JP3132171B2 - 縮小画像の復号装置 - Google Patents

縮小画像の復号装置

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JP3132171B2
JP3132171B2 JP20867292A JP20867292A JP3132171B2 JP 3132171 B2 JP3132171 B2 JP 3132171B2 JP 20867292 A JP20867292 A JP 20867292A JP 20867292 A JP20867292 A JP 20867292A JP 3132171 B2 JP3132171 B2 JP 3132171B2
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T3/00Geometric image transformations in the plane of the image
    • G06T3/40Scaling of whole images or parts thereof, e.g. expanding or contracting
    • G06T3/4084Scaling of whole images or parts thereof, e.g. expanding or contracting in the transform domain, e.g. fast Fourier transform [FFT] domain scaling

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、符号化してデータ量を
圧縮した画像を復号する復号装置に関し、特に符号化し
た画像の縮小画像の復号方法に関する。
【0002】
【従来の技術】画像はデータ量が非常に多いため、しば
しばデータ量を圧縮して記録あるいは伝送する。このデ
ータ量の圧縮は符号化と呼ばれる。逆に符号化した画像
データを伸長して画像の復元をすることは復号と呼ばれ
る。このような符号化/復号方法として、離散コサイン
変換(以下DCTという)を用いる方式が知られてお
り、たとえば、Alain Leger,Joan
L.Mitchell,Yamazakiによる論文
「STILL PICTURE COMPRESSIO
N ALGORITHMS EVALUATED FO
R INTERNATIONAL STANDARDI
SATION(1988年 IEEE Global
Telecommunications Confer
ence & Exhibition論文集講演番号3
1.7.1)」に紹介されている。
【0003】一方、画像のデータベースでは、それに含
まれる画像を複数枚同時に表示できると便利である。こ
れを使えばデータベースに含まれる画像の一覧あるいは
その一部を表示できるからで、ユーザーは、まず画像の
一覧を見て目的の画像を探し、次にその目的の画像を画
面全体に表示するという操作ができる。この画像の一覧
を表示するためには復号した画像を縮小して表示するこ
とが必要になる。このような縮小画像の表示が可能な、
DCTを用いる符号化/復号方法の従来例として図3の
ブロック図に示す方法がある。
【0004】次に、この従来例を、図3,図4を参照し
て説明する。なお本発明は復号方法に関するものである
が、説明の必要上対応する符号化方法から説明する。
【0005】まず、原画像を図3の画像分割部7におい
て水平方向8画素×垂直方向8画素のブロックに分割す
る。この結果、図4の原画像13に示すように分割され
る。次に原画像の各ブロックを順に、ブロック符号化部
11においてブロック毎に符号化し、得られた圧縮デー
タをたとえば磁気ディスクなどの媒体に記録する。この
ブロックの符号化はラスタスキャン順に行なう。すなわ
ち、画像の左上端のブロックから水平方向に順に符号化
し、右上端のブロックの次は、1つの下の段に移って、
その段の左端のブロックからやはり水平方向に順に符号
化し、その段の右端のブロックの次は、その1つ下の段
のブロックをやはり左端から右端に符号化する。こうし
て右下端のブロックまで順に符号化する。
【0006】ブロック符号化部11は、図3に示すよう
に、DCT部8、量子化部9、可変長符号符号化10か
らなる。以下に原画像のブロックを2次元整数配列f
(i,j)(i、jはそれぞれ水平方向、垂直方向の座
標で、図5に示すように0から7までの整数値をとる)
として、これらの処理を具体的に説明する。f(i,
j)はたとえば、最も暗い画素の信号レベルを−12
8、最も明るい画素の信号レベルを127とする8ビッ
ト整数値をとる。
【0007】DCT部8ではf(i,j)を次の(1)
式に従って水平方向8点×垂直方向8点の2次元離散コ
サイン変換し、DCT係数F(u,v)に変換する。こ
こでu、vは離散コサイン変換における水平方向、垂直
方向の周波数をそれぞれ表し、i、jと同様に0から7
までの整数値をとる。F(u,v)は2次元整数配列
で、f(i,j)が8ビット整数の場合、3ビット増え
て−1024から1023までの11ビット整数をと
る。
【0008】
【0009】また(1)式のsqrt(2)は2の平方
根である。DCTは画像の情報を低い周波数成分、すな
わちuあるいはvが小さい周波数に集める性質をもって
おり、F(u,v)の絶対値は一般に低い周波数成分が
大きく、高い周波数成分が小さくなる。
【0010】次の量子下部9では、DCT8で得られた
F(u,v)を正整数値をとる量子化マトリクスQ
(u,v)を用いて次の(2)式のように量子化し、2
次元整数配列C(u,v)に変換する。
【0011】
【0012】ここで除算は整数の除算で、小数点以下は
切り捨てる。量子化マトリクスの値を、低い周波数成分
に対しては小さく、高い周波数成分に対しては大きく設
定することにより、C(u,v)の高い周波数成分をほ
とんど0にできる。これらの高い周波数は人の目には判
別しにくいので、復号した画像の劣化がそれほど感知さ
れることなく情報を圧縮できる。
【0013】次の可変長符号符号化部10では、C
(u,v)をハフマン符号などの可変長符号により符号
化する。可変長符号は出現頻度の高いシンボルにビット
長の短い符号語を割り当て、出現頻度の低いシンボルに
はビット長の長い符号語を割り当てることにより全体の
情報量を圧縮する符号である。C(u,v)の符号化に
おいては、まずC(u,v)を次に示すように低い周波
数からジグザグスキャンして1次元のデータに順番を並
べかえる。
【0014】C(0,0),C(1,0),C(0,
1),C(0,2),C(1,1),C(2,0),C
(3,0),C(2,1),C(1,2),C(0,
3),C(0,4),C(1,3),C(2,2),C
(3,1),C(4,0),…,C(7,6),C
(6,7),C(7,7) 次に、この1次元データをC(0,0)から調べて、連
続する0の数すなわち0のラン数と、それに続く非零の
C(u,v)の値の組である(0ラン数、非零係数)を
使って表す。またC(7,7)が0の場合には、最後の
非零係数が含まれる組の次にエンドオブブロックEOB
をおいて残りのC(u,v)が全て0であることを表
す。もし、全てのC(u,v)が0ならばエンドオブブ
ロックEOBのみで表す。その結果たとえば非零係数
が、C(0,0),C(0,1),C(2,1),C
(1,3)のみの場合には、C(u,v)は次のように
表される。
【0015】(0,C(0,0)),(1,C(0,
1)),(4,C(2,1)),(3,C(1,
3)),EOB そして(Gラン数、非零係数)の組とエンドオブブロッ
クEOBをシンボルとして可変長符号で符号化する。こ
のシンボルと符号語の対応は対応表により定められ、圧
縮データからシンボルを忠実に復元できる。ブロック符
号化11ではこのようにしてブロックの圧縮データを生
成する。
【0016】以上説明したようにして原画像のすべての
ブロックを符号化し、画像全体の圧縮データを生成す
る。こうして得られた圧縮データの総ビット数は原画像
の総ビット数よりかなり少なく、典型的な圧縮率として
1/10から1/50程度が得られる。
【0017】次に、復号方法について説明する。ここで
は原画像の大きさ、すなわち水平方向のブロック数およ
び垂直方向のブロック数が復号時に既知であり、量子化
部9で用いた量子化マトリクスQ(u,v)、可変長符
号符号化部10で用いたシンボルと符号語の対応表も復
号時に既知とする。ただし、これらが固定されていない
場合は、圧縮データのはじめにヘッダー部を設けてそこ
にこれらを入れておき、復号する前に読みだす。
【0018】まず、図3あるいは図4に示すように、圧
縮データから1ブロック分のデータを取り出し、ブロッ
ク復号部12で復号する。これにより1ブロック分の画
像が復号される。
【0019】さらに、画素間引き部5において、縮小画
像を生成するため復号したブロックを構成する画素から
水平方向垂直方向とも等間隔になるようにいくつかの画
素を取り出す。たとえば、図6に示すi、jにおいてi
とjがともに偶数の画素だけを取り出せば、水平方向4
画素×垂直方向4画素からなる縮小ブロックが取り出さ
れる。この場合の縮小ブロックは、水平方向、垂直方向
とも1/2に縮小したものとなる。そして画像合成部6
において、復号した縮小ブロックを前に説明したラスタ
スキャン順に並べれば、図5に示すように水平方向、垂
直方向とも1/2に縮小した縮小画像が生成される。
【0020】もし、画素間引き部5で、iが0あるいは
4、jが0あるいは4というように、i、jを等間隔に
2個づつ選んで、それをともに満たす画素だけを取り出
せば、水平方向2画素×垂直方向2画素からなる縮小ブ
ロックが取り出される。この場合、画像合成部6におい
て生成される縮小画像は、水平方向、垂直方向とも1/
4に縮小したものとなる。同様に、画素間引き部5で、
i、jが0というようにi、jを1つずつ選んで、それ
をともに満たす画素だけを取り出せば、水平方向、垂直
方向とも1/8に縮小した縮小画像が生成される。この
ように画素間引き部5で、復号した1ブロックから水平
方向垂直方向ともに等間隔に画素を取り出して水平方向
(3-n) 画素×垂直方向2(3-n) 画素(n=1、2、
3)の縮小ブロックをつくることにより、水平平行垂直
方向とも1/2n (n=1、2、3)の縮小画像が復号
できる。また縮小せずに画像を復号するには画素間引き
部5をとばせばよい。
【0021】ブロック復号部12は、図3に示すように
可変長符号復号部1、逆量子化部2、逆DCT部4から
なり、これらはブロック符号化部11の逆の処理を次の
ように行なう。
【0022】可変長符号復号部1は、圧縮データに含ま
れる符号語を、シンボルと符号語の対応表を参照するこ
とにより、それに対応するシンボルに変換する。これに
より(0ラン数、非零係数)の組あるいはエンドオブブ
ロックが検出される。これらをC(0,0)から検出し
た0ラン数だけ値0を代入し、次のC(u,v)に検出
した比例係数の値を代入する。そして次のC(u,v)
から再び次に検出した(0ラン数、比例係数)を使って
同じことを繰り返す。もし変換したインボルがエンドオ
ブブロックであれば残りのC(u,v)にはすべて0を
代入する。このようにしてC(7,7)まで代入し終わ
ればそこで1ブロック分の係数C(u,v)が揃う。
【0023】次に逆量子化部2で、1ブロック分のC
(u,v)から次の(3)式に従ってDCT係数F’
(u,v)を計算する。
【0024】
【0025】ブロック符号化部11のDCT部8で計算
したF(u,v)とF’(u,v)とはほぼ等しく、そ
の絶対値の差は量子化マトリクスQ(u,v)の1/2
以下となる。
【0026】次に、逆DCT部4でF’(u,v)を次
の(4)式に従って2次元逆離散コサイン変換する。こ
こでc(u)、c(v)は(1)式と同じ定数である。
【0027】
【0028】2次元逆離散コサイン変換は2次元離散コ
サイン変換の逆変換で、もしF’(u,v)とF(u,
v)が等しけらば、f’(i,j)は原画像のブロック
f(i,j)と等しくなる。実際には前に延べたように
F’(u,v)とF(u,v)には絶対値で量子化マト
リクスQ(u,v)の1/2以下の差があるので、復号
したf’(i,j)は原画像のブロックf(i,j)と
は多少異なる。しかしこの符号化/復号方法によって生
じる劣化を人の目にはあまり目立たない程度に量子化マ
トリクスQ(u,v)を選ぶことができる。ブロック復
号部12ではこのようにしてブロックの圧縮データを伸
長する。このようにして符号化した画像の縮小を復号し
ている。
【0029】また、DCTを用いる符号化/復号方法の
別の従来例として図6,図7のように、図3にマクロブ
ロック生成部15を付加する方法がある。この場合の復
号方法について説明する。ここでは縮小率として、1/
nただしnがブロックの水平方向垂直方向の大きさの公
約数以外の場合の例を示す。ブロックの水平方向垂直方
向の大きさの公約数をとる例として、この場合には8の
公倍数である2をとる1/2、4をとる1/4、8をと
る1/8がある。このような場合は1ブロックをなす画
素から等間隔に画素を間引いて縮小できるが、実現でき
る縮小率は限られており、たとえば1/3や、1/5が
都合がよい場合も多い。以外では1/3の場合の例をと
って説明する。
【0030】この場合、マクロブロック生成部15で
は、復号したブロックから、図8に示すように隣接する
水平方向3ブロック×垂直方向3ブロックすなわち水平
方向24画素×垂直方向24画素からなるマクロブロッ
クを生成する。さらに画素間引き部5で、このマクロブ
ロクから水平方向3画素×垂直方向3画素ごとにその中
心の1画素を取出し、水平方向8画素×垂直方向8画素
からなる縮小マクロブロックをつくる。この水平方向3
画素×垂直方向3画素から取り出す1画素の位置は固定
するので、水平方向24画素×垂直方向24画素のマク
ロブロックから水平方向垂直方向とも等間隔に画素を取
出すことになる。この縮小マクロブロックはマクロブロ
ックを水平方向、垂直方向とも1/3に縮小したものと
なる。
【0031】そして画像合成部6において、このように
復号した縮小マクロブロックをそのマクロブロックが原
画像に締めていた位置に並べることにより、図7に示す
ように水平方向、垂直方向とも1/3に縮小した縮小画
像が復号できる。この場合、圧縮データのなかでラスタ
スキャン順にブロックの符号化データが並んでいるた
め、マクロブロック生成部15には水平方向3段分の復
号したブロックを保存する記憶領域が必要である。しか
し全画面を復号してから画素を間引くより、記憶領域は
少なくて済む。
【0032】また、縮小せずに画像を復号するにはマク
ロブロック生成部15と画素間引き部5をとばせばよ
い。1/3以外たとえば1/5の縮小画像を復号する場
合も、水平方向5ブロック×垂直方向5ブロックからな
るマクロブロックを生成し、画素間引き部5で、このマ
クロブロックから水平方向5画素×垂直方向5画素ごと
にその中心の1画素を取り出して水平方向8画素×垂直
方向8画素からなる縮小マクロブロックをつくれば同様
にできる。他の場合も同様である。
【0033】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の方法で
縮小画像の復号ができるが、一般に離散画像を画素を間
引くことにより縮小すると、画像に含まれる高い周波数
成分が低い周波数に折り返して、折り返し雑音と呼ばれ
る雑音として表れる。これは縮小する前の画像に含まれ
る高い周波性成分が縮小により縮小画像のナイキスト周
波数以上に変換されるために発生するもので、これが大
きいと画質に悪影響をもたらす。
【0034】DCTを用いる符号化では、前述したよう
にDCTにおける高い周波数の量子化マトリクスの値を
大きくすることによりDCTにおける高い周波数成分を
抑圧する。これにより高い周波数成分が抑圧されるが、
しかしこの量子化マトリクスの値が小さい場合や、ある
いは原画像に含まれる高い周波数成分が大きい場合には
それらが残り、復号した縮小画像に折り返し雑音が表れ
る。特に、原画像を相当する小さく縮小すると、量子化
マトリクスの値が小さい周波数成分までも折り返し雑音
となるので、このような縮小画像の画質は落ちる。
【0035】本発明の目的は、縮小画像の復号で生じる
このような折り返し雑音を、軽減する縮小画像の復号方
法を提供することにある。
【0036】
【課題を解決するための手段】本発明の構成は、画像を
水平方向M画素×垂直方向N画素(M,Nは2以上の整
数)の大きさでブロックに分割し、これら各ブロックを
水平方向M点×垂直方向N点2次元離散コサイン変換し
たのち量子化して得られる、前記各ブロックの量子化し
た離散コサイン変換係数ブロックを、前記各ブロック
配置を示すブロック位置に割り当てた順番に従って並べ
ることにより生成した前記画像の圧縮データから、前記
量子化した離散コサイン変換係数ブロックを順に取り出
す復号部と;この復号部の出力を逆量子化して逆量子化
した離散コサイン変換係数ブロックを生成する逆量子化
部と;原点を中心に水平方向垂直方向とも対称で、水平
方向2M−1点以下×垂直方向2N−1点以下の大きさ
のインパルス応答を有し、水平方向2M点×垂直方向2
N点2次元離散フーリエ変換係数のうち、水平方向周波
数が0よりM−1、垂直方向周波数が0よりN−1から
なる水平方向M点×垂直方向N点の第1のブロックを求
め、この第1のブロックの成分に前記逆量子化部の出力
ブロックの各成分をかける低域通過フィルタと;この低
域通過フィルタの出力を水平方向M点×垂直方向N点2
次元逆離散コサイン変換して前記各ブロックを復号する
逆離散コサイン変換部と;この逆離散コサイン変換部の
出力ブロックから水平方向垂直方向ともに等間隔に画素
を取出して縮小ブロックをつくる画素間引き部と;前記
縮小ブロックをこのブロックの前記ブロック位置に並べ
ることにより前記画像の縮小画像を復元する画像合成部
とを備え、前記画素間引き部が、逆離散コサイン変換し
て復号された各ブロックが画像に占める位置において隣
接する水平方向Kブロック×垂直方向Kブロック(Kは
2以上の整数)に含まれる画素から等間隔に画素を取出
して縮小ブロックをつくり、前記画像合成部が、前記水
平方向Kブロック×垂直方向Kブロックが前記画像にお
いて占める位置に並べることにより前記画像の縮小画像
を復元する縮小画像の復号装置において、前記逆離散コ
サイン変換された各ブロックが、前記画像に占める位置
において隣接する水平方向Kブロック×垂直方向Kブロ
ックに含まれるブロック境界に並ぶ画素を、これが属す
るブロックと隣接するブロックに属し、前記画素と接す
る画素との信号レベルの平均で置き換えた後、前記画素
間引き部に供給するマクロブロック生成部を備えること
を特徴とする。
【0037】
【作用】本発明の縮小画像の復号方法では、画像の間引
きで生じる折り返し雑音を軽減するため、復号したDC
T係数F’(u,v)に低域通過フイルタ(以下LPF
という)をかけてから2次元逆離散コサイン変換してブ
ロックを生成し、このブロックの画素を間引いて縮小画
像を生成する。
【0038】
【実施例】以下、ブロックの大きさを水平方向M画素×
垂直方向N画素としてこの方法を説明する。LPFとし
ては、画像にかけるフィルタとして適当な、位相特性が
0のフィルタ、すなわち原点を中心に水平方向垂直方向
とも対称なインパルス応答をもつLPFを選ぶ。また
インパルス応答は水平方向2M−1点以下、垂直方向2
N−1点以下とする。
【0039】例えばブロックの大きさが水平方向8画素
×垂直方向8画素の場合、インパルス応答は15×15
以下となる。このようなLPFのインパルス応答をh
(i,j)とする。h(i,j)の例としてたとえば次
の2つが挙げられる。いずれも中心の値がh(0,0)
で、値がない部分のh(i,j)は0の値をとる。
【0040】
【0041】このようなPLFをf’(i,j)の0≦
i<M、0≦j<Nの領域にかけることを考える。そこ
で、ブロック外(i<0、M≦i、j<0、N≦j)の
画素を、ブロック内の画素を境界(i=0、i=M−
1、j=0、j=N−1)から折り返し次の(5)式の
ように近似する。隣接する画素はあまり変化しない場合
が多いので、特に境界付近において、この方法は本来の
隣接するブロックの画素のよい近似となる。
【0042】
【0043】ブロック外の画素を(5)式のように近似
して、0≦i<M、0≦j<Nの領域に、上のような水
平方向垂直方向とも対称なインパルス応答h(i,j)
をもつLPFかけた画像をg(i,j)(0≦i<M、
0≦j<Nとすると、g(i,j)は次の(6)式のよ
うになる。
【0044】
【0045】このg(i,j)の2次元離散コサイン変
換を計算する。ただし簡単に表すため(7)式で定義す
るai (u)、bj (v)を用いる。また三角関数の性
質からai (u)、bj (v)に関して(8)が成立す
ることを利用する。
【0046】
【0047】まず(6)式の第1項のM×N点2次元離
散コサイン変換は次の(9)式のようになる。
【0048】
【0049】ここでF’(u,v)はf’(i,j)
(0≦i<M、0≦j<N)を2次元離散コサイン変換
したもので、M=N=8の場合には、(4)式のF’
(u,v)と同じものである。第2項、第3項はそれぞ
れ次の(10)式、(11)式,(12)式のようにな
る。
【0050】
【0051】
【0052】これら(9),(10),(11),(1
2)式よりg(i,j)の2次元離散コサイン変換G
(u,v)は次の(13)式のようになる。
【0053】
【0054】ところでh(i,j)を水平方向垂直方向
の周波数をそれぞれμ、νとして2M点×2N点の2次
元離散フーリエ変換とする次の(14)式のようにな
る。
【0055】
【0056】(13)式と(14)式を比較すると、
(13)式のF’(u,v)の係数は、h(i,j)の
2M点×2N点2次元離散フーリエ変換係数と同じ形で
ある。したがってh(i,j)を水平方向、垂直方向と
もブロックの大きさの2倍の点数で2次元離散フーリエ
変換し、その周波数を離散コサイン変換における周波数
と同一視して、F’(u,v)にかけたものがG(u,
v)となる。よって逆にF’(u,v)を、(13)式
のように原点を中心に水平方向垂直方向とも対称なLP
Fの離散フーリエ変換係数で変調してから2次元逆離散
コサイン変換すれば、ブロック外の画素をブロック内の
画素を用いて(5)式のように近似した場合における、
このLPFがかかったブロックが得られる。こうして得
られたブロックの画素を間引いて縮小ブロックをつくれ
ば、または得られたブロックからマクロブロックをつく
り、マクロブロックの画素を間引いて縮小ブロックをつ
くれば、縮小による折り返し雑音が軽減された縮小ブロ
ックが得られる。
【0057】本発明では、このようにまずh(i,j)
を水平方向垂直方向ともそれぞれブロックの大きさの2
倍の点数、すなわち水平方向2M点×垂直方向2N点で
2次元離散フーリエ変換する。そしてそのなかの水平方
向周波数が0よりM−1、垂直方向周波数が0よりN−
1の成分からなる水平方向M点×垂直方向N点のブロッ
クを、そのまま2次元離散コサイン変換の周波数特性と
みなしてF’(u,v)にかけてから、2次元逆離散コ
サイン変換することにより、LPFの効果が得られるこ
とを利用している。
【0058】
【実施例】図1は本発明に関連する縮小画像の復号装置
のブロック図を示す。ここでは従来例と同様に水平方向
8画素×垂直方向8画素からなるブロックに分割して符
号化した圧縮データから、水平方向垂直方向とも1/2
に縮小した縮小画像を生成する場合の動作を説明する。
なお、図3と同じ番号を付した部分は従来例と同じ動作
をするので説明を略す。
【0059】この装置は、従来例に対しフイルタ3が付
加されている。従来例の画像の符号化方法と同じ方法で
符号化された圧縮データは、可変長符号復号部1によ
り、符号語から、それに対応するシンボルである(0ラ
ン数、非零係数)の組あるいはエンドオブブロックに変
換される。そしてこの0ラン数と非零係数を、C(0,
0)からジグザグスキャン順にC(7,7)まで代入す
る。ここで途中にエンドオブブロックがみつかれば、以
降のC(u,v)はすべて0とする。こうして1ブロッ
ク分のC(u,v)を求める。
【0060】次に、逆量子化部2で、1ブロック分のC
(u,v)を(3)式にしたがって逆量子化し、DCT
係数F’(u,v)を計算する。さらにフイルタ3で1
ブロック分のDCT係数F’(u,v)に、次の(1
5)式のようにLPFをかける。
【0061】
【0062】(15)式は(13)式でM=N=8とし
て、下に示す原点を中心に水平方向垂直方向とも対称
で、水平方向3画素×垂直方向3画素のLPFのインパ
ルス応答h(i,j)を代入したものである。
【0063】1/16 2/16 1/16 2/16 4/16 2/16 (h(0,0)=4/
16) 1/16 2/16 1/16 次に、逆DCT4で(4)式のF’(u,v)のかわり
に(15)式を用いて2次元逆離散コサイン変換する。
この結果得られるブロックは、前に説明したように、
F’(u,v)の2次元逆離散コサイン変換f’(i,
j)のブロック外の画素を(5)式のようにブロック内
の画素で近似し、0≦i<8、0≦j<8の領域に、上
のインパルス応答h(i,j)をもつLPFをかけたブ
ロックと等しくなる。したがって水平方向垂直方向とも
高い周波数成分が減衰している。
【0064】さらに、画素間引き部5で図5に示すブロ
ックのi,jにおいて、i,jが共に偶数の画素だけを
取り出し、水平方向4画素×垂直方向4画素からなる縮
ブロックを生成する。この縮小ブロックは、水平方
向、垂直方向とも1/2に縮小したものであり、フィル
タ3で水平方向垂直方向とも高い周波数成分が減衰して
いるため、縮小過程が生じる折り返し雑音が軽減されて
いる。
【0065】このようにして復号した縮小ブロックを画
像合成部6においてラスタスキャン順にならべれば、図
4に示すように水平方向、垂直方向とも1/2に縮小し
た縮小画像が生成できる。
【0066】次に、本発明の関連技術の第2例として、
水平方向垂直方向とも1/4に縮小する場合の動作を説
明する。図1のフイルタ3において、1ブロック分のD
CT係数F’(u,v)に、次の(16)式のようにL
PFをかける。
【0067】
【0068】この(16)式は(13)式でM=N=8
として、次に示す原点を中心に水平方向垂直方向とも対
称で、水平方向7画素×垂直方向7画素のLPFのイン
パルス応答h(i,j)を代入したものである。このh
(i,j)は第1の実施例よりカットオフ周波数が低い
LPFなので、この装置は図1の場合より小さく縮小す
場合は好適である。
【0069】
【0070】次に、逆DCT4で(4)式のF’(u,
v)のかわりに(16)式を用いて2次元逆離散コサイ
ン変換する。この結果得られるブロックは、前に説明し
たように、F’(u,v)の2次元逆離散コサイン変換
f’(i,j)のブロック外の画素を(5)式のように
ブロック内の画素で近似し、0≦i<8、0≦j<8の
領域に、上のインパルス応答h(i,j)をもつLPF
をかけたブロックと等しくなる。したがって水平方向垂
直方向とも高い周波数成分が減衰している。
【0071】さらに、画素間引き部5で、図5に示すよ
うブロックのi、jにおいて、i、jとも0または4の
画素だけを取り出し、水平方向2画素×垂直方向2画素
からなる縮小ブロックを生成する。この縮小ブロック
は、水平方向、垂直方向とも1/4に縮小したものであ
り、フイルタ3で水平方向垂直方向とも高い周波数成分
が減衰しているため、縮小過程で生じる折り返し雑音が
軽減されている。
【0072】このようにして復号した縮小ブロックを画
像合成部6においてラスタスキャン順に並べれば図4に
示すように水平方向、垂直方向とも1/4に縮小した縮
小画像が生成できる。同様に考えれば、画素間引き部5
で、1ブロックから水平方向垂直方向とも等間隔に画素
を取り出して、水平方向2(3-n) 画素×垂直方向2
(3-n) 画素(n=1、2、3)の縮小ブロックをつくれ
ば、垂直方向とも1/2nの縮小画像が生成できる。こ
の縮小画像はフイルタ3により、縮小過程で生じる折り
返し雑音が軽減されている。
【0073】以上説明したように本関連技術により、縮
小過程で生じる折り返し雑音が軽減された、画質のよい
1/2n (n=1、2、3)の縮小画像が生成できる。
なお、これらの例はM=N=8の場合であるが、そのほ
かのM,Nについても、これら縮小画像の復号装置によ
り、同様に縮小過程で生じる折り返し雑音が軽減された
縮小画像が生成できるのは明らかである。
【0074】図2は本発明の第1の実施例のブロック図
であり、図1に対して逆DCT部4の後にマクロブロッ
ク生成部15が付加された場合を示す。この場合、逆D
CT変換された信号は、マクロブロック生成部15で、
復号したブロックから、図8に示すように隣接する水平
方向3ブロック×垂直方向3ブロックすなわち水平方向
24画素×垂直方向24画素からなるマクロブロックを
生成する。
【0075】さらに画素間引き部5で、このマクロブロ
ックから水平方向3画素×垂直方向3画素ごとに画素を
取り出して水平方向8画素×垂直方向8画素からなる縮
小マクロブロックをつくる。ここでこの水平方向3画素
×垂直方向3画素×垂直方向3画素から取り出す1画素
の位置はその中心の画素に固定しているので、水平方向
24画素×垂直方向24画素のマクロブロックから水平
方向垂直方向とも等間隔に画素を取り出している。この
縮小マクロブロックはマクロブロックを水平方向、垂直
方向とも1/3に縮小したものとなる。
【0076】そして画像合成部6において、このように
復号した縮小マクロブロックをそのマクロブロックが原
画像に占めていた位置に並べることにより、図4に示す
ように水平方向、垂直方向とも1/3に縮小した縮小画
像が復号できる。この場合の縮小マクロブロックは、フ
イルタ3により水平方向垂直方向とも高い周波数成分が
減衰しているので、本実施例で復号した縮小画像は折り
返し雑音が軽減されている。
【0077】同様に考えれば、マクロブロック生成部1
5で水平方向Kブロック×垂直方向Kブロック(Kは整
数)からなるマクロブロックを生成し、画素間引き部5
で、マクロブロックから等間隔になるように水平方向K
画素×垂直方向K画素毎に1画素を取り出して縮小マク
ロブロックをつくれば、水平方向垂直方向とも1/Kの
縮小画像が生成できる。この縮小画像はフイルタ3によ
り、縮小過程で生じる折り返し雑音が軽減されている。
このようにして縮小過程で生じる折り返し雑音が軽減さ
れた、画質のよい1/Kの縮小画像が生成できる。
【0078】次に、本発明の第4の実施例として、同様
に水平方向垂直方向とも1/3に縮小する場合の動作を
説明する。この場合のマクロブロック生成部15は次の
ように働く。マクロブロック生成部15で、復号したブ
ロックから、図8に示すように隣接する水平方向3ブロ
ック垂直方向3ブロックすなわち水平方向24画素×垂
直方向24画素からなるマクロブロックを生成する。こ
こで第3の実施例と異なる動作として、マクロブロック
内のブロック境界をなす画素を、その画素が属するブロ
ックと隣接するブロックに属し、かつその画素に隣接す
る画素との平均で置き換える。すなわち、図8に示すマ
クロブロックをg”(i’,j’)(0≦i’<24、
0≦j’<24)とすると、ブロック境界をなす画素は
i’=7p+8、i’=8p+8、j’8q+7、j’
8q+8(p=0,1、q=0,1)をみたす画素であ
るが、これらを次のようにこれらの平均に置き換える。
【0079】
【0080】したがって、特に4ブロックの境界では次
のようにブロック境界の4画素の平均となる。
【0081】
【0082】この操作により、縮小画像の画質が第1の
実施例よりよくなる場合がある。以下これについて図5
を用いて詳しく説明する。マクロブロックg”(i’,
j’)を構成する各ブロックg(i,j)(0≦i<
8、0≦j<8)にマクロブロック内の水平方向垂直方
向の位置を示す番号p、qをつけてgpq(i,j)とす
る。図5の場合は以下のようになる。
【0083】
【0084】また、従来例と同じLPFをかけない場合
のブロックを前と同様にf”(i,j)(0≦i<8、
0≦j<8)、隣接するこれらのブロックからつくる水
平方向3ブロック×垂直方向3ブロックのマクロブロッ
クをf”(i’,j’)(0≦i’<24、0≦j’<
24)、マクロブロック内の位置をつけたブロックを同
様にf”(i,j)とfpq(i,j)には次の(17)
式の関係が成り立つ。
【0085】上述のブロック境界の画素g”(8p+
7,8q+j)とg”(8p+8,8q+j)の平均
は、前述したようにフイルタ3が(5)式のようにブロ
ック外を定義して(6)式のようにh(i,j)をかけ
ることと等しいので次の(17)式のようになる。
【0086】
【0087】従って、この(17)式から次のようにし
て(18)式が得られる。
【0088】
【0089】
【0090】
【0091】この(18)式より、g”(8p+7,
j’)とg”(8p+8,j’)の平均はf”(8p+
7,j’)にLPFをかけた結果とf”(8p+8,
j’)にLPFをかけた結果の平均となる。
【0092】g”(i’,8q+7)とg”(i’,8
q+8)の平均も同様にf”(i’,8q+7)にLP
Fをかけた結果とf”(i’,8q+8)にLPFをか
けた結果の平均となる。また4ブロックの境界でも同様
に、f”(i’,j’)のブロック境界の4画素にそれ
ぞれLPFをかけた結果の平均となる。
【0093】この実施例のブロック境界の画素は、ブロ
ック外の画素をブロック内の画素で近似してLPFをか
けた第3の実施例とは違い、ブロック外の画素をマクロ
ブロック内であれば実際の画素で定義して、LPFをか
けた結果を平均している。従って、平均をとる操作が必
要なものの、第3の実施例のマクロブロックに近くなる
場合がある。したがって画質がよくなる場合がある。
【0094】さらに画素間引き部5で、第3の実施例と
同様にこのマクロブロックから水平方向3画素×垂直方
向3画素ごとに中心の1画素を取り出して水平方向8画
素×垂直方向8画素からなる縮小マクロブロックをつく
る。この縮小マクロブロックはマクロブロックを水平方
向、垂直方向とも1/3に縮小したものとなる。そして
画像合成部6において、このように複合した縮小マクロ
ブロックをそのマクロブロックが原画像に占めていた位
置に並べることにより、図4に示すように水平方向、垂
直方向とも1/3に縮小した縮小画像が復号できる。こ
うして復号した縮小画像は、フイルタ3により水平方向
垂直方向とも高い周波数成分が減衰しているので、折り
返し雑音が軽減されている。
【0095】同様に考えれば、マクロブロック生成部1
5で水平方向Kブロック×垂直方向Kブロック(Kは整
数)からなるマクロブロックを生成し、画素間引き部5
で、マクロブロックから等間隔になるように水平方向K
画素×垂直方向K画素毎に1画素を取り出して縮小マク
ロブロックをつくれば、水平方向垂直方向とも1/Kの
縮小画像が生成できる。この縮小画像はフイルタ3によ
り、縮小過程で生じる折り返し雑音が軽減されている。
【0096】以上説明したように本発明により、縮小過
程で生じる折り返し雑音が軽減された、画質のよい縮小
画像が生成できる。
【0097】
【発明の効果】以上説明したように本発明の縮小画像の
復号装置を用いることにより、縮小過程で発生する折り
返し雑音を軽減した縮小画像が生成できる。したがって
得られる縮小画像の画質はよくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の縮小画像復号装置を説明する第1の
連技術のブロック図。
【図2】本発明の一実施例を説明する縮小画像の復号装
のブロック図。
【図3】従来の縮小画像復号方法及び対応する符号化方
法を説明するブロック図。
【図4】図3の縮小画像複合方法及び対応する符号化方
法と画像の関係を説明するブロック図。
【図5】従来の画像のブロックの一例の表示図。
【図6】従来の他の縮小画像復号方法及び対応する符号
化方法を説明するブロック図。
【図7】図6の縮小画像復号方法及び対応する符号化方
法と画像の関係を説明するブロック図。
【図8】一般のマクロブロックの一例の表示図。
【符号の説明】
1 可変長符号復号部 2 逆量子化部 3 フイルタ 4 逆DCT 5 画素間引き部 6 画像合成部 7 画像分割部 8 DCT部 9 量子化部 10 可変長符号符号化部 11 ブロック符号化部 12 ブロック復号部 13 原画像 14 縮小画像 15 マクロブロック生成部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/38 - 1/393 G06T 3/40 H04N 1/41 - 1/419

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像を水平方向M画素×垂直方向N画素
    (M,Nは2以上の整数)の大きさでブロックに分割
    し、これら各ブロックを水平方向M点×垂直方向N点2
    次元離散コサイン変換したのち量子化して得られる、前
    記各ブロックの量子化した離散コサイン変換係数ブロッ
    クを、前記各ブロックの配置を示すブロック位置に割り
    当てた順番に従って並べることにより生成した前記画像
    の圧縮データから、前記量子化した離散コサイン変換係
    数ブロックを順に取り出す復号部と;この復号部の出力
    を逆量子化して逆量子化した離散コサイン変換係数ブロ
    ックを生成する逆量子化部と;原点を中心に水平方向垂
    直方向とも対称で、水平方向2M−1点以下×垂直方向
    2N−1点以下の大きさのインパルス応答を有し、水平
    方向2M点×垂直方向2N点2次元離散フーリエ変換係
    数のうち、水平方向周波数が0よりM−1、垂直方向周
    波数が0よりN−1からなる水平方向M点×垂直方向N
    点の第1のブロックを求め、この第1のブロックの成分
    に前記逆量子化部の出力ブロックの各成分をかける低域
    通過フィルタと;この低域通過フィルタの出力を水平方
    向M点×垂直方向N点2次元逆離散コサイン変換して前
    記各ブロックを復号する逆離散コサイン変換部と;この
    逆離散コサイン変換部の出力ブロックから水平方向垂直
    方向ともに等間隔に画素を取出して縮小ブロックをつく
    る画素間引き部と;前記縮小ブロックをこのブロックの
    前記ブロック位置に並べることにより前記画像の縮小画
    像を復元する画像合成部とを備え、前記画素間引き部
    が、逆離散コサイン変換して復号された各ブロックが画
    像に占める位置において隣接する水平方向Kブロック×
    垂直方向Kブロック(Kは2以上の整数)に含まれる画
    素から等間隔に画素を取出して縮小ブロックをつくり、
    前記画像合成部が、前記水平方向Kブロック×垂直方向
    Kブロックが前記画像において占める位置に並べること
    により前記画像の縮小画像を復元する縮小画像の復号装
    置において、前記逆離散コサイン変換された各ブロック
    が、前記画像に占める位置において隣接する水平方向K
    ブロック×垂直方向Kブロックに含まれるブロック境界
    に並ぶ画素を、これが属するブロックと隣接するブロッ
    クに属し、前記画素と接する画素との信号レベルの平均
    で置き換えた後、前記画素間引き部に供給するマクロブ
    ロック生成部を備えることを特徴とする縮小画像の復号
    装置。
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