JPH11503585A - 精度を低下させたピクセル強度値を使用した運動推定を行なう方法及び構成体 - Google Patents

精度を低下させたピクセル強度値を使用した運動推定を行なう方法及び構成体

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JPH11503585A
JPH11503585A JP8531027A JP53102796A JPH11503585A JP H11503585 A JPH11503585 A JP H11503585A JP 8531027 A JP8531027 A JP 8531027A JP 53102796 A JP53102796 A JP 53102796A JP H11503585 A JPH11503585 A JP H11503585A
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ファームウォルド,ピイ.マイケル
シイ. パーセル,ステファン
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クロマティック リサーチ,インコーポレイテッド
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Abstract

(57)【要約】 サーチウインドウのピクセル強度値を使用して現在のブロックのピクセル強度値を近似させ、その場合にピクセル強度値を表わすために使用されるビット数の精度を減少させる方法。現在のブロック内のピクセルのピクセル強度値を平均化して第1平均ピクセル強度値を決定する。第1平均ピクセル強度値より小さなピクセル強度値を有する現在のブロックのピクセル強度値を平均化して第2平均ピクセル強度値を決定する。第1平均ピクセル強度値より大きなピクセル強度値を有する現在のブロックのピクセル強度値を平均化して第3平均ピクセル強度値を決定する。これらの第1、第2、第3平均ピクセル強度値を使用して、現在のブロックのピクセル及びサーチウインドウのピクセルに対してスレッシュホールド処理したピクセル強度値を決定し、その際にスレッシュホールド処理した現在のブロック及びスレッシュホールド処理したサーチウインドウを形成する。スレッシュホールド処理した現在のブロック及びスレッシュホールド処理したサーチウインドウ内のスレッシュホールド処理したサーチブロックを比較して、スレッシュホールド処理した現在のブロックに最も近接して近似する最適なスレッシュホールド処理したサーチブロックを決定する。最適なスレッシュホールド処理したサーチブロックに対応するスレッシュホールド処理しなかったサーチブロックを現在のブロック(スレッシュホールド処理していない)と比較する。現在のブロックに最も近接して近似するスレッシュホールド処理しなかったサーチブロックを使用して現在のブロックの推定を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】 精度を低下させたピクセル強度値を使用した 運動推定を行なう方法及び構成体発明の分野 本発明は、ビデオ信号処理環境において運動推定(motion estim ation)を行なう方法及び構成体に関するものである。従来の技術 多くの重要なビデオ圧縮方法は、圧縮比を改善させるためにフレーム間ブロッ ク予測を使用する。フレーム間ブロック予測では、現在のフレーム内の現在のブ ロックを近似させるために基準フレーム内の1つのブロックを使用する。現在の フレームのブロックを正確に表現する基準フレーム内の適宜の一致するブロック を決定することは計算上極めて集中的なものである。例えば、MPEG−IIス タンダードは、実時間で高品質の運動予測を行なうために毎秒100億回の演算 に近づく計算速度を必要とする。 ビデオ圧縮方法は、通常、2つのドメイン、即ち変換ドメインと空間ドメイン とに分割することが可能である。位相補正マッチングとも呼ばれる変換ドメイン は、ビデオ情報の現在のフレームと前のフレームの両方に関して高速フーリエ変 換(FFT)を 実行することを必要とする。次いで、このFFTの結果を使用して、前のフレー ムのどの部分が現在のフレームの部分と最もよく一致するかを決定する。FFT を実行し且つ前のフレームと現在のフレームとを比較するためにはかなりのハー ドウエアが必要となる。そのために、変換ドメインは、通常、ビデオ適用例にお いてデータを圧縮するためには使用されない。 空間ドメインは、更に、PEL回帰的技術及びブロックをベースとした技術へ 分割することが可能である。PEL回帰的技術は、典型的に、現在のフレーム及 び前のフレームからの個別的なピクセス値を比較して現在のフレームに対する最 良のピクセル値を決定する。 図1a−1cはブロックをベースとした運動推定技術において使用される種々 のフレームを示した概略図である。基準フレーム100(図1a)は2×2ピク セルブロックを有する8×6ピクセルフレームを示している。基準フレーム10 0は、初期的に、ビデオ信号プロセサ(不図示)内へ読込まれる。基準フレーム 100の寸法は使用中のビデオモニタに依存する。典型的なビデオモニタは、6 40×480個のピクセルからなるフレーム寸法を有している。現在のフレーム 102(図1b)は基準フレーム1 00の後にビデオモニタ上に表示されるビデオ情報からなるフレームである。現 在のフレーム102は、典型的に、例えば現在のブロック108等の複数個のブ ロックへ分割されている。説明の便宜上、現在のブロック108はピクセル21 ′,22′,29′,30′を有する2×2ピクセルブロックとして示してある 。 一般的に、ブロックをベースとした推定は、現在のフレーム102のピクセル 値に最も近接して対応する基準フレーム100のピクセル値を使用して現在のフ レーム102のピクセル値の近似を行なう。その結果推定された現在のフレーム 106(図1c)が得られる。ビデオ画像は、典型的に、フレーム毎に著しく異 なるものではないので、推定された現在のフレーム106は、通常、現在のフレ ーム102と密接して近似する。ビデオモニタ上に現在のフレーム102の画像 を発生させるために、ビデオ信号プロセサは、単に、推定された現在のフレーム 106と現在のフレーム102との間の差をアップデートする。このことはビデ オ情報の各新たなフレームの一時的な冗長性を取除いている。このことは、又、 現在のフレーム102を発生するために送信されるデータの量を著しく減少させ る。 ブロックをベースとした推定においては、現在の ブロック108のピクセルが基準フレーム100の対応するサーチウインドウ1 10内のピクセルと比較され、現在のブロック108に最も近接して対応するサ ーチウインドウ110内のサーチブロックを決定する。例えば、現在のブロック 108に最も近接して対応するサーチウインドウ110内のサーチブロックを決 定するために、ブロック108のピクセル値が、サーチウインドウ110内のサ ーチブロックの各々と比較される。サーチウインドウ110は4×4ピクセルウ インドウとして示されており、該ウインドウはピクセル12−15,20−23 ,28−31,36−39を包含している。サーチウインドウ110内のサーチ ブロックは、サーチウインドウ110内の各2×2ピクセルブロックを包含して いる。サーチウインドウ110内には9個の2×2ピクセルサーチブロックが存 在している。表1に示したように、現在のブロック108のピクセルとサーチウ インドウ110のサーチブロックのピクセルとの間において比較が行なわれる。 従って、サーチブロック1とブロック108の比較において、ピクセル21′ の値がピクセル12の値から差し引かれ、ピクセル22′の値がピクセル13の 値から差し引かれ、ピクセル29′の値がピクセル20の値から差し引かれ、且 つピクセル30′の値がピクセル21の値から差し引かれる。これらの差の各々 の絶対値が加算されて平均絶対差(正規化されていない)を形成する(別の変形 例においては、差を二乗し、次いで加算して平均二乗エラー を形成する)。最も小さな平均絶対差となるサーチブロックを使用して推定した 現在のブロックにおけるブロック108を推定する。従って、サーチブロック7 が比較したピクセル値の間での最も小さな平均絶対差となる場合には、サーチブ ロック7のピクセル(即ち、ピクセル28,29,36,37)を使用して、図 1cに示したように、ピクセル21′,22′,29′,30′の推定を行なう 。この処理は、現在のフレーム102における現在のブロックの各々に対して繰 り返し行なわれる。 典型的なブロック寸法は16×16ピクセルである。従って、640×480 ピクセルモニタを使用する場合には、フレームあたり1200個のブロックが存 在している。典型的なサーチウインドウ110は40×40ピクセルである。前 述したように、各ピクセル比較は3つの動作を必要とする(即ち、減算、絶対値 及び加算)。従って、各推定した現在のフレームの計算は約15億回の計算を必 要とする(3回の演算/ピクセル比較×256ピクセル比較/ブロック比較×1 600ブロック比較/サーチウインドウ×1200サーチウインドウ/フレーム )。 推定した現在のフレームを発生するために必要とされる演算数を減少させるた めに、多数の異なる技術が開発されている。第一に、サーチウインドウを アルゴリズムによってサブサンプル即ち二次抽出することが可能である。即ち、 サーチウインドウ内の全ての可能なサーチブロックが現在のフレームの現在のブ ロックと比較されるものではない。その代わりに、サーチウインドウ内のサーチ ブロックはn個のピクセル(n>1)毎に選択される。 図2a−2cは12×12ピクセルサーチウインドウ200のアルゴリズム二 次抽出を示した概略図である。図2a−2cにおいて、ブロック寸法は4×4ピ クセルと仮定してある。アルゴリズム二次抽出が存在しない場合には、対応する 現在のフレーム内の4×4ピクセルブロックと比較されるべきサーチウインドウ 200内には81個のオーバーラップした4×4ピクセルサーチブロックが存在 する。然しながら、n=4でアルゴリズム二次抽出を使用した場合には、サーチ ウインドウ200内の各サーチブロックは4個のピクセル分だけ他のサーチブロ ックからオフセットされている。その結果、対応する現在のフレームの4×4ピ クセルブロックと比較されるサーチウインドウ200内には単に9個の4×4ピ クセルサーチブロック201−209(図2a)が存在するに過ぎない。サーチ ブロック201−209の左上のピクセルは、夫々、ピクセル位置211−21 9に位置されている。最も低い平均絶対差と なるサーチブロックはサーチウインドウ200内の第一の最適なサーチブロック として選択される。本例においては、第一の最適なサーチブロックはブロック2 05であると仮定する。 次いで、より小さなサーチウインドウ240(例えば、8×8ピクセル)及び より大きなサーチ分解能のn/2(例えば、2)ピクセルを使用して、第一の最 適なサーチブロック205に関して第二組のブロック比較を実行する。従って、 第二組のサーチブロック比較に対しては、第一の最適なサーチブロック205か ら2個のピクセル分だけオフセットされている8個の付加的な4×4ピクセルサ ーチブロック(不図示)が対応する現在のフレームの4×4ピクセル現在のブロ ックと比較される。これら8個の付加的なサーチブロックの左上のピクセルはピ クセル位置221−228と整合される(図2b)。最も低い平均絶対差を与え るサーチブロック比較は、サーチウインドウ200内の第二の最適なサーチブロ ックとして選択される。本例においては、この第二の最適なサーチブロックもブ ロック205であると仮定する。 次いで、より小さなサーチウインドウ250(例えば、6×6ピクセル)及び より大きなサーチ分解能のn/4(例えば、1)ピクセルを使用して、第 3組のサーチブロック比較を第2の最適なサーチブロックの周りにおいて実行す る。従って、この第3組のサーチブロック比較に対して、第2の最適なサーチブ ロック205から1個のピクセル分だけオフセットされている8個の付加的な4 ×4ブロック(不図示)が現在のフレームの対応する4×4ピクセルブロックと 比較される。これらの8個の付加的なサーチブロックの左上のピクセルはピクセ ル位置231−238と整合される(図2c)。最も低い平均絶対差となるサー チブロックがサーチウインドウ200内の第3の最適なサーチブロックとして選 択される。この第3の最適なサーチブロックは、現在のフレームの対応する4× 4ピクセルブロックを推定するために使用される。 アルゴリズム二次抽出(algorithmic subsampling) は、推定した現在のフレームを決定するために実行されるピクセル比較の総数を 減少させる。前述した例においては、サーチウインドウ比較の数が81から25 へ減少されている。 ブロック二次抽出(block subsampling)は、推定した現在 のフレームを発生するために必要な演算数を減少するために使用される別の技術 である。ブロック二次抽出においては、現在 のブロックの各ピクセルをサーチブロックの各ピクセルと比較する代わりに、現 在のフレームのn番目毎のピクセル(水平方向及び垂直方向)が各サーチブロッ クのn番目毎のピクセルと比較される。従って、n=2である場合には、現在の ブロックの1つおきのピクセルが各サーチブロックの1つおきのピクセルと比較 される。このように、各サーチブロック比較期間中に比較されるピクセル数は、 n2の係数だけ減少される。最も低い平均絶対差を有するサーチブロック比較は 推定した現在のフレームにおいて使用される。 別の従来の技術においては、サーチウインドウと現在のブロックの両方が階層 的にフィルタされる。このフィルタ機能を実行するために、2つ又はそれ以上の 相次ぐピクセルを平均化して平均ピクセル値を得る。サーチウインドウ及び現在 のブロックの両方がフィルタされた後に、サーチブロックと現在のブロックとの 間の比較は実質的に前述した如くに進行する。フィルタ処理はサブサンプリング 即ち二次抽出に起因するアリアジング(aliasing)を回避し且つ高周波 数ノイズの影響に基づく不良なブロックの一致を減少させる。フィルタ処理は、 二次抽出技術におけるように無視されるのではなくピクセルが平均化されるので 、ピクセルの連続性をあ る程度維持する。 前述した技術においては、サーチウインドウに異なる寸法及び/又はアスペク ト比を与えることが可能である。 前述した技術の全ては、サーチウインドウ内、現在のブロック内又は両方にお いて比較されるべきピクセル数を減少させることによって推定した現在のフレー ムを発生する速度を増加させる。然しながら、これらの技術は、全て、サーチウ インドウのピクセル値を格納するために著しいメモリを必要とする。更に、ピク セル値(典型的に8ビット長)を比較するために必要なハードウエアはかなりシ リコンを占有する。従って、従来技術よりも少ないメモリを使用してサーチウイ ンドウを格納することを可能とするブロックをベースとした運動推定技術を有す ることが望ましい。更に、ピクセル値を比較するために必要なハードウエアの複 雑性、従ってレイアウト面積を減少させる技術を有することが望ましい。発明の要約 従って、本発明は、ビデオ信号プロセサにおける現在のフレーム及び基準フレ ームのピクセル強度値を表わすために使用されるビットの精度を減少させる方法 を提供する。 このような精度の減少は、従来技術によって従来 必要とされていたものよりもより少ないビットを使用してサーチウインドウを格 納することを可能とする。更に、精度の減少は、現在のブロックのピクセルをサ ーチウインドウのピクセルと比較するために必要なハードウエアを簡単化するこ とを可能とさせる。 本発明の1実施例においては、ピクセル強度値は2ビット値へ減少される。現 在のブロックにおけるピクセルのピクセル強度値を平均化して平均ピクセル強度 値を決定する。平均ピクセル強度値より小さなピクセル強度値を有する現在のブ ロックにおけるピクセルを平均化して低平均ピクセル強度値を決定する。この平 均ピクセル強度値より大きなピクセル強度値を有する現在のブロック内のピクセ ルを平均化して、高平均ピクセル強度値を決定する。 平均ピクセル強度値、低平均ピクセル強度値、高平均ピクセル強度値を使用し て、現在のブロックのピクセル及び対応するサーチウインドウのピクセルに対し て2ビットスレッシュホールド処理したピクセル強度値を決定する。低平均ピク セル強度値より低いピクセル強度値を有する各ピクセルに対して「0」の値を割 り当てる。平均ピクセル強度値よりも低く且つ低平均ピクセル強度値より大きな ピクセル強度値を有する各ピクセルに対して「1」の値を割り当 てる。平均ピクセル強度値より大きく且つ高平均ピクセル強度値より低いピクセ ル強度値を有する各ピクセルに対して「2」の値を割り当てる。高平均ピクセル 強度値より大きなピクセル強度値を有する各ピクセルに対して「3」の値を割り 当てる。このように、スレッシュホールド処理した現在のブロック及びスレッシ ュホールド処理したサーチウインドウを形成する。 サーチウインドウのサーチブロック及び現在のブロックのスレッシュホールド 処理したピクセル強度値を比較して、現在のブロックに最も近接して一致する最 適なサーチブロックの所定数を決定する。次いで、スレッシュホールド処理しな かった現在のブロックをスレッシュホールド処理しなかった最適なサーチブロッ クと比較する。現在のブロックに最も近接して近似するスレッシュホールド処理 しなかった最適なサーチブロックを選択して現在のブロックを推定する。 別の実施例においては、現在のブロック及びサーチウインドウのピクセル強度 値を、平均ピクセル強度値を使用して1ビット値へスレッシュホールド処理する 。平均ピクセル強度値より低い全てのピクセル強度値を「0」の値へスレッシュ ホールド処理する。平均ピクセル強度値より大きな全てのピクセル 強度値を「1」の値へスレッシュホールド処理する。次いで、処理は前述したの と実質的に同様に進行する。 付加的な平均ピクセル強度値を計算することによって、現在のブロック及びサ ーチウインドウのピクセル強度値を他の数のビットを有する値へスレッシュホー ルド処理することが可能である。 本発明の変形例においては、選択した現在のブロックと関連して計算された平 均ピクセル強度値を使用して、選択した現在のブロックに近接したサーチウイン ドウ及び付加的な現在のブロックのスレッシュホールド処理したピクセル強度値 を計算する。 別の変形例においては、現在のブロック及びサーチウインドウをスレッシュホ ールド処理し且つ最適なサーチブロックを上述した如くに決定する。この最適な サーチブロックを、次いで、次の現在のブロックと比較する。最適なサーチブロ ックが次の現在のブロックを適切に表示するものである場合には、その最適なサ ーチブロックを使用して次の現在のブロックを推定する。これは次の現在のブロ ックに対して最適な一致となるものでないかもしれないが、処理時間において著 しい節約が実現される。 その他の実施例においては、本実施例を前述した従来技術のブロックをベース とした運動推定技術と 関連して使用する。 本発明は、更に、現在のブロックにおけるピクセルのピクセル強度値を基準ブ ロックにおけるピクセルのピクセル強度値と比較を行なう回路を有している。こ の回路は、現在のブロックと基準ブロックにおけるピクセルのピクセル強度値を 比較し且つ現在のスコアを形成するスコア回路を有している。このスコア回路は 、現在のスコアを前に決定した最良のスコアと比較する比較器回路へ結合してい る。この比較器回路は、最良なスコアを現在のスコアと置換し且つ現在のスコア が最良のスコアより小さい場合にはカウンタをリセットするアップデート回路へ 結合している。現在のスコアが最良のスコアよりも小さくない場合には、アップ デート回路は最良のスコアを維持し且つカウンタをインクリメントさせる。 本発明は、更に、現在のブロックにおけるピクセルのピクセル強度値を基準ブ ロックにおけるピクセルのピクセル強度値と比較する方法を包含している。この 方法は、(1)現在のブロック及び基準ブロックにおけるピクセルのピクセル強 度値を比較して現在のスコアを発生し、(2)現在のスコアを前に決定した最良 のスコアと比較し、(3)現在のスコアが最良のスコアよりも小さい場合に、最 良のスコアを現在のスコアと置換させ且つカウントをリセット し、(4)現在のスコアが最良のスコアよりも大きい場合には、最良のスコアを 維持し且つカウントをインクリメントさせる、上記各ステップを有している。 本発明は、詳細な説明と共に以下の図面を参照することによってより完全に理 解される。図面の簡単な説明 図1a−1cはブロックをベースとした運動推定技術において使用される種々 のフレームを示した概略図である。 図2a−2cはサーチウインドウのアルゴリズム二次抽出を示した概略図であ る。 図3は基準フレーム内のサーチウインドウ及び現在のフレーム内の現在のブロ ックの概略図である。 図4は個々のピクセルを含むサーチウインドウの概略図である。 図5は個々のピクセルを含む現在のブロックの概略図である。 図6及び7は、夫々、スレッシュホールド処理したサーチウインドウとスレッ シュホールド処理した現在のブロックを示した概略図である。 図8はサーチウインドウにおける各サーチブロックに関連した平均絶対差を示 した概略図である。 図9−12は「隣接」サーチブロックの決定を示 した概略図である。 図13−14は現在のブロック及びサーチウインドウの2ビットスレッシュホ ールド処理を示した概略図である。 図15は現在のブロックをサーチウインドウ内のサーチブロックの各々と比較 する場合に得られる平均絶対差を示した概略図である。 図16は8×8ピクセルの現在のブロックを示した概略図である。 図17はサーチウインドウを示した概略図である。 図18は図17のサーチウインドウを図16の現在のブロックと比較するため にどのように分割されるかを示した概略図である。 図19は図16の現在のブロックを図17のサーチウインドウ内のサーチブロ ックと比較するために使用される回路を示したブロック図である。 図20a−20dは図19の回路内に設けられている並列スコア回路を示した ブロック図である。 図21は図20a−20dのスコア回路内に設けられている絶対差ブロックを 示したブロック図である。 図22a−22iは図20a−20dのスコア回路内に設けられているウオレ スツリー加算器を示したブロック図である。 図23は図19の回路において使用される比較器ブロックのブロック図である 。 図24は図19の回路において使用されるアップデート回路のブロック図であ る。発明の詳細な説明 図3は基準フレーム900内のサーチウインドウ1000及び現在のフレーム 901内の現在のブロック1070の概略図である。サーチウインドウ1000 は基準ブロック902の周りに位置されている。基準ブロック902及び現在の ブロック1070はビデオディスプレイターミナル(不図示)上の同一の区域に 対応している。 図4はピクセル1001−1064を示したサーチウインドウ1000の概略 図である。ピクセル1001−1064は8×8ピクセルアレイを形成している 。サーチウインドウ1000は8×8ピクセルアレイとして示してあるが、その 他の寸法を有するサーチウインドウを使用することが可能であることを理解すべ きである。1実施例においては、24×40ピクセルサーチウインドウが使用さ れる。ピクセル1001−1064内に示されている数字は関連するピクセルの 強度値を表わしている。図示例においては、ピクセル強度値は8ビット数値によ って表わされるものと仮定している。従って、ピクセ ル1001は120(0111 100)のピクセル強度値を有している。 図5はピクセル1071−1086を示した現在のブロック1070の概略図 である。ピクセル1071−1086は4×4ピクセルアレイを形成している。 現在のブロック1070は4×4ピクセルアレイとして示してあるが、その他の 寸法を有する現在のブロックを使用することが可能であることを理解すべきであ る。1実施例においては、16×16ピクセルの現在のブロックをサブサンプル 即ち二次抽出し且つ階層的にフィルタ処理して8×8ピクセルの現在のブロック を発生させる。ピクセル1071−1086内に示される数字は関連するピクセ ルの強度値を表わしている。従って、ピクセル1072は124(0111 1 100)のピクセル強度値を有している。 本発明によれば、ピクセル1071−1086のピクセル強度値を加算し且つ その結果得られる和を現在のブロック1070におけるピクセルの数によって割 算することにより、現在のブロック1070に対して平均値ピクセル強度値(P 50)が決定される。現在のブロック1070の場合には、ピクセル1070− 1086のピクセル強度値の和は1835に等しく且つ平均ピクセル強度値P5 0は114 (即ち、1835/16)に等しい。平均ピクセル強度値は、切り捨て(本明細 書に記載したように)又は切り上げすることによって丸めることが可能である。 平均ピクセル強度値P50を決定した後に、平均ピクセル強度値P50より小 さな強度値を有する全てのピクセルのピクセル強度値を平均化することによって 低平均ピクセル強度値(P25)を決定する。例えば、現在のブロック1070 において、低平均ピクセル強度値P25は、114より小さなピクセル強度値を 有する全てのピクセルのピクセル強度値を加算し且つその結果得られる和を11 4より小さなピクセル強度値を有するピクセルの数で割算することによって決定 される。114より小さなピクセル強度値を有するピクセルは、現在のウインド ウ1070内には6個のピクセル1079,1080,1083,1084,1 085,1086が存在している。ピクセル1079,1080,1083,1 084,1085,1086のピクセル強度値の和は605に等しい。従って、 これらのピクセルの低平均ピクセル強度値P25は100(即ち、605/6) に等しい。 更に、平均ピクセル強度値P50より大きなピクセル強度値を有する全てのピ クセルに対して高平均 ピクセル強度値(P75)が決定される。例えば、現在のブロック1070にお いては、高平均ピクセル強度値P75は、114より大きなピクセル強度値を有 する全てのピクセルのピクセル強度値を加算し且つその結果得られる和を114 より大きなピクセル強度値を有するピクセルの数で割算することによって決定さ れる。114より大きなピクセル強度値を有するピクセルは、現在のウインドウ 1070内には10個のピクセル1071−1078,1081,1082が存 在している。ピクセル1071−1078,1081,1082のピクセル強度 値の和は1230に等しい。従って、これらのピクセルの高平均ピクセル強度値 P75は123(即ち、1230/10)に等しい。 平均ピクセル強度値P25,P50,P75を決定した後に、サーチウインド ウ1000及び現在のブロック1071におけるピクセル強度値を、表2に従っ て、8ビット値から2ビット値へスレッシュホールド処理する。 図6及び7は表2に従ってスレッシュホールド処理を実行した後の、スレッシ ュホールド処理したサーチウインドウ1000及びスレッシュホールド処理した 現在のブロック1070を夫々示した概略図である。ピクセル1001−106 4及び1071−1086に対応するスレッシュホールド処理したピクセル強度 値は、夫々、ピクセル1001−1064及び1071−1086の各々の中に 示してある。 次いで、スレッシュホールド処理した現在のブロック1070のピクセルとス レッシュホールド処理したサーチウインドウ1000内のサーチブロックの全て のピクセルとの間においてブロック比較を実行する。サーチウインドウ1000 内には24個の4×4サーチブロックが存在している。各4×4サーチブロック はその左上のピクセルによって定義することが可能である。従って、サーチウイ ンドウ1000におけるサーチブロックは、左上のピクセル1 001−1005,1009−1013,1017−1021,1025−10 29,1033−1037を有するものとして定義することが可能である。 各ブロック比較は、スレッシュホールド処理したサーチブロック及びスレッシ ュホールド処理した現在のブロック1070のピクセル値の間の平均絶対差を計 算する。スレッシュホールド処理した現在のブロック1070と左上のピクセル 1001によって定義されるサーチブロックとの間のブロック比較は以下の如く に行なわれる。 平均絶対差= |2-2|+|3-3|+|3-3|+|3-3|+ |2-2|+|3-3|+|3-3|+|3-3|+ |1-1|+|2-1|+|3-2|+|3-2|+ |0-0|+|1-0|+|2-1|+|2-1|=6 前述した態様において、各サーチブロックに対して1づつ、25個の平均絶対 差が計算される。 図8はこれら25個のサーチブロックの各々に対する平均絶対差を示した概略 図である。各サーチブロックの平均絶対差はサーチブロックの左上角部を定義す るピクセル内に示されている。従って、左上ピクセル1017,1018,10 19,1020,1021によって定義されるサーチブロックに関連する平均絶 対差は、夫々、11,6,8,10,13 である。 一般的に、低平均絶対差は、そのサーチブロックが現在のブロック1070に 近接して近似することを表わす。最も低い平均絶対差となるブロック比較の所定 数(k)が格納される。本例においては、kは3に等しく設定される。kは典型 的に1と4との間の値に設定されるが、他の実施例においては、kの他の値を選 択することが可能である。kが増加すると、ブロック比較の品質も増加する。図 8に示したように、3つの最も低い平均絶対差となるブロック比較が左上ピクセ ル1009,1028,1029によって定義されるサーチブロックに関連して 発生する。 次いで、前のステップにおいて決定されたスレッシュホールド処理されなかっ た現在のブロック1070及びスレッシュホールド処理されなかったサーチブロ ック(即ち、左上ピクセル1009,1028,1029によって定義されるス レッシュホールド処理されなかったサーチブロック)を使用して、ブロック比較 が行なわれる。左上ピクセル1009によって定義されるスレッシュホールド処 理されなかったサーチブロックとスレッシュホールド処理されなかった現在のブ ロック1070との間のブロック比較は以下の如くに行なわれる。 平均絶対差= |115-120|+|125-124|+|137-128|+|135-130|+ |105-118|+|115-123|+|127-126|+|125-129|+ |95-100| +|106-112|+|120-115|+|119-107|+ |80-90| +|90-98| +|100-100|+|117-105|+ =94 前述した態様において、左上ピクセル1028及び1029によって定義され るスレッシュホールド処理されなかったサーチブロックに対して平均絶対差が計 算される。左上ピクセル1028及び1029によって定義されるスレッシュホ ールド処理されなかったサーチブロックと関連する平均絶対差は、夫々、16及 び64である。最も小さな平均絶対差となるスレッシュホールド処理されなかっ たサーチブロックは現在のブロック1070を推定するために使用される。従っ て、与えられた例においては、左上ピクセル1028によって定義されるスレッ シュホールド処理されなかったサーチブロックは、現在のブロック1070を推 定するために使用される。 本発明の多数の変形例が可能である。例えば、平均絶対差を使用してブロック 比較を行なう代わりに、その他の方程式を使用することが可能である。例えば、 平均二乗誤差を計算することによって、サーチブロック及び現在のウインドウの ピクセルを比較す ることが可能である。平均二乗誤差は、スレッシュホールド処理したピクセル強 度値の差を二乗することによって計算される。別の変形例においては、ピクセル 強度値の平均ではなくピクセル強度値のメジアンとしてスレッシュホールドを計 算することが可能である。 別の変形例においては、現在のブロック及びサーチウインドウをスレッシュホ ールド処理するために異なる数のビットが使用される。1ビットスレッシュホー ルド処理変形例においては、平均ピクセル強度値P50より大きな全てのピクセ ル強度値は「1」の値が与えられ且つ平均ピクセル強度値P50より小さな全て のピクセル強度値には「0」の値が与えられる。 3ビットスレッシュホールド処理変形例においては、前述した2ビットスレッ シュホールド処理変形例に対して計算される平均ピクセル強度値P25,P50 ,P75に加えて、4つの付加的な平均ピクセル強度値が計算される。従って、 平均ピクセル強度値P12.5は、ピクセル強度値P25より小さな強度値を有 する全てのピクセルの平均ピクセル強度値であり、平均ピクセル強度値P37. 5は、ピクセル強度値P50より小さく且つピクセル強度値P25より大きな強 度値を有する全てのピクセルの 平均ピクセル強度値であり、平均ピクセル強度値P62.5は、ピクセル強度値 P75より小さく且つピクセル強度値P50より大きな強度値を有する全てのピ クセルの平均ピクセル強度値であり、且つ平均ピクセル強度値P87.5は、ピ クセル強度値P75より大きな強度値を有する全てのピクセルの平均ピクセル強 度値である。サーチウインドウ及び現在のブロックにおけるピクセル強度値は表 3に従って3ビット値へスレッシュホールド処理される。 別の変形例においては、選択した現在のブロックに対して平均ピクセル強度値 P25,P50,P75が計算される。次いで、これらの平均ピクセル強度値P 25,P50,P75を使用して、該選択した 現在のブロックに近接した付加的な現在のブロック及びサーチウイドウをスレッ シュホールド処理する。スレッシュホールド処理した値は再使用することが可能 である。何故ならば、サーチ区域がオーバーラップするからである。別の変形例 においては、幾つかの現在のブロックの結合した統計から平均ピクセル強度値P 25,P50,P75を計算する。 単一の現在のブロックからスレッシュホールド処理することの可能な付加的な 現在のブロック及びサーチウインドウの数は画像に依存する。ブロックが同様の 平均ピクセル強度値を有する場合には、単一の組の平均ピクセル強度値から更な る付加的な現在のブロック及びサーチウインドウをスレッシュホールド処理する ことが可能である。1実施例においては、隣接する現在のブロックの平均ピクセ ル強度値P50を比較する。これらの平均ピクセル強度値がほぼ同一である場合 には、前に計算した平均ピクセル強度値P25,P50,P75を使用して新た な現在のブロック及びサーチウインドウをスレッシュホールド処理することが可 能である。 本発明の更に別の変形例においては、現在のブロック及びサーチウインドウを スレッシュホールド処理し、且つ上述したように最適なサーチブロックを決定す る。次いで、次の現在のブロックを前に決定 した最適なサーチブロックに「隣接」するサーチブロックと比較する。図9−1 2はどのようにしてこの「隣接」サーチブロックを決定するかを示した概略図で ある。図10は現在のフレーム1000及び現在のブロック1001を示してい る。図9は基準フレーム900、現在のブロック1001に対応するサーチウイ ンドウ902、最適なサーチブロック903を示している。図9は、更に、現在 のブロック1001が現在のフレーム1000内に有するのと同一の位置を基準 フレーム900内に有する基準ブロック901を示している。最適なサーチブロ ック903は、水平方向の軸に沿ってX個のピクセル分だけ及び垂直方向の軸に 沿ってY個のピクセル分だけ基準フレーム901からオフセットされている。 図12は次の現在のブロック1004を示している。図11は次の現在のブロ ック1004が現在のフレーム1000内において有するのと同一の位置を基準 フレーム900内において有する基準ブロック904を示している。図11は、 更に、水平方向の軸に沿ってX個のピクセル分だけ及び垂直方向の軸に沿ってY 個のピクセル分だけ次の基準ブロック904からオフセットされている「隣接」 サーチブロック905を示している。 「隣接」サーチブロック905が次の現在のブロ ック1004を適切に表現するものである場合には、隣接サーチブロック905 を使用して次の現在のブロック1004を推定する。「隣接」サーチブロック9 05と次の現在のブロック1004との間の平均絶対差が最適なサーチブロック 903と現在のブロック1001との間の平均絶対差と等しいか又はそれより小 さい場合には、「隣接」サーチブロック905は次の現在のブロック1004を 適切に表現するものである。「隣接」サーチブロック905が次の現在のブロッ ク1004に対して最適な一致するものではない場合があるが、この技術を使用 することによって時間が著しく節約される。この時間は、ビデオ圧縮の全体的な 品質又は圧縮比を改善するために使用することが可能である。 2ビットスレッシュホールド処理実施例の変形例においては、現在のサーチブ ロックと平均ピクセル強度値P50との間の平均絶対差が計算される。例えば、 現在のブロック1070(図5)において平均ピクセル強度値P50は114で ある。現在のブロック1070におけるピクセルのピクセル強度値と平均ピクセ ル強度値P50との間の平均絶対差は次式に等しい。 |114-120|+|114-124|+|114-128|+|114-130|+ |114-118|+|114-123|+|114-126|+|114-129|+ |114-100|+|114-112|+|114-115|+|114-117|+ |114-90| +|114-98|+|114-100|+|114-105| =109 次いで、この平均絶対差を実行したピクセル比較の数(即ち、16)によって 割算し、値Rを定義する範囲を得る。本例においては、値Rを定義する範囲は1 0(即ち、169/16)に等しい。 次いで、平均ピクセル強度値P25を、平均ピクセル強度値P50−値Rを定 義する範囲として定義する。本例においては、平均ピクセル強度値P25は10 4(即ち、114−10)に等しい。 平均ピクセル強度値P75は、平均ピクセル強度値P50+値Rを定義する範 囲として定義される。本例においては、平均ピクセル強度値P75は124(即 ち、114+10)に等しい。 次いで、処理は、2ビットスレッシュホールド処理技術に関連して前述した如 くに進行する。図13−14は、104,114,124の夫々の平均ピクセル 強度値P25,P50,P75を使用して、現在のブロック1070(図5)及 びサーチウインドウ1000(図4)の2ビットスレッシュホールド処理を行な う状態を示している。図15は図13のサーチウインドウ1000内のサーチブ ロックの各々と図14の現在のブロック1071とを比較し た場合に得られる平均絶対差を示した概略図である。各サーチブロックの平均絶 対差は、サーチブロックの左上角部を定義するピクセル内に示されている。従っ て、左上ピクセル1028によって定義されるサーチブロックに関連する平均絶 対差は2である。 本発明は、又、従来技術のブロックをベースとした運動推定技術に関連して使 用することが可能である。1つの変形例においては、スレッシュホールド処理を 行なう前にサーチウインドウ及び現在のブロックに関して階層的フィルタ処理及 びブロック二次抽出を行なう。特定の例においては、16×16ピクセルの現在 のブロック及び40×40ピクセルのサーチウインドウを、スレッシュホールド 処理する前に、フィルタ処理し且つ二次抽出を行なう。次いで、前述した如くに 2ビットスレッシュホールド処理及びブロック比較を行なう。次いで、スレッシ ュホールド処理しなかったブロック比較を最良のk個のブロック比較を使用して 行なう。この例に対する性能における全体的なゲインは64×であり、16×の ゲインはフィルタ処理及び二次抽出に関連しており且つ4×のゲインは2ビット スレッシュホールド処理に関係している。性能は、ブロック比較当たりのビット 演算数又はブロック比較あたりの論理ゲート数において測定することが可能であ る。 別の実施例においては、サーチウインドウ及び現在のブロックをスレッシュホ ールド処理した後にアルゴリズム二次抽出を行なう。このことは、実施せねばな らないブロック比較の数を効果的に減少させる。 更に別の実施例においては、サーチウインドウ及び現在のブロックをスレッシ ュホールド処理する前にブロック二次抽出を行ない、且つサーチウインドウ及び 現在のブロックをスレッシュホールド処理した後にアルゴリズム二次抽出を行な う。 別の実施例においては、スレッシュホールド処理の前に、サーチウインドウ及 び現在のブロックを階層的にフィルタ処理する。 図16−24は本発明の1実施例に基づいて現在のブロック1501(図16 )及びサーチウインドウ1610(図17)におけるピクセルを処理する方法及 び構成体を示している。図16は8×8ピクセルの現在のブロック1501を示 している。現在のブロック1501における各ピクセル強度値は、前述した如く 、2ビットスレッシュホールド処理した値へ還元されている。1実施例において は、階層的にフィルタ処理された16×16ピクセルの現在のブロック(不図示 )から現在のブロック1501が派生される。図16に示したように、8×8ピ ク セルの現在のブロック1501は2個の4×8ピクセルの半分のブロックA及び Bへ分割される。半分のブロックAは、単一の64ビットワードA[63:0] として表わすことの可能な32個の2ビットピクセル強度値から構成されている 。2ビットピクセル強度値が64ビットワード内に埋め込まれている態様を図1 6に示してある。例えば、半分のブロックAの第1行、第2列におけるピクセル のピクセル強度値はA[63:0]のビット54及び55によって定義されてい る。同様に、半分のブロックBは単一の64ビットワードB[63:0]によっ て表わされている。このように、現在のブロック1501は2つの64ビットワ ードによって表わされる。 図17はサーチウインドウ1601の概略図である。図示した実施例において は、サーチウインドウ1601は24×40ピクセルのブロックであり、それは 30個の4×8ピクセルの半分のブロックC−FFへ分割される。半分のブロッ クC−FFのピクセル強度値は、前述した如く、2ビット値へスレッシュホール ド処理される。1実施例においては、サーチウインドウ1601は、階層的にフ ィルタ処理された48×80ピクセルブロック(不図示)から派生される。半分 のブロックC−FFの各々は、半分のブロックA及びB(図16)について前述 し たのと同一の態様で64ビットワードによって表わされる。 前述した如く、現在のブロック1501(図16)はサーチウインドウ160 1(図17)内の各可能なサーチブロックと比較される。サーチウインドウ16 01内には561個のサーチブロックが存在している(垂直方向の軸に沿って1 7個のサーチブロック×水平方向の軸に沿っての33個のサーチブロック)。 図18はどのようにしてこれらの比較が行なわれるかを示した概略図である。 以下に更に詳細に説明するように、現在のブロック1501(図16)の半分の ブロックA(即ち、A[63:0])がサーチウインドウ1601(図17)の 半分のブロックC(即ち、C[63:0])と比較され、且つ現在のブロック1 501(図16)の半分のブロックB(即ち、B[63:0])がサーチウイン ドウ1601(図17)の半分のブロックD(即ち、D[63:0])と比較さ れる。これらの比較結果は結合されて、現在のブロック1501のサーチウイン ドウ1601内の第1サーチブロックとの比較を形成する。 現在のブロック1501とサーチウインドウ1601内のサーチブロックとの 間の別の比較を完了す るために、半分のブロックA(即ち、A[63:0])が半分のブロックC′( 図18)と比較され且つ半分のブロックB(即ち、B[63:0])が半分のブ ロックD′(図18)と比較され、且つそれらの結果が結合される。半分のブロ ックC′及びD′は、半分のブロックC及びDから夫々1行垂直方向下側へシフ トされた4×8ピクセルブロックである。従って、半分のブロックC′は半分の ブロックCの最後の3行のピクセル(即ち、C[61:56]、C[53:48 ]、C[45:40]、C[37:32]、C[29:24]、C[21:16 ]、C[13:8]、C[5:0])及び半分のブロックDの第1行のピクセル (即ち、D[63:62]、D[55:54]、D[47:46]、D[39: 38]、D[31:30]、D[23:22]、D[15:14]、D[7:6 ])から構成されている。同様に、半分のブロックD′は半分のブロックDの最 後の3つの行のピクセル(即ち、D[61:56]、D[53:48]、D[4 5:40]、D[37:32]、D[29:24]、D[21:16]、D[1 3:8]、D[5:0])及び半分のブロックEの第1行から構成されている。 3番目の比較を完了するために、上述したプロセスが繰り返され、半分のブロ ックAが半分のブロッ クC″と比較され且つ半分のブロックBが半分のブロックB″と比較される。4 番目の比較は半分のブロックAを半分のブロックC″′と比較し且つ半分のブロ ックBを半分のブロックD″′と比較することによって完了される。各相次ぐ比 較は、サーチブロックを垂直方向を下方向へ1行だけシフトさせる。サーチウイ ンドウ1601の底部に到達した後(即ち、半分のブロックA及びBを、夫々、 半分のブロックG及びHと比較した後)、別の垂直方向のパスが開始し、処理は 最も上側の垂直位置へ復帰する。各その後の垂直方向のパスにおいて、1個のピ クセル(即ち、1列)の水平方向のオフセットが導入される。従って、第2の垂 直パスの第一比較の期間中に、半分のブロックAが半分のブロックCの7個の最 も右側の列(即ち、C[55:0])及び半分のブロックIの最も左側の列(即 ち、I[63:56])と比較され、且つ半分のブロックBが半分のブロックD の7個の最も右側の列(即ち、D[55:0])及び半分のブロックJの最も左 側の列(即ち、J[63:56])と比較される。この処理は、サーチウインド ウ1601内の全てのサーチブロックが半分のブロックA及びBと比較されるま で継続して行なわれる。 図19は現在のブロック1501をサーチウイン ドウ1601内のサーチブロックと比較するために使用される回路1800を示 したブロック図である。回路1800は、4ポートSRAMメモリ1801、S RAMレジスタ1802、シフター1803、オフセットレジスタ1804、シ フターレジスタ1805、命令レジスタ1806、遅延回路1810、遅延レジ スタ1812、差の和回路1820、現在のスコアレジスタ1870a−187 0d、比較器回路1822、差レジスタ1880a−1880d、アップデート 回路1823、最良スコアレジスタ1890a−1890dを有している。 半分のブロックA,B及びC−FFを表わす64ビットワードは4ポートSR AM1801内に格納される。表4は、最初の15クロックサイクル期間中にお ける(即ち、サーチウインドウ1601を介しての最初の垂直パス期間中)回路 1800の種々のレジスタの内容を示している。 第1クロックサイクル期間中、半分のブロックC及びI(即ちC[63:0] 及びI[63:0])を表わす64ビットワードがSRAM1801内において アドレスされ且つ、従来の技術を使用して、SRAMレジスタ1802の位置S 3及びS2へ夫々書き込まれる。 第2クロックサイクル期間中、半分のブロックC 及びIを表わす64ビットワードがシフター1803へ供給される。サーチウイ ンドウ1601を介しての最初の垂直パス期間中、半分のブロックC(即ち、C [63:0])を表わす64ビットワードのみがシフター1803を介して経路 づけされ且つシフトレジスタ1805内に格納される。サーチウインドウを介し てのその後の垂直パス期間中(例えば、半分のブロックA及びBが、夫々、半分 のブロックG及びHと比較された後)シフター1803は、C[63:0]及び I[63:0]の部分をシフターレジスタ1805へパスさせることによって、 1ピクセル水平方向オフセットを導入する。例えば、サーチウインドウ1601 を介しての2番目の垂直パス期間中、シフター1803は半分のブロックCの7 つの最も右側の列(即ち、C[55:0])及び半分のブロックIの最も左側の 列(即ち、I[63:56])をシフターレジスタ1805へパスさせる。この ことは、実行的に、サーチブロックを1ピクセル分だけ水平方向へシフトさせる 。シフターレジスタ1805内に格納されている64ビット値は、通常、R1[ 63:0]として言及される。 シフター1803はオフセットレジスタ1804によって制御される。シフタ ー1803は、1994年8月3日付で出願したSteve Purcell が発明者の本願出願人によって所有されている係属中の米国特許出願第08/2 35,379号においてより詳細に記載されており、それを引用によって本明細 書に取込む。 又、第2クロックサイクル期間中に、サーチウインドウ1601内の半分のブ ロックD及びJを表わす64ビットワードがSRAM1801内においてアドレ スされ且つ、SRAMレジスタ1802の位置S3及びS2内に夫々格納される 。 第3クロックサイクル期間中に、シフターレジスタ1805(即ち、C[63 :0])内に格納されている64ビットワードR1[63:0]が従来の遅延回 路1810によって経路づけされ且つ遅延レジスタ1812内に格納される。遅 延レジスタ1812内に格納されている64ビット値は、通常、R2[63:0 ]として言及される。又、第3クロックサイクル期間中に、半分のブロックD( 即ち、D[63:0])を表わす64ビットワードがシフター1803を介して 経路づけされ且つR1[63:0]としてシフターレジスタ1805内に格納さ れる。又、このクロックサイクル期間中に、半分のブロックE,K,Aを表わす 64ビットワードがSRAM1801内においてアドレスされ且つSRAMレジ スタ1802の位置S3,S2,S1内に夫々格納 される。従って、第3サイクルの終了時に、半分のブロックC,D,Aを表わす 64ビットワードは、夫々、レジスタ1812,1805,1802によって、 差の和回路1820へ供給される。 差の和回路1820は図20a−20d,21,22a−22iにおいてより 詳細に示してある。差の和回路1820は、図20a−20dにおいて夫々示し たように、4つの並列した独立的な並列スコア計算(即ち、スコア)回路182 1a−1821dを有している。SRAMレジスタ1802の位置S1内に格納 されている64ビットワード(即ち、S1[63:0])は、これらの並列スコ ア回路1821a−1821dの各々へ供給される。第3クロックサイクル期間 中に、この64ビットワードはA[63:0]である。 スコア回路1821aは、更に、レジスタ1812内に格納されている64ビ ットワードR2[63:0]を受取る。第3クロックサイクル期間中に、この6 4ビットワードはC[63:0]である。 スコア回路1821bは、S1[63:0]を受取ることに加えて、レジスタ 1812内に格納されている半分のブロックの3つの最も下側の行を表わすR2 [63:0]の部分(即ち、R2[61:56]、R2[53:48]、R2[ 45:40]、 R2[37:32]、R2[29:24]、R2[21:16]、R2[13: 8]、R2[5:0])及びレジスタ1805内に格納されている半分のブロッ クの最も上側の行を表わすR1[63:0]の部分(即ち、R1[63:62] 、R1[55:54]、R1[47:46]、R1[39:38]、R1[31 :30]、R1[23:22]、R1[15:14]、R1[7:6])を受取 るためにハードワイヤ接続されている。第3クロックサイクル期間中に、スコア 回路1821bは半分のブロックC′(図18)に対応する64ビットワードを 受取る。 スコア回路1821cは、S1[63:0]を受取ることに加えて、レジスタ 1812内に格納されている半分のブロックの2つの最も下側の行のピクセルに 対応するR2[63:0]の部分(即ち、R2[59:56]、R2[51:4 8]、R2[43:40]、R2[35:32]、R2[27:24]、R2[ 19:16]、R2[11:8]、R2[3:0])を受取る。スコア回路18 21cは、更に、レジスタ1805内に格納されている半分のブロックの2つの 最も上側の行のピクセルに対応するR1[63:0]の部分(即ち、R1[63 :60]、R1[55:52]、R1[47:44]、R1[39:36]、R 1[31:28]、R1[ 23:20]、R1[15:12]、R1[7:4])を受取る。従って、第3 クロックサイクル期間中に、スコア回路1821cは半分のブロックC″(図1 8)に対応する64ビットワードを受取る。 最後に、スコア回路1821dは、S1[63:0]を受取ることに加えて、 レジスタ1812内に格納されている半分のブロックの最も下側の行のピクセル に対応するR2[63:0]の部分(即ち、R2[57:56]、R2[49: 48]、R2[41:40]、R2[33:32]、R2[25:24]、R2 [17:16]、R2[9:8]、R2[1:0])を受取り、更に、又、レジ スタ1805内に格納されている半分のブロックの3つの最も上側の行のピクセ ルに対応するR1[63:0]の部分(即ち、R1[63:58]、R1[55 :50]、R1[47:42]、R1[39:34]、R1[31:26]、R 1[23:18]、R1[15:10]、R1[7:2])を受取る。従って、 第3クロックサイクル期間中に、スコア回路1821cは、半分のブロックC″ ′(図18)に対応する64ビットワードを受取る。半分のブロックAと半分の ブロックC,C′,C″,C″′(図18)の各々との比較は、第3クロックサ イクル期間中に、スコア回路1821a,1821b,1821c,182 1dの夫々において並列して進行する。スコア回路1821aの動作について以 下に説明する。スコア回路1821b−1821dの動作は、スコア回路182 1aと実質的に同一の対応で進行する。 次に、スコア回路1821a(図20a)に移ると、ワードS1[63:0] 及びR2[63:0]が絶対差ブロック1831a−1838aへ供給される。 図21は絶対差ブロック1831aを示したブロック図である。絶対差ブロック 1832a−1838a(図20a)、1831b−1838b(図20b)、 1831c−1838c(図20c)、1831d−1838d(図20d)は 本発明のこの実施例における絶対差ブロック1831aと同一である。絶対差ブ ロック1831aは、4個の2ビット絶対差回路1841a−1844aを有し ている。 各絶対差回路1841a−1844aは図示した如く60ビットワードS1[ 63:0]及びR2[63:0]の各々から2つのビット(即ち、1ピクセル強 度値)を受取る。例えば、絶対差回路1841aはS1[63:62]及びR2 [63:62]を受取り且つこれらの値を比較してこれらの2つの値の間の絶対 差に等しい2ビット出力を供給する。絶対差回路1841a−1844aは多数 の異なる態様 で実現することの可能な従来の回路である。 このように、絶対差ブロック1831a−1838aはウオレスツリー加算器 回路1851aへ32個の2ビット値を供給する。これらの32個の2ビット差 は、S1[63:0]及びR2[63:0]によって表わされる半分のブロック のピクセル強度値の間の絶対差である。従って、第3クロックサイクル期間中に 、これらの32個の2ビット差は、半分のブロックA及び半分のブロックCのピ クセル強度値の間の絶対差を表わしている。ウオレスツリー加算器1851aは 、32個の2ビット絶対差を加算して、7ビットキャリー信号c[6:0]及び 7ビットセーブ信号s[6:0]を形成する。 図22aはウオレスツリー加算器1851aを示したブロック図である。図示 した実施例においては、ウオレスツリー加算器1851b(図20b)、185 1c(図20c)、1851d(図20d)はウオレスツリー加算器1851a と同一である。 ウオレスツリー加算器1851aは第1レベル加算器ブロック2101−21 08、第2レベル加算器ブロック2111−2114、第3レベル加算器ブロッ ク2121−2122及び第4レベル加算器ブロック2131を有している。図 22c−22iは、第1、第2、第3、第4レベル加算器ブロック をより詳細に示したブロック図である。図22c−22iのブロック図はウオレ スツリー加算器回路1851における1つの加算器ブロックを超えるものを表わ すことが可能であるので、これらの図面における入力信号は、一般的に、w,x ,y,zとして示してあり且つ出力信号は、一般的に、キャリー及びセーブとし て示してある。図22bは図22c−22iにおける基本的な論理的ビルディン グブロックとして使用される従来の4対2加算器ブロック2110の概略図であ る。表5は4対2加算器ブロック2110の真理値表である。 図22cは4対2加算器ブロック2140及び2141を含む加算器ブロック 2102のブロック図である。図22aに示した実施例においては、加算器ブロ ック2103−2108は加算器ブロック2102と同一である。前述したよう に、4対2加算 器ブロック2140及び2141へ供給される入力信号は、通常、w,x,y, zとして示してあり、且つ出力信号は、一般的に、キャリー及びセーブとして示 してある。加算器ブロック2102−2108は4つの2ビット入力信号を受取 り且つ2つの3ビット出力信号を発生する。 図22dは4対2加算器ブロック2145−2147を含む加算器ブロック2 101のブロックである。4対2加算器ブロック2145はSFB[2]及びCFB [2]を受取り、それらはより詳細に後述するセーブ及びキャリーフィードバッ ク信号である。加算器ブロック2101は4つの2ビット入力信号及び2つの1 ビットフィードバック信号を受取り且つ2つの4ビット出力信号を発生する。 図22eは4対2加算器ブロック2150−2152を含む加算器ブロック2 112のブロック図である。図示した実施例においては、加算器ブロック211 2は加算器ブロック2113−2114と同一である。加算器ブロック2112 は4つの3ビット入力信号を受取り且つ2つの4ビット出力信号を発生する。 図22fは4対2加算器ブロック2155−2159を含む加算器ブロック2 111のブロック図である。加算器ブロック2111はSFB[3]及びCFB [3](4対2加算器ブロック2155において)、SFB[1](4対1加算 器ブロック2158のCIN端子において)及びCFB[1](キャリー信号の最小 桁ビット位置において)を受取る。SFB[3]、CFB[3]、SFB[1]、CFB [1]は以下に更に詳細に説明するセーブ及びキャリーフィードバック信号であ る。加算器ブロック2111は、2つの3ビット入力信号と2つの4ビット入力 信号と、4つの1ビットフィードバック信号とを受取り且つ2つの5ビット出力 信号を供給する。 図22gは、4対2加算器ブロック2160−2163を含む加算器ブロック 2122のブロック図である。加算器ブロック2122は4つの4ビット入力信 号を受取り且つ2つの5ビット出力信号を供給する。 図22hは、4対2加算器ブロック2165−2169を含む加算器ブロック 2121のブロック図である。加算器ブロック2121はSFB[4]及びCFB[ 4](4対2加算器ブロック2165において)、SFB[1](4対1加算器ブ ロック2169のCIN端子において)、及びCFB[1](キャリー信号の最小桁 ビット位置において)を受取る。SFB[4]、CFB[4]、SFB[1]、CFB[ 1]は、以下に更に詳細に説明するセーブ及びキャリーフィードバック信 号である。加算器ブロック2121は2つの4ビット入力信号と、2つの5ビッ ト入力信号と、4つの1ビットフィードバック信号とを受取り且つ2つの6ビッ ト出力信号を発生する。 図22iは、4対2加算器ブロック2170−2175を含む加算器ブロック 2131のブロック図である。加算器ブロック2131はSFB[5]及びCFB[ 5](4対2加算器ブロック2170において)、SFB[0](4対1加算器ブ ロック2175のCIN端子において)、CFB[0](キャリー信号の最小桁ビッ ト位置において)を受取る。SFB[5]、CFB[5]、SFB[0]、CFB[0] は以下に更に詳細に説明するセーブ及びキャリーフィードバック信号である。加 算器ブロック2131は2つの5ビット入力信号と、2つの6ビット入力信号と 、4つの1ビットフィードバック信号とを受取り且つ7ビットキャリー信号c[ 6:0]及び7ビットセーブ信号s[6:0]を発生する。ウオレスツリー加算 器回路1851a−1851dを特定の回路に関連して説明したが、その他の回 路も使用可能であることを理解すべきである。 第4クロックサイクル期間中に、ウオレスツリー加算器からのキャリー信号c [6:0]及びセーブ信号s[6:0]は最大桁ビット位置において2つ の「0」ビットで連結され、その際に9ビットキャリー信号c[8:0]及び9 ビットセーブ信号s[8:0]を形成し、尚ビットc[8:7]及びs[8:7 ]は「0」ビットである。これらの9ビット信号は18ビットキャリー−セーブ レジスタ1870a内に格納される。これらのキャリー及びセーブ信号は半分の クロックの比較(例えば、半分のブロックAと半分のブロックC)を表わすに過 ぎないので、これらの値は、次の半分のブロックの比較の結果が完了するまで、 キャリー−セーブレジスタ1870a内に保持される。この条件は表4の「cs 」欄におけるACDとして識別されている。 第4クロックサイクル期間中に、スコア回路1821aへ供給された値S1[ 63:0]及びR2[63:0]は半分のブロックB(図16)及びD(図17 )に対応している(表1参照)。又、第4クロックサイクル期間中に、論理高ア キュムレータ制御信号がANDゲート1862a及び1863aへ供給され、そ の際にキャリー−セーブレジスタ1870a内に格納されているキャリー信号c [6:0]及びセーブ信号s[6:0]を、キャリーフィードバック信号CFB[ 6:0]及びセーブフィードバック信号SFB[6:0]として、ウオレスツリー 加算器1851aへ供給する。このことは、第1の半分のブ ロックの比較の結果を、第2の半分のブロックの比較の結果へ加算することを可 能としている。従って、第5クロックサイクル期間中に、ウオレスツリー加算器 1851aの出力は完全なブロックの比較を表わしている(例えば、半分のブロ ックAの半分のブロックCとの比較及び半分のブロックBの半分のブロックDと の比較)。この完全なブロック比較の結果は「現在のスコア」として言及される 。現在のスコアが低いことは、現在のブロックとサーチブロックとの間の近接し た一致を表わしている。 スコア回路1821b−1821d内の処理は、スコア回路1821aに関連 して上述した態様で実質的に進行する。従って、第3クロックサイクル期間中に 、スコア回路1821bは半分のブロックA及びC′を処理し、スコア回路18 21cは半分のブロックA及びC″を処理し、且つスコア回路1821dは半分 のブロックA及びC″′を処理する。同様に、第4クロックサイクル期間中に、 スコア回路1821bは半分のブロックB及びD′を処理し、スコア回路182 1cは半分のブロックB及びD″を処理し、且つスコア回路1821dは半分の ブロックB及びD″′を処理する。 現在のスコアレジスタ1870a−1870dからの9ビットキャリー及びセ ーブ信号は比較器ブロ ック1822へ供給される。図23は比較器ブロック1822のブロック図であ る。9ビットキャリー及びセーブ信号(例えば、c[8:0]及びs[8:0] )は、各々、最小桁ビット位置において9個の0ビットと連結され、その際に1 8ビットキャリー及びセーブ信号を形成する(例えば、キャリー信号c[17: 0]及び18ビットセーブ信号s[17:0])。これらの18ビットキャリー 及びセーブ信号は、図示した如く、3入力減算回路2201a−2201dの減 数入力端子へ供給される。3入力減算回路2201a−2201dは、別個の加 算器及び減算器回路を使用する場合と比較した場合に増加した速度を与える。減 算回路2201a,2201b,2201c,2201dの被減数入力端子は、 夫々、アップデート回路1823(図19)から18ビットの最良のスコアb[ 17:0],b′[17:0],b″[17:0],b″′[17:0]を受取 る。これらの最良のスコアは前に検知した最も低い現在のスコアであり、それら は以下に更に詳細に説明するようにアップデート回路1823によってアップデ ートされる。これらの最良のスコアは、初期的には、最大値に設定される(即ち 、最大ビット位置において「0」ビットで、それに続き、2の補数の形態におい てより桁位置の低いビット位置におい て「1」が続くもの)。以下に説明するように、最良のスコアb[17:0], b′[17:0],b″[17:0],b″′[17:0]の9個の最大桁ビッ トは、「スコア」情報を格納するために使用され、且つ9個の最小桁ビットは、 最良のスコアが検知された時から経過したサイクル数を表わす「カウント」情報 を格納するために使用される。 減算回路2201a−2201dによって計算される差は、夫々、マルチプレ クサ2203a−2203dへ供給される。図23に示したように、減算回路2 201a−2201dの出力信号の最大桁ビットはマルチプレクサ2203a− 2203dを制御するために使用される。 例えば、最良のスコアb[17:0]がc[17:0]及びs[17:0]に よって表わされる現在のスコアよりも低い場合には、これらのスコアの間の差の 最大桁ビットは論理「1」の値である。これらの状況下において、最良のスコア B[17:0]はアップデートされることはない。従って、減算回路2201a によって供給される最大桁ビットが「1」の値である場合には、マルチプレクサ 2203aは差レジスタ1880aへ−1の値をパスする。その結果、d[17 :0]は−1となる。 逆に、最良のスコアb[17:0]がc[17: 0]及びs[17:0]によって表わされる現在のスコアよりも大きい場合には 、差d[17:0]の最大桁ビットは0の値である。これらの条件下において、 減算回路2201aによって与えられる最大桁ビットは、マルチプレクサ220 3aをして、b[17:0]−c[17:0]−s[17:0]に等しいd[1 7:0]の値を差レジスタ1880aへパスする。 マルチプレクサ2203b−2203dは同様の態様で動作してd′[17: 0],d″[17:0],d″′[17:0]を夫々差レジスタ1880b,1 880c,1880dへ供給する。 図24はアップデート回路1823のブロック図である。アップデート回路1 823は減算回路2302a−2302dを有している。最良のスコアb[17 :0],b′[17:0],b″[17:0],b″′[17:0]は減算回路 2302a,2302b,2302c,2302dの被減数入力端子へ夫々供給 される。差レジスタ1880a,1880b,1880c,1880d内に格納 されている値d[17:0],d′[17:0],d″[17:0],d″′[ 17:0]は夫々、減算回路2302a,2302b,2302c,2302d の減数入力端子へ供給される。 前述したように、最良のスコアb[17:0]がc[17:0]及びs[17 :0]によって表わされる現在のスコアよりも低い場合には、n差レジスタ18 80aは−1の値を有している。この−1の値が最良のスコアb[17:0]か ら減算されると、b[17:0]の上位9個のビット(即ち、最良のスコア)は 不変のまま残存し且つb[17:0]の下位9つのビット(即ち、カウント)は 1だけインクリメントされる。このように、カウントは、最良のスコアを検知し た後のサーチブロックの数を維持する。サーチウインドウ内のサーチパターンは 固定されているので、このカウントは、現在のブロックとサーチウインドウとの 間の比較の完了時において、最良のスコアに対応するサーチブロックの位置を定 義する。 最良のスコアb[17:0]がc[17:0]及びs[17:0]によって表 わされる現在のスコアよりも高い場合には、差レジスタ1880aの内容はb[ 17:0]−c[17:0]−s[19:0]に等しい。この値が減算回路23 02aにおいて最良のスコアb[17:0]から減算されると、レジスタ189 0aへ送信された新たな最良のスコアは現在のスコアc[17:0]+s[17 :0]である(即ち、b[17:0]−(b[17:0]−c [17:0]−s[17:0]))。c[17:0]+s[17:0]の下位9 個のビットは全て0の値であるので、カウントは実効的にリセットされる。現在 のブロックをサーチウインドウ内の全ての可能なサーチブロックと比較した後に 、最良のスコアレジスタ1890a−1890dは、各々、最良のスコア(上位 9ビット)及び最良のスコアが検知されてからのサーチブロックの数を表わすカ ウント(下位9ビット)を有している。従って、4つの最良のスコアが得られる 。最良のスコアレジスタ1890aは、行0,4,8等において位置されている サーチブロックに対する最良のスコアを有している。同様に、最良のスコアレジ スタ1890bは、行1,5,9等に位置されているサーチブロックに対する最 良のスコアを保持する。最良のスコアレジスタ1890cは、行2,6,10等 に位置されているサーチブロックに対する最良のスコアを保持する。最後に、最 良のスコアレジスタ1890dは、行3,7,11等に位置されているサーチブ ロックに対する最良のスコアを保持する。カウントは最良のスコアに対応するサ ーチブロックの位置を表わす。例えば、レジスタ1890a内のカウントが12 である場合には、レジスタ1890a内の最良のスコアは最後のサーチブロック から12個のサーチブロック(24クロ ックサイクル)戻った場所において発生している。注意すべきことであるが、サ ーチウインドウ内のこのサーチブロックを特定するためにはサーチパータンが既 知でなければならない。 本発明を幾つかの実施例に関連して説明したが、本発明は、開示した実施例に 限定されるべきものではなく、当業者にとって明らかな種々の変形例を構成する ことが可能であることを理解すべきである。従って、本発明は添付の請求の範囲 によってのみ制限される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CZ, DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE,HU,I S,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LK,LR ,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN, MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,S D,SE,SG,SI,SK,TJ,TM,TT,UA ,UG,UZ,VN (72)発明者 ハン,アンドリュー シイ. アメリカ合衆国,カリフォルニア 94022, ロスアルトスヒルズ,カナリオ ウエイ 12849 (72)発明者 フォッグ,チャッド イー. アメリカ合衆国,カリフォルニア 94086, サニーベル,エスカロン アベニュー 1000 【要約の続き】 した現在のブロックに最も近接して近似する最適なスレ ッシュホールド処理したサーチブロックを決定する。最 適なスレッシュホールド処理したサーチブロックに対応 するスレッシュホールド処理しなかったサーチブロック を現在のブロック(スレッシュホールド処理していな い)と比較する。現在のブロックに最も近接して近似す るスレッシュホールド処理しなかったサーチブロックを 使用して現在のブロックの推定を行なう。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.基準フレーム内のピクセルのピクセル強度値から現在のフレーム内のピ クセルのピクセル強度値を近似させる方法において、 現在のフレームのピクセルのサブセットを含む現在のブロックを画定し、 基準フレームのピクセルのサブセットを含むサーチウインドウを画定し、 現在のブロックのピクセルのピクセル強度値及びサーチウインドウのピクセル のピクセル強度値をスレッシュホールド処理し、その際にスレッシュホールド処 理した現在のブロック及びスレッシュホールド処理したサーチウインドウを形成 する、 上記各ステップを有する方法。 2.請求項1において、前記スレッシュホールド処理ステップが、更に、 現在のブロックにおけるピクセルのピクセル強度値を平均化しその際に第一平 均ピクセル強度値を決定し、 前記第一平均ピクセル強度値を使用して現在のブロックのピクセルのピクセル 強度値及びサーチウインドウのピクセルのピクセル強度値をスレッシュホールド 処理する、 上記各ステップを有する方法。 3.請求項2において、前記スレッシュホールド処理ステップが、更に、 前記第一平均ピクセル強度値より低いピクセル強度値を有する現在のブロック 及びサーチウインドウ内のピクセルへ第一デジタル値を割当て、 前記第一平均ピクセル強度値より大きなピクセル強度値を有する前記現在のブ ロック及びサーチウインドウ内のピクセルへ第二デジタル値を割当てる、 上記各ステップを有する方法。 4.請求項2において、更に、 前記第一平均ピクセル強度値より低いピクセル強度値を有する現在のブロック 内のピクセルのピクセル強度値を平均化し、その際に第二平均ピクセル強度値を 決定し、 前記第一平均ピクセル強度値より大きなピクセル強度値を有する現在のブロッ ク内のピクセルのピクセル強度値を平均化し、その際に第3平均ピクセル強度値 を決定する、 上記各ステップを有しており、前記スレッシュホールド処理ステップが、更に、 前記第2及び第3平均ピクセル強度値を使用して現在のブロックのピクセルのピ クセル強度値及びサーチウインドウのピクセルのピクセル強度値のスレッシュホ ールド処理を行なう、方法。 5.請求項4において、前記スレッシュホールド処理ステップが、 前記第2平均ピクセル強度値より低いピクセル強度値を有する現在のブロック 及びサーチウインドウ内のピクセルに対して第1デジタル値を割当て、 前記第2平均ピクセル強度値より大きく且つ前記第1平均ピクセル強度値より 低いピクセル強度値を有する現在のブロック及びサーチウインドウ内のピクセル へ第2デジタル値を割当て、 前記第1平均ピクセル強度値より大きく且つ前記第3平均ピクセル強度値より 低いピクセル強度値を有する現在のブロック及びサーチウインドウ内のピクセル へ第3デジタル値を割当て、 前記第3平均ピクセル強度値より大きなピクセル強度値を有する現在のブロッ ク及びサーチウインドウ内のピクセルへ第4デジタル値を割当てる、 上記各ステップを有する方法。 6.請求項2において、更に、 前記スレッシュホールド処理したサーチウインドウ内において複数個のスレッ シュホールド処理したサーチブロックを画定し、 前記スレッシュホールド処理した現在のブロックを前記スレッシュホールド処 理したサーチブロックの各々と比較し、 前記スレッシュホールド処理した現在のブロックに最も近接して近似する複数 個の最適なスレッシュホールド処理したサーチブロックを決定し、 現在のブロックを前記最適のスレッシュホールド処理したサーチブロックに対 応するスレッシュホールド処理していないサーチブロックと比較し、 現在のブロックに最も近接して近似するスレッシュホールド処理していないサ ーチブロックを決定し、 現在のブロックに最も近接して近似する前記スレッシュホールド処理していな いサーチブロックを使用して現在のブロックを推定する、 上記各ステップを有する方法。 7.請求項6において、前記スレッシュホールド処理した現在のブロックを 前記スレッシュホールド処理したサーチブロックの各々と比較するステップが、 更に、前記スレッシュホールド処理した現在のブロックと前記スレッシュホール ド処理したサーチブロックの各々との間の平均絶対差を決定するステップを有し ており、且つ前記現在のブロックを前記スレッシュホールド処理していないサー チブロックと比較するステップが、更に、現在のブロックとスレッシュホールド 処理していないサーチブロックの各々との間の平均絶対差を決定するステップを 有している方法。 8.請求項6において、更に、 現在のフレームのピクセルからなるサブセットを含む第2の現在のブロックを 画定し、尚前記第2の現在のブロックのピクセルは前記現在のブロックのピクセ ルに隣接しており、 第2の現在のブロックを現在のブロックを推定するために使用したスレッシュ ホールド処理していないサーチブロックに隣接した第2のサーチブロックと比較 し、 第2の現在のブロックと第2のサーチブロックとの間の差が所定値未満である か否かを決定し、 前記差が前記所定値より低い場合には、前記第2のサーチブロックを使用して 前記第2の現在のブロックを推定する、 上記各ステップを有する方法。 9.請求項2において、更に、 前記現在のフレームのピクセルのサブセットを含む第2の現在のブロックを画 定し、 前記基準フレームのピクセルのサブセットを含む第2のサーチウインドウを画 定し、 前記第1平均ピクセル強度値を使用して前記第2の現在のブロックのピクセル のピクセル強度値及び前記第2のサーチウインドウのピクセルのピクセル強度値 をスレッシュホールド処理する、 上記各ステップを有する方法。 10.請求項2において、更に、前記スレッシュホールド処理の前に前記現 在のブロック及び前記サーチウインドウに関してブロック二次抽出を行なうステ ップを有する方法。 11.請求項2において、更に、前記スレッシュホールド処理ステップの後 に前記サーチウインドウ内においてアルゴリズム二次抽出を行なうステップを有 する方法。 12.請求項2において、更に、前記スレッシュホールド処理ステップの前 に前記サーチウインドウ及び現在のブロックの階層的フィルタ処理を行なうステ ップを有する方法。 13.請求項2において、更に、 前記第一平均ピクセル強度値と前記現在のブロック内のピクセルのピクセル強 度値との間の平均絶対差を計算し、 範囲を画定する値を得るために前記平均絶対差を前記現在のブロック内のピク セル数で割算し、 第2平均ピクセル強度値を得るために前記範囲を画定する値を前記第1平均ピ クセル強度値から減算し、 第3平均ピクセル強度値を得るために前記範囲を画定する値を前記第1平均ピ クセル強度値へ加算す る、 上記各ステップを有しており、前記スレッシュホールド処理ステップが、更に、 前記第2及び第3平均ピクセル強度値を使用して、前記現在のブロックのピクセ ルのピクセル強度値及び前記サーチウインドゥのピクセルのピクセル強度値をス レッシュホールド処理する方法。 14.現在のブロック内のピクセルのピクセル強度値を基準ブロック内のピ クセルのピクセル強度値と比較する回路において、 現在のスコアを形成するために前記現在及び基準ブロック内のピクセルのピク セル強度値を比較するスコア手段、 前記スコア手段へ結合している比較器手段、尚前記比較器手段は前記現在のス コアを前に決定した最良のスコアと比較し、 前記比較器手段へ結合しているアップデート手段、を有しており、前記アップ デート手段は、前記現在のスコアが前記最良のスコアより低い場合には、前記最 良のスコアを前記現在のスコアで置換させ且つカウンタをリセットし、且つ前記 アップデート手段は、前記現在のスコアが前記最良のスコアより大きい場合には 、前記最良のスコアを維持し且つカウンタをインクリメントさせる方法。 15.現在のブロック内のピクセルのピクセル強度値を基準ブロック内のピ クセルのピクセル強度値と比較する回路において、 前記現在及び基準ブロック内の対応するピクセル強度値間の絶対差の和に等し い現在のスコアを計算するスコア回路、尚前記現在のスコアはキャリーバイト及 びセーブバイトによって表わされており、 前記スコア回路に結合されている第一連結回路、尚前記第一連結回路はキャリ ーバイトに等しい最大桁バイト及びゼロに等しい最小桁バイトを有するキャリー ワードを形成するためにキャリーバイトを複数個のゼロビットで連結させ、 前記スコア回路へ結合している第2連結回路、尚前記第2連結回路はセーブバ イトに等しい最大桁バイト及びゼロに等しい最小桁バイトを有するセーブワード を形成するために前記セーブバイトを複数個のゼロビットで連結させ、 前記第1及び第2連結回路へ結合している第一減算回路、尚前記第一減算回路 は差ワードを形成するために最良のスコアワードからキャリーワード及びセーブ ワードを減算し、 前記減算回路へ結合しているマルチプレクサ回路、尚前記マルチプレクサ回路 は、前記差ワードが正である場合には、前記差ワードをパスし且つ前記マル チプレクサは、前記差ワードが正でない場合には、予め選択した制御ワードをパ スし、 前記マルチプレクサ回路へ結合している第2減算回路、尚前記第2減算回路は アップデートした最良のスコアワードを形成するために前記最良のスコアワード から前記マルチプレクサ回路によってパスされたワードを減算し、 を有する回路。 16.請求項15において、前記スコア回路がウオレスツリー加算器回路を 有している回路。 17.請求項15において、前記制御ワードが−1に等しい回路。 18.請求項15において、更に、メモリが前記スコア回路へ結合されてお り、前記メモリは前記現在及び基準ブロックのピクセル強度値を格納する回路。 19.請求項18において、更に、 前記メモリと前記スコア回路との間に結合されているシフター回路、 前記シフター回路と前記スコア回路との間に結合されている遅延回路、 を有する回路。 20.現在のブロック内のピクセルのピクセル強度値を基準ブロック内のピ クセルのピクセル強度 値と比較する方法において、 現在のスコアを形成するために現在及び基準ブロック内のピクセルのピクセル 強度値を比較し、 前記現在のスコアを前に決定した最良のスコアと比較し、 前記現在のスコアが前記最良のスコアより低い場合には前記最良のスコアを前 記現在のスコアで置換し且つカウントをリセットし、 前記現在のスコアが前記最良のスコアより大きい場合には、前記現在のスコア を維持し且つカウントをインクリメントさせる、 上記各ステップを有する方法。 21.請求項20において、前記ピクセル強度値を比較するステップが、現 在の及び基準ブロックにおける対応するピクセル強度値間の絶対差の和に等しい 現在のスコアを計算するステップを有しており、その場合に前記現在のスコアは キャリーバイトとセーブバイトとによって表わされる方法。 22.請求項21において、前記現在のスコアを前に決定した最良のスコア と比較するステップが、 前記キャリーバイトを複数個のゼロビットと連結させ、その際に前記キャリー バイトに等しい最大桁バイト及びゼロに等しい最小桁バイトを有するキャリーワ ードを形成し、 前記セーブバイトを複数個のゼロビットと連結させ、その際に前記セーブバイ トに等しい最大桁バイト及びゼロに等しい最小桁バイトを有するセーブワードを 形成し、 前記最良のスコアから前記キャリーワード及び前記セーブワードを減算して差 を形成する、 上記各ステップを有する方法。 23.請求項22において、前記置換ステップが、前記最良のスコアから前 記差を減算するステップを有している方法。 24.請求項22において、前記維持するステップが、前記最良のスコアを 1だけインクリメントさせるステップを有している方法。 25.請求項20において、前記最良のスコアが前に決定した現在のスコア に対応する上位バイトと前記カウントに対応する下位バイトとを有する方法。
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