JPH1150258A - ガス置換方法 - Google Patents

ガス置換方法

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Publication number
JPH1150258A
JPH1150258A JP21162897A JP21162897A JPH1150258A JP H1150258 A JPH1150258 A JP H1150258A JP 21162897 A JP21162897 A JP 21162897A JP 21162897 A JP21162897 A JP 21162897A JP H1150258 A JPH1150258 A JP H1150258A
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JP
Japan
Prior art keywords
valve
gas
load lock
lock chamber
pipe
Prior art date
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Pending
Application number
JP21162897A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeo Sato
武夫 佐藤
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Kokusai Electric Corp
Original Assignee
Kokusai Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kokusai Electric Corp filed Critical Kokusai Electric Corp
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Publication of JPH1150258A publication Critical patent/JPH1150258A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロードロック室へのN2 ベント開始時にN2
ガスの突入をなくし、パーティクルの発生を最小限に抑
制する。 【解決手段】 N2 出力バルブ6とN2 入力バルブ8間
のN2 ガス供給配管5に、ロードロック室1をバイパス
してN2 ガス供給配管5を排気管2に連通するバイパス
管12を設ける。バイパス管12には、主制御部11の
もとでバルブ制御器9により制御されるバイパスバルブ
13を設ける。N2 ベント開始前に、N2出力バルブ6
およびN2 入力バルブ8を閉じ、さらに排気バルブ3を
閉じたうえで、真空ポンプ4によりバルブ間のN2 ガス
供給配管5内を真空引きして、バルブ6、8間に残存し
ているN2 ガスをロードロック室1を経由せずに排除す
る。残存N2 ガス排除後、ロードロック室1へのN2
ントを開始する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロードロック室な
どのガス置換を必要とする処理室のガス置換方法に係
り、特にガス供給配管内の残存ガスを排除するための方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体製造装置、例えばプラズマCVD
装置などでは、ウェーハ間の空気を反応管内に持ち込ま
ないようにするために、反応管の手前に真空チャンバ構
造のロードロック室を設ける。ロードロック室を真空引
きした後、N2 ガスを導入(ベント)して処理室をN2
雰囲気にしてから、ロードロック室より反応管内にウェ
ーハをローディングする。ロードロック室を有する装置
には、前記N2 ガスベントは必要不可欠な処理である。
【0003】図3に従来のN2 ベント処理方法を実施す
る半導体製造装置の概略構成図を示す。1はロードロッ
ク室、4は真空ポンプ、2はロードロック室1と真空ポ
ンプ4とをつなぐ排気管、3は排気管に設けられた排気
バルブ、5は処理室にN2 ガスをベントするためのN2
ガス供給配管である。6はN2 出力バルブ、8はN2
力バルブ、7はMFC(マスフローコントローラ)であ
り、これらはN2 ガス供給配管5に設けられる。9は排
気バルブ3、N2 出力バルブ6、N2 入力バルブ8の開
閉動作を制御するバルブ制御器、10はMFC7のガス
流量を制御するMFC制御器、11はバルブ制御器9及
びMFC制御器10を制御する主制御部である。ロード
ロック室1のN2 ベント処理は、主制御部11に登録さ
れたシーケンスにのっとり、バルブ制御器9及びMFC
制御器10を制御することにより行なわれる。
【0004】図4に主制御部11に登録された一般的な
シーケンスであるN2 ベント処理フローを示す。主制御
部11から排気バルブ閉指令をバルブ制御器9に発行し
て排気バルブ3を閉動作させ(ステップ101)、排気
バルブ3が完全に閉じるまで待つ(ステップ102)。
完了後、N2 入出力バルブ開指令をバルブ制御器9に発
行してN2 出力バルブ6及びN2 入力バルブ8を開動作
させ(ステップ103)、MFC流量制御指令をMFC
制御器10に発行してMFC7を制御し(ステップ10
4)、ロードロック室1が大気圧になるまでN2 ガスを
導入する(ステップ105)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のN2
ント処理方法では、処理室がロードロック室の場合、ウ
ェーハなどの被処理物の搬出入のため、真空排気、N2
ベントを繰り返し実行することとなるが、N2 ベントの
際、パーティクルの発生が問題になる。N2 ベント処理
開始時は、一般的にパーティクルを抑えるためN2 ガス
の流量を絞っているが、N2 ガス供給配管5内、特にN
2 出力バルブ6とN2 入力バルブ8との間の供給配管
は、MFC7も存在しており、かつ両バルブ6、8によ
りとじ込められることから、N2 ガスが残存しやすい。
この残存N2 ガスが、N2 ベント処理開始時、ロードロ
ック室に対するN2 ガスの瞬間的な突入を引き起こし、
パーティクル発生の原因となる。
【0006】このことはロードロック室に限らず、ガス
置換を必要とする他の処理室にN2ガスなどの置換ガス
を導入する場合においても、共通の問題となっていた。
【0007】本発明の課題は、上述した従来技術の問題
点を解消して、ガス置換開始時に配管内の残存置換ガス
の処理室内への突入をなくし、パーティクルの発生を最
小限に抑制することが可能なガス置換方法を提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、被処理物を処
理する処理室内へガス供給配管を介して置換ガスを導入
する前に、前記ガス供給配管内を前記処理室を介さずに
真空排気し、真空排気後、前記処理室内に前記置換ガス
を導入するものである。置換ガスはN2 を始めとする不
活性ガスであり、処理室はガス置換が繰り返し必要とさ
れるロードロック室、パージボックスなどである。
【0009】ガス置換前にガス供給配管内を真空排気す
ると、ガス供給配管内に残存していた置換ガスが排除さ
れるので、ガス置換開始時、残存置換ガスの処理室内へ
の瞬間的な突入を防止することができる。
【0010】このガス置換方法を実施するための構成
は、ガス供給配管に分岐管を接続し、この分岐管を介し
てガス供給配管内を真空排気するとよい。この場合、分
岐管を、処理室内を真空排気する排気管にバイパス接続
すれば、排気管に接続されている真空排気手段を共用で
きる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を説明
する。図1にプラズマCVD装置のN2 ベント処理装置
の構成を示す。処理室としてのロードロック室1に排気
管2を介して真空ポンプ4を接続する。図示しないが、
ロードロック室1に反応管を接続し、反応管内にロード
ロック室1内のウェーハボートをローディングするよう
になっている。前記排気管2に排気バルブ3を設け、排
気バルブ3を開くとロードロック室1内を真空排気でき
るようになっている。
【0012】ロードロック室1に、ロードロック室内に
2 ガスを導入するためのN2 ガス供給配管5を接続
し、このN2 ガス供給配管5にロードロック室1に近い
下流から遠くなる上流に向かって順次N2 出力バルブ
6、MFC7、N2 入力バルブ8を設け、これらを制御
することにより図示しないN2 ガス供給源からロードロ
ック室1内に流量制御したN2 ガスを導入するようにな
っている。
【0013】また、N2 出力バルブ6とN2 入力バルブ
8との間のN2 ガス供給配管5にバイパス管12を分岐
し、それを排気管2の真空ポンプ4側(排気バルブ3よ
りも下流側)につないでロードロック室1をバイパスさ
せる。このバイパス管12にバイパスバルブ13を設
け、バイパスバルブ13を開いてバイパス管12から排
気管2を介してN2 ガス供給配管5内を真空排気できる
ようになっている。
【0014】バルブ制御器9は前記排気バルブ3、N2
出力バルブ6、N2 入力バルブ8およびバイパスバルブ
13の開閉動作を制御し、MFC制御器10は前記MF
C7のガス流量を制御する。バルブ制御器9及びMFC
制御器10は、主制御部11によって制御するように構
成する。N2 出力バルブ6、N2 入力バルブ8間のN2
ガス供給配管5に、配管5の内圧を検出する圧力センサ
14を設け、圧力センサ14で検出した検出出力は主制
御部11で処理する。
【0015】図2に主制御部11に登録されるシーケン
スであるN2 ベント処理フローを示す。スタート時、排
気バルブ3を除いた他のバルブ6、8、13は全て閉じ
ている。主制御部11から排気バルブ閉指令をバルブ制
御器9に発行して排気バルブ3を閉動作させ(ステップ
201)、排気バルブ3が完全に閉じるまで待つ(ステ
ップ202)。完了後、バイパス配管開指令をバルブ制
御器9に発行してバイパスバルブ13を開動作し、真空
ポンプ4から排気管2を介してバルブ6、8間のN2
ス供給配管5内の真空引きをし、バルブ6、8間の真空
引きが完了するまで待つ(ステップ204)。配管5内
真空排気完了後、バイパスバルブ閉指令をバルブ制御器
9に発行してバイパスバルブ13を閉動作する(ステッ
プ205)。その後、N2 入出力バルブ開指令をバルブ
制御器9に発行してN2 出力バルブ6及びN2 入力バル
ブ8を開動作させ(ステップ206)、MFC流量制御
指令をMFC制御器10に発行してMFCを流量制御し
(ステップ207)、ロードロック室1が大気圧になる
までN2 ガスを導入する(ステップ208)。
【0016】ステップ202の排気バルブ閉動作完了確
認判断において、排気バルブ3が閉動作完了となるトリ
ガは、排気バルブ3を閉動作してからその動作が完了す
るまでの所要時間をタイマでカウントして、そのタイム
アップ出力を用いる。ステップ204の真空排気確認判
断においては、ガス配管5内の真空排気が完了となるト
リガは、配管5内に設けた前記圧力センサ14の検出出
力に基づいて主制御部11が出す真空排気完了信号を用
いたが、バイパスバルブ13を開いてからの真空排気時
間をカウントして、そのカウントアップ出力を用いても
よい。また、ステップ208の処理室大気圧完了確認判
断において、ロードロック室1の大気圧完了となるトリ
ガは、ロードロック室1内に設けた図示しない圧力セン
サの検出出力に基づいて主制御部11が出す大気圧完了
信号を用いる。
【0017】上述したN2 ベント処理によりロードロッ
ク室1をN2 ガスで大気圧にした後、次のシーケンス
で、ロードロック室1から反応管内にボートをローディ
ングして、被処理物であるウェーハを熱処理する。熱処
理後、反応管内からロードロック室1にボートを取出
し、ロードロック室1を大気に開放して、ロードロック
室1から処理済みのウェーハを取り出す。ついで処理済
みのウェーハに代えて未処理のウェーハをロードロック
室1のボートに移載する。移載後、主制御部11から排
気バルブ開指令をバルブ制御器9に発行して排気バルブ
3を開き、ロードロック室1を真空ポンプ4により排気
管2を介して真空引きする。真空引き後、ロードロック
室内に上述したフローを用いて再度N2 ベントする。な
お真空ポンプ4は常時稼働状態にしておく。
【0018】このようにして真空排気とガス置換とを繰
り返すが、前述したようにバルブ6、8間のN2 ガス供
給配管5内はバルブ6、8によってとじ込められること
から、N2 ガスが残存しやすい。しかし本実施の形態で
は、N2 ベント前に、バイパス管12を介してバルブ
6、8間のN2 ガス供給配管5内を真空排気するように
しているので、N2 出力バルブ6とN2 入力バルブ8間
のガス供給配管5内に残存しているN2 ガスを排除する
ことができる。その結果、ガス置換開始時、残存N2
スのロードロック室1内への瞬間的な突入を有効に防止
することができる。また、バイパス管12は、ロードロ
ック室1をバイパスして直接排気管2に接続するように
したので、ガス供給配管5内を真空排気するとき、真空
排気済みのロードロック室1に影響を与えず、ロードロ
ック室1内でパーティクルが発生することはない。
【0019】なお上記実施の形態では、置換ガスをN2
ガスとしたが、その他の不活性ガスとしてもよい。ま
た、本発明はプラズマCVD装置に限定されず、他の縦
型拡散・CVD装置にも適用できる。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、処理室内のガス置換開
始時、処理室を介さずにガス供給配管内を真空排気する
ため、処理室内に置換ガスを導入する際に、残存置換ガ
スの処理室内への突入が防止でき、置換ガスの突入に起
因するパーティクルの発生を有効に抑えることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態のN2 ベント処理装置の概略構成図で
ある。
【図2】実施形態の主制御部によるN2 ベント処理を説
明するフローチャートである。
【図3】従来例のN2 ベント処理装置の概略構成図であ
る。
【図4】従来例のN2 ベント処理を説明するフローチャ
ートである。
【符号の説明】
1 ロードロック室(処理室) 2 排気管 3 排気バルブ 4 真空ポンプ 5 N2 ガス供給配管 6 N2 出力バルブ 7 MFC 8 N2 入力バルブ 9 バルブ制御器 10 MFC制御器 11 主制御部 12 バイパス管 13 バイパスバルブ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被処理物を処理する処理室内へガス供給配
    管を介して置換ガスを導入する前に、前記ガス供給配管
    内を前記処理室を介さずに真空排気し、 真空排気後、前記処理室内に前記置換ガスを導入するよ
    うにしたガス置換方法。
JP21162897A 1997-08-06 1997-08-06 ガス置換方法 Pending JPH1150258A (ja)

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JP21162897A JPH1150258A (ja) 1997-08-06 1997-08-06 ガス置換方法

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