する。開口部34の直径は、空洞26の
直径より小さくして、末端部24で、空洞26内に注射器90
を保持し、例えば、フィンガーグリップ50のロック機構
とともに(又はロック機構の代わりに)末端部が動くの
を防止してもよい。あるいは、末端部24をテーパー状に
し、又は末端部24の一部を遮断することにより、空洞26
内の充填済み注射器(不図示)の針および針カバーが本
体20を超えて延在する一方、末端部24が注射器90の末端
部94に接触して、末端部が動くのを防止してもよい。
【0033】あるいは、末端部24が、伸張可能な「コレ
ット」(不図示)を備えてもよい。コレットは、末端部
24から基端側へ向かう方向へ短い距離で延在する複数の
縦スロットにより規定される。末端部24が弾性的に伸張
して、収納された注射器に実質的に接触するように、コ
レットの直径は、注射筒、ハブ又は注射針のキャップの
直径より小さくてもよい。あるいは、末端部24の開口部
34が、十分な大きさの直径を有してもよく、注射器90の
末端部94が自由に開口部34を通って延在でき、本体20の
基端部22又はフィンガーグリップ50のロック機構だけ
で、注射器90を本体20内に実質的にロックすることがで
きる。
【0034】図2Aを再度参照すると、細長い開口部又は
窓部36は、サイドレール28に設けられていてもよい。例
えば、開口部36は、フィンガーグリップ50と末端部24の
間を縦方向に延在し、開口部36の開口により、本体20内
に保持される注射器90を観察することができる。あるい
は、4つの壁体が設けられている場合には、一つ以上の
側壁で(好ましくは、対向する本体の2つの側壁で)、
細長い開口部又は窓部が一体的に設けられてもよい。本
体20は、本体20に固定又は直接成形された1つ以上のス
トップタブ38を備えてもよい。ストップタブ38は、本体
20の末端部24の対向する2つの側面に成形されることが
好ましい。上記以外の本体20に設けられるストップタブ
38に関する情報は、米国特許第6,030,366号で提供さ
れ、その開示内容は、参照することによって特にここに
組み込まれる。
【0035】本体20は、1組以上の移動止を備えてもよ
く、フィンガーグリップ50に隣接して1組の基端側の移
動止ポケット40、および本体20の末端寄りの位置で1組
の末端側の移動止ポケット42を備えていることが好まし
い。詳細に後述するが、移動止ポケット40,42により、
シールド60と本体20の間の移動がロックされてもよい。
【0036】図4Aと図4Bを参照すると、保護ケース又は
シールド60は、本体20にスライド可能に取り付けられる
チューブ状部材であってもよく、シールド60の内部が本
体20の形状に一致する実質的に矩形形状をしていること
が好ましい。シールド60は、4つの側面61a,61b、開口
基端部62、および開口末端部63を備えてもよい。シール
ド60は、側壁61bに固定又は好ましくは一体成形された
1対の移動止アーム70、および複数の移動止71を備えて
いてもよい。傾斜した内側面73を有するアセンブリタブ
72が、側壁61aに成形され、側壁61aから隣接して延在し
てもよい。
【0037】移動止71は、本体20の移動止ポケット40,
42(不図示、図2A参照)の形状に実質的に一致する形状
をしていることが好ましい。基端部71bは、丸みを帯
び、又は好ましくは斜めになっているので、後述するよ
うに、本体20の移動止ポケット40,42の基端側の面40b
又は42bに基端部71bが嵌合する。例えば、移動止71と移
動止ポケット40,42は、支持面の面積を最大にするため
に、特に、より短いガード10の固定を安定させるため
に、互いに協働する相補的な形状を持たせることもでき
る。さらに、移動止アーム70は、種々の注射器を収納す
ることができるように、実施例におけるサイズおよび厚
さを種々に変えることができる。互いに協働する移動止
に関する上記以外の情報は、米国特許第6,030,366号と
同第6,159,184号で提供されており、それらの開示内容
は、参照することによって上記に組み込まれる。
【0038】側壁61aのすくなくとも1つ(好ましくは
対向する2つの側壁61a)は、細長い開口部又は窓部64
を備えていてもよい。窓部64は、本体20に収納されてい
る注射器90を観察できてもよく、かつ(あるいは)、本
体20のストップタブ38(不図示、図2B参照)用の移動ス
ロットを窓部64が備えていてもよい。窓部64は、基端部
66および末端部68を備える。基端部66および末端部68
は、側壁61aにより規定され、詳細に後述するが、基端
部66および末端部68により、シールド60の移動が本体20
内に制限される。あるいは、窓部64は、側壁61aに成形
される仕切部材(不図示)により分割されてもよい。仕
切部材は、さらにシールド60の移動を制限したい場合に
は、窓部64を横切るように横方向に延在する。任意では
あるが、側壁61a,61bは、シールド60から半径方向に延
在し、シールド60の本体20での移動を容易にするウィン
グ部、リング部その他の指保持部(不図示)を備えても
よい。さらに、側壁61a,61bは、ラベルを貼ることがで
きる平坦面を備え、ガード10に収納される注射器90内に
含まれる薬剤その他の液体の量を確認でき、又はエンボ
ス模様を施して、名前又はロゴを入れることができても
よい。
【0039】図5Aと図5Bを参照すると、ガード10は、図
示したように、あらかじめ組み立てられた本体20とシー
ルド60を備えている。ガード10を組み立てるには、本体
20の窓部36が窓部64を有するシールド60の側壁61と一直
線上に並べられて、本体20(図2A)の末端部24が、シー
ルド60の開口基端部62(図4A)に挿入されてもよい。本
体20が挿入されると、シールド60(図4B)にあるアセン
ブリタブ72のテーパー状の内側端部73にストップタブ38
が接触し、ストップタブ38が側壁61aの下を通過しても
よい。ストップタブ38が側壁61aの下を通過した後、ス
トップタブ38が窓部64内に入り、自由にその中を移動し
てもよい。
【0040】ストップタブ38と窓部64が一体となって、
シールド60が本体20でスライド可能に移動することがで
きてもよいが、移動可能な実質的範囲を規定してもよ
い。ストップタブ38が窓部64の末端部68と基端部66に接
触するまで、シールド60が基端部又は末端部の方向にス
ライドしてもよい。特に、ストップタブ38が窓部64の末
端部68に接触するとき、図5Aに示したように、シールド
60は、基端側の位置又は非ガード位置にある。ストップ
タブ38が窓部64の基端部66に接触するとき、図7Aと図7B
に示したように、シールド60は、末端位置又はガード位
置にある。
【0041】図5Aと図5Bを参照すると、ストップタブ38
が窓部64の末端部68に接触するとき、移動止71と基端側
の移動止ポケット40は、非ガード位置でシールド60を保
持する機能を果たす。移動止71の傾斜した末端部71a
は、本体20の基端側の移動止ポケット40の傾斜した末端
部40aに嵌合し、シールド60が末端方向に移動するのを
防止する。シールド60は、側壁61に1つ以上の開口部88
(不図示、図6A〜図6C参照)を備えてもよく、非ガード
位置にあるとき、開口部88は、本体20のサイドレール28
のタブ80(図2A)と重なり合う。
【0042】図5A〜図6Cを再度参照すると、ガード10
は、いったん組み立てられると、従来の単位投薬量充填
済み注射器90のようなカートリッジを収納できる状態と
なる。充填済み注射器90は、ガード10に使用される投与
器具として好ましいが、ガード10は、他の充填済み又は
単位投薬量器具システム、および(又は)従来の皮下注
射器に使用されてもよく、この注射器およびカートリッ
ジの用語は、そのような公知のシステムを含んでいる。
注射器90は、通常、平坦な側壁を持つ環状の注射筒92、
皮下注射針95を有する末端部又はハブ94、フランジ96を
有する拡大基端部93、およびプランジャー98を備える。
フランジ96は、注射器90のフィンガーグリップとなるよ
うに十分な大きさを有してもよく、あるいは、例えば充
填ライン上の、製作を容易にするような、単に小さな縁
であってもよい。
【0043】注射器90は、硬質のノーズシールド又は注
射針保護キャップ97(図6Aと図6B参照)を備えているこ
とが好ましい。注射針保護キャップ97の直径は、注射器
90の筒92の直径より大きい。例えば、注射器は、従来の
0.5ml容量の充填済み注射器であってもよい。
【0044】注射器90の末端部94は、フィンガーグリッ
プ50の凹部51と本体20の開口基端部22に挿入されてもよ
い。注射器90の末端部94が本体20の末端部と同じ位置に
延在し、かつ(あるいは)、本体20の末端部を超えて延
在するまで、注射器90を空洞26に入れ、末端方向に挿入
してもよい。空洞26の空洞部は、注射針保護キャップ97
に適合する十分な大きさであるので、注射針保護キャッ
プ97は、空洞26内と少なくともその一部が本体20の末端
部にある開口部34を通って収納される。注射器90の注射
針保護キャップ97の一部が、開口部34に入り、カラー32
に接触して、注射器90が横方向に移動することを防止し
てもよい。
【0045】注射器90が十分に空洞26内に封入される
と、注射器90の基端部93にあるフランジ96は、フィンガ
ーグリップ50のロック用移動止58に接触することができ
る。ロック用移動止58は、テーパー状の基端部58aを備
え、注射器90をさらに末端側へ向かわせ、フランジ96は
ロック用移動止58をずらしてスロット57に挿入する。図
2Cおよび図5Cに最もよく見られるように、ロック用移動
止58は、丸みを帯びた末端部58bを備えていることが好
ましく、末端部58bにより、注射器90がスロット57から
基端側へ向かう方向に外れることを防止して、実質的に
取り外せないように注射器90を本体20内にロックするこ
とができる。スロット57は、フィンガーグリップ50内で
実質的に取り外せないように注射器90の基端部93をロッ
クするので、ガード10内で注射器90が軸方向(基端方向
および(又は)末端方向)に移動するのを防止すること
ができる。ガード10内への注射器90の挿入に関する情報
は、米国特許第6,159,184号で提供され、参照すること
によって上記に組み込まれる。
【0046】図6Bと図6Cを特に参照すると(便宜上、本
体20とシールド60の協働移動止は省略されている)、一
度、注射器がガード10にロックされると、注射針95と注
射針保護キャップ97は、カラー32の開口部34とシールド
60の末端部63の開口部65を通って延在してもよい。シー
ルド60は、注射器90の筒92と実質的に同一の長さで延在
してもよく、注射針95の全長が、シールド60の末端部を
超えて延在するが、注射器90のハブ94を保護する。
【0047】図6Cを特に参照すると、本体20のサイドレ
ール28のタブ80(図2A)は、内側に折り畳まれ、注射器
90の筒92に実質的に隣接し、又は接触してもよい。例え
ば、ヒンジ領域82は、塑性変形して、タブ80を内側に折
り曲げることができてもよい。あるいは、タブ80に(例
えば、ヒンジ領域に沿って)熱が加えられると、材料が
柔らかくなってタブ80を内側に折り曲げることができて
もよい。シールド60は、開口部88を側壁61bに備えても
よく、例えば、道具、発熱体等(不図示)が、開口部88
に挿入されて、タブ80に接触し、かつ(あるいは)、タ
ブ80を折り曲げる。あるいは、シールド60を本体20に固
定又は取り付ける前に、注射器90が本体に挿入されても
よく、開口部88を備えていなくてもよい。
【0048】ガード10に封入された注射器90は、注射筒
92内の薬剤を投与する際、従来方法で使用もされてもよ
い。医療専門家は、指掛部54(図1)とプランジャー98
を使って、組立式の注射器具を把持してもよい。図6Cに
示したように、注射針保護キャップ97が取り外され、注
射針95を患者(不図示)に刺し、親指で末端部の方向に
プランジャー98を押すことによって、薬剤が投与されて
もよい。図1と図5Bのとおり、窓部64,36により、注射
器90の筒92を観察することができ、使用者は薬剤の投与
を明確に観察することができる。フィンガーグリップ50
がフランジ96に比べて十分なサイズの大きさを有してい
るので、注射器90のフランジ96のみを使用する場合に比
べて、注射器の取扱いを改善することができる。
【0049】注射器90の筒92は注射針保護キャップ97よ
り小さいので、一度、注射針保護キャップ97が取り外さ
れると、例えば、注射針95を患者に刺したり、使用者が
ガード10を移動させるような使用中の場合には、注射器
90の筒92が横方向に動く傾向がある。しかしながら、タ
ブ80が注射筒92に接触している場合には、注射筒92が横
方向に支持されるので、そのような横方向の動きを最小
限にし又は防止して、注射器90の位置を固定することが
できる。
【0050】薬剤の投与後、注射針95を患者から抜き取
り、シールド60が注射針95上のガード位置に移動しても
よい。使用者は、薬指を中指付近のグリップ面56に置
き、親指をプランジャー98から反対側のグリップ面56に
動かして、本体20を把持する。すでにシールド60の側壁
61bの近くに置かれている人差し指と中指で、側壁61bを
握り、図7Aに示すように、ガード位置に到達するまで末
端方向にシールド60をスライドさせて、移動させてもよ
い。あるいは、片方の手でフィンガーグリップ50を把持
する一方、使用者のあいている方の手でシールド60をガ
ード位置に移動させてもよい。
【0051】協働する移動止71と移動止ポケット40(最
適な図5C参照)により、シールド60を非ガード位置に保
持しているので、末端方向にシールド60を移動させる力
が加えられなければならない。前述したように、移動止
71は、傾斜した末端部71aと丸みのある又は傾斜した基
端部71b(図4B参照)を備え、同様に、基端側の移動止
ポケットは、傾斜した末端部40a(図5C参照)と丸みの
ある又は傾斜した基端部40b(図2A参照)を備える。シ
ールド60を本体20に対して末端部の方向に押し込んで、
傾斜した末端部71a,40aによる移動止71と基端側の移動
止ポケット40との嵌合を解除してもよい。移動止71が移
動止ポケット40を離れるまで、傾斜した端部40a上を末
端方向に移動すると、移動止アーム70は外側の半径方向
に移動する。その後、シールド60は自由に移動でき、ス
トップタブ38は窓部64の基端部66に接触して、図7Aに示
すガード位置に到達するまで、窓部64に沿って移動す
る。
【0052】あるいは、ガード10は、ガード位置にシー
ルド60を自動的に片寄らせる内部スプリングを備えてい
てもよい。例えばこのシールド60は、例えば同時係属の
米国出願09/566,224号および同09/724,657号に開示され
ているようなガード(不図示)を使用して行われる注射
を完了することによって自動的に動作してもよく、これ
ら出願の開示内容は、参照することによって特にここに
組み込まれる。
【0053】あるいは、シールド60は、本体20のタブ80
の代わりに又はタブ80に加えて、1つ以上のタブ(不図
示)を備えていてもよい。この場合、本体20は、タブの
下に1つ以上のスロット又は開口部(不図示)を備えて
いてもよく、タブが開口部を通って内側に折り曲げら
れ、注射器90の筒92に接触する。本体20の開口部は、縦
方向のスロットであってもよく、シールド60が非ガード
位置とガード位置の間を移動する場合、タブが注射筒92
を横方向に支持し続ける一方、タブがスロットに沿って
移動できる。
【0054】あるいは、開口部が、非ガード位置にある
タブの下にのみ設けられてもよく、本体20の末端部24の
方向に延在しなくてもよい。この場合、タブは基端部の
方向に(通常、シールド60の基端部方向に)延在するこ
とが好ましい。シールド60がガード位置に向って移動す
ると、タブは開口端部に到達するまで開口部に沿って移
動し、タブが外方向に折り曲げられて注射筒92から離れ
るので、シールド60をガード位置まで完全に移動させる
ことができる。
【0055】図7Aおよび7Bに示されるように、末端ポケ
ット42が所定の位置に設けられているので、ストップタ
ブ38が窓部64の基端部66に到達すると、傾斜した末端部
42aと丸みのある基端部42bを備える末端側の移動止ポケ
ット42に、移動止71が実質的に同時に入ってもよい。移
動止71の丸みを帯びた又は傾斜した基端部71bが、類似
形状の末端側の移動止ポケット42の基端部42bに嵌合し
てもよく、そのことによって、シールド60が基端側へ移
動するのを防止することができる。互いに嵌合しあう基
端部71b,42bの形状が一致することで支持面は最大にな
り、シールド60のずれは防止される。さらに、ストップ
タブ38が窓部64の基端部66に接触するので、シールド60
が、さらに末端方向に移動しないようにしてもよい。し
たがって、シールド60は、実質的に取り外すことができ
ないようにガード位置にロックされる。
【0056】図7Aから解るように、シールド60が末端方
向にガード位置へ移動すると、シールド60の末端部63が
注射針95上を通過し、注射針95をカバーする。一度、シ
ールド60がガード位置にロックされると、注射針95は使
うことができないので、誤って刺したりする危険を排除
したり、注射器の再利用を防止することができる。その
後、ガード10と充填済み注射器90が処分されてもよい。
【0057】図8A〜図9Bに戻って、比較的小型の注射筒
92を有する注射器を収納する別の実施例であるガード11
0が示されている。ガード110は、本体120およびシール
ド60を備え、シールド60は、上述した実施例に実質的に
同様のものである。本体120は、通常、上述の実施例と
同様に、注射器90を収納する空洞126を規定する一対の
レール128、基端部122にフィンガーグリップ150、およ
び末端部124を備える。レール128は、上述したように
「C」字断面をしていてもよく、図示したように実質的
に平坦形状をしていてもよい。さらに、レール128の内
側面130は、1つ以上の半硬質部材又はリブ129を備えて
いてもよく、半硬質部材又はリブ129は、内側面130から
空洞126に向って延在する。リブ129は、弾性的に折り曲
げることができるので、注射器90の挿入を容易にし、か
つ(あるいは)、本体120の硬質性を強化する。リブ129
は、レール128に一体的に成形されて一対で設けられる
ことが好ましく、注射器90の筒92の直径に近い直径又は
断面空間を少なくとも部分的に規定する。任意ではある
が、第1組のリブ129aが、本体120の基端部122に又はそ
の付近に設けられ、第2組のリブ129bが、末端部124に
又はその付近に設けられてもよい。第1組又は基端側の
1組のリブ129aが、挿入中、充填済み注射器90をガイド
する導入リブとしての機能を果たしてもよい。導入リブ
129aは、注射針キャップ97を一直線に配置するテーパー
状の基端部129cを備えてもよい。
【0058】特に図9Aと図9Bを参照すると、比較的小型
の注射器90(例えば、0.5ml充填済み注射器)が、本体1
20に挿入されてもよく、注射器90は、注射筒92より直径
が大きな硬質の保護キャップ97又は類似の安全キャップ
を備える。注射器90が、本体120の基端部122内へ末端方
向に挿入されると、注射針保護キャップ97が空洞126に
入り、リブ129に接触してもよい。リブ129が半硬質であ
るので(例えば、射出成形プラスチックは本質的に弾性
であるので)、注射針保護キャップ97が空洞126内を末
端方向に通過する際には、リブ129が外方向にかつ(あ
るいは)互いに離れるように変形し、注射針保護キャッ
プ97を収納してもよい。
【0059】あるいは、リブ129が実質的に硬質で、サ
イドレール128自体が十分な可撓性を有していてもよ
く、保護キャップ97が空洞126内を末端方向に通過する
ように保護キャップ97がリブ129と接触すると、サイド
レール128が外方向に変形する。しかしながら、このよ
うな実施例の場合は、本体120にシールド60を被せる前
に充填済み注射器90を本体120に挿入し、又はシールド6
0がレール128の伸張に対応できるような十分な可撓性又
は弾性を有していなければならない。
【0060】一度、注射針保護キャップ97が本体120の
末端部124を超えて延在すると、リブ129は弾性的に元の
位置に戻り、充填済み注射器90の筒92に接触し、使用
中、ガード10内の充填済み注射器90が横方向に移動する
のを防止してもよい。リブ129は、注射筒92に接触し、
本体120の硬質性を強化してもよく、レール128が内側に
変形して、本体120および(又は)シールド60の移動止1
42,71の嵌合が外れて、シールド60がガード位置から離
れるのを防止する。例えば、注射器90の筒92は本体120
の空洞の断面より半径が小さい。前述したように、注射
器90を使用した後、シールド60がガード位置へ末端方向
に移動させてもよく、移動止71が移動止ポケット142に
嵌合して、シールド60の基端側方向への移動を防止す
る。あるいは、使用済みの注射器95を露出させたままで
もよい。
【0061】任意的ではあるが、本体120は、上述した
ように、1つ以上の折り曲げ可能なタブ(不図示)を備
えてもよく、注射器90が空洞126に挿入された後、タブ
は、注射器90の筒92に接触するように内側に折り曲げら
れてもよい。
【0062】あるいは、図10と図11に示したように、本
体220は、リブ229を支持する折り曲げ可能なクレイドル
又はフレーム230を備える。フレーム230は、円状又は半
円状の断面を有するアーム部228を備え、円状又は半円
状の断面は、収納される薬剤充填済み小型注射器の筒の
形状とサイズが同じような内側の空洞226を規定する。
フレーム230は、1つ以上の支持レッグ又はタブ232でレ
ール228に取り付けられ、又は一体的に成形される。少
なくともフレーム230の一部に沿ってリブ229が成形さ
れ、図示したように2つのフレーム230の間に延在して
いることが好ましい。リブ229は、注射筒および(又
は)注射針キャップに接触するようなテーパー状、円形
状その他の断面形状であってもよい。
【0063】本体220に収納された注射器を容易に挿入
できるように、フレーム230が折り曲げ可能で、弾性力
のある性質を有していてもよい。フレーム230のアーム2
28が、注射針保護キャップに収納できるように外方向に
折り曲げられるが、弾性的に元の位置に戻って、リブ22
9と一体となって注射筒に接触して、上述したようにレ
ール228の強度を強化してもよい。
【0064】図12Aと図12Bに変わると、米国特許第6,03
0,366号、同第6,159,184号、又は米国出願09/566,224
号、同09/724,657号に開示されている実施例のいずれか
に類似するガード310を備えた別の実施例が示されてお
り、これら米国特許の開示は、参照することによって上
記に組み込まれる。通常、ガード310は、基端部322、末
端部324、および基端部322と末端部324の間を延在する
空洞326を備える。シールド360は、スライド可能に本体
320に取り付けられ、非ガード位置(図12B参照)からガ
ード位置(不図示)まで手動で又は自動的に移動させて
もよい。本体320は、フィンガーグリップ350、および
(又は)本体320内に注射器90を実質的に取り外せない
ように封入するロック機構(例えば、移動止358)を備
えていてもよい。本体320とシールド360は、上述のもの
と同様の協働移動止(不図示)を備えてもよく、協働移
動止は、非ガード位置又はガード位置にシールド60を支
持し、かつ(あるいは)、ロックする。
【0065】注射筒92、注射筒92の末端部94から延在す
る注射針95、注射針95の取外し可能なカバーである注射
針保護キャップ97を備える注射器90に、ガード310は使
用される。通常、注射筒92の外径又は断面は、注射針保
護キャップ97の外径又は断面より実質的に小さい。図12
Aに示したように、本体320の空洞326は、上述の実施例
と同様、注射器90が本体に収納されるとき、注射針キャ
ップ97を収納できる十分な大きさの外径又は断面を有す
る。
【0066】さらに、ガード310は、図13に示したよう
に、注射器90の筒92に設けられた環状のカラー380を備
えていてもよい。カラー380は、通常、注射針保護キャ
ップ97の直径と大きさが同じ、又はそれより大きい外径
を規定する。カラー380が横方向に安定した状態で空洞
内にスライド可能に収納されるように、カラー380の外
径は、本体320の空洞326の直径より大きいことが好まし
い。あるいは、図14に示したように、その他の放射状部
材(例えば、複数の放射状タブ380’)が、注射器90の
筒92に設けられてもよい。少なくとも放射状タブ380’
が3つ設けられることが好ましく、放射状タブ380’に
より確実に注射筒92を横方向に実質的に支持することが
できる。放射状部材の長さは、実質的に注射筒の長さよ
り短くてもよく、又は放射状部材は、注射筒92の実質的
長さ又は全長に沿って延在していてもよい。
【0067】カラー380、タブ380’その他の放射状部材
は、例えば、プラスチックで別個に成形されて、注射筒
92に取り付けられ、又は固定されてもよい。例えば、カ
ラー380は、機械的干渉又は他の摩擦係合により固定さ
れてもよい。さらに(あるいは)、接着剤で、および
(又は)、注射筒92に放射状部材を溶融又は融合させる
ことにより、放射状部材が注射筒92に取り付けられても
よい。あるいは、放射状部材は、注射筒92の一部とし
て、例えば、ガラスで一体的に成形されてもよい。ある
いは、カラーを「C」字形状(不図示)にして、注射筒
のまわりに固定されてもよい。「C」字形状をしたカラ
ーの内径は、注射筒92の外径より若干小さくしてもよ
い。「C」字形状をしたカラーを注射筒に嵌合させる際
に、「C」字形状をしたカラーが伸張し、カラーが通常
の直径に戻る力を利用して又は接着剤とともに注射筒92
との摩擦係合を強化してもよい。
【0068】一度、注射器90が安定して本体320内に収
納されると、注射筒92の放射状部材が、本体320の側壁
又はサイドレール328に接触する十分な外径を規定し
て、注射器90が横方向に動くのを防止してもよい。した
がって、一度、注射器90内の薬剤を患者に注射するのに
保護キャップ97が取り外されると、使用中、本体320の
開口末端部324で注射針95が横方向に動かないように、
放射状部材が横方向に支持してもよい。使用後、シール
ド360が注射針95上に移動して、実質的にガード位置に
ロックされ、上述の実施例と同様に、安全な処理を容易
に行い、かつ(あるいは)、再利用を防止することが実
現できてもよい。
【0069】本発明は、種々の改良点と選択方式を許容
する一方、具体的な実施例が、図面に示され、詳細に説
明されている。しかしながら、開示された特定の方式又
は方法に本発明は限定されず、反対に、添付の特許請求
の範囲内に含まれる改良点、均等物および代替案が本発
明により保護されると理解すべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 注射器を保持した状態の本発明の好ましい第
1実施例を示す斜視図である。
【図2A】 図1の注射器ガード本体を示す斜視図であ
る。
【図2B】 図1の注射器ガード本体を示す図2Aの末
端部の拡大斜視図である。
【図2C】 図1の注射器ガード本体を示す図2Aの基
端部の拡大斜視図である。
【図3】 図1の注射器ガード本体の他の実施例を示す
斜視図である。
【図4A】 図1の注射器ガードのシールドを示す斜視
図である。
【図4B】 図1の注射器ガードのシールドを示す図4
Aの基端部の拡大斜視図である。
【図5A】 図1の注射器ガードと収納される注射器を
示す斜視図である。
【図5B】 注射器を収納している状態の図1の注射器
ガードを示す斜視図である。
【図5C】 注射器ガード内に注射を固定するロック機
構を示す図5Bの基端部の拡大斜視図である。
【図6A】 ガード内部に注射器が収納される状態を示
す図5Aおよび図5Bの注射器ガードの断面図である。
【図6B】 ガード内部に注射器が収納される状態を示
す図5Aおよび図5Bの注射器ガードの断面図である。
【図6C】 ガード内部に注射器が収納される状態を示
す図5Aおよび図5Bの注射器ガードの断面図である。
【図7A】 シールドがガード位置にロックされた状態
の図5Aおよび図5Bの注射器ガードを示す斜視図であ
る。
【図7B】 ガード位置で移動止が協働してシールドを
ロックしている状態を示す図7Aの注射器ガードの拡大
斜視図である。
【図8A】 注射器ガード本体の他の実施例を示す斜視
図である。
【図8B】 注射器ガード本体の他の実施例を示す斜視
図である。
【図9A】 図8Aおよび図8Bの本体を備える注射器
ガードの他の実施例のシールドが非ガード位置にある状
態を示す側面図である。
【図9B】 図8Aおよび図8Bの本体を備える注射器
ガードの他の実施例のシールドがガード位置にある状態
を示す側面図である。
【図10】 注射器ガード本体の別の実施例を示す側面
図である。
【図11】 注射器ガード本体の別の実施例を示す斜視
図である。
【図12A】 ガード内部に注射器が収納される状態を
示す注射器ガードの他の実施例の断面図である。
【図12B】 ガード内部に注射器が収納される状態を
示す注射器ガードの他の実施例の断面図である。
【図13】 環状カラーを備える注射筒の拡大斜視図で
ある。
【図14】 複数の放射状タブを備える注射筒の拡大斜
視図である。
【符号の説明】
10 注射器ガード 20 本体 22 基端部 24 末端部 26 空洞 28 サイドレール 32 カラー 36 窓部 40 基端側の移動止ポケット 42 末端側の移動止ポケット 50 フィンガーグリップ 51 開口基端部 52 ウィング状部材 54 指掛部 56 グリップ面 57 スロット 58 ロック用移動止 60 保護シールド 61 側壁 64 窓部 70 移動止アーム 71 移動止 72 アセンブリタブ 80 タブ 82 ヒンジ領域 84 「C」字形状スロット 90 注射器 92 注射筒 93 拡大基端部 94 ハブ 96 フランジ 97 注射針保護キャップ 129 リブ 230 フレーム 232 支持タブ 380 環状カラー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マーク・クリストファー・ドイル アメリカ合衆国92115カリフォルニア州サ ンディエゴ、50ストリート4804番 (72)発明者 ラーズ・トミー・ウエストバイ アメリカ合衆国92009カリフォルニア州カ ールスバッド、ショアー・クレスト・ロー ド970番 Fターム(参考) 4C066 AA09 BB01 NN07

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 注射針、注射針保護キャップ、および注
    射筒を備える注射器のガードであって、 内部に注射器を収納できる空洞、空洞と連通する開口基
    端部、および注射器が空洞に収納されるとき、注射器の
    注射針と注射針保護キャップが延在できる開口部を有す
    る末端部を備える本体、 基端部および末端部を備え、末端部は開口部を備え、シ
    ールドが非ガード位置にあるとき、注射針と注射針保護
    キャップが開口部を通って延在でき、非ガード位置とシ
    ールドにより注射針がカバーされるガード位置の間をス
    ライドするように本体に取り付けられたシールド、 壁面に沿って又は壁面から外方向にタブが延在する第1
    ポジションから、空洞内に収納される注射器の筒に接触
    するように空洞に向って内側に延在する第2ポジション
    まで折り曲げ可能な、本体およびシールドの少なくとも
    1つの壁面に設けられている1つ以上のタブ、 およびガード位置にシールドをロックする1つ以上のシ
    ールドの移動止、を備えるガード。
  2. 【請求項2】 本体の対向する壁面に1対のタブが1組
    以上設けられている、請求項1記載のガード。
  3. 【請求項3】 ヒンジ領域を用いて、本体の壁面に各タ
    ブが結合されている、請求項1記載のガード。
  4. 【請求項4】 第2ポジションに向ってタブを折り曲げ
    ることができるように、ヒンジ領域に強度の弱い領域が
    設けられている、請求項3記載のガード。
  5. 【請求項5】 第1ポジションから第2ポジションまで
    折り曲げることができるように、加熱すると軟化する材
    料で各タブが形成される、請求項1記載のガード。
  6. 【請求項6】 注射器の基端部に嵌合させて、軸方向の
    注射器の移動を制限できるロック機構を有するフィンガ
    ーグリップを本体の基端部に備える、請求項1記載のガ
    ード。
  7. 【請求項7】 タブが、第1ポジションにある状態で、
    本体の基端部から末端部まで軸方向に延在する、請求項
    1記載の装置。
  8. 【請求項8】 注射針保護キャップの外径断面より大き
    い空洞内に収納される注射器であって、注射器は、注射
    針保護キャップと外径断面が注射針保護キャップより小
    さい注射筒を備える、請求項1記載のガード。
  9. 【請求項9】 シールドが非ガード位置にあるとき、タ
    ブの上に重なる1つ以上の開口部をシールドが備える、
    請求項1記載のガード。
  10. 【請求項10】 注射筒、注射筒の末端部から延在する
    注射針、および注射針をカバーする取外し可能な注射針
    保護キャップを備える注射器、 注射筒から延在する放射状部材、 開口基端部、開口末端部、および内部に注射器を収納す
    ることができるように基端部と末端部の間に延在する空
    洞を備え、注射器を空洞内に収納する際、空洞は、注射
    針保護キャップを収納できる構造であり、放射状部材が
    空洞内で注射器が実質的に横方向に移動しないように本
    体の内側面に接触し、注射針と注射針保護キャップが、
    少なくとも部分的に本体の末端部を超えて延在する本
    体、 本体にスライド可能に取り付けられ、基端部および末端
    部を備え、シールドの末端部は、開口部を備え、シール
    ドが非ガード位置にある際に、注射針と注射針保護キャ
    ップが開口部を通って延在し、非ガード位置とシールド
    により注射針がカバーされるガード位置の間をスライド
    するシールド、 およびガード位置でシールドをロックする1つ以上のシ
    ールドの移動止を備える、注射器具。
  11. 【請求項11】 放射状部材が、注射筒の一部として一
    体的に成形される、請求項10記載の注射器具。
  12. 【請求項12】 放射状部材が、注射針保護キャップと
    同程度の大きさの外径を有する環状カラーである、請求
    項10記載の注射器具。
  13. 【請求項13】 カラーが、少なくとも機械的干渉と接
    着剤いずれかで固定される、請求項12記載の注射器具。
  14. 【請求項14】 カラーが、注射筒の一部として一体的
    に成形される、請求項12記載の注射器具。
  15. 【請求項15】 カラーが、「C」字形状をしている、
    請求項12記載の注射器具。
  16. 【請求項16】 放射状部材が、注射筒から延在する複
    数のタブである、請求項10記載の注射器具。
  17. 【請求項17】 複数のタブが、注射筒のまわりに配置
    されている、請求項16記載の注射器具。
  18. 【請求項18】 注射器の基端部に嵌合して、注射器の
    軸方向の移動を制限するロック機構を本体の基端部に備
    える、請求項10記載の注射器具。
  19. 【請求項19】 ロック機構は、スロット部を規定する
    1つ以上の移動止からなり、注射筒の基端部にある少な
    くとも1つのフランジ部とスロット部が嵌合し、空洞内
    に注射器が実質的に固定される、請求項18記載の注射器
    具。
  20. 【請求項20】 注射器は、内部に薬剤が充填済みのも
    のである、請求項10記載の注射器具。
  21. 【請求項21】 開口基端部と、開口末端部と、そして
    それらの間に延在する空洞部を備える本体を準備し、 注射針と注射器の末端部から延在する注射針保護キャッ
    プが本体の開口基端部から延在するまで、本体の基端部
    へ注射器を挿入し、 空洞内部で注射器が実質的に横方向に移動しないよう
    に、本体の一部を内側に変形させ、注射器の筒に接触さ
    せて、注射器具を組み立てる方法。
  22. 【請求項22】 変形工程として、1つ以上のタブを折
    り曲げて注射筒に接触させる、請求項21記載の方法。
  23. 【請求項23】 基端部と末端部を備えるシールドの基
    端部に本体の末端部を挿入して、注射針と注射針保護キ
    ャップがシールドの開口部を通って延在するように、シ
    ールドがスライド可能に本体に取り付けられる、請求項
    22記載の方法。
  24. 【請求項24】 本体の1つ以上のタブを折り曲げるの
    に利用される1つ以上の開口部を備えるシールドは、タ
    ブが折り曲げられる前に本体に取り付けられる、請求項
    23記載の方法。
  25. 【請求項25】 1つ以上のタブが内側に折り曲げられ
    た後に、シールドがスライド可能に本体に取り付けられ
    る、請求項23記載の方法。
  26. 【請求項26】 1つ以上のタブを加熱して、タブの材
    質を軟化させた後、タブが内側に折り曲げられる、請求
    項22記載の方法。
  27. 【請求項27】 1つ以上のタブが、塑性変形して、内
    側に折り曲げられる、請求項22記載の方法。
  28. 【請求項28】 開口基端部と、開口末端部と、そして
    それらの間に延在する空洞とを備える注射針ガードを準
    備し、 注射針と注射器の末端部から延在する注射針保護キャッ
    プが、注射針ガードの開口基端部を通って延在するま
    で、注射針ガード基端部に注射器を挿入し、 空洞内部で注射器が実質的に横方向に移動しないよう
    に、注射針ガードの一部を内側に変形させ、注射器の筒
    に接触させて、注射器具を組み立てる方法。
  29. 【請求項29】 変形工程として、注射ガード内の1つ
    以上のタブを内側に折り曲げて、注射筒に接触させる、
    請求項28記載の方法。
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