JPH11502043A - フラクタル変換を使用するデジタルデータの圧縮伸張方法および装置 - Google Patents

フラクタル変換を使用するデジタルデータの圧縮伸張方法および装置

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JPH11502043A JP8527697A JP52769796A JPH11502043A JP H11502043 A JPH11502043 A JP H11502043A JP 8527697 A JP8527697 A JP 8527697A JP 52769796 A JP52769796 A JP 52769796A JP H11502043 A JPH11502043 A JP H11502043A
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Abstract

(57)【要約】 画像(もしくは一連のフレーム)等の、物理的エンティティを表すデータの3次元アレイをその局所対称性により符号化する方法および装置が記載されている。この符号化により、画像を任意の縮尺で再構成することができる圧縮および解像度非依存性記述が得られる。情報を著しく損失することなく空間ズーミングおよびフレーム間補間を達成することができる。本発明の方法は所定サイズのデジタルデータを3次元フォーマットで格納するステップ(20)と、アレイを複数の矩形ドメインボックスへ分割して複数の一意的にアドレス可能な3次元ドメインセットを発生するステップ(22)と、アレイを一意的にアドレス可能な複数のレンジボックスへ分割するステップ(24)と、各ドメインセットにアフィン変換を適用し、各ドメインセットに対して、レンジセットおよび変換を選択するステップ(26)と、選択されたレンジセットおよび選択された変換を符号語として出力するステップ(28)と、を含んでいる。選択されたドメインセットの各各に1つづつの、この符号語セットは1次デジタルデータを表す。各ドメインセットに対して選択された変換は次の基準の1つに対応する。(a)ドメインセットと変換したレンジセット間の最小距離、(b)ドメインセットと変換したレンジセット間の所与のしきい値よりも小さい距離、もしくは(c)レンジセットが第2の基準を満たし、ドメインセットと変換したレンジセット間の距離が所与のしきい値よりも小さい。

Description

【発明の詳細な説明】 フラクタル変換を使用する3次元デジタルデータの圧縮伸張方法および装置 発明の背景 本発明は、一般的に3次元内に表現できる物理的エンティティ(entity )を表すデジタルデータの変換に関する。特に、本発明は3次元ビデオ画像を表 す圧縮変換の使用に関する。 2次元デジタルデータを符号化する方法および技術およびビデオ符号化の代替 方式がミファエル エフ.ブランスリおよびアラン ディー.スローンの199 4年9月13日に公開された米国特許第5,347,600号IMPROVED METHOD AND APPARATUS FOR COMPRESSIO N AND DECOMPRESSION OF DIGITAL IMAGE DATAに記載されている。この特許の開示は本開示の一部としてここに組み 入れられている。 画像を表すデジタルデータの圧縮は重要な研究領域である。1つの画像を表す 1組のデジタルデータは、それが置換する格言的に多数の語よりも遥かに多くの 記憶装置を必要とする場合が多い。しかしながら、静止画像の圧縮に関連する問 題点は、多くの断面スライスが3次元画像を形成する動画や医療画像によりもた らされる問題点に較べれば見劣りするものである。このような画像が標準ビデオ レートで表示されると、解像度の低い画像であっても利用可能な帯域幅および記 憶装置資源を迅速に使い切ってしまう。 従来、画像圧縮方法は1次データ(original data)を正確に再 生する、すなわち、“無損失圧縮”と元のデータからの許容発散と大きい圧縮と が取引される、すなわち、“有損失圧縮”とに分類することができる。無損失方 法には典型的なデータを70%以上圧縮できないという問題点がある。したがっ て、これらの応用では有損失圧縮が必須である。 開示されたデータ圧縮方法および装置は有損失方法に関連しており、下記の特 徴を有する。 ・ 劇的な圧縮比 ・ 空間解像度非依存性、画像を表すデータについて、画像は任意所望の解像 度もしくはアスペクト比のモニター上に表示できる。 ・ 時相(temporal)解像度非依存性−データは任意所望の速度(も しくは、等価的に任意の画像データについて、任意のスライス数)で表示できる 。 本発明のもう1つの特徴は、開示する方法および装置が画像全体を伸張するこ となく圧縮された画像の一部を再構成する能力を有することである。そのため、 この技術はビデオメモリや大型視覚データベースの記憶装置に特に適している。 本発明の別の局面により、ランダムアクセスを犠牲にせずに差動符号化の記憶 装置を節減できる、前のフレームに依存するビデオ画像等の、有限時相順序(t emporal odering)および無限時相範囲(temporal e xtent)を有する画像データの一連のフレームを符号化する方法が提供され る。発明の要約 本発明の目的に従って、データプロセッサにより実行されるステップからなる 、物理的エンティティを表すデジタルデータを自動的に圧縮する方法が提供され る。これらのステップには、所定サイズの3次元データセットとしてのデジタル データをデータプロセッサ内に格納して、格納されたデジタルデータから各々が 格納されたデジタルデータの異なる部分を表し全てのドメインボックス(dom ain box)を一緒にすると格納された全デジタルデータが含まれるような 、1組の一意的にアドレス可能な3次元ドメインボックスを発生することが含ま れている。この方法には、さらに、各々が一意的なアドレスを有するデジタルデ ータの複数の3次元サブセットに各々が対応する1組の一意的にアドレス可能な 3次元マップレンジボックス(mapped range box)を格納され たデジタルデータから生成するステップも含まれ、各マップレンジボックス生成 ステップにはドメインボックスの値とマップレンジボックスの値との間に1対1 の対応があるようにマップレンジボックスに対応するデジタルデータの1つのサ ブセットを収縮するサブステップと、各々が対応するマップレンジボッ クスに対してデジタルデータの対応するサブセットのアドレスを指定する一意的 なボックス識別子を対応する1つのマップレンジボックスへ割り当てるサブステ ップが含まれている。この方法には、さらに、ドメインボックスセットおよびマ ップレンジボックスセットの一方からなる格納されたデジタルデータの第1組の ボックスに第1のアフィン変換を実行するステップを含み、格納されたデジタル データの第2組のボックスはドメインボックスセットおよびマップレンジボック スセットの他方からなり、第1組の各ボックスに適用される第1のアフィン変換 は対応する変換識別子を有し、各ドメインボックスに対して選択された1対のド メインボックスを形成し、各ボックス対は第1および第2の各ボックスセットか らの1つのボックスを含み、各対のボックスの一方は所定の基準に従って対の他 方のボックスに最も綿密に対応するセットのボックスである。最後に、本方法に は、各々が所定サイズよりも小さいサイズのデータセット内のデジタルデータの 圧縮表現として識別子対を含む1組の符号語を供給するステップが含まれ、各識 別子対は形成され選択されたボックス対の異なる一方のボックスに対応し、各識 別子対は対応するボックス対の一方のボックスに関連するボックス識別子および 対応するボックス対の一方のボックスに関連する変換識別子を含んでいる。 本発明の別の局面により、3次元に存在する物理的エンティティを表すデジタ ルデータを自動的に圧縮する装置が提供される。この装置は、デジタルデータを 供給する入力装置と、デジタルデータを所定サイズの3次元データセットとして データプロセッサ内に格納するメモリと、格納されたデジタルデータから一意的 にアドレス可能な1組の3次元ドメインボックスを発生するデータプロセッサと を具備している。各ドメインボックスは格納されたデジタルデータの異なる部分 を表し、全てのドメインボックスを一緒にすると格納された全てのデジタルデー タが含まれるようにされている。データプロセッサは、各々がデジタルデータの 複数の3次元サブセットの1つに対応する、1組の一意的にアドレス可能な3次 元マップレンジボックスを格納されたデジタルデータから生成し、各サブセット は一意的なアドレスを有し、各マップレンジボックスがマップレンジボックスに 対応するデジタルデータの1つのサブセットの収縮部からなり、ドメインボック スの値とマップレンジボックスの値との間に1対1の対応があるようにされてい る。データプロセッサは、また、対応する1つのマップレンジボックスへ一意的 なボックス識別子を割り当て、各ボックス識別子はデジタルデータの対応するサ ブセットのアドレスを対応するマップレンジボックスに対して指定する。データ プロセッサは、ドメインボックスセットおよびマップレンジボックスセットの一 方からなる格納されたデジタルデータの第1組のボックスに第1のアフィン変換 を実行し、格納されたデジタルデータの第2組のボックスはドメインボックスセ ットおよびマップレンジボックスセットの他方からなり、第1組の各ボックスに 適用される第1のアフィン変換は対応する変換識別子を有している。この装置は 、さらに、第1および第2組のボックスを比較し各ドメインボックスに対して1 対のボックスを選択する比較器を具備し、各ボックス対は第1および第2の各ボ ックスセットからの1つのボックスを含み、各対の一方のボックスは所定の基準 に従って対の他方のボックスに最も綿密に対応するセットのボックスである。こ の装置は、また、各々が所定サイズよりも小さいサイズのデータセット内のデジ タルデータの圧縮表現としての識別子からなる1組の符号語を供給する出力装置 を具備し、各識別子対は形成され選択されたボックス対の異なるボックスに対応 し、各識別子対は対応するボックス対の一方のボックスに関連するボックス識別 子および対応するボックス対の一方のボックスに関連する変換識別子を含んでい る。図面の簡単な説明 第1図は一連のフレームとして配置されたピクセルの3次元構成を示す図。 第2図は第1図のピクセルアレイを表す3次元データアレイを示す図。 第3図はドメインボックスおよびレンジボックスへ仕切られた第2図のアレイ を示す図。 第4図は3次元内に存在する物理的エンティティを表すデジタルデータを自動 的に圧縮する方法の論理フロー図。 第5図は第4図のこの方法を実行できるエンコーダ装置のブロック図。 第6図は3次元内に存在する物理的エンティティを表すデジタルデータ値を処 理して、第4図の方法により符号化される1次データの表現を発生する論理フロ ー図。 第7図は一連の画像を表す単純化されたデータアレイを示す図。 第8図はコンピュータメモリのアレイを示す図。 第9図は64の値およびレンジブロックを含むコンピュータメモリアレイの内 容を示す図。 第10図は一連のフレームとして配置されたビデオ情報のアレイを示す図。 第11図は第3ディメンジョンがフレーム番号を構成する3次元内に存在する 物理的エンティティを表すデジタルデータを自動的に圧縮する方法の論理フロー 図。 第12図は第3ディメンジョンがフレーム番号を構成する3次元内に存在する 物理的エンティティを表すデジタルデータ値を処理して、第11図の方法により 符号化される1次データセットの表現を発生する方法の論理フロー図。 第13図は第12図の方法により実行される装置のブロック図。 第14図は1次データのサブセットを復号する方法の論理フロー図。実施例の説明 序文 物理的エンティティを表すデジタルデータは2次元アレイとして表現される場 合が多い。例えば、デジタル画像は各々が1組の有限値の1つに等しい値を有す るピクセルの2次元アレイxijからなるものと考えられる。ビデオ画像は“フレ ーム”として知られるこのような一連のアレイからなるものと考えられる。多く の圧縮方式は連続するフレーム間の差を計算することにより隣接フレーム間の類 似性を利用しているが、より長い範囲の相関、すなわち、非隣接フレーム間の類 似性を利用する方法は少ない。 第1図に示すように、本発明は一連のスライスすなわちフレーム12として配 置されている、ピクセルxi,j,k等の、データの3次元アレイ10に関連してい る。時間には空間変数との対称的な役割が与えられる。例えば、第1図において 、z軸14はフレームで測定される時間を表すことができる。この対称性により 、本発明は、時間依存性ではないがCTスキャンのように3つの空間ディメンジ ョンを描く必要のあるデータに修正せずに適用することができる。この応用では 、第3の変数は時間として示されるが、この技術は静的3次元データにも適用さ れることが理解できるであろう。さらに、本発明は画像データに限定はされず、 3 次元内に表現することができる物理的エンティティを表す任意のタイプのデジタ ルデータに応用できることが理解できるであろう。 ビデオデータの比較は前記米国特許第5,347,600号に記載された2次 元フラクタル変換を使用して実行することができる。しかしながら、その特許に おけるビデオ画像の処理はいくつかの重要な点で本発明とは異なっている。 1. 従来技術の2次元フラクタル変換では、画像のnフレーム内のデータは n−1フレームに関して符号化されるが、本発明ではnフレーム内のデータは画 像内のどこから取り出したフレームに関しても符号化することができる。 2. 従来技術の2次元フラクタル変換のビデオ実施例における局所変換は空 間的に圧縮性であるが、時間方向では圧縮性ではない。それは水平および垂直方 向では圧縮できるが、時間ディメンジョンでは圧縮できないことを意味する。3 次元フラクタル変換は全方向で圧縮性である。 3. 従来技術の2次元フラクタル変換により再スケーリング方法が提供され る、すなわち、実際上画像の空間的ディメンジョンが補間されるが、時間ディメ ンジョンやフレームレートは補間されない。本発明では、画像内のスライスの高 さ、幅、および数を独立にスケーリングすることができる。 ビデオ画像等の3次元データアレイは、アレイの各番号(すなわち、画像内の 各ピクセル)がこれらのセットの1つに含まれるという特性により、ドメインセ ットと呼ばれる一群のサブセットへ分割することができる。したがって、ドメイ ンセットはアレイの全データを集約的に含んでいる。データ圧縮を行うために、 各ドメインセットを“符号語”で表すことができる。符号語は対応する“レンジ セット”の識別子およびレンジセットからドメインセットへの変換の識別子を含 んでいる。レンジセットは所定のドメインセットの1つである必要はなく、他の レンジセットを重畳することができる。 総合すると、符号語は下記の特性を有する3次元画像の変換Tを記述する。 ・ Tを1次画像に適用すると、結果は1次データとほぼ同じである。 ・ 1次データと同じディメンジョンを有する任意の初期画像にTを繰り返し 適用すると、得られる画像は初期画像の内容とは無関係に1次(符号化)画像に 非常に近い。 ・ Tの変換は画像ディメンジョンの特別な選択と結び付いてはいない。異な るサイズの初期任意画像および/もしくは符号化された1次画像からの部分に繰 り返しTを適用すると、符号化された画像のフラクタル再スケールバージョンが 得られる。 この方法には2つの利点がある。第1に、符号語は通常ドメインセットのピクセ ル−バイ−ピクセル記述よりも少ないビットで表される。第2に、符号語は理想 的な数学画像の表現であるため、1次画像の解像度非依存性記述が得られる。詳細な説明 第2図に示すように、好ましい実施例では、3次元ピクセルアレイ10は矩形 ドメインボックス18へ仕切られたデータアレイ16により表される。前記した ように、データアレイ16は一連の画像もしくは、オーディオ情報、地震データ 、等の任意他種の物理的エンティティを表すことができる。 “レンジボックス”として知られるドメインボックス18と大きなアレイ群1 6間の対応を第3図に示す。 各ドメインボックスには下記のコンポーネントからなる符号語が割り当てられ る。 1. レンジボックスアドレス 2. 簡約演算子(Redvetion operatur) 3. 対称演算子(Symmetry operatur) 4. ピクセル演算子 符号語の各コンポーネントについて説明を行い、続いて所与のドメインボックス に対して符号語を選択する方法を説明する。これら任意のコンポーネントは全画 像、もしくは多数のドメインボックスにわたって一定に保持されるものと理解す ることができ、その場合それらは1次データアレイを表す全符号語のセットから なるファイルに明確に表現する必要はない。 符号化されるデータは、アレイ16等の、0,...,n−1のさまざまなi ,j,kの値に対するアレイxi,j,kからなっている。ある正の整数bに対して n =2bである場合が多く、bは“ビットパーピクセル”もしくは“画像深さ”と 呼ばれる。これはZ座標で表される3次元画像の深さと混乱して使用してはなら ない。 アレイは各ディメンジョンに有限境界を有する、すなわち、i,j,kは不等 式0≦i<w,0≦j<hおよび0≦k<dを満たす。したがって、ボックスは 考えられるより多くの制約限界を満たすピクセルのセットにより与えられる1次 画像データアレイの有限サブセットからなる。ボックスはオフセットアドレス( bx,by,bz),および(範囲(bw,bh,bd)により完全に記述され、この ような記述は全ピクセルxi,j,kを意味するものと理解され、bx≦i≦bx+bw ,by≦j<by+bhおよびbz≦k<bz+bdである。 所与のドメインボックス18に対応するレンジボックス20は同じ空間比率を 有するが、ディメンジョンは一般的に比例定数だけ大きい。 簡約演算子 簡約演算子を得る最初のステップは、各レンジボックスに演算を実行してピク セルをドメインボックスと1対1に対応させることができる簡約された、すなわ ち、“収縮された”レンジボックスを生じることである。レンジボックスは通常 その対応するドメインボックスよりも大きいため、簡約はレンジボックスの各サ ブセットから1つの代表値を得ることからなっている(例えば、レンジボックス の空間ディメンジョンがドメインボックスの2倍であれば、簡約演算子はレンジ ボックスの2x2x2サブボックスを表す1つの値を探すことからなる)。この 演算はレンジボックスを“収縮する”と考えられる。 典型的な方法には下記の事柄が含まれる。 1. サブボックスの1つの代表を(例えば、最小x,y,z座標を有するピ クセル)を選択する。 2. サブボックス内のピクセルの平均値(正当なピクセル値に丸められてい る)を選択する。 3. サブボックス内の最も一般的な値(モード)を選択する。 4. サブボックス内の中央ピクセル値を選択する。 レンジボックスがドメインボックスの2倍であれば、方法(1)により次式が 得られ、 r’(i,j,k)=r(2i,2j,2k)(1) 方法(2)により次式が得られる。 前式における切頭演算子(truncation operator)は答を 正当なピクセル値へ丸めることからなっている。 対称演算子 簡約後、レンジボックスは対称演算を行う、すなわち、ピクセル値が下層ボッ クスの幾何学的対称性に従って変換される。例えば、立方体は24回転および2 4反射からなる48の厳密な対称を有している。回転は6面の各々を、順次、底 面として選択し、この面を4つの方向の各々(したがって、24=6x4)へ向 けることにより得られる。前記した回転の1つを実行し、1つの面に平行な立方 体の中央を通る面内で反射させることによりさらに24の反射が得られる。 ボックスの側面が同じ長さでなければ、ボックスの対称は少なくなる。2つの 側面が等しく第3の側面が等しくない場合には、16の対称がある(正方面の8 つの面対称x正方面に平行なボックスの中央を切断する面に対して可能な2つの 反射)。3つのディメンジョンが全て等しくなければ、各座標軸に平行な面内で 可能な反射の組合せに対応する8つの対称がある。 ディメンジョンrw,rh,rdの矩形ボックスに可能な対称が表1および2に まとめられている。ドメインセットの形状のさまざまな選択により、対応する有 限の表が周知の方法により容易に得られる。 ピクセル演算子 ピクセルをドメインセット内のピクセルと1対1で対応させることができるボ ックスへレンジボックスが簡約され、表示された対称により変換されていると、 そのピクセル値には関数fが作用し、それは実施例では切頭収縮アフィン変換、 すなわち、マッピングx→trunc(ax+q)により与えられ、aおよびq はドメインボックスにわたって一定であり|a|<1である(事実、大多数のピ クセルについて|a|<1で十分である)。係数aおよびqは実数であり、切頭 演算は実数ax+qを丸めてある範囲内のピクセル値の整数とすることからなっ ている。 符号語を発生する次のステップは、各ドメインボックスに対して対応する収縮 したレンジボックスを選択することである。ディメンジョンbw,bh,bdのボ ックスはN=bwxbhxbd成分のベクトルと考えることができる。2つの候補 ボックスxおよびyが与えられると、ボックスの比較に使用できる多様な周知の 距離関数がある。いくつかの例を示す。 Lp距離 ボックスを比較する最も容易な方法は、各ボックスをベクトルとして処理して それらの成分距離を合計することである。より一般的には、実数pが与えられる と、ボックスxおよびy間のLp距離は次式で定義され、 Nは各ボックス内のピクセル数である。特に重要なケースはp=1,マンハッタ ン距離、およびp=2すなわちユークリッド距離である。 L∞距離 L∞すなわち上限距離は任意の2つのピクセル値間の最大距離として定義され る。pが大きくなる時に前記距離の限界として得ることができるため、そのよう に呼ばれる。 d∞(x,y)=max(|xi−yi|) (4) 重み付け距離 通常距離の特性と見なす範囲の厳密に外側にあるが、前記距離関数のいずれか を修正して実施することができる画像圧縮を助ける基準がある場合が多い。例え ば、レンジブロックがドメインブロックに近い、もしくはレンジブロックが画像 のある領域に選択性を示すことを保証するのが望ましい場合がある。これらの両 方の基準によりフラクタル符号語の付加圧縮を著しく容易にすることができる。 この場合、距離関数は下記のように実施され、 d(x,y)=d’(x,y)+C(x,y) (5) ここに、d’は前記した距離関数の1つであり、Cはアドレス等のピクセル値以 外のボックスの特性によって決まるコスト関数である。コスト関数の一例はC( x,y)=(ud−ur2+(vd−vr2+(wd−wr2であり、ここに、( ud,vd,wd)はドメインブロックの上半コーナのアドレスを表し、(ur,vr ,wr)はレンジブロックの上半コーナのアドレスを表す。 符号化 前記した原理を使用して、符号化(圧縮)過程について説明する。符号化、す なわち、3次元画像の一連の符号化への変換は下記のステップからなっている( 第4図に要約されている)。 3次元フォーマットで構成された所定サイズのデジタルデータをデータプロセ ッサ内に格納する(ステップ20)、 全てのドメインセットを集めると格納された全てのデータが含まれるように、 アレイを複数の矩形ドメインボックスへ分割することにより複数の一意的にアド レス可能な3次元ドメインセットを発生する(ステップ22)、 レンジボックスを形成することにより複数の一意的にアドレス可能な3次元収 縮レンジセットを発生する(ステップ24)、 各ドメインセットへアフィン変換を適用し、各ドメインセットについて、下記 の基準の1つを満たすレンジセットおよび変換(簡約演算子、対称演算子、およ びピクセル演算子からなる)を選択する、 (a) ドメインセットと変換されたレンジセット間の距離が可能な最小の全 体レンジセットおよび変換である、あるいは、 (b) ドメインセットと変換されたレンジセット間の距離が所与のしきい値 よりも短い、あるいは、 (c) レンジセットが2次基準を満たし、ドメインセットと変換されたレン ジセット間の距離が所与のしきい値よりも短い(ステップ26)、 選択されたレンジセットのアドレスおよび選択された変換を符号語として出力 する(ステップ28)、および、 各ドメインセットについて過程を繰り返す(ステップ30)。 所与のドメインセットに対応する符号語は厳密に選択されたレンジセットのアド レスの記述と変換からなる。各ドメインセットは圧縮された画像ファイル内の符 号語で表される。 また、ドメインセットに関連する収縮された各レンジセットおよびいくつかの 基準の1つを満たす変換ヘアフィン変換を適用することができる。 前記した“2次基準”の例は選択され変換されたレンジブロックのアドレスが ドメインブロックに近いことである。例えば、(ud−ur2+(vd−vr2+ (wd−wr2<Rであり、ここにRは0よりも大きいある定数である。 前記した方法は第5図に示す符号化器で実行することができる。入力装置52 はプロセッサ54へデジタルデータを供給する。入力装置52は、例えば、ドキ ュメントスキャナもしくはコンピュータ化されたアクスルトモグラフィ(CAT )マシンとすることができる。 プロセッサ54は入力装置52により供給されるデジタルデータを所定サイズ の3次元データセットの形式でメモリ56内に格納する。プロセッサ54は1組 の一意的にアドレス可能な3次元ドメインボックスを格納されたデジタルデータ から発生する。各ドメインボックスは格納されたデジタルデータの異なる部分を 表し、全てのドメインボックスを一緒にすると格納されたデジタルデータが全て 含まれるようにされる。プロセッサは、格納されたデジタルデータから、各々が デジタルデータの複数の3次元サブセットの1つに対応する1組の一意的にアド レス可能な3次元マップレンジボックスも生成する。各サブセットは一意的なア ドレスを有し、各マップレンジボックスがそれに対応するデジタルデータの1つ のサブセットの収縮バージョンからなるようにされる。したがって、ドメインボ ックスの値とマップレンジボックスの値との間に1対1の対応がある。プロセッ サは一意的なボックス識別子を対応する1つのマップレンジボックスへ割り当て る。各ボックス識別子は対応するマップレンジボックスに対してデジタルデータ の対応するサブセットのアドレスを指定する。プロセッサは、また、ドメインボ ックスのアフィン変換を実行する。 比較器60がプロセッサ54に接続されていてレンジボックスおよび変換した ドメインボックスを比較し、各ドメインボックスについて、最も類似するレンジ ボックスの1つを選択する。 ピクセル演算子、および複数の対称演算子からなる複数のアフィン変換がドメ インボックスに対して実行され、比較器60はレンジボックスに対して最大の類 似性をもたらすドメインボックスのピクセル演算子および対称演算子を決定する 。次に、比較器は選択されたピクセル演算子、対称演算子の識別、および最大類 似性をもたらすレンジボックスアドレスを与える。プロセッサ54は識別子対か らなる各ドメインボックスの符号語を形成する。各識別子対はレンジボックス識 別子および、ピクセル演算子識別子および対称演算子識別子を含む、変換識別子 を含んでいる。 比較器54は符号語を出力装置62へ与え、それは符号語セットを1次データ セットのデジタルデータの圧縮された表現として供給する。この圧縮された表現 は1次3次元データセットの所定のサイズよりも小さい。出力装置62はハード ディスク等の記憶装置、もしくはモデム等の通信装置を具備することができる。 好ましい実施例では、プロセッサ54、メモリ56および比較器60は、シリ コングラフィックス社から市販されているインディゴ2ワークステーション等の 汎用コンピュータ内に実現される。また、復号器50の全部もしくは一部を高速 応用カスタムハードウェア内に実現することができる。 ベーシック復号器 前記した符号語からなるデジタルファイルを伸張して、データプロセッサ内で 実行される伸張、もしくは復号過程により1次アレイの近似表現を回復すること ができる。好ましい実施例では、データプロセッサはデジタルファイルを受信す る入力バッファ、および伸張されたアレイの所望の伸張ディメンジョンの2つの イメージバッファを有している。伸張されたアレイディメンジョンは圧縮する前 の1次アレイのディメンジョンと同じである必要がないことは利点である。 符号語のシーケンスによりイメージバッファの変換Tが定義される。復号手順 を第6図に示す。好ましい形式では、手順は下記のステップからなる。 入力バッファへのフラクタル符号からなる圧縮したデジタルファイルを受信す る(ステップ70)、 ソースバッファを3次元アレイとして所定の始動条件(例えば、ニュートラル グレイ)へ初期化する(ステップ72)、 ターゲットバッファをドメインボックスへ分割し、サービスバッファをレンジ ボックスへ分割する(ステップ74)、 入力バッファの各符号語について、ターゲットバッファTO内の対応するドメ インボックスを処理して、ソースバッファ内の対応する符号語により与えられる レンジボックスを決定する(ステップ76)。新しいディメンジョンが1次ディ メンジョン(1次データの圧縮前に決定される)と異なる場合には、レンジアド レスの比例再スケーリングが必要となることがある、 ターゲットバッファ内のドメインボックスの内容を対応する符号語により記述 される変換によりソースバッファ内のレンジボックス変換(収縮)結果と置換す る(ステップ78)、各符号語についてステップ76および78を繰り返す(ス テップ80)、ターゲットバッファのドメインボックスが置換された後で、すな わち、1回の反復が完了した後で、予め設定された最小数の反復が実行されてい るか確認される(ステップ82)。実行されていなければ、ソースバッファの内 容はターゲットバッファと置換され(ステップ90)、各ドメインボックスにつ いてステップ76および78が繰り返される。 最小繰返し数が実行されると、ソースおよびターゲットバッファ間の差が所定 のしきい値よりも小さいか、すなわち、画像が安定であるかが確認される(ステ ップ84)。さもなくば、所定の最大繰返し数が実行されているかが確認される (ステップ86)。さもなくば、ステップ90へ行く。 ソースおよびターゲットバッファ間の差がしきい値よりも小さい、すなわち、 所定の最大繰返しが実行されておれば、ターゲットバッファの内容が1次アレ イの表現として出力される(ステップ88)。 単純化された3次元データアレイ100に対して実行される復号演算の数値例 を表3の第7図、第8図および第9図に示す。第7図に示すデータアレイ100 は、各々が16メンバー104を含む4フレーム102を含んでいる。この例で は、アレイ100は各々がフレーム102に対応する一連の画像を表し、各々が ピクセル輝度値を有する16ピクセル104を含んでいる。しかしながら、アレ イ100は時間が経過する音声データや3次元データで表すことができる任意他 種の物理的エンティティ等の、他のデータを表すことができる。したがって、ピ クセル値はx,y,zディメンジョンを有する数値アレイ100として表現する ことができる。 第7図に示すように、特定ピクセルの水平位置はそのx座標(右へ増加する) により表すことができる。ピクセルの垂直位置はそのy座標(下方向へ増加する )により示され、各ピクセルのフレーム番号(すなわち、ピクセルの深さ)はz 座標(奥へ向かって値が増す)により示される。 ピクセルの値は第8図に示すようにコンピュータメモリのアレイに格納するこ とができる。メモリアドレスを左に示し、0000で始まって下方向へ16進値 で増加する。ピクセル値はメモリアドレスで示されるメモリ位置に格納される。 例えば、第7図のピクセルjは2,1,0のそのx,y,z座標で示すことがで きる。このピクセルの輝度値はV2,1,0で表すことができる。この値は第8図の アドレス0006で示すメモリ位置に格納される。 第7図の4x4x4ピクセルアレイは8つの2x2x2ドメインブロック10 6へ分離される。第7図に示すアレイのレンジブロックは4x4x4ピクセルの ブロックである。したがって、説明を簡単にするために、第7図のアレイには1 つのレンジブロック、すなわち、全体のアレイ100しかない。 第7図のアレイには8つの2x2x2ドメインブロックが含まれるため、この アレイのピクセル値は、各ドメインブロックに1つづつの、8つの符号語からな るフラクタル変換として圧縮した形式で表すことができる。前記したように、各 符号語の値はレンジブロックアドレスおよび変換からなる。この単純化した例に は、1つのレンジブロックしかない。したがって、第7図のドメインブロックに 対応する各符号語のレンジブロックアドレスは同じである。 この例では、各符号語のピクセル演算子はax+qの形式である。さらに、こ の例の各符号語の“a”の値は同じである。したがって、表3に示すように、こ の例のフラクタル変換を構成する8つの符号語はqの値しか含んでいない。各符 号語の値が同じであるという仮定は、実際のフラクタル変換応用では非常に頻繁 に生じる。 第7図のアレイのフラクタル変換符号を表3に示す。図からお判りのように、 表3の各エントリは0−7のドメインブロック番号に対応する。アレイ100の これらのドメインブロックのx,y,z座標は表3の第2列に示されている。最 後に、各ドメインブロックのq値を表3に示す。レンジブロックアドレスおよび a値は8つのドメインブロックの各々に対して同じであるため、q値のセットは 第X図に示すアレイの全フラクタル変換符号により構成される。 第7図のアレイ100で表される1次画像のピクセル値は、本発明の原理によ り引き出される数値例の中に引き出される。第9図に、各々が任意の値へ初期化 されている64の位置を含むコンピュータメモリアレイの内容を示す。本例では 、1次画像の輝度値は0から255まで変動するように指定されている。ニュー トラルグレイ値はこの輝度範囲の中点、すなわち、128で表される。したがっ て、 コンピュータメモリの64位置の各々が128の任意の値へ初期化される。 このアレイの初期値は第9図の反復#0に示されている。第9図に示すコンピ ュータアレイのxおよびy座標は第7図のアレイのピクセルのxおよびy座標に 対応する。同様に、第9図のコンピュータメモリのフレーム番号は第7図のピク セルアレイのフレーム番号、すなわち、z座標に対応する。 本発明では、前記したように、レンジブロックは4x4x4のディメンジョン の1つのレンジブロックからなっている。したがって、ドメインブロックと同じ サイズに収縮したレンジブロックは、第9図にレンジブロックとして示す値の2 x2x2ブロックである。 収縮したレンジブロックを作るのに使用する簡約演算子は第7図のアレイの交 番ピクセルを選択することからなっている。したがって、反復#0のレンジブロ ックを形成するのに使用する対応するメモリ位置は、第9図の反復#0において 丸で囲んだ値で示される。 第9図の反復#0に示すように、収縮したレンジブロックは1対の2x2フレ ーム、すなわち、フレームAおよびBを含むアレイからなっている。最初の反復 、反復#1、において、第9図のコンピュータメモリ内に表示された、第7図の アレイの最初のドメインボックスのピクセル値は、次の反復ドメインボックス値 VdがaVr+qに等しくなるような変換を適用して形成され、Vrは収縮した レンジボックス値を表す。表3を参照して、ドメインボックスのq値は0である ことが判る。“a”値は全てのドメインボックスに対して1/2であるため、各 ドメインピクセルの値は対応するレンジボックスピクセル値の1/2プラス0に 等しい。フレーム0の左上4つの値、反復#0は64であり、それは反復0のフ レームAに示す対応するレンジボックス値の1/2であることが判る。同様に、 フレーム1、反復1の左上4つの値で表される、反復1における第1のドメイン ボックスの残りの値も64であり、それはフレームB反復0の対応するレンジボ ックス値の1/2である。 ドメインボックス1番は、フレーム0の右上コーナの4ピクセルおよびフレー ム1の右上コーナの4ピクセルとして第7図に示されている。ドメインボックス 1のフラクタル変換符号は32のq値を有している。したがって、ドメインボッ クス1のピクセル値は、1/2の値および32のq値を含むフラクタル変換を反 復#0の収縮したレンジボックスの対応するピクセルへ適用することにより、反 復#1において更新される。これは、第9図の反復#1に示されており、反復# 1、フレーム0の右上4つのピクセル値は、(1/2x128)プラス32によ り得られる、96の値を有している。同様に、ドメインボックス1番の第2フレ ームは、やはり各々が96の値を有する、フレーム1の右上4つのピクセル値か らなっている。 第7図のアレイの最初の2つのフレームの右下ピクセルからなるドメインボッ クス3へ飛ぶと、Xチャートからドメインボックス3のフラクタル変換は64の q値を有することが判る。フレーム0反復#1の右下4つの値およびフレーム1 反復#1の右下4つの値に示すように、ドメインボックス3のフラクタル変換符 号を反復#0の収縮したレンジボックスのピクセル値へ適用すると128のドメ インボックス値が得られる。 同様に、反復#1の全てのドメインボックス値がフラクタル変換a(Vr)+ qを適用して引き出される。反復#1の後のドメインボックスのこの値を第9図 に示す。収縮レンジボックスは、1つおきのピクセル(丸で囲んだ値)を選択し て2x2アレイの2つのフレームを形成することにより、反復1のピクセル値か ら形成される。第9図からお判りのように、収縮レンジボックスの第1フレーム は64,96,96,128のピクセル値(左から右、上から下)からなり、第 2のフレームはピクセル値96,128,128,160からなる。これは反復 #1のドメインボックスの丸で囲んだピクセル値を選択して得られる。 8つのドメインボックスに対するフラクタル変換符号を反復#1の収縮レンジ ボックス値へ適用すると、反復#2に示すドメインボックスのピクセル値が得ら れる。この過程は反復#7および#8を通して継続する。反復#8のドメインボ ックスのピクセル値により反復#8の下部に示す収縮レンジボックスのピクセル 値が得られる。ドメインボックス0−7に対するフラクタル変換値を反復#8の 収縮レンジボックス値へ適用すると、反復#8のドメインボックス値に等しい反 復#9のドメインボックス値が得られることが判る。したがって、9回の反復後 にピクセル値は安定化、すなわち収斂、していて反復#8および#9のピクセル 値は圧縮する前の第7図の1次アレイのピクセル値を表すようになる。 前記説明では、全てのピクセル値が確実に同じ回数反復されるが、1個のバッ ファを使用することもでき、その場合には各ステップで使用する値は古い値と新 しい値の組合せとなる。この手順によりメモリが節減されるだけでなく、収斂速 度が速められる。 一次方程式による復号 ピクセル演算子がアフィンである(x−>ax+qの形式を有する)ものに制 約される場合には、大きい疎行列を反転することにより復号過程を実現すること ができる。フラクタル符号により設定されるレンジおよびドメインピクセル間の 対応は、行列演算の固定点を見つけることと等価である。 X=AX+Q (6) ここに、XおよびQは全画像内のピクセル数と同数の成分を有するベクトルであ り、Aは画像内のピクセルと同数の行および列を有する正方行列である。 固定点が存在する(また、局所アフィンマップの適切な制約の元で、固定点が 存在しなければならないことを数学的に示すことができる)場合には、この固定 点は下記の形式の解析式を有し、 X=(I−A)−1Q (7) IはAと同サイズの識別行列である。Q=0である特殊なケースでは、計算は従 来技術の手順でAの固有ベクトルを見つけ出すのに等しい。行列Qは疎である場 合が多い。その程度はレンジボックスを変換してレンジボックスを簡約する方法 によって決まる。サブサンプリングのケースでは、Aは対角線を外れた行当たり 1つの非ゼロ要素を有し、平均的ケースでは8つの非ゼロ要素を有する。この疎 な方程式系を解く線形代数技術を使用して本発明の復号過程を実施する能力はあ る応用では有利であるが、もちろん、当業者ならば他の実施例もお判りであろう 。 ビデオ画像符号化 本発明のもう1つの局面は、逐次得られるかもしくはメモリ内の全てのデータ セットに一度で対処できるようなサイズの3次元データアレイの符号化に関連す る。このようなアレイの例は一連のビデオ画像である。このような応用では、前 記した変換のドメインボックスとレンジボックスの可能なアドレス間の関係に制 約を課すことが望ましい。本発明の第2のユニークな特徴は、レンジボックスが 画像からではなく、符号化および復号した後の画像から来ると仮定されることで ある。 画像は第1図に示すような一連のフレームXi,j,kで表されるものと仮定する 。しかしながら、この場合には、kのサイズを決める深さが非常に大きくなる確 率が存在するか、あるいは実際上ビデオ信号を受信する場合のようにkにこれか ら先限界がない場合がある。この状況を第10図に示す。 初期フレームボックスサイズNおよび内容サイズMおよびフレーム深さdは第 10図に示すように選定される(d≦M≦Nかつ通常はd<N)。この実施例の 方法には第11図に示すステップが含まれる。Nフレームが入力バッファへロー ドされる(ステップ120)。次に、第4図に図示し説明したように1−Nフレ ーム(1 to N frames)が3Dフラクタル変換により符号化される (ステップ122)。次に、第6図に図示し説明したように1−Nフレームが復 号され、Nフレームの復号されたボックスがレンジアレイ内に格納される(ステ ップ124)。さらにいくつかのフレームdが入力バッファへロードされる(ス テップ126)。次に、ステップ124で構成され復号されたN−M+1からN までのフレームからレンジボックスが取り出されるという制約で、N+1からN +dフレームが前記したように符号化される(ステップ128)。N−M+1か らNフレームの符号語が出力ファイルへ送られる(ステップ130)。符号化す べきフレームが残っておれば(ステップ132)、N+1からN+dフレームは 前記したように復号される(ステップ134)。レンジバッファ内で最初のdフ レームが削除され(ステップ136)、全てのフレームが符号化されるまでステ ップ126−132が繰り返される。m+1反復後に、N+md+1からN+( m+1)dフレームは復号されたN+md+1−MからN+mdフレームにより 符号化される。 応用によっては、無名数ではなく、z(すなわち時相)成分、すなわち、符号 語内のレンジアドレスのフレーム番号、を現在フレームに対するアドレスとして 格納することによりレンジボックスの局所化を利用することが望ましい。実施例 では、Nは16zphに等しく、Mは8zphに等しく、dは4zphに等しくするこ とができる。 第11図の過程で符号化されたデータの復号過程を第12図に示す。1−Nフ レームの符号語がデータプロセッサの入力バッファへ読み込まれ(ステップ14 0)、第6図に関して前記した3次元変換により1−Nフレームが復号される( ステップ142)。特に、前記した変換は所定の回数だけ、あるいは一定の安定 性基準が満たされるまで反復される。最初のNフレームは出力として供給される (ステップ144)。 ステップ142で復号された最後のMフレームはレンジバッファに格納される (ステップ146)。復号すべき符号語が残っている場合には(ステップ148 )、N+1からN+dフレームの符号語が読み出され(ステップ150)、ステ ップ146で格納された前のMフレームから引き出されたレンジ値に前記した変 換を1回適用することによりN+1からN+dフレームが復号される(ステップ 152)。新たに復号されたフレームは出力として供給される(ステップ154 )。最初のdフレームがレンジバッファから削除され(ステップ156)、新た に復号されたフレームがレンジバッファへ追加される(ステップ158)。この 手順は全ての符号語が尽きるまで継続され、その時点で全画像が復号されている 。 復号に使用するパラメータN,M,dは符号化に使用するものと同じである必 要はない。標準3次元フラクタル変換と同様に、フレーム数、ピクチュアディメ ンジョン、およびアスペクト比は全て復号時に調整できる。したがって、復号過 程における適切なパラメータチェーンにより任意所望のサイズ、解像度、もしく はアスペクト比を達成することができる。特に、これらのパラメータの調整によ りズーミングおよびフレーム間補間の機能が得られる。 本発明の原理を組み込んだ装置の好ましい実施例を第13図に示す。符号語を 受信するために入力バッファ170が設けられている。入力バッファ170はプ ロセッサ172に接続されている。レンジバッファ174もプロセッサ172に 接続されている。プロセッサ172は、1次データセットを表す入力バッファか らの符号語を、レンジボックスデータおよびドメインボックスデータを使用して 所定の過程に従って復号して1次データセットに対応する出力データを得る。こ の過程は第12図に示す過程に対応することができる。 例えば、1次データのNフレームを表す1組の符号語を復号した後で、プロセ ッサ172は出力データの一部をレンジバッファ174へコピーする。この部分 は、例えば、1次データのMフレームを表すことができ、MはNよりも小さい。 次に、プロセッサ172は、1次データセットの付加フレームを表す入力バッフ ァ170からの符号語を、レンジバッファへコピーされたデータを使用して所定 の過程に従って復号して復号過程が必要とするレンジボックスデータを発生する 。このようにして、付加出力データが得られる。プロセッサはレンジバッファへ コピーされた出力データを先入れ先出しベースで周期的に置換する。 プロセッサ172に接続された出力装置176は1次データセットを表す圧縮 されたデータとして出力データを供給する。実施例では、入力バッファ170、 プロセッサ172、およびレンジバッファ174はシリコングラフィクス社から 市販されているインディゴ#2ワークステーションのような汎用コンピュータに 組み込まれている。出力装置はハードディスク等のメモリデバイスを具備するこ とができ、あるいはモデムを具備することができる。また、入力バッファ170 、プロセッサ172、およびレンジバッファ174は高速応用の特殊化されたハ ードウェアとして実施することができる。 多くの応用の中で、大型画像のサブセットの観察にしか関心がない場合がある 。その場合には、前記した方法よりも高速で画像の任意のサブセットを復号でき るより精巧な復号方法がある。 圧縮画像を記述する符号語によりピクセル間の一連の対応が決定される。 yがyを含むドメインボックスに対応するレンジボックス内にあり、 yが簡約および対称演算子の元でピクセルマップによりxへマップされたピ クセルに対応する、 場合には、ピクセルyはピクセルxに先行する。 簡単にいえば、yの変化によりxの復号した値に変化を生じる可能性がある場合 には、xはyに依存する。 新しい復号方法は、下記のステップからなる。 1. 各ピクセルに1つづつの整数のバッファを取っておき、合計反復数Nを 設定する。 2. 全てのピクセルに1を割り当てる。n=1とする。 3. レベル1のピクセルに先行する全てのピクセルにレベルn+1を割り当 てる。 4. n=n+1とする。 5. n<Nならば、ステップ3へ進む。 6. レベルnの全てのピクセルをN反復復号する。 7. n=N−1とする。 8. レベルnの全てのピクセルを1反復だけ復号する。n=n−1とする。 9. n=0ならば、中止する。 画像のサブセットを復号するには、画像の所望のサブセットだけがレベル1へ 割り当てられるという規定により前記したステップを実施するだけでよい。この 方法を第14図のステップ180−190に示す。それは前記米国特許第5,3 47,600号に記載された“ピクセルチェイン”法の改良である。 前記した装置および方法は本発明の好ましい実施例を具備している。しかしな がら、当業者ならば本発明の精神および範囲を逸脱することなく、本発明の装置 および方法にさまざまな修正および変更を加えられることは自明である。例えば 、他種のハードウェアおよびコンピュータ装置を利用して本発明の方法を実施す ることができる。さらに、他のパラメータ値、他種の収縮、平均化、および画像 距離計算技術を利用することができ、さまざまなボックスサイズおよび形状を利 用することができる。請求の範囲内に入るこのような修正および変更、および同 等事項は全て本発明に含まれるものとする。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1997年5月9日 【補正内容】 明細書 フラクタル変換を使用するデジタルデータの圧縮伸張方法および装置 発明の背景 本発明は、一般的に3次元内に表現できる物理的エンティティ(entity )を表すデジタルデータの変換に関する。特に、本発明はビデオ画像を表す圧縮 変換の使用に関する。 2次元デジタルデータを符号化する方法および技術およびビデオ符号化の代替 方式がミファエル エフ.ブランスリおよびアラン ディー.スローンの199 4年9月13日に公開された米国特許第5,347,600号IMPROVED METHOD AND APPARATUS FOR COMPRESSIO N AND DECOMPRESSION OF DIGITAL IMAGE DATAに記載されている。この特許の開示は本開示の一部としてここに組み 入れられている。 この米国特許には、フラクタル圧縮および伸張によりデジタルデータを処理す る方法および装置が開示されている。この方法および装置をビデオデータの圧縮 および伸張に応用することが開示されている。ビデオデータを処理する場合、各 フレームは直前の先行フレームからの元の形式のレンジブロックを使用して圧縮 される。 IEEE Transaction on Circuits and Sy stem for Video Technology, Vol.4,No. 3, June 1994の第297−308頁のエム.エス.レーザおよびエ ル.ティ.バートンの論文“Fractal Coding of Digit al Video”には、3次元データブロックの符号化に基づいたフラクタル ブロック符号化アルゴリズムが開示されている。符号化過程において、各レンジ ブロックがR−フレームから選択され、このレンジブロックのデータが対応する D−フレームから取り出され、それはR−フレームの始めよりも先に開始するこ とができる。 画像を表すデジタルデータの圧縮は重要な研究領域である。1つの画像を表す 1組のデジタルデータは、それが置換する格言的に多数の語よりも遥かに多くの 記憶装置を必要とする場合が多い。しかしながら、静止画像の圧縮に関連する問 題点は、多くの断面スライスが3次元画像を形成する動画や医療画像によりもた らされる問題点に較べれば見劣りするものである。このような画像が標準ビデオ レートで表示されると、解像度の低い画像であっても利用可能な帯域幅および記 憶装置資源を迅速に使い切ってしまう。 従来、画像圧縮方法は1次データを正確に再生する、すなわち、“無損失圧縮 ”と1次データからの許容発散と大きい圧縮とが取引される、すなわち、“有損 失圧縮”とに分類することができる。無損失方法には典型的なデータを70%以 上圧縮できないという問題点がある。したがって、これらの応用では有損失圧縮 が必須である。 開示されたデータ圧縮方法および装置は有損失方法に関連しており、下記の特 徴を有する。 ・ 劇的な圧縮比 ・ 空間解像度非依存性、画像を表すデータについて、画像は任意所望の解像 度もしくはアスペクト比のモニター上に表示できる。 ・ 時相(temporal)解像度非依存性−データは任意所望の速度(も しくは、等価的に任意の画像データについて、任意のスライス数)で表示できる 。 本発明のもう1つの特徴は、開示する方法および装置が画像全体を伸張するこ となく圧縮された画像の一部を再構成する能力を有することである。そのため、 この技術はビデオメモリや大型視覚データベースの記憶装置に特に適している。 本発明の別の局面により、ランダムアクセスを犠牲にせずに差動符号化の記憶 装置を節減できる、前のフレームに依存するビデオ画像等の、有限時相順序(t emporal odering)および無限時相範囲(temporal e xtent)を有する画像データの一連のフレームを符号化する方法が提供され る。発明の要約 本発明は独立項により定義される。従属項は本発明の好ましい実施例を述べて いる。図面の簡単な説明 第1図は一連のフレームとして配置されたピクセルの3次元構成を示す図。 第2図は第1図のピクセルアレイを表す3次元データアレイを示す図。 第3図はドメインボックスおよびレンジボックスへ仕切られた第2図のアレイ を示す図。 第4図は3次元内に存在する物理的エンティティを表すデジタルデータを自動 的に圧縮する方法の論理フロー図。 第5図は第4図のこの方法を実行できるエンコーダ装置のブロック図。 第6図は3次元内に存在する物理的エンティティを表すデジタルデータ値を処 理して、第4図の方法により符号化される1次データの表現を発生する論理フロ ー図。 第7図は一連の画像を表す単純化されたデータアレイを示す図。 第8図はコンピュータメモリのアレイを示す図。 第9図は64の値およびレンジブロックを含むコンピュータメモリアレイの内 容を示す図。 第10図は一連のフレームとして配置されたビデオ情報のアレイを示す図。 請求の範囲 1. 3次元内に存在する物理的エンティティを表すデジタルデータを自動的 に圧縮する方法であって、第3のディメンジョンはフレーム番号を構成し、該方 法は、データプロセッサ(172)により実行される、 (a) デジタルデータをデータ値の3次元アレイ(16)としてデータプロ セッサ(172)の入力バッファ(170)に格納するステップと、 (b) 入力バッファ(170)からデータを検索し(120)、入力バッフ ァデータをドメインボックスセットおよびレンジボックスセットへ構成する所定 のフラクタル符号化過程に従って入力バッファデータのNフレームの圧縮表現を 表す1組の符号語を発生する(122)ステップと、 (c) 符号語のサブセットを復号して(124)入力バッファデータのMフ レームを表すデータを得、MはNよりも小さく、復号したデータをレンジバッフ ァ(174)に格納する(124)ステップと、 (d) 入力バッファ(170)からデータを検索し(126)、ステップ( b)の符号化過程に従って、レンジバッファ(124)からのデータがレンジボ ックスセットを形成するのに使用されるという制約で、入力バッファデータのd フレーム、dはM以下、に対応する1組の出力符号語を発生する(128)ステ ップと、 (e) ステップ(d)で発生された出力符号語を出力データとして供給する (130)ステップと、 (f) ステップ(d)で発生された出力符号語を復号して(134)入力デ ータのdフレームに対応するデータを得るステップと、 (g) 入力データのdフレームに対応するデータをレンジバッファ(174 )に追加する(134)ステップと、 (h) レンジバッファ(174)内のデータの最初のdフレームを削除し( 136)、残りのフレームがある限り(132)ステップ(d)から(h)を繰 り返すステップと、 を含む、デジタルデータ自動圧縮方法。 2. 第3のディメンジョンはフレーム番号を構成する、3次元内に存在する 物理的エンティティを表すデジタルデータ値を処理して、1組の符号語からデー タプロセッサ(172)により1次データ値セットの圧縮表現を発生する方法で あって、前記符号化セットは請求項1に従った方法で発生することができ、該方 法は、データプロセッサ(172)により実行される、 (a) 1次データセットの第1の所定数のフレームの圧縮表現を表す符号語 を入力する(140)ステップと、 (b) レンジボックスデータおよびドメインボックスデータを使用して所定 のフラクタル復号過程に従って、ステップ(a)で入力される符号語を復号して (142)1次データセットに対応するデータを得るステップと、 (c) ステップ(b)で復号されたデータを出力データとして供給する(1 44)ステップと、 (d) ステップ(b)で発生された1次データの、第1の数よりも小さい、 第2の所定数のフレームに対応するデータをレンジバッファ(174)へコピー する(146)ステップと、 (e) 1次データセットの第3の所定数のフレームを表す符号語を入力する (150)ステップと、 (f) ステップ(e)で入力した符号語を、ステップ(d)でレンジバッフ (174)へコピーしたデータが使用されるという制約で、ステップ(b)の復 号過程に従って復号して(152)1次データセットの、第2の所定数以下の、 第3の所定数のフレームに対応するデータを得るステップと、 (g) ステップ(f)で復号したデータを出力データとして出力する(15 4)ステップと、 (h) 1次データセットのdフレームに対応するデータをレンジバッファ( 174)から削除(156)するステップと、 (i) ステップ(f)で復号したデータをレンジバッファ(174)に格納 されたデータへ追加する(158)ステップと、 (g) 残りの符号語がある限り(148)ステップ(e)から(i)までを 繰り返すステップと、 を含む、デジタルデータ値処理方法。 3. フラクタル符号化方法は、データプロセッサ(54)により実行される 、デジタルデータを所定サイズの3次元データセット(16)としてデータプロ セッサ(54)に格納するステップ(20)と、 格納されたデジタルデータから一意的にアドレス可能な1組の3次元ドメイン ボックス(18)を発生する(22)ステップであって、各ドメインボックス( 18)が格納されたデジタルデータの異なる部分を表し全てのドメインボックス (18)を一緒にすると格納された全てのデジタルデータが含まれるようにされ ている前記ステップと、 各々が一意的なアドレスを有する、デジタルデータの複数の3次元サブセット (20)の1つに各々が対応する1組の一意的にアドレス可能な3次元マップレ ンジボックスを格納されたデジタルデータから作り出す(24)ステップであっ て、各マップレンジボックスを作り出すステップは、ドメインボックス(18) の値とマップレンジボックスの値との間に1対1の対応があるようにマップレン ジボックスに対応するデジタルデータのサブセット(20)の1つを収縮するサ ブステップを含む、前記ステップと、 各々が対応するマップレンジボックスに対してデジタルデータの対応するサブ セット(20)のアドレスを指定する一意的なボックス識別子を対応するマップ レンジボックスへ割り当てる(26)ステップと、 ドメインボックスセットおよびマップレンジボックスセットの一方からなる格 納されたデジタルデータの第1組のボックスに第1のアフィン変換を実行する( 26)ステップであって、格納されたデジタルデータの第2組のボックスはドメ インボックスセットおよびマップレンジボックスセットの他方からなり、第1組 のボックスの各々に適用される第1のアフィン変換は対応する変換識別子を有す る、前記ステップと、 各ドメインボックス(18)に対して選択されたボックス対を形成する(26 )ステップであって、各ボックス対が第1組および第2組のボックスの各々から の1つのボックスを含み、各対のボックスの一方は所定の基準に従って対の他方 のボックスに最も綿密に対応するその対応する組のボックスである、前記ステッ プ と、 各々が所定のサイズよりも小さいサイズのデータセット内のデジタルデータの 圧縮表現としての識別子対からなる1組の符号語を供給する(28)ステップで あって、各識別子対が形成され選択されたボックス対の異なる一方に対応し、識 別子対の各々が対応するボックス対の一方のボックスに関連するボックス識別子 および対応するボックス対の一方のボックスに関連する変換識別子からなる、前 記ステップと、 を含む、フラクタル符号化方法。 4. 請求項3記載の方法であって、 第1組のボックスは1組のマップレンジボックスからなり、 各ボックス対はドメインボックス(18)および変換したマップレンジボック スからなり、 識別子対の各々がマップレンジボックスに適用される変換に関連するマップレ ンジボックス識別子および変換識別子からなる、 方法。 5. 請求項3記載の方法であって、マップレンジボックスを作り出すステッ プは、全てのビットが同じ値を有するデジタルデータを含むエスケープボックス を含むマップレンジボックスを作り出すステップを含む、方法。 6. 請求項3記載の方法であって、所定の基準は最小距離を有して離された 第1組および第2組のボックスを選択することを含む、方法。 7. 請求項6記載の方法であって、所定の基準は最小ハウスドルフ(Hau sdof)距離だけ離された第1組および第2組のボックスを選択することを含 む、方法。 8. 請求項3記載の方法であって、マップレンジボックスを作り出すステッ プは、少なくとも1つのレンジボックスのピクセル値を所定のマッピング関数に より変えることを含み、1組の符号語を供給するステップは所定のマッピング関 数の記述を含む1組の符号語を供給することを含む、方法。 9. 請求項3記載の方法であって、変換識別子は対応するボックス対のボッ クスの一方に関連する対称演算子を含む、方法。 10. 請求項3記載の方法であって、変換識別子は対応するボックス対のボ ックスの一方に関連するピクセル演算子を含む、方法。 11. 請求項10記載の方法であって、ピクセル演算子は乗数および加法項 を含む、方法。 12. 請求項1−11のいずれか1項記載の方法であって、フラクタル復号 過程により1組の識別子対からデータプロセッサ(54)を使用して1次データ 値セットの表現が作り出され、データプロセッサ(54)は各々がバッファアド レスにより指定される複数のアドレス可能エリアを有する複数のバッファを有す るメモリ(56)を含み、識別子対の各々がバッファ内のアドレス可能エリアに 対応していてバッファアドレスおよび手順仕様を含み、識別子対の少なくとも一 方はデジタルデータの第1の所定のパターンを表し、該方法は、データプロセッ サ(54)により実行される、 ソースバッファとして示す一方のバッファに第2の所定パターンのデジタルデ ータ値を格納する(72)ステップと、 識別子対の各々に対して、その識別子対内に指定された手順をソースバッファ のその識別子対内のバッファアドレスにより示される部分へ適用することにより 各識別子に対応するデータ値パターンを決定する(76)ステップと、 対応する識別子対内に示されるもう一方のバッファ、ターゲットバッファ、の アドレス可能エリアへデータパターンを格納する(78)ステップと、 ターゲットバッファをソースバッファと見なして、所定の基準が満たされるま で、決定およびターゲットバッファ格納ステップを繰り返すステップと、 ソースおよびターゲットバッファ間の差および/もしくは反復数に基づく所定 の基準が満たされた時に、1次データ値セットを表すデータ値としてターゲット バッファの内容を供給する(88)ステップと、 を含む、方法。 13. 請求項12記載の方法であって、所定の基準には、決定およびターゲ ットバッファ格納ステップを所定回数繰り返すことが含まれる、方法。 14. 請求項12記載の方法であって、所定の基準には、ソースおよびター ゲットバッファの違いが所定量よりも少なくなるまで、決定およびターゲットバ ッファ格納ステップを繰り返すことが含まれる、方法。 15. 請求項12記載の方法であって、 1次データセットは各々が上限を有する3軸を有するアレイ(16)として表 され、 ソースおよびターゲットバッファは、1次データセットアレイ軸に対応する、 3軸を有するアレイとして配置され、各ソースおよびターゲットバッファアレイ 軸は上限を有し、 ソースおよびターゲットバッファアレイ軸の上限の少なくとも1つは対応する 1次データセット値アレイ軸の上限とは異なり、代表的なデータ値により1次デ ータセットとは異なる解像度で1次データセットの表現が構成される、 方法。 16. 請求項12記載の方法であって、1次データセットの一部だけが処理 される、方法。 17. 3次元内に存在する物理的エンティティを表すデジタルデータを自動 的に圧縮する装置であって、第3のディメンジョンはフレーム番号を構成し、該 装置は、 デジタルデータをデータ値の3次元アレイ(16)として格納する入力バッフ ァ(170)と、 レンジバッファ(174)と、 (a) 入力バッファ(170)からデータを検索し(120)、 (b) 入力バッファデータをドメインボックスセットおよびレンジボックス セットへ構成する所定のフラクタル符号化過程に従って入力バッファデータのN フレームの圧縮表現を表す1組の符号語を発生し(122)、 (c) 符号語のサブセットを復号して(124)入力バッファデータのMフ レームを表すデータを得、MはNよりも小さく、 (d) 復号したデータをレンジバッファ(174)に格納し(124)、 (e) 入力バッファ(170)からデータを検索し(126)、ステップ( b)の符号化過程に従って、レンジバッファ(174)からのデー タが使用されるという制約で、入力バッファデータのdフレーム、dはM以下、 に対応する1組の出力符号語を発生して(128)レンジボックスセットを形成 し、 (f) ステップ(e)で発生された出力符号語を復号して(134)入力デ ータのdフレームに対応するデータを得、 (g) 入力データのdフレームに対応するデータをレンジバッファ(174 に追加し(134)、 (h) レンジバッファ(174)内のデータの最初のdフレームを削除し( 136)、 (i) 全てのデジタルデータが圧縮されるまでステップ(e)から(i)ま でを繰り返す、 プロセッサ(172)と、 ステップ(e)で得られた出力符号語をデジタルデータの圧縮表現として供給 する出力装置(176)と、 を具備する、デジタルデータ自動圧縮装置。 18. 第3のディメンジョンはフレーム番号を構成する、3次元内に存在す る物理的エンティティを表すデジタルデータ値を処理して、1組の符号語から1 次データ値セットの表現を発生する装置であって、前記1組の符号語は請求項1 7記載の装置により発生することができ、該装置は、 符号語を受信する入力バッファ(170)と、 レンジバッファ(174)と、 (a) 1次データセットの第1の所定数のフレームの圧縮表現を表す符号語 を入力し(140)、 (b) レンジボックスデータおよびドメインボックスデータを使用して所定 のフラクタル復号過程に従って、ステップ(a)で入力された符号語を復号して (142)1次データセットに対応するデータを得、 (c) ステップ(b)で復号されたデータを出力データとして供給し(14 4)、 (d) ステップ(b)で発生された1次データの、第1の数よりも小さい、 第2の所定数のフレームに対応するデータをレンジバッファ(174)へコピー し、 (e) 1次データセットの第3の所定数のフレームを表す符号語を入力し( 150)、 (f) ステップ(e)で入力した符号語を、ステップ(d)でレンジバッフ ァ(174)へコピーしたデータが使用されるという制約で、ステップ(b)の 復号過程に従って復号して(152)1次データセットの、第2の所定数以下の 、第3の所定数のフレームに対応するデータを得、 (g) ステップ(f)で復号したデータを出力データとして供給し(154 )、 (h) 1次データセットのdフレームに対応するデータをレンジバッファ( 174)から削除し(156)、 (i) ステップ(f)で復号したデータをレンジバッファ(174)に格納 されたデータへ追加し(158)、 (g) 残りの符号語がある限り(148)ステップ(e)から(i)までを 繰り返す、 プロセッサ(172)と、 プロセッサ(172)に接続されてステップ(c)および(f)で得られる出 力データを1次データセットを表す圧縮データとして供給する出力装置(176 、と を具備する、デジタルデータ値処理装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AM,AT,AU,AZ,BB ,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CZ,DE, DK,EE,ES,FI,GB,GE,HU,IS,J P,KE,KG,KP,KR,KZ,LK,LR,LS ,LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW, MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,S E,SG,SI,SK,TJ,TM,TR,TT,UA ,UG,UZ,VN (72)発明者 ハード,ライマン ピー. アメリカ合衆国 30328−1603 ジョージ ア州 ダンウッディ,ピーチツリー−ダン ウッディ コート 1000 (72)発明者 デムコ,スチーブン アメリカ合衆国 30327 ジョージア州 アトランタ,ツイン スプリングス ロー ド 530 【要約の続き】 択された変換は次の基準の1つに対応する。(a)ドメ インセットと変換したレンジセット間の最小距離、 (b)ドメインセットと変換したレンジセット間の所与 のしきい値よりも小さい距離、もしくは(c)レンジセ ットが第2の基準を満たし、ドメインセットと変換した レンジセット間の距離が所与のしきい値よりも小さい。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 3次元内に存在する物理的エンティティを表すデジタルデータを自動的 に圧縮する方法であって、該方法は、データプロセッサにより実行される、 デジタルデータを所定サイズの3次元データセットとしてデータプロセッサに 格納するステップと、 格納されたデジタルデータから一意的にアドレス可能な1組の3次元ドメイン ボックスを発生するステップであって、各ドメインボックスが格納されたデジタ ルデータの異なる部分を表し全てのドメインボックスを一緒にすると格納された 全てのデジタルデータが含まれるようにされている前記ステップと、 各々が一意的なアドレスを有する、デジタルデータの複数の3次元サブセット の1つに各々が対応する1組の一意的にアドレス可能な3次元マップレンジボッ クスを格納されたデジタルデータから作り出すステップであって、各マップレン ジボックスを作り出すステップは、ドメインボックスの値とマップレンジボック スの値との間に1対1の対応があるようにマップレンジボックスに対応するデジ タルデータのサブセットの1つを収縮するサブステップを含む、前記ステップと 、 各々が対応するマップレンジボックスに対してデジタルデータの対応するサブ セットのアドレスを指定する一意的なボックス識別子を対応するマップレンジボ ックスへ割り当てるステップと、 ドメインボックスセットおよびマップレンジボックスセットの一方からなる格 納されたデジタルデータの第1組のボックスに第1のアフィン変換を実行するス テップであって、格納されたデジタルデータの第2組のボックスはドメインボッ クスセットおよびマップレンジボックスセットの他方からなり、第1組のボック スの各々に適用される第1のアフィン変換は対応する変換識別子を有する、前記 ステップと、 各ドメインボックスに対して選択されたボックス対を形成するステップであっ て、各ボックス対が第1組および第2組のボックスの各々からの1つのボックス を含み、各対のボックスの一方は所定の基準に従って対の他方のボックスに最も 綿密に対応するその対応する組のボックスである、前記ステップと、 各々が所定のサイズよりも小さいサイズのデータセット内のデジタルデータの 圧縮表現としての識別子対からなる1組の符号語を供給するステップであって、 各識別子対が形成され選択されたボックス対の異なる一方に対応し、識別子対の 各々が対応するボックス対の一方のボックスに関連するボックス識別子および対 応するボックス対の一方のボックスに関連する変換識別子からなる、前記ステッ プと、 を含む、デジタルデータ自動圧縮方法。 2. 請求項1記載の方法であって、 第1組のボックスは1組のマップレンジボックスからなり、 各ボックス対はドメインボックスおよび変換したマップレンジボックスからな り、 識別子対の各々がマップレンジボックスに適用される変換に関連するマップレ ンジボックス識別子および変換識別子からなる、 デジタルデータ自動圧縮方法。 3. 請求項1記載の方法であって、マップレンジボックスを作り出すステッ プは、全てのビットが同じ値を有するデジタルデータを含むエスケープボックス を含むマップレンジボックスを作り出すステップを含む、デジタルデータ自動圧 縮方法。 4. 請求項1記載の方法であって、所定の基準は最小距離を有して離された 第1組および第2組のボックスを選択することを含む、デジタルデータ自動圧縮 方法。 5. 請求項4記載の方法であって、所定の基準は最小ハウスドルフ(Hau sdof)距離だけ離された第1組および第2組のボックスを選択することを含 む、デジタルデータ自動圧縮方法。 6. 請求項1記載の方法であって、マップレンジボックスを作り出すステッ プは、少なくとも1つのレンジボックスのピクセル値を所定のマッピング関数に より変えることを含み、1組の符号語を供給するステップは所定のマッピング関 数の記述を含む1組の符号語を供給することを含む、デジタルデータ自動圧縮方 法。 7. 請求項1記載の方法であって、変換識別子は対応するボックス対のボッ クスの一方に関連する対称演算子を含む、デジタルデータ自動圧縮方法。 8. 請求項1記載の方法であって、変換識別子は対応するボックス対のボッ クスの一方に関連するピクセル演算子を含む、デジタルデータ自動圧縮方法。 9. 請求項8記載の方法であって、ピクセル演算子は乗数および加法項を含 む、デジタルデータ自動圧縮方法。 10. 3次元内に存在する物理的エンティティを表すデジタルデータ値を処 理してデータプロセッサにより1組の識別子対から1次データ値セットの表現を 作り出す方法であって、データプロセッサは各々がバッファアドレスにより指定 される複数のアドレス可能エリアを有する複数のバッファを有するメモリを含み 、識別子対の各々がバッファ内のアドレス可能エリアに対応していてバッファア ドレスおよび手順仕様を含み、識別子対の少なくとも一方はデジタルデータの第 1の所定のパターンを表し、該方法は、データプロセッサにより実行される、 ソースバッファとして示す一方のバッファに第2の所定パターンのデジタルデ ータ値を格納するステップと、 識別子対の各々に対して、その識別子対内に指定された手順をソースバッファ のその識別子対内のバッファアドレスにより示される部分へ適用することにより 各識別子に対応するデータ値パターンを決定するステップと、 対応する識別子対内に示されるもう一方のバッファ、ターゲットバッファ、の アドレス可能エリアへデータパターンを格納するステップと、 ターゲットバッファをソースバッファと見なして、所定の基準が満たされるま で、決定およびターゲットバッファ格納ステップを繰り返すステップと、 所定の基準が満たされた時に、1次データ値セットを表すデータ値としてター ゲットバッファの内容を供給するステップと、 を含む、デジタルデータ値処理方法。 11. 請求項10記載の方法であって、所定の基準には、決定およびターゲ ットバッファ格納ステップを所定回数繰り返すことが含まれる、デジタルデータ 値処理方法。 12. 請求項10記載の方法であって、所定の基準には、ソースおよびター ゲットバッファの違いが所定量よりも少なくなるまで、決定およびターゲットバ ッファ格納ステップを繰り返すことが含まれる、デジタルデータ値処理方法。 13. 請求項10記載の方法であって、 1次データセットは各々が上限を有する3軸を有するアレイとして表され、 ソースおよびターゲットバッファは、1次データセットアレイ軸に対応する、 3軸を有するアレイとして配置され、各ソースおよびターゲットバッファアレイ 軸は上限を有し、 ソースおよびターゲットバッファアレイ軸の上限の少なくとも1つは対応する 1次データセット値アレイ軸の上限とは異なり、代表的なデータ値により1次デ ータセットとは異なる解像度で1次データセットの表現が構成される、 デジタルデータ値処理方法。 14. 請求項10記載の方法であって、1次データセットの一部だけが処理 される、デジタルデータ値処理方法。 15. 3次元内に存在する物理的エンティティを表すデジタルデータを自動 的に圧縮する方法であって、第3のディメンジョンはフレーム番号を構成し、該 方法は、データプロセッサにより実行される、 (a) デジタルデータをデータ値の3次元アレイとしてデータプロセッサの 入力バッファに格納するステップと、 (b) 入力バッファからデータを検索し、入力バッファデータをドメインボ ックスセットおよびレンジボックスセットへ構成する所定の符号化過程に従って 入力バッファデータのNフレームに対応する1組の符号語を発生するステップと 、 (c) 符号語のサブセットを復号して入力バッファデータのMフレームを表 すデータを得、MはNよりも小さく、復号したデータをレンジバッファに格納す るステップと、 (d) 入力バッファからデータを検索し、所定の符号化過程に従って、レン ジバッファからのデータを使用して入力バッファデータのdフレーム、dはM以 下、に対応する1組の出力符号語を発生しレンジボックスセットを形成するステ ップと、 (e) 出力符号語を出力データとして供給するステップと、 (f) 符号語を復号して入力データのdフレームに対応するデータを得るス テップと、 (g) 入力データのdフレームに対応するデータをレンジバッファに追加す るステップと、 (h) 入力データのdフレームに対応するレンジバッファの第1の部分のデ ータを削除し、前の3つのステップを繰り返すステップと、 を含む、デジタルデータ自動圧縮方法。 16. 第3のディメンジョンはフレーム番号を構成する、3次元内に存在す る物理的エンティティを表すデジタルデータ値を処理して、1組の符号語からデ ータプロセッサにより1次データ値セットの表現を発生する方法であって、該方 法は、データプロセッサにより実行される、 (a) 1次データセットの第1の所定数のフレームを表す符号語を入力する ステップと、 (b) レンジボックスデータおよびドメインボックスデータを使用して所定 の過程に従って、ステップ(a)で入力される符号語を復号して1次データセッ トに対応するデータを得るステップと、 (c) ステップ(b)で復号されたデータを出力データとして供給するステ ップと、 (d) ステップ(b)で発生された1次データの、第1の数よりも小さい、 第2の所定数のフレームに対応するデータをレンジバッファへコピーするステッ プと、 (e) 1次データセットの第3の所定数のフレームを表す符号語を入力する ステップと、 (f) ステップ(e)で入力した符号語を、ステップ(c)でレンジバッフ ァへコピーしたデータを使用して、所定の過程に従って復号して1次データセッ トの、第2の所定数以下の、第3の所定数のフレームに対応するデータを得るス テップと、 (g) ステップ(f)で復号したデータを出力データとして出力するステッ プと、 (h) 1次データセットのdフレームに対応するデータをレンジバッファか ら選択するステップと、 (i) ステップ(f)で復号したデータをレンジバッファに格納されたデー タヘ追加するステップと、 (g) ステップ(e)から(i)までを繰り返すステップと、 を含む、デジタルデータ値処理方法。 17. 3次元内に存在する物理的エンティティを表すデジタルデータを自動 的に圧縮する装置であって、該装置は、 デジタルデータを供給する入力装置と、 デジタルデータを所定サイズの3次元データセットとしてデータプロセッサ内 に格納するメモリと、 格納されたデジタルデータから1組の一意的にアドレス可能な3次元ドメイン ボックスを発生するデータプロセッサであって、各ドメインボックスが格納され たデジタルデータの異なる部分を表し全てのドメインボックスを一緒にすると格 納された全てのデジタルデータが含まれるようにされており、各々がデジタルデ ータの複数の3次元サブセットの1つに対応する1組の一意的にアドレス可能な 3次元マップレンジボックスを格納されたデジタルデータから作り出し、各サブ セットは一意的なアドレスを有し各マップレンジボックスがマップレンジボック スに対応するデジタルデータのサブセットの1つの収縮バージョンからなるよう にされていてドメインボックス値とマップレンジボックス値との間に1対1の対 応があるようにされ、各々が対応するマップレンジボックスに対してデジタルデ ータの対応するサブセットのアドレスを指定する一意的なボックス識別子を対応 するマップレンジボックスへ割り当て、ドメインボックスセットとマップレンジ ボックスセットの一方からなる格納されたデジタルデータの第1組のボックスに 第1のアフィン変換を実行し、格納されたデジタルデータの第2組のボックスは ドメインボックスセットとマップレンジボックスセットの他方からなり、第1組 のボックスの各々に適用される第1のアフィン変換は対応する変換識別子を有す る前記データプロセッサと、 第1組および第2組のボックスを比較し、ドメインボックスの各々に対して、 選択された1対のボックスを選択する比較器であって、各ボックス対は第1組お よび第2組のボックスの各々から1つのボックスを含み、各対のボックスの一方 は所定の基準に従って対の他方のボックスに最も綿密に対応するその対応する組 のボックスである前記比較器と、 各々が所定サイズよりも小さいサイズのセット内のデジタルデータの圧縮表現 としての識別子対からなる1組の符号語を供給する出力装置であって、各識別子 対は形成され選択されたボックス対の異なる1つに対応し、識別子対の各々が対 応するボックス対のボックスの1つに関連するボックス識別子および対応するボ ックス対のボックスの1つに関連する変換識別子からなる前記出力装置と、 を具備する、デジタルデータ自動圧縮装置。 18. 3次元内に存在する物理的エンティティを表すデジタルデータを処理 して、各々がバッファアドレスおよび手順仕様を含む1組の識別子対から1次デ ータ値セットの表現を発生する装置であって、識別子対の少なくとも1つがデジ タルデータの第1の所定パターンを表し、該装置は、 バッファアドレスにより指定されてデジタルデータ値の第2の所定パターンを 格納する複数のアドレス可能なエリアを有するソースバッファと、 バッファアドレスにより指定される複数のアドレス可能なエリアを有するター ゲットバッファと、 識別子対の各々に対して、その識別子対内に指定された手順をソースバッファ のその識別子対内のバッファアドレスにより示される部分へ適用することにより 各識別子対に対応するデータ値のパターンを繰り返し決定し、対応する識別子対 内に示されるターゲットバッファのアドレス可能なエリアへデータのパターンを 格納し、ターゲットバッファをソースバッファと見なして所定の基準が満たされ るまでソースおよびターゲットバッファに格納されたデータをスワッピングする プロセッサと、 メモリおよびプロセッサに接続されて、所定の基準が満たさた時にターゲット バッファの内容を1次データ値セットを表すデータ値として供給する出力装置と 、 を具備する、デジタルデータ値処理装置。 19. 請求項18記載の装置であって、 1次データセットは各々が上限のある3軸を有するアレイとして表現され、 ソースおよびターゲットバッファは1次データセットアレイ軸に対応する3軸 を有するアレイとして配置され、各ソースおよびターゲットバッファアレイ軸が 上限を有し、 これらのソースおよびターゲットバッファアレイ軸上限の少なくとも一方は対 応する1次データセット値アレイ軸上限と異なり、代表的データ値は1次データ セットとは異なる解像度で1次データセットの表現を構成する、 デジタルデータ値処理装置。 20. 3次元内に存在する物理的エンティティを表すデジタルデータを自動 的に圧縮する装置であって、第3のディメンジョンはフレーム番号を構成し、該 装置は、 デジタルデータをデータ値の3次元アレイとして格納する入力バッファと、 レンジバッファと、 (a) 入力バッファからデータを検索し、 (b) 入力バッファデータをドメインボックスセットおよびレンジボックス セットへ構成する所定の符号化過程に従って入力バッファデータのNフレームに 対応する1組の符号語を発生し、 (c) 符号語のサブセットを復号して入力バッファデータのMフレームを表 すデータを得、MはNよりも小さく、 (d) 復号したデータをレンジバッファに格納し、 (e) 入力バッファからデータを検索し、所定の符号化過程に従って、レン ジバッファからのデータを使用して入力バッファデータのdフレーム、dはM以 下、に対応する1組の出力符号語を発生しレンジボックスセットを形成し、 (f) 符号語を復号して入力データのdフレームに対応するデータを得、 (g) 入力データのdフレームに対応するデータをレンジバッファに追加し 、 (h) 入力データのdフレームに対応するレンジバッファの第1の部分のデ ータを削除し、 (i) 全てのデジタルデータが圧縮されるまで前の3つのステップを繰り返 す、 プロセッサと、 出力符号語をデジタルデータの圧縮表現として供給する出力装置と、 を具備する、デジタルデータ自動圧縮装置。 21. 第3のディメンジョンはフレーム番号を構成する、3次元内に存在す る物理的エンティティを表すデジタルデータ値を処理して、1組の符号語から1 次データ値セットの表現を発生する方法であって、該方法は、 符号語を受信する入力バッファと、 レンジバッファと、 レンジボックスデータおよびドメインボックスデータを使用して所定の過程に 従って1次データセットを表す符号語を復号して1次データセットに対応する出 力データを得、出力データの一部をレンジバッファへコピーし、レンジバッファ へコピーしたデータを使用して所定の過程に従って1次データセットの付加フレ ームを表す符号語を復号して付加出力データを得、レンジバッファへコピーした 出力データを先入れ先出しベースで周期的に置換するプロセッサと、 プロセッサに接続されて出力データを1次データセットを表す圧縮データとし て供給する出力装置と、 を具備する、デジタルデータ値処理装置。 22. 第3のディメンジョンはフレーム番号を構成する、3次元内に存在す る物理的エンティティを表すデジタルデータ値を処理して1組の符号語から1次 データ値セットの表現を発生する装置であって、該装置は、 符号語を受信する入力バッファと、 レンジバッファと、 レンジボックスデータおよびドメインボックスデータを使用し所定の過程に従 って1次データセットのNフレームを表す符号語を復号して1次データセットに 対応するデータを得、1次データのMフレームに対応する出力データをレンジバ ッファへコピーし、MはNよりも小さく、レンジバッファへコピーしたデータを 使用して所定の過程に従って1次データセットの付加dフレー ムを表す符号語を復号して付加出力データを得、dはM以下であり、1次データ セットのdフレームに対応するデータをレンジバッファから削除し、付加dフレ ームを表す出力データをレンジバッファに格納されたデータへ追加するプロセッ サと、 プロセッサに接続されて1次データセットを表す圧縮データとして出力データ を供給する出力装置と、 を具備する、デジタルデータ値処理装置。
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