JPH11502970A - 鎖錠軸継手 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 分離した管状体に連結するよう適合された管状体（１）と、前記管状体（１）上に回転式に配置されて前記管状体と軸線方向に連結するように前記セパレート管状体を掛合する分離した管状体と連結するように適合する軸継手管（２）とを具える鎖錠軸継手において、鎖錠管（４）が前記管状体（１）上に配置されて連結位置と連結解除位置との間で長手方向に移動可能とし、鎖錠管（２）を鎖錠位置に向けて駆動するバイアス手段（８）と鎖錠管上の鎖錠フォーメーション（１０、１１）と鎖錠管が前記管状体上の回転に対して軸継手管を保持するように鎖錠位置に移動する際に軸線方向で相互に掛合する軸継手管とを具える。鎖錠管（２）が鎖錠管上の保持フォーメーション（５、９）及び長手方向に相互に掛合する管状体により鎖錠解除位置で保持される。鎖錠管（４）が軸継手管（２）により管状体の長手方向に固定され、軸継手管が内部の止め輪（３）により管状体上に固定される。鎖錠フォーメーション（１０、１１）に鋸歯形の軸方向に延在する歯を設ける。前記管状体（１）上の警報表示手段は、鎖錠管（４）が鎖錠解除位置にあるときにだけ剥き出しとなる。

Description

【発明の詳細な説明】 鎖錠軸継手 本発明は鎖錠軸継手に関するものであり、特には電気的、気学的、水力的或い は光学的軸継手と共に使用するのに好適な振動に対して抵抗力のある鎖錠軸継手 に関するものである。 一対の電気コネクタを具える２部分から成る電気軸継手を互いに同時に有する 複数の電気コネクタを連結するのが慣習であるが、この電気コネクタ内では、伝 導体が終結しており、この電気コネクタは互いに押されて、他方のねじ山を掛合 する１個のコネクタ上の軸継手ナットにより互いに長手方向に連結される。保護 スリーブを形成するハーネス組立品は、伝導体で覆うことが可能であり、一端を 電気コネクタに連結できる。バックシェル組立品を具えるこのような電気軸継手 を提供することが又公知であるが、この電気軸継手により通常はハーネス組立品 内の伝導体間に変化をもたらし、伝導体が終結する電気コネクタを供給する。バ ックシェル組立品の構造は典型的には管状であり、軸継手ナットによりコネクタ の背後に固着される。バックシェル組立品の後端には、又ケーブルクランプのよ うなハーネス組立品の他の構成部材と掛合する軸継手ナットのような備品がある 。 電気軸継手とバックシェル組立品が使用に際して衝撃及び振動を受け易い場合 には、軸継手ナットが開放された状態で動作し、この結果鎖錠手段の形成により 一度軸継手ナットが閉められると軸継手ナットの逆回転を阻止するようになる。 多くの鎖錠手段の異なる形態が提案されたが、これらにより製造、組立、使用が 複雑となった。 本発明の目的は、改良された鎖錠手段を有する鎖錠軸継手を提供することにあ る。 本発明によれば、鎖錠軸継手に、分離した管状体に連結するよう適合された管 状体と、前記管状体上に回転式に配置されて前記管状体と軸線方向に連結するこ とにより前記セパレート管状体を掛合する分離した管状体と連結するように適合 する軸継手管とを具え、鎖錠管が前記管状体上に配置されて連結位置と連結解除 位置との間で長手方向に移動可能とし、鎖錠管を鎖錠位置に向けて駆動するバイ アス手段と鎖錠管上の鎖錠フォーメーションと鎖錠管が前記管状体上の回転に対 して軸継手管を保持するように鎖錠位置に移動する際に軸線方向で相互に掛合す る軸継手管とを具える。 好適には、鎖錠管が鎖錠管上の保持フォーメーション及び長手方向に相互掛合 する管状体により鎖錠解除位置で保持される。例えば、調整手段が鎖錠解除位置 で鎖錠管を保持するように長手方向に共同するときには、保持フォーメーション に、鎖錠管を管状体の長手方向に案内して鎖錠解除位置でのみ管状体上の鎖錠管 の回転が可能である調整手段を設ける。 好適には、鎖錠管が軸継手管により管状体の長手方向に固定連結され、次々に 軸継手管が個別の止め輪により管状体上に固定される。 好適には、鎖錠フォーメーションに軸方向に延在する歯を設けるが、この歯は 前記分離した管状体の鎖錠解除を別の方法で可能とするように軸継手管を回転し ないよう鋸歯形状を有する。この歯に長く傾斜した側面とコネクタの長手方向軸 線にほぼ平行な端面とを設ける。この端面は軸継手の鎖錠動作を増すためにアン ダーカット（例えば長く傾斜した側面と同じように傾斜させる）とすることがで きる。 本発明の更に好適な態様には前記管状体上に表示手段を設けるが、この表示手 段は鎖錠管により覆われており、鎖錠管が鎖錠解除位置にあるときには警報とし て単に剥き出しにされている。 本発明は添付図面を参照して実施例により説明される。 図１は、鎖錠位置に鎖錠管を具える本発明による鎖錠軸継手を部分的には側面 図で、部分的には断面図で示したものであり、 図２は、図１を拡大したものであり、 図３は、図１に更に鎖錠解除位置での鎖錠管を示したものであり、 図４は、図１の鎖錠軸継手の管状体の正面短図を示したものであり、 図５は、図３の鎖錠軸継手の鎖錠管を線Ｓ−Ｓ上で切った断面図を示したもの である。 図示した実施例に管状体１を設け、この管状体をケーブルを後方から入れ、バ ックシェルの前端内で支持される電気コネクタで終端する一束の電気ケーブルを 支持するバックシェルアダプタとすることができる。軸継手ナット２は管状体１ の全端に回転可能に配置され、ナットと管状体との共同表面内にある各環状溝と 掛合する止め輪３により管状体上に長手方向に圧着される。ナット２は管状体１ の端を越えて長手方向に突出しており、使用時には前記電気コネクタと掛合する ように内部にねじ込まれる。 軸継手ナット２の後部と隣接して、ナット２の後面と管状体１の周面の回りの 外側に突出する管状フランジ７との間の短部を越えて鎖錠リング４を長手方向に 案内するように、鎖錠リング又は管４は、管状体１上に配置され、管状体の外表 面上に形成された環状管９内にあって各々長手方向に延在する溝６と掛合する一 組の内部に突出するラグ５により形成される。スプリング座金８はフランジ７と 鎖錠リング４の後面との間に配置され、図１に示すように軸継手ナット２の後面 と掛合して鎖錠位置に対して鎖錠リングを駆動させるように作動する。 軸継手ナット２の後方環状面は、鎖錠リング４に向けて環状体１から長手方向 に突出する歯１０により形成され、鎖錠リング４の隣接環状面は、鎖錠リング上 の歯１０と協力するように、軸継手ナット２に向けて管状体１から長手方向に突 出した歯１１により形成される。歯１０及び歯１１は、交互に傾斜して外周を接 する端と一致する各面の環状部分の全範囲に亘って鋸歯が形成されることにより 駆動し、その結果一方向においては電気コネクタを管状体１に固着するためにナ ット２が回転し、逆方向においては前記電気コネクタを開放するナット２の回転 を妨げるように互いに外周に鎖錠する際には歯はラチェット動作により互いに掛 合することができる。従ってラチェット動作により互いに掛合することができる のは、軸継手ナット２が前記電気コネクタを開放するように回転され得る歯１０ 及び歯１１の連結を解くようにスプリング座金８の動作に対して鎖錠リング４が 長手方向に移動されるときだけである。更に、歯１０及び歯１１の配列は、たと え鎖錠リング４が管状体１上で偶然傾斜され、歯１０及び歯１１が管状体の一方 の側から連結を解かれても相互に掛合する鎖錠動作が維持されるが、管状体のも う一方の側での掛合はそのままとなるようなものとなす。 鎖錠リング４が軸継手ナット２から離間した長手方向に開放された位置に保持 されることができるように、内側に突出したラグ５及び管９は長手方向に寸法決 めされ、その結果ラグ５は溝６から開放され、図３に示すようにフランジ７と管 ９との間の管状の溝１２に位置されると、リング４はラグ５が溝６と整列しない 位置に回転させられる。このときリング４は開放され、ウォッシャ８のスプリン グ動作を通して管９の隣接する側壁と共にラグ５の掛合により長手方向に保持さ れるだろう。ラグ５が再び溝６と整列してこのときリング４が長手方向に自由に 移動するとき、更に管の側壁に対してスプリングが駆動している間の鎖錠リング ４の回転により、連結が開放される位置からリングを開放する。環状の窪み１４ 及び１５はフランジ７の隣接面内に設けられ、鎖錠リングが連結が解かれる位置 にあるときにはスプリング座金８を収容するようにリング４を鎖錠する。 鎖錠リング４が鎖錠位置にあるときには管９の後方に位置する溝１２は表示用 に緑か或いは青であり、鎖錠リングが連結が解かれる位置にあるときには管９の 前方にある浅い溝１３ははっきりと見えるように赤であり、それにより軸継手ナ ット２が鎖錠されていないことを警告するのに役立つ。 軸継手ナット２及び鎖錠リング４の外周表面はグリッピング及び回転を援助す るために各々織目が付けられており、これは油を塗った環境下では特に重要であ る。又ギザギザを付けるか模様を付けるのに使用される織目は、問題の２個の構 成部材間の触知できる差異を手伝うように各場合において異にするのが好適であ る。 軸継手ナット２と鎖錠リング４の外径は一方或いは他方の選択的な動作を手伝 うように及び各部材の偶然の動作を回避するように異とするのが好適である。例 えば、工具が軸継手ナット２と掛合することによる鎖錠リング４の偶然の回転に より鎖錠リングのラグ５に損害を与え、その結果もはや有効ではなくなる。これ は図面に示すように軸継手ナット２よりも小さい径の鎖錠リング４を作成するこ とにより回避できるが、同様に鎖錠リング４は同じ問題を避けるために著しく大 きな径を形成されることが可能である。 幾つかの用途において、特別な工具が鎖錠リングの動作に提供される。 歯の数は各鎖錠位置を離間させる回転量を選択するように自由に選ばれる。各 鎖錠位置間の１０°位の分解能（resolution）が軸継手の反対側の部分間の良好 な電気的連結を維持する。これにはナットと鎖錠リング上に３０以上の歯を供給 する必要がある。 溝孔は、凝縮による湿気を逃がすためにスプリング座金８の部分に設けられる 。 更なる配列において、歯の短面は極度の振動による何気ない連結解除に対して 鎖錠リングの抵抗を更に増すようにほぼ０から５°の間でアンダーカットマナー (undercut manner)によりコネクタの長手方向軸線に関して傾斜させることがで きる。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 コリアー マルコム ウィルフリッド イギリス国 グロスターシャー ジーエル 20 ５キューゼッド テュークスベリー ウィンヤーズ クローズ 39 【要約の続き】 るときにだけ剥き出しとなる。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．分離した管状体に連結するよう適合された管状体（１）と、前記管状体（１ ）上に回転式に配置されて前記管状体と軸線方向に連結するように前記分離管状 体を掛合する分離した管状体と連結するように適合する軸継手管（２）とを具え る鎖錠軸継手において、鎖錠管（４）が前記管状体（１）上に配置されて連結位 置と連結解除位置との間で長手方向に移動可能とし、鎖錠管（２）を鎖錠位置に 向けて駆動するバイアス手段（８）と鎖錠管上の鎖錠フォーメーション（１０、 １１）と鎖錠管が前記管状体上の回転に対して軸継手管を保持するように鎖錠位 置に移動する際に軸線方向で相互に掛合する軸継手管とを具えることを特徴とす る鎖錠軸継手。 ２．鎖錠管（２）が鎖錠管上の保持フォーメーション（５、９）及び長手方向に 相互掛合する管状体により鎖錠解除位置で保持されることを特徴とする請求項１ に記載の鎖錠軸継手。 ３．調整手段が鎖錠解除位置で鎖錠管を保持するように長手方向に共同するとき には、保持フォーメーションに、鎖錠管を管状体の長手方向に案内して鎖錠解除 位置でのみ管状体上の鎖錠管の回転が可能である調整手段を設けることを特徴と する請求項２に記載の鎖錠軸継手。 ４．鎖錠管（４）が軸継手管（２）により管状体の長手方向に固定連結され、次 々に軸継手管が個別の止め輪（３）により管状体上に固定連結されることを特徴 とする請求項１乃至３に記載のいずれか１項に記載の鎖錠軸継手。 ５．個別の止め輪（３）に内部止め輪を具えることを特徴とする請求項４に記載 の鎖錠軸継手。 ６．鎖錠フォーメーションに、軸方向に延在する歯（１０、１１）を具えること を特徴とする請求項１乃至５のいずれか１項に記載の鎖錠軸継手。 ７．前記歯が、前記分離した管状体の連結解除を別の方法で可能とする一方向に おいて軸継手管を回転しないよう抑制するような歯形を有することを特徴とする 請求項６に記載の鎖錠軸継手。 ８．前記管状体上の表示手段が鎖錠管により覆われており、鎖錠管が鎖錠解除位 置にある場合には警報として単に剥き出しにされることを特徴とする請求項１乃 至７に記載の鎖錠軸継手。