JPH11502999A - トーン検出を改善した伝送システム - Google Patents

トーン検出を改善した伝送システム

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JPH11502999A
JPH11502999A JP9526694A JP52669497A JPH11502999A JP H11502999 A JPH11502999 A JP H11502999A JP 9526694 A JP9526694 A JP 9526694A JP 52669497 A JP52669497 A JP 52669497A JP H11502999 A JPH11502999 A JP H11502999A
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signals
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ハルム ブラームス
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Abstract

(57)【要約】 伝送システムでは、一対のシグナリングトーン信号を送信機(2)によって伝送チャネル(4)を経て受信機(6)へと伝送する。この受信機の端末装置(6)では、トーン検出器を用いて前記一対のシグナリングトーン信号の存在を検出する。双方のトーン信号の強度が異なる場合にトーン検出器の信頼度を向上させるために、前記一対のシグナリングトーン信号の存在を、加算器(23)により求められる合成強度測定値に基づいて判定する。合成強度測定値は或る基準レベルTH2と比較される。他の実施例では、個々のトーン信号のレベルチェックも比較器(11)及び(9)で行なって、許容される最大強度差を特定する。

Description

【発明の詳細な説明】 トーン検出を改善した伝送システム 本発明は、複数のトーン信号を伝送媒体を介して端末装置へ同時に伝送する送 信機を具えており、前記端末装置が前記複数のトーン信号のトーン強度測定値を 得るための強度測定手段を具えている伝送システムに関するものである。 本発明は端末装置、トーン検出器及びトーン検出方法にも関するものである。 上述したような伝送システムは米国特許第3,882,283 号から既知である。 本発明による伝送システムは、マルチトーン伝送を用いるシステムに適用する ことができる。このことは複数のトーン信号を1つのチャネルに同時に供給する ことにより情報を伝送することを意味する。受信機は或る組合せのトーン信号の 存在を検出することにより情報を再生することができる。 このような伝送システムの用途の1つに所謂DTMFシグナリングシステムが あり、これは或る電話端末装置から電話交換機へダイヤル情報を伝送するのに広 く用いられている。このシステムでは、2つのトーン信号を伝送媒体へ供給する ことによりディジットを伝送する。前記トーン信号の1つは第1グループの4つ のトーン信号のうちから選定され、他の1つは第2グループの4つのトーン信号 のうちから選定される。第1グループ(低周波グループ)におけるトーン信号の 周波数は第2グループ(高周波グループ)におけるトーン信号の周波数よりも低 くする。受信機は伝送されたディジットを再生するために、送信機によってどの 対のトーン信号が伝送されているのかを確かめる必要がある。 本発明の他の用途はテレビ電話における所謂CASトーン信号の検出にある。最 近、ディスプレイを装備した電話端末装置が市販されるようになっている。こう した電話端末装置はアナログ ディスプレイ サービス インタフェース標準方 式(ADSI)に従って作動すべく構成される。この標準方式では、電話端末装 置から、及びそれへの音声信号の伝送に加えてデータの伝送を許可している。 音声とデータとを区別するために、所謂CAS−信号(CPE警告信号)を送 信機により伝送して、データ信号が伝送される旨を指示する。CAS信号は周波 数が2130Hzと2750Hzとの2つのトーン信号により構成され、これら のトーン信号は80msecの期間中に同時に伝送される。 上述した米国特許による伝送システムの端末装置は、各トーン信号を検出する ために強度測定装置を具えており、この強度測定装置は対応するトーン信号に対 するトーン強度測定値を発生する。このトーン強度測定値は、例えばトーン信号 の振幅又はパワーとすることができる。或るトーン信号の強度測定値が或るしき い値以上となる場合には、このトーン信号が存在するものとみなすことができる 。或る予定したトーン信号の組合せは、この組合せの全ての個々のトーン信号が 存在するとみなされる場合に、存在するものとみなされる。 伝送媒体の欠陥のために、受信機での個々のトーン信号の強度が異なることが 有り得る。個々のトーン信号の強度の比率をツイスト(ねじり)とも称する。或 るツイスト値を有しているトーン信号の組合せを検出し得るようにするためには 、トーン信号の存在を検出するためのしきい値を低くしなければならない。この ように、しきい値を下げることは雑音信号を、検出すべきトーン信号としてみな す確率を高め、トーン信号の組合せを検出する信頼度を下げることになる。 本発明の目的はツイストがあってもトーン信号の組合せを正確に検出し得る冒 頭にて述べた種類の伝送システムを提供することにある。 本発明による伝送システムは、複数のトーン信号の合成強度測定値が或るしき い値以上となる場合に前記複数のトーン信号の存在を認める判定手段を具えてい ることを特徴とする。 複数のトーン信号の存在を関連するトーン信号の合成強度測定値に基づいて判 定することにより、トーン信号の組合せの存在を判定するのに高いしきい値を用 いることができる。この高いしきい値を用いることにより、ノイズ信号を検出す べきトーン信号とみなす確率が低減する。本発明を実施する第1の方法では、そ れぞれの強度信号を合成強度信号に合成し、この合成強度信号の値を或るしきい 値と比較する。本発明を実施する第2の方法では、個々のトーン信号の強度を、 関連する他のトーン信号の強度に依存する或るしきい値と比較する。この第2の 方法の場合には実際には合成信号を得る必要はないが、合成強度測定値が或るし きい値信号を越える場合に、トーン信号の組合せが存在する旨の判定は依然とし て行われる。 本発明の他の好適例では、前記判定手段を、前記合成トーン強度測定値が或る 第1しきい値以上となり、且つ関連する個々のトーン強度測定値が第2しきい値 以上となる場合に前記複数のトーン信号の存在を認めるように構成する。 合成強度測定値以外に、個々の強度測定値も或るしきい値と比較するようにす れば、どの程度のツイスト値を許容し得るかを正確に規定することができる。個 々の強度測定値に対するしきい値を大きく設定すればする程、許容ツイスト値は 小さくなる。 本発明を図面を参照して詳細に説明するに、ここに: 図1は本発明の第1実施例による伝送システムを示し; 図2は本発明の他の実施例による判定素子7を示し; 図3は強度測定装置16及び18の出力信号をツイストの関数として示した特 性図であり; 図4は強度測定装置16及び18の第1実施例のブロック図であり; 図5は強度測定装置16及び18の第2実施例のブロック図であり; 図6は強度測定装置16及び18の第3実施例のブロック図であり; 図7は図6の実施例の重要な信号を示すタイミング図である。 図1に示す本発明による伝送システムでは、伝送すべき信号を送信機2へ供給 する。送信機2の出力は伝送すべき信号を、ことによるとシグナリングトーンと 組合せて搬送する。この出力は伝送チャネル4を経て端末装置6に結合される。 端末装置6の入力端子はセレクタ8の入力端子とトーン検出器10の入力端子と に接続されている。 トーン検出器10の入力端子は低域通過フィルタ12の入力端子に接続され、 低域通過フィルタ12の出力端子はAGC回路14に接続されている。AGC回 路14の出力端子は強度測定手段15の入力端子に接続され、この強度測定手段 15の入力端子は第1トーン強度測定装置16の入力端子と、第2トーン強度測 定装置18の入力端子とに接続されている。 第1トーン強度測定装置16の出力端子はディバイダ20の第1入力端子に接 続されている。ディバイダ20の第2入力端子には強度測定装置16の出力信号 の最大値を表す信号MAX1を供給する。 第2トーン強度測定装置18の出力端子はディバイダ22の第1入力端子に接 続され、このディバイダ22の第2入力端子には強度測定装置18の出力信号の 最大値を表す信号MAX2を供給する。 ディバイタ20の出力端子は判定手段7の第1入力端子に接続されている。判 定手段7の第1入力端子は比較器11の第1入力端子と加算器23の第1入力端 子とに接続されている。ディバイダ22の出力端子は判定手段7の第2入力端子 に接続され、この判定手段7の第2入力端子は比較器9の第1入力端子と加算器 23の第2入力端子とに接続されている。加算器23の出力端子は比較器25の 第1入力端子に接続されている。比較器11の第2入力端子及び比較器9の第2 入力端子には第1基準信号TH1を供給し、比較器25の第2入力端子には第2 基準信号TH2を供給する。 各比較器11,25及び9の出力端子はANDゲート13の対応する入力端子 にそれぞれ接続されている。ANDゲート13の出力端子はセレクタ8の制御入 力端子に接続されている。セレクタ8には電話送受器56及びLCDスクリーン 58が接続されている。 図1による伝送システムでは、伝送すべきデータを送信機2により伝送媒体4 を経て端末装置6へと伝送する。端末装置6では、この端末装置によって受信さ れる伝送データが、2つのシグナリングトーンの受信状態に応じて電話送受器5 6か、又は(LCD)ディスプレイ58に供給される。この切替えはシグナリン グトーン信号をトーン検出器10により検出してから行われる。 受信信号は低域通過フィルタ12によりろ波され、雑音や、検出すべきシグナ リングトーンに相当する周波数範囲以外の音声のような妨害信号が除去される。 AGC回路14は一定の出力パワーを有している出力信号を強度測定装置16及 び18の各入力端子へ供給する。 強度測定装置16は第1トーンに対する強度測定値を発生するように構成し、 強度測定装置値18は第2トーンに対する強度測定値を発生するように構成する 。前述したADSI標準方式に用いられるCAS信号の場合には、第1トーンが 2130Hzの周波数を有し、第2トーンが2750Hzの周波数を有する。ト ーン強度測定装置16の出力信号は、ディバイダ20によりこのトーン強度測定 装置16の最大可能出力信号に対して正規化される。このことは、ディバイダ2 0の出力が0と予定した一定値との間で変化することを意味している。斯かる正 規化を行なうのは、強度測定装置16及び18からの各トーンの強度信号間の( 決められた周波数の)差に無関係に双方のトーン信号に対して同じ範囲の強度測 定値を得るためである。 加算器23の出力端子には強度測定値が得られる。比較器25はこの合成強度 測定値を基準値TH2と比較する。比較器11及び9は、ディバイダ20及び2 2の出力端子における強度測定値を基準値TH1とそれぞれ比較する。ディバイ ダ20及び22の最大出力信号が1に等しくなるものとする場合には、しきい値 としての基準値TH1及びTH2の値はそれぞれ0.24及び0.8とするのが好 適である。各比較器25,11及び9の第1入力端子に供給される各強度測定値 が、これらの比較器の第2入力端子に供給される前記3つのしきい値以上となる 場合にだけトーン信号対がANDゲート13により存在するとみなされ、従って トーン信号対の存在判定信頼度が向上することになる。 比較器11及び9は省くこともできる。こうすると、個々の強度測定値に必要 とされる値を設定する限界値の精度が劣ることになるが、それでもTH2の値が 高いために、検出信頼度が向上する利点がある。 図2による判定回路7では、その第1入力端子が比較器27の第1入力端子と 、比較器29の第1入力端子とに接続される。判定回路7の第2入力端子は比較 器31の第1入力端子と比較器33の第1入力端子とに接続される。比較器27 の第2入力端子及び比較器33の第2入力端子には第1基準信号TH1を供給す る。比較器29の第2入力端子及び比較器31の第2入力端子には第3基準信号 TH3を供給する。 比較器27の出力端子はANDゲート35の第1入力端子に接続され、比較器 31の出力端子はANDゲート35の第2入力端子に接続される。比較器29の 出力端子はANDゲート37の第1入力端子に接続され、比較器33の出力端子 はANDゲート37の第2入力端子に接続される。ANDゲート35の出力端子 はORゲート39の第1入力端子に接続され、ANDゲート37の出力端子はO Rゲート39の第2入力端子に接続される。ORゲート39の出力端子は判定手 段7の出力端子を構成する。 図2による判定回路では、基準値TH1がTH3よりもずっと小さいものとする 。TH1及びTH3の値はそれぞれ0.2及び0.4〜0.5とすることができる 。ANDゲート35の出力は、正規化した強度測定値U16がTH1以上となり、 しかも正規化した強度測定値U18がTH3以上となる場合、及びこうした場合に だけ“1”となる。ANDゲート37の出力は、正規化した強度測定値U18がT H1以上となり、しかも正規化した強度測定値U16がTH3以上となる場合及びこ うした場合にだけ“1”となる。このことは、一方のトーン信号の強度が値0. 8以上となり、他方のトーン信号の強度が0.2以上となる場合に、ANDゲー ト35又は37の一方の出力が“1”となることを意味する。従って、ORゲー ト39の出力はこうした状態のもとで“1”となる。トーン信号対の検出信頼度 は従来の装置に比べてかなり向上する。その理由は、従来の装置では双方のトー ン信号に対するしきい値を同じ低いレベル(例えば0.2)に設定する必要があ ったからである。トーン対を図2の判定回路により検出する場合には、合成トー ン強度測定値が1よりも大きくなくなる。従って、図2の判定回路は合成トーン 強度測定値を実際に計算することなく、この合成トーン強度測定値に基づいて作 動する。 図3は第1正規化強度信号U20と、第2正規化強度信号U22と、これら第1及 び第2正規化強度信号の和とを示している。これらの正規化強度信号はディバイ ダ20、ディバイダ22及び加算器23によってそれぞれ計算される。図3から 明らかなように、ゼロツイスト値の場合には、正規化強度信号U20及びU22の値 が共に0.64となる。これらの信号の和は1.32である。好適なしきい値T H2は0.8であり、また好適なしきい値TH1は0.24である。しきい値をこ のように選定すれば、トーン検出器によって6dBのツイストが許容される。合 成強度測定値信号だけを或る基準値と比較する場合には、単一トーンが合成トー ン信号として検出されないようにするために、斯かる基準値を1より大きくしな ければならない。この場合の基準値は1.2とするのが好適である。 図4による強度測定装置では、その入力端子が相関素子14,16,18及び 20の各入力端子に接続される。図4による強度測定装置は欧州特許出願第95 200996.7−2209(PHQ95008)に記載されている。相関素子 14,〔16,18,20〕の入力端子は乗算器24,〔26,28,30〕の 第1入力端子に接続され、この乗算器の出力端子は積分器32,〔34,36, 38〕に接続される。出力信号φ1,〔φ2,φ3,φ4〕を搬送する基準信号発生 器の出力端子は乗算器24,〔26,28,30〕の第2入力端子に接続される 。 相関信号を搬送する相関素子14,16,18及び20の出力端子は積分器3 2,34,36及び40の出力端子によってそれぞれ構成される。これらの出力 端子は加算器42の対応する入力端子に接続される。加算器42の出力端子は強 度測定装置16,18の出力端子を構成する。 図4による強度測定装置16,18の相関素子14,16,18及び20では 、入力信号が位相φ1,φ2,φ3及びφ4を有する対応する基準信号で逓倍される 。基準信号の周波数は検出すべきシグナリングトーンの周波数に相当する。積分 器32,43,36及び40は、それぞれ対応する乗算器24,26,28及び 30の出力信号の積分値を求め、次いでこの積分値の絶対値を定める。積分器3 2,34,36及び40の出力信号は加算器42によって加算されて、合成相関 信号となる。入力信号が基準信号の周波数に相当する周波数を有するシグナリン グトーンを含んでいる場合には、ゼロとはかなり異なる合成相関信号が現れる。 許容周波数差は、使用測定時間に依存する。この使用測定時間は積分器32---- 40の2度の連続するリセット瞬時間の時間によって規定される。有限測定時間 tmのために、乗算器の出力信号には直角窓関数が適用されることになる。この 窓関数は周波数ドメインでは次式に基づくフィルタ関数に相当する。 上式(1)による伝達関数は、幅が1/tmに相当する主ローブを呈し、帯域幅 は約1/tmとなる。測定時間を適当な値に選定することにより、所望される各 周波数分解能を得ることができる。測定時間tmは容易に変えることができるか ら、周波数分解能も容易に変えることができる。 位相がπ/4づつ増分する4つの基準信号を用いることによって、常に基準ト ーンの位相に無関係に、よりすぐれた相関信号を発生する。シグナリングトーン の位相の関数としての合成相関信号の振幅変動が10%以上にならないことは明 らかである。 加算器42の出力信号はトーン信号強度測定装置の出力を成す。 加算すべき相関信号は、相関信号を実際の相関値に依存する係数で加重するこ とにより得られることは想定し得ることである。この加重は相関信号を非線形演 算することと同じである。このような加重法を用いると、ノイズによって損なわ れる相関信号に及ぶ影響が低下する。 図1のディバイダ20及び22に供給すべき値MAXは測定時間tmと積分時 定数との比に比例する。 図5のディジタル式の強度測定装置16,18では、入力信号をスライサ60 の入力端子に供給する。この図5の強度測定装置は欧州特許出願第952009 96.7−2209(PHQ95008)に記載されている。スライサ60の出 力端子は相関素子62,64,66及び68によって構成される相関器の入力端 子に接続される。これら相関素子62,64,66,68の前記入力端子は排他 的NORゲート70,74,78及び82の第1入力端子にそれぞれ接続される 。これらの排他的NORゲート70,74,78及び82の第2入力端子は、出 力信号φ1,φ2,φ3及びφ4を発生する基準信号発生器86の対応する出力端子 に接続される。排他的NORゲート70〔74,78,82〕の出力端子はアッ プ−ダウンカウンタ72〔76,80,84〕のUP/DOWN制御入力端子に 接続される。各アップ−ダウンカウンタ72,76,80及び84にはクロック 信号及びリセット信号が供給される。アップ−ダウンカウンタ72,76,80 及び84の各出力端子は計数値の絶対値に相当する出力信号を搬送し、これらの 各出力端子は加算器88の入力端子に接続される。加算器88の出力端子は強度 測定装置の出力端子を構成する。図5のトーン強度測定装置を用いる場合には、 図1のAGC回路を省くことができる。 トーン強度測定装置16,18の入力信号はスライサ60によって2進信号に 変換される。スライサ60の出力信号は各相関素子62,64,66及び68に て、基準信号発生器86により発生される対応する2進基準信号と比較される。 基準信号発生器86により発生される基準信号はπ/4の相対的位相差を有して いる。スライサ60からの出力信号と各基準信号との比較は排他的NORゲート 70,74,78及び82によって行われる。排他的NORゲートの出力信号は 、双方の入力信号が異なる論理値を有する場合には論理値“0”となり、双方の 入力信号が同じ論理値を有する場合には論理値“1”となる。 それぞれの排他的NORゲート70,74,78及び82の出力信号は、対応 するアップ−ダウンカウンタ72,76,80及び84の計数方向を制御する。 スライサの出力信号が基準信号と同じ論理値を有する場合に、アップ−ダウンカ ウンタはクロックパルス毎にその計数値を増加する。スライサの出力信号が基準 信号の論理レベルとは異なる論理値を有する場合には、アップ−ダウンカウンタ はクロックパルス毎にその計数値を減少させる。基準信号がスライサの出力信号 とほぼ同じ位相及び周波数を有する場合には、アップ−ダウンカウンタの計数値 が急速に増加し、これは大きな(正の)相関値を示す。基準信号がスライサ60 の出力信号とほぼ同じ周波数を有するも、位相がスライサ60の出力信号に対し て反対である場合には、アップ−ダウンカウンタの計数値は急速に減少し、これ は大きな(負の)相関値を示す。基準信号とスライサ60の出力信号との間に相 関関係がない場合には、排他的NORゲートの出力信号の論理値が多少ランダム に“0”又は“1”になる。このことはアップ−ダウッカウンタの計数値がラン ダムに増減し、平均計数値がゼロとなることを意味している。 アップ−ダウンカウンタ72,76,80及び84の計数値の絶対値は加算器 88により周期的に加算されて、トーン強度測定装置の出力端子へと送給される 。計数値の絶対値を加算した後にアップ−ダウンカウンタ72,76,80及び 84はリセット信号Rによりリセットされる。 クロック周波数は一般に、検出すべきトーンの周波数の倍数とする。これによ りスライサ60の出力信号中の妨害成分が良好に抑圧される。スライサ60の出 力信号がたまに妨害信号により誤った論理値を有する場合、こうしたケースの半 分は“0”が“1”に変化し、他の半分は“1”が“0”に変化してしまうこと である。こうした誤りは、基準信号の周期当たりのクロックサイクル数を多くす れば、平均でゼロになる傾向にある。 トーン強度測定装置の出力信号は測定時間tmとクロック周波数fclkとに比例 する。従って、図1のディバイダ20及び22に供給すべきMAXの値はtmと fclkとの積に比例させなければならない。 図6による強度測定装置では、入力信号をスライサ60の入力端子に供給する 。この図6の強度測定装置は欧州特許出願第95200988.4−2209号 (PHQ95007)に記載されている。スライサ60の出力端子は4個の相関 器112,114,116及び118に接続される。これらの各相関器は4つの 相関素子62,64,66及び68と、1つの加算器88とを具えている。各相 関器における相関素子は図4又は図5における相関素子と同じように構成するこ とができる。各相関器112,114,116及び118には、対応するリセッ ト信号R1,R2,R3及びR4が供給される。これらのリセット信号は同時に供給 されるのではなくて、規則的な時間で配給される。相関器112,114,11 6及び118の出力信号はセレクタ120のそれぞれの入力端子に供給される。 セレクタ120の出力端子は比較器122の第1入力端子に接続される。この比 較器122の第2入力端子にはしきい値THRが供給される。比較器122の出 力端子はトーン検出器10の出力端子である。 図6の強度測定装置は、トーンの到達時間が前もってわからない場合に用いる ことができる。この強度測定装置は相対的に変位した測定期間中に測定状態にな る多数の相関器を具えている。こうして、常に少なくとも1個の相関器がシグナ リングトーンの存在中に測定状態にあるようにする。このための条件は、トーン の持続時間が、連続的にリセットされる2つの相関器の測定期間の間のオーバラ ップ期間以上とならないようにすることである。 セレクタ120は測定期間の終了時に相関器における加算器の内容を求め、こ の値を強度測定装置の出力端子へ送給する。次いで、相関器はリセットされる。 このような相関器の評価及びリセットは周期的に行われる。 図7は図6によるトーン検出器における相関器の評価及びリセットのタイミン グを示している。図7のグラフ121は相関器112に供給されるリセット信号 R1のタイミングを示している。グラフ123,127及び129は相関器11 4,116及び118に対するリセット信号R2,R3及びR4のタイミングを示 している。図7から明らかなように、それぞれの相関器は周期的に評価され、且 つリセットされる。グラフ125で示した持続時間のシグナリングトーンの存在 中には、このシグナリングトーンのタイミングに無関係に常に1つの相関器が測 定状態にあることも明らかである。リセットインターバル(又は測定期間)tm と検出すべきシグナリングトーンの持続時間ttoneとの関係は一般に次のように 表すことができる。 上式(2)におけるnは相関器の数である。式(2)から明らかなように、測定 期間とトーンの持続時間との差は相関器の数が増える場合に小さくなる。トーン の持続時間の範囲内に測定時間を持つようにすることの利点は、トーンが存在す る場合にだけ測定が行われると云うことにある。これにより、検出すべきトーン がない期間中に相関器の出力信号にノイズが影響を及ぼさなくなる。これにより シグナリングトーンがより一層確実に検出されることになる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.複数のトーン信号を伝送媒体を介して端末装置へ同時に伝送する送信機を具 えており、前記端末装置が前記複数のトーン信号のトーン強度測定値を得るため の強度測定手段を具えている伝送システムにおいて、前記端末装置が、複数のト ーン信号の合成強度測定値が或るしきい値以上となる場合に前記複数のトーン信 号の存在を認める判定手段を具えていることを特徴とする伝送システム。 2.前記判定手段を、前記合成トーン強度測定値が或る第1しきい値以上となり 、且つ関連する個々のトーン強度測定値が第2しきい値以上となる場合に前記複 数のトーン信号の存在を認めるように構成したことを特徴とする請求の範囲第1 項に記載の伝送システム。 3.同時に伝送される複数のトーン信号を受信し、これら複数のトーン信号のト ーン強度測定値を得るための強度測定手段を具えている端末装置において、該端 末装置が、前記複数のトーン信号の合成強度測定値が或るしきい値以上となる場 合に、前記複数のトーン信号の存在を認める判定手段を具えていることを特徴と する端末装置。 4.前記判定手段を、前記合成トーン強度測定値が或る第1しきい値以上となり 、且つ関連する個々のトーン強度測定値が第2しきい値以上となる場合に前記複 数のトーン信号の存在を認めるように構成したことを特徴とする請求の範囲第3 項に記載の端末装置。 5.入力信号中の複数のトーン信号の存在を検出するためのトーン検出器であっ て、前記複数のトーン信号のそれぞれのトーン強度測定値を得るための強度測定 手段を具えているトーン検出器において、該トーン検出器が複数のトーン信号の 合成強度測定値が或るしきい値以上となる場合に前記複数のトーン信号の存在を 認める判定手段を具えていることを特徴とするトーン検出器。 6.前記判定手段を、前記合成トーン強度測定値が或る第1しきい値以上となり 、且つ関連する個々のトーン強度測定値が第2しきい値以上となる場合に前記複 数のトーン信号の存在を認めるように構成したことを特徴とする請求の範囲第5 項に記載のトーン検出器。 7.同時に伝送される複数のトーン信号を受信する方法であって、前記複数のト ーン信号の各々のトーン強度測定値を得るようにするトーン信号の受信方法にお いて、当該受信方法が、複数のトーン信号の合成強度測定値が或るしきい値以上 となる場合にこれら複数のトーン信号の存在を認める判定過程を具えていること を特徴とするトーン信号受信方法。 8.前記方法が、前記合成トーン強度測定値が第1しきい値以上となり、且つ関 連する個々のトーン強度測定値が第2しきい値以上となる場合に、前記複数のト ーン信号の存在を認める判定過程を具えていることを特徴とする請求の範囲第7 項に記載の方法。
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