JPH11503864A - 自動車用雌型ヒューズ - Google Patents

自動車用雌型ヒューズ

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JPH11503864A
JPH11503864A JP8528527A JP52852796A JPH11503864A JP H11503864 A JPH11503864 A JP H11503864A JP 8528527 A JP8528527 A JP 8528527A JP 52852796 A JP52852796 A JP 52852796A JP H11503864 A JPH11503864 A JP H11503864A
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ジョン エバンス,テレンス
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クーパー インダストリーズ,インコーポレイティド
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Abstract

(57)【要約】 雌型ヒューズ(10)は、ヒューズクリップ(30)を取り巻いてモールドされた一体型のリンク(20)とサーマルブロック(24)とを有する。ヒューズリンク(20)、サーマルブロック(24)、およびヒューズクリップ(30)は絶縁性ハウジング(40)内に封入されている。ヒューズリンク(20)およびサーマルブロック(24)は種々の方法で作製できるが射出成形により一体ユニットとして作製することが望ましい。得られたヒューズは従来のヒューズに比べて寸法が小さく且つ低温で作動する。

Description

【発明の詳細な説明】 自動車用雌型ヒューズ 発明の背景 本発明は、概略的にはヒューズに関し、詳しくは、ヒューズクリップを挿入成 形(insert mold)してヒューズリンクとサーマルブロックとを一体にした雌型ヒ ューズに関し、また特に一体型ヒューズリンクの製造方法に関する。 自動車産業分野における従来のヒューズは殆どが雄型のブレード型ヒューズで ある。バスバー(母線)側のブレード型コネクターに雄型のブレード型ヒューズ を接続して用いる。バスバーのブレードとヒューズのブレードを接続するために は2口式雌型クリップ(double female clip)が必要で、このクリップの一端を バスバーのブレードに接続し、他端をブレード型ヒューズのブレード部分に接続 する。このヒューズを、金属製バネクリップを備えたヒューズブロック内に嵌め 込む。 また、従来のヒューズは寸法が大きい。一例として、従来のヒューズは長さ2 9mmで幅が約9mmのものがある。また、典型的な従来のヒューズは全高が約 34mmある。このように従来のヒューズはかなり大きいものである。 バスバーとヒューズブレードとの間に入れる2口式雌型バネクリップは部品点 数の増加になるため、コストが増加し、製品の寸法が大きくなり、組み立て工数 が増加する。また、2口式雌型バネクリップの組み込みは手作業を必要とし、更 にコストが増加する。2口式雌型バネクリップは、アセンブリ内で最も弱い部品 であり、ただ単に両方の雄型ブレードを接続するのが目的であるという機能やそ の寸法に比べると値段が高い。 従来のヒューズのヒューズリンクは、典型的には亜鉛の連続ストリップをスタ ンプ加工した後に曲げ加工して所定形状に作製したものである。亜鉛の融点は約 440℃である。 ヒューズかバスバーのいずれかがオーバーヒートした場合、2口式雌型クリッ プおよび金属製バネクリップの入力ワイヤ側端部が焼きなまされて可撓性を失い 、交換が必要になる。この場合、ヒューズの交換が必要なだけでなく、ヒューズ ブロックを解体して2口式雌型バネクリップを交換することも必要になる。これ には費用と労力を要する。更に、ワイヤに接続したバネクリップが焼きなまされ ると、ワイヤを交換しなくてはならず、更に費用が増える。 従来の特許では上記の問題点の解消に限界があった。Yazaki et al.の米国特 許第 5,294,906号は、雄型ヒューズと、リンクを本体内に留め付ける機構とを開 示している。その目的は、発熱によるハウジングの変形および変色を防止するこ とである。Jung et al.の米国特許第 2,055,866号は、リンクの過負荷特性を変 えるための可動蓄熱器を開示している。Matsunaga の米国特許第 4,646,052号は 、高融点を用いて「M」効果を回避している。Jung et al.およびMatsunaga et al.の特許では、蓄熱器を別体で作製してリンクに加えるので、製造コストが高 くなる。 本発明は上記従来技術の欠点を克服する。 発明の概要 本発明においては、ヒューズクリップをサーマルブロック内に挿入モールドす る。サーマルブロックとヒューズリンクを射出成形により一体ユニットとして作 製する。本発明の雌型ヒューズは小型化しており、低温で作動し、部品同士の蝋 付けや溶接を必要としない 。 本発明の目的の一つは、バスバーとヒューズブレードとの間に延びる2口式雌 型バネクリップの必要性を解消することである。 本発明のもう一つの目的は、ヒューズの組付けコストを大幅に低減することで ある。本発明の雌型ヒューズは従来のヒューズに比ベて長さをほぼ半分にしなが ら、幅はほんの僅かに広がっただけである。更に、本発明のヒューズは従来のヒ ューズに比べて高さが減少しており、それにより体積が大幅に減少している。こ れにより、より小型のPDB(power distribution block:配電器)を用いるこ とが可能になり、2口式雌型クリップとその組付け労力とが不要となる。 本発明の雌型ヒューズは低融点のヒューズリンクおよびサーマルブロックを用 いているので、発熱が最小限に抑制され、周囲を取り囲んでいるプラスチック製 ハウジングの熱損傷が少ない。従来の高融点金属はヒューズリンク周囲の部材の 温度を上昇させ、プラスチック製ハウジングの変形や融解の原因になっていた。 本発明において低融点金属を用いたことにより、低廉な低温プラスチックでハウ ジングを作製することができる。 本発明の他の目的および利点は以下の説明により示される。 図面の簡単な説明 本発明の望ましい実施態様を詳細に説明するために、以下の図面を参照する。 図1は、本発明によるヒューズ素子の部分アセンブリの平面図である。 図2は、図1に示したヒューズ素子の部分アセンブリの右側面から見た平面図 である。 図3は、本発明による雌型ヒューズの断面図(一部仮想)である。 図4は、本発明によるヒューズの斜視図(一部分解)である。 図5は、本発明の雌型ヒューズのもう一つの実施態様の断面図である。 図6は、図5に示した平面6−6での断面図である。 発明の詳細な説明 図1〜4において、雌型ヒューズの全体を参照番号10で示す。雌型ヒューズ 10の主部品は、図3および4に最も良く示されているように、素子アセンブリ 28およびハウジング40である。 図1および2に示したように、素子アセンブリ28は、一対の雌型ヒューズク リップ30と31、サーマルブロック24と25、およびヒューズリンク20で 構成されている。ヒューズクリップ30と31は錫青銅、丹銅、またはセラミッ クス担持銅合金等の銅合金で作られている。望ましい実施態様においては、ヒュ ーズクリップ30と31はシート材料からスタンプ加工した後に所定形状に成形 される。 ヒューズリンク20およびサーマルブロック24,25は、射出成形により一 体ユニットとして作られる。ヒューズリンク20はホール(穴)またはウィーク スポット(弱い箇所)36を有しており、これによりヒューズ10の定格が一部 決まる。以下で詳述する鋳造およびモールド時に、ヒューズクリップ30、31 はそれぞれ各サーマルブロック24、25の中に封入される。クリップ30、3 1の基部33には開口34があって、これがサーマルブロック24、25形成用 の金属溶湯を受入れることで、クリップ30、31をそれぞれサーマルブロック 24、25に留め付ける。サーマルブロ ック24、25用およびヒューズリンク20用の金属が冷却に伴って収縮し、ヒ ューズクリップ30、31を所定位置に留め付ける。この作製法は、部品の蝋付 けあるいは溶接なので、ヒューズ10のコストが低減される。ヒューズクリップ 30、31をサーマルブロック24、25に埋め込まなければならないので、サ ーマルブロック24、25の寸法はヒューズクリップ30、31の寸法によって 決まる。このように、サーマルブロック24、25は全ての定格のヒューズにつ いてほぼ同じ寸法である。 ヒューズ10の定格はヒューズリンク20の形状寸法により決まる。一般にヒ ューズリンク20は平坦な金属ストリップでU字形断面を持ちクリップ30、3 1間に延びている。ヒューズ10の定格は、ヒューズリンク20の全長、幅、厚 さと、ヒューズリンク20に用いられている金属の種類とによって決まる。ヒュ ーズの種類に応じてウィークスポット36および材料を使い、定格を調整する。 素子アセンブリ28は、プラスチック等の材料で作られた絶縁性のハウジング 40内に収められている。望ましい実施態様においては、上記プラスチックはタ ルク充填材入りのポリプロピレンである。ハウジング40は熱吸収体として作用 する。プラスチックハウジング40は射出成形してから素子アセンブリ28の周 囲に組み付けてもよいし、その他当分野で公知の方法により作製してもよい。雌 形クリップ30、31上の耳32がハウジング40内にある嵌め込み溝42によ ってヒューズアセンブリ28をハウジング40内の保持する。望ましい実施態様 においては、溝42はハウジング40内にモールド成形されている。 ヒューズリンク20およびサーマルブロック24を射出成形するための金属は 、錫−銀、鉛−アンチモン、錫−アンチモン、等の合金および純金属で、融点あ るいは遷移点が300℃以下の低融点金 属である。本発明の雌型ヒューズの種々の合金は、融点が300℃以下であり、 融点が220〜250℃の範囲にある合金を用いるのが望ましい。用いる合金は 共晶合金である。例えば、錫/鉛(60/40)合金は固相と液相とが共存する 約15℃の温度範囲がある。本発明の共晶合金は、ヒューズリンク20の材料が 機械的強度がゼロになる液相および固相の状態にならないような遷移領域を持た ない。 ヒューズリンク20およびサーマルブロック24、25のために低融点金属を 用いることは、幾つかの利点がある。低融点の合金および金属を用いると発熱量 が減少するので、取り囲んでいるプラスチック製の絶縁ハウジング40の損傷が ない。融点の高い金属を用いると、ヒューズリンクを取り囲む雰囲気温度が高く なり、プラスチックハウジングの変形や溶融が起きる。例えば銅の場合、融点が 約1083℃であり、そのため従来技術のハウジングではこのような高温に耐え るために高い耐熱性を持つ高価なプラスチックを用いる必要があった。従来のヒ ューズリンクおよびターミナルアセンブリに接触している全てのヒューズ部品は 非常に高温になって劣化の原因になる。本発明のように低融点金属を用いること により、絶縁ハウジング40は低コストの低温プラスチックで作ることができる 。ヒューズリンクおよびサーマルブロック24、25に低温金属を用いることが できて初めて低温プラスチックが可能になる。 ヒューズリンク20およびサーマルブロック24、25の材料はヒューズ定格 を決める上で重要である。サーマルブロック24、25はヒューズリンク20の ためのヒートシンクとして作用し、一方でクリップ30、31による発熱を、他 方でヒューズリンク20による発熱を吸収する。サーマルブロック24、25は クリップ30、31からの熱およびリンク20からの熱の両方を吸収する。サー マルブロック24、25の役割は、発熱開始からヒューズリンク20がウィーク スポット36で溶融するまでを遅れさせることである。発生した熱は、熱吸収体 として作用するサーマルブロックに伝達する。熱の発生が続くと、アセンブリ全 体の温度が上昇し、ついにはウィークスポット36の温度がヒューズリンク20 の材料の融点に達する。すなわち、アセンブリが熱を吸収し続け、ヒューズリン ク20のウィークスポット36の温度がリンク20の融点に達すると、ウィーク スポット36が破断することによりリンク20が回路を開く。このように、サー マルブロック24、25のヒートシンク作用によってヒューズ10が時間遅れを 伴って作動することができ、短時間の過電流状態でヒューズリンク20が開くこ とが防止される。 図5および図6に、本発明の別の実施態様を示す。この雌型ヒューズを参照番 号50で示す。雌型ヒューズ50は素子アセンブリ60とハウジング70とを含 む。素子アセンブリ60は、一対の雌型ヒューズクリップ62、64、サーマル ブロック66、68、およびヒューズリンク80を含む。ヒューズリンク80と サーマルブロック66、68とは、以下に詳述するように、射出成形により一体 のユニットとして作られている。ヒューズクリップ62、64はモールド時にそ れぞれ各サーマルブロック66、68の中に封入される。ヒューズリンク80に はウィークスポット82がある。 図1〜4の実施態様に示したヒューズリンク20とは異なり、ヒューズリンク 80はヒューズクリップ62、64から軸方向へ離れて延びている。これにより ハウジング70の長手方向の寸法が大きくなるが、ヒューズリンク80をクリッ プ62、64で発生する熱から遠ざけもする。ヒューズリンク80をヒューズク リップ62、64から遠ざけて突き出させたことにより、ヒューズリンク80の 寿命が延びる。 ハウジング70には、バスバーからのブレードを受け入れるための一対のスロ ット84、86がある。 ハウジング70の端部壁88、90には、クリップ62、64から突き出した 耳96、98を受け入れるための長手方向のスロット92、94がある。ハウジ ング70の下端は開口100である。 素子アセンブリ28、60は、種々の定格のヒューズを作製し易い種々のモー ルド方法で製造することができる。モールドの寸法および形状を変えてサーマル ブロックあるいはヒューズリンクの寸法を変えることができ、また合金の組成も 変えることができる。これらのいずれによってもヒューズの定格が変わる。 本発明のヒューズ10は挿入射出成形(insert injection molding)により作 製することが望ましい。射出成形はプラスチックの射出の技術として良く知られ ている。しかし、本発明においては、射出成形を用いて低温で金属を射出する。 ヒューズ10の製造に用いた同じタイプのモールドは、プラスチック製品を射出 成形により製造するために用いられる。本発明においては、ヒューズクリップを スタンプ加工してモールドキャビティー内に配置し、ヒューズリンクおよびサー マルブロック用の金属溶湯をモールドキャビティー内に注入してクリップを取り 囲ませる。挿入射出成形では、金属をモールドのキャビティー内に射出する際に ゲート処置を行う。ゲートはモールドにある開口で、ここから金属溶湯がモール ドキャビティー内に流入できる。シリンダーに空気を充填し、この空気圧によっ て金属をモールドキャビティー内に強制的に注入する。プラスチックに比べて金 属溶湯は小さい寸法の箇所にまで流入するので、金属の射出成形はプラスチック の射出成形よりも許容誤差が厳しくなる傾向がある。クリップ30、31をモー ルドに嵌め込み、モールド の開口から突き出させる。モールドをリンク合金の遷移温度より20℃程度低温 に保つ。クリップをモールドの開口に密接させて嵌め込み、モールドキャビティ ー内に強制注入された金属が開口部でクリップとモールドの間の隙間から流出で きないようにする。 上記の射出プロセスを変更して、ヒューズリンクを別体で作り、ヒューズリン クをヒューズクリップ30、31にモールドしないようにすることもできる。低 融点合金の大部分は鍛造性が良く、キャビティー内に入れてパンチプレスで成形 することができる。また、パンチプレス内でコイニング式の操作により所定形状 にスタンプ成形することもできる。次に、ヒューズクリップ30、31をサーマ ルブロック24、25に接合する必要がある。それには、ヒューズクリップを加 熱し、サーマルブロック24、25に強制的に押し込んで、サーマルブロックの 金属が流動してヒューズクリップを取り囲むようにする。高温保持が長時間にな るとクリップが焼鈍されてしまうので、高温保持の時間が長くなり過ぎないよう にしなくてはならない。この変更射出プロセスの一つの欠点は、ヒューズクリッ プをサーマルブロックに接合するという第2の処理が必要なことである。 ヒューズ10を作製するもう一つの技術は、圧縮成形法である。この技術もプ ラスチック工業で用いられているものである。圧縮成形法によりヒューズ10を 作製する場合、クリップ30、31を圧縮成形モールドに挿入してから、金属を モールドキャビティー内に入れる。余分な金属をキャビティーから追い出して、 モールドすなわちキャビティーを閉鎖する。この方法の一つの欠点は、金属がク リップの周りに単に押し付けられるだけなので、クリップと金属との接合が十分 に行われ難いことである。 ヒューズ10を作製するもう一つの技術はインベストメント鋳造 法である。そのままでは非常にゆっくりしたプロセスになるので、冷却時間を長 くしないように、モールドの一部を加熱し、他の部分を冷却する。次に、予めク リップ30、31を配置したモールド内に液体共晶金属を注入する。次いで、モ ールドを閉じる。次に、液体金属を保持しているモールドの部分から抜熱して、 液体金属を冷却そして凝固させる。この方法の一つの欠点は、モールドの冷却部 分にあるクリップは金属と十分に接合し難いことである。モールドの一方の側は 金属の液体温度より高温であり、モールドの反対側は金属の液体温度である。 ヒューズ10を作製するもう一つの方法はトランスファーインサートプレス法 (transfer insert pressing process)である。トランスファーインサートプレ ス法は射出成形法に似た方法である。クリップ30、31をモールドに入れ、モ ールドを閉じる。モールドの上部に開口がある。キャビティー内に液体金属を入 れ、ラムを開口から押し入れて金属をモールドキャビティー内に押し付ける。こ れは熱硬化性プラスチック、エポキシおよびフェノールに用いる典型的なプロセ スである。トランスファーインサートプレス法は、金属が濃密で粘性が高い場合 に望ましい方法である。射出成形法では単にスクリューを回転させて金属をゲー トから押し込むだけである。トランスファーインサートプレス法の場合は、遙か に大きな力をラムに、そして金属に負荷してモールドキャビティー内へ押し込む ことができる。トランスファーインサートプレス法のモールドは、金属の遷移温 度より低温に保持することもできる。トランスファーインサートプレス法の一つ の欠点は、金属溶湯をモールドキャビティー内に押し込む際に、モールドが冷た いために金属がクリップ30、31と作用し合う前に固くなって凝固してしまう 。 ヒューズ10を作製するもう一つの方法は、焼結粉末金属法であ る。焼結粉末金属法の利点は、モールド内で作製された物が最終形状に非常に近 いことである。この方法では、金属粉末をモールドキャビティー内に入れ、圧力 下でモールドを閉じる。焼結粉末金属法に合った金属を用いることが必要である 。モールドを閉じて加圧する際に金属粉末が飛散しないように、ワックスバイン ダーを金属粉末に添加することができる。次いで、ヒューズを炉に入れて金属の 融点直下まで加熱することにより、ワックスバインダーを燃焼除去することがで きる。次に、更に加圧してヒューズを最終形状に近づけることもできる。典型的 には、ヒューズの外縁部にバリが出る。しかし、外形は最終形状に非常に近い。 表面には加圧による欠陥があるので、何らかの表面仕上げが必要である。 焼結粉末金属法においては、3ピースモールドがある。モールドの半分2つを クリップ30、31を取り巻いて、モールド頂部を開けた状態で配置する。クリ ップ30、31の端部がモールドキャビティー内に突き出ている。先ず、サーマ ルブロック24、25用の金属粉末をモールドキャビティー内に挿入して軽く叩 いて(tamping:タンピング)所定位置にする。次に、粉末金属をモールドキャビ ティー内に入れ、軽く叩く工具を用いてモールドキャビティーの下部分を粉末金 属で満たす。典型的な軽く叩く工具として水圧ラムの端部に付けたピストンを用 い、モールドキャビティー内の粉末金属に圧力を負荷する。次に、更に粉末金属 をモールドキャビティーに追加し、また軽く叩いてモールドキャビティーを完全 に満たす。次に、モールドの第3ピースを用いてモールドを閉じる。モールドの 第3ピースは中央に可動部があり、炉内で粉末金属に圧力を負荷するのに用いる ことができる。 複数の金属を混在させて用いる場合、望ましい一つの態様として、サーマルブ ロックを銅製とし、ヒューズリンクを錫合金の1種と する。銅の粉末金属と錫合金の粉末金属の加熱処理は複雑である。それは、錫合 金は銅に比べて遙かに低い温度で溶融し、錫合金が銅粉末中に拡散するからであ る。 粉末金属法の利点の一つは、異種の金属粉末を混在させて用い、ヒューズリン ク20とサーマルブロック24、25を形成することができることである。これ により、ヒューズリンク20をある金属で作り、サーマルブロック24、25は 別の金属で作って、サーマルブロック24、25には熱容量の非常に大きい金属 を用いるということが可能である。異種金属同士はモールドに負荷された圧力に よって接合される。しかし、この方法は低コストではない。 以上、本発明の望ましい実施態様を図示および説明したが、当業者によれば、 本発明の趣旨を逸脱せずに種々の改変が可能である。
【手続補正書】 【提出日】1997年11月5日 【補正内容】 明細書の下記3箇所において「と31」を『、30』に訂正する。 4頁12行、同14行、同16行。 明細書の下記19箇所において「31」を『30』に訂正する。 4頁22行、同23〜24行、同25行。(3箇所) 5頁2行、同4行、同6行、同11行、同21行。(5箇所) 6頁下から3行目、同最下行。(2箇所) 8頁最下行。(1箇所) 9頁6行、同10行、同21行。(3箇所) 10頁3行、同13行、同下から2行目。(3箇所) 11頁13行、同14行。(2箇所) 請求の範囲を別紙のとおりに補正する。 請求の範囲 1.下記、 ヒューズリンク、 該ヒューズリンクの両端に電気的に接続し該両端を支持する第1および第2の サーマルブロック、および 該サーマルブロックの個々に接続したヒューズクリップ、 を備えたヒューズ。 2.上記のヒューズリンク、サーマルブロック、およびヒューズクリップを覆 うハウジングを更に備えた請求項1のヒューズ。 3.上記ヒューズクリップが雌型ヒューズクリップである請求項2のヒューズ 。 4.上記ヒューズリンクおよびサーマルブロックが低融点金属で作られている 請求項1のヒューズ。 5.上記ヒューズリンクが、錫−銀合金、錫−燐合金および錫−アンチモン合 金から成る群から選択された金属で作られている請求項1のヒューズ。 6.上記ヒューズクリップが銅合金で作られている請求項5のヒューズ。 7.上記ハウジングが上記ヒューズクリップを受け入れる内部溝を備えている 請求項2のヒューズ。 8.下記、 ヒューズリンク、 該ヒューズリンクに接続した第1の導電性サーマルブロックおよび第2の導電 サーマルブロック、 それぞれ該第1および第2のサーマルブロックに電気的に接続した第1の雌型 ヒューズクリップおよび第2の雌型ヒューズクリップ、ただし該ヒューズクリッ プは該サーマルブロックに挿入モールドされており、該ヒューズリンクおよび該 サーマルブロックが射出成形により一体のユニットとして作製されており、これ らのヒューズクリップ、サーマルブロック、およびヒューズリンクがヒューズア センブリを構成する、および 該ヒューズアセンブリを収容するハウジング、 を備えた雌型ヒューズ。 9.上記ヒューズクリップが多ピンヒューズクリップである請求項8のヒュー ズ。 10.上記ヒューズリンクおよび上記サーマルブロックが温度遷移300℃未 満の金属から射出成形されて成る請求項8のヒューズ。 11.下記、 ヒューズリンク、 該ヒューズリンクに接続した第1の導電性サーマルブロックおよび第2の導電 サーマルブロック、 それぞれ該第1および第2のサーマルブロックにそれぞれ電気的に接続した第 1の雌型ヒューズクリップおよび第2の雌型ヒューズクリップ、ただし該ヒュー ズクリップは該サーマルブロックに挿入モールドされており、これらヒューズク リップ、サーマルブロック、およびヒューズリンクがヒューズアセンブリを構成 する、および 該ヒューズアセンブリを収容するハウジング、 を備えた雌型ヒューズ。 12.上記ヒューズクリップが多ピンヒューズクリップである請求項11のヒ ューズ。 13.上記ヒューズリンクおよび上記サーマルブロックが温度遷移300℃未 満の合金から射出成形されて成る請求項11のヒューズ。 14.スタンプ加工中に上記ヒューズクリップに形成され上記ハウジングに形 成された溝と噛み合う耳によって、上記ヒューズアセンブリが上記ハウジングに 保持される請求項11のヒューズ。 15.下記、 電気回路内接続用の融解可能素子、 電気回路内接続用の導電性部材、 該融解可能素子と導電性部材との間に電気的に配置され該融解可能素子のため のヒートシンクとして作用するサーマルブロック、 を備えた電気回路用のヒューズ。 16.上記サーマルブロックが、時間遅れをもってヒューズが作動できるよう に、ヒートシンク特性を有する請求項15のヒューズ。 17.上記サーマルブロックが、該回路内の短時間の過電流状態で上記融解可 能素子が開くのを防止する請求項15のヒューズ。 18.上記サーマルブロックが遷移温度300℃未満の金属で作られている請 求項15のヒューズ。 19.上記の融解可能素子、導電性部材、およびサーマルブロックが絶縁性ハ ウジング内に収容されている請求項15のヒューズ。 20.下記、 第1および第2の導電性部材、 一端が第1のサーマルブロックに接続され他端が第2のサーマルブロックに接 続されているヒューズリンク、 ただし、該第1および第2の導電性部材はそれぞれ該第1および第2のサーマ ルブロックに電気的に接続されており、該第1および第2のサーマルブロックは 熱吸収体として作用する、 を備えたヒューズ。 21.上記の導電性部材、ヒューズリンク、およびサーマルブロックを取り囲 んでいる絶縁性ハウジングを更に備えた請求項20のヒューズ。 22.上記ハウジングが、上記の導電性部材、ヒューズリンク、およびサーマ ルブロックを受け入れるためのチャンバを含む請求項21のヒューズ。 23.下記の工程、 熱容量部を伴うリンクの形状を含むモールドキャビティーを用意する工程、 ヒューズクリップを該モールドキャビティー内に配置する工程、および 金属溶湯を該モールドキャビティー内に注入する工程、 を含むヒューズ用リンクの作製方法。 24.上記モールドを上記金属の遷移温度より低い温度に維持する工程を更に 含む請求項23の方法。 25.上記金属溶湯をラムにより上記モールドキャビティー内に導入する工程 を更に含む請求項23の方法。 26.下記の工程、 ヒューズリンクを作製する工程、 熱容量部の形状を含むモールドキャビティーを用意する工程、 金属溶湯を該モールドキャビティー内に注入する工程、および 該モールドキャビティー内の該金属溶湯中へ該ヒューズリンクを押し込む工程 、 を含むヒューズ用リンクの作製方法。 27.下記の工程、 熱容量部を伴うリンクの形状を有するモールドキャビティーを用意する工程、 ヒューズクリップを該モールドキャビティー内に配置する工程、 金属溶湯を該モールドキャビティー内に導入する工程、および 該モールドを閉じて余分の金属溶湯をモールドキャビティーから排除する工程 、 を含むヒューズ用リンクの作製方法。 28.上記モールドの、第1のヒューズクリップのある側を加熱する工程と該 モールドの、第2のヒューズクリップのある側を冷却する工程とを更に含む請求 項27の方法。 29.下記の工程、 熱容量部を伴うリンクの形状を有するモールドキャビティーを用意する工程、 バインダーを含む第1の金属粉末を、該モールドの該サーマルブロック用部分 へ配置する工程、 バインダーを含む第2の金属粉末を、該モールドの該リンク用部分へ配置する 工程、および 該モールドを圧力下で閉じる工程、 を含むヒューズ用リンクの作製方法。 30.上記バインダーを燃焼により除去する工程を更に含む請求項29の方法 。 31.上記第1および第2の金属がぞれぞれ銅および鉛合金である請求項29 の方法。 32.上記第1および第2の金属を軽く叩いて上記モールドキャビティー内へ 入れる工程を更に含む請求項29の方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CZ, DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE,HU,I S,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LK,LR ,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN, MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,S D,SE,SG,SI,SK,TJ,TM,TR,TT ,UA,UG,UZ,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.下記、 ヒューズリンク、 該ヒューズリンクの両端を指示する第1および第2のサーマルブロック、およ び 該サーマルブロックの個々に接続したヒューズクリップ を備えたヒューズ。 2.上記のヒューズリンク、サーマルブロック、およびヒューズクリップを覆 うハウジングを更に備えた請求項1のヒューズ。 3.上記ヒューズクリップが雌型ヒューズクリップである請求項2のヒューズ 。 4.上記ヒューズリンクおよびサーマルブロックが低融点金属で作られている 請求項1のヒューズ。 5.上記ヒューズリンクが、錫−銀合金、錫−燐合金および錫−アンチモン合 金から成る群から選択された金属で作られている請求項1のヒューズ。 6.上記ヒューズクリップが銅合金で作られている請求項5のヒューズ。 7.上記ハウジングが上記ヒューズクリップを受け入れる内部溝を備えている 請求項2のヒューズ。 8.下記、 ヒューズリンク、 該ヒューズリンクに接続した第1のサーマルブロックおよび第2のサーマルブ ロック、 それぞれ該第1および第2のサーマルブロックに接続した第1の雌型ヒューズ クリップおよび第2の雌型ヒューズクリップ、ただし 該ヒューズクリップは該サーマルブロックに挿入モールドされており、該ヒュー ズリンクおよび該サーマルブロックが射出成形により一体のユニットとして作製 されており、これらのヒューズクリップ、サーマルブロック、およびヒューズリ ンクがヒューズアセンブリを構成する、および 該ヒューズアセンブリを収容するハウジング、 を備えた雌型ヒューズ。 9.上記ヒューズクリップが多ピンヒューズクリップである請求項8のヒュー ズ。 10.上記ヒューズリンクおよび上記サーマルブロックが温度遷移300℃未 満の金属から射出成形されて成る請求項8のヒューズ。 11.下記、 ヒューズリンク、 該ヒューズリンクに接続した第1サーマルブロックおよび第2サーマルブロッ ク、 それぞれ該第1および第2のサーマルブロックに接続した第1の雌型ヒューズ クリップおよび第2の雌型ヒューズクリップ、ただし該ヒューズクリップは該サ ーマルブロックに挿入モールドされており、該ヒューズリンクおよび該サーマル ブロックは射出成形により一体ユニットとして作製されており、これらヒューズ クリップ、サーマルブロック、およびヒューズリンクがヒューズアセンブリを構 成する、および 該ヒューズアセンブリを収容するハウジング、 を備えた雌型ヒューズ。 12.上記ヒューズクリップが多ピンヒューズクリップである請求項11のヒ ューズ。 13.上記ヒューズリンクおよび上記サーマルブロックが温度遷移300℃未 満の合金から射出成形されて成る請求項11のヒューズ。 14.スタンプ加工中に上記ヒューズクリップに形成され上記ハウジングに形 成された溝と噛み合う耳によって、上記ヒューズアセンブリが上記ハウジングに 保持される請求項11のヒューズ。 15.下記、 ヒューズリンク、 該ヒューズリンクに接続した第1サーマルブロックおよび第2サーマルブロッ ク、 それぞれ該第1および第2のサーマルブロックに接続した第1の雌型ヒューズ クリップおよび第2の雌型ヒューズクリップ、ただし該ヒューズクリップは該サ ーマルブロックに電気的に接続しており、該ヒューズリンクおよび該サーマルブ ロックは射出成形により一体のユニットとして作製されており、これらヒューズ クリップ、サーマルブロック、およびヒューズリンクがヒューズアセンブリを構 成する、および 該ヒューズアセンブリを収容するハウジング、 を備えた雌型ヒューズ。 16.下記、 電気回路内接続用の融解可能素子、 電気回路内接続用の導電性部材、 該融解可能素子と導電性部材との間に電気的に配置され該融解可能素子のため のヒートシンクとして作用するサーマルブロック、 を備えた電気回路用のヒューズ。 17.上記サーマルブロックが、時間遅れをもってヒューズが作動できるよう に、ヒートシンク特性を有する請求項16のヒューズ 。 18.上記サーマルブロックが、該回路内の短時間の過電流状態で上記融解可 能素子が開くのを防止する請求項16のヒューズ。 19.上記サーマルブロックが遷移温度300℃未満の金属で作られている請 求項16のヒューズ。 20.上記の融解可能素子、導電性部材、およびサーマルブロックが絶縁性ハ ウジング内に収容されている請求項16のヒューズ。 21.下記、 第1および第2の導電性部材、 一端が第1のサーマルブロックに接続され他端が第2のサーマルブロックに接 続されているヒューズリンク、 ただし、該第1および第2の導電性部材はそれぞれ該第1および第2のサーマ ルブロックに電気的に接続されており、 該第1および第2のサーマルブロック は熱吸収体として作用する、 を備えたヒューズ。 22.上記の導電性部材、ヒューズリンク、およびサーマルブロックを取り囲 んでいる絶縁性ハウジングを更に備えた請求項21のヒューズ。 23.上記ハウジングが、上記の導電性部材、ヒューズリンク、およびサーマ ルブロックを受け入れるためのチャンバを含む請求項22のヒューズ。 24.下記の工程、 熱容量部を伴うリンクの形状を含むモールドキャビティーを用意する工程、 ヒューズクリップを該モールドキャビティー内に配置する工程、および 金属溶湯を該モールドキャビティー内に注入する工程、 を含むヒューズ用リンクの作製方法。 25.上記モールドを上記金属の遷移温度より低い温度に維持する工程を更に 含む請求項24の方法。 26.上記金属溶湯をラムにより上記モールドキャビティー内に導入する工程 を更に含む請求項24の方法。 27.下記の工程、 ヒューズリンクを作製する工程、 熱容量部の形状を含むモールドキャビティーを用意する工程、 金属溶湯を該モールドキャビティー内に注入する工程、および 該モールドキャビティー内の該金属溶湯中へ該ヒューズリンクを押し込む工程 、 を含むヒューズ用リンクの作製方法。 28.下記の工程、 熱容量部を伴うリンクの形状を有するモールドキャビティーを用意する工程、 ヒューズクリップを該モールドキャビティー内に配置する工程、 金属溶湯を該モールドキャビティー内に導入する工程、および 該モールドを閉じて余分の金属溶湯をモールドキャビティーから排除する工程 、 を含むヒューズ用リンクの作製方法。 29.上記モールドの、第1のヒューズクリップのある側を加熱する工程と該 モールドの、第2のヒューズクリップのある側を冷却する工程とを更に含む請求 項28の方法。 30.下記の工程、 熱容量部を伴うリンクの形状を有するモールドキャビティーを用意する工程、 バインダーを含む第1の金属粉末を、該モールドの該サーマルブ ロック用部分へ配置する工程、 バインダーを含む第2の金属粉末を、該モールドの該リンク用部分へ配置する 工程、および 該モールドを圧力下で閉じる工程、 を含むヒューズ用リンクの作製方法。 31.上記バインダーを燃焼により除去する工程を更に含む請求項30の方法 。 32.上記第1および第2の金属がぞれぞれ銅および鉛合金である請求項30 の方法。 33.上記第1および第2の金属を軽く叩いて上記モールドキャビティー内へ 入れる工程を更に含む請求項30の方法。
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